JPH1043739A - 加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置 - Google Patents
加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置Info
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- JPH1043739A JPH1043739A JP20261396A JP20261396A JPH1043739A JP H1043739 A JPH1043739 A JP H1043739A JP 20261396 A JP20261396 A JP 20261396A JP 20261396 A JP20261396 A JP 20261396A JP H1043739 A JPH1043739 A JP H1043739A
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Abstract
なく加熱洗浄可能とした飲用水生成装置を提供するこ
と。 【解決手段】 貯水タンク12内に設けた水質処理部を
通して原水を循環経路沿いに流動させる飲用水生成装置
10が、貯水タンク内の原水を所定温度に加熱して熱水
とする加熱手段と、貯水タンク12中に設けられるミネ
ラル除去処理部28と、貯水タンク中に設けられるミネ
ラル添加処理部30と、加熱手段により加熱された熱水
をミネラル除去処理部とミネラル添加処理部とを流通さ
せるポンプ手段24、26とを具備して構成され、熱水
をミネラル添加処理部より先にミネラル除去処理部を流
通させ、次いで、ミネラル添加処理部を流通させること
を特徴とする。
Description
処理部に循環させて、処理された飲用水を生成する飲用
水生成装置に関し、特に、ミネラル除去フィルタの寿命
を短縮することなく加熱洗浄可能とした飲用水生成装置
に関する。
炭等を備えたフィルタに水道水等の原水を通過させ、飲
用に不要な成分の除去およびミネラル成分の添加等の水
処理を施して飲用水を生成する飲用水生成装置が実用化
されている。
処理された生成水を貯留するための貯水タンクと、ゼオ
ライト等の天然石と、ミネラル添加剤および活性炭等か
ら成る濾材を筒状のハウジングに充填したミネラル添加
フィルタと、ゼオライト等の天然石と、活性炭およびイ
オン交換樹脂より成る濾材を筒状のハウジングに充填し
たミネラル除去フィルタと、これらのフィルタと貯水タ
ンクとの間で原水または被処理水を循環させる循環ポン
プとを備えている。更に、水処理を施された生成水を貯
水タンクからコップ等の容器に注ぎ出す送出口と、貯水
タンク内の水を送出口に送るための注水ポンプとを備え
ている。
ず、貯水タンクに所定量の水道水を原水または被処理水
として注水する。次いで、循環ポンプにより原水を貯水
タンクとフィルタとの間で所定時間循環させ、この間に
原水がフィルタにより処理され、水道水等の原水中に含
有されている塩素やトリハロメタン等の飲用に不要なま
たは有害な物質が除去され、ミネラル成分が添加または
除去される。
では、フィルタ内の活性炭により塩素を除去してしまう
ために、水道水等の原水中の塩素による雑菌類の抑制力
または殺菌力を失い、処理水を長期間使用しない場合
に、貯水タンクやフィルタ、循環ポンプを含む循環経
路、出水経路などの水と接触する部分に雑菌類が繁殖す
ることがある。これを防止するために、雑菌類が繁殖す
る前に、定期的に加熱洗浄するを行うようにした飲用水
生成装置が開発されている。
取り付けて貯水タンク内の水を直接加熱して洗浄するも
のであるが、これでは貯水タンク内は洗浄することはで
きても注水経路などは加熱洗浄することはできない。
又、加熱洗浄に際して、先にミネラル添加フィルタ、つ
まり、原水中にカルシウムイオンを主成分とする硬水成
分を添加するためのフィルタを加熱洗浄すると、ミネラ
ル添加フィルタからミネラル成分が溶け出すので、引き
続きミネラル除去フィルタ、つまり、原水中のカルシウ
