JP7415755B2 - 洗浄システム - Google Patents

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本開示は、洗浄システムに関するものである。
特許文献1に、浴室暖房機が記載されている。特許文献1に記載された浴室暖房機は、ミストノズルから水を噴霧することで浴室内を洗浄する機能を有するものである。
特開2008-14550号公報
特許文献1に記載の技術においては、浴槽に付着した皮脂等の汚れを十分に除去することが難しく、浴槽を十分に清潔な状態に維持することが難しい。
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、浴槽の状態に応じて浴槽を十分に洗浄することができる洗浄システムを得ることである。
本開示に係る洗浄システムは、浴槽内へミストを散布して且つ浴室内を昇温させるミスト散布手段と、洗剤が混合された水である洗剤水からフォームを生成して当該フォームを浴槽内へ供給するフォーム供給手段と、浴槽に付着した汚れ量を検出可能な汚れ検出手段と、汚れ検出手段の検出結果に応じてミスト散布手段およびフォーム手段を制御する制御手段と、を備える。制御手段は、ミスト散布手段を動作させてからフォーム供給手段を動作させる第1制御と、ミスト散布手段を動作させずにフォーム供給手段を動作させる第2制御と、を実行可能であり、上記の汚れ量が基準値を超える場合には第1制御を実行し、当該汚れ量が当該基準値以下である場合には第2制御を実行する。
本開示によれば、浴槽の状態に応じて浴槽を十分に洗浄することができる洗浄システムを得ることができる。
実施の形態1の洗浄システムの全体構成を模式的に示す図である。 実施の形態1の洗浄システムが適用された浴室内を模式的に示す斜視図である。 実施の形態1の洗浄システムの動作例を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。また、本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲において、以下の各実施の形態によって開示される構成のあらゆる変形およびあらゆる組み合わせを含み得るものである。なお、本開示における「水」との記載は、原則として、液体の水を意味し、低温の水から高温の湯までのあらゆる温度のものを含むものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の洗浄システム1の全体構成を模式的に示す図である。図2は、実施の形態1の洗浄システム1が適用された浴室5内を模式的に示す斜視図である。なお、本開示の主旨を明確かつ簡潔に示すため、図1においては、図2に記載された構成要素の一部の図示を省略している。また、図2においては、図1に記載された構成要素の一部の図示を省略している。本実施の形態の洗浄システム1は、使用者が入浴を行う部屋である浴室5に設けられた浴槽4を洗浄可能なものである。
本実施の形態に係る洗浄システム1は、給湯機2および浴槽洗浄装置3を備える。給湯機2は、浴槽4へ給湯する機能を有する。給湯機2は、例えば、貯湯タンクを有する貯湯式給湯機でもよいし、燃料の燃焼によって湯を生成する瞬間式給湯機でもよい。本実施の形態における給湯機2は、浴槽4に水を供給する水供給手段の一例である。
浴槽洗浄装置3は、浴室5に設けられた浴槽4を洗浄可能に構成された装置である。本実施の形態の浴槽洗浄装置3は、洗剤水タンク6と、洗剤タンク7と、気泡発生装置8と、循環流路9と、循環ポンプ10と、吐出部11と、を備える。洗剤水タンク6は、洗剤水13を貯留可能な貯留部の一例である。洗剤水13は、洗剤が混合された水である。洗剤タンク7は、液体の洗剤を貯留する。洗剤タンク7に貯留された洗剤は、洗剤水タンク6へ供給される。図示の例では、洗剤タンク7の下部と洗剤水タンク6の上部とをつなぐ通路に設けられた洗剤供給弁12が開くと、洗剤タンク7内の洗剤が重力によって流れて洗剤水タンク6内に供給される。
洗剤水タンク6は、洗剤水13を貯留可能な内部空間を有する。浴槽洗浄装置3は、洗剤水タンク6内の洗剤水13の量を検出するセンサを備えていてもよい。
洗剤水タンク6の内部空間では、貯留された洗剤水13の水面の上に、フォーム(foam)14が生成される。フォーム14は、多数の気泡が集まることで形成されたクリーム状の泡である。フォーム14は、泡沫とも呼ばれる。多数の気泡を含むフォーム14は、気泡を含まない液体状態の洗剤水13よりも高い洗浄能力を有する。本実施の形態の浴槽洗浄装置3は、フォーム14を吐出部11から吐出することで、気泡を含まない液体状態の洗剤水13を噴射する場合よりも優れた洗浄効果を得ることができる。
洗剤水タンク6には、循環流路9が接続されている。循環流路9の途中には、循環ポンプ10が配置されている。気泡発生装置8は、循環ポンプ10の下流側の循環流路9に接続されている。気泡発生装置8の下流部は、洗剤水タンク6に接続されている。循環ポンプ10が運転すると、洗剤水タンク6内の洗剤水13は、気泡発生装置8を通過して洗剤水タンク6内へ戻るように循環流路9を循環する。
