JP2018040522A - 貯湯式温水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザにより貯湯式温水器の電源スイッチがオフされた場合や停電等により、貯湯式温水器に対する電源の供給が停止された場合には、所定時間の計時が停止され、貯湯タンク内に滞留した湯を自動で入れ替えることができない。電源の供給が停止された場合にも、貯湯タンク内に長期間に亘って滞留した湯が利用されることを抑制する手段を提供する。【解決手段】電源からの電源電圧の供給が停止されている状態から前記電源電圧が投入された場合に、貯湯タンク内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は前記湯を入れ替える入れ替え制御を実行する制御部を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式温水器に関する。
従来、加熱した湯を貯湯タンク内に貯湯し、この貯湯タンク内から湯を出湯する貯湯式温水器が知られている。この貯湯式温水器では、不使用状態が続くと、長時間に亘って貯湯タンク内に湯が滞留することになり、特に飲料用の貯湯式温水器としては衛生上好ましくない。そこで、貯湯タンク内の湯が使用されてから所定時間の計時を開始し、その所定時間の計時が終了するまでに貯湯タンク内の湯の使用がなかった場合には、その貯湯タンク内に滞留した湯を自動で入れ替える貯湯式温水器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4256857号公報
しかしながら、ユーザにより貯湯式温水器の電源スイッチがオフされた場合や停電等により、貯湯式温水器に対する電源の供給が停止された場合には、その貯湯式温水器による所定時間の計時が停止される。したがって、貯湯式温水器に対する電源の供給が停止されてから所定時間が経過した場合でも、電源の供給が停止されている間は貯湯式温水器による所定時間の計時が停止されているため、その貯湯式温水器は、貯湯タンク内に滞留した湯を自動で入れ替えることができない。そのため、ユーザは、電源の供給が停止された状態から貯湯式温水器に電源が再投入された後、すぐに出湯されると、その貯湯タンク内に長期間に亘って滞留した湯が利用される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、貯湯タンク内に長期間に亘って滞留した湯が利用されることを抑制可能な貯湯式温水器を提供することである。
本発明の一態様は、電源からの電源電圧の供給が停止されている状態から前記電源電圧が投入された場合に、貯湯タンク内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は前記湯を入れ替える入れ替え制御を実行する制御部を備える貯湯式温水器である。
本発明の一態様は、上述の貯湯式温水器であって、前記電源電圧の供給が停止されている期間である停止期間を算出し、前記停止期間が所定の期間以上であるか否かを判定する入替時期判定部をさらに備え、前記制御部は、前記停止期間が所定の期間以上になってから前記電源電圧が投入された場合に、前記報知又は前記入れ替え制御を実行する。
本発明の一態様は、上述の貯湯式温水器であって、ユーザによりオン状態に操作された時に前記電源電圧を供給し、前記ユーザにオフ状態に操作された時に前記電源電圧の供給を遮断する電源スイッチと、前記電源スイッチの近傍に設けられた表示部と、をさらに備え、前記制御部は、前記湯を入れ替えること示すメッセージを前記表示部に表示することで前記貯湯タンク内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する。
以上説明したように、本発明によれば、貯湯タンク内に長期間に亘って滞留した湯が利用されることを抑制することができる。
本実施形態における貯湯式温水器11の外観を示す斜視図である。 本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御装置10の概略構成の一例を示す図である。 本実施形態における表示部54の表示画面の一例を示す図である。 本実施形態における制御装置10の処理の流れを示す図である。 本実施形態における貯湯式温水器11の第1の変形例を示す図である。 本実施形態における貯湯式温水器11の第2の変形例を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一又は類似の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省く場合がある。
