JP5365134B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、温水の温度を検知して洗浄制御を行う浴槽洗浄装置において、高温検知時に、温水排出動作を行う洗浄装置に関する。
従来、浴槽の温水を排水してから、浴槽の内面に温水を噴射して洗浄する浴槽洗浄装置が知られている。浴槽洗浄装置では、洗浄に噴射される温水の温度が高温すぎると、浴槽近辺にいる利用者に熱湯がかかりやけどするという問題が生じる。
そこで、従来、洗浄のための温水の温度を温度センサで検知して制御する手段が設けられている。例えば、温水を供給する給湯器自体に温水の温度を自動的に調整する湯自動調整装置が付設され、給湯器からの温水の温度を制御して浴槽洗浄装置に給湯する構成が知られている。
また、浴槽洗浄装置として、給湯管を分岐し、分岐通路に温度センサ等をユニット化して設けたものが知られている(特許文献1参照)。
また、温度センサを備えた浴槽洗浄装置において、給水側管路から供給される水と、温水側管路から供給される温水を混合して指定の温度の温水を作り出すものが知られている(特許文献2参照)。
実開平5−39466号公報 実開平4−68764号公報
従来の浴槽洗浄装置では、温水を供給する給湯器側で浴槽洗浄のための温度調整できる構成のものを利用する場合もあるが、給湯器側で温度調整できない構成のものもある。後者のように、給湯器側で温度調整をできない場合には、浴槽洗浄装置において、温水の温度や給湯量を検知しながら、熱湯が洗浄ノズルから噴射されないように制御する必要がある。
この発明は、洗浄開始時に生じやすい高温の温水が洗浄水として洗浄ノズルに送られ噴射されることを防止し、しかも、特に、洗浄用の温度調整の機能がない給湯器を温水供給源として利用しても、高温の温水が噴射されないよう温度管理されていない給湯器でも対応可能な浴槽洗浄装置を実現することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するために、温水供給源から供給される温水と、洗剤供給部から供給される洗剤とを混合して洗浄水として、洗浄ノズルに供給する洗浄ユニットと、洗浄ユニットの洗浄動作を制御する制御手段とを備えた洗浄装置であって、洗浄ユニットが温水の温度を検知する温度検知手段と、温水の流量を調整する流量調整手段とを備え、制御手段は通常の洗浄動作として、温水の流量を規定値に調整する一方、所定のエラー条件を検出したときは、温水の流量を規定値から一定値減少させて、所定時間温水を排出する温水排出動作を行い、所定のエラー条件は、洗浄動作開始時に、温度検知手段が第1の上限温度以上を検知したことであり、制御手段は温水排出動作が終了し、温度検知手段が第1の上限温度より低い第2の上限温度以下を検知したとき、通常の洗浄動作に復帰することを特徴とする洗浄装置を提供する。
また本発明は上記課題を解決するために、温水供給源から供給される温水と、洗剤供給部から供給される洗剤とを混合して洗浄水として、洗浄ノズルに供給する洗浄ユニットと、洗浄ユニットの洗浄動作を制御する制御手段とを備えた洗浄装置であって、洗浄ユニットが温水の温度を検知する温度検知手段と、温水の流量を調整する流量調整手段とを備え、制御手段は通常の洗浄動作として、温水の流量を規定値に調整する一方、所定のエラー条件を検出したときは、温水の流量を規定値から一定値減少させて、所定時間温水を排出する温水排出動作を行い、所定のエラー条件は、洗浄動作開始時に、以前の洗浄動作の際、温度検知手段が第1の上限温度以上を検知したことであることを特徴とする洗浄装置を提供する。
制御手段は、温水排出動作が終了し、温度検知手段が第1の上限温度より低い第2の上限温度以下を検知したとき、通常の洗浄動作に復帰するような構成とすることが好ましい。
