JPH1043744A - 飲用水生成装置 - Google Patents

飲用水生成装置

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JPH1043744A
JPH1043744A JP20261296A JP20261296A JPH1043744A JP H1043744 A JPH1043744 A JP H1043744A JP 20261296 A JP20261296 A JP 20261296A JP 20261296 A JP20261296 A JP 20261296A JP H1043744 A JPH1043744 A JP H1043744A
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water
filter
storage tank
hinge member
drinking water
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Application number
JP20261296A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takahashi
潔 高橋
Yuichi Kato
祐一 加藤
Katsuya Inoue
克哉 井上
Minoru Hatano
実 波多野
Nobuo Tsuda
信雄 津田
Osamu Kawaishi
修 川石
Yukiharu Ogawa
幸春 小川
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Secom Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Secom Co Ltd
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の種類のフィルタを備えて性質の異なる
飲用水を生成する飲用水生成装置において、各々のフィ
ルタの寿命を表示可能とした飲用水生成装置を提供する
こと。 【解決手段】 貯水タンク12内に設けた水質処理用の
複数のフィルタ集成体28、30、32を通して原水を
循環経路沿いに流動させることによって飲用水を生成す
る飲用水生成装置10が、複数のフィルタ集成体28、
30、32の各々の、原水を流通させて飲用水生成のた
めの水処理に使用された通算の使用回数を計数して、複
数のフィルタ集成体28、30、32の各々の通算の使
用回数が、当該フィルタの使用可能回数を基に決定され
た所定回数以上となった場合にその旨警告する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道水等の原水を
処理部に循環させて、処理された飲用水を生成する飲用
水生成装置に関し、特に、フィルタの寿命を表示可能な
飲用水生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ゼオライト等の天然石や活性
炭等を備えたフィルタに水道水等の原水を通過させ、飲
用に不要な成分の除去およびミネラル成分の添加等の水
処理を施して飲用水を生成する飲用水生成装置が実用化
されている。
【0003】こうした飲用水生成装置は、原水および水
処理された生成水を貯留するための貯水タンクと、ゼオ
ライト等の天然石と、ミネラル添加剤および活性炭等か
ら成る濾材を筒状のハウジングに充填したミネラル添加
フィルタと、ゼオライト等の天然石と、活性炭およびイ
オン交換樹脂より成る濾材を筒状のハウジングまたはカ
ートリッジに充填したミネラル除去フィルタと、これら
のフィルタと貯水タンクとの間で原水または被処理水を
循環させる循環ポンプとを備えている。更に、水処理を
施された生成水を貯水タンクからコップ等の容器に注ぎ
出す送出口と、貯水タンク内の水を送出口に送るための
注水ポンプとを備えている。
【0004】この飲用水生成装置の使用に際して、ま
ず、貯水タンクに所定量の水道水を原水または被処理水
として注水する。次いで、循環ポンプにより原水を貯水
タンクとフィルタとの間で所定時間循環させ、この間に
原水がフィルタにより処理され、水道水等の原水中に含
有されている塩素やトリハロメタン等の飲用に不要なま
たは有害な物質が除去され、ミネラル成分が添加または
除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】単一のフィルタにより
水処理を行って飲用水を生成する場合には、フィルタ交
換時期は、前回フィルタを交換してからの単に日数によ
る寿命表示、例えば「お知らせシール」等により利用者
に認識させることが可能である。然しながら、複数の種
類のフィルタを備えて性質の異なる飲用水を生成する上
述の形式の飲用水生成装置では、各々のフィルタの使用
される頻度が異なるため、単に前回のフィルタ交換から
の日数による寿命表示では利用者に適切なフィルタ交換
時期を知らせることができない。各々のフィルタの使用
可能回数を越えて水処理を行っても利用者の求める飲用
水を提供できない問題がある。
【0006】本発明は、複数の種類のフィルタを備えて
性質の異なる飲用水を生成する飲用水生成装置におい
て、各々のフィルタの寿命を表示可能とした飲用水生成
装置を提供することを目的としている。更に、本発明