気泡発生装置8は、当該気泡発生装置8を通過する洗剤水13に気体を導入することで気泡を生成する。この気体は、例えば、空気である。気泡発生装置8には、図示を省略している吸気通路が接続されている。気泡発生装置8は、この吸気通路から吸入される気体を洗剤水に混合することで、気泡を発生させる。
本実施の形態における気泡発生装置8は、例えば、以下のような構造を有するエジェクタにより構成されてもよい。エジェクタは、通過する洗剤水13の流路を縮径させる縮径部を有する。この縮径部に発生する負圧により、吸気通路から気体が自然吸気される。当該縮径部において、洗剤水13の流れに対して垂直な方向から、吸気通路を通って気体が導入される。エジェクタの上流側の位置には、エジェクタに流入する水流を旋回させる固定翼が備えられていてもよい。固定翼は、例えば、流路の軸線を中心とする旋回流を形成する。固定翼により形成される洗剤水13の旋回流が気泡をせん断して微細化することで、微細な気泡が生成される。なお、吸気通路から吸気する方法は、自然吸気に限定されない。例えば、エアポンプなどを用いて強制的に空気を気泡発生装置8へ供給してもよい。
本実施の形態における気泡発生装置8、循環流路9および循環ポンプ10は、洗剤水13を用いてフォーム14を生成するフォーム生成部を構成している。このフォーム生成部および吐出部11等から構成されている浴槽洗浄装置3は、本開示に係るフォーム供給手段の一例である。
なお、フォーム生成部は、上記のような構成に限定されるものではない。例えば、フォーム生成部は、多孔質体を備え、この多孔質体の多数の微細な孔から洗剤水13の中に気体を放出することで気泡を生成するものでもよい。この場合、多孔質体は、洗剤水タンク6の内部に配置されてもよい。エアポンプなどによって多孔質体へ空気を送ることで、多孔質体の多数の微細な孔から洗剤水13の中に空気を放出することができる。多孔質体の材質は、例えば、金属メッシュ、セラミックスまたは樹脂材料などである。また、フォーム生成部は、例えば、洗剤水13に超音波を照射する超音波照射手段を備えるものでもよい。例えば、20kHzから数MHzの周波数範囲の超音波を超音波照射手段から洗剤水13に照射することで、気泡、特に微細な気泡を発生することが可能である。また、フォーム生成部は、モータにより駆動される撹拌器を備え、洗剤水タンク6の内の洗剤水13を当該撹拌器で撹拌することで気泡を生成するものでもよい。
本実施の形態において、浴槽4には、浴槽4に溜められた湯水である浴水16を循環させることのできる浴水循環回路15が接続されている。浴水循環回路15の途中には、浴水ポンプ17が設けられている。浴水循環回路15の一端は、浴槽4に設けられた吸込口18に接続されている。浴水循環回路15の他端は、浴槽4に設けられた放出口19に接続されている。浴水循環回路15には、浴水ポンプ17と放出口19との間において、開閉弁20が設置されている。開閉弁20が開いているときに浴水ポンプ17が運転すると、浴槽4内の浴水16が吸込口18から浴水循環回路15に引き込まれ、浴水循環回路15を通過した浴水16が放出口19から浴槽4内へ放出される。
浴水循環回路15には、給湯機2から供給される湯水が通る給湯管21が接続されている。給湯管21の途中には、開閉弁22が設置されている。給湯管21と浴水循環回路15との接続部23は、浴水ポンプ17と開閉弁20との間にある。給湯機2から浴槽4へ給湯するときには、開閉弁20および開閉弁22が開く。この際、給湯機2から給湯管21を通過して浴水循環回路15に流入した湯は、接続部23および開閉弁20を通過して、放出口19から浴槽4内へ放出される。
循環流路9と浴水循環回路15とは、通路24によってつながれている。通路24の一端は、接続部23と開閉弁20との間において浴水循環回路15に接続されている。通路24の他端は、循環ポンプ10と気泡発生装置8との間において循環流路9に接続されている。通路24には、通路24を開閉する開閉弁25が設置されている。
本実施の形態では、次のようにして、浴槽4内の浴水16を洗剤水タンク6に流入させることができる。開閉弁20および開閉弁22を閉じて開閉弁25を開いた状態で、浴水ポンプ17を運転する。これにより、浴槽4内の浴水16は、吸込口18、浴水ポンプ17、通路24、開閉弁25および循環流路9を通って、洗剤水タンク6に流入する。このようにして洗剤水タンク6に流入した浴水16に洗剤タンク7から洗剤を供給することで、洗剤水13を生成することができる。本実施の形態であれば、浴槽4に残った浴水16を利用して洗剤水13を生成できるので、水の消費量を低減することができる。
