JP3714209B2 - 給湯システム - Google Patents

給湯システム Download PDF

Info

Publication number
JP3714209B2
JP3714209B2 JP2001233375A JP2001233375A JP3714209B2 JP 3714209 B2 JP3714209 B2 JP 3714209B2 JP 2001233375 A JP2001233375 A JP 2001233375A JP 2001233375 A JP2001233375 A JP 2001233375A JP 3714209 B2 JP3714209 B2 JP 3714209B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
water supply
storage tank
heat storage
connection unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001233375A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003042544A (ja
Inventor
義雄 時岡
孝悦 清水
哲也 渡辺
良彦 田中
嘉史 跡部
宏和 桑原
康二 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritz Corp
Original Assignee
Noritz Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritz Corp filed Critical Noritz Corp
Priority to JP2001233375A priority Critical patent/JP3714209B2/ja
Publication of JP2003042544A publication Critical patent/JP2003042544A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3714209B2 publication Critical patent/JP3714209B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、太陽熱等の補助熱源によって生成された温水を蓄熱槽に貯留しておき、この温水を、上水と混合可能な給湯接続ユニットを介して、給湯器に送出するようにした給湯システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
補助熱源を利用した給湯システムとしては、例えば、太陽熱を利用して温水を生成する太陽熱利用温水器と給湯器とを組み合わせた給湯システムが従来から一般的に知られている。
【0003】
こういった、給湯システムでは、図4に示すように、太陽熱を利用して生成された温水を貯留する蓄熱槽51を備えている太陽熱利用温水器50と給湯器70とが、給湯接続ユニット60を介して接続されており、給湯時には、太陽熱利用温水器50の蓄熱槽51に貯留された温水が給湯接続ユニット60を介して給湯器70に送出されるが、給湯接続ユニット60は、蓄熱槽51に貯留された温水を単に給湯器70に送出するだけではなく、必要に応じて、蓄熱槽51から送出される温水に上水を混合した状態で給湯器70に送出することができるように、給湯接続ユニット60には、全開で蓄熱槽51から送出された温水のみを給湯器70に送出し、全閉で上水のみを給湯器70に送出する混合調節弁61が搭載されている。
【0004】
従って、給湯器70に対して設定された給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽51に貯留されている場合は、給湯接続ユニット60の混合調節弁61が、蓄熱槽から送出される給湯設定温度以上の温水と上水とを適宜混合することによって、目標温度である給湯設定温度の温水を生成し、これを給湯器70に送出する。一方、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽51に貯留されていない場合は、給湯接続ユニット60の混合調節弁61が、蓄熱槽51から送出される給湯設定温度を下回る温水を、上水と適宜混合することによって、固定温度まで強制的に下げた状態で給湯器70に送出し、給湯器70のバーナーを燃焼させることによって目標温度である給湯設定温度の温水を生成することになる。
【0005】
また、給湯接続ユニット60には、同図に示すように、蓄熱槽51と混合調節弁61の温水入口側とを接続する温水供給管81に電磁弁62が設置されており、給湯器70の運転スイッチがONされていない状態では、電磁弁62を閉じることによって蓄熱槽51からの温水の送出を強制的に遮断するようになっている。このため、従来の給湯システムでは、蓄熱槽51に貯留された温水を利用して給湯を行おうとすると、給湯器70の運転スイッチを必ずONしなければならなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こういった給湯システムでは、上述したように、給湯設定温度以上の温水が蓄熱槽51に貯留されていない場合は、蓄熱槽51から送出される温水を、給湯接続ユニット60が上水と混合することで固定温度まで一旦下げた後、給湯器70が再度加熱することによって、目標温度である給湯設定温度の温水を生成することになっているので、蓄熱槽51に貯留されている温水の温度が給湯設定温度より僅かに低いような場合であっても、同様の動作を必ず行うことになり、蓄熱槽51に貯留されている温水を効率良く利用した給湯運転を行うことができなかった。