は、貯水タンクを閉鎖する閉蓋のヒンジ機構の損傷を防
止した飲用水生成装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、貯水タンク内
に設けた水質処理用の複数のフィルタ集成体を通して原
水を循環経路沿いに流動させることによって飲用水を生
成する飲用水生成装置において、生成する飲用水の水質
に応じて選択、設定するための水質設定手段と、前記水
質選択手段により選択、設定された水質に応じて前記複
数のフィルタ集成体のうち少なくとも1つのフィルタ集
成体を含む循環路沿いに原水を流通させる前記貯水タン
ク中の原水を流動させるポンプ手段と、前記複数のフィ
ルタ集成体の各々の、飲用水生成のための水処理に使用
された通算の使用回数を計数する計数手段と、前記複数
のフィルタ集成体の各々の通算の使用回数が、当該フィ
ルタの使用可能回数を基に決定された所定回数以上とな
った場合に、その旨警告する表示手段とを具備すること
を特徴とする飲用水生成装置を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好ましい実施形態を説明する。先ず、図1、2を参照
すると、本発明の実施形態による水質処理機能を備えた
飲用水生成装置10は、水道水等の原水または被処理水
を貯留するための中空の概ね直方体形状をした貯水タン
ク12と、該貯水タンクの開口した上端部を閉鎖する概
ね矩形の閉蓋14と、貯水タンク12の上端部の前部に
配設された操作パネル16と、該操作パネル16の下側
において垂設された飲用水の送出口18を有している。
閉蓋14は、後述するように、貯水タンク12の開口し
た上端部において、ヒンジ機構を介して背面側の側壁の
頂部に回動自在に取着されている(図2参照)。貯水タ
ンク12の前方側壁には、該貯水タンク12内の水位を
表示する透視型のレベル計12aが配設されている。
【0009】図11を参照すると、閉蓋14は、該閉蓋
14の内側面に取り付けられた雌型ヒンジ部材34と、
貯水タンク12の背面側の側壁12bの適所に取り付け
られた雄型ヒンジ部材としてのピン12cとにより、図
1に示す閉鎖位置と、図2に示す開放位置との間で回動
自在に取り付けられている。雌型ヒンジ部材34は、雄
型ヒンジ部材としての円柱状のピン12cと回動自在に
嵌合できるように形成されたスロット34aを有してい
る。
【0010】図15に示すように、従来の雄型ヒンジ部
材38は、スロット38aが閉蓋14を貯水タンク12
の上端開口部を閉鎖するように配置したときに、図11
に示すように鉛直線に対して後方に概ね水平方向に開口
している。従って、閉蓋14を図16に示すように開い
たときに、スロット38aが下方に開口するので、図1
6の状態から閉蓋14を矢印Aの方向に更に押すと、雌
型ヒンジ部材34が破損してしまう問題がある。
【0011】本実施形態では、スロット34aは、閉蓋
14を貯水タンク12の上端開口部を閉鎖するように配
置したときに、図11に示すように鉛直線に対して後方
約45°の角度の方向に開口している。スロット34a
をこのように形成することにより、閉蓋14を開いたと
きに、図12(c)に示すように、スロット34aは鉛
直軸線に対して概ね45°前方に傾斜した位置となる。
この状態から更に矢印Bで示すように閉蓋14を後方に
押すと、閉蓋14は貯水タンク12と接触している縁部
14aを中心として回動する。このとき、スロット34
aが雌型ヒンジ部材34の移動方向と概ね一致する方向
に開口しているので、雄型ヒンジ部材としてのピン12
cがスロット34aから相対的に抜け出て両者の嵌合が
解除される。従って、閉蓋14に無理に力がかかったと
きに、雌型ヒンジ部材34が損傷することが防止され
る。
【0012】雌型ヒンジ部材は、図11の雌型ヒンジ部
材34のように鉛直軸線に対して45°の角度を以て形
成することに限らず、図13の雌型ヒンジ部材36のよ
うに概ね45°の斜面36aを設けてもよい。また、雌
型ヒンジ部材は、全体を弾性部材にて形成してもよい。
雌型ヒンジ部材をこのように形成することにより、閉蓋
14が開いた状態から更に後方に押されたときに、雌型
ヒンジ部材が図14において矢印Cで示すように変形し
て、スロット36aからピン12cが外れ、雌型ヒンジ
部材の損傷が防止される。
【0013】図3を参照すると、操作パネル16の概ね
中央部には注水ツマミ16aが配設されている。注水ツ
マミ16aは、ダイヤル式のツマミであり、その回転位
置により送出口18からの飲用水の流量が制御される。
本実施形態では、図3に示す状態から注水ツマミ16a
を反時計回りの方向に回転させることにより、飲用水の
送出口18からの飲用水の流量が増加するようになって
いる。注水ツマミ16aは、後述する弁20と連動して
おり、注水ツマミ16aを反時計方向に回転させて飲用
水を送出口18からコップ等の容器に注ぎ入れるとき、
弁20が開くように構成されている。
【0014】操作パネル16には、更に、種々の機能ス
イッチ16b、16c、16dと、各々のスイッチによ
り選択された機能を表示する発光ダイオード等を備えた
表示部16e、16f、16g、16h、16iが配設
されている。例えば、利用者が上記機能スイッチの1つ
である飲用水生成開始スイッチ16dを押すことによ
り、飲用水生成装置10は、後述する飲用水の生成プロ
セスを開始し、飲用水の生成中であることを表示するた
