JPH09170822A - 太陽熱給湯設備 - Google Patents

太陽熱給湯設備

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Publication number
JPH09170822A
JPH09170822A JP7349321A JP34932195A JPH09170822A JP H09170822 A JPH09170822 A JP H09170822A JP 7349321 A JP7349321 A JP 7349321A JP 34932195 A JP34932195 A JP 34932195A JP H09170822 A JPH09170822 A JP H09170822A
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JP
Japan
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hot water
valve
water supply
solar
temperature
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JP7349321A
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Inventor
Kiyoshi Ohashi
清 大橋
Toshiharu Otani
利春 大谷
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽熱温水器によって高温の湯が得られたと
きには、全自動ボイラーで追い焚きすることなく給湯利
用でき、しかも全自動ボイラーの自動お湯張り機能や、
さし湯機能も利用することが可能で、また太陽熱温水器
の圧力を1kg/cm2 以上にしても、太陽熱温水器内
の湯温が100℃を越えることがない太陽熱給湯設備を
提供することを目的とする。 【解決手段】 温度切換3方弁35の設定温度を45℃
とし、夕方、太陽熱温水器10内の湯を台所(図示せ
ず)に供給するため、台所の蛇口を開いたところ、太陽
熱温水器10内の湯を給湯管12から、第2のミキシン
グバルブ25、バイパス管34及び温度切換3方弁35
を介して約59℃の湯を取り出すことができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽熱を利用して給湯
を行う太陽熱給湯設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より太陽熱を利用して給湯を行う太
陽熱給湯設備は各種開発されているが、雨や雪の日など
日射が少ないときには、湯が十分に温まらないことがあ
る。そのため通常、これらの設備には、ガスや石油等の
ボイラーが取り付けられており、湯温が低い場合には、
ボイラーで追い焚きしてから利用されることになる。
【0003】図2は、この種の太陽熱給湯設備の一例を
示すシステム図である。
【0004】図中、太陽熱温水器10に水を供給するた
めの給水管11が、太陽熱温水器10の給水口10aに
接続され、また太陽熱温水器10から湯を取り出すため
の給湯管12が、太陽熱温水器10の給湯口10bに接
続されている。給水管11には、太陽熱温水器10より
も低位の位置に減圧弁13が取り付けられている。
【0005】また減圧弁13の2次側には、太陽熱温水
器10よりも低位の位置で給水管11と給湯管12を連
通させる連通管14が設けられ、連通管14と給湯管1
2の連結部には、ミキシングバルブ(湯水混合栓)15
が設けられている。ミキシングバルブ15の2次側の給
湯管12には、ボイラー16が設けられている。減圧弁
13の1次側には、給水元栓17から減圧弁13への流
れを許容し、逆方向の流れを防止する第1の逆止弁18
が設けられている。また連通管14と給水管11の連結
部11aと、太陽熱温水器10との間の給水管11に
は、減圧弁13から太陽熱温水器10への流れを許容
し、逆方向の流れを防止する第2の逆止弁19が設けら
れている。さらにミキシングバルブ15の出口付近の給
湯管12には、混合水が出ていく方向の流れを許容し、
逆方向の流れを防止する第3の逆止弁20が設けられて
いる。また太陽熱温水器10の出湯口10b付近には、
圧力逃し弁21が取り付けられ、この圧力逃し弁21に
は、排水用パイプ(図示せず)が連結されており、湯を
屋根面に沿って流すようになっている。
【0006】この圧力逃し弁21の設定圧力は、減圧弁
13の設定圧力よりも高くされ、例えば圧力逃し弁21
の設定圧力は0.95kg/cm2 、減圧弁13の設定
圧力は0.8kg/cm2 とされる。
【0007】このような太陽熱温水器10に供給された
