JP2005147438A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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雅之 藤本
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Abstract

【課題】カランからの給湯と風呂湯張りの同時要求時、湯張り流量を制限することで、カランからの給湯量を確保しつつ、湯張り時間の短縮を図る。
【解決手段】貯湯タンク2に加熱手段6により温めた湯を貯め、この湯と一般給水を混合するカラン給湯側混合弁7と浴槽給湯側混合弁13と、この混合弁で混合された混合水の温度を検出する給湯サーミスタ9と注湯サーミスタ14を備え、浴槽給湯側混合弁13により混合された混合水を、湯張り注湯弁15を開いて湯張り回路より浴槽20に給湯している最中に、給湯口であるカラン11を接続した給湯回路から給湯が行われたことを給湯流量検出手段12が検知すると、流量調節手段19が湯張り回路に給湯される湯の流量を減少させることにより、給湯回路に供給される流量を増加させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として浴槽への湯張り機能を備えた貯湯式給湯装置に関するものである。
従来、電気温水器、または水道直圧式の石油給湯機とガス給湯機においては、カランからの給湯機能と浴槽への給湯機能を備え、浴槽への給湯中にカランからの給湯が行われたことを給湯流量検出手段が検出した場合、カランからの給湯流量を確保する為に浴槽への給湯を一時的に中断し、カランからの給湯が終わったことを給湯検出手段が検出すると、浴槽への給湯を再開するようにした給湯機がある。
また、カランからの給湯と、浴槽への給湯が同時に行えるようにした電気温水器が近年主流になりつつあり、上記した従来のカランからの給湯と、浴槽への給湯が同時に行えるようにした電気温水器の構成は、図4に示すような構成となっていた(例えば、特許文献1参照)。
以下、その構成を図に基づいて説明する。図4において、41は電気温水器の製品、42は円筒形状の貯湯タンクで、給水管43から給水が行われ、加熱ヒータ44により水を加熱し、出湯管45から出湯するようになっている。46は浴槽で、電気温水器41と浴槽循環口47を、往き配管48と戻り配管49により配管接続して浴槽46への湯張りと追い焚き加熱を行うようになっている。電気温水器41内部では、戻り配管49から浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタ50と、風呂循環ポンプ51を介して、風呂注湯管52の途中に配設した風呂加熱ヒータ53を通り、往き配管48へと戻るように接続し、風呂循環回路を形成している。
特開2001−165459号公報
近年、電気温水器やヒートポンプ給湯機などの貯湯式給湯装置の場合、浴槽への給湯中であってもカランあるいはシャワーからの給湯を行う際には、十分な湯量を使えるようにしてほしいとの要望が高まっている。
しかしながら、電気温水器やヒートポンプ給湯機などの貯湯式給湯装置の場合、貯湯タンクに供給できる給水圧力に制限があり、入力側に減圧弁を設けなければならなくなり、通常のカランからの給湯量においては、水道直圧式の石油給湯機やガス給湯機と比較すると、水圧が弱く使い勝手の面で課題があった。
しかしながら、最近は貯湯タンクに供給できる給水圧力の制限が緩和され、減圧弁の設定圧力を高くすることができるようになり、カランやシャワーからの給湯において以前より強い水圧が得られ使い勝手の面で改善が図れた。
しかし、浴槽への給湯中にカランからの給湯を行った場合には、浴槽への給湯量とカランからの給湯量が共に低下し、特にカランからの給湯量の低下は使い勝手の面において大きな課題となっていた。
また、水道直圧式の石油給湯機やガス給湯機では、必要燃焼負荷量の多い浴槽への給湯とカランからの給湯を同時に行うと、燃焼可能な能力を超えてしまうので、カランからの給湯を優先し、浴槽への給湯を一時的に中断するようにしている。
しかしながら、水道直圧式の給湯機の場合、一時的に浴槽への給湯を中断したとしても、もともとの給水圧力が高いので浴槽への給湯に要する時間が短く、それほど大きな問題とならない。
一方、電気温水器やヒートポンプ給湯機などの貯湯式給湯装置の場合も、浴槽への給湯を一時的に中断することにより、カランからの給湯量を確保することが可能となる。しかし、もともと浴槽への給湯に要する時間が水道直圧式の給湯機に比べ長いので、カランからの給湯が終わるまでの間、完全に浴槽への給湯を停止すると、通常の給湯完了時間になっても、全く浴槽に給湯が行われていない場合もあり、使い勝手の面で今一歩のものとなる。
