JP6594793B2 - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、風呂システムに組み込まれ、給湯器で加熱生成された湯を洗浄液と混合して、浴槽に設けられた洗浄ノズルから浴槽内に噴射させる浴槽洗浄装置に関する。
従来、給湯器で加熱生成された湯を洗浄液と共に洗浄ノズルから浴槽内へ噴射させ、浴槽の内壁面に付着した汚れを洗い落とす浴槽洗浄機能を備えた風呂システムが知られている(例えば、特許文献1から4参照)。
図3に示すように、この種の従来の風呂システムは、洗浄ノズル12を備えた浴槽1と、バーナ21および熱交換器22を備えた給湯器2と、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄ノズル12から浴槽1内へ噴射させる浴槽洗浄装置8と、給湯器2や浴槽洗浄装置8の動作を指示する給湯操作端末5とで構成されている。
浴槽洗浄装置8は、給湯器2から供給される湯を洗浄ノズル12へ導く出湯管路81と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンク90と、洗浄液タンク90内の洗浄液を出湯管路81へ導く洗浄液混合管路82とを備えており、出湯管路81の上流端に給湯器2の熱交換器22が給湯配管L2を介して接続され、出湯管路81の下流端に浴槽1の洗浄ノズル12が洗浄配管L6を介して接続されている。
洗浄液混合管路82は、出湯管路81の中間部に合流接続されている。また、洗浄液混合管路82には、洗浄液タンク90から出湯管路81への洗浄液の供給を遮断可能な洗浄液開閉弁92が設けられている。一方、出湯管路81における洗浄液混合管路82との合流部83より上流側には、給湯器2側への洗浄液や湯の逆流を防止するための逆流防止弁98と、給湯器2から出湯管路81への湯の供給を遮断可能な出湯開閉弁97と、出湯管路81から洗浄ノズル12への湯の導出量を調整可能な噴射量調整弁94とが設けられている。
そして、給湯操作端末5にて浴槽洗浄運転の開始の指示がなされた場合は、洗浄液開閉弁92および出湯開閉弁97を開くと共に噴射量調整弁94を所定開度に調整し、さらにバーナ21を点火させる。これにより、給湯器2から出湯管路81へ所定温度の湯が供給され、洗浄液タンク90内の洗浄液と共に洗浄ノズル12から浴槽1の内壁面へ向けて噴射される。
特開2015−20008号公報 特開2010−75292号公報 特開2009−207753号公報 特開2008−136760号公報
しかしながら、上記従来の風呂システムに組み込まれる浴槽洗浄装置8では、浴槽洗浄運転の実行中、異物の噛み込みや駆動部の故障などによって洗浄液開閉弁92が開状態のまま閉じられなくなると、浴槽洗浄運転が終了して給湯器2から出湯管路81への湯水の供給が停止されたにもかかわらず、洗浄液タンク90内の洗浄液が出湯管路81から洗浄配管L6に流れ出し、洗浄ノズル12を通じて浴槽1内に漏出する虞があった。そして、このように浴槽1内に洗浄液が残存したままの状態で浴槽1への湯張りが行われると、風呂水に多量の洗浄液が混入し、使用者に不快感を与えてしまう問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、浴槽洗浄機能を備えた風呂システムに組み込まれる浴槽洗浄装置において、浴槽内に洗浄液が残存した状態で使用されるのを適切に防止することにある。
本発明は、熱源機から導出された湯水を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く出湯管路と、出湯管路の通水を遮断可能な出湯開閉弁と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンクと、洗浄液タンク内の洗浄液を出湯管路へ導く洗浄液混合管路と、洗浄液混合管路の洗浄液の流通を遮断可能な洗浄液開閉弁と、出湯開閉弁および洗浄液開閉弁を開くことで、熱源機から出湯管路に供給される湯を洗浄液タンク内の洗浄液と共に洗浄ノズルから噴射させる浴槽洗浄運転の実行手段とを備えた浴槽洗浄装置であって、出湯管路における洗浄液混合管路との合流部より下流側に、洗浄液開閉弁が開かれ且つ出湯開閉弁が閉じられた状態において、上流側から加わる水圧以下で閉弁し、上流側から下流側への通水を阻止する漏液防止弁が設けられたものである。
