JP2017136105A - 浴槽洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを既設の給湯器を用いて構築可能な、汎用性の高い浴槽洗浄装置を提供すること。【解決手段】熱源機2で加熱生成された湯を浴槽に設けられた洗浄ノズル12へ導く洗浄出湯管路31と、洗浄出湯管路31からの湯の導出量を調整可能な湯量調整部47と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンク40と、洗浄液タンク40内の洗浄液を洗浄出湯管路31へ導く洗浄液混合管路41と、洗浄液混合管路41から洗浄出湯管路31への洗浄液の導出量を調整可能な洗浄液量調整部42とを備えた浴槽洗浄装置3であって、洗浄出湯管路31から分岐して配設され、洗浄出湯管路31に供給される湯を浴槽給湯口11へ導く湯張り出湯管路32と、洗浄出湯管路31から湯張り出湯管路32への湯の流通を遮断可能な流路切替部43とを備えたこと。【選択図】図1

Description

本発明は、風呂システムに組み込まれ、給湯器で加熱生成された湯を洗浄液と混合して、浴槽に設けられた洗浄ノズルから浴槽内に噴射させる浴槽洗浄装置に関する。
従来、設定量の湯を浴槽に供給する湯張り機能と、洗浄ノズルから浴槽内へ湯や洗浄液を噴射させて浴槽の内壁面に付着した汚れを洗い落とす浴槽洗浄機能とを備えた風呂システムが知られている(例えば、特許文献1から4参照)。
図5に示すように、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた上記従来の風呂システムは、浴槽金具11および洗浄ノズル12を備えた浴槽1と、バーナ21および熱交換器22を備えた給湯器2と、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄液と混合して浴槽1の洗浄ノズル11に供給する浴槽洗浄装置8と、湯張り運転を指示する湯張りスイッチ51や浴槽洗浄運転を指示する浴槽洗浄スイッチ52など複数の操作スイッチを有する給湯操作端末5とで構成されており、浴槽金具11は、往き配管L4を介して給湯器2の湯張り用バイパス管路23に繋がっている。また、湯張り用バイパス管路23は、熱交換器22と給湯配管L2とを繋ぐ給湯器2内の出湯管路から分岐し、往き配管L4に繋がっている。洗浄ノズル12は、洗浄配管L6を介して浴槽洗浄装置8の出湯管路81の下流端に繋がっている。一方、浴槽洗浄装置8の出湯管路81の上流端は、給湯配管L2に繋がっている。
給湯器2の湯張り用バイパス管路23には、熱交換器22から往き配管L4への湯の供給を遮断可能なバイパス開閉弁24が設けられている。また、給湯器2には、熱交換器22への通水が開始された場合に、バーナ21を点火して熱交換器22内の湯水を加熱し、給湯配管L2に所定温度の湯を送り出す給湯運転や、給湯操作端末5により湯張り運転開始の指示がなされた場合に、バイパス開閉弁24を開き、熱交換器22から往き配管L4への通水を開始させる湯張り運転を実行する給湯制御回路2Cが組み込まれている。
浴槽洗浄装置8は、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンク90を備えている。また、洗浄液タンク90は、洗浄液混合管路91を介して出湯管路81に合流接続されている。さらに、洗浄液混合管路91には、洗浄液タンク90から出湯管路81への洗浄液の供給を遮断可能な洗浄液開閉弁92が設けられ、出湯管路81には、給湯器2から出湯管路81への湯の供給を遮断可能な出湯開閉弁95と、出湯管路81から洗浄ノズル12への湯の導出量を調整可能な湯量調整弁97とが設けられている。
また、浴槽洗浄装置8には、給湯操作端末5により浴槽洗浄運転開始の指示がなされた場合に、出湯開閉弁95を開き且つ湯量調整弁97の開度を調整し、給湯配管L2から出湯管路81への通水を開始させると共に、洗浄液開閉弁92を開いて洗浄液混合管路91から出湯管路81へ洗浄液を導入する浴槽洗浄運転を実行する洗浄制御回路8Cが組み込まれている。
特開平4−270858号公報 特開平10−267401号公報 特開2007−298250号公報 特開2011−24943号公報
