JP7415440B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯装置に関する。
入浴により浴槽内に侵入した人の皮脂および石鹸カスなどの汚れは、当該浴槽の壁面に付着してしまう。特許文献1には、浴槽を洗浄可能な洗浄装置が記載されている。特許文献1に記載された洗浄装置は、水に気体を供給して微細気泡を発生させ、この微細気泡を含む水によって洗浄を行う装置である。
特開2016-195961号公報
特許文献1においては、微細気泡を発生させるための気体の供給は、浴槽の状態に応じて行われているものではない。このため、例えば、浴槽の汚れが少ない場合または汚れる可能性が低い場合にも、必要以上に気体を供給してしまう可能性がある。この場合、気体を供給する装置を必要以上に動作させてしまうことにより、メンテナンス頻度が上がったり消費エネルギーが増大してしまったりしてしまう。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、浴槽を洗浄する動作を当該浴槽の状態に応じて適切に実行可能な給湯装置を提供することである。
本発明に係る給湯装置は、気体を供給する気体供給手段と、浴槽へ供給される水に対して気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、浴槽への使用者の入浴を検知する入浴検知手段と、入浴検知手段の検知結果に応じて気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、気液混合手段によって気体が混合された水を浴槽へ吐出する浴槽アダプタと、浴槽内の水位を検知する水位検知手段と、を備える。上記の気体供給量は、浴槽への使用者の入浴前において第1の量であり、浴槽へ使用者が入浴すると第1の量よりも多い第2の量になる。制御手段は、水位検知手段の検知結果に応じて浴槽アダプタを駆動させ、浴槽の水面に向けて気泡を含む水を吐出させる。
また、本発明に係る給湯装置は、気体を供給する気体供給手段と、浴槽へ供給される水に対して気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、浴槽内の水の汚れの量を検知する汚れ検知手段と、汚れ検知手段の検知結果に応じて気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、気液混合手段によって気体が混合された水を浴槽へ吐出する浴槽アダプタと、浴槽内の水位を検知する水位検知手段と、を備える。上記の気体供給量は、浴槽内の水の汚れの量が基準値以下の場合には第1の量であり、浴槽内の水の汚れの量が基準値を超える場合には第1の量よりも多い第2の量になる。制御手段は、水位検知手段の検知結果に応じて浴槽アダプタを駆動させ、浴槽の水面に向けて気泡を含む水を吐出させる。
また、本発明に係る給湯装置は、気体を供給する気体供給手段と、浴槽へ供給される水に対して気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、浴槽からの使用者の出浴後の経過時間を検知する時間検知手段と、時間検知手段の検知結果に応じて気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、を備える。上記の気体供給量は、浴槽からの使用者の出浴後の経過時間が基準値以下の場合には第1の量であり、当該経過時間が基準値を超える場合には第1の量よりも多い第2の量になる。
また、本発明に係る給湯装置は、気体を供給する気体供給手段と、浴槽へ供給される水に対して気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、浴槽内の水の温度を検知する温度検知手段と、温度検知手段の検知結果に応じて気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、を備える。上記の気体供給量は、浴槽内の水の温度が基準値以下の場合には第1の量であり、浴槽内の水の温度が基準値を超える場合には第1の量よりも多い第2の量になる。
本発明によれば、浴槽を洗浄する動作を当該浴槽の状態に応じて適切に実行可能な給湯装置を提供することができる。
実施の形態1による給湯装置の全体構成を示す図である。 実施の形態1における気泡発生装置の例を示す縦断面図である。 実施の形態1による給湯装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1による給湯装置の第1の変形例を示すフローチャートである。 実施の形態1による給湯装置の第2の変形例を示すフローチャートである。 実施の形態1による給湯装置の第3の変形例を示すフローチャートである。 実施の形態1による給湯装置の第4の変形例を示すフローチャートである。 第4の変形例における浴槽アダプタを示す図である。
以下、添付の図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。各図において、同一または相当する要素には同一の符号を付して、重複する説明は簡略化または省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。本発明には、以下の実施の形態によって開示される構成のあらゆる組み合わせおよび変形例が含まれ得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による給湯装置1Aの全体構成を示す図である。図1に示されるように、給湯装置1Aは、貯湯タンク2、浴槽アダプタ3、追焚回路4、給湯配管5および制御装置6等を備える。