以下、実施形態の貯湯式温水器を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態における貯湯式温水器11の外観を示す斜視図である。図1に示す貯湯式温水器11は、例えば、壁掛け式である。
貯湯式温水器11は、ケーシング31内に後述するヒータ付の貯湯タンク61を備える。貯湯式温水器11は、操作パネル12を備えている。操作パネル12は、電源スイッチ53、表示部54及び操作部55を備えている。
貯湯式温水器11は、例えば、壁に設けられている電源コンセント(不図示)に電源ケーブル52を接続し、ケーシング31の前面に設けられた電源スイッチ53がオン状態に操作されることで電源から電源ケーブル52を介して電源電圧が供給される。そして、貯湯式温水器11は、この電源電圧を駆動電圧として用いる。
この電源スイッチ53は、ユーザによりオン状態に操作された場合に電源電圧を貯湯式温水器11の各部に供給する。一方、電源スイッチ53は、ユーザにオフ状態に操作された場合には、貯湯式温水器11の各部に対する電源電圧の供給を遮断する。
表示部54は、電源スイッチの近傍に設けられている。
表示部54は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。表示部54は、貯湯式温水器11に関する種々の情報を表示する。
例えば、表示部54と電源スイッチ53とが同じ操作パネル12内に配置されている。また、表示部54は、ユーザによる電源スイッチの操作時に、そのユーザが視認できる位置に配置されている。
操作部55は、貯湯式温水器11に対して種々のパラメータの設定を行う場合や、貯湯式温水器11に貯湯されている湯を入れ替える場合にユーザに操作される、例えば、スイッチである。なお、表示部54は、操作部55の機能を備えるように構成されてもよい。すなわち、表示部54は、貯湯式温水器11に関する種々の情報を表示するとともに、表示した情報に対するユーザの操作を検出する、例えば、タッチパネルであってもよい。
次に、本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成について説明する。図2は、本実施形態に係る貯湯式温水器11の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、貯湯式温水器11は、ケーシング31内に、貯湯タンク61、逆止弁65,67、フィルタ64、減圧弁66、電磁弁70、逃し弁72、サーミスタ73,75,77、フローセンサ76及び制御装置10を備える。
給水管39から供給される水は、フィルタ64で水中のゴミが除去され、逆止弁65を流通する。そして、逆止弁65を流通した水は、減圧弁66で減圧された後、給水管39を流通して貯湯タンク61内に供給される。このとき、サーミスタ75は、給水の温度を検出する。また、フローセンサ76は、給水の流量を検出する。
貯湯タンク61は、内部にヒータ71を備える。このヒータ71は、制御装置10の制御に基づいて、貯湯タンク61内の水を例えば、60〜90℃の湯に沸かす。また、貯湯タンク61は、内部にサーミスタ77を備える。貯湯タンク61内の湯の温度は、このサーミスタ77により検出され、その検出信号は制御装置10に出力される。
なお、貯湯タンク61で沸かされた湯は、熱湯管36を流通して熱湯水栓32に供給され、熱湯水栓32から流出することで、飲用熱湯として利用される。
また、貯湯タンク61で沸かされた熱湯の一部が、熱湯管36から熱湯分岐管81へ分流し、混合水栓33に供給される。
一方、給水管39から分岐した給水分岐管82には、給水管39から給水の一部が分流する。そして、給水分岐管82に分流した給水は、混合水栓33に供給される。これにより、熱湯分岐管81を流通して供給された熱湯と、給水分岐管82を流通して供給された水とが混合され生成された湯は、混合水栓33から流出することで、食器の洗浄等を行うための雑用給湯として利用される。
なお、貯湯タンク61内で湯を沸かす際には、貯湯タンク61内部の圧力上昇により膨張水が発生する。内圧が所定圧力を超えると逃し弁72が開弁し、発生した膨張水は膨張水排出管83及び排水ホース40を介して排出される。
また、後述する入れ替え制御において貯湯タンク61内の湯を排出する場合には、電磁弁70を開状態に制御することで、貯湯タンク61内の湯が排水管41から排出される。また、給水管39から給水分岐管92が分岐しており、この給水分岐管92には、給水管39から一部の給水が分流する。そして、排水管41と給水分岐管92とは、混合部69で合流している。
混合部69は、排水管41と給水分岐管92との流路合流部となっている。したがって、混合部69では、排水管41を流通してきた熱湯と、給水分岐管92を流通してきた水とが混合する。この混合水は、混合部69の流出側に設けられた電磁弁70を介して、排水ホース40に排出される。