なお、浴水16に代えて、水道水を利用して洗剤水13を生成してもよい。この場合には、開閉弁20を閉じた状態で開閉弁22および開閉弁25を開く。給湯機2からの水道水が、給湯管21、通路24、開閉弁25および循環流路9を通って、洗剤水タンク6に流入する。洗剤水タンク6に流入した水道水に洗剤タンク7から洗剤を供給することで、洗剤水13を生成することができる。
また、図示を省略するが、浴槽4内の浴水16を追い焚きするための追焚熱交換器が浴水循環回路15に備えられていてもよい。この場合には、浴水循環回路15により浴槽4内の浴水16を追焚熱交換器に循環させることで、浴槽4内の浴水16を保温または昇温することができる。なお、追焚熱交換器および浴水ポンプ17などは、給湯機2内に配置されていてもよい。
本実施の形態の洗浄システム1は、当該洗浄システム1を制御するための制御手段の一例として、制御装置26を備える。制御装置26は、例えば、上記のように構成された浴槽洗浄装置3の動作を制御する。制御装置26は、浴槽洗浄装置3が備えるアクチュエータ類およびセンサ類と電気的に接続されている。制御装置26は、日時を管理するタイマー機能を有していてもよい。なお、図示の例では、給湯機2内に制御装置26が備えられているが、給湯機2とは別の場所に制御装置26が配置されてもよい。制御装置26は、例えば、少なくとも一つのプロセッサと少なくとも一つのメモリとを有する。また、本開示における制御手段の機能は、単一の制御装置26によって実現されてもよいし、複数の装置が連携することによって実現されてもよい。
制御装置26にはリモコン装置27が有線または無線によって接続されている。リモコン装置27は、ユーザーインターフェースの一例である。リモコン装置27は、浴室5の外に設置される。制御装置26とリモコン装置27とは、有線通信または無線通信により双方向に通信可能である。なお、例えば、スマートフォンのような携帯情報端末がリモコン装置27として機能してもよい。また、浴室5内には、リモコン装置27と同様に構成された浴室リモコン27aが設置されていてもよい。
リモコン装置27は、表示部および操作部を備える。表示部は、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部は、使用者に情報を報知する報知手段に相当する。操作部は、使用者が操作するためのボタン、ダイヤルおよびキーなどを含んでもよい。表示部は、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン装置27は、音声報知を行うためのスピーカおよび音声入力用のマイクなどをさらに備えてもよい。
本実施の形態の洗浄システム1は、水圧を検出する水位センサ28をさらに備える。水位センサ28は、浴槽4内の水位を検出する水位検出手段に相当する。水位センサ28は、使用者の入浴等によって変化する水位を検出可能することができる。水位センサ28は、例えば、浴水循環回路15に設置されている。浴水循環回路15内の圧力は、浴槽4内の水位に応じて変化する。水位センサ28は、浴水循環回路15内の圧力を検出することにより、浴槽4内の水位を検出可能である。
水位検出手段の一例である水位センサ28は、例えば、浴槽4に設置されていてもよい。また、水位検出手段は、水圧を検出する水位センサ28に限られない。水位検出手段は、例えば、浴槽4または浴室5の壁面に設置された非接触式の検出機器であってもよい。水位検出手段は、例えば、超音波センサまたは画像を撮影するカメラ等から構成されるものであってもよい。水位検出手段は、水位センサ28のように水圧を検出することによって間接的に水位を検出するように構成されていてもよいし、浴槽4または浴室5の壁面に設置された非接触式の検出機器のように直接的に水位を検出するように構成されていてもよい。上記の非接触式の検出機器であれば、例えば、配管内において水圧が十分にかからない場合でも、水位を検出することができる。
本実施の形態における浴槽4の底部には、自動で開閉可能な自動排水栓29が設置されている。自動排水栓29が閉じているときには、浴槽4内に浴水16を溜めることができる。自動排水栓29が開くと、浴槽4内の浴水16が、浴槽4の外部へ排出される。自動排水栓29を開くことで、浴槽4内の浴水16をすべて排出することができる。自動排水栓29は、アクチュエータにより駆動されることで開閉する。制御装置26は、自動排水栓29の開閉動作を制御可能である。制御装置26が自動排水栓29の動作を直接的に制御してもよいし、浴室5またはその近くに設置された自動排水栓29の制御ユニットへ制御装置26が指令を送ることによって制御装置26が間接的に自動排水栓29の動作を制御してもよい。
本実施の形態における吐出部11は、フォーム14およびすすぎ水を吐出可能である。吐出部11は、浴槽4の内壁の上部に設置されている。吐出部11は、フォーム14およびすすぎ水を吐出する開口である吐出口を有する。
吐出部11は、その吐出口の中心位置が、入浴後に浴槽4内に残る浴水16の水面よりも上になるように配置される。吐出部11の吐出口の中心位置は、例えば、浴槽4の最大水深の1/2の高さよりも上にあることが好ましく、浴槽4の最大水深の3/4の高さよりも上にあることがより好ましい。あるいは、給湯機2が浴槽4の湯はり量を制御する機能を有している場合には、吐出部11の吐出口の中心位置は、最大湯はり量のときの浴槽4内の浴水16の水面よりも上にあることが好ましい。