図1では、貯湯タンク2に貯められた水を加熱する加熱装置の図示を省略している。貯湯タンク2には、当該加熱装置によって加熱された水、すなわち湯が貯留される。当該加熱装置は、例えば、ヒートポンプ方式のもの、電気ヒーター方式のもの、太陽熱を利用する方式のもの、燃焼方式のもの、複数の方式を組み合わせたものなど、いかなるものでもよい。
図1に示されるように、浴槽アダプタ3は、本体3a、ノズル部3b、および吸込口3cを備える。給湯装置1Aの追焚回路4は、この浴槽アダプタ3を介して浴槽10に接続される。浴槽10は、内壁10aおよび底面10bを備える。浴槽アダプタ3は、浴槽10の内壁10aから浴槽10の内部空間に臨むように設置される。ノズル部3bは、例えば、本体3aから突出する円筒状に形成される。吸込口3cは、例えば、本体3aの上面に形成されている。
追焚回路4は、追焚熱交換器4a、往き配管4b、戻り配管4cおよび循環ポンプ4dを備える。往き配管4bの一端は、追焚熱交換器4aの二次側流路の流入口4eに接続される。往き配管4bの他端は、浴槽10の外側において浴槽アダプタ3の本体3aに接続される。浴槽アダプタ3の吸込口3cは、本体3aの内部において往き配管4bの流路に連通する。戻り配管4cの一端は、追焚熱交換器4aの二次側流路の流出口4fに接続される。戻り配管4cの他端は、浴槽10の外側において浴槽アダプタ3の本体3aに接続される。浴槽アダプタ3のノズル部3bの流路は、本体3aの内部で戻り配管4cの流路に連通する。
循環ポンプ4dは、浴槽10内の水を追焚回路4内に循環させるためのポンプである。本開示では、浴槽10内の水を「浴槽水」とも称することがある。循環ポンプ4dは、例えば、往き配管4bの途中に設けられる。なお、循環ポンプ4dは、例えば、戻り配管4cの途中に設けられても良い。
循環ポンプ4dが運転すると、浴槽10内の浴槽水は、浴槽アダプタ3の吸込口3cから往き配管4bに引き込まれ、追焚熱交換器4aへ導かれる。追焚熱交換器4aを通過した浴槽水は、戻り配管4cを通って浴槽アダプタ3へ戻り、ノズル部3bから浴槽10内に吐出される。図1中の矢印は、循環ポンプ4dの運転時に浴槽水が流れる方向を示している。
一例として、ノズル部3bの吐出方向は、浴槽10の内壁10aに対して斜めの方向になっている。これにより、循環ポンプ4dの運転時に、浴槽10の内部に環流RFを発生させることができる。
図示を省略するが、追焚熱交換器4aの一次側流路には、熱源流体を循環させる循環経路が接続される。熱源流体は、例えば、貯湯タンク2から供給される高温の湯または加熱装置で加熱された湯などである。浴槽10内の浴槽水を加熱する追焚運転を行う場合には、循環ポンプ4dを運転すると共に熱源流体を追焚熱交換器4aに循環させる。追焚熱交換器4aで熱源流体の熱を受け取って加熱された浴槽水が浴槽10に戻ることで、浴槽10内の浴槽水を昇温または保温することができる。
また、給湯配管5は、貯湯タンク2に貯留された水を浴槽に供給するための配管である。貯湯タンク2と追焚回路4とは、給湯配管5を介して接続されている。給湯配管5の一端は、貯湯タンク2に接続される。給湯配管5の他端は、例えば、追焚熱交換器4aと循環ポンプ4dとの間において往き配管4bの途中に形成された分岐部4gに接続される。
浴槽10への湯はりを行う際には、貯湯タンク2か給湯配管5および追焚回路4を介して浴槽10へ湯が供給される。給湯配管5から供給される湯は、分岐部4gから追焚熱交換器4a側へ流れ、戻り配管4cを通って浴槽アダプタ3に達し、ノズル部3bから浴槽10の内部へ注入される。なお、給湯配管5から供給される湯は、分岐部4gから循環ポンプ4d側にも並行して流れてもよい。この場合、給湯配管5から供給される湯は、ノズル部3bだけでなく、吸込口3cからも浴槽10の内部へ注入される。また、図示を省略するが、給湯配管5には、浴槽10へ供給される湯水の量を調整するための流量調整弁が設けられている。
制御装置6は、給湯装置1Aが備える各機器の動作を制御する。制御装置6は、給湯装置1Aの動作を制御する制御手段の一例である。制御装置6には、例えば、使用者が給湯装置1Aを操作するための端末装置7が接続されている。端末装置7は、制御装置6に対し、双方向に通信可能である。
図1に示されるように、貯湯タンク2、追焚熱交換器4a、循環ポンプ4d、往き配管4bの一部、戻り配管4cの一部、給湯配管5および制御装置6は、一つの筐体8に収納されてもよい。図1に示す例では端末装置7は筐体8の外部に設置されているが、端末装置7は筐体8に設けられていてもよい。また、制御手段の一例である制御装置6は、筐体8の外部に設けられていてもよい。
また、本実施の形態の給湯装置1Aは、水に気体を混合する気液混合手段の一例として、気泡発生装置12を備える。気液混合手段は、浴槽10へ供給される水に対して汚れを洗浄する効果を有する気体を混合することで、浴槽10の洗浄作用を得るためのものである。気液混合手段の一例である気泡発生装置12は、浴槽10へ供給される水に対して気体を混合し、当該水の中に気泡を発生させるものである。例えば、気泡発生装置12は、追焚熱交換器4aと浴槽アダプタ3との間において、戻り配管4cの途中に接続されている。本実施の形態において、気泡発生装置12は、追焚回路4から浴槽10に戻される浴槽水の中に微細な気泡を発生させる。
気泡発生装置12には、気体供給部13が連通している。気体供給部13の途中には、流量調整弁14および電磁弁15が設けられている。流量調整弁14は、気体供給部13内を流れる気体の流量を調整するためのものである。また、電磁弁15は、気体供給部13内の流路を開閉するためのものである。