このものでは、洗浄液開閉弁に閉弁不良が生じ、洗浄液混合管路が常時開放された状態になっていても、浴槽洗浄が終了して出湯開閉弁が閉じられれば、出湯管路における洗浄液混合管路との合流部より下流側への通水が漏液防止弁によって阻止されるから、洗浄液タンク内の洗浄液が洗浄ノズルを通じて浴槽内に漏出するのを防止できる。
好ましくは、上記浴槽洗浄装置において、洗浄液タンク内に貯留された洗浄液量を検出する液量センサと、浴槽洗浄運転の実行回数を計数する計数手段と、装置本体の動作情報を報知する報知手段とを備え、前記洗浄液量が所定の上限量以上になった後の浴槽洗浄運転の実行回数が所定回数未満である条件下において、前記洗浄液量が所定の下限量未満になった場合は、洗浄液開閉弁が閉弁不良であることを報知手段から報知させる構成とする。
この種の浴槽洗浄装置では、通常、浴槽洗浄運転として、湯に洗浄液を混合して浴槽内へ噴射させる洗浄工程を行った後、湯のみを浴槽内へ噴射させるすすぎ工程を行うように構成されている。そのため、上記のように洗浄液開閉弁に閉弁不良が生じている場合には、すすぎ工程においても洗浄液が浴槽内に噴射されてしまい、浴槽洗浄運転の終了後、浴槽の内壁面に多量の洗浄液が付着残留している可能性がある。しかしながら、本発明によれば、洗浄液タンク内に洗浄液を上限量まで補充した後の浴槽洗浄運転の実行回数が所定回数未満であるにもかかわらず、洗浄液量が下限量未満になった場合は、洗浄液開閉弁に閉弁不良が生じているとしてその旨を報知するから、使用者に対して浴槽洗浄機能の使用中止や装置の点検、修理などを促すことができる。
以上のように、本発明によれば、たとえ洗浄液開閉弁に閉弁不良が生じても、洗浄ノズルから浴槽内に洗浄液が漏出しないから、浴槽内に洗浄液が残存した状態で使用されるのを適切に防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置を用いた風呂システムの概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置の作動フローチャートである。 図3は、従来の風呂システムの概略構成図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置3を用いて構築される風呂システムは、浴槽金具11および洗浄ノズル12を備えた浴槽1と、バーナ21A,21Bおよび熱交換器22A,22Bを備えた熱源機としての給湯器2と、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄液と混合して浴槽1の洗浄ノズル12に供給する浴槽洗浄装置3と、給湯器2や浴槽洗浄装置3の動作を設定指示する操作端末5とで構成されている。
操作端末5は、運転スイッチ50、湯張り運転の開始を指示する湯張りスイッチ51、追焚運転の開始を指示する追焚スイッチ52、浴槽洗浄運転の開始を指示する浴槽洗浄スイッチ53、出湯温度や湯張り量、洗浄回数などの設定を加減するための加減スイッチ54に加え、給湯器2および浴槽洗浄装置3の運転状態や設定された動作条件などを表示する表示部55、湯張り運転や浴槽洗浄運転が終了したことを音声にて報知する音声出力部56を備えている。
浴槽1の浴槽金具11は、浴槽1の側壁内側に設けられており、戻り配管L3および往き配管L4を介して給湯器2の追焚用熱交換器22Bに接続されている。図示しないが、浴槽金具11は、浴槽1内の風呂水を給湯器2へ導出するための吸込口と、給湯器2にて加熱された湯を浴槽1内へ導入するための吹出口とを備えており、上記吸込口が戻り配管L3に繋がり、上記吹出口が往き配管L4に繋がっている。
浴槽1の洗浄ノズル12は、浴槽1の底壁内側に設けられており、洗浄配管L6を介して浴槽洗浄装置3の出湯管路31に接続されている。図示しないが、洗浄ノズル12は、浴槽洗浄装置3から供給される湯を浴槽1の内壁面へ向けて放射状に湯を放出する噴射口を備えており、上記噴射口が洗浄配管L6に繋がっている。
