JP2009264707A - 給湯システム - Google Patents

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真一 岡本
Tomoki Kishimoto
知樹 岸本
Enryu Kimura
艶隆 木村
Reina Kusachi
玲奈 草地
Takashi Yashima
崇 八島
晃 ▲高▼林
Akira Takabayashi
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Noritz Corp
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Abstract

【課題】複数の給湯装置で貯湯槽内の湯水を加熱させるタイプの給湯システムにおいて、待機電力の少ない給湯システムを提供する。
【解決手段】貯湯槽1と、貯湯槽1内の湯水を複数の給湯装置2に循環させる循環ポンプ3と、これら給湯装置2の加熱運転の発停を制御するシステムコントローラ4とを備えた給湯システムにおいて、システムコントローラ4に貯湯槽1内の湯温を検出する温度センサ46を備えさせ、温度センサ46の検出温度に基づいて循環ポンプ3の発停を制御させるとともに、システムコントローラ4に各給湯装置2の元電源を遮断可能な電源遮断手段43を備えさせ、各給湯装置2が待機状態にあるときに、電源遮断手段23により全給湯装置2の元電源を遮断状態にする。
【選択図】 図1

Description

この発明は給湯システムに関し、より詳細には、貯湯槽内の湯水を加熱するための給湯装置として複数台の給湯装置を備えた給湯システムに関する。
この種の給湯システムの概略構成を図5に示す。図示のように、この種の給湯システムにおいては、温水を貯留する貯湯槽aの温水を加熱・昇温させるための熱源機として複数台(図示例では3台)の給湯装置b,b,…が用いられるが、これら複数台の給湯装置b,b,…は、それぞれの入水管cが貯湯槽aの下部に接続された主入水管dと接続され、この主入水管dを介して貯湯槽aから湯水の供給を受けることができるように構成されるとともに、各給湯装置bの出湯管eは貯湯槽aの上部に接続された主出湯管fにそれぞれ接続され、各給湯装置bで加熱・昇温された温水を貯湯槽aに供給できるように構成され、さらに、上記主入水管dには、ポンプ制御ユニットgによって運転/停止が制御される循環ポンプhが配設されている。
そして、上記貯湯槽aには貯湯槽内の湯水の温度を検出する湯温検出手段iが設けられ、この湯温検出手段iで検出される温度が所定温度以下になると、ポンプ制御ユニットgが循環ポンプhの運転を開始させて、貯湯槽a内にある湯水を各給湯装置bに強制循環させるように構成されている。
一方、各給湯装置bには、それぞれ内部に図示しない流量検出手段が設けられており、上記循環ポンプhの運転に伴って流量検出手段において所定流量を超える通水が検出されると、各給湯装置bのコントローラ(制御部)jがそれぞれの燃焼部を燃焼させて熱交換器の加熱運転(つまり、入水管cから供給される湯水を熱交換器で加熱・昇温させて出湯管eに導出する運転)を行なうように構成されている。
そして、各給湯装置bのコントローラjは、いずれも集中制御部kと通信可能に接続されており、この集中制御部kにより加熱運転の発停(許可/不許可)が制御されている。つまり、集中制御部kにより加熱運転が許可されている給湯装置bだけが所定流量を超える通水があったときに加熱運転を行なうように構成されている。
ところで、このような従来の給湯システムでは、加熱運転中であるか否かに関係なくすべての給湯装置b,b,…に常時電力を供給している。そのため、並設される給湯装置bの台数が多くなるほど加熱運転を行なわない待機時における各給湯装置bの電力消費(待機電力)が増大し、無駄な電力消費が多くなるという問題がある。
なお、この点に関して、出願人は、給湯能力に応じて加熱運転を行なう給湯装置bの台数を制御(調節)する給湯システムにおいて、待機中の給湯装置bでの電力消費を抑制する方法として、加熱運転を行なう給湯装置とは異なる他の給湯装置(つまり待機中の給湯装置)への電力供給を遮断する給湯システムを提案している(特許文献1参照)。
特開2004−293807号公報
しかしながら、貯湯槽aを備える給湯システムにおいては、循環ポンプhが運転を開始するときには、故障等の理由で加熱運転を許可できない給湯装置bを除き、原則としてすべての給湯装置bに対して集中制御部kがほぼ同時期に加熱運転の許可を与えるので、特許文献1に示すような給湯装置bの台数制御を前提とした手法を適用することはできない。
