JP2014088971A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼給湯器との正常な連携が行えない場合であっても、確実に給湯することができる給湯システムを提供する。
【解決手段】
貯湯タンク4内の湯水を沸かし上げるタンク用加熱機2を設ける。貯湯タンク4の湯水を導出する出湯管5を流れる湯水を加熱する燃焼給湯器3を設ける。出湯管5に、バイパス弁22を備えるバイパス管19を設ける。バイパス弁22を制御するタンク制御手段26に、燃焼給湯器3との正常な連携が可能か否かを判断する連携可否判断手段を設ける。タンク制御手段26は、連携可否判断手段により燃焼給湯器3との正常な連携が不可能であると判断されたとき、バイパス弁22を開弁させると共に、貯湯タンク4の湯量が所定量以上となるようにタンク用加熱機2に貯湯タンク4内の湯水の沸かし上げを実行させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯タンクの下流側に燃焼給湯器を接続した給湯システムに関する。
従来、ヒートポンプ等の加熱機により沸かし上げた湯を貯める貯湯タンクと、貯湯タンクの下流側に直列に接続した燃焼給湯器とを備える給湯システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この給湯システムによれば、貯湯タンクに湯切れが生じて貯湯タンクから導出する湯の温度が低下したとき、燃焼給湯器によって所望の温度に追い加熱して給湯することができる。
しかし、貯湯タンクの下流側に燃焼給湯器を直接に接続した場合、貯湯タンクから燃焼給湯器を経由して出湯管の出口に至る湯の流通経路が長くなり、燃焼給湯器を経由する流通経路における湯水の放熱が大きい。
そこで、燃焼給湯器を迂回するバイパス管を設けると共に、このバイパス管を開閉するバイパス弁を設けることが行われている。これによれば、貯湯タンクに湯切れが生じていない場合にはバイパス弁を開弁して出湯管の出口に貯湯タンクの湯水を送ることで、放熱を低減させることができる。
特開2000−329401号公報
しかし、貯湯タンクに湯切れが生じたときにバイパス弁を閉弁して燃焼給湯器による追い加熱を行おうとしても、燃焼給湯器が故障している場合や燃焼給湯器への通電が停止している場合等には、燃焼給湯器による追い加熱が行えないために使用者が所望する給湯が行えない。
しかも、近年では、安価な夜間電力を用いるために、夜間に自動的にヒートポンプを作動させて沸かし上げ運転を行い、昼間使う分の湯を貯湯タンクに貯えておくことが行われる。この場合には、昼間の高価な電力消費を避けるために、夜間以外でのヒートポンプによる沸かし上げ運転を禁止する制御が行われるため、昼間においては、貯湯タンクの湯切れを防止するためのヒートポンプによる沸かし上げ運転が行えない。
このように、貯湯タンクに湯切れが生じたときに燃焼給湯器との正常な連携が行えない場合には、使用者が所望する正常な給湯が行えなくなる事態が生じる不都合があった。
上記の点に鑑み、本発明は、燃焼給湯器との正常な連携が行えない場合であっても、確実に給湯することができる給湯システムを提供することを目的とする。
本発明は、貯湯タンクと、該貯湯タンク内の湯水を沸かし上げるタンク用加熱機と、前記貯湯タンクの湯水を導出する出湯管と、該出湯管に介設されて該出湯管を流れる湯水をバーナの燃焼により加熱する燃焼給湯器と、該燃焼給湯器と前記貯湯タンクとの間の出湯管から分岐して該燃焼給湯器の下流の出湯管に接続するバイパス管と、該バイパス管を開閉するバイパス弁と、前記貯湯タンクの湯量を検出する貯湯量検出手段と、該貯湯量検出手段により検出された前記貯湯タンクの湯量が所定量以上のとき、前記バイパス弁を開弁させて前記バイパス管を介して給湯を行い、前記貯湯量検出手段により検出された前記貯湯タンクの湯量が所定量未満のとき、前記バイパス弁を閉弁させて前記出湯管の湯水を前記燃焼給湯器へ流す制御を行うタンク制御手段と、該タンク制御手段からの指示により前記タンク用加熱機による貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを実行する沸かし上げ制御手段と、前記タンク制御手段と通信可能に接続されて前記燃焼給湯器の運転を制御する給湯器制御手段とを備える給湯システムにおいて、前記タンク制御手段は、前記燃焼給湯器との正常な連携が可能か否かを判断する連携可否判断手段を備え、該連携可否判断手段により前記燃焼給湯器との正常な連携が不可能であると判断されたとき、前記バイパス弁を開弁させると共に、前記貯湯量検出手段により検出される前記貯湯タンクの湯量が所定量以上となるように前記沸かし上げ制御手段を介して前記タンク用加熱機による貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを実行させることを特徴とする。
