JP2011058213A - 吐水装置 - Google Patents

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Tetsuro Takada
哲朗 高田
Katsuji Uryu
勝嗣 瓜生
Yasuhiko Izumitani
安彦 泉谷
Hiroshi Goto
浩史 後藤
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Abstract

【課題】設置される場所の給水圧が低い場合や、給水圧が変動する場合であっても、吐出される水の流量を段階的かつ増減量を一定にするように調整可能な吐水装置を提供すること。
【解決手段】この吐水装置10は、流量調整弁13の開度を最大にして吐水部14から水を吐出させ、当該吐水中において流量センサ12によって検出された流量を示す最大実測流量値を取得し、当該取得した最大実測流量値が初期状態の最大流量値よりも小さい場合に、最大実測流量値を更新された最大流量値としてメモリ16に格納し、当該更新された最大流量値と初期状態の最小流量値との間を略等間隔に分割するように初期状態の中間流量値を更新し、更新された中間流量値としてメモリ16に格納する流量値再設定制御を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吐出される水の流量を段階的に設定可能な吐水装置に関する。
従来、吐出される水の流量を段階的に設定可能な吐水装置として、下記特許文献1に記載されているような吐水装置が提案されている。下記特許文献1に記載されている吐水装置は、水道管に取り付けられた複数の流量設定が可能な流量調整弁と、水道流路の開閉電磁弁を制御する制御回路と、制御回路に指示を与える操作部を有し、操作部の操作により制御回路が開閉電磁弁を制御し流量調整弁により設定された任意の設定流量の水道水を吐出するように構成されている。
より具体的には、下記特許文献1の段落番号0031に記載されているように、操作部のボタンが押されるとそのボタンに対応した指令信号が制御回路に伝達され、その指令信号に対応した設定値で、まず制御回路からの指令で流量調整弁を駆動して流量調整弁の開度を合わせ、次に流路開閉電磁弁を制御回路からの指令で開き、水道水が導水管内を流れるように構成されている。導水管中を水が流れることにより、流量測定装置により流量が計測され、計測値が制御回路にフィードバックされ、計測した流量値と設定流量値が異なれば制御回路により流量調整弁を駆動してその差分を調整し、設定した正しい流量になるように流量調整を行っている。下記特許文献1ではそのような動作によって、水圧の変化等が起こっても常に設定した所定の流量の水を吐出口よりボタンに対応して吐出されるものと記載されている。
特開2003−49462号公報
ところで、このような吐水装置では、使い勝手を考慮すれば流量調整を段階的かつ等間隔に、すなわち各流量調整スイッチを操作した場合の増減量が一定であることが好ましいものである。しかしながら、上記従来の技術では、吐出される水の流量をスイッチ操作によって段階的かつ増減量を一定にするようには調整可能にならない事態も想定され、極めて使用感の悪い吐水装置となってしまうものである。
具体的には、例えば5段階の流量調整スイッチを備えている場合に、流量の大きい方から2段階目の流量調整スイッチに対応する流量しか供給できないほどに給水圧が低い場合には、最大流量を指示する流量調整スイッチを操作しても、2段階目の流量調整スイッチを操作しても、吐水される水量は変わらない一方で、3段階目の流量調整スイッチを操作すれば吐水量が急に変化してしまうため、極めて使用感の悪い吐水装置となってしまう。この場合に例えば、吐水装置が設置される場所の給水圧を事前に測定し、その給水圧に合わせて流量調整スイッチに対応する吐水量を調整したとしても、実際の住居等には他の給水栓等が設けられている関係上、吐水装置に供給される給水圧は変動してしまうので、現実的には対応することができない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置される場所の給水圧が低い場合や、給水圧が変動する場合であっても、吐出される水の流量を段階的かつ増減量を一定にするように調整可能な吐水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る吐水装置は、吐出される水の流量を段階的に設