JP2008168002A - 浴室洗浄装置及び浴室ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、浴室の汚れを効率よく洗浄し、かつ、排水トラップ内に流入した殺菌水が、浴槽排水によって希釈・排水されないようにすることで、排水トラップ内に殺菌水を長時間滞留させることが可能となり、ヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れの抑制効果を長時間維持することのできる浴室洗浄装置及び浴室ユニットを提供する。
【解決手段】浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室を洗浄する浴室洗浄装置であって、前記浴槽内を洗浄する浴槽洗浄吐水手段と、前記洗い場の床面に殺菌水を吐水する殺菌水吐水手段と、前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段の両方を作用させる指令がされた場合には、前記浴槽洗浄吐水手段の作用を終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させることを特徴とする浴室洗浄装置が提供される。

【選択図】図1

Description

本発明は、浴室の汚れを洗浄する浴室洗浄装置及びこれを備えた浴室ユニットに関する。
浴室内の汚れには、人体の洗浄に使用された石鹸やシャンプーなどのかす、人体から発生した垢(タンパク質系、炭水化物系、油脂系、塩類等)などがあるが、このような汚れを除去するのには大変な労力がかかる。
そのため、浴室内を洗浄するための洗浄システムが提案されている(特許文献1を参照)。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、浴室内を洗浄することができても殺菌まではすることができず、ヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れを抑制することができないおそれがあった。
一方、浴室の洗い場に殺菌機能水を散布する技術が提案されている(特許文献2を参照)。しかしながら、特許文献2に開示されている技術では、洗い場に残留する垢や石鹸カス等の有機物と殺菌機能水とが化学的に結合して、殺菌機能水の効力を低下させるおそれがあった。また、排水口に設けられている排水トラップ内の殺菌が考慮されておらず、殺菌の効果を長時間維持することができないおそれがあった。
特許第3339351号公報 特開平9−220273号公報
本発明は、浴室の汚れを効率よく洗浄し、かつ、排水トラップ内に流入した殺菌水が、浴槽排水によって希釈・排水されないようにすることで、排水トラップ内に殺菌水を長時間滞留させることが可能となり、ヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れの抑制効果を長時間維持することのできる浴室洗浄装置及び浴室ユニットを提供する。
本発明の一態様によれば、浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室を洗浄する浴室洗浄装置であって、前記浴槽内を洗浄する浴槽洗浄吐水手段と、前記洗い場の床面に殺菌水を吐水する殺菌水吐水手段と、前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段とを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段の両方を作用させる指令がされた場合には、前記浴槽洗浄吐水手段の作用を終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させることを特徴とする浴室洗浄装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、上記の浴室洗浄装置と、前記浴槽と、前記洗い場と、前記排水トラップと、を備えたことを特徴とする浴室ユニットが提供される。
本発明は、浴室の汚れを効率よく洗浄し、かつ、排水トラップ内に流入した殺菌水が、浴槽排水によって希釈・排水されないようにすることで、排水トラップ内に殺菌水を長時間滞留させることが可能となり、ヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れの抑制効果を長時間維持することのできる浴室洗浄装置及び浴室ユニットを提供する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。
図1は、本発明の実施の形態に係る浴室洗浄装置を備えた浴室ユニットを説明するための模式図である。
図2は、吐水部分の配管系統図である。
図1に示すように、浴室ユニット1の浴室3には、浴槽4、洗い場5、カウンター6、洗い場洗浄・殺菌手段7、浴槽洗浄吐水手段8、制御部2、排水部60、入力手段61などが主に備えられている。また、この他にも図示しない給水栓、シャワーホース、給湯制御パネル、鏡などが適宜備えられている。
カウンター6は、洗い場床面5の直上であって、浴槽4のフランジ面よりも上方に配設される図示しないシャワーホースが接続された水栓本体よりは下方に配置される。尚、一般的に、浴槽4のフランジ面よりも上方には、シャンプーなどの小物を載置するための小物置き台があるが、本明細書におけるカウンター6はこれとは異なる。また、図1に示すように、カウンター6は小物置台よりも大きく、シャンプーなどの小物のみならず、洗面器やその他の人体洗浄に必要なものをおける程度のスペースを有する。