水は、太陽熱で温められて温度が上がると膨張し、太陽
熱温水器10内の水圧が上昇することになるが、水圧が
太陽熱温水器10の出湯口10bに設けられた圧力逃し
弁21の設定圧力に達すると、圧力逃し弁21から排水
用パイプを経て湯が外部に排出され、太陽熱温水器10
内の圧力を低下させる。つまり太陽熱温水器10内の圧
力は、圧力逃し弁21の設定圧力を越えないようになっ
ている。
【0008】このような太陽熱給湯設備においては、水
道水が給水元栓17から減圧弁13、給水管11を通
り、太陽熱温水器10に供給され、また給湯管12や連
通管14にも満たされる。この状態で、日中、一定時間
汲み置きされると、太陽熱温水器10内の水が、太陽熱
で加熱されて湯となり、給湯管12からミキシングバル
ブ15の湯口15a、混合水出口15b、第3の逆止弁
20及びボイラー16を経て台所や風呂等に供給される
ことになる。
【0009】このとき太陽熱温水器10から出ていく湯
と同量の水が、給水管11から太陽熱温水器10に供給
される。また連通管14に満たされた水は、必要に応じ
てミキシングバルブ15の水口15cに供給され、ミキ
シングバルブ15内で湯と混合される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の太陽熱給湯設備
においては、太陽熱温水器10内の湯が、ミキシングバ
ルブ15の設定温度(例えば約60℃)以上の時には、
水と混合されて設定温度の湯とされた後、ボイラー16
で追い焚きすることなく給湯利用される。
【0011】また雨や雪などの日で日射が少なく、太陽
熱温水器10内の湯が十分に温まらない時には、ボイラ
ー16で追い焚きしてから給湯利用されることになる。
【0012】ところで近年、風呂の自動お湯張り機能
や、さし湯機能を有する全自動ボイラーが開発され、市
場のニーズから各家庭においても全自動ボイラーを設置
することが主流となっている。
【0013】しかしながら全自動ボイラーは、太陽熱温
水器の湯温に関係なく、常に約35℃未満の水を取り込
み、これを所定温度(例えば約42℃)まで温めるよう
になっており、これを上記のような太陽熱給湯設備に取
り付けた場合には、折角、太陽熱温水器によって温めた
高温(例えば60℃以上)の湯をミキシングバルブで水
と混合し、約35℃まで冷ました後、これを全自動ボイ
ラーで追い焚きすることによって約42℃に温めなけれ
ばならず、経済効率が悪いという問題がある。
【0014】また従来から太陽熱温水器は、1kg/c
2 以下の圧力で使用されており、例えば上記のような
太陽熱給湯設備の場合には、太陽熱温水器内の圧力は、
圧力逃し弁の設定圧力である0.95kg/cm2 を越
えることはない。
【0015】しかしながら近年、直圧式のガス・石油給
湯機器が普及し、また2階での給湯利用あるいは多箇所
での同時給湯利用が増えつつあり、これに伴い太陽熱温
水器の給湯圧力を高くしなければ十分に機能しなくなっ
てきた。
【0016】すなわち圧力が1kg/cm2 以下の太陽
熱温水器を、直圧式のガス・石油給湯機器に接続する
と、台所で湯の出が悪くなったり、シャワーからの湯の
出が悪くなるという支障が生じる。
【0017】このような事情から太陽熱温水器を1kg
/cm2 以上の圧力で使うことが望まれているが、この
ような高い圧力で太陽熱給湯設備を使用すると、湯温が
100℃を越えることがあり、その結果、構成部材の劣
化を招きやすくなるという問題が生じる。
【0018】例えば図2の太陽熱給湯設備の減圧弁13
の設定圧力を2.5kg/cm2 、圧力逃し弁21の設
定圧力を3kg/cm2 として、貯湯量240リット
ル、有効集熱面積2.73m2 の真空ガラス管式の太陽
熱温水器を用い、夏期の晴天日の朝に太陽熱温水器10
内に約30℃の水道水を供給し、1日中湯を全く使わず
に放置すると、太陽熱温水器10内の湯の最高到達温度
は、約84℃となる。このまま湯を全く使わずに、翌日
に持ち越すと、夜間の自然冷却によって翌朝の湯温は、
約60℃になるが、再び翌日が晴天であり、日中全く湯
を使わなければ、太陽熱温水器10内の湯の最高到達温
度は、約113℃となる。同様にして、3日目も湯を全
く使わずに放置すると、太陽熱温水器10内の湯の最高
到達温度は、約130℃となる。
【0019】このように太陽熱温水器10の性能が良け
れば、晴天日が続く時に、湯を全く使わずに放置する
と、太陽熱温水器10内の湯の最高到達温度は、圧力逃
し弁21の設定圧力が飽和蒸気圧になる温度まで上昇す
ることがある。
【0020】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、太陽熱温水器によって高温の湯が得られたときに
は、全自動ボイラーで追い焚きすることなく給湯利用で
き、しかも全自動ボイラーの自動お湯張り機能や、さし