めに発光ダイオード16hが点灯する。その後、飲用水
の生成プロセスを終了すると、発光ダイオード16hが
消灯すると共に、飲用水ができあがったことを表示する
発光ダイオード16iが点灯する。また、飲用水生成装
置10は水質設定手段としての選択スイッチ16bを押
すことにより、飲用水生成装置10の作動モードを「軟
水モード」と、「標準モード」と、「硬水モード」の間
で選択することが可能であり、選択された作動モードに
応じて硬度設定ランプ16eの発光ダイオードが点灯す
る。
【0015】次に、図4を参照すると、飲用水生成装置
10は、更に、貯水タンク12の下側に配設された注水
ポンプ22と、第1と第2の循環ポンプ24、26とを
具備している。注水ポンプ22の吸込ポート(図示せ
ず)は、給水管路22aを介して貯水タンク12内の底
部に連通している。注水ポンプ22の吐出ポート(図示
せず)に接続された注水管路22bは、貯水タンク12
の前方側面に沿って上方に延設され、上端部において二
股に分岐して、その一方が弁20を介して送出口18に
連通し、他方が連通管路22cを介して貯水タンク12
の内部に連通している。注水ポンプ22と、それに関連
する管路22a、22bが注水経路を形成している。送
出口18と注水管路22bとの間に配設された弁20
は、既述のように注水ツマミ16aに関連して作動す
る。
【0016】飲用水生成装置10は、更に、貯水タンク
12内に着脱自在に設けられた硬度調整手段としての第
1と第2と第3のフィルタ28、30、32と、貯水タ
ンク12の外部、好ましくは貯水タンク12の底壁の下
側に設けられた3つのポンプ22、24、26とを具備
している。飲用水生成装置10は、フィルタの着脱状
態、つまり、フィルタが装着されているか否かを判断す
るために、フィルタ状態検出手段としてリミットスイッ
チ34、36を設けてもよい。
【0017】第1のフィルタとしてのミネラル除去フィ
ルタ28は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジン
グまたはカートリッジの内部に複数のフィルタ層、すな
わち、上から抗菌粒状活性炭層28aと、抗菌繊維状活
性炭層28bと、陽イオン交換樹脂層を含むミネラル除
去処理層28cと、抗菌繊維状活性炭層28dとを配設
して(図5(a)参照)フィルタ集成体を形成してい
る。ミネラル除去フィルタ28の下端部は循環管路24
bを介して第1の循環ポンプ24の吐出ポート(図示せ
ず)に連通している。他方、第1の循環ポンプ24の吸
込ポート(図示せず)は循環管路24aを介して貯水タ
ンク12の内部に連通している。こうして、貯水タンク
12に貯留された原水は、第1の循環ポンプ24により
貯水タンク12の底部から吸引されミネラル除去フィル
タ28の底部に供給され、ミネラル除去フィルタ28の
内部を流通し、該ミネラル除去フィルタ28の頂部から
漏出して、貯水タンク12内に循環する。ミネラル除去
フィルタ28および第1の循環ポンプ24と、それに関
連する管路24a、24bが第1の水質処理経路を形成
している。
【0018】原水または被処理水がミネラル除去フィル
タ28の活性炭層28a、28b、28dを通過する
際、この原水中に含有される塩素イオンやトリハロメタ
ン等の物質が活性炭に吸着、除去され、ミネラル除去処
理層28cを通過するとき、この原水中に含有される主
としてカルシウムイオンを含む硬水成分が陽イオン交換
樹脂により除去される。こうして、原水が第1の水質処
理経路に従って循環することにより、原水中のカルシウ
ムイオン等の硬水成分が除去され飲用水として軟水が生
成される。
【0019】第2のフィルタとしての標準フィルタ30
は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジングまたは
カートリッジの内部に複数のフィルタ層、すなわち、抗
菌繊維状活性炭層30aと、天然石層30bと、抗菌繊
維状活性炭層30cとを配設して(図5(b)参照)フ
ィルタ集成体を形成している。天然石層30bはゼオラ
イト、アルバイト、マグネタイト等の天然鉱物と、抗菌
粒状活性炭とを含んでいる。標準フィルタ30の下端部
は循環管路26bを介して第2の循環ポンプ26の吐出
ポート(図示せず)に連通している。第2の循環ポンプ
26の吸込ポート(図示せず)は循環管路26aを介し
て貯水タンク12の内部に連通している。こうして、貯
水タンク12に貯留された原水は、第2の循環ポンプ2
6により貯水タンク12の底部から吸引され標準フィル
タ30の底部に供給され、標準フィルタ30の内部を流
通し、該標準フィルタ30の頂部から漏出して貯水タン
ク12内に循環する。原水が標準フィルタ30を通過す
る際、標準フィルタ30内の活性炭により原水中に含有
される塩素イオンやトリハロメタン等の物質が吸着、除
去される。また、原水が天然石層30bを通過すると
き、この原水中に天然水に似た風味が添加される。こう
して、原水が標準フィルタ30を通過、循環することに
より、原水中の塩素イオンやトリハロメタンが除去され
るとともに、無味乾燥な原水に天然水に比類する、いわ
ゆる「おいしさ」や「風味」が添加される。
【0020】第3のフィルタとしてのミネラル添加フィ
ルタ32は、例えば概ね円柱状または角柱状のハウジン
グまたはカートリッジの内部に抗菌粒状活性炭と硫酸カ
