JP6393240B2 - 給湯システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば2世帯住宅や集合住宅等の複数の世帯に給湯する給湯システムに関する。
例えば2世帯住宅において、コージェネレーションシステム等のエネルギー効率の比較的高い貯湯式給湯システムを導入する場合は、当該貯湯式給湯システムを両世帯に導入するか、一方の世帯に前記貯湯式給湯システムを導入して他方の世帯には貯湯装置を有さない給湯システムを導入することが一般的である。しかし、前記貯湯式給湯システムを両世帯に導入する場合は、設備コストが高額となってしまうので、あまり好ましくない。また一方の世帯に前記貯湯式給湯システムを導入して他方の世帯に貯湯装置を有さない給湯システムを導入する場合は、他方の世帯ではエネルギー効率の低い給湯装置を利用しなければならない。
そこで、特許文献1には、第1世帯と第2世帯用の第1給湯ユニットと、第2世帯用の第2給湯ユニットと、を有する給湯システムが開示されている。第1給湯ユニットは、コージェネレーションシステムである加熱装置と、貯湯装置と、にて構成され、貯湯装置は温水を貯湯する貯湯装置とバックアップボイラを有している。第2給湯ユニットは、前記貯湯装置からの温水と給水とを混合する流量調整機構を有し、当該流量調整機構から吐出された温水を加熱する。そして第1給湯ユニットからは第1世帯の浴槽や第1世帯の給湯負荷へと給湯し、第2給湯ユニットからは第2世帯の浴槽や第2世帯の給湯負荷へと給湯している。この構成により、エネルギー効率の高いコージェネレーションシステムを第1世帯と第2世帯で共有し、エネルギー効率とコストのバランスの良い給湯システムを構成している。
特開2013−224769号公報
特許文献1に記載された給湯システムは、貯湯装置からの温水を第2給湯ユニットへ供給する経路に設けられた流量調整機構が電子制御式でないので、必ず温水と給水とを混合して貯湯装置からの温水の温度を低くした後、第2給湯ユニットで設定温度まで加熱している。流量調整機構が電子制御式でないので、仮に貯湯装置からの温水が設定温度以上の温度であった場合であっても第2給湯ユニットでは温水の温度を下げることができないためである。従って、貯湯装置からの温水が設定温度以上の温度であって、第2給湯ユニットで加熱する必要がない場合であっても、一旦、流量調整機構にて温水の温度を下げた後、第2給湯ユニットで加熱しているので、エネルギー効率を低下させている。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、第1世帯と第2世帯へ給湯する給湯システムにおいて、コストの上昇をより抑制しつつエネルギー効率を更に向上させることができる給湯システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る給湯システムは次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、第1世帯の第1浴槽及び前記第1浴槽を除く前記第1世帯の第1給湯負荷への給湯と、第2世帯の第2浴槽及び前記第2浴槽を除く前記第2世帯の第2給湯負荷への給湯と、を行う給湯システムであって、主加熱手段と、主給湯手段と、補助給湯手段と、第1設定手段と、第2設定手段と、を有し、前記主給湯手段は、貯湯タンクと第1補助加熱手段と主混合手段と第1制御手段と、を有し、前記補助給湯手段は、第2補助加熱手段と補助混合手段と第2制御手段と、を有している。前記貯湯タンクは、温水を蓄えており、前記主加熱手段は、給水配管からの給水あるいは前記貯湯タンクからの温水を加熱し、加熱した温水を前記貯湯タンクに蓄え、前記第1補助加熱手段は、前記貯湯タンクから温水が供給され、供給された温水を前記主混合手段に向けて吐出し、供給された温水の温度が不足している場合には供給された温水を加熱して吐出し、供給された温水の温度が不足していない場合には供給された温水を加熱することなく吐出し、前記主混合手段は、前記第1補助加熱手段から吐出された温水と前記給水とを混合し、混合した主混合温水を、前記第1浴槽に接続された第1浴槽配管と、前記第1給湯負荷に接続された第1給湯配管と、に吐出し、前記第1制御手段は、前記第1世帯に設けられた前記第1設定手段と通信可能であり、前記第1設定手段から受信した第1情報に基づいて、前記主加熱手段と前記第1補助加熱手段の動作の指示または動作の制御を行い、前記主混合手段の第1混合割合を調節する。前記第1給湯配管には、前記補助混合手段に接続された給湯分岐配管が接続されており、前記補助混合手段は、前記給湯分岐配管からの温水と前記給水とを混合し、混合した補助混合温水を、前記第2補助加熱手段に吐出し、前記第2補助加熱手段は、前記補助混合手段からの前記補助混合温水が供給され、供給された前記補助混合温水を、前記第2浴槽に接続された第2浴槽配管と、前記第2給湯負荷に接続された第2給湯配管と、に吐出し、供給された前記補助混合温水の温度が不足している場合には供給された前記補助混合温水を加熱して吐出し、供給された前記補助混合温水の温度が不足していない場合には供給された前記補助混合温水を加熱することなく吐出し、前記第2制御手段は、前記第2世帯に設けられた前記第2設定手段と通信可能であり、前記第2設定手段から受信した第2情報に基づいて、前記第2補助加熱手段の動作の制御を行い、前記補助混合手段の第2混合割合を調節する。