追焚回路4に浴槽水が流れているときに電磁弁15が開くと、気体供給部13を通って気体が気泡発生装置12へ導入される。気泡発生装置12は、気体供給部13から導入された気体を浴槽水に混合する。これにより、気泡発生装置12を通過する浴槽水中に気泡が発生する。この気泡を含む浴槽水が浴槽アダプタ3のノズル部3bから浴槽10内へ供給される。
流量調整弁14および電磁弁15は、制御装置6により制御される。流量調整弁14を制御することで、気体供給部13から気泡発生装置12へ導入される気体の量を調整することができる。気泡発生装置12へ導入される気体の量を調整することで、気泡発生装置12で発生する気泡の径を制御することができる。なお、気泡発生装置12へ導入される気体の量の調整は、例えば、電磁弁15の開度を調整することで行われても良い。すなわち、流量調整弁14および電磁弁15の両機能は、単一の電磁弁15によって実現されてもよい。
図2は、実施の形態1における気泡発生装置12の例を示す縦断面図である。図2に示される気泡発生装置12は、流体の流れを絞って流速を増加させることで、低速部に比べて低い圧力を発生させるベンチュリ機構を有する。この気泡発生装置12は、円筒状のハウジングと、当該ハウジング内に設けられた固定翼12bと、を備えている。また、このハウジングは、図2に示されるように、入口部12a、縮径部12c、気体導入部12dおよび拡径部12eを有する。ハウジングは、戻り配管4cの途中に接続されている。
図2において、水は、進行方向Pの矢印で示すように、左側から右側に向かって進む。入口部12aの内径は、少なくとも部分的に、進行方向Pに沿って一定である。入口部12aの内部には、複数の固定翼12bが設置されている。固定翼12bは、入口部12aを通過する水の流れに旋回力を与えることで、流路の軸線12fを中心に旋回する旋回流SFを発生させる。固定翼12bは、例えば、螺旋状に湾曲した板材等により構成されている。
縮径部12cは、入口部12aの下流側に同軸的に形成される。縮径部12cの内径は、進行方向Pに沿って連続的に縮小する。縮径部12cの内部空間は、略円錐状をなしている。縮径部12cは、固定翼12bにより発生した旋回流SFの半径を縮小し、旋回流SFを高速化する。
気体導入部12dは、縮径部12cの下流端部、すなわち最縮径部12gに外部から気体を導入する流路を有する。気体導入部12dは、配管等によって構成され、上述した気体供給部13に接続される。最縮径部12gに発生する負圧により、気体供給部13および気体導入部12dを通じた吸気が行われる。
拡径部12eは、縮径部12cの下流側に同軸的に形成される。拡径部12eの内径は、進行方向Pに沿って連続的に拡大する。拡径部12eの内部空間は、略円錐状をなす。拡径部12eでは、縮径部12cで高速化された旋回流SFに、気体導入部12dから導入された気体が混合される。これにより、気泡Bが発生する。
以上のように構成された気泡発生装置12であれば、気体導入部12dから導入された気体が旋回流SFによりせん断されることで、径の小さい気泡B、すなわち微細気泡を生成することが可能となる。なお、上述した気泡発生装置12の構造は一例であり、他の構造を用いてもよい。例えば、気泡発生装置12は、上述したような自然吸気式の気液混合装置に限らず、ポンプ等で強制的に吸気する形式のものであってもよい。
また、本実施の形態の給湯装置1Aは、図1に示されるように、二酸化炭素発生装置16を備える。二酸化炭素発生装置16は、気体供給部13を介して気泡発生装置12へ二酸化炭素を供給可能である。本実施の形態において、気泡発生装置12は、二酸化炭素発生装置16から供給された気体を浴槽水に混合して、微細気泡を発生させる。本実施の形態における二酸化炭素発生装置16、気体供給部13、流量調整弁14および電磁弁15は、気液混合手段の一例である気泡発生装置12へ気体を供給する気体供給手段の一例を構成している。
二酸化炭素発生装置16は、例えば、空気中の二酸化炭素を吸着する吸着手段と、吸着手段に吸着された二酸化炭素が放出されるように吸着手段を加熱する加熱手段とから構成される。二酸化炭素発生装置16の吸着手段は、例えば、アミン化合物を含むエアフィルタを備える。
本実施の形態において、二酸化炭素発生装置16は、気体供給部13の入口部に接続されている。外部の空気は、二酸化炭素発生装置16のエアフィルタを通過して気体供給部13に流入する。二酸化炭素発生装置16のエアフィルタの一面は、大気に触れている。二酸化炭素発生装置16のエアフィルタは、常温において、大気中の二酸化炭素を吸着する。
二酸化炭素発生装置16の加熱手段が、吸着手段であるエアフィルタを加熱すると、エアフィルタに吸着された二酸化炭素が放出される。気体供給部13に気体が流れているときに二酸化炭素発生装置16の加熱手段がエアフィルタを加熱すると、エアフィルタから放出された二酸化炭素が気体供給部13を通って気泡発生装置12に供給される。これにより、気泡発生装置12において、大気中の二酸化炭素濃度よりも高い二酸化炭素濃度を有する気体が水に混合される。
二酸化炭素発生装置16の加熱手段としては、例えばシーズヒーター、ラバーヒーター、PTCヒーター、セラミックヒーター、バンドヒーター等の電気ヒーターを用いることができる。この場合、エアフィルタを覆うように当該電気ヒーターを配置したり、あるいはエアフィルタの内部に当該電気ヒーターを埋め込むように配置したりすることで、エアフィルタを効率良く加熱できる。なお、二酸化炭素発生装置16の加熱手段は、上記の電気ヒーターに限定されない。例えば、貯湯タンク2または浴槽10から導かれた湯の熱で二酸化炭素発生装置16のエアフィルタを加熱してもよい。