ところで、近年、総合病院や介護施設などでは、従業者の労働負担の軽減を図るべく、上記のような湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムの導入の要望が高まっている。しかしながら、このような大型施設の場合、要求に応じて速やかに各温水利用先へ所望温度の湯を供給できるよう、施設内の給湯配管に対して給湯器から常に一定温度の湯を循環供給させておく所謂即湯式の給湯システムが広く導入されており、給湯器に湯張り運転を実行する機能までは搭載されていない。そのため、上記従来の風呂システムを導入する場合は、既設の給湯器の取り替えも必要であった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを既設の給湯器を用いて構築可能な、汎用性の高い浴槽洗浄装置を提供することにある。
本発明は、熱源機で加熱生成された湯を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く洗浄出湯管路と、洗浄出湯管路からの湯の導出量を調整可能な湯量調整部と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンクと、洗浄液タンク内の洗浄液を洗浄出湯管路へ導く洗浄液混合管路と、洗浄液混合管路から洗浄出湯管路への洗浄液の導出量を調整可能な洗浄液量調整部とを備えた浴槽洗浄装置であって、洗浄出湯管路から分岐して配設され、洗浄出湯管路に供給される湯を浴槽給湯口へ導く湯張り出湯管路と、洗浄出湯管路から湯張り出湯管路への湯の流通を遮断可能な流路切替部とを備えたものである。
このものでは、浴槽洗浄装置にて、熱源機で加熱生成された湯を洗浄液タンクの洗浄液と共に洗浄出湯管路を介して洗浄ノズルに供給する浴槽洗浄運転や、熱源機で加熱生成された湯を洗浄出湯管路から湯張り出湯管路を介して浴槽給湯口に供給する湯張り運転を行うことができるから、湯張り運転を実行する機能まで搭載されていない既設の給湯器を用いても、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを構築できる。
好ましくは、上記浴槽洗浄装置において、給水配管から洗浄出湯管路へ水を導く温調給水管路と、給水配管から洗浄出湯管路に供給される水量を調整可能な水量調整部と、洗浄出湯管路に供給される湯と水との混合割合を湯量調整部および水量調整部によって調整する温調制御手段とを備える。
このものでは、熱源機から供給される湯と、給水配管から供給される水との混合割合を調整して浴槽給湯口や洗浄ノズルに供給することができるから、出湯温を自在に変更できない簡素な構成の給湯器やソーラ温水器などの熱源機を用いても、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを構築できる。
好ましくは、上記浴槽洗浄装置において、前記流路切替部は、湯張り出湯管路に設けられ、湯張り出湯管路の通水を遮断可能な開閉弁とする。
このものでは、湯張り出湯管路に開閉弁を設け、上記開閉弁を開くことで、洗浄出湯管路に供給される湯が浴槽給湯口側へ導かれるように構成されているから、洗浄出湯管路に供給される湯を湯張り出湯管路へ導く流路切替部として、洗浄出湯管路と湯張り出湯管路との分岐部に三方分岐弁を設けるのに比べて、浴槽洗浄装置全体の構造を簡素化できる。
以上のように、本発明によれば、既設の給湯器を用いて湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを構築可能な、汎用性の高い浴槽洗浄装置を提供することが可能である。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置を用いた風呂システムの概略構成図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置の作動フローチャートである。 図3は、本発明の他の実施形態1に係る浴槽洗浄装置を用いた風呂システムの概略構成図である。 図4は、本発明の他の実施形態2に係る浴槽洗浄装置を用いた風呂システムの概略構成図である。 図5は、従来の風呂システムの概略構成図である。
