JP3956083B2 - 温水暖房装置の制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水循環回路が密閉式、半密閉式もしくは自動補水が行われない開放式の温水暖房装置の作動を1つの水位検出センサによる検出情報に基づき制御するために用いられる温水暖房装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の温水暖房装置の制御装置として、手動注水式のタンク内の水位を検出するための水位検出センサを1つ備え、その検出水位が所定水位以下になれば空焚き防止のために暖房運転を強制停止させるものが知られている(例えば、特公平3−51976号公報参照)。
【0003】
また、上記の水位検出センサとして、タンク内の所定レベル位置に設置した電極を用い、この電極に対し所定周期で電圧を印加することにより上記所定レベルまでの水位の有無を検出するものも知られている(特開平8−285292号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の温水暖房装置の制御装置においては、空焚きによる熱交換缶体の損傷防止に重きを置く制御が採用されているため、温水循環回路内に暖房運転のためにまだ十分に循環水が残存している場合であっても、タンク内の検出水位が所定水位以下に低下すれば暖房運転を強制停止するという過剰な安全動作により暖房が使用できないことになり、ユーザにとっては不便極まりないことになる。特に、寒冷地に居住するユーザにとっては暖房の使用不能は死活問題ともなり得る上に、その暖房機を回復させて暖房運転を再開させるために夜間であっても循環水の補水作業を余儀なくされたり、サービスマンが対応を余儀なくされたりするという不都合も生じ得る。
【0005】
また、従来の温水暖房装置の制御装置においては、1つの水位検出センサの検出情報に基づき制御を行うため、水位検出センサとして電極を用いる場合であっても、所定周期毎の通電による検出作動が常時行われている。このため、その検出作動のためのエネルギー(例えば電気エネルギー)消費が増大化の傾向にある。たとえ通電周期を長くしたとしても、その周期での常時通電であることに変わりなく、上記と同様にエネルギー消費が増大化する。また、特に、寒冷地等において循環水として不凍液が用いられる場合、ユーザにおいて純正仕様の不凍液の代わりに種々の添加物が配合されている他の不凍液を充填もしくは補給すると、その添加物の電気分解により電極の外表面に膜が形成され、水位検出を正常に行い得ない事態が発生するおそれがある。この場合、通電の積算時間が多くなる程、膜形成が促進されてしまうことになる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、1つの水位検出センサからの検出情報に基づき、空焚きとなる事態を確実に防止しつつ可能な限り暖房運転を続行させ得る温水暖房装置の制御装置を提供することにある。併せて、上記1つの水位検出センサからの検出情報に基づき制御する場合に、循環水の確実な監視を行いつつ不都合発生を回避し得るようにすることも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、特に、循環水の自然減により水位検出が行われる補助タンク内の水位が徐々に低下すると、循環ポンプの作動や加熱源での加熱による熱膨張・収縮に伴い水位が高低変動し、暖房運転継続のための循環水量はまだ十分にあるにも拘わらず、循環水が非検出となる事態が生じることに鑑み、以下の各発明をなしたものである。
【0008】
以下の各請求項に係る発明は、加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置を対象としてそれぞれ後述の特定事項を備えるようにしたものである。
【0009】
ここで、対策として一つの考え方は、上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御手段とを備えるものとし、上記安全動作制御手段が、上記水位検出センサによる循環水検出の如何に対する安全動作実行についての判定基準として暖房運転実行中と暖房運転実行前とで互いに異なる判定基準を有するものとする。そして、上記暖房運転実行中の判定基準として、上記暖房運転実行前の判定基準に比べ安全動作の実行条件についてより詳しい条件付けを設定するものである。
【0010】
この場合、安全動作制御手段による安全動作実行についての判定基準が暖房運転実行前よりも暖房運転実行中の方がより詳しい条件付けが付されているため、暖房運転実行前に水位検出センサにより循環水が非検出であれば単純かつ画一的に安全動作が即時に実行され、たとえユーザが運転開始指令を入力しても暖房運転の実行が禁止されることになる。これに対し、暖房運転実行中においては、たとえ循環水が非検出であっても、より詳しい条件付けが成立しなければ安全動作は実行されずに、それらの条件付けが成立するまでは暖房運転が続行されることになる。このため、所定水位までの循環水の存在について1回の非検出で過剰な安全動作が実行されて暖房が使用不能になるという事態の発生が防止されることになる。つまり、暖房運転実行前には循環ポンプや加熱源も作動していないため補助タンク内の水位変動がないため安全動作の実行条件を厳しくする一方、循環ポンプが作動している暖房運転実行中にはポンプ吸引等による水位変動のあることを考慮して上記実行条件を緩和することにより、循環水の一時的な非検出が生じても暖房運転を続行させることが可能になる。
【0011】
請求項1に係る発明は、補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備えるものとする。そして、上記安全動作制御手段として、上記循環ポンプの作動前の状態で上記水位検出センサにより循環水が検出されているときには、上記循環ポンプの作動後に上記循環水が非検出に変化してもその変化時点から設定監視時間が経過するまでは暖房運転を続行するように構成することを特定事項とするものである。
【0012】
この請求項1によれば、循環ポンプの作動前の状態で循環水の存在が水位検出センサにより確認されていれば、暖房運転を実行する上で少なくとも最低限の循環水量があると判断し得るため、上記循環ポンプの作動により補助タンク内の水位が一時的に低下して水位検出センサから循環水の非検出が出力されても暖房運転を続行させる制御を行い得ることになる。その一方、その暖房運転の続行を最大限で設定監視時間までとすることにより、循環水の自然減の状態が暖房運転可否の限度まで到達している場合でも確実な安全動作を行い得る。
【0013】
請求項2に係る発明は、補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備えるものとする。そして、上記安全動作制御手段として、暖房運転開始指令を受けたとき、上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する一方、循環水が非検出のときには即時に安全動作制御に移行する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき、循環水が非検出に変化するときにはその変化時点から設定監視時間が経過するまでは暖房運転を続行する運転実行中制御部とを備えることを特定事項とするものである。
