JP2010075292A - 浴槽洗浄ユニット - Google Patents

浴槽洗浄ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2010075292A
JP2010075292A JP2008244854A JP2008244854A JP2010075292A JP 2010075292 A JP2010075292 A JP 2010075292A JP 2008244854 A JP2008244854 A JP 2008244854A JP 2008244854 A JP2008244854 A JP 2008244854A JP 2010075292 A JP2010075292 A JP 2010075292A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water
cleaning
bathtub
washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008244854A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4740305B2 (ja
Inventor
Hiroaki Sasaki
宏明 佐々木
Tadashi Nakajima
忠司 中島
Masaru Shimazaki
勝 嶋崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2008244854A priority Critical patent/JP4740305B2/ja
Publication of JP2010075292A publication Critical patent/JP2010075292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4740305B2 publication Critical patent/JP4740305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

【課題】給湯器2で加熱生成された湯を浴槽1に設けられた洗浄ノズル11へ導く洗浄管路32と、洗浄液を貯留可能な洗剤タンク40と、洗剤タンク40内の洗浄液を洗浄管路32へ導く洗剤供給管路41と、給湯器2から洗浄管路32への湯の供給を調整する温水開閉弁332と、洗剤タンク40から洗浄管路32への洗浄液の供給を調整する洗剤開閉弁42とを備えた浴槽洗浄ユニット3において、水資源の浪費を抑制し得る浴槽洗浄ユニットを提供すること。
【解決手段】上水道から給湯器2の熱交換器20Aを経由しないで直接的に洗浄管路32へ水を導く冷水供給管路31と、上水道から冷水供給管路31への水の供給を調整する冷水開閉弁331とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴槽内へ湯水を噴射させてその内壁面の汚れを自動的に洗い落とす浴槽洗浄ユニットに関するものである。
浴槽に設けられた洗浄ノズルから浴槽の内壁面に向けて湯を噴射させ、これにより、浴槽の内壁面に付着したごみや湯垢等の汚れを洗い落とす浴槽洗浄ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図3は、上記従来の浴槽洗浄ユニットを備えた風呂システムの概略構成図であり、洗浄ノズル11を備えた浴槽1と、給湯器2と、給湯器2で生成された湯を上記洗浄ノズル11から噴射させる浴槽洗浄ユニット8とで構成されている。
浴槽洗浄ユニット8は、給湯器2から引き出された給湯配管L2と上記洗浄ノズル11とを繋ぐ洗浄管路82を備えており、この洗浄管路82には、洗浄ノズル11への湯の供給を遮断可能な温水開閉弁83と、水量センサ84と、洗浄ノズル11への湯の供給量を調整可能な噴射量調整弁85とが配設されている。
さらに、洗浄管路82には、洗浄液を貯留する洗剤タンク90が洗剤供給管路91を介して接続されており、この洗剤供給管路91には、洗浄管路82への洗浄液の供給を遮断可能な洗剤開閉弁92が設けられている。