次に、上記した本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置3を用いて構築される風呂システムは、浴槽金具11および洗浄ノズル12を備えた浴槽1と、バーナ21および熱交換器22を備えた熱源機としての給湯器2と、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄液と混合して浴槽1の洗浄ノズル12に供給する浴槽洗浄装置3と、浴槽洗浄装置3の動作を設定指示する洗浄湯張り操作端末5とで構成されている。尚、本実施の形態では、給湯器2に給湯操作端末7が接続され、給湯操作端末7によって給湯器2の運転開始や出湯温の設定を指示することができるが、出湯温を任意に変更できない温度固定の給湯器やソーラ温水器などの熱源機を、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置3と共に用いて風呂システムを構築してもよい。
浴槽1の浴槽金具11は、浴槽1の側壁内側に設けられており、湯張り配管L5を介して浴槽洗浄装置3の湯張り出湯管路32に接続されている。一方、洗浄ノズル12は、浴槽1の底壁内側に設けられており、洗浄配管L6を介して浴槽洗浄装置3の洗浄出湯管路31に接続されている。また、浴槽1の底壁内側には、図示しない排水栓駆動部により開閉される自動排水栓13が設けられている。
尚、洗浄ノズル12の噴射口は、浴槽1の内壁面へ向けて放射状に湯を放出するように形成されている。また、本実施の形態では、湯張り運転の際、浴槽金具11から浴槽1内へ湯が供給されるように構成されているが、浴槽金具11を備えておらず、浴槽1の近傍に設けられたカランに湯張り出湯管路32が接続されており、上記カランが浴槽1の給湯口となるように構成されたものとしてもよい。
給湯器2の熱交換器22の水入口は、給水配管L1を介して上水道に繋がっている。一方、熱交換器22の湯出口は、給湯配管L2を介してカランやシャワーなどの温水利用先Kに繋がっている。また、図示しないが、熱交換器22の水入口と給水配管L1とを繋ぐ給湯器2内の入水管路には、通水量を検出する水量センサが設けられている。
また、図示しないが、給湯器2には、上記水量センサによって熱交換器22への所定量の通水が検出された場合に、バーナ21を点火して熱交換器22に供給される水を加熱し、給湯用操作端末7により設定された出湯温の湯を給湯配管L2に送り出す給湯運転を実行する給湯制御回路が組み込まれている。
本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄装置3は、給湯器2から給湯配管L2に導出された湯を洗浄配管L6へ導く洗浄出湯管路31と、給湯配管L2から洗浄出湯管路31に供給される湯を湯張り配管L5へ導く湯張り出湯管路32と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンク40と、洗浄液タンク40内の洗浄液を洗浄出湯管路31へ導く洗浄液混合管路41とを備えており、洗浄出湯管路31の上流端に給湯配管L2が接続され、下流端に洗浄配管L6が接続されている。
洗浄液混合管路41は、洗浄液タンク40から洗浄出湯管路31への洗浄液の導出を遮断可能な洗浄液量調整部としての洗浄液開閉弁42を備えており、下流端が洗浄出湯管路31の中間部に合流接続されている。
湯張り出湯管路32の上流端は、洗浄出湯管路31の中間部における洗浄液混合管路41の合流部33より上流側に合流接続されている。また、湯張り出湯管路32と洗浄出湯管路31との合流部34には、給湯配管L2から洗浄出湯管路31に供給される湯を洗浄配管L6側と湯張り配管L5側とに切り替えて導出可能な流路切替部としての洗浄湯張り切替弁43が配設されている。
洗浄出湯管路31における洗浄湯張り切替弁43の上流側には、洗浄出湯管路31における洗浄液や湯の逆流を防止するための逆流防止弁44と、洗浄出湯管路31から湯張り配管L5或いは洗浄配管L6への湯の供給を遮断可能な出湯開閉弁45と、洗浄出湯管路31を流れる湯量を検出する湯量センサ46と、洗浄出湯管路31から湯張り配管L5或いは洗浄配管L6への湯の導出量を調整可能な湯量調整部としての湯量調整弁47とが、下流側よりこの順序で配設されている。