上記のように構成された浴槽洗浄装置3は、浴槽4を洗浄する浴槽洗浄動作を実行可能である。浴槽洗浄動作は、入浴後に実行される。例えば、リモコン装置27に設けられた浴槽洗浄開始ボタンを使用者が入浴後に押下すると、制御装置26は、浴槽洗浄装置3による浴槽洗浄動作を開始させる。
浴槽洗浄動作が開始すると、制御装置26は、洗剤水タンク6内に洗剤水13を生成するように浴槽洗浄装置3を制御する。この際、制御装置26は、洗剤水タンク6内に供給された浴水16または水道水の量に応じて洗剤タンク7からの洗剤供給量を調整することで、洗剤水13の洗剤濃度が適切な濃度になるように制御する。また、制御装置26は、洗剤水タンク6内において洗剤水13の水面の上に空間が形成されるように洗剤水13の量を調整する。なお、制御装置26は、浴槽洗浄動作を開始する前に、洗剤水タンク6内に洗剤水13を予め浴槽洗浄装置3に生成させてもよい。
浴槽洗浄装置3は、吐出部11から吐出されるフォーム14を浴槽4内に供給するフォーム供給動作を実行可能に構成されている。フォーム供給動作は、浴槽洗浄動作のうちの一工程である。図1は、フォーム供給動作のときの状態を示している。制御装置26は、入浴後に浴槽洗浄動作が開始すると、浴槽洗浄装置3にフォーム供給動作を実行させる。
本実施の形態において、制御装置26は、浴槽4内に浴水16が残っている状態で吐出部11からフォーム14を吐出することにより浴槽4内の浴水16の水面がフォーム14で覆われるようにフォーム供給動作を実行させる。制御装置26は、フォーム供給動作の開始前に、浴槽4内に浴水16が残っていることを水位センサ28により確認してもよい。制御装置26は、浴槽4内に浴水16が残っていない場合には、フォーム供給動作を開始せずに、浴水16が無いことをリモコン装置27などに報知させてもよい。
フォーム供給動作のときには以下のようになる。制御装置26は、洗剤水タンク6内に洗剤水13が貯められた状態で循環ポンプ10を運転する。洗剤水タンク6内から循環流路9に引き込まれた洗剤水13が気泡発生装置8を通過するときに気泡が生成される。その気泡が洗剤水タンク6内へ流入する。洗剤水タンク6内に集まった気泡は、浮力により、洗剤水13の水面上へ浮上する。その結果、洗剤水13の水面上にフォーム14が生成される。フォーム14が生成され続けると、洗剤水タンク6内の洗剤水13の水面の上にフォーム14が充満する。洗剤水タンク6の上部は、吐出部11につながっている。洗剤水タンク6内でフォーム14が生成され続けると、フォーム14は、洗剤水タンク6の上部から吐出部11へ流れ、吐出部11から浴槽4内へ吐出される。浴槽4内へ吐出されたフォーム14は、浴槽4内の浴水16の水面上に浮かぶ。洗剤水タンク6内の洗剤水13が少なくなった場合には、制御装置26は、フォーム供給動作を一時中断して、洗剤水タンク6内に浴水16または水道水を供給するとともに洗剤タンク7から洗剤を添加することで、洗剤水タンク6内の洗剤水13の量を回復させてもよい。
フォーム供給動作が続くことで、浴槽4内の浴水16の水面上にフォーム14が溜まっていく。制御装置26は、浴槽4内の浴水16の水面の全体がフォーム14で覆われるまでフォーム供給動作を実行させる。例えば、制御装置26は、浴槽4内の浴水16の水面の全体をフォーム14で覆うために必要な運転時間を予め記憶しており、当該運転時間だけフォーム供給動作を実行する。浴槽4内の浴水16の水面の全体がフォーム14で覆われると、浴槽4の内壁の全周にフォーム14が付着する。浴槽4の内壁と浴水16の水面とが交わる喫水線の位置には特に汚れが付着しやすい。本実施の形態であれば、この喫水線の位置に、優れた洗浄能力を有するフォーム14を付着させることができる。
フォーム供給動作が終了した後、制御装置26は、自動排水栓29を開く指令を出す。これにより、浴槽4内の浴水16が自動排水栓29から排出される。浴槽4内の水位は、徐々に低下していく。浴槽4内の水位が低下していくと、浴水16の水面上にあったフォーム14の一部は、浴槽4の内壁に、まとわり付くようにして付着する。浴槽4の内壁に付着したフォーム14は、重力により当該内壁に沿って徐々に下へ移動する。その間に、浴槽4の内壁の下部までフォーム14の洗浄効果を及ぼすことができる。仮に、液体状態の洗剤水13を浴槽4の内壁に付着させたとすると、すぐに垂れ落ちてしまうので、内壁に付着している時間が短く、汚れを落としにくい。これに対し、フォーム14は、垂れ落ちにくく、浴槽4の内壁に長時間付着しているので、当該内壁の汚れを確実に落とすことが可能となる。浴槽4内の浴水16がすべて排出されると、浴槽4の底にもフォーム14が付着する。これにより、浴槽4の底に付着している汚れをフォーム14により除去することができる。
