JP4154363B2 - 給湯熱源システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば固体高分子型燃料電池(PEFC)等の発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムに関するものである。
近年、省エネルギー効果を奏することが可能なシステムとして、例えば固体高分子型燃料電池等の発電装置の排熱を利用して、貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図9には、コジェネレーション給湯熱源装置の一例が示されている。このコジェネレーション給湯熱源装置3は、発電装置1と貯湯槽2とを有し、貯湯槽2は、貯湯槽2内に給水を導入する給水路11と貯湯槽2の湯を送水する給湯路12を備えている。給湯路12には湯水温検出センサ100が設けられている。
貯湯槽2と発電装置1との間には、冷却水導入通路13と排熱湯導入通路14とが配備されており、冷却水導入通路13は貯湯槽2内の水を発電装置1の冷却水として発電装置1側に導入し、この水を発電装置1の発電時に生じる排熱によって加熱して例えば60℃といった設定温度の湯とし、排熱湯導入通路14を介して貯湯槽2に蓄積する。つまり、冷却水導入通路13と排熱湯導入通路14は、貯湯槽2内の水を発電装置1の排熱により加熱して湯にする手段を形成している。
貯湯槽2の下方側には、貯湯槽2内の水を排水する排水通路15が設けられ、該排水通路15には排水弁(例えば排水電磁弁)52が設けられている。貯湯槽2の上方側には、圧力逃がし通路16が設けられており、圧力逃がし通路16には、過圧逃がし弁50が設けられている。貯湯槽2内は、通常、湯または水によって満たされており、この図では、図を分かりやすくするために、湯が充填されている領域を斜線で示している。
このコジェネレーション給湯熱源装置3において、発電装置1が作動すると、貯湯槽2の下部側に貯められている水が冷却水導入通路13を通して発電装置1に導入され、発電装置1の発電時の排熱によって暖められて湯とされ、この湯が排熱湯導入通路14を通って貯湯槽2の上方側から貯湯槽2内に導入される。この動作が繰り返されると、貯湯槽2の下部側の水が発電装置1の排熱によって湯にされて貯湯槽2の上部側に導入されるので、図9の破線Aで示す、貯湯槽2内の水と湯との境界線が貯湯槽2の下部側に移動していく。
なお、例えば貯湯槽2内が全て、発電許容温度(前記設定温度より低い例えば45℃)以上の湯で満たされると、発電装置1への冷却水導入を行うことができないので、発電装置1による発電は行えない。つまり、コジェネレーション給湯熱源装置3は、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値(上記例では貯湯槽2内の全ての湯が45度以上の値)以上の時には発電装置1による発電が停止する構成と成している。
また、貯湯槽2の湯が給湯路12を通して適宜の給湯場所に送水されると、この送水によって減少した湯量だけ、給水管11から貯湯槽2内に給水が行われるので、この場合、図9の破線Aで示す、貯湯槽2内の水と湯との境界線は貯湯槽2の上部側に移動していく。
上記のようなコジェネレーション給湯熱源装置3は、例えば給湯器を備えた補助給湯熱源装置と併設されて用いられることが多い。補助給湯熱源装置とコジェネレーション給湯熱源装置3とを併設すると、複合給湯熱源システムが形成される。
特開2003―120998
ところで、上記のようなコジェネレーション給湯熱源装置3を備えた給湯熱源システムにおいては、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値(上記例では貯湯槽2内の全ての湯が45度以上の値)以上の時には発電装置1による発電が停止し、発電装置1による発電は行えないので、その状態の時に電力が必要な場合には、発電装置1によって発電した電力を用いることができず、買電に頼るしかないので、経済的な運転ができないといった問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、電力が必要な場合に、発電装置による発電を利用ができる割合が高く、経済的に運転可能な給湯熱源システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成をもって課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記発電装置の稼働状況を検出する発電装置稼働状況検出部と、該発電装置稼働状況検出部から得られる情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する発電装置を利用した電力使用量のデータを検出する電力使用量データ検出部と、該電力使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と発電装置利用の電力使用量との関係を電力使用量関係データとして学習記憶する電力使用量関係データ学習記憶部と、前記設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部とを有し、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値と前記電力使用量関係データと前記給湯使用量関係データとを参照し、その時点から予め定めた設定時間以内に貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上に達すると予測される時には前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部と、前記湯送出要求信号出力部から出力される貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽内の湯の使用を促す表示を行う貯湯槽内湯使用促進表示部とを有するとともに、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽への湯張り促進表示を指示する湯張り促進表示指示部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第3の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記湯送出要求信号出力部から出力される貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽内の湯の使用を促す表示を行う貯湯槽内湯使用促進表示部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第4の発明は、上記第3の発明の構成に加え、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽への湯張り促進表示を指示する湯張り促進表示指示部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第5の発明は、上記第3の発明の構成に加え、浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示する追い焚き促進表示指示部を有する構成をもって課題を解決する手段としており、また、第6の発明は、発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示する追い焚き促進表示指示部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第の発明は、上記第2乃至第6のいずれか一つの発明の構成に加え、前記貯湯槽内湯使用促進表示部は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部の少なくとも一方に設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第の発明は、上記第1の発明の構成に加え、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽から前記給湯路を通して送出し前記浴槽に自