洗い場洗浄・殺菌手段7の吐水部9は、カウンター6の下方に設けられ、浴槽洗浄吐水手段8の吐水口10は浴槽4の側壁に開口するようにして設けられている。図2に示すように、吐水部9には殺菌水生成手段12が、吐水口10には洗浄水生成手段13がそれぞれ接続されている。また、殺菌水生成手段12には開閉弁8が、洗浄水生成手段13には開閉弁16がそれぞれ接続されており、開閉弁8と開閉弁16とは、逆止弁17に接続されている。そして、逆止弁17は開閉弁11を介して水道管39と接続されている。
ここで、洗い場洗浄・殺菌手段7は、洗い場に水道水を吐水して洗浄を行う洗い場洗浄吐水手段としての機能と、洗い場に殺菌水を吐水して殺菌を行う殺菌水吐水手段としての機能を有する。この場合、後述するように、殺菌水生成手段12を作用させれば、洗い場洗浄・殺菌手段7は殺菌水吐水手段となり、殺菌水生成手段12の作用を停止させれば、洗い場洗浄・殺菌手段7は洗い場洗浄吐水手段となる。
浴槽洗浄吐水手段8は、浴槽4を洗浄(浴槽洗浄)する役割を有する。洗い場洗浄・殺菌手段7は、洗い場5を洗浄(洗い場洗浄)する役割を有する。そして、本実施形態においては、浴槽洗浄吐水手段8により浴槽洗浄を実行した場合も、洗い場洗浄・殺菌手段7により洗い場洗浄を実行した場合も、またはこれら浴槽洗浄と洗い場洗浄とを組み合わせて実行させた場合も、その洗浄を実行した後に、殺菌水生成手段により生成した殺菌水を洗い場5に吐水(殺菌水吐水)させる。こうすることにより、配水部60に設けられる排水トラップの封水の少なくとも一部を殺菌水に置換し、排水トラップにおけるヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れの抑制効果を長時間維持することができる。
以下、図1及び図2を参照しつつ、浴室ユニットの構成についてさらに具体的に説明する。
カウンター6の下方とは、カウンター6の裏面から洗い場5の上面までの間で、かつ、カウンター6の突出端(前面端)からカウンター6の支持端(浴室壁面)までの間に形成される空間領域をいう。
洗い場5側の浴槽4の側壁はエプロン4aにより覆われ、エプロン4aと浴槽4の側壁との間には空間が設けられている。そして、この空間であって、浴槽4の隅部近傍には殺菌水生成手段12と洗浄水生成手段13とが備えられている。
殺菌水生成手段12、開閉弁8、開閉弁11、洗浄水生成手段13、開閉弁16は、浴室3外に設けられた制御部2と電気的に接続され、制御部2からの信号で後述する各吐水の制御、殺菌水の生成、洗浄水の生成、水道水供給の遮断などができるようになっている。
また、逆止弁17は、水道管39から水が殺菌水生成手段12や洗浄水生成手段13へは流入できるが、生成された殺菌水や洗浄水が水道管39側へ混入するのを防止できるような向きに接続されている。
尚、逆止弁17が図示しない給湯手段と接続され、温水が吐水できるようにしてもよい。そのようにすれば、汚れと洗浄液との結合などが促進されるので、洗浄効果をより高めることができる。尚、本願明細書において「水」という時には、冷水のみならず温水をも含むものとする。
洗浄水生成手段13は、水に洗浄成分を添加して洗浄水を生成する。洗浄水生成手段13で生成される洗浄水としては、例えば、洗剤を含んだ水、オゾンガスを水に溶解させたオゾン水、水の電気分解により得られる酸性水やアルカリ性水などを例示することができる。
洗剤は、例えば、合成洗剤とすることができる。合成洗剤は入手、取扱が簡単であり、各種の洗剤を適宜用いることができる。洗剤を含んだ水の生成と投入は、例えば、ポンプなどで洗剤タンク内の洗剤を、洗剤と水とを混合させる部分へ圧送して洗剤を含んだ水(洗浄水)を生成し、これを吐水に投入するようなものとすることができる。
ここで、環境負荷を考慮すれば、洗剤を含んだ水よりは、オゾン水、酸性水、アルカリ性水などを用いることが好ましい。また、オゾン水は、浴室内に付着した垢などの有機物を効率よく分解除去するのみならず、殺菌をすることにも効果がある。
図3は、洗浄水生成手段13として用いることができるオゾン水生成手段31を例示するための模式断面図である。
オゾン水生成手段31に備えられている気体混入混合室32には、気泡分散機構33が設けられており、液体管路34から供給される水に対して、気泡分散機構33により気体の混入、微細化、分散、混合が同時に行われる。気泡分散機構33には気体室35が設けられており、気体室35には気体導入管路36からオゾンが供給される。液体管路34の上流端は、開閉弁16、逆止弁17、開閉弁11を介して水道管39と接続されている。液体管路34の下流端は、吐水口10と接続されている。また、気体導入管路36には図示しないオゾン供給手段が接続されている。尚、本実施の形態においては、制御部2により図示しない開閉弁などを制御して、オゾン水生成手段31へのオゾンの供給が制御されることになる。
尚、後述するように、吐水口10から吐水されたオゾン水(洗浄水)は、排水トラップ内に一時的に滞留した後、殺菌水により置換される。この場合、殺菌水もオゾン水とすれば、洗浄水の成分が殺菌水の成分に与える影響を無くすことができる。例えば、洗浄水の一部のみを置換する場合など、洗浄水の成分が残留することが考えられる場合でも、洗浄水の成分が殺菌水の成分に与える影響を無くすことができる。
また、酸性水は、浴室内に付着した石鹸カスなどを効率よく剥ぎ落とすのに効果があり、アルカリ性水は、洗い場などに付着した皮脂汚れなどを効率よく剥ぎ落とすのに効果がある。
