JP4511992B2 - 温水循環加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は温水循環加熱装置に関し、詳細には、循環水の欠乏によるエアー噛み燃焼や空焚きによって発生する事故を防止する温水循環加熱装置に関する。
従来、熱交換器内の水を加熱し、加熱された温水を循環ポンプにより温水循環管を循環させ、温水により加熱を行う温水循環加熱装置には、循環水の温度変化による膨張や収縮を吸収するための膨張タンクが温水循環管に設けられている。そして、温水の自然蒸発や温水循環管の破損による水漏れなどによって膨張タンク内に貯留されている温水(貯留温水)が減少すると、温水循環管に供給される循環水が欠乏してしまい、熱交換器内でいわゆるエアー噛み燃焼や空焚きが発生してしまうおそれがあった。
エアー噛み燃焼とは、膨張タンク内の貯留温水が不足していると温水循環管に供給される循環水に空気が混入してしまい(エアー噛み)、熱交換器内で循環水とともに空気が加熱される現象をいい、器具耐久性を劣化させる原因となる。また、空焚きとは、膨張タンク内に貯留温水がないと温水循環管に空気のみが供給されてしまい、熱交換器内で供給された空気が加熱される現象をいい、熱交換器内の温度が異常に上昇して器具破損や火災の原因となる。
そのため、従来の温水循環加熱装置では、温水循環管に設けられた膨張タンク内の貯留温水の水位に基づいて、加熱動作の制御を行うことが知られている。例えば、膨張タンク内の貯留温水が所定レベルまで水位低下した場合には、空焚きやエアー噛み燃焼を防止するために、加熱動作を異常停止することが知られている。
また、加熱源で加熱した温水を暖房端末との間で循環させる暖房回路の途中に補助タンクを介装し、補助タンクで所定レベルの水位が検出された状態が6秒間連続せずかつ非検出状態が16秒間連続するとき循環水不足と判定して暖房運転を禁止する一方、検出状態が6秒間連続すると暖房運転を開始する。そして、暖房運転中、非検出状態が16秒間連続すると、リモコンに循環水不足の故障表示しつつ48時間を経過するまでは暖房運転を続行し、48時間経過後も非検出状態であるときは循環ポンプを強制停止するようにした温水暖房装置の制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−89860号公報
上記の従来技術では、膨張タンク内の貯留温水の水位が所定レベルまで水位低下した場合、即座に加熱動作を異常停止している。そして、温水循環加熱装置が異常停止した場合、ユーザは製造メーカやメンテナンス会社にその旨を連絡(メンテコール)して、循環溶媒である水(寒冷地では、凍結防止用の不凍液)を補給してもらうまで暖房を使用することができない。このように、膨張タンク内の貯留温水の不足状態を警告することなく即座に暖房を使用できなくなると、ユーザにとって非常に不便であり、特に暖房の継続運転が必要となる寒冷地では死活問題である。
また、特許文献1に記載の温水暖房装置の制御装置では、補助タンク内で循環水不足が検出されると、所定の警告とともに48時間の継続運転が実行されるので、空焚きを防止しつつ可能な限り暖房運転を続行することができる。ところで、この温水暖房装置の制御装置は、補助タンク内で循環水不足が検出された時点から、実際に空焚きが発生する水位まで循環水が減少するまでの時間を48時間とみなし、循環水不足が検出されても48時間は継続運転するようにしたものである。
しかしながら、循環水が減少している原因や不具合の程度によって、循環水の減少速度は異なるものである。そのため、補助タンク内で循環水不足が検出された時点から、実際に空焚きが発生する水位まで循環水が減少するまでの時間(加熱可能時間)は流動的であるから、実際の加熱可能時間は48時間よりも短く又は長くなる場合がある。