また、浴槽洗浄ユニット8には、上記温水開閉弁83や噴射量調整弁85、洗剤開閉弁92等の動作を制御する洗浄制御部C8が設けられており、この洗浄制御部C8によって、浴槽1の洗剤洗い動作やすすぎ動作等の洗浄動作が実行される。
具体的には、洗浄制御部C8が図示しないリモコンからの洗浄動作の指示を受けると、まず、温水開閉弁83および洗剤開閉弁92を開くとともに、水量センサ84の検知流量に基づいて噴射量調整弁85の開度を調整する洗剤洗い動作を実行する。その結果、給水配管L1から給湯器2内部の給湯用熱交換器20Aを介して浴槽洗浄ユニット8の洗浄管路82へ水の供給が開始される。
また、給湯器2は、給湯用熱交換器20Aへの通水を検知すると、熱源27Aを作動させて給湯用熱交換器20A内の水を加熱し、給湯配管L2へ送り出す出湯動作を実行する。
これにより、洗浄ノズル11からは、湯と洗浄液との混合液が噴射され、この混合液によって浴槽1の内壁面に付着したごみや湯垢等の汚れが洗い落とされる。
その後、上記洗剤洗い動作を開始してから一定時間が経過すれば、温水開閉弁83および噴射量調整弁85の開放状態を維持したまま洗剤開閉弁92を閉じるすすぎ動作実行する。
これにより、洗浄ノズル11からは、洗浄液を含まない湯のみが噴射され、この湯によって浴槽1の内壁面に付着した洗浄液がすすぎ落とされる。
しかしながら、湯によってすすぎ動作を行った後は、浴槽1内の温度が比較的高くなるから、雑菌やカビ類の増殖を助長する恐れがある。
そこで、上記従来の浴槽洗浄ユニット8において、上述のすすぎ動作の工程を行った後、洗浄動作の最終工程として洗浄ノズル11から水を噴射させる冷却動作を行い、これにより、浴槽1内の温度を低下させる方法が考えられる。
具体的には、すすぎ動作を実行した状態で熱源27Aを停止させ、給水配管L1から給湯用熱交換器20Aへ供給された水を加熱せずにそのまま給湯配管L2へ送り出す。その結果、洗浄ノズル11から水が噴射され、この水によって浴槽1内が冷却される。
特許第3598808号公報
しかしながら、上記従来の浴槽洗浄ユニット8の構成では、上水道から給湯用熱交換器20Aを経由して洗浄ノズル11へ水を供給するから、上述の冷却動作を実行すれば、給湯用熱交換器20Aや給湯配管L2等の出湯回路内の湯が全て水に置換されてしまい、その後、給湯配管L2に繋がるカランKや図示しないシャワー等の他栓で給湯利用する際には、上記出湯回路内の水を放出し終えるまで他栓を開放しておく捨て水を行わなければならず、水資源を浪費する問題がある。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、
『給湯器で加熱生成された湯を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く洗浄管路と、洗浄液を貯留可能な洗剤タンクと、洗剤タンク内の洗浄液を洗浄管路へ導く洗剤供給管路と、給湯器から洗浄管路への湯の供給を調整する温水開閉弁と、洗剤タンクから洗浄管路への洗浄液の供給を調整する洗剤開閉弁とを備えた浴槽洗浄ユニット』において、水資源の浪費を抑制し得る浴槽洗浄ユニットを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の技術的手段は、
『上水道から給湯器の熱交換器を経由しないで直接的に洗浄管路へ水を導く冷水供給管路と、
上水道から冷水供給管路への水の供給を調整する冷水開閉弁とを備えた』ことである。
上記技術的手段によれば、温水開閉弁を閉弁して給湯器から洗浄ノズルへの湯の供給を遮断し、且つ、冷水開閉弁を開弁して上水道から洗浄管路へ水を供給する冷却動作を実行した際、洗浄ノズルへ供給される水は、給湯器の熱交換器を経由しないで、冷水供給管路を通って直接的に送り込まれる。
即ち、上述の冷却動作を実行しても、給湯器内部の熱交換器や給湯器から器外へ引き出された給湯配管等の出湯回路内の湯は水に置換されないから、洗浄動作終了後に上記給湯配管に繋がるカランやシャワー等の他栓で給湯利用する際に、捨て水を行う必要がない。
請求項2に係る発明の技術的手段は、
前記請求項1において、
『洗浄管路へ供給する水へ銀イオンを溶出可能なイオン発生器を冷水供給管路に設けた』ことである。