二酸化炭素発生装置16において、加熱手段により加熱されたときのエアフィルタの温度は、40℃から100℃の範囲内になることが好ましい。当該温度が40℃以上であれば、エアフィルタに吸着された二酸化炭素の放出割合を十分に高くできる。当該温度が100℃以下であれば、消費エネルギーを比較的低くできる。また、吸着手段と加熱手段とから構成される二酸化炭素発生装置16は、エアフィルタへ大気を積極的に送る送風機を更に備えていてもよい。
また、給湯装置1Aは、給湯装置1Aの動作状態および浴槽10の状態等を検知するための各種のセンサを備えていてもよい。この各種のセンサには、例えば、各配管を流れる水の温度を検知するセンサ、水圧を検知するセンサ、各配管内の汚れ量を検知するセンサ等が該当する。各種のセンサは、制御装置6の入力側に接続される。制御装置6には、各種のセンサの検知結果が電気信号として入力される。
本実施の形態の給湯装置1Aは、一例として、水圧センサ17を備える。水圧センサ17は、浴槽10内と連通する場所に設置され、当該場所における水圧を検知する。水圧センサ17は、例えば、往き配管4bに設置される。
浴槽10内の水位が変動した場合、水圧センサ17の検知結果が変動する。使用者が浴槽10内へ入浴をした場合には、当該浴槽10内の水位が変動する。使用者が浴槽10内へ入浴をした場合には、水圧センサ17の検知結果が変動する。本実施の形態における水圧センサ17は、浴槽10への使用者の入浴を検知する入浴検知手段の一例を構成している。制御手段の一例である制御装置6は、水圧センサ17の検知結果に応じて動作する。
上述したように、制御装置6は、給湯装置1Aが備える各機器の動作を制御する。本実施の形態において、制御装置6の出力側には、給湯配管5の図示しない流量調整弁、循環ポンプ4d、流量調整弁14、電磁弁15および二酸化炭素発生装置16等が接続されている。制御装置6は、出力側に接続された各機器の動作を制御する。例えば、給湯配管5の図示しない流量調整弁が制御装置6によって開かれることで、浴槽10への湯はりが行われる。また、給湯配管5の図示しない流量調整弁が制御装置6に制御されることで、浴槽10への湯はり量、すなわち浴槽10内の水位の調節が行われる。
制御装置6の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、例えば、記憶回路、演算処理装置および入出力回路等から構成される。演算処理装置は、記憶回路に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置6の各機能を実現することができる。また。制御装置6の処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。制御装置6の各機能は、専用のハードウェアによって実伝されてもよい。また、給湯装置1Aは、単一の制御装置6により動作が制御される構成に限定されるものではなく、複数の装置が連携することで動作が制御される構成にしてもよい。
次に、給湯装置1Aが二酸化炭素を含む微細気泡を浴槽10へ供給する動作について、フローチャートを参照して説明する。図3は、実施の形態1による給湯装置1Aの動作の一例を示すフローチャートである。
使用者は、入浴を行う前に、浴槽10への湯はりを給湯装置1Aによって行う。例えば、端末装置7の所定のボタンが使用者に押下されると、浴槽10に湯はりをするための制御処理が制御装置6により実行され、貯湯タンク2から給湯配管5および追焚回路4を通って湯が浴槽10内へ供給される。
湯はりが完了すると(ステップS101)、使用者が浴槽10へ入浴したことを検知したか否かの判定が行われる(ステップS102)。浴槽10への使用者の入浴の検知は、入浴検知手段の一例である水圧センサ17によって行われる。ステップS102の判定処理は、水圧センサ17の検知結果に応じて、制御装置6が行う。制御装置6は、ステップS102の判定結果に応じて動作する。
ステップS101およびステップS102においては、制御装置6は、電磁弁15を閉じている。すなわち、気体供給手段の一例を構成する二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体の供給は停止した状態となっている。制御装置6は、二酸化炭素発生装置16の加熱手段がエアフィルタを加熱しないようにしており、二酸化炭素発生装置16から二酸化炭素は放出されない。
ステップS102の処理は、使用者の入浴が検知されるまで行われる。すなわち、浴槽10への使用者の入浴前において、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量はゼロになっている。ステップS102において入浴が検知されると、制御装置6は循環ポンプ4dを運転させ(ステップS103)、電磁弁15を開いて二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への二酸化炭素供給動作を開始させる(ステップS104)。
ステップS104において、制御装置6は、二酸化炭素発生装置16の加熱手段がエアフィルタを加熱するように制御処理を実行する。この結果、エアフィルタに吸着された二酸化炭素が放出され、気泡発生装置12へ供給される。ステップS103およびステップS104の処理によって、二酸化炭素発生装置16から供給された二酸化炭素を含む気泡が気泡発生装置12により生成され、当該気泡を含む浴槽水が浴槽10内に供給される。