湯機能も利用することが可能で、また太陽熱温水器の圧
力を1kg/cm2 以上にしても、太陽熱温水器内の湯
温が100℃を越えることがない太陽熱給湯設備を提供
することを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽熱給湯設備
は、太陽熱を利用して水を温める太陽熱温水器と、太陽
熱温水器の給水口に接続して太陽熱温水器に給水するた
めの給水管と、太陽熱温水器の出湯口に接続して太陽熱
温水器から湯を取り出すための給湯管と、給湯管の出口
付近に取り付けられた全自動ボイラーとを備えた太陽熱
給湯設備であって、上記太陽熱温水器よりも低位の位置
で給水管の途中に減圧弁を設け、減圧弁の1次側の給水
管を給水元栓に接続し、減圧弁の2次側で、且つ、太陽
熱温水器よりも低位の位置で給水管と給湯管を連通させ
る第1の連通管を設け、第1の連通管と給湯管の連結部
に第1のミキシングバルブを設け、第1のミキシングバ
ルブの水口に第1の連通管を接続し、第1のミキシング
バルブの混合水出口に全自動ボイラーの1次側の給湯管
を接続し、第1の連通管よりも太陽熱温水器側で、且
つ、太陽熱温水器よりも低位の位置で給水管と給湯管を
連通させる第2の連通管を設け、第2の連通管と給湯管
の連結部に第2のミキシングバルブを設け、第2のミキ
シングバルブの水口に第2の連通管を接続し、第2のミ
キシングバルブの湯口に太陽熱温水器側の給湯管を接続
し、第2のミキシングバルブの混合水出口と第1のミキ
シングバルブの湯口を接続し、第2の連通管よりも太陽
熱温水器側で、且つ、太陽熱温水器よりも低位の位置で
給水管と給湯管を連通させる第3の連通管を設け、第3
の連通管にポンプと第1の温圧弁を設け、太陽熱温水器
に第2の温圧弁と第1の温度センサーを設けてなり、第
1のミキシングバルブと第2のミキシングバルブの間の
給湯管に全自動ボイラーの2次側の給湯管に連通するバ
イパス管を接続し、全自動ボイラーの2次側の給湯管と
バイパス管の連結部に、第1の温度センサーによって制
御される温度切換3方弁を設け、第1のミキシングバル
ブの設定温度を第2のミキシングバルブの設定温度より
低くし、減圧弁の設定圧力を第1の温圧弁および第2の
温圧弁の設定圧力よりも低くし、ポンプを起動させる第
1の温度センサーの設定温度を第1の温圧弁および第2
の温圧弁の設定温度よりも低くし、且つ、第1の温圧弁
の設定温度を第2の温圧弁の設定温度よりも低くしてな
ることを特徴とする。
【0022】また本発明の太陽熱給湯設備は、減圧弁の
1次側に、給水元栓から減圧弁への流れを許容し、逆方
向の流れを防止する第1の逆止弁を設け、第3の連通管
に給湯管から給水管への流れを許容し、逆方向の流れを
防止する第2の逆止弁を設け、第3の連通管と給水管の
連結部と太陽熱温水器との間に、減圧弁から太陽熱温水
器への流れを許容し、逆方向の流れを防止する第3の逆
止弁を設け、バイパス管に温度切換3方弁へ湯が入って
いく方向の流れを許容し、逆方向の流れを防止する第4
の逆止弁を設け、第1のミキシングバルブの混合水出口
付近の給湯管に、混合水が出ていく方向の流れを許容
し、逆方向の流れを防止する第5の逆止弁を設けてなる
ことを特徴とする。
【0023】さらに本発明の太陽熱給湯設備は、第5の
逆止弁と全自動ボイラーとの間の給湯管に、排水用バル
ブを設けてなることを特徴とし、温度切換3方弁に、湯
を使用する人が、遠隔操作で温度設定できるようにリモ
コンを取り付けたことを特徴とする。
【0024】また本発明の太陽熱給湯設備は、第3の連
通管にヒーターを設け、太陽熱温水器の近傍に外気温を
検出する第2の温度センサーを設け、給水管内に水温を
検出する第3の温度センサーを設け、第2の温度センサ
ーと第3の温度センサーによってポンプとヒーターの作
動を制御することを特徴とする。
【0025】
【作用】本発明の太陽熱給湯設備において、太陽熱温水
器によって高温の湯が得られた場合には、第2のミキシ
ングバルブを通り、第2のミキシングバルブの設定温度
(例えば約60℃)の湯が、第2のミキシングバルブの
混合水出口から出ていく。温度切換3方弁の設定温度
が、太陽熱温水器に設けられた第1の温度センサーによ
って測定された湯温より低いと、バイパス管側に湯が流
れ、全自動ボイラーを通らずに台所や風呂等で直接太陽
熱温水器の湯を利用することが可能となる。
【0026】またこのような状態でも、全自動ボイラー
に風呂専用配管を連結しておけば、風呂で自動お湯張り
機能や、さし湯機能を使うと、第2のミキシングバルブ
の混合水出口から出た湯が、第1のミキシングバルブを
通り、第1のミキシングバルブの設定温度(例えば約3
5℃)の湯にされた後、第1のミキシングバルブの混合
水出口から出ていき、さらに全自動ボイラーで追い焚き
され、所定の温度(例えば約42℃)の湯となって風呂
専用配管を通じて風呂に供給される。