図4は、洗浄水生成手段13として用いることができる創水手段41を例示するための模式断面図である。
創水手段41は、水を電気分解することにより、酸性水とアルカリ性水とを生成する。創水手段41から導出したアルカリ性水導出管42と酸性水導出管43は、三方切換弁44に接続されており、この三方切換弁44の他の一端が、吐水口10と接続されている。すなわち、三方切換弁44を切り替えることにより酸性水またはアルカリ性水のいずれかを吐水口10から吐出可能としている。
創水手段41に備えられているケーシング45は、その内部を隔膜46によりアルカリ性水生成室47と酸性水生成室48とに区画されており、各生成室47、48 には、それぞれステンレス鋼やカーボン等からなる電極(陰極)49と、ステンレス,白金,酸化チタンなどからなる電極(陽極)51とが配設されている。また、酸性水生成室48には酸性水導出管43が連通するように接続されており、アルカリ性水生成室47にはアルカリ性水導出管42が連通するように接続されている。導入管55は、開閉弁16、逆止弁17、開閉弁11を介して水道管39と接続されている。
電極49、51 から導出した電線52、53の導出端は、電源54と接続されており、電源54から電極49、51 間に電圧が印加できるようになっている。
そして、この電圧印加により、水が電気分解され、アルカリ性水生成室47のPH値が高くなり、アルカリ性水が生成される。一方、酸性水生成室48内のPH値は低くなり、酸性水が生成されることになる。
尚、これらの方法による洗浄水の生成に限定されるわけではなく、例えば、洗浄水の濃縮液などを予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようなものであってもよい。
本実施の形態においては、制御部2により、三方切換弁44の切替、電源54のON/OFFや出力調整などの制御が行われる。また、予め生成された洗浄水の濃縮液などを投入する場合においては、制御部2によりポンプなどの投入手段の制御が行われる。
尚、洗浄水生成手段13を作用させず、水のみを吐水させるようにすることもできる。
殺菌水生成手段12で生成される殺菌水としては、殺菌性物質又はイオンを含有する水を例示することができる。具体的には、遊離塩素、抗菌性金属(例えば、銀、銅、亜鉛等)又はそのイオン、オゾン、オゾン含有水、結合塩素、有機塩素系消毒液、有機リン酸系消毒液、ベルオクソ炭酸イオン又はその塩、アルコール系消毒液などを挙げることができる。
このような、殺菌水は、例えば、電気分解法を用いて生成することができる。
図5は、電気分解法によるものの例示としての銀イオン水生成手段19を説明するための模式図である。
銀イオン水生成手段19においては、水路を挟んで銀を含有した銀電極19a、19bが平行に配置され、この銀電極19a、19bに電流を流すことで、水と電極との間で電気分解反応が起きる。銀イオンは微量でも殺菌力を持つため、数mA程度の電流を流せば足り、電解電力を非常に低くできる利点がある。
尚、銀イオンは、10ppb以上、200ppb以下であることが好ましい。10ppb未満とすれば、殺菌効果が弱くなりすぎるおそれがあり、また、200ppbを超えるものとすれば、黒ずみが発生し美観が損なわれるおそれがあるからである。
また、遊離塩素含有水は、塩素イオンを含む水(例えば、水道水)を塩素発生用電極を用いて電気分解することにより生成することができる。尚、電気分解法による殺菌水の生成に限定されるわけではなく、例えば、殺菌水の濃縮液や薬剤などを予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようなものであってもよい。
電気分解法を用いる場合においては、制御部2により、電源のON/OFFや出力調整などの制御が行われ、予め生成された殺菌水の濃縮液や薬剤などを投入する場合においては、ポンプなどの投入手段の制御が行われる。
尚、殺菌水生成手段12を作用させず、水のみを吐水させるようにすることもできる。
また、殺菌水の吐水は、殺菌水が洗い場5の床面上に滞留しやすいようにミスト状に吐水させることが好ましい。
また、電気分解法を用いる場合には、殺菌水生成手段12の動作終了後に水抜きをすることが好ましい。
管路径が小さい場合、殺菌水の吐水を実行した後には殺菌水生成手段12の電解槽内に水が溜まった状態になる。これは、開閉弁8が閉ざされた状態では、殺菌水生成手段12やその配管の中に空気が入らないので、吐水部9から水が排出されないためである。電解槽内に水が溜まっていると電解が可能な状態となっているため、誤作動により電解槽に電圧がかかり続けていた場合などに、濃縮された高濃度の殺菌水が生成されることになる。例えば、銀イオンの場合は、濃度が高いと黒ずみの原因にもなるため電解槽内の水抜きは行うことが好ましい。
このような水抜きを行うためには、殺菌水の吐水後に上流側の開閉弁11を閉じた状態で、開閉弁8,16を全て開いた状態にすればよい。そのようにすると、吐水口10から空気の流入が可能となるため、殺菌水は電解槽内から吐水部9を介して外部に排出されることになる。
また、洗い場5の洗浄においては、殺菌水生成手段12を作用させず、水のみを吐水させるようにする。この場合、後述するように、ノズル孔からの水滴を直接、被洗浄面全体に当てるようにし、水勢を最大限に大きくすれば、水のみを吐水させても汚れを落とすことができる。また、水のみの洗浄とすれば、例えば、洗浄に用いる合成洗剤が残留することもないので、殺菌水の殺菌効果を最大限に発揮させることができる。