上述の動作例において、二酸化炭素発生装置16による二酸化炭素の供給は、浴槽10へ使用者が入浴すると開始する。入浴前においては、皮脂や石鹸カス等の汚れが浴槽10の壁面へ付着することがない。このため、入浴前においては、二酸化炭素を含む気泡を10へ供給する必要性が低い。上述の動作例によれば、入浴前における二酸化炭素発生装置16の無駄な動作を抑制することができる。これにより、二酸化炭素発生装置16のメンテナンス頻度を下げ、また、省エネルギーの効果も得られる。また、入浴後のタイミングにおいて二酸化炭素発生装置16が吸着していた二酸化炭素がなくなってしまう可能性も低減される。上述の動作例によれば、入浴に伴って汚れた浴槽水から浴槽10の壁面への汚れの付着を、より確実に抑制することができる。
上述の実施例において、制御装置6は、浴槽10への使用者の入浴前において第1の制御を行う。この第1の制御が行われている際、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、第1の量になっている。第1の制御とは、具体的には、電磁弁15を閉じる制御である。また、第1の量は、具体的にはゼロである。また、上述の実施例において、制御装置6は、浴槽10へ使用者が入浴すると、第2の制御を行う。この第2の制御が行われている際、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、第2の量になっている。この第2の量は、上述の第1の量よりも多い。
上述した第1の制御は、必ずしも電磁弁15を完全に閉じる制御でなくてもよい。すなわち、浴槽10への使用者の入浴前においても、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体の供給が行われていてもよい。この場合の二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、第2の量よりも少ない第1の量になっている。制御装置6は、流量調整弁14を制御して、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量の調節を行う。この場合、入浴前に浴槽10内に二酸化炭素を含む気泡が予め供給されることで、汚れが浴槽10の壁面へ付着することを予防することができる。また、入浴後には、第1の量よりも多い第2の量の二酸化炭素が、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12へ供給される。本例によれば、入浴前には少量の二酸化炭素が二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12へ供給され、入浴後には多量の二酸化炭素が二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12へ供給される。本例によれば、入浴のタイミングに合わせて二酸化炭素の供給量を変化させ、浴槽10を洗浄する動作を当該浴槽10の状態に応じて適切に実行可能な給湯装置1Aが得られる。
二酸化炭素発生装置16は、上述した吸着手段と加熱手段とから構成されるものに限られない。二酸化炭素発生装置16は、例えば、二酸化炭素が充填されたボンベ等から構成され、当該ボンベから二酸化炭素を放出可能に構成されていてもよい。二酸化炭素が充填されたボンベは、内部の二酸化炭素がなくなった場合に交換可能に構成される。このように、二酸化炭素発生装置16は、二酸化炭素を供給可能な装置であれば、任意の方式の装置でよい。
また、給湯装置1Aは、気体供給手段として、二酸化炭素以外の気体を供給する装置を備えていてもよい。例えば、給湯装置1Aは、気体供給手段として、空気、酸素、窒素、水素等の、二酸化炭素以外の特定の気体を供給可能な装置を備えていてもよい。本開示に係る気体供給手段は、汚れを洗浄する効果を有する洗浄用の気体を供給可能なものであればよい。
上述した実施例においては、給湯装置1Aは、気体供給手段として、二酸化炭素発生装置16を備えている。給湯装置1Aは、浴槽10内の浴槽水へ、二酸化炭素を含む気泡を供給することができる。上述した実施例であれば、浴槽水に二酸化炭素を含む気泡を供給することで、浴槽10を洗浄する効果に加えて、疲労回復、筋肉痛の軽減、保温、血圧降下等に有効とされる炭酸浴を使用者が行うことができるという効果を併せて得ることができる。
また、入浴検知手段の一例である水圧センサ17は、例えば、浴槽10に設けられていてもよい。また、入浴検知手段は、例えば、浴槽10が設置された浴室に設置された人感センサまたはカメラ等から構成されていてもよい。
上記の実施の形態において、気液混合手段の一例である気泡発生装置12は、追焚回路4に設けられている。給湯装置1Aが浴槽10へ水を供給する流路を追焚回路4とは別に備えている場合には、当該流路に気泡発生装置12が設けられていてもよい。気泡発生装置12は、浴槽10へ供給される水に対して気体を混合して気泡を発生可能に構成されていればよい。また、本開示に係る気液混合手段は、気体発生装置12に限られず、浴槽10へ供給される水に対して気体を混合可能に構成されていればよい。