【0027】また雨や雪などの日で日射が少なく、温度
切換3方弁の設定温度が、第1の温度センサーによって
測定された湯温より高いと、第2のミキシングバルブを
通った湯は、第1のミキシングバルブを通り、全自動ボ
イラーで追い焚きされ、所定の温度の湯として利用で
き、また風呂で自動お湯張り機能や、さし湯機能を使う
ことも可能である。
【0028】このように本発明の第1のミキシングバル
ブは、全自動ボイラーの機能を生かすために用いられ、
その設定温度は25〜38℃が適している。すなわち設
定温度が38℃以上になると、全自動ボイラーの焚き上
げ温度が高くなり、一般的な入浴温度である約42℃程
度での温度コントロールが不可能となり、一方、25℃
未満になると、全自動ボイラーの燃費が大となり、経済
効率が悪くなるため好ましくない。第2のミキシングバ
ルブは、全自動ボイラーを通さずに直接太陽熱温水器の
湯を使う時のやけど防止等の安全対策のために用いら
れ、設定温度は45〜65℃が適している。
【0029】また本発明における太陽熱温水器を1kg
/cm2 以上の圧力で使用しても、夏期の晴天日に2日
間以上、湯を全く使わずに放置し、太陽熱温水器内の湯
温が上昇して、ポンプの起動する温度に達すると、第1
の温度センサーが検出してポンプが作動し、太陽熱温水
器内の湯が、給湯管から第3の連通管を経て給水管へと
循環する間に冷却される。
【0030】太陽熱温水器の設置条件、例えば給水管や
給湯管の長さが短い場合や、給水管・給湯管に厚肉の断
熱材が巻かれ、冷却能力が小さいという条件下では、湯
が循環しても徐々に太陽熱温水器内の湯温が上昇するこ
とがあるが、その湯温が、第1の温圧弁の設定温度に達
すると、第1の温圧弁から湯が排出され、その排出量と
同量の水が新たに減圧弁から給水管を経て太陽熱温水器
に供給され、湯と混合され湯温を下げることになる。第
1の温圧弁は、太陽熱温水器よりも低位の位置に設置さ
れ、通常はこれに排水用パイプを連結することによって
地面に近いところで、安全に湯を排出させるようにす
る。
【0031】また万一、停電やポンプの故障等で循環機
能が働かないときは、太陽熱温水器内の湯温は、太陽熱
温水器の出湯口に設けた第2の温圧弁の設定温度まで上
昇することになるが、このときにも第2の温圧弁から湯
が排出され、湯と混合され湯温を下げることになる。す
なわち本発明の太陽熱給湯設備では、通常、第1の温圧
弁が作動して設定温度以下に湯温を保持するが、第2の
温圧弁は、安全対策上、万一の場合を考えて設けられて
いる。
【0032】また本発明において、第3の連通管にヒー
ターを設け、太陽熱温水器の近傍に外気温を検出する第
2の温度センサーを設け、給水管内に水温を検出する第
3の温度センサーを設けると、冬期に外気温が低い時に
は、第2の温度センサーと第3の温度センサーでポンプ
とヒーターの作動を制御し、ヒーターで温められた湯を
循環させることによって、給水管や給湯管内の水の凍結
を防止できる。ポンプが作動した場合の湯の循環経路
は、太陽熱温水器→給湯管→第3の連通管→給水管→太
陽熱温水器であり、ヒーターで温められた湯は、まず給
水管に流れ込むため、加熱効果が直ちに得られる。
【0033】また給湯管には、太陽熱温水器で温められ
た湯が流れ込むことになる。但し、太陽熱温水器の湯を
全て使いきった場合には、太陽熱温水器には水が充満さ
れるため、給湯管にも水が流れ込むことになるが、この
水が直ちに凍結することはなく、凍結する前にヒーター
で温められた湯が、太陽熱温水器を通って給湯管まで達
する。
【0034】本発明の太陽熱給湯設備においては、減圧
弁の1次側に、給水元栓から減圧弁への流れを許容し、
逆方向の流れを防止する第1の逆止弁を設け、第3の連
通管に給湯管から給水管への流れを許容し、逆方向の流
れを防止する第2の逆止弁を設け、第3の連通管と給水
管の連結部と太陽熱温水器との間に、減圧弁から太陽熱
温水器への流れを許容し、逆方向の流れを防止する第3
の逆止弁を設け、バイパス管に温度切換3方弁へ湯が入
っていく方向の流れを許容し、逆方向の流れを防止する
第4の逆止弁を設け、第1のミキシングバルブの混合水
出口付近の給湯管に、混合水が出ていく方向の流れを許
容し、逆方向の流れを防止する第5の逆止弁を設ける
と、断水時等の不測の事態が生じたときに、水道の本管
側への逆流を防止することができるため好ましい。
【0035】また第5の逆止弁と全自動ボイラーとの間
の給湯管に、排水用バルブを設けると、手動でバルブを
開くことによって、太陽熱温水器内の湯を抜いたり、第
1のミキシングバルブの設定温度の確認を行うことがで
きるため好ましい。
【0036】温度切換3方弁は、太陽熱温水器内の湯温
が高い場合には、直接太陽熱温水器内の湯を使い、また
湯温が低い場合には、全自動ボイラーで追い焚きして湯
を使うためのものであり、太陽熱温水器に取り付けられ