なお、混合水の逆流を防止するため、混合部69の湯流入側(排水管41側)には、逆止弁67が設けられている。
サーミスタ73は、電磁弁70の下流側に設けられている。サーミスタ73は、異常温度検出用であり、逆止弁67が固着したとき等に生じる排水温の異常高温を検出する。サーミスタ73により異常高温が検出されると、電磁弁70が閉弁されることで、安全性が確保されるようになっている。
制御装置10は、電源からの電源電圧の供給が停止されている状態からその電源電圧が投入された場合に、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えること示す警報又は湯を入れ替える入れ替え制御を実行する。以下、本実施形態における制御装置10について、説明する。
図3は、本実施形態における制御装置10の概略構成の一例を示す図である。
制御装置10は、電源状態判定部21、入替時期判定部22及び制御部23を備える。
電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して電源2から電源電圧を取得する。
この電源スイッチ53を介して電源2から供給される電源電圧は、貯湯式温水器11の各部の駆動電圧として用いられる。
電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧に基づいて、貯湯式温水器11に対する電源2からの電源電圧の供給が、停止されたか否かを判定する。例えば、電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth未満である場合には、電源電圧の供給が停止されたと判定する。そして、電源状態判定部21は、電源電圧の供給が停止されていることを示す電源電圧停止信号を入替時期判定部22に出力する。電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth未満となる場合とは、例えば、電源スイッチ53がユーザによりオフ状態に操作された場合である。
一方、電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth以上である場合には、電源電圧の供給が停止されていないと判定する。そして、電源状態判定部21は、電源電圧の供給が停止されていない、すなわち、電源電圧が供給されていることを示す電源電圧供給信号を入替時期判定部22に出力する。電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth以上となる場合とは、例えば、電源スイッチ53がユーザによりオン状態に操作された場合である。
入替時期判定部22は、電源スイッチ53を介して取得する電源電圧の供給が停止されている期間である停止期間を算出し、その停止期間が所定の期間Pth以上であるか否かを判定する。例えば、入替時期判定部22は、電源状態判定部21から電源供給停止信号を取得してから、電源供給信号を取得するまでの時間を計時することで停止期間を算出する。また、入替時期判定部22は、電源状態判定部21から電源供給停止信号を取得した時間と、電源供給信号を取得した時間とから停止期間を算出してもよい。すなわち、入替時期判定部22は、停止期間の算出方法には特に限定されない。なお、本実施形態において、入替時期判定部22には、電源2と電源スイッチ53との間から電源電圧が供給されている。これは、電源スイッチ53がオフ状態に操作されることで、電源スイッチ53を介して取得する電源電圧の供給が停止され、入替時期判定部22が駆動できなくなることを防止するためである。すなわち、入替時期判定部22は、電源スイッチ53を介さずに電源電圧が供給されるため、電源スイッチ53がオフ状態に操作された場合でも、駆動を継続することが可能である。したがって、入替時期判定部22は、停止期間を算出することができる。
入替時期判定部22は、算出した停止期間が、所定の期間Pth以上であるか否かを判定する。入替時期判定部22は、算出した停止期間が、所定の期間Pth以上であると判定した場合には、その停止期間が所定の期間Pth以上であることを示す停止期間超過信号を制御部23に出力する。この所定の期間Pthは、例えば、貯湯タンク61内に貯湯されている湯が飲料用として衛生上必ずしも好ましくない状態になる、貯湯タンク61内の湯の滞留期間である。
図3に示すように、制御部23は、報知制御部24及び入替制御部25を備える。