そして、実際の加熱可能時間が48時間よりも短い場合は、補助タンク内の循環水が枯渇して空焚きやエアー噛み燃焼が発生してしまい、また加熱可能時間が48時間よりも長い場合は、実際にはさらに暖房運転を続行できるのにも関わらず異常停止が実行されてしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、膨張タンク内の貯留温水が不足している場合にはユーザに報知するとともに、空焚きやエアー噛み燃焼の発生を確実に防止しつつ、より長時間の継続運転を実行可能な温水循環加熱装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の温水循環加熱装置は、熱交換器内の水を加熱手段により加熱しつつ、加熱された温水を循環ポンプにより温水循環管に循環させて加熱を行うものであって、前記温水循環管に設けられた膨張タンクに貯留される温水の水位に基づいて、前記加熱手段による加熱動作の制御を行う温水循環加熱装置であって、前記膨張タンク内の貯留温水の減少により第1水位及び該第1水位よりも低い第2水位まで水位低下したか否かを検出する水位検出手段と、前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第1水位まで水位低下したと検出された場合に時間計測を開始する一方、該膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された場合に時間計測を終了する計時手段と、前記計時手段により計測された時間に基づいて、前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位から前記加熱手段による加熱動作を停止すべき加熱停止水位まで水位低下するための所要時間を、加熱可能時間として算出する加熱可能時間算出手段と、前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された時点から起算して、前記加熱可能時間算出手段により算出された加熱可能時間が経過したか否かを判定する時間経過判定手段と、前記時間経過判定手段により加熱可能時間が経過したと判定された場合、前記加熱手段による加熱動作を停止させる加熱停止手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の温水循環加熱装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記水位検出手段は、前記膨張タンク内の貯留温水が前記第1水位まで水位低下したか否かを検出する第1水位電極と、該膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したか否かを検出する第2水位電極とを少なくとも含む複数の水位電極で構成されたことを特徴とする。
また、請求項3に係る発明の温水循環加熱装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記加熱可能時間算出手段は、前記計時手段により計測された時間と前記第1水位及び前記第2水位の水位差とに基づいて前記膨張タンク内の貯留温水の減少速度を算出し、該膨張タンク内の貯留温水の減少速度と前記第2水位及び前記加熱停止水位の水位差とに基づいて前記加熱可能時間を算出することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明の温水循環加熱装置は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された場合、該膨張タンク内の貯留温水の水位低下を報知する第1報知手段を備えている。
また、請求項5に係る発明の温水循環加熱装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記時間経過判定手段により加熱可能時間が経過したと判定された場合、前記加熱手段による加熱動作の停止を報知する第2報知手段を備えている。
請求項1に係る発明の温水循環加熱装置では、熱交換器内の水を加熱手段により加熱しつつ、加熱された温水を循環ポンプにより温水循環管に循環させて加熱を行い、温水循環管に設けられた膨張タンクに貯留される温水の水位に基づいて加熱動作の制御を行うものであって、膨張タンク内の貯留温水が第1水位から第2水位まで水位低下するのに要した時間に基づいて、その貯留温水が第2水位から加熱停止水位まで水位低下するための所要時間(加熱可能時間)を算出し、この加熱可能時間を経過したら加熱動作が停止するようにした。よって、膨張タンク内の貯留温水が不足している場合であっても、空焚きやエアー噛み燃焼の発生を確実に防止しつつ、より長時間の継続運転を実行可能とすることができる。