ルシウムとを含むミネラル添加処理層を配設して(図5
(c)参照)フィルタ集成体を形成している。ミネラル
添加フィルタ32は図4に示すように、標準フィルタ3
0の上に配置される。ミネラル添加フィルタ32は、そ
の底壁が部分的に開口しており、標準フィルタ30の頂
部から流出する処理水が、ミネラル添加フィルタ32内
部に流入できるようになっている。こうして、標準フィ
ルタ30およびミネラル添加フィルタ32と、第2の循
環ポンプ26と、該第2の循環ポンプ26に関連する管
路26a、26bが、第2の水質処理経路を形成してい
る。また、詳細には図示されていないが、標準フィルタ
30とミネラル添加フィルタ32との間には、その周壁
に複数の開口部が形成されており、標準フィルタ30を
流通する原水の流量が低いときに、標準フィルタ30の
頂部から流出した処理水の一部が硬フィルタ32へ流入
せずに、上記周壁の開口部から貯水タンク12内へ流出
できるようになっている。
【0021】原水または被処理水がミネラル添加フィル
タ32の活性炭層を通過する際、この原水中に含有され
る塩素イオンやトリハロメタン等の物質が活性炭に吸
着、除去され、ミネラル添加処理層を通過するとき、ミ
ネラル添加処理層からミネラル成分として主にカルシウ
ムイオンが被処理水に溶出する。
【0022】次に、図6を参照して飲用水生成装置10
の制御装置40について説明する。制御装置40は、C
PU40aと、ROM40bと、RAM40cと、イン
プットポート40eと、アウトプットポート40fと、
これらを接続する双方向バス40dを含んで形成されて
いる。インプットポート40eには、上述した操作パネ
ル16のスイッチ類16a〜16dがAD変換器42a
を介して接続されている。
【0023】アウトプットポート40fに、注水ポンプ
22の駆動モータ22Mと、第1と第2の循環ポンプ2
4、26の駆動モータ24M、26Mが、各々モータ駆
動回路42d、42e、42fを介して接続され、前記
操作パネルの発光ダイオード16e〜16iが適当な駆
動回路42gを介して接続されている。更に、注水ポン
プ22の駆動モータ22Mへ供給される電流値を測定し
て注水ポンプ22の作動状況、特に注水ポンプ22が空
転していないかどうかを監視するために、該駆動モータ
22Mのモータ駆動回路42dに電流計44が接続され
ており、該電流計44にて測定された駆動モータ22M
への電流値がAD変換器42cを介してインプットポー
ト40eに供給される。
【0024】以下、図7から図10を参照して飲用水生
成装置10の水処理制御ルーチンを説明する。利用者
が、水質設定手段としての選択スイッチ16bにより所
望の水質を選択することが可能となる(フローチャート
には特に図示されていない)。選択スイッチ16bは、
例えば、トグルスイッチとして、利用者が選択スイッチ
16bを押した回数により、「軟水モード」すなわち、
原水からミネラル成分を除去して飲用水として軟水を生
成する作動モードと、「標準モード」すなわち、天然石
の作用により無味乾燥な原水に天然水に比類する、いわ
ゆる「おいしさ」や「風味」を添加する作動モードと、
「硬水モード」すなわち、ミネラル成分を添加して飲用
水として硬水を生成する作動モ−ドとの間で所望の水質
を選択するようにできる。
【0025】次に利用者が飲用水生成開始スイッチ16
dを入れることにより図7のフローチャートが開始され
る。注水ポンプ22の駆動モータ22Mに電力が供給さ
れ注水ポンプ22が起動する(ステップS10)。次い
でステップS12において、駆動モータ22Mに供給さ
れる電力、特に電流値aが電流計44により測定され、
その値が変数αに入力される。電流値αが所定の値A以
下の場合、すなわち、ステップS14において「No」
の場合、注水ポンプ22には負荷がかかっていないと判
断され、すなわち、貯水タンク12には十分に水が貯留
されておらず、注水ポンプ22が空転していると判断さ
れ、駆動モータ22Mを停止し(ステップS22)、発
光ダイオード16e〜16iにより「水不足」または
「空転」等の異常状態を表示する(ステップS24)。
【0026】ステップS14において「Yes」の場
合、すなわち、駆動モータ22Mへの電流値αが所定値
Aよりも大きい場合、注水ポンプ22は循環待機時間T
1 のあいだ作動し続ける。すなわち、水処理ルーチンは
ステップS16からステップS20において循環待機T
1 を計測し、この間、注水ポンプ22の起動状態が維持
される。このとき、弁20は閉止されているので、貯水
タンク12の底部から注水ポンプ22に吸い込まれた原
水は、注水ポンプ22の吐出ポートから供給管路22b
および連通管路22cを流通して貯水タンク12へ再び
戻る。
【0027】第1と第2と第3のフィルタに原水を流通
させて飲用水生成の水処理を行う前に、上述のように注
水経路を流通させ貯水タンクとの間で循環させることに
より、水道水による注水経路の洗浄が行われる。
【0028】循環待機時間T1 が経過すると、すなわ
ち、ステップS20において「Yes」の場合、注水ポ
ンプ22の駆動モータ22Mが停止され(ステップS2
8)、次いでステップS30において、パラメータtを
0にリセットする。次いで、ステップS32、36にお
いて利用者が選択した水処理作動モードを判断する。
【0029】すなわち、水処理プロセスが開始されたと
きに、「標準モード」が選択されている場合には(ステ
