JP4765704B2 - 給湯暖房熱源機 - Google Patents

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この発明は給湯暖房熱源機に関し、より詳細には、加熱手段で加熱した熱媒を熱媒循環暖房に用いるとともに、その一部を液−液熱交換器の一次側に循環させて二次側の上水を加熱して一般給湯を行う構造を備えた給湯暖房熱源機に関する。
出願人は、暖房と一般給湯の双方を同時に行い得る給湯暖房熱源機として、1つの加熱手段で加熱した熱媒をタンク内に貯留し、この熱媒を半密閉式の暖房循環回路を用いて熱媒循環暖房に用いるとともに、その一部を循環ポンプでプレート式熱交換器(液−液熱交換器)の一次側に循環させ、このプレート式熱交換器の二次側に給水圧を利用して上水を供給し、この上水をプレート式熱交換器で加熱することで暖房機能と瞬間式の一般給湯機能の双方を実現する給湯暖房熱源機を新たに考案した。
そして、このように構成された給湯暖房熱源機において、プレート式熱交換器のプレートの割れなどによる一次側と二次側の導通異常を検出する方法として、上記暖房循環回路のリザーブタンクに熱媒の液位を検出する液位検出電極を配置し、この液位検出電極で液位の異常上昇を検出したときにプレート式熱交換器に導通異常が生じていると判断する導通異常の検出方法を用いることとした。なお、この点に関して、リザーブタンクではなく、暖房熱媒タンクに液位検出電極を設けて液−液熱交換器の導通異常を検出するものとして特許文献1が存在している。
またその一方で、このようにリザーブタンクにおける熱媒の液位に基づいてプレート式熱交換器の導通異常を検出するようにすると、例えば、給湯暖房熱源機の施工時などに、リザーブタンクに熱媒を補給し過ぎた場合には、プレート式熱交換器に導通異常が生じていないにも関わらず、暖房運転に伴う熱媒の熱膨張によって液位検出電極が液位を検出し、その結果、プレート式熱交換器の導通異常と誤判断するおそれがあった。
そのため、出願人は、更なる改良案としてリザーブタンクの所定高さ位置に熱媒の液位を制限する液位制限用の排水口を設け、熱媒の補給時にはこの液位制限排水口を開くようにすることで、熱媒の補給に際しての補給し過ぎを防止することを考えるに至った。
特開2003−114056号公報
しかしながら、このような熱媒補給時における熱媒の過剰供給の防止策を講じても、かかる対応策は、リザーブタンクの排水口を開くという人為的な操作を前提としているため完全を期し難く、たとえば、液位制限用の排水口を開くのを忘れてリザーブタンクに熱媒が補給されたような場合には、プレート式熱交換器の導通異常を誤検出するおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、プレート式熱交換器における導通異常の検出をより的確に行い得る給湯暖房熱源機を提供することにある。
なお、本発明は、このように出願人の案出した新規な構成の給湯暖房熱源機におけるプレート式熱交換器の導通異常検出において誤検出を防止するものであることから、本発明に関連する公知文献は出願人の知るところでは存在していない。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る給湯暖房熱源機は、熱媒貯留部に貯留された暖房用の熱媒の一部を循環ポンプで液−液熱交換器の一次側に循環させ、給水圧を利用して二次側に供給する上水を加熱して瞬間式の一般給湯を行う給湯循環回路を備えた給湯暖房熱源機であって、暖房循環回路のリザーブタンクに熱媒の液位を検出する液位検出電極を設けて液−液熱交換器の導通異常を検出するものにおいて、制御手段は、暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かを計測するタイマ手段と、上記液位検出電極の検出状態を所定の計数周期で計数するカウント手段と、上記カウント手段のカウント値が所定の規定値に達したかを判定するカウント判定手段と、上記カウント判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備え、上記タイマ手段が所定時間の経過を検出するまでは、上記カウント手段の規定値を第一の規定値として上記カウント判定手段による判定を行い、上記カウント値が上記第一の規定値以上になると人為的な施工不良と判定して上記報知手段で報知し、上記タイマ手段が所定時間の経過を検出した後は、上記カウント手段の規定値を上記第一の規定値よりも大きい第二の規定値として上記カウント判定手段による判定を行い、上記カウント値が上記第二の規定値以上になると上記液−液熱交換器の導通異常と判定して上記報知手段で報知する制御構成を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項1の給湯暖房熱源機は、制御手段が暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かによって、液位検出電極の検出状態のカウント値と比較する規定値の値を変更する。具体的には、所定時間が経過する前より経過した後の規定値を大きくすることで、施工時に熱媒を入れ過ぎたり、施工後に熱媒を補給し過ぎたりした場合のような人為的なミスによる液位の検出は液−液熱交換器の導通異常と判定せずに、人為的な施工不良と判定して速やかにその旨を報知させるようにしている。
つまり、請求項1の給湯暖房熱源機は、施工時など熱媒を補給した直後は小さな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視して人為的な施工不良(熱媒の入れ過ぎ)を早期に発見・報知するよう構成する一方で、人為的な施工不良が発見されずに一定時間が経過した後は、大きな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視し、導通異常の誤検出が少なくなるように構成している。
本発明の請求項2に係る給湯暖房熱源機は、熱媒貯留部に貯留された暖房用の熱媒の一部を循環ポンプで液−液熱交換器の一次側に循環させ、給水圧を利用して二次側に供給する上水を加熱して瞬間式の一般給湯を行う給湯循環回路を備えた給湯暖房熱源機であって、暖房循環回路のリザーブタンクに熱媒の液位を検出する液位検出電極を設けて液−液熱交換器の導通異常を検出するものにおいて、制御手段は、暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かを計測するタイマ手段と、上記液位検出電極の検出状態を所定の計数周期で計数するカウント手段と、上記カウント手段のカウント値が所定の規定値に達したかを判定するカウント判定手段と、上記カウント判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備え、上記タイマ手段が所定時間の経過を検出するまでは、上記カウント手段での計数周期を第一の周期とし、かつ上記カウント手段の規定値を第一の規定値として上記カウント判定手段による判定を行い、上記カウント値が上記第一の規定値以上になると人為的な施工不良と判定して上記報知手段で報知し、上記タイマ手段が所定時間の経過を検出した後は、上記カウント手段での計数周期を上記第一の周期より長い第二の周期とし、かつ上記カウント手段の規定値を上記第一の規定値よりも大きい第二の規定値として上記カウント判定手段による判定を行い、上記カウント値が上記第二の規定値以上になると上記液−液熱交換器の導通異常と判定して上記報知手段で報知する制御構成を備えたことを特徴とする。