動的に湯張りをする自動湯張り実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としており、また、第9の発明は、発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽から前記給湯路を通して送出し前記浴槽に自動的に湯張りをする自動湯張り実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第10の発明は、上記第1の発明の構成に加え、浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内の湯を貯湯槽湯水循環管路に通して循環させ、前記浴槽内の湯水を前記追い焚き熱交換器により追い焚きする自動追い焚き実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としており、また、第11の発明は、発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、前記浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内の湯を貯湯槽湯水循環管路に通して循環させ、前記浴槽内の湯水を前記追い焚き熱交換器により追い焚きする自動追い焚き実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第12の発明は、上記第1または第2の発明の構成に加え、前記貯湯槽または貯湯槽に接続された配管経路には排水電磁弁と排水通路とが設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに予め定められた設定量の湯を貯湯槽から排水したと仮定した場合に、この排水の開始から終了までの時間と排水後に貯湯槽内に給水を導入する時間が経過する間に貯湯槽からの給湯が行われないと予測されるときには前記排水電磁弁を開けて前記排水通路から貯湯槽内の湯を前記設定量だけ自動的に排水する自動排水実行部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第13の発明は、上記第12の発明の構成に加え、前記自動排水実行部による排水実行時に貯湯槽を熱源とする給湯が行われたときには、排水電磁弁を閉じて前記自動排水実行部による排水動作を停止させる排水停止部を有する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第14の発明は、上記第1乃至第13の発明の構成に加え、前記コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽と発電装置との間には該発電装置の排熱または前記発電装置の排熱吸収流体の熱を利用して貯湯槽内の水を加熱して湯にする手段が配備され、該手段によって形成された湯を貯湯槽に蓄積し、この貯湯槽の湯を前記給湯路を通して給湯先に供給する構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第15の発明は、上記第1乃至第14の発明の構成に加え、通水の水を加熱して作成した湯を給湯先に供給する機能を備えた補助給湯熱源装置がコジェネレーション給湯熱源装置と併設されており、該コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽から送水される給湯の通路は前記補助給湯熱源装置の給水導入口に連通され、前記貯湯槽の湯のみを熱源として給湯を行うときは、貯湯槽の湯を非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置を経由して給湯先へ給湯する構成と成した構成をもって課題を解決する手段としている。
さらに、第16の発明は、上記第1乃至第15の発明の構成に加え、前記発電装置は水素と酸素を反応させて電気を発生する燃料電池とした構成をもって課題を解決する手段としている。
本発明の給湯熱源システムは、発電装置の排熱を利用して、貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備え、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しているが、以下の理由によって、電力が必要な場合に発電装置による発電を利用できる割合が高く、経済的に運転可能な給湯熱源システムを実現できる。
つまり、本発明において、一日の整数(1以上の整数)倍の設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶し、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と発電装置利用の電力使用量との関係を電力使用量関係データとして学習記憶し、これらの給湯使用量関係データと電力使用量関係データと、蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値とを参照し、設定時間以内に貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達すると予測される時には、貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する構成によれば、貯湯槽内湯送出要求信号に基づいて、何らかの手段によって貯湯槽内の湯を送出することで発電装置による発電のキャパシティを得ることができる。
例えば前記貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽内湯使用促進表示部により、貯湯槽内の湯の使用を促す表示を行えば、この表示に基づいて、使用者が貯湯槽内の湯を使用することにより、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
具体的には、本発明において、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽への湯張り促進表示を指示する構成によれば、この表示に基づいて使用者が湯張りを行うと、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を、容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
また、本発明において、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路の追い焚き熱交換器が、貯湯槽湯水循環管路を通って循環する貯湯槽からの湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可能と判断されるときに、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示する構成によれば、この表示に基づいて使用者が浴槽湯水の追い焚きを行うと、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を、容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
さらに、本発明において、貯湯槽内湯使用促進表示部は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部の少なくとも一方に設けられている構成によれば、貯湯槽内湯使用促進表示部が設けられている箇所において使用者が表示を確認し、給湯熱源システムの的確な運転を操作することができる。
さらに、本発明において、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、該貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽から前記給湯路を通して送出し前記浴槽に自動的に湯張りをする構成によれば、この自動湯張りによって、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