た第1の温度センサーによって自動的に制御される。す
なわち第1の温度センサーによって測定された温度が、
温度切換3方弁の設定温度よりも高い場合には、バイパ
ス管側の流れが入るように切り換えられ、一方、第1の
温度センサーによって測定された温度が、温度切換3方
弁の設定温度よりも低い場合には、全自動ボイラー側の
流れが入るように切り換えられる。
【0037】この温度切換3方弁には、温度設定が遠隔
操作できるようにリモコンを取り付け、湯を使用する人
が、室内から任意に温度設定できるようにすることが好
ましい。第1の温度センサーの設置位置としては、太陽
熱温水器内の湯温を正確に測定可能な箇所であればどこ
でも良く、例えば太陽熱温水器の出湯口に差し込んだ
り、出湯側ヘッダー管の外側にバンドで巻き付ければ良
い。
【0038】また減圧弁の1次側の給水管にストレーナ
を設けると、水道水中のゴミ等の異物を除去してポンプ
や温圧弁等の異物咬み事故を防止することができるため
好ましい。
【0039】尚、本発明の太陽熱給湯設備の第1の温圧
弁と第2の温圧弁とは、温度と圧力の安全弁として作用
するものであり、温度調節弁と圧力逃し弁を併用するこ
とも可能である。
【0040】また本発明の太陽熱給湯設備においては、
ポンプを起動させる第1の温度センサーの設定温度が低
すぎると、折角、太陽熱温水器によって得られた熱量を
無駄に捨てることになり、また第1の温度センサーの設
定温度が高すぎると、第1の温圧弁の設定温度との差が
なくなるため、70℃以上、90℃以下にすることが望
ましい。
【0041】さらに本発明においては、第2の温圧弁を
複数個設置すると、1つの温圧弁が故障しても、他の温
圧弁が正常に働くため、安全性が増すことになる。
【0042】また給水管や給湯管内の水が凍結する主な
原因は、外気温が低いためであり、そのためポンプとヒ
ーターの起動は、外気温を検出する第2の温度センサー
によって行うのが好ましい。外気温センサーである第2
の温度センサーの取付位置としては、風等の影響を受け
易い太陽熱温水器の近傍とする。
【0043】さらに太陽熱温水器内に湯が残っている場
合には、その湯が給水管や給湯管を流れ、例え外気温が
0℃以下であっても、凍結することがないため、ポンプ
とヒーターの停止は、水温を検出する第3の温度センサ
ーによって行うのが好ましい。水温センサーである第3
の温度センサーの取付位置は、風呂や台所等で湯が使わ
れる時に給湯管内を湯が流れるため、給水管内にする必
要がある。
【0044】
【実施例】以下、本発明の太陽熱給湯設備を実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0045】(実施例1)図1は、本発明の太陽熱給湯
設備を示すシステム図である。尚、図2の太陽熱給湯設
備と同じ構成部材については、同一番号を付与した。
【0046】太陽熱温水器10としては、例えば特公平
3−56387号公報に開示されているような内部を真
空に保持した透明な長尺円筒状のガラス容器の内部に、
外表面に選択吸収膜を被覆形成した円筒状の金属製貯水
容器を同軸状に配置してなる集熱貯湯管を複数本配列し
たものが使用でき、貯湯量240リットル、有効集熱面
積2.73m2 とした。
【0047】この太陽熱温水器10は、建物の屋根上に
所定の傾斜角をもって設置され、給水管11が太陽熱温
水器10の給水口10aに接続され、また給湯管12が
太陽熱温水器10の出湯口10bに接続されている。給
水管11には、太陽熱温水器10よりも低位の位置(地
面近く)に減圧弁13が取り付けられ、減圧弁13の1
次側は、水道の給水元栓17に接続されている。
【0048】減圧弁13の2次側で、且つ、太陽熱温水
器10よりも低位の位置には、給水管11と給湯管12
を連通させる第1の連通管22が設けられ、この第1の
連通管22と給湯管12の連結部には、第1のミキシン
グバルブ23が設けられている。
【0049】第1の連通管22よりも太陽熱温水器10
側で、第1の連通管22のすぐ近くには、給水管11と
給湯管12を連通させる第2の連通管24が設けられ、
第2の連通管24と給湯管12の連結部には、第2のミ
キシングバルブ25が設けられている。
【0050】第1のミキシングバルブ23の水口23c
には、第1の連通管22が接続され、また混合水出口2
3bには、全自動ボイラー16の1次側の給湯管12が
接続され、第2のミキシングバルブ25の水口25cに
は、第2の連通管24が接続され、第2のミキシングバ
ルブ25の湯口25aには、太陽熱温水器10側の給湯
管12が接続されている。第2のミキシングバルブ25
の混合水出口25bは、第1のミキシングバルブ23の
湯口23aと給湯管12で接続されている。
【0051】第2の連通管24よりも太陽熱温水器10
側で、且つ、太陽熱温水器10よりも低位の位置には、