ップS32において「Yes」の場合)、水処理ルーチ
ンはステップS34に進んで「標準モード」のサブルー
チン(図9参照)が開始される。利用者が「軟水モー
ド」または「硬水モード」を選択している場合には(ス
テップS32で「No」の場合)、ステップS36で
「軟水モード」と「硬水モード」のどちらを選択してい
るか判断される。
【0030】「軟水モード」が選択されている場合には
(ステップS36において「No」の場合)、水処理ル
ーチンはステップS40に進んで「軟水モード」のサブ
ルーチン(図8参照)が開始され、「硬水モード」が選
択されている場合、すなわち、ステップS36において
「Yes」の場合、ステップS38に進んで「硬水モー
ド」のサブルーチン(図10参照)が開始される。
【0031】次に、図8を参照すると、「軟水モード」
の場合(ステップS40)、先ず、ステップS42にお
いて、現在使用されているミネラル除去フィルタ28に
よる水処理が過去通算で何回実施されているかを計数す
るためのパラメータiに1が加えられ、次に、ステップ
S43において、標準フィルタ30による水処理が過去
通算で何回実施されているかを計数するためのパラメー
タiiに1が加えられる。次に、ステップS44におい
て、パラメータiを予め設定されている値、すなわち、
ミネラル除去フィルタ28の寿命、または、ミネラル除
去フィルタ28の使用可能な回数を示す値I1 と比較す
る。例えば、図示する実施形態ではI1には360が設
定されている。i≧I1 の場合、すなわち、ステップS
44で「Yes」の場合、ステップS52において、発
光ダイオード16e〜16iを利用してミネラル除去フ
ィルタ28を交換すべき時期が到来していることを表示
する。図示する実施形態では発光ダイオード16e〜1
6iの何れかを連続点灯させる。この場合、ミネラル除
去フィルタ28の使用可能回数を超過しているので、制
御フローチャートを停止して水処理は行われない(ステ
ップS56)。
【0032】ステップS44でi<I1 の場合、すなわ
ち、ステップS44において「No」の場合、ステップ
S46において、パラメータiiを予め設定されている
値、すなわち、標準フィルタ30の寿命、または、標準
フィルタ30の使用可能な回数を示す値II1 と比較す
る。例えば、図示する実施形態ではII1 には720が
設定されている。ii≧II1 の場合、すなわちステッ
プS46で「Yes」の場合、ステップS54におい
て、発光ダイオード16e〜16iを利用して標準フィ
ルタ30を交換すべき時期が到来していることを表示す
る。図示する実施形態では発光ダイオード16e〜16
iの何れかを連続点灯させる。この場合、標準フィルタ
30の使用可能回数を超過しているので、制御フローチ
ャートを停止して水処理は行われない(ステップS5
6)。
【0033】ステップS46でii<II1 の場合、す
なわち、ステップS46において「No」の場合、ステ
ップS48において、パラメータiを予め設定されてい
る値、すなわち、ミネラル除去フィルタ28の寿命、ま
たは、ミネラル除去フィルタ28の使用可能な回数から
一定の余裕を取った値I2 と比較する。例えば、図示す
る実施形態ではI2 には350を設定することができ
る。i≧I2 の場合、すなわちステップS48で「Ye
s」の場合、ステップS58において、発光ダイオード
16e〜16iを利用して、ミネラル除去フィルタ28
を交換すべき時期が近づいていることを表示する。図示
する実施形態では発光ダイオード16e〜16iの何れ
かを点滅させる。
【0034】次いで、ステップS62において、第1と
第2の循環ポンプ24、26の各々の駆動モータ24
M、26Mが起動される。このとき、第2の循環ポンプ
26の駆動モータ26Mに供給される電力は、標準フィ
ルタ30の下端部から供給された原水が、該標準フィル
タ30の頂部からミネラル添加フィルタ32へ流入しな
いように設定されている。次いで、ステップS62から
ステップS66において、この状態が第1の処理時間T
1 のあいだ継続される。
【0035】従って、貯水タンク12内の原水または被
処理水は、第1と第2の循環ポンプ24、26により第
1のフィルタとしてのミネラル除去フィルタ28と、第
2のフィルタとしての標準フィルタ30とを通じて循環
される。これにより第1の循環ポンプ24により原水が
ミネラル除去フィルタ28の底部から該ミネラル除去フ
ィルタ28内に供給され、同ミネラル除去フィルタ28
の頂部から溢れて貯水タンク12内に戻る。ミネラル除
去フィルタ28の頂部からの原水は、第1の水質処理経
路に沿って貯水タンク12内へ循環する。こうして、原
水は、ミネラル除去フィルタ28を流通することによ
り、原水中に含有されているミネラル成分、特にカルシ
ウムイオンおよび塩素イオンやトリハロメタン等が除去
される。
【0036】同様に、第2の循環ポンプ26により原水
が標準フィルタ30の底部から該標準フィルタ30内に
供給され、同標準フィルタ30の頂部から溢れて貯水タ
ンク12内に戻る。標準フィルタ30の頂部からの原水
は、ミネラル添加フィルタ32を通過せずに前記の周壁
から貯水タンク12内に流出し、第2の水質処理経路に
沿って貯水タンク12内へ循環する。こうして、原水
は、標準フィルタ30とミネラル除去フィルタ28を流
通することにより、原水中に含有されている塩素イオン