しかも、この種の給湯システムにおいては、循環ポンプhの運転/停止の制御を行なうポンプ制御ユニットgと各給湯装置bに加熱運転の許可を与える集中制御部kとは別体に構成され、それぞれが独立して制御を行なっているため、循環ポンプhの停止によりすべての給湯装置b,b,…が待機となっても、少なくとも1台の給湯装置bについては電力を供給維持しておかなければ、循環ポンプhの運転再開による通水を給湯装置側(集中制御部側)で検出することができない。つまり、従来の貯湯槽aを有する給湯システムにおいては、待機中であっても少なくとも1台には電力が供給され、その分の電力(待機電力)が無駄に消費されていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数の給湯装置で貯湯槽内の湯水を加熱させるタイプの給湯システムにおいて、加熱運転の待機時にすべての給湯装置への電力供給を遮断可能とし、待機電力の少ない給湯システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る給湯システムは、貯湯槽と、その貯湯槽内の湯水を複数の給湯装置に循環させる循環ポンプと、その複数の給湯装置における加熱運転の発停を制御する集中制御部とを備えた給湯システムにおいて、上記集中制御部は、上記貯湯槽内の湯温を検出する湯温検出手段と、各給湯装置の元電源の供給/遮断を制御する電源遮断手段とを備え、上記湯温検出手段の検出温度に基づいて上記循環ポンプの発停を制御するとともに、加熱運転の待機時に上記電源遮断手段により全給湯装置の元電源を遮断状態に維持する同時電源遮断モードを備えたことを特徴とする。
すなわち、本発明の給湯システムでは、集中制御部が、貯湯槽内の湯温を検出する湯温検出手段を備え、この湯温検出手段の検出温度に基づいて循環ポンプの発停(運転/停止)を制御するように構成されているので、集中制御部側で循環ポンプの状態(運転/停止のいずれの状態にあるか)を把握できる。そして、集中制御部には、全給湯装置の元電源を遮断状態に維持する同時電源遮断モードが備えられているので、貯湯槽内の湯水の加熱が不要なときには全給湯装置への元電源を遮断状態にして給湯装置による待機電力の消費をなくすことができる一方、貯湯槽内の湯水の温度低下等により循環ポンプの運転を開始させる場合には、循環ポンプの運転開始に先立って同時電源遮断モードを解除することで、循環ポンプの運転開始によって各給湯装置に発生する通水を給湯装置側で確実に検出することができる。
そして、本発明はその好適な実施態様として、上記集中制御部が上記循環ポンプに対する駆動指令を出力する前に、各給湯装置が備える流量調整弁の制御位置が所定開度となっているか否かを判定する開度判定処理と、その開度判定処理の結果が否定的なものであった場合に上記所定開度となるように制御する開度調整処理とを実施する制御構成を備えたことを特徴とする。
すなわち、この実施態様によれば、集中制御部が循環ポンプに対する駆動指令を出力する前に、各給湯装置の流量調整弁が所定開度に開いているかがその制御位置に基づいて判定(開度判定処理)され、所定開度に達していなければ所定開度になるように制御される(開度調整処理)。このような制御を行なうのは、循環ポンプの運転を開始させた際に、一部の給湯装置の流量調整弁が全閉またはそれに近い状態(開度が狭い状態)にあると、その他の給湯装置に通水が偏って水量センサ等に過度の負担をかけ、その結果、水量センサ等の消耗破損の原因になることから、そのような事態が起こらないように、循環ポンプの運転開始前に各給湯装置の流量調整弁を所定開度に開いて偏った通水の発生を防ぎ、水量センサ等の消耗を防止するためである。
なお、このような偏った過度の通水は、給湯装置内に流量調整弁が複数ある場合にはそれらの一部が全閉またはそれに近い状態にある場合にも生じ得る。そして、このような給湯装置内での偏った通水によっても水量センサ等の消耗破損は起こり得るので、給湯装置内に複数の流量調整弁がある場合にはそれらのすべてについて開度判定処理と開度調整処理を行なうように構成するのが望ましい。
また、この実施態様はその実施にあたり、上記集中制御部が上記同時電源遮断モードを解除してから上記循環ポンプに対する駆動指令を出力するまでの間に上記開度判定処理および開度調整処理の双方を実行するように構成したり、あるいは、上記集中制御部が上記同時電源遮断モードに移行する前に少なくとも上記開度判定処理のみを実行してその結果を不揮発性の記憶手段に記憶し、上記開度調整処理は上記集中制御部が上記同時電源遮断モードを解除してから上記循環ポンプに対する駆動指令を出力するまでの間に上記記憶手段に記憶された結果に基づいて実行するように構成することができる。
さらには、上記開度判定処理および開度調整処理は故障判定処理中の給湯装置を含むすべての給湯装置を対象として行ない、上記集中制御部が上記循環ポンプを起動後に故障判定中の給湯装置は故障判定処理に復帰させるようにすることもできる。
また、本発明は他の好適な実施態様として、上記集中制御部は、上記循環ポンプの起動後、各給湯装置における加熱運転を所定の時間差で順次、許可する制御構成を備えたことを特徴とする。
すなわち、この実施態様によれば、循環ポンプの起動後における各給湯装置に対する加熱運転の許可が、所定の時間差で順次各給湯装置に対してなされるので、各給湯装置が同時に加熱運転を開始することが回避される。したがって、給湯システム全体では燃料消費が急激に上昇するのを防止でき、誤って燃料漏れと判定されることを防止できる。