このものでは、洗浄動作の仕上げ工程として、銀イオンを含んだ水を洗浄ノズルから噴射させる仕上げすすぎ動作を実行すれば、この銀イオンの抗菌効果によって浴槽内における雑菌やカビ類の増殖の抑制を図ることが可能であるが、この仕上げすすぎ動作を上述の浴槽の冷却動作として行うことで、洗浄動作全体における水の使用量を低減することが可能である。
また、冷水供給管路にイオン発生器を設けたことによって、洗浄管路へ水を供給しない洗浄動作を実行している間は、イオン発生器が通水にさらされない。即ち、洗浄動作を行っている間、常にイオン発生器が通水にさらされるのを防止できる。これにより、イオン発生器の劣化の進行を抑制することが可能である。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
請求項1に係る発明では、洗浄動作終了後に他栓で給湯利用する場合であっても、捨て水を行う必要がないから、水資源の浪費を抑制できる。
請求項2に係る発明では、銀イオンを含んだ水による仕上げすすぎ動作を冷却動作として行うことによって、洗浄動作全体における水の使用量を低減することが可能であるから、水資源の浪費を一層抑制できる。
また、イオン発生器の劣化の進行を抑制することが可能であるから、浴槽洗浄ユニットの耐久性が向上する。
次に、上記した本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴槽洗浄ユニットを備えた風呂システムの概略構成図であり、洗浄ノズル11を備えた浴槽1と、風呂追焚機能を有する給湯器2と、給湯器2で生成された湯を上記洗浄ノズル11から噴射させる浴槽洗浄ユニット3と、浴槽洗浄ユニット3を遠隔操作するためのコントローラ5とで構成されている。
浴槽1の内壁面には、追焚する際の風呂水の出入口を有する追焚循環口具10が設けられており、この追焚循環口具10に上記洗浄ノズル11が一体形成されている。
洗浄ノズル11は、浴槽洗浄ユニット3の後述する洗浄管路32へ繋がっており、この洗浄管路32を介して送り込まれた湯や水を浴槽1の内壁面へ向けて放射状に噴射するように形成されている。
給湯器2は、上水道から供給される水とガスの燃焼排気とを熱交換させる給湯用の熱交換器(以下、「給湯用熱交換器」という)20Aと、浴槽1から循環供給される湯水とガスの燃焼排気とを熱交換させる追焚用の熱交換器(以下、「追焚用熱交換器」という)20Bとを備えている。
また、給湯器2の本体部からは、上水道へ繋がる給水配管L1と、カランKや浴槽洗浄ユニット3へ繋がる給湯配管L2と、追焚循環口具10の風呂水入口10aへ繋がる戻り側循環配管L3と、追焚循環口具10の風呂水出口10bへ繋がる往き側循環配管L4とが器外へ引き出されており、この給水配管L1および給湯配管L2が給湯用熱交換器20Aへ繋がっている一方、戻り側循環配管L3および往き側循環配管L4が上記追焚用熱交換器20Bへ繋がっている。
給水配管L1は、給湯器2内部の入水管路21Aを介して給湯用熱交換器20Aの入水口201Aに繋がっており、給湯配管L2は、給湯器2内部の出湯管路22Aを介して給湯用熱交換器20Aの出湯口202Aに繋がっている。
一方、戻り側循環配管L3は、給湯器2内部の戻り湯管路21Bを介して追焚用熱交換器20Bの入水口201Bに繋がっており、往き側循環配管L4は、給湯器2内部の往き湯管路22Bを介して追焚用熱交換器20Bの出湯口202Bに繋がっている。
入水管路21Aには、給水配管L1から送り込まれる水の流量を検知する水量センサ(以下、「給湯量センサ」という)23と、給水配管L1からバイパス管路26を介して給湯配管L2へ送り出す水の混合割合を調整可能な分流弁25とが上流側よりこの順序で配設されている。
一方、戻り湯管路21Bには、循環ポンプPが配設されており、この循環ポンプPを作動することによって、浴槽1内に溜められた風呂水が追焚循環口具10の風呂水入口10aから戻り側循環配管L3、戻り湯管路21Bを経由して追焚用熱交換器20Bへ導かれ、さらに、往き湯管路22B、往き側循環配管L4を通って、再び追焚循環口具10の風呂水出口10bから浴槽1内へ戻される。
また、給湯器2の内部には、図示しないガス配管から送り込まれた燃料ガスを燃焼させ、その燃焼排熱によって給湯用熱交換器20Aおよび追焚用熱交換器20Bを加熱するガスバーナ27A,27Bが組み込まれている。