この第1の発明では、第1世帯の第1浴槽及び第1世帯の第1給湯負荷へは主給湯手段から給湯し、第2世帯の第2浴槽及び第2世帯の第2給湯負荷へは、主給湯手段と給湯分岐配管を経由させて補助給湯手段から給湯する。そして主給湯手段は、貯湯タンクと主加熱手段(例えばコージェネレーションシステム)を有している。また貯湯タンクからの温水を補助給湯手段に供給する給湯分岐配管には補助混合手段が設けられており、補助混合手段は、第2設定手段からの第2情報に基づいて第2制御手段によって第2混合割合が調節される。すなわち補助混合手段を、第2制御手段からの制御による電子制御式の混合手段としている。この構成を有することで、貯湯タンクからの温水が設定温度以上の温度であって、第2補助加熱手段で加熱する必要がない場合、第2制御手段からの混合割合の調節だけでよく、第2補助加熱手段での加熱を必要としない。従って、コストの上昇をより抑制しつつエネルギー効率を更に向上させることができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る給湯システムであって、前記補助混合手段は、前記給湯分岐配管からの温水と前記給水との混合割合を調節する湯水混合電動弁と、前記給湯分岐配管からの温水の温度を検出する給湯温度検出手段と、前記給水の温度を検出する給水温度検出手段と、吐出した補助混合温水の温度を検出する混合温度検出手段と、前記第2制御手段と通信可能な第3制御手段と、を備えている。前記第3制御手段は、前記第2制御手段を介して前記第2設定手段から受信した前記第2情報に含まれている設定温度情報に基づいた温度と、前記給湯温度検出手段を用いて検出した前記給湯分岐配管からの温水の温度と、前記給水温度検出手段を用いて検出した前記給水の温度と、前記混合温度検出手段を用いて検出した前記補助混合温水の温度と、に基づいて、前記湯水混合電動弁を制御することで前記第2混合割合を調節する。
この第2の発明によれば、電子制御式の補助混合手段を、より具体的に実現することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第2の発明に係る給湯システムであって、前記補助混合手段は、前記給湯分岐配管を開口状態または閉鎖状態のいずれかに切り替える遮断弁を有しており、前記第3制御手段は、前記混合温度検出手段を用いて検出した温度が、前記第2制御手段を介して受信した前記第2情報に含まれている前記設定温度情報に基づいた温度よりも高くなった場合、前記遮断弁を閉鎖状態となるように制御する。
この第3の発明によれば、補助混合手段に何らかの異常が発生して設定温度以上の温水が第2浴槽や第2給湯負荷に供給されてしまうことを未然に防止することができる。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る給湯システムであって、前記第1制御手段は、前記第1設定手段から受信した前記第1情報に含まれている湯張り指示情報に基づいて前記第1浴槽配管を経由させて前記第1浴槽に湯張りを行っている際に、前記第1給湯負荷の給湯あるいは前記第2浴槽の湯張りあるいは前記第2給湯負荷の給湯の少なくとも1つが発生した場合、前記第1浴槽配管への温水の供給量の一時的な減量あるいは一時的な停止を行う。
この第4の発明によれば、比較的長時間を有する第1浴槽の湯張りを行っている際に、第1浴槽の湯張りよりも優先するべき第1給湯負荷の給湯や、第1浴槽の湯張りよりも優先するべき第2給湯負荷の給湯(または第2浴槽への湯張り)が発生した場合、第1給湯負荷や第2給湯負荷へと、優先的に主給湯手段からの温水を供給する。これにより、第1世帯の利用者や第2世帯の利用者が、給湯能力の不足を感じることを低減できる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る給湯システムであって、前記第1浴槽と前記第1給湯負荷と前記第2浴槽と前記第2給湯負荷は、単数階または複数階を有する建築物に設置されており、前記第1浴槽及び前記第1給湯負荷が設置されている第1設置階は、前記第2浴槽及び前記第2給湯負荷が設置されている第2設置階に対して、同階または上階である。