定可能な吐水装置であって、(1)水を吐出する吐水部と、(2)前記吐水部に水を供給する給水路に設けられ、前記吐水部から吐出される水の流量を検出する流量検出手段と、(3)前記給水路に設けられ、開度を変更可能なように構成されている流量調整弁と、(4)前記吐水部から吐出される水の流量を最大流量に設定するための最大流量指示手段と、前記吐水部から吐出される水の流量を最小流量に設定するための最小流量指示手段と、前記吐水部から吐出される水の流量を最小流量は超え最大流量に至らない中間流量に設定するための中間流量指示手段と、を有する流量設定手段と、(5)前記最大流量指示手段に対応する初期状態の最大流量値と、前記最小流量指示手段に対応する初期状態の最小流量値と、前記中間流量指示手段に対応する初期状態の中間流量値と、を格納する流量格納手段と、(6)前記流量設定手段から出力される流量指示信号に基づいて、前記流量格納手段に格納されているいずれかの流量値を選択し、当該選択した流量値に対応した流量の水が前記吐水部に供給されるように前記流量調整弁の開度を調整する制御手段と、を備える。前記制御手段は、前記流量調整弁の開度を最大にして前記吐水部から水を吐出させ、当該吐水中において前記流量検出手段によって検出された流量を示す最大実測流量値を取得し、当該取得した最大実測流量値が前記初期状態の最大流量値よりも小さい場合に、前記最大実測流量値を更新された最大流量値として前記流量格納手段に格納し、当該更新された最大流量値と前記初期状態の最小流量値との間を略等間隔に分割するように前記初期状態の中間流量値を更新し、更新された中間流量値として前記流量格納手段に格納する流量値再設定制御を実行することを特徴とする。
本発明によれば、流量調整弁の開度を最大にして吐水部から水を吐出させ、その吐水中において流量検出手段によって検出された流量を示す最大実測流量値を取得するので、吐水時点において流量調整弁を全開にした場合にどれくらいの流量が確保できるかを最大実測流量値として把握することができる。従って、吐水装置が設置されている場所の給水圧が変化したとしても、吐水装置において吐水する時点での最大流量を確実に把握することができる。このようにして取得した最大実測流量値が初期状態の最大流量値よりも小さい場合には、最大実測流量値を更新された最大流量値として流量格納手段に格納することで、初期状態の最大流量値を給水状態に即した最大流量値へと更新することができる。
更に、このようにして更新された最大流量値と初期状態の最小流量値との間を略等間隔に分割するように初期状態の中間流量値を更新し、更新された中間流量値として流量格納手段に格納することで、初期状態の中間流量値を給水状態に即した中間流量値へと更新することができる。より具体的には、更新された最大流量値は上述したように現時点での吐水状態を反映した最大の流量値である一方で、初期状態の最小流量値はこの吐水装置を使用する際の使用感を確保するための最小流量であるから改めて更新せずとも想定する最小の流量値を示すものである。そこで本発明では、更新された最大流量値と初期状態の最小流量値との間を、中間流量指示手段が設けられている個数に応じて二以上の略等間隔に分割し、それらを区切る値を更新された中間流量値として流量格納手段に格納している。
このように流量値再設定制御を実行することで、最大流量指示手段を操作すれば、現時点での給水状態に即した最大流量の吐水がなされ、中間流量指示手段を操作すれば、最大流量から段階的かつ一定流量が減じられた中間流量の吐水がなされる。更に、その中間流量は、中間流量指示手段が設けられている個数に応じて段階的かつ一定流量が増減するように吐水されるので、それぞれの中間流量指示手段に対応する流量の吐水を、互いの流量値が等間隔をなすように確実に確保できる。従って、この吐水装置が設置される場所の給水圧が低い場合や、給水圧が変動する場合であっても、吐出される水の流量を指示手段の操作によって段階的かつその増減量を一定にするように調整可能なものとすることができるので、使用者にとって非常に使い勝手の良い吐水装置を提供することができる。
また本発明に係る吐水装置では、更新された最大流量値及び更新された中間流量値を初期状態の最大流量値及び初期状態の中間流量値に戻して前記流量格納手段に格納するリセット動作を実行するリセット手段を備えることも好ましい。この好ましい態様では、リセット動作を実行することで、更新された最大流量値及び更新された中間流量値を初期状態の最大流量値及び初期状態の中間流量値に戻して流量格納手段に格納するので、例えば吐水時の一時的な給水圧の減少で最大流量値及び中間流量値を更新する流量値再設定制御が実行されても、元の初期状態の最大流量値及び中間流量値に回復させることができる。