浴槽1の底壁内側には、図示しない排水栓駆動部により開閉される自動排水栓13が設けられている。このように、自動排水栓13を備えた浴槽1を用いて風呂システムを構築することで、浴槽洗浄運転が終了した後、引き続き浴槽1への湯張り運転が自動で実行されるように構成することができる。
尚、上記自動排水栓13に代えて、手動で開閉する排水栓が設けられたものとしてもよい。この場合、浴槽洗浄運転と湯張り運転とは連動せず、それぞれ独立して実行される。即ち、浴槽洗浄運転が終了した時点でその旨を報知し、その後、使用者が手動で排水栓を閉じ、湯張り運転の開始を手動で指示すれば、湯張り運転に移行するように構成される。
給湯器2は、給湯用バーナ21Aから放出されるガスの燃焼熱を回収し、上水道から給水配管L1を通じて供給される水を加熱する給湯用熱交換器22Aと、追焚用バーナ21Bから放出されるガスの燃焼熱を回収し、浴槽1から戻り配管L3を通じて供給される風呂水を加熱する給湯用熱交換器22Bとを備えている。
給湯用熱交換器22Aの水入口は、給水配管L1を介して上水道に繋がり、給湯用熱交換器22Aの湯出口は、給湯配管L2を介してカランやシャワーなどの温水利用先Kに繋がっている。一方、追焚用熱交換器22Bの水入口は、戻り配管L3を介して浴槽金具11に繋がり、追焚用熱交換器22Bの湯出口は、往き配管L4を介して浴槽金具11に繋がっている。また、給湯用熱交換器22Aの湯出口は、給湯器2内の湯張り用バイパス管路200を介して往き配管L4に繋がっている。
給湯用熱交換器22Aの水入口と給水配管L1の下流端とを繋ぐ給湯器2内の入水管路201には、給水配管L1から給湯用熱交換器22Aへの通水量を検出する給水量センサ23と、給水配管L1から供給される水を給湯用熱交換器22Aの湯入口と給湯配管L2の上流端とを繋ぐ給湯器2内の出水管路202に分流させる分流弁24とが上流側よりこの順序で配設されている。
追焚用熱交換器22Bの水入口と戻り配管L3の下流端とを繋ぐ給湯器2内の風呂水導入管路203には、浴槽1の水位を検出する圧力センサ25と、浴槽1内の風呂水を追焚用熱交換器22Bとの間で循環させる循環ポンプ26とが配設されている。
湯張り用バイパス管路200は、入水管路201から分岐して追焚用熱交換器22Bの湯出口と往き配管L4の上流端とを繋ぐ給湯器2内の風呂水導出管路204に合流接続されている。また、湯張り用バイパス管路200には、給湯用熱交換器22Aから往き配管L4への通水を遮断可能なバイパス開閉弁27が設けられている。
給湯器2には、操作端末5の操作状態を監視する操作判定部、給水量センサ23の検知水量が所定水量以上を示したか否かを監視する出湯判定部、分流弁24の開度の調整を行う出湯温制御部、バーナ21A,21Bの点消火動作を制御するバーナ制御部、バイパス開閉弁27の開閉を行う湯張り制御部、バイパス開閉弁27が開かれた状態における給水量センサ23の検知水量の積算値を監視する湯張り量判定部、圧力センサ25の検知圧力を監視する浴槽水位判定部、循環ポンプ26のオンオフ動作を制御する追焚制御部等の回路構成を備えた給湯制御回路2Cが組み込まれており、上記給湯制御回路2Cによって温水利用先Kや浴槽洗浄装置3への給湯運転、浴槽1への湯張り運転、浴槽1内の風呂水の追焚運転等が行われる。
詳述すると、給湯制御回路2Cは、温水利用先Kや浴槽洗浄装置3が開栓され、給水量センサ23の検知水量が所定水量以上を示した場合、給湯用バーナ21Aを点火して給湯用熱交換器22Aに供給される水を加熱すると共に、分流弁24の開度を調整し、設定温度の湯を給湯配管L2に送り出す給湯運転を実行する。また、操作端末5にて湯張り開始の指示がなされた場合は、バイパス開閉弁27を開いて給水配管L1から給湯用熱交換器22Aへの通水を開始させ、さらに給湯用熱交換器22Aで加熱生成された湯を湯張り用バイパス管路200から往き配管L4を通じて浴槽1へ供給する湯張り運転を実行する。さらに、操作端末5にて追焚開始の指示がなされた場合は、循環ポンプ26を作動させて浴槽1内の風呂水を戻り配管L3から追焚用熱交換器22Bへ供給すると共に、追焚用バーナ21Bを点火して追焚用熱交換器22Bに供給される風呂水を加熱し、再び往き配管L4から浴槽1内へ帰還させる追焚運転を実行する。