さらに、本発明において、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路の追い焚き熱交換器が、貯湯槽湯水循環管路を通って循環する貯湯槽からの湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可能と判断されるときに、貯湯槽内の湯を貯湯槽湯水循環管路に通して循環させ、前記浴槽内の湯水を前記追い焚き熱交換器により追い焚きする構成によれば、この追い焚きによって、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
さらに、本発明において、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに予め定められた設定量の湯を貯湯槽から排水したと仮定した場合に、この排水の開始から終了までの時間と排水後に貯湯槽内に給水を導入する時間が経過する間に貯湯槽からの給湯が行われないと予測されるときには自動排水実行部が貯湯槽内の湯を前記設定量だけ自動的に排水する構成によれば、この排水によって、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を、容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置による発電を可能にできる。
さらに、本発明において、自動排水実行部による排水実行時に貯湯槽を熱源とする給湯が行われたときには、排水電磁弁を閉じて前記自動排水実行部による排水動作を停止させる排水停止部を有する構成によれば、たとえ通常と異なる給湯使用が行われて、自動排水動作時に給湯が行われても、その際には排水動作が停止されるので、貯湯槽内の湯の給湯に支障が生じることを抑制できる。
さらに、本発明において、送出要求信号出力部は、貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上に達する時を予測して貯湯槽内湯送出要求信号を出力する代わりに、蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内湯送出要求信号を出力する構成においても、この貯湯槽内湯送出要求信号に基づき、上記と同様の効果を奏することができる。
さらに、本発明において、コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽と発電装置との間に配備された手段によって形成された湯を貯湯槽に蓄積し、この貯湯槽の湯を、貯湯槽に備えられた給湯路を通して給湯先に供給する構成によれば、コジェネレーション給湯熱源装置による湯の蓄積と、貯湯槽からの湯の給湯とを効率的に行うことができる。
さらに、本発明において、通水の水を加熱して作成した湯を給湯先に供給する機能を備えた補助給湯熱源装置がコジェネレーション給湯熱源装置と併設されており、コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽から送水される給湯の通路は補助給湯熱源装置の給水導入口に連通され、前記貯湯槽の湯のみを熱源として給湯を行うときは、貯湯槽の湯を非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置を経由して給湯先へ給湯する構成によれば、コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽からの給湯の通路と補助給湯熱源装置の給水導入口とを連通させることにより、システム構成が簡単な複合システムを形成でき、効率的に給湯を行うことができる。
さらに、本発明において、発電装置は水素と酸素を反応させて電気を発生する燃料電池とした構成によれば、発電装置を燃料電池とすることによって、環境に悪影響を与える物質を排出することなく、コジェネレーション給湯熱源装置を運転できるので、環境に優しい給湯熱源システムを構築することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図2には、本発明に係る給湯熱源システムの一実施形態例のシステム構成が示されており、図1には、その制御構成が示されている。図2に示すように、本実施形態例は、発電装置1の排熱を利用して貯湯槽2に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置3と、通水の水を加熱して作成した湯を給湯先に供給する補助給湯熱源装置4とを併設した複合的な給湯システムである。給湯先は浴槽を含む複数設けられている。なお、コジェネレーション給湯熱源装置3において、図9と同様の構成についての重複説明は省略または簡略化する。
本実施形態例で適用している発電装置1は、例えば固体高分子型燃料電池(PEFC)等の燃料電池により形成されており、水の電気分解の逆反応で、都市ガス等の燃料から取り出された水素2Hと空気中の酸素(1/2)Oとを反応させて発電する装置である。
コジェネレーション給湯熱源装置3を有するシステムは、省エネルギー効果を奏することが可能なシステムとして注目されており、本実施形態例では、特に、発電装置1を燃料電池により形成することによって、環境に悪影響を与える物質を排出することなく、コジェネレーション給湯熱源装置3を運転でき、環境に優しい給湯熱源システムを構築することができる。
本実施形態例において、貯湯槽2の容量は例えば200Lであり、貯湯槽2には、互いに間隔を介して貯湯槽内湯水温検出センサ101〜111が設けられている。また、貯湯槽2の下方側に設けられた排水弁52は排水電磁弁52である。なお、排水電磁弁52は、制御装置44内の制御によって自動的に開閉可能であると共に、使用者が排水電磁弁52の操作部を操作することにより開閉することもできる。
また、本実施形態例において、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置1による発電が可能であり、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置1による発電が停止する構成と成している。本実施形態例において、前記発電許可限界閾値と前記発電不許可限界閾値は同じであり、貯湯槽2内の全ての湯が45度以上の値を、これらの発電許可限界閾値と発電不許可限界閾値としている。なお、発電許可限界閾値と発電不許可限界閾値はこの値に限らず適宜設定されるものであり、互いに異なる値としてもよい。
本実施形態例では、コジェネレーション給湯熱源装置3と補助給湯熱源装置4とは、湯水混合ユニット10と接続通路45を介して接続されており、コジェネレーション給湯熱源装置3の給湯路12の出口側には、給湯路12から送水される湯の流量を検出する流量センサ70が設けられている。また、湯水混合ユニット10には給水路11の分岐通路11bが接続されている。給水路11には給水温度センサ112が設けられている。
湯水混合ユニット10は、前記給湯路12の開閉を行う湯水開閉弁54と、給湯路12から送水される湯の流量を弁開度によって可変制御する湯水比例弁55と、給水路11から給水される水の流量を弁開度によって可変制御する湯水比例弁56と、接続通路45の入り口側に設けられた流量センサ71とを有している。湯水開閉弁54、湯水比例弁55,56は、いずれもギアモータにより形成されている。給湯路12の出口側には湯水温検出センサ120が設けられ、接続通路45の入口側には、湯水温検出センサ118が設けられている。
補助給湯熱源装置4は、通水の水を加熱して作成した湯を給湯先に供給する機能を備えた装置であり、給湯器5(5a,5b)を有して形成されている。給湯器5(5a,5b)は、それぞれ燃焼室23,24を有している。給湯器5aの燃焼室23内には、バーナ6と、バーナ6の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン8と、バーナ6の燃焼により加熱される給湯熱交換器19とが設けられている。また、給湯器5bの燃焼室24内には、バーナ7と、バーナ7の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン9と、バーナ7の燃焼により加熱される追い焚き熱交換器25とが設けられている。