主給湯手段と補助給湯手段との双方を経由して給湯される第2世帯の第2浴槽と第2給湯負荷の給湯の水圧は、第1世帯の第1浴槽と第1給湯負荷の給湯の水圧よりも低くなることを避けられない。そこで第5の発明では、第1浴槽と第1給湯負荷の第1設置階を、第2浴槽と第2給湯負荷の第2設置階に対して、同階または上階とすることで、第2浴槽と第2給湯負荷への給湯の水圧が低下することを抑制することができる。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係る給湯システムであって、前記第1給湯負荷または前記第2給湯負荷の少なくとも一方に用いられるシャワーヘッドが、標準流量を10L/分未満に設定された小流量吐出型シャワーヘッドとされている。
この第6の発明によれば、第1給湯負荷のシャワー、第2給湯負荷のシャワー、の利用において、水圧不足を感じることなく、好適なシャワー使用感を得ることができる。
給湯システムの全体構成の例を説明する図である。 補助混合手段の内部構成の例を説明する図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。
●[給湯システム1の全体構成(図1)]
給湯システム1は、図1に示すように、主給湯手段10と、補助給湯手段20と、主加熱手段30と、第1設定手段17と、第2設定手段27等を有している。また本実施の形態では、給湯システム1を2世帯住宅に適用した場合の例を説明しており、符号18は第1世帯(例えば子世帯)の第1浴槽を示し、符号19は第1世帯の第1給湯負荷(第1浴槽を除いたシャワーや蛇口等)を示し、符号16は第1世帯の第1電気負荷(照明やエアコン等)を示している。また符号28は第2世帯(例えば親世帯)の第2浴槽を示し、符号29は第2世帯の第2給湯負荷(第2浴槽を除いたシャワーや蛇口等)を示し、符号26は第2世帯の第2電気負荷(照明やエアコン等)を示している。本実施の形態の説明では、親世帯よりもエネルギー使用量が多い子世帯である第1世帯を、主として湯及び電気を使う世帯としており、主給湯手段10からの給湯の主となる世帯を第1世帯とした例を説明する。
給湯システム1は、主加熱手段30にて加熱した温水を主給湯手段10の貯湯タンク14に蓄えて、第1世帯の第1浴槽18及び第1給湯負荷19へ供給する温水については、貯湯タンク14から第1補助加熱手段12及び主混合手段13を経由させて温水を供給する。また、第2世帯の第2浴槽28及び第2給湯負荷29へ供給する温水については、貯湯タンク14から、第1補助加熱手段12、主混合手段13、補助混合手段23、第2補助加熱手段22を経由させて温水を供給する。
●[主加熱手段30の構成と動作]
主加熱手段30は、例えば家庭用燃料電池コージェネレーションシステムであり、燃料電池ユニット32と主加熱制御手段31(制御装置)を有している。主加熱制御手段31は、通信線T12を介して第1制御手段11と互いに通信可能である。主加熱制御手段31は、第1制御手段11から送信される情報(駆動指示等)に基づいて、燃料電池ユニット32を制御する。
燃料電池ユニット32は、主加熱制御手段31からの制御によって発電し、発電の過程において発生する排熱を利用して、貯湯タンク14の下部から配管14Uを経由して供給される貯湯タンク14内の温水(冷水)、を加熱し、加熱した温水を配管14Vから吐出する。吐出された温水は、配管14Vを経由して貯湯タンク14の上部に蓄えられる。燃料電池ユニット32が発電した電力は、分電盤40を経由して、第1電気負荷16や第2電気負荷26に供給される。
●[主給湯手段10の構成と、第1設定手段17及び主給湯手段10の動作]
主給湯手段10は、主となる給湯装置であり、第1世帯及び第2世帯の双方への給湯を行う給湯装置であり、第1制御手段11(制御装置)、貯湯タンク14、第1補助加熱手段12、主混合手段13、制御弁13A、14B等を有している。
第1設定手段17は、例えば給湯用コントローラであり、通信線T11を介して第1制御手段11と互いに通信可能である。第1設定手段17は、第1世帯に設けられており、利用者からの入力に基づいた第1情報を、通信線T11を介して第1制御手段11に送信する。第1情報は、第1設定温度に関する第1設定温度情報を含む場合や、第1浴槽への湯張りを指示する第1湯張り指示情報を含む場合等がある。
第1制御手段11は、例えばCPUを含む制御装置であり、第1浴槽18の湯張り、または第1給湯負荷19の給湯、または第2浴槽28の湯張り、または第2給湯負荷29の給湯、が発生すると、貯湯タンク14の上部の温水を、配管14Sから第1補助加熱手段12へと導く。なお第1制御手段11は、図示省略した流量検出手段(第1給湯配管13Y及び給湯分岐配管23Zの双方の上流側となる配管13Vに設けられている)からの検出信号に基づいて、第2浴槽28の湯張り、または第2給湯負荷29の給湯、の発生を検出可能である。そして第1制御手段11は、貯湯タンク14の上部に蓄えられた温水の温度が第1設定温度情報に基づいた第1設定温度よりも所定温度以上高い場合には、第1補助加熱手段12にて温水を加熱しない。また第1制御手段11は、貯湯タンク14の上部に蓄えられた温水の温度が第1設定温度情報に基づいた第1設定温度よりも所定温度以上高い状態でない場合には、第1補助加熱手段12にて温水を加熱する。そして第1制御手段11は、第1設定温度となるように主混合手段13の混合割合を調節し、主混合手段13を用いて、第1補助加熱手段12から配管12Zに吐出された温水と、配管14Rからの給水と、を混合し、混合した主混合温水を配管13U、13Vへと吐出する。