前記タンク制御手段は、前記連携可否判断手段を備えることにより、前記貯湯タンクの湯量が所定量未満となって前記バイパス弁を閉弁させるのに先だって、前記燃焼給湯器が正常に連携できる状態が否かを判断することができる。そして、前記連携可否判断手段により前記燃焼給湯器との正常な連携が不可能であると判断されたとき、前記タンク制御手段は、バイパス弁を開弁させた状態を維持し、貯湯タンクからの給湯を行う。このとき、前記燃焼給湯器による追い加熱は行えないが、前記貯湯量検出手段により検出される前記貯湯タンクの湯量が所定量以上となるように前記沸かし上げ制御手段を介して前記タンク用加熱機による貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを実行させるので、貯湯タンクからの給湯が可能となる。従って、燃焼給湯器との正常な連携が行えない場合には貯湯タンクの湯切れが防止され、確実に給湯することができる。
本発明において、前記連携可否判断手段は、前記燃焼給湯器が正常な運転を行い得るか否か、或いは、前記タンク制御手段と前記給湯器制御手段とが正常な通信を行い得るか否かによって、前記燃焼給湯器との正常な連携が可能か否かを判断することが挙げられる。
前記燃焼給湯器が正常な運転を行えない状態とは、例えば、前記燃焼給湯器が故障している場合や、前記燃焼給湯器に通電されていない場合等が考えられる。また、前記タンク制御手段と前記給湯器制御手段とが正常な通信を行えない状態とは、例えば、タンク制御手段と給湯器制御手段とを電気的に接続する通信線が断線している場合や、給湯器制御手段に通電されていない場合等が考えられる。
前記連携可否判断手段は、このような燃焼給湯器の状態、或いは、タンク制御手段と給湯器制御手段との通信状態により、前記の連携が可能か否かを確実に判断することができる。
本発明の給湯システムの構成図。 タンクコントローラの主要な動作を示すフローチャート。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、本実施形態の給湯システムは、タンクユニット1と、ヒートポンプ2と、燃焼給湯器3とにより構成されている。
タンクユニット1は、湯水が充填された貯湯タンク4を備えている。貯湯タンク4の上部には出湯管5の上流端が接続され、出湯管5を通して貯湯タンク4の湯水が導出される。出湯管5の下流端には図示しないカラン等の出湯栓が接続される。
貯湯タンク4の下部には給水管6が接続されている。給水管6は、その上流端が水道に接続されている。給水管6は、分岐部7で2方向に分岐し、その一方の下流端が貯湯タンク4に接続されている。他方の下流端は出湯管5の途中の合流部8に接続されている。
分岐部7よりも上流側の給水管6には、通水流量を検出する第1水量センサ9と、給水管6を流れる水(水道水)の温度を検出する入水サーミスタ10とが設けられている。
分岐部7と貯湯タンク4との間の給水管6には、貯湯タンク4から給水管6への逆流を防止するタンク側逆止弁11と、貯湯タンク4への給水量(貯湯タンク4から導出される湯量と同量)を検出する第2水量センサ12と、貯湯タンク4から導出される湯量を制御するための導出湯量調節弁13とが設けられている。
分岐部7から出湯管5の合流部8までの給水管6には、出湯管5から給水管6への逆流を防止する出湯管側逆止弁14と、合流部8を介して出湯管5に合流させる入水量を調節することにより、貯湯タンク4から導出された湯の温度を調節する混合水量調節弁15とが設けられている。
合流部8と貯湯タンク4との間の出湯管5には、貯湯タンク4から導出する湯水の温度を検出するタンク出湯サーミスタ16が設けられており、合流部8の下流側の出湯管5には、給水管6から供給させる水道水が混合された後の湯水の温度を検出する混合サーミスタ17が設けられている。
