JP5311115B2 - 暖房装置 - Google Patents
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Description
温水暖房装置を使用した暖房システムは、燃焼装置を内蔵した暖房装置と、床暖房装置やファンコンベクタ等の暖房端末とが組み合わされて構成される暖房システムである。
上記した暖房システムに採用される暖房装置は、熱媒貯留槽と、燃焼装置とポンプを備えるものであり、熱媒往き口と、熱媒戻り口とを有している。そして燃焼装置で熱媒貯留槽内の水(熱媒液)を昇温し、ポンプで加圧して熱媒往き口から吐出する。
即ち温水暖房装置の熱媒往き口と熱媒戻り口とを床暖房装置等の熱交換器の出入り口に接続し、熱媒貯留槽と暖房端末との間で環状の循環回路を形成させる。そしてポンプで循環回路内に温水(熱媒液)を循環させて熱を暖房端末に移動し、室内を暖房する。
また暖房システム内に水を注入する場合、システム内の全ての管路内を水で満たさなければならず、管路内に空気が残存することは許されない。しかしながらシステム内の全ての管路内を水で満たす作業は、手間の掛かる作業であり、注水作業の自動化が望まれていた。
暖房システム内に水を注入する方策としては、特許文献1に開示された方策が知られている。
即ち気液分離タンクには水位センサーを設ける場合がある。この水位センサーは、本来温水暖房装置が空焚き状態になることを防ぐために設けられるものである。即ち温水暖房装置内には常に一定量の水が存在しなければならない。そこで気液分離タンク内に水位センサーを設け、温水暖房装置内に水が存在するか否かを監視する。
具体的に説明すると次の通りである。
注水ユニット60は、図20に示すように水タンク61と注水ポンプ62および注水ホース63によって構成されるものである。
そして水タンク61に不凍液を混合した水を満たし、気液分離タンク100に注水ホース63を差し込む。より具体的には、ラジエターキャップ19を外し、その開口に注水ホース63を差し込む。
注水ユニット60は温水暖房装置側から信号を受けて注水ポンプ62を動作させる。より具体的には、注水ポンプ62は気液分離タンク100内の水位センサー26の信号に応じてオンオフされ、水位センサー26が一定の水位を検知すると注水ポンプ62が停止し、一定の水位を割ると注水ポンプ62が再起動する。
温水暖房装置内の循環ポンプを運転することによって気液分離タンク100内の水位が下がるが、その際には注水ポンプ62が再起動し、気液分離タンク100内に注水して水を補給する。
この原因を調査したところ、気液分離タンク100に注水ホース63から注水する際に、注水ホース63から吐出した水が水位センサー26にかかり、気液分離タンク100内に水が無いにもかかわらず、水が存在すると誤検知してしまうためであった。
そこで本発明では、戻り熱媒導入口と水位センサーとの間に第二遮蔽部材を設け、水位センサーに熱媒体がかかることを防止した。
熱媒液貯留槽と、高温の熱媒液を吐出する高温往き口と、比較的温度の低い熱媒液を吐出する低温往き口と、暖房端末から熱媒体を戻す熱媒戻り口とを有し、高温往き口は熱媒液貯留槽に接続され、タンクは熱媒戻り口と熱媒液貯留槽に接続され、ポンプは吸い込み側がタンクに接続され、ポンプの吐出側が分流されて一方が熱媒液貯留槽に接続され、他方が低温往き口に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の暖房装置である。
図1は、本発明の実施形態の温水暖房装置を採用した暖房システムの作動原理図である。
本実施形態の暖房システム1は、図1に示すように温水暖房装置2を中心とするものであり、温水暖房装置2に二つの高温使用暖房端末3,5と、一つの低温使用暖房端末6が接続されたものである。
バーナ14は、公知の気化式バーナであり、送風機21と気化器22を備える。バーナ14は灯油を燃料とし、これを気化器22で気化すると共に送風機21から送風される空気と混合して炎孔から噴射し、火炎を発生されるものである。なお本発明は気化式のバーナに限定されるものではなく、燃料噴霧式のバーナでもよく、ガスを燃料とするバーナであってもよい。
本実施形態で採用する貯湯型温水器10は、熱媒液貯留タンク18の管20にバーナ(熱源機)14の燃焼ガスを通過させ、熱媒液貯留タンク18内の水(熱媒液)を加熱するものである。