貯湯タンク14は、温水を蓄えておくタンクであり、給水を供給する給水配管14Z、配管14Y、14Xが下部に接続されているとともに、配管14U、14Vにて主加熱手段30と循環経路が形成されている。貯湯タンク14の下部に滞留している冷水は、配管14Uを経由して主加熱手段30に供給され、供給された冷水は主加熱手段30にて加熱されて温水となり、配管14Vを経由して貯湯タンク14の上部に戻される。貯湯タンク14の上部に蓄えられた温水は、配管14Sを経由して第1世帯または第2世帯へと供給される。
第1補助加熱手段12は、例えばガスを燃料とするボイラであり、第1制御手段11から制御され、配管14Sを介して貯湯タンク14から温水が供給され、供給された温水を加熱し、加熱した温水を、主混合手段13、配管13U、制御弁13A、第1浴槽配管13Xを介して第1浴槽18へ供給可能であり、主混合手段13、配管13V、第1給湯配管13Yを介して第1給湯負荷19へ供給可能である。また第1給湯配管13Yには給湯分岐配管23Zが接続されており、第1補助加熱手段12は、加熱した温水を、主混合手段13、配管13V、給湯分岐配管23Zを介して補助混合手段23及び第2補助加熱手段22を経由させて第2浴槽28、及び第2給湯負荷29へ供給可能である。
主混合手段13は、配管12Zから供給される温水と、配管14Rから供給される給水と、を混合し、配管13U及び13Vに主混合温水を吐出する混合装置であり、第1制御手段11から混合割合が制御される。また、制御弁14B、13Aは、第1制御手段11から制御される。
●[補助給湯手段20の構成と、第2設定手段27及び補助給湯手段20の動作]
補助給湯手段20は、第2世帯への給湯を行う給湯装置であり、第2制御手段21(制御装置)、第2補助加熱手段22、補助混合手段23等を有している。
第2設定手段27は、例えば給湯用コントローラであり、通信線T21を介して第2制御手段21と互いに通信可能である。第2設定手段27は、第2世帯に設けられており、利用者からの入力に基づいた第2情報を、通信線T21を介して第2制御手段21に送信する。第2情報は、第2設定温度に関する第2設定温度情報を含む場合や、第2浴槽への湯張りを指示する第2湯張り指示情報を含む場合等がある。
第2制御手段21は、例えばCPUを含む制御装置であり、第2浴槽28の湯張り、または第2給湯負荷29の給湯、が発生すると、給湯分岐配管23Zから供給される温水を、補助混合手段23、配管23Y、第2補助加熱手段22へと導く。なお第1制御手段11は、上述したように第2浴槽28の湯張り、または第2給湯負荷29の給湯、の発生を検出可能であり、これらを検出した場合、第1補助加熱手段12、主混合手段13を制御し、第1設定温度とされた温水を、第1給湯配管13Y及び給湯分岐配管23Zへと導く。そして第2制御手段21は、給湯分岐配管23Zを介して供給された温水の温度が、第2設定温度以上の場合には、補助混合手段23の第2混合割合を適切に調節して第2設定温度とされた補助混合温水を吐出させ、第2補助加熱手段22にて温水を加熱しない。また第2制御手段21は、給湯分岐配管23Zを介して供給された温水の温度が、第2設定温度未満の場合には、補助混合手段23にて、第2設定温度と温水の温度との温度差が所定温度差(最小昇温温度)以上となるように、給水を混合させて温水の温度を下げて(温度差が所定温度差以上の場合は給水を混合しない)、第2補助加熱手段22にて温水を加熱して第2設定温度とされた温水を吐出させる。第2補助加熱手段22は、第2設定温度と温水の温度との温度差が所定温度差(最小昇温温度)以上であれば、温水を適切に第2設定温度へと加熱することができる。このように第2制御手段21は、第2補助加熱手段22から吐出される温水の温度が第2設定温度となるように、補助混合手段23の混合割合を調節し、補助混合手段23から吐出された補助混合温水を、第2補助加熱手段22にて加熱して(または加熱することなく)、第2補助加熱手段22から第2浴槽配管22X、第2給湯配管22Yへと吐出する。
第2補助加熱手段22は、例えばガスを燃料とするボイラであり、第2制御手段21から制御され、配管23Yを介して補助混合手段23から補助混合温水が供給され、供給された補助混合温水を加熱することなく吐出、あるいは供給された補助混合温水を第2設定温度となるように加熱して吐出する。そして第2補助加熱手段22は、吐出した温水を、第2浴槽配管22Xを介して第2浴槽に供給可能であり、吐出した温水を、第2給湯配管22Yを介して第2給湯負荷29に供給可能である。
