JP2019041816A - 浴室 - Google Patents

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Kenji Noto
健治 能登
齋藤 浩之
Hiroyuki Saito
浩之 齋藤
宮崎 和由紀
Kazuyuki Miyazaki
和由紀 宮崎
杉 茂人
Shigeto Sugi
茂人 杉
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Abstract

【課題】自動洗浄装置を備える浴室において、浴室の自動洗浄に要する時間を短縮する。【解決手段】浴室は、介護施設に設置される。この浴室は、浴槽と、浴室の自動洗浄装置とを備える。自動洗浄装置は、少なくとも1つのノズルと、排水口と、制御機とを含む。ノズルは、浴槽の框上面よりも高い位置に設けられている。排水口は、浴槽の底面に設けられている。制御機は、排水口の開閉を制御するように構成されている。そして、制御機は、排水口を開放状態に制御した後に、浴槽内の湯がなくなる前に、ノズルに洗浄水の散布を開始させるように構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、浴室に関する。
特開平10−314058号公報(特許文献1)は、浴槽の自動洗浄装置が設けられた浴室を開示する。この浴室は、一般的な住宅に設置される(特許文献1参照)。
特開平10−314058号公報
上記特許文献1に開示されるような家庭用の浴室においては、たとえば、家族全員が入浴を済ませた後に浴槽の自動洗浄を行なうことが想定されており、洗浄時間の短縮が必要以上には求められていない。
一方、介護施設(たとえば、高齢者介護施設)のような様々な人々が同居する施設の一部においては、衛生面を考慮して、入浴者が変わるたびに浴室の洗浄及び湯の入れ替えが行なわれる。入浴者が変わるたびに浴室の洗浄を行う場合に、浴室の洗浄に長時間を要すると、施設における多数の要介護者の入浴が困難になる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、自動洗浄装置を備える浴室において、浴室の自動洗浄に要する時間を短縮することである。
本発明に従う浴室は、介護施設に設置される。この浴室は、浴槽と、浴室の自動洗浄装置とを備える。自動洗浄装置は、少なくとも1つのノズルと、排水口と、制御機とを含む。ノズルは、浴槽の框上面よりも高い位置に設けられている。排水口は、浴槽の底面に設けられている。制御機は、排水口の開閉を制御するように構成されている。そして、制御機は、排水口を開放状態に制御した後に、浴槽内の湯がなくなる前に、ノズルに洗浄水の散布を開始させるように構成されている。
たとえば、浴槽においては、内壁面のうち、人が入っていない状態の水位と人が入った状態の水位との間の領域が最も汚れやすい。該領域は、浴槽に貯まった湯の排水途中であっても外部に露出しているため、湯の排水途中であっても洗浄可能である。この浴室においては、浴槽に貯まった湯の排水途中に洗浄水の散布が開始される。したがって、この浴室によれば、たとえば、浴槽に貯まった湯の排水完了後に洗浄水の散布を開始する場合と比較して、浴室の自動洗浄を短時間で完了することができる。
好ましくは、上記浴室は、洗い場と、壁面とをさらに備える。洗い場は、浴槽に隣接して設けられている。壁面は、浴槽及び洗い場を囲む。少なくとも1つのノズルによる洗浄水の散布は、浴槽、洗い場及び壁面に向かって行なわれる。
この浴室においては、洗浄水が浴槽、洗い場及び壁面に向かって散布される。したがって、この浴室によれば、浴槽だけでなく、洗い場及び壁面を含む浴室全体を十分に洗浄することができる。
さらに好ましくは、上記浴室において、少なくとも1つのノズルは、浴室の天井であって、浴室の平面視において浴槽と重なる位置に設けられた第1ノズルを含んでいる。
この浴室においては、浴槽の真上に第1ノズルが設けられている。したがって、この浴室によれば、浴槽が第1ノズルの射程に十分含まれるため、浴槽を十分に洗浄することができる。