また本発明に係る吐水装置では、前記吐水装置の電源を投入し遮断するための電源切替手段を備え、前記リセット手段は、前記電源切替手段の動作に応じて前記リセット動作を実行することも好ましい。この好ましい態様では、電源切替手段の動作に応じてリセット動作を実行するので、吐水装置の電源を遮断した場合や投入した場合にユーザに意識させずにリセット動作を実行することができ、ユーザに負担をかけずに確実に初期状態の最大流量値及び中間流量値に回復させることができる。
また本発明に係る吐水装置では、前記吐水部からの水の吐出を開始し停止するための吐水切替手段を備え、前記リセット手段は、前記吐水切替手段の動作に応じて前記リセット動作を実行することも好ましい。この好ましい態様では、吐水切替手段の動作に応じてリセット動作を実行するので、吐水部からの吐水を停止した場合や開始した場合にユーザに意識させずにリセット動作を実行することができ、ユーザに負担をかけずに確実に初期状態の最大流量値及び中間流量値に回復させることができる。
また本発明に係る吐水装置では、前記リセット手段は、前記制御手段が前記流量値再設定制御を実行した後、所定時間の経過後に前記リセット動作を実行することも好ましい。この好ましい態様では、制御手段が流量値再設定制御を実行した後、所定時間が経過した後にリセット動作を実行するので、例えば吐水を継続していた場合でも、ユーザに負担をかけずに確実に初期状態の最大流量値及び中間流量値に回復させることができる。
また本発明に係る吐水装置では、前記制御手段は、前記リセット手段が前記リセット動作を実行した後、前記流量値再設定制御を再び実行することも好ましい。この好ましい多様では、リセット動作の実行後に流量値再設定制御を再び実行するので、電源の再投入や吐水の再開を行っても給水圧が回復しない場合や、所定時間を経過しても給水圧が回復しない場合であっても、再び適切な最大流量値及び中間流量値に更新することができる。従って、より適切なタイミングで、確実に吐出される水の流量を段階的かつその増減量を一定にするように調整可能なものとすることができるので、使用者にとって非常に使い勝手の良い吐水装置を提供することができる。
本発明によれば、設置される場所の給水圧が低い場合や、給水圧が変動する場合であっても、吐出される水の流量を段階的かつ増減量を一定にするように調整可能な吐水装置を提供することができる。
本願発明の実施形態である吐水装置の構成を示すブロック図である。 図1の操作パネルを示す図である。 図1のメモリに格納されている流量レベルと流量値との関係を例示する図である。 図1のメモリに格納されている流量レベルと流量値との関係を例示する図である。 図1の吐水装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態である吐水装置について図1を参照しながら説明する。図1は、吐水装置10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、吐水装置10は、吐出される水の流量をスイッチ操作によって段階的に設定可能なものであって、浴室に設けられるシャワー吐水を行うための吐水装置や、キッチンや洗面所に設けられる吐水装置として応用することができる。吐水装置10は、水を吐出する吐水部14と、吐水部14に水を供給する給水路11と、給水路11の途上に設けられている流量センサ12(流量検出手段)及び流量調整弁13と、CPU15(制御手段、リセット手段)と、書き換え可能なメモリ16(流量格納手段)と、操作パネル17(流量設定手段)とを備えている。
給水路11には、給水配管30と給湯配管35とが繋がれており、給水配管30からは常温の水が供給され、給湯配管35からは高温の水が供給されるように構成されている。給水配管30から供給される常温の水と、給湯配管35から供給される高温の水とが混合され、給水路11の先端に取り付けられている吐水部14からは適温の水が吐出されるように構成されている。
流量センサ12は、吐水部14に水を供給する給水路11に設けられており、吐水部14から吐出される水の量を検出し、その検出した水の量を流量値信号として出力するセンサである。流量センサ12は、給水路11において設置されている部分の水の流量を測定することで、その測定流量が吐水部14から吐出される水の流量であるとして流量値信号を出力する。流量センサ12が出力する流量値信号はCPU15に送信される。
