JP2004223133A - 電気湯沸器および除菌方法 - Google Patents

電気湯沸器および除菌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】衛生性の高い電気湯沸器を提供する。
【解決手段】加熱タンク11と加熱ヒーター12を有する加熱部10と、出湯ポンプ15と給水タンク19と給水ポンプ21、給水路22からなる給水部18からなる電気湯沸器において、給水タンク19から供給された水を一旦は沸騰させるので、衛生的な湯を得ることができると同時に、沸騰後は加熱を停止しても良いので消費電力の抑制を図ることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水道水、井戸水、地下水、湧き水、河川水などを加熱し飲用に供し、被処理水の加熱を行う加熱タンクと、これとは別に被処理水をためておき、加熱タンクにこの被処理水を供給する給水タンクを有する電気湯沸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気湯沸器には加熱タンクに直接被処理水を入れて加熱し飲用に供するものと、加熱タンク以外に被処理水の貯留専用の給水タンクを有するものがある。前者は一般的であるが、後者についてはほとんど市場に普及していない。このような給水タンクを有する電気湯沸器は例えば、特許第3095007号公報や特許文献1のようなものがあった。
【0003】
一例として、特許文献1では、図9に示すように、電気湯沸器は、加熱手段であるヒーター1を有する加熱タンク2と加熱タンク2内で加熱した被処理水を出湯する出湯手段の出湯ポンプ3および出湯路4で構成される加熱部5があり、被処理水を貯留する給水タンク6とこの給水タンク6内の被処理水を加熱タンク2に送り込むための給水手段の給水ポンプ7と給水路8が備えられた給水部9が着脱可能になっている。このような構成で、給水タンク6内の被処理水を加熱タンク2に搬送・加熱し飲用に供している。
【0004】
また、このような構成をとっているが故に給水タンク6内の水が加熱されずに放置されてしますという状況が発生してくる。一方、電気湯沸器によって被処理水中の細菌などの微生物の数を減らし飲用に適した水質にすることは例えば特許文献2のように行われてきている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000―253998号公報(図1)
【特許文献2】
特開昭59―77815号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の給水タンク6中の微生物学的水質、すなわち給水タンク6内の水が放置された場合の被処理水の除菌条件とはなっていない。また、加熱タンク2内の水のほとんどを利用可能とするためには、加熱タンク2の底に出湯ポンプ3への入り口を配置する必要があるが、特に、保温状態に、加熱タンク2へ給水タンク6から水を注水したときに温度の違いから、注水した温度の低い水が加熱タンクの底に滞留してしまうという現象が発生する。このような時に出湯ポンプが動作すると注水した水がほとんど加熱されない状態で加熱タンク2から外部にされ、衛生性が低下する。
【0007】
そこで、本発明おいては、このような給水タンク6と加熱タンク2が独立して存在する構成の電気湯沸器において飲用に供する加熱後の被処理水の衛生性を向上させると同時に消費電力を低減することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、加熱手段を有し被処理水を貯留して加熱する加熱タンクと前記加熱タンク内の水を排出可能な出湯手段とからなる本体と、内部に被処理水を貯留する給水タンクと、前記給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給可能な給水手段を有する貯水部を有し、前記出湯手段への水の入り口を前記加熱手段の底に設けた電気湯沸器において、給水タンクから加熱タンクに被処理水を供給後、沸騰まで出湯手段の動作を停止させる。
【0009】