本発明は上記課題を解決するもので、カランからの給湯と風呂湯張りの同時要求があった場合でも、風呂湯張り流量を制限しながら湯張り動作を継続することで、カランからの給湯量を確保しつつ、湯張り時間の短縮を図ることを目的としたものである。
本発明は上記課題を解決するために、加熱手段で温めた湯を貯める貯湯タンクと、この貯湯タンクの湯と一般給水とを混合する電動混合弁と、この電動混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器と、前記混合水を給湯流量検出手段を介して給湯口へと導く給湯回路と、同じく混合水を湯張り注湯弁から浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う湯張り回路を備え、この湯張り回路に浴槽への給湯流量を調節する流量調節手段を設けた構成としたものである。
上記発明によれば、カランからの給湯と風呂湯張りの同時要求があった場合、浴槽への給湯を停止するのではなく、浴槽への給湯量を流量調節弁により減少させることによりカランからの給湯量を確保するので、使い勝手の良い貯湯式給湯装置を提供することができる。
本発明の貯湯式給湯装置によれば、浴槽への給湯中にカランからの給湯が行われたことを給湯流量検出手段が検知すると、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させ、カランからの給湯量が確保できるようになっている。そして、カランからの給湯が終了したことを流量検出手段が検知すると、流量調節手段による流量調節を解除し、浴槽への給湯量を元に戻す。すなわち、浴槽への給湯を停止させることなくカランからの給湯量が確保できるので、ユーザが直圧式の給湯機を使用するユーザのように、浴槽への給湯中に給湯を行うと浴槽への湯張りが停止する事に対して、機器の故障であると勘違いしたりすることもなくなり、使い勝手の良い機器を提供することができる。
また、第1湯張り回路、あるいは第2湯張り回路のうち、流量調節手段を取り付けた回路の給湯量を減少させる、あるいは完全に遮断することにより、浴槽への給湯を行いながらカランからの給湯量が確保でき、使い勝手の良い機器を提供することができる。
また、流量調節手段を、風呂サーミスタを設けていない第1湯張り回路、あるいは第2湯張り回路のどちらか一方に取り付けることにより、風呂サーミスタを取り付けた回路側には必ず湯が流れるようになっている。そのことにより、浴槽への給湯中に流量調節手段の取り付けられた回路がカランからの給湯量を確保するために給湯量を減少させる、あるいは完全に遮断されている状態で、電動混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器が故障したとしても、混合水の温度異常を風呂サーミスタで検出することができ、安全性の高い機器を提供することができる。
また、少量のお湯が必要な手洗い程度の給湯で、ユーザもカランを少ししか開いていないような第2設定レベル未満の流量を給湯流量検出手段が検出すると、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させないようにし、浴槽への給湯に要する時間の遅れをできるだけ少なくなるようにしている。しかしながら、ユーザがカランを大きく開いた、ある程度の量のお湯が使いたい第2設定レベル以上の流量を給湯流量検出手段が検出すると、湯張り回路に給湯される湯の流量を減少または遮断するようにし、カランからの給湯量を増加させるようにしている。よって、経済的で使い勝手の良い機器を提供することができる。
また、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出した場合のみ浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させるようにしているので、カランからの給湯が行われた場合でも必要以上にカラン側の給湯量は増やさないが、湯量が少なすぎてユーザが使いづらいと感じないように配慮しており、使い勝手の良い機器としている。
また、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させ、カランからの給湯量を増加させた場合でも、第1設定レベル以上は給湯回路側にお湯を流さないようにしているので、一時的なカランからの給湯に対して給湯量を確保するものの制限を行い、バランスよく浴槽への給湯とカランからの給湯が行えるようにし、経済的で使い勝手の良い機器としている。