制御手段が、温水供給源が温水温度管理手段を備えていない場合に対応する第1の制御モードと、温水供給源が温水温度管理手段を備えている場合に対応する第2の制御モードとを備え、第1の制御モード及び第2の制御モードのうちのいずれかに切り替えることで、温水温度管理手段を備えていない温水供給源であるか、あるいは温水温度管理手段を備えている温水供給源であるかにかかわらず、制御が可能である構成とすることが好ましい。
本発明に係る洗浄装置によれば、温水温度を検知するサーミスタを設け、洗浄動作を開始した際に、所定のエラー条件(洗浄動作開始時に温度検知手段が第1の上限温度以上であると検知したこと、又は以前の洗浄動作の際、温度検知手段が第1の上限温度以上を検知したこと)を検出した場合には、温水の流量を通常洗浄動作を行う規定値から一定値減少させて温水を排出する構成としたので、高温の温水が通常の洗浄動作量で供給されて洗浄ノズルから噴射されることが防止され、やけど等の危険を防止できる。特に、配管内に高温の温水が残留していても、洗浄ノズルから予期しない多い量の高温の洗浄水が噴射されるようなことも防止できる。
また、本発明に係る洗浄装置では、洗浄用の温度管理機能がない給湯器を温水供給源として利用しても、温水供給源からの温水の温度を検知し、温水排出動作を行うことで、温水供給源として利用でき、給湯器の形式、機種の範囲が広がり、給湯器が既設のものでも温水供給源として利用可能となる。
本発明に係る洗浄装置を実施するための最良の形態を実施例に基づき図面を参照して、以下説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の浴槽の洗浄装置の実施例1において、洗浄ノズルに洗浄水を供給する全体構成を説明するブロック図である。この図1に示すように、本発明の浴槽洗浄装置は、浴槽1に取り付けられる洗浄ノズル2と、洗浄ノズル2に洗浄水を供給する浴槽洗浄のための温水の供給動作等を行う洗浄ユニット3と、洗浄ユニット3に洗剤を供給する洗剤供給部である洗剤タンク4と、洗浄ユニット3に温水を供給する温水供給源である給湯器5とを備えている。
給湯器5は、水を加熱し温水として供給する装置であり、通常は、浴槽1、水栓6、台所等に給湯する給湯器が使用される。この給湯器5には、水道管7から水道水が供給され、また追い焚き用の配管8を通して浴槽1からの温水も供給され、加熱されて浴槽用供給管9から浴槽1に温水が供給される。給湯器5は、洗浄リモコン10、浴室リモコン11、台所リモコン12等の操作によって、制御される。
給湯器5から温水供給管15を通して洗浄ユニット3及び水栓6に温水を供給する。洗浄ノズル2は、浴槽1の内面に向けて洗浄水を噴射するノズルであり、洗浄水供給管13を介して洗浄ユニット3のベンチュリ14に接続されている。洗浄ユニット3は、ケース内に次に説明するような各機器がユニット化して設けられている。
洗浄ユニット3は、水通路部17を有しており、この水通路部17に、順次、フィルタ18、サーミスタ付き水量サーボ弁19、流量センサ20、注湯電磁弁21、逆止弁22、2つの縁切り弁23、23、逆止弁24及びベンチュリ14が配置されている。さらに、洗浄ユニット3は、ベンチュリ14に連通する洗剤電磁弁25を備えている。
サーミスタ付き水量サーボ弁19は、水量サーボ弁36とサーミスタ37とから成る。水量サーボ弁36は、流量調整手段として、制御装置26(本発明の「制御手段」)からの流量調整信号を受けて温水の流量を調整する。サーミスタ36は、温度検知手段として、給湯器5から供給される温水の給湯温度を検知してそのデータを制御装置26に送信する。
水通路部17に設けられた各機器は、制御装置26の信号入力部及び信号出力部にそれぞれ接続されて、制御装置26によって制御される。制御装置26及び制御装置26による発明の特徴である洗浄水の温度、供給量を制御する構成の詳細については後記するが、ここでは、制御装置26により洗浄装置を制御する全体構成について説明する。