出湯管5は、混合サーミスタ17の下流からタンクユニット1の外部に延び、燃焼給湯器3の後述する給湯器回路18を経た後、再びタンクユニット1の内部に入る。そして、タンクユニット1の内部において、給湯器回路18に向かう側の出湯管5と給湯器回路18の下流側からタンクユニット1の内部に延びる出湯管5との間には、両者を連通させる出湯バイパス管19が接続されている。出湯バイパス管19の上流接続部20と下流接続部21との間にはバイパス弁22が設けられている。バイパス弁22は全開から全閉まで無段階或いは多数段階で開閉させることができるものが採用される。
バイパス弁22が閉弁すると、貯湯タンク4からの湯水は燃焼給湯器3の給湯器回路18を流れ、バイパス弁22が開弁すると、貯湯タンク4からの湯水は出湯バイパス管19を流れて出湯管5の終端に設けられた出湯栓へ向かう。
出湯バイパス管19の下流接続部21よりも下流側の出湯管5には、出湯栓へ向かう湯水の温度を検出する給湯出口サーミスタ23が設けられている。
貯湯タンク4の上部位置には、貯湯タンク4に貯められた湯水の温度を検出する第1貯湯サーミスタ24が設けられている。また、貯湯タンク4の第1貯湯サーミスタ24よりも所定距離を存した下方位置には第2貯湯サーミスタ25が設けられている。第1貯湯サーミスタ24及び第2貯湯サーミスタ25は、本発明の貯湯量検出手段を構成するものである。
ここで、貯湯タンク4内部に充填された湯の状態を説明する。出湯管5は貯湯タンク4の上部に接続され、給水管6は貯湯タンク4の下部に接続されている。このため、貯湯タンク4の湯が給湯使用されると、出湯管5から湯が導出されて貯湯タンク4の湯が減少したぶん、貯湯タンク4の下部の給水管6から水が供給される。それに応じて、貯湯タンク4内では、上部に高温の湯層が形成され、下部に低温の水層が形成される。また、湯層と水層とは上下に互いに接しているため、湯層と水層との接触部分には湯層よりも温度が低く水層よりも温度の高い中間層が形成される。中間層の温度は湯層に接する部分から水層に接する部分にかけて、次第に温度が低くなっている。
貯湯タンク4の湯層が減少すると、出湯管5が接続された貯湯タンク4の出口近傍の温度が低くなる。そして、貯湯タンク4から所定の温度の湯が得られなくなったとき、一般に湯切れと言われる状態となる。貯湯タンク4で湯切れが生じると、貯湯タンク4からは温度の低い湯水が導出される。
湯切れ状態は、第1貯湯サーミスタ24の検出温度によって判断することができる。また、第2貯湯サーミスタ25の検出温度によって、貯湯タンク4内の貯湯量が充分であるか否かが判断できる。即ち、第1貯湯サーミスタ24の検出温度により中間層或いは水層が確認されれば、貯湯タンク4の湯量が第1貯湯サーミスタ24の位置(湯量が所定量となる位置)まで貯まっていないため貯湯タンク4が湯切れしたと判断でき、第2貯湯サーミスタ25の検出温度により湯層が確認されれば、貯湯タンク4には十分な湯が貯められていると判断できる。
タンクユニット1は、マイクロコンピュータ等により構成されたタンクコントローラ26(タンク制御手段)を備えている。タンクコントローラ26には、使用者の操作に応じて、所望の給湯温度(出湯栓から出る湯の温度)を設定するための温度スイッチ等の複数の操作スイッチ(図示省略)を備えたリモートコントローラ27(以下、リモコンと言う)が接続されている。
タンクコントローラ26は、第1貯湯サーミスタ24の検出温度によって湯層が確認されて、貯湯タンク4に湯切れが生じていない場合に、混合温調制御を実行する。
混合温調制御は、混合サーミスタ17又は給湯出口サーミスタ23の検出温度が目標給湯温度(使用者がリモコン27で設定した給湯温度)になるように、導出湯量調節弁13の開度と混合水量調節弁15の開度とを制御することにより、貯湯タンク4からの湯水と給水管6からの水との混合比を調節する。
また、タンクコントローラ26は、貯湯タンク4の湯切れの有無に応じてバイパス弁22の作動を制御すると共に、燃焼給湯器3に対して加熱を禁止する信号、又は加熱を許可する信号を送信する。