また、請求項2に係る発明の温水循環加熱装置では、請求項1に記載の発明の効果に加え、水位検出手段は、膨張タンク内の貯留温水が第1水位まで水位低下したか否かを検出する第1水位電極と、第2水位まで水位低下したか否かを検出する第2水位電極とを少なくとも含む複数の水位電極で構成するようにした。よって、膨張タンク内の貯留温水の水位低下を確実に検出することができる。
また、請求項3に係る発明の温水循環加熱装置では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、加熱可能時間算出手段は、第1水位から第2水位まで水位低下するのに要した時間と第1水位及び第2水位の水位差とに基づいて、膨張タンク内の貯留温水の減少速度を算出し、この減少速度と第2水位及び加熱停止水位の水位差とに基づいて、加熱可能時間を算出するようにした。よって、より正確に加熱可能時間を算出することができる。
また、請求項4に係る発明の温水循環加熱装置では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、膨張タンク内の貯留温水が第2水位まで水位低下した場合、膨張タンク内の貯留温水の水位低下を報知する第1報知手段を備えた。よって、膨張タンク内の貯留温水の水位低下を、ユーザは加熱動作が異常停止する前に認識することができる。
また、請求項5に係る発明の温水循環加熱装置では、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え、加熱可能時間が経過した場合、加熱動作の停止を報知する第2報知手段を備えた。よって、ユーザは加熱動作の異常停止を確実に認識することができる。
以下、本発明の実施の形態の温水循環加熱装置である温水暖房装置1を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の温水暖房装置1の構成図である。温水暖房装置1は、温風暖房機である放熱器2内に温水を供給する。そして、放熱器2は供給された温水から熱エネルギーを得て、温風を送出している。
図1に示すように、温水暖房装置1の内部には温水循環管22(供給温水循環管22a、往き温水循環管22b、戻り温水循環管22c、バイパス22d)が設けられている。膨張タンク10に溜められている水が供給温水循環管22aを通って燃焼室3内の熱交換器5に供給されている。また、供給温水循環管22aには、膨張タンク10から熱交換器5へ供給される、つまり、温水循環管22を循環する水の量を調節する循環ポンプ9が設けられている。そして、熱交換器5を備えた燃焼室3にはバーナ4が設けられており、ガス供給管31から供給されるガスを燃焼して熱交換器5を熱し、その熱エネルギーが供給温水循環管22aから供給された水を熱している。そして、燃焼室3内は排気口34により換気が行われている。尚、このバーナ4が「加熱手段」に該当する。
そして、熱交換器5で熱せられた温水は、往き温水循環管22bを通って、放熱器2へ供給される。そして、放熱器2で熱エネルギーを奪われた温水は戻り温水循環管22cを通って膨張タンク10へ戻る。また、往き温水循環管22bと戻り温水循環管22cとはバイパス22dで繋がれており、放熱器2へ供給するのに余剰した温水が行き温水循環管22bから戻り温水循環管22cへ逃れるようにされている。
なお、膨張タンク10は、循環水の温度変化による膨張や収縮を吸収するための貯水槽であり、その側面に連通して溢れ口27が設けられており、膨張タンク10内の温水が所定量を超えた場合には外部へ排出される。また、膨張タンク10の上面には、循環溶媒である水(寒冷地では、凍結防止用の不凍液)を補給するための開口である補給水口19が形成されている。
ここで、膨張タンク10の内部には、補給水口19から補給された水や、温水循環管22cを通って流入した温水が貯留される。そして、この膨張タンク10の内部に貯留された水や温水(以下、まとめて貯留温水とよぶ)を検出するための2本の棒状電極である高側水位電極11及び低側水位電極12が、膨張タンク10の内部に上方から垂下するように設置されている。なお、膨張タンク10の内部の詳細は、後述する。