【0014】
この請求項2によれば、暖房運転開始指令がたとえユーザにより入力されたとしても、循環水が非検出であれば運転実行前制御部により安全動作制御に即時に移行され暖房運転が禁止されるため、循環水が渇水状態であれば暖房運転実行前に確実に安全動作を行わせることが可能になる。しかも、暖房運転実行前の循環水の検出を条件として暖房運転が許可された後は、運転実行中制御部により循環水が非検出となる自然減状態が発生したとしてもその循環水の状態を監視しつつ暖房運転を続行させることが可能になる。
【0015】
請求項3に係る発明は、補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段と、故障状態の発生を報知する報知手段とを備えるものとする。そして、上記安全動作制御手段として、暖房運転開始指令を受けたとき、上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する一方、循環水が非検出のときには即時に安全動作制御に移行する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき、循環水が非検出に変化するときにはその変化時点から設定監視時間が経過するまで上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行する運転実行中制御部とを備えることを特定事項とするものである。
【0016】
この請求項3によれば、請求項2による作用に加えて、循環水の検出確認により暖房運転が実行された後、循環水が非検出となる事態が生じたときには設定監視時間が経過するまでは暖房運転が続行される一方、その設定監視時間が経過するまで報知手段により故障状態、すなわち、循環水不足状態が発生していることがユーザに報知されることになる。このため、暖房運転を続行しつつもユーザに対し装置の現状を確実に知らしめてその対策を促すことが可能になる一方、設定監視時間が経過しても循環水が非検出であるとき、すなわち、上記対策が採られないときには安全動作が運転実行中制御部により実行されて空焚きとなる事態が確実に防止される。
【0017】
請求項4に係る発明は、上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備えるものとし、上記安全動作制御手段として、暖房運転開始指令を受けたとき上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき上記水位検出センサによる循環水検出の如何に応じて運転実行中制御を行う運転実行中制御部とを備えるものとする。そして、上記運転実行中制御部による運転実行中制御として、循環水が検出される場合に暖房運転を続行させる通常モードと、循環水が非検出に変化する場合に実行される監視モードとを備えるものとし、上記監視モードとして、上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行し、上記循環水が非検出に変化した時点から設定監視時間内に循環水が再度検出されたときには上記監視モードをキャンセルして通常モードに移行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行するように構成することを特定事項とするものである。
【0018】
この請求項4によれば、暖房運転実行前に循環水の検出確認により暖房運転が許可されて通常モードにより暖房運転が実行されている間に、循環水が非検出となる事態が発生すると監視モードにより報知手段による報知と共に暖房運転が続行されることになる。そして、この監視モードにおいては、循環水が一旦非検出とはなっても再度検出されれば通常モードに移行される一方、設定監視時間中ずっと非検出のままであれば安全動作制御が実行されるため、循環水の状態に応じて空焚き発生防止と暖房運転の可及的続行とを確実に両立させ得る。すなわち、循環水が自然減状態に陥ったとしても単に循環ポンプの作動や加熱源の作動に伴う補助タンク内の一時的な水位低下であれば再度の循環水検出により通常モードによる暖房運転継続が可能になる一方、その自然減状態が限度を超えた循環水減少であれば監視モードによる暖房運転続行を採りつつも確実に安全動作制御を実行させることが可能になる。
【0019】
請求項5に係る発明は、補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備えるものとし、上記安全動作制御手段として、暖房運転開始指令を受けたとき上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき上記水位検出センサによる循環水検出の如何に応じて運転実行中制御を行う運転実行中制御部とを備えるものとする。そして、上記運転実行中制御部による運転実行中制御として、第1設定検出時間の間に連続して循環水が検出される場合に暖房運転を続行させる通常モードと、上記第1設定検出時間の間に循環水の非検出が生じる場合に実行される監視モードとを備えるものとし、上記監視モードとして、上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行し、上記循環水が非検出に変化した時点から設定監視時間内に上記第1設定検出時間よりも短い第2設定検出時間の間に連続して循環水が検出されたときには上記監視モードをキャンセルして通常モードに移行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行するように構成することを特定事項とするものである。
【0020】
この請求項5によれば、請求項4による作用を得る上で、水位検出センサからの出力に基づく循環水の検出か非検出かの判断を循環水の状態をより的確に反映したものとなし得る。すなわち、水位検出センサによる循環水確認として比較的長い第1設定検出時間(例えば16秒間)と、比較的短い第2設定検出時間(例えば6秒間)とを予め設定し、循環ポンプ作動後において第1設定検出時間の間に連続して循環水が検出されれば暖房運転のための循環水量が十分にあると判断する一方、その第1設定検出時間内に循環水検出が連続せずに非検出が一時的に混じれば循環水が自然減状態にあると判断して通常モードと監視モードとの2種類の運転実行中制御が実行される。そして、自然減状態と判断して監視モードに入ったとしても、上記第2設定検出時間の間に循環水が連続して検出されれば、自然減状態ではあってもまだ暖房運転を継続させるのに必要な循環水量は存在すると判断して監視モードから通常モードによる制御に切換えられる。
【0021】