図2は、本発明の実施形態で採用する気液分離タンクの斜視図である。図3は、図2の気液分離タンクを時計回りに90度回転した見た斜視図である。図4は、図2の気液分離タンクを図3の姿勢からさらに90度回転した見た斜視図である。図5は、図2の気液分離タンクの本体部の内部の遮蔽形成部材の展開図である。図6は、図3の気液分離タンクの本体部の内部を透視した透視斜視図である。図7は、図2の気液分離タンクの本体部を図2のA方向から透視した透視斜視図である。図8は、図2のB−B断面図である。図9は、図6のA−A断面図である。図10は、注水時における図6のA−A断面図である。
皿部66は本体部65に設けられたものであり、こぼれ出た水を受ける受け皿であって底の部分に排水管64が取り付けられている。
また皿部66の中央部分には、注入開口67が設けられている。注入開口67は、皿部の底面が短筒状に立ち上げられて形成されている。そして当該短筒状部68に呼吸管70が設けられている。呼吸管70及び排水管64の他端側は、図1の様に膨張タンク25と接続されている。
注入開口67にはラジエターキャップ19が装着されている。
本体部65の、天面壁59には開口があり、当該開口は前記した皿部66の注入開口67に連通している。
またセンサー取り付け管76の上部には、高温熱媒導入管77が設けられている。高温熱媒導入管77は、後記する様に熱媒液貯留タンク18に接続される。
即ち遮蔽形成部材80は、図5に示すように、一枚の銅板を所定形状に打ち抜いた後に曲げ加工して作られたものであり、隔壁状の第二遮蔽部材82と、片屋根状の第一遮蔽部材81によって構成されている。
第二遮蔽部材82の下端は、本体部65の底部に至っている。
一方、第二遮蔽部材82の上部側は、本体部65の内部の天面壁59に沿った円弧状である。ただし第一遮蔽部材81を曲げ加工によって製作している関係上、第二遮蔽部材82の上部の一部が第一遮蔽部材81側に折り曲げられている。そのため第二遮蔽部材82の上円弧形状は、一部(30度程度)の部分が欠けた形状をしている。
本実施形態では、第二遮蔽部材82の上部側は、本体部65の内部の天面壁59に沿った円弧状であるから、本体部65の上部側においては熱媒戻り管側内室83と水位センサー側内室85との連通部分の面積が極めて少ない。そのため熱媒戻り管側内室83から水位センサー側内室85に水が吹き込みにくい。
なお製作の都合上、本体部65の天面壁59と第二遮蔽部材82の上部側とを蝋付け溶接することは困難であり、両者の間は液密状態ではない。
水平平板部87は、気液分離タンク12を正規の使用姿勢に置いたときに水平姿勢となる。
また傾斜部88の内側の側面部分と、第二遮蔽部材82の間には、隙間96が設けられている。
本実施形態では、低温往きマニホールド15の各接続口にはそれぞれ熱動弁17が設けられている。高温往きマニホールド13及び熱媒戻りマニホールド16には熱動弁は無い。
また気液分離タンク12は、高温混入配管32を介して熱媒液貯留タンク18とも接続されている。即ち熱媒液貯留タンク18の高温熱媒導入管77が高温混入配管32を介して熱媒液貯留タンク18と接続されている。
なお高温混入配管32にはオリフィス35が設けられており、流路は細い。また高温混入配管32には熱動弁36が設けられている。
ポンプ11の吐出側は分流されて一方がタンク戻し配管37を経て熱媒液貯留タンク18に接続され、他方は機器内低温往き配管38を経由して低温往きマニホールド15に接続されている。
即ち高温使用暖房端末3に注目すると、ポンプ11の吐出口、タンク戻し配管37、熱媒液貯留タンク18、機器内高温往き配管30、高温往きマニホールド13、機外高温往き配管42A,熱動弁40,高温使用暖房端末3の本体、機外高温戻り配管43A、熱媒戻りマニホールド16、機器内戻り配管31、気液分離タンク12、ポンプ11の吸い込み口によって構成される環状の循環回路を形成している。
即ち低温使用暖房端末6に注目すると、ポンプ11の吐出口、機器内低温往き配管38、低温往きマニホールド15、熱動弁17、機外低温往き配管45、低温使用暖房端末6、機外低温戻り配管46、熱媒戻りマニホールド16、機器内戻り配管31、気液分離タンク12、ポンプ11の吸い込み口によって構成される環状の循環回路を形成している。
即ち高温使用暖房端末3,5と低温使用暖房端末6とを併用している場合は、高温使用暖房端末3,5で熱交換されて温度低下した湯水が熱媒戻りマニホールド16から機器内戻り配管31に入り、高温使用暖房端末3,5を経由して温度低下した湯が気液分離タンク12に戻り、ポンプ11で加圧される。そしてポンプ11で加圧された湯水は、昇温されることなく機器内低温往き配管38を経て低温往きマニホールド15に流れ、低温使用暖房端末6に導入される。
