JP2897564B2 - 貯湯式温水器の給排水装置 - Google Patents

貯湯式温水器の給排水装置

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JP2897564B2
JP2897564B2 JP32296492A JP32296492A JP2897564B2 JP 2897564 B2 JP2897564 B2 JP 2897564B2 JP 32296492 A JP32296492 A JP 32296492A JP 32296492 A JP32296492 A JP 32296492A JP 2897564 B2 JP2897564 B2 JP 2897564B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリゾートマンション等に
使用される貯湯式温水器の給排水装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、余暇時間の増大や、人々の生活意
識の変化等によりリゾートへの関心が高まってきてい
る。リゾート地での住宅状況は、従来戸別の別荘であっ
たものから、価格、管理、施設の充実等の面からリゾー
トマンションのような集合住宅へと変わりつつある。こ
のようなリゾートマンションの使用実態は、使用者の長
期不在、不定期使用がほとんどであるため、安全面から
各戸の給湯機器を管理人室から集中的に制御したり、電
話回線を利用した遠隔操作(テレコントロール)をする
ようになってきている。このようなリゾートマンション
では主に電気温水器が使用されており、その理由は、使
い方が簡単、燃料補給の必要がない、熱源が電気である
ため安全である、管理が簡単である、等の面が掲げられ
る。
【0003】電気温水器は150〜460リットルの容
量のタンクに水を貯め、電気ヒータで沸かす貯水式の給
湯機器である。給水時には長期非使用後の給水を考慮
し、貯湯タンク内の洗浄を行う。またリゾートマンショ
ンのように長期不在により電気温湯器を使用しない期間
に貯湯タンク内に水を残したままにすると、水が変質し
てしまったり、更に、寒冷地等では凍結の恐れがあるた
め、貯湯タンク内の水を排水する必要がある。排水に際
して、マンションの排水管への影響を考慮し、貯湯タン
ク内の温水が冷却されてから排水する。
【0004】図3にリゾートマンションにおける電気温
水器の構成図を示す。以下、図3にて従来のリゾートマ
ンションにおける温水器のシステム動作を説明する。1
は貯湯タンクで給水源から給水された水を貯湯タンク内
のヒータ12にて加熱貯湯し、利用者はカラン2にて貯
湯タタンク1のお湯と給水源から2次給水管を通って供
給される水を混合させて使用する。3は給水源から貯湯
タンク1へ給水する給水管に設けられた給水電動弁であ
る。
【0005】4−1は給水管から貯湯タンク1へ給水さ
れた水が逆流しないための第1の逆止弁である。5は貯
湯タンク1からカラン2へ給湯する給湯管に設けられた
給湯電動弁である。6は貯湯タンク1の排水口から貯湯
タンク1内の水を排水する排水管に設けられた排水電動
弁である。7は管理人室等に設けられ、リゾートマンシ
ョンの各戸の温水器を集中管理する集中制御盤である。
8は集中制御盤7の指令により給水電動弁3、給湯電動
弁5、排水電動弁6の開/閉制御を行う制御装置であ
る。
【0006】図4に集中制御盤7の外観図を示す。13
は集中制御盤7の電源ON/OFFを表示する電源表示
手段である。この電源表示手段13が点灯している時、
集中制御盤7が各戸別の温水器と電気的に接続されてい
ることを表している。14は各戸別に設置されているの
使用状態を表示する戸別温水器使用状態表示手段であ
る。この戸別温水器使用状態表示手段14が点灯してい
るときは、表示している住宅にて温水器が使用されてい
ることを表す。
【0007】15は各戸別に設置されている温水器への
給水/排水指示をする戸別温水器ON/OFF切替手段
である。利用者から来荘の連絡が入った時に利用者の住
宅の温水器に該当する戸別温水器ON/OFF切替手段
15にて温水器に給水指示を行う。また、利用者から帰
宅の連絡が入ったときにも、戸別温水器ON/OFF切