さらに好ましくは、上記浴室において、少なくとも1つのノズルは、浴室の天井であって、浴室の平面視において洗い場と重なる位置に設けられた第2ノズルを含んでいる。
この浴室においては、洗い場の真上に第2ノズルが設けられている。したがって、この浴室によれば、洗い場が第2ノズルの射程に十分含まれるため、洗い場を十分に洗浄することができる。
好ましくは、上記浴室において、洗浄水は、洗剤水及び濯ぎ水を含む。制御機は、ノズルに、濯ぎ水を洗剤水よりも広範囲に散布させるように構成されている。
この浴室においては、濯ぎ水が洗剤水よりも広範囲に散布される。したがって、この浴室によれば、濯ぎ水によって洗浄水を十分に流すことができる。
好ましくは、上記浴室において、制御機は、ノズルに、消毒薬を散布させるように構成されている。
この浴室においては、消毒薬が散布される。したがって、この浴室によれば、浴室の洗浄に加えて、浴室の消毒も行なうことができる。
好ましくは、上記浴室は、センサをさらに備える。センサは、浴室からの人の退室を検知するように構成されている。制御機は、センサによって人の退室が検知されるのに応じて、排水口を開放状態に制御するように構成されている。
この浴室においては、人の退室が検知されると、浴室の洗浄が自動的に開始される。したがって、この浴室によれば、特に作業者が浴室洗浄の指示をしなくても、自動的に浴室洗浄を開始することができる。
本発明によれば、自動洗浄装置を備える浴室において、浴室の自動洗浄に要する時間を短縮することができる。
実施の形態1に従う浴室を含む風呂システムの概略構成を示す図である。 浴室を上方から見た図である。 風呂システムにおける自動洗浄の流れを示すフローチャートである。 高齢者介護施設における介護作業者の作業及び風呂システムの動作を示すタイムチャートである。 実施の形態2に従う浴室の内部を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[1.実施の形態1]
(1−1.風呂システムの構成)
図1は、本実施の形態1に従う浴室を含む風呂システムの概略構成を示す図である。この風呂システムは、主に高齢者介護施設のような様々な人々が同居する施設の内部に設置され、共用される。なお、図1においては、配管の一部が省略されている。
図1に示されるように、風呂システム1は、浴槽100、ノズル140及び制御機200等を含む浴室10と、リモコン400とを備えている。詳細については後述するが、風呂システム1においては、制御機200に含まれるポンプによって洗浄水がノズル140に供給される。風呂システム1においては、制御機200がリモコン400から制御信号を受信して各種制御を実行することによって、浴室10の洗浄が自動的に行なわれる。
浴室10は、浴槽100と、洗い場150と、壁面160と、照明165と、手摺り166と、ノズル140と、制御機200とを含んでいる。浴室10は、壁パネル、天井パネル及び防水パン等から構成されるユニット室である。浴槽100には、蛇口110と、洗剤タンク120と、排水口130とが設けられている。
蛇口110は、制御機200から湯の供給を受けて、浴槽100に湯をはるように構成されている。蛇口110は、浴槽100の框上面に設けられている。そして、蛇口110の吐水口は、浴槽100のあふれ面よりも上方に設けられている。したがって、風呂システム1においては、蛇口110から湯が制御機200側に逆流することがないため、蛇口110からの湯の逆流を防止するための逆流防止タンクを設ける必要がない。
洗剤タンク120は、浴室10の洗浄時に使用される液状の洗剤を貯えるように構成されている。詳細については後述するが、洗剤タンク120に貯えられた洗剤は、制御機200を経由してノズル140に供給される。洗剤タンク120の本体は、浴槽100の框の下方に取り付けられ、浴槽本体とエプロン125、浴室壁との間に収められている。洗剤タンク120の蓋122は、浴槽100の框の上方に突出している。たとえば、介護作業者は、蓋122を開けることによって、洗剤タンク120内に洗剤を注入することができる。