さらに、給湯器2内には、マイクロコンピュータやメモリ等で構成された給湯制御部C2が設けられており、この給湯制御部C2に組み込まれた出湯動作や風呂追焚動作等の制御プログラムによって、分流弁25や循環ポンプP等の動作が電気的に制御される。
給湯制御部C2は、図示しない電気配線を通じてコントローラ5へ接続されており、このコントローラ5の運転スイッチ51のオン操作に連動して上記制御プログラムが起動する。
浴槽洗浄ユニット3は、給湯用熱交換器20Aから給湯配管L2へ送り出された湯を洗浄ノズル11へ導く洗浄管路32と、上水道から給水配管L1へ送り込まれた水を洗浄管路32へ導く冷水供給管路31とを備えている。
洗浄管路32には、給湯配管L2からの湯水の供給を遮断可能なオンオフ式の開閉弁(以下、「温水開閉弁」という)332と、洗浄管路32から給湯配管L2への湯水の逆流を防止する逆流防止機構36と、給水配管L1や給湯配管L2から送り込まれる湯水の流量を検知する水量センサ(以下、「噴射量センサ」という)34と、洗浄ノズル11への湯水の供給量を調整可能な水量制御弁(以下、「噴射量調整弁」という)35と、洗浄ノズル11から噴射させる湯水へ銀イオンを添加するイオン発生器37とが、上流側よりこの順序で配設されている。従って、上記温水開閉弁332を開放し且つ噴射量調整弁35を所定の開度に調整すれば、給湯器2の給湯用熱交換器20Aで加熱された湯が給湯配管L2を通って洗浄ノズル11へ供給される。
冷水供給管路31の下流端は、洗浄管路32の上記温水開閉弁332と逆流防止機構36との間に接続されており、その冷水供給管路31には、給水配管L1からの水の供給を遮断可能なオンオフ式の開閉弁(以下、「冷水開閉弁」という)331が配設されている。従って、冷水開閉弁331を開放し且つ噴射量調整弁35を所定の開度に調整すれば、給水配管L1から給湯器2の給湯用熱交換器20Aを経由しないで直接的に洗浄管路32へ水が供給される。
噴射量調整弁35は、ステッピングモータ等により弁開度を任意の位置に設定できる弁であり、この弁開度を変化させることによって、洗浄ノズル11から浴槽1内へ噴射する湯水の流量を調整できる。
逆流防止機構36は、上水道の断水等による給水配管L1の水圧低下に応動して開弁し、管路内を大気開放して浴槽水の上水側への逆流を防止する大気開放弁36aと、大気開放弁36aの下流側と上流側に配置された二つの逆止弁36b,36cとで構成されている。そして、これら大気開放弁36aおよび逆止弁36b,36cの各機能によって、イオン発生器37から溶出された銀イオンが洗浄管路32或いは冷水供給管路31を通って給水配管L1や給湯配管L2へ流れ出すのが防止される。
イオン発生器37は、図示しない一対の銀電極間へ所定電圧を印加してその銀電極間に電流を流すことにより、銀電極から銀イオンを溶出させるものであり、この発生器37の銀電極間に流れる電流値を変化させることによって、洗浄管路32を通過する湯水への銀イオンの溶出量を調整できる。
また、洗浄管路32のイオン発生器37の下流側には、洗浄液を貯留する洗剤タンク40が洗剤供給管路41を介して接続されており、この洗剤供給管路41に配設されたオンオフ式の開閉弁(以下、「洗剤開閉弁」という)42を開くことで、洗浄管路32内の湯水へ洗浄液が混入される。具体的には、洗浄管路32と洗剤供給管路41との合流部J2は、ベンチュリ構造になっており、湯水が上記合流部J2を通過する際に生じる負圧、所謂、ベンチュリ効果によって、洗剤タンク40内の洗浄液が洗剤供給管路41を通って洗浄管路32へ引き込まれる。
さらに、浴槽洗浄ユニット3には、マイクロコンピュータやメモリ等で構成された洗浄制御部C3が設けられており、この洗浄制御部C3に組み込まれた浴槽洗浄動作等の制御プログラムによって、冷水開閉弁331や温水開閉弁332、噴射量調整弁35、イオン発生器37、洗剤開閉弁42等の動作が電気的に制御される。
具体的には、洗浄制御部C3は、図示しない電気配線を通じてコントローラ5へ接続されており、このコントローラ5の洗浄スイッチ52のオン操作に連動して、温水開閉弁332を開き且つ噴射量センサ34の検知流量に基づいて噴射量調整弁35の開度を調整する予備洗い動作やすすぎ動作、温水開閉弁332および洗剤開閉弁42等を開き且つ噴射量センサ34の検知流量に基づいて噴射量調整弁35の開度を調整する洗剤洗い動作、冷水開閉弁331を開き且つイオン発生器37へ所定電圧を印加した状態で、噴射量センサ34の検知流量に基づいて噴射量調整弁35の開度を調整する仕上げすすぎ動作等の制御プログラムを起動する。
