JP2014104306A - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サーミスタを用いて洗剤タンク内の所定液位の検知をより正確に行うことができ、あるいは、洗剤タンクの周囲が低温から高温までの温度環境下に晒されていても迅速かつ正確に所定液位の検知を行うことができる浴槽洗浄装置を提供する。
【解決手段】 洗剤タンクの上下方向所定位置に狭小部位を設け、これに臨んでサーミスタを設置する。周囲環境温度を検出し、検出温度に応じて判定値や印加電圧値を変更設定する(S21,S22)。設定印加時間だけ電圧印加し、印加停止後の電圧変化を検出する(S23〜S26)。検出電圧値が判定値よりも高ければ洗剤有りと判定し(S27でNO,S28)、低ければ洗剤無しと判定し警告ランプ点滅して洗剤残量に相当する残洗浄回数の減カウントを開始する(S27でYES,S29,S30)。
【選択図】 図7

Description

本発明は、浴槽の内壁面等に対し洗浄水を噴射させて内壁面等に付着したゴミや湯あか等を自動洗浄するための浴槽洗浄装置に関し、特に洗剤タンク内の洗剤の残量に係る情報をより正確に検知し得る技術に係る。
従来、浴槽洗浄装置として、浴槽に洗浄ノズルを設置し、この洗浄ノズルに対し洗浄用の洗浄水を供給することにより浴槽の内壁面に向けて洗浄ノズルから洗浄水を噴射させ、これにより浴槽の内壁面を洗浄するものが知られている。このような浴槽洗浄装置において、例えば特許文献1では、洗剤タンク内の洗剤(液体洗剤)の液位を検出するための手段として、フロートスイッチが開示されている。一方、浴槽洗浄装置ではなくて、電気洗濯機の分野においては、特許文献2に、洗剤(液体洗剤)を収納する容器を内蔵した電気洗濯機が開示され、その容器に対し上下方向に差し込んだサーミスタを用いて液位検知を行うという液位検知手段が記載されている。すなわち、液位が低下してサーミスタが液面から空気中に露出すると、サーミスタの電気的特性が変化し、これにより、洗剤の液位を検知し得ることが記載されている。
特許第3543312号公報 特開2006−334204号公報
ところで、浴槽洗浄装置の洗剤タンクが浴槽近傍又は浴室内に設置されている場合、その洗剤タンク周囲は冬期の低温環境から浴室乾暖房機作動下の高温環境まで幅広い温度範囲の環境下に晒されることになる。このような温度環境下では、例えばサーミスタの電気的特性の変化に基づいて洗剤の液位を検知しようとしても、あまり正確には検知し得ない状況が生じることになる。又、サーミスタの電気的特性の変化を追うことにより液位の検知を行おうとすると、最終的に液位の検知までに時間を要してしまうため、実際の状態と検知結果の表示との間にタイムラグを生じ、実際の状態を表示し得ない事態を招くおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サーミスタを用いて洗剤タンク内の所定液位の検知を行う場合に、より正確に所定液位の検知を行うことができ、あるいは、洗剤タンクの周囲が低温から高温までの温度環境下に晒されていても迅速かつ正確に所定液位の検知を行うことができる浴槽洗浄装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、洗剤を貯留するための洗剤タンクを備え、この洗剤タンクから供給される洗剤を用いて浴槽を洗浄するように構成された浴槽洗浄装置を対象にして、次の特定事項を備えることとした。すなわち、前記洗剤タンク内における所定の洗剤残量の有無を検知処理するための洗剤残量検知手段を備えることする。そして、この洗剤残量検知手段として、前記洗剤タンクの上下方向の所定位置において内部空間に臨んで配設されたサーミスタを備え、このサーミスタに対し電圧印加した後における、前記サーミスタが洗剤の液中にあるか液位低下により空中に露出しているかの違いに伴う電気的特性変化の違いによって、前記洗剤残量の有無の検知を行う構成とした(請求項1)。
この発明の場合、浴槽洗浄装置の洗剤タンクが浴槽近傍等というように浴室内に設置され、その洗剤タンクの周囲が冬期の低温環境から浴室乾暖房機作動下の高温環境まで幅広い温度範囲の環境下に晒されることになる場合であっても、洗剤タンクの洗剤残量が例えば所定の設定液位まで有るか否かの検知を正確かつ迅速に行うことが可能となる。すなわち、サーミスタの電圧印加による発熱が電圧印加停止後に放熱により元に戻る際の電気的特性変化(通電抵抗又は電圧値)の違いに基づき、サーミスタが洗剤の液中にあるか液位低下により空中に露出しているかの違い、つまり洗剤タンク内の上下方向の所定位置まで洗剤が有るか無いかの別を正確に検知することが可能となる。これにより、ユーザに対し洗剤残量に関する情報、例えばあと何回の浴槽洗浄処理が可能かなどの情報を案内することが可能となる。
本発明の浴槽洗浄装置における洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、検出温度が所定の温度域にないと判定されるとき、その周囲環境温度が前記温度域に入るまで洗剤残量の有無の検知処理の実行を待機する構成とすることができる(請求項2)。このようにすることにより、検知環境である周囲環境温度がサーミスタの機能上から要請される温度域であることを条件にして、サーミスタを用いた検知処理を行うことが担保されるため、検知処理の正確性を担保し得ることになる。