バーナ6,7には、それぞれのバーナ6,7に燃料を供給するガス管21,22が接続されており、これらのガス管21,22は、ガス管20から分岐形成されている。ガス管20には、ガス開閉弁80が介設されており、ガス管21には、ガス比例弁86とガス開閉弁81,82,83が、ガス管22には、ガス比例弁87とガス開閉弁84,85がそれぞれ介設されている。これらの弁80〜87はいずれも電磁弁により形成されており、ガス開閉弁80〜85は、対応するバーナ6,7への燃料供給・停止を制御し、ガス比例弁86,87は、対応するバーナ6,7への供給燃料量を弁開度でもって制御する。
前記給湯熱交換器19の入口側には給水導入通路18が設けられており、この給水導入通路18は前記接続通路45に接続されている。給水導入通路18の入り口側には、給水導入通路18を流れる湯水の量を検出する流量センサ73が設けられている。
給湯熱交換器19の出口側には給湯通路26が設けられており、給湯通路26の先端側は、分岐通路90と湯水経路切替弁58を介して前記給水導入通路18に接続されている。給湯通路26には、分岐通路90の分岐部よりも下流側に出湯湯温検出センサ113が設けられ、給湯熱交換器19側に出湯湯温検出センサ114が設けられている。なお、前記給湯熱交換器19の途中部には過熱防止装置(サーモスタット)115が設けられている。
前記追い焚き熱交換器25の一端側には往管91の一端側が接続され、往管91の他端側は循環金具97を介して浴槽126に連通接続されている。また、追い焚き熱交換器25の他端側には通路93が接続され、通路93の他端側は循環ポンプ94の吐出口に接続されている。循環ポンプ94の吸入口には戻り管96の一端側が接続され、戻り管96の他端側は前記循環金具97を介して浴槽126に連通接続されている。戻り管96には浴槽湯水温検出センサ127が設けられている。
往管91と追い焚き熱交換器25と通路93と循環ポンプ94と戻り管96とによって、浴槽126の湯水を循環ポンプ94の駆動により循環させて浴槽内の湯水を追い焚きするための追い焚き循環通路99が形成されている。
また、前記給湯通路26には、分岐通路90の形成部および出湯湯温検出センサ113の配設部よりも下流側に、給湯熱源から浴槽126への給湯の通路としての風呂用注湯導入通路95が接続され、風呂用注湯導入通路95は、前記通路93に接続されている。風呂用注湯導入通路95には、湯水開閉弁59、逆止弁92、流量センサ74、水位センサ125が設けられている。水位センサ125は、水圧により浴槽126の水位を検出する。
前記給湯熱交換器19から給湯通路26と風呂用注湯導入通路95、通路93、追い焚き熱交換器25、往管91を順に通って浴槽126に至るまでの通路によって湯張り通路が構成されている。
なお、図2においては、給湯先として、台所等の給湯場所と浴槽126を示しているが、浴室のシャワー等の適宜の給湯先に湯を供給する、様々な態様の給湯システムを構成できる。
本実施形態例のシステム構成は以上のように構成されており、次に、図1に示す制御装置44の制御構成について説明する。制御装置44は、蓄熱量検出部35、選択制御部36、燃焼制御部42、時計機構41、給湯使用量データ検出部37、給湯使用量関係データ学習記憶部38、発電装置稼働状況検出部47、電力使用量データ検出部39、電力使用量関係データ学習記憶部43、湯送出要求信号出力部49、湯張り促進表示指示部17、自動排水実行部40、排水停止部34を有しており、貯湯槽内湯使用促進表示部48に接続されている。
蓄熱量検出部35は、コジェネレーション給湯熱源装置3の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値を求めるものである。前記モニタ情報は、例えば貯湯槽内湯水温検出センサ101〜111による検出温度の情報や、発電装置1の稼働時間の情報等である。発電装置1の稼働時間は、例えば発電装置1のオンオフ情報と時計機構41から得られる時間情報とにより得ることができる。なお、排熱湯導入通路14に流量センサを設ければ、この流量センサの情報から発電装置1の稼働時間の情報を得ることもできる。
ここで、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値の求め方の一例を示す。蓄熱量検出部35は、例えば前記モニタ情報として、貯湯槽内湯水温検出センサ101〜111による検出温度の情報を取り込み、貯湯槽内湯水温検出センサ105による検出温度が約60℃であり、貯湯槽内湯水温検出センサ106による検出温度が約20℃であるとすると、図9の破線Aで示したような、貯湯槽2内の水と湯との境界線が貯湯槽内湯水温検出センサ105と貯湯槽内湯水温検出センサ106との間にあり、貯湯槽2内には、約60℃の湯が約80L蓄積されていると判断する。
なお、このように、貯湯槽内湯水温検出センサ101〜111による検出温度の情報に基づいて求められる貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値は、直接的な計測により得られる値であるので、貯湯槽2内の湯の蓄熱量と呼ぶこともできるが、本出願においては、上記のようにして求められる値も、蓄熱量に対応する値と称している。
また、蓄熱量検出部35に、発電装置1の稼働による単位時間ごとの湯の蓄積量を予め与えておき、この量が、例えば毎分2Lだとすると、時計機構41から得られる発電装置1の時間情報が30分経過したときに、蓄熱量検出部35は、貯湯槽2内には、約60℃の湯が60L蓄積されていると判断する。このように、蓄熱量検出部35は、時計機構41から得られる発電装置1の稼働時間情報に基づき、貯湯槽2内の湯量を時々刻々と検出することができる。
さらに、蓄熱量検出部35は、貯湯槽2内の湯の使用量を、例えば流量センサ70の検出データから算出し、この値を貯湯槽2内に蓄積されている湯量から差し引くことにより、貯湯槽2内に残っている湯量を時々刻々と検出することができるし、湯の蓄積時からの経過時間によって貯湯槽2内に蓄積されている湯の温度を推定することができる。
選択制御部36は、給湯熱源の選択制御部であり、例えば前記蓄熱量検出部35により求められた蓄熱量に対応する値が、給湯熱源選択用に予め定めた下部閾値以下に低下したときは給湯熱源を前記貯湯槽2から補助給湯熱源装置4へ切替えて給湯を行い、蓄熱量検出部35により求められた貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が給湯熱源選択用に予め定めた上部閾値以上に上昇したときは給湯熱源を前記補助給湯熱源装置4からコジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2へ切替えて給湯を行う。なお、選択制御部36による給湯熱源の選択制御は、特に限定されるものでなく適宜設定されるものである。
本実施形態例においては、コジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2から送水される給湯の通路(給湯路12)は補助給湯熱源装置4の給水導入口に連通されており、前記貯湯槽2の湯を熱源として貯湯槽2内から設定温度以上の湯を送水する時は、貯湯槽2の湯を非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置4を経由して給湯先へ給湯する構成と成している。
つまり、貯湯槽2の湯を熱源として給湯を行うときは、選択制御部36は、湯水開閉弁54を開き、湯水比例弁55、56の開弁量を適宜調節して、貯湯槽2内の湯を、給水通路11からその分岐通路11bを介して給水される水と混合して設定温度の湯として非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置4に送る。そして、例えば補助給湯熱源装置4に導入された設定温度の湯を、湯水経路切替弁58を切替えて分岐通路90を通して台所等の適宜の給湯先へ給湯したり、湯水開閉弁59を開き、風呂用注湯導入通路95と前記湯張り通路を通して湯張りを行ったりする。
また、選択制御部36は、給湯熱源を補助給湯熱源装置4に切り替えたときは、例えば湯水開閉弁54を閉じ、給水路11から分岐通路11bを介して湯水混合ユニット10に導入される水を、接続通路45を介して給湯器5aに導入すると共に、給湯器5aの燃焼制御部42に指令を与え、給湯器5aを稼働させて補助給湯熱源装置4による給湯を行う。