なお、自動排水栓29に代えて手動の排水栓が浴槽4に設けられていてもよい。この場合、フォーム供給動作が終了した後、制御装置26は、浴槽4の排水栓を開くように使用者を促すための通知をリモコン装置27などに、使用者に伝達させることが望ましい。
浴槽洗浄装置3は、吐出部11から吐出したすすぎ水を浴槽4内に供給するすすぎ水供給動作を実行可能に構成されている。すすぎ水供給動作は、浴槽洗浄動作のうちの一工程である。浴槽4内の浴水16が排出された後、制御装置26は、浴槽洗浄装置3によるすすぎ水供給動作を実行させる。すすぎ水供給動作によって、浴槽4内にあるフォーム14が洗い流されて除去される。すすぎ水供給動作によって浴槽4内のフォーム14が除去されると、浴槽洗浄動作が終了する。
例えば、制御装置26は、浴槽4内の浴水16がすべて排出されたことを水位センサ28が検出した後に、すすぎ水供給動作を実行させてもよい。このようにすることで、すすぎ水供給動作を適切なタイミングで自動で開始することができる。
すすぎ水供給動作の実行時、制御装置26は、開閉弁20を閉じた状態で開閉弁22および開閉弁25を開く。給湯機2からの水道水が、給湯管21、通路24、開閉弁25および循環流路9を通って、洗剤水タンク6に流入する。洗剤水タンク6が満水になると、洗剤水タンク6内の水道水が吐出部11へ流れる。この水道水が吐出部11からすすぎ水として浴槽4内に噴射される。
上記の例では、入浴後に浴槽4内に浴水16が残っている状態で吐出部11からフォーム14を吐出することにより浴水16の水面がフォーム14で覆われるようにフォーム供給動作を実行する例について説明した。この場合には、吐出部11からフォーム14を遠くに飛ばさなくても浴槽4の内壁の全周にフォーム14を付着させることができるという利点がある。これにより、吐出部11からフォーム14を遠くに飛ばすための機構が不要であるので、低コスト化が図れる。
一方で、吐出部11は、フォーム14を遠くに飛ばすための機構を備えていてもよい。例えば、吐出部11は、送風機を備え、当該送風機が生成した気流によりフォーム14を吹き飛ばすことが可能であるように構成されてもよい。あるいは、吐出部11は、フォーム14を吐出しながら回転する回転ノズルを備え、当該回転ノズルから遠心力によりフォーム14を吹き飛ばすことが可能であるように構成されていてもよい。吐出部11が送風機および回転ノズルの両方を備えていてもよい。
上記の例において、フォーム14とすすぎ水とは、吐出部11から吐出されているが、それぞれ異なる場所から吐出されてもよい。浴槽洗浄装置3は、フォーム14を吐出する第1の吐出部とすすぎ水を吐出する第2の吐出部とを備えるように構成されてもよい。この第2の吐出部は、洗剤水タンク6を通らずに供給される水道水をすすぎ水として吐出可能に構成されてもよいし、洗剤水タンク6に貯められた水道水をすすぎ水として吐出可能に構成されてもよい。すすぎ水を吐出する第2の吐出部は、浴槽洗浄装置3に組み込まれていなくてよい。
また、フォーム14を吐出する吐出部11は、例えば、浴室5の壁に設置されていてもよい。この場合、吐出部11は、その吐出口の中心位置が浴槽4の最上部よりも高い位置にあるとよい。
図1および図2に示されるように、本実施の形態に係る洗浄システム1は、浴室乾燥装置30をさらに備えている。浴室乾燥装置30は、浴室5の天井部分に設置される。浴室乾燥装置30は、浴室5内に送風することが可能な装置であり、例えば、図示しないファンおよび吹出口等を有している。
浴室乾燥装置30は、浴室5内に送風することによって、当該浴室5内を乾燥させることができる。浴室乾燥装置30は、浴室5を乾燥させる際、温風または常温の風を吹き出す。また、浴室乾燥装置30は、浴室5を乾燥させる際に当該浴室5内の湿気を外部に排出可能に構成されていてもよい。さらに、本実施の形態において、浴室乾燥装置30は、温風を吹き出すことによって浴室5内を昇温させる暖房運転を実行可能である。
本実施の形態において、浴室乾燥装置30は、浴室5内にミストを散布可能に構成されている。浴室乾燥装置30は、特に、浴槽4内にミストを散布可能に構成されている。本開示における「ミスト」とは、霧状に散布される水を意味する。浴室乾燥装置30は、例えば、ミストを散布するためのノズルおよび散布口等を有する。
浴室乾燥装置30は、浴槽4内へミストを散布して、且つ、暖房運転によって浴室5内を昇温させることができる。これにより、浴槽4に付着した汚れを浮き上がらせることができる。本実施の形態に係る洗浄システム1は、浴槽洗浄装置3による浴槽洗浄動作の実行前に、浴室乾燥装置30のミスト散布および暖房運転によって汚れを浮き上がらせることによって、浴槽4に付着した汚れを効果的に洗浄することができる。なお、浴室乾燥装置30によるミスト散布と暖房運転とは同時に行われてもよいし、ミスト散布の後に暖房運転が行われてもよい。
