JP5938209B2 - 貯湯システム - Google Patents
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Description
所定の熱源から回収した熱で前記貯湯タンク内の水を加熱する加熱装置と、
前記貯湯タンクからの湯水と給水とを設定された混合比で混合し、出側が接続配管を通じてバックアップ熱源機の給水口に接続された混合器と、
前記バックアップ熱源機による追加の加熱無しにもしくは前記バックアップ熱源機による加熱を足して前記バックアップ熱源機から設定温度の給湯が行われるように前記混合器の混合比を制御する制御部と、
前記バックアップ熱源機の給湯配管から分岐して前記貯湯タンクに至る分岐管と、
前記貯湯タンクから出て、前記接続配管の途中に合流する合流管と、
前記合流管に設けられて前記接続配管側に向けて送水する循環ポンプと、
を有する
ことを特徴とする貯湯システム。
前記バックアップ熱源機はガス給湯器であり、
前記制御部は、前記燃料電池による微量のガスの長期継続使用によりガスメータがガスの供給を遮断することの回避動作として、前記循環ポンプを作動させながら前記ガス給湯器を燃焼させる
ことを特徴とする[1]に記載の貯湯システム。
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の貯湯システム。
前記経路変更部は、前記回避動作では前記循環経路に、前記凍結防止動作では前記迂回循環経路に切り替える
ことを特徴とする[2]を引用する[3]に記載の貯湯システム。
前記分岐管は前記給湯配管から分岐して前記戻り熱回収配管に合流し、
前記合流管は前記往き熱回収配管から分岐して前記接続配管に合流し、
前記分岐管の合流箇所よりも前記貯湯タンク側の前記戻り熱回収配管と前記合流管の分岐箇所よりも前記貯湯タンク側の前記往き熱回収配管とを前記貯湯タンクをバイパスして接続するか否かを切り替える経路変更部を備え、
前記制御部は、前記貯湯タンク内の湯水を殺菌する際に、前記熱回収ポンプを作動させ、前記貯湯タンク内の湯水を前記熱回収循環経路に循環させながら前記熱交換器で加熱する再加熱処理を行う
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の貯湯システム。
前記排水管を開閉する排水制御弁と
をさらに備え、
前記制御部は、前記再加熱処理中に、前記接続配管の凍結を防止する場合は、前記貯湯タンクからの湯水が出ず給水のみ出るように前記混合器を設定しかつ前記排水制御弁を開いて、給水が前記混合器、前記接続配管、前記バックアップ熱源機、前記給湯配管、前記分岐管、前記排水管を経て外部へ流出するようにする
ことを特徴とする[5]に記載の貯湯システム。
前記排水管を開閉する排水制御弁と
をさらに備え、
前記貯湯タンクはその下部から給水が供給されるようにされており、
前記混合器には前記貯湯タンクの上部から湯が供給されるようにされており、
前記制御部は、前記貯湯タンクに水を張るもしくは水の入れ替えを行うときは、前記混合器を前記貯湯タンクからの湯が出るように設定しかつ前記排水制御弁を開いて前記貯湯タンク上部から前記混合器、前記接続配管、前記バックアップ熱源機、前記給湯配管、前記分岐管、前記排水管を経て外部へ通じる経路を形成し、前記貯湯タンクにその下部から給水が供給されるようにする
ことを特徴とする[1]乃至[6]のいずれか1項に記載の貯湯システム。
図3は、排熱回収動作における湯水の流れを表している。排熱回収動作において湯水の流れる経路を太線で示してある。熱源機4の排熱を回収して貯湯タンク13内の湯水を加熱する排熱回収動作では、制御部20は熱源機4に指示して排熱回収ポンプ52を作動させる。これにより、貯湯タンク13内の湯水は、取水口16から出て、熱回収配管(低温)53a、排熱回収熱交換器51、熱回収配管(高温)53b、A方向の第1三方弁21を経由して戻り口17から貯湯タンク13の上部に戻る熱回収循環経路を循環する。なお、排熱回収動作において、排熱回収装置50からの戻り温度が低いときは第1三方弁21は制御部20によりB方向にされ、戻り温度が一定以上になると第1三方弁21は制御部20によりA方向にされる。これにより、低温の水が貯湯タンク13の上部に戻されることが防止される。
給湯は以下の(1)または(2)の制御モードで行われる。
燃焼オフモードは、貯湯タンク13に十分蓄熱されている場合の給湯動作である。図4は、給湯動作における湯水の流れを表している。図中、湯水の流れる経路を太線で示してある。燃焼オフモードでは、混合器23で貯湯タンク13からの湯と給水とを混合して給湯設定温度+α℃(α℃は接続配管61での温度低下分を考慮した温度で、たとえば、2℃)の湯を作り、接続配管61を通じて風呂給湯器70へ供給する。風呂給湯器70は、給湯設定温度の湯が供給されたので自装置での追加の加熱は行わず、バーナ73をオフにし、貯湯タンクユニット11側から供給された湯をそのまま給湯配管62へ給湯する。