替手段15にて温水器に排水指示を行う。すなわち管理
人は戸別温水器ON/OFF切替手段15を操作して各
戸の温水器に給水/排水指示を行うことができる。
【0008】制御装置8は集中制御盤7から給水指示を
受け、給湯電動弁5を閉成し、給水電動弁3と排水電動
弁6を開放して貯湯タンク1内を洗浄する。一定時間洗
浄後、給水電動弁3を開放し、給湯電動弁5、排水電動
弁6を閉成し、貯湯タンク1内への給水を行う。給水中
は給湯管に設けられた空気抜き弁11を開放して給水中
の貯湯タンク1内の空気を抜く。給水流量センサ10−
1にて給水源から給水管を経由して供給された水の流量
を検出し、あらかじめ設定されている貯湯タンク1の貯
湯可能水量と、給水水量から貯湯タンク1内の満水を検
出する。貯湯タンク1の満水を検出したら給水電動弁3
を閉成し、ヒータ12にて貯湯タンク1内の水へ通電を
行う。
【0009】利用者が使用する際は、貯湯タンク1から
給湯管を通ってカラン2へ給湯される温水と、給水電動
弁3の2次側から分岐した2次給水管を通ってカラン2
へ給水される水を混合し適温にして使用する。
【0010】また、集中制御盤7から排水指示を受ける
と制御装置8は排水動作を行う。排水は貯湯タンク1内
の温排水による排水管等への影響を考慮し、給水電動弁
3、給湯電動弁5、排水電動弁6を閉じ、貯湯タンク1
内の温水が冷却されるまでの時間を待機する。貯湯タン
ク1内の温水が十分冷却されてから給水電動弁3、給湯
電動弁5を閉成し、排水電動弁6を開放して貯湯タンク
1内の水を排水する。一定時間経過後、排水電動弁6を
閉成する。排水電動弁6を閉成する事により長期の非使
用時に貯湯タンク1内への虫等の異物の混入を防止す
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の貯湯式温水器では、リゾートマンション等が
寒冷地にあり使用されたとき、貯湯タンク1内の排水は
できるが、給水管、給湯管、2次給水管内の水を排水す
ることはできないため配管内の水が凍結し、配管が破裂
する恐れがあった。
【0012】配管破裂を防止するためには配管内の水を
凍結しなくするか、配管内の水を排水するかのどちらか
のことをしなければならない。配管内の水を凍結しなく
するためには、凍結防止ヒータ等を配管に巻き付けなけ
ればならず、コスト面で非常に不利となる。また配管内
の水を排水する手段として、2次給水管、及び、給湯管
に手動の排水弁(図示せず)が設けられている場合で
も、使用者は遂行事項があり、使い勝手が悪い物であっ
た。
【0013】たとえば、リゾートマンションから自宅へ
帰る(以降帰宅と記す。)時の手動排水弁の第1の操作
として使用者が帰宅時に手動排水弁を開放するのを忘れ
た場合、配管内の水が排水されないため配管破裂する。
さらに、帰宅時の手動排水弁の第2の操作として使用者
が排水終了後に排水手動弁の閉成を忘れた場合、使用者
が次回リゾートマンションへ来る(以降来荘と記す。)
時に管理人に連絡し、管理人が集中制御にて給水指示を
行うと給水源から2次給水管を通って手動排水弁へ水が
漏れてしまう。または給水源から給湯管→貯湯タンク→
給湯弁→給湯管→手動排水弁の経路にて水が漏れてしま
う。排水途中で手動排水弁を閉成すると、配管内に水が
残り、配管破裂の要因となる。また、残った水が変質
し、配管の腐食を招くことにもなる。従って、使用者が
早く帰宅したくとも、排水終了まで待たねばならない。
【0014】帰宅時には手動排水弁を開放し、排水終了
まで待機し、排水終了後に手動排水弁を閉成する必要が
あり使い勝手が悪いものであった。
【0015】本発明は上記課題を解決し、配管内の水を
排水し、配管破裂を防止する安全性が高く、使い勝手の
良い温水器を提供することを第1の目的とする。
【0016】更に、第2の目的として、より使い勝手の
良い温水器を提供するために、配管内の水の排水終了を
検知し、虫等の異物混入を防止するものである。
【0017】また、第3の目的として、排水終了後、水
抜き管の排水流量センサ検出可能流量以下の水が配管内
部に残らないようにし、配管の腐食を防ぐものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するため本発明は、貯湯式温水器と、給水源から