すなわち、請求項2の給湯暖房熱源機は、制御手段が暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かによって、液位検出電極の検出状態をカウントする計数周期と、その計数結果であるカウント値と比較する規定値の値を変更する。具体的には、所定時間が経過する前より経過した後の計数周期を長く、かつ規定値を大きく変更することで、施工時に熱媒を入れ過ぎたり、施工後に熱媒を補給し過ぎたりした場合のような人為的なミスによる液位の検出は液−液熱交換器の導通異常と判定せずに、人為的な施工不良と判定して速やかにその旨を報知させるようにしている。
つまり、請求項2の給湯暖房熱源機は、施工時など熱媒を補給した直後は短い計数周期、小さな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視して人為的な施工不良(熱媒の入れ過ぎ)を早期に発見・報知するよう構成する一方で、人為的な施工不良が発見されずに一定時間が経過した後は、長い計数周期、大きな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視し、導通異常の誤検出が少なくなるように構成している。
本発明の請求項3に係る給湯暖房熱源機は、請求項1または2に記載の給湯暖房熱源機において、上記制御手段は、上記カウント手段による計数が所定値を超えて増減したときに増減後のカウント値を不揮発性の記憶手段に記憶させる制御構成を備え、給湯暖房熱源機の電源が再投入されたときには、上記タイマ手段は電源再投入時から上記所定時間の計測を開始し、上記カウント手段は上記記憶手段に記憶されたカウント値を読み出してカウントを再開するとともに、上記カウント判定手段は再開したカウント値に基づいて上記規定値との比較判定を行うことを特徴とする。
すなわち、請求項3の給湯暖房熱源機は、一定の条件の下でカウント値を不揮発性の記憶手段に記憶させておき、給湯暖房熱源機の電源がリセット(再投入)された場合には、その直後は液位検出電極の状態を小さな規定値(または、短い計数周期で小さな規定値)を用いて監視するとともに、規定値と比較するカウント値として電源リセット前の値を用いる。これにより、上述した人為的な施工不良または液−液熱交換器の導通異常が報知された際に、停電やユーザによる給湯暖房熱源機の電源リセットがあっても、エラーの報知が再開されるので、給湯暖房熱源機の異常を確実に報知できる。つまり、請求項3の構成では、給湯暖房熱源機の電源リセットでは上記エラーの報知が解除できないように構成されている。
本発明の請求項4に係る給湯暖房熱源機は、請求項1から3のいずれかに記載の給湯暖房熱源機において、上記制御手段は、上記人為的な施工不良または液−液熱交換器の導通異常と判定したときに所定の安全動作を実行させる安全動作命令手段を備えていることを特徴とする。また、本発明の請求項5に係る給湯暖房熱源機は、請求項4に記載の給湯暖房熱源機において、上記安全動作命令手段は、上記安全動作として一般給湯の出湯を停止させる処理を実行することを特徴とする。
すなわち、請求項4の給湯暖房熱源機は、制御手段が上記人為的な施工不良または液−液熱交換器の導通異常と判定する(液−液熱交換器の導通異常のおそれがある状態と判定する)と所定の安全動作が実行されるので、安全な給湯暖房熱源機を提供できる。特に、請求項5のように、一般給湯の出湯を停止させる処理を実行することで、熱媒が混入した温水が給湯栓から出湯するのを防止できる。
本発明の請求項6に係る給湯暖房熱源機は、請求項1から5のいずれかに記載の給湯暖房熱源機において、上記制御手段は、給湯暖房熱源機の操作装置の所定操作により上記人為的な施工不良との判定を解除する制御構成を備えていることを特徴とする。
すなわち、請求項6の給湯暖房熱源機では、上記人為的な施工不良との判定を給湯暖房熱源機の備える操作装置(たとえば、リモコン)の操作によって解除することができる。これは、たとえば施工直後に人為的な施工不良と判定された場合、液−液熱交換器が導通異常であることは稀なため、エラーの判定を容易に解除できるようにすることで、上記安全動作の解除ができるように構成している。
本発明の請求項7に係る給湯暖房熱源機は、請求項1から6のいずれかに記載の給湯暖房熱源機において、上記制御手段は、上記暖房循環回路が半密閉式または密閉式のいずれであるかを設定する型式設定手段を備え、該型式設定手段の設定に応じて上記カウント手段の計数周期と、上記カウント判定手段の規定値とが切り替えられることを特徴とする。
すなわち、請求項7の給湯暖房熱源機は、暖房用の循環回路の構成(密閉式か半密閉式か)に応じて上記カウント手段の計数周期と上記カウント判定手段の規定値を変更できるようにしておくことで、器具の使用態様に応じて的確なエラー判定を行えるようにしている。
本発明の請求項8に係る給湯暖房熱源機は、請求項1から7のいずれかに記載の給湯暖房熱源機において、上記制御手段は、上記暖房試運転の実行中は、上記報知手段において、カウント判定手段の判定結果の報知を行わないことを特徴とする。
すなわち、請求項8の給湯暖房熱源機は、暖房試運転の際には、上記カウント手段での計数は行うが、報知手段による報知は行わず、暖房試運転時にエラーとして報知されるのが防止される。
このように、本発明の請求項1に係る給湯暖房熱源機によれば、施工時など熱媒を補給した直後は小さな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視して人為的な施工不良(熱媒の入れ過ぎ)を早期に発見・報知するよう構成しているので、熱媒の補給が過剰であった場合には作業員が施工現場に居る間にエラーが報知されるので、その場で施工不良の改善を図ることができる。仮に作業員が帰った後にエラーが報知されたとしても、施工作業終了時から比較的短時間でエラーが報知されるので、作業員が来たことをユーザが忘れる前にエラーが報知される。そのため、ユーザからの情報を確実に得ることができ、施工不良を速やかに改善することができる。
その一方、人為的な施工不良が発見されずに所定時間が経過した後は、大きな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視するので、液−液熱交換器の導通異常を誤検出することが少なくなり、正確なエラー判定を行うことができる。
