JP3740089B2 - 湯水混合ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、自然エネルギーを利用した太陽熱温水器等や廃熱を利用した温水器等で構成される温水供給器を給湯器等の補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットに関し、補助熱源機が通信未対応か否かを判別できるようにしその判別結果に応じて温水供給器の温水を有効かつ安全に利用できるようにする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば、湯水混合ユニットによって温水供給器としての太陽熱温水器を補助熱源機としての給湯器に接続し、上記太陽熱温水器からのソーラ温水を利用するようにしたソーラ給湯システムが、特開平10−47752号公報に開示されている。
【0003】
この公報に記載のソーラ給湯システムは、図4に示すように、湯水混合ユニットCにおいては、太陽熱温水器B側に接続されるソーラ温水路470と、上水道側に接続される冷水路480と、これらソーラ温水路470および冷水路480が合流されて給湯器A側に接続される混合水路421と、上記各水路470,480,421の合流点に設けられてソーラ温水路470のソーラ温水(温水)と冷水路480の水道水とを混合水として混合調節する混合調節弁461と、この混合調節弁461の動作制御を行うコントローラ460とを備え、このコントローラ460で湯水混合ユニットC自体を制御すると共に給湯器Aの給湯コントローラ430との間で情報を共有するように通信機能を保持している。
【0004】
そして、コントローラ460は、リモコン450から給湯コントローラ430を介して検知した給湯設定温度と、ソーラ温水温センサ463からのソーラ温水温度と、冷水温センサ464からの冷水温度と、混合水温センサ465からの混合水温度とから、混合調節弁461による混合比率を演算してこの混合比率になるように混合調節弁461を動作させる。また同時に、ソーラ温水温度が十分に高く混合調節弁461によって上記給湯設定温度の混合水が得られる場合には、給湯コントローラ430に対して給湯器Aでの燃焼運転が不要である旨の信号(燃焼禁止信号)を送信する。すると、給湯コントローラ430は、この燃焼禁止信号に応じて給湯器Aの燃焼を行わないようにする。太陽熱温水器Bからのソーラ温水が低く混合調節弁461によって混合水を給湯設定温度に調節できない場合は、給湯器Aの燃焼を行うようにする。
【0005】
このようにして、上記湯水混合ユニットCによれば、太陽熱温水器Bからのソーラ温水によって給湯設定温度のお湯を得ることができる場合は、給湯器Aを最初から燃焼運転させずに、太陽熱温水器Bを利用することで省エネ効果を最大限に発揮させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、給湯器が湯水混合ユニットからの信号に従って動作できるか否かを知る術がないため、以下のような問題があった。
【0007】
そもそも太陽熱温水器Bとの接続を予定していない既設の給湯器には、例えば、外部からの燃焼禁止信号等に従う仕様が盛り込まれていないソーラ未対応(「通信未対応」の一種)があるので、このようなソーラ未対応の給湯器に上記湯水混合ユニットCを用いて太陽熱温水器Bを接続すると、湯水混合ユニットCから給湯設定温度相当の混合水が入水されて来ても給湯器が燃焼運転してしまう。そうすると、給湯設定温度以上の高温水が給湯器から出湯されるおそれがある。そのため、上記ソーラ未対応の既設の給湯器には上記湯水混合ユニットCによって太陽熱温水器Bを接続することが出来なかった。この場合、太陽熱温水器Bを接続するには湯水混合ユニットCと通信可能なソーラ対応の給湯器に取り替える必要があり、不経済であった。
【0008】
また、湯水混合ユニットCと給湯器Aとの間で通信できるものでも、その通信線の一部断線や給湯コントローラ430のトラブル等が発生し湯水混合ユニットCからの燃焼禁止信号を受信出来なくなった場合は、給湯器Aが燃焼運転し給湯設定温度以上の高温水が給湯器Aから出湯されてしまうおそれがある。
【0009】
なお、上記従来のソーラ給湯システムでは、給湯器Aのリモコン450の運転スイッチOFF時には、湯水混合ユニットCの混合調節弁461が水固定動作(水側全開・ソーラ側全閉)とされ、ソーラ温水は利用されないため、このときの太陽熱温水器利用の省エネメリットを最大限に活かせなかった。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、湯水混合ユニットにおいて、補助熱源機が通信未対応か否かを判別できるようにしその判別結果に応じて温水供給器の温水を有効かつ安全に利用できるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に鑑みて以下の解決手段を講じた。
(1)本発明に係る湯水混合ユニット(請求項1)は、温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
上記補助熱源機の給湯コントローラに対して送信信号を送る通信部と、
上記送信信号を給湯コントローラで認識できない通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する判別部と、
上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合制御部で決定する混合割合を補正する補正部とを備え、
上記判別部にて補助熱源機が通信未対応であると判断された場合に当該補助熱源機が通信未対応であると記憶する記憶部と、
上記補助熱源機の燃焼による発熱量を上記混合水の流量で割り算して上昇温度を求める上昇温度演算部と、
上記上昇温度を上記給湯設定温度から減算して混合目標温度を求める目標温度演算部とを備え、
上記通信部は、上記混合制御部での混合割合の決定の際に上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合は補助熱源機の給湯コントローラに対して燃焼禁止信号を送る構成とし、
上記判別部は、この燃焼禁止信号に反して燃焼動作を行う通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する構成とし、
上記補正部は、上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合であって上記記憶部に当該補助熱源機が通信未対応であると記憶されている場合は上記混合水の温度が上記混合目標温度と等しくなるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする。
【0012】