ムイオンを主成分とする硬水成分を除去するためのフィ
ルタを加熱洗浄すると、増加した硬水成分によりミネラ
ル除去フィルタが早期に劣化する問題がある。本発明
は、徒にミネラル除去フィルタの寿命を短縮することな
く加熱洗浄可能とした飲用水生成装置を提供することを
目的としている。
に設けた水質処理部を通して原水を循環経路沿いに流動
させることによって飲用水を生成する水質処理手段と、
前記貯水タンクと生成された飲用水の送出口との間の注
水経路に配設され、前記貯水タンク内の原水または飲用
水を所定温度に加熱するための加熱手段と、前記注水経
路と前記貯水タンクとの間で原水を流動、循環させるた
めのポンプ手段と、前記加熱手段により所定温度に加熱
された原水を前記水質処理部に流通させ前記貯水タンク
中に流動させるポンプ手段とを備えた加熱洗浄機能を備
えた飲用水生成装置を要旨とする。
処理部を通して原水を循環経路沿いに流動させることに
よって所望硬度の飲用水を生成する硬度調整手段を備え
た飲用水生成装置において、前記貯水タンク内の原水ま
たは飲用水を所定温度に加熱して熱水とする加熱手段
と、前記貯水タンク中に設けられるミネラル除去処理部
を有した第1の水質処理経路と、前記貯水タンク中に設
けられるミネラル添加処理部を備えた第2の水質処理経
路と、前記貯水タンク中の熱水を流動させるポンプ手段
とを具備して構成され、前記熱水を前記第2の水質処理
経路より先に前記第1の水質処理経路へ流通させ、次い
で、前記第2の水質処理経路に流通させることを特徴と
する加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置を要旨とす
る。
理水を水質処理部を通してポンプ手段により循環させる
ことにより、水質調整された飲用水を生成する飲用水生
成装置において、着脱自在の水質調整フィルタをそれぞ
れ含んだ複数の水循環経路と、前記複数の水質調整フィ
ルタの着脱状態を検出するフィルタ状態検出手段と、前
記複数の水循環経路の間で所望の循環経路に起動させる
循環経路切り替え手段と、前記フィルタ状態検出手段に
より水質フィルタが着状態にあることを検出している水
循環経路だけ前記被処理水の循環を可能に制御する水質
調整制御手段と、を具備して構成されたことを特徴とす
る飲用水生成装置。
用水の送出口との間の注水経路に設けた加熱手段により
加熱しながら循環させることにより注水経路をも加熱洗
浄する。加熱洗浄に際して、ミネラル除去処理部を先に
加熱洗浄し、次いで、ミネラル添加処理部を加熱洗浄す
ることにより、先にミネラル添加処理部を加熱洗浄した
場合に原水中の硬水成分が増加してミネラル除去処理部
が増加した硬水成分により早期に劣化することが防止さ
れる。
の好ましい実施形態を説明する。図1を参照すると、本
発明の実施形態による洗浄機能を備えた飲用水生成装置
10は、水道水等の原水または被処理水を貯留するため
の中空の概ね直方体形状をした貯水タンク12と、該貯
水タンクの開口した上端部を閉鎖する概ね矩形の閉蓋1
4と、貯水タンク12の上端部の前部に配設された操作
パネル16と、該操作パネル16の下側において垂設さ
れた飲用水の送出口18を有している。閉蓋14は、貯
水タンク12の開口した上端部において、背面側の側壁
の頂部に回動自在に取着されている。貯水タンク12の
前方側壁には、該貯水タンク12内の水位を表示する透
視型のレベル計12aが配設されている。
中央部には注水ツマミ16aが配設されている。注水ツ
マミ16aは、ダイヤル式のツマミであり、その回転位
置により送出口18からの飲用水の流量が制御される。
本実施形態では、図2に示す状態から注水ツマミ16a
を反時計回りの方向に回転させることにより、飲用水の
送出口18からの飲用水の流量が増加するようになって
いる。注水ツマミ16aは、後述する弁20と連動して
おり、注水ツマミ16aを反時計方向に回転させて飲用
水を送出口18からコップ等の容器に注ぎ入れるとき、
弁20が開くように構成されている。