また、本発明の請求項2に係る給湯暖房熱源機によれば、施工時など熱媒を補給した直後は短い計数周期、小さな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視して人為的な施工不良(熱媒の入れ過ぎ)を早期に発見・報知するよう構成しているので、熱媒の補給が過剰であった場合には作業員が施工現場に居る間にエラーが報知されるので、その場で施工不良の改善を図ることができる。特に熱媒の補給直後に短い計数周期を用いることで、請求項1の場合に比べてより短時間でエラーを報知することができるようになり、作業員が立ち去る前にエラーを報知する確立を高めることができる。また、仮に作業員が帰った後にエラーが報知されたとしても、施工作業終了時から比較的短時間でエラーが報知されるので、作業員が来たことをユーザが忘れる前にエラーが報知される。そのため、ユーザからの情報を確実に得ることができ、施工不良を速やかに改善することができる。
その一方、人為的な施工不良が発見されずに所定時間が経過した後は、長い計数周期、大きな規定値を用いて液位検出電極の状態を監視するので、液−液熱交換器の導通異常を誤検出することがより少なくなり、より正確なエラー判定を行うことができる。
さらに、請求項3に係る給湯暖房熱源機によれば、電源がリセットされてもカウント値はリセット前の値が引き継がれるので、人為的な施工不良や液−液熱交換器の導通異常が報知された際に、停電したり、誤ってユーザが電源をリセットするなどして電源が再投入されてもエラーの報知が再開される。そのため、これらのエラーを見逃すことがなく、ユーザに確実にエラーを認識させることができる。
また、請求項4に係る給湯暖房熱源機によれば、人為的な施工不良や液−液熱交換器の導通異常と判定すると制御手段が所定の安全動作を実行するので、安全な給湯暖房熱源機を提供できる。特に、請求項5の給湯暖房熱源機によれば、安全動作として一般給湯の出湯が停止されるので、熱媒が混入した温水が誤って給湯栓から出湯されるのを防止することができる。
また、請求項6に係る給湯暖房熱源機によれば、人為的な施工不良との判定の場合、給湯暖房熱源機の操作装置で当該エラーを解除できるので、たとえば、ユーザ自身が熱媒を補給したことによってエラーが報知されたような場合には、ユーザ自身の操作でエラーを解除することができ、使い勝手のよい給湯暖房熱源機を提供できる。
また、請求項7に係る給湯暖房熱源機によれば、暖房用の循環回路の構成に応じてカウント手段の計数周期とカウント判定手段の規定値を変更できるので、器具の使用態様に応じて的確なエラー判定を行うことができる。
さらに、請求項8に係る給湯暖房熱源機によれば、暖房試運転の際にはエラーの報知が行われないので、作業時にエラーの報知に煩わされることがなく、作業を快適に行うことができる。
実施形態1
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる給湯暖房熱源機を用いた給湯システムの概略構成図であり、図2は、同給湯暖房熱源機の外観図である。また、図3は、同給湯暖房熱源機の主要部品の配置例を示す組み立て図である。
本発明の給湯暖房熱源機1は、加熱手段で加熱した熱媒(たとえば、不凍液)を、ファンコンベクタや床暖房パネルなどの暖房器具に暖房用の熱媒として供給するとともに、カランやシャワーなどの各種給湯栓に供給する温水(一般給湯)の加熱用の熱源として用いる熱源機であって、本実施形態に示す給湯暖房熱源機1は、暖房用の暖房循環回路Aと、風呂追い焚き用の追い焚き循環回路Bと、一般給湯用の給湯循環回路Cとを備えている。
具体的には、図1に示すように、給湯暖房熱源機1は、加熱手段として、灯油などのオイルを燃料とする燃焼缶体2を備えている。この燃焼缶体2は、缶体ケース2a内に、燃料を燃やすための燃焼室3と、該燃焼室3で発生した炎や燃焼ガスの熱を利用して上記熱媒を加熱昇温させる熱交換器部4と、燃焼ガスを燃焼缶体2の外部に排出する排気筒5とを主要部として備えている。
上記燃焼室3は、燃焼缶体2の下部に設けられた略円筒状の空間であって、この燃焼室3に臨んで燃料噴射用のノズル6と点火用の電極棒7とが設けられるとともに、燃焼用の空気を上記燃焼室3に送り込むための送風ファン8が設けられている。そして、上記燃料噴射ノズル6から燃焼室3内に燃料を噴射供給しつつ、電極棒7に電圧を印加することで燃焼室3内の燃料が点火され、送風ファン8によって燃焼室3内に燃焼用の空気を送り込むことによって燃焼室3内での燃焼が維持されるように構成されている。
熱交換器部4は、上記燃焼室3で生成される燃焼ガスの熱を利用して上記熱媒を加熱昇温させる気−液熱交換器と、該気−液熱交換器で加熱された熱媒を利用して風呂追い焚きを行う液−液熱交換器とを備えて構成される。
具体的には、この熱交換器部4は、上記気−液熱交換器として、上記燃焼室3の外周およびその上方に上記熱媒を貯留する大容量の熱媒貯留部9を備えており、燃焼室3での燃焼によって熱媒貯留部9内に溜まっている熱媒が加熱昇温されるように構成されている。より詳細には、この熱媒貯留部9には、燃焼室3から鉛直方向に燃焼ガスの通路91が形成され、燃焼ガスがこの通路91を通って上記排気筒5に抜ける過程で熱媒貯留部9内の熱媒との熱交換が行われる。なお、図において符号92で示すのは、熱媒貯留部9内の熱媒の温度を検出する温度センサ(貯湯缶体サーミスタ)である。
一方、熱交換器部4の液−液熱交換器は、上記燃焼室3の上方に形成された熱媒貯留部9内に設けられたコイル式の熱交換器であって、コイル10の一端がふろ往き配管11と接続されるとともに、他端がふろ戻り配管12と接続されている。すなわち、この液−液熱交換器は、上記熱媒貯留部9内に貯留する熱媒の熱を利用してコイル10内の浴槽水を加熱昇温させるように構成されている。
暖房循環回路Aは、上記熱交換器部4の熱媒貯留部9で加熱昇温された熱媒を暖房器具(図示せず)に供給するとともに、該暖房器具で放熱した熱媒を再び熱交換器部4に戻して加熱昇温させるための循環回路であって、図示例では、浴室乾燥機やファンコンベクタなどのように比較的高温(たとえば、80℃程度)の熱媒を必要とする暖房器具(以下、高温端末と称する)と、床暖房パネルのように比較的低温(たとえば、30℃乃至40℃程度)の熱媒を必要とする暖房器具(以下、低温端末と称する)の双方に熱媒を供給できるように構成されている。
すなわち、高温端末用の暖房循環回路A1は、熱媒貯留部9の上部に接続された暖房往き配管13(具体的には、その先端に設けられた暖房往きの接続口110)から給湯暖房熱源機1の筐体外部にある高温端末に熱媒を送り込み、該高温端末の熱交換器(図示せず)で放熱した熱媒を給湯暖房熱源機1の暖房戻り配管14(具体的には暖房戻りの接続口111)に戻すように構成される。
ここで、上記暖房往きの接続口110と暖房戻りの接続口111は、図2および図3に示すように、給湯暖房熱源機1の筐体101の側面に取り付けられた配管接続用の金具であって、これら各接続口110,111には高温端末への配管(図示せず)が接続される。