制御装置26からの洗浄開始信号が注湯電磁弁21に送られると注湯電磁弁21が開き、給湯器5から温水供給管15を通して、洗浄ユニット3内に温水が送られる。洗浄ユニット3のフィルタ18は、給湯器5から出湯された温水を受けてろ過し、流量センサ20が温水の瞬間的な流量(流量/時間)を計量して計量信号を制御装置26に送信する。
制御装置26は、その計量値を水量サーボ弁36に送信し、水量サーボ弁36はその計量値に応じて適宜、弁の開閉度合いを制御し、洗浄ノズル2が噴射するに適した流量となるように刻々と制御する。2つの逆止弁22、24は洗浄水の逆流を防止し、縁切り弁23、23は、負圧発生時に逆止弁22、24で止水された洗浄水を水通路部17から洗浄ユニット3外に排水管を通して排出する。
洗剤タンク4は、洗剤液を入れるタンクであり、洗剤液の充填状態は、フロートスイッチ27で検知されており、充填量が少なくなったらその検知信号を制御装置26に送信し、制御装置26で洗剤切れ信号を発生するように構成されている。
制御装置26は、洗浄リモコン10で操作されるが、この操作に応じて、浴槽1の洗浄時には、浴槽1の洗浄のために注湯電磁弁21が開き、洗浄水である温水を洗浄ノズル2に一定量供給する。そして、制御装置26は、注湯電磁弁21が開いている間、洗剤電磁弁25を開くように制御し、洗剤液を洗剤供給管28を通してベンチュリ14に供給する。ベンチュリ14に供給された洗剤液は、ベンチュリ14を通過する温水に混入される。これによって、洗剤入りの洗浄水が調製されて洗浄ノズル2に供給される。
本発明の洗浄装置の全体構成は、以上のとおりであるが、本発明の洗浄装置の特徴的な構成を以下、図2〜図4において、その動作フローとともに説明する。本発明の洗浄装置では、制御装置26の制御によって、図2及び図3のフローチャートに示す洗浄動作を行う構成とした。
制御装置26は、具体的には、図4に示すように、信号入力部30、CPU31、記憶部32、タイマ33及び信号出力部34等を備え、これらが互いにデータバス35で接続されているマイコンが利用される。
信号入力部30は、サーミスタ37(温度検知手段)、流量センサ20、フロートスイッチ27、洗浄リモコン10、給湯器5等に信号線を介して接続され、信号出力部34は、水量サーボ弁36、注湯電磁弁21、洗剤電磁弁25、自動排水栓38、洗浄リモコン10、及び給湯器5等に接続されている。
(洗浄動作の全体的なフロー)
図2及び図3に示すフローチャートの動作は、それぞれ記憶部32に搭載される洗浄動作を制御するソフトによって行われる。本発明の洗浄装置の特徴は、後記する流量制限制御動作(給湯温度が高い場合に流量を絞って高温水を排水する動作:図3参照)を行う構成であるが、この流量制限制御動作の前提となる洗浄動作の全体的なフローを、図2に示すフローチャートにおいて説明する。
洗浄リモコンにより運転スイッチ(運転SW)をONし、さらに洗浄スイッチ(洗浄SW)をONすると、洗浄装置が始動し洗浄動作がスタートする(図2(ア)参照)。この洗浄動作のスタートの際に、制御装置26が所定のエラー条件を検出した場合は、本発明の洗浄装置の特徴とする流量制限制御(図3(ア)参照)による動作(流量制限制御動作)に進む(図2(イ)Yes、図3(ア)参照)。
ここで、「洗浄動作のスタートの際に、制御装置26が所定のエラー条件を検出した場合」とは、次のような2つのエラー条件のいずれかを検出した場合である。その1つは、洗浄動作スタート時に、サーミスタ37(温度検知手段)が、例えば50℃(本発明の「第1の上限温度」)以上の給湯温度を検知した場合である。この場合の「所定のエラー条件」は、「温度検知手段が、第1の上限温度以上を検知したこと」である。
他の1つは、洗浄動作スタート時に、以前の洗浄動作の際、後記するようないくつかの洗浄動作中のエラーのどれかが生じたことを制御装置26が検出した場合である。換言すると、以前にエラー検出して停止した後の洗浄動作のスタート(エラー検出後のスタート)の際に、上記以前のエラーを検出した場合である。この場合の「所定のエラー条件」は、「以前の洗浄動作の際、いくつかのエラーのどれかが生じたこと」である。