燃焼制御部42は、前記選択制御部36が補助給湯熱源装置4からの給湯動作を選択したときには、流量センサ73の検出流量を参照しながら、ガス開閉弁81,82,83の少なくとも一つを開き、ガス比例弁86の開弁量を調節してバーナ6に供給されるガス量を調節すると共に、燃焼ファン8の風量調節を行い、給湯熱交換器19を通って出湯される湯が設定温度の湯となるようにバーナ6の燃焼制御を行う。なお、図1において、流量センサ73から燃焼制御部42へ向かう矢印は、図の簡略化のために省略している。
給湯使用量データ検出部37は、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを、流量センサ73,74からそれぞれ得られる給湯流量の情報と時計機構41から得られる時刻情報とに基づいて検出する。流量センサ73から得られる給湯流量の情報はシステム全体で使用される給湯流量の情報であり、流量センサ74から得られる給湯流量の情報は、浴槽126に給湯される給湯流量の情報である。給湯使用量データ検出部37は、検出データを給湯使用量関係データ学習記憶部38に加える。
給湯使用量関係データ学習記憶部38は、給湯使用量データ検出部37により検出した検出データを蓄積して、該蓄積データに基づき、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を関係データとして学習記憶する。
本実施形態例では、上記のように、給湯熱源システム全体で使用される給湯流量の情報を流量センサ73から得られる給湯流量の情報から得て、かつ、浴槽126に給湯される給湯流量の情報を流量センサ74から得られる給湯流量の情報から得ることができる。
したがって、本実施形態例において、給湯使用量関係データ学習記憶部38は、給湯使用量データ検出部37により検出した検出データの蓄積データに基づき、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻とシステム全体の給湯使用量との関係を関係データとして学習記憶すると共に、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と浴槽126への給湯使用量との関係を関係データとして学習記憶する。なお、図3(a)に、システム全体の給湯使用量関係データの一例が示されている。
発電装置稼働状況検出部47は、前記発電装置1の稼働状況を検出し、この検出信号を電力使用量データ検出部39に加える。なお、前記のように、蓄熱量検出部35が発電装置1の稼働状況に基づいて貯湯槽2の蓄熱量を検出する場合は、発電装置稼働状況検出部47の検出情報を蓄熱量検出部35が取り込んでもよい。
電力使用量データ検出部39は、発電装置稼働状況検出部47から得られる情報(発電装置稼働状況検出部47の検出情報)と時計機構41から得られる時刻情報とに基づいて、前記設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する発電装置1を利用した電力使用量のデータを検出する。そして、この検出データを電力使用量関係データ学習記憶部43に加える。
電力使用量関係データ学習記憶部43は、電力使用量データ検出部39により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と発電装置利用の電力使用量との関係を電力使用量関係データとして学習記憶する。なお、図3(b)に、電力使用量関係データの一例が示されている。
湯送出要求信号出力部49は、前記蓄熱量検出部35により検出される貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値と、前記電力使用量関係データと、前記給湯使用量関係データ(この場合、設定周期ごとの時間軸上の時刻とシステム全体への給湯使用量との関係データ)とを参照する。
そして、湯送出要求信号出力部49は、予め定めた設定時間以内に貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達すると予測される時(具体的には、例えば貯湯槽2内が全て45℃以上の湯で満たされると予測されるとき)には、貯湯槽2内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を貯湯槽内湯使用促進表示部48、湯張り促進表示指示部17、自動排水実行部40に出力する。
貯湯槽内湯使用促進表示部48は、湯送出要求信号出力部49から出力される貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽2内の湯の使用を促す表示を行う。貯湯槽内湯使用促進表示部48は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部(例えば携帯電話やテレビ画面等の外部機器の表示部)の両方に設けられている。また、貯湯槽内湯使用促進表示部48による上記表示は、以下に述べるように、湯張り促進表示指示部17の指示に基づいて行われる。
つまり、湯張り促進表示指示部17は、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、前記給湯使用量関係データ(この場合、設定周期ごとの時間軸上の時刻と浴槽126への給湯使用量との関係データ)を参照して前記浴槽126への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から浴槽126への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部48に浴槽126への湯張り促進表示を指示する。
貯湯槽内湯使用促進表示部48は、湯張り促進表示指示部17から浴槽126への湯張り促進表示を指示されたときには、例えば、“湯張りを行って下さい”と表示する。なお、この表示の際に、音声による湯張り促進も同時に行ってもよい。
自動排水実行部40は、前記給湯使用量関係データ(この場合、設定周期ごとの時間軸上の時刻とシステム全体への給湯使用量との関係データ)と前記電力使用量関係データとを参照し、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに予め定められた設定量の湯を貯湯槽から排水したと仮定した場合に、この排水の開始から終了までの時間と排水後に貯湯槽2内に給水を導入する時間が経過する間に貯湯槽2からの給湯が行われないと予測されるときには前記排水電磁弁52を開けて前記排水通路15から貯湯槽2内の湯を前記設定量だけ自動的に排水する。
排水停止部34は、自動排水実行部40による排水実行時に貯湯槽2を熱源とする給湯が行われたときには、排水電磁弁52を閉じて前記自動排水実行部40による排水動作を停止させるものである。排水停止部34は、湯水開閉弁54の開閉状態または流量センサ70の検出流量を検出して貯湯槽2を熱源とする給湯が行われているか否かを判断し、自動排水実行部40による排水実行時に、湯水開閉弁54が開状態となったら、あるいは、流量センサ70の検出流量が設定流量以上になったら、自動排水実行部40に排水停止信号を加え、排水を停止させる。
本実施形態例では、排水停止部34を設けることにより、仮に、自動排水実行部40による排水動作時に、例えば前記貯湯槽内湯使用促進表示部48の表示に基づいて使用者が浴槽126への湯張りを行ったときには、自動排水実行部40による動作を停止し、貯湯槽2内の湯の送出が過剰に行われることを抑制している。
本実施形態例は以上のように構成されており、選択制御部36により選択された給湯熱源からの給湯や湯張りが行われ、また、給湯使用量データ検出部37により前記設定周期における時間軸上の時刻と給湯使用量との関係が検出され、さらに、給湯使用量データ検出部37の検出データの蓄積データに基づき、給湯使用量関係データ学習記憶部38によって、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係が関係データとして学習記憶される。