温水器の貯湯タンクへ給水する給水管に設けた給水電動
弁と、貯湯タンクの排水口に接続された排水管に設けた
排水電動弁と、貯湯タンクの出湯口からカランへ給湯す
る給湯管に設けた給湯電動弁と、前記給水電動弁の2次
側から分岐した2次給水管と給湯管の両方の配管内の水
を排水する水抜き電動弁と、複数の温水器を集中制御す
る集中制御盤と、前記集中制御盤と電気的に接続された
制御装置よりなり、この制御装置は前記給水電動弁
「閉」時に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水
し、一定時間後に前記水抜き電動弁を閉じ、更に一定時
間後に前記排水電動弁により前記貯湯タンク内を排水す
る制御装置を備えたものである。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために本
発明は、貯湯式温水器と、給水源から温水器の貯湯タン
クへ給水する給水管に設けた給水電動弁と、貯湯タンク
の排水口に接続された排水管に設けた排水電動弁と、貯
湯タンクの出湯口からカランへ給湯する給湯管に設けた
給湯電動弁と、前記給水電動弁の2次側から分岐した2
次給水管と給湯管の両方の配管内の水を排水する水抜き
電動弁と、前記水抜き管に設けられ水抜き管の流量を検
出する流量センサと、複数の温水器を集中制御する集中
制御盤と、前記集中制御盤と電気的に接続された制御装
置よりなり、この制御装置は前記給水電動弁「閉」時
に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、前記流
量センサの検出流量が無くなった時に前記水抜き電動弁
を閉じ、更に一定時間後に前記排水電動弁により前記貯
湯タンク内の水を排水する制御装置とを備えたものであ
る。
【0020】更に、上記第3の目的を達成するため、本
発明は、前記集中制御盤にて前記給水電動弁「閉」時
に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、前記流
量センサの検出流量が無くなってから一定時間後に前記
水抜き電動弁を閉じ、更に一定時間後に前記排水電動弁
により前記貯湯タンク内の水を排水する制御装置を備え
たものである。
【0021】
【作用】本発明は、上記構成により集中制御盤からの排
水指示時に給水電動弁を閉成し、水ぬき電動弁を開放し
て、配管内の水を排水する。この後一定時間後に水抜き
電動弁を閉成して虫等の異物の混入を防止する。また、
水抜き電動弁を閉成して、次回の使用時の水抜き電動弁
開放による水漏れを防止する。
【0022】また、上記構成によって、排水流量センサ
で水抜き管内の流量を検出して配管内の排水終了を検知
する。
【0023】更に、排水流量センサにて検出できる流量
以下の水が、排水流量センサでの排水流量検出後も一定
時間水抜き電動弁を開放して配管内部の水を全て排出す
る。
【0024】
【実施例】以下本発明の温水器の制御装置の実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施
例の温水器の給排水装置の構成図である。1は貯湯タン
クで給水源から供給された水を貯湯する。2はカラン
で、使用者が適温に調節された水(お湯)を使用すると
きの蛇口である。3は給水源から水を供給する給水管に
設けられた給水電動弁で、給湯電動弁3の給水源に接続
されていない側(2次側)から貯湯タンク1へ水を供給
する給水管と、カラン2へ水を供給する2次給水管の2
つの管に分岐している。
【0025】4−1は第1の逆止弁で、給水管から貯湯
タンク1へ供給された水が貯湯タンク1から給水源、及
び、給水管、2次給水管を通ってカラン2へ逆流しない
ようにする。10−1は給水管に設けられた給水流量セ
ンサ1で、給水源から給水管を通って貯湯タンク1に供
給される水の流量を検出するものである。貯湯タンク1
への給水は給水源→給水電動弁3→給水管→給水流量セ
ンサ10−1→第1の逆止弁→貯湯タンク1内の給水口
から行われ、貯湯タンク1の給湯口に接続されている給
湯管に設けられた空気ぬき弁11により貯湯タンク1内
の空気が抜かれる。