本発明によれば、集中制御部が、貯湯槽内の湯温を検出する湯温検出手段と、各給湯装置の元電源の供給/遮断を制御する電源遮断手段とを備え、湯温検出手段の検出温度に基づいて上記循環ポンプの発停を制御するとともに、加熱運転の待機時に上記電源遮断手段により全給湯装置の元電源を遮断状態に維持する同時電源遮断モードを備えていることから、たとえば、貯湯槽内の湯水が高温に維持されているときのように給湯装置による加熱運転が必要ないときには同時電源遮断モードによってすべての給湯装置への元電源を遮断でき、給湯装置による待機電力の消費をなくすことができる。
しかも、貯湯槽内の湯水の温度低下等により循環ポンプの運転を開始させる必要が生じた場合には、循環ポンプの運転開始に先立って同時電源遮断モードを解除することで、循環ポンプの運転開始によって各給湯装置に発生する通水を給湯装置側で確実に検出することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施形態1
図1は、本発明を適用した給湯システムの概略構成を示す説明図である。また、図2は同給湯システムの電源供給経路並びに通信系統を示す説明図である。
これらの図に示す給湯システムは、主に大量の出湯要求がある場所(たとえば、ホテルの大浴場など)に設置されるいわゆる業務用の給湯システムであって、図1に示すとおり、温水を貯留するための貯湯槽1と、この貯湯槽1内の湯水を加熱するための複数(図示例では3台)の給湯装置2,2,…と、貯湯槽1内の湯水を給湯装置2,2,…に循環させる循環ポンプ3と、給湯装置2,2,…における加熱運転の発停を制御するシステムコントローラ(集中制御部)4とを主要部として構成されている。
貯湯槽1は、給湯用の温水を貯留するタンクで構成され、この貯湯槽1には給湯用の給湯配管Aと、貯湯槽1内の湯水を加熱するための加熱用配管Bと、貯湯槽1への給水用の給水配管Cとが接続されている。
給湯配管Aは、給湯用の先栓5に温水を案内するための配管であって、この給湯システムでは、貯湯槽1と先栓5との間で温水を循環させる構造の循環配管6で構成されており、先栓5から貯湯槽1への戻り経路上に給湯用の循環ポンプ7が設けられている。つまり、この給湯システムでは、先栓5が閉じられている状態でも給湯用の循環ポンプ7を運転させることによって循環配管6の湯水の温度が低下するのを防止できる(常時高温の温水の給湯ができる)ようになっている。
一方、加熱用配管Bは、貯湯槽1内の湯水を給湯装置2,2,…との間で循環させるための配管であって、各給湯装置2の入水管10に接続される主入水管8と、各給湯装置2の出湯管11に接続される主出湯管9とで構成されており、本実施形態では上記主入水管8に上記循環ポンプ3が設けられている。なお、図示のように、上記主入水管8は貯湯槽1の下部に接続され、また、主出湯管9は貯湯槽1の上部に接続される。これは、貯湯槽1内の下層に滞留する温度の低い湯水を給湯装置2で加熱・昇温させることができるようにするためである。
給水配管Cは、上水道などの水源からの上水を貯湯槽1に導くための配管であり、図示例ではこの給水配管Cは上記循環配管6を介して貯湯槽1に接続されている。
各給湯装置2は、入水管10から供給される湯水を加熱・昇温させて出湯管11から出湯できるように構成された湯水加熱用の熱源機であって、本実施形態では、ガズ又はオイルを燃料とする燃焼部によって熱交換器を加熱する公知の給湯装置が使用される。
図3は、この給湯装置2の通水経路の概要を示す説明図である。図示のように、この給湯装置2においては、熱交換器12の一端に入水管10が接続されるとともにその他端には出湯管11が接続される。なお、熱交換器12の本体は燃焼缶体13内に収容され、図示しない燃焼部(バーナ)によって加熱可能に構成されている。
また、入水管10と出湯管11との間には熱交換器12をバイパスする通水経路を構成するバイパス管14が配設されている。そして、この図3に示す給湯装置2では、給湯装置内の通水を制御する流量調整弁として出湯流量調整弁15とバイパス流量調整弁16とが設けられている。具体的には、出湯流量調整弁15は、熱交換器12からの出湯流量を制御するための流量調整弁であって、図示のように出湯管11においてバイパス管14との合流点の上流側に設けられている。一方、バイパス流量調整弁16は、バイパス管14の流量を制御する流量調整弁であってバイパス管14に設けられている。
これら流量調整弁15,16は、いずれも給湯装置2のコントローラ20(制御部21)により制御可能とされている。すなわち、これら流量調整弁15,16は、それぞれが弁体の駆動源としてステッピングモータを備えており、コントローラ20によってこれらステッピングモータの制御位置(ステップ数)を設定することで弁開度の調整ができるように構成されている。
また、図3において符号17は水量センサを示している。この水量センサ17は内部に通水を受けて回転する羽根車を備えており、この羽根車の回転を検出することによって通水流量を検出可能とされ、その検出信号はコントローラ20に入力されるように構成されている。