浴槽洗浄装置3には、浴槽洗浄装置3の動作を制御する洗浄湯張り制御回路3Cが組み込まれている。洗浄湯張り制御回路3Cは、洗浄湯張り切替弁43の流路の切り替えを行う運転切替制御部、出湯開閉弁45の開閉や湯量調整弁47の開度の調整を行う出湯制御部、洗浄液開閉弁42の開閉を行う洗浄液供給制御部、自動排水栓13の開閉を行う排水制御部、出湯開閉弁45の開時間や洗浄液開閉弁42の開時間、自動排水栓13の開時間(排水時間)を計測する計時部、湯量センサ46の検知水量の積算値に基づいて湯張り配管L5への湯の供給量(湯張り量)を判定する湯張り量判定部等の回路構成を有している。
さらに、洗浄湯張り制御回路3Cは、洗浄湯張り操作端末5の操作状態を監視する操作判定部、洗浄湯張り操作端末5により湯張り運転開始の指示がなされた場合に、給湯配管L2から湯張り配管L5側への通水を開始させる湯張り運転の実行部、洗浄湯張り操作端末5により浴槽洗浄運転開始の指示がなされた場合に、給湯配管L2から洗浄配管L6側への通水を開始させると共に、洗浄液混合管路41から出湯管路31へ洗浄液を適宜導入する浴槽洗浄運転の実行部等の回路構成を有している。尚、後述する湯張り運転における浴槽1へ湯張り量や浴槽洗浄運転における洗浄工程の繰り返し回数(洗浄回数)は、洗浄湯張り操作端末5を用いて使用者が任意に設定変更することができる。
洗浄湯張り操作端末5は、運転スイッチ50、湯張り運転の開始を指示する湯張りスイッチ51、浴槽洗浄運転の開始を指示する浴槽洗浄スイッチ52、浴槽洗浄運転における洗浄モードを選択設定するためのモード切替スイッチ53、湯張り量や洗浄回数などの設定を加減するための加減スイッチ54等を備えている。
また、洗浄湯張り操作端末5は、浴槽洗浄装置3の運転状態や設定された動作条件などを表示する表示部55と、湯張り運転や浴槽洗浄運転が終了したことを音声にて報知する音声出力部56とを備えている。
上記風呂システムの湯張り運転および浴槽洗浄運転時の制御動作を、図2のフローチャートに従って説明する。尚、以下の湯張り運転および浴槽洗浄運転を行うにあたって、給湯操作端末7にて運転指示操作が行われると、給湯器2が給湯待機状態となる。一方、洗浄湯張り操作端末5の運転スイッチ50のオン操作がなされ、浴槽洗浄装置3の運転が指示されると、洗浄湯張り制御回路3Cの主制御プログラムが起動し、湯張り運転や浴槽洗浄運転が実行可能な状態となる。
運転スイッチ50のオン操作がなされた後、浴槽洗浄スイッチ52のオン操作がなされず、湯張りスイッチ51のオン操作がなされた場合は(ST2のステップでYes)、自動排水栓13を閉じると共に、洗浄湯張り切替弁43を「湯張り側」に切り替えて、湯量調整弁47を湯張り時の設定開度に調整し、さらに出湯開閉弁45を開く。これにより、給湯配管L2から湯張り配管L5へ繋がる湯張り用の出湯経路が開通される(ST1〜ST4)。
上記湯張り用の出湯経路が開通されると、給水配管L1から給湯器2の熱交換器22への通水が開始される。そして、給湯器2にて水量センサの検出水量が所定量以上になれば、バーナ21が点火される。これにより、給湯器2から上記湯張り用の出湯経路を通じて浴槽金具11へ所定温度の湯が供給され、次第に浴槽1内に貯留されていく(ST5)。
ST5のステップの湯張り運転が開始されてから、湯量センサ46の検知水量の積算値が洗浄湯張り操作端末5にて予め設定された湯張り量に達すれば(ST6のステップでYes)、湯張り運転が完了したことを表示部55に表示させると共に、音声出力部56から音声にて報知し、湯張り運転を終了する(ST6〜ST7)。
一方、運転スイッチ50のオン操作がなされた後、浴槽洗浄スイッチ52のオン操作がなされた場合は(ST1のステップでYes)、自動排水栓13を開き、浴槽1内に溜まった湯を排出させる(ST8)。
そして、自動排水栓13を開いてから予め設定された排水時間が経過すれば(ST9のステップでYes)、洗浄湯張り切替弁43を「洗浄側」に切り替えて、湯量調整弁47を洗浄時の設定開度に調整し、さらに出湯開閉弁45を開く。これにより、給湯配管L2から洗浄配管L6へ繋がる浴槽洗浄用の出湯経路が開通される(ST9〜ST10)。