上記洗浄動作中のエラー(以前の洗浄動作中のエラー)については、詳細は後記するが、例えば、図2(洗浄動作の全体のフローチャート)において、それぞれ(オ)、(キ)に示すようなエラーがあり、また、図3(流量制限制御動作のフローチャート)において、それぞれ(ク)、(ソ)、(タ)に示すようなエラーがある。
なお、「所定のエラー条件を検出した場合」としては、上記2つの所定のエラー条件のいずれかを検出した場合であることが好ましいが、上記2つの所定のエラー条件のいずれか1つに予め設定しておく構成も可能である。また、エラー条件として上記2つ挙げたが、上記2つのエラー条件以外に、必要に応じて、さらに他のエラー条件を採用する構成としてもよい。
洗浄動作のスタートの際に、エラー条件を検出しない場合(図2(イ)No参照)は、通常の洗浄動作(図2(ウ)参照)に進む。通常の洗浄動作では、浴槽の大きさにもよるが、本実施例では、例えば、6リットル/分程度の温水が洗浄水として供給ノズルに向けて供給される。そして、通常の洗浄動作において、サーミスタ37が50℃以上の給湯温度を5秒以上検出した場合に、洗浄動作が停止し、洗浄リモコンにエラー表示する(図2(エ)Yes、(オ)参照)。
また、通常の洗浄動作において、サーミスタ37が50℃以上の給湯温度を5秒以上検出しない場合は、通常の洗浄動作を継続する(図2(エ)No参照)が、サーミスタ37が60℃以上の温度を1秒以上検出した場合(図2(カ)Yes参照)に、洗浄動作が停止し、洗浄リモコンにエラーとして表示する(図2(キ))。
これらのエラー表示(図3(オ)、(キ))は、運転SWをOFFすると解除される(エラー表示が消える)。また、これらのエラー表示の後で、運転SWをONし、洗浄SWをONすると、前記のとおり、洗浄動作がスタートし、上記エラー表示された以前のエラーがスタート時のエラー条件として検出されて、図3に示すような流量制限制御(図3(ア))による動作(流量制限制御動作)に進む(図2(イ)Yes、図3(ア)参照)。
(流量制限制御動作のフロー)
次に、図3において流量制限制御動作を説明する。流量制限制御(図3(ア))が開始すると、制御装置26は、水量サーボ弁36を絞るように制御し、洗浄水の供給流量を、例えば、通常の6リットル/分から、2リットル/分にする。このよう供給流量を絞ることで、ノズルからの洗浄水の噴出の勢いを抑え、しかも、配管内に残留する高温の温水を少しずつ排水し、高温の洗浄水の噴射によるやけど等の危険を防止しようとするものである。
流量制限制御動作が開始してから、5分経過しない場合(図3(イ)No参照)において、「洗浄水の流量>0」を60秒経過していない場合、要するに給湯器5(温水供給源)から60秒を超える給湯がない場合(図3(ウ)No参照)は、強制パージ(本発明の温水排出動作の一例に相当する。)(図3(エ)参照)に進む。
この強制パージでは、制御装置26から洗浄ユニット3に信号を送り、強制的に洗浄水の給湯を開始させる。しかし、あくまでも、ここでの洗浄水の給湯は、上記のとおり供給流量が、水量サーボ弁36によって、ほぼ2リットル/分に絞られた状態で行われる。
強制パージにおいては、上記のとおり水量サーボ弁36は制御装置26によって、洗浄水の供給流量を、ほぼ2リットル/分に絞るように制御されているが、例えば、注湯電磁弁21から洗浄ノズル2までの間の洗浄水供給管13内に高温の温水が残留している場合等では、2リットル/分を超える洗浄水が洗浄ノズル2に供給され、それが高温の洗浄水として噴射される危険が生じる。
そのようなことを防止するために、流量センサ20が、洗浄水の供給流量が、例えば4リットル/分を超えたことを検知し(図3(オ)Yes参照)、かつ47℃(第2の上限温度)以上の給湯温度を検知した場合((図3(カ)No参照)で、しかもはそれが20秒連続経過して検知している場合(図3(キ)Yes参照)は、洗浄動作が停止し、洗浄リモコンにエラーとして表示がされる(図3(ク))。