コントローラ20は、各給湯装置2にそれぞれ設けられる制御装置であって、給湯装置各部を制御する制御部21と、給湯装置各部に電源(電力)を供給する電源部22とを備えている(図2参照)。
制御部21は、CPU,ROM,RAMなどを有するマイクロコンピュータ(図示せず)を制御中枢として備えており、燃焼部の燃焼制御や上述したステッピングモータの制御などの各種制御を行なうように構成されている。たとえば、上記水量センサ17により一定流量以上の通水が検出されると、所定の手順に従って燃焼量(目標熱量)を設定して燃焼部での燃焼を開始させて熱交換器12による通水の加熱(加熱運転)を開始し、また、出湯流量調整弁15やバイパス流量調整弁16による流量制御を行なうときには、各流量調整弁15,16の目標開度に応じてステッピングモータのステップ数を設定してステッピングモータに駆動信号を与えるなどの制御を実行するように構成されている。
また、この制御部21は、通信線25を介して上記システムコントローラ4の制御部41と通信可能に接続されており、システムコントローラ4による制御を受けるようにも構成されている。たとえば、システムコントローラ4から加熱運転の許可が与えられた場合にのみ燃焼部での燃焼を許容し(換言すれば、加熱運転の許可がなければ一定流量以上の通水が検出されても燃焼を行なわず)、また、システムコントローラ4からの指令に基づいて流量調整弁15,16を制御するなどの各種制御を受ける。また、給湯装置2の故障を検出した場合には、流量調整弁を全閉とするなどの故障判定処理を実行するとともにその旨をシステムコントローラ4に報知するなど、システムコントローラ4とデータの共有なども行なうように構成される。
電源部22は、電源線26を介してシステムコントローラ4から電源(AC100V)の供給を受けて給湯装置各部へ供給する電力を生成する電源装置を備えている。
循環ポンプ3は、貯湯槽1内の湯水を各給湯装置2に強制的に循環させるためのポンプであって、この循環ポンプ3を運転させることにより、貯湯槽1内の下層に貯留する湯水が主入水管8を介して各給湯装置2の入水管10、熱交換器12、出湯管11を経て主出湯管9に導かれて貯湯槽1の上層に戻るようにされている。そして、本実施形態では、この循環ポンプ3は信号線27を介して与えられる駆動信号によってシステムコントローラ4によりその発停(運転/停止)が制御されるように構成される。
システムコントローラ4は、主として給湯装置2の加熱運転の発停(加熱運転の許可/不許可)を制御する集中制御部を構成するもので、図2に示すように、システムコントローラ4の筐体40内に制御部41と電源部42と電源遮断手段43とを主要部として備えるとともに、筐体40の外部にリモコン45と温度センサ(湯温検出手段)46とを備えている。
上記制御部41は、CPU,ROM,RAMなどを有するマイクロコンピュータ(図示せず)を制御中枢として備えており、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、各給湯装置の集中制御並びに循環ポンプ3の発停制御、さらには待機時の省電力制御(同時電源遮断モード)等の各種制御を行なうように構成されている。
電源部42は、外部の商用電源44から電源供給を受けて、システムコントローラ4の各部に供給する電力を生成するとともに、商用電源44から供給を受けた電源(AC100V)を各給湯装置2の元電源として供給する電源装置で構成されている。
電源遮断手段43は、上記制御部41の制御を受けて、上記電源部42から各給湯装置2に対して供給される元電源を一斉に遮断可能(換言すれば、すべての給湯装置2,2,…に対する元電源の供給を一括して遮断可能)に構成された電源遮断回路を備えている。具体的には、この電源遮断回路としては、制御部41からの制御信号によって接点の閉成/開放(元電源の供給/遮断)の切り替えができるリレー(図示せず)が好適に用いられる。なお、この電源遮断手段43は、各給湯装置2に対する元電源を一斉に遮断可能であれば上記リレー以外の他の回路や素子を用いて構成することも勿論可能である。
リモコン45は、給湯システムの遠隔操作を行なうための操作装置であり、このリモコン45において操作された事項は通信線47を介してシステムコントローラ4の制御部41に取り込まれる。温度センサ46は、貯湯槽1内の湯水の温度を検出するための湯温検出手段であって、その検出信号は通信線48を介してシステムコントローラ4の制御部41に取り込まれ、制御部41において監視可能に構成されている。ここで、図1では、この温度センサ46を貯湯槽1内に1基設けた場合を図示しているが、この温度センサ46は貯湯槽1内に複数基設けられていてもよい。なお、この温度センサ46で検出される温度は後述するシステムコントローラ4による循環ポンプ3の発停制御に利用される。
しかして、このように構成された給湯システムの動作について図4に基づいて説明する。
本実施形態に示す給湯システムでは、上述したように、上記温度センサ46によって検出される貯湯槽1内の湯水の温度がシステムコントローラ4の制御部41において監視可能に構成されていることから、制御部41ではこの温度センサ46の検出温度に基づいて循環ポンプ3の発停(運転/停止)制御を実行する、図4は、この循環ポンプ3の発停制御の一例を示すフローチャートである。