この構成によって、給水タンクから供給された被処理水が長期間放置され、また、出湯手段から排出される被処理水(以下、湯とよぶ)中の細菌数が飲用に用いても問題の無いレベルであるとなると同時に、微生物学的衛生面からはそれ以後は沸騰を停止しても問題がないので、過剰な沸騰持続による消費電気量の浪費を防ぐことができる。同時に、給水タンクから加熱タンクへ注水した水が加熱タンクの底に滞留してしまった場合でも、衛生性が低下するという問題が解決できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、加熱手段を有し被処理水を貯留して加熱する加熱タンクと前記加熱タンク内の水を排出可能な出湯手段とからなる加熱部と、内部に被処理水を貯留する給水タンクと、前記給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給可能な給水手段を有する貯水部を有し、前記出湯手段への水の入り口を前記加熱タンクの底に有する電気湯沸器において、給水タンクから加熱タンクに被処理水を供給後、一旦は沸騰させるので、給水タンク内に細菌などの微生物が繁殖した場合でも湯中の細菌数が減少させることができるので、衛生的な湯を得ることができると同時に、沸騰後は加熱を停止しとも良いので消費電力の抑制を図ることができ、給水タンクからの水の供給直後でも衛生性を保つことができる。
【0011】
請求項2に記載の発明は、加熱手段を有し被処理水を貯留して加熱する加熱タンクと前記加熱タンク内の水を排出可能な出湯手段とからなる加熱部と、内部に被処理水を貯留する給水タンクと、前記給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給可能な給水手段を有する貯水部と、前記出湯手段への水の入り口を加熱タンクの底に有し、前記加熱手段と出湯手段と給水手段を制御する制御手段を有する構成において、前記給水手段で給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給後、加熱手段を動作させ加熱タンク内の被処理水を少なくとも沸騰温度まで上昇させることで、給水タンク内に細菌などの微生物が繁殖した場合でも湯中の細菌数が減少させることができるので、衛生的な湯を得ることができ、沸騰後は加熱を停止しとも良いので消費電力の抑制を図ることができる。これと同時に、給水タンクからの水の供給直後でも衛生性を保つことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する沸騰検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後までは操作部で出湯手段の動作が指示された場合でも、出湯手段の動作を不可とするので、使用者が沸騰前に誤って除菌処理が施されていない湯を飲むことが無い。
【0013】
請求項4に記載の発明は、操作部に水質選択部を設け、前記水質選択部により被処理水に水道水を用いた場合、加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する沸騰検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後までは操作部で出湯手段の動作が指示された場合でも、出湯手段の動作を不可としているので、水質に適した加熱による微生物の除菌が可能となり、消費電力の浪費を防ぐことができる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、2分以上被処理水を沸騰するので、給水タンクに被処理水に井戸水、地下水、湧き水、河川水などの浄水処理がなされていない天然水を入れた場合でも衛生的な湯を得ることができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、操作部に水質選択部を設け、被処理水に井戸水、地下水、湧き水、河川水などの浄水処理がなされていない天然水の選択部を設け、前記天然水選択部が選択されたときに加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する沸騰検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後沸騰後2分以上出湯手段の動作を停止するので、衛生的な湯を得ることができる。
【0016】
請求項7に記載の発明は、1日回以上給水タンクの被処理水を交換するので、加熱タンクで湯沸かし途中で使用者が湯を出湯した場合でも、衛生性のきわめて高い湯を得ることができる。
【0017】
請求項8に記載の発明は、給水タンクの中の被処理水の交換時期を使用者に知らしめる表示部を設けたので、加熱タンクで湯沸かし途中で使用者が湯を出湯した場合でも、衛生性のきわめて高い湯を得ることができる。
【0018】