以上に示したように、本実施の形態に係る給湯装置1Aは、気体を供給する気体供給手段の一例として、二酸化炭素発生装置16、気体供給部13、流量調整弁14および電磁弁15を備える。給湯装置1Aは、浴槽10へ供給される水に対して二酸化炭素発生装置16から供給された二酸化炭素を混合する気液混合手段の一例として、気泡発生装置12を備える。給湯装置1Aは、浴槽10への使用者の入浴を検知する入浴検知手段の一例として、水圧センサ17を備える。また、給湯装置1Aは、水圧センサ17の検知結果に応じて流量調整弁14および電磁弁15を制御して、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を調節する制御装置6を備える。二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、浴槽10への使用者の入浴前において第1の量であり、浴槽10へ使用者が入浴すると当該第1の量よりも多い第2の量になる。
上記のように構成された給湯装置1Aによれば、二酸化炭素の気泡が浴槽水中に存在する汚れを保持することにより、当該汚れが浴槽10の壁面へ到達して付着することを抑制することができる。また、給湯装置1Aによれば、浴槽10の壁面を洗浄することができる。そして、給湯装置1Aによれば、浴槽10を洗浄する動作を当該浴槽10の状態に応じて適切に実行することが可能である。
なお、上記の実施の形態において、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量の調節は、流量調整弁14および電磁弁15が制御されることで行われている。二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量の調節は、例えば、循環ポンプ4dが制御されることでも行うことができる。例えば、追焚回路4を循環する流量が増えることで、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12へ吸気される気体の量が増える。本例において、循環ポンプ4dは、気体供給手段の一例を構成している。
次に、給湯装置1Aの各種の変形例について、図面を更に参照して説明する。第1の変形例に係る給湯装置1Aは、浴槽水の汚れの量を検知する汚れ検知手段の一例として、汚れセンサ18を備えている。汚れセンサ18は、例えば、水の濁度または透過率等を検知可能に構成されたセンサである。汚れセンサ18は、浴槽10内と連通する場所に設置され、当該場所における水の汚れ量を検知する。汚れセンサ18は、例えば、往き配管4bに設置される。往き配管4bに設置された汚れセンサ18は、循環ポンプ4dが駆動することで、浴槽水の汚れ量を検知することができる。なお、汚れセンサ18は、例えば、浴槽10の内壁10aまたは底面10b等に設置されていてもよい。本変形例において、制御装置6は、汚れセンサ18の検知結果に応じて動作する。
図4は、実施の形態1による給湯装置1Aの第1の変形例を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおけるステップS201からステップS203は、図3のフローチャートにおけるステップS101からステップS103と同様のため、説明を省略する。
ステップS203で循環ポンプ4dが運転すると、汚れセンサ18によって汚れ量の検知が行われる(ステップS204)。そして、汚れセンサ18の検知結果に応じて、制御装置6は動作する。制御装置6は、汚れセンサ18によって検知した浴槽水の汚れ量に応じて、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を調節する(ステップS205)。二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量の調節は、上述したように、流量調整弁14、電磁弁15および循環ポンプ4dの少なくとも1つの動作を制御することで行われる。
本変形例において、制御装置6は、汚れセンサ18によって検知した浴槽水の汚れ量が多い時には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を多くする。より具体的には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、浴槽水の汚れ量が基準値以下の場合には第1の量となり、浴槽水の汚れ量が当該基準値を超える場合には当該第1の量よりも多い第2の量となる。なお、第1の量は、ゼロであってもよい。本変形例によれば、浴槽水の汚れの量が少ない場合における過剰な二酸化炭素の供給を抑制できる。また、浴槽水の汚れの量が多い場合における浴槽10への汚れの付着をより確実に防止することができる。
次に、第2の変形例について説明する。第2の変形例に係る給湯装置1Aは、浴槽10からの使用者の出浴後の経過時間を検知可能に構成されている。使用者が浴槽10から出浴した場合には、当該浴槽10内の水位が変動し、水圧センサ17の検知結果が変動する。浴槽10からの使用者の出浴は、水圧センサ17によって検知可能である。浴槽10からの使用者の出浴後の経過時間は、水圧センサ17の検知結果を受信した制御装置6によって計測される。変形例において、水圧センサ17および制御装置6は、浴槽10からの使用者の出浴後の経過時間を検知する時間検知手段の一例を構成している。
なお、浴槽10からの使用者の出浴の検知は、例えば、人感センサまたはカメラ等によって行われてもよい。また、出浴後の経過時間は、水圧センサ17によって入浴が検知された時点を基準として推測されてもよい。浴槽10からの使用者の出浴後の経過時間を検知する時間検知手段は、任意に構成され得る。
図5は、実施の形態1による給湯装置1Aの第2の変形例を示すフローチャートである。図5のフローチャートにおけるステップS301およびステップS302は、図3のフローチャートにおけるステップS101およびステップS102と同様のため、説明を省略する。