【0026】貯湯タンク1内に供給された水はヒータ1
2により加熱され温水になる。貯湯タンク1にて加熱さ
れた温水は給湯管から給湯管に設けられた給湯電動弁5
を通ってカラン2に接続され、使用者は給水源から2次
給水管により供給された水と、適温になるように混合し
てカラン2から供給される。
【0027】4−2は給湯管に接続された水ぬき管に設
けられた第2の逆止弁である。また、4−3は2次給水
管に設けられた水ぬき管に設けられた第3の逆止弁であ
る。4−2の第2の逆止弁は給水源から水抜き管を通っ
て給湯管への、4−3の第3の逆止弁は水抜き管を通っ
て2次給水管への水の逆流をそれぞれ防止し、給水電動
弁3が開放されているとき、給水管から水抜き管を取っ
て給湯管が水へ流入しないようにする。
【0028】6は貯湯タンク1の排水口に接続された配
水管に設けられた排水電動弁である。9は給湯管に接続
された水ぬき管と2次給水管に接続された水ぬき管2本
の水ぬき管を1本にした水ぬき管に設けられた水ぬき電
動弁である。更に1本に接続された水ぬき管には、流水
流量センサ10−1と第1の逆止弁4−1を接続する給
水管も接続されている。
【0029】7は管理人室等に設置され、使用者から連
絡によた制御装置8へ給水(給湯)/排水指示を行う。
制御装置8は給水電動弁3、給湯電動弁5、排水電動弁
6、水ぬき電動弁9の開/閉指示等の指示を行う。
【0030】以下、実際のリゾートマンションでの使用
状況に基づいて説明する。使用者から管理人に来荘の連
絡が入ると、管理人は集中制御盤7にて使用者の所有し
ている部屋に対応した電気温水器に前述の集中制御盤7
の戸別温水器ON/OFF切替手段を操作するして給湯
指示が行われる。制御装置8は集中制御盤7から給湯指
示を受けると、給水電動弁3と、排水電動弁6を一定時
間開放し、貯湯タンク1内の洗浄を行う。
【0031】貯湯タンク1内の洗浄が終了すると、制御
装置8は排水電動弁6を閉成し、給水電動弁3は開放の
ままで、貯湯タンク1への給水が開始される。給水流量
センサ10−1にて給水流量を検出し、あらかじめ設定
されている貯湯タンク1の貯湯できる水の量と、給水源
から給水管を通って供給される水の流量と水が供給され
ている時間から貯湯タンク1が満水か否かを判定する。
貯湯タンク1が満水になると、ヒータ12にて貯湯タン
ク1内の水を加熱し温水にする。
【0032】使用者が貯湯タンク1内の温水を使用する
ときは、リゾートマンション内の温水器使用盤(図示せ
ず)の給湯SW(図示せず)の操作すると、制御装置8
は給湯電動弁5を開放し、貯湯タンク1内の温水は貯湯
タンク1内の給湯口→給湯電動弁5→給湯管→カラン2
の経路にて給湯される。また、給水源から給水電動弁3
→2次給水管→カラン2の経路にて給水され、カラン2
にて給湯された温水と混合される。
【0033】使用者が帰宅時はリゾートマンション内の
温水器使用盤(図示せず)の水ぬきSW(図示せず)操
作をすると、制御装置8は給水電動弁3を閉成し、給湯
電動弁5を開放し、水ぬき電動弁9を開放する。この
時、排水電動弁6は閉成のままである。給水管内の水は
水ぬき管に接続されているため水ぬき電動弁6閉成のま
まである。また、2次給水管内の水は2次給水管に接続
されている水ぬき管を通って水ぬき電動弁9から排水さ
れる。さらに、給湯管内の温水は同じく給湯管に接続さ
れている水ぬき管を通って水ぬき電動弁9から排水され
る。これで配管内の水は全て排水される。
【0034】図1中のカラン2上部の2次給水管、及
び、給湯管内の水は使用者がカラン2を開放しておくこ
とで排水可能となる。(これらの排水動作を水ぬき動作
と呼ぶこととする。水ぬき動作中の各電動弁の状態は、
給水電動弁3は閉成、給湯電動弁5は開放、排水電動弁
6は閉成、水ぬき電動弁9は開放となる。)水ぬき動作
は1時間経過後に終了し、全ての電動弁を閉成する。水
ぬき電動弁9を閉成する事で水ぬき管からの虫などの侵
入を防止する。
【0035】貯湯タンク1内の温水は高温(約85℃)
に沸きあげられているため、そのまま排水すると配水管
に支障をきたす可能性がある。従って、一定時間(約1
00時間)遅延させ、貯湯タンク1内の温水が低温(約
40℃)になった時点で排水電動弁6を開放し、貯湯タ