そして、この暖房戻り配管14は、暖房熱媒を貯留する暖房熱媒タンク15と接続される。この暖房熱媒タンク15の下部には、暖房熱媒タンク15に戻った熱媒を、上記熱媒貯留部9に戻すとともに低温端末に熱媒を供給するための配管16が接続されており、この配管16に熱媒を暖房循環回路A内で強制循環させるための暖房用の循環ポンプ19が設けられている。そして、この配管16の先端が分岐されて、一方が上記熱媒貯留部9の下部に接続される熱媒戻り配管17を構成し、他方が後述する暖房低温往き配管18を構成している。
要約すると、高温端末用の暖房循環回路A1は、熱媒貯留部9で加熱昇温された熱媒が、熱媒貯留部9の上部から暖房往き配管13、高温端末、暖房戻り配管14、暖房熱媒タンク15、熱媒戻り配管17を経て熱媒貯留部9の下部に循環するように構成されている。
一方、低温端末用の暖房循環回路A2は、上記暖房低温往き配管18(具体的には、暖房低温往き配管18の先端に設けられた暖房低温の接続口112)から給湯暖房熱源機1の筐体101の外部にある低温端末に熱媒を送り出し、該低温端末を経て戻ってくる熱媒が上記暖房戻り配管14(上記暖房戻りの接続口111)に帰るように構成されている。なお、ここで上記暖房低温の接続口112も上述した暖房往きの接続口110などと同様に、筐体101の側面に設けられている(図2,図3参照)。
上記暖房熱媒タンク15は、本実施形態では、リザーブタンク20を備えたいわゆる半密閉式の熱媒タンクとして構成されている。具体的には、この暖房熱媒タンク15は、その上部に圧力調整弁21を着脱可能に装着するための装着部22を備えている。そして、本実施形態では、この圧力調整弁21として、加圧弁と負圧弁とを備えたラジエターキャップが用いられており、これに伴って、上記装着部22はこのラジエターキャップを着脱可能な構造とされている。
暖房熱媒タンク15は、このような圧力調整弁21を備えることにより、暖房熱媒タンク15内の圧力が所定の圧力を超えると上記加圧弁が作動して、暖房熱媒タンク15内の熱媒がリザーブタンク20に連通する逃し配管23を通じてリザーブタンク20に送り込まれ、また反対に、暖房熱媒タンク15内の圧力が低下してタンク内が負圧になると負圧弁が作動して、上記逃し配管23を通じてリザーブタンク20から暖房熱媒タンク15に熱媒が供給される構造とされる。
なお、この暖房熱媒タンク15は、上記圧力調整弁21を着脱可能に構成したことと関連して、給湯暖房熱源機1の上部に配置されている。具体的には、給湯暖房熱源機1の上面に設けられた開閉蓋102(図2、図3参照)に上記装着部22が臨むように配置され、開閉蓋102を開くことで、上記ラジエターキャップの着脱作業を容易に行い得るように構成されている。
また、この暖房熱媒タンク15には、タンク内の熱媒の温度を調節するためのバイパス配管36が接続されている。このバイパス配管36は、暖房器具を経由せずに熱交換器部4(具体的には、上記熱媒貯留部9の上部)から直接高温の熱媒を暖房熱媒タンク15に供給できるようにしたものであり、該バイパス配管36には管内の流量を制御するバイパス流量制御弁37が設けられている。なお、図において符号38は暖房熱媒タンク15内の液位低下を検出するための水位検出装置を示している。
リザーブタンク20は、図4に示すように、平面視,正面視、側面視のいずれもほぼ矩形状を呈する箱型の樹脂製タンクで構成され、上面に上記逃し配管23を接続するための逃し配管接続口25と、熱媒を補充するための熱媒補充口26とがタンク内に貫通して開設されている。このリザーブタンク20は、図2および図3に示すように、上記暖房熱媒タンク15の下方に配置される。そのため、リザーブタンク20に熱媒を補給するための開口部27aが上記開閉蓋102に臨む位置に開設され、この開口部27aと熱媒補充口26との間にはこれらをつなぐ熱媒補給配管27が配設されている。
また、リザーブタンク20の側面には、メンテナンス時などにリザーブタンク20内の熱媒を抜き取るために用いる排水口28と、リザーブタンク20が溢れたときに余分な熱媒を排出するためのオーバーフロー排水口29とが突出して設けられており、リザーブタンク20を所定の位置に装置した際に、これらの排水口28,29が給湯熱源機1の筐体外部に露出するように構成されている(図2参照)。なお、上記排水口28は、タンク20から熱媒を排出する際にのみ開栓され、その他の場合(通常時)は閉栓されている。
そして、本実施形態では、さらにリザーブタンク20の背面の所定の高さ位置に第三の排水口(液位制限排水口)30が設けられている。この第三の排水口30は、熱媒の補給時において、リザーブタンク20内の液位を制限するために設けられた排水口であって、その高さ位置は、暖房運転時における熱媒の熱膨張によってタンク内の液位が上昇しても、後述する液位検出電極35が熱媒の液位を検出しない高さ位置に設定される。
そして、この排水口30には、該排水口30による液位制限を越えた熱媒を給湯暖房熱源機1の筐体101の外部に排出するための排水管31が接続され、この排水管31の先端に、排水管31の管路の閉塞/開放を切り替える管路開閉手段としての開閉栓32が着脱自在に取り付けられている。なお、この排水管31は、ゴムなどの柔軟性を有する材料で構成され、上記排水口30から下方に向けてその先端が筐体101の側面に突出するように配設されている。
つまり、この排水管31は、上記開閉栓32が開栓された状態にあると、排水口30による液位制限を越えた熱媒がこの排水管31を通じて筐体101の外部に自然排出されるように設けられている。なお、この排水管31の開閉栓32は、熱媒の補給時に手動で開放(開栓)され、その他の場合(通常時)は閉塞(閉栓)状態とされる。
このように、リザーブタンク20に第三の排水口30を設けたことにより、熱媒の補給時には、管路開閉手段である開閉栓32を開栓して排水管31の管路を開放状態にし、その状態で上記熱媒補充用の開口部27aから熱媒を補充すれば、液位制限排水口30による液位制限により、制限を越えて補充された熱媒は排水口30から排水管31を通じて筐体外部に自然排出される。そのため、熱媒の補給にあたり作業員は、筐体前面に設けられた液位監視窓103で熱媒の液位を目視確認しなくとも、熱媒の補充し過ぎを回避することができる。
なおこの点は、特に本実施形態では、後述するように、リザーブタンク20に設けた液位検出電極35を用いて一般給湯用の液−液熱交換器の導通異常を検出する構成を採用していることと関連して、熱媒の入れ過ぎによる導通異常の誤検出を容易かつ確実に防止できるという利点をもたらす。
そして、このように構成されたリザーブタンク20には、後述する一般給湯用の液−液熱交換器の導通異常を検出するための液位検出電極35が設けられている(図1参照)。この液位検出電極35は、リザーブタンク20内の異常な液位上昇(より具体的には、暖房運転時の熱膨張による液位上昇を超える異常な液位上昇)を検出するために設けられる電極であって、液位を検出するための電極棒がタンク内に鉛直に配設される。そして、異常な液位上昇によりリザーブタンク20内の熱媒の液位が上昇してこの電極35の先端に接触すると、その検出信号が後述する制御手段100に伝達される。