ステップS302において入浴が検知されると、使用者が浴槽10から出浴したことを検知したか否かの判定が行われる(ステップS303)。ステップS303の判定処理は、水圧センサ17の検知結果に応じて、制御装置6が行う。このステップS303の処理は、使用者が浴槽10から出浴するまで継続される。
ステップS303において出浴が検知されると、制御装置6は循環ポンプ4dを運転させる(ステップS304)。また、浴槽10からの使用者の出浴後の経過時間、すなわち入浴完了後に浴槽水が浴槽10に放置された時間の検知が行われる(ステップS305)。制御装置6は、出浴後の経過時間に応じて、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を調節する(ステップS306)。
本変形例において、制御装置6は、出浴後の経過時間が長い時には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を多くする。より具体的には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、出浴後の経過時間が基準値以下の場合には第1の量となり、当該経過時間が当該基準値を超える場合には当該第1の量よりも多い第2の量となる。第1の量は、ゼロであってもよい。
入浴完了後は、浴槽水が浴槽10に放置された時間が長くなるほど、浴槽10内の上下温度差による自然対流に起因して水面付近に汚れが溜まりやすくなる。本変形例によれば、入浴完了後の放置時間に合わせて二酸化炭素の供給量が制御されることで、浴槽10の壁面への汚れの付着をより確実に抑制できる。また、浴槽10の壁面への汚れの付着が起こりづらい状態における過剰な二酸化炭素の供給を抑制できる。
次に、第3の変形例について説明する。第3の変形例に係る給湯装置1Aは、浴槽水の温度を検知する温度検知手段の一例として、温度センサ19を備えている。温度センサ19は、浴槽10内と連通する場所に設置され、当該場所における湯温を検知する。温度センサ19は、例えば、往き配管4bに設置される。往き配管4bに設置された温度センサ19は、循環ポンプ4dが駆動することで、浴槽水の温度を検知することができる。なお、温度センサ19は、例えば、浴槽10の内壁10aまたは底面10b等に設置されていてもよい。本変形例において、制御装置6は、温度センサ19の検知結果に応じて動作する。
図6は、実施の形態1による給湯装置1Aの第3の変形例を示すフローチャートである。図6のフローチャートにおけるステップS401からステップS403は、図3のフローチャートにおけるステップS101からステップS103と同様のため、説明を省略する。
ステップS403で循環ポンプ4dが運転すると、温度センサ19よって湯温の検知が行われる(ステップS404)。そして、温度センサ19の検知結果に応じて、制御装置6は動作する。制御装置6は、温度センサ19によって検知した湯温に応じて、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を調節する(ステップS405)。
本変形例において、制御装置6は、温度センサ19よって検知した浴槽水の温度が高い時には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量を多くする。より具体的には、二酸化炭素発生装置16から気泡発生装置12への気体供給量は、浴槽水の温度が基準値以下の場合には第1の量となり、浴槽水の温度が当該基準値を超える場合には当該第1の量よりも多い第2の量となる。第1の量は、ゼロであってもよい。
浴槽水の温度が高い場合には、当該浴槽水に含まれる皮脂および石鹸カス等の汚れが変性して浴槽10の壁面へ付着しやすくなる。本変形例によれば、浴槽水の温度に合わせて二酸化炭素の供給量が制御されることで、浴槽10の壁面への汚れの付着をより確実に抑制でき、浴槽10の壁面への汚れの付着が起こりづらい状態における過剰な二酸化炭素の供給を抑制できる。
次に、第4の変形例について説明する。図7は、実施の形態1による給湯装置1Aの第4の変形例を示すフローチャートである。また、図8は、第4の変形例における浴槽アダプタ3を示す図である。本変形例において、浴槽アダプタ3は、浴槽10の水面に向けて気泡を含む水を吐出可能に構成されている。具体的には、浴槽アダプタ3のノズル部3bは、可動式に構成されている。浴槽アダプタ3の動作は、制御装置6によって制御される。
本変形例において、水圧センサ17は、浴槽内の水位を検知する水位検知手段の一例を構成している。なお、水位検知手段は、水圧センサ17とは別のセンサ等から構成されていてもよい。また、図7のフローチャートにおけるステップS501からステップS503は、図3のフローチャートにおけるステップS101からステップS103と同様のため、説明を省略する。
ステップS503で循環ポンプ4dが運転すると、水圧センサ17よって水位の検知が行われる(ステップS504)。制御装置6は、水圧センサ17によって検知した水位に応じて、浴槽10の水面に向けて気泡を含む水を吐出させるように浴槽アダプタ3を駆動させる(ステップS505)。本変形例によれば、二酸化炭素の気泡を含む水は、汚れがたまりやすい浴槽10の喫水部に向けて積極的に吐出される。これにより、浴槽10の壁面への汚れの付着をより効果的に抑制することができる。