また、ガス供給管31の途中には、ガス元電磁弁8、ガス比例制御弁7、ガスメイン弁6が設けられており、コントローラ41に接続している。コントローラ41は、図示外のCPU,RAM,ROM,タイマなどを備えたコンピュータであり、ガス元電磁弁8、ガス比例制御弁7、ガスメイン弁6を制御して、バーナ4へ供給するガス量を調節し、熱交換器5の加熱量を制御している。また、燃焼室3にはファン15も設けられており、このファン15もコントローラ41へ接続している。そして、コントローラ41は加熱量を調整する際に、ファン15の制御も行っている。また、燃焼室3には器体過熱防止装置14が設けられており、コントローラ41に接続している。そして、燃焼室3の器体温度が所定値以上となった場合や、後述のメイン処理(図3)における器具異常停止(S21)の実行時などに、バーナ4の加熱動作を停止させる安全機能が働いている。
また、コントローラ41には、高側水位電極11及び低側水位電極12が接続されており、高側水位電極11及び低側水位電極12による検出結果に基づいて、膨張タンク10内の貯留温水の水位を検知することができる。そして、コントローラ41には、循環ポンプ9も接続しており、膨張タンク10内の貯留温水の水位などに応じて温水循環管22に循環する温水の量を調整するために、循環ポンプ9を制御している。
また、コントローラ41には、温水暖房装置1のリモコン42、放熱器2のリモコン43が接続されており、各機器のOFF/ONや温度設定等の指示を受け付けている。さらに、コントローラ41には、温水暖房装置1の状態を2桁の数字やアルファベットで表示するディスプレイ部を具備し、温水暖房装置1の状態を外部に報知するための表示基板44が接続されている。リモコン42,リモコン43,表示基板44は、温水暖房装置1の筐体において、ユーザが操作又は視認することができる位置に配置されている。
また、往き温水循環管22bの熱交換器5近傍にはサーミスタ16が設けられており、熱交換器5からの温水の出口温度を計測できるようになっている。このサーミスタ16により計測される温度は、熱交換器5の温度推移の検知以外にも、温水の温度管理のために使用される。
次に、膨張タンク10の内部構成と、その貯留温水の水位について説明する。図2は、膨張タンク10の概略断面図である。
図2に示すように、膨張タンク10の下面には、戻り温水循環管22cから温水が流入する温水流入口26aと、供給温水循環管22aへ温水が流出する温水流出口26bが設けられている。そして、膨張タンク10の内部には、温水流入口26aから流入した温水が温水流出口26bから流出しやすいように誘導して、エアー噛みの発生を防止するための平板状の仕切板13が設けられている。また、膨張タンク10の側面上部には先述の溢れ口27が形成され、膨張タンク10の上面には先述の補給水口19(図示外)が形成されている。
また、膨張タンク10内には、先述の高側水位電極11及び低側水位電極12が設けられている。高側水位電極11は低側水位電極12よりも短く、高側水位電極11の下端部は低側水位電極12の下端部よりも上方に位置している。高側水位電極11及び低側水位電極12は、貯留温水に接触していると「ON」となり貯留温水の検出状態が示され、貯留温水に接触していないと「OFF」となり貯留温水の非検出状態が示され、その検出結果はコントローラ41に伝達される。そして、コントローラ41では、高側水位電極11の検出結果に基づいて、膨張タンク10内の貯留温水が高側水位(「水位2」)まで貯留されているか否かが検知される。また、低側水位電極12の検出結果に基づいて、膨張タンク10内の貯留温水が低側水位(後述の「水位3」)まで貯留されているか否かが検知される。
この膨張タンク10の内部には、溢れ口27まで温水を貯留することができ、本実施の形態では最大1896ccの温水を貯留可能である。この貯留温水が最大水位となる溢れ口27における水位が、「水位1」である。よって、温水流入口26aから流入される温水や、補給水口19から補給される水が1896ccを超える場合には、その超過分は溢れ口27から排出される。
また、貯留温水の最大量(1896cc)から800cc減らした貯留量1096ccでの水位が、「水位2」である。高側水位電極11の下端部は「水位2」の高さに位置しており、貯留温水の水位が「水位2」以上である場合に、高側水位電極11は「ON」となる。本実施の形態では、貯留温水の水位が「水位2」より低くとなると、貯留温水が水位低下していると判断される。