流量調整弁13は、吐水部14に水を供給する給水路11に設けられており、その開度を変更可能な弁体を備える電磁弁である。流量調整弁13は、CPU15から出力される流量調整信号に基づいて、その流量調整信号によって指示される開度に弁体を開くように構成されている。従って、吐水部14からは、流量調整弁13の弁体の開度に応じた流量の水が吐出される。
操作パネル17(流量設定手段)は、操作に応じた流量指示信号をCPU15に出力する部分である。操作パネル17の具体的な一例を図2に示す。図2に示す操作パネル17は、吐水スイッチ171(リセット手段、電源切替手段、吐水切替手段)と、増量ボタン172(流量設定手段)と、流量レベル表示部173(流量設定手段)と、減量ボタン174(流量設定手段)とを有している。
吐水スイッチ171は、押下することによって吐水装置10の電源を投入し、その状態から再び押下することによって吐水装置10の電源を遮断する電源切替手段として機能している。具体的には、吐水スイッチ171によって吐水装置10の電源が投入されると、流量調整弁13の弁体が所定の開度まで開いて水を通し、吐水部14から所定流量の水が吐出される。一方、吐水スイッチ171によって吐水装置10の電源が遮断されると、流量調整弁13の弁体が閉じて水を遮断し、吐水部14からの吐水が停止する。
尚、吐水スイッチ171は、電源切替手段としてではなく、吐水部14からの水の吐出を開始し停止するための吐水切替手段として機能させることも好ましい。このように吐水スイッチ171を吐水切替手段として機能させると、押下することによって吐水部14から水を吐出させ、その状態から再び押下することによって吐水部14から吐出している水を停止させる。具体的には、吐水スイッチ171によって吐水部14からの吐水が指示されると、流量調整弁13の弁体が所定の開度まで開いて水を通し、吐水部14から所定流量の水が吐出される。一方、吐水スイッチ171によって吐水部14からの吐水を停止する指示がなされると、流量調整弁13の弁体が閉じて水を遮断し、吐水部14からの吐水が停止する。
増量ボタン172、流量レベル表示部173、及び減量ボタン174は、連携して動作することで流量設定手段として機能している。本実施形態の場合、流量レベルは「1」「2」「3」「4」「5」の5段階となっていて、各流量レベルに対応して初期状態の流量値が「6L/min」「8L/min」「10L/min」「12L/min」「14L/min」に設定されている。この対応関係は図3に示すようになっており、図3に示すような対応関係の情報がメモリ16に格納されている。流量レベル表示部173には、現在設定されている流量レベルが表示される。従って、図2に示す状態では、流量レベルが「3」に設定されている。
流量レベルを変動させたい場合には、増量ボタン172又は減量ボタン174を操作する。増量ボタン172を操作すると、吐水部14から吐出する水の流量を増量するように、すなわち流量レベルが増加するように流量レベル表示部173に表示される流量レベルが変化し、その情報がCPU15に出力される。一方、減量ボタン174を操作すると、吐水部14から吐出する水の流量を減量するように、すなわち流量レベルが減少するように流量レベル表示部173に表示される流量レベルが変化し、その情報がCPU15に出力される。CPU15は、操作パネル17から出力される流量レベルに対応する流量値を、メモリ16に格納されている情報から読み取り、その流量値に対応する水が吐水部14から吐出されるように流量調整弁13の弁体の開度を制御するための流量調整信号を出力する。
図3に示す流量レベルと流量値との対応関係は、本実施形態における流量値再設定制御を実行する前の状態を示している。従って、流量値としては、初期状態の流量値のみが格納されており、更新された流量値は格納されていない状態になっている。後述する流量値再設定制御を実行すると、例えば図4に示すように、更新された流量値が格納される。メモリ16に格納されている情報が図4に例示するようなものであれば、CPU15は、更新された流量値を用いて流量調整弁13に対して流量調整信号を出力する。一方で、メモリ16に格納されている情報が図3に例示するようなものであれば、CPU15は、初期状態の流量値を用いて流量調整弁13に対して流量調整信号を出力する。尚、図4に示す更新された流量値は、流量レベル「1」「2」「3」「4」「5」に対して、それぞれ「6L/min」「7.5L/min」「9L/min」「10.5L/min」「12L/min」に設定されている。