【0007】
そこで、この発明の課題は、蓄熱槽に貯留されている温水を効率良く利用した給湯運転を行うことのできる給湯システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、前記運転スイッチがOFFされた状態における目標温度を、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度に設定するが、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度が高温に設定されている場合は、その給湯設定温度を下回る所定温度に目標温度を設定するようにしたのである。
【0009】
以上のように、この給湯システムでは、給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、蓄熱槽から給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用したので、例えば、蓄熱槽に貯留された温水の温度が給湯設定温度より僅かに低いような場合には、給湯器の運転スイッチをOFFした状態で給湯を行うことで、給湯器による加熱を全く行うことなく、給湯設定温度に近い温度状態の温水を供給することが可能となり、蓄熱槽に貯留された温水を最大限に利用した省エネルギ運転を行うことができる。
【0010】
また、給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、給湯接続ユニットが、蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにしているので、蓄熱槽に目標温度以上の温水が貯留されている状態で、給湯器の運転スイッチをONすることなく給湯を行った場合でも、目標温度以上の温水が給湯器に送出されることがない。
【0012】
また、この給湯システムでは、前記運転スイッチがOFFされた状態における目標温度を、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度に設定するようになっているので、運転スイッチをONした状態でユーザが予めお好みの給湯設定温度に設定しておくことによって、運転スイッチがOFFの状態であっても、ユーザのお好みの温度で給湯を行うことができる。
【0013】
ただし、運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度が高温に設定されている場合は、ユーザが高温設定になっていることを確認することなく給湯を開始するおそれがあるので、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度が高温に設定されている場合は、その給湯設定温度を下回る所定温度に目標温度を設定するようにしておくことが望ましい。
【0014】
また、こういった給湯システムでは、給湯器の運転スイッチをOFFする直前の給湯設定温度が高温に設定されていたため、給湯器の運転スイッチをOFFした状態では、給湯設定温度を下回る所定温度に目標温度が設定されており、こういった低い目標温度の温水が供給されているような場合に運転スイッチがONされると、給湯器が加熱することによって高温に設定されている給湯設定温度の温水が供給され始めることになり、逆に、通常の給湯設定温度は浴槽への自動注湯設定温度より高い温度に設定されている(台所で湯水混合水栓を使用する家庭が多く、高温側に給湯設定温度を設定する場合が少なくない)が、浴槽への自動注湯を行いながらカラン等から給湯を行っていたため、給湯設定温度より低い自動注湯設定温度の温水がカラン等から供給されているような場合に運転スイッチがOFFされると、自動注湯設定温度より高い給湯設定温度の温水が供給され始めるといった具合に、給湯中に運転スイッチが操作されると、供給されている温水温度が大きく変動するおそれがあるので、請求項に係る発明の給湯システムのように、給湯中に前記給湯器の運転スイッチが操作された場合は、給湯が停止されるまでの間、前記運転スイッチの操作直前の目標温度をそのまま維持するようにしておくことが望ましい。
【0015】
また、給湯器の運転スイッチをOFFする直前の給湯設定温度はある程度高い温度に設定されていたが、蓄熱槽には給湯設定温度を下回る使用に適した温度の温水が貯留されていたため、偶然にも快適に給湯を行っているような場合に運転スイッチがONされると、給湯器が加熱することによって高い温度に設定されている給湯設定温度の温水が供給され始めることになるので、そのような場合は、請求項に係る発明の給湯システムのように、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で、目標温度を下回る温水が供給されている場合において、前記運転スイッチがONされると、給湯が停止されるまでの間は、前記運転スイッチがONされる直前に供給されていた温水の温度を目標温度に設定するようにしておくことが望ましい。
【0016】
