JP5361981B2 - 貯湯式給湯器 - Google Patents
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図1は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯器全体のシステム構成図である。図1において、本実施の形態1に係る貯湯式給湯器は、貯湯ユニット100と熱源ユニット200とで構成される。貯湯ユニット100には、浴槽5、混合栓6、及びリモコン7が接続されている。浴槽5は、風呂給湯側混合弁2bから供給される湯水を貯留する浴槽である。混合栓6は、一般給湯側混合弁2aから給湯された高温水と水源から供給される市水とを混合して給湯する混合栓であり、例えば、蛇口やシャワーなどが接続される場合がある。リモコン7は、給湯温度の設定や浴槽への給湯操作などの貯湯式給湯器への情報の入力や、運転状況の表示などを行うものである。なお、リモコン7は、風呂用や台所用など、複数個を設置してもよい。
貯湯タンク1は、ステンレスなどの金属製、もしくは樹脂製であり、図示しない断熱材が配置されており、高温の湯(以下、高温水と称す)を長時間に渡って保温できるものである。
一般給湯側混合弁2aの出口側には流量センサ11aが、風呂給湯側混合弁2bの出口側には流量センサ11bがそれぞれ設けられており、混合弁2a、2bから出る湯水の流量を計測する。
また、配管内を流れる湯水の温度を計測するための温度センサ12a〜12dが設けられている。温度センサ12aは、一般給湯側混合弁2aの出口側の給湯温度を計測し、温度センサ12bは、風呂給湯側混合弁2bの出口側の給湯温度を計測する。
また、水源から混合弁2a、2bに至る配管には、混合弁2a、2bに給水される水の温度を計測するための温度センサ12cが設けられている。
また、貯湯タンク1の取り出し部41の近傍には、給湯温度を計測するための温度センサ12dが設けられている。なお、温度センサ12dは、取り出し部41の配管上に設けるほかに、貯湯タンク1上部の缶体表面に設けてもよく、また、貯湯タンク1上部缶体内部の湯温を直接測定する構成としてもよい。
また、演算部によって得られた結果や、演算に用いる近似式、データテーブルなどを記憶する記憶部(図示せず)も内蔵しており、必要に応じてこれらの記憶内容を参照、書き換えることができる。上記の測定、演算、駆動などの各処理はマイコンにより行われ、記憶部は半導体メモリなどによって構成される。
また、制御部10は、図示しない出力部を備え、マイコンによる処理結果をLEDやモニターなどに表示したり、警告音などを出力したり、電話回線、LAN回線、無線などの通信手段(図示せず)により遠隔地へ情報を出力するなどの出力動作が可能である。
また、制御部10は、図示しない入力部を備え、リモコン7や図示しないスイッチ類からの操作入力、もしくは電話回線、LAN回線、無線などの通信手段(図示せず)からの通信データを入力することができる。
なお、上記構成例では制御部10を貯湯ユニット100に内蔵する構成としたが、貯湯ユニット100にメイン制御部を、熱源ユニット200に制御部の機能の一部をもつサブ制御部を設けて、メイン制御部とサブ制御部間でデータ通信を行うことにより連携処理を行う構成としてもよい。また、リモコン7にこれらの機能を備える構成や、貯湯ユニット100の外部に同等の機能をもつ制御部を別置する構成としてもよく、同等の機能を実現するものであれば、その設置等の構成については問わない。
貯湯タンク1への貯湯は、予めリモコン7で目標沸上げ温度を設定しておき、深夜時間帯に熱源ユニット200のヒートポンプ熱源により貯湯タンク1の水温を目標沸上げ温度まで沸き上げることにより行う。また、昼間時間帯に貯湯量が不足する場合は、熱源ユニット200を運転して貯湯タンク1に追加貯湯することも可能である。
使用者がリモコン7の「湯張り」スイッチを押すと、湯張りの指示が制御部10へ出力される。湯張り指示を受けた制御部10は、風呂側の温度センサ12bでの検出温度が設定された給湯温度となるように風呂給湯側混合弁2bを制御し、高温水と水とを、指定された給湯温度となるように混合する。また、電磁弁4を開いて、浴槽5への湯張りを開始する。湯張りを開始した後は、流量センサ11bにより積算流量をカウントし、予め設定された給湯湯量に達するまで湯張りを継続する。積算湯量が設定された給湯湯量に達すると、電磁弁4を閉じて湯張りを完了する。
使用者がリモコン7の「高温差し湯」スイッチを押すと、指示が制御部10へ出力される。高温差し湯指示を受けた制御部10は、浴槽5側の温度センサ12bの検出温度が高温(例えば60℃)となるように、風呂給湯側混合弁2bを制御し、高温水と水とを、指定された給湯温度となるように混合する。また、電磁弁4を開いて、浴槽5への高温差し湯を開始する。浴槽5への高温差し湯を開始した後は、流量センサ11bにより積算流量をカウントし、一定量(例えば20L)に達するまで高温差し湯を継続する。積算湯量が設定された湯量に達すると、電磁弁4を閉じて高温差し湯を完了する。
使用者がリモコン7の「足し湯」スイッチを押すと、指示が制御部10へ出力される。足し湯指示を受けた制御部10は、浴槽5側の温度センサ12bの検出温度がリモコン7で設定されている浴槽湯温となるように風呂給湯側混合弁2bを制御するとともに、電磁弁4を開いて浴槽5への足し湯を開始する。浴槽5への足し湯開始後、流量センサ11bにより積算流量をカウントし、一定量(例えば20L)に到達すると、電磁弁4を閉じて足し湯を完了する。