ここで、上述の請求項1〜請求項3のいずれかにおける安全動作制御手段として、循環ポンプ作動後の水位検出センサによる循環水の検出作動を、循環水が検出されるときには所定時間経過毎に間欠的に行う一方、循環水が非検出のときには継続的に行うように構成するようにしてもよい(請求項6)。つまり、水位検出センサによる循環水の監視タイミングの間隔を循環水が検出されている間は非検出のときよりも長くするものである。これにより、水位検出センサの検出作動エネルギーの省力化を図ることが可能になる。
【0022】
上記の検出作動エネルギーの省力化を上記請求項5又は請求項6に対し具体的に適用すると、次のようになる。すなわち、通常モードにおける水位検出センサによる循環水検出は所定時間経過(例えば10分間)毎に間欠的に行う一方、監視モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出は常時行うように構成すればよい(請求項7)。
【0023】
さらに、水位検出センサを電極により構成した場合には、通常モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出作動は所定時間経過(例えば10分間)毎に間欠的に行う一方、監視モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出作動は常時行うように構成し、かつ、上記水位検出センサによる循環水検出作動をその検出作動時間の間で所定周期(例えば2秒間)毎に通電するように構成すればよい。加えて、この場合には、循環水検出か循環水非検出かの判定を上記所定周期毎の通電による各検出作動が設定検出時間(例えば6秒間)の間に連続して検出もしくは非検出であるか否かにより判定するように構成すればよい(請求項8)。この場合には、水位検出センサとして電極を用いた場合の検出作動のための電気エネルギーを省力化し得る上に、その電極への通電時間の積算増加度合を大幅に低下させ得る。これにより、非純正の不凍液を循環水として用いた場合の電極表面への膜形成に伴う検出精度の低下を可及的に抑制することが可能になり、水位検出センサの耐久性、ひいては、温水暖房装置の耐久性を大幅に向上させ得る。
【0024】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1〜請求項8のいずれかの温水暖房装置の制御装置によれば、1つの水位検出センサからの検出情報に基づき、空焚きとなる事態を確実に防止しつつ、過剰な安全動作の実行による暖房使用不能となる事態を回避して可能な限り暖房運転を続行させることができるようになる。
【0025】
特に、請求項1によれば、循環ポンプの作動前の状態で循環水の存在を確認した上で暖房運転を実行し、その運転実行中に循環水の非検出が出力されても最大限で設定監視時間の範囲内で暖房運転を続行させるため、循環水の自然減の状態が暖房運転可否の限度まで到達している場合でも確実な安全動作の実行と、暖房運転の続行とを共に確実に両立させることができる。
【0026】
請求項2によれば、たとえユーザにより暖房運転開始指令が入力されたとしても、循環水が渇水状態であれば暖房運転実行前に確実に安全動作を行わせることができ、しかも、暖房運転が許可された後は、循環水の自然減状態が発生したとしてもその循環水の状態を監視しつつ暖房運転を続行させることができることになる。
【0027】
請求項3によれば、請求項2による効果に加えて、暖房運転を続行しつつもユーザに対し装置の現状を確実に知らしめてその対策を促すことができる一方、設定監視時間が経過しても上記対策が採られないときには安全動作の実行により空焚きとなる事態を確実に防止することができる。
【0028】
請求項4によれば、請求項3による効果に加えて、暖房運転実行中に循環水が自然減状態に陥ったとしても単に循環ポンプの作動や加熱源の作動に伴う補助タンク内の一時的な水位低下であれば再度の循環水検出により通常モードによる暖房運転の継続を行うことができる一方、その自然減状態が限度を超えた循環水減少であれば監視モードによる暖房運転続行を採りつつも確実に安全動作制御を実行させることができるようになる。
【0029】
請求項5によれば、請求項4による効果に加え、その効果を得る上で循環水の状態、すなわち、循環水量が十分にある、自然減状態にある、自然減状態であっても暖房運転続行が可能な程度にある、もしくは、循環水不足が限界状態にある等の循環水の状態をより的確に反映させて暖房運転続行か安全動作実行かの判断を実現させることができるようになる。
【0030】
請求項6によれば、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、水位検出センサの検出作動エネルギーの省力化を図ることができるようになる。
【0031】
請求項7によれば、請求項6による効果を請求項4又は請求項5においてより具体的に実現させることができる。
【0032】
請求項8によれば、水位検出センサとして電極を用いた場合に検出作動のための電気エネルギーを大幅に省力化することができる上に、その電極への通電時間の積算増加度合を大幅に低下させることができる。これにより、非純正の不凍液を循環水として用いた場合の電極表面への膜形成に伴う検出精度の低下を可及的に抑制することができ、水位検出センサの耐久性、ひいては、温水暖房装置の耐久性を大幅に向上させることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0034】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態が適用される温水暖房装置を示す。この温水暖房装置はいわゆるセミ貯湯タイプの熱交換缶体2と、この熱交換缶体2に対し燃焼加熱による燃焼熱を負荷する加熱源としての燃焼加熱手段3と、上記熱交換缶体2により熱交換加熱された温水を図示省略の各種の暖房端末に循環させる温水循環回路としての暖房回路5と、暖房運転制御や安全動作制御等の各種制御を行うコントローラ6とを備えている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
【0035】
上記熱交換缶体2は、下部位置に上記燃焼加熱手段3の燃焼バーナ30が臨んで配設された燃焼室21と、この上側位置に区画形成された貯湯室22とを備えたものである。上記燃焼室21から多数(例えば十数本)の燃焼排ガス通路23が上記貯湯室22を上方に貫通するよう延ばされ、貫通後、排気筒24により集合されている。そして、上記貯湯室22内には循環水が満たされ、この循環水が上記燃焼バーナ30の燃焼作動による燃焼熱を燃焼室21及び上記各燃焼排ガス通路23から受けて所定温度まで加熱されるようになっている。
【0036】
上記熱交換缶体2の上段位置には内部の貯湯室22の貯湯温度を検出する缶体サーミスタ25が配設され、また、中段位置には空焚き防止用安全装置として貯湯室22を構成する熱交換缶体2の温度を検出するハイリミットサーミスタ26が配設されている。このハイリミットサーミスタ26は所定の上限温度を検出することにより、コントローラ6に対し燃焼バーナ30の燃焼を強制停止させる指令信号を出力するようになっている。つまり、暖房回路5内の循環水量の如何に拘わらず、熱交換缶体2側で空焚き危険温度に到達しそうであれば、上記ハイリミットセンサ26からの指令信号に基づき暖房運転が事前に強制停止されるようになっている。なお、上記循環水としては、寒冷地においては凍結防止のために不凍液を用いればよく、それ以外の地においては水を用いればよい。つまり、循環水としては水のみならず種々の循環媒体が用いられる。