この湯水混合ユニットによると、上記通信部からの送信信号を給湯コントローラで認識できない場合は湯水混合ユニットからの各種信号に従って補助熱源機が動作されないと言えるので、このような場合に上記判別部は当該補助熱源機が通信未対応であると判断する。そして、補助熱源機が通信未対応と判断された場合は、上記補正部が上記混合制御部で決定する混合割合を補正する。これにより、通信対応の補助熱源機か否かの判別が行われ、その判別結果に応じて温水供給器の温水を有効かつ安全に利用することができる。
【0014】
そして、上記通信部が補助熱源機の給湯コントローラに対して燃焼禁止信号を送ったにもかかわらず、補助熱源機が燃焼動作を行った場合は、上記記憶部に当該補助熱源機が通信未対応であると記憶される。すると、当該補助熱源機の入水路に送り込まれる混合水は、補助熱源機の燃焼で上昇する上昇温度を給湯設定温度より下げた混合目標温度となるように、上記補正部によって上記混合制御部が補正される。その結果、所望の燃焼量で作動する補助熱源機によって上記混合水が給湯設定温度まで加熱昇温される。
【0015】
このようにして、当該補助熱源機として外部からの燃焼禁止信号に従う仕様が盛り込まれていない通信未対応のタイプか否か判別され、通信未対応の場合は給湯設定温度より低い混合目標温度の混合水が当該補助熱源機に送り込まれることとなる。
なお、上記湯水混合ユニットは、補助熱源機が湯水混合ユニットと通信できる機能を持つが、両者の通信プロトコルが異なるため(「通信未対応」の一種)、補助熱源機が湯水混合ユニットからの信号に従えないような場合も含めて対応可能である。
【0016】
また、上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合とは、温水の温度が給湯設定温度より高い場合をいうが、温水の温度が給湯設定温度にプラスマイナス1℃から数℃加減算した温度よりも高い場合としてもよい。
このように、給湯設定温度に何℃か加算した温度と比較するのは、温水が温水路から補助熱源機の出湯口に流れ着くまでにある程度の温度降下があり得ること、また、給湯設定温度に何℃か減算した温度と比較するのは、例えば、浴槽での湯張りでは給湯設定温度を万一でも超えることがないように給湯設定温度よりやや低い目のお湯とすること、浴槽での湯張りで給湯設定温度よりやや低い目のお湯を供給しても後に自動保温機能等も含む追焚き機能があればこの追焚きによって給湯設定温度に温めることができること、等を考慮したからである。
【0017】
(2)また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項2)は、上記湯水混合ユニット(請求項1)において、
上記判別部は、上記補助熱源機の給湯コントローラがこの給湯コントローラと接続されたリモコンに対して出力する燃焼表示信号の有無により補助熱源機が燃焼動作を行ったか否かを判別する構成としたことを特徴とする。
【0018】
これによると、この燃焼表示信号は、補助熱源機が燃焼動作を行っているときリモコンの表示部に燃焼表示を行わせるためリモコンに対して出力されるので、上記判別部では、この燃焼表示信号が出力されない限り、補助熱源機が燃焼禁止信号に従って燃焼動作を行わなかったと判断することができる。逆に、この燃焼表示信号が出力されると補助熱源機が燃焼禁止信号に反して燃焼動作を行ったと判断することができる。
【0019】
(3)また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項3)は、温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
上記補助熱源機の給湯コントローラに対して送信信号を送る通信部と、
上記送信信号を給湯コントローラで認識できない通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する判別部と、
上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合制御部で決定する混合割合を補正する補正部とを備え、
上記補助熱源機の燃焼による発熱量を上記混合水の流量で割り算して上昇温度を求める上昇温度演算部と、
上記上昇温度を上記給湯設定温度から減算して混合目標温度を求める目標温度演算部とを備え、
上記通信部は、上記送信信号に含むアンサーバック信号を給湯コントローラから受信する受信機能を有する構成とし、
上記判別部は、この通信部での上記アンサーバック信号の受信の有無により通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する構成とし、
上記補正部は、上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合であって上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合水の温度が上記混合目標温度と等しくなるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする。
【0020】
これによると、補助熱源機の給湯コントローラが湯水混合ユニットと常時通信する通信機能を持つものでも、上記通信部でアンサーバック信号の受信が無かった場合は通信線の断線等の通信不良により湯水混合ユニットからの燃焼禁止信号を受信出来なくなったことが分かり、この場合、もはや補助熱源機が燃焼禁止信号に従って動作出来ない通信未対応であると上記判別部が判断する。すると、当該補助熱源機の入水路に送り込まれる混合水は、補助熱源機の燃焼で上昇する上昇温度を給湯設定温度から減算した混合目標温度となるように、上記補正部によって上記混合制御部が補正される。その結果、所望の燃焼量で作動する補助熱源機によって上記混合水が給湯設定温度まで加熱昇温される。逆に、上記アンサーバック信号の受信が確認されている限り、湯水混合ユニットと補助熱源機との間で正常に通信されていることが分かるので、補助熱源機は燃焼禁止信号に従って燃焼動作が行われないと判断することができ、この場合、混合水は給湯設定温度に混合調節される。
【0021】
このようにして、当該補助熱源機が湯水混合ユニットとの間で正常通信できない通信未対応の状態にあるか否か判別され、通信未対応の場合は給湯設定温度より低い混合目標温度の混合水が当該補助熱源機に送り込まれることとなる。
【0022】
(4)また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項4)は、温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
上記補助熱源機のリモコンでの運転スイッチのON−OFF状態を傍受する受信機能を有する通信部と、
上記通信部での受信信号により上記リモコンが運転スイッチOFFか否かを判断する判別部と、