[自動洗浄動作の実際]
次に、上述の風呂システムにおける浴槽1の自動洗浄動作について説明する。尚、自動洗浄動作を行う際、浴槽1には風呂水が溜まっていない状態であるものとする。
コントローラ5の運転スイッチ51がオンにされると、給湯制御部C2の制御プログラムおよび洗浄制御部C3の制御プログラムが起動し、コントローラ5の洗浄スイッチ52がオンにされたか否かの監視を開始する。そして、コントローラ5の洗浄スイッチ52がオンにされると、まず、予備洗い動作を実行する。
具体的には、予備洗い動作の工程が開始されると、洗浄制御部C3の制御プログラムによって、浴槽洗浄ユニット3の温水開閉弁332を開くとともに、噴射量調整弁35を予め設定された開度に調整する。その結果、水が給水配管L1から給湯器2の入水管路21A、給湯用熱交換器20A(およびバイパス管路26)を経由して出湯管路22Aへ導かれ、さらには、給湯配管L2を通って洗浄管路32へ送り込まれる。
そして、入水管路21Aの通水量、即ち、給湯量センサ23の検知流量が基準値以上になれば、給湯制御部C2の制御プログラムによって、図示しないガス配管からガスバーナ27Aへ燃料ガスを送り込んで燃焼させ、その燃焼排熱によって給湯用熱交換器20Aを加熱するとともに、予め設定された洗浄温度に応じて分流弁25を所定の開度比率(例えば、給湯用熱交換器20A側への通水量が80%、バイパス管路26側への通水量が20%)に調整する。
これにより、洗浄ノズル11からは、給湯用熱交換器20A内で加熱生成された湯が噴射され、この湯によって、浴槽1の内壁面に付着したごみや湯垢等の汚れが予備的に洗い落とされる。
尚、給湯器2による給湯配管L2への出湯温は、上記分流弁25の開度およびガスバーナ27Aの燃焼量を変化させることで調整されるように設定されているが、カランKや図示しないシャワー等の他栓での給湯利用がなされていない場合には、浴槽1の内壁面に付着した油脂やタンパク質等の汚れを洗い落とすのに適した温度として浴槽洗浄ユニット3側で設定された噴射温度(例えば、48℃)に調整され、上記他栓での給湯利用がなされた場合には、その他栓側で設定された給湯温度(例えば、42℃)に調整される。
また、洗浄ノズル11からの湯の噴射量は、噴射量センサ34によって監視されており、その噴射量センサ34の検知流量が良好な洗浄効果を発揮するために必要な噴射量(以下、「設定噴射量」という)と一致するよう、噴射量調整弁35の開度が調整される。
従って、上記噴射量調整弁35の開度調整中、噴射量センサ34の検知流量が設定噴射量より低くなった場合には、給湯配管L2から他栓への給湯が開始されたと判定し、温水開閉弁332を閉じて洗浄管路32への湯の供給を一時中断する。
そして、再び上記他栓が閉じられ、給湯量センサ23の検知流量が基準値未満になれば、温水開閉弁332を開いて洗浄管路32への湯の供給を再開する。
その後、予め設定された予備洗い動作の実行時間(例えば、1分)が経過すれば、次に、洗剤洗い動作を実行する。
具体的には、洗剤洗い動作の工程が開始されると、上述の予備洗い動作の実行状態を維持したまま、洗剤開閉弁42を開く。その結果、上記合流部J2のベンチュリ効果によって、洗剤タンク40内の洗浄液が洗剤供給管路41を通って洗浄管路32へ引き込まれる。
これにより、洗浄ノズル11からは、給湯用熱交換器20A内で加熱生成された湯が洗浄液とともに噴射され、この洗浄液を含む湯によって、浴槽1の内壁面に付着した油脂やタンパク質等の汚れが洗い落とされる。
その後、予め設定された洗剤洗い動作の実行時間(例えば、2分)が経過すれば、次に、すすぎ動作を実行する。
具体的には、すすぎ動作の工程が開始されると、上述の予備洗い動作と同様の制御が実行される。
これにより、洗浄ノズル11からは、給湯用熱交換器20A内で加熱生成された湯が噴射され、この湯によって、浴槽1の内壁面に付着した洗浄液や残留汚れがすすぎ落とされる。
そして、予め設定されたすすぎ動作の実行時間(例えば、1分)が経過すれば、洗浄動作の最終工程として、仕上げすすぎ動作を実行する。