イッチ16b、16c、16dと、各々のスイッチによ
り選択された機能を表示する発光ダイオード等を備えた
表示部16e、16f、16g、16h、16iが配設
されている。例えば、利用者が上記機能スイッチの1つ
である飲用水生成開始スイッチ16dを押すことによ
り、飲用水生成装置10は、後述する飲用水の生成プロ
セスを開始し、飲用水の生成中であることを表示するた
めに発光ダイオード16hが点灯する。その後、飲用水
の生成プロセスを終了すると、発光ダイオード16hが
消灯すると共に、飲用水ができあがったことを表示する
発光ダイオード16iが点灯する。また、飲用水生成装
置10は水質設定手段としての選択スイッチ16bを押
すことにより、飲用水生成装置10の作動モードを「軟
水モード」と「硬水モード」の間で選択することが可能
であり、選択された作動モードに応じて硬度設定ランプ
16eの発光ダイオードが点灯する。
10は、更に、貯水タンク12の下側に配設された注水
ポンプ22と、第1と第2の循環ポンプ24、26とを
具備している。注水ポンプ22の吸込ポート(図示せ
ず)は、給水管路22aを介して貯水タンク12内の底
部に連通している。注水ポンプ22の吐出ポート(図示
せず)に接続された給水管路22bは、貯水タンク12
の前方側面に沿って上方に延設され、上端部において二
股に分岐して、その一方が弁20を介して送出口18に
連通し、他方が連通管路22cを介して貯水タンク12
の内部に連通している。注水ポンプ22と、それに関連
する管路22a、22bが注水経路を形成している。送
出口18と給水管路22bとの間に配設された弁20
は、既述のように注水ツマミ16aに関連して作動す
る。給水管路22bには、前記透視型のレベル計12a
と、電熱ヒータ32が配設されている。電熱ヒータ32
は、例えば、ヒータ駆動回路42g(図4参照)に接続
された棒状の電気抵抗式の発熱体を、給水管路22bに
沿って延設させることにより形成することができる。
12内に着脱自在に設けられた硬度調整手段としての第
1と第2のフィルタ28、30と、貯水タンク12の外
部、好ましくは貯水タンク12の底壁の下側に設けられ
た3つのポンプ22、24、26とを具備している。更
に、飲用水生成装置10は貯水タンク12の底壁の外表
面に取り付けられた温度センサ48を具備している。飲
用水生成装置10は、フィルタの着脱状態、つまり、フ
ィルタが装着されているか否かを判断するために、フィ
ルタ状態検出手段としてリミットスイッチ34,36を
具備している、フィルタ状態検出手段は他のスイッチや
センサ等により構成することもできる。
ルタ28は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジン
グの内部に複数のフィルタ層、例えば、抗菌粒状活性炭
層または抗菌繊維状活性炭層と、陽イオン交換樹脂を含
むミネラル除去処理層とを含んで形成することができ
る。ミネラル除去フィルタ28はゼオライト、アルバイ
ト、マグネタイト等の天然石層を備えていてもよい。ミ
ネラル除去フィルタ28の下端部は循環管路24bを介
して第1の循環ポンプ24の吐出ポート(図示せず)に
連通している。他方、第1の循環ポンプ24の吸込ポー
ト(図示せず)は循環管路24aを介して貯水タンク1
2の内部に連通している。こうして、貯水タンク12に
貯留された原水は、第1の循環ポンプ24により貯水タ
ンク12の底部から吸引されミネラル除去フィルタ28
の底部に供給され、ミネラル除去フィルタ28の内部を
流通し、該ミネラル除去フィルタ28の頂部から漏出し
て、貯水タンク12内に循環する。ミネラル除去フィル
タ28および第1の循環ポンプ24と、それに関連する
管路24a、24bが第1の水質処理経路を形成してい
る。
タ28の活性炭層を通過する際、この原水中に含有され
る塩素イオンやトリハロメタン等の物質が活性炭に吸
着、除去され、ミネラル除去処理層を通過するとき、こ
の原水中に含有される主としてカルシウムイオンを含む
硬水成分が陽イオン交換樹脂により除去される。こうし