このように、給湯中に給湯器の運転スイッチが操作された場合は、給湯が停止されるまでの間、運転スイッチの操作直前の目標温度をそのまま維持すると共に、目標温度を下回る温水が供給されている場合には、さらに、実際に供給されている温水温度を目標温度に設定することが理想的であるが、請求項に係る発明の給湯システムのように、前記混合調節弁が、全開で前記蓄熱槽から送出された温水のみを前記給湯器に送出し、全閉で上水のみを前記給湯器に送出するようになっており、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされると、前記混合調節弁を全閉または所定開度まで強制的に閉弁した後、または、前記運転スイッチがONされた時点における弁開度から所定開度だけ前記混合調節弁を強制的に閉弁した後、目標温度制御を行うようにしたり、請求項に係る発明の給湯システムのように、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされると、目標温度を一時的に下げるようにしておくことで、運転スイッチがONされた後、給湯温度が一時的に低下するので、これによって、給湯温度が変動する可能性があることをユーザに知らせ、その後の給湯温度の変動に適切に対処させるようにしてもよい。
【0017】
さらに、請求項に係る発明の給湯システムのように、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされた時点でその旨を報知し、その時点から所定時間経過後に前記給湯器による加熱を開始させるようにしておくと、給湯温度が変動する可能性があることをユーザにより確実に知らせることができると共に、その後の給湯温度の変動に適切に対処するための時間的余裕をユーザに与えることができる。
【0018】
また、請求項に係る発明の給湯システムのように、給湯停止状態で前記給湯器の運転スイッチが操作された場合または前記運転スイッチが操作された後に給湯が停止された場合に、異常時における前記給湯接続ユニットの安全動作が解除されるようになっているものにあっては、必ず、給湯が停止された状態で給湯接続ユニットの安全動作が解除されるので、給湯中に給湯接続ユニットの安全動作が解除されることによって発生する高温出湯等の危険を確実に防止することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、補助熱源として太陽熱を利用した給湯システム1の概略構成を示している。この給湯システム1は、同図に示すように、太陽熱利用温水器10と給湯器30とが給湯接続ユニット20を介して接続されたものであり、太陽熱利用温水器10によって生成された温水が給湯接続ユニット20を介して給湯器30に送出されるようになっている。
【0020】
前記太陽熱利用温水器10は、ソーラー熱交換器11と密閉式の蓄熱槽14とを備えており、蓄熱槽14には、その下端部に上水を供給するための給水管15が接続されていると共に、上端部には貯留された温水を給湯接続ユニット20に送出するための温水供給管16が接続されている。
【0021】
前記ソーラー熱交換器11には、その入口側と出口側とを接続するソーラー配管12によって熱媒体の循環経路が形成されており、このソーラー配管12は、部分的に蓄熱槽14内に導入された熱交換部13を有している。従って、ソーラー熱交換器11によって加熱された熱媒体は、ソーラー配管12を通って蓄熱槽14内に導かれ、熱交換部13で蓄熱槽14内の水と熱交換を行うことで、蓄熱槽14内に温水が生成されるようになっている。
【0022】
前記給湯接続ユニット20は、同図に示すように、給水管22を介して供給される上水と、蓄熱槽14から温水供給管16を介して供給される温水とを、必要に応じて混合する混合調節弁21を備えており、蓄熱槽14から送出された温水は、そのまま又は上水と適宜混合された状態で混合調節弁21の出口側に接続された温水配管23を介して給湯器30に送出され、給湯器30の熱交換器31を通って給湯されるようになっている。なお、混合調節弁21は、全開状態で、蓄熱槽14から温水供給管16を介して供給される温水のみを給湯器30に送出し、逆に、全閉状態では、給水管22を介して供給される上水のみを給湯器30に送出するようになっている。
【0023】
また、給湯接続ユニット20には、混合調節弁21の上水入口側に接続された給水管22と混合調節弁21の温水出口側に接続された温水配管23とを相互に接続するバイパス管24が設けられており、このバイパス管24には、通電状態でバイパス管24の流路を遮断するダイヤフラム方式の電磁弁25が設置されている。
【0024】
また、混合調節弁21に接続された温水供給管16及び温水配管23には、蓄熱槽14から送出される温水の温度(以下、入湯温度という。)Tsを検出するための入湯温度センサ26、給湯接続ユニット20に送出される上水の温度(以下、上水温度という。)Twを検出するための上水温度センサ27及び給湯接続ユニット20から送出される温水の温度(以下、出湯温度という。)Toを検出するための出湯温度センサ28が設置されている。
【0025】
前記給湯接続ユニット20及び給湯器30には、シリアルインターフェースを介して相互に通信可能なコントローラ20a、30aがそれぞれ搭載されていると共に、給湯器30の操作リモコン40には、シリアルインターフェースを介して給湯器30のコントローラ30aと相互に通信可能なコントローラ40aが搭載されており、これらのコントローラ20a、30a、40aが相互に連携をとりながら、給湯システム1の運転動作を統括的に制御している。
【0026】