なお、以上に示した実施の形態およびその変形例は、組み合わせることが可能である。例えば、入浴の検知に応じた制御と浴槽水の汚れ量に応じた制御との両者を行ってもよい。また、入浴の検知に応じた制御と浴槽水の汚れ量に応じた制御とのどちらか一方のみを行っても良い。給湯装置1Aは、気体の供給量を浴槽10および使用者の状態に応じて第1の量または第2の量に切替可能に構成されていればよい。
1A 給湯装置、 2 貯湯タンク、 3 浴槽アダプタ、 3a 本体、 3b ノズル部、 3c 吸込口、 4 追焚回路、 4a 追焚熱交換器、 4b 往き配管、 4c 戻り配管、 4d 循環ポンプ、 4e 流入口、 4f 流出口、 5 給湯配管、 6 制御装置、 7 端末装置、 8 筐体、 10 浴槽、 10a 内壁、 10b 底面、 12 気泡発生装置、 12a 入口部、 12b 固定翼、 12c 縮径部、 12d 気体導入部、 12e 拡径部、 12f 軸線、 13 気体供給部、 14 流量調整弁、 15 電磁弁、 16 二酸化炭素発生装置、 17 水圧センサ、 18 汚れセンサ、 19 温度センサ

Claims (5)

  1. 気体を供給する気体供給手段と、
    浴槽へ供給される水に対して前記気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、
    前記浴槽への使用者の入浴を検知する入浴検知手段と、
    前記入浴検知手段の検知結果に応じて前記気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から前記気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、
    前記気液混合手段によって気体が混合された水を前記浴槽へ吐出する浴槽アダプタと、
    前記浴槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    を備え、
    前記気体供給量は、前記浴槽への使用者の入浴前において第1の量であり、前記浴槽へ使用者が入浴すると前記第1の量よりも多い第2の量になり、
    前記制御手段は、前記水位検知手段の検知結果に応じて前記浴槽アダプタを駆動させ、前記浴槽の水面に向けて気泡を含む水を吐出させる給湯装置。
  2. 気体を供給する気体供給手段と、
    浴槽へ供給される水に対して前記気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、
    前記浴槽内の水の汚れの量を検知する汚れ検知手段と、
    前記汚れ検知手段の検知結果に応じて前記気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から前記気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、
    前記気液混合手段によって気体が混合された水を前記浴槽へ吐出する浴槽アダプタと、
    前記浴槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    を備え、
    前記気体供給量は、前記浴槽内の水の汚れの量が基準値以下の場合には第1の量であり、前記浴槽内の水の汚れの量が前記基準値を超える場合には前記第1の量よりも多い第2の量になり、
    前記制御手段は、前記水位検知手段の検知結果に応じて前記浴槽アダプタを駆動させ、前記浴槽の水面に向けて気泡を含む水を吐出させる給湯装置。
  3. 気体を供給する気体供給手段と、
    浴槽へ供給される水に対して前記気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、
    前記浴槽からの使用者の出浴後の経過時間を検知する時間検知手段と、
    前記時間検知手段の検知結果に応じて前記気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から前記気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、
    を備え、
    前記気体供給量は、前記浴槽からの使用者の出浴後の経過時間が基準値以下の場合には第1の量であり、当該経過時間が前記基準値を超える場合には前記第1の量よりも多い第2の量になる給湯装置。
  4. 気体を供給する気体供給手段と、
    浴槽へ供給される水に対して前記気体供給手段から供給された気体を混合する気液混合手段と、
    前記浴槽内の水の温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段の検知結果に応じて前記気体供給手段を制御して、当該気体供給手段から前記気液混合手段への気体供給量を調節する制御手段と、
    を備え、
    前記気体供給量は、前記浴槽内の水の温度が基準値以下の場合には第1の量であり、前記浴槽内の水の温度が前記基準値を超える場合には前記第1の量よりも多い第2の量になる給湯装置。
  5. 前記気液混合手段によって気体が混合された水を前記浴槽へ吐出する浴槽アダプタと、
    前記浴槽内の水位を検知する水位検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記水位検知手段の検知結果に応じて前記浴槽アダプタを駆動させ、前記浴槽の水面に向けて気泡を含む水を吐出させる請求項3または請求項4に記載の給湯装置。
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