上記判別部にて上記リモコンが運転スイッチOFFであると判断された場合は混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部を補正する補正部とを備えることを特徴とする。
【0023】
これによると、補助熱源機のリモコンの運転スイッチON−OFFのいずれの状態にあるかの判断がされ、運転スイッチOFF時で補助熱源機が燃焼運転不可の状態の場合は所定温度以下の混合水が補助熱源機に送られ、この混合水は当該補助熱源機からそのまま出湯されることとなる。
【0024】
なお、上記所定温度とは、補助熱源機の使用者が火傷を負うようなことがない上限温度を意味し、例えば、約60℃程度に設定される。そして、温水供給器の温水の温度がこの所定温度以上であれば、混合水温度が所定温度以下となるように温水供給器の温水に水源の水が混合されるが、温水供給器の温水の温度が所定温度以下であれば温水だけを補助熱源機側へ送り込むようにする。
【0025】
(5)また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項5)は、上記湯水混合ユニット(請求項4)において、
上記補正部は、水固定とするか温水利用とするかの選択を受け、温水利用の場合に混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする。
【0026】
これによると、補助熱源機のリモコンの運転スイッチOFF時に、温水供給器の温水を使用したければ温水利用の選択をすればよく、一方、温水供給器の温水を使用することなく水だけの使用をしたい場合は水固定の選択にすればよい。従って、補助熱源機のリモコンの運転スイッチOFF時における使用者の種々の要望に対応することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項1)によれば、通信対応の補助熱源機であるか否かの判別が行われ、その判別結果に応じて温水供給器の温水を有効かつ安全に利用することができる。
【0030】
すなわち、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項1,2)では、外部からの燃焼禁止信号に従うことが出来ずに燃焼運転してしまう補助熱源機に対し温水供給器を接続した場合であっても、給湯設定温度以上の高温水が補助熱源機から出湯されることはなく、使用者の給湯設定温度通りの給湯を可能とする。従って、このような通信未対応の既設の給湯器等の補助熱源機においても温水供給器を後付けすることができ、補助熱源機を新たに通信対応のものに取り替える必要がなく、簡易かつ経済的な給湯システムを実現できる。
【0031】
また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項3)では、湯水混合ユニットと通信機能のある補助熱源機であるが、湯水混合ユニットからの燃焼禁止信号を受信出来なくなった場合でも、高温水が補助熱源機から出湯されることはなく、引き続いて使用者の給湯設定温度通りの給湯を可能とし、安定した給湯を実現できる。
【0032】
また、本発明に係る湯水混合ユニット(請求項4,5)では、補助熱源機の燃焼運転がなされない運転スイッチOFF時でも、温水供給器からの温水を使用することができ、温水供給器利用の省エネメリットを最大限に活かせることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態では、温水供給器として太陽熱温水器を、本発明の湯水混合ユニットによって補助熱源機としての給湯器に接続したソーラ給湯システムを例に挙げて説明する。
実施の形態1.(請求項1,2)
図1は、本発明の実施の形態1による湯水混合ユニットを用いたソーラ給湯システムの全体構成図であり、太陽熱温水器5は湯水混合ユニット1を介して給湯器7に配管接続されている。なお、このソーラ給湯システムでは、太陽熱温水器5の接続を予定していない既設の給湯器7に太陽熱温水器5を接続する場合に好ましく適用される。もちろん、太陽熱温水器5との接続を予定して作製された通信機能を備えた給湯器7にも適用できる。
まず、図1を参照して、このソーラ給湯システムの各部の構成から説明する。
【0035】
(太陽熱温水器)
上記太陽熱温水器5は、太陽熱を吸収する集熱器50と貯湯タンク51内とを循環するように形成された蓄熱循環路52を具備しており、この蓄熱循環路52にはホッパ53と循環ポンプ54とが配設されている。また、貯湯タンク51の底部には、上水道等の水源の給水路60から延設されて水を供給するソーラ用給水路55と、水抜栓57を具備する水抜路58とが接続されていると共に、貯湯タンク51の頂部には、この貯湯タンク51のソーラ温水(温水)を取出すソーラ出湯路56が引き出されている。そして、上記循環ポンプ54を駆動させ畜熱循環路52内の液状媒体を循環させると、上記集熱器50で加熱された液状媒体が畜熱循環路52を通じて貯湯タンク51内へ導かれて貯湯タンク51内の水を熱交換加熱してソーラ温水とし、この貯湯タンク51内のソーラ温水がソーラ出湯路56を経て上記湯水混合ユニット1側に送り込まれる。
【0036】
(給湯器)
上記給湯器7は、図示しないバーナで加熱される熱交換器73が内蔵された給湯器本体70と、各種操作部等(運転スイッチ、浴槽の湯張りスイッチ・追い炊きスイッチ、湯温設定器、表示部710等)が配置されたリモコン71と、このリモコン71と配線ケーブル78で接続されて浴槽81や出湯蛇口85での給湯を制御する給湯コントローラ72とを備える。また、上記熱交換器73には、入水路76と出湯路84が接続されると共に、浴槽81との間で湯張り及び追焚きに使用される往き管82と戻り管83が接続されている。そして、出湯路84には、往き管82との間に浴槽81へお湯を供給するための風呂落とし込み路74が設けられ、この風呂落とし込み路74には、落とし込み開閉弁75が設けられ、その下流の往き管82との接続点には三方弁80が設けられている。また、出湯路84の末端には出湯蛇口85が設けられている。なお、この他に、図示しないが、入水路76、出湯路84、往き管82および戻り管83には、温度センサが設けられており、さらに、入水路76および往き管82には、ポンプ、水量センサが設けられている。
【0037】
(湯水混合ユニット)
上記湯水混合ユニット1は、上記太陽熱温水器5を上記給湯器7に接続するための装置であり、太陽熱温水器5の接続を予定していない既設の給湯器7に新たに太陽熱温水器5を接続する場合に好ましく適用される。そして、この湯水混合ユニット1は、太陽熱温水器5からのソーラ温水(温水)が通されるソーラ温水路14と、上水道等の水源からの水が通される冷水路15と、これらソーラ温水路14と冷水路15とが合流されてソーラ温水と水との混合水が通される混合水路29と、上記混合水路29に流入されるソーラ温水と水の混合を行う混合調節器3と、この混合調節器3の動作制御を行うコントローラ11とを備える。