補助混合手段23は、給湯分岐配管23Zから供給される温水と、給水配管14Wから供給される給水と、を混合し、配管23Yに補助混合温水を吐出する混合装置であり、第2制御手段21から混合割合が制御される。次に、図2を用いて補助混合手段23の内部構造の詳細について説明する。
●[補助混合手段23の内部構造(図2)]
補助混合手段23は、第3制御手段23A(制御装置)、湯水混合電動弁23B、遮断弁23C、給湯温度検出手段23D、給水温度検出手段23E、混合温度検出手段23F等を有している。
給湯温度検出手段23Dは、温度センサであり、給湯分岐配管23Zから供給される温水の温度に基づいた検出信号を第3制御手段23Aに出力する。給水温度検出手段23Eは、温度センサであり、給水配管14Wから供給される給水の温度に基づいた検出信号を第3制御手段23Aに出力する。混合温度検出手段23Fは、温度センサであり、給湯分岐配管23Zからの温水と給水配管14Wからの給水とが混合された補助混合温水の温度に基づいた検出信号を第3制御手段23Aに出力する。
湯水混合電動弁23Bは、第3制御手段23Aからの制御によって調節された混合割合にて、給湯分岐配管23Zから供給される温水と、給水配管14Wから供給される給水と、を混合し、混合した補助混合温水を配管23Yへ吐出する。
遮断弁23Cは、第3制御手段23Aから制御され、給湯分岐配管23Zを開口状態または閉鎖状態のいずれかに切り替え可能である。例えば第3制御手段23Aは、通信線T22と第2制御手段21を介して第2設定手段27から受信した第2設定温度情報に基づいた第2設定温度よりも、混合温度検出手段23Fからの検出信号に基づいた温度のほうが(所定温度以上)高いと判定した場合、補助混合手段23に何らかの異常が発生したと判定し、遮断弁23Cを閉鎖状態へと制御する。
第3制御手段23Aは、例えばCPUを含む制御装置であり、通信線T22と第2制御手段21を介して第2設定手段27から第2設定温度情報や第2湯張り指示情報等を受信する。そして第3制御手段23Aは、受信した第2設定温度情報や第2湯張り指示情報、給湯温度検出手段23Dを用いて検出した給湯分岐配管23Z内の温水の温度、給水温度検出手段23Eを用いて検出した給水配管14W内の給水の温度、混合温度検出手段23Fを用いて検出した配管23Y内の補助混合温水の温度、等に基づいて、湯水混合電動弁23Bの混合割合を調節し、遮断弁23Cを開口状態(または閉鎖状態)へと制御する。第3制御手段23Aは、給湯分岐配管23Z内の温水の温度が第2設定温度以上である場合、配管23Yに吐出する補助混合温水の温度が第2設定温度となるように湯水混合電動弁23Bの混合割合を調節する。また第3制御手段23Aは、給湯分岐配管23Z内の温水の温度が第2設定温度未満である場合、補助混合温水の温度が、「第2設定温度−最小昇温温度」以下の温度の中で最も高い温度となるように(第2設定温度と温水の温度との温度差が最小昇温温度以上となるように)湯水混合電動弁23Bの混合割合を調節する。
●[補助混合手段23による効果]
上記に説明したように、給湯システム1は、第2世帯の第2浴槽28及び第2給湯負荷29の第2設定温度や第2湯張り指示等を第2設定手段27から指示(送信)し、第2浴槽28及び第2給湯負荷29への給湯の温水を、貯湯タンク14及び第1補助加熱手段12から得つつも、第2補助加熱手段22でも加熱できるように構成されている。そして補助混合手段23は、特開2013−224769号公報における電子制御式でない流量調整機構(温水の温度にかかわらず、必ず給水と混合し、温水の温度を必ず下げる機構)とは異なり、電子制御式であるので、必要がなければ主混合手段13からの温水の温度を下げることがない。すなわち、主混合手段13からの温水の温度が第2設定温度以上である場合は、補助混合手段23にて第2設定温度となるように給水と混合して第2補助加熱手段22による加熱を実施しない。また主混合手段13からの温水の温度が第2設定温度未満である場合は、補助混合手段23にて、第2設定温度と温水の温度との温度差が所定温度差(最小昇温温度)以上となるように、給水を混合させて温水の温度を下げて(温度差が所定温度差以上の場合は給水を混合しない)、温水の温度を必要以上に下げることがない。第2補助加熱手段22は、第2設定温度と温水の温度との温度差が所定温度差(最小昇温温度)以上であれば、温水を適切に第2設定温度へと加熱することができる。従って、第2補助加熱手段22の燃料を節約し、エネルギー効率をより向上させることができる。
●[第1世帯が、第1浴槽18または第1給湯負荷19にて温水を使う場合]