て、原水が第1の水質処理経路に従って循環することに
より、原水中のカルシウムイオン等の硬水成分が除去さ
れ飲用水として軟水が生成される。また、ミネラル除去
フィルタ28が天然石層を有している場合には、原水ま
たは被処理水が天然石層を通過するとき、この処理後の
軟水に天然水に似た風味が加えられる。
ルタ30は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジン
グの内部に抗菌粒状活性炭層または抗菌繊維状活性炭層
と、硫酸カルシウムを含むミネラル添加処理層とを含ん
で形成することができる。ミネラル添加フィルタ30は
ゼオライト、アルバイト、マグネタイト等の天然石層を
備えていてもよい。ミネラル添加フィルタ30の下端部
は循環管路26bを介して第2の循環ポンプ26の吐出
ポート(図示せず)に連通している。第2の循環ポンプ
26の吸込ポート(図示せず)は循環管路26aを介し
て貯水タンク12の内部に連通している。こうして、貯
水タンク12に貯留された原水は、第2の循環ポンプ2
6により貯水タンク12の底部から吸引されミネラル添
加フィルタ30の底部に供給され、ミネラル添加フィル
タ30の内部を流通し、該ミネラル添加フィルタ30の
頂部から漏出して、貯水タンク12内に循環する。こう
して、ミネラル添加フィルタ30と、第2の循環ポンプ
26と、それに関連する管路26a、26bが第2の水
質処理経路を形成している。
既述の実施形態のように2つのフィルタに限定されず、
3以上のフィルタを備えていてもよい。例えば,ミネラ
ル除去フィルタ28と、ミネラル添加フィルタ30に加
えて、単に塩素イオンを除去するフィルタや、天然石の
みを含むフィルタを配設して、より多くの利用者の嗜好
に合致した飲用水を生成できるようにしてもよい。
タ30の活性炭層を通過する際、この原水中に含有され
る塩素イオンやトリハロメタン等の物質が活性炭に吸
着、除去され、ミネラル添加処理層を通過するとき、ミ
ネラル添加処理層からミネラル成分として主にカルシウ
ムイオンが被処理水に溶出する。こうして、原水が第2
の水質処理経路に従って循環することにより、水処理が
施された飲用水にカルシウムイオン等のミネラル成分が
添加され飲用水として硬水が生成される。また、ミネラ
ル添加フィルタ30が天然石層を有している場合には、
原水または被処理水が天然石層を通過するとき、この処
理後の硬水に天然水に似た風味が加えられる。
の制御装置40について説明する。制御装置40は、C
PU40aと、ROM40bと、RAM40cと、イン
プットポート40eと、アウトプットポート40fと、
これらを接続する双方向バス40dを含んで形成されて
いる。インプットポート40eには、上述した操作パネ
ル16のスイッチ類16a〜16dがAD変換器42a
を介して接続され、温度センサ48がAD変換器42b
を介して接続されている。温度センサ48は熱電対やサ
ーミスタ等の周知の手段にて構成することができる。ま
た、フィルタ状態検出手段であるリミットスイッチ3
4,36がAD変換器42jを介して接続されている。
22の駆動モータ22Mと、第1と第2の循環ポンプ2
4、26の駆動モータ24M、26Mが、各々モータ駆
動回路42d、42e、42fを介して接続され、電熱
ヒータ32がヒータ駆動回路42gを介して接続され、
前記操作パネルの発光ダイオード16e〜16iが適当
な駆動回路42hを介して接続されている。更に、注水
ポンプ22の駆動モータ22Mへ供給される電流値を測
定して注水ポンプ22の作動状況、特に注水ポンプ22
が空転していないかどうかを監視するために、該駆動モ
ータ22Mのモータ駆動回路42dに電流計44が接続
されており、該電流計44にて測定された駆動モータ2
2Mへの電流値がAD変換器42cを介してインプット
ポート40eに供給される。
の作用を説明する。利用者が、貯水タンク12に原水ま
たは被処理水として水道水を注水して、水質設定手段と
しての選択スイッチ16bにより所望の水質を選択す
る。(フローチャートには特に図示されていない)。選