ここで、特許文献2に開示されているような浴室洗浄装置は、単に洗い場などに向けて殺菌水を吐水するだけのものであった。しかし、洗い場などには石鹸かすや皮脂、垢などの有機物汚れが残っており、その状態で殺菌水を吐水しても、有機物と殺菌水の殺菌成分とが化学的結合をおこし、その効力が減ぜられるおそれがあった。
本発明者は検討の結果、有機物汚れを効果的に除去できれば、その後吐水する殺菌水の効果をも充分に発揮させることができ、ヌメリやピンク汚れなどの微生物汚れを効果的に抑制することができるとの知見を得た。
本発明者の得た知見によれば、洗い場のようなフラットな面上に付着した有機物汚れを、水のみの吐水で除去するためには、ノズル孔からの水滴を直接、被洗浄面全体に当てるようにすることと、水勢を最大限に大きくすることの2点を満足することが重要である。これは、付着した有機物汚れは、単に水が触れれば除去できるものではなく、除去のためには水が有機物汚れにぶつかる際の打力が重要となるからである。
ここで、特許文献1に開示されている技術では、吐水部が浴室の高所に取り付けられている。そのため、浴室の下方に位置し、汚れの発生も多い洗い場近傍では、洗浄水の水勢が弱まり洗浄が不十分となるおそれがある。しかし、本実施の形態のように、洗い場近傍(図1に示すものではカウンター6の下方)に吐水部9を設けるものとすれば、天井に比べて床面までの着水距離が短いので、水勢を保ったまま、直接水滴をカウンター6の裏面よりも下方に位置する浴室3内の部分にある有機汚れにあてることができる。その結果、水をあてることにより汚れを剥がれ落とすという物理的作用を充分に享受することが可能となり、水のみの吐水であっても汚れを除去することが可能となる。
また、天井からの吐水では、カウンター6の下方は死角となり、洗浄水や殺菌水を吐水させることができなかったが、洗い場近傍(図1に示すものではカウンター6の下方)に吐水部9を設けるものとすれば、カウンター6の下方への吐水も可能となる。
ここで、洗い場近傍においての床面までの着水距離を考慮すれば、カウンター6の裏面より下側の浴室3の空間に吐水部9を設けるようにすればよい。例えば、吐水部9を浴槽4のエプロン部4aに設けるようにすることもできる。ただし、洗い場5における入浴時の人体洗浄を考慮すれば、邪魔にならないカウンター6の下方に吐水部9を設けるようにすることが好ましい。
カウンター6の下方における吐水部9の取り付け高さは、適宜選択することができる。ここで、吐水部9からの吐水距離が短くてもよければ(浴室が狭ければ)、吐水部9の取り付け高さをある程度低くすることができる。しかし、その距離が長い場合(浴室が広い場合)は吐水部9の取り付け高さを高くした方が、吐水の確実な到達という観点からは好ましい。この場合、カウンター6の裏面に吐水部9を当接するようにして取り付けることもできる。その際、カウンター6の下方の空間を、例えば、入浴時の人体洗浄の際に足を入れるスペース、シャンプー・洗面器などを置いておくスペースなどに使用することもできる。尚、吐水部9の取り付け高さを調整できるようにしておき、設置される浴室に合わせた設定をすることもできる。
カウンター6の下方における吐水部9の奥行き寸法方向の取り付け位置も適宜選択することができる。ここで、カウンター6の突出端(前面端)から後退した位置に吐水部9を設け、突出端から出っ張らないようにすることが好ましい。そのようにすれば、入浴時の人体洗浄の際に人体と干渉することを抑制することができ、また、煩雑感がなくなるため見た目にも優れているからである。尚、吐水部9の取り付け位置を調整できるようにしておき、設置される浴室のカウンター6に合わせた設定をすることもできる。
また、カウンター6の上方には、通常、図示しない鏡・シャワー・給水栓などが備えられている。このようなものに、水道水や温水が飛散しこれが乾くと白色の点状に水垢が残る。特に、光沢のある鏡・シャワー・給水栓などに水垢がつくと目障りとなる。また、洗浄水や殺菌水が鏡や金属製のシャワー・給水栓などに付着すると、例えば、銀を含む殺菌水では黒ずみが起こり、オゾンを含むものなどでは腐食が起こるおそれがある。本実施の形態に係る吐水部9は、カウンター6の下方に設けられているので、カウンター6により余計な水道水、温水、洗浄水、殺菌水の飛散が抑制され、水垢、黒ずみ、腐食の発生を抑制することができる。
吐水部9にはノズル孔1aが設けられている。ここで、洗い場全体に向けて吐水可能なノズル孔1aを1個だけ設けるようにすることもできるが、複数のノズル孔1aを設けて、それぞれのノズル孔1a毎に適切な吐水をさせるようにすることもできる。
また、吐水部を回転、揺動させるようにすることもできる。広い面積に吐水を行う場合、ノズル孔の数を多くすると水勢が弱まるおそれがある。吐水部を回転、揺動などさせれば、水勢を確保するためにノズル孔の数を少なくしても洗い場5の略全域に水滴を当てるようにすることができるようになる。
図6、図7は、回転可能な吐水部を説明するための模式図であり、図8は、揺動可能な吐水部を説明するための模式図である。
図6に示すように、吐水部20は回転可能となっており、また、吐水部20には洗い場5を洗浄、殺菌するためのノズル孔20aが設けられている。そして、回転軸に対して対象に設けられた2本のアーム部20bから吐水される洗浄水、殺菌水などの向きが逆のため、吐水の反力により回転力が発生し、中心軸を中心として回転するようになっている。
この吐水部20の回転に伴い、吐水方向が変更されるので、洗浄・殺菌範囲が移動して洗い場5の略全域が洗浄、殺菌できるようになっている。このようなものとしては、例えば、実開平3−89847号公報に開示されているような技術を例示することができる。