第1給湯配管13Yには、図示省略するが、流量検出手段が設けられており、当該流量検出手段からの検出信号は、第1制御手段11に入力されている。第1給湯負荷19にて温水を使う場合、第1制御手段11は、流量検出手段からの検出信号に基づいて、第1給湯配管13Y内の流量(あるいは温水が流れているか否か)を検出可能である。そして第1制御手段11は、当該流量の検出によって第1給湯負荷19による温水の使用を検出すると、貯湯タンク14内の温水を、配管14Sを経由させて第1補助加熱手段12に導く。そして第1制御手段11は、第1設定温度に基づいて、加熱が必要と判断した場合は第1補助加熱手段12を用いて温水を加熱し、加熱が不要と判断した場合は第1補助加熱手段12による加熱を行わない。そして第1制御手段11は、第1設定手段17にて指示された第1設定温度となるように、主混合手段13の混合割合を調節する。
第1浴槽18に湯張りを行う場合、第1制御手段11は、第1設定手段17から第1湯張り指示情報を受信した際、貯湯タンク14内の温水を、配管14Sを経由させて第1補助加熱手段12に導く。そして第1制御手段11は、第1設定温度に基づいて、加熱が必要と判断した場合は第1補助加熱手段12を用いて温水を加熱し、加熱が不要と判断した場合は第1補助加熱手段12による加熱を行わない。そして第1制御手段11は、第1設定手段17にて指示された第1設定温度となるように、主混合手段13の混合割合を調節し、配管13Uと第1浴槽配管13Xとが連通するように制御弁13Aを制御し、第1浴槽18の湯張りを行う。
●[第2世帯が、第2浴槽28または第2給湯負荷29にて温水を使う場合]
第2給湯負荷29にて温水を使う場合、第1制御手段11は、給湯分岐配管23Z内の流量(あるいは温水が流れているか否か)を、配管13V内の流量検出手段からの検出信号に基づいた流量(あるいは温水が流れているか否か)にて検出可能である。そして第1制御手段11は、当該流量の検出によって第2給湯負荷29による温水の使用を検出すると、貯湯タンク14内の温水を、配管14Sを経由させて第1補助加熱手段12に導く。そして第1制御手段11は、第1設定温度に基づいて、加熱が必要と判断した場合は第1補助加熱手段12を用いて温水を加熱し、加熱が不要と判断した場合は第1補助加熱手段12による加熱を行わない。そして第1制御手段11は、第1設定手段17にて指示された第1設定温度となるように、主混合手段13の混合割合を調節する。そして第2制御手段21は、第2設定手段27にて指示された第2設定温度となるように、補助混合手段23と第2補助加熱手段22とを制御して、第2設定温度の温水を第2給湯配管22Yを経由させて第2給湯負荷29に供給する。
第2浴槽28に湯張りを行う場合、第2制御手段21は、第2設定手段27から第2湯張り指示情報を受信した際、補助混合手段23と第2補助加熱手段22を制御して第2浴槽配管22Xから第2浴槽28の湯張りを開始する。第2浴槽28の湯張りが開始されると、第1制御手段11は、給湯分岐配管23Z内の流量(あるいは温水が流れているか否か)を、配管13V内の流量検出手段からの検出信号に基づいた流量(あるいは温水が流れているか否か)にて検出可能である。そして第1制御手段11は、当該流量の検出によって第2浴槽28の湯張りを検出すると、貯湯タンク14内の温水を、配管14Sを経由させて第1補助加熱手段12に導く。そして第1制御手段11は、第1設定温度に基づいて、加熱が必要と判断した場合は第1補助加熱手段12を用いて温水を加熱し、加熱が不要と判断した場合は第1補助加熱手段12による加熱を行わない。そして第1制御手段11は、第1設定手段17にて指示された第1設定温度となるように、主混合手段13の混合割合を調節する。そして第2制御手段21は、第2設定手段27にて指示された第2設定温度となるように、補助混合手段23と第2補助加熱手段22とを制御して、第2設定温度の温水を第2浴槽配管22Xを経由させて第2浴槽28に供給する。
●[第1浴槽18の湯張り中に、第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯または第2浴槽28の湯張りを実行した場合]
第1制御手段11は、上記に説明したように、流量検出手段からの検出信号に基づいて、第1給湯配管13Y内あるいは給湯分岐配管23Z内の流量(あるいは温水が流れているか否か)を検出可能であるので、第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯または第2浴槽28の湯張りの実行、の少なくとも1つが実行されたことを検出可能である。このとき、第1浴槽18の湯張りが実行されている場合、第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯の給湯量が不足して、利用者が給湯量(給湯能力)の不足(水圧の低下等)を感じてしまう可能性がある。