報知制御部24は、入替時期判定部22から停止期間超過信号が出力された場合には、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する。例えば、図4に示すように、報知制御部24は、入替時期判定部22から停止期間超過信号が出力された場合には、表示部54に貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを促す情報を、表示部54に表示させることで報知する。なお、報知制御部24は、表示部54の代わりにLED(Light Emitting Diode)等の発光部で報知してもよい。また、報知制御部24は、貯湯式温水器11に備えられた音声部(不図示)から音声メッセージ又はブザー音を出力することで、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知してもよい。図4のように、ユーザが入れ替えの有無を選択するような表示にした場合、ユーザが「いいえ」を選択するか、所定期間操作が行われなかったときには、報知を終了し入れ替え制御を実行しないようにしてもよい。
入替制御部25は、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替える入れ替え制御を実行する。例えば、入替制御部25は、操作部55から、貯湯タンク61内に貯湯されている湯の全量を入れ替えることを指示する入替指示信号が出力された場合には、入れ替え制御を実行する。以下に、入れ替え制御について、説明する。
入替制御部25は、電磁弁70を開弁することで貯湯タンク61内の湯の排出を開始して、貯湯タンク61内の湯の入替を開始する。また、入替制御部25は、フローセンサ76の検出信号に基づいて貯湯タンク61の湯の入替量の積算を開始する。
入替制御部25は、入替量を積算して得られた積算入替量が、貯湯タンク61の全容量を超えているか否かを判定する。そして、入替制御部25は、この判定を一定周期毎に繰り返し、積算入替量が貯湯タンク容量以上であると判定した場合には、入替量の積算を終了し、電磁弁70を閉弁する。これにより、入替制御部25は、貯湯タンク61内の湯の全量入替が完了する。
なお、本実施形態では、入替制御部25は、操作部55から入替指示信号が出力された場合に入れ替え制御を実行するが、これに限定されない。例えば、入替制御部25は、入替時期判定部22から停止期間超過信号が出力された場合に、入れ替え制御を実行してもよい。この場合には、報知制御部24は、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知してもよいし、報知しなくてもよい。
以下に、本実施形態における制御装置10の処理の流れについて、説明する。図5は、本実施形態における制御装置10の処理の流れを示す図である。なお、制御装置10は、以下に示す処理を一定周期毎に繰り返し実行する。
電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧に基づいて、貯湯式温水器11に対する電源2からの電源電圧の供給が、停止されたか否かを判定する(ステップS101)。例えば、電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth未満である場合には、電源電圧の供給が停止されたと判定する。電源状態判定部21は、電源電圧の供給が停止されたと判定した場合には、電源電圧停止信号を入替時期判定部22に出力する。なお、電源状態判定部21は、電源スイッチ53を介して取得した電源電圧が所定の電圧Vth以上である場合には、電源電圧の供給が停止されていないと判定し、電源電圧供給信号を入替時期判定部22に出力する。
入替時期判定部22は、電源状態判定部21から電源供給停止信号を取得した場合には計時を開始する(ステップS102)。
入替時期判定部22は、電源電圧が電源スイッチ53を介して投入されたか否かを判定する(ステップS103)。例えば、入替時期判定部22は、計時中に電源状態判定部21から電源電圧供給信号が出力された場合には、電源電圧が電源スイッチ53を介して投入されたと判定する。そして、入替時期判定部22は、計時を停止する(ステップS104)。入替時期判定部22は、電源状態判定部21から電源電圧供給信号が出力されるまで、このステップS103の処理を繰り返す。
入替時期判定部22は、計時した時間(停止期間)が所定の期間Pth以上であるか否かを判定する(ステップS105)。入替時期判定部22は、停止期間が所定の期間Pth以上である場合には、停止期間超過信号を制御部23に出力する。入替時期判定部22は、計時した時間(停止期間)が所定の期間Pth以上であるか否かを判定する。入替時期判定部22は、停止期間が所定の期間Pth未満である場合には、停止期間超過信号を制御部23に出力せず、本処理を終了する。
制御部23は、入替時期判定部22から停止期間超過信号が出力された場合には、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替える入れ替え制御を実行する(ステップS106)。