請求項9に記載の発明は、少なくとも1週間に1回以上タンク内を掃除するので、給水タンク壁面に細菌などの微生物が繁殖し、ここから遊離した細菌による水質の悪化を防ぎ、湯の衛生性を高めることができる。
【0019】
請求項10に記載の発明は、給水タンクの掃除時期を知らせる表示手段を設けているので、給水タンク壁面に細菌などの微生物が繁殖し、ここから遊離した細菌による水質の悪化を防ぎ、湯の衛生性を高めることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0021】
(実施例1)
加熱部と給水部を独立して有する本実施例の電気湯沸器の構成図を図1に示した。
【0022】
図1において、電気湯沸器の加熱部10は、加熱タンク11と加熱ヒーター12と加熱タンク10内の沸騰を検知する沸騰検知手段13、加熱タンク10内の水位を検知する水位センサー14と加熱タンク11内の湯を排出する出湯手段の出湯ポンプ15とこの流路である出湯路16、蓋17で構成されている。
【0023】
また、給水部18は、給水タンク19と、蓋20と給水タンク19内の水を加熱タンク11に供給する給水ポンプ21とこの流路の給水路22で構成させている。加熱ヒーター12、出湯ポンプ15、給水ポンプ21は制御手段23で動作を制御されている。本装置においては、加熱部10と給水部18は着脱可能となっている。
【0024】
また、出湯手段15への水の入り口部15Aは、加熱タンク11のタンク底部11Aに備えられており、加熱タンク11内の湯または水のほとんどを排出可能になっている。
【0025】
加熱部10側には、使用者が電気湯沸器の動作を行うための操作手段と使用者に各種情報を伝える表示手段が備えられた操作表示部24がある。この操作表示部24の模式図を図2に示した。ここには、操作部である出湯ボタン25、加熱タンクに給水を手動で行う給水ボタン26、水質選択ボタン27があり、表示部にあたる保温していることを表す保温表示LED28、給水タンク18に給水すべきことを使用者にしらせる給水表示LED29、給水タンク18内の水の入れ替え時期を知らせる水替え表示LED30、給水タンクの洗浄時期を表示する洗浄LED31および水質選択ボタン27で選択された水質を表示する水道水LED32、天然水LED33がある。
【0026】
次に動作を説明する。ここでは、まず、被処理水として水道水を用いた時について説明する。
【0027】
給水部17を加熱部10から取り外し、蓋17を開け、給水タンク18内に水道水を字蛇口から入れる。その後蓋17をつけ、加熱部10に給水部17を装着する。その後、制御手段の働きで、給水ポンプ20が動作し、水道水が給水路21をとおって加熱タンク11内に入る。給水が開始すると同時に制御手段の働きで加熱ヒーター12に通電され水の加熱が開始される。そして、沸騰検知手段13で沸騰状態を検知するまで加熱が続けられる。沸騰が検知されたら、制御手段22がヒーターへの通電を制御し、保温を行う。このような流れで沸騰後、保温を行い、飲用に用いている。そして、水位センサー14で加熱タンク11内の水位が減少したことを検知すると、給水ポンプ21が動作し、所定の水位まで給水タンク19内の水を加熱タンクに送り込む。
【0028】
このとき、給水タンク18に水道水を入れ、その後直ちに加熱する場合は微生物学的な衛生面での問題は無いが、給水タンク19内の水が放置されたままになり、ここに細菌が繁殖する。幸いにも大腸菌群や食中毒菌などは高栄養環境で増殖するのでこの給水タンク19内で増殖しない。
【0029】
しかし、シュードモナス菌、アシネトバクター菌などのような栄養の濃度が低くても増殖可能な通性低栄養細菌が繁殖する可能性がある。そこで、水道水をどのような条件で放置したらこのような従属栄養細菌(以下、細菌とする)が繁殖するかを調べた。実験は室温(25〜30℃)でおこなった。その結果を図3に示した。この結果から、水道水中の細菌は100000CFU/mlのオーダー付近まで増殖することがわかった。
【0030】
さらに、ここで100,000CFU/mlまで増殖した水道水Aを用いて加熱による除菌効果を調べたところ、沸騰直後で菌数が未検出レベル(1CFU/ml未満)となった。そこで、この水道水Aを給水タンク19にいれ電気湯沸器をどうささせて菌数がどの程度減るかを調べた。この細菌が増殖した水を3段階に希釈し、初期菌数を変えて実験を行った。この結果を図4に示した。この結果、沸騰直後ではいずれのものでも細菌が未検出れべるとなり、一旦沸騰させることで衛生性が高くなっていることが明らかになった。給水タンク19に水道水を長期間放置し、菌数が100000CFU/mlレベルまで到達しても沸騰により十分に除菌できることがわかった。