第1の発明は、加熱手段により温めた湯を貯める貯湯タンクと、この貯湯タンクの湯と一般給水とを混合する電動混合弁と、この電動混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器と、前記混合水は給湯流量検出手段を介して給湯口へと導く給湯回路と、同じく混合水を湯張り注湯弁から浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う湯張り回路を備え、この湯張り回路には、湯張り回路に給湯される湯の流量を調節する流量調節手段を設けたことを特徴とするものである。
そして、浴槽への給湯中にカランからの給湯が行われたことを給湯流量検出手段が検知すると、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させ、カランからの給湯量が確保できるようにし、カランからの給湯が終了したことを流量検出手段が検知すると、流量調節手段による流量調節を解除し、浴槽への給湯量を元に戻す。すなわち、浴槽への給湯を停止させることなくカランからの給湯量が確保できる使い勝手の良い機器を提供することができる。
第2の発明は、湯張り回路は、混合水を湯張り注湯弁から浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う第1湯張り回路と、この第1湯張り回路と分岐し、浴槽水を循環させる風呂循環ポンプと、浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う第2湯張り回路を備え、前記第1湯張り回路と第2湯張り回路のどちらか一方には、湯張り注湯弁から給湯される湯の流量を調節する流量調節手段と、浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタの両方、あるいはどちらか一方が設けられた構成としている。
そして、第1湯張り回路、あるいは第2湯張り回路のうち、流量調節手段を取り付けた回路の給湯量を減少させる、あるいは完全に遮断することにより、浴槽への給湯を行いながらカランからの給湯量が確保でき、使い勝手の良い機器を提供することができる。
第3の発明は、流量調節手段は、第1湯張り回路または第2湯張り回路のうち、風呂サーミスタを設けていない方に設ける構成としている。
そして、流量調節手段を、風呂サーミスタを設けていない第1湯張り回路、あるいは第2湯張り回路のどちらか一方に取り付けることにより、風呂サーミスタを取り付けた回路側には必ず湯が流れるようになっている。そのことにより、浴槽への給湯中に流量調節手段の取り付けられた回路がカランからの給湯量を確保するために給湯量を減少させる、あるいは完全に遮断されている状態で、電動混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器が故障したとしても、混合水の温度異常を風呂サーミスタで検出することができ、安全性の高い機器を提供することができる。
第4の発明は、給湯流量検出手段による流量の検出レベルとして2つのレベルを持ち、流量の多い側を第1設定レベル、流量の少ない側を第2設定レベルとし、湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出すると、給湯回路に流れる湯量の増加を行わないようにし、第2設定レベル以上の流量を検出すると、給湯回路からの給湯が終了するまでの間は流量調節手段により湯張り回路に給湯される湯の流量を減少または遮断するようにしている。
そして、少量のお湯が必要な手洗い程度の給湯で、ユーザもカランを少ししか開いていないような第2設定レベル未満の流量を給湯流量検出手段が検出すると、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させないようにし、浴槽への給湯に要する時間の遅れをできるだけ少なくなるようにしている。しかしながら、ユーザがカランを大きく開いた、ある程度の量のお湯が使いたい第2設定レベル以上の流量を給湯流量検出手段が検出すると、湯張り回路に給湯される湯の流量を減少または遮断するようにしカランからの給湯量を増加させるので、経済的で使い勝手の良い機器となっている。
第5の発明は、給湯流量検出手段による流量の検出レベルとして2つのレベルを持ち、流量の多い側を第1設定レベル、流量の少ない側を第2設定レベルとし、湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出すると、給湯回路からの給湯が終了するまでの間、流量調節手段により湯張り回路に給湯される湯の流量を、減少または遮断するようにしている。
そして、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出した場合のみ浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させるようにしているので、カランからの給湯量が少なく使い勝手が悪いとユーザが感じないように配慮しており、使い勝手の良い機器を提供することができる。