高温混入配管32を経由して導入された高温の湯水が、気液分離タンク12内で低温使用暖房端末6から戻った湯水と混合され、低温使用暖房端末6に導入される湯水の温度が所定の温度に維持される。
温水暖房装置2には端子ボックス50があり、当該端子ボックス50には、高温端末接続用端子群51と、低温端末接続用端子群52が設けられている。なお温水暖房装置2は制御装置54を持ち、前記した高温端末接続用端子群51と、低温端末接続用端子群52はいずれも制御装置54に接続されている。また後記するフローチャートの制御は制御装置54によって実行されている。従って本実施形態では、端末接続状況検出手段47は、制御装置54内にある。
即ち本実施形態では、温水暖房装置2側から、高温使用暖房端末3,5に付属する熱動弁40,41を開閉制御する信号を送信するものであり、温水暖房装置2が弁制御機能を備えている。
高温使用暖房端末3,5は、それぞれコンセント55を有し、熱動弁40,41を動作させる電力は、コンセント55から得ている。
図12は、図1の暖房システムに自動注水する際のフローチャートである。図13乃至16は、図1の暖房システムに自動注水する際の熱動弁の開閉状態及び通水状態を示す作動原理図である。
暖房システム1に注水する際には、前記した注水ユニット60を使用する。注水ユニット60は、水タンク61と注水ポンプ62および注水ホース63によって構成されるものである。
そして水タンク61に不凍液を混合した水を満たし、気液分離タンク12に注水ホース63を差し込む。より具体的には、ラジエターキャップ19を外し、注入開口67に注水ホース63を差し込む。
また注水ホース63は、本体部65の内面と、第一遮蔽部材81の間に挟まり、姿勢が安定する。
また注水ホース63から出る水は、第一遮蔽部材81に沿って流れ、気液分離タンク12内において水位センサー26から離れた位置に落ちる。
即ち水は、第一遮蔽部材81に遮蔽され水位センサー26にはかからない。そのため水位センサー26が誤検知することはない。
なお注水ホース63から出た水が、第一遮蔽部材81の水平平板部87に当たり、水平平板部87の外郭部91側に流れることもあるが、外郭部91側から水が落下することはない。即ち本実施形態では、水平平板部87の外郭部91は、円弧状であり、本体部65の胴部の内面形状に添う形をしていると共に、水平平板部87の外郭部91が、本体部65の胴部の内面に蝋付け溶接されているので、水平平板部87の外郭部91と体部65の内面の間に隙間は無い。そのため外郭部91側から水が落下することはなく、水位センサー26に水滴がかかることはない。
ここで傾斜部88の内側の側面部分と、第二遮蔽部材82の間には、隙間96が設けられているので、気液分離タンク12の水位が上昇する際、空気は隙間96を通って外部に脱出する。そのため傾斜部88の裏面に気泡が残留することはない。
本実施形態においては、高温端末接続用端子群51に、高温使用暖房端末3,5が接続されているので、ステップ2はイエスとなり、ステップ3に進む。
本実施形態では、温水暖房装置2の端子ボックス50の高温端末接続用端子群51に、接続された高温使用暖房端末の数を検出し、高温使用暖房端末が2個以上であるか否かを判定する。
本実施形態においては、高温端末接続用端子群51に、高温使用暖房端末3,5が接続されているので、ステップ3はイエスとなり、ステップ4に進む。
周知の様に熱動弁は、熱膨張を利用して弁を開く機構であるから、弁の開閉に時間が掛かる。本実施形態では、ステップ6で、熱動弁40,41が開くであろう時間(1分から5分)を待ち、この時間が経過するとステップ7に進んで気液分離タンク12内に水が存在するか否かを判定する。
前記した様に、水はり開始スイッチをオンすることによって注水ユニット60が起動し、注水ホース63から吐出された水は、気液分離タンク12に入り、水位センサー26の検知水位に達した状態で注水ポンプ62が停止している。
機器が正常に動作しているならば気液分離タンク12内に水が存在する。気液分離タンク12内に水が存在するならぱステップ8に移行し、温水暖房装置2内のポンプ11を起動する。