尚、上記排水時間は、洗浄湯張り操作端末5により使用者が所定の範囲内(例えば、0分、5分、10分、20分)で任意に設定変更できる。このように、浴槽1内に残留した湯量に基づいて使用者が排水時間を設定することで、浴槽洗浄運転に要する時間を短縮できる。
上記浴槽洗浄用の出湯経路が開通されると、給水配管L1から給湯器2の熱交換器22への通水が開始される。そして、給湯器2にて水量センサの検出水量が所定量以上になれば、バーナ21が点火される。これにより、給湯器2から上記浴槽洗浄用の出湯経路を通じて洗浄ノズル12へ所定温度の湯が供給され、浴槽1の内壁面へ向けて噴射される(ST11)。
本実施の形態では、ST11のステップの浴槽洗浄運転として、湯のみを所定時間噴射させる「予洗い工程」を行った後、洗浄液を湯に混合して所定時間噴射させる「洗浄工程」を所定回数(例えば、3回)行い、さらに湯のみを所定時間噴射させる「すすぎ工程」を行うように構成されている。また、上記洗浄工程を繰り返す回数、即ち、洗浄回数は、浴槽洗浄運転が開始される前に、洗浄湯張り操作端末5によって使用者が予め所定の範囲内(例えば、1〜5回)で任意に設定変更することができる。
そして、上記浴槽洗浄運転の全工程が終了すれば(ST12のステップでYes)、浴槽洗浄運転が完了したことを表示部55に表示させると共に、音声出力部56から音声にて報知する(ST12〜ST13)。
また、浴槽洗浄運転が終了するまでの間に、湯張りスイッチ51のオン操作がなされている場合は(ST14のステップでYes)、浴槽洗浄運転が終了した後、引き続き上述したST3〜ST7のステップの湯張り運転を行う(ST14,ST3〜ST7)。
このように、上記風呂システムでは、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄出湯管路31から湯張り出湯管路32を介して浴槽金具11に供給する湯張り運転と、給湯器2で加熱生成された湯を洗浄液と共に洗浄出湯管路31を介して洗浄ノズル12に供給する浴槽洗浄運転とを、浴槽洗浄装置3にて共に実行することができるから、上記給湯器2のように既設の給湯器が湯張り機能を備えていなくても、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを構築できる。よって、汎用性が高い。
図3に示すように、浴槽洗浄装置3内に、給水配管L1から洗浄出湯管路31へ水を導く温調給水管路35が配設され、さらに温調給水管路35には、給水配管L1から洗浄出湯管路31に供給される水量を調整可能な水量調整部としての水量調整弁48が設けられ、洗浄出湯管路31に設けられた湯量調整弁47および上記水量調整弁48によって、湯張り配管L5或いは洗浄配管L6へ導出する湯と水との混合割合を調整可能な構成としたものであってもよい。
詳述すると、温調給水管路35は、上流端が給水配管L1に接続され、下流端が洗浄出湯管路31の中間部における湯量センサ46の上流側で且つ湯量調整弁47の下流側の位置に合流接続されている。また、洗浄出湯管路31における湯量調整弁47の上流側には、給水配管L1から給湯配管L2へ水が逆流するのを防止するための逆流防止弁67が設けられ、温調給水管路35における水量調整弁48の上流側には、給湯配管L2から給水配管L1へ湯が逆流するのを防止するための逆流防止弁68が設けられている。
このように、洗浄出湯管路31における湯量センサ46の上流側には、給湯配管L2からの湯の導入量を調整可能な湯量調整弁47と、給水配管L1からの水の導入量を調整可能な水量調整弁48とからなる湯水混合弁30が設けられており、上記湯水混合弁30の各弁開度を調整することで、湯張り配管L5或いは洗浄配管L6への出湯温が適宜変更される。
このものでは、給湯器2から供給される湯と、給水配管L1から供給される水との混合割合を調整することで、例えば、湯張り時の出湯温度を42℃、浴槽洗浄時の出湯温度を48℃に設定するなど、浴槽金具11から浴槽1内に供給される湯温(湯張り温度)や、洗浄ノズル12から浴槽1内に噴射させる湯温(洗浄温度)を適宜変更することができるから、出湯温の設定機能を備えていない給湯器やソーラ温水器などの熱源機を用いても、湯張り機能および浴槽洗浄機能を備えた風呂システムを構築でき、汎用性が一層高い。