又、本発明の浴槽洗浄装置における洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、印加電圧値及び/又は印加時間を周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の印加電圧値及び/又は印加時間により電圧印加する構成とすることができる(請求項3)。このようにすることにより、サーミスタの周囲環境温度の高低如何に拘わらず、洗剤残量が所定液位を下回ったか否かについての検知をより積極的にかつ迅速に行うことが可能となり、しかも、検知の正確性をより向上させることが可能となる。すなわち、周囲環境温度が上限温度以下の温度域にないときであっても、その温度域まで低下するのを待機することなく、積極的に印加電圧値及び/又は印加時間を変更設定して電圧印加を積極的に開始し得るようにしているため、より迅速に検知結果を得られる上に、得られた検知結果の正確性をより向上させ得る。
さらに、本発明の浴槽洗浄装置における洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、電気的特性変化の違いを判定するための判定値を前記周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の判定値に基づいて電気的特性変化の違いを判定する構成とすることができる(請求項4)。このようにすることにより、請求項3の場合と同様に、サーミスタの周囲環境温度の高低如何に拘わらず、洗剤残量が所定液位を下回ったか否かについての検知をより積極的にかつ迅速に行うことが可能となり、しかも、検知の正確性をより向上させることが可能となる。すなわち、周囲環境温度が上限温度以下の温度域にないときであっても、その温度域まで低下するのを待機することなく、積極的に判定値を変更設定して電圧印加を積極的に開始し得るようにしているため、より迅速に検知結果を得られる上に、得られた検知結果の正確性をより向上させ得る。
以上の本発明の浴槽洗浄装置における洗剤タンクとして、上下方向の所定位置において水平方向の内空断面が上下方向の他の部位よりも小さくなるような狭小部位を有しており、この狭小部位の内部空間に臨んで前記サーミスタを配設してなるものにすることができる(請求項5)。このようにすることにより、液位の変化に対してサーミスタによる洗剤の有無の検知をより迅速に行うことが可能となる。すなわち、洗剤の使用により洗剤タンク内の液位が低下する速度が、上下方向の他の部位に比して狭小部位の方が早くなるため、より少ない洗剤残量の変化であっても、より迅速に検知し得ることになる。これにより、検知の正確性及び迅速性をより一層担保し得ることになる。
以上、説明したように、本発明の浴槽洗浄装置によれば、浴槽洗浄装置の洗剤タンクが浴槽近傍等というように浴室内に設置され、その洗剤タンクの周囲が冬期の低温環境から浴室乾暖房機作動下の高温環境まで幅広い温度範囲の環境下に晒されることになる場合であっても、洗剤タンクの洗剤残量が例えば所定の設定液位まで有るか否かの検知を正確かつ迅速に行うことができる。すなわち、サーミスタの電圧印加による発熱が電圧印加停止後に放熱により元に戻る際の電気的特性変化(通電抵抗又は電圧値)の違いに基づき、サーミスタが洗剤の液中にあるか液位低下により空中に露出しているかの違い、つまり洗剤タンク内の上下方向の所定位置まで洗剤が有るか無いかの別を正確に検知することができる。これにより、ユーザに対し洗剤残量に関する情報、例えばあと何回の浴槽洗浄処理が可能かなどの情報を案内することができるようになる。
特に、請求項2の浴槽洗浄装置によれば、洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、検出温度が所定の温度域にないと判定されるとき、その周囲環境温度が前記温度域に入るまで洗剤残量の有無の検知処理の実行を待機する構成とすることにより、検知環境である周囲環境温度がサーミスタの機能上から要請される温度域であることを条件にして、サーミスタを用いた検知処理を行うことについて担保することができ、検知処理の正確性を担保することができる。
又、請求項3の浴槽洗浄装置によれば、洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、印加電圧値及び/又は印加時間を周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の印加電圧値及び/又は印加時間により電圧印加する構成とすることにより、サーミスタの周囲環境温度の高低如何に拘わらず、洗剤残量が所定液位を下回ったか否かについての検知をより積極的にかつ迅速に行うことができ、しかも、検知の正確性をより向上させることができるようになる。すなわち、周囲環境温度が上限温度以下の温度域にないときであっても、その温度域まで低下するのを待機することなく、積極的に印加電圧値及び/又は印加時間を変更設定して電圧印加を積極的に開始することができ、より迅速に検知結果を得ることができる上に、得られた検知結果の正確性をより向上させることができる。