【0038】
上記ソーラ温水路14は、その流入口16に上記太陽熱温水器5のソーラ出湯路56が接続され、その下流端で上記混合水路29に接続されている。このソーラ温水路14には、上流側から順に、ソーラ温水の除塵機能を兼ねたフィルタ付き水抜き栓21、上記貯湯タンク51の内圧低下時に外気を吸引してこの内圧低下を制御する等ためのバキュームブレーカ12、逆止弁13、ソーラ温水温センサ19がそれぞれ配設されている。
【0039】
上記冷水路15は、その流入口17に給水路60の一部が減圧弁61の下流から分岐された給水分岐路10が接続され、その下流端で上記混合水路29に接続されている。この冷水路15には、上流側から順に、水中の除塵機能を兼ねたフィルタ付き水抜き栓30、逆止弁22、冷水温センサ23がそれぞれ配設されている。
【0040】
上記混合水路29は、上記ソーラ温水路14および上記冷水路15が合流されると共にその流出口18に給湯器7の入水路76が接続される。この混合水路29には、上流側から順に、給水量調節弁24、温水量調節弁25、水量センサ32、混合水温センサ33、ハイカット温度センサ34、混合水路29の水圧が過剰上昇したときに開弁し圧力開放を行う機能を兼ねた過圧逃し弁兼水抜き栓35がそれぞれ配設されている。
【0041】
また、この湯水混合ユニット1には、上記冷水路15から分岐されて上記混合水路29に至るバイパス通路28が設けられると共に、このバイパス通路28には開閉弁31が設けられている。この開閉弁31としては、電磁開閉弁等が使用され、このシステムが正常運転されている場合は全閉状態にある。しかし、停電、上記温水量調節弁25や上記給水量調節弁24の故障、上記各温度センサ19,23,33,34の故障等によってソーラ温水と水との混合制御の出来ない異常が起こった場合に、上記コントローラ11からの制御信号によって開閉弁31におけるソレノイドへの電圧供給が停止され、この開閉弁31を全閉状態から全開状態とし、上記冷水路15内の水が上記バイパス通路28を通して上記混合水路29に流れ込むようにする。これによって、上記のような異常が起こっても、混合水路29内のソーラ温水はバイパス通路28からの水で冷まされるので、例えばリモコン71での設定限界温度(例えば、約60℃)を超えるような高温の混合水が給湯器7に供給されることはなく給湯器7の使用者が火傷等を負うようなこともない。
【0042】
上記混合調節器3は、上記給水量調節弁24と上記温水量調節弁25とを備える。上記温水量調節弁25は、混合水路29におけるソーラ温水路14との接続点に設けられ、また、上記給水量調節弁24は、混合水路29における冷水路15との接続点に設けられている。これら温水量調節弁25および給水量調節弁24は、上記コントローラ11からの制御信号で動作制御されるモータと、このモータの回転量に応じて進退する弁(なお、図1ではニードル弁を示すが、本発明はこれに限らず種々の弁が使用できる。)とから構成される。そして、例えば、温水量調節弁25における弁が後退するにつれソーラ温水路14から混合水路29へ流れ込むソーラ温水の量が増し、逆に弁が進退するにつれソーラ温水の量が減少し、さらに弁が前進限位置に達してソーラ温水路14下流端の弁座口を塞いでしまうと、ソーラ温水の供給が遮断される。上記給水量調節弁24についても同様のことが言える。なお、上記温水量調節弁25と上記給水量調節弁24として、それぞれの弁を、例えば歯車機構を介して共通の(単一の)モータで駆動させるようにし一方の弁が開弁動作すると他方の弁が閉弁動作するように構成してもよい。
【0043】
上記コントローラ11は、上記給湯器7の給湯コントローラ72と通信線(信号線)77で接続されており、その内部構成としては、混合制御部111、通信部112、判別部113、記憶部114、上昇温度演算部115、目標温度演算部116、補正部117等を有する。
【0044】
上記混合制御部111は、リモコン71で操作入力された給湯設定温度情報の他、上記ソーラ温水温センサ19、冷水温センサ23、混合水温センサ33、ハイカット温度センサ34、水量センサ32等から入力された各検知情報をもとに、上記混合調節器3における上記温水量調節弁25および上記給水量調節弁24、上記バイパス通路28の開閉弁31に対し動作制御を行うものである。
【0045】
また、この混合制御部111は、上記ハイカット温度センサ34で混合水路29内の混合水温度が上記給湯器7におけるリモコン71での設定限界温度(例えば、60℃)を超える温度が検出されると、強制的に、温水量調節弁25を全閉にし、ソーラ温水の供給を停止させる制御を行う。これによって、給湯器7側へ上記設定限界温度を超える高温の混合水が混合水路29から供給されないようにしている。
【0046】
上記通信部112は、上記混合制御部111での混合割合の決定の際に、ソーラ温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合は、給湯器7の給湯コントローラ72に対して「燃焼禁止信号」を送信する動作を行うものである。ここで、この通信部112におけるソーラ温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合とは、ソーラ温水の温度が給湯設定温度より高い場合をいうが、ソーラ温水の温度が給湯設定温度にプラスマイナス1℃から数℃加減算した温度よりも高い場合としてもよい。このような給湯設定温度に何℃か加算した温度と比較するのは、ソーラ温水がソーラ温水路14から給湯器7の出湯口に流れ着くまでにある程度の温度降下があり得ること、また、給湯設定温度に何℃か減算した温度と比較するのは、浴槽81での湯張りでは給湯設定温度を万一でも超えることがないように給湯設定温度よりやや低い目のお湯とすること、浴槽81での湯張りで給湯設定温度よりやや低い目のお湯を供給しても後に自動保温機能等も含む追焚き機能があればこの追焚きによって給湯設定温度に温めることができること、等を考慮したからである。
【0047】
上記判別部113は、給湯器7がこの「燃焼禁止信号」に従って燃焼動作を行わなかったか否かを判別する動作を行うものである。この判別部113としては、例えば、給湯器7の給湯コントローラ72がリモコン71の表示部710での燃焼ランプに対して出力する燃焼表示信号の有無により給湯器7が燃焼動作を行わなかったか否かを判断するようにしてもよい。すなわち、この燃焼表示信号は、給湯器7が燃焼動作を行っているときリモコン71の表示部710に燃焼表示を行わせるためリモコン71に対して出力されるので、上記判別部113では、この燃焼表示信号が出力されない限り、給湯器7が燃焼禁止信号に従って燃焼動作を行わなかったと判断することができ、逆に、この燃焼表示信号が出力されると給湯器7が燃焼禁止信号に反して燃焼動作を行ったと判断することができる。この場合、燃焼表示信号の出力が上記通信部112でも受信されるようにし、判別部113でその受信の有無を監視するようにすればよい。