【0037】
上記燃焼加熱手段3としては、ガス等の気体燃料や石油(灯油)等の液体燃料を燃焼させるものや、電気ヒータ等を用いたものでもよいが、本実施形態では石油(灯油)を燃焼させる燃焼バーナ30を用いたものを示している。すなわち、上記燃焼バーナ30は石油を燃焼させるリターン式噴霧ノズルを有するガンタイプバーナにより構成されており、この燃焼バーナ30は図示省略の燃料タンクから電磁開閉弁31及び電磁供給ポンプ32が介装された燃料供給管33を通して圧送供給された石油を噴霧して燃焼させるようになっている。そして、供給された一部の石油をリターン管34を通して上記電磁開閉弁31と電磁供給ポンプ32との間の燃料供給管33に対し戻すようになっている。
【0038】
上記リターン管34には、リターン油の油温を検出する油温検出センサ35と、リターン油の流量を比例制御する流量制御弁36とが介装されている。そして、上記流量制御弁36によるリターン油の流量を変更調整することにより、上記燃焼バーナ30からの噴霧量の変更調整が行われ、これにより、燃焼バーナ30の燃焼量が所定値になるように制御されるようになっている。
【0039】
なお、図1中37は上記燃焼バーナ30から噴霧される石油に着火させる点火トランス、4は燃焼用空気を供給する送風ファンである。
【0040】
上記暖房回路5は、上流端が上記貯湯室22の最上部に接続され循環ポンプ50の作動により上記貯湯室22頂部の高温水を図示省略の高温暖房端末に対し供給する高温往き管51と、上記高温暖房端末等の各種暖房端末で放熱された後の低温水を上記貯湯室22の下部に戻す戻り管52と、この戻り管52の途中から分岐して図示省略の低温暖房端末に対し低温水を供給する低温往き管53とを備えている。上記戻り管52には途中の上方位置に補助タンク54が介装され、この補助タンク54と貯湯室22とがバイパス弁55を介装したバイパス管56により互いに接続されている。
【0041】
上記補助タンク54の頂部には圧力逃し弁57が装着され、この圧力逃がし弁57の手前位置がリザーブタンク58と接続されている。これにより、補助タンク54に過大な内圧が作用した場合には内部の温水がリザーブタンク58に逃がされ、リザーブタンク58が満杯になればオーバーフロー管58aからオーバーフローされるようになっている。逆に、上記補助タンク54内が負圧傾向になれば、上記リザーブタンク58から空気もしくは貯留水が戻されるようになっている。つまり、上記補助タンク54は半密閉式に構成されている。
【0042】
また、上記補助タンク54には上記貯湯室22内の水位を検出する水位検出センサ59が配設されている。この水位検出センサ59は上記補助タンク54の所定の上下方向位置に配設され、この配設位置まで水位があればON信号(検出信号)をコントローラ6に出力し、上記水位がなければON信号をコントローラ6に出力しないようにされ、これにより、コントローラ6では循環水の検出もしくは非検出を判断し得るようになっている。なお、このような水位検出センサ59としては、フロートスイッチもしくは水位検出用電極等を用いればよく、また、上記水位があればON信号を、なければOFF信号をそれぞれ出力するセンサを用いてもよい。
【0043】
以上の温水暖房装置はMPUやメモリー等を備えたコントローラ6により作動制御されるようになっており、このコントローラ6は報知手段としても機能する暖房用リモコン(リモートコントローラ)61と通信接続され、このリモコン61を介してユーザによる各種指令の入力設定や、各種の状態表示等のユーザに対する報知が行われるようになっている。そして、上記コントローラ6は、上記暖房用リモコン61からのユーザ操作に基づき暖房回路5及び燃焼バーナ30による暖房運転を行う暖房運転制御手段62(図2参照)等の他に、上記水位検出センサ59からの出力に基づき渇水(循環水不足)に対する安全動作制御を行う安全動作制御手段63を備えている。
【0044】
暖房運転制御手段62による基本的な暖房運転制御は次のようにして行われる。すなわち、ユーザによりリモコン61の暖房スイッチ611がONされることにより開始され、上記安全動作制御手段63からの暖房運転実行についての許可信号を受けてまず循環ポンプ50が作動されて貯湯室22内の水が高温往き管51、戻り管52及び低温往き管53に循環された状態で、燃焼バーナ30の燃焼作動が開始される。缶体サーミスタ25からの検出温度が所定の設定温度(例えば60〜70℃)に達すると、上記燃焼バーナ30の燃焼量がその設定温度を維持するように切換えられる。そして、供給先である暖房端末での放熱量が小さくなる等に起因して上記缶体サーミスタ25の検出温度が設定温度よりも高くなると、電磁供給ポンプ32の作動が停止されて燃焼バーナ30の燃焼が停止される。この燃焼停止により上記検出温度が設定温度よりも低くなると、再び上記燃焼バーナ30の燃焼作動が開始される。これらが繰り返され、上記リモコン61の暖房スイッチがユーザによりOFFにされると、上記燃焼バーナ30の燃焼作動及び循環ポンプ50の作動が共に停止されて暖房運転が停止される。なお、循環ポンプ50は作動停止指令が出力されると、所定時間だけポスト作動された後に完全停止されるようになっている。
【0045】
以上の暖房運転実行中、上記安全動作制御手段63による安全動作制御が並行して行われ、この安全動作制御手段63から安全動作指令(運転禁止指令)が出力されると、上記暖房運転制御手段62による暖房運転制御がキャンセルされて循環ポンプ50の作動及び燃焼バーナ30の燃焼作動が共に強制的に停止されるようになっている。
【0046】
上記安全動作制御手段63は、暖房スイッチ611がユーザによりONされると暖房運転の実行を許可するか否かの判定及び安全動作のための処理を行う運転実行前制御部631と、暖房運転の実行が許可されて循環ポンプ50の作動が開始されてからの暖房運転実行中の安全動作制御を行う運転実行中制御部632とを備えている。上記運転実行中制御部632は、循環水の存在が検出されているときに暖房運転継続を許可しつつ通常の循環水監視を行う通常モードと、循環水の存在が非検出となったときに暖房運転の続行を所定の設定監視時間内で許可しつつ安全動作制御の実行可否のための循環水監視を行う監視モードとの2種類を運転実行中制御として備えている。
【0047】
以下、図3のフローチャートに基づいて上記安全動作制御手段63による安全動作制御について説明する。
【0048】
この安全動作制御は暖房運転の開始と同時に開始される、すなわち、電源コンセントがON状態にされ、かつ、リモコン61の暖房スイッチ611がユーザによりONされることにより開始される(ステップS1)。
【0049】