貯湯タンク13内の蓄熱量が不足して上記燃焼オフモードで給湯設定温度の湯を給湯できない場合の給湯動作であり、風呂給湯器70で追加の加熱が行われる。追い加熱モードの給湯動作における湯水の流れは図4と同様である。ただし、風呂給湯器70は燃焼オンになる。
タンク滞留水再加熱処理は、貯湯タンク13に滞留している湯水(タンク滞留水)を再加熱して殺菌する動作である。制御部20は、貯湯タンク13内の湯水が長期間使用されずに滞留していると判断した場合に、タンク滞留水再加熱処理を行う。タンク滞留水再加熱処理における湯水の流れは、図3に示す排熱回収動作と同一である。
マイコンメータ遮断回避動作では、制御部20は、第1三方弁21をA方向に設定し、ポンプ電磁弁47を開き、循環ポンプ46を運転する。また、制御部20は風呂給湯器70に対して、バーナ73の燃焼が行われる給湯温度を指示する。たとえば、貯湯タンク13の上部に溜めるべき湯の温度(たとえば、60℃)での給湯を指示する。
接続配管61や分岐管43は、屋外に配管される場合が多く、寒冷地では凍結の恐れがあるため、以下の凍結防止動作を行う。
第1の実施の形態に係る風呂給湯システム10において図3の太線で示すような熱回収循環経路でタンク滞留水再加熱処理を行う場合、たとえば、発電能力1Kw以下程度の燃料電池では、貯湯タンク13内のタンク滞留水を全量60℃程度以上に加熱するには5〜6時間以上必要になるが、寒冷地では、この間にも屋外配管の凍結防止が必要になることがある。
使用者、施工者、修理作業者などが空の貯湯タンク13に水張りを行いたい場合、第1の実施の形態に係る風呂給湯システム10の構成では、過圧逃し弁24を手動で開くなどしてエアの抜け口を確保した上で給水側のバルブを開けて水張りを行う必要がある。また水張り完了後、過圧逃し弁24を手動で閉じる必要があり、不便である。
使用者、施工者、修理作業者などが貯湯タンク13内の水の入れ替えを行いたい場合、第1の実施の形態に係る風呂給湯システム10の構成では、給水側のバルブを閉め、排水栓42を開けることにより、一旦、貯湯タンク13内の水を全て抜いた後、排水栓42を閉め、給水側のバルブを開けることにより、水張りを行わなければならない。つまり、給水口14と取水口16とが共に貯湯タンク13の下部にあるので、水抜きと水張りを同時に行うことはできず、タンク水の入れ替えに時間がかかってしまう。
第2の実施の形態に係る風呂給湯システム10Bは、タンク滞留水再加熱処理の途中で凍結防止が必要になったときは、混合器23の第1混合器23aを全閉、第2混合器23bを全開、排水電磁弁66を開き、一定時間、排水を行って凍結を防止する。図8は、排水により凍結防止を行う場合の排水経路を示している。図中、太線は凍結防止用の排水経路を、太破線はタンク滞留水再加熱処理に係る湯水の循環経路を示している。
第2の実施の形態に係る風呂給湯システム10Bは、使用者、施工者、修理作業者などによる貯湯タンク13への水張りの際に、排水電磁弁66を開いて空気抜きを行う。
使用者、施工者、修理作業者などは貯湯タンク13の水入れ替えを行いたいときは、共通リモコン92に設けたタンク水入れ替えボタンや、基板上のスイッチ操作により、タンクの水入れ替えを指示する。制御部20は、水入れ替えの指示を受けると、排水電磁弁66を開とし、第1混合器23aと第2混合器23bの開度を給湯温度が40℃程度以下に下がるように制御して、排水させる。
4…熱源機
10、10B…風呂給湯システム
11、11B…貯湯タンクユニット
12…給水管
12b…分岐した給水管
13…貯湯タンク
14…給水口
15…出湯口
16…取水口
17…戻り口
18a…第1温度センサ
18b…第2温度センサ
18c…第3温度センサ
18d…湯切れ温度センサ
18e…タンク上部温度センサ
20…制御部
21…第1三方弁
21a…第1接続口
21b…第2接続口
21c…第3接続口
22a…熱回収配管高温側温度センサ
22b…熱回収配管低温側温度センサ
23…混合器
23a…第1混合器
23b…第2混合器
24…過圧逃がし弁
25…吸気弁
26…タンク出口温度センサ
28…戻り配管温度センサ
32…出湯温度センサ
33…ハイカット温度センサ
34…流量センサ
35…給水温度センサ
37a…逆止弁
37b…逆止弁
41…排水管
42…排水栓
43…分岐管
44…逆止弁
45…合流管
46…循環ポンプ
47…ポンプ電磁弁
49…雰囲気温度センサ
50…排熱回収装置
51…排熱回収熱交換器
52…排熱回収ポンプ
53a…熱回収配管(低温)
53b…熱回収配管(高温)
54…バイパス管
61…接続配管
62…給湯配管
65…排水案内管
66…排水電磁弁
67…逆止弁
70…風呂給湯器
72…熱交換器
72a…第1熱交換水管
72b…第2熱交換水管