択スイッチ16bは、例えば、トグルスイッチとして、
利用者が選択スイッチ16bを押した回数により、「軟
水モード」すなわち、原水からミネラル成分を除去して
飲用水として軟水を生成する作動モードと、「硬水モー
ド」すなわち、ミネラル成分を添加して飲用水として硬
水を生成する作動モ−ドとの間で所望の水質を選択する
ようにできる。
dを入れることにより図5のフローチャートが開始され
ると、注水ポンプ22の駆動モータ22Mに電力が供給
され注水ポンプ22が起動する(ステップS10)。次
いでステップS12において、駆動モータ22Mに供給
される電力、特に電流値aが電流計44により測定さ
れ、その値が変数αに入力される。電流値αが所定の値
A以下の場合、すなわち、ステップS14において「N
o」の場合、注水ポンプ22には負荷がかかっていない
と判断され、すなわち、貯水タンク12には十分に水が
貯留されておらず、注水ポンプ22が空転していると判
断され(ステップS14においてNo)、駆動モータ2
2Mを停止し(ステップS16)、発光ダイオード16
e〜16iにより「水不足」または「空転」等の異常状
態を表示する。
合、すなわち、駆動モータ22Mへの電流値αが所定値
Aよりも大きい場合、注水ポンプ22は循環待機時間T
1 のあいだ作動し続ける。すなわち、水処理ルーチンは
ステップS22からステップS26において循環待機T
1 を計測し、この間、注水ポンプ22の起動状態が維持
される。このとき、弁20は閉止されているので、貯水
タンク12の底部から注水ポンプ22に吸い込まれた原
水は、注水ポンプ22の吐出ポートから給水管路22b
および連通管路22cを流通して貯水タンク12へ再び
戻る。
ており、第1と第2のフィルタに原水を流通させて、飲
用水生成の水処理を行う前に上述のように給水経路を流
通させ貯水タンクとの間で循環させることにより、水道
水による注水経路の洗浄が行われる。こうした、飲用水
生成装置の通常の使用態様では、生成した飲用水を水処
理を行ったその日のうちに全て使用し、翌日新たに原水
としての水道水を貯水タンク12に注水して、以下に説
明する水処理が実施される。従って、上述のように水処
理を施す前の水道水を注水経路と貯水タンク12との間
で循環させることにより注水経路が、毎日、水道水によ
り洗浄されることとなり衛生状態を維持される。
ち、ステップS26において「Yes」の場合、注水ポ
ンプ22の駆動モータ22Mが停止され(ステップS2
8)、次いでステップS30において、水処理を施した
ことを示すフラグFに1が入力される。次いで、ステッ
プS32において、利用者が選択した水処理作動モード
を判断する。
きに、「軟水モード」が選択されている場合には(ステ
ップS32において「No」の場合)、水処理ルーチン
はステップS34に進んで「軟水モード」のサブルーチ
ン(図6参照)が開始され、「硬水モード」が選択され
ている場合、すなわち、ステップS32において「Ye
s」の場合、ステップS35に進んで「硬水モード」の
サブルーチン(図7参照)が開始される。なお、「軟水
モード」又は「硬水モード」が選択されているときに
は、制御装置40は各サブルーチンが開始される前にフ
ィルタ状態検出手段34,36からAD変換器42jを
介して、各フィルタ28,30の装着の有無を検出す
る。そして、選択された各モードに対応するフィルタが
装着されているときのみ該当する循環ポンプを作動させ
る。
の場合(ステップS34)、先ず、第1の循環ポンプ2
4の駆動モータ24Mが起動され(ステップS36)、
この状態が第1の処理時間T2 のあいだ継続される(ス
テップS38からステップS42)。これにより、貯水
タンク12内の原水または被処理水は、第1の循環ポン
プ24により第1のフィルタとしてのミネラル除去フィ
ルタ28の底部から該ミネラル除去フィルタ28内に供
給され、同ミネラル除去フィルタ28の頂部から溢れて
貯水タンク12内に戻る。ステップS38からステップ
S42において、この循環作用が第1の処理時間T2 の