【0048】
上記記憶部114は、上記判別部113において給湯器7が「燃焼禁止信号」に反して燃焼動作を行った場合は当該給湯器7が「ソーラ未対応」(通信未対応の一種)であると記憶するものである。
【0049】
上記上昇温度演算部115は、混合水路29での水量センサ32の出力から判断される流量Qの混合水を、最小燃焼量(バーナの最低燃焼)で動作する給湯器7によって加熱した場合にこの流量Qの混合水を加熱昇温できる上昇温度ΔTを演算するものである。具体的には、上記最小燃焼量で動作する給湯器7の発熱量を最小発熱量Wminとした場合、上昇温度ΔT=最小発熱量Wmin/流量Qの演算が行われる。
【0050】
なお、この上昇温度演算部115では、上昇温度ΔTをバーナの最低燃焼による最小燃焼量に基づいて求めるようにしたが、例えば、バーナの最低燃焼よりも少し高い目等の特定の基底燃焼量に基づいて上昇温度ΔTを求めるようにしてもよい。
【0051】
上記目標温度演算部116は、リモコン71で設定された給湯設定温度よりもこの上昇温度ΔTだけ低い混合目標温度MTを演算するものである。具体的には、混合目標温度MT=給湯設定温度S−上昇温度ΔTの演算が行われる。
【0052】
上記補正部117は、上記記憶部114において給湯器7が「ソーラ未対応」と記憶されていた場合は、上記混合水の温度が上記混合目標温度と等しくなるように上記混合制御部111を補正するものである。この場合、混合制御部111は、混合水が混合目標温度MTとなるように上記温水量調節弁25および上記給水量調節弁24の動作制御を行うこととなる。
【0053】
(湯水混合ユニットにおける動作)
次に、上記湯水混合ユニット1における動作を説明する。
このソーラ給湯システムは、特に既設の給湯器7に上記湯水混合ユニット1を用いて新たに太陽熱温水器5を接続して運転し、ソーラ温水温度が給湯設定温度より高かったと始めて判断されたときに湯水混合ユニット1からの「燃焼禁止信号」に反して給湯器7が燃焼した場合には当該給湯器7は「ソーラ未対応」と記憶し、次回以降の運転でソーラ温水温度が給湯設定温度より高かった場合は当該給湯器7の最小燃焼で上昇する温度だけ給湯設定温度より下げた温度で混合水のミキシングを行って給湯器7に給水するように動作させるものである。
以下に、具体的にこの湯水混合ユニット1の動作を、図2に示したフローチャート従って説明する。
【0054】
図2を参照して、湯水混合ユニット1に電源が入れられると、ステップS1で上記バイパス通路28の開閉弁31が全閉状態にされた後、ステップS2で混合水路29の水量センサ32の出力を監視する。給湯蛇口85や浴槽の湯張り弁が開かれて給湯動作が始まると混合水路29の水量センサ32がON信号を混合制御部111に出力し混合水路29での通水が検知されると、次のステップS3に進む。
【0055】
ステップS3において、混合制御部111は、ソーラ温水路14内のソーラ温水温度であるソーラ温水温センサ19の検知温度と、給湯器7のリモコン71での給湯設定温度とを比較する。このとき、上記ソーラ温水の温度が上記給湯設定温度より高いと判断されたのが、この湯水混合ユニット1により太陽熱温水器5を接続して始めての場合は、実質的にステップS5〜S8の処理が実行される。
【0056】
すなわち、ステップS3で上記ソーラ温水の温度が上記給湯設定温度より高いと判断されると、ステップS4でこの給湯器7が「ソーラ未対応」であるか否か判断されるが、この処理が始めての場合は上記記憶部114に「ソーラ未対応」の有無の記憶がないので、ステップS5へ進む。
【0057】
すると、ステップS5では、通信部112から給湯器7の給湯コントローラ72に対して「燃焼禁止信号」を出力すると共に、混合調節器3は混合制御部111からの制御信号よって混合水の温度が給湯設定温度となるように動作制御される。
【0058】
続いて、ステップS6では、判別部113において給湯器7が上記「燃焼禁止信号」に反して燃焼を行ったか否かの判断を行う。このステップS6での判断は、例えば、給湯器7のリモコン71における表示部710の燃焼ランプの有無から判断される。すなわち、給湯器7が燃焼動作を行っているときリモコン表示部710の燃焼ランプを点灯させるため、燃焼表示信号がリモコン71に対して出力されるので、上記判別部113では、通信線77を介して燃焼表示信号出力を傍受するようにし、この燃焼表示信号が出力されない限り、給湯器7が「燃焼禁止信号」に従って燃焼動作を行わなかったと判断することができる。逆に、この燃焼表示信号が出力されると給湯器7が「燃焼禁止信号」に反して燃焼動作を行ったと判断することができる。
【0059】
そして、給湯器7が「燃焼禁止信号」に反して燃焼を行った場合は、ステップS7で当該給湯器7は「ソーラ未対応」であると記憶部114が記憶し、続いてステップS8で混合制御部111は、混合水の温度が、給湯器7の最小燃焼による上昇温度ΔTだけ給湯設定温度より下げた混合目標温度MTとなるように混合調節器3における温水量調節弁25および給水量調節弁24の動作制御を行う。
【0060】
すなわち、上昇温度演算部115において、水量センサ32の出力から判断される流量Qの混合水を、最小燃焼量(バーナの最低燃焼)で動作する給湯器7によって加熱した場合にこの流量Qの混合水を加熱昇温できる上昇温度ΔTが演算される(上記最小燃焼量で動作する給湯器7の発熱量を最小発熱量Wminとした場合、上昇温度ΔT=最小発熱量Wmin/流量Qの演算が行われる。)。上記上昇温度ΔTが演算されると、続いて目標温度演算部116において、リモコン71で設定された給湯設定温度よりもこの上昇温度ΔTだけ低い混合目標温度MTが演算される(混合目標温度MT=給湯設定温度S−上昇温度ΔTが演算される。)。なお、給湯設定温度は、通信部112が給湯器7のリモコン71から通信線77を通じて傍受している。そして、補正部117が、この混合目標温度MTの混合水が混合水路29から給水されるように、混合制御部111に対して混合調節器3の動作制御に際し補正を行う。
【0061】
このようにして、上記通信部112が給湯器7の給湯コントローラ72に対して「燃焼禁止信号」を送ったにもかかわらず、給湯器7が燃焼動作を行った場合は、上記記憶部114に当該給湯器7は「ソーラ未対応」であると記憶し、すると、上記混合水路29から給湯器7の入水路76に送り込まれる混合水は、給湯器7の最小燃焼で上昇される上昇温度ΔTを給湯設定温度より下げた混合目標温度MTとなるように、上記補正部117によって上記混合制御部111が補正され、その結果、最小燃焼量で作動する給湯器7によって上記混合水が給湯設定温度まで加熱昇温されることとなる。