排水口130は、大口径であって下方開放された浴槽排水口である。排水口130は、制御機200からの制御信号S1に従って自動的に開閉するように構成されている。自動開閉のための機構は、通水面積の減少を抑制するために、コンパクトに形成されている。排水口130が閉鎖された状態で、蛇口110から湯が供給されると浴槽100内に湯が貯えられる。一方、浴槽100内に湯が貯えられた状態で、排水口130が開放されると、浴槽100内の湯が排水される。
洗い場150は、浴槽100に隣接して設けられている。洗い場150は、たとえば、介護作業者が要介護者の体を洗うためのスペースである。
壁面160は、浴槽100及び洗い場150の周囲を囲むように構成されている。壁面160の一部には、ドア168(図2)が設けられている。介護作業者及び要介護者は、ドア168を開いて、出入り口167から、浴室10に入室したり、浴室10から退室したりする。また、壁面160の一部には、手摺り166が設けられている。たとえば、要介護者は、手摺り166を伝って、出入り口167から浴槽100に向かう。また、壁面160の上部には、照明165が設けられている。
ノズル140は、たとえば金属若しくは樹脂製であり、浴室10の天井に設置されている。ノズル140は、制御機200から供給される洗浄水を放射状に噴出(すなわち、散布)するように構成されている。ここで、「噴出」とは、液体を噴き出すことをいい、霧状及び粒状の液体を噴き出すことを含む。たとえば、ノズル140は、制御機200から供給される洗剤水(洗剤タンク120に貯えられた洗剤を湯で薄めたもの)及び濯ぎ水を、浴槽100、洗い場150及び壁面160に向かって噴出する。なお、洗浄水は、照明165よりも下側の位置に向けて散布される。
本実施の形態1においては、ノズル140から噴出される洗浄水によって、浴室10全体の自動洗浄が行なわれる。たとえば、浴室10の自動洗浄においては、ノズル140が浴槽100、洗い場150及び壁面160に向かって洗剤水を放射状に噴出し、その後、ノズル140が浴槽100、洗い場150及び壁面160に向かって濯ぎ水を放射状に噴出することによって、浴室10内部の汚れが落とされる。したがって、本実施の形態1においては、たとえば、多数の入浴者が触れる手摺り166や水栓金具等が衛生的に保たれるため、手摺り166や水栓金具等を介した病気の感染リスクが低減される。
図2は、浴室10を上方から見た図である。図2において、破線矢印は、洗浄水の軌道の一部を示す。図2に示されるように、ノズル140は、浴室10の天井の中央部分に設置されている。ノズル140は、浴槽100、洗い場150及び壁面160に向かって洗浄水を噴出する。なお、図2においては、ドア168が完全に閉まっていないが、洗浄水の噴出は、基本的にはドア168が閉まった状態で行なわれる。
再び図1を参照して、制御機200は、各種ポンプ210と、受信部230と、制御機本体240とを含んでいる。制御機200は、たとえば、浴室10の天井裏に設置されている。
各種ポンプ210の説明をする前に、風呂システム1における配管のうち、図1において省略されている配管の一部について説明する。風呂システム1においては、たとえば、各種ポンプ210のいずれかと蛇口110とをつなぐ配管、各種ポンプ210のいずれかとノズル140とをつなぐ配管、及び、各種ポンプ210のいずれかと洗剤タンク120とをつなぐ配管が設けられている。
各種ポンプ210は、1又は複数のポンプを含み、たとえば、以下の機能を実現するように構成されている。各種ポンプ210は、たとえば、給湯器300に接続された湯配管305から供給された湯と、水配管310から供給された水とを混ぜることによって温度が調整された湯を蛇口110に供給する機能を有する。なお、給湯器300としては、公知の種々の給湯器を用いることが可能である。
また、各種ポンプ210は、洗剤タンク120から供給された洗剤と、湯配管305から供給された湯とを混ぜることによって生成された洗剤水をノズル140に供給する機能を有する。また、各種ポンプ210は、湯配管305から供給された湯を濯ぎ水としてノズル140に供給する機能を有する。たとえば、各種ポンプ210は、洗剤水及び濯ぎ水の各々を一定水圧でノズル140に供給するように構成されている。