システムコントローラ4の制御部41は、温度センサ46の検出温度を常時又は一定周期で監視して、貯湯槽1内の湯水の温度が予め設定された所定温度x℃以下になったか否かを判断する(図4ステップS1参照)。ここで、上記所定温度x℃は、後述する給湯装置2による加熱運転を開始させるきっかけとなる温度であり、この温度は適宜設定される。
そして、貯湯槽1内の湯水の温度がx度以下になったと判定すると、制御部41は同時電源遮断モード(このモードの詳細は後述する)を解除して、上記電源遮断手段43による電源遮断を解いて(本実施形態ではリレー接点を閉成させて)、電源部42から各給湯装置2の電源部22への電源供給を開始させる(図4ステップS2参照)。これにより各給湯装置2には元電源の供給が開始され、各給湯装置2の制御部21が動作を開始する。そして、各給湯装置2の制御部21は動作を開始するとシステムコントローラ4の制御部41と通信を行ない、給湯装置2が単独で(システムコントローラ4なしに)運転するのではなく、システムコントローラ4による制御を受けることを認識する。
このようにして、各給湯装置2に元電源を供給すると、次に、システムコントローラ4は、各給湯装置2が備える流量調整弁(本実施形態では、出湯流量調整弁15及びバイパス流量調整弁16)の制御位置が所定開度となっているか否かの判断(開度判定処理)を行ない(図4ステップS3参照)、その判断が肯定的であれば、循環ポンプ3に駆動指令を与えて循環ポンプ3の運転を開始させ(図4ステップS4−1参照)、貯湯槽1内の湯水を各給湯装置2に強制的に循環させる。
ところで、本実施形態では、この開度判定処理は、システムコントローラ4が各給湯装置2から送信される所定の信号を受信したか否かによって判断するように構成される。すなわち、本実施形態では、各給湯装置2の制御部21の制御プログラムにおいて、制御部21が元電源の供給開始とともにシステムコントローラ4による制御を受けることを認識すると、はじめに、自身が備える流量調整弁(出湯流量調整弁15及びバイパス流量調整弁16)のステッピングモータを所定のポジション(所定の制御位置)に設定し、その設定が完了するとその旨(ポジションOK)を示す所定の信号をシステムコントローラ4に送信するように設定される。その際、本実施形態では、故障判定処理によって流量調整弁を閉じている給湯装置2も同様の処理(つまり、ステッピングモータのポジション設定と信号の送信)を行なうように構成される。これは循環ポンプ3の起動時には特に偏った通水が発生しやすいので、そのような事態の発生を可能な限り抑制するためである。そして、システムコントローラ4は、すべての給湯装置2,2,…からこの信号を受信すると、すべての給湯装置2,2,…の流量調整弁の制御位置が所定開度となっていると判定する。
ここで、循環ポンプ3の運転を開始させる前に、システムコントローラ4で各給湯装置2の開度判定処理を行なうように構成しているのは、いずれかの給湯装置2において流量調整弁が全閉又はそれに近い状態(つまり通水が極端に少ない状態)にあると、この状態で循環ポンプ3の運転を開始させるとその他の給湯装置2に過度の通水が発生し、当該給湯装置2の水量センサ17や給湯装置2内の配管に過度の負担がかかって水量センサ17等の消耗破損の原因になるから、そのような過度の負担の発生を未然に回避するためである。
そのため、このステッピングモータのポジション(制御位置)の設定は、可能な限り各給湯装置2に均一に流量分散されるポジションに設定するのが望ましい。その一方で、水量センサ17等への負担は、通水の少ない給湯装置2が多ければ多いほど、また、循環ポンプ3の能力が高ければ高いほど大きくなる。したがって、上述した制御部21におけるステッピングモータのポジション(上記所定の制御位置)をどのように設定するか(換言すれば、弁開度をどの程度にするか)は、給湯装置2の台数や循環ポンプ3の能力等の施工条件を勘案して経験値に基づいて決定される。なお、この設定は、施工条件が変更される場合を考慮し、施工現場でも変更可能なようにしておくことが望ましい。なお、その構成としては、たとえば制御部21にディップスイッチ等の設定手段を設け、この設定手段により変更可能にしたり、あるいは、リモコン45により設定変更可能に構成することができる。
なお、このような水量センサ17等への負担は、各給湯装置2内に流量調整弁が複数ある場合には、それらの一部(たとえばバイパス流量調整弁16)が全閉またはそれに近い状態にある場合にも起こり得る。したがって、本実施形態では、開度判定処理にあたり、制御部21は、すべての流量調整弁についてステッピングモータのポジションを所定の制御位置に設定するように構成される。
これに対し、図4ステップS3の判定が否定的、つまり、いずれかの給湯装置2からポジションOKを示す所定の信号が得られなかった場合は、図4ステップS4−2に移行して、システムコントローラ4は開度調整処理を実行する。