追い焚き循環回路Bは、図示しない浴槽内の湯水(以下、浴槽水と称する)を加熱するための循環回路であって、上述したように、熱媒貯留部9内に配されたコイル10と、このコイル10に接続されたふろ往き配管11と、ふろ戻り配管12と、浴槽水を強制循環させる循環ポンプ39を主要部として構成される。
具体的には、コイル10で加熱昇温された浴槽水は、ふろ往き配管11(ふろ往きの接続口113)を介して給湯暖房熱源機1の筐体外部に導かれ、浴槽の内側面に設けられた循環アダプタ(図示せず)から浴槽内に吐出される。一方、浴槽水の吸い込みも上記循環アダプタを介して行われる。すなわち、循環アダプタには上記ふろ戻り配管12(具体的にはふろ戻りの接続口114)も接続されており、このふろ戻り配管12上に流れ方向の上流側から順に追い焚き用の循環ポンプ39、水流スイッチ40、ふろ温度センサ41が配設されている。
なお、図において符号42はバイパス配管43と接続された三方弁を示している。この三方弁42は、ふろの追い焚き時には熱交換器部4側のポートと循環ポンプ39側のポートとが連通状態とされる。一方、浴槽への温水の落とし込み時にはバイパス配管43側のポートと循環ポンプ39側のポートとが連通状態とされ、プレート熱交換器45で加熱された温水を落とし込み回路58を介してふろ往き配管11とふろ戻り配管12の両方から同時に浴槽に供給可能にする。なお、上記ふろ往きの接続口113およびふろ戻りの接続口114についても上述した暖房往きの接続口110などと同様に、筐体101の側面に設けられている(図2,図3参照)。
しかして、追い焚き循環回路Bは、このように構成されることにより、ふろの追い焚き時には、上記三方弁42の流路を熱交換器部4側とし、循環ポンプ39を駆動することで、コイル10で加熱昇温された浴槽水がふろ往き配管11を経て浴槽に供給されるとともに、浴槽からの浴槽水がふろ戻り配管12を経て再びコイル10に循環するものとされている。
次に、給湯循環回路Cについて説明する。給湯循環回路Cは、熱交換器部4で加熱される暖房用の熱媒の一部を一般給湯用の液−液熱交換器の一次側に循環させて、給水圧を利用して二次側に供給する上水を加熱して瞬間式の一般給湯を行うための循環回路である。
具体的には、この給湯循環回路Cは、一般給湯用の液−液熱交換器としてのプレート熱交換器45と、上記熱媒貯留部9の上部から高温の熱媒を取り出して上記プレート熱交換器45の一次側に供給する給湯往き配管46と、上記プレート熱交換器45で放熱した熱媒を再び熱媒貯留部9の下部に戻す給湯戻り配管47と、これらの間で熱媒を強制循環させる給湯用の循環ポンプ48とを主要部として構成されている。
そして、一般給湯時には、上記循環ポンプ48を駆動させることにより、熱媒貯留部9の上部にある高温の熱媒をプレート熱交換器45の一次側に供給し、二次側を流れる上水を加熱する熱源として利用している。
一方、プレート熱交換器45の二次側には、一般給湯用の給湯回路が接続される。具体的には、プレート熱交換器45の二次側の一端には、給水接続口115を介して市水道など上水の供給源に接続された給水管50が接続されるとともに、その他端には出湯管51が接続され、給水管50から給水圧を利用して供給される上水がプレート熱交換器45の二次側を通過する際に加熱昇温されるように構成されている。
図1に示す給湯システムでは、このようにしてプレート熱交換器45で加熱昇温された上水を、給湯栓からの出湯と浴槽への落とし込みとに用いるように構成されている。具体的には、上記出湯管51は湯水混合弁52と接続され、湯水混合弁52において給水管50から分岐された分岐配管53を通じて供給される常温(未加熱)の上水と混合して給湯設定温度の温水を生成する。
そして、このように生成された温水は、湯水混合弁52の出口側に接続された配管54を通じて給湯栓への供給用と浴槽への落とし込み用とに分配される。すなわち、配管54は、給湯栓を接続するための給湯接続口116と接続される給湯用配管55と、浴槽への落とし込み回路58に接続される落とし込み用配管56とに分岐されている。
そして、分岐前の配管54には、流量制御弁(給湯流量制御弁)60が設けられており、湯水混合弁52で生成された温水の出湯量をこの流量制御弁60を用いて上記制御手段100で制御可能とされている。なお、この流量制御弁60は、弁を閉じる(全閉とする)ことで、給湯用配管55および落とし込み用配管56への温水供給を遮断できるように構成される。
なお、浴槽への落とし込み回路58は、注湯流量センサ61、注湯電磁弁62、逆止弁63を備え、その先端がふろ戻り配管12の上流側と合流するように構成されており、上述したように、三方弁42のバイパス配管43側のポートと循環ポンプ39側のポートとを連通状態として、注湯電磁弁62を開くことによって、プレート熱交換器45で加熱昇温された温水が浴槽に供給される。
なお、図において符号69はプレート熱交換器45からの出湯温度を検出する缶体サーミスタを、符号66は給水管50に入る上水の温度を検出する入水温度センサを、符号67は給湯栓からの出湯温度を検出する出湯サーミスタを示しており、また、符号68は給水管50への入水流量を検出する入水流量センサを示している。
しかして、このように構成された給湯暖房熱源機1は、制御手段100によって給湯暖房熱源機1の各部の動作が制御され、給湯、暖房、ふろ追い焚きの各機能が実現されている。
ここで、制御手段100は、筐体101の正面扉101a(図2参照)の内側に内蔵された制御装置であって、給湯暖房熱源機1の各部の動作を制御するためのプログラムを搭載したマイクロコンピュータを主要部として構成されている。そして、このマイクロコンピュータは、これら給湯、暖房、ふろ追い焚きの各制御にあたり、操作装置(リモコン)200からの操作情報(たとえば、給湯設定温度の操作情報など)や各種センサ類からのセンサ検出情報に基づいて給湯暖房熱源機各部の制御を行っている。
そして、本実施形態では、この制御手段100は、このような給湯、暖房、ふろ追い焚きといった一般的な制御プログラムに加え、上記プレート熱交換器45における一次側と二次側の導通異常の検出を行う導通異常検出手段および導通異常等のエラー検出時に所定の安全動作を行う安全動作命令手段として機能するプログラムを備えている。
そこで、以下において、プレート熱交換器45の導通異常の検出と安全動作について説明する。
本実施形態では、上記導通異常検出手段として機能する制御手段100は、リザーブタンク20に設けられた液位検出電極35の検出状態に基づいてプレート熱交換器45の一次側と二次側との導通異常を検出する。これは、プレート熱交換器45が割れるなどして、該熱交換器45の一次側と二次側とが導通(短絡)状態になると、一次側の圧力が上昇し、その結果、リザーブタンク20内の液位が上昇するので、この液位上昇からプレート熱交換器45の導通異常を検出するものである。