より具体的には、ポンプ11の吐出口、タンク戻し配管37、熱媒液貯留タンク18、機器内高温往き配管30、高温往きマニホールド13、機外高温往き配管42A,熱動弁40,高温使用暖房端末3の本体、機外高温戻り配管43A、熱媒戻りマニホールド(熱媒戻り口)16、機器内戻り配管31、気液分離タンク12、ポンプ11の吸い込み口によって構成される循環回路に通水が生じる。
またポンプ11の吐出口、タンク戻し配管37、熱媒液貯留タンク18、機器内高温往き配管30、高温往きマニホールド(高温往き口)13、機外高温往き配管42B,熱動弁41,高温使用暖房端末5の本体、機外高温戻り配管43B、熱媒戻りマニホールド(熱媒戻り口)16、機器内戻り配管31、気液分離タンク12、ポンプ11の吸い込み口によって構成される循環回路にも通水が生じる。
追加注水の際にも、注水ホース63から出る水は、図10の様に水位センサー26から離れる方向に向いて放出され、且つ注水ホース63から出る水は、第一遮蔽部材81に沿って流れて気液分離タンク12内において水位センサー26から離れた位置に落ちるから、水位センサー26にはかからず、水位センサー26が誤検知することはない。
ステップ9がイエスとなる時間は、経験則によって決定されるものであるが、概ね1分から3分程度である。
なお本実施例では、注水ホース63から滴り落ちる雫等についても、第一遮蔽部材81に遮蔽されて水位センサー26にかからないから、時間の誤計時も起こらない。
そのため水位センサー26が一定の水位を検知する時間が連続して1分から3分程度続けば、次のステップたるステップ10に進み、一つの熱動弁40(高温使用暖房端末3,5に付属する熱動弁40,41の一つ)だけが開いた状態を維持させ、他の熱動弁41(高温使用暖房端末3,5に付属する熱動弁40,41の残り全て)を閉じる。
前記した様に熱動弁40,41は閉止する場合にも相当の時間が掛かるので、信号を受けてから実際に熱動弁40,41が完全に閉止するには、さらに1分以上が必要であるから、仮イエスであって熱動弁41を閉じる信号を発信した後も、水位センサー26の監視を続ける。
そして熱動弁41が閉じるのに要する時間が経過する間、水位センサー26が一定の水位を連続して検知すれば、ステップ9のイエスを確定させる。もしこの間に水位センサー26の検知水位が、一定の水位以下となれば、再度と熱動弁41を開く。
ステップ10で一つの熱動弁40だけが開いた状態を維持させ、他の熱動弁41を閉じると、図14に黒塗りで示す流路に通水が生じる。即ち高温使用暖房端末3を含む循環回路だけに水流が生じる。
即ち一つの熱動弁40だけが開いた状態にすると、一つの循環回路だけに水流が生じ、当該循環回路の中の空気がより完全に排出される。そのため気液分離タンク12内の水位は一時的に低下する。しかしながら当該循環回路内が完全に水で満たされると、水位の低下は止まる。そして水位センサー26が一定の水位を検知する時間が連続して一定時間続けば、当該循環回路内が完全に水で満たされたと考えて良く、次のステップ12に進む。
ステップ11がイエスとなる時間は、経験則によって決定されるものであるが、概ね3分から5分程度である。この時間は、熱動弁41が閉じる時間を見込む必要があるから、前記したステップ9の判定時間よりも長い時間が必要である。
ステップ12では、先に開いていた熱動弁40を閉じ、変わって他の一つの熱動弁41を開くと図15に黒塗りで示す流路に通水が生じる。即ち高温使用暖房端末5を含む循環流路だけに水流が生じる。
本実施形態では、高温使用暖房端末3,5が2基であるから、高温使用暖房端末3,5側に対する注水作業はこれで終了するが、高温使用暖房端末の数が多い場合には、上記した一連の作業を繰り返すこととなる。
ステップ15で、低温往きマニホールド(低温往き口)15の熱動弁17を一つだけ開き、低温使用暖房端末6に通水すると、図16に黒塗りで示す流路に通水が生じる。即ち低温使用暖房端末6を含む循環回路だけに水流が生じる。
なお本実施形態では、低温使用暖房端末6が1基であるから、低温使用暖房端末6に対する注水作業はこれで終了するが、低温使用暖房端末6の数が多い場合には、高温使用暖房端末3,5の場合と同様に、一つの熱動弁17だけが開いた状態を維持させ、他の熱動弁17を閉じて水位センサー26の水位を監視する。
そして全ての低温使用暖房端末6に通水が行われたことを確認して通水作業を終了する。
気液分離タンク12内に水が存在するならばステップ22に移行し、温水暖房装置2内のポンプ11を起動し、水位センサー26が一定の水位を検知する時間が連続して一定時間続けば、ステップ23がイエスとなりステップ23に進む。