さらに、請求項4の浴槽洗浄装置によれば、洗剤残量検知手段として、サーミスタの周囲環境温度を検出し、電気的特性変化の違いを判定するための判定値を周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の判定値に基づいて電気的特性変化の違いを判定する構成とすることにより、請求項3の場合と同様に、サーミスタの周囲環境温度の高低如何に拘わらず、洗剤残量が所定液位を下回ったか否かについての検知をより積極的にかつ迅速に行うことができ、しかも、検知の正確性をより向上させることができるようになる。すなわち、周囲環境温度が上限温度以下の温度域にないときであっても、その温度域まで低下するのを待機することなく、積極的に判定値を変更設定して電圧印加を積極的に開始することができ、より迅速に検知結果を得ることができる上に、得られた検知結果の正確性をより向上させることができる。
請求項5の浴槽洗浄装置によれば、洗剤タンクとして、上下方向の所定位置において水平方向の内空断面が上下方向の他の部位よりも小さくなるような狭小部位を有しており、この狭小部位の内部空間に臨んで前記サーミスタを配設してなるようにすることにより、液位の変化に対してサーミスタによる洗剤の有無の検知をより迅速に行うことができるようになる。すなわち、洗剤の使用により洗剤タンク内の液位が低下する速度を、上下方向の他の部位に比して狭小部位の方が早くすることができ、より少ない洗剤残量の変化であっても、より迅速に検知することができるようになる。これにより、検知の正確性及び迅速性をより一層担保することができる。
本発明の浴槽洗浄装置の実施形態を適用した風呂システムを示す模式図である。 コントローラ等の制御ブロック図である。 実施形態における洗剤タンクの拡大断面説明図である。 サーミスタに電圧印加した前後において、サーミスタに流れる電圧又はサーミスタの温度と、時間との関係を示す説明図である。 図4のX部の拡大説明図である。 第1実施形態の洗剤残量検知に係る制御フローチャートである。 第2実施形態の洗剤残量検知に係る制御フローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係る浴槽洗浄装置を適用した風呂システムを示す。同図において、符号1は浴室を区画形成する浴室壁又は浴室を含む建物の壁であり、壁1の内側に浴槽2及び浴槽洗浄ユニット3が配設される一方、壁1の外側に熱源機(例えば給湯器付き風呂釜)4が配設されている。なお、図1は配管等のつながりを示すものであり、上下関係を特定するものではない。
熱源機4は、給湯機能、湯張り機能及び追い焚き機能を備えた複合熱源機であり、図1には熱源機4として1缶2水式に構成されたものを例示している。すなわち、熱源機4は、風呂熱交換器41と給湯熱交換器42とが1つの缶体内に配設されて共通の熱源である燃焼バーナ43により熱交換加熱されるように構成されている。以下、熱源機4について先に概略説明した上で、浴槽2の側の構成について詳細に説明する。
前記熱源機4は、水道水等の給水を給水路に受けて給湯熱交換器42において燃焼バーナ43の燃焼熱との熱交換加熱により所定温度まで加熱した湯を給湯路44に出湯させ、この給湯路44を通して台所や洗面所等の各所の給湯栓45や浴槽洗浄ユニット3に給湯するようになっている。又、熱源機4は追い焚き機能を実現するための戻り路46及び往き路47からなる追い焚き循環路48を備え、浴槽2内に湯張りされた浴槽湯水を図示省略の循環ポンプの作動により風呂熱交換器41との間に循環させて、所定温度まで追い焚き加熱し得るようになっている。さらに、前記の熱源機4内において給湯路44から分岐した注湯路を通して追い焚き循環路48に注湯を受け、この注湯を追い焚き循環路48を通して浴槽2に注湯することにより浴槽2に対する湯張りが行われるようになっている。その際、熱源機4内において追い焚き循環路48に介装された圧力検知式の水位センサ49により浴槽2内の水位を検出して、その水位検出値を熱源機コントローラ5に出力するようになっている。前記の水位センサ49は、浴槽2内の湯水と連通された密閉状態の追い焚き循環路48内の水圧を検出することで、浴槽2内の水位を測定・検知するようになっている。
以上の給湯、追い焚き及び湯張りの各運転は台所リモコン51等により入力設定される設定出湯温度や湯張り温度等の設定情報に基づいて熱源機コントローラ5による作動制御によって実現されるようになっている。例えば、給湯制御部52(図2参照)による給湯制御は、給湯栓45が開かれたり浴槽洗浄ユニット3の注湯電磁弁30が開かれたりして所定の作動流量以上の入水が検知されると、燃焼バーナ43を燃焼作動させて給水路からの入水を加熱し、所定温度の湯を給湯路44に出湯させるようになっている。又、湯張り制御が開始されると、前記注湯路を開作動させる一方、燃焼バーナ43を燃焼作動させて給水路からの入水を加熱し、所定温度の湯を給湯路44,注湯路,追い焚き循環路48を通して浴槽2まで注湯することにより湯張りされるようになっている。その際、風呂自動処理の場合には、この湯張りの後に、さらに所定の沸き上がり温度まで昇温させて維持させる追い焚き制御が循環ポンプ(図示省略)及び燃焼バーナ43をそれぞれ作動させることにより行われるようになっている。