また、「水位2」の貯留量(1096cc)から516cc減らした貯留量580ccでの水位が、「水位3」である。低側水位電極12の下端部は「水位3」の高さに位置しており、貯留温水の水位が「水位3」以上である場合に、低側水位電極12は「ON」となる。本実施の形態では、貯留温水の水位が「水位3」より低くとなると、貯留温水の水位低下について警告要と判断される。
また、「水位3」の貯留量(580cc)から115cc減らした貯留量465ccでの水位が、「水位4」である。本実施の形態では、仕切板13は「水位4」の高さに配置されており、貯留温水の水位が「水位4」より低くとなると、貯留温水が不足によってエアー噛みが発生する。
また、貯留温水の最低水位(膨張タンク10に貯留温水がないときの水位)が、「水位5」である。本実施の形態では、貯留温水の水位が「水位5」になると貯留温水の欠乏によって空焚きが発生する。
そして、膨張タンク10内で貯留温水が水位低下している場合には、熱交換器5内でエアー噛みや空焚きが発生するのを防止するために、少なくとも水位が「水位4」よりも低くなるまでに、バーナ4による加熱動作を異常停止させる必要がある。そのため、本実施の形態に係る温水暖房装置1では、以下のメイン処理(図3)により、貯留温水が「水位4」よりも低くなるまでに加熱動作を異常停止させる等の異常対応が実行される。
次に、コントローラ41において行われる、循環水の水位低下に対する異常対応について説明する。図3は、循環水の水位低下に対する異常対応を行うメイン処理を示すフローチャートである。図4は、加熱可能時間の算出方法を説明するためのグラフ図である。なお、図3に示すメイン処理は、リモコン42などから温水暖房装置1の動作が開始されると同時に、コントローラ41のCPUにより起動される。
図3に示すように、メイン処理では、まず膨張タンク10内における貯留温水の水位低下が検知される(S1)。S1では、高側水位電極11及び低側水位電極12での検出結果がコントローラ41に伝達されるため、この検出結果に基づいて貯留温水の水位低下が検知される。
そして、高側水位電極11が「ON」である場合(S3:NO)、高側水位電極11で貯留温水が検出されていることから、貯留温水の水位は「水位2」以上である。この場合、貯留温水が水位低下していると判断するほど水位が低くなっていないため、S3に戻る。一方、高側水位電極11が「OFF」である場合(S3:YES)、高側水位電極11で貯留温水が検出されていないことから、貯留温水の水位は「水位2」より低い。よって、貯留温水が水位低下していると判断されて、コントローラ41のタイマ(図示外)による時間計測がスタートされる(S5)。
S5でタイマがスタートされた後、低側水位電極12が「ON」である場合(S7:NO)、低側水位電極12で貯留温水が検出されていることから、貯留温水の水位は「水位3」以上である。この場合、貯留温水の水位低下を警告するほど水位が低くなっていないので、S7に戻る。一方、低側水位電極12が「OFF」である場合(S7:YES)、低側水位電極12で貯留温水が検出されていないことから、貯留温水の水位は「水位3」より低い。よって、貯留温水の水位低下について警告要と判断されて、以下の処理が実行される。
まず、コントローラ41のタイマ(図示外)により計測された時間(タイマ値)から、加熱可能時間が算出される(S9)。加熱可能時間とは、膨張タンク10内の貯留温水の水位が、「水位3」から「水位4」まで低下するための所要時間をいう。
ここで、S9における加熱可能時間の算出方法について説明する。膨張タンク10内の水位をY軸とし、時間の経過をX軸とするグラフ図では、貯留温水の水位低下(貯留温水の減少速度)を図4のように表すことができる。ここで、膨張タンク10内の各水位「水位2」,「水位3」,「水位4」は固定値である。そして、貯留温水の水位が「水位2」から「水位3」まで低下するのに要した時間は、タイマ・スタート(S5)から低側水位電極12の「OFF」(S7:YES)までの時間(タイマ値)である。よって、タイマ値と「水位2」及び「水位3」の水位差とに基づいて、膨張タンク10内の貯留温水の減少速度を算出することができる。