本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置3は、給湯器2から給湯配管L2に導出された湯を洗浄配管L6へ導く出湯管路31と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンク40と、洗浄液タンク40内の洗浄液を出湯管路31へ導く洗浄液混合管路32とを備えており、出湯管路31の上流端に給湯配管L2が接続され、下流端に洗浄配管L6が接続されている。
洗浄液混合管路32は、上流端が洗浄液タンク40の洗浄液排出口に接続され、下流端が出湯管路31の中間部に合流接続されている。また、洗浄液タンク40には、洗浄液タンク40内に貯留された洗浄液量を検出する液量センサ41が設けられており、洗浄液混合管路32には、洗浄液タンク40から出湯管路31への洗浄液の導出を遮断可能な洗浄液開閉弁42が配設されている。
尚、液量センサ41は、少なくとも洗浄液タンク40内に洗浄液が所定の上限量以上貯留されているか下限量未満であるかを検出可能な構成のセンサであれば、複数の水位電極からなる電極センサを用いてもよいし、上下に複数の接点スイッチを備えたフロートセンサを用いてもよい。
出湯管路31における洗浄液混合管路32の合流部33より上流側には、出湯管路31が通水停止状態である場合に外部連通路430を開放し、出湯管路31を装置外部に連通させる大気開放弁43と、出湯管路31から洗浄配管L6への湯の導出量を調整可能な噴射量調整弁44と、給湯配管L2から出湯管路31への通水量を検出する湯量センサ45と、風呂水や洗浄液が出湯管路31を通じて給湯配管L2に逆流するのを防止する縁切り機構部46と、出湯管路31の通水を遮断可能な出湯開閉弁47とが下流側よりこの順序で配設されている。
縁切り機構部46は、上水道の断水等による給水配管L1の水圧低下に応動して外部連通路460を開放し、出湯管路31を装置外部に連通させる大気開放弁46Aと、出湯管路31における大気開放弁46Aの接続部の上流側および下流側にそれぞれ設けられ、縁切り機構部46より下流側への通水を許容し、上流側への通水を阻止する逆流防止弁46Bとで構成されている。
出湯管路31における洗浄液混合管路32の合流部33より下流側には、出湯開閉弁47が閉じられて出湯管路31への通水が遮断された状態において、洗浄液タンク40内の洗浄液が出湯管路31を通じて洗浄配管L6側へ流出するのを防止するための漏液防止弁48が配設されている。
漏液防止弁48は、弁体を弁孔へバネ部材によって押し付けることで一方向への通水を遮断するように構成された逆流防止弁であり、出湯開閉弁47が開かれ且つ噴射量調整弁44が所定開度に設定され、上流側から所定以上の水圧が加われば開弁し、出湯管路31から洗浄配管L6への通水を許容する一方、出湯開閉弁47が閉じられて上流側から所定以上の水圧が加わらなくなれば閉弁し、洗浄配管L6から出湯管路31への通水を阻止する。
また、上記バネ部材のバネ定数は、漏液防止弁48への入水圧が、洗浄液開閉弁42が開かれ且つ出湯開閉弁47が閉じられた状態のときに上流側(洗浄液混合管路32側)から加わる水圧、即ち、洗浄液タンク40内に貯留された洗浄液が満蓄状態であるときのヘッド圧以下になれば閉弁するように設定されている。従って、洗浄液開閉弁42に閉弁不良が生じ、洗浄液混合管路32が常時開放された状態になっている場合でも、出湯開閉弁47が閉じられて、入水圧が上記ヘッド圧以下になれば閉弁する。これにより、洗浄液タンク40から洗浄配管L6側への洗浄液の流出が阻止される。
浴槽洗浄装置3には、操作端末5の操作状態を監視する操作判定部、噴射量調整弁44の開度の調整や出湯開閉弁47の開閉を行う噴射量制御部、洗浄液開閉弁42の開閉を行う洗浄液量制御部、自動排水栓13の開閉を行う排水制御部、出湯開閉弁47の開時間や洗浄液開閉弁42の開時間、自動排水栓13の開時間を計測する計時部、液量センサ41の検知液量を監視する洗浄液量判定部、浴槽洗浄運転の実行回数を計数する計数部、洗浄液開閉弁42の閉弁不良を判定する閉弁不良判定部、洗浄液の残量が所定の下限量未満になったことや洗浄液開閉弁42に閉弁不良が生じていることなど浴槽洗浄装置3の状態を操作端末5の表示部55や音声出力部56から報知させる情報通信部等の回路構成を備えた洗浄制御回路3Cが組み込まれており、上記洗浄制御回路3Cによって浴槽洗浄運転が行われる。