また、タンクコントローラ26は、夜間沸かし上げモードと常時沸かし上げモードとを選択実行することができるようになっている。夜間沸かし上げモードは、夜間電気料金が適用される時間帯(例えば、23時〜7時の8時間)にのみヒートポンプ2による貯湯タンク4内の湯水の沸かし上げ動作を行うモードである。即ち、夜間電気料金が適用される時間帯に、学習により得た一日分の必要量、或いは、貯湯タンクの容量の全量の湯を貯湯タンク4に貯留しておく。夜間沸かし上げモードが選択された場合、昼間の給湯で貯湯タンク4に貯留された湯が使用され、貯湯タンク4に湯切れが生じても、ヒートポンプ2による貯湯タンク4内の湯水の沸かし上げ動作は行わない。そして、貯湯タンク4に湯切れが生じたときには、タンクコントローラ26は、燃焼給湯器3に対して加熱を許可する信号を送信し、バイパス弁22を閉弁して、燃焼給湯器3による追い加熱を行えるようにする。
一方、常時沸かし上げモードは、昼間の時間帯であっても、ヒートポンプ2による貯湯タンク4内の湯水の沸かし上げ動作を行うモードである。即ち、昼間の給湯において貯湯タンク4の第1貯湯サーミスタ24の検出温度が沸かし上げ開始温度(例えば60℃未満)となった場合、ヒートポンプ2による貯湯タンク4内の湯水を所定の沸かし上げ温度(例えば80℃)に沸かし上げる動作を行う。
ヒートポンプ2は、本発明のタンク用加熱機として設けられているものである。ヒートポンプ2は、冷媒循環路28を備え、冷媒循環路28には、圧縮機29、水熱交換器(凝縮器)30、膨張弁(減圧器)31、及び空気熱交換器(蒸発器)32が設けられている。
水熱交換器30は、貯湯タンク4の上部及び下部に接続されたタンク循環路33に接続され、冷媒循環路28の冷媒とタンク循環路33の湯水とを熱交換させることによって、タンク循環路33の湯水を加熱する。
タンク循環路33には、貯湯タンク4と水熱交換器30との間で湯水を強制的に循環させる循環ポンプ34と、水熱交換器30から貯湯タンク4に向かう湯水の温度を検出する下流サーミスタ35と、貯湯タンク4から水熱交換器30に向かう湯水の温度を検出する上流サーミスタ36とが設けられている。
ヒートポンプ2は、マイクロコンピュータ等により構成されたヒートポンプコントローラ37(沸かし上げ制御手段)を備えている。ヒートポンプコントローラ37は、タンクコントローラ26と通信線38を介して接続され、タンクコントローラ26から加熱指示信号を受信したときに、タンク循環路33に設けられている上流サーミスタ36及び下流サーミスタ35の検出温度に基づいて、貯湯タンク4の湯水を予め設定された沸かし上げ温度(例えば80℃)に沸かし上げる。
タンクコントローラ26は、上述したように、夜間沸かし上げモードと常時沸かし上げモードとを選択実行し、夫々のモードに応じてヒートポンプコントローラ37に前記加熱指示信号を送信する。
燃焼給湯器3は、ガス湯沸し器等の周知の構成のものが採用されている。即ち、燃焼給湯器3は、給湯器回路18と、燃料ガスにより燃焼するバーナ39と、マイクロコンピュータ等により構成された給湯器コントローラ40(給湯器制御手段)とを備えている。給湯器回路18は、前述した通り、タンクユニット1のから延びる出湯管5に接続されていることにより、出湯管5の一部を構成している。
給湯器回路18には、バーナ39により加熱される給湯熱交換器41と、給湯熱交換器41をバイパスする給湯バイパス管42と、給湯熱交換器41への湯水の流量と給湯バイパス管42への湯水の流量との分配比を変更するバイパスサーボ43と、燃焼給湯器3に供給される湯水の流量を調節する絞り弁である水量サーボ44とが設けられている。
更に、給湯器回路18には、給湯熱交換器41及び給湯バイパス管42に供給される湯水の流量を検出する第3水量センサ45と、給湯バイパス管42の下流側に流れる湯の温度を検出する給湯器サーミスタ46とが設けられている。
給湯器コントローラ40は、タンクコントローラ26と通信線47を介して通信可能に接続されている。
給湯器コントローラ40は、タンクコントローラ26から加熱許可を指示する信号を受信したときに加熱許可状態となる。そして、第3水量センサ45により所定の下限流量以上の通水が検出されているときに、給湯器サーミスタ46の検出温度が目標給湯温度(使用者がリモコン27で設定した給湯温度)となるように、バーナ39の燃焼量を制御する給湯器温調制御を実行する。
また、給湯器コントローラ40は、タンクコントローラ26から加熱禁止を指示する信号を受信したときに加熱禁止状態となり、給湯器温調制御の実行が禁止される。
更に、給湯器コントローラ40は、バーナ39が正常に燃焼できない等の故障が生じた場合には、その故障を検出してタンクコントローラ26にエラーコードを送信する。