上述したように、本実施形態における貯湯式温水器11は、電源2からの電源電圧の供給が停止されている状態から電源電圧が投入された場合に、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又はその湯を入れ替える入れ替え制御を実行する。これにより、貯湯式温水器11は、例えば、ユーザが電源スイッチ53をオフ状態に操作することで貯湯タンク61内の湯が長期間使用されない場合において、ユーザが電源スイッチ53をオン状態に操作した際に、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替える入れ替え制御を実行することができる。これにより、貯湯式温水器11は、貯湯タンク61内に長期間に亘って滞留した湯が利用されてしまうことを抑制でき、さらにはユーザの誤飲を防止可能である。
ここで、従来の貯湯式温水器では、電源電圧が供給されている場合において、貯湯タンク内の湯の未使用期間が所定の期間以上である場合に入れ替え制御を行う。ただし、この方法を電源電圧の供給が停止された場合に適用すると、未使用期間が96時間で、所定の期間Pthが24時間である場合には、4回の湯の入れ替えを行うことになり、無駄な湯の入替が発生する。
一方、上述の貯湯式温水器11は、電源電圧が投入された場合に入れ替え制御を実行する。すなわち、貯湯式温水器11は、未使用期間(停止期間)が96時間であり、所定の期間Pthが24時間であった場合でも入れ替え制御を行うのは電源電圧が投入された場合の1回である。すなわち、貯湯式温水器11は、従来と比較して、無駄な湯の入れ替えを防ぐことができる。
また、表示部54は、電源スイッチ53の近傍に設けられている。そのため、ユーザが電源スイッチ53をオン状態に操作した場合に、表示部54に表示されたメッセージ(貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを示す情報)を容易に確認することができる。すなわち、ユーザは、電源スイッチ53を視認しながら操作した場合には、電源スイッチ53をオン状態に操作した後すぐに表示部54に表示されたメッセージを確認し、湯の入れ替えをすることができる。したがって、貯湯式温水器11は、貯湯タンク61内に長期間に亘って滞留した湯が利用されることを抑制し、ユーザの誤飲を防止可能である。
(第1の変形例)
以下に、本実施形態における貯湯式温水器11の第1の変形例について、説明する。図6は、本実施形態における貯湯式温水器11の第1の変形例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態における第1の変形例変形例の貯湯式温水器11Aは、電源スイッチ53、表示部54、操作部55、蓄電部100(例えば、二次電池)及び制御装置10を備える。
本変形例の貯湯式温水器11Aは、電源2からの電源電圧を蓄える蓄電部100を備える。入替時期判定部22は、電源電圧の供給が停止された場合において、蓄電部100に蓄えられた電源電圧により駆動して、停止期間を算出する。これにより、貯湯式温水器11Aは、停電等で電源2からの電源電圧の供給が停止された場合においても停止期間を算出することが可能となり、その停止期間が所定の期間Pth以上である場合には、電源電圧の復帰時において、貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は貯湯タンク61内に貯湯されている湯を入れ替える入れ替え制御を実行する。これにより、貯湯式温水器11Aは、ユーザにより電源スイッチ53がオフ状態に手動操作されたことにより電源電圧の供給が停止された場合だけでなく、停電等で電源2からの電源電圧の供給が停止された場合でも、貯湯タンク61内に長期間に亘って滞留した湯が利用されることを抑制し、ユーザの誤飲を防止可能である。
なお、本実施形態では、蓄電部100は、電源スイッチ53の前段(電源2側)に接続されているが、これに限定されず、電源スイッチ53の後段(制御装置10側)に接続されていてもよい。また、蓄電部100は、電源2から電力を充電する充電機能を備えていなくてもよい。
(第2の変形例)
以下に、本実施形態における貯湯式温水器11Bの第2の変形例について、説明する。図7は、本実施形態における貯湯式温水器11Bの第2の変形例を示す図である。
図7に示すように、本実施形態における第2の変形例変形例の貯湯式温水器11Bは、電源スイッチ53、表示部54、操作部55及び制御装置10Bを備える。
図7は、本実施形態における制御装置10Bの概略構成の一例を示す図である。