やトリハロメタン等が除去されるとともに、天然水に比
類する「おいしさ」や「風味」が添加される。上記の循
環プロセスは所定時間継続して原水全体が処理される。
【0037】ステップS62からステップS66におい
て、この循環作用が第1の処理時間T1 のあいだ継続さ
れる。第1の処理時間T2 が経過すると(ステップS6
6で「Yes」)、第1と第2の循環ポンプ24、26
の駆動モータ24M、26Mが停止して「軟水モード」
による水処理が完了する(ステップS70)。
【0038】ステップS48でi<I2 の場合、すなわ
ち、ステップS48において「No」の場合、ステップ
S50において、パラメータiiを予め設定されている
値、すなわち、標準フィルタ30の寿命、または、標準
フィルタ30の使用可能な回数から一定の余裕を取った
値II2 と比較する。例えば、図示する実施形態ではI
I2 には710が設定されている。ii≧II2 の場
合、すなわちステップS50で「Yes」の場合、ステ
ップS60において、発光ダイオード16e〜16iを
利用して、標準フィルタ30を交換すべき時期が近づい
ていることを表示する。図示する実施形態では発光ダイ
オード16e〜16iの何れかを点滅させる。次いで、
ステップS62〜ステップS68で上述の「軟水モー
ド」による水処理を実施する。
【0039】ステップS50でii<II2 の場合、す
なわちステップS50で「No」の場合、フィルタ集成
体の交換に関しては何ら表示することなく、ステップS
62〜ステップS68で上述の「軟水モード」による水
処理を実施する。
【0040】なお、添付図面の制御フローチャートには
特に図示されていないが、パラメータiが上述の所定値
I1 、I2 の値に達していない場合でも、操作パネル1
6の機能スイッチ16b〜16dの操作により、発光ダ
イオード16e〜16iを適宜に点灯させることにより
パラメータiの値またはiに関連した値を表示させても
よい。一例として、j=i/30の整数部分だけ発光ダ
イオード16e〜16iを点滅させることによっても、
ミネラル除去フィルタ28の使用状況を知ることができ
る。つまり、I1 =360であるので、jの最大値は1
2である。例えば、i=125の場合、126/30=
4.2であるので発光ダイオード16e〜16iのいず
れかの発光ダイオードを4回点滅させることによって、
当該ミネラル除去フィルタが寿命の約1/3程度使用さ
れていることを知ることが可能となる。
【0041】図9を参照して「標準モード」の制御フロ
ーチャートを説明する。「標準モード」が選択されてい
る場合、ステップS72において、現在使用されている
標準フィルタ30による水処理が過去何回実施されてい
るかを示すパラメータiiに1が加えられ、次に、ステ
ップS74において、パラメータiiを値II1 と比較
する。ii≧II1 の場合、すなわちステップS74で
「Yes」の場合、ステップS78において、発光ダイ
オード16e〜16iを利用して標準フィルタ30を交
換すべき時期が到来していることを表示す。図示する実
施形態では発光ダイオード16e〜16iの何れかを連
続点灯させる。この場合、標準フィルタ30の使用可能
回数を超過しているので、制御フローチャートを停止し
て水処理は行われない(ステップS90)。
【0042】ステップS74でii<II1 の場合、す
なわち、ステップS74において「No」の場合、ステ
ップS76において、パラメータiiをII2 と比較す
る。ii≧II2 の場合、すなわちステップS76で
「Yes」の場合、ステップS80において、発光ダイ
オード16e〜16iを利用して、標準フィルタ30を
交換すべき時期が近づいていることを表示する。図示す
る実施形態では発光ダイオード16e〜16iの何れか
を点滅させる。次いで、ステップS82において第2の
循環ポンプ26を起動する。このとき、第2の循環ポン
プ26の駆動モータ26Mに供給される電力は、標準フ
ィルタ30の下端部から供給された原水が、該標準フィ
ルタ30の頂部からミネラル添加フィルタ32へ流入し
ないように設定されている。次いで、ステップS84、
86において、この状態が第2の処理時間T2 のあいだ
継続され、ステップS88において第2の循環ポンプ2
6を停止して「標準モード」による水処理が完了する。
【0043】なお、添付図面の制御フローチャートには
特に図示されていないが、パラメータiiの場合も、パ
ラメータiの場合と同様に、iiが上述の所定値II1
、II2 の値に達していない場合でも、操作パネル1
6の機能スイッチ16b〜16dの操作により、発光ダ
イオード16e〜16iを適宜に点灯させることにより
パラメータiiの値またはiiに関連した値を表示させ
ることができる。
【0044】次に図10を参照して、「硬水モード」の
制御フローチャートを説明する。「硬水モード」が選択
されている場合、先ず、ステップS92において、標準
フィルタ30による水処理が過去何回実施されているか
を示すパラメータiiに1が加えられ、次に、ステップ
S94において、現在使用されているミネラル添加フィ
ルタ32による水処理が過去何回実施されているかを示
すパラメータiiiに1が加えられる。次に、ステップ
S96において、パラメータiiをII1と比較する。
ii≧II1 の場合、すなわちステップS96で「Ye
s」の場合、ステップS104において、発光ダイオー