給湯接続ユニット20のコントローラ20aには、入湯温度センサ26、上水温度センサ27及び出湯温度センサ28からの温度検出信号が入力されると共に、操作リモコン40によって設定された給湯設定温度Te、浴槽への自動注湯設定温度Tb及び運転スイッチ信号、バーナー燃焼信号、最低作動流量以上の水流を検知してONする水流信号等が給湯器30のコントローラ30aから送信されるようになっており、これらの温度検出信号、給湯設定温度Te及び自動注湯設定温度Tb等に基づいて、給湯接続ユニット20のコントローラ20aが混合調節弁21を制御するようになっている。
【0027】
以上のように、この給湯システム1では、給湯器30の運転スイッチがOFFされたときに流路を遮断する電磁弁が温水供給管16に設置されていないので、給湯器30の運転スイッチがONされていない状態であっても、蓄熱槽14に貯留された温水を給湯接続ユニット20に送出することができるようになっており、給湯器30の運転スイッチをONした状態でなければ給湯運転を行うことができない従来の給湯システムとは異なり、給湯器30の運転スイッチをONしない状態であっても、蓄熱槽14に貯留された温水を利用して給湯運転を行うことができるようになっている。以下、給湯器30の運転スイッチをONした状態での給湯運転動作について説明した後、給湯器30の運転スイッチがOFFされている状態での給湯運転動作について説明する。
【0028】
まず、給湯器30の運転スイッチをONした状態で給湯運転を行う場合は、蓄熱槽14から送出される温水の温度、即ち、入湯温度センサ26によって検出された入湯温度Tsが給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tb以上の場合は、給湯器30のバーナーを燃焼させなくても、上水を適宜混合することによって目標温度である給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tbの温水を供給することができるので、給湯接続ユニット20のコントローラ20aが給湯器30のコントローラ30aにバーナーの燃焼停止指令を出力すると共に給湯接続ユニット20から送出される温水の温度、即ち、出湯温度センサ28によって検出される出湯温度Toが目標温度である給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tbになるように、混合調節弁21を制御する給湯設定温度制御(目標温度制御)を行うようになっている。
【0029】
一方、入湯温度Tsが給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tbより低い場合は、給湯器30のバーナーを燃焼させなければ、目標温度である給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tbの温水を供給することができないので、給湯接続ユニット20のコントローラ20aが給湯器30のコントローラ30aにバーナーの燃焼開始指令を出力すると共に、給湯器30のバーナーを燃焼させることによって、確実に目標温度である給湯設定温度Teまたは自動注湯設定温度Tbの温水を生成することができるように、入湯温度Tsが60℃以上、60℃未満35℃以上、35℃未満に場合分けし、60℃以上の場合は45℃、60℃未満35℃以上の場合は30℃、35℃未満の場合は25℃といった固定温度Tfの温水がそれぞれ送出されるように、混合調節弁21の開度を調整して上水を混合する固定温度制御(目標温度制御)を行うようになっている。
【0030】
これに対して、給湯器30の運転スイッチがOFFされている状態で給湯運転を行う場合は、給湯器30の運転スイッチをOFFする直前に設定されていた給湯設定温度Teを目標温度に設定し、出湯温度Toが目標温度になるように、混合調節弁21を制御する目標温度制御を行うことになる。ただし、この給湯運転モードでは、給湯器30のバーナーを燃焼させることができないので、入湯温度Tsが目標温度を下回っている場合は、蓄熱槽14に貯留された温水がそのままの温度状態で供給されることになり、入湯温度Tsが目標温度以上の場合は、その目標温度に調整された温水が供給されることになる。
【0031】
従って、蓄熱槽14に貯留されている温水の温度が給湯設定温度Teを僅かに下回っているような場合には、給湯器30の運転スイッチをONすることなく給湯を行うことによって、あえて、給湯器30のバーナーを燃焼させなくても、給湯設定温度Teに近い温度状態の温水を供給することができ、蓄熱槽14に貯留された温水を最大限に利用した省エネルギ運転を行うことができる。
【0032】
また、給湯接続ユニット20は、蓄熱槽14から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するので、蓄熱槽14に目標温度以上の温水が貯留されている状態で、給湯器30の運転スイッチをONすることなく給湯を行った場合でも、目標温度以上の温水が供給されることはない。
【0033】
さらに、給湯器30の運転スイッチをOFFした状態で給湯運転を行う場合であっても、運転スイッチをONした状態でユーザが予め給湯設定温度Teをお好みの温度に設定しておくことで、少なくとも、その温度以上の温水が蓄熱槽14に貯留されている場合は、ユーザのお好みの温度で給湯を行うことが可能となる。
【0034】
ただし、給湯器30の運転スイッチをOFFする直前の給湯設定温度Teが高温(例えば、60℃以上)に設定されている場合は、ユーザが高温設定になっていることを確認することなく給湯を開始するおそれがあるので、その場合は、給湯設定温度Teを下回る所定温度(例えば、48℃)に目標温度が自動的に変更され、これによって、ユーザが意識しない高温出湯を確実に防止するようになっている。