給水管11と給湯管12を連通させる第3の連通管26
が設けられ、第3の連通管26には、ポンプ27と第1
の温圧弁28とヒーター29が設けられている。さらに
第1の温圧弁28には、排水用パイプ(図示せず)が連
結され、湯を地面付近で排出できるようになっている。
【0052】太陽熱温水器10の出湯口10bには、第
2の温圧弁30と第1の温度センサー31が挿入されて
いる。第2の温圧弁30にも、排水用パイプ(図示せ
ず)が連結されており、湯を屋根上に沿って流すように
なっている。
【0053】太陽熱温水器10の近傍には、第2の温度
センサー32が設けられ、給水管10内には、第3の温
度センサー33が設けられており、これらの温度センサ
ーによってポンプ27とヒーター29の作動を制御する
ようになっている。
【0054】第2のミキシングバルブ25と第1のミキ
シングバルブ23の間の給湯管12には、全自動ボイラ
ー16の2次側の給湯管12に連通するバイパス管34
が設けられ、このバイパス管34と全自動ボイラー16
の2次側の給湯管12の連結部には、温度切換3方弁3
5が設けられている。温度切換3方弁35は、第1の温
度センサー31と連結されており、第1の温度センサー
31によって自動的に制御されるようになっている。
【0055】第2のミキシングバルブ25の設定温度は
60℃とされ、太陽熱温水器10から流れてきた湯の温
度が60℃以上のときには、第2の連通管24から水が
混合され、約60℃の混合水とされた後、第1のミキシ
ングバルブ23に流れ、また太陽熱温水器10から流れ
てきた湯の温度が60℃未満のときには、そのまま第1
のミキシングバルブ23に流れる。
【0056】第1のミキシングバルブ23の設定温度は
35℃とされ、第2のミキシングバルブ25から流れて
きた湯の温度が35℃以上のときには、第1の連通管2
2から水が混合されて約35℃の混合水とされた後、全
自動ボイラー16に流れ、また第2のミキシングバルブ
25から流れてきた湯の温度が35℃未満のときには、
そのまま全自動ボイラー16に流れる。
【0057】減圧弁13の1次側には、給水元栓17か
ら減圧弁13への流れを許容し、逆方向の流れを防止す
る第1の逆止弁26が設けられ、第3の連通管26に
は、給湯管12から給水管11への流れを許容し、逆方
向の流れを防止する第2の逆止弁37が設けられ、第3
の連通管26と給水管11の連結部11bと太陽熱温水
器10の間には、減圧弁13から太陽熱温水器10への
流れを許容し、逆方向の流れを防止する第3の逆止弁3
8が設けられ、バイパス管34には、温度切換3方弁3
5へ湯が入っていく方向の流れを許容し、逆方向の流れ
を防止する第4の逆止弁39が設けられ、第1のミキシ
ングバルブ23の混合水出口23b付近の給湯管12に
は、混合水が出ていく方向の流れを許容し、逆方向の流
れを防止する第5の逆止弁40が設けられている。第5
の逆止弁40の2次側の給湯管12には、排水管41が
連結されており、この排水管41には、排水用バルブ4
2が取り付けられている。給水管11と給湯管12の長
さは、各々約10mであり、断熱せずに架橋ポリエチレ
ンパイプで配管してある。
【0058】また全自動ボイラー16には、風呂につな
がる風呂専用配管(図示せず)が連結されており、全自
動ボイラー16のお湯張り機能や、さし湯機能を利用し
たとき、太陽熱温水器10内の湯が、給湯管12から第
2のミキシングバルブ25を経て第1のミキシングバル
ブ23に入り、設定温度の湯とされた後、混合水出口2
3bから給湯管12を介して全自動ボイラー16に流れ
込み、追い焚きされてから所定の温度の湯となって風呂
に給湯される。
【0059】次にこの太陽熱温水器の使用例を説明す
る。
【0060】まず減圧弁13の設定圧力を2.5kg/
cm2 とし、第1の温圧弁28の設定圧力を3.0kg
/cm2 、第2の温圧弁30の設定圧力を3.5kg/
cm2 とした。またポンプ27を制御する第1の温度セ
ンサー31の設定温度を80℃でポンプ27を起動し、
75℃でポンプ27を停止するようにし、第2の温度セ
ンサー32の設定温度を4℃でポンプ27とヒーター2
9を起動するようにし、第3の温度センサー33の設定
温度を7℃でポンプ27とヒーター29を停止するよう
にした。尚、ヒーター29としては、100V、400
Wのものを使用した。さらに第1の温圧弁28の設定温
度を90℃、第2の温圧弁30の設定温度を95℃とし
た。
【0061】こうして夏期の晴天日の朝、約30℃の水
道水を減圧弁13から給水管11を通して太陽熱温水器
10内に供給し、湯を全く使わずに放置すると、午後に
は、太陽熱温水器10内の湯が約80℃になり、第1の
温度センサー31が80℃を検出し、ポンプ27が作動
した。
【0062】ポンプ27が作動した場合の湯の循環経路