さらに、この貯留温水の減少速度で膨張タンク10内の貯留温水がさらに減少し続けると仮定すれば、貯留温水の水位が「水位4」に到達するための所要時間を予想することができる。この所要時間(加熱可能時間)は、上述の貯留温水の減少速度と「水位3」及び「水位4」の水位差とに基づいて算出可能である。
例えば、「水位2」と「水位3」の水位差が516mm、「水位3」と「水位4」の水位差が115mmの場合に、「水位2」(高側水位電極11の「OFF」)から「水位3」(低側水位電極12の「OFF」)まで水位低下するのに330時間を要したとする。この場合、さらに「水位4」まで低下(115mm低下)するのに要する時間(加熱可能時間)を、以下のように1mmの水位低下に要した時間(速度)に基づいて計算することができる。
加熱可能時間=115(mm)×330(時間)/516(mm)=73(時間)
そして、膨張タンク10内の貯留温水の水位が「水位3」よりも低くなっていることから、貯留温水の水位低下について警告表示が実行される(S11)。S11では、表示基板44のディスプレイ部に、貯留温水の水位低下を警告する表示「04」が表示される。これ以降、次の警告表示の解除がなされる以外は、S9で算出された加熱可能時間が経過するまで、暖房運転の連続運転と、S11の警告表示が実行されることになる。
上記の例示では、水位低下を警告表示から73時間(およそ3日)は、温水暖房装置1は暖房運転を継続可能である。そのため、ユーザはそれまでに製造メーカやメンテナンス会社に連絡(メンテコール)して、膨張タンク10内に循環溶媒(水や不凍液)を補給すれば、加熱動作の異常停止を回避することができる。
その後、高側水位電極11が「ON」となった場合は(S13:YES)、補給水口19から膨張タンク10内に循環溶媒が補給されて、貯留温水の水位が「水位2」以上となったことを示すから、S11の水位低下警告表示が解除される(S15)。すなわち、表示基板44における警告表示「04」が解除されて、S3に戻る。
一方、高側水位電極11が「OFF」のままである場合は(S13:NO)、S9で算出された加熱可能時間が経過していなければ(S17:NO)、S13に戻る。S17では、コントローラ41のタイマによりカウントされる時間が、低側水位電極12が「OFF」となった時点(S7:YES)から起算して、S9で算出された加熱可能時間を経過しているか否かが判定される。加熱可能時間を経過していない場合は(S17:NO)、高側水位電極11が「ON」となるか(S13:YES)、又は加熱可能時間が経過するまで(S17:YES)、S13,S17の処理が繰り返し実行される。
S9で算出された加熱可能時間を経過している場合は(S17:YES)、膨張タンク10内の貯留温水の水位が「水位4」まで低下していると予想される。そして、貯留温水がそれ以上低下するとエアー噛みや空焚きが発生するおそれがあるため、水位異常の警告表示(S19)と器具異常停止(S21)が実行される。S19では、表示基板44のディスプレイ部に、貯留温水の水位異常を警告する表示「A1」が、先の表示「04」と交互に表示される。また、S21では、器体過熱防止装置14によりバーナ4の加熱動作が異常停止されて、温水暖房装置1の暖房運転を中止させる。これにより、膨張タンク10内の貯留温水の水位が、エアー噛みや空焚きが発生する「水位4」より低くなる前に安全に運転停止される。
以上、本実施の形態に係る温水暖房装置1によれば、熱交換器5内でバーナ4により加熱された温水を循環ポンプ9により温水循環管22に循環させて加熱を行い、膨張タンク10の貯留温水の水位に基づいて加熱動作の制御を行うものであって、膨張タンク10内の貯留温水が「水位2」から「水位3」まで水位低下するのに要した時間に基づいて、その貯留温水が「水位3」から「水位4」まで水位低下するための所要時間(加熱可能時間)を算出し、この加熱可能時間を経過したら加熱動作が停止するようにした。よって、膨張タンク10内の貯留温水が不足している場合であっても、空焚きやエアー噛み燃焼の発生を確実に防止しつつ、より長時間の継続運転を実行することができる。