受信部230は、リモコン400と通信するように構成されている。受信部230は、たとえば、リモコン400から赤外線を受信し、受信された信号を電気信号に変換して、受信結果を制御機本体240に送信する。たとえば、受信部230は、介護作業者がリモコン400を介して浴室10の自動洗浄やお湯はりの開始指示を行なった場合に、所定の信号を受信し、受信結果を制御機本体240に送信する。
制御機本体240は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含み、内部メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの信号等に基づいて各種ポンプ210及び排水口130等を制御するように構成されている。
(1−2.浴室の自動洗浄)
風呂システム1が設置される高齢者介護施設等の一部においては、衛生面を考慮して、入浴者が変わるたびに浴室10の洗浄及び湯の入れ替えが行なわれる。入浴者が変わるたびに浴室10の洗浄を行う場合に、浴室10の洗浄に長時間を要すると、施設における多数の要介護者の入浴が困難になる。
たとえば、浴槽100においては、内壁面のうち、人が入っていない状態の水位と人が入った状態の水位との間の領域が最も汚れやすい。該領域は、浴槽100に貯まった湯の排水途中であっても外部に露出しているため、湯の排水途中であっても洗浄可能である。
本実施の形態1に従う浴室10において、制御機200は、浴室10の自動洗浄を行なう場合に、排水口130を開放状態に制御した後に、浴槽100内の湯がなくなる前に、ノズル140に洗浄水の散布を開始させるように構成されている。したがって、浴室10によれば、たとえば、浴槽100に貯まった湯の排水完了後に洗浄水の散布を開始する場合と比較して、浴室10の自動洗浄を短時間で完了することができる。次に、浴室10の自動洗浄の具体的な流れについて説明する。
(1−3.自動洗浄の流れ)
図3は、風呂システム1における自動洗浄の流れを示すフローチャートである。図3のフローチャートに示される処理は、浴槽100に風呂蓋が置かれていない状態で、介護作業者がリモコン400を介して浴室10の自動洗浄・お湯はりの開始指示を行なうと開始される。
図3を参照して、介護作業者によって自動洗浄・お湯はりの開始指示が行なわれると、制御機200は、開放状態となるように排水口130を制御する(ステップS100)。
その後、制御機200は、所定時間が経過したかを判定する(ステップS110)。所定時間は、予め定められた時間であり、予め定められた水位まで貯められた湯の排水が終了する時間よりも短い時間である。3分で浴槽100内の湯の排水が完了する場合に、所定時間は、たとえば、30秒〜2分とされる。所定時間を短くする程、浴室10の自動洗浄に要する時間を短縮することができる。所定時間を長くする程、浴槽100の内壁面のより広い範囲を確実に洗浄することができる。所定時間が経過するまで、制御機200は待機する(ステップS110においてNO)。
所定時間が経過したと判定されると(ステップS110においてYES)、浴槽100の内壁面のうち汚れが強い部分が十分に露出しているため、制御機200は、ノズル140に洗浄水を供給し、浴室10全体(浴槽100、洗い場150及び壁面160)の洗浄を開始する(ステップS120)。たとえば、制御機200は、洗剤水のノズル140への供給と、濯ぎ水のノズル140への供給とを複数回繰り返すことによって、浴室10全体の洗浄を行なう。
浴室10全体の洗浄が完了すると、制御機200は、閉鎖状態となるように排水口130を制御する(ステップS130)。その後、制御機200は、蛇口110に湯を供給することによって、浴槽100への給水を開始する(ステップS140)。予め定められた水位までの給水が終了することによって、本フローチャートに示される処理は終了する。
このように、本実施の形態1においては、浴室10の洗浄の他に、浴槽100における排水及び給水が自動的に行われる。次に、風呂システム1が高齢者介護施設に導入された場合の効果について説明する。