そこで、第1制御手段11は、第1浴槽18の湯張りを行っている際、第1給湯負荷19の給湯あるいは第2給湯負荷29の給湯あるいは第2浴槽28の湯張り、の少なくとも1つが発生した場合、制御弁13Aを制御して、第1浴槽18への温水の供給量の一時的な減量または一時的な停止を行う。すなわち、「第1浴槽18の湯張り」と、「第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯または第2浴槽28の湯張り、のいずれか1つ」と、が同時に発生した場合、「第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯または第2浴槽28の湯張り」を優先する制御を行う。この制御によれば、第1浴槽18の湯張り時間が長くなるが、利用者は、第1給湯負荷19の給湯または第2給湯負荷29の給湯の給湯量(給湯能力)の不足を感じることがない。
●[第2浴槽28と第2給湯負荷29への給湯の水圧低下の抑制]
第2浴槽28及び第2給湯負荷29は、主給湯手段10と補助給湯手段20との双方を経由して給湯が行われるので、水圧の低下が懸念される。そこで、第1浴槽18と第1給湯負荷19と第2浴槽28と第2給湯負荷29とが、単数階または複数階を有する建築物に設置されている場合、第1浴槽18と第1給湯負荷19を設置する階である第1設置階を、第2浴槽28と第2給湯負荷29を設置する階である第2設置階に対して、同一の階または上の階とすることが好ましい。これにより、第2浴槽28と第2給湯負荷29への給湯の水圧低下を抑制することができる。
●[第1給湯負荷19、第2給湯負荷29、への給湯の水圧低下の抑制]
第1給湯負荷19または第2給湯負荷29の少なくとも一方に用いられるシャワーヘッドを、標準流量が10L/分未満に設定された小流量吐出型(いわゆる節水型)のシャワーヘッドとすると、給湯の水圧の低下をより抑制することができるので好ましい。
以上、本実施の形態にて説明した給湯システム1では、主給湯手段10の貯湯タンク14内の温水を、第1世帯のみならず第2世帯でも使用できるようにしているので、世帯全体として給湯のための燃料(ガス等)の消費量を抑えることが可能である。また、第2世帯用の補助混合手段23を、第2制御手段21から制御する電子制御式として補助混合温水の温度を最適に制御することができるので、第2補助加熱手段22の燃料(ガス等)の消費量を、さらに抑えることが可能である。従って、複数世帯を対象とする給湯システムにおいて、全体としての効率を向上させるとともに、いずれの世帯であっても任意な給湯温度設定が可能である。
また、貯湯タンク14内の温水が第1世帯のみならず第2世帯にも利用されるので、主加熱手段30が家庭用燃料電池コージェネレーションシステムである場合、効率良く発電できる。
本発明の給湯システム1は、本実施の形態で説明した構成、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本実施の形態の説明では、給湯システム1を2世帯住宅に適用した例を説明したが、2世帯住宅に限定されるものではなく、集合住宅等の複数世帯に適用することも可能である。
本実施の形態の説明では、主加熱手段30を家庭用燃料電池コージェネレーションシステムとした例を説明したが、主加熱手段30は家庭用燃料電池コージェネレーションシステムに限定されるものではなく、ガスエンジンコージェネレーションシステムや太陽熱温水器等、種々の加熱手段を用いることが可能である。
1 給湯システム
10 主給湯手段
11 第1制御手段
12 第1補助加熱手段
13 主混合手段
13X 第1浴槽配管
13Y 第1給湯配管
14 貯湯タンク
14X、14W 給水配管
17 第1設定手段
18 第1浴槽
19 第1給湯負荷
20 補助給湯手段
21 第2制御手段
22X 第2浴槽配管
22Y 第2給湯配管
23 補助混合手段
23A 第3制御手段
23B 湯水混合電動弁
23C 遮断弁
23D 給湯温度検出手段
23E 給水温度検出手段
23F 混合温度検出手段
23Z 給湯分岐配管
27 第2設定手段
28 第2浴槽
29 第2給湯負荷
30 主加熱手段
31 主加熱制御手段
32 燃料電池ユニット
T11、T12、T21、T22 通信線

Claims (6)

  1. 第1世帯の第1浴槽及び前記第1浴槽を除く前記第1世帯の第1給湯負荷への給湯と、第2世帯の第2浴槽及び前記第2浴槽を除く前記第2世帯の第2給湯負荷への給湯と、を行う給湯システムであって、
    主加熱手段と、主給湯手段と、補助給湯手段と、第1設定手段と、第2設定手段と、を有し、
    前記主給湯手段は、貯湯タンクと第1補助加熱手段と主混合手段と第1制御手段と、を有し、
    前記補助給湯手段は、第2補助加熱手段と補助混合手段と第2制御手段と、を有し、
    前記貯湯タンクは、温水を蓄えており、
    前記主加熱手段は、給水配管からの給水あるいは前記貯湯タンクからの温水を加熱し、加熱した温水を前記貯湯タンクに蓄え、