続いて、本実施形態の吐水装置10を用いて流量値再設定制御を行う態様を、図5を参照しながら説明する。図5は、吐水装置10において吐水する際の流量制御を示すフローチャートである。
ステップS01では、吐水スイッチ171が操作され、吐水部14から水を吐出する指示がなされているか判断する。吐水部14から吐水する指示がなされていればステップS02の処理に進み、吐水部14から吐水する指示がなされていなければステップS01の判断を繰り返す。
ステップS02では、流量センサ12が検出する流量が、設定された流量レベルに対応する流量値が示す流量に対して+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっているか判断する。検出流量が設定流量の+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっていればステップS09の処理に進み、検出流量が設定流量の+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっていなければステップS03の処理に進む。尚、この流量レベルに対応する流量値は、メモリ16に格納されている流量値が初期状態の流量値のみである場合(図3に例示する場合)であれば、初期状態の流量値を用い、メモリ16に格納されている流量値が初期状態の流量値に加えて更新された流量値も含む場合(図4に例示する場合)であれば、更新された流量値を用いる(以下のステップにおいて検出流量と設定流量とを比較する際も同様である)。
ステップS03では、流量センサ12が検出する流量が、設定された流量レベルに対応する流量値が示す流量の−0.5L/minよりも少ないか否かを判断する。検出流量が設定流量の−0.5L/minよりも少なければステップS04の処理に進み、検出流量が設定流量の−0.5L/minよりも少なくなければステップS06の処理に進む。
ステップS04では、流量調整弁13の弁体を開く方向に駆動しつつ、流量センサ12によって給水路11を流れる水の流量を検出する。ステップS04に続くステップS05では、流量調整弁13が全開されてもなお、流量センサ12が検出する流量が、設定された流量レベルに対応する流量値が示す流量の−0.5L/minより多くなっていないか否かを判断する。流量調整弁13が全開されてもなお、検出流量が設定流量の−0.5L/minより多くなっていなければステップS10の処理に進み、流量調整弁13が全開される前に検出流量が設定流量の−0.5L/minより多くなっていればステップS06の処理に進む。
ステップS06では、流量センサ12が検出する流量が、設定された流量レベルに対応する流量値が示す流量の+0.5L/minよりも多いか否かを判断する。検出流量が設定流量の+0.5L/minよりも多ければステップS07の処理に進み、検出流量が設定流量の+0.5L/minよりも多くなければステップS08の処理に進む。
ステップS07では、流量調整弁13の弁体を閉じる方向に駆動しつつ、流量センサ12によって給水路11を流れる水の流量を検出する。
ステップS08では、流量センサ12が検出する流量が、設定された流量レベルに対応する流量値が示す流量に対して+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっているか判断する。検出流量が設定流量の+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっていればステップS09の処理に進み、検出流量が設定流量の+0.5L/minから−0.5L/minの間に収まっていなければステップS02の処理に戻る。
ステップS09では、流量調整弁13の駆動を停止し、流量調整制御を終了する。
ステップS05から分岐するステップS10では、流量調整弁13の駆動を停止する。ステップS05では、流量調整弁13が全開になっているので、ステップS10の処理により、流量調整弁13は全開の状態で保持される。ステップS10に続くステップS11では、流量センサ12が検出する流量を示す流量値を取得し、この流量値を最大設定レベルである流量レベル「5」に対応する更新された流量値として設定する。例えば、流量センサ12が取得する流量値が「12L/min」であれば、流量レベル「5」に対応する更新された流量値を「12L/min」とする。