【0031】
したがって、本実施例のような構成においては、給水タンク内に細菌などの微生物が繁殖した場合でも湯中の細菌数が減少させることができるので、衛生的な湯を得ることができると判明した。同時に、沸騰後は加熱を停止しとも良いので消費電力の抑制を図ることができる。
【0032】
また、この図4の結果から、加熱開始後5分程度では、細菌はあまり除菌されないということがわかった。そこで、沸騰検知手段13で沸騰状態を検知するまでは制御手段23で出湯ポンプ15の動作をとめ、使用者が湯を使用できないようにすることで衛生性を高めることができることが明らかになった。
【0033】
なお、本実施例では、被処理水の沸騰状態を検知するための沸騰検知手段が被処理水の水温を検知して沸騰を判別しているが、沸騰時に発生する湯気や加熱タンク11の振動などを検知しても良い。
【0034】
また、水道水以外の水を使用される場合も想定される。そこで、次に井戸水と河川水等の天然水を用いて同様の試験を行ったところ、図5に示したように、井戸水の1検体で沸騰直後でも菌数が数個検出された。この水は沸騰2分後では未検出レベルまで低下していた。よって、井戸水、河川水などを使用する場合には、沸騰状態を2分以上持続することで衛生性を高めることができると判明した。
【0035】
そこで、操作表示部24に水質を選択する水質選択部29を設け、使用者が水質におうじた加熱除菌を手動選択可能にした。このことにより、水道水であれば沸騰直後まで、井戸水、河川水などの天然水であれば沸騰後2分まで出湯ポンプの動作がとまるので、衛生性の高い水を得ることができ、誤動作で除菌途中の湯を使用者が使用することがなくなる。
【0036】
なお、天然水を用いる場合、2分以上の沸騰時間であれば、4分、10分でもよいが沸騰持続時間が長いほど消費電力量はおおくなる。
【0037】
また、さらに衛生性を追求するのであれば、給水タンク19内の水を毎日入れ替えることが望ましい。これは図6、7に示した水道水の放置試験結果で裏付けられる。すなわち、通常の温度(25〜30℃程度)では菌数の増加は1週間まで見られなかったが、環境温度が異常に高くなった場合(30〜36℃程度)、放置後24時間の時点から菌が増加する傾向にあった。そこで、毎日入れ替えることで、給水タンク19内の衛生性を保つことができると同時に、これによって、少なくとも1日に1回以上水を入れ替えることで、沸騰前の湯を使用者が誤って使用しても衛生性が高いレベルで保たれた状態に維持することができる。
【0038】
さらに、沸騰開始後からの時間を制御手段23で計測し、沸騰後24時間の以内に少なくとも1回、水替えLED30を点燈させることで、使用者に認識させることができ、これを見た使用者が給水タンク19の水をかえるので、より効果的に衛生性を保つことができる。
【0039】
また、給水タンク19の水を入れ替えたとしても、給水タンク19の内壁面に微生物(主に細菌)の繁殖によるバイオフィルムが発生する。給水タンク19内に増えるバイオフィルムのを壁面への付着菌数でしらべた結果を図8に示した。雰囲気温度は先程と同様に25℃〜30℃でおこなった。このとき、バイオフィルムは1週間を経過した時点から増加し始めるものもあり、1週間以内に給水タンク19の洗浄を行うことにより、ここから遊離した細菌による水質の悪化を防ぎ、湯の衛生性を高めることができるとかんがえられる。
【0040】
また、水替えの時期表示と同様、給水タンク19の洗浄時期を知らせる洗浄LED31を設け、使用者に認識させることで、給水タンク19壁面に細菌などの微生物が繁殖し、ここから遊離した細菌による水質の悪化を防ぎ、湯の衛生性を高めることができる。
【0041】
特に、保温状態に、加熱タンク11へ給水タンク19から水を注水したときに温度の違いから、注水した温度の低い水が加熱タンクの底に滞留してしまうという現象が発生する。このような時に出湯ポンプが動作すると注水した水がほとんど加熱されない状態で加熱タンク11から外部にされ、衛生性が低下するが、出湯手段15への水の入り口15Aを前記加熱タンク11の底11Aに設けた構成でも制御手段23で加熱タンク11内の温度を検知し沸騰まで出湯手段15の動作を停止させるので、加熱が不十分な水の出湯がなくなり、衛生性を維持できる。
【0042】
【発明の効果】