ド16e〜16iを利用して標準フィルタ30を交換す
べき時期が到来していることを表示する。図示する実施
形態では発光ダイオード16e〜16iの何れかを連続
点灯させる。この場合、標準フィルタ30の使用可能回
数を超過しているので、制御フローチャートを停止して
水処理は行われない(ステップS108)。
【0045】ステップS96でii<II1 の場合、す
なわち、ステップS96において「No」の場合、ステ
ップS98において、パラメータiiiを予め設定され
ている値、すなわち、ミネラル添加フィルタ32の寿
命、または、ミネラル添加フィルタ32の使用可能な回
数を示す値III1 と比較する。例えば、図示する実施
形態ではIII1 には360が設定されている。iii
≧III1 の場合、すなわちステップS98で「Ye
s」の場合、ステップS106において、発光ダイオー
ド16e〜16iを利用してミネラル添加フィルタ32
を交換すべき時期が到来していることを表示す。図示す
る実施形態では発光ダイオード16e〜16iの何れか
を連続点灯させる。この場合、ミネラル添加フィルタ3
2の使用可能回数を超過しているので、制御フローチャ
ートを停止して水処理は行われない(ステップS10
8)。
【0046】ステップS98でiii<III1 の場
合、すなわち、ステップS98において「No」の場
合、ステップS100において、パラメータiiをII
2 と比較する。ii≧II2 の場合、すなわちステップ
S100で「Yes」の場合、ステップS110におい
て、発光ダイオード16e〜16iを利用して、標準フ
ィルタ30を交換すべき時期が近づいていることを表示
する。図示する実施形態では発光ダイオード16e〜1
6iの何れかを点滅させる。
【0047】次いで、ステップS114において、第2
の循環ポンプ26の駆動モータ26Mが起動される。こ
のとき、第2の循環ポンプ26の駆動モータ26Mに供
給される電力は、上述のように、本実施形態において、
第3のフィルタとしてのミネラル添加フィルタ32は標
準フィルタ30の上部に配設されており、第2の循環ポ
ンプ26からの流量が所定の流量以上の場合に、原水が
ミネラル添加フィルタ32を通過できるようになってい
る。従って、「硬水モード」の場合は「標準モード」の
場合よりも大きな電力が第2の循環ポンプ26の駆動モ
ータ26Mに供給される。これにより、標準モードと比
較して、格段に大きな流量の原水が第2の循環ポンプ2
6から標準フィルタ30の下端部に供給され、標準フィ
ルタ30の頂部から流出した原水の一部が、ミネラル添
加フィルタ32を通過せずに前記の周壁から直接的に貯
水タンク12内に流出し、残りの部分がミネラル添加フ
ィルタ32の下端部の開口部から該ミネラル添加フィル
タ32内を流通して、第2の水質処理経路に従って貯水
タンク12内へ循環する。こうして、原水は、標準フィ
ルタ30とミネラル添加フィルタ32を流通することに
より、原水中に含有されている塩素やトリハロメタン等
が除去されるとともに、天然水に比類する「おいしさ」
や「風味」と、カルシウムイオンを主体とするミネラル
成分が添加される。次いで、ステップS116、118
において、この状態が第3の処理時間T3 のあいだ継続
され、「硬水モード」による水処理が完了する(ステッ
プS112)。
【0048】なお、添付図面の制御フローチャートには
特に図示されていないが、パラメータiiの場合も、パ
ラメータiの場合と同様に、iiiが上述の所定値II
I1、III2 の値に達していない場合でも、操作パネ
ル16の機能スイッチ16b〜16dの操作により、発
光ダイオード16e〜16iを適宜に点灯させることに
よりパラメータiiiの値またはiiiに関連した値を
表示させることができる。
【0049】上記の何れの処理モードの場合にも、発光
ダイオード16hが点灯して処理中であることが表示さ
れる。そして、上記のようにして原水全体が処理される
と、発光ダイオード16iが点灯して、処理水ができあ
がったことが表示され、利用者は、できあがった処理水
を送出口18から貯水タンク12の外部へ、例えばコッ
プ等の容器へ取り出すことが可能となる。注水ツマミ1
6aを図3において反時計回りの方向に回転させること
により、注水ポンプ22が起動するとともに弁20が開
き、注水管路22bを介して送出口18から処理水が外
部に取り出される。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、複数の種類のフィルタ
を備えて性質の異なる飲用水を生成する飲用水生成装置
において、各々のフィルタの寿命が表示可能となる。請
求項2に記載の発明によれば、寿命の尽きたフィルタに
よる水処理が防止される。請求項3に記載の発明によれ
ば、複数のフィルタ集成体の各々の通算の使用回数に関
連した表示がなされるので、メンテナンスに際して、フ
ィルタ集成体の作用不良原因を特定するのに役立つ。請
求項4から5に記載の発明によれば、貯水タンクを閉鎖
する閉蓋のヒンジ機構の損傷を防止することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態による硬度調整手段を備えた飲
用水生成装置の略示斜視図である。
【図2】図1の飲用水生成装置の略示側面図である。
【図3】図1の飲用水生成装置の表示パネルの拡大図で
ある。
【図4】図1の飲用水生成装置の構成を示すブロック図