なお、上記流量の検知において、4リットル/分を超えていない場合(図3(オ)No参照)は、流量制限制御動作のスタート(図3(ア))に戻る。このように流量制限制御のスタートに戻る動作を、図3では「R」として示す。また、上記図3(カ)において、47℃(第2の上限温度)未満の温度を検知するような場合(図3(カ)Yes参照)もRに示すように、流量制限制御のスタート(図3(ア))に戻る。さらに、上記図3(キ)において、給湯温度の検知を20秒連続経過していない場合(図3(キ)No参照)においてもRに示すように、流量制限制御のスタート(図3(ア)参照)に戻る。
そして、流量制限制御が開始してから、5分経過しない場合(図3(イ)No参照)において、洗浄水の流量>0を60秒経過している場合、要するに給湯器5から60秒を超える給湯があった場合(図3(ウ)Yes参照)は、強制パージ終了後の動作(図3(ケ)参照)に進む。
この強制パージ終了後の動作において、47℃未満の温度を検知した場合(図3(コ)Yes参照)で、しかもはそれが5秒連続経過して検知している場合(図3(サ)Yes参照)は、通常制御(図3(シ))の状態となり、通常の洗浄動作(図2(ウ))に進む。そして、水量サーボ弁36で絞られていた洗浄水の供給量も6リットル/分になり、通常の洗浄動作が行われる。
上記47℃未満の温度を検知した場合(図3(コ)No参照)であるが、それが5秒連続経過して検知されない場合(図3(サ)No参照)は、Rに示すように流量制限制御のスタート(図3(ア))に戻る。
強制パージ終了後の動作において、47℃以上の給湯温度を検知した場合(図3(コ)No参照)であり、しかも、流量センサ20が洗浄水の供給流量が、例えば、4リットル/分を超えたことを検知した場合(図3(ス)Yes参照)は、それが20秒連続経過して検知すると(図3(セ)Yes参照)は、洗浄動作が停止し、洗浄リモコンにエラーとして表示がされる(図3(ソ))。
なお、図3(ス)の流量の検知において、4リットル/分を超えていない場合(図3(ス)No参照)は、Rに示すように、流量制限制御のスタート(図3(ア))に戻る。また、図3(セ)において20秒を経過していない場合においても、Rに示すように、流量制限制御のスタート(図3(ア))に戻る。
流量制限制御がスタートしてから5分経過した場合(図3(イ)Yes参照)は、洗浄動作が停止し、洗浄リモコンにエラーとして表示がされる(図3(タ))。要するに、洗浄動作のスタートの際に、エラー条件が検出された場合に行われる流量制限制御動作(図3参照)では、5分以内に図3(イ)→(ウ)→(コ)→(サ)→(シ)に示すようにして通常の動作に進まない場合は、エラーとなるということである。
以上の流量制限制御動作の特徴は、50℃以上の温度(本発明の「第1の上限温度」)を検知してエラーとなった場合には、洗浄動作がスタートした際にそのエラーを検知し、流量制限制御動作に進み、流量制限制御を開始してから5分間はサーボ弁で洗浄水の流量を2リットル/分に制限して少しずつ温水を供給し、温水配管内の残留温水を排水し、流量制限制御を開始してから60秒経過後に、47℃(本発明の「第2の上限温度」)未満の給湯温度を5秒連続経過して検知した場合は、洗浄動作についての通常制御の状態になり、通常の洗浄動作に進ませるということである。これにより、洗浄動作のスタートの際の高温の洗浄水の噴射によるやけど等の危険を防止できる。
本発明の実施例2について図5を参照して説明する。実施例2の洗浄装置は、実施例1とほぼ同じ構成であるが、実施例1の構成に加えて、さらに、2種類の温水温度制御モードを自動的に切替える温水温度制御モード切替手段を備えている構成を特徴とする。ここで、2種類の温水温度制御モードとは、次に説明する「第1の温水温度制御モード」(本発明の「第1の制御モード」)と「第2の温水温度制御モード」(本発明の「第2の制御モード」)である。