また、本実施形態例では、発電装置稼働状況検出部47の検出情報に基づいて、電力使用量データ検出部39が前記設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する前記発電装置を利用した電力使用量のデータを検出し、この検出データの蓄積データに基づき、電力使用量関係データ学習記憶部43によって、前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と発電装置1を利用した電力使用量との関係が電力使用量関係データとして学習記憶される。
そして、上記給湯使用量関係データと電力使用量関係データと、蓄熱量検出部35により検出される貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値とを湯送出要求信号出力部49が参照し、設定時間以内に貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達すると予測される時には、湯送出要求信号出力部49は貯湯槽2内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力するので、この貯湯槽内湯送出要求信号に基づいて、何らかの手段によって貯湯槽内の湯を送出することで発電装置1による発電のキャパシティを得ることができる。
つまり、本実施形態例によれば、貯湯槽内湯使用促進表示部48が、貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、この出力時刻から浴槽126への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽2内の湯の使用(浴槽126への湯張りによる湯の使用)を促す表示を行うので、この表示を見た使用者が浴槽126への湯張りを行って貯湯槽2内の湯を使用することにより、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値を前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置1による発電を可能にできる。
また、本実施形態例によれば、貯湯槽内湯使用促進表示部48は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部の両方に設けられているので、貯湯槽内湯使用促進表示部48が設けられている複数箇所において使用者が表示を確認し、給湯熱源システムの的確な運転を操作することができる。
さらに、本実施形態例によれば、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに予め定められた設定量の湯を貯湯槽2から排水したと仮定した場合に、この排水の開始から終了までの時間と排水後に貯湯槽2内に給水を導入する時間が経過する間に貯湯槽からの給湯が行われないと予測されるときには自動排水実行部40が貯湯槽2内の湯を前記設定量だけ自動的に排水するので、貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときが、浴槽126への湯張りに適さない時間帯であっても、上記排水により、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値を、容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置1による発電を可能にできる。
さらに、本実施形態例によれば自動排水実行部40による排水実行時に貯湯槽2を熱源とする給湯が行われたときには、排水電磁弁52を閉じて前記自動排水実行部40による排水動作を停止させる排水停止部34を有しているので、たとえ通常と異なる給湯使用が行われて、上記自動排水動作時に貯湯槽2を熱源とする給湯が行われても、その際には排水動作が停止されるので、貯湯槽2内の湯の給湯に支障が生じることを抑制できる。
さらに、本実施形態例によれば、コジェネレーション給湯熱源装置3と補助給湯熱源装置4とを有する複合的な給湯熱源システムであるので、コジェネレーション給湯熱源装置3を給湯熱源とする給湯動作を行うことで省エネルギー化が可能な給湯熱源システムを実現できる。
さらに、本実施形態例によれば、コジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2から送水される給湯の通路(給湯路12)が補助給湯熱源装置4の給水導入口に連通され、貯湯槽2の湯のみを熱源として給湯を行うときは、貯湯槽2の湯を非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置4を経由して給湯先へ給湯するので、コジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2から送水される給湯の通路と補助給湯熱源装置4の給水導入口とを連通させることによりシステム構成が簡単な複合給湯熱源システムを形成でき、効率的に給湯を行うことができる。
なお、本発明は上記実施形態例に限定されることはなく、様々な態様を採り得る。例えば、上記実施形態例では、排水停止部34を設けたが、排水停止部34は省略することもできる。
また、上記実施形態例では、貯湯槽内湯使用促進表示部48と自動排水実行部40を設け、表示による貯湯槽2内の湯の使用を促すことと、貯湯槽2内の湯を自動的に排水することを、適宜のタイミングで行うようにしたが、貯湯槽内湯使用促進表示部48と自動排水実行部40のいずれか一方のみを設けてもよい。
さらに、上記実施形態例では、貯湯槽内湯使用促進表示部48を設け、貯湯槽2を熱源とした浴槽126への湯張りを行うことによる貯湯槽2内の湯の使用を使用者に促したが、この表示の代わりに、浴槽126への湯張りを自動的に行うようにしてもよい。
つまり、本発明の給湯熱源システムは、図4に示すように、制御装置44に自動湯張り実行部76を設け、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、自動湯張り実行部76が給湯使用量関係データを参照して浴槽126への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から浴槽126への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽2から給湯路を通して送出し、浴槽126に自動的に湯張りをする構成としてもよい。
なお、図4は、制御装置44の構成を省略して示しており、自動湯張り実行部76を設ける以外は図1に示した構成と同様に構成される。自動湯張り実行部76は、例えば選択制御部36に自動湯張りの指示をし、湯水開閉弁54,59をそれぞれ開け、湯水比例弁55、56の開弁量を適宜調節し、上記実施形態例と同様にして、貯湯槽2内の湯を浴槽126に湯張りする。
さらに、本発明の給湯熱源システムは、例えば図5に示すようなシステム構成を適用することができる。このシステム構成において、浴槽126内の湯水を循環させる追い焚き循環管路99には、水−水熱交換器によって形成された追い焚き熱交換器25が介設されており、貯湯槽2内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路89を通って循環する貯湯槽2からの湯の熱を利用して追い焚き熱交換器25が前記追い焚き循環管路99を通る湯水を加熱する。
図5に示すような給湯熱源システムにおいて、図6(a)に示すように、追い焚き促進表示指示部27と、浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを、例えば水位センサ125の検出水位と浴槽湯温検出センサ127の検出温度に基づいて検出する追い焚き可否判断部75とを設け、例えば、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部75により追い焚き可能と判断されたときには、貯湯槽内湯使用促進表示部48に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示するようにすることができる。