浴室に設置された浴槽2には、その側壁の最下端近傍位置に循環アダプタ21が設置され、底壁には自動開閉駆動制御式の排水栓22及び後述の洗浄ノズル24が設置され、上面側のフランジ壁には開閉駆動機構23及び後述の洗剤タンク27が設置されている。前記の循環アダプタ21には追い焚き循環路48の戻り路46及び往き路47がそれぞれ接続され、循環アダプタ21を介して浴槽2内の浴槽湯水が戻り路46に吸引される一方、往き路47から浴槽2内に吐出されるようになっている。又、排水栓22は開閉駆動機構23から開閉駆動力の伝達を受けて開閉作動されるようになっており、この開閉駆動機構23にはその作動状態(排水栓22が開状態か閉状態か)の如何を検出する排水栓状態検出センサ(図示省略)が設置され、これからの出力信号に基づき開閉駆動機構23が作動制御されるようになっている。排水栓22が開かれると、浴槽2内の湯水が浴室底部に排出され、続いて浴室の排水口から排水されることになる。
浴槽洗浄ユニット3は、浴槽2の内壁面等を対象にして洗浄処理するために設置されるものである。浴槽洗浄ユニット3は、前記の浴槽2の底壁に設置された洗浄ノズル24と、この洗浄ノズル24に洗浄水を供給する洗浄配管25と、洗浄配管25の上流端において洗剤を混入させる洗剤混入部26と、この洗剤混入部26に供給するための洗剤を貯留する前記の洗剤タンク27と、洗剤タンク27からの洗剤の供給・停止の切換を行う洗剤電磁弁28と、前記の洗浄配管25の上流端に対し洗浄用の湯又は水(以下「湯水」という)が供給されるよう給湯路44を連通させる注湯配管29と、注湯配管29に介装されて給湯路44からの湯水を供給するか否かの切換を行う注湯電磁弁30と、その供給流量を検出する流量センサ31と、この流量センサ31と連係して供給流量を変更調整するための水量サーボ弁により構成された流量調整手段としての流量調整弁32とを備えて構成されている。又、注湯配管29には、洗剤混入部26と注湯電磁弁30との間に逆止弁・縁切り弁セットが介装されている。図例の逆止弁・縁切り弁セットは上下流両側位置の逆止弁33,33に挟まれた状態で2つの縁切り弁34,34を介装させて構成している。これらは、一次側である熱源機4側が停電や故障等の原因により低圧状態(負圧状態)に万一陥ったとしても、浴槽2側から熱源機4側に逆流しないように遮断するために介装されるものである。なお、図1の符号35はフィルタである。ここで、「洗浄水」という場合は、洗剤が混入された湯水の他に、洗剤を含まないすすぎ洗浄用の湯水も含むものである。
前記洗浄ノズル24は浴槽2の底壁を貫通して設置され先端開口(上面開口)から浴槽2の内壁面等に向けて所定範囲の広がりをもって洗浄水を噴出するようになっている。なお、洗浄ノズル24として、図例では1つのみを図示しているが、浴槽2のサイズや洗浄対象の浴槽等に応じて2以上のものを所定配置にて設置することができ、その場合には洗浄配管25から他の洗浄ノズルに向けて第2・第3の洗浄配管を分岐させればよい。
洗剤混入部26はベンチュリ管により構成されている。洗剤混入部26は、洗剤電磁弁28を開作動(例えば所定時間ずつ間欠的に開作動)させることにより洗剤タンク27から供給される所定量の洗剤が、洗剤混入部26において洗浄水の通過に伴い発生する負圧吸引作用により洗浄水中に吸い込まれて混合されるようになっている。そして、洗剤電磁弁28を開弁状態にさせている開弁時間の長短によって、1回の洗浄に対する洗剤供給量の調整が可能となっている。
洗剤タンク27には、内部の洗剤が所定の液位まで低下したことを検知するための液位検知手段としてのサーミスタ271が所定位置に設置されており、所定の液位まで低下したことを検知して後述の洗浄コントローラ6に出力するようになっている。洗剤タンク27は、図3に例示するように底部側の所定レベル位置における水平断面(水平方向の内空断面)が上下方向の他の部位よりも小さくなるような狭小部位272を有しており、この狭小部位272の内部空間に臨んで、つまり露出した状態でサーミスタ271が水平方向に延びて突出するように配設されている。狭小部位272あるいは狭小部位272に設置されたサーミスタ271の上下方向位置は次のようにして設定されている。すなわち、狭小部位272に設置されたサーミスタ271の位置よりも下位の底部空間273が所定回数(例えば5回)の洗浄処理に必要な洗剤量に対応する容量を有するように設定される。又、狭小部位272の上下方向高さは、水平に延びているサーミスタ271を上から下に越えて液位が低下する際に液位がサーミスタ271よりも上か下かの液位検知が可能な上下方向域(上下方向に例えば2mm程度ずつの範囲)を少なくともカバーするものであればよい。以上より、洗剤の液位がサーミスタ271を上から下に越えてサーミスタ271が洗剤の液中から空中に露出した状態になったことが検知されたときから、あと5回の洗浄処理が可能な洗剤残量があるようになっている。換言すれば、所定回数の洗浄処理が可能な洗剤残量が有るか否かをサーミスタ271は検知するようになっている。このサーミスタ271が洗剤残量検知手段の一部を構成するものである。