また、膨張タンク10内の貯留温水が「水位2」まで水位低下したか否かを検出する高側水位電極11と、「水位3」まで水位低下したか否かを検出する低側水位電極12とで、膨張タンク10内の貯留温水の水位を検出するようにした。よって、膨張タンク10内の貯留温水の水位低下を確実に検出することができ、かつ2本の水位電極を用いて水位低下の警告(S11)と器具の停止(S21)を順次行うことができる。
また、「水位2」から「水位3」まで水位低下するのに要した時間と「水位2」及び「水位3」の水位差とに基づいて、膨張タンク10内の貯留温水の減少速度を算出し、この減少速度と「水位3」及び「水位4」の水位差とに基づいて、加熱可能時間が算出される。よって、より正確に加熱可能時間を算出することができる。
また、膨張タンク10内の貯留温水が「水位3」まで水位低下した場合、膨張タンク10内の貯留温水の水位低下を警告するので、ユーザは膨張タンク10内の貯留温水の水位低下を、バーナ4による加熱動作が異常停止する前に認識することができる。そして、ユーザは暖房運転が中止してしまうまでに、製造メーカやメンテナンス会社に連絡するなどの対応をとることができる。さらに、加熱可能時間が経過した場合には、バーナ4による加熱動作の停止を警告するので、ユーザは加熱動作の異常停止を確実に認識することができる。
ところで、上記実施の形態において、「水位2」が本発明の「第1水位」に相当し、「水位3」が本発明の「第2水位」に相当し、「水位4」が本発明の「加熱停止水位」に相当する。また、高側水位電極11及び低側水位電極12が本発明の「水位検出手段」に相当し、高側水位電極11が本発明の「第1水位電極」に相当し、低側水位電極12が本発明の「第2水位電極」に相当する。また、コントローラ41のタイマが、本発明の「計時手段」及び「時間経過判定手段」に相当し、メイン処理(図3)のS9を実行するコントローラ41のCPUが、本発明の「加熱可能時間算出手段」に相当し、器体過熱防止装置14が本発明の「加熱停止手段」に相当する。また、表示基板44が本発明の「第1報知手段」及び「第2報知手段」に相当する。
尚、本発明の温水循環加熱装置は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。温水循環加熱装置は、温風暖房機である放熱器2を備えた温水暖房装置1に限らない。放熱器2は、床暖房用パネルヒーターや室内暖房用パネルヒーターなどであってもよく、また、積雪を溶かすためのロードヒータやルーフヒータなどであってもよい。
また、上記実施の形態では、加熱可能時間の算出(S9)において、膨張タンク10内の貯留温水の水位と減少速度の関係に基づいて加熱可能時間を算出しているが、他の手法を用いて算出してもよい。例えば、貯留温水の水位に代えて容量を用いてもよい。すなわち、図2に示すように「水位2」から「水位3」までの容量は516cc、「水位3」から「水位4」までの容量は115ccであるから、1ccの減少に要する時間(速度)に基づいて「水位4」まで減少(115cc減少)するのに要する時間(加熱可能時間)を、以下のように計算してもよい。
加熱可能時間=115(cc)×330(時間)/516(cc)=73(時間)
また、膨張タンク10の構成も、温水暖房装置1の目的や実装に応じて、各種変更が可能である。すなわち、先述の「水位1」〜「水位5」の各水位の高さや、各水位間の容量なども任意に設定すればよいし、高側水位電極11及び低側水位電極12の検出位置も任意の高さとすればよいし、仕切板13の位置や形状なども任意である。また、上記実施の形態では、膨張タンク10内に高側水位電極11及び低側水位電極12の2本の水位電極を設置しているが、適切に膨張タンク10内の貯留温水の水位を計測できるのであれば、3本以上の水位電極を用いてもよいし、1本の水位電極のみを設置してもよい。また、仕切板13を設けない構造としてもよい。
また、水位低下の警告表示(S11)や水位異常の警告表示(S19)などは、上記実施の形態に示した態様に限定されず、ユーザに対して適切に報知できるのであれば、各種の態様で報知することができる。例えば、表示基板44での警告表示に代えて、あるいは警告表示とともに、図示外のスピーカーから警告音を発するようにしてもよい。また、警告表示をリモコン42,43などに表示してもよい。