詳述すると、洗浄制御回路3Cは、操作端末5により浴槽洗浄運転開始の指示がなされた場合、出湯開閉弁47を開くと共に噴射量調整弁44の開度の調整し、給湯配管L2から出湯管路31への通水を開始させ、さらに洗浄液開閉弁42を適宜開いて洗浄液混合管路41から出湯管路31へ洗浄液を導入する浴槽洗浄運転を実行する。
上記浴槽洗浄装置3における洗浄液開閉弁42の閉弁不良の判定制御動作を、図2のフローチャートに従って説明する。尚、以下の浴槽洗浄運転を行うにあたって、操作端末5の運転スイッチ50のオン操作がなされると、洗浄制御回路3Cの主制御プログラムが起動し、湯張り運転や浴槽洗浄運転が実行可能な状態となる。一方、給湯器2では、給湯制御回路2Cの主制御プログラムが起動し、給湯運転や湯張り運転、追焚運転が実行可能な状態となる。
運転スイッチ50のオン操作がなされた後、浴槽洗浄スイッチ52のオン操作がなされた場合は(ST1のステップでYes)、まず、液量センサ41の検知液量S1が所定の上限量Sa以上であるか否かを判定する。その結果、上記検知液量S1が上限量Sa以上であれば(ST2のステップでYes)、洗浄液タンク40内に洗浄液が上限まで貯留された満蓄状態であるとして、図示しないメモリに記憶された浴槽洗浄運転の実行回数C1を「0」にリセットする(ST1〜ST3)。
一方、液量センサ41の検知液量S1が上限量Sa以上でない場合は(ST2のステップでNo)、浴槽洗浄運転の実行回数C1を「0」にリセットしないで、さらに液量センサ41の検知液量S1が下限量Sb未満であるか否かを判定する。その結果、上記検知液量S1が下限量Sb未満でない場合は(ST4のステップでNo)、浴槽洗浄時に必要な量以上の洗浄液が洗浄液タンク40内に貯留された状態であるとして、浴槽洗浄運転を開始する。具体的には、噴射量調整弁44を洗浄時の設定開度に調整すると共に出湯開閉弁47を開く。これにより、給水配管L1から給湯器2の給湯用熱交換器22Aへの通水が開始され、さらに給湯器2にて給水量センサ23の検知水量が所定水量以上になれば、給湯用バーナ21Aが点火される。そして、給湯用熱交換器22Aで加熱生成された湯は、給湯配管L2を通じて出湯管路31に導入され、洗浄ノズル12から浴槽1の内壁面へ向けて噴射される(ST4〜ST5)。
図示しないが、本実施の形態では、浴槽洗浄運転の開始の指示(浴槽洗浄スイッチ52のオン操作)がなされると、上記ST5のステップの浴槽洗浄運転を開始する前に自動排水栓13を開き、浴槽1内の風呂水を排出させる。また、本実施の形態では、上記ST5のステップの浴槽洗浄運転として、湯のみを所定時間噴射させる「予洗い工程」を行った後、洗浄液開閉弁42を開き、洗浄液タンク40内の洗浄液を出湯管路31に導入される湯と共に所定時間噴射させる「洗浄工程」を所定回数(例えば、3回)行い、再び洗浄液開閉弁42を閉じ、湯のみを所定時間噴射させる「すすぎ工程」を行うように構成されている。尚、上記洗浄工程の繰り返し回数(洗浄回数)は、洗浄湯張り操作端末5を用いて使用者が任意に設定変更することができる。
そして、上記浴槽洗浄運転の全工程が終了すれば、図示しないメモリに記憶された浴槽洗浄運転の実行回数C1に「1」を加算記憶し、液量センサ41の検知液量S1が下限量Sb未満であるか否かを判定する。その結果、上記検知液量S1が下限量Sb未満でない場合は(ST7のステップでNo)、浴槽洗浄運転を行った後も洗浄液タンク40内に必要な量以上の洗浄液が貯留された状態であるとして、再び浴槽洗浄運転の開始の指示(浴槽洗浄スイッチ52のオン操作)がなされるのを待つ(ST6〜ST7,ST1)。或いは、図示しないが、浴槽洗浄運転が終了した後、引き続き湯張り運転が自動で実行されるように設定されている場合は、浴槽洗浄運転が終了した後、自動排水栓13を閉じて湯張り運転を実行し、動作を終了する。
尚、上記のようにしてメモリに記憶された浴槽洗浄運転の実行回数C1は、運転スイッチ50のオフ操作がなされた後も維持され、次回の浴槽洗浄運転では、その記憶された実行回数C1から閉弁不良の判定制御が行われる。