図7に示すように、吐水部30は、図6に例示をした吐水部20と同様に回転可能となっており、洗い場5を洗浄、殺菌するためのノズル孔30aに加えて、カウンター6の裏面を洗浄、殺菌するためのノズル孔30bが設けられている。そのため、洗い場5を洗浄、殺菌するとともに、特許文献1に開示されているような技術では死角となり洗浄、殺菌ができなかった、カウンター6の裏面をも洗浄、殺菌することができる。
図8に示すように、吐水部40は図中矢印に示した方向に揺動可能となっており、また、アーム部40bには洗い場5を洗浄、殺菌するためのノズル孔40aが設けられている。また、吐水部40には、揺動端において水圧による水路の機械的な切替を行う装置が内蔵されている。そして、アーム部40bの揺動に伴い、吐水方向が変更されるので、洗浄・殺菌範囲が移動して洗い場5の略全域が洗浄、殺菌できるようになっている。このようなものとしては、例えば、特開2006−75678号公報に開示されているような技術を例示することができる。
ただし、本発明の回転源、揺動源は水圧によるものに限定されるわけではなく、例えば、電気モータやソレノイドなどにより回転、揺動をさせるようにすることもできる。その場合は、回転方向、揺動方向を適宜選択できるのみならず、水圧変動に影響されない安定した回転動作、揺動動作をさせることができる。
また、吐水部20、30の回転数は、1分間に50回転以下とすることが好ましい。回転が速すぎると、洗浄水が汚れになじむ時間が不十分となり、洗浄力(剥ぎ落とし)が減殺されるおそれがあるからである。すなわち、吐水部20、30の回転速度はある程度遅い方が好ましい。ここで、水勢を保持するために流量を確保し、そのまま回転速度を遅くするためには、回転部分の摩擦力を大きくする方法、ノズル孔20a、30aからの吐水角度を調整する方法(回転の接線方向に吐水をすると回転速度は速くなり、垂線方向に近づくほど回転速度は遅くなる)などがある。
開閉弁8、16としては、例えば、電磁弁を例示することができる。ただし、これに限定されるわけではなく、流量制御をするための絞り手段や圧力制御をするための圧力制御手段を併せ持つようなものであってもよい。また、電磁弁の開閉により吐水を断続的にしたり、吐水時間を変えたり、吐水圧の高低を切り替えて吐水圧を断続的にすることにより、洗浄効果を高めることもできる。開閉弁11も、例えば、電磁弁とすることができる。開閉弁11は、水道水の供給を遮断するいわゆる元栓としての役割をはたす。
尚、洗浄時に断続的な吐水をすることで、有機汚れに衝撃を加え、洗浄効果を高めることもできる。その場合、断続回数は汚れ状態や洗浄の頻度などに合わせて適宜変更することができる。また、吐水圧力を断続的に変化させながら洗浄を行うようにすることもできる。
また、洗浄効果、殺菌効果を高めるために、殺菌水より洗浄水を多量に吐水させたり、殺菌水より洗浄水を長時間吐水させたり、殺菌水より洗浄水の流量を多くさせたりすることができるように開閉弁8、16の制御をすることが好ましい。
また、洗浄水の吐水を所定の時間間隔をあけて、複数回行う(吐水と止水を繰り返し行う)ようにすることが好ましい。時間間隔をあけるようにすれば、止水している間に除去された汚れが排水部60に導かれるからである。すなわち、常に吐水しつづけていると洗い場5からの排水が滞り水が溜まってしまい、除去した汚れが排出されないおそれがある。そのため、適度に止水して、除去した汚れが含まれた水を排水部60から排水させる方が好ましいからである。
制御部2は、浴室外の例えば脱衣場に設けられた入力手段61と電気的に接続されている。この入力手段に操作者が、洗浄の開始/終了、各吐水時間、吐水の断続回数、水・温水・洗浄水・殺菌水の切替、洗浄モードの切替などを入力することにより、制御部2による吐水の制御が行われる。ここで、洗浄モードには、予め定められた洗浄工程から最適なものを選択するようなものを例示することができる。予め定められた洗浄工程としては、例えば、浴室洗浄の開始/終了、浴槽水の排水、浴槽4の洗浄、洗い場の洗浄、殺菌水の生成と吐水、各吐水時間、吐水の断続回数、水・温水・洗浄水・殺菌水の切替などを適宜組み合わせた洗浄工程を例示することができる。そして、これらを予めプログラムして、洗浄モードとして制御部2の記憶手段に格納させておくようにすることができる。尚、入力手段はこれら全てを入力できるものである必要はなく、例えば、浴室洗浄の開始/終了、各吐水の開始/終了の設定ができる程度のものであってもよい。
次に、排水トラップ62内の殺菌について説明をする。
図9は、排水部60を説明するための模式図である。また、図10は、排水部60の排水トラップ62を説明するための模式断面図である。
排水部60の排水口63の下には排水トラップ62が設けられている。排水トラップ62と、洗い場5の排水溝に設けられた排水口65とは、略水平な排水管67で接続されている。浴槽4に設けられた排水口64には、排水管68が接続されている。排水管68は、接続部69を介して排水管66と接続されており、排水管66の他端は排水トラップ62に接続されている。そして排水トラップ62には、封水71が形成されており、この封水71の上面近傍には排水管70が接続されている。そのため、洗い場5及び浴槽4からの排水が封水71を形成しつつ外部に排水可能となっている。尚、排水口64は、制御部2からの信号で自動排水栓72(図1を参照)により開閉可能となっている。
ここで、特許文献1、2に開示されている技術においては、排水トラップ62の殺菌についての考慮がされていなかった。そのため、排水トラップ62を含めた排水部60で、雑菌が繁殖して、殺菌水を洗い場5に吐水したとしても、洗い場5での殺菌効果を長時間維持することができないおそれがあった。