タンクコントローラ26は、バイパス弁22との開閉動作と燃焼給湯器3との正常な連携が可能か否かを判断する連携可否判断手段をこの機能として備えている。タンクコントローラ26は、給湯器コントローラ40から送信されるエラーコードを受信したときに(燃焼給湯器が正常な運転を行うことができないときに)、連携可否判断手段の機能により燃焼給湯器3の連携が不可であると判断する。
また、タンクコントローラ26は、給湯器コントローラ40への各種信号の送信開始時に給湯器コントローラ40に対してチェック信号を送る。このチェック信号に対して給湯器コントローラ40からの返信がタンクコントローラ26側で受信できなかったときには、通信線47の断線等によりタンクコントローラ26と給湯器コントローラ40との間で通電不能(正常な通信が行えない状態)となっていることが考えられるため、タンクコントローラ26は、連携可否判断手段の機能により燃焼給湯器3の連携が不可であると判断する。
そして、タンクコントローラ26は、連携可否判断手段の機能により燃焼給湯器3の連携が不可であると判断したときには、バイパス弁22を開弁状態として常時沸かし上げモードを選択する。
ここで、タンクコントローラ26による本発明の要旨に係る作動について図2のフローチャートを参照して説明する。
先ず、タンクユニット1の電源がONされることによりタンクコントローラ26による制御動作が開始されるとSTEP1で給水管6の通水の有無を判断し、使用者により給湯が開始されて(出湯栓が開栓されて)通水有りとなったときSTEP2へ進む。STEP1においては、第1水量センサ9により下限流量以上の通水が検出されたときを通水有りとしている。
STEP2へ進むと、タンクコントローラ26は連携可否判断手段の機能により燃焼給湯器3の連携が可能か否かを判断する。そして、STEP2において燃焼給湯器3の連携が可能であると判断された場合にはSTEP3へ進み、連携が不可能であると判断された場合にはSTEP10へ進む。STEP3へ進むと、タンクコントローラ26は夜間沸かし上げモードとなる。STEP10へ進むと、タンクコントローラ26は常時沸かし上げモードとなる。
STEP3へ進んだ場合、タンクコントローラ26は、夜間電気料金が適用される時間帯(例えば、23時〜7時の8時間)にヒートポンプ2に対し貯湯タンク4の湯水の沸かし上げ動作を指示し、昼間はヒートポンプ2に対しその運転を禁止するモードとなる。
タンクコントローラ26は、STEP3からSTEP4へ進むと、貯湯タンク4に湯切れが生じているか否かを判断する。STEP4で貯湯タンク4に湯切れが生じていた場合には、STEP5〜STEP8の処理を行った後STEP9へ進み、STEP4で貯湯タンク4に湯切れが生じていない場合には、STEP11〜STEP14の処理を行った後STEP9へ進む。
貯湯タンク4に湯切れが生じていることによりSTEP5へ進むと、タンクコントローラ26は給湯器コントローラ40に対して燃焼給湯器3の運転を許可する。次いで、STEP6でバイパス弁22を閉弁させ、STEP7へ進んで給湯器コントローラ40を介して水量サーボ44を開弁させる。
そして、STEP8で給湯器コントローラ40を介して給湯器温調制御を実行する。この給湯器温調制御によって、第3水量センサ45により所定の下限流量以上の通水が検出されているときに、給湯器サーミスタ46の検出温度が目標給湯温度(使用者がリモコン27で設定した給湯温度)となるようにバーナ39の燃焼量等が制御される。これにより、貯湯タンク4から導出した比較的低い温度の湯水に対して燃焼給湯器3による追い加熱が行われ、貯湯タンク4に湯切れが生じていても、所望の温度で確実に給湯することができる。
その後、タンクコントローラ26は、STEP9で使用者による給湯停止が検出されない場合には、STEP2へ戻り、使用者による給湯停止が検出された場合には、STEP1へ戻る。STEP9においては、第1水量センサ9により下限流量以上の通水が検出されない止水状態となったとき止水有りとする。
また、貯湯タンク4に湯切れが生じていないことにより、STEP11へ進むと、タンクコントローラ26は給湯器コントローラ40に対して燃焼給湯器3の運転を禁止する。次いで、STEP12でバイパス弁22を開弁させ、STEP13へ進んで給湯器コントローラ40を介して水量サーボ44を閉弁させる。これにより、貯湯タンク4から導出された湯水(この場合には十分な温度を有する湯)は、給湯器回路18への流れが確実に遮断されて出湯バイパス管19を通る。