【0062】
一方、上記ステップS6で判別部113は、給湯器7が「燃焼禁止信号」に従って燃焼を行わなかった場合は前のステップS5で実行された混合水のミキシング状態が維持される。すなわち、混合水が給湯設定温度になるようにミキシングされて給湯器7に送り込まれることとなる。この場合、給湯器7は燃焼運転されないから、給湯設定温度にミキシングされた混合水がそのまま給湯器7の出湯口から出湯される。
【0063】
また、上記ステップS3で上記ソーラ温水の温度が上記給湯設定温度より低いと判断された場合は、上記「燃焼禁止信号」を出力することなく、所定の混合割合に混合水をミキシングする動作制御を、ステップS9、S10で実行する。
【0064】
すなわち、ステップS9でソーラ温水温度が上記給湯設定温度から上記上昇温度ΔTを引いた温度より高いか否かを判断し、高い場合は上記ステップS8へ進めて混合水の温度が上記混合目標温度MTとなるように混合調節器3の動作制御が行われ、一方、ソーラ温水温度が上記給湯設定温度から上記上昇温度ΔTを引いた温度より低い場合は、ステップS10へ進めて温水量調節弁25を全開にすると共に給水量調節弁24を全閉としソーラ温水だけが給湯器7に送り込まれるようにする。すると、給湯器7でのバーナの燃焼制御によって上記混合水が給湯設定温度まで加熱昇温されることとなる。
【0065】
次に、上記ステップS5〜S7の処理が一度なされた後に、このシステムが運転されて、上記ステップS3で上記ソーラ温水の温度が上記給湯設定温度より高いと判断され、ステップS4で「ソーラ未対応」と判断されると、直ちにステップS8へ進み、混合水は、給湯器7の最小燃焼で上昇される上昇温度ΔTを給湯設定温度より下げた混合目標温度MTとなるように混合調節器3の動作制御が行われる。一方、ステップS4で「ソーラ未対応」でない、すなわち、「燃焼禁止信号」に従える給湯器7である場合は、ステップS5、S6と進み、混合水は、給湯器7の給湯設定温度となるように混合調節器3の動作制御が行われる。これによって、給湯器7の出湯口からは使用者による給湯設定温度通りの給湯が行われることとなる。
【0066】
以上のように、この実施の形態1による湯水混合ユニット1によれば、外部からの「燃焼禁止信号」に従うことが出来ずに燃焼動作を行ってしまう給湯器7に対し太陽熱温水器5を接続した場合であっても、給湯設定温度以上の高温水が給湯器7から出湯されることはなく、使用者の給湯設定温度通りの給湯を可能とする。従って、このような「ソーラ未対応」の既設の給湯器7においても太陽熱温水器5を後付けすることができ、給湯器7を新たにソーラ対応のものに取り替える必要がなく、簡易かつ経済的なソーラ給湯システムを実現できる。
【0067】
なお、この実施の形態1では、給湯器7が湯水混合ユニット1と通信できる機能を持つものでも、両者の通信プロトコルが異なるため(「通信未対応」の一種)、給湯器7が湯水混合ユニット1からの信号に従えないような場合も含めて対応可能である。
【0068】
実施の形態2.(請求項3)
次に、本発明の実施の形態2を説明する。この実施の形態2による湯水混合ユニット1では、給湯器7の給湯コントローラ72が上記コントローラ11との間で通信機能を有し湯水混合ユニット1からの「燃焼禁止信号」に従える給湯器7に適用した場合に、例えば通信線77の断線等で上記通信機能が害されて上記「燃焼禁止信号」を給湯器7が受信出来なくなった場合でも、引き続いて使用者の給湯設定温度通りの給湯を可能とするものである。
【0069】
この実施の形態2による湯水混合ユニット1としては、上記通信部112は、給湯コントローラ72に対して所定時間毎に送信される送信信号の中に「接続検知信号(アンサーバック信号)」を含めると共にこの給湯コントローラ72からの上記「接続検知信号」の返信を受信する送受信機能を有し、上記判別部113は、この通信部112で上記「接続検知信号」の受信の有無から正常に通信を行えて給湯器7が「燃焼禁止信号」に従って燃焼動作を行わなかったか否かを判別できるようにしたものである。また、上記記憶部114は、特に設けなくてもよい。
【0070】
この実施の形態2による湯水混合ユニット1による動作は、図3に示すフローチャートに従う。図3に示すように、この実施の形態2の場合は、上記実施の形態1における動作と異なるところは、図2におけるステップS4〜S7に代えてステップS31、S40、S41、S50の処理動作が行われる。
【0071】
すなわち、ステップS3でソーラ温水の温度が給湯設定温度より高いと判断されると、ステップS31では、湯水混合ユニット1から「燃焼禁止信号」が給湯コントローラ72へ送信される。
【0072】
このソーラ給湯システムにおける給湯器7は、通信が正常に行われていれば、湯水混合ユニット1からの「燃焼禁止信号」に従えるが、正常に通信が行われているか、すなわち、給湯器7が現在もソーラ対応の状態にあるか否かの判定が次のステップS40で行われる。
【0073】
このステップS40では、判別部113において通信部112から給湯器7の給湯コントローラ72に対して所定時間毎に送信される「接続検知信号(アンサーバック信号)」が正常に通信部に返信されて来ているか否かを判別する。
【0074】
すなわち、通信部112での上記「接続検知信号」の返信が確認されている限り、給湯器7は、正常に通信が行われているソーラ対応の状態にあると判断でき、給湯コントローラ72は「燃焼禁止信号」を受け取って給湯器7に燃焼動作を行わせないようにする。この場合は、ステップS50へ進み、給湯設定温度になる混合割合で混合水のミキシングがなされる。
【0075】
ところが、通信部112での上記「接続検知信号」の返信が確認できない場合は、通信線77の一部断線や給湯コントローラ72のトラブル等が発生したと考えられ、湯水混合ユニット1からの「燃焼禁止信号」を受信出来なくなって「燃焼禁止信号」に反して給湯器7が燃焼動作を行う可能性がある。すると、給湯設定温度にミキシングされた混合水が混合水路29から給湯器7に送られると給湯器7の燃焼動作によって給湯設定温度以上の高温水が給湯器7から出湯されてしまうおそれがある。
【0076】
そこで、この場合、ステップS41で現在、当該給湯器7はソーラ未対応にあるとし、ステップS8へ進め、混合制御部111は、混合水の温度が、給湯器7の最小燃焼による上昇温度ΔTだけ給湯設定温度より下げた混合目標温度MTとなるように混合調節器3の動作制御を行う。
【0077】
なお、上記ステップS41においては、コントローラ11と給湯コントローラ72との間の通信不良を報知するため、コントローラ11あるいはリモコン71等においてブザー、ランプ点灯、音声出力等のエラー報知を行わせる動作を追加してもよい。この場合、使用者等は、上記通信不良を直ちに知ることができ、その修理にも直ちに対処することができる。