具体的には、仕上げすすぎ動作の工程が開始されると、冷水開閉弁331を開くとともに、温水開閉弁332および洗剤開閉弁42を閉じ、噴射量調整弁35を予め設定された開度に調整する。その結果、水が給水配管L1から給湯用熱交換器20Aを経由せず、直接的に冷水供給管路31へ送り込まれる。
また、イオン発生器37へ所定電圧を印加し、洗浄管路32を通過する水へ銀イオンの溶出を開始する。
これにより、洗浄ノズル11からは、銀イオンを含んだ水が噴射され、この水によって、浴槽1の内壁面に残留した洗浄液や汚れがすすぎ落とされるとともに、その表面が銀イオンによってコーティングされる。そして、この銀イオンの抗菌効果によって、浴槽1の内壁面における雑菌やカビ類の増殖が抑制される。また、上述の予備洗い動作や洗剤洗い動作、すすぎ動作によって加熱された浴槽1の内壁面が、上記水によって冷却される。
その後、予め設定された仕上げすすぎ動作の実行時間(例えば、1分)が経過すれば、イオン発生器37への所定電圧の印加を停止するとともに冷水開閉弁331を閉じ、洗浄ノズル11からの水の噴射を停止する。
このように、給水配管L1から給湯用熱交換器20Aを経由しないで、直接的に上水道から洗浄ノズル11へ水を供給することが可能な構成を採用したことによって、仕上げすすぎ動作を行っても、給湯器2内部の給湯用熱交換器20Aや出湯管路22A、給湯配管L2等の出湯回路内の湯は水に置換されない。従って、洗浄動作終了後にカランK等の他栓側で給湯利用する際にも、捨て水を行う必要がないから、水資源の浪費を抑制できる。
さらに、浴槽1内の温度を低下させるための冷却動作として、洗浄動作の最終工程である銀イオンによる仕上げすすぎ動作を水で行うことによって、洗浄動作全体における水の使用量を低減することが可能であるから、水資源の浪費を一層抑制できる。
また、浴槽1の内壁面を銀イオンによってコーティングする動作と、洗剤洗浄動作やすすぎ動作等で上昇した浴槽1の内壁面の温度を低下させる動作とを同時に行うことが可能であるから、その内壁面での雑菌やカビ類の増殖が一層抑制され、これにより、良好な洗浄性能を発揮できる。
[他の実施形態]
尚、上記実施の形態では、洗浄管路32にイオン発生器37が設けられているが、図2に示すように、冷水供給管路31にイオン発生器37を配設しても良い。
このものでは、上述の洗剤洗い動作を実行している間は、イオン発生器37が通水にさらされない。即ち、洗浄動作を行っている間、常にイオン発生器37が通水にさらされるのを防止できるから、イオン発生器37の劣化の進行を抑制することが可能である。これにより、浴槽洗浄ユニット3の耐久性が向上する。
尚、冷水供給管路31にイオン発生器37を配設した場合、冷水供給管路31のイオン発生器37の上流側には、上記逆流防止機構36と同一構成、即ち、大気開放弁38aと逆止弁38b,38cとで構成された逆流防止機構38を設けるのが好ましい。これにより、イオン発生器37から溶出された銀イオンが冷水供給管路31を通って上水側へ流れ出す不具合を防止できる。
また、上記実施形態において、洗浄ノズル11は、追焚循環口具10に一体形成されているが、追焚循環口具10とは別体で設けても良いし、追焚循環口具10に形成された追焚用の風呂水出口10bを洗浄ノズルとして共有する構成にしても良い。
上記実施の形態では、冷水開閉弁331および温水開閉弁332はオンオフ式の開閉弁であるが、洗浄ノズル11への水または湯の供給を遮断可能であれば、冷水供給管路31もしくは洗浄管路32の流量を調整可能な流量制御弁を採用しても良い。このものでは、冷水開閉弁331および温水開閉弁332の開度を調整することによって、洗浄ノズル11への湯水の供給量を調整することが可能であるから、噴射量調整弁35を設ける必要がない。従って、浴槽洗浄ユニット3の構造を簡略化できる。
また、上記実施の形態では、洗剤開閉弁42はオンオフ式の開閉弁であるが、洗浄管路32への洗浄液の供給を遮断可能であれば、洗剤供給管路41の流量を調整可能な流量制御弁を採用しても良い。
本発明の実施形態に係る浴槽洗浄ユニットを備えた風呂システムの概略構成図 本発明の他の実施形態に係る浴槽洗浄ユニットの説明図 従来の浴槽洗浄ユニットを備えた風呂システムの概略構成図
符号の説明
1・・・浴槽
11・・・洗浄ノズル
2・・・給湯器
3・・・浴槽洗浄ユニット
31・・・冷水供給管路
32・・・洗浄管路