は、ポンプ27→第3の連通管26→給水管11→太陽
熱温水器10→給湯管12→第3の連通管26→ポンプ
27であり、循環経路は、約8リットル/分とした。そ
して夕方、太陽熱温水器10内の湯温が下がり、75℃
になると、再び第1の温度センサー31が75℃を検出
し、ポンプ27が停止した。
【0063】そして温度切換3方弁35の設定温度を4
5℃とし、夕方、太陽熱温水器10内の湯を台所(図示
せず)に供給するため、台所の蛇口を開いたところ、太
陽熱温水器10内の湯を給湯管12から、第2のミキシ
ングバルブ25、バイパス管34及び温度切換3方弁3
5を介して約59℃の湯を取り出すことができた。
【0064】また同時に全自動ボイラー16の自動お湯
張り機能を使い、42℃に設定した風呂(図示せず)に
給湯したところ、約42℃の湯を設定水位まで風呂に満
たすことができた。
【0065】尚、ポンプ運転中の太陽熱温水器10内の
湯の最高到達温度は、約81℃であり、またこの日の日
射量は、約4800kcal/m2 ・dayであった。
【0066】(実施例2)実施例1と同様の条件下で、
ポンプ27が停止した後、このまま夜間も湯を使わずに
放置すると、自然冷却され、翌朝の湯温は約63℃とな
った。さらにこのまま湯を使わずに放置すると、正午前
に太陽熱温水器10内の湯温が80℃となり、第1の温
度センサー31が80℃を検出し、ポンプ27が作動し
た。夕方、太陽熱温水器10内の湯温が下がり、75℃
になると、再び第1の温度センサー31が検出してポン
プ27が停止した。
【0067】尚、ポンプ運転中の太陽熱温水器00内の
湯の最高到達温度は、約86℃であり、この日の日射量
は約5200kcal/m2 ・dayであった。
【0068】本発明においては、温度切換3方弁35
に、遠隔操作が可能なリモコンを取り付け、室内から温
度切換3方弁35の温度設定ができるようにすると便利
である。
【0069】さらに風呂や台所等の給湯利用場所には、
温度切換3方弁35の設定温度を決め、全自動ボイラー
16を使用するか否かを判断するため、第1の温度セン
サー31で検出した太陽熱温水器10内の湯温を表示す
るような表示計を取り付けることが好ましい。
【0070】
【発明の効果】以上のように本発明の太陽熱給湯設備を
使用すると、太陽熱温水器内の湯温が高い場合には、全
自動ボイラーを通さず、直接太陽熱温水器内の湯を使う
ことができ、また太陽熱温水器内の湯温が低い場合に
は、全自動ボイラーで追い焚きして湯を使うことができ
るため、経済効率が大幅に向上する。また全自動ボイラ
ーの自動お湯張り機能や、さし湯機能を利用することが
できるため、使い勝手が損なわれることもない。
【0071】さらに太陽熱温水器を1kg/cm2 以上
の圧力で使い、夏期の晴天日2日間以上にわたって湯を
使わずに放置しても、ポンプが作動して湯を循環させる
ことによって湯温の上昇を抑えたり、あるいは第1の温
圧弁が作動して、高温の湯が外部に排出することができ
る。
【0072】しかも万一、停電時やポンプの故障時等の
異常事態が発生しても、第2の温圧弁が作動して高温の
湯を外部に排出するため、太陽熱温水器内の湯温は、1
00℃以上にはならない。
【0073】さらに給水管や給湯管の周囲にヒーターバ
ンドや断熱材を巻き付けなくても、冬期における凍結を
防止することが可能であり、工事の手間を省くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽熱給湯設備を示すシステム図であ
る。
【図2】従来の太陽熱給湯設備を示すシステム図であ
る。
【符号の説明】
10 太陽熱温水器 11 給水管 12 給湯管 13 減圧弁 16 ボイラー 17 給水元栓 18、36 第1の逆止弁 19、37 第2の逆止弁 20、38 第3の逆止弁 22 第1の連通管 23 第1のミキシングバルブ 24 第2の連通管 25 第2のミキシングバルブ 26 第3の連通管 27 ポンプ 28 第1の減圧弁 29 ヒーター 30 第2の減圧弁 31 第1の温度センサー 32 第2の温度センサー 33 第3の温度センサー 34 バイパス管 35 温度切換3方弁 36 第1の逆止弁 37 第2の逆止弁 38 第3の逆止弁 39 第4の逆止弁 40 第5の逆止弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱を利用して水を温める太陽熱温水
    器と、太陽熱温水器の給水口に接続して太陽熱温水器に
    給水するための給水管と、太陽熱温水器の出湯口に接続
    して太陽熱温水器から湯を取り出すための給湯管と、給
    湯管の出口付近に取り付けられた全自動ボイラーとを備
    えた太陽熱給湯設備であって、上記太陽熱温水器よりも
    低位の位置で給水管の途中に減圧弁を設け、減圧弁の1