ンク1内の温度が低くなった温水を排水する。排水電動
弁6の開放は一定時間(約1時間、貯湯タンク1の容量
によりかわる)後に閉成する。排水電動弁6を閉成する
事により前述の水ぬき電動弁9の閉成動作と同様に虫な
どの侵入が防止できる。
【0036】もし、使用者が帰宅時に温水器使用盤(図
示せず)の水ぬきSW(図示せず)操作を行わなかった
場合、管理人の集中制御盤7の戸別温水器ON/OFF
切替手段15の操作による排水指示にて同様な動作が行
われ貯湯タンク1内の温水、及び、配管内部の排水がで
き、配管内の凍結防止が可能となる。
【0037】図2は本発明の第2の実施例の温水器の給
排水装置の構成図である。第1の実施例と同じ構成部に
は同じ番号を付与している。異なる点は10−2は排水
流量センサで水ぬき管から排水される流量を検出する。
使用者の来荘時の動作は第1の実施例と同様である。使
用者が帰宅時の水ぬき動作も第1の実施例と同様である
が、水ぬき管に排水流量センサ10−2が接続されてお
り、水ぬき動作中の排水管、2次給水管、及び、給湯管
から排水終了を検出できる。
【0038】排水流量センサ10−2の排水流量が有す
る間は給水電動弁3、排水電動弁6を閉成し、給湯電動
弁5と水ぬき電動弁9を開放して配管内部の排水が可能
となり、配管内の水の凍結による配管破裂防止できる。
排水流量センサ10−2の排水流量がなくなった時点で
全ての電動弁を閉成して必要以上に水ぬき電動弁9の開
放期間がなくなり、配管への虫などの侵入防止する。
【0039】第3の実施例では構成は第2の実施例と同
様とし、使用者の来荘時の動作は第1、及び第2の実施
例と同等となる。使用者の帰宅時の水ぬき動作にて第2
の実施例では排水流量センサ10−2にて排水流量が検
出できなくなった、すなわち排水が終了した時点で給湯
電動弁5、水ぬき電動弁9を閉成していたが、排水流量
センサでの検出流量以下の水が配管内部に残ってしま
う。この配管内部に残存している水は凍結による配管破
裂を引き起こすことはないが、水ぬき電動弁9の閉成に
より排出されず変質してしまう。リゾートマンションの
使用実態の一つでもある使用者の長期未使用等により配
管内部の残存水の変質が配管の腐食を招く恐れがある。
従って、排水流量センサ10−2の排水流量が無くなっ
た時点から一定時間(約20分)、給湯電動弁5、水ぬ
き電動弁9を開放しておくことで配管内の水を全て排水
することができる。
【0040】また、本発明のどの構成でも使用者が帰宅
時の水ぬきSW操作を忘れてしまっても、管理人からの
集中制御盤の戸別温水器ON/OFF切替手段15の操
作にて水ぬき動作は可能となる。
【0041】なお、制御装置8は、上記実施例を実現す
るものとして、マイクロコンピュータを利用するもの、
または、ディスクリート回路で構成するものなど多種の
構成が一般的に考えられる。更に、実施例ではカランや
各電動弁を1箇所で説明しているが複数箇所であっても
良い。
【0042】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の第1の実施例の貯湯式温水器の給排水装置は、集中
制御盤と電気的に接続され、集中制御盤にて給水電動弁
「閉」時に、水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、一
定時間後に水抜き電動弁を閉じ、更に一定時間後に排水
電動弁により貯湯タンク内の水を排水する制御装置とを
備えることにより、水抜き電動弁を一定時間開放する事
で、配管内の水を排水し凍結を防ぐ。更に、開放後に閉
成する事で虫や異物等の侵入防ぎ、次回使用時の水抜き
弁開放による水漏れを防ぐといった効果がある。
【0043】更に、第2の実施例の貯湯式温水器の給排
水装置は、水抜き管に設けられ水抜き管の流量を検出す
る流量センサと、複数の温水器を集中制御する集中制御
盤と、集中制御盤と電気的に接続され、集中制御盤にて
給水電動弁「閉」時に、水抜き電動弁にて配管内の水を
排水し、流量センサの検出流量が無くなった時に水抜き
電動弁を閉じ、更に一定時間後に排水電動弁により貯湯
タンク内の水を排水する制御装置とを備えることによ
り、水抜き電動弁を配管内の排水流量がなくなるまで開