本発明者は検討の結果、洗い場5の殺菌をするとともに、このとき使用された殺菌水で排水トラップ62の内部を殺菌しつつ、封水71を殺菌水で置換することができれば、洗い場5での殺菌効果を長時間維持することができるとの知見を得た。
本発明者の得た知見によれば、封水71を殺菌水で置換するためには、まず、浴槽4の洗浄と洗い場5の殺菌の手順が重要となる。浴槽4の洗浄が洗い場5の殺菌の後に行われれば、封水71が浴槽4の洗浄水で置換されてしまい雑菌の繁殖を抑えられなくなるからである。
この場合、排水トラップ62内の封水71の少なくとも一部が殺菌水で置換されれば、雑菌の繁殖を抑制することができる。ただし、封水71の全てを殺菌水で置換することができれば雑菌の繁殖を大幅に抑制することが可能となる。
ここで、封水71の全てを殺菌水で置換するためには、殺菌水の量が封水71の量より多いことと、ある程度の流入流速も必要となる。余り遅い流速で封水71に殺菌水を流入させても、殺菌水と汚水とが混合してしまい、完全な置換をすることが困難となるからである。
この場合の具体例を例示するものとすれば、1.5リットル程度の封水71の場合において、殺菌水の量を2リットル程度、流速を毎分10リットル程度とすることができる。ただし、これに限定されるわけではなく、封水71の大きさや形状、排水抵抗などに応じて適宜変更することができる。
また、本実施の形態においては、洗い場5の洗浄が水のみであるため、浴槽4の洗浄後、洗い場5を水で洗浄して封水71を水道水で一度置換することができる。そのため、その後に行われる殺菌水による置換において、殺菌水の効力が減じられることがないので、殺菌効果の観点からはより好適である。
図11は、洗浄と殺菌の手順を説明するためのタイムチャートである。
また、図12は、洗浄と殺菌の手順を説明するためのフローチャートである。
これらは、予め定められた所定の洗浄工程を自動的に行う場合を例示するものである。
また、これらは、浴槽4の洗浄および洗い場5の洗浄・殺菌を連動して行う場合(浴室全自動洗浄モード)である。尚、前述の浴室全自動洗浄モードの他にも、浴槽4のみの洗浄を行う浴槽洗浄モード、洗い場5のみの洗浄・殺菌を行う洗い場洗浄・殺菌モードを備えるようにしてもよい。
図11、図12に示すように、まず、自動排水弁72が開かれ浴槽4内の水(残り湯)が排水される。これと同時に、開閉弁8が開かれて吐水部9から水が洗い場5に吐水され、洗い場5の洗浄(洗い場洗浄)が行われる。このとき、殺菌水生成手段12の作用を止めているので、吐水部9からは水のみが吐水される。時間T経過後、開閉弁8が閉じられて洗い場5の洗浄が完了する。一方、時間T+時間T経過後、浴槽4からの排水が完了する。そして、時間T+時間T経過後、自動排水弁72が閉じられる。
次に、浴槽4からの排水が排水部60を流れきる時間Tの経過後に、開閉弁16を開けて水や洗浄水を吐水口10から浴槽4内に吐水させて浴槽4内の洗浄(浴槽洗浄)を行う。このとき、洗浄水生成手段13を作用させれば、合成洗剤などが含まれた水(洗浄水)を吐水口10から浴槽4内に吐水させることができる。浴槽4の洗浄作業の内訳は、例えば、まず、水のみを吐水させて予洗浄を始めに行い、その後、洗浄水吐水(散布)、待機、すすぎ(水のみの吐水)、の工程を複数回繰り返すものなどを例示することができる。尚、「すすぎ」の際には、洗浄水生成手段13を作用させずに水のみを吐水させるようにする。時間T経過後、開閉弁16が閉じられ、洗浄水生成手段13の作用が止められて、浴槽4の洗浄が完了する。
次に、浴槽4からの洗浄水が排水部60を流れきる時間Tの経過後に、開閉弁8を開けて殺菌水を吐水部9から洗い場5に吐水して殺菌(殺菌水吐水)を行う。例えば、銀イオン水生成手段19(殺菌水生成手段12)を作用させて、銀イオン水を洗い場5に吐水させる。
そして、時間Tの経過後、開閉弁8を閉じ、殺菌水生成手段12の作用を止めて、浴室の洗浄と殺菌が終了する。尚、殺菌水生成手段12の作用を止める(例えば、銀イオン水生成手段19への通電を止める)と伴に、開閉弁8を閉じて殺菌水生成手段12への水の供給を止めるようにしてもよい。
このようにすれば、浴槽4からの排水中に洗い場5の洗浄が完了できるので、作業時間が短縮できるという利点がある。また、洗い場5の洗浄後、殺菌水を吐水するまでの時間を十分確保することができるので、洗い場5の洗浄により剥ぎ落とされた汚れが排出されるのに必要な時間に余裕を持つことができる。また、洗い場5の床面における残水が少なくなるため、洗い場5の床面上で殺菌水が希釈されにくくなり、床面上におけるカビ等の菌の繁殖を抑制することが可能となる。このように洗い場への洗浄水吐水と殺菌水吐水との間には時間間隔をあけるようにすることが好ましく、本実施例では浴槽残り湯の排水中に洗い場の洗浄水吐水を同時に行い、その後、浴槽の洗浄を行うことで必然的に時間間隔が設けられる。そのため、殺菌水を洗い場5の床面上で効果的に作用させることが可能となるとともに、更にトータルの運転時間をも短縮することができる。