【0035】
また、上述したように、給湯器30の運転スイッチをOFFした状態で、蓄熱槽14に貯留された温水を利用した給湯運転を行うことができるようにしたことに伴い、給湯中に給湯器30の運転スイッチが操作された場合には、給湯温度が大きく変動するおそれがある。
【0036】
即ち、給湯器30の運転スイッチをOFFする直前の給湯設定温度Teが高温(例えば、60℃以上)に設定されていたため、給湯器30の運転スイッチをOFFした状態では、給湯設定温度Teを下回る所定温度(例えば、48℃)に目標温度が設定されており、こういった給湯設定温度Teより低い目標温度の温水が供給されているような場合に運転スイッチがONされると、給湯器30が加熱することによって高温に設定されている給湯設定温度Te(この場合、60℃以上)の温水が供給され始め、給湯温度が48℃から60℃以上に突然上昇することになる。
【0037】
逆に、給湯設定温度Teが50℃に、浴槽への自動注湯設定温度Tbが40℃にそれぞれ設定されており、給湯器30の運転スイッチをONして浴槽への自動注湯を行いながらカラン等から給湯を行っていたため、給湯設定温度Teより低い自動注湯設定温度Tb(この場合、40℃)の温水がカラン等から供給されているような状態で、運転スイッチがOFFされると、蓄熱槽14に給湯設定温度Te以上の温水が貯留されている場合は、運転スイッチがOFFされる直前に設定されていた給湯設定温度Te(この場合、50℃)の温水が供給され始め、給湯温度が40℃から50℃に突然上昇することになる。
【0038】
そこで、この給湯システム1では、給湯中に運転スイッチが操作された場合でも、給湯温度が変動しないように、適切な給湯運転動作を行うようになっている。以下、その場合の給湯運転動作について、図2に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0039】
まず、図2に示すように、給湯器30の運転スイッチ信号が切り替わると(ステップS1)、運転スイッチがOFFされたか否かを判断する(ステップS2)。ここで、運転スイッチがOFFされた場合は、運転スイッチがOFFされた時点で水流信号がONされているか否か、即ち、給湯中に運転スイッチがOFFされたか否かを判断し(ステップS3)、給湯が停止された状態で運転スイッチがOFFされた場合は、目標温度を給湯設定温度Teに設定する(ステップS6)。
【0040】
従って、その後に給湯が開始されると、運転スイッチがOFFされる直前に自動注湯を行っていた場合、即ち、自動注湯設定温度Tbの温水が供給されていた場合であっても、運転スイッチがOFFされる直前に設定されていた給湯設定温度Teの温水が供給されることになる。
【0041】
一方、ステップS3において、給湯中に運転スイッチがOFFされた場合は、さらに、給湯が継続されているか否か(水流信号がONされているか否か)を判断し(ステップS4)、運転スイッチがOFFされた後も給湯が継続されている場合は、運転スイッチがONされていたときに設定されていた目標温度を変更することなく、その目標温度の温水が継続して供給されるように目標温度制御を継続し(ステップS5)、ステップS4において、給湯が停止されると、目標温度を給湯設定温度Teに設定する(ステップS6)。
【0042】
従って、運転スイッチがOFFされる直前に自動注湯を行っていた場合、即ち、自動注湯設定温度Tbの温水が供給されていた場合には、給湯が停止されるまでの間は、自動注湯設定温度Tbの温水が継続して供給されることになり、給湯中に運転スイッチがOFFされても、給湯温度が変動することはない。
【0043】
ステップS2において、運転スイッチがONされた場合は、運転スイッチがONされた時点で水流信号がONされているか否か、即ち、給湯中に運転スイッチがONされたか否かを判断し(ステップS7)、給湯が停止された状態で運転スイッチがONされた場合は、目標温度を給湯設定温度Teに設定する(ステップS10)。
【0044】
従って、給湯設定温度Teが高温(例えば、60℃以上)に設定されていたため、運転スイッチがONされるまでは、給湯設定温度Teを下回る所定温度(例えば、48℃)の温水が供給されていた場合であっても、その後に給湯が開始されると、高温設定されている給湯設定温度(この場合、60℃以上)の温水が供給されることになる。
【0045】
一方、ステップS7において、給湯中に運転スイッチがONされた場合は、さらに、給湯が継続されているか否か(水流信号がONされているか否か)を判断し(ステップS8)、運転スイッチがONされた後も給湯が継続されている場合は、運転スイッチがOFFされていたときに設定されていた目標温度を変更することなく、その目標温度の温水が継続して供給されるように目標温度制御を継続し(ステップS9)、ステップS8において、給湯が停止されると、目標温度を給湯設定温度Teに設定する(ステップS10)。
【0046】
従って、給湯設定温度Teが高温(例えば、60℃以上)に設定されていたため、運転スイッチがOFFされていた状態では、給湯設定温度Teを下回る所定温度(例えば、48℃)の温水が供給されていた場合には、給湯が停止されるまでの間は、その所定温度(この場合、48℃)の温水が継続して供給されることになり、給湯中に運転スイッチがONされても、給湯温度が変動することはない。