まず、運転実行前制御部631により次の処理が行われる。すなわち、循環ポンプ50が前回暖房運転停止直後のポスト運転中ではなくて完全停止状態にあることを確認した後(ステップS2で「YES」)、水位検出センサ59からの検出信号が第2設定検出時間(例えば6秒間)の間にわたり連続して出力されているか否か、つまり、補助タンク54内の循環水が水位検出センサ59の配設位置以上の水位を6秒間連続して維持しているか否かの判別を行う(ステップS3)。検出信号が連続出力されていなければ(ステップS3で「NO」)、上記第2設定検出時間よりも長い第2設定検出時間(例えば16秒間)の間、上記とは逆に連続して上記検出信号が非出力(循環水の非検出)であることを確認した上で安全動作を行う(ステップS4で「YES」、ステップS13)。上記安全動作とは、燃焼バーナ30の燃焼作動と循環ポンプ50の作動とを共に強制停止して暖房運転を強制停止させることである。安全動作を行った後は、ユーザにより暖房スイッチがリセット(再度のON操作)されるのを待つ(ステップS1)。なお、上記ステップS4で第1設定検出時間の間に1度でも水位検出センサ59からの検出信号の出力があれば(ステップS4で「NO」)、ステップS3に戻って上記の判別を繰り返す。
【0050】
一方、上記ステップS3で水位検出センサ59からの検出信号が第2設定検出時間だけ連続して出力されれば(ステップS3で「YES」)、循環ポンプ50の作動停止状態で循環水は暖房運転に必要な量は一応存在すると判断し、循環ポンプ50の作動開始の許可信号(暖房運転の実行許可信号)を暖房運転制御手段6に出力して暖房運転を実行させる(ステップS5)。併せて、前回の暖房運転において故障表示がなされている場合にはその故障表示をリセットしてキャンセルする(ステップS6)。
【0051】
つまり、以上の運転実行前制御においては、水位検出センサ59からの検出信号が第2設定検出時間という短い時間値でも連続した出力がなく、かつ、その検出信号の出力が第1設定検出時間という長い時間値で連続して1度もない場合には、漏水等の何らかの異常があると判断して即時に安全動作を行い、暖房運転の実行を禁止するようになっている。一方、上記検出信号が第2設定検出時間だけ連続した出力があれば、とにかく暖房回路5に循環させるための所定の循環水量があるものと判断して暖房運転の実行を許可するようになっている。
【0052】
次に、運転実行中制御部632による以下の運転実行中制御が行われる。すなわち、暖房運転の実行開始後は上記第1設定検出時間(16秒間)の間に連続して上記検出信号が非出力(循環水の非検出)となる事態が発生しないことを条件に暖房運転の継続を許容する通常モード(ステップS7で「NO」の場合にステップS8、S7の繰り返し)と、上記事態が発生した場合に暖房運転の続行を所定の設定監視時間内で許容しつつ循環水の状態を監視する監視モード(ステップS7で「YES」の場合)とを行う。
【0053】
上記通常モードでは、上記ステップS7での第1設定検出時間の間に連続して上記検出信号が非出力(循環水の非検出)となる事態が発生しないという条件さえ満足すれば、ステップS8での上記第2検出時間の間に検出信号が連続して出力されるか否かに拘わらず暖房運転の継続が許容される(ステップS8で「YES」、「NO」共にS7に戻る)。
【0054】
上記監視モードでは、上記ステップS7での第1設定検出時間の間に連続して上記検出信号が非出力(循環水の非検出)となる事態が発生すれば、まずリモコン61の表示部等612に対し故障表示を行う(ステップS10)。上記故障表示は、ユーザに対し循環水の補給を促すものであり、リモコン61の暖房スイッチ611の例えば内蔵LEDを警告のための点灯もしくは点滅したり、リモコン61の液晶表示部にその旨(例えばエラーメッセージやエラーコード)を文字・記号により表示したり、あるいは、内蔵の警報を吹鳴したりするなどの内の1種もしくは組み合わせにより報知する。
【0055】
つまり、上記監視モードでは、ステップS3で所定の循環水量の有ることが一旦確認された後は、ステップS7で上記検出信号がたとえ非出力状態(循環水の非検出)に陥ったとしても、それは循環ポンプ50の吸引作動もしくは循環水中の溶存空気の抜け等に起因した一時的水位低下と判断して故障表示は行うものの、安全動作を直ぐには行わずに暖房運転を所定の設定監視時間内で続行し、以下の監視を行うようになっている。
【0056】
すなわち、設定監視時間(例えば48時間)の積算タイマの積算を行い(ステップS11)、その設定監視時間が経過するまでは上記のステップS8での第2設定検出時間だけ検出信号出力が連続するか否か、及び、ステップS7での第1設定時間だけ検出信号の非出力が連続するか否かの監視を行う(ステップS12で「NO」の場合に、S8,S7〜S12の繰り返し)。
【0057】
この監視処理中にステップS8で循環水の連続検出が出力されると、上記積算タイマのリセット及び故障表示のリセット(キャンセル)を行った後にステップS7に戻り(ステップS8で「YES」、S9)、さらに、このステップS7で循環水の非検出が第1設定検出時間だけ連続しないことになれば、上記の水位低下は一時的なものと判断して監視モードをキャンセルして上記通常モードに入ることになる(ステップS7で「NO」の場合)。
【0058】
そして、循環水が非検出のまま設定監視時間の48時間が経過すれば(ステップS12で「NO」、S8で「NO」、S7で「YES」)、循環ポンプ50の作動及び燃焼バーナ30の燃焼作動を共に強制停止する安全動作制御を行うと共に、上記積算タイマ及び故障表示を共にリセットする(ステップS12で「YES」、S13)。
【0059】
安全動作制御による暖房運転の強制停止後、暖房スイッチ611がユーザにより再度リセット(ON操作)されれば、上記の運転実行前制御を行う。この際、上記故障表示や安全動作制御に基づく強制停止が発生したにも拘わらず、ユーザが循環水の補給を行わないまま暖房スイッチ611をON操作した場合には、循環水が非検出となるため即座に安全動作制御により暖房運転の実行は禁止されることになる(ステップS3で「NO」でかつステップS4で「YES」によりS13)。これにより、温水暖房装置側の安全確保が確実に図ることができる一方、ユーザに対し故障発生を確実に認識させて補給作業を促すことができるようになる。また、前回の運転停止が監視モードによる暖房運転続行中に暖房スイッチ611がOFFにされて運転停止した場合には、上記暖房スイッチ611のリセット後、上記ステップS3でたとえ循環水が連続検出されたとしても、ステップS7で循環水が第1設定検出時間の連続非検出になれば監視モードに入り、設定監視時間の積算タイマが前回運転からの続きで積算されて早期に安全動作制御が実行されることになる。
【0060】