前記の浴槽洗浄ユニット3の各作動要素28,30,32、浴槽2の洗浄に係る作動要素22,23及び洗剤タンク27のサーミスタ271は、洗浄制御手段としての洗浄コントローラ6によって作動制御されるとともに、洗浄コントローラ6から電源供給がなされるようになっている。ここで、サーミスタ271に対しては電圧を可変にして印加可能とされている。洗浄コントローラ6には洗浄運転操作用の洗浄リモコン61が電気的に接続される一方、洗浄コントローラ6(図2も併せて参照)は熱源機コントローラ5と双方向通信可能に接続されている。熱源機コントローラ5や洗浄コントローラ6は、マイクロコンピュータ及びRAMやROMなどの記憶手段を内蔵して、記憶手段に記憶されたプログラムや制御データ等に基づいて浴槽洗浄ユニット3を含む浴槽洗浄装置の各作動要素を作動制御するようになっている。すなわち、熱源機コントローラ5は、給湯制御部52及び風呂制御部53を備え、洗浄コントローラ6は、浴槽洗浄処理を実行する洗浄制御部63と、洗剤残量検知手段の一部を構成する洗剤残量検知処理部64とを備えている。なお、熱源機コントローラ5には、台所リモコン51に加えて浴室リモコン62が接続されており、この浴室リモコン62により湯張りや追い焚き運転の入力操作をし得るようになっている。又、制御コントローラ6を洗浄リモコン61とは別に設けたが、洗浄リモコン61に一体に内蔵させるようにしてもよい。
次に、前記洗浄コントローラ6の洗浄制御部63により実行される浴槽洗浄処理の一例について簡単に説明する。洗浄リモコン61の洗浄運転のためのONスイッチ611をONするか、あるいは洗浄リモコン61によって設定された予約時間になると浴槽洗浄処理が開始され、まず自動排水栓23を開制御して、浴槽2内の浴槽水が排水されるまで待機する。浴槽水の排水が完了すると、注湯電磁弁30を開制御するとともに水量サーボ32の調節を行い、予め設定された所定流量の湯水が熱源機4から給湯路44及び洗浄配管25を介して供給させ、供給された湯水による予備すすぎを開始する。次に、注湯電磁弁30を開いて供給される湯水により予備すすぎを所定時間行う。 予備すすぎが終了すると、次に、洗浄水の噴射の繰返し回数を例えば3に設定して、洗剤と湯水の混合液からなる洗浄水を洗浄ノズル24からその繰返し回数だけ間欠的に噴射させる。かかる洗浄水の制御フローとしては、例えば、洗剤電磁弁28と注湯電磁弁30とを開制御することによって洗剤と湯水の混合液からなる洗浄水を洗浄ノズル24から噴射させ、所定時間(例えば2秒間)噴射すれば洗剤電磁弁28と注湯電磁弁30とを閉制御し、洗浄水が浴槽2の壁面に浸潤するまで所定時間(例えば15秒間)待機する。待機時間が経過すれば、繰返し回数をカウントして、所定の繰返し回数の洗浄水の噴射を実行したときに、注湯電磁弁30を開いて熱源機4から供給される湯水によるすすぎ動作を所定時間行い、浴槽洗浄処理を終了する。
なお、洗浄リモコン61では、強力・通常・簡易の洗浄メニューの内からユーザの意思により選択設定が可能となっており、「強力」が選択設定されると前記の洗浄水の噴射が例えば4回繰り返され、初期設定の「通常」であると例えば3回繰り返され、「簡易」が選択設定されると例えば2回繰り返されるように繰り返し回数が変更設定されるようになっている。
次に、洗剤残量検知処理部64は、サーミスタ271に流れる電圧値を検出し、検出電圧値を所定の判定値と対比することにより、水平方向に延びるサーミスタ271が洗剤の液中にあるか空中にあるかの別を判定し、サーミスタ271と同レベルの位置に洗剤が有るか無いかを検知するようになっている。この検知の理屈について図4及び図5に基づいて説明する。サーミスタ271に対し所定の設定電圧値の電圧を印加すると、サーミスタ271は通電抵抗により図4の上半部に示すように発熱して温度上昇し、所定の設定時間tv印加後にその電圧印加を停止すれば、徐々に放熱して温度降下することになる。この際、サーミスタ271に流れる電圧値は、図4の下半部に示すように電圧印加停止により急降下し、その後、所定の特性変化を示すことになる。洗剤温度が例えば0℃の場合の例を見ると、図5の拡大図に示すように、サーミスタ271が洗剤の液中にある場合(実線参照)と、空中にある場合(破線参照)とでは互いに異なる電圧域で特性変化することになる。これは、液中にある場合と空中にある場合とでは、サーミスタ271の放熱の度合いが異なり、それによる温度降下の違いによって抵抗値変化の違い、つまり電圧値変化の違いになって表れるためである。このため、電圧印加停止直後のサーミスタ271に流れる電圧値を検出し、この検出電圧値と判定値αとの高低比較によって液中にある(洗剤有り)か、空中にある(洗剤無し)か、を検知し得ることになる。ここで、電圧値の検出は、電圧印加停止直後の僅かな時間間隔で検出した2以上の複数値(例えば0.2sec後と、0.4sec後とに検出した2つの電圧値)の平均値をもって検出電圧値とすることが好ましい。