本発明の温水循環加熱装置は、温水が循環して放熱器に熱エネルギーを伝達する温風暖房機や床暖房機といった温水暖房装置に限らず、温水を循環させ、その温水の熱エネルギーを他の装置や物体に供給する種々の温水循環加熱装置に適応可能である。
本実施の形態の温水暖房装置1の構成図である。 膨張タンク10の概略断面図である。 循環水の水位低下に対する異常対応を行うメイン処理を示すフローチャートである。 加熱可能時間の算出方法を説明するためのグラフ図である。
符号の説明
1 温水暖房装置
2 放熱器
3 燃焼室
4 バーナ
5 熱交換器
9 循環ポンプ
10 膨張タンク
11 高側水位電極
12 低側水位電極
13 仕切板
14 器体過熱防止装置
22 温水循環管
22a 供給温水循環管
22b 往き温水循環管
22c 戻り温水循環管
22d バイパス
41 コントローラ
44 表示基板

Claims (5)

  1. 熱交換器内の水を加熱手段により加熱しつつ、加熱された温水を循環ポンプにより温水循環管に循環させて加熱を行うものであって、前記温水循環管に設けられた膨張タンクに貯留される温水の水位に基づいて、前記加熱手段による加熱動作の制御を行う温水循環加熱装置であって、
    前記膨張タンク内の貯留温水の減少により第1水位及び該第1水位よりも低い第2水位まで水位低下したか否かを検出する水位検出手段と、
    前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第1水位まで水位低下したと検出された場合に時間計測を開始する一方、該膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された場合に時間計測を終了する計時手段と、
    前記計時手段により計測された時間に基づいて、前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位から前記加熱手段による加熱動作を停止すべき加熱停止水位まで水位低下するための所要時間を、加熱可能時間として算出する加熱可能時間算出手段と、
    前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された時点から起算して、前記加熱可能時間算出手段により算出された加熱可能時間が経過したか否かを判定する時間経過判定手段と、
    前記時間経過判定手段により加熱可能時間が経過したと判定された場合、前記加熱手段による加熱動作を停止させる加熱停止手段と
    を備えたことを特徴とする温水循環加熱装置。
  2. 前記水位検出手段は、前記膨張タンク内の貯留温水が前記第1水位まで水位低下したか否かを検出する第1水位電極と、該膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したか否かを検出する第2水位電極とを少なくとも含む複数の水位電極で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の温水循環加熱装置。
  3. 前記加熱可能時間算出手段は、前記計時手段により計測された時間と前記第1水位及び前記第2水位の水位差とに基づいて前記膨張タンク内の貯留温水の減少速度を算出し、該膨張タンク内の貯留温水の減少速度と前記第2水位及び前記加熱停止水位の水位差とに基づいて前記加熱可能時間を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の温水循環加熱装置。
  4. 前記水位検出手段により前記膨張タンク内の貯留温水が前記第2水位まで水位低下したと検出された場合、該膨張タンク内の貯留温水の水位低下を報知する第1報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の温水循環加熱装置。
  5. 前記時間経過判定手段により加熱可能時間が経過したと判定された場合、前記加熱手段による加熱動作の停止を報知する第2報知手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の温水循環加熱装置。
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