一方、上記暖房スイッチ611のリセット操作の際に、前回のリモコン61による故障表示に気付いてユーザが圧力逃がし弁57を開けて循環水の補給を行えば、たとえ前回に安全動作制御により強制停止された場合であっても、上記運転実行前制御のステップS3で循環水の第2設定検出時間の連続検出により循環ポンプ50の作動が許可される(ステップS3で「YES」,S5)。この際、前回が監視モードによる暖房運転続行中に暖房スイッチ611がOFFにされて運転停止した後に循環水の補給が行われた場合には故障表示がそのまま継続されているため、上記循環ポンプ50の作動許可により故障表示をリセットする(ステップS6)。そして、上記の循環水の補給が十分なものであれば、ステップS7で循環水の第1設定検出時間の連続した非検出となる事態も生じないため通常モードによる暖房運転が継続されることになる(ステップS7で「NO」、S8,S7)。逆に上記循環水の補給が不十分であれば、監視モードによる設定監視時間内での暖房運転続行となり、故障表示に加えて安全動作制御の実行により補給不十分であることがユーザに報知させることになる。
【0061】
また、暖房運転停止が上記安全動作制御に基づくものではなくて通常モードによる暖房運転実行中に暖房スイッチ611によりOFF操作されたときのように正常に行われた場合、その直後に暖房スイッチ611が再度ON操作されたときには循環ポンプ50がポスト運転中であり、循環水は所定量あることが既に前回確認されているため、ステップS3を飛ばして直ぐに暖房運転の実行を許可して循環ポンプ50の作動を許可する(ステップS2で「YES」、S5)。
【0062】
なお、以上の第1設定検出時間としての16秒、第2設定検出時間としての6秒、もしくは、設定監視時間としての48時間は共に例示であり、これらは循環水の容量、配管長及び循環水の種類等の種々の特性値に応じて設定すればよい。
【0063】
また、本実施形態の場合のように貯湯式の熱交換缶体2を用いた場合には通常はハイカットサーミスタ26が設置され、このハイカットサーミスタ26による空焚き防止のための安全動作(燃焼バーナ30等の強制停止)が上述の循環水量の如何に基づく安全動作と併行して行われるため、上記設定監視時間を幾分長めにして循環水が減り気味の状態での暖房運転の続行時間を長めにしても、温水暖房装置全体として確実な安全動作は確保し得ることになる。
【0064】
<第2実施形態>
この第2実施形態は、第1実施形態における水位検出センサ59として水位検出用電極を用いた場合に、水位検出のための電気エネルギーを省力化し得るものである。
【0065】
すなわち、上記水位検出センサ59として上記補助タンク54の所定の上下方向位置に配設した電極により構成し、この電極位置まで水位があれば所定の電圧を印加して通電した際に補助タンク54内の循環水と接触することによりON信号(検出信号)がコントローラ6に出力されるようになっている。
【0066】
そして、上記第1実施形態における安全動作制御手段63における循環水の検出作動を以下のように通電制御することにより行う。すなわち、水位検出センサ59による検出作動の基本を、その水位検出センサ59に対し所定周期毎に微小時間だけ所定電圧を印加するという通電制御により行う。例えば図4に示すように2秒間毎に0.2秒間ずつ通電することを基本とする。
【0067】
加えて、上記水位検出センサ59による検出作動に基づく所定水位までの循環水の有無の判定手法として、上記所定周期毎の通電によりON信号が連続して所定回数(例えば3回)だけ出力されれば循環水検出と判定する一方、上記ON信号が所定回数連続しなければ循環水は非検出と判定するようにする。例えば3回連続することを条件とし通電周期を上記の例(2秒周期)に従うと、6秒間連続してON信号が出力されれば循環水検出と判定することになる。これを図3のステップS3及びステップS8の各判定に適用する。さらに、循環水非検出という判定基準として、一時的水位低下による循環水非検出と、循環水不足による循環水非検出とに分けて、上記の所定回数として互いに異なる値を設定するようにする。例えば一時的水位低下による循環水非検出はON信号が3回(2秒周期であれば6秒間)連続して出力されない場合とし、循環水不足による循環水非検出はON信号が8回(2秒周期であれば16秒間)連続して出力されない場合とする。前者の場合を図3のステップS3及びステップS8の各「NO」の判定として適用し、後者の場合を図3のステップS4及びステップS7の各「YES」の判定として適用する。
【0068】
また、水位検出センサ59による循環水判定結果が循環水検出か循環水非検出かによって、その後の検出作動における通電制御を互いに異ならせるようにする。すなわち、循環水検出と判定される場合には所定の設定休止時間(例えば10分間)の経過後に次回の検出作動を行うという間欠的検出作動を行う。つまり、所定周期(例えば2秒間)毎に微小時間(例えば0.2秒間)の通電を所定回数(例えば3回)だけ実行する検出作動を、設定休止時間を間に挟んで間欠的に繰り返すという通電制御を行う。この間欠的検出作動はその検出作動による判定結果が循環水検出であることを条件に繰り返される。もしも、上記検出作動によりON信号(検出信号)が3回連続しなければ一時的水位低下による循環水非検出と判定し、さらに所定周期毎の通電を継続しON信号の非出力状態が8回連続することにより循環水不足による循環非検出と判定すればよい。そして、上記のON信号が所定回数連続せずに循環水非検出と判定された場合には所定周期毎の通電制御を常時継続させるという継続的検出作動を行うようにする。
【0069】
このような電極を用いた水位検出センサ59に対する通電制御を行うことにより、循環水検出に要する電気エネルギーを大幅に低減させることができる。その上に、温水暖房装置の使用期間の経過に伴う水位検出センサ59である電極への通電積算時間の増加度合も大幅に低くすることができるため、循環水として純正品以外の不凍液をユーザが用いた場合であっても、その添加物の電気分解に起因する上記電極の外表面への膜形成も効果的に抑制することができるようになる。
【0070】
以上の電極を用いた水位検出センサ59に対する通電制御(検出作動)を、貯水槽(貯湯槽を含む)内の水位検出を電極を用いて行いその水位検出情報に基づいて何らかの作動制御を行う場合の水位検出制御という観点から把握すると、以下のようになる。
【0071】
すなわち、貯水槽と、この貯水槽内の所定レベル位置に配設された水位検出用電極と、この電極に対し所定電圧を所定周期毎に印加する基本通電制御を行うことにより水位検出を行う水位検出制御手段とを備えた水位検出制御装置であって、上記水位検出制御手段は、上記基本通電制御による電極からの検出信号の出力状態により循環水検出か否かを判定する判定部を備え、この判定部により貯水検出と判定された場合には上記基本通電制御を設定休止時間だけ休止した後に設定検出作動時間だけ上記基本通電制御を行う間欠通電制御を行うように構成されている水位検出制御装置である。
【0072】