第6の発明は、湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、流量調節手段により湯張り回路から給湯される湯量を減少させ、給湯回路に流れる湯量を増加させた場合、第1設定レベル以上は給湯回路に流れる湯量を増加させないようにしている。
そして、浴槽への給湯量を流量調節手段により減少させ、カランからの給湯量を増加させた場合でも、第1設定レベル以上は給湯回路側にお湯を流さないので、一時的なカランからの給湯に対して給湯量を確保するものの制限を行い、バランスよく浴槽への給湯とカランからの給湯が行えるようにしている。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における貯湯式給湯装置のシステム構成図であり、図2は同貯湯式給湯装置における実装形態を示す部分断面斜視図である。
図1、図2において、1は電気温水器の製品で、2は円筒状の貯湯タンク、3は給水管、4は給水圧を減圧する減圧弁、5は水パイプ、6は貯湯タンク2内に臨むように取り付けられた加熱手段である加熱ヒータ、7は電動混合弁であるカラン給湯側混合弁で貯湯タンク2と配管接続された略T字状の給湯パイプ8と水パイプ5に配管接続されていて、設定温度に応じて内蔵されている弁体(図示せず)の開度比率を制御することで所望の温度の混合水を得る構成としてある。9はカラン給湯側混合弁7で混合された混合水の温度を検知する温度検出器である給湯サーミスタ、10は出湯管で給湯口であるカラン11に接続されていて、カラン11からの給湯量を検出する給湯流量検出手段12を配管途中に備えている。13はもう一つの電動混合弁である浴槽給湯側混合弁で、略T字状の給湯パイプ8と水パイプ5に配管接続されていて、カラン給湯側混合弁7と同じように、設定温度に応じて内蔵されている弁体(図示せず)の開度比率を制御することで所望の温度の混合水を得る構成としてある。14は浴槽給湯側混合弁13で混合された混合水の温度を検知する温度検出器である注湯サーミスタ、15は風呂注湯パイプ16に接続された湯張り注湯弁である。17は湯張り分岐管であり、一方を風呂循環ポンプ18と配管接続し、他方を流量調節手段19と配管接続している。20は浴槽で、電気温水器1と接続して、浴槽20への湯張りと追い焚き加熱を行うための浴槽循環口21を備えている。22は往き配管、23は戻り配管、24は往き管接続口、25は戻り管接続口である。なお、電気温水器1内部では戻り管接続口25から浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタ26、風呂循環ポンプ18を介して湯張り分岐管17から流量調節手段19と浴槽水の追い焚き加熱を行う追い焚き加熱ヒ−タ27を通り、往き管接続口24に戻るように接続し、風呂循環の経路を形成し、流量調節手段19と追い焚き加熱ヒ−タ27と往き管接続口24から浴槽循環口21に至る経路で第1湯張り回路を形成し、風呂循環ポンプ18と風呂サーミスタ26と戻り管接続口25から浴槽循環口21に至る経路で第2湯張り回路を形成している。Kは制御器であり、浴槽20への給湯中に給湯流量検出手段12が検出した流量が、流量の少ない側の第2設定レベル未満の場合は流量調節手段19によって第1湯張り回路に給湯される湯量を減少させないようにし、第2設定レベル以上の流量を検出した場合には流量調節手段19により第1湯張り回路に給湯される湯量を減少させ、給湯回路に流れる給湯量を増加させるが、その給湯量が流量の多い側の第1設定レベル以上にはならないように、流量調節手段19の動きを制御している。
次に、以上のような構成にて動作を説明する。まず、沸き上げを行う場合は、貯湯タンク2に給水を行い満水状態にし、深夜電力を利用して加熱ヒータ6による水の加熱を開始する。貯湯タンク2の湯温が所定の温度になり沸き上げが完了すると、加熱ヒータ6への通電を停止させる。
次に給湯を行う場合には、カラン11が開かれると給湯サーミスタ9で検出される湯温と設定温度を比較し、設定温度になるようにカラン給湯側混合弁7により貯湯タンク2の湯と水パイプ5からの水道水を混合する。一方、貯湯タンク2には、カラン11から湯が出湯されると同時に水道水が給水管3から水パイプ5を通って貯湯タンク2内へ供給される。