【0047】
なお、この給湯システム1では、上述したように、給湯中に給湯器30の運転スイッチが操作された場合は、給湯が停止されるまでの間、単に、運転スイッチ操作前の目標温度をそのまま維持するようにしているだけであるが、例えば、給湯器30の運転スイッチをOFFする直前の給湯設定温度Teはある程度高い温度(例えば、50℃)に設定されていたが、偶然にも蓄熱槽14には給湯設定温度Teを下回る使用に適した温度(例えば、40℃)の温水が貯留されていたため、給湯器30の運転スイッチをONすることなく快適に給湯を行っているような状態で、給湯器30の運転スイッチがONされると、給湯器30のバーナーが燃焼を開始することによって給湯設定温度Te(この場合、50℃)の温水が供給され始め、給湯温度が40℃から50℃に突然上昇することになるので、給湯器30の運転スイッチがOFFされた状態で、目標温度を下回る温度の温水が供給されている場合は、給湯器30の運転スイッチがONされた時点から給湯が停止されるまでの間は、給湯器30の運転スイッチがONされる直前の出湯温度Toを目標温度に設定することによって、給湯温度が変動しないようにしておくことが望ましい。
【0048】
また、こういった給湯システムでは、温度センサ、混合調節弁等のソーラー系統に異常が発生した場合は、蓄熱槽に貯留された温水を利用しない給湯運転に強制的に切り替える安全動作を行うようになっており、かかる安全動作は、給湯器の操作リモコンの運転スイッチをOFF、ONすることによってリセットされるのが一般的である。
【0049】
ところで、従来の給湯システムでは、給湯器の運転スイッチをOFFした状態では、給湯運転を行うことができなかったため、単に、給湯器の運転スイッチをOFF、ONすることによって安全動作をリセットさせるようにしても、特に、問題が発生することはなかったが、この給湯システム1では、給湯器30の運転スイッチをOFFした状態でも、給湯運転を行うことができるようにしたため、例えば、給湯器30の運転スイッチをOFFした状態で給湯を行っているときに、給湯器30の運転スイッチがONされることによって安全動作がリセットされると、再度、ソーラー系統の異常を検出するまでは、高温の温水が供給されるおそれがある。
【0050】
そこで、この給湯システム1では、給湯中に給湯器30の運転スイッチが操作されても安全動作がリセットされないようになっている。以下、安全動作のリセット方法について、図3に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0051】
まず、図3に示すように、給湯接続ユニット20が安全動作に切り替わると(ステップS21)、水流信号がOFFされたか否か、即ち、給湯が停止されたか否かを判断し(ステップS22)、給湯が停止されていない場合は安全動作を継続する。
【0052】
一方、ステップS22において、給湯が停止された場合は、続いて、給湯器30の運転スイッチがON状態からOFFされたか否かを判断し(ステップS23)、給湯器30の運転スイッチがOFFされない場合は、ステップS22に移行して安全動作を継続し、給湯器30の運転スイッチがOFFされた場合は安全動作をリセットする(ステップS24)。
【0053】
以上のように、この給湯システム1では、給湯を停止した後、給湯器30の運転スイッチをOFFしない限り安全動作をリセットしないようにしたので、給湯中に安全動作がリセットされることはなく、給湯中に高温の温水が供給されることはない。
【0054】
なお、この給湯システム1では、給湯器30の運転スイッチがOFFされているときの目標温度を、給湯器30の運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度Teに設定するようにしているが、これに限定されるものではなく、ユーザに危険の及ばない固定温度(例えば、48℃)に設定することも可能である。
【0055】
また、上述した実施形態では、給湯中に給湯器30の運転スイッチが操作された場合は、給湯が停止されるまでの間、運転スイッチ操作前の目標温度をそのまま維持することによって、給湯温度の変動を防止するようにしているが、例えば、給湯器30の運転スイッチがOFFの状態で給湯を行っている場合において、給湯器30の運転スイッチがONされると、混合調節弁21を全閉または予め設定された所定開度まで強制的に閉弁させたり、給湯器30の運転スイッチがONされた時点における弁開度から予め設定された所定開度だけ強制的に閉弁させたりすることによって一時的に給湯温度を下げることで、その後に給湯温度が変動する可能性があることをユーザに知らせ、その後の給湯温度の変動に適切に対処させるようにすることも可能である。
【0056】
また、給湯温度を一時的に下げるだけでは、必ずしも、ユーザに対して注意を喚起することになるとは限らないので、給湯器30の運転スイッチがOFFの状態で給湯を行っている場合において、給湯器30の運転スイッチがONされると、給湯温度が変動するおそれがある旨を音声やブザー等によって直接的にユーザに報知した後、給湯器30のバーナーの燃焼開始を所定時間だけ遅らせるようにしておくと、給湯温度が変動する可能性があることをユーザが確実に認識することができ、その後の給湯温度の変動に適切に対処するための時間的余裕をユーザに与えることができる。
【0057】