    次側の給水管を給水元栓に接続し、減圧弁の2次側で、
    且つ、太陽熱温水器よりも低位の位置で給水管と給湯管
    を連通させる第1の連通管を設け、第1の連通管と給湯
    管の連結部に第1のミキシングバルブを設け、第1のミ
    キシングバルブの水口に第1の連通管を接続し、第1の
    ミキシングバルブの混合水出口に全自動ボイラーの1次
    側の給湯管を接続し、第1の連通管よりも太陽熱温水器
    側で、且つ、太陽熱温水器よりも低位の位置で給水管と
    給湯管を連通させる第2の連通管を設け、第2の連通管
    と給湯管の連結部に第2のミキシングバルブを設け、第
    2のミキシングバルブの水口に第2の連通管を接続し、
    第2のミキシングバルブの湯口に太陽熱温水器側の給湯
    管を接続し、第2のミキシングバルブの混合水出口と第
    1のミキシングバルブの湯口を接続し、第2の連通管よ
    りも太陽熱温水器側で、且つ、太陽熱温水器よりも低位
    の位置で給水管と給湯管を連通させる第3の連通管を設
    け、第3の連通管にポンプと第1の温圧弁を設け、太陽
    熱温水器に第2の温圧弁と第1の温度センサーを設けて
    なり、第1のミキシングバルブと第2のミキシングバル
    ブの間の給湯管に全自動ボイラーの2次側の給湯管に連
    通するバイパス管を接続し、全自動ボイラーの2次側の
    給湯管とバイパス管の連結部に、第1の温度センサーに
    よって制御される温度切換3方弁を設け、第1のミキシ
    ングバルブの設定温度を第2のミキシングバルブの設定
    温度より低くし、減圧弁の設定圧力を第1の温圧弁およ
    び第2の温圧弁の設定圧力よりも低くし、ポンプを起動
    させる第1の温度センサーの設定温度を第1の温圧弁お
    よび第2の温圧弁の設定温度よりも低くし、且つ、第1
    の温圧弁の設定温度を第2の温圧弁の設定温度よりも低
    くしてなることを特徴とする太陽熱給湯設備。
  2. 【請求項2】 減圧弁の1次側に、給水元栓から減圧弁
    への流れを許容し、逆方向の流れを防止する第1の逆止
    弁を設け、第3の連通管に給湯管から給水管への流れを
    許容し、逆方向の流れを防止する第2の逆止弁を設け、
    第3の連通管と給水管の連結部と太陽熱温水器との間
    に、減圧弁から太陽熱温水器への流れを許容し、逆方向
    の流れを防止する第3の逆止弁を設け、バイパス管に温
    度切換3方弁へ湯が入っていく方向の流れを許容し、逆
    方向の流れを防止する第4の逆止弁を設け、第1のミキ
    シングバルブの混合水出口付近の給湯管に、混合水が出
    ていく方向の流れを許容し、逆方向の流れを防止する第
    5の逆止弁を設けてなることを特徴とする請求項1記載
    の太陽熱給湯設備。
  3. 【請求項3】 第5の逆止弁と全自動ボイラーとの間の
    給湯管に、排水用バルブを設けてなることを特徴とする
    請求項1記載の太陽熱給湯設備。
  4. 【請求項4】 温度切換3方弁に、湯を使用する人が、
    遠隔操作で温度設定できるようにリモコンを取り付けた
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽熱給湯設備。
  5. 【請求項5】 第3の連通管にヒーターを設け、太陽熱
    温水器の近傍に外気温を検出する第2の温度センサーを
    設け、給水管内に水温を検出する第3の温度センサーを
    設け、第2の温度センサーと第3の温度センサーによっ
    てポンプとヒーターの作動を制御することを特徴とする
    請求項1記載の太陽熱給湯設備。
JP7349321A 1995-12-19 1995-12-19 太陽熱給湯設備 Pending JPH09170822A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010025379A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Chofu Seisakusho Co Ltd 給湯器および給湯システム
JP2011122774A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Tokyo Gas Co Ltd 太陽熱利用システム
JP2014074580A (ja) * 2012-10-03 2014-04-24 Isao Kitabayashi 開放型太陽熱温水器自動湯張り装置
JP6215504B1 (ja) * 2017-07-07 2017-10-18 明博 ▲高▼野 給湯システム

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