又、サーミスタ271が設置されている周囲環境温度の高低如何によって、電圧印加停止直後の特性変化の電圧域も高低変動するため、これに合わせて判定値αも高低変更調整することが好ましいことになる。さらに、周囲環境温度が高いほど、サーミスタ271に印加する設定電圧値をより高くして、その発熱量をより低温の周囲環境温度にある場合のサーミスタ271のそれと同等に近づけることで、電圧印加停止後の特性変化を確保することが好ましいことになる。あるいは、高温の周囲環境温度の場合のサーミスタ271の発熱量をより低温の周囲環境温度にある場合のサーミスタ271のそれと同等に近づけるために、印加する電圧値をより高くする代わりに、同じ電圧値であっても設定印加時間tvをより長く変更設定するようにしてもよい。サーミスタ271は、周囲環境温度が高くなるほど、同じ電圧値を印加したとしても、その発熱度合いが本来意図したものよりも抑制されてしまい、この結果、所定量の発熱の後の放熱による温度降下に伴う電気的特性変化も本来意図したものとは異なるものとなって、検知の正確性を損なう結果を招くことになる。そこで、前記の如く、周囲環境温度の高低如何によって、印加する電圧値や印加時間を変更設定することで、本来意図する発熱量を確保し、これにより、電圧印加停止後の液中又は空中にあるかの違いに基づく電気的特性変化の差異を本来意図する程度に広げるようにすれば、検知の正確性をより高く確保し得ることになる。この点を考慮して積極的な検知処理を行う例が後述の第2実施形態である。又、ここで、サーミスタ271は、その形成材料等の如何により、所定電圧を所定時間だけ印加した際に所定の発熱量を示し、これを正確に繰り返すという機能上から要請される上限温度(例えば40℃)が定まるため、サーミスタ271が設置された周囲環境温度がその上限温度以内であることが、正確な検知を行う上で重要になる。この点を考慮した検知処理の例が次ぎの第1実施形態である。
<第1実施形態>
次に、洗剤残量検知処理部64による特徴的な洗剤残量検知処理について図6のフローチャートに基づいて説明する。まず、洗剤残量検知のための検知環境条件が成立するか否かについて判定する。すなわち、サーミスタ271の周囲環境温度が、サーミスタ271の材質等により機能上から要請される上限温度(例えば40℃)以下か否かについて判定する。通常の温度検出機能に基づきサーミスタ271により周囲温度を検出し、この検出周囲温度が前記上限温度以下であればステップS2に進み(ステップS1でYES)、上限温度よりも高温であれば周囲温度が上限温度以下に下がるまで待機する(ステップS1でNO)。ステップS2では所定の設定電圧値の電圧印加を開始し、この電圧印加を設定時間tv(例えば10〜15sec)が経過するまで継続させる(ステップS3でNO)。設定時間tvが経過すれば(ステップS3でYES)、電圧印加を停止させ(ステップS4)、停止直後の電圧変化値を検出する(ステップS5)。この検出は、前述の如く、電圧印加停止直後の僅かな時間間隔で検出した2以上の複数の電圧値の平均値を得るようにすればよい。そして、電圧変化値である検出電圧値が判定値αより低いか否かの判定を行い、検出電圧値が判定値αよりも高ければ(ステップS6でNO)、洗剤有りと判定してリターンし(ステップS7)、再度、電圧印加及び電圧印加停止後の電圧変化値と判定値αとの比較を行い、洗剤残量がサーミスタ271位置を下回ったか否かの検知を繰り返す。
一方、検出電圧値が判定値αよりも低ければ洗剤無しと判定し((ステップS6でYES,S8)、これにより警告ランプ613を点滅させると共に、残洗浄回数カウンターによる減カウントを開始する(ステップS9)。この実施形態では、洗剤タンク27の底部空間273にある洗剤の残量が前記の浴槽洗浄処理に必要な洗剤量の5回分であるため、まず、残洗浄回数カウンターに5回の初期値を設定する。そして、この残洗浄回数カウンターの残洗浄回数がゼロに達していないことを確認した上でリターンする(ステップS10でNO)。この場合は、以後ステップS2〜6,8を繰り返す毎に、残洗浄回数カウンターを1回ずつ減算し(つまり5回、4回、3回、2回、1回、0回)、残洗浄回数が0(ゼロ)になれば警告ランプ613を点滅から点灯(継続点灯)に切換える(ステップS10でYES,ステップS11)。ステップS9の警告ランプ613の点滅処理に加え、又は点滅処理に代えて、洗浄リモコン61の表示部612に対し、例えば、洗剤残量があと5回分になりましたので、補充して下さい、というメッセージを文字情報等で表示したり、音声案内を行ったりするようにしてもよい。又、ステップS11の警告ランプ613の点灯処理に加え、又は点灯処理に代えて、洗浄リモコン61の表示部612に対し、例えば、洗剤が無くなりましたので、以後の浴槽洗浄処理を停止します、というメッセージを文字情報等で表示したり、音声案内を行ったりするようにしてもよい。