次に浴槽20に給湯を行う場合は、風呂リモコンの自動湯張りスイッチ(図示せず)をオンにすると湯張り注湯弁15がオンして開弁し湯張りが開始され、注湯サーミスタ14で検出される温度と設定温度を比較し、浴槽20への給湯温度が設定温度になるように浴槽給湯側混合弁13により貯湯タンク2の湯と水パイプ5からの水道水を混合する。その経路は、浴槽給湯側混合弁13で設定温度に混合された湯が、風呂注湯パイプ16を通り、弁開状態となった湯張り注湯弁15から配管途中で分岐されている湯張り分岐管17を通り、第1湯張り回路と第2湯張り回路から浴槽20に供給され、湯張りが完了すると湯張り注湯弁15はオフして閉弁状態となる。浴槽20への湯張りを行った場合も、カラン11から給湯を行った場合と同じように、水道水が給水管3から水パイプ5を通って貯湯タンク2内へ供給される。
次に浴槽水の追い焚き加熱動作について説明する。浴槽水は一定時間ごとに風呂循環ポンプ18を駆動して戻り配管23から追い焚き加熱ヒータ27を通って往き配管22から浴槽20に戻される。この間に、風呂サーミスタ25で浴槽水の温度を検出し、設定温度より低ければ循環ポンプ18が駆動し、追い焚き加熱ヒータ27で浴槽水を加熱するようになっている。そして、浴槽水が設定温度に回復すると風呂循環ポンプ18は停止し、追い焚き加熱動作が完了する。
次に、浴槽20への給湯中に、カラン11から給湯が行われた場合について説明する。
まず、給湯流量検出手段12が予め設定された第2設定レベル以下の流量を検出した場合には、そのままの状態で浴槽20への給湯を行う。
給湯流量検出手段12が第2設定レベル以上の流量を検出した場合には、第1湯張り回路に取り付けられた流量調節手段19により、給湯流量検出手段12が第1設定レベルの流量を検出するまで浴槽20へ給湯される給湯量を減少させるか、第1湯張り回路を遮断するようになっている。そして、流量調節手段19により第1湯張り回路の給湯量を減少させているにもかかわらず、給湯流量検出手段12が流量を検出できない状態、すなわち、カラン11からの給湯が終了したことを給湯流量検出手段12が検出すると、流量調節手段19による浴槽20への給湯流量調節を終了する。この流量調節手段19により浴槽20への給湯量を絞っている最中に注湯サーミスタ14が故障し、浴槽給湯側混合弁13から設定温度以上の湯が供給されたとしても、第2湯張り回路には常に湯が流れるので、風呂サーミスタ26により給湯湯温の異常を検出することができ、湯張り注湯弁15を閉じることにより安全性を確保している。
尚、本実施例では、第1湯張り回路に流量調節手段19を設け、第2湯張り回路に風呂サーミスタ26を設ける構成としたが、第1湯張り回路に風呂サーミスタ26を設け、第2湯張り回路に流量調節手段19を設ける構成しても同様の動作が行える。
また、第1湯張り回路と第2湯張り回路のそれぞれに、流量調節手段19と風呂サーミスタ26を設ける構成としてもよい。
(実施の形態2)
図3は本発明の第2の実施の形態における貯湯式給湯装置のシステム構成図である。
図3において、第1の実施の形態と異なる部分を説明する。第2の実施の形態の貯湯式給湯装置は、カランからの給湯と浴槽への給湯が行えるタイプの機器であるが、浴槽水を循環し、追い焚き加熱する機能を備えていない点が第1の実施の形態と異なる。28は湯張り注湯弁15に配管接続した湯張りパイプで、配管途中に流量調節手段19が取り付けてある。29は電気温水器1に接続して、浴槽20への給湯を行うための浴槽循環口である。
次に、以上のような構成にて実施形態1と異なる動作について説明する。まず、浴槽20に給湯を行う場合は、風呂リモコンの自動湯張りスイッチ(図示せず)をオンにすると湯張り注湯弁15がオンして開弁し湯張りが開始され、注湯サーミスタ14で検出される温度と設定温度を比較し、浴槽20への給湯温度が設定温度になるように浴槽給湯側混合弁13により貯湯タンク2の湯と水パイプ5からの水道水を混合する。その経路は、浴槽給湯側混合弁13で設定温度に混合された湯が、風呂注湯パイプ16を通り、弁開状態となった湯張り注湯弁15から湯張りパイプ28と往き配管22を通って浴槽20に供給され、湯張りが完了すると湯張り注湯弁15はオフして閉弁状態となる。
次に、浴槽20への給湯中に、カラン11から給湯が行われた場合について説明する。
まず、給湯流量検出手段12が予め設定された第2設定レベル以上を検出した場合には、そのままの状態で浴槽20への給湯を行う。
給湯流量検出手段12が第2設定レベル以下の流量を検出した場合には、第1湯張り回路に取り付けられた流量調節手段19により、給湯流量検出手段12が第1設定レベルの流量を検出するまで浴槽20へ給湯される給湯量を減少させるようになっている。そして、カラン11からの給湯が終了したことを給湯流量検出手段12が検出すると、流量調節手段19による浴槽20への給湯流量調節を終了する。
尚、本実施例では湯張り注湯弁15と流量調節手段19をそれぞれ個別に設けたが、湯張り注湯弁に流量調節手段の機能を付加させたものであっても同様の効果が得られる。