この場合は、貯湯槽内湯使用促進表示部48は、例えば、“追い焚きをして下さい”といった表示を行う。この際、音声案内も行うようにしてもよい。そして、この表示等に基づいて使用者が浴槽126内の湯水の追い焚きを行うことによって、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値を、容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置1による発電を可能にできる。なお、図6は、図4と同様に、制御装置44の構成を省略して示している。
また、図5に示すシステム構成の給湯熱源システムにおいて、図6(b)に示すように、自動追い焚き実行部77を設け、湯送出要求信号出力部49から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、追い焚き可否判断部75により追い焚き可能と判断されたときには、自動追い焚き実行部77が貯湯槽2内の湯を貯湯槽湯水循環管路89に通して循環させ、浴槽126内の湯水を前記追い焚き熱交換器25により追い焚きする構成としてもよい。
この場合は、自動追い焚き実行部77が自動的に追い焚きを行うことにより、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値を容易に前記発電許可限界閾値未満とすることができ、発電装置1による発電を可能にできる。
さらに、上記実施形態例では、貯湯槽内湯使用促進表示部48は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部の両方に設けられていたが、貯湯槽内湯使用促進表示部48は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムとシステム外部の通信端末部のいずれか一方に設けてもよい。
さらに、上記実施形態例では、湯送出要求信号出力部49は、貯湯槽2内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上に達する時を予測して貯湯槽内湯送出要求信号を出力するようにしたが、これらの動作の代わりに、蓄熱量検出部35により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内湯送出要求信号を出力するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態例では、設定周期を1日としたが、設定周期は1日とは限らず1週間としてもよく、1日×1以上の整数に適宜設定されるものである。
さらに、上記実施形態例では、コジェネレーション給湯熱源装置3の発電装置1は燃料電池としたが、発電装置1にはガスタービン発電装置やディーゼルエンジン発電装置等を適用することができ、発電システムの排熱を用いて貯湯槽2内への蓄熱を行ってもよいものであり、発電装置1の燃料や構成は特に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。
また、上記実施形態例では、コジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2と発電装置1との間には発電装置1の排熱を利用して貯湯槽2内の水を加熱して湯にする手段を配備したが、図7(a)、(b)に示すように、発電装置1の排熱吸収流体の熱を利用して貯湯槽2内の水を加熱して湯にする手段を配備して、該手段によって形成された湯を貯湯槽2に蓄積してもよい。
図7(a)に示す構成は、発電装置1の排熱吸収流体を循環させる循環管路66を貯湯槽2内に通し、排熱吸収流体と貯湯槽2内の水との間で熱交換を行って、貯湯槽2内の水を湯にする。また、このとき、排熱吸収流体は、その熱を貯湯槽2内の水に与えることにより、冷却され、排熱吸収流体は冷却流体となって発電装置1に送られるものである。
また、図7(b)に示す構成は、貯湯槽2と発電装置1との間に、例えば銅板等によって形成した熱交換部材67を設け、発電装置1の排熱吸収流体を循環させる循環管路66を熱交換部材67に通し、また、熱交換部材67には、貯湯槽2内の水を循環させる循環管路68を設け、熱交換部材67を介し、循環管路66を通る排熱吸収流体と循環管路68を通る水との間で熱交換させる。つまり、熱交換部材67を介し、排熱吸収流体の熱を、循環管路68を通る貯湯槽2内の水に与えて貯湯槽2内の水を湯にし、このとき、排熱吸収流体を冷却して冷却流体とするものである。
また、上記実施形態例では、給水路11を、湯水混合ユニット10を介して補助給湯熱源装置4の給水導入通路18に接続したが、図8(a)に示すように、給水路11を、弁69を介して給湯通路26側に接続してもよいし、図8(b)に示すように、給水路11を、弁69を介して、給水導入通路18と給湯通路26の両方に接続してもよい。
さらに、上記実施形態例では、コジェネレーション給湯熱源装置3の貯湯槽2の給湯路12を、湯水混合ユニット10と接続通路45を介して補助給湯熱源装置4の給水導入口に連通したが、本発明は、コジェネレーション給湯熱源装置3と補助給湯熱源装置4とを別個に設けて併設してもよい。
さらに、上記実施形態例では、コジェネレーション給湯熱源装置3と補助給湯熱源装置4とを有する複合的な給湯システムとしたが、補助給湯熱源装置4を省略した給湯システムとしてもよい。この場合、例えば選択制御部36等の、複合給湯システムに特有の構成は省略される。
本発明に係る給湯熱源システムの一実施形態例の制御構成を示す要部構成図である。 本発明に係る給湯熱源システムの一実施形態例のシステム構成を模式的に示す要部構成図である。 上記実施形態例において学習記憶される給湯や電力の使用量データ例を示すグラフである。 本発明に係る給湯熱源システムの他の実施形態例に適用される制御構成例を示す説明図である。 本発明に係る給湯熱源システムの他の実施形態例に適用されるコジェネレーション給湯熱源装置の構成を模式的に示す要部説明図である。 図5の給湯熱源システムに適用される制御構成例を示す説明図である。 本発明に係る給湯熱源システムの他の実施形態例における発電装置と貯湯槽との接続例を示す説明図である。 本発明に係る給湯熱源システムの他の実施形態例に適用される補助給湯熱源装置とコジェネレーション給湯熱源装置の給水路との接続構成を模式的に示す要部説明図である。 コジェネレーション給湯熱源装置の構成例とその動作を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 発電装置
2 貯湯槽
3 コジェネレーション給湯熱源装置
4 補助給湯熱源装置
5 給湯器
17 湯張り促進表示指示部
27 追い焚き促進表示指示部
34 排水停止部
35 蓄熱量検出部
36 選択制御部
37 給湯使用量データ検出部
38 給湯使用量関係データ学習記憶部
39 電力使用量データ検出部
40 自動排水実行部
41 時計機構
42 燃焼制御部
43 電力使用量関係データ学習記憶部
44 制御装置
48 貯湯槽内湯使用促進表示部
49 湯送出要求信号出力部
70,73,74 流量センサ
75 追い焚き可否判断部
76 自動湯張り実行部
77 自動追い焚き実行部
101〜111 貯湯槽内湯水温検出センサ

Claims (16)

  1. 発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記発電装置の稼働状況を検出する発電装置稼働状況検出部と、該発電装置稼働状況検出部から得られる情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する発電装置を利用した電力使用量のデータを検出する電力使用量データ検出部と、該電力使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と発電装置利用の電力使用量との関係を電力使用量関係データとして学習記憶する電力使用量関係データ学習記憶部と、前記設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部とを有し、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値と前記電力使用量関係データと前記給湯使用量関係データとを参照し、その時点から予め定めた設定時間以内に貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上に達すると予測される時には前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部を有することを特徴とする給湯熱源システム。