あいだ継続される。第1の処理時間T2が経過すると
(ステップS42で「Yes」)、第1の循環ポンプ2
4の駆動モータ24Mが停止して「軟水モード」による
水処理プロセスが完了する(ステップS58)。
の場合(ステップS35)、先ず、第2の循環ポンプ2
6の駆動モータ26Mが起動され(ステップS48)、
この状態が第2の処理時間T3 のあいだ継続される(ス
テップS50からステップS54)。これにより、貯水
タンク12内の原水または被処理水は、第2の循環ポン
プ26により第2のフィルタとしてのミネラル添加フィ
ルタ30の底部から該ミネラル添加フィルタ30内に供
給され、同ミネラル添加フィルタ30の頂部から溢れて
貯水タンク12内に戻る。ステップS50からステップ
S54において、この循環作用が第2の処理時間T3 の
あいだ継続される。第2の処理時間T3が経過すると
(ステップS54で「Yes」)、第2の循環ポンプ2
6の駆動モータ26Mが停止して「硬水モード」による
水処理プロセスが完了する(ステップS58)。
0でフラグFに1を入力しているが、「軟水モード」ま
たは「硬水モード」での水処理が終了した後に、すなわ
ち、図6においてステップS44の後、および、図7に
おいてステップS56の後でフラグFに1を入力しても
よい。
の原水または処理済の水を雑菌類が死滅する温度、例え
ば70°C以上に加熱して、この加熱水を飲用水生成装
置10内の各部を循環させて加熱洗浄を実施する。以
下、図8、9を参照して加熱洗浄プロセスを説明する。
チ16cを入れると、加熱洗浄ルーチンが開始する。加
熱洗浄ルーチンが開始すると、先ず、注水ポンプ22の
駆動モータ22Mに電力が供給されて注水ポンプ22が
起動するとともに、電熱ヒータ32に電力が供給され該
電熱ヒータ32が起動する(ステップS60)。これに
より、貯水タンク12内に貯蓄されている原水または被
処理水が給水管路22bを流通する際に電熱ヒータ32
により加熱され、連通管路22cを介して貯水タンク1
2内へ循環する。
22Mに供給される電流値aが電流計44にて測定され
変数αに入力される(ステップS62)。電流値αが所
定の値A以下の場合、すなわち、ステップS64におい
て「No」の場合、注水ポンプ22には負荷がかかって
いないと判断される。すなわち、貯水タンク12には十
分に水が貯留されておらず、注水ポンプ22が空転して
いると判断され、駆動モータ22Mと電熱ヒータ32を
停止し(ステップS84)、操作パネル16の発光ダイ
オード16e〜16iにより「水不足」または「空転」
等の以上状態が表示される(ステップS86)。
よりも大きい場合、すなわち、ステップS64において
「Yes」の場合、後述する時間計測用のパラメータt
を0にリセットし(ステップS66)、ステップS68
において温度センサ48により貯水タンク12の底壁の
外表面の温度が測定される。次に、初期加熱待機時間T
0 、例えば3分が経過した後(ステップS70、S7
2)に再び温度センサ48にて温度測定が実施され、そ
の測定値τが変数wt1 に入力される(ステップS7
4)。
の温度差δwtが演算される。ステップS78において温
度差δwtが所定の温度差δWTと比較される。温度差δwt
が所定の温度差δWTより小さい場合、すなわち、ステッ
プS78において「No」の場合、給水管路22bに配
設された電熱ヒータ32により加熱された原水が、温度
センサ48の近傍に到達していないことを意味してお
り、水が循環していないと判断される。つまり、何らか
の原因、例えば、注水ポンプ22の故障等により注水ポ
ンプ22の駆動モータ22Mには十分な負荷がかかって
いるが、原水は循環していないと判断され、駆動モータ
22Mと電熱ヒータ32を停止し(ステップS84)、
操作パネル16の発光ダイオード16e〜16iにより
「水不足」等の異常状態が表示される(ステップS8
6)。
センサ48による温度測定を繰り返し、温度センサ48
により測定された温度wtが所定の加熱洗浄温度WT、
好ましくは雑菌類が死滅する温度である70°C以上と