図5に示すように上記基本通電制御として例えば2秒間の周期毎に0.2秒間通電するものとし、上記判定部として例えば3回の通電により連続して水位検出信号が出力された場合に貯水検出と判定するものとし、間欠通電制御における設定休止時間を例えば10分間とした場合には、以下のような処理となる。すなわち、運転スイッチ(例えば暖房スイッチ)のONにより基本通電制御を開始し(ステップS21)、その基本通電制御による出力結果に基づいて判定部による判定を行う(ステップS22)。この判定部では上記基本通電制御により設定検出作動時間内に検出信号が連続して出力されれば貯水検出と判定し、検出信号が連続しなければ貯水非検出と判定する。図例では設定検出作動時間を6秒間としその6秒間に通電される3回共に検出信号が連続して出力されれば貯水検出と判定し、検出信号が連続しなけば貯水非検出と判定するようになっている。
【0073】
そして、貯水検出と判定された場合には(ステップS22で「YES」)、以後は、10分間の設定休止時間は通電を行わずに10分経過後に上記設定検出作動時間範囲で基本通電制御を行うという間欠通電制御を実行し(ステップS23)、上記のステップS22の判定部による判定を繰り返す。一方、ステップS22で貯水非検出と判定された場合には(ステップS22で「NO」)、ステップS21に戻り基本通電制御を継続する。つまり、2秒周期での通電を常時繰り返し、上記ステップS22による判定を繰り返す。
【0074】
この場合には、判定部による判定が貯水検出であれば間欠通電制御に切り換えられるため、水位検出のために消費される電気エネルギーの省力化を図ることができる上に、電極に対する通電積算時間の増加度合を大幅に低減させて電極やその他の制御系の耐久性向上をも図ることができる。その上に、上記通電積算時間の増加度合の低減化に基づき、電極表面への膜形成に起因する水位検出の精度低下もしくは検出不能となる事態の発生をも防止することができる。つまり、水位検出に電極を用いた場合に、従来、たとえ所定周期毎の電圧印加であっても、その所定周期毎の通電を検出結果の如何に拘わらず常時継続的に行われ、このため、水位検出のために消費される電気エネルギーが運転時間経過と共に常に増大する上に、その電極に対する通電積算時間が運転時間経過と共に増加し上記貯水槽内の貯水に含まれる添加物の電気分解等により電極表面に膜が形成されて水位検出が困難になるという諸処の不都合を確実に解消し得ることになる。
【0075】
また、電極を用いた水位検出センサ59に対する通電制御(検出作動)を、温水暖房装置において循環水の水位検出を電極を用いて行いその水位検出情報に基づいて安全動作制御を行う場合の水位検出制御という観点から把握すると、以下のようになる。
【0076】
すなわち、加熱源(例えば図1の燃焼加熱手段3)と、この加熱源からの温水を循環ポンプ(例えば図1の循環ポンプ50)の作動により循環させる温水循環回路(例えば図1の暖房回路5)と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンク(例えば図1の補助タンク54)とを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転制御を実行しつつ、循環水の水位の状態に応じて上記循環ポンプの作動を強制停止する安全動作制御を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出用電極(例えば図1の水位検出センサ59)と、この電極に対し水位検出のための通電制御を行う検出作動制御手段とを備え、上記検出作動制御手段は、上記電極からの検出信号の出力状態により循環水検出か否かを判定する循環水判定部と、この循環水判定部により循環水検出と判定される場合に上記電極に対する通電を設定休止時間の経過毎に間欠的に行う間欠通電制御部と、上記循環水判定部により循環水非検出と判定された場合に上記電極に対する通電を継続的に行う常時通電制御部とを備えている温水暖房装置の制御装置である。
【0077】
この場合の常時通電制御部としては、電極に対する通電を所定周期(例えば2秒間)毎に所定電圧の印加を微小時間(例えば0.2秒間)ずつ行うようにすればよい。また、間欠通電制御部での設定休止時間(例えば10分間)経過毎に行う通電も上記所定周期毎の印加を所定回数ずつ行うようにすればよい。
【0078】
具体例としては図6に示すように、暖房スイッチのON操作(暖房運転開始指令)により、電極に対し2秒周期毎に0.2秒間ずつ印加・通電し(ステップS31)、循環水判定部により3回連続して検出信号が出力されれば循環水検出と判定し(ステップS32で「YES」)、循環ポンプを作動させて暖房運転を開始する(ステップS33)。上記ステップS32で検出信号が3回連続しなければ循環水判定部では循環水非検出と判定し(ステップS32で「NO」)、ステップS31とS32とを繰り返す。この循環水非検出と判定された場合には安全動作制御に移行すればよい。
【0079】
循環ポンプが作動されて暖房運転が開始された後は、上記ステップS32と同様の循環水判定部による判定を行い(ステップS34)、循環水検出と判定された場合には10分経過毎に2秒周期で0.2秒間ずつの通電を3回行い(ステップS35)、上記ステップS34の判定を繰り返す。逆に、上記ステップS34で循環水非検出と判定された場合には2秒周期で0.2秒間ずつの通電を常時継続的に行い(ステップS36)、同様に上記ステップS34の判定を繰り返す。循環ポンプ作動前に循環水検出と判定されて暖房運転が開始された後に上記の循環水非検出と判定された場合には、上記のステップS36とS34との繰り返しを所定時間継続(つまり暖房運転を続行)し、その所定時間経過後も循環非検出であるときには安全動作制御に移行すればよい。
【0080】
<他の実施形態>
上記第1もしくは第2の実施形態においては、貯湯式の熱交換缶体2を有する温水暖房装置について説明したが、これに限らず、加熱源としての燃焼バーナにより暖房回路の一部に形成されたフィン式熱交換器を直接的に加熱するように構成した温水暖房装置に本発明の制御装置を適用してもよく、この場合においても本発明による効果を同様に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される温水暖房装置を示す模式図である。
【図2】コントローラを示すブロック図である。
【図3】安全動作制御の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】通電制御例を示す時間と印加電圧との関係図である。
【図5】水位検出のための通電制御例を示すフローチャートである。
【図6】図5とは異なる通電制御例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 燃焼加熱手段(加熱源)
5 暖房回路(温水循環回路)
6 コントローラ(制御装置)
50 循環ポンプ
54 補助タンク
59 水位検出センサ(電極)
61 リモコン(報知手段)
63 安全動作制御手段
631 運転実行前制御部
632 運転実行中制御部
Claims (8)
- 加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、
上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、
この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備え、