その他の動作処理については、図2に示した上記実施の形態1の場合と同様に行われる。
【0078】
以上のように、この実施の形態2によれば、給湯器7の給湯コントローラ72との間で常時通信する通信機能のあるものでも、上記通信部112で「接続検知信号」の受信が無かった場合は通信線77の一部断線等により湯水混合ユニット1からの「燃焼禁止信号(アンサーバック信号)」を受信出来なくなったことが分かる。この場合、もはや給湯器7が「燃焼禁止信号」に従って燃焼動作を行えないことが上記判別部113で判断されるので、湯水混合ユニット1において給湯器7の最小燃焼による上昇温度ΔTだけ給湯設定温度より下げた混合目標温度MTとなるように混合水のミキシングを行うことで、給湯器7においてはその最小燃焼によって引き続き使用者の給湯設定温度通りの給湯を可能とすることができる。
【0079】
逆に、上記「接続検知信号」の受信が有る限り、給湯器7が「燃焼禁止信号」に従って燃焼動作を行わないと判断でき、この場合は、湯水混合ユニット1において給湯設定温度となるように混合水のミキシングを行えば、給湯設定温度通りの給湯が行われることとなる。
【0080】
実施の形態3.(請求項4,5)
次に、本発明の実施の形態3を説明する。図4に示す従来のソーラ給湯システムでは、給湯器Aのリモコン450の運転スイッチOFF時には、湯水混合ユニットCの混合調節弁461では水固定動作(水側全開・ソーラ側全閉)とされ、ソーラ温水は利用されない。この場合、給湯器Aは燃焼運転されることはなく、このときソーラ温水だけの使用にすると何℃のソーラ温水が出てくるかわからず、火傷するような高温になっていることも考えられるので安全確保のため、水固定動作の仕様になっていると考えられる。従って、リモコン450の運転スイッチOFF時には、太陽熱温水器利用の省エネメリットを最大限に活かせなかった。
【0081】
しかし、最近のソーラ給湯システムは、ソーラ専用リモコンを備えていたり給湯器のリモコンにソーラ温水の温度表示機能が付加されていたり等し、太陽熱温水器5の貯湯タンク51内のソーラ温水温度がわかるようになっているものがある。特に、このような場合、給湯器Aの燃焼運転を行わせることなく、ソーラ温水を使用したくても、給湯器Aのリモコン450の運転スイッチOFF時に水固定動作とされるため、ソーラ温水を利用しようとする使用者にとっては非常に使い勝手が悪かった。
【0082】
そこで、実施の形態3による湯水混合ユニット1においては、上記不便さを解消させるようにした。
すなわち、この実施の形態3による湯水混合ユニット1は、上記実施の形態1,2のものにおいて、上記通信部112は、給湯器7のリモコン71での運転スイッチON−OFF信号を傍受する受信機能を有する構成とし、上記判別部113は、この通信部112での受信信号により上記リモコン71が運転スイッチOFFか否かを判断する構成とし、上記補正部117は、上記判別部113において上記リモコン71が運転スイッチOFFであると判断された場合は混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部111を補正する構成としたものである。また、上記補正部117は、給湯器7がリモコン71の運転スイッチOFF時に「水固定」とするか「ソーラ利用」とするかの選択を選択スイッチから受け、この選択スイッチからの選択が「ソーラ利用」の場合に混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部111の補正を行い、選択スイッチからの選択が「水固定」の場合は、給水量調節弁24を全開で温水量調節弁25を全閉とし水だけが取出せるようにする。
【0083】
なお、上記選択スイッチの設置方法は、任意に決定でき、例えば、湯水混合ユニット1のディップスイッチ等として設けたり、給湯器7のリモコン71に設けたり、あるいはソーラ専用リモコンに設けたり等することができる。
【0084】
この実施の形態3によると、給湯器7がリモコン71の運転スイッチOFFか否かの判断がされ、運転スイッチOFFで給湯器7が燃焼運転されない場合は、上記選択スイッチが「ソーラ利用」に設定されていれば、上記補正部117からの補正に従い混合制御部111によって混合水の温度が所定温度以下となるようにミキシングされ、この所定温度以下の混合水が給湯器7に送り込まれる。そして、この混合水が当該給湯器7からそのまま出湯されることとなる。これによって、給湯器7の運転をさせることなく太陽熱温水器5からのソーラ温水だけでの使用を行うことができ、太陽熱温水器利用の省エネメリットを最大限に活かすことができる。
【0085】
ここで、上記所定温度とは、給湯器7の使用者が火傷を負うようなことがない上限温度を意味し、例えば、約60℃程度に設定される。そして、ソーラ温水の温度がこの所定温度以上であれば、混合水温度が所定温度以下となるようにソーラ温水に水が混合されるが、ソーラ温水の温度が所定温度以下であればソーラ温水だけを給湯器7側へ送り込むようにする。
【0086】
一方、上記選択スイッチを「水固定」に設定されていれば、給水量調節弁24を全開で、温水量調節弁25を全閉とし、ソーラ温水と水とのミキシングは行わずに水だけが給湯器7側へ送り込まれる。すると、運転スイッチOFFの給湯器7から水だけを取出せる。
【0087】
これによって、給湯器7のリモコン71の運転スイッチOFF時において、「太陽熱温水器5のソーラ温水を使いたい」、あるいは「水だけを使いたい」等の使用者の要望にも柔軟に対応することができる。
【0088】
なお、この実施の形態3は、上記実施の形態1,2の湯水混合ユニット1に組み込んだ構成としたが、これに限らずその他あらゆる湯水混合ユニットに対して適用してもよい。
【0093】
(その他)
なお、本発明による湯水混合ユニットは、上記各実施の形態1〜3のいずれにも限定されない。
例えば、上記実施の形態1〜3では、上記冷水路15と上記混合水路29との間にバイパス通路28を設けるが、このようなバイパス通路28を設けることなく、例えば、停電や上記温水量調節弁25または上記給水量調節弁24の故障等の異常時には全閉されるような開閉弁を上記ソーラ温水路14に設けるようにしてもよい。
【0094】
また、上記実施の形態1〜3では、混合水の温度情報および流量情報は混合水路29での混合水温センサ33、水量センサ32から入力されるようにするが、これらの情報を給湯器7における入水路76での温度センサ、水量センサより給湯コントローラ72を通じてコントローラ11へ入力されるようにしてもよい。この場合、上記混合水路29に混合水温センサ33や水量センサ32を設けなくてもよい。
【0095】