  2. 発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部と、前記湯送出要求信号出力部から出力される貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽内の湯の使用を促す表示を行う貯湯槽内湯使用促進表示部とを有するとともに、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽への湯張り促進表示を指示する湯張り促進表示指示部を有することを特徴とする給湯熱源システム。
  3. 湯送出要求信号出力部から出力される貯湯槽内湯送出要求信号を受けて、貯湯槽内の湯の使用を促す表示を行う貯湯槽内湯使用促進表示部を有することを特徴とする請求項1記載の給湯熱源システム。
  4. 貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽への湯張り促進表示を指示する湯張り促進表示指示部を有することを特徴とする請求項3記載の給湯熱源システム。
  5. 浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示する追い焚き促進表示指示部を有することを特徴とする請求項3記載の給湯熱源システム。
  6. 発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内湯使用促進表示部に浴槽湯水の追い焚き促進表示を指示する追い焚き促進表示指示部を有することを特徴とする給湯熱源システム。
  7. 貯湯槽内湯使用促進表示部は、給湯熱源システムと、該給湯熱源システムと無線または有線の通信回線を用いて接続されたシステム外部の通信端末部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか一つに記載の複合給湯熱源システム。
  8. 貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽から前記給湯路を通して送出し前記浴槽に自動的に湯張りをする自動湯張り実行部を有することを特徴とする請求項1記載の給湯熱源システム。
  9. 発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、1日の整数倍(1以上の整数倍)を周期とする設定周期ごとの時間軸上の各時刻に対する給湯使用量のデータを流量センサから得られる給湯流量の情報と時計機構から得られる時刻情報とに基づいて検出する給湯使用量データ検出部と、該給湯使用量データ検出部により検出した検出データを蓄積して該蓄積データに基づき前記設定周期ごとの時間軸上の時刻と給湯使用量との関係を給湯使用量関係データとして学習記憶する給湯使用量関係データ学習記憶部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、前記貯湯槽の湯を送水して浴槽を含む一つ以上の給湯先に給湯する給湯路が設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに、給湯使用量関係データを参照して前記浴槽への湯張り開始時刻を予測し、前記貯湯槽内湯送出要求信号の出力時刻から前記浴槽への湯張り開始予測時刻までの時間が予め定めた湯張り開始ずれ許容時間以内の時には、予め定められた設定量の湯を前記貯湯槽から前記給湯路を通して送出し前記浴槽に自動的に湯張りをする自動湯張り実行部を有することを特徴とする給湯熱源システム。
  10. 浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内の湯を貯湯槽湯水循環管路に通して循環させ、前記浴槽内の湯水を前記追い焚き熱交換器により追い焚きする自動追い焚き実行部を有することを特徴とする請求項1記載の給湯熱源システム。
  11. 発電装置の排熱を利用して貯湯槽に蓄積した湯を給湯先に給湯するコジェネレーション給湯熱源装置を備えた給湯熱源システムにおいて、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が予め定められる発電許可限界閾値未満の時には発電装置による発電が可能であり、前記貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が発電不許可限界閾値以上の時には発電装置による発電が停止する構成と成しており、前記コジェネレーション給湯熱源装置の稼働状況の蓄熱量検出に関するモニタ情報に基づき貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値を求める蓄熱量検出部と、前記蓄熱量検出部により検出される貯湯槽内の湯の蓄熱量に対応する値が前記発電不許可限界閾値以上に達したときに前記貯湯槽内の湯の送出を求める貯湯槽内湯送出要求信号を出力する湯送出要求信号出力部とを有すると共に、前記浴槽内湯水の水位と温度が共に追い焚き可能な値か否かを検出する追い焚き可否判断部と、浴槽内の湯水を追い焚き熱交換器を介して循環させる追い焚き循環管路と、貯湯槽内の湯水を循環させる貯湯槽湯水循環管路とを有し、前記追い焚き熱交換器は貯湯槽内の湯を前記貯湯槽湯水循環管路を通して循環させる時の湯の熱を利用して前記追い焚き循環管路を通る湯水を加熱する構成と成し、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに追い焚き可否判断部が追い焚き可能と判断したときには、貯湯槽内の湯を貯湯槽湯水循環管路に通して循環させ、前記浴槽内の湯水を前記追い焚き熱交換器により追い焚きする自動追い焚き実行部を有することを特徴とする給湯熱源システム。
  12. 貯湯槽または貯湯槽に接続された配管経路には排水電磁弁と排水通路とが設けられており、湯送出要求信号出力部から貯湯槽内湯送出要求信号が出力されたときに予め定められた設定量の湯を貯湯槽から排水したと仮定した場合に、この排水の開始から終了までの時間と排水後に貯湯槽内に給水を導入する時間が経過する間に貯湯槽からの給湯が行われないと予測されるときには前記排水電磁弁を開けて前記排水通路から貯湯槽内の湯を前記設定量だけ自動的に排水する自動排水実行部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の給湯熱源システム。
  13. 自動排水実行部による排水実行時に貯湯槽を熱源とする給湯が行われたときには、排水電磁弁を閉じて前記自動排水実行部による排水動作を停止させる排水停止部を有することを特徴とする請求項12記載の給湯熱源システム。
  14. コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽と発電装置との間には該発電装置の排熱または前記発電装置の排熱吸収流体の熱を利用して貯湯槽内の水を加熱して湯にする手段が配備され、該手段によって形成された湯を貯湯槽に蓄積し、この貯湯槽の湯を前記給湯路を通して給湯先に供給する構成と成していることを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれか一つに記載の給湯熱源システム。
  15. 通水の水を加熱して作成した湯を給湯先に供給する機能を備えた補助給湯熱源装置がコジェネレーション給湯熱源装置と併設されており、該コジェネレーション給湯熱源装置の貯湯槽から送水される給湯の通路は前記補助給湯熱源装置の給水導入口に連通され、前記貯湯槽の湯のみを熱源として給湯を行うときは、貯湯槽の湯を非加熱駆動状態の補助給湯熱源装置を経由して給湯先へ給湯する構成と成したことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか一つに記載の給湯熱源システム。
  16. 発電装置は水素と酸素を反応させて電気を発生する燃料電池とした請求項1乃至請求項15のいずれか一つに記載の給湯熱源システム。
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