制御装置10Bは、ゼロクロス検出部200、電源状態記憶部201、停止期間カウント部202、入替時期判定部22及び制御部23を備える。
電源状態記憶部201では、電源状態をフラグ管理しており、フラグが0のとき温水器がオフ状態であると判断し各負荷をOFF状態にし、フラグが1のとき温水器がオン状態であると判断し各負荷の制御を行う。電源状態のフラグは操作パネル12上にある電源スイッチ53を操作するたびに0と1とを反転する。
ゼロクロス検出部200は、交流電圧のゼロ地点の通過(ゼロクロス)を検出し、そのゼロクロスの周期が商用電源周波数よって決まる周期以下となった時に電源電圧が停止したと判定し、その結果を停止期間カウント部202に出力する。ゼロクロス検出部200は、電源電圧が停止したと判定した場合には、電源状態記憶部201の電源状態のフラグを不揮発性メモリ(不図示)に退避させる。
停止期間カウント部202は、電源状態がオフ状態である期間をカウントする。例えば電源スイッチ53が操作され、電源状態のフラグが1から0に変化したとき、すなわち電源状態がオフ状態に変わった時に、停止期間カウント部202はカウントを開始する。停止期間のカウントは次に電源スイッチ53を操作され、電源状態がオン状態に変わった時まで継続し、停止期間のカウント結果を入替時期判定部22に出力する。
なお、停止期間カウント部202は自装置の基板に時計機能を有する場合、電源状態がオン状態からオフ状態に変わった時の時刻を記憶しておき、次に運転状態がオフ状態からオン状態に変わった時の時刻から差し引くことで停止期間の算出を行うなどしてもよく、カウント方法には特に限定されない。
一方、停止期間カウント部202は、電源状態がオン状態のときは、カウントを常にリセットされた状態に維持する。
また、停止期間カウント部202は、運転状態がオン状態の時に電源電圧が停止した場合、カウントを開始する。このカウントは、電源電圧が復帰するまで継続され、停止期間のカウント結果が入替時期判定部22に出力される。
一方、停止期間カウント部202は、運転状態がオフ状態の時に電源電圧が停止した場合、カウントをそのまま継続する。このカウントは電源電圧が復帰した後も継続される。
入替時期判定部22は停止期間カウント部202より出力された停止期間が、所定の期間Pth以上であるか否かを判定する。例えば、入替時期判定部22は、停止期間カウント部202より出力されたカウントが所定の期間Pth以上であるか否かを判定する。入替時期判定部22は、停止期間が所定の期間Pth以上であると判定した場合には、その停止期間が所定の期間Pth以上であることを示す停止期間超過信号を制御部23に出力する。この所定の期間Pthは、例えば、貯湯タンク61内に貯湯されている湯が飲料用として衛生上必ずしも好ましくない状態になる、貯湯タンク61内の湯の滞留期間である。
貯湯式温水器11,11A,11Bの各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。
上述した実施形態における貯湯式温水器11,11A,11Bは、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
11 貯湯式温水器
21 電源状態判定部
22 入替時期判定部
23 制御部
24 報知制御部
25 入替制御部
53 電源スイッチ
54 表示部
55 操作部
100 蓄電部

Claims (3)

  1. 電源からの電源電圧の供給が停止されている状態から前記電源電圧が投入された場合に、貯湯タンク内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する、又は前記湯を入れ替える入れ替え制御を実行する制御部を備える貯湯式温水器。
  2. 前記電源電圧の供給が停止されている期間である停止期間を算出し、前記停止期間が所定の期間以上であるか否かを判定する入替時期判定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記停止期間が所定の期間以上になってから前記電源電圧が投入された場合に、前記報知又は前記入れ替え制御を実行する請求項1に記載の貯湯式温水器。
  3. ユーザによりオン状態に操作された時に前記電源電圧を供給し、前記ユーザにオフ状態に操作された時に前記電源電圧の供給を遮断する電源スイッチと、
    前記電源スイッチの近傍に設けられた表示部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記湯を入れ替えること示すメッセージを前記表示部に表示することで前記貯湯タンク内に貯湯されている湯を入れ替えることを報知する請求項1又は請求項2に記載の貯湯式温水器。
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