ここで、主要な作業の時間を例示するものとすれば、例えば、時間Tを2分程度、時間Tを7分〜10分程度、時間Tを1分程度とすることができる。殺菌水(例えば、銀イオン水)の吐出時間(時間T)は、洗浄後の殺菌効果(抗菌力)の維持を目的とするため、洗浄時間(時間T)よりは短くすることができる。尚、その場合でも、前述したように封水71を置換するための量、流速は必要である。この場合、吐水を毎分10リットル程度とすれば、時間Tが1分のとき殺菌水の量は10リットルとなり、排水トラップ62の内部を殺菌しつつ、封水71を殺菌水で置換するのに充分であることが分かる。また、浴槽洗浄の時間Tは、洗浄水吐水(散布)、待機、すすぎ(水のみの吐水)の工程を複数回繰り返す場合である。尚、本発明はこれらに限定されるわけではなく、洗浄の頻度、汚れの程度などに応じて各時間設定を適宜変更することができる。
図13は、他の具体例に係る洗浄と殺菌の手順を説明するためのタイムチャートである。 また、図14は、他の具体例に係る洗浄と殺菌の手順を説明するためのフローチャートである。
尚、図11、図12で説明をしたものと同様のものには同じ符号を付し説明は省略する。
図13、図14に示すように、本実施の形態においては、浴槽4内の水(残り湯)の排水と浴槽4の洗浄(浴槽洗浄)後、洗い場5の洗浄(洗い場洗浄)と殺菌(殺菌水吐水)とが行われる。時間T15、T25は、洗浄水が排水部60を流れきるのに必要な時間であり、排水量や流水抵抗などを考慮の上、適宜選択することができる。
本実施の形態では、浴槽4側の洗浄作業の終了を待ってから、洗い場5側の洗浄と殺菌を行うことにしている。そのため作業時間は長くなるが、前述したように、洗い場5を水で洗浄して封水71を水道水で一度置換した後に、殺菌水による封水71の置換を行うことができる。そのため、殺菌水の効果が減じられることがなく、殺菌効果の観点からはより好適である。
図15は、洗い場5の洗浄中に浴槽4の洗浄を指令する信号が制御部2に入力された場合の作業手順を説明するためのタイムチャートである。
図15に示すように、洗い場5の洗浄中に、作業者が入力手段61の図示しない浴槽洗浄スイッチを押したような場合には、洗い場5の洗浄を中止または、殺菌水吐水を行う前に、浴槽4の洗浄を先に行い、その後、洗い場5の洗浄と殺菌または殺菌水吐水を行うようにする。洗い場5の洗浄、殺菌を続行した後、浴槽4の洗浄を行えば、封水71が浴槽4からの排水で置換されてしまい殺菌効果が得られなくなるからである。
図16は、浴槽4の洗浄中に洗い場5の洗浄を指令する信号が制御部2に入力された場合の作業手順を説明するためのタイムチャートである。
図16に示すように、浴槽4の洗浄中に、作業者が入力手段61の図示しない洗い場洗浄スイッチを押したような場合には、浴槽4の洗浄を続行した後、所定の時間T経過後に、洗い場5の洗浄と殺菌を行うようにする。この場合は、浴槽4の洗浄を続行しても、その後に洗い場5の洗浄と殺菌が行われるため、封水71を殺菌水で置換することができ、殺菌効果を得ることができるからである。
以上、例示したように、浴室内の雑菌の繁殖を抑え、殺菌効果を維持させるためには、一連の作業の最後に必ず洗い場5の殺菌作業を行い、排水トラップ62の殺菌と封水71の殺菌水への置換を行うようにすればよい。
図17は、他の実施の形態に係る吐水部分の配管系統図である。
尚、図2で説明をしたものとは、洗浄水生成手段13の配置が異なるだけのため、構成、作用に関する説明は省略する。
このような配管構成とすれば、洗浄水生成手段13からの洗浄水を洗い場5(吐水部9)へも吐水することができるようになる。ただし、この場合においては、殺菌水の効力が減殺されないような洗浄水であることが必要となる。また、殺菌水生成手段12の機能に悪影響を及ぼさないものであることも必要となる。
尚、洗い場5(吐水部9)へ洗浄水を吐水させない場合においても、洗浄水生成手段13により生成される洗浄水が、殺菌水生成手段12により生成される殺菌水に混じらないようにする手段を洗浄水生成手段13に設けることが好ましい。例えば、洗浄水生成手段13が、洗剤などを投入するようなものである場合においては、必要量のみをポンプなどで投入するようにすることが好ましい。
また、前述した排水トラップ62は、浴槽4側と洗い場5側との排水が合流する、いわゆるワントラップ構造の排水トラップである。このようなワントラップ構造の排水トラップは、浴室内に1つの排水トラップのみが設置されるため、本発明により確実な殺菌を行うことができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、洗い場洗浄と浴槽洗浄との組み合わせには、各種のものがあり、洗い場洗浄→浴槽洗浄→洗い場洗浄のように組み合わせてもよく、これも本願明細書においては、「前記洗い場洗浄と前記浴槽洗浄の両方を実行する指令がされた場合」に含まれる。同様に、浴槽洗浄→洗い場洗浄→浴槽洗浄のような組み合わせも本願明細書においては、「前記洗い場洗浄と前記浴槽洗浄の両方を実行する指令がされた場合」に含まれる。その他、一回または複数回の洗い場洗浄と、一回または複数回の浴槽洗浄と、をどのように組み合わせたものも、本願明細書においては、「前記洗い場洗浄と前記浴槽洗浄の両方を実行する指令がされた場合」に含まれる。
また、前述の具体例を構成する各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、開閉弁8と開閉弁16の代わりに、1つの三方弁を設けるようにすることもできる。