331・・・冷水開閉弁
332・・・温水開閉弁
35・・・噴射量調整弁
40・・・洗剤タンク
41・・・洗剤供給管路
42・・・洗剤開閉弁

Claims (2)

  1. 給湯器で加熱生成された湯を浴槽に設けられた洗浄ノズルへ導く洗浄管路と、洗浄液を貯留可能な洗剤タンクと、洗剤タンク内の洗浄液を洗浄管路へ導く洗剤供給管路と、給湯器から洗浄管路への湯の供給を調整する温水開閉弁と、洗剤タンクから洗浄管路への洗浄液の供給を調整する洗剤開閉弁とを備えた浴槽洗浄ユニットにおいて、
    上水道から給湯器の熱交換器を経由しないで直接的に洗浄管路へ水を導く冷水供給管路と、
    上水道から冷水供給管路への水の供給を調整する冷水開閉弁とを備えた、浴槽洗浄ユニット。
  2. 請求項1に記載の浴槽洗浄ユニットにおいて、
    洗浄管路へ供給する水へ銀イオンを溶出可能なイオン発生器を冷水供給管路に設けた、浴槽洗浄ユニット。
JP2008244854A 2008-09-24 2008-09-24 浴槽洗浄ユニット Active JP4740305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244854A JP4740305B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 浴槽洗浄ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008244854A JP4740305B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 浴槽洗浄ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010075292A true JP2010075292A (ja) 2010-04-08
JP4740305B2 JP4740305B2 (ja) 2011-08-03

Family

ID=42206489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008244854A Active JP4740305B2 (ja) 2008-09-24 2008-09-24 浴槽洗浄ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4740305B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136105A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 リンナイ株式会社 浴槽洗浄装置
JP2017148256A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 リンナイ株式会社 浴槽洗浄装置
JP2019205639A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 リンナイ株式会社 浴槽洗浄システム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000217726A (ja) * 1999-01-27 2000-08-08 Inax Corp 浴槽洗浄装置
JP2001258776A (ja) * 2000-03-17 2001-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯風呂装置
JP3598808B2 (ja) * 1998-04-20 2004-12-08 株式会社ノーリツ 自動洗浄浴槽
JP2008168002A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toto Ltd 浴室洗浄装置及び浴室ユニット
JP2008183055A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Matsushita Denko Bath & Life Kk 浴槽洗浄装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3598808B2 (ja) * 1998-04-20 2004-12-08 株式会社ノーリツ 自動洗浄浴槽