また、上記実施の形態1〜3では、ソーラ温水と水との混合を上記温水量調節弁25と上記給水量調節弁24とによる2軸制御の混合調節器3で行っているが、例えば、ソーラ温水路14と冷水路15の合流点に単一の弁体を具備させてこの弁体の角度調節でソーラ温水路14からのソーラ温水と冷水路15からの水の混合割合を同時に調整する1軸制御の混合調節器で行うようにしてもよい。
さらに、上記実施の形態1〜3では、上記温水供給器として太陽熱温水器5を用いているが、これに限らず、例えば廃熱利用の温水器等その他種々の温水供給器であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による湯水混合ユニットを用いた給湯システムの全体構成を示す構成図である。
【図2】上記実施の形態1の湯水混合ユニットにおける動作制御を示すフローチャートである。
【図3】実施の形態2における動作制御を示すフローチャートである。
【図4】従来の湯水混合ユニットを用いた給湯システムの全体構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 湯水混合ユニット
3 混合調節器
5 太陽熱温水器(温水供給器)
7 給湯器(補助熱源機)
10 給水分岐路
11 コントローラ
14 ソーラ温水路
15 冷水路
19 ソーラ温水温センサ
23 冷水温センサ
24 給水量調節弁
25 温水量調節弁
28 バイパス通路
29 混合水路
31 開閉弁
32 水量センサ
33 混合水温センサ
34 ハイカット温度センサ
56 太陽熱温水器のソーラ出湯路
71 給湯器のリモコン
72 給湯コントローラ
76 給湯器の入水路
77 通信線
111 混合制御部
112 通信部
113 判別部
114 記憶部
115 上昇温度演算部
116 目標温度演算部
117 補正部
710 リモコンの表示部

Claims (5)

  1. 温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
    上記補助熱源機の給湯コントローラに対して送信信号を送る通信部と、
    上記送信信号を給湯コントローラで認識できない通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する判別部と、
    上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合制御部で決定する混合割合を補正する補正部とを備え、
    上記判別部にて補助熱源機が通信未対応であると判断された場合に当該補助熱源機が通信未対応であると記憶する記憶部と、
    上記補助熱源機の燃焼による発熱量を上記混合水の流量で割り算して上昇温度を求める上昇温度演算部と、
    上記上昇温度を上記給湯設定温度から減算して混合目標温度を求める目標温度演算部とを備え、
    上記通信部は、上記混合制御部での混合割合の決定の際に上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合は補助熱源機の給湯コントローラに対して燃焼禁止信号を送る構成とし、
    上記判別部は、この燃焼禁止信号に反して燃焼動作を行う通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する構成とし、
    上記補正部は、上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合であって上記記憶部に当該補助熱源機が通信未対応であると記憶されている場合は上記混合水の温度が上記混合目標温度と等しくなるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  2. 請求項1に記載の湯水混合ユニットにおいて、
    上記判別部は、上記補助熱源機の給湯コントローラがこの給湯コントローラと接続されたリモコンに対して出力する燃焼表示信号の有無により補助熱源機が燃焼動作を行ったか否かを判別する構成としたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  3. 温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
    上記補助熱源機の給湯コントローラに対して送信信号を送る通信部と、
    上記送信信号を給湯コントローラで認識できない通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する判別部と、
    上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合制御部で決定する混合割合を補正する補正部とを備え、
    上記補助熱源機の燃焼による発熱量を上記混合水の流量で割り算して上昇温度を求める上昇温度演算部と、
    上記上昇温度を上記給湯設定温度から減算して混合目標温度を求める目標温度演算部とを備え、
    上記通信部は、上記送信信号に含むアンサーバック信号を給湯コントローラから受信する受信機能を有する構成とし、
    上記判別部は、この通信部での上記アンサーバック信号の受信の有無により通信未対応の補助熱源機であるか否かを判断する構成とし、
    上記補正部は、上記温水供給器の温水を用いて給湯設定温度に調整できる場合であって上記判別部にて当該補助熱源機が通信未対応であると判断された場合は上記混合水の温度が上記混合目標温度と等しくなるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする湯水混合ユニット。
  4. 温水供給器を補助熱源機に接続するための湯水混合ユニットであって、温水路を通る上記温水供給器からの温水と冷水路を通る水源からの水とを混合調節しこの混合調節後の混合水を上記補助熱源機の入水路と接続された混合水路に送り出す混合調節器と、上記補助熱源機における給湯設定温度を受けて上記混合調節器での混合割合を決定すると共に上記混合調節器に対する動作制御を行う混合制御部とを有し、
    上記補助熱源機のリモコンでの運転スイッチのON−OFF状態を傍受する受信機能を有する通信部と、
    上記通信部での受信信号により上記リモコンが運転スイッチOFFか否かを判断する判別部と、
    上記判別部にて上記リモコンが運転スイッチOFFであると判断された場合は混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部を補正する補正部とを備えることを特徴とする湯水混合ユニット。
  5. 請求項4に記載の湯水混合ユニットにおいて、
    上記補正部は、水固定とするか温水利用とするかの選択を受け、温水利用の場合に混合水の温度が所定温度以下となるように上記混合制御部を補正する構成としたことを特徴とする湯水混合ユニット。
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