ステップS12では、更新された最大流量値(本実施形態の場合「12L/min」)と初期状態の最小流量値(本実施形態の場合「6L/min」)とに基づいて、流量レベル「2」「3」「4」に対応する流量値を設定する。具体的には、更新された最大流量値(本実施形態の場合「12L/min」)と初期状態の最小流量値(本実施形態の場合「6L/min」)との間を略等間隔に分割するように各流量値を設定する。本実施形態の場合には、図4に示すように、流量レベル「2」に対応させて更新された流量値として「7.5L/min」を、流量レベル「3」に対応させて更新された流量値として「9L/min」を、流量レベル「4」に対応させて更新された流量値として「10.5L/min」を、それぞれ設定してメモリ16に格納する。
上述したような動作を吐水装置10にさせることで、流量調整手段として機能する操作パネル17においては、増量ボタン172を操作して流量レベル表示部173に流量レベルを「5」と表示させるようにすることで最大流量指示手段として機能させ、減量ボタン174を操作して流量レベル表示部173に流量レベルを「1」と表示させるようにすることで最小流量指示手段として機能させ、増量ボタン172及び減量ボタン174を操作して流量レベル表示部173に流量レベルを「2」「3」「4」と表示させるようにすることで中間流量指示手段として機能させることができる。更に、ステップS04,S05,S10,S11の処理を実行することで、最大実測流量値を取得することができ、ステップS10,S11,S12の処理を実行することで流量値再設定制御を実行することができる。
本実施形態によれば、流量調整弁13の開度を最大にして吐水部14から水を吐出させ、その吐水中において流量検出センサ12によって検出された流量を示す最大実測流量値(図4に示す例では、12L/min)を取得するので、吐水時点において流量調整弁13を全開にした場合にどれくらいの流量が確保できるかを最大実測流量値として把握することができる。従って、吐水装置10が設置されている場所の給水圧が変化したとしても、吐水装置10において吐水する時点での最大流量を確実に把握することができる。このようにして取得した最大実測流量値が初期状態の最大流量値よりも小さい場合には、最大実測流量値を更新された最大流量値としてメモリ16に格納することで、初期状態の最大流量値を給水状態に即した最大流量値へと更新することができる。
更に、このようにして更新された最大流量値と初期状態の最小流量値との間を略等間隔に分割するように初期状態の中間流量値を更新し、更新された中間流量値としてメモリ16に格納することで、初期状態の中間流量値を給水状態に即した中間流量値へと更新することができる(図3及び図4参照)。より具体的には、更新された最大流量値は上述したように現時点での吐水状態を反映した最大の流量値である一方で、初期状態の最小流量値はこの吐水装置10を使用する際の使用感を確保するための最小流量であるから改めて更新せずとも想定する最小の流量値を示すものである。そこで本実施形態では、更新された最大流量値と初期状態の最小流量値との間を、中間の流量レベルが設けられている個数(換言すれば、中間流量指示手段が設けられている個数)に応じて二以上の略等間隔に分割し、それらを区切る値を更新された中間流量値としてメモリ16に格納することで流量値再設定制御を実行している。
このように流量値再設定制御を実行することで、増量ボタン172を操作して流量レベル表示部173に流量レベル「5」を表示させれば(本願発明の最大流量指示手段を操作することに相当する)、現時点での給水状態に即した最大流量の吐水がなされ、増量ボタン172及び減量ボタン174を操作して流量レベル表示部173に流量レベル「2」「3」「4」を表示させれば(本願発明の中間流量指示手段を操作することに相当する)、最大流量から段階的かつ一定流量が減じられた中間流量の吐水がなされる。更に、その中間流量は、中間的な流量レベル(本実施形態の場合には、流量レベル「2」「3」「4」)が設けられている個数に応じて段階的かつ一定流量が増減するように吐水されるので、それぞれの中間流量指示に対応する流量の吐水を、互いの流量値が等間隔をなすように確実に確保できる(図4参照)。従って、この吐水装置10が設置される場所の給水圧が低い場合や、給水圧が変動する場合であっても、吐出される水の流量を流量指示手段として機能する増量ボタン172及び減量ボタン174の操作によって段階的かつその増減量を一定にするように調整可能なものとすることができるので、使用者にとって非常に使い勝手の良い吐水装置10を提供することができる。