そしてステップ24で高温使用暖房端末側に対する注水作業が終了したことが確認されると、ステップ15に移行し、低温使用暖房端末6側の注水作業を開始する。
以上説明した実施形態では、第一遮蔽部材81は、水位センサー26の上方だけを覆うものであるが、図18に示す第一遮蔽部材98の様に水位センサー26の全周を覆うものであってもよい。
ただし両側に傾斜した第一遮蔽部材97や、水位センサー26の全周を覆う第一遮蔽部材98は、内部に空気が残留し易いという問題があるので、第一実施形態の様な片側にだけ傾斜した第一遮蔽部材81を採用することが推奨される。
気液分離タンク12内に複数本の水位センサー26を設けることによって、水位を複数の段階で検出することができる。気液分離タンク12内に複数本の水位センサー26を設ける場合は、少なくとも最も上位の水位を検出する水位センサー26が、遮蔽部材に包囲される様に構成することが望ましい。
2 温水暖房装置
3 高温使用暖房端末
5 高温使用暖房端末
6 低温使用暖房端末
11 ポンプ
12 気液分離タンク
13 高温往きマニホールド(高温往き口)
15 低温往きマニホールド(低温往き口)
16 熱媒戻りマニホールド(熱媒戻り口)
18 熱媒液貯留タンク(熱媒貯留槽)
26 水位センサー
65 本体部
66 皿部
67 注入開口
71 熱媒戻り管
74 排出管
76 センサー取り付け管
77 高温熱媒導入管
80 遮蔽形成部材
81 第一遮蔽部材
82 第二遮蔽部材
93 空隙
97,98 第一遮蔽部材
Claims (7)
- 熱媒液を加熱する熱源機と、熱媒液を暖房端末に送るポンプとを備え、一又は二以上の暖房端末を接続可能であって暖房端末と共に熱媒液の循環回路を構成する暖房装置において、循環回路に連通するタンクを有し、当該タンクには暖房端末及び暖房装置内に熱媒液を注入するための注入開口と、水位センサーとが設けられ、前記注入開口と水位センサーとの間に第一遮蔽部材が設けられており、
さらに、タンクには天面壁があり、前記注入開口は天面壁に設けられ、天面壁と第一遮蔽部材との間にホースが挿入可能な空隙があり、
前記空隙は前記注入開口側から斜め下方向に向いていることを特徴とする暖房装置。 - 第一遮蔽部材は板状であり、注入開口側から下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の暖房装置。
- タンクは気液分離タンクであり、循環回路の位置よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の暖房装置。
- タンクには、暖房端末から戻された熱媒体が導入される戻り熱媒導入口が設けられ、戻り熱媒導入口と水位センサーとの間に第二遮蔽部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の暖房装置。
- タンクには、暖房端末から戻された熱媒体が導入される戻り熱媒導入口が設けられ、熱媒液を貯留する熱媒貯留槽を有し、熱媒貯留槽と熱媒貯留タンクとの間が配管接続されていて熱媒貯留槽内の熱媒液がタンクに導入され、戻り熱媒導入口から導入された低温の熱媒液と熱媒貯留槽から導入された高温の熱媒液がタンク内で混合されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の暖房装置。
- 高温の熱媒液が要求される高温使用暖房端末と、低温の熱媒液が要求される低温使用暖房端末に接続可能であって高温使用暖房端末及び低温使用暖房端末を含む熱媒液の循環回路を構成する暖房装置であり、
熱媒液貯留槽と、高温の熱媒液を吐出する高温往き口と、比較的温度の低い熱媒液を吐出する低温往き口と、暖房端末から熱媒体を戻す熱媒戻り口とを有し、高温往き口は熱媒液貯留槽に接続され、タンクは熱媒戻り口と熱媒液貯留槽に接続され、ポンプは吸い込み側がタンクに接続され、ポンプの吐出側が分流されて一方が熱媒液貯留槽に接続され、他方が低温往き口に接続されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の暖房装置。 - 暖房端末及び暖房装置内に自動的に熱媒液を注入する自動注液機能を備え、自動注液の際には水位センサーが検知する水位に基づいて注入開口から熱媒液が導入されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の暖房装置。
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