本実施の形態における浴室乾燥装置30は、本開示におけるミスト散布手段の一例である。ミスト散布手段の一例である浴室乾燥装置30は、制御手段の一例である制御装置26によって制御される。なお、本開示におけるミスト散布手段は、浴室乾燥装置30のような一つの機器として構成されてもよいし、ミストを散布する機器と浴室5を昇温させる別の機器とから構成されてもよい。
また、本実施の形態における浴室乾燥装置30は、浴室5内の乾燥を行うことが可能に構成されたミスト散布手段の一例でもある。浴室5内の乾燥を行うことが可能に構成されたミスト散布手段は、浴室乾燥装置30のような一つの機器として構成されてもよいし、ミスト散布および浴室5の昇温を行う機器と浴室5を乾燥させる別の機器とから構成されてもよい。洗浄システム1は、浴室乾燥装置30とは別の、ミストを散布可能な機器、浴室5を昇温させる機器および浴室5を乾燥させる機器を備えていてもよい。本開示におけるミスト散布手段が有するミスト散布機能、浴室5の昇温機能および浴室5の乾燥機能は、浴室乾燥装置30のような1つの機器によって実現されてもよいし、複数の機器が連携することによって実現されてもよい。
浴室乾燥装置30には、図示しない配管を介して給湯機2が接続される。浴室乾燥装置30は、給湯機2から供給される水道水をミストとして散布する。なお、浴室乾燥装置30には、水道等の水源が給湯機2等を介さずに直接的に接続されていてもよい。
浴室乾燥装置30に給湯機2が接続されている場合、浴室乾燥装置30は、給湯機2から供給される高温の水をミストとして散布してもよい。この場合には、暖房運転を行うことなく、ミスト散布と浴室5内の昇温とを同時に行うことができる。
浴室乾燥装置30は、浴室5および浴槽4をすすぐためのすすぎ水を放出可能に構成されていてもよい。この場合、すすぎ水とミストとは、同一のノズルから放出されてもよいし、それぞれ異なるノズルから放出されてもよい。浴室乾燥装置30が同一のノズルによってすすぎ水とミストとを放出する場合には、ノズルの口径を変化させることによって、放出される水を霧状のミストとシャワー状のすすぎ水とに切り替えてもよい。浴室乾燥装置30が浴室5をすすぐためのすすぎ水を放出する場合には、浴室5内の壁面および床面等も効果的に洗浄することができる。浴室乾燥装置30が放出したすすぎ水は、浴室5の床面に設けられた排水口31から排出される。なお、洗浄システム1は、浴室5をすすぐためのすすぎ水を放出するすすぎ水放出部を、浴室乾燥装置30とは別に備えていてもよい。
本実施の形態に係る洗浄システム1は、さらに、汚れセンサ32を備えている。汚れセンサ32は、浴槽4に付着した汚れの量である汚れ量を検出可能なセンサであり、本開示における汚れ検出手段の一例である。汚れセンサ32は、例えば、浴槽4の壁面に設置される。汚れセンサ32は、例えば、浴槽4に付着した汚れの量によって変化する反射率を利用した超音波センサである。なお、汚れセンサ32は、例えば、水の濁度を検出するセンサであってもよい。この場合には、汚れセンサ32は、使用者の入浴時に汚れ量の検出を行う。水の濁度を検出する汚れセンサ32は、例えば、浴槽4内に通じる浴水循環回路15等に設置されてもよい。また、本開示における汚れ検出手段は、上記のような汚れセンサ32限られず、例えば、浴槽4の壁面を撮像するカメラ等から構成されてもよい。汚れ検出手段は、画像処理によって汚れ量を検出可能なものであってもよい。
本実施の形態において、制御装置26は、第1制御および第2制御を選択的に実行可能に構成されている。第1制御は、浴室乾燥装置30にミストの散布および暖房を行わせてから浴槽洗浄装置3にフォーム供給動作を行わせる制御である。第1制御によれば、浴槽4に付着した汚れを強力に洗浄することができる。第2制御は、浴室乾燥装置30によるミストの散布および暖房を行わせずに、浴槽洗浄装置3にフォーム供給動作を行わせる制御である。第2制御によれば、消費電力を抑えつつ、フォーム14によって浴槽4に付着した汚れを洗浄することができる。
制御装置26は、汚れ検出手段の一例である汚れセンサ32の検出結果に応じた制御を行うことを特徴としている。具体的には、制御装置26は、汚れセンサ32が検出した汚れ量が基準値を超える場合には第1制御を行う。そして、制御装置26は、汚れセンサ32が検出した汚れ量が基準値以下である場合には第2制御を行う。制御装置26が上記のように制御を実行することによって、洗浄システム1は、汚れ量に応じた適切な動作を行うことができる。本実施の形態の洗浄システム1は、浴槽4に付着した汚れが少ない場合には消費電力を抑えて浴槽4の洗浄を行うことが可能であり、浴槽4に付着した汚れが多い場合には浴槽4の洗浄を強力に行うことが可能である。洗浄システム1は、浴槽4の状態に応じて、当該浴槽4を十分に洗浄することができる。