すなわち、この場合、制御部41はポジションOKの信号を受信できなかった給湯装置2に対して、流量調整弁を所定開度となるように制御すべき旨の指令を与える。つまり、この場合、当該給湯装置2に対して流量調整弁のステッピングモータを制御部21に設定されているポジション(所定の制御位置)にさせる指令を与える。これにより、当該給湯装置2からポジションOKを示す信号が返信されると、図4ステップS3の判断が肯定的となり、循環ポンプ3を運転できるようになる。
このようにして、すべての給湯装置2からポジションOKの信号を受信すると、循環ポンプ3が運転を開始し(図4ステップS4−1)、これに伴って各給湯装置2には上述した一定流量以上の通水が検出されるようになり、各給湯装置2は加熱運転が可能な状態となる。なお、これに関連して、上述した故障判定中(エラーが検出され、所定の処理がなされた以降の状態)の給湯装置2については、循環ポンプ3起動後、たとえば一定期間が経過した時点で流量調整弁を閉じて故障判定処理に復帰させる。これは、循環ポンプ3の起動からある程度時間が経過すると通水が安定するので、それ以降は当初の故障判定処理動作に復帰させるのが望ましいからである。
ここで、各給湯装置2の制御部21は、上述したように、システムコントローラ4(制御部41)から加熱運転の許可が与えられた場合にのみ燃焼部での燃焼を許容するように構成されている。これに対し、本実施形態のシステムコントローラ4は、循環ポンプ3の起動後、各給湯装置2に対する加熱運転の許可を所定の時間差(たとえば、数秒ないし数分の時間差)で順次与えるように構成されている。
これは、加熱運転の許可を複数の給湯装置に対して同時に与えると、許可が与えられた給湯装置2,2,…の燃焼部がほぼ同時に燃焼を開始し、燃料の消費量が急激に増大することとなるが、この種の給湯システムに対する燃料の供給経路には燃料漏れを検知する検知器が設けられていることが多く、その多くは急激な燃料使用量の増加は燃料漏れと判断するように構成されている。そのため、複数の給湯装置に対して同時に加熱運転の許可を与えると検知器が燃料漏れと判断する可能性があるので、本実施形態では、各給湯装置2に対して時間差を設けて加熱運転の許可を与えることで、検知器が誤動作するのを防止している。
なお、本実施形態に示すように貯湯槽1を備える給湯システムにおいては、貯湯槽1の容量が大きく、しかも、貯湯槽1内の湯水の温度が低下すると、給湯能力を確保するために速やかに上昇させる必要があるので、上述した加熱運転の許可は故障等により加熱運転を行なえない給湯装置を除くすべての給湯装置2,2,…に対して与えられる。
このようにして、各給湯装置2に加熱運転の許可が与えられると、各給湯装置2による加熱運転が開始され、貯湯槽1内の湯水の温度は上昇する。そして、システムコントローラ4は、この温度上昇も上記温度センサ46で監視し、貯湯槽1内の温度が加熱運転を停止させる条件である所定温度y℃(なお、yはx<y)に達すると(図4ステップS5参照)、循環ポンプ3の運転を停止させるとともに、各給湯装置2に対する電源供給を遮断する(図4ステップS6参照)。
すなわち、循環ポンプ3を停止させることにより各給湯装置2への通水が停止するので、各給湯装置2の制御部21は燃焼部での燃焼を停止させて待機状態になる。本発明では、このような待機状態における各給湯器2の電力消費を削減することを目的として、システムコントローラ4の制御部41には同時電源遮断モードが設定されており、循環ポンプ3の運転を停止させた後に(つまり、各給湯装置2が待機状態になったことを条件として)システムコントローラ4の制御部41が同時電源遮断モードに移行する。これにより、制御部41が電源遮断手段43に電源遮断を指示し、電源供給が遮断(本実施形態ではリレー接点を開放)され、電源部42から各給湯装置2の電源部22への電力供給が停止される。
したがって、制御部41が同時電源遮断モードにあるときには各給湯装置2には電力がまったく供給されず、給湯装置2側で電力が消費されるのが防止される。その一方で、貯湯槽1内の湯水の温度低下により循環ポンプ3の運転を開始させる必要が生じた場合には、循環ポンプ3の運転開始に先立って同時電源遮断モードが解除され(図4ステップS2参照)、各給湯装置2には予め電力が供給されるので、循環ポンプ3の運転開始に伴って加熱運転が可能とされる。
そのため、本実施形態の給湯システムによれば、複数の給湯装置で貯湯槽内の湯水を加熱させるタイプの給湯システムにおいて、加熱運転の待機時にすべての給湯装置への電力供給が遮断可能で、待機電力の少ない給湯システムを提供することができる。
実施形態2
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態は、上記第1の実施形態における流量調整弁の開度判定処理および開度調整処理の実施態様を改変している。