以上の本実施形態によれば、浴槽洗浄装置の洗剤タンク27が浴槽2近傍というように浴室内に設置され、その洗剤タンク27の周囲が冬期の低温環境から浴室乾暖房機作動下の高温環境まで幅広い温度範囲の環境下に晒されることになる場合であっても、洗剤タンク27の洗剤残量が所定の設定液位(設定残洗浄回数分の洗剤残量)まで有るか否かの検知を正確かつ迅速に行うことができる。すなわち、サーミスタ271の電圧印加による発熱が電圧印加停止後に放熱により元に戻る際の通電抵抗の変化特性(流れる電圧値の変化特性)に基づき、サーミスタ271の設置レベルまで洗剤が有るか無いかの別を正確に検知することができる上に、検知環境条件(周囲環境温度がサーミスタ271の機能上から要請される上限温度以下であること)の成立をもって検知処理を行うようにしているため、正確性を担保し得ることになる。しかも、発熱したサーミスタ271の放熱による温度低下特性ではなくて電圧値の変化特性に基づいて判定め検知しているため、電圧印加停止直後の僅かな時間間隔の間に検知処理を迅速に完了させることができる。これにより、ユーザに対し迅速かつ正確に洗剤タンク27内の洗剤残量に関する情報を案内することができるようになる。さらに、このような洗剤の液位の変化を検出するためのサーミスタ271が、洗剤タンク27の狭小部位272に対し水平方向に延びるように設置されているため、液位の変化に対してサーミスタ271による洗剤の有無の検知をより迅速に行うことができる。すなわち、洗剤の使用により洗剤タンク27内の液位が低下する速度が、他の上下方向位置に比して狭小部位272の方が早くなるため、より少ない洗剤残量の変化をより迅速に検知し得ることになる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態の洗剤残量検知処理部64による特徴的な洗剤残量検知処理について図7のフローチャートに基づいて説明する。この第2実施形態は、第1実施形態のステップS1における検知環境条件に係る周囲環境温度の高低如何に応じて判定値αや、印加する設定電圧値及び/又は設定印加時間tvを変更設定することにより、第1実施形態の如く上限温度以下の検知環境になるまで待機せずに、積極的に洗剤残量検知処理を進めると共に、より正確な検知処理を図ることができるようにしたものである。
すなわち、まず、検知環境の状況を判定する(ステップS21)。検知環境の状況、つまり、サーミスタ271が設置された周囲環境温度をサーミスタ271の本来の温度検出機能に基づいてまず検出し(ステップS21)、この検出温度に応じて判定値αの値や、印加条件(設定電圧値及び/又は設定印加時間tv)の変更設定を行う(ステップS22)。この変更設定は次のようにして行う。洗浄コントローラ6又は洗剤残量検知処理部64には、周囲環境温度と判定値αとの関係や、周囲環境温度と、設定電圧値及び/又は設定印加時間tvとの関係について、予め設定した各種のテーブルが記憶設定されており、検出された周囲環境温度に応じて、各種テーブルから判定値αや、設定電圧値及び/又は設定印加時間tvを割り出して設定するようになっている。
そして、設定電圧値の電圧印加(ステップS23)、設定時間tvの経過を待って伝印加を停止(ステップS24でYES,S25)、電圧変化値の検出(ステップS26)、及び、判定値αとの比較で判定値αよりも電圧変化値として検出電圧値が高ければ洗剤有りと判定してリターンする一方(ステップS27でNO,S28)、検出電圧値が判定値αよりも低くなれば洗剤無しと判定する(ステップS27でYES,S29)という各処理を、第1実施形態のステップS2〜S8までの各処理と同様に行う。そして、洗剤無しと判定されれば、警告ランプ613の点滅処理・残洗浄回数の減カウント(ステップS30)、残洗浄回数がゼロになるまでリターンして(ステップS31でNO)、残洗浄回数がゼロになれば警告ランプ613を点灯(継続点灯)に切換える(ステップS32)という各処理を、第1実施形態のステップS9〜S11までの各処理と同様に行う。
以上の第2実施形態の場合、第1実施形態で説明した作用効果を得ることができる上に、周囲環境温度の高低如何に拘わらず、洗剤残量が所定液位を下回ったか否かについての検知をより積極的にかつ迅速に行うことができ、しかも、検知の正確性をより向上させることができるようになる。すなわち、周囲環境温度が上限温度以下の温度域にないときに、その温度域まで低下するのを待機することなく、積極的に判定値αや印加電圧値を変更設定して電圧印加を積極的に開始するようにしているため、より迅速に検知結果を得ることができる上に、得られた検知結果も正確性をより向上させることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は第1又は第2実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、第1又は第2実施形態では、洗剤無しと判定されたときに警告ランプ613の点滅と共に行う残洗浄回数の減カウントの初期値として、洗剤タンク27の底部空間273(図3参照)の内部容量に基づき予め設定された残洗浄回数(例えば5回)を設定しているが、これに限らず、洗剤タンク27の底部空間273に連通接続されて洗剤混入部26(図1参照)まで延びる洗剤供給管(例えばホース)274の内部容量をも加味して、残洗浄回数の初期値(例えば6回又は7回等)を設定するようにしてもよい。これにより、底部空間273の内部容量のみで残洗浄回数を設定すれば、洗剤供給管274にはまだ浴槽洗浄処理が可能な量の洗剤が残留しているにも拘わらず、残洗浄回数がゼロに減カウントされることで、浴槽洗浄処理が不能となる事態を回避して、洗剤供給管274内の最後の洗剤が消費されるまで浴槽洗浄処理の継続が可能となる。