ところで、このようにリザーブタンク20内の液位に基づいてプレート熱交換器45の導通異常を検出する構成にすると、給湯暖房熱源機1の施工時(暖房試運転時)や使用開始後の熱媒補給時(水張運転操作時)など、リザーブタンク20に熱媒を補給する際に、上述した開閉栓32を開栓し忘れて熱媒を過剰に補給してしまうおそれがあり、かかる場合、プレート熱交換器45の導通異常を誤って検出するおそれがある。
そのため、本実施形態では、このような人為的な施工不良による液位の上昇とプレート熱交換器45の破損による液位上昇とを区別するため、図5に示す手順でプレート熱交換器45の導通異常の検出を行っている。
ここで、説明に先立ち、暖房試運転の手順と水張運転についてその概要を説明する。暖房試運転は、通常、給湯熱源機1を新たに設置した際に作業員(施工業者)により行われる。この暖房試運転の手順は、(1) 暖房熱媒タンク15に装着された圧力調整弁(ラジエターキャップ)21を外して暖房熱媒タンク15に熱媒を注入する。(2) 暖房熱媒タンク15がいっぱいになると圧力調整弁21を元に戻して、試運転スイッチ(具体的には、上記正面扉101aの内側に設けられるスイッチ)を押し、暖房用の循環ポンプ19を作動させて暖房循環回路A内のエアーを抜く。(3) 液位制限用の排水口30(具体的には上記開閉栓32)を開き、排水口30から熱媒が溢れないようにリザーブタンク20に熱媒を補充する。(4) 液位制限用の排水口30(具体的には上記開閉栓32)を閉じて、再度、試運転スイッチを押して循環ポンプ19を停止させ、その後、操作装置200の暖房スイッチ(図示せず)を押して暖房運転を開始させて暖房循環回路A内のエアー抜きを行う。(5) 暖房循環回路Aが温まった状態で熱媒をリザーブタンク20の上限位置(排水口30の高さ位置)まで注入する、という手順で行われる。
一方の水張運転は、暖房循環回路A内の熱媒の量が減少したときに、作業員やユーザ自身がリザーブタンク20に熱媒を補給する際の運転モードであり、この運転モードは、操作装置200の隠しモード下の操作である水張運転操作により実行される。そして、この水張運転操作により、制御手段100は、上述した暖房試運転の手順(2)で試運転スイッチが押されたときと同じ状態となり、以下の手順は、手順(4)での暖房試運転スイッチの操作が水張運転操作に変わるたけで、上述した手順と同様の手順によって熱媒の補給作業が行われる。
そして、制御手段100は、リザーブタンク20への熱媒の補給作業が行われたか否かを、図5ステップS1に示すように、暖房試運転スイッチのON操作または水張運転操作が行われたか否かを判断することにより検出する。
そして、制御手段100は、暖房試運転の操作または水張運転操作のいずれかを受け付けると、次に、内部クロックを利用したタイマ(タイマ手段)をリセットして、タイマをスタートさせる。このタイマは、後述する人為的な施工不良の判定を行う期間を設定するタイマであって、暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間T1(たとえば72時間)が経過したか否かを計測するように構成されている(図5ステップS3参照)。
そして、上記タイマがタイムアップする前、すなわち、暖房試運転の操作または水張運転操作のいずれかがなされてから所定時間T1が経過していなければ、制御手段100は、液位検出電極35の検出状態を所定の計数周期T2(図示例では2秒周期)で計数する(図5ステップS4参照)。
ここで、制御手段100は、液位検出電極35の状況(液位を検出しているか否か)を定期的(たとえば1秒毎)に取得しており、上述した計数周期T2に従って液位検出電極35が液位を検出しているか否かを計数する。つまり、液位検出電極35が液位を検出していれば内部のカウンタ(カウント手段)を「+1」とし、液位を検出していなければカウンタを「−(1/1800)」とする。なお、ここでカウンタの増減について、減算を加算より小さな単位で行っているのは、後述するように、このカウンタ値に基づいてエラーの判定を行うため、エラーの判定が回避され易くなるのを防止するためである。
また、このカウントの際には、制御手段100は、上記カウンタによる計数が所定値(たとえば「2カウント」)を超えて増減したときには、制御手段100に備えられた不揮発性の記憶手段(たとえば、EEPROM)に増減後のカウント値を記憶させる。
そして、制御手段100は、図5ステップS5に示すように、計数したカウント値と所定の規定値Xとを比較し、カウント値が規定値X(図示例では規定値X=30)に達したか否かを判断する(カウント判定手段)。
そして、この判断が否定的であれば図5ステップS3に戻り、肯定的であれば、制御手段100は、リザーブタンク20に熱媒が過剰に補充されている(上記排水口30による液位制限を越えて補充された人為的な施工不良)と判定し、その旨を操作装置200の表示部や音声出力部などの報知手段を通じて外部に報知するとともに、所定の安全動作の実行を命ずる(図5ステップS6参照)。
なお、この図5ステップS6に関しては、暖房試運転中は実行されないように構成される。すなわち、上述した暖房試運転の手順において、二度目の暖房試運転スイッチの操作(上記手順の(4)参照)がなされるまでは、上記カウント手段によるカウントのみを行い、エラー報知並びに安全動作は行わないように構成される。
一方、上記タイマがタイムアップした後、すなわち、暖房試運転の操作または水張運転操作のいずれかがなされてから所定時間T1が経過していれば(図5ステップS3でYes)、制御手段100は、液位検出電極35の検出状態を計数する計数周期を上述した計数周期T2よりも長い周期T3(図示例では20秒周期)に設定し、この計数周期T3に従って液位電極の検出状態を計数する(図5ステップS7参照)。
また、その際、計数したカウント値と比較する規定値として、制御手段100は、上記規定値Xよりも大きな値の規定値Y(図示例では規定値Y=5400)を用い、計数したカウント値が規定値Yに達したか否かを判断する(図5ステップS8参照)。
そして、この判断が否定的であれば図5ステップS3に戻り、肯定的であれば、プレート熱交換器45の導通異常と判定し、その旨を操作装置200の表示部や音声出力部などの報知手段を通じて外部に報知するとともに、所定の安全動作の実行を命ずる(図5ステップS9参照)。
このように、本実施形態では、液位検出電極の検出状態を計数する周期として長短2種類の計数周期T2,T3と、計数したカウント値と比較する規定値として大小2種類の規定値X,Yを用いて、これらを熱媒の供給があってから所定時間T1が経過したか否かによって使い分けることにより、人為的な施工不良とプレート熱交換器45の導通異常とを判別するように構成されている。