放することにより、配管内の水を排水し凍結を防ぐ。ま
た、水抜き電動弁による配管内の排水終了直後に水抜き
電動弁を閉じることで虫や異物等の侵入防止性が向上す
る。
【0044】また、第3の実施例の貯湯式温水器の給排
水装置は、集中制御盤にて前記給水電動弁「閉」時に、
水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、流量センサの検
出流量が無くなってから一定時間後に水抜き電動弁を閉
じ、更に一定時間後に排水電動弁により前記貯湯タンク
内の水を排水する制御装置を備えることにより排水流量
センサでの排水終了検出以後、一定時間水ぬき電動弁を
開放することにより流量センサの検出できる流量以下の
水が一定時間内に排出されるので、配管内の残存水が少
くかつ変質しないので水抜き管への影響が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図
【図2】同第2の実施例の構成図
【図3】従来のリゾートマンション用の貯湯式温水器の
構成図
【図4】本発明の第1〜第3の実施例の集中制御盤の外
観図
【符号の説明】
1 貯湯タンク 2 カラン 3 給水電動弁 4−1 第1の逆止弁 4−2 第2の逆止弁 4−2 第3の逆止弁 5 給湯電動弁 6 排水電動弁 7 集中制御盤 8 制御装置 9 水ぬき電動弁 10−1 給水流量センサ 10−2 排水流量センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24H 1/18 301 F24H 1/18 503 F24H 9/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯湯式温水器と、給水源から温水器の貯湯
    タンクへ給水する給水管に設けた給水電動弁と、貯湯タ
    ンクの排水口に接続された排水管に設けた排水電動弁
    と、貯湯タンクの出湯口からカランへ給湯する給湯管に
    設けた給湯電動弁と、前記給水電動弁の2次側から分岐
    した2次給水管と前記給湯管の両方の配管内の水を排水
    する水抜き電動弁と、複数の温水器を集中制御する集中
    制御盤と、前記集中制御盤と電気的に接続された制御装
    置よりなり、この制御装置は前記給水電動弁「閉」時
    に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、一定時
    間後に前記水抜き電動弁を閉じ、更に一定時間後に前記
    排水電動弁により前記貯湯タンク内の水を排水する貯湯
    式温水器の給排水装置。
  2. 【請求項2】貯湯式温水器と、給水源から温水器の貯湯
    タンクへ給水する給水管に設けた給水電動弁と、貯湯タ
    ンクの排水口に接続された排水管に設けた排水電動弁
    と、貯湯タンクの出湯口からカランへ給湯する給湯管に
    設けた給湯電動弁と、前記給水電動弁の2次側から分岐
    した2次給水管と給湯管の両方の配管内の水を排水する
    水抜き電動弁と、前記水抜き管に設けられた水抜き管の
    流量を検出する流量センサと、複数の温水器を集中制御
    する集中制御盤と、前記集中制御盤と電気的に接続され
    た制御装置よりなり、この制御装置は前記給水電動弁
    「閉」時に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水
    し、前記流量センサの検出流量が無くなった時に前記水
    抜き電動弁を閉じ、更に一定時間後に前記排水電動弁に
    より前記貯湯タンク内の水を排水する貯湯式温水器の給
    排水装置。
  3. 【請求項3】前記集中制御盤にて前記給水電動弁「閉」
    時に、前記水抜き電動弁にて配管内の水を排水し、前記
    流量センサの検出流量が無くなってから一定時間後に前
    記水抜き電動弁を閉じ、更に一定時間後に前記排水電動
    弁により前記貯湯タンク内の水を排水する制御装置を備
    えた請求項2記載の貯湯式温水器の給排水装置。
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