73…バーナ
73a…ガス供給管
74…入水管
75…出湯管
76…風呂戻り管
77…風呂往き管
78…連結管
79…注湯電磁弁
81…水量サーボ
83…バイパス管
84…バイパス調整弁
85…流量センサ
86…入水温度センサ
87…風呂循環ポンプ
88…流水スイッチ
89a…風呂往き温度センサ
89b…風呂戻り温度センサ
91…制御部
92…共通リモコン
Claims (7)
- 給水が供給される貯湯タンクと、
所定の熱源から回収した熱で前記貯湯タンク内の水を加熱する加熱装置と、
前記貯湯タンクからの湯水と給水とを設定された混合比で混合し、出側が接続配管を通じてバックアップ熱源機の給水口に接続された混合器と、
前記バックアップ熱源機による追加の加熱無しにもしくは前記バックアップ熱源機による加熱を足して前記バックアップ熱源機から設定温度の給湯が行われるように前記混合器の混合比を制御する制御部と、
前記バックアップ熱源機の給湯配管から分岐して前記貯湯タンクに至る分岐管と、
前記貯湯タンクから出て、前記接続配管の途中に合流する合流管と、
前記合流管に設けられて前記接続配管側に向けて送水する循環ポンプと、
を有する
ことを特徴とする貯湯システム。 - 前記所定の熱源は燃料電池であり、
前記バックアップ熱源機はガス給湯器であり、
前記制御部は、前記燃料電池による微量のガスの長期継続使用によりガスメータがガスの供給を遮断することの回避動作として、前記循環ポンプを作動させながら前記ガス給湯器を燃焼させる
ことを特徴とする請求項1に記載の貯湯システム。 - 前記制御部は、前記接続配管の凍結を防止する凍結防止動作として、前記バックアップ熱源機による加熱あり、もしくは加熱なしで、前記循環ポンプを作動させる
ことを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯システム。 - 前記貯湯タンクから前記合流管、前記接続配管、前記バックアップ熱源機、前記給湯配管、前記分岐管を通じて前記貯湯タンクに戻る循環経路を、前記分岐管と前記合流管が前記貯湯タンクをバイパスして接続される迂回循環経路に切り替える経路変更部をさらに備え、
前記経路変更部は、前記回避動作では前記循環経路に、前記凍結防止動作では前記迂回循環経路に切り替える
ことを特徴とする請求項2を引用する請求項3に記載の貯湯システム。 - 前記加熱装置は、前記熱源から熱回収するための熱交換器と、前記貯湯タンクから前記熱交換器の入側に至る往き熱回収配管と、前記熱交換器の出側から前記貯湯タンクに至る戻り熱回収配管と、前記貯湯タンクから前記往き熱回収配管、前記熱交換器、前記戻り熱回収配管を経由して前記貯湯タンクに戻る熱回収循環経路の湯水を循環させる熱回収ポンプとを有し、
前記分岐管は前記給湯配管から分岐して前記戻り熱回収配管に合流し、
前記合流管は前記往き熱回収配管から分岐して前記接続配管に合流し、
前記分岐管の合流箇所よりも前記貯湯タンク側の前記戻り熱回収配管と前記合流管の分岐箇所よりも前記貯湯タンク側の前記往き熱回収配管とを前記貯湯タンクをバイパスして接続するか否かを切り替える経路変更部を備え、
前記制御部は、前記貯湯タンク内の湯水を殺菌する際に、前記熱回収ポンプを作動させ、前記貯湯タンク内の湯水を前記熱回収循環経路に循環させながら前記熱交換器で加熱する再加熱処理を行う
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の貯湯システム。 - 前記分岐管から分岐した排水管と、
前記排水管を開閉する排水制御弁と
をさらに備え、
前記制御部は、前記再加熱処理中に、前記接続配管の凍結を防止する場合は、前記貯湯タンクからの湯水が出ず給水のみ出るように前記混合器を設定しかつ前記排水制御弁を開いて、給水が前記混合器、前記接続配管、前記バックアップ熱源機、前記給湯配管、前記分岐管、前記排水管を経て外部へ流出するようにする
ことを特徴とする請求項5に記載の貯湯システム。 - 前記分岐管から分岐した排水管と、
前記排水管を開閉する排水制御弁と
をさらに備え、
前記貯湯タンクはその下部から給水が供給されるようにされており、
前記混合器には前記貯湯タンクの上部から湯が供給されるようにされており、
前記制御部は、前記貯湯タンクに水を張るもしくは水の入れ替えを行うときは、前記混合器を前記貯湯タンクからの湯が出るように設定しかつ前記排水制御弁を開いて前記貯湯タンク上部から前記混合器、前記接続配管、前記バックアップ熱源機、前記給湯配管、前記分岐管、前記排水管を経て外部へ通じる経路を形成し、前記貯湯タンクにその下部から給水が供給されるようにする
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の貯湯システム。
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