なるまで待機する。温度センサ48により測定された温
度wtが加熱洗浄温度WT以上となると、すなわち、ス
テップS82において「Yes」の場合、ステップS9
0において第1の循環ポンプ24の駆動モータ24Mが
起動される(図9参照)。これにより、加熱された原水
が、第1のフィルタであるミネラル除去フィルタ28、
つまり、原水中のカルシウムイオンを主成分とする硬水
成分を除去するためのフィルタに供給されこのフィルタ
が加熱洗浄される。
り、この加熱洗浄のための第1の循環ポンプ24の駆動
モータ24Mの起動状態は、第1の加熱洗浄時間T4 の
あいだ継続される。第1の加熱洗浄時間T4 は、所定の
加熱温度WTにてミネラル除去フィルタ28を完全に滅
菌できる十分な時間が選定される。第1の加熱洗浄時間
T4 が経過すると、すなわち、ステップS96で「Ye
s」の場合、ステップS98において第1の循環ポンプ
24の駆動モータ24Mが停止される。
環ポンプ26の駆動モータ26Mが起動される。これに
より、加熱された原水が、第2のフィルタであるミネラ
ル添加フィルタ30、つまり、原水中にカルシウムイオ
ンを主成分とする硬水成分を添加するためのフィルタに
供給され、このフィルタが加熱洗浄される。ステップS
104からステップS106により、この加熱洗浄のた
めの第2の循環ポンプ26の駆動モータ26Mの起動状
態は、第2の加熱洗浄時間T5 のあいだ継続される。第
2の加熱洗浄時間T5 は、ミネラル添加フィルタ30を
所定の加熱温度WTにて完全に滅菌できる十分な時間が
選定される。第2の加熱洗浄時間T5 が経過すると、す
なわち、ステップS106で「Yes」の場合、ステッ
プS108において第2の循環ポンプ26の駆動モータ
26Mが停止される。
プ22の駆動モータ22Mと電熱ヒータ32が停止さ
れ、ステップS112において、加熱洗浄が終了したこ
とを示すフラグFFに1が入力され、上述した加熱洗浄
プロセスが完了する。その後、貯水タンク12内の加熱
洗浄に使用された水道水は、注水ポンプ22を利用し
て、または、主操作により貯水タンク12を傾斜させて
貯水タンク12の外部に廃棄される。
ミネラル除去フィルタ28、つまり、原水中のカルシウ
ムイオンを主成分とする硬水成分を除去するためのフィ
ルタを加熱洗浄し、次いで、ミネラル添加フィルタ3
0、つまり、原水中にカルシウムイオンを主成分とする
硬水成分を添加するためのフィルタを加熱洗浄すること
により、先にミネラル添加フィルタ30を洗浄した場合
に原水中の硬水成分が増加し、次いでミネラル除去フィ
ルタ28を洗浄することより、ミネラル除去フィルタ2
8が増加した硬水成分により早期に劣化することが防止
される。
作用を有しているが、活性炭を含むフィルタにより水処
理を行うと水道水中の塩素成分が除去されるために、こ
の殺菌作用が失われてしまう。従って、貯水タンク12
内には雑菌類が次第に増加してしまう可能性がある。ま
た、毎日水処理を行わない場合には、貯水タンク12内
の水の滞留時間が長くなり雑菌類が繁殖してしまう場合
がある。
として貯水した水道水による洗浄だけでは、飲用に適し
たレベルまで洗浄することはできなくなるので、上述し
た加熱殺菌が必要となる。然しながら、上述の説明から
理解されるように、飲用水生成装置を加熱洗浄しなけれ
ばならない頻度は、利用者が行う水処理の間隔によって
も決定され、水処理を実施していない期間を基に加熱洗
浄の間隔を決定すると、頻繁に水処理を行う利用者にと
っては過剰な洗浄となり、毎日水処理を行うことを基に
加熱洗浄の間隔を決定すると、水処理間隔の比較的長い
利用者にとっては加熱洗浄が不足する場合がある。従っ
て、利用者の水処理の頻度に応じた加熱洗浄を実施すべ
き時期を告知表示することが望ましい。
路の加熱洗浄が可能となり、装置を小形化される。又、
加熱洗浄に際して、ミネラル除去処理部を先に加熱洗浄
し、次いで、ミネラル添加処理部が加熱洗浄することに
より、先にミネラル添加処理部を加熱洗浄した場合に原
水中の硬水成分が増加してミネラル除去処理部が増加し