上記ST1〜ST7のステップを繰り返す間に、洗浄液の残量が下限量Sb未満になった場合は(ST4のステップ或いはST7のステップでYes)、その時点における浴槽洗浄運転の実行回数C1が予め設定された基準回数Cs(例えば、2回)以上であるか否かを判定する。そして、上記実行回数C1が基準回数Cs以上である場合は(ST8のステップでYes)、浴槽洗浄運転によって正常に洗浄液が消費された結果、洗浄液タンク40内の洗浄液の残量が少なくなったものとして、洗浄液が残量不足であることを操作端末5から表示や音声にて報知し、動作を終了する(ST8〜ST9)。
一方、洗浄液の残量が下限量Sb未満になったときの浴槽洗浄運転の実行回数C1が基準回数Cs未満である場合は(ST8のステップでNo)、洗浄液開閉弁42の閉弁不良により、洗浄液タンク40内の洗浄液が洗浄液混合管路32を通じて合流部33の上流側へ流れ、他の通水経路(例えば、大気開放弁43の外部連通路430)から装置外部に漏出した結果、洗浄液タンク40内の洗浄液の残量が少なくなったものとして、洗浄液開閉弁42が閉弁不良状態であることを操作端末5から表示や音声にて報知し、動作を終了する(ST8,ST10)。
このように、上記浴槽洗浄装置3によれば、洗浄液開閉弁42に閉弁不良が生じ、洗浄液混合管路32が常時開放された状態になっていても、浴槽洗浄が終了して出湯開閉弁47が閉じられれば、出湯管路31と洗浄液混合管路32との合流部33より下流側への通水が漏液防止弁48によって阻止されるから、洗浄液タンク40内の洗浄液が洗浄配管L6を通じて洗浄ノズル12から浴槽1内に漏出するのを防止できる。従って、その後、湯張りが行われた際に風呂水に多量の洗浄液が混入することもなく、浴槽1内に洗浄液が残存した状態で使用されるのを適切に防止することができる。
また、洗浄液開閉弁42の閉弁不良が生じても、洗浄液タンク40内の洗浄液が浴槽1内に漏出しなければ、洗浄液の漏出を使用者が速やかに認識できず、点検や修理などの対処が遅れる虞がある。しかしながら、このものでは、洗浄液タンク40内に洗浄液を上限量まで補充した後の浴槽洗浄運転の実行回数C1が基準回数Cs未満であるにもかかわらず、洗浄液の残量が下限量Sb未満になった場合は、洗浄液開閉弁42に閉弁不良が生じているとして速やかにその旨を報知し、使用者に対して浴槽洗浄機能の使用中止や浴槽洗浄装置3の点検、修理などを促すことができる。これにより、浴槽1内に洗浄液が残存した状態で使用され続けるのを適切に防止することができる。
1 浴槽
12 洗浄ノズル
2 給湯器(熱源機)
3 浴槽洗浄装置
31 出湯管路
32 洗浄液混合管路
40 洗浄液タンク
42 洗浄液開閉弁
47 出湯開閉弁
48 漏液防止弁

Claims (2)

  1. 熱源機から導出された湯水を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く出湯管路と、出湯管路の通水を遮断可能な出湯開閉弁と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンクと、洗浄液タンク内の洗浄液を出湯管路へ導く洗浄液混合管路と、洗浄液混合管路の洗浄液の流通を遮断可能な洗浄液開閉弁と、出湯開閉弁および洗浄液開閉弁を開くことで、熱源機から出湯管路に供給される湯を洗浄液タンク内の洗浄液と共に洗浄ノズルから噴射させる浴槽洗浄運転の実行手段とを備えた浴槽洗浄装置であって、
    出湯管路における洗浄液混合管路との合流部より下流側に、洗浄液開閉弁が開かれ且つ出湯開閉弁が閉じられた状態において、上流側から加わる水圧以下で閉弁し、上流側から下流側への通水を阻止する漏液防止弁が設けられた、浴槽洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
    洗浄液タンク内に貯留された洗浄液量を検出する液量センサと、
    浴槽洗浄運転の実行回数を計数する計数手段と、
    装置本体の動作情報を報知する報知手段とを備え、
    前記洗浄液量が所定の上限量以上になった後の浴槽洗浄運転の実行回数が所定回数未満である条件下において、前記洗浄液量が所定の下限量未満になった場合は、洗浄液開閉弁が閉弁不良であることを報知手段から報知させる構成とした、浴槽洗浄装置。
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