すなわち、熱媒を補給した直後は短い計数周期T2、小さな規定値Xを用いて液位検出電極35の状態を監視することにより人為的な施工不良(熱媒の入れ過ぎ)を早期に発見・報知するよう構成し、人為的な施工不良が発見されずに所定時間T1が経過した後は、長い計数周期T3、大きな規定値Yを用いて液位検出電極35の状態を監視することにより、プレート熱交換器45の導通異常を誤検出するおそれが少なくなるように構成している。
次に、制御手段100による安全動作について説明する。本実施形態では、人為的な施工不良またはプレート熱交換器45の導通異常のいずれかが検出されると、制御手段100は、全モードの動作(給湯、暖房、ふろ追い焚きの各動作)を禁止するとともに、プレート熱交換器45の二次側の出口側下流に設けられた流量制御弁60を全閉とする制御を行うように設定される。これにより、給湯、暖房、ふろ追い焚きの機能が停止するとともに、給湯用配管55および落とし込み用配管56への湯水の供給が遮断され、給湯栓や浴槽の循環アダプタから熱媒の混じった湯水の流出が停止される。
ここで、安全動作として一律に全モードの動作禁止としているのは、上記所定時間T1が経過する前にプレート熱交換器45が破損する場合があることを完全に否定できないからである。
なお、この安全動作については適宜設定変更可能である。たとえば、上記所定時間T1が経過しているか否かに応じて安全動作の内容を変えることができる。上述したように、上記所定時間T1の経過前であってもプレート熱交換器45の破損が生じ得ることを完全に否定することはできないものの、経験的にそのような事態は稀であることから、上記所定時間T1が経過前であれば安全措置を緩和して、暖房のみは使用できるようにしておいたり、あるいは報知のみで安全動作を行わないように構成することも可能である。
最後に、上述したエラー報知並びに安全動作の解除方法について説明する。本実施形態では、エラー報知並びに安全動作の解除は、上記暖房試運転スイッチの操作または水張運転操作のいずれか一方の操作により解除されるように構成される。これは、これらの操作は意識的に行わねばできない操作(暖房試運転スイッチは筐体101の正面扉101aの内側にあるので扉を開ける必要があり、また、水張運転の操作は操作装置200の隠しモードとされるので通常のスイッチ操作以外の操作が必要となる)であり、かかる操作を要求することでユーザが安易にエラー報知や安全動作を解除できないようにするためであり、また、特に水張運転操作でも解除できるようにしているのは、ユーザがエラーを認識してから作業員が到着するまでの間に、給湯暖房熱源機1の正面扉101aを開けることなしにユーザの判断で安全動作等を解除できるようにしたためである。
なお、これに関連して、本実施形態では、上記カウンタでの計数中やエラー報知後に、たとえば、給湯暖房熱源機1の電源がリセット(再投入)されたときには、制御手段(カウント手段)100は、上記記憶手段に記憶しておいたカウント値を読み出して計数を再開するように構成されるとともに、上記タイマは、所定時間の計測を始めから(電源再投入時から)開始するように構成される。これにより、ユーザが電源をリセットしてもカウンタ値は消失せず、エラーの報知中であれば電源再投入後もエラーの報知が再開される。
実施形態2
次に、本発明の第二の実施形態を図6,図7に基づいて説明する。これら図6,図7に示す実施形態は、実施形態1に示す給湯暖房熱源機1に、暖房循環回路を半密閉式から密閉式に切り替える密閉プラグを装着した場合を示している。したがって、密閉プラグ70以外の構造は上述した実施形態1と同様であるので、構成が共通する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
密閉プラグ70は、暖房循環回路を半密閉式から密閉式に切り替えるためのプラグであって、このプラグ70は、暖房熱媒タンク15に装着された圧力調整弁21に代えて暖房熱媒タンク15に装着される。すなわち、この密閉プラグ70は、暖房熱媒タンク15の装着部22に装着可能な構造を有している。
この密閉プラグ70には、圧力逃し弁(安全弁)71が備えられており、暖房熱媒タンク15内が所定の圧力を超えるとこの圧力逃し弁71が作動して、暖房熱媒タンク15内の熱媒が圧力逃し弁71の出口側に接続された配管72に導かれるように構成されている。
そして、本実施形態では、この密閉プラグ70を用いて給湯暖房熱源機1を密閉式として使用するにあたり、圧力逃し弁71に設けられた配管72がリザーブタンク20に接続される。つまり、圧力逃し弁71が作動した場合、暖房熱媒タンク15内の熱媒がリザーブタンク20内に導かれるように接続される。
図6は、この配管72をリザーブタンク20の第三の排水口(液位制限排水口)30に接続する構成、つまり、上記排水口30と連通する配水管31の開閉栓32を取り外してそこに配管72を接続する場合を示しており、また、図7は、上記開閉栓32は閉じたままで、配管72をリザーブタンク20の熱媒補充口26に接続する構成、つまり、配管72を熱媒補充用の開口部27aに装着した場合を示している。
このように、圧力逃し弁71の出口側とリザーブタンク20とを接続することにより、給湯暖房熱源機1を密閉式として用いた場合でも上述した実施形態1と同様に、人為的な施工不良やプレート熱交換器45の導通異常を制御手段100で検出可能となり、これらのエラーが検出された場合には同様の安全動作を行うことが可能になる。
なお、このことに関連して、給湯暖房熱源機1を密閉式、半密閉式のいずれで使用するかによって上述した計数周期T2,T3や規定値X,Yも変わってくるので、制御手段100には、密閉式、半密閉式のそれぞれについて計数周期T2,T3や規定値X,Yが設定される。そして、制御手段100には、給湯暖房熱源機1を密閉式、半密閉式のいずれで使用するかを設定する型式設定手段(たとえば、いずであるかを作業員が選択するコネクタ)が設けられ、この型式設定手段の設定に応じて上記計数周期T2,T3と規定値X,Yが切り替えられるように構成される。
なお、上述した実施形態は本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、燃料に灯油などのオイルを用いた場合を示したが、本発明は暖房熱媒の一部を一般給湯用の液−液熱交換器の熱源に用いる給湯暖房熱源機であれば、ガスを燃料とするものや電気ヒータを熱源に使用するものにも適用することが可能である。
また、上述した実施形態では、リザーブタンク20の液位制限排水口30に設けられる管路開閉手段として、手動で管路の閉塞/開放を切り替える開閉栓32を用いた場合を示したが、管路開閉手段は管路の閉塞/開放を切り替え可能であれば、たとえば操作装置200などで操作可能な電磁弁の形態とすることも可能である。
また、上述した実施形態2では、密閉プラグ70の圧力逃し弁71に接続された配管72をリザーブタンク20の液位制限排水口30または熱媒補充口26に接続する場合を示したが、配管72とリザーブタンク20とが連通する構成であればよく、他の排水口(たとえば排水口28)に配管72を接続することもできる。