第1の温水温度制御モードは、給湯器自体が温水温度管理手段を備えていない構成において、実施例1で説明したとおりの図2及び図3の洗浄動作を行うモードである。他方、第2の温水温度制御モードは、給湯器自体が温水温度管理手段を備えており、給湯器自体の温水温度管理手段において、洗浄水の温度を管理するモードである。
ここで、給湯器自体の温水温度管理手段とは、浴槽の自動洗浄動作を行わせる場合に、やけどの危険があるような高温の温水を洗浄水として洗浄ノズル2に供給しないように温度管理する手段である。このような給湯器自体の温水温度管理手段は、各メーカの各機種の給湯器によりそれぞれ異なるものであり、温水温度管理手段及びそれによる第2の温水温度制御モードの具体的内容ついては、ここでは説明はしない。
実施例2の洗浄装置では、給湯器5と制御装置26が信号線で接続し、実施例1に説明した制御装置26の機能に加えて、給湯器5がやけどを防止用の制御手段を備えた構成であるか否かを判別し、該判別に応じて第1の温水温度制御モードと第2の温水温度制御モードとを切り替える判別切替手段を設けている。このような判別切替手段を図5において説明する。
この切替手段は、実際は制御装置26の記憶部32に搭載されているソフトによって、図5のフローチャートに示すように動作するものである。制御装置26は、通常は第1の温水温度制御モードで洗浄動作を行うように予め設定(デフォルト)されている。要するにデフォルト条件は、第1の温水温度制御モードである。
洗浄装置付き浴槽の新たな設置や交換の際に、制御装置26と給湯器5を信号線で接続し、洗浄装置付き浴槽及び給湯器等の機器全体の電源(洗浄装置のスイッチSWと区別する意味で「設置電源」という)を投入する。その投入の際(図5(ア))に、給湯器5から特に信号がない場合(図5(イ)No参照)は、予めデフォルト条件として設定されている第1の温水温度制御モードが切り替わることがない(5(ウ))。よって、洗浄リモコン10を操作して洗浄動作を開始させると、実施例1に説明したとおりの第1の温水温度制御モードに従って洗浄動作が行われる。
しかし、設置電源を投入した際(図5(ア))に、給湯器5から信号が入力された場合(図5(イ)Yes参照)は、デフォルト条件である第1の温水温度制御モードから第2の温水温度制御モードに切り替わる(図5(エ))。
そして、設置電源をOFFしてリセットしない場合(図5(オ)No参照)は、それ以降は、洗浄リモコンを操作して洗浄動作を開始させると、第2の温水温度制御モードに従って給湯器5の温水温度管理手段により洗浄動作が行われる。
第2の温水温度制御モードに切り替えられた状態において、設置電源をOFFしてリセットした場合(図5(オ)Yes参照)には、第2の温水温度制御モードからデフォルト条件である第1の温水温度制御モードに切り替わる。
実施例2の制御装置は、以上の構成であるから、給湯器が温水温度管理手段を備えていない機種、備えている機種に応じて自動的に第1の温水温度制御モードと第2の温水温度制御モードに切り替えることが可能であり、給湯器の機種に応じて、それぞれのやけど防止用制御機能を発揮させることが可能となる。
以上、本発明に係る洗浄装置を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明したが、本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があることは言うまでもない。
本発明に係る洗浄装置の構成は、上記のとおりであるから、特にやけど防止用制御手段を備えていない給湯器を利用する洗浄装置に有用である。