また、上述した実施形態では、給湯を停止した後、給湯器30の運転スイッチをOFFしない限り安全動作をリセットしないようになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、給湯器30の運転スイッチがOFFされた後、給湯を停止した時点で安全動作をリセットしたり、給湯器30の運転スイッチがOFFの状態でソーラー系統に異常が検出され、その時点で安全動作モードに切り替わっている場合は、その後に給湯器30の運転スイッチがONされた時点で安全動作をリセットするようにしてもよい。
【0058】
また、上述した実施形態では、従来の給湯システムのように、温水供給管16に電磁弁を設置する代わりに、給水管22と温水配管23とを相互に接続する、電磁弁25が設置されたバイパス管24を設ける構成を採用しているが、これに限定されるものではなく、温水供給管16に電磁弁を設置した場合であっても、給湯器30の運転スイッチがOFFされたときに温水供給管16の流路を遮断しないようにしておくことによって、本発明の給湯システムを適用することができることはいうまでもない。
【0059】
また、上述した実施形態は、太陽熱利用温水器を補助熱源として使用した給湯システムであるが、給湯システムにおける補助熱源は、こういった太陽熱利用温水器に限定されるものではなく、例えば、コージェネレーションシステムにおけるガスエンジンやガスタービンの廃熱を補助熱源として使用した給湯システムのように、種々の補助熱源を使用した給湯システムについて、本発明を適用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる給湯システムの一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】同上の給湯システムにおいて、給湯中に運転スイッチが操作された場合の給湯運転動作を示すフローチャートである。
【図3】同上の給湯システムにおける安全動作のリセット方法を示すフローチャートである。
【図4】従来の給湯システムを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 給湯システム
10 太陽熱利用温水器
14 蓄熱槽
16 温水供給管
20 給湯接続ユニット
20a コントローラ
21 混合調節弁
22 給水管
23 温水配管
24 バイパス管
25 電磁弁
26 入湯温度センサ
27 上水温度センサ
28 出湯温度センサ
30 給湯器
30a コントローラ
31 熱交換器
40 操作リモコン
40a コントローラ

Claims (7)

  1. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    前記運転スイッチがOFFされた状態における目標温度を、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度に設定するが、前記運転スイッチがOFFされる直前の給湯設定温度が高温に設定されている場合は、その給湯設定温度を下回る所定温度に目標温度を設定するようにしたことを特徴とする給湯システム。
  2. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    給湯中に前記給湯器の運転スイッチが操作された場合は、給湯が停止されるまでの間、前記運転スイッチの操作直前の目標温度をそのまま維持するようにしたことを特徴とする給湯システム。
  3. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で、目標温度を下回る温水が供給されている場合において、前記運転スイッチがONされると、給湯が停止されるまでの間は、前記運転スイッチがONされる直前に供給されていた温水の温度を目標温度に設定するようにしたことを特徴とする給湯システム。
  4. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器 に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    前記混合調節弁は、全開で前記蓄熱槽から送出された温水のみを前記給湯器に送出し、全閉で上水のみを前記給湯器に送出するようになっており、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされると、前記混合調節弁を全閉または所定開度まで強制的に閉弁した後、または、前記運転スイッチがONされた時点における弁開度から所定開度だけ前記混合調節弁を強制的に閉弁した後、目標温度制御を行うようにしたことを特徴とする給湯システム。
  5. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされると、目標温度を一時的に下げるようにしたことを特徴とする給湯システム。
  6. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態で給湯を行っている場合において、前記運転スイッチがONされた時点でその旨を報知し、その時点から所定時間経過後に前記給湯器による加熱を開始させるようにしたことを特徴とする給湯システム。
  7. 主熱源としての給湯器と、補助熱源によって生成された温水を貯留する蓄熱槽と、前記蓄熱槽から送出された温水に、必要に応じて上水を混合して前記給湯器に送出する混合調節弁が搭載された給湯接続ユニットとを備え、
    前記蓄熱槽から目標温度以上の温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットが上水を混合することによって目標温度の温水を生成し、