以上のように、本発明によると、飲用に供する加熱後の被処理水の衛生性を向上させると同時に消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気湯沸器の構成図
【図2】本発明の実施例1における操作表示部の模式図
【図3】本発明の実施例1における水道水放置試験のグラフ
【図4】本発明の実施例1における放置水道水の加熱による除菌効果のグラフ
【図5】本発明の実施例1における井戸水等の除菌効果のグラフ
【図6】本発明の実施例1における水道水放置試験のグラフ
【図7】本発明の実施例1における30℃〜36℃における菌数の増加のグラフ
【図8】本発明の実施例1におけるバイオフィルムの経日変化のグラフ
【図9】従来の電気湯沸器の構成図
【符号の説明】
10 加熱部
11 加熱タンク
11A 底部
12 加熱ヒーター
13 沸騰検知手段
15 出湯ポンプ
15A 入り口
16 出湯路
18 給水部
19 給水タンク
21 給水ポンプ
22 給水路
23 制御手段
24 操作表示部
25,26,27 操作部
28,29,30,31,32,33 表示部

Claims (10)

  1. 加熱手段を有し被処理水を貯留して加熱する加熱タンクと前記加熱タンク内の水を排出可能な出湯手段とからなる加熱部と、内部に被処理水を貯留する給水タンクと、前記給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給可能な給水手段を有する貯水部を有し前記出湯手段への水の入り口を前記加熱タンクの底に設けた電気湯沸器において、給水タンクから加熱タンクに被処理水を供給後、沸騰まで出湯手段を動作させないことを特徴とする除菌方法。
  2. 加熱手段を有し被処理水を貯留して加熱する加熱タンクと前記加熱タンク内の水を排出可能な出湯手段とからなる加熱部と、内部に被処理水を貯留する給水タンクと、前記給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給可能な給水手段を有する貯水部と、前記出湯手段への水の入り口を前記加熱タンクの底に設け、前記加熱手段と出湯手段と給水手段を制御する制御手段を有し、前記給水手段で給水タンク内の被処理水を前記加熱タンクに供給後、加熱手段を動作させ加熱タンク内の被処理水が沸騰温度まで上昇するまで出湯手段を動作させないことを特徴とする電気湯沸器。
  3. 加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する沸騰検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後までは操作部で出湯手段の動作が指示された場合でも、出湯手段の動作を不可とする請求項2記載の電気湯沸器。
  4. 操作部に水質選択部を設け、前記水質選択部により被処理水に水道水を用いた場合、加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後までは操作部で出湯手段の動作が指示された場合でも、出湯手段の動作を不可とする請求項2または3の電気湯沸器。
  5. 2分以上被処理水を沸騰する請求項1記載の除菌方法。
  6. 操作部に水質選択部を設け、被処理水に井戸水、地下水、湧き水、河川水などの浄水処理がなされていない天然水の選択部を設け、前記天然水選択部が選択されたときに加熱手段と出湯手段と給水手段の動作を操作する操作部と、加熱タンク内の被処理水の沸騰を検知する沸騰検知手段を有し、前記沸騰検知手段で沸騰状態を検知後沸騰後2分以上出湯手段の動作を停止する請求項2または3記載の電気湯沸器。
  7. 1日1回以上給水タンクの被処理水を交換する請求項1〜5のいずれか一項に記載の除菌方法。
  8. 給水タンクの中の被処理水の交換時期を使用者に知らしめる表示部を設けた請求項2,3,4,6のいずれか一項に記載の電気湯沸器。
  9. 少なくとも1週間に1回以上タンク内を掃除する請求項1,5,7のいずれか一項に記載の除菌方法。
  10. 給水タンクの掃除時期を知らせる表示手段を設けた請求項2,3,4,6,8のいずれか一項に記載の電気湯沸器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019165676A (ja) * 2018-03-23 2019-10-03 国立大学法人東北大学 植物病害防除剤及び植物病害の防除方法

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