また、上述した実施形態では、エラーの報知や安全動作の解除方法として、暖房試運転スイッチの操作または水張運転操作のいずれか一方の操作を条件としたが、より簡易な方法で解除できるように構成することも可能である。たとえば、液位検出電極35が液位を検出していないことを条件に、操作装置200の通常の操作(たとえば、運転スイッチの操作)で解除できるようにすることも可能である。また、電源リセットで解除できるようにすることも可能である。
本発明にかかる給湯暖房熱源機の概略構成図である。 同給湯暖房熱源機の外観を示す図であり、図2(a)は給湯暖房熱源機の平面図を、図2(b)は正面図を示している。 同給湯暖房熱源機の主要部品の配置例を示す組み立て図である。 同給湯暖房熱源機のリザーブタンクの構造を示す説明図であり、図4(a)はリザーブタンクの平面図を、図4(b)は同リザーブタンクの正面図を、図4(c)は同リザーブタンクの側面図をそれぞれ示している。 同給湯暖房熱源機におけるプレート熱交換器の導通異常の検出手順を示すフローチャートである。 同給湯暖房熱源機への密閉プラグの装着例を示した正面図である。 同給湯暖房熱源機への密閉プラグの他の装着例を示した正面図である。
符号の説明
1 給湯暖房熱源機
2 燃焼缶体(加熱手段)
3 燃焼室
4 熱交換器部
9 熱媒貯留部
15 暖房熱媒タンク
20 リザーブタンク
45 一般給湯用のプレート熱交換器(液−液熱交換器)
100 制御手段
A 暖房循環回路
B 追い焚き循環回路
C 給湯循環回路

Claims (8)

  1. 熱媒貯留部に貯留された暖房用の熱媒の一部を循環ポンプで液−液熱交換器の一次側に循環させ、給水圧を利用して二次側に供給する上水を加熱して瞬間式の一般給湯を行う給湯循環回路を備えた給湯暖房熱源機であって、暖房循環回路のリザーブタンクに熱媒の液位を検出する液位検出電極を設けて液−液熱交換器の導通異常を検出するものにおいて、
    制御手段は、暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かを計測するタイマ手段と、前記液位検出電極の検出状態を所定の計数周期で計数するカウント手段と、前記カウント手段のカウント値が所定の規定値に達したかを判定するカウント判定手段と、前記カウント判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備え、
    前記タイマ手段が所定時間の経過を検出するまでは、前記カウント手段の規定値を第一の規定値として前記カウント判定手段による判定を行い、前記カウント値が前記第一の規定値以上になると人為的な施工不良と判定して前記報知手段で報知し、
    前記タイマ手段が所定時間の経過を検出した後は、前記カウント手段の規定値を前記第一の規定値よりも大きい第二の規定値として前記カウント判定手段による判定を行い、前記カウント値が前記第二の規定値以上になると前記液−液熱交換器の導通異常と判定して前記報知手段で報知する
    制御構成を備えたことを特徴とする給湯暖房熱源機。
  2. 熱媒貯留部に貯留された暖房用の熱媒の一部を循環ポンプで液−液熱交換器の一次側に循環させ、給水圧を利用して二次側に供給する上水を加熱して瞬間式の一般給湯を行う給湯循環回路を備えた給湯暖房熱源機であって、暖房循環回路のリザーブタンクに熱媒の液位を検出する液位検出電極を設けて液−液熱交換器の導通異常を検出するものにおいて、
    制御手段は、暖房試運転又は水張運転の操作を受け付けてから所定時間が経過したか否かを計測するタイマ手段と、前記液位検出電極の検出状態を所定の計数周期で計数するカウント手段と、前記カウント手段のカウント値が所定の規定値に達したかを判定するカウント判定手段と、前記カウント判定手段の判定結果を報知する報知手段とを備え、
    前記タイマ手段が所定時間の経過を検出するまでは、前記カウント手段での計数周期を第一の周期とし、かつ前記カウント手段の規定値を第一の規定値として前記カウント判定手段による判定を行い、前記カウント値が前記第一の規定値以上になると人為的な施工不良と判定して前記報知手段で報知し、
    前記タイマ手段が所定時間の経過を検出した後は、前記カウント手段での計数周期を前記第一の周期より長い第二の周期とし、かつ前記カウント手段の規定値を前記第一の規定値よりも大きい第二の規定値として前記カウント判定手段による判定を行い、前記カウント値が前記第二の規定値以上になると前記液−液熱交換器の導通異常と判定して前記報知手段で報知する
    制御構成を備えたことを特徴とする給湯暖房熱源機。
  3. 前記制御手段は、前記カウント手段による計数が所定値を超えて増減したときに増減後のカウント値を不揮発性の記憶手段に記憶させる制御構成を備え、給湯暖房熱源機の電源が再投入されたときには、前記タイマ手段は電源再投入時から前記所定時間の計測を開始し、前記カウント手段は前記記憶手段に記憶されたカウント値を読み出してカウントを再開するとともに、前記カウント判定手段は再開したカウント値に基づいて前記規定値との比較判定を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の給湯暖房熱源機。
  4. 前記制御手段は、前記人為的な施工不良または液−液熱交換器の導通異常と判定したときに所定の安全動作を実行させる安全動作命令手段を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の給湯暖房熱源機。
  5. 前記安全動作命令手段は、前記安全動作として一般給湯の出湯を停止させる処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の給湯暖房熱源機。
  6. 前記制御手段は、給湯暖房熱源機の操作装置の所定操作により前記人為的な施工不良との判定を解除する制御構成を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の給湯暖房熱源機。
  7. 前記制御手段は、前記暖房循環回路が半密閉式または密閉式のいずれであるかを設定する型式設定手段を備え、該型式設定手段の設定に応じて前記カウント手段の計数周期と、前記カウント判定手段の規定値とが切り替えられることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の給湯暖房熱源機。
  8. 前記制御手段は、前記暖房試運転の実行中は、前記報知手段において、カウント判定手段の判定結果の報知を行わないことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の給湯暖房熱源機。
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