上記各実施の形態では、洗浄出湯管路31と湯張り出湯管路32との合流部34に設けられた洗浄湯張り切替弁(三方分岐弁)43によって、給湯配管L2から洗浄出湯管路31に供給される湯を洗浄配管L6側と湯張り配管L5側とに切り替えて導出可能な構成としたものを説明したが、図4に示すように、洗浄湯張り切替弁43に代えて、湯張り出湯管路32における上記合流部34の下流側に、洗浄出湯管路31から湯張り出湯管路32への湯の流通を遮断可能な湯張り開閉弁49が配設され、上記湯張り開閉弁49を開くことによって、給湯配管L2から洗浄出湯管路31に供給される湯を湯張り配管L5側へ導出させ、閉じることによって、給湯配管L2から洗浄出湯管路31に供給される湯を洗浄配管L6側へ導出させる構成としたものであってもよい。
このものでは、洗浄配管L6側と湯張り配管L5側との出湯流路の切り替えに、三方分岐弁よりも構造の簡素な開閉弁(湯張り開閉弁49)が用いられているから、浴槽洗浄装置3全体の構造を簡素化できる。
尚、上記各実施の形態では、浴槽1に自動排水栓13が設けられ、湯張り運転が終了した後、引き続き浴槽洗浄運転が自動で実行されるように構成されたものを説明したが、本発明は、手動の排水栓が設けられた浴槽1を用いて風呂システムを構築してもよい。この場合、湯張り運転と浴槽洗浄運転とは連動せず、それぞれ独立して実行される。即ち、湯張り運転が終了した時点でその旨を報知し、その後、使用者が手動で排水栓を閉じ、浴槽洗浄運転の開始を手動で指示すれば、浴槽洗浄運転に移行するように構成される。
1 浴槽
11 浴槽金具(浴槽給湯口)
12 洗浄ノズル
2 給湯器(熱源機)
21 バーナ
22 熱交換器
3 浴槽洗浄装置
31 洗浄出湯管路
32 湯張り出湯管路
40 洗浄液タンク
41 洗浄液混合管路
42 洗浄液開閉弁(洗浄液調整部)
43 洗浄湯張り切替弁(流路切替部)
47 湯量調整弁(湯量調整部)
5 洗浄湯張り操作端末
L1 給水配管
L2 給湯配管
L5 湯張り配管
L6 洗浄配管
尚、上記各実施の形態では、浴槽1に自動排水栓13が設けられ、浴槽洗浄運転が終了した後、引き続き湯張り運転が自動で実行されるように構成されたものを説明したが、本発明は、手動の排水栓が設けられた浴槽1を用いて風呂システムを構築してもよい。この場合、湯張り運転と浴槽洗浄運転とは連動せず、それぞれ独立して実行される。即ち、浴槽洗浄運転が終了した時点でその旨を報知し、その後、使用者が手動で排水栓を閉じ、湯張り運転の開始を手動で指示すれば、湯張り運転に移行するように構成される。

Claims (3)

  1. 熱源機で加熱生成された湯を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く洗浄出湯管路と、洗浄出湯管路からの湯の導出量を調整可能な湯量調整部と、洗浄液を貯留可能な洗浄液タンクと、洗浄液タンク内の洗浄液を洗浄出湯管路へ導く洗浄液混合管路と、洗浄液混合管路から洗浄出湯管路への洗浄液の導出量を調整可能な洗浄液量調整部とを備えた浴槽洗浄装置であって、
    洗浄出湯管路から分岐して配設され、洗浄出湯管路に供給される湯を浴槽給湯口へ導く湯張り出湯管路と、
    洗浄出湯管路から湯張り出湯管路への湯の流通を遮断可能な流路切替部とを備えた、浴槽洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の浴槽洗浄装置において、
    給水配管から洗浄出湯管路へ水を導く温調給水管路と、
    給水配管から洗浄出湯管路に供給される水量を調整可能な水量調整部と、
    洗浄出湯管路に供給される湯と水との混合割合を湯量調整部および水量調整部によって調整する温調制御手段とを備えた、浴槽洗浄装置。
  3. 請求項1または2に記載の浴槽洗浄装置において、
    前記流路切替部は、湯張り出湯管路に設けられ、湯張り出湯管路の通水を遮断可能な開閉弁とした、浴槽洗浄装置。
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