第2実施形態では、周囲環境温度についての検出温度に応じて判定値αや、印加電圧値及び/又は印加時間tv等の変更設定を行った上で、引き続き設定印加時間だけ電圧印加を開始するようにしているが、これに限らず、周囲環境温度についての検出温度が第1実施形態の上限温度以下の温度域にない場合には、所定の短い設定時間だけ待機し、それでも周囲環境温度についての検出温度が前記上限温度以下の温度域に入らなければ、前記の変更設定を行った判定値αや、印加電圧値及び/又は印加時間tv等を用いて電圧印加を開始するようにしてもよい。浴室暖房機による温度上昇があっても浴室開放等により早期に周囲環境温度が低下する場合も考えられ、この場合にはサーミスタ271の本来の通常特性に従い検知処理することが好ましいからである。又、前記検出温度に応じて判定値αや、印加電圧値及び/又は印加時間tv等のいずれも変更設定するようにしているが、これに限らず、前記検出温度に応じて判定値αか、印加電圧値及び/又は印加時間tvかのいずれかを変更設定するようにしてもよい。つまり、周囲環境温度が第1実施形態の上限温度以下の温度域に有る場合の印加電圧値及び印加時間を、周囲環境温度の実際の検出温度が前記温度域ではない場合に適用しても、その判定値を変更設定することで、電気特性変化の違いに応じてサーミスタ271が液中にあるか空中にあるかを正確に判定し得ることになるからである。一方、周囲環境温度が第1実施形態の上限温度以下の温度域に有る場合の判定値を、周囲環境温度の実際の検出温度が前記温度域ではない場合に適用しても、印加電圧値及び/又は印加時間を変更設定することで、電気特性変化の違いに応じてサーミスタ271が液中にあるか空中にあるかを正確に判定し得ることになるからである。
なお、前記洗浄ノズル24の設置位置は浴槽2の底壁に限らず、例えば底壁近傍位置の側壁等であってもよく、又、洗浄ノズル24を用いずに洗剤又は洗剤を混入した洗浄水により浴槽を洗浄するように構成された浴槽洗浄装置であってもよく、さらに、熱源機4として、1缶2水式に限らず、2缶2水式等の種々の構成のものを用いた場合にも本発明を適用することができる。
2 浴槽
27 洗剤タンク
61 洗浄リモコン
64 洗剤残量検知処理部(洗剤残量検知手段)
271 サーミスタ(洗剤残量検知手段)
272 狭小部位

Claims (5)

  1. 洗剤を貯留するための洗剤タンクを備え、この洗剤タンクから供給される洗剤を用いて浴槽を洗浄するように構成された浴槽洗浄装置であって、
    前記洗剤タンク内における所定の洗剤残量の有無を検知処理するための洗剤残量検知手段を備え、
    この洗剤残量検知手段は、前記洗剤タンクの内部空間に臨んで配設されたサーミスタを備え、このサーミスタに対し電圧印加した後における、前記サーミスタが洗剤の液中にあるか液位低下により空中に露出しているかの違いに伴う電気的特性変化の違いによって、前記洗剤残量の有無の検知を行うように構成されている、
    ことを特徴とする浴槽洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽洗浄装置であって、
    前記洗剤残量検知手段は、前記サーミスタの周囲環境温度を検出し、検出温度が所定の温度域にないと判定されるとき、その周囲環境温度が前記温度域に入るまで前記洗剤残量の有無の検知処理の実行を待機するように構成されている、浴槽洗浄装置。
  3. 請求項1に記載の浴槽洗浄装置であって、
    前記洗剤残量検知手段は、前記サーミスタの周囲環境温度を検出し、印加電圧値及び/又は印加時間を前記周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の印加電圧値及び/又は印加時間により電圧印加するように構成されている、浴槽洗浄装置。
  4. 請求項1又は請求項3に記載の浴槽洗浄装置であって、
    前記洗剤残量検知手段は、前記サーミスタの周囲環境温度を検出し、前記電気的特性変化の違いを判定するための判定値を前記周囲環境温度の検出温度に応じて変更設定し、変更設定後の判定値に基づいて前記電気的特性変化の違いを判定するように構成されている、浴槽洗浄装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の浴槽洗浄装置であって、
    前記洗剤タンクは、上下方向の所定位置において水平方向の内空断面が上下方向の他の部位よりも小さくなるような狭小部位を有しており、この狭小部位の内部空間に臨んで前記サーミスタが配設されている、浴槽洗浄装置。
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