(1−4.高齢者介護施設に導入した場合の効果)
図4は、高齢者介護施設における介護作業者の作業及び風呂システムの動作を示すタイムチャートである。図4を参照して、横軸は時間を示す。縦軸の上方は、風呂システム1が導入されていない施設における介護作業及び風呂システム(風呂システム1とは異なる風呂システム)の動作を示し、縦軸の下方は、風呂システム1が導入されている施設における介護作業及び風呂システム1の動作を示す。
図4の上方を参照して、風呂システム1が導入されていない高齢者介護施設においては、たとえば、入浴者が変わるたびの湯の入れ替え及び浴槽の洗浄が介護作業者によって手動で行なわれる。したがって、入浴が終わった要介護者の拭き取り、脱衣所への移動、着衣等の介護作業を一通り終えた後に、浴槽の洗浄及び浴槽の湯はりが介護作業者によって手動で行なわれる。また、この場合には、浴槽の洗浄が手動で行なわれるため、浴槽の洗浄は、浴槽の排水が終了した後に開始される。
一方、図4の下方を参照して、風呂システム1が導入されている高齢者介護施設においては、上述のように、介護作業者がリモコン400を操作するだけで(SW(スイッチ)操作)、浴槽100における湯の排水、洗浄及び湯はりが自動的に行なわれる。したがって、風呂システム1が導入されている施設においては、要介護者の入浴が終わった場合に、介護作業者が、要介護者の拭き取り等を行なう前に、リモコン400の操作だけを行なえば、要介護者の拭き取り等と浴槽100の自動洗浄等とを並列的に進めることができる。さらに、風呂システム1においては、浴槽100の排水と浴室10の自動洗浄とが並列的に進められる。
したがって、たとえば高齢者介護施設においては、風呂システム1を導入することによって、要介護者の拭き取り等と浴室10の自動洗浄等とを並列的に進められるため、要介護者の入浴後、次の要介護者の入浴を開始するまでの時間を短縮することができる。さらに、風呂システム1においては、浴槽100の排水と浴室10の自動洗浄とが並列的に進められるため、要介護者の入浴後、次の要介護者の入浴を開始するまでの時間をさらに短縮することができる。
(1−5.特徴)
以上のように、本実施の形態1に従う浴室10において、制御機200は、浴室10の自動洗浄を行なう場合に、排水口130を開放状態に制御した後に、浴槽100内の湯がなくなる前に、ノズル140に洗浄水の散布を開始させるように構成されている。したがって、浴室10によれば、たとえば、浴槽100に貯まった湯の排水完了後に洗浄水の散布を開始する場合と比較して、浴室10の自動洗浄を短時間で完了することができる。
なお、浴室10は、本発明の「浴室」の一例であり、浴槽100は、本発明の「浴槽」の一例であり、ノズル140は、本発明の「ノズル」の一例であり、排水口130は、本発明の「排水口」の一例であり、制御機200は、本発明の「制御機」の一例である。ノズル140、排水口130及び制御機200を含む構成は、本発明の「自動洗浄装置」の一例である。洗い場150は、本発明の「洗い場」の一例であり、壁面160は、本発明の「壁面」の一例である。
[2.実施の形態2]
上記実施の形態1に従う浴室10においては、ノズル140が天井に1つ設置され、ノズル140が浴室10全体に洗浄水を散布した。しかしながら、浴室に設置されるノズルの数等はこれに限定されない。本実施の形態2においては、浴室内に、浴槽及び壁面を洗浄するノズルと、洗い場及び壁面を洗浄するノズルとが設けられる。ここでは、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同様の部分については説明を繰り返さない。
図5は、本実施の形態2に従う浴室10Aの内部を示す図である。図5に示されるように、浴室10Aは、ノズル1401,1402を含んでいる。ノズル1401は、浴室10の天井であって、浴室10の平面視において浴槽100と重なる位置に設けられており、浴槽100及び壁面160に向かって洗浄水を噴出するように構成されている。ノズル1402は、浴室10の天井であって、浴室10の平面視において洗い場150と重なる位置に設けられており、洗い場150及び壁面160に向かって洗浄水を噴出するように構成されている。ノズル1402によって噴出される洗浄水は、洗い場150側の壁面160に設けられた手摺や水栓にも散布される。