    前記蓄熱槽から目標温度を下回る温水が前記給湯接続ユニットに送出される場合は、前記給湯接続ユニットから送出される温水を給湯器が加熱することによって目標温度の温水を生成するようにした給湯システムにおいて、
    前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態であっても、前記蓄熱槽から前記給湯接続ユニットに温水を送出可能な構成を採用し、前記給湯器の運転スイッチがOFFされた状態では、前記給湯接続ユニットが、前記蓄熱槽から送出される温水に上水を混合することによって、可能な限り目標温度の温水を生成するようにし、
    給湯停止状態で前記給湯器の運転スイッチが操作された時点または前記運転スイッチが操作された後に給湯が停止された時点で、異常時における前記給湯接続ユニットの安全動作が解除されるようになっていることを特徴とする給湯システム。
JP2001233375A 2001-08-01 2001-08-01 給湯システム Expired - Fee Related JP3714209B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001233375A JP3714209B2 (ja) 2001-08-01 2001-08-01 給湯システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001233375A JP3714209B2 (ja) 2001-08-01 2001-08-01 給湯システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003042544A JP2003042544A (ja) 2003-02-13
JP3714209B2 true JP3714209B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=19065157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001233375A Expired - Fee Related JP3714209B2 (ja) 2001-08-01 2001-08-01 給湯システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3714209B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6044135B2 (ja) * 2012-06-29 2016-12-14 株式会社ノーリツ コージェネレーションシステム
EP4002378A1 (de) 2020-11-17 2022-05-25 reachtag GmbH Verfahren, recheneinheit und computerprogramm zum übermitteln von medizinischen daten und/oder dokumenten

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003042544A (ja) 2003-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3714209B2 (ja) 給湯システム
JP3705246B2 (ja) 給湯システム
JP4036141B2 (ja) 給湯システム
JP4682490B2 (ja) 給湯システム
JP3714215B2 (ja) 給湯システム
JPH0518605A (ja) 自動給湯システムにおける給湯温度制御方法
JP3726761B2 (ja) 給湯システム
JP3714216B2 (ja) 給湯システム
JP3714206B2 (ja) 給湯システム
JP5061153B2 (ja) 貯湯式給湯システムとコージェネレーションシステム
JP3602882B2 (ja) 給湯器
JP3726723B2 (ja) 給湯システム
JP3705245B2 (ja) 給湯システム
JP2003207147A (ja) 湯水混合ユニット
JP3740089B2 (ja) 湯水混合ユニット
JP3551496B2 (ja) 貯湯式給湯装置
CN218480752U (zh) 再出水恒温装置及燃气热水器
JP3687616B2 (ja) 給湯システム
KR100285883B1 (ko) 가스보일러의 온수지연특성을 이용한 온수 재출탕 속도 향상 및 온수온도 편차를 줄이는 방법
JP2002257416A (ja) 過熱給湯禁止機能付の補助熱源器及び太陽熱給湯器
JP3794667B2 (ja) 給湯システム
JP2003083609A (ja) 給湯器用湯水混合ユニット
JP3551498B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JPH08247547A (ja) 給湯装置
JP3705247B2 (ja) 給湯システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120902

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130902

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees