JP3968623B2 - 温水暖房機の制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、温水循環回路が密閉式、半密閉式もしくは自動補水が行われない開放式の温水暖房機の作動を水位検出に基づき制御するために用いられる温水暖房機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の温水暖房機の制御装置として、手動注水式のタンク内の水位を検出する水位検出センサを備え、その検出水位が所定水位以下になれば空焚き防止のために暖房運転を強制停止させるものが知られている(例えば、特公平3−51976号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の温水暖房機の制御装置においては、空焚きによる熱交換缶体の損傷防止に重きを置く制御が採用されているため、温水循環回路内に暖房運転にまだ十分に循環水が残存している場合であっても、タンク内の検出水位が所定水位以下に低下すれば暖房運転を強制停止するという過剰な安全動作により暖房が使用できないことになり、ユーザにとっては不便極まりないことになる。特に、寒冷地に居住するユーザにとっては暖房の使用不能は死活問題ともなり得る上に、その暖房機を回復させて暖房運転を再開させるために夜間であっても循環水の補水作業を余儀なくされたり、サービスマンが対応を余儀なくされたりするという不都合も生じ得る。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、一つの水位検出センサから検出信号により循環水量の状態を判断し得るようにし、併せてその判断に基づき空焚きとなる事態を確実に防止しつつ可能な限り暖房運転を続行させ得る温水暖房機の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための考え方として、循環水量の状態の判断を可能とするために、温水暖房機の制御装置において、温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクと、この補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサとを備え、上記水位検出センサによる上記循環水の検出及び非検出の交互切換の回数、又は、上記検出及び非検出の各連続時間のいずれか一方もしくは双方によって循環水量の状態を判断するように構成したものがあげられる
【0006】
この場合、暖房運転中に循環水の温度を一定に維持するために例えば燃焼バーナによる燃焼加熱もしくは燃焼停止が繰り返されて、その都度、循環水が熱膨張もしくは冷却による収縮を受けて循環水量が変動することになるが、その変動を受けて補助タンク内の循環水の検出及び非検出の交互切換が繰り返されることにより循環水量の状態が水位検出センサの配設位置付近まではあることの判断が可能になる。そして、その交互切換の回数により上記配設位置付近の水位で一定量を維持しているか否かの判断も可能になる。一方、上記水位検出センサによる検出が所定時間連続すれば、上記の熱膨張・収縮を受けたとしても上記水位検出センサの配設位置以上の水位の循環水量が常時有り、所定水量が維持されているとの判断が可能になる。逆に上記水位検出センサによる非検出状態が所定時間連続すれば、たとえ上記の熱膨張が生じたとしても上記配設位置よりも必ず下位の水位の循環水量しかなく不足状態であることの判断が可能になる。上記の交互切換の回数による判断と、連続時間による判断を組み合わせれば、循環水量について多様な判断を得ることが可能になる。すなわち、一つの水位検出センサを設置するだけで、その一つの水位検出センサによって、補助タンク内に単に所定水位の循環水が有るか否かの判別だけではなく、その循環水量の減り具合の状態を監視し得ることになる。
【0007】
、上記循環水の検出及び非検出の各連続時間の状態に加え、暖房運転継続中にその検出及び非検出がそれぞれ設定時間だけ連続する回数を検出し、その発生回数の状態によって循環水量の状態を判断するように構成してもよい。これにより、さらに詳細な循環水量についての判断が可能になる。すなわち、一つの水位検出センサを設置するだけで、その一つの水位検出センサによって暖房運転の継続に伴う水位変動を監視しつつ、循環水量の増減状態についての判断を得ることも可能になる。
【0008】
さらに、特に暖房運転開始時の安全動作に好適に適用される考え方として、温水暖房機の制御装置において、温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクと、この補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサとを備え、上記水位検出センサにより上記循環水が一旦検出されてもその検出が第1設定時間の間だけ連続することなく、かつ、その後上記循環水の非検出状態が第2設定時間連続することを条件に暖房運転を強制停止する安全動作を行うように構成したものがあげられる
【0009】
この場合、循環水量が極端に不足した状態である場合には、暖房運転開始時において温水循環回路内や補助タンク内で停止状態の循環水が循環開始に伴いその流れ状態が変動し、これにより、水位検出センサが循環水有りと検出してしまったとしても、その検出は一時的であり第1設定時間は連続することがない。しかも、循環流が安定すれば水位検出センサは必ず非検出状態となりその状態が連続することになる。このため、暖房運転を強制停止する安全動作を行うことにより確実に空焚き防止が図られる上に、ユーザに循環水量が不足状態であることを認識させ得る。逆に循環水量が十分にあれば、水位検出センサによる検出が連続することになるため、安全動作は行われずに暖房運転が続行されることになる。
【0010】
請求項1に係る発明は、運転開始時に循環水量が十分にあることを一旦取得した後の暖房運転継続中における安全動作に好適に適用されるものである。具体的には、温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクと、この補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサとを備え、暖房運転中に循環水の温度を一定に維持するために燃焼バーナによる燃焼加熱もしくは燃焼停止が繰り返されるように構成された温水暖房装置の制御装置であって、上記水位検出センサからの出力に基づき水量変動に対する安全動作制御を行う安全動作制御部を備え、上記安全動作制御部として、暖房運転開始時に上記水位検出センサによる上記循環水の検出が第1設定時間連続する場合には、暖房運転中は上記循環水が非検出となる度にその発生回数を加算記憶し、その加算記憶値が設定回数に到達することを条件に暖房運転を強制停止する安全動作を行う一方、加算記憶値が設定回数に到達するまでの間は報知器により故障の報知を行うように構成したものである。
【0011】
の発明によれば、暖房運転開始時において水位検出センサによる循環水の検出が第1設定時間連続すれば循環水量は不足しておらずに十分にあることが判断可能となる。それにも拘わらずに暖房運転中に循環水が非検出となる場合には、直ぐには暖房運転の強制停止を行わずに、その非検出となった回数を加算記憶しその加算記憶値が設定回数に到達するまで待ってから暖房運転が強制停止されることになる。これにより、確実な安全動作を確保しつつも、循環水量が多少減ったとしても過剰な安全動作を回避してユーザに対し暖房の使用をより長期にわたり継続的に可能とさせ得ることになる。また、上記加算記憶値が設定回数に到達しなければ、暖房運転は続行されることになる。このように一つの水位検出センサによる検出による加算記憶値(回数)に基づき暖房運転中の循環水量の減り具合の監視が可能になり、その監視結果に基づきより使い勝手のよい安全動作を行い得るようになる。
【0012】
加えて、加算記憶値が設定回数に到達するまでの間は、報知器により故障の報知を行うようにしているため、安全動作に基づく暖房運転が強制停止される前に、ユーザに対し循環水量不足の可能性があることを予め認識させ、循環水の補水のための準備を予め行わせることが可能になる。
【0013】
また、上記の発明においては、加算記憶値が設定回数に到達するまでの間に、水位検出センサにより循環水の検出が第1設定時間だけ連続することを条件に加算記憶値の内容をリセットする構成を付加してもよい。これにより、循環水の非検出が偶発的原因等に基づくものであり、暖房運転に必要な最低限の循環水量が維持されていることが判断され、過剰な安全動作の回避がより確実に図り得ることになる。
【0016】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の温水暖房機の制御装置によれば、暖房運転中に循環水が非検出状態になったとしても、直ぐには暖房運転の強制停止を行わずに、その非検出となった回数を加算記憶しその加算記憶値が設定回数に到達するまで待ってから暖房運転が強制停止されることになる。これにより、確実な安全動作を確保しつつも、循環水量が多少減ったとしても過剰な安全動作を回避してユーザに対し暖房の使用をより長期にわたり継続的に可能とさせ得ることになる。また、上記加算記憶値が設定回数に到達しなければ、暖房運転は続行されることになる。このように一つの水位検出センサによる検出による加算記憶値(回数)に基づき暖房運転中の循環水量の減り具合の監視が可能になり、その監視結果に基づきより使い勝手のよい安全動作を行い得るようになる。このため、過剰な安全動作の実行による暖房使用が不能となる事態を確実に回避し得る一方、真に循環水量の不足が生じている場合には確実に安全動作を実行させることができる。また、上記非検出状態の発生回数が設定回数に到達するまでの間に報知器による故障報知を行うことにより、ユーザに対し循環水量不足の可能性があることを予め認識させて以後の対応をスムースに行わせることができる。さらに、上記発生回数の加算記憶の途中に循環水量が所定量あることを検出した場合には加算記憶値をリセットさせることにより、上記過剰な安全動作の回避をより確実に行うことができると共に、暖房使用の継続をより長く確保することができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0018】
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態が適用される温水暖房機を示す。この温水暖房機はいわゆるセミ貯湯タイプの熱交換缶体2と、この熱交換缶体2に対し燃焼加熱による燃焼熱を負荷する燃焼加熱手段3と、上記熱交換缶体2により熱交換加熱された温水を図示省略の各種の暖房端末に循環させる温水循環回路としての暖房回路5と、暖房運転等の各種制御を行うコントローラ6とを備えている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
【0019】
上記熱交換缶体2は、下部位置に上記燃焼加熱手段3の燃焼バーナ30が臨んで配設された燃焼室21と、この上側位置に区画形成された貯湯室22とを備えたものである。上記燃焼室21から多数(例えば十数本)の燃焼排ガス通路23が上記貯湯室22を上方に貫通するよう延ばされ、貫通後、排気筒24により集合されている。そして、上記貯湯室22内には循環水が満たされ、この循環水が上記燃焼バーナ30の燃焼作動による燃焼熱を燃焼室21及び上記各燃焼排ガス通路23から受けて所定温度まで加熱されるようになっている。
【0020】
上記熱交換缶体2の上段位置には内部の貯湯室22の貯湯温度を検出する缶体温度センサ25が配設され、また、中段位置には空焚き防止用安全装置として貯湯室22を構成する熱交換缶体2の温度を検出するハイリミットセンサ26が配設されている。このハイリミットセンサ26は所定の上限温度を検出することにより、コントローラ6に対し燃焼バーナ30の燃焼を強制停止させる指令信号を出力するようになっている。つまり、暖房回路5内の循環水量の如何に拘わらず、熱交換缶体2側で空焚き危険温度に到達しそうであれば、上記ハイリミットセンサ26からの指令信号に基づき暖房運転が強制停止されるようになっている。なお、上記循環水としては、寒冷地においては凍結防止のために不凍液を用いればよく、それ以外の地においては水を用いればよい。つまり、循環水としては水のみならず種々の循環媒体が用いられる。
【0021】
上記燃焼加熱手段3としては、ガス等の気体燃料や石油(灯油)等の液体燃料を燃焼させるものや、電気ヒータ等を用いたものでもよいが、本実施形態では石油(灯油)を燃焼させる燃焼バーナ30を用いたものを示している。すなわち、上記燃焼バーナ30は石油を燃焼させるリターン式噴霧ノズルを有するガンタイプバーナにより構成されており、この燃焼バーナ30は図示省略の燃料タンクから電磁開閉弁31及び電磁供給ポンプ32が介装された燃料供給管33を通して圧送供給された石油を噴霧して燃焼させるようになっている。そして、供給された一部の石油をリターン管34を通して上記電磁開閉弁31と電磁供給ポンプ32との間の燃料供給管33に対し戻すようになっている。
【0022】
上記リターン管34には、リターン油の油温を検出する油温検出センサ35と、リターン油の流量を比例制御する流量制御弁36とが介装されている。そして、上記流量制御弁36によるリターン油の流量を変更調整することにより、上記燃焼バーナ30からの噴霧量の変更調整が行われ、これにより、燃焼バーナ30の燃焼量が所定値になるように制御されるようになっている。
【0023】
なお、図1中37は上記燃焼バーナ30から噴霧される石油に着火させる点火トランス、4は燃焼用空気を供給する送風ファンである。
【0024】
上記暖房回路5は、上流端が上記貯湯室22の最上部に接続され循環ポンプ50の作動により上記貯湯室22頂部の高温水を図示省略の高温暖房端末に対し供給する高温往き管51と、各種暖房端末で放熱された後の低温水を上記貯湯室22の下部に戻す戻り管52と、この戻り管52の途中から分岐して図示省略の低温暖房端末に対し低温水を供給する低温往き管53とを備えている。上記戻り管52には途中の上方位置に補助タンク54が介装され、この補助タンク54と貯湯室22とがバイパス弁55を介装したバイパス管56により互いに接続されている。
【0025】
上記補助タンク54の頂部には圧力逃し弁57が装着され、この圧力逃がし弁57の手前位置がリザーブタンク58と接続されている。これにより、補助タンク54に過大な内圧が作用した場合には内部の温水がリザーブタンク58に逃がされ、リザーブタンク58が満杯になればオーバーフロー管58aからオーバーフローされるようになっている。逆に、上記補助タンク54内が負圧傾向になれば、上記リザーブタンク58から空気もしくは貯留水が戻されるようになっている。つまり、上記補助タンク54は半密閉式に構成されている。
【0026】
また、上記補助タンク54には、上記貯湯室22内の水位を検出する水位検出センサ59が配設されている。この水位検出センサ59は水位電極により構成され、補助タンク54内の水と接触することによりON信号(検出信号)をコントローラ6に出力するようになっている。
【0027】
以上の温水暖房機はMPUやメモリー等を備えたコントローラ6により作動制御されるようになっており、このコントローラ6は報知器としても機能する暖房用リモコン(リモートコントローラ)61と通信接続され、このリモコン61を介してユーザによる各種指令の入力設定や、各種の状態表示が行われるようになっている。そして、上記コントローラ6は、暖房回路5及び燃焼バーナ30による暖房運転を行う暖房制御部等の他に、上記水位検出センサ59からの出力に基づき渇水(水量変動)に対する安全動作を行う安全動作制御部を備えている。
【0028】
暖房制御部による基本的な暖房運転は、ユーザによりリモコン61の暖房スイッチがONされることにより開始され、まず循環ポンプ50が作動されて貯湯室22内の水が高温往き管51、戻り管52及び低温往き管53に循環された状態で、燃焼バーナ30の燃焼作動が開始される。缶体温度検出センサ25からの検出温度が所定の設定温度(例えば60〜70℃)に達すると、上記燃焼バーナ30の燃焼量がその設定温度を維持するように切換えられる。そして、供給先である暖房端末での放熱量が小さくなる等に起因して上記缶体温度センサ25の検出温度が設定温度よりも高くなると、電磁供給ポンプ32の作動が停止されて燃焼バーナ30の燃焼が停止される。この燃焼停止により上記検出温度が設定温度よりも低くなると、再び上記燃焼バーナ30の燃焼作動が開始される。これらが繰り返され、上記リモコン61の暖房スイッチがユーザによりOFFにされると、上記燃焼バーナ30の燃焼作動及び循環ポンプ50の作動が共に停止されて暖房運転が停止される。以上の暖房運転中、上記安全動作制御部による安全動作制御が並行して行われる。
【0029】
以下、図2のフローチャートに基づいて上記安全動作制御について説明する。
【0030】
この安全動作制御は暖房運転の開始と同時に開始される、すなわち、電源コンセントがON状態にされ、かつ、リモコン61の暖房スイッチがユーザによりONされることにより開始される。
【0031】
まず、暖房運転開始時(初回運転時)の安全動作制御が開始される。すなわち、水位検出センサ59からの検出信号が連続して第1設定時間(例えば6秒間)の間出力されているか否か、つまり、補助タンク54内の温水が水位検出センサ59の配設位置以上の水位を6秒間連続して維持しているか否かの判別を行い(ステップS1)、検出信号が出力されていなければ(ステップS1で「NO」)、上記第1設定時間よりも長い第2設定時間(例えば16秒間)の間、上記とは逆に連続して上記検出信号が非出力であることを確認した上で安全動作を行う(ステップS2で「YES」、ステップS3)。上記安全動作とは、燃焼バーナ30の燃焼作動と循環ポンプ50の作動とを共に強制停止して暖房運転を強制停止させることである。安全動作を行った後は、ユーザにより暖房スイッチがリセット、すなわち、再びON操作されるのを待って暖房運転を再開し、ステップS1に戻り上記の判別を繰り返す(ステップS4で「YES」の場合)。なお、上記ステップS2で第2設定時間の間に1度でも水位検出センサ59からの検出信号の出力があれば(ステップS2で「NO」)、ステップS1に戻って上記の判別を繰り返す。
【0032】
以上の暖房運転開始時には、水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間だけ連続した出力がなく、かつ、その検出信号の出力が第2設定時間だけ連続して1度もない場合には、漏水等の何らかの異常があると判断して直ぐに安全動作を行う。
【0033】
上記ステップS1で水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間の間に連続して出力されれば(ステップS1で「YES」)、とにかく暖房回路5に循環させるための所定水量があるものと判断して、以下の所定水量が確認された後の安全動作制御を行う。すなわち、上記第2設定時間の間連続して上記検出信号が非出力となる事態が発生したかどうかの監視を続け(ステップS5で「NO」の場合にステップS5を繰り返し)、上記事態が発生すれば故障表示を行う(ステップS5で「YES」、S6)。上記故障表示は、ユーザに対し循環水の補給を促すものであり、リモコン61に警告灯の点灯もしくは点滅、警報の吹鳴、あるいは、その旨を文字・記号により表示するなどの内の1種もしくは組み合わせにより行う。
【0034】
要するに、ステップS1で所定の水量の有ることが一旦確認された後は、上記検出信号がたとえ非出力状態に陥っても暖房運転開始後に循環温水中の溶存空気が抜けたりする等に起因した水位低下と判断して故障表示は行うものの、安全動作を直ぐには行わずに暖房運転を続行し、さらに以下の監視を行う。
【0035】
すなわち、上記水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間だけ連続して出力されているか否かの確認を再度行い(ステップS7)、検出信号の出力はあるものの連続していない等の場合には、さらに、暖房運転を続行して上記検出信号の非検出状態が第3設定時間(例えば48時間、すなわち、2日間)の間連続する長期非検出状態が生じているか否かの判別を行う(ステップS7で「NO」、S8)。1度でも上記検出信号の出力があれば上記ステップS5に戻る一方、上記長期非検出状態が生じた場合には(ステップS8で「YES」)、NGカウンタ(初期設定値=0)に「1」を追加してカウントする(ステップS9)。
【0036】
そして、上記NGカウンタ値が「3」以上か否かの確認を行い(ステップS10)、「3」未満であれば上記と同様な安全動作を行う(ステップS11)。それでも、ユーザにより暖房スイッチがリセットされれば暖房運転を開始し(ステップS12で「YES」)、ステップS5以降の各処理を繰り返す。このステップS12のユーザによるリセット操作の際に、リモコン61による故障表示に気付いてユーザが圧力逃がし弁57を開けて循環水の補給を行えば、たとえステップS5で非検出状態が発生したとしてもステップS7で第1設定時間の検出信号の出力が得られるため(ステップS7で「YES」)、上記第3設定時間との比較のために非検出状態発生から開始された連続積算2日用のタイマをリセットすると共にステップS6で実行されている故障表示を解除する(ステップS13)。そして、再度ステップS5に戻る。
【0037】
しかし、上記のユーザによる補給が行われない、もしくは、補給されても不足であるまま暖房スイッチがリセットされたのであれば、ステップS5以降の各処理の繰り返しを行って安全動作を繰り返しても、上記長期非検出状態がついには3回(NGカウンタ=3)に到達してしまう場合(ステップS10で「YES」)が生じ得る。この場合には、ステップ3の安全動作を行い、再々再度のユーザによる暖房スイッチのリセット操作を待つ(ステップS4の繰り返し)。しかし、この時点に至れば、故障表示に加え、安全動作による暖房運転の強制停止が合計4回も生じているため、ユーザに対し水量不足状態であり循環水の補給が必要であることを確実に認識させて確実に補給作業を促すことができるようになる。この4回目の安全動作後は暖房スイッチがたとえリセットされても、その後はステップS1の最初からの処理を繰り返す。
【0038】
<第2実施形態>
図3及び図4は、本発明の第2実施形態に係る安全動作制御部による安全動作制御のフローチャートを示す。本第2実施形態は第1実施形態と同様構造の温水暖房機(図1参照)に対し適用されるものであり、コントローラ6に設けられた安全動作制御部の制御内容のみが第1実施形態と異なるものである。
【0039】
図3のフローチャートを参照して上記第2実施形態の安全動作制御部による安全動作制御を説明すると、この安全動作制御は第1実施形態と同様に、電源がONされ、かつ、暖房スイッチがONされることにより開始される。なお、電源がOFFからONにされた状態では後述の水位検出フラグはOFF設定にされている。
【0040】
まず、運転開始時(初回運転時)の安全動作制御を第1実施形態と同様に行う。すなわち、水位検出センサ59からの検出信号が連続して第1設定時間(例えば6秒間)の間出力されているか否かの判別を行い(ステップS11)、検出信号が出力されていなければ(ステップS11で「NO」)、上記第1設定時間よりも長い第2設定時間(例えば16秒間)の間、上記とは逆に連続して上記検出信号が非出力であることを確認した上で安全動作を行う(ステップS12で「YES」、ステップS13)。安全動作を行った後は、ユーザにより暖房スイッチがリセット、すなわち、再びON操作されるのを待って暖房運転を再開し、ステップS11に戻り上記の判別を繰り返す(ステップS14で「YES」の場合)。上記のステップS12で第2設定時間の間に1度でも水位検出センサ59からの検出信号の出力があれば(ステップS12で「NO」)、ステップS11に戻って上記の判別を繰り返す。
【0041】
つまり、第2実施形態においても暖房運転開始時には、水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間だけ連続した出力がなく、かつ、その検出信号の出力が第2設定時間だけ連続して1度もない場合には、漏水等の何らかの異常があると判断して直ぐに安全動作を行う。
【0042】
上記ステップS11で水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間の間に連続して出力されれば(ステップS11で「YES」)、とにかく暖房回路5に循環させるための所定水量があるものと判断して水位検出フラグをON設定にした後(ステップS15)、以下の所定水量確認後の安全動作制御を行う。すなわち、上記第2設定時間の間連続して上記検出信号が非出力となる事態が発生するかどうかを監視し(ステップS16)、上記事態が発生すれば第1実施形態で説明したものと同様の故障表示を行う(ステップS16で「YES」、S17)。つまり、ステップS11で所定の水量の有ることが一旦確認された後は、第1実施形態と同様に上記検出信号がたとえ非出力状態に陥っても故障表示は行うものの、安全動作を直ぐには行わずに暖房運転を続行し、さらに以下の監視を行う。
【0043】
すなわち、上記水位検出センサ59からの検出信号が第1設定時間だけ連続して出力されているか否かの確認を再度行い(ステップS18)、検出信号の出力はあるものの連続していない等の場合には、さらに、暖房運転を続行して上記検出信号の非検出状態が第3設定時間(例えば24時間、すなわち、1日間)の間連続する長期非検出状態が生じているか否かの判別を行う(ステップS18で「NO」、S19)。1度でも上記検出信号の出力があればステップS21以降のNGカウンタ値に基づく安全動作制御を行う一方、上記長期非検出状態が生じた場合には(ステップS19で「YES」)、上記ステップS13の安全動作を行い暖房運転を強制停止し水位検出フラグをOFF設定にする。
【0044】
以上の故障表示と安全動作に基づきユーザが循環水の補給をしたか否かに拘わらず、ユーザにより暖房スイッチがリセットされれば暖房運転を開始し(ステップS14で「YES」)、ステップS11以降の各処理を繰り返す。そして、所定水量の確認が一旦は行われて水位検出フラグがON設定にされた後(ステップS11で「YES」、S15)、やはり故障表示がなされたものの(ステップS17)、上記ステップS18での判別では検出信号が連続して第1設定時間だけ出力された場合には(ステップS18で「YES」)、上記第3設定時間との比較のために非検出状態発生から開始された連続積算1日用のタイマをリセットすると共にステップS17で実行されている故障表示を解除する(ステップS20)。そして、ステップS19で第3設定時間内に少なくとも1度でも検出信号の出力があり長期非検出状態が発生していないと判断された場合(ステップS19で「NO」の場合)と同様に、ステップS21以降の処理を行う。
【0045】
ステップS21では燃焼バーナ30の設定温度維持のために行われる燃焼のON・OFFの切換えが5回連続する間に水位検出センサ59からの検出信号が継続して出力されているか否かの判別を行い、検出信号が継続して出力されている場合には上記燃焼のON・OFF切換に伴う循環水の熱膨張や冷却に伴う収縮の影響を受けても所定水量の循環水があると判断して後述のNGカウンタをリセット(「0」を設定)し(ステップS21で「YES」、S22)、以後、ステップS16以降の監視を繰り返す。
【0046】
逆に上記ステップS21で検出信号の出力が継続していない場合には(ステップS21で「NO」)、さらに、上記燃焼のON・OFF切換により検出信号の出力と非検出状態との間で変化があったか否かを判別し(ステップS23)、変化が1度もなければステップS16以降の監視に基づく処理を繰り返して結局はステップS19を経てステップS13の安全動作が行われることになる。逆に上記ステップS23で検出と非検出との間の変化があれば(ステップS23で「YES」)、それは熱膨張と収縮に伴う水位変動に基づくものであり、循環水は不足気味ではあるものの水位検出センサ59の配設位置近傍までの水量は少なくともあり暖房運転を継続し得るだけの水量があると判断する。
【0047】
この場合には、NGカウンタ(電源OFF時の初期設定値=0)に「1」を追加してカウントし(ステップS24)、カウント後のNGカウンタが制限値(例えば「100」)に到達していなければステップS16以降の監視に基づく処理を繰り返し(ステップS25で「NO」の場合)、制限値に到達していれば(ステップS25で「YES」)直ぐに安全動作を行う(ステップS27)。この際、上記NGカウンタを次回に備えリセットしておく(ステップS26)。つまり、熱膨張・収縮により水位検出センサ59の配設位置を挟む水位変動が生じる程度の水量不足が100回程度繰り返されるまでは暖房運転を続行させることにより、多少の水量不足が生じても可能な限り暖房運転を停止させないで続行させるようにしているため、ユーザにとっても好適なものとなる。なお、「100」と例示した制限値は、上記ステップS16〜S19での長期非検出状態の発生により安全動作が実行される期間よりも短い期間で発生する回数値であって、かつ、例えば2日間程度は暖房運転の使用を可能とし得る回数値に設定される。
【0048】
そして、上記のステップS27による安全動作の後は、ユーザによる暖房スイッチのリセット操作を待ち(ステップS28の繰り返し)、リセット操作があれば再び暖房運転を再開させ水位検出フラグを前回までのON設定のままにしてステップS16以降の各処理を繰り返す。つまり、安全動作は行ったものの水量が多少減少しているだけで暖房運転自体は可能であるため、上記の安全動作によりユーザに対し循環水の補給を促しつつリセット操作により暖房の使用を可能としている。また、上記ステップS27による安全動作が行われるまでにはかなりの期間(例えば2日間程度)が経過しているため、ユーザに対しステップS17による故障表示に基づき水量不足状態であり循環水の補給が必要であることを確実に認識させるに十分であり、かつ、その補給作業のための十分な余裕期間を与えることができる。
【0049】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記第1及び第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記第1及び第2実施形態では半密閉式の貯湯式暖房機に本発明を適用しているが、これに限らず、完全密閉式もしくは循環水の自動補給のない解放式の貯湯式暖房機に本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1又は第2の各実施形態を適用する暖房機の全体模式図である。
【図2】第1実施形態における水位検出信号に基づく安全動作制御を示すフローチャートである。
【図3】第2実施形態における水位検出信号に基づく安全動作制御の前半部を示すフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに続く後半部のフローチャートである。
【符号の説明】
5 暖房回路(温水循環回路)
6 コントローラ
54 補助タンク
59 水位検出センサ
61 暖房リモコン(報知器)

Claims (2)

  1. 温水循環回路に介装されて循環水が貯留される補助タンクと、この補助タンク内に所定水位の循環水が有ることを検出する水位検出センサとを備え、暖房運転中に循環水の温度を一定に維持するために燃焼バーナによる燃焼加熱もしくは燃焼停止が繰り返されるように構成された温水暖房装置の制御装置であって、
    上記水位検出センサからの出力に基づき水量変動に対する安全動作制御を行う安全動作制御部を備え、
    上記安全動作制御部は、暖房運転開始時に上記水位検出センサによる上記循環水の検出が第1設定時間連続することにより上記温水循環回路に循環させるための所定水量があるものと判断されたにも拘わらず暖房運転中に上記循環水が検出と非検出との間で変化する場合には、循環水は不足気味ではあるものの熱膨張と収縮に伴う水位変動に基づくものと判断して上記循環水が非検出となる度にその発生回数を加算記憶し、その加算記憶値が設定回数に到達することを条件に暖房運転を強制停止する安全動作を行う一方、加算記憶値が設定回数に到達するまでの間は報知器により故障の報知を行うように構成されてい
    ことを特徴とする温水暖房機の制御装置。
  2. 請求項記載の温水暖房機の制御装置であって、
    加算記憶値が設定回数に到達するまでの間に、水位検出センサにより循環水の検出が第1設定時間だけ連続することを条件に加算記憶値の内容をリセットするように構成されている、温水暖房機の制御装置。
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