使用者がリモコン7の「注水」スイッチを押すと、指示が制御部10へ出力される。注水指示を受けた制御部10は、温度センサ12bの検出温度が市水温となるように風呂給湯側混合弁2bを制御するとともに、電磁弁4を開いて浴槽5への注水を開始する。浴槽5への注水開始後、流量センサ11bにより積算流量をカウントし、一定量(例えば20L)に到達すると、電磁弁4を閉じて注水を完了する。
また、低温の水を高温に沸き上げる際には、水中に溶存していた空気が一部分離してガス状態となる。これは、水に対する空気の溶解度が高温になるほど小さくなるためである。水回路内に発生したガス(空気)は、水回路を構成する貯湯タンク1や配管類などの金属部品に対し腐食を発生させる原因となる。また、給湯水にガスが混じると、出湯時、給湯端である蛇口などから高温の湯が飛び散ったり、周辺のものに湯が飛散して濡れたり、不快な音が発生するなど、使用者によって不都合な現象が生じる可能性がある。
このような理由から、膨張水及びガスを適切に水回路内から排出する必要がある。
一方、分岐部43より分岐する給水管路32からは、低温水が流入してくる。したがって、圧力逃し弁20と逆止弁22との間では、高温水と低温水とが混じり合った状態となっている。
また、膨張水として排出するのは低温水が多く高温水は少ないため、高温水排出による貯湯エネルギーのロスを最小限に抑えることができ、給湯システムの効率向上に貢献することができる。
また、上記説明では、圧力逃し弁20の第二の端部は給水管路32に接続する構成としたが、第二の端部の接続先は低温水が流れる配管であればよく、減圧弁3から混合弁2a、2bに至る管路のいずれかの場所へ接続してもよい。また、貯湯タンク下部に新たな配管を設け、これに接続してもよい。
上記実施の形態1では、貯湯タンク1から圧力逃し弁20に至る配管上にオリフィス21と逆止弁22とを設ける例について説明したが、本実施の形態2では、混合弁を用いる場合の例について説明する。なお、膨張水排出に関する箇所以外については、前述の実施の形態1と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
また、膨張水として排出するのは低温水が多く高温水は少ないため、膨張水排出による貯湯エネルギーのロスを最小限に抑えることができ、給湯システムの効率向上に貢献することができる。
本実施の形態3では、圧力逃し弁20と分離膜24を用いて膨張水とガスとを排出する実施例について説明する。なお、膨張水排出に関する箇所以外については、前述の実施の形態1と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
ここで、貯湯タンク1の沸上げに伴ってガスが発生すると、貯湯タンク1の最上部に設けられた取り出し部41を通過し、出湯管路31よりも高い位置にある分離膜24の近傍にガスが集まる。集まったガスは、貯湯タンク1内の水圧により分離膜24を通過し、ガス排出管路34を経て大気中へ排出される。分離膜24はガスのみを通過させるので、高温水が排出されることはない。
本実施の形態4では、圧力逃し弁20とフロート弁25を用いて膨張水とガスとを排出する実施例について説明する。なお、膨張水排出機構に関する部分以外は前述の実施の形態1と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
フロート弁25の内部には、水より軽く水に浮くフロート25aが内蔵されている。フロート弁25は、内部が水で満たされると、フロート25aがフロート弁25内部の上壁に水回路内圧により押しつけられる。フロート25aがフロート弁25内部上壁に押しつけられるとフロート弁25の出口流路を塞ぐので、水が外部へ流出しない。すなわち、フロート弁25の出口流路からは、水が流出しない構造となっている。
Claims (2)
- 湯水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに給水する給水管と、
前記貯湯タンクに貯留された高温水を出湯する出湯管と
を有する貯湯式給湯器において、
前記出湯管からの高温水と前記給水管からの水とを混合する給湯用混合弁と、
前記給水管の前記給湯用混合弁よりも上流側に設けられた圧力逃し弁と、
前記貯湯タンクの最上部に接続された配管もしくは高温水が流れる高温側配管に設けられた水と空気を分離する分離膜とを有し、
前記圧力逃し弁から膨張水を排出し、前記分離膜から気体を排出する
ことを特徴とする貯湯式給湯器。 - 湯水を貯留する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクに給水する給水管と、
前記貯湯タンクに貯留された高温水を出湯する出湯管と
を有する貯湯式給湯器において、
前記出湯管からの高温水と前記給水管からの水とを混合する給湯用混合弁と、
前記給水管の前記給湯用混合弁よりも上流側に設けられた圧力逃し弁と、
前記貯湯タンクの最上部に接続された配管もしくは高温水が流れる高温側配管に設けられたフロート弁とを有し、
前記圧力逃し弁から膨張水を排出し、前記フロート弁から気体を排出する
ことを特徴とする貯湯式給湯器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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