浴室リモコン27aには、各種の情報を検出する検出手段として、センサ部33が設けられていてもよい。センサ部33は、例えば、浴室5内の人の在不在を検出する人感センサを備えていてもよい。この人感センサは、本開示における人検出手段一例である。また、センサ部33は、例えば、浴室5へ入室するための扉である浴室扉34の開閉状態を検出する扉センサを備えていてもよい。この扉センサは、本開示における扉検出手段の一例である。なお、上記したセンサ部33は、浴室リモコン27aではなく浴室乾燥装置30に設けられていてもよいし、浴室5内の壁等に設置された機器として構成されていてもよい。人検出手段および扉検出手段の機能は、例えば、浴室5に隣接する脱衣室等に設けられたセンサによって実現されてもよい。
次に、本実施の形態に係る洗浄システム1の具体的な動作例を、フローチャートを参照して説明する。図3は、実施の形態1の洗浄システムの動作例を示すフローチャートである。なお、図3は、あくまで動作の一例を示すものであり、本開示に係る洗浄システムの動作は、図3に示されるものに限定されるものでない。
洗浄システム1の動作は、例えば、使用者がリモコン装置27を操作することによって開始する。なお、洗浄システム1の動作は、例えば、使用者がリモコン装置27または浴室リモコン27aによって設定した時刻に自動的に開始してもよい。また、洗浄システム1の動作は、使用者が入浴を終えた浴室5から退室した後に自動的に開始してもよい。
洗浄システム1の動作が開始すると、まず、浴室扉34が閉じているかの判定が行われる(ステップS101)。このステップS101の判定は、センサ部33の検出結果に応じて制御装置26が行う。ステップS101の判定は、浴室扉34が閉じるまで継続される。以下、図3に示すフローチャートにおける各種の判定は、各種のセンサの検出結果に応じて制御装置26が行うものとする。
浴室扉34が閉じたと判定されると、浴室5に内の人の在不在が判定される(ステップS102)。ステップS102の判定は、センサ部33の検出結果に基づいて行われる。ステップS102の判定は、浴室5内から人がいなくなるまで継続される。
浴室5内に人が不在であると判定されると、浴槽4内の水位が基準値以下であるかの判定が行われる(ステップS103)。ステップS103の判定は、水位センサ28の検出結果に基づいて行われる。ステップS103における上記の基準値は、例えば、浴槽4への湯はり設定量の8割以上が残っている場合の水位として設定される。また、ステップS103における上記の基準値は、使用者がリモコン装置27または浴室リモコン27aによって設定してもよい。
浴槽4内の水位が基準値以下である場合には、浴槽4への水の追加を行う(ステップS104)。ステップS104におけるこの水の追加は、例えば、水供給手段の一例である給湯機2によって行われる。ステップS104では、例えば、浴槽4内の水の量が湯はり設定量または湯はり設定量の8割になるまで、水が追加される。なお、浴槽4へ水を供給する水供給手段は、給湯機2でなくてもよい。例えば、吐出部11から水道水を浴槽4へ供給させることで、当該吐出部11を水供給手段として機能させてもよい。また、吐出部11および給湯機2とは別の機器を、水供給手段として設けてもよい。
ステップS104が実行されると、浴槽4に付着した汚れ量が基準値以下であるかの判定が行われる(ステップS105)。ステップS105の判定は、汚れセンサ32の検出結果に基づいて行われる。ステップS103において、水位が基準値を超えると判定された場合にも、このステップS105の判定が行われる。
上記したように、制御装置26は、汚れセンサ32が検出した汚れ量が基準値を超える場合には第1制御を行う(ステップS106)。また、制御装置26は、汚れセンサ32が検出した汚れ量が基準値以下である場合には第2制御を行う(ステップS107)。
第1制御によるフォーム供給動作が実行されると、浴槽4のすすぎが行われる。第2制御によるフォーム供給動作が実行された場合にも、浴槽4のすすぎが行われる(ステップS108)。ステップS108におけるすすぎは、浴槽洗浄装置3によって行われてもよいし、浴室乾燥装置30によって行われてもよい。浴室乾燥装置30によってすすぎを行う場合には、浴槽4だけでなく浴室5内全体にすすぎ水が放出されるとよい。これにより、浴室5内全体を洗浄することができる。
ステップS108でのすすぎが完了すると、浴室乾燥装置30による浴室5の乾燥が行われる(ステップS109)。ステップS109の処理が終了することによって、洗浄システム1の動作が終了する。
上記した動作例において、制御装置26は、水位センサ28によって検出される水位が基準値以下である場合には、浴槽洗浄装置3を動作させる前に給湯機2に浴槽4内へ水を供給させている。これにより、浴槽4の上部にもフォーム14を付着させることができ、浴槽4を満遍なく洗浄することができる。また、入浴時における喫水線近傍にフォーム14を付着させることが可能となる。
上記した動作例において、制御装置26は、浴室5内に人が不在の場合に第1制御を行う。これにより、浴室5内に人がいる場合に、当該人に洗浄用のミストが噴射されてしまうことが防止される。また、上記した動作例において、制御装置26は、浴室扉34が閉じた場合内に人が不在の場合に第1制御を行う。これにより、浴室5の外部へ水等が漏れ出してしまうことが防止される。