このように、各ノズルの洗浄範囲を狭くすることによって、浴室10Aにおける各部分(たとえば、浴槽100及び洗い場150)を確実に洗浄することができる。たとえば、本実施の形態2に従う浴室10Aによれば、浴槽100がノズル1401の射程に十分含まれるため、浴槽100の洗浄を確実に行なうことができ、洗い場150がノズル1402の射程に十分含まれるため、洗い場150の洗浄を確実に行なうことができる。
なお、ノズル1401は、本発明の「第1ノズル」の一例であり、ノズル1402は、本発明の「第2ノズル」の一例である。
[3.変形例]
以上、実施の形態1,2について説明したが、本発明は、上記実施の形態1,2に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。但し、以下の変形例は適宜組合せ可能である。
(3−1)
上記実施の形態1,2においては、ノズル140,1401,1402から洗剤水及び濯ぎ水が一定水圧で噴出された。すなわち、ノズル140,1401,1402から噴出される洗剤水及び濯ぎ水の軌道は同一であった。しかしながら、ノズル140,1401,1402から噴出される洗剤水及び濯ぎ水の軌道は同一である必要はない。たとえば、ノズル140,1401,1402は、洗剤水よりも濯ぎ水を高い水圧で噴出してもよい。これにより、濯ぎ水は、洗剤水よりもより広範囲に散布される。その結果、浴室10,10Aに散布された洗剤水が濯ぎ水によってより確実に排水口に流される。
(3−2)
上記実施の形態1,2において、ノズル140,1401,1402は、洗浄水を散布することとした。しかしながら、ノズル140,1401,1402が散布する液体は洗浄水に限定されない。たとえば、ノズル140,1401,1402は、浴室10,10Aの洗浄終了後に消毒液を浴室10,10A内に散布してもよい。これにより、浴室10,10Aの洗浄のみならず、浴室10,10Aの消毒も行なうことができる。
(3−3)
上記実施の形態1,2においては、介護作業者がリモコン400を操作することによって、浴室10,10Aの自動洗浄が開始されることとした。しかしながら、自動洗浄開始のきっかけは、リモコン400の操作に限定されない。たとえば、浴室10,10Aに人感センサが設置され、人感センサによって介護作業者及び要介護者の浴室10,10Aからの退室が検知された場合に、自動洗浄が開始されるようにしてもよい。これにより、介護作業者がリモコン400の操作を忘れることによって、湯はりが行なわれないという事態を回避することができる。なお、人感センサとしては、公知の種々のセンサを用いることができ、たとえば、赤外線センサを用いることができる。
また、上記人感センサに加えて、浴室10,10Aにおいては、ドア168(図2)の開閉を検知するドアセンサが設置されてもよい。この場合には、人感センサによって介護作業者及び要介護者の浴室10,10Aからの退室が検知され、かつ、ドアセンサによってドア168が閉じていることが検知された場合に、自動洗浄が開始されるようにしてもよい。これにより、ドア168が開いた状態で、自動洗浄が行なわれるという事態を回避することができる。なお、ドアセンサとしては、公知の種々のセンサを用いることができ、たとえば、磁気型近接センサを用いることができる。
(3−4)
上記実施の形態1,2においては、制御機200が浴室10の天井裏に設置された。しかしながら、制御機200の設置場所はこれに限定されない。たとえば、制御機200は、浴室10,10Aの内部に設置されてもよいし、浴室10,10Aに隣接する脱衣所に設置されてもよい。
(3−5)
上記実施の形態1,2においては、洗剤タンク120は、浴槽に取り付けられた。しかしながら、洗剤タンク120の設置位置はこれに限定されない。たとえば、洗剤タンク120は、浴室10,10Aに隣接する脱衣所に設置されてもよいし、制御機200の内部に設けられてもよい。
(3−6)