た硬水成分により早期に劣化することが防止される。
用水生成装置の略示斜視図である。
ある。
である。
である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 貯水タンク内に設けた水質処理部を通し
て原水を循環経路沿いに流動させることによって飲用水
を生成する水質処理手段と、 前記貯水タンクと生成された飲用水の送出口との間の注
水経路に配設され、前記貯水タンク内の原水または飲用
水を所定温度に加熱するための加熱手段と、 前記注水経路と前記貯水タンクとの間で原水を流動、循
環させるためのポンプ手段と、 前記加熱手段により所定温度に加熱された原水を前記水
質処理部に流通させ前記貯水タンク中に流動させるポン
プ手段とを備えた加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装
置。 - 【請求項2】 貯水タンク内に設けた水質処理部を通し
て原水を循環経路沿いに流動させることによって所望硬
度の飲用水を生成する硬度調整手段を備えた飲用水生成
装置において、 前記貯水タンク内の原水または飲用水を所定温度に加熱
して熱水とする加熱手段と、 前記貯水タンク中に設けられるミネラル除去処理部を有
した第1の水質処理経路と、 前記貯水タンク中に設けられるミネラル添加処理部を備
えた第2の水質処理経路と、 前記貯水タンク中の熱水を流動させるポンプ手段とを具
備して構成され、 前記熱水を前記第2の水質処理経路より先に前記第1の
水質処理経路へ流通させ、次いで、前記第2の水質処理
経路に流通させることを特徴とする加熱洗浄機能を備え
た飲用水生成装置。 - 【請求項3】 貯水タンク内に供給した被処理水を水質
処理部を通してポンプ手段により循環させることによ
り、水質調整された飲用水を生成する飲用水生成装置に
おいて、 着脱自在の水質調整フィルタをそれぞれ含んだ複数の水
循環経路と、 前記複数の水質調整フィルタの着脱状態を検出するフィ
ルタ状態検出手段と、 前記複数の水循環経路の間で所望の循環経路に起動させ
る循環経路切り替え手段と、 前記フィルタ状態検出手段により水質フィルタが着状態
にあることを検出している水循環経路だけ前記被処理水
の循環を可能に制御する水質調整制御手段と、を具備し
て構成されたことを特徴とする飲用水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20261396A JP3746332B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20261396A JP3746332B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043739A true JPH1043739A (ja) | 1998-02-17 |
JP3746332B2 JP3746332B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=16460305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20261396A Expired - Fee Related JP3746332B2 (ja) | 1996-07-31 | 1996-07-31 | 加熱洗浄機能を備えた飲用水生成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3746332B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-31 JP JP20261396A patent/JP3746332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3746332B2 (ja) | 2006-02-15 |
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