JP2000217726A (ja) * 1999-01-27 2000-08-08 Inax Corp 浴槽洗浄装置
JP2001258776A (ja) * 2000-03-17 2001-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯風呂装置
JP2008168002A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Toto Ltd 浴室洗浄装置及び浴室ユニット
JP2008183055A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Matsushita Denko Bath & Life Kk 浴槽洗浄装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017136105A (ja) * 2016-02-01 2017-08-10 リンナイ株式会社 浴槽洗浄装置
JP2017148256A (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 リンナイ株式会社 浴槽洗浄装置
JP2019205639A (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 リンナイ株式会社 浴槽洗浄システム
JP6994430B2 (ja) 2018-05-29 2022-01-14 リンナイ株式会社 浴槽洗浄システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4740305B2 (ja) 2011-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6594793B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP4740305B2 (ja) 浴槽洗浄ユニット
JP2008008588A (ja) 給湯設備
JP2007155251A (ja) 風呂装置
JP6111619B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP6268810B2 (ja) 浴槽洗浄装置
JP2006204358A (ja) ミストサウナ装置
JP5886228B2 (ja) 風呂システム
JP2018023471A (ja) 浴槽洗浄システム
JP2017009215A (ja) 補助熱源機
JP2018099424A (ja) 風呂装置
JP2008002704A (ja) ミスト装置付き給湯機
JP5092302B2 (ja) 風呂機能付き給湯装置
JP4682222B2 (ja) 浴槽自動洗浄装置
JP2007198624A (ja) 貯湯式の給湯熱源装置
JP4519033B2 (ja) 給湯装置
JP5358010B2 (ja) ミストサウナ装置およびそれを用いたミストサウナシステム
JPS62169958A (ja) 追焚機能付給湯機
JP5143810B2 (ja) 自動給湯器付き風呂装置
JP2011191001A (ja) 潜熱回収式加熱装置のドレン排水システム
JP6486781B2 (ja) 風呂給湯システム
JP4691215B2 (ja) 一缶二水路型風呂給湯器
JP4359342B2 (ja) 給湯器およびその配管接続システムと給水ジョイント
JP5092303B2 (ja) 風呂システム
JP2012154530A (ja) ドレン排出装置および給湯器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110415

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110426

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4740305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250