すなわち、上述した実施形態1では、制御部41が同時電源遮断モードを解除してから循環ポンプ3に対する駆動指令を出力するまでの間に開度判定処理及び開度調整処理を実行する場合を示したが、本実施形態では、これらの処理を制御部41が同時電源遮断モードに移行する前に予め実行し、その際のステッピングモータのポジションを、各給湯装置2の制御部21に維持させるように構成される。すなわち、同時電源遮断モードの期間中は、各給湯装置2に対する電源供給が絶たれており、この間は制御部21による流量調整弁の制御は行なえないが、電源供給が絶たれている状態でも制御信号が入力されない限り流量調整弁(その駆動用のステッピングモータ)は現在位置を維持するので、本実施形態では、このような特性を利用してステッピングモータのポジションを維持している。
具体的には、本実施形態では、たとえば、貯湯槽1の湯温がy℃(またはその付近)になって制御部41が循環ポンプ3の運転を停止させる段階(同時電源遮断モードに移行する直前)に開度判定処理及び開度調整処理を実行し、制御部41が同時電源遮断モードに移行して再びこれを解除するときまで、流量調整弁にそのときの開度を維持させるように構成される。
これにより、システムコントローラ4が循環ポンプ3の運転を開始させるときには、各給湯装置2の流量調整弁はすでに所定の開度になっているので、上述した実施形態1の場合と同様に、循環ポンプ3の運転開始により水量センサ17等に過度の負担が掛かるのが防止される。
なお、その他の構成は実施形態1と同様であり、本実施形態においても実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
実施形態3
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態は上記第1および第2の実施形態における流量調整弁の開度判定処理及び開度調整処理の実施態様をさらに改変している。
すなわち、この実施態様では、上記開度判定処理は各給湯装置2の制御部21が行なうこととされ、その処理内容は、システムコントローラ4の制御部41によって同時電源遮断モードへ移行する前または同時電源遮断モードを解除してから循環ポンプ3に対する駆動指令を出力するまでの間に、制御部21が現在の流量調整弁の制御位置が所定開度となっているかを確認し、所定開度にあれば、その旨(ポジションOK)の信号の送信のみを行なう(同時電源遮断モードへ移行する前に現在の制御位置の確認を行なう場合には、元電源が遮断される直前に制御手段21に設けた不揮発性の記憶手段に開度判定処理の結果(たとえば、判定結果が否定的である旨、または現在の制御位置)を記憶する。
一方、開度調整処理も各給湯装置2の制御部21が行なうこととされ、その処理内容は、開度判定処理において否定的な判定がなされた場合に流量調整弁が所定開度となるように制御し(同時電源遮断モードへ移行する前に上記開度判定処理を行なっていた場合には不揮発性の記憶手段に記憶されたデータに基づいて開度調整処理を行ない)、その後にポジションOKの信号をシステムコントローラ4に送信する。
このように、本実施形態では、開度判定処理及び開度調整処理の双方を各給湯装置2の制御部21の主導で行ない、システムコントローラ4はすべての給湯装置2,2,…からポジションOKの信号を受信したことを条件に循環ポンプ3を起動するように構成される。
これにより、本実施形態においてもシステムコントローラ4が循環ポンプ3の運転を開始させるときには、各給湯装置2の流量調整弁はすでに所定の開度になっているので、上述した実施形態1の場合と同様に、循環ポンプ3の運転開始により水量センサ17等に過度の負担が掛かるのが防止される。
なお、その他の構成は実施形態1,2と同様であり、本実施形態においても実施形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
なお、上述した実施形態はあくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれらに限定されることなくその範囲内で種々の設計変更が可能である。
たとえば、上述した実施形態では、システムコントローラ4が3台の給湯装置2,2,…を集中制御する場合を示したが、給湯装置の台数は複数であれば2台や4台以上であってもよい。
また、上述した実施形態では、システムコントローラ4を給湯装置2とは別体に構成した場合を示したが、たとえば、いずれか1台の給湯装置2に内蔵するように構成することもできる。なお、その場合、他の給湯装置1はシステムコントローラ4が内蔵される給湯装置2から電源の供給を受けるように構成してもよい。
また、上述した実施形態では、流量調整弁の開度判定処理にあたり、各給湯装置2の制御部21が元電源の供給開始とシステムコントローラ4による制御を受けることの認識とを条件に自動的にステッピングモータのポジションを所定の制御位置に設定するように構成した場合を示したが、システムコントローラ4から開度判定処理の開始を示す信号を受信したことを条件にステッピングモータのポジション設定を行なうように構成することもできる。
また、上述した実施形態では、流量調整弁の開度判定処理におけるステッピングモータのポジションが制御部21側で決定される場合を示したが、たとえば、システムコントローラ4側でポジションを決定して各給湯装置2に指示するように構成することもできる。