    前記第1補助加熱手段は、前記貯湯タンクから温水が供給され、供給された温水を前記主混合手段に向けて吐出し、供給された温水の温度が不足している場合には供給された温水を加熱して吐出し、供給された温水の温度が不足していない場合には供給された温水を加熱することなく吐出し、
    前記主混合手段は、前記第1補助加熱手段から吐出された温水と前記給水とを混合し、混合した主混合温水を、前記第1浴槽に接続された第1浴槽配管と、前記第1給湯負荷に接続された第1給湯配管と、に吐出し、
    前記第1制御手段は、前記第1世帯に設けられた前記第1設定手段と通信可能であり、前記第1設定手段から受信した第1情報に基づいて、前記主加熱手段と前記第1補助加熱手段の動作の指示または動作の制御を行い、前記主混合手段の第1混合割合を調節し、
    前記第1給湯配管には、前記補助混合手段に接続された給湯分岐配管が接続されており、
    前記補助混合手段は、前記給湯分岐配管からの温水と前記給水とを混合し、混合した補助混合温水を、前記第2補助加熱手段に吐出し、
    前記第2補助加熱手段は、前記補助混合手段からの前記補助混合温水が供給され、供給された前記補助混合温水を、前記第2浴槽に接続された第2浴槽配管と、前記第2給湯負荷に接続された第2給湯配管と、に吐出し、供給された前記補助混合温水の温度が不足している場合には供給された前記補助混合温水を加熱して吐出し、供給された前記補助混合温水の温度が不足していない場合には供給された前記補助混合温水を加熱することなく吐出し、
    前記第2制御手段は、前記第2世帯に設けられた前記第2設定手段と通信可能であり、前記第2設定手段から受信した第2情報に基づいて、前記第2補助加熱手段の動作の制御を行い、前記補助混合手段の第2混合割合を調節する、
    給湯システム。
  2. 請求項1に記載の給湯システムであって、
    前記補助混合手段は、
    前記給湯分岐配管からの温水と前記給水との混合割合を調節する湯水混合電動弁と、
    前記給湯分岐配管からの温水の温度を検出する給湯温度検出手段と、
    前記給水の温度を検出する給水温度検出手段と、
    吐出した補助混合温水の温度を検出する混合温度検出手段と、
    前記第2制御手段と通信可能な第3制御手段と、を備えており、
    前記第3制御手段は、
    前記第2制御手段を介して前記第2設定手段から受信した前記第2情報に含まれている設定温度情報に基づいた温度と、
    前記給湯温度検出手段を用いて検出した前記給湯分岐配管からの温水の温度と、
    前記給水温度検出手段を用いて検出した前記給水の温度と、
    前記混合温度検出手段を用いて検出した前記補助混合温水の温度と、に基づいて、前記湯水混合電動弁を制御することで前記第2混合割合を調節する、
    給湯システム。
  3. 請求項2に記載の給湯システムであって、
    前記補助混合手段は、前記給湯分岐配管を開口状態または閉鎖状態のいずれかに切り替える遮断弁を有しており、
    前記第3制御手段は、前記混合温度検出手段を用いて検出した温度が、前記第2制御手段を介して受信した前記第2情報に含まれている前記設定温度情報に基づいた温度よりも高くなった場合、前記遮断弁を閉鎖状態となるように制御する、
    給湯システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の給湯システムであって、
    前記第1制御手段は、前記第1設定手段から受信した前記第1情報に含まれている湯張り指示情報に基づいて前記第1浴槽配管を経由させて前記第1浴槽に湯張りを行っている際に、前記第1給湯負荷の給湯あるいは前記第2浴槽の湯張りあるいは前記第2給湯負荷の給湯の少なくとも1つが発生した場合、前記第1浴槽配管への温水の供給量の一時的な減量あるいは一時的な停止を行う、
    給湯システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の給湯システムであって、
    前記第1浴槽と前記第1給湯負荷と前記第2浴槽と前記第2給湯負荷は、単数階または複数階を有する建築物に設置されており、
    前記第1浴槽及び前記第1給湯負荷が設置されている第1設置階は、前記第2浴槽及び前記第2給湯負荷が設置されている第2設置階に対して、同階または上階である、
    給湯システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の給湯システムであって、
    前記第1給湯負荷または前記第2給湯負荷の少なくとも一方に用いられるシャワーヘッドが、標準流量を10L/分未満に設定された小流量吐出型シャワーヘッドとされている、
    給湯システム。

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