以上のように本発明にかかる貯湯式給湯装置は、浴槽への給湯中にカランからの給湯が行われたとき、浴槽への給湯を停止させることなくカランからの給湯量が確保できるので、電気温水器はもちろん、ヒートポンプ給湯器など貯湯水を利用して風呂湯張りを行う機能を有する機器に適用できる。
本発明の実施形態1における貯湯式給湯装置のシステム構成図 本発明の実施形態1における貯湯式給湯装置の部分断面斜視図 本発明の実施形態2における貯湯式給湯装置のシステム構成図 従来の貯湯式給湯装置のシステム構成図
符号の説明
2 貯湯タンク
6 加熱ヒータ(加熱手段)
7 カラン給湯側混合弁(電動混合弁)
9 給湯サーミスタ(温度検出器)
11 カラン(給湯口)
12 給湯流量検出手段
13 浴槽給湯側混合弁(電動混合弁)
14 注湯サーミスタ(温度検出器)
15 湯張り注湯弁
19 流量調節手段
20 浴槽
21 浴槽循環口

Claims (6)

  1. 加熱手段で温めた湯を貯める貯湯タンクと、この貯湯タンクの湯と一般給水とを混合する電動混合弁と、この電動混合弁で混合された混合水の温度を検出する温度検出器と、前記混合水を給湯流量検出手段を介して給湯口へと導く給湯回路と、同じく混合水を湯張り注湯弁から浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う湯張り回路を備え、前記湯張り回路に浴槽への給湯流量を調節する流量調節手段を設けた貯湯式給湯装置。
  2. 湯張り回路は、混合水を湯張り注湯弁から浴槽循環口を介して浴槽に給湯を行う第1湯張り回路と、この第1湯張り回路から分岐し浴槽水を循環させる風呂循環ポンプを経由して浴槽循環口より浴槽に給湯を行う第2湯張り回路を備え、前記第1湯張り回路と第2湯張り回路のどちらか一方には、湯張り注湯弁から給湯される湯の流量を調節する流量調節手段と、浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタの両方、あるいはどちらか一方が設けられた請求項1記載の貯湯式給湯装置。
  3. 流量調節手段は、第1湯張り回路または第2湯張り回路のうち、風呂サーミスタを設けていない方に設けるようにした請求項1または2記載の貯湯式給湯装置。
  4. 給湯流量検出手段による流量の検出レベルとして2つのレベルを持ち、流量の多い側を第1設定レベル、流量の少ない側を第2設定レベルとし、湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出すると、給湯回路に流れる湯量の増加を行わないようにし、第2設定レベル以上の流量を検出すると、給湯回路からの給湯が終了するまでの間は流量調節手段により湯張り回路に給湯される湯の流量を減少または遮断するようにした請求項1〜3のいずれか1項記載の貯湯式給湯装置。
  5. 給湯流量検出手段による流量の検出レベルとして2つのレベルを持ち、流量の多い側を第1設定レベル、流量の少ない側を第2設定レベルとし、湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、給湯流量検出手段が第2設定レベル未満の流量を検出すると、給湯回路からの給湯が終了するまでの間、流量調節手段により湯張り回路に給湯される湯の流量を、減少または遮断するようにした請求項1〜3のいずれか1項記載の貯湯式給湯装置。
  6. 湯張り回路への給湯中に給湯回路から給湯が行われ、流量調節手段により湯張り回路から給湯される湯量を減少させ、給湯回路に流れる湯量を増加させた場合、第1設定レベル以上は給湯回路に流れる湯量を増加させないようにした請求項4または5記載の貯湯式給湯装置。
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JP2009115395A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Panasonic Corp 貯湯式温水器
JP2009204239A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Noritz Corp コージェネレーションシステム
JP2012083059A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Corona Corp 給湯装置
JP2017083091A (ja) * 2015-10-29 2017-05-18 株式会社ノーリツ 浴槽補給水装置および浴槽給湯システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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