また、前述した各具体例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施の形態に係る浴室洗浄装置を備えた浴室ユニットを説明するための模式図である。 吐水部分の配管系統図である。 洗浄水生成手段として用いることができるオゾン水生成手段を例示するための模式断面図である。 洗浄水生成手段として用いることができる創水手段を例示するための模式断面図である。 電気分解法によるものの例示としての銀イオン水生成手段を説明するための模式図である。 回転可能な吐水部を説明するための模式図である。 回転可能な吐水部を説明するための模式図である。 揺動可能な吐水部を説明するための模式図である。 排水部を説明するための模式図である。 排水部の排水トラップを説明するための模式断面図である。 洗浄と殺菌の手順を説明するためのタイムチャートである。 洗浄と殺菌の手順を説明するためのフローチャートである。 他の具体例に係る洗浄と殺菌の手順を説明するためのタイムチャートである。 他の具体例に係る洗浄と殺菌の手順を説明するためのフローチャートである。 洗い場の洗浄中に浴槽の洗浄を指令する信号が制御部に入力された場合の作業手順を説明するためのタイムチャートである。 浴槽の洗浄中に洗い場の洗浄を指令する信号が制御部に入力された場合の作業手順を説明するためのタイムチャートである。 他の実施の形態に係る吐水部分の配管系統図である。
符号の説明
1 浴室ユニット、2 制御部、3 浴室、4 浴槽、5 洗い場、6 カウンター、7 洗い場洗浄・手段、8 浴槽洗浄吐水手段、9 吐水部、10 吐水口、12 殺菌水生成手段、13 洗浄水生成手段、20 吐水部、30 吐水部、60 排水部、61 入力手段、62 排水トラップ、71 封水

Claims (11)

  1. 浴槽側の排水と洗い場側の排水とが合流する排水トラップを有する浴室を洗浄する浴室洗浄装置であって、
    前記浴槽内を洗浄する浴槽洗浄吐水手段と、
    前記洗い場の床面に殺菌水を吐水する殺菌水吐水手段と、
    前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段とを制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽洗浄吐水手段と前記殺菌水吐水手段の両方を作用させる指令がされた場合には、前記浴槽洗浄吐水手段の作用を終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させることを特徴とする浴室洗浄装置。
  2. 更に、洗い場の床面に洗浄水を吐水する洗い場洗浄吐水手段を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽洗浄吐水手段と、前記殺菌水吐水手段と、前記洗い場洗浄吐水手段の全てを作用させる指令がされた場合には、前記浴槽洗浄吐水手段および前記洗い場洗浄吐水手段による作業を終了させた後に、前記殺菌水吐水手段を作用させること、を特徴とする請求項1記載の浴室洗浄装置。
  3. 更に、浴槽の排水口を開閉可能な排水弁を備え、
    前記制御手段は、前記浴槽洗浄吐水手段と、前記殺菌水吐水手段と、前記洗い場洗浄吐水手段の全てを作用させる指令がされた場合には、前記排水弁を開いて前記浴槽内の水を排水させている際中に前記洗い場洗浄吐水手段を作用させ、所定時間後に前記洗い場洗浄吐水手段の作用を停止させ、前記浴槽内の水の排水が終了した後に前記浴槽洗浄吐水手段を作用させ、前記浴槽洗浄吐水手段による作業が終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させること、を特徴とする請求項1または2記載の浴室洗浄装置。
  4. 前記浴槽洗浄吐水手段は、洗剤を含んだ洗浄液を吐水し、前記洗浄液の吐水が終了した後に前記洗剤をすすぐ水道水を吐水すること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の浴槽洗浄装置。
  5. 前記洗い場洗浄吐水手段は、水道水をも吐水可能とされていること、を特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置。
  6. 前記殺菌水吐水手段により吐水された殺菌水のトータルの吐水量は、前記排水トラップ内に貯水される封水量以上であること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置。
  7. 前記殺菌水は、銀イオン水であること、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置。
  8. 前記制御部は、前記殺菌水吐水手段を作用させている時に前記浴槽洗浄吐水手段を作用させる指令がされた場合には、前記殺菌水吐水手段による作業を中止して前記浴槽洗浄吐水手段を作用させ、前記浴槽洗浄吐水手段による作業が終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置。
  9. 前記制御部は、前記浴槽洗浄吐水手段を作用させている時に前記洗い場洗浄吐水手段および殺菌水吐水手段を作用させる指令がされた場合には、前記浴槽洗浄吐水手段の作用を停止して前記洗い場洗浄吐水手段を作用させ、前記洗い場洗浄吐水手段による作業が終了した後に、前記殺菌水吐水手段を作用させること、を特徴とする請求項2記載の浴室洗浄装置。
  10. 前記制御部により、前記殺菌水生成手段の作用を止めると伴に、前記殺菌水生成手段への水の供給も止めること、を特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1つに記載の浴室洗浄装置と、
    前記浴槽と、
    前記洗い場と、
    前記排水トラップと、
    を備えたことを特徴とする浴室ユニット。
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