上記した動作例において、制御装置26は、第1制御を実行した場合および第2制御の実行をした場合には、自動的に浴室乾燥装置30に浴室5の乾燥を行わせる。これにより、浴槽4の洗浄後の生乾きおよび浴室5内の菌の繁殖等を抑制することができる。
洗浄システム1は、次亜塩素酸水等の抗菌水を散布可能に構成されていてもよい。例えば、給湯機2、浴槽洗浄装置3および浴室乾燥装置30の少なくとも1つに、抗菌水を生成する抗菌水生成ユニットが組み込まれていてもよい。洗浄システム1は、例えば、浴室5の乾燥を行う前に抗菌水を散布してもよい。抗菌水の散布は、例えば、ミスト散布手段の一例である浴室乾燥装置30によって行われる。本例であれば、浴室5内における菌の繁殖をより効果的に抑制することができる。
また、洗浄システム1は、第1制御による洗浄動作と第2制御による洗浄動作の何れを行うかを使用者が選択できるように構成されてもよい。例えば、リモコン装置27は、使用者の操作に応じて、制御装置26に第1制御または第2制御を選択的に実行させるように構成されてもよい。本例におけるリモコン装置27は、本開示における操作手段の一例である。本例であれば、使用者は、希望に応じた洗浄動作を洗浄システム1に実行させることができる。
1 洗浄システム、 2 給湯機、 3 浴槽洗浄装置、 4 浴槽、 5 浴室、 6 洗剤水タンク、 7 洗剤タンク、 8 気泡発生装置、 9 循環流路、 10 循環ポンプ、 11 吐出部、 12 洗剤供給弁、 13 洗剤水、 14 フォーム、 15 浴水循環回路、 16 浴水、 17 浴水ポンプ、 18 吸込口、 19 放出口、 20 開閉弁、 21 給湯管、 22 開閉弁、 23 接続部、 24 通路、 25 開閉弁、 26 制御装置、 27 リモコン装置、 27a 浴室リモコン、 28 水位センサ、 29 自動排水栓、 30 浴室乾燥装置、 31 排水口、 32 汚れセンサ、 33 センサ部、 34 浴室扉

Claims (6)

  1. 浴室に設けられた浴槽を洗浄可能な洗浄システムであって
    前記浴槽内へミストを散布して且つ前記浴室内を昇温させるミスト散布手段と、
    洗剤が混合された水である洗剤水からフォームを生成して当該フォームを前記浴槽内へ供給するフォーム供給手段と、
    前記浴槽に付着した汚れ量を検出可能な汚れ検出手段と、
    前記汚れ検出手段の検出結果に応じて前記ミスト散布手段および前記フォーム供給手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記ミスト散布手段を動作させてから前記フォーム供給手段を動作させる第1制御と、前記ミスト散布手段を動作させずに前記フォーム供給手段を動作させる第2制御と、を実行可能であり、前記汚れ量が基準値を超える場合には前記第1制御を実行し、前記汚れ量が当該基準値以下である場合には前記第2制御を実行することを特徴とする洗浄システム。
  2. 前記浴槽内へ水を供給する水供給手段と、
    前記浴槽内の水位を検出する水位検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記水位検出手段によって検出される前記水位が基準値以下である場合には、前記フォーム供給手段を動作させる前に、前記水供給手段に前記浴槽内へ水を供給させる請求項1に記載の洗浄システム。
  3. 使用者の操作に応じて、前記制御手段に前記第1制御または前記第2制御を選択的に実行させる操作手段を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗浄システム。
  4. 前記浴室内の人の在不在を検出する人検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記浴室内に人が不在の場合に、前記第1制御を実行する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の洗浄システム。
  5. 前記浴室内へ入室するための扉の開閉状態を検出する扉検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記扉が閉じている場合に、前記第1制御を実行する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の洗浄システム。
  6. 前記ミスト散布手段は、前記浴室内を乾燥させることが可能に構成され、
    前記制御手段は、前記第1制御を実行した場合および前記第2制御の実行をした場合には、自動的に前記ミスト散布手段に前記浴槽の乾燥を行わせる請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の洗浄システム。
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