である。
【図5】フィルタの略示構成図である。
【図6】制御装置の略示ブロック図である。
【図7】飲用水を生成する水処理の制御フローチャート
である。
【図8】飲用水を生成する水処理の制御フローチャート
である。
【図9】飲用水を生成する水処理の制御フローチャート
である。
【図10】飲用水を生成する水処理の制御フローチャー
トである。
【図11】閉蓋のヒンジ機構の略示斜視図である。
【図12】図11のヒンジ機構の動作を示す略示側面図
である。
【図13】ヒンジ機構の他の実施形態である。
【図14】図13のヒンジ機構の動作を示す略示側面図
である。
【図15】従来技術のヒンジ機構の略示斜視図である。
【図16】従来技術のヒンジ機構の動作を示す略示側面
図である。
【符号の説明】
10…飲用水生成装置 12…貯水タンク 18…送出口 22…注水ポンプ 22b…注水管路 22c…連通管路 24…循環ポンプ 26…循環ポンプ 28…ミネラル除去フィルタ 30…ミネラル添加フィルタ 32…標準フィルタ 40…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 520 C02F 1/68 520K 530 530L 540 540A 540C 540Z (72)発明者 井上 克哉 東京都三鷹市下連雀6丁目11番23号 セコ ム株式会社内 (72)発明者 波多野 実 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 津田 信雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 川石 修 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 小川 幸春 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯水タンク内に設けた水質処理用の複数
    のフィルタ集成体を通して原水を循環経路沿いに流動さ
    せることによって飲用水を生成する飲用水生成装置にお
    いて、 生成する飲用水の水質に応じて選択、設定するための水
    質設定手段と、 前記水質選択手段により選択、設定された水質に応じて
    前記複数のフィルタ集成体のうち少なくとも1つのフィ
    ルタ集成体を含む循環路沿いに原水を流通させ前記貯水
    タンク中の原水を流動させるポンプ手段と、 前記複数のフィルタ集成体の各々の、飲用水生成のため
    の水処理に使用された通算の使用回数を計数する計数手
    段と、 前記複数のフィルタ集成体の各々の通算の使用回数が、
    当該フィルタの使用可能回数を基に決定された所定回数
    以上となった場合に、その旨警告する表示手段とを具備
    することを特徴とする飲用水生成装置。
  2. 【請求項2】 前記飲用水生成装置は、更に、前記が複
    数のフィルタ集成体の各々の通算の使用回数が前記所定
    回数以上となった場合に、前記ポンプ手段の作用を停止
    するように構成されている請求項1に記載の飲用水生成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記飲用水生成装置が、更に、前記複数
    のフィルタ集成体の各々の通算の使用回数に関連した表
    示をなす使用回数表示手段を具備する請求項1または2
    に記載の飲用水生成装置。
  4. 【請求項4】 前記貯水タンクは上端部が開口した中空
    部材を具備し、閉蓋が前記貯水タンクの開口端部にヒン
    ジ手段を介して閉鎖位置と開放位置との間で回動自在に
    取着されており、 前記ヒンジ手段が円柱状の雄型ヒンジ部材と、該雄型ヒ
    ンジ部材に回動自在に嵌合する雌型ヒンジ部材とを具備
    して成り、 雌型ヒンジ部材は、前記閉蓋が開放位置から更に開放方
    向に力を受けたときに、前記雄型ヒンジ部材と前記雌型
    ヒンジ部材とのあいだの嵌合が解除される方向に開口し
    たスリットが形成されている請求項1から3の何れか1
    項に記載の飲用水生成装置。
  5. 【請求項5】 前記雌型ヒンジ部材が弾性部材により形
    成されている請求項4に記載の飲用水生成装置。
JP20261296A 1996-07-31 1996-07-31 飲用水生成装置 Pending JPH1043744A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534565A (ja) * 2007-07-31 2010-11-11 セルウィン・コーポレイト・リミテッド 着脱可能なカートリッジを備えた濾過システムと、濾過システムの着脱可能なカートリッジの消耗を決定する方法と、この方法を果たすためのキット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010534565A (ja) * 2007-07-31 2010-11-11 セルウィン・コーポレイト・リミテッド 着脱可能なカートリッジを備えた濾過システムと、濾過システムの着脱可能なカートリッジの消耗を決定する方法と、この方法を果たすためのキット

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