なお、ここで開度判定処理についてまとめると、開度判定処理は、システムコントローラ4の制御部41または給湯装置2の制御部21が、流量調整弁に対して駆動信号を出力し、その結果、流量調整弁の制御位置を所定のポジションに移動させ得たか否かを判定するものと、流量調整弁に対する駆動指令を出力することなく、流量調整弁の現在の制御位置(制御部自身が認識しているステップ数)が所定の位置にあるか否かを確認するものとがある。一方、開度判定処理の実施時期は、同時電源遮断モードへの移行前に開度判定処理を終了させ、かつ、その結果をシステムコントローラ4に出力しておくもの(すなわち、同時電源遮断モードへの移行前にすべての開度判定処理がするもの)と、同時電源遮断モードへの移行前に現在の制御位置を不揮発性メモリに記憶させておき、同時電源遮断モード解除後、記憶内容に基づき、所定のポジションにあるか否かを判定するもの(すなわち、同時電源遮断モードへの移行前と解除後にまたがって開度判定処理が実施されるもの)と、同時電源遮断モード解除後にすべての開度判定処理を実施するものとがある。
また、上述した実施形態では、電源遮断手段43は各給湯装置2に対して供給される元電源を一斉に遮断可能な構成を備える場合を示したが、たとえば、接続される給湯装置2ごとにリレー及びリレー接点を設け、あるいは給湯装置数台ごとに共通のリレー及びリレー接点を設けることも可能である。要は、同時電源遮断モードのときにすべての給湯装置2,2,…に対する元電源の供給を遮断できるように構成されていればよい。
本発明を適用した給湯システムの概略構成を示す説明図である。 同給湯システムの電源供給経路並びに通信系統を示す説明図である。 同給湯システムにおける給湯装置の通水経路の概要を示す説明図である。 同給湯システムにおける循環ポンプの発停制御の一例を示すフローチャートである。 従来の給湯システムの概略構成を示す説明図である。
符号の説明
1 貯湯槽
2 給湯装置
3 循環ポンプ
4 システムコントローラ(集中制御部)
8 主入水管
9 主出湯管
10 入水管
11 出湯管
12 熱交換器
14 バイパス管
15 出湯流量調整弁(流量調整弁)
16 バイパス流量調整弁(流量調整弁)
17 水量センサ
20 給湯装置のコントローラ
41 システムコントローラの制御部
42 システムコントローラの電源部
43 電源遮断手段
45 リモコン
46 温度センサ(湯温検出手段)
A 給湯用配管
B 加熱用配管
C 給水用配管

Claims (6)

  1. 貯湯槽と、その貯湯槽内の湯水を複数の給湯装置に循環させる循環ポンプと、その複数の給湯装置における加熱運転の発停を制御する集中制御部とを備えた給湯システムにおいて、
    前記集中制御部は、前記貯湯槽内の湯温を検出する湯温検出手段と、各給湯装置の元電源の供給/遮断を制御する電源遮断手段とを備え、前記湯温検出手段の検出温度に基づいて前記循環ポンプの発停を制御するとともに、加熱運転の待機時に前記電源遮断手段により全給湯装置の元電源を遮断状態に維持する同時電源遮断モードを備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記集中制御部が前記循環ポンプに対する駆動指令を出力する前に、
    各給湯装置が備える流量調整弁の制御位置が所定開度となっているか否かを判定する開度判定処理と、その開度判定処理の結果が否定的なものであった場合に前記所定開度となるように制御する開度調整処理とを実施する制御構成を備えたことを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記集中制御部が前記同時電源遮断モードを解除してから前記循環ポンプに対する駆動指令を出力するまでの間に前記開度判定処理および開度調整処理を実行する制御構成を備えたことを特徴とする請求項2に記載の給湯システム。
  4. 前記集中制御部が前記同時電源遮断モードに移行する前に少なくとも前記開度判定処理のみを実行してその結果を不揮発性の記憶手段に記憶し、前記開度調整処理は前記集中制御部が前記同時電源遮断モードを解除してから前記循環ポンプに対する駆動指令を出力するまでの間に前記記憶手段に記憶された結果に基づいて実行する制御構成を備えたことを特徴とする請求項2に記載の給湯システム。
  5. 前記開度判定処理および開度調整処理は故障判定処理中の給湯装置を含むすべての給湯装置を対象として行ない、前記集中制御部が前記循環ポンプを起動後に故障判定中の給湯装置は故障判定処理に復帰させる制御構成を備えた請求項2から4のいずれかに記載の給湯システム。
  6. 前記集中制御部は、前記循環ポンプの起動後、各給湯装置における加熱運転を所定の時間差で順次、許可する制御構成を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の給湯システム。
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