更に本実施形態では、吐水スイッチ171を操作して吐水部14からの吐水を停止させると、メモリ16に格納されている更新された流量値を消去し、初期状態の流量値のみが格納されている状態に戻す(図3に示す状態に戻す)リセット動作を実行するように構成されている。従って、吐水スイッチ171及びCPU15がリセット手段として機能している。また、吐水スイッチ171を操作して吐水部14から吐水を開始させ、図5に示す流量値再設定制御を実行した後、所定時間の経過後に上述したリセット動作を実行するように構成することも好ましいものである。この場合には、所定時間の経過後にリセット動作を実行し、更にその後上述した流量値再設定制御を実行することも好ましいものである。
10:吐水装置
11:給水路
12:流量センサ
13:流量調整弁
14:吐水部
16:メモリ
17:操作パネル
30:給水配管
35:給湯配管
171:吐水スイッチ
172:増量ボタン
173:流量レベル表示部
174:減量ボタン

Claims (6)

  1. 吐出される水の流量を段階的に設定可能な吐水装置であって、
    水を吐出する吐水部と、
    前記吐水部に水を供給する給水路に設けられ、前記吐水部から吐出される水の流量を検出する流量検出手段と、
    前記給水路に設けられ、開度を変更可能なように構成されている流量調整弁と、
    前記吐水部から吐出される水の流量を最大流量に設定するための最大流量指示手段と、前記吐水部から吐出される水の流量を最小流量に設定するための最小流量指示手段と、前記吐水部から吐出される水の流量を最小流量は超え最大流量に至らない中間流量に設定するための中間流量指示手段と、を有する流量設定手段と、
    前記最大流量指示手段に対応する初期状態の最大流量値と、前記最小流量指示手段に対応する初期状態の最小流量値と、前記中間流量指示手段に対応する初期状態の中間流量値と、を格納する流量格納手段と、
    前記流量設定手段から出力される流量指示信号に基づいて、前記流量格納手段に格納されているいずれかの流量値を選択し、当該選択した流量値に対応した流量の水が前記吐水部に供給されるように前記流量調整弁の開度を調整する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記流量調整弁の開度を最大にして前記吐水部から水を吐出させ、当該吐水中において前記流量検出手段によって検出された流量を示す最大実測流量値を取得し、当該取得した最大実測流量値が前記初期状態の最大流量値よりも小さい場合に、前記最大実測流量値を更新された最大流量値として前記流量格納手段に格納し、当該更新された最大流量値と前記初期状態の最小流量値との間を略等間隔に分割するように前記初期状態の中間流量値を更新し、更新された中間流量値として前記流量格納手段に格納する流量値再設定制御を実行することを特徴とする吐水装置。
  2. 更新された最大流量値及び更新された中間流量値を初期状態の最大流量値及び初期状態の中間流量値に戻して前記流量格納手段に格納するリセット動作を実行するリセット手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  3. 前記吐水装置の電源を投入し遮断するための電源切替手段を備え、
    前記リセット手段は、前記電源切替手段の動作に応じて前記リセット動作を実行することを特徴とする請求項2に記載の吐水装置。
  4. 前記吐水部からの水の吐出を開始し停止するための吐水切替手段を備え、
    前記リセット手段は、前記吐水切替手段の動作に応じて前記リセット動作を実行することを特徴とする請求項2に記載の吐水装置。
  5. 前記リセット手段は、前記制御手段が前記流量値再設定制御を実行した後、所定時間の経過後に前記リセット動作を実行することを特徴とする請求項2に記載の吐水装置。
  6. 前記制御手段は、前記リセット手段が前記リセット動作を実行した後、前記流量値再設定制御を再び実行することを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の吐水装置。
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