本発明の洗浄装置の実施例1において、洗浄ノズルに洗浄水を供給する全体構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例1の洗浄装置の制御装置による洗浄動作の全体のフローチャートである。 本発明の実施例1の洗浄装置の制御装置による洗浄動作における、やけど防止のための全体の流量制限制御動作のフローチャートである。 本発明の実施例1の制御装置のブロック図である。 本発明の実施例2の温水温度制御モードの判別切替手段の動作のフローチャートである。
符号の説明
1 浴槽
2 洗浄ノズル
3 洗浄ユニット
4 洗剤タンク(洗剤供給部)
5 給湯器(温水供給源)
6 水栓
7 水道管
8 追い焚き用の配管
9 浴槽用供給管
10 洗浄リモコン
11 浴室リモコン
12 台所リモコン
13 洗浄水供給管
14 ベンチュリ
15 温水供給管
17 洗浄ユニットの水通路部
18 フィルタ
19 サーミスタ付き水量サーボ弁
20 流量センサ
21 注湯電磁弁
22、 24 逆止弁
23 縁切り弁
25 洗剤電磁弁
26 制御装置
27 フロートスイッチ
28 洗剤供給管
30 信号入力部
31 CPU
32 記憶部
33 タイマ
34 信号出力部
35 データバス
36 水量サーボ弁(流量調整手段)
37 サーミスタ(温度検知手段)

Claims (4)

  1. 温水供給源から供給される温水と、洗剤供給部から供給される洗剤とを混合して洗浄水として、洗浄ノズルに供給する洗浄ユニットと、洗浄ユニットの洗浄動作を制御する制御手段とを備えた洗浄装置であって、洗浄ユニットが温水の温度を検知する温度検知手段と、温水の流量を調整する流量調整手段とを備え、制御手段は通常の洗浄動作として、温水の流量を規定値に調整する一方、所定のエラー条件を検出したときは、温水の流量を規定値から一定値減少させて、所定時間温水を排出する温水排出動作を行い、所定のエラー条件は、洗浄動作開始時に、温度検知手段が第1の上限温度以上を検知したことであり、制御手段は温水排出動作が終了し、温度検知手段が第1の上限温度より低い第2の上限温度以下を検知したとき、通常の洗浄動作に復帰することを特徴とする洗浄装置。
  2. 温水供給源から供給される温水と、洗剤供給部から供給される洗剤とを混合して洗浄水として、洗浄ノズルに供給する洗浄ユニットと、洗浄ユニットの洗浄動作を制御する制御手段とを備えた洗浄装置であって、洗浄ユニットが温水の温度を検知する温度検知手段と、温水の流量を調整する流量調整手段とを備え、制御手段は通常の洗浄動作として、温水の流量を規定値に調整する一方、所定のエラー条件を検出したときは、温水の流量を規定値から一定値減少させて、所定時間温水を排出する温水排出動作を行い、所定のエラー条件は、洗浄動作開始時に、以前の洗浄動作の際、温度検知手段が第1の上限温度以上を検知したことであることを特徴とする洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の洗浄装置であって、制御手段は温水排出動作が終了し、温度検知手段が第1の上限温度より低い第2の上限温度以下を検知したとき、通常の洗浄動作に復帰することを特徴とする洗浄装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の洗浄装置であって、制御手段が、温水供給源が温水温度管理手段を備えていない場合に対応する第1の制御モードと、温水供給源が温水温度管理手段を備えている場合に対応する第2の制御モードとを備え、第1の制御モード及び第2の制御モードのうちのいずれかに切り替えることで、温水温度管理手段を備えていない温水供給源であるか、あるいは温水温度管理手段を備えている温水供給源であるかにかかわらず、制御が可能であることを特徴とする洗浄装置。
JP2008272229A 2008-10-22 2008-10-22 洗浄装置 Active JP5365134B2 (ja)

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