上記安全動作制御手段は、上記循環ポンプの作動前の状態で上記水位検出センサにより循環水が検出されているときには、上記循環ポンプの作動後に上記循環水が非検出に変化してもその変化時点から設定監視時間が経過するまでは暖房運転を続行するように構成されている
ことを特徴とする温水暖房装置の制御装置。 - 加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、
上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、
この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段とを備え、
上記安全動作制御手段は、
暖房運転開始指令を受けたとき、上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する一方、循環水が非検出のときには即時に安全動作制御に移行する運転実行前制御部と、
暖房運転実行中のとき、循環水が非検出に変化するときにはその変化時点から設定監視時間が経過するまでは暖房運転を続行する運転実行中制御部と
を備えている
ことを特徴とする温水暖房装置の制御装置。 - 加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、
上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、
この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段と、
故障状態の発生を報知する報知手段と
を備え、
上記安全動作制御手段は、
暖房運転開始指令を受けたとき、上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する一方、循環水が非検出のときには即時に安全動作制御に移行する運転実行前制御部と、
暖房運転実行中のとき、循環水が非検出に変化するときにはその変化時点から設定監視時間が経過するまで上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行する運転実行中制御部と
を備えている
ことを特徴とする温水暖房装置の制御装置。 - 加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、
上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、
この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段と
を備え、
上記安全動作制御手段は、暖房運転開始指令を受けたとき上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき上記水位検出センサによる循環水検出の如何に応じて運転実行中制御を行う運転実行中制御部とを備え、
上記運転実行中制御部による運転実行中制御は、循環水が検出される場合に暖房運転を続行させる通常モードと、循環水が非検出に変化する場合に実行される監視モードとを備え、
上記監視モードは、上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行し、上記循環水が非検出に変化した時点から設定監視時間内に循環水が再度検出されたときには上記監視モードをキャンセルして通常モードに移行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行するように構成されている
ことを特徴とする温水暖房装置の制御装置。 - 加熱源と、この加熱源からの温水を循環ポンプの作動により循環させる温水循環回路と、この温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクとを備えた温水暖房装置に設けられ、暖房運転開始指令を受けて上記循環ポンプを作動させ加熱源により加熱された温水を温水循環回路に循環させる暖房運転を行うように構成された温水暖房装置の制御装置において、
上記補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサと、
この水位検出センサによる循環水検出の如何に基づいて上記暖房運転の実行を禁止する安全動作制御を行う安全動作制御手段と
を備え、
上記安全動作制御手段は、暖房運転開始指令を受けたとき上記水位検出センサにより循環水が検出されることを条件として暖房運転の実行を許可する運転実行前制御部と、暖房運転実行中のとき上記水位検出センサによる循環水検出の如何に応じて運転実行中制御を行う運転実行中制御部とを備え、
上記運転実行中制御部による運転実行中制御は、第1設定検出時間の間に連続して循環水が検出される場合に暖房運転を続行させる通常モードと、上記第1設定検出時間の間に循環水の非検出が生じる場合に実行される監視モードとを備え、
上記監視モードは上記報知手段により報知を行いつつ暖房運転を続行し、上記循環水が非検出に変化した時点から設定監視時間内に上記第1設定検出時間よりも短い第2設定検出時間の間に連続して循環水が検出されたときには上記監視モードをキャンセルして通常モードに移行する一方、上記設定監視時間の経過時点でも循環水が非検出のときには安全動作制御を実行するように構成されている
ことを特徴とする温水暖房装置の制御装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の温水暖房装置の制御装置であって、
安全動作制御手段は、循環ポンプ作動後の水位検出センサによる循環水の検出作動を、循環水が検出されるときには所定時間経過毎に間欠的に行う一方、循環水が非検出のときには継続的に行うように構成されている、温水暖房装置の制御装置。 - 請求項4又は請求項5記載の温水暖房装置の制御装置であって、
通常モードにおける水位検出センサによる循環水検出は所定時間経過毎に間欠的に行う一方、監視モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出は常時行うように構成されている、温水暖房装置の制御装置。 - 請求項4又は請求項5記載の温水暖房装置の制御装置であって、
水位検出センサは電極により構成されており、
通常モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出作動は所定時間経過毎に間欠的に行う一方、監視モードにおける上記水位検出センサによる循環水検出作動は常時行うように構成され、かつ、上記水位検出センサによる循環水検出作動はその検出作動時間の間で所定周期毎に通電されるように構成され、
循環水の検出もしくは非検出は上記所定周期毎の通電による各検出作動が設定検出時間の間に連続して検出もしくは非検出であるか否かにより判定されるように構成されている、温水暖房装置の制御装置。
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