上記実施の形態1,2においては、ノズル140,1401,1402は、浴室の天井に設けられた。しかしながら、各ノズルの設置場所は天井に限定されない。たとえば、各ノズルは、壁面160のうち、浴槽100の框上面よりも高い位置に設けられてもよい。これによっても、浴槽100内及び洗い場150を十分に洗浄することができる。
(3−7)
上記実施の形態1,2においては、ノズル140,1401,1402と制御機200とは配管によって接続されることとしたが、各ノズルと制御機200との接続は、必ずしも配管による必要はない。たとえば、各ノズルは制御機200の下方に設けられ、浴室10,10Aの天井裏に配置された制御機200から各ノズルが浴室10,10Aの天井側に貫通するようにしてもよい。
(3−8)
上記実施の形態1,2において、各ノズルは、主に浴槽100、洗い場150及び壁面160に向けて洗浄水を散布するように構成された。しかしながら、各ノズルによる主要な洗浄対象は、必ずしも浴槽100、洗い場150及び壁面160に限定されない。たとえば、各ノズルは、他にも手摺り166や、ドア168の把持部を主要な洗浄対象に加えることができる。この場合には、各ノズルから噴出する洗浄水が手摺り166やドア168の把持部に十分にかかるように、各ノズルの吐水口の位置、形状、大きさ等が調節されるとともに、各種ポンプ210のうち各ノズルに洗浄水を供給するポンプの水圧等が調節される。
1 風呂システム、10,10A 浴室、100 浴槽、110 蛇口、120 洗剤タンク、122 蓋、130 排水口、140,1401,1402 ノズル、150 洗い場、160 壁面、165 照明、166 手摺り、167 出入り口、168 ドア、200 制御機、210 各種ポンプ、230 受信部、240 制御機本体、300 給湯器、305 湯配管、310 水配管、400 リモコン、S1 制御信号。

Claims (7)

  1. 介護施設に設置される浴室であって、
    浴槽と、
    前記浴室の自動洗浄装置とを備え、
    前記自動洗浄装置は、
    前記浴槽の框上面よりも高い位置に設けられた少なくとも1つのノズルと、
    前記浴槽の底面に設けられた排水口と、
    前記排水口の開閉を制御するように構成された制御機とを含み、
    前記制御機は、前記排水口を開放状態に制御した後に、前記浴槽内の湯がなくなる前に、前記ノズルに洗浄水の散布を開始させるように構成されている、浴室。
  2. 前記浴槽に隣接して設けられた洗い場と、
    前記浴槽及び前記洗い場を囲む壁面とをさらに備え、
    前記少なくとも1つのノズルによる前記洗浄水の散布は、前記浴槽、前記洗い場及び前記壁面に向かって行なわれる、請求項1に記載の浴室。
  3. 前記少なくとも1つのノズルは、前記浴室の天井であって、前記浴室の平面視において前記浴槽と重なる位置に設けられた第1ノズルを含む、請求項2に記載の浴室。
  4. 前記少なくとも1つのノズルは、前記浴室の天井であって、前記浴室の平面視において前記洗い場と重なる位置に設けられた第2ノズルを含む、請求項2又は請求項3に記載の浴室。
  5. 前記洗浄水は、洗剤水及び濯ぎ水を含み、
    前記制御機は、前記ノズルに、前記濯ぎ水を前記洗剤水よりも広範囲に散布させるように構成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の浴室。
  6. 前記制御機は、前記ノズルに、消毒薬を散布させるように構成されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の浴室。
  7. 前記浴室からの人の退室を検知するように構成されたセンサをさらに備え、
    前記制御機は、前記センサによって前記退室が検知されるのに応じて、前記排水口を開放状態に制御するように構成されている、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の浴室。
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