そして、タンクコントローラ26は、STEP14で混合温調制御を実行する。混合温調制御によって、混合サーミスタ17又は給湯出口サーミスタ23の検出温度が目標給湯温度(使用者がリモコン27で設定した給湯温度)となるように、導出湯量調節弁13の開度と混合水量調節弁15の開度とを制御する。これにより、貯湯タンク4からの湯水と給水管6からの水との混合比が調節され、所望の温度で確実に給湯することができる。
その後、タンクコントローラ26は、STEP9へ進む。STEP9においては前述の通り、止水有りでなければSTEP2へ戻り、止水有りのときSTEP1へ戻る。
また、STEP2において燃焼給湯器3の連携が不可能であると判断されたことによりSTEP10へ進んだ場合、タンクコントローラ26は、昼間の時間帯であっても、ヒートポンプ2による貯湯タンク4内の湯水の沸かし上げ動作を行うモードとなる。これにより、貯湯タンク4の第1貯湯サーミスタ24の検出温度は常時沸かし上げ温度に維持される(即ち、貯湯タンク4の湯量が所定量以上に維持される)ため、貯湯タンク4の湯切れは生じない。即ち、STEP10を経た場合、STEP11〜STEP14の処理は、常時沸かし上げモードによる運転となる。
そして、タンクコントローラ26は、STEP11で給湯器コントローラ40に対して燃焼給湯器3の運転を禁止し、STEP12でバイパス弁22を開弁させ、STEP13で給湯器コントローラ40を介して水量サーボ44を閉弁させる。
なお、STEP10を経ていることにより、例えば、タンクコントローラ26と給湯器コントローラ40とが通信不能である場合には、STEP11の処理やSTEP13の処理に関するタンクコントローラ26の信号を給湯器コントローラ40で受信することはできない。しかし、タンクコントローラ26と給湯器コントローラ40とが通信可能であって、燃焼給湯器3のバーナ39による燃焼運転にのみ支障がある等の場合には、STEP11やSTEP13の処理が可能である。そして、STEP13により燃焼給湯器3の水量サーボ44を閉弁させることにより、給湯器回路18への湯水の流れを遮断することができ、貯湯タンク4からの湯水を確実に出湯バイパス管19を介して出湯栓に送ることができる。
次いで、STEP14で混合温調制御を実行し、STEP9へ進む。STEP9においては前述の通り、止水有りでなければSTEP2へ戻り、止水有りのときSTEP1へ戻る。
以上のように、タンクコントローラ26は、燃焼給湯器3が故障等により正常な連携が不可能であるとき、燃焼給湯器3が修理される等により正常な連携が可能となるまで、常時沸かし上げモード(STEP10)によりSTEP11〜STEP14の処理を行う。これにより、燃焼給湯器3との正常な連携が不可能であっても、常にヒートポンプ2による沸かし上げ運転が行われて貯湯タンク4に湯切れが生じることなく、使用者が所望する温度での給湯を円滑に行うことができる。
なお、STEP10を経た場合のSTEP11〜STEP14の処理を実行中、ヒートポンプ2の沸かし上げ動作は、夜間電気料金が適用されない時間帯であっても行われるが、STEP2において燃焼給湯器3の連携が不可能であると判断された場合に限るものである。このため、燃焼給湯器3の修理が行われる等により燃焼給湯器3との連携が可能となれば、STEP2で夜間沸かし上げモードが選択されるので、STEP2で常時沸かし上げモードが選択された場合におけるヒートポンプ2の作動による電力消費は、必要最小限に抑えることができる。
なお、本実施形態においては、タンク用加熱機としてヒートポンプ2を採用した例を示したが、これに限るものではなく、例えば太陽熱温水器等のたの加熱機も採用することができる。
2…ヒートポンプ(タンク用加熱機)、3…燃焼給湯器、4…貯湯タンク、5…出湯管、19…出湯バイパス管(バイパス管)、22…バイパス弁、24…第1貯湯サーミスタ(貯湯量検出手段)、26…タンクコントローラ(タンク制御手段)、37…ヒートポンプコントローラ(沸かし上げ制御手段)、39…バーナ、40…給湯器コントローラ(給湯器制御手段)。

Claims (3)

  1. 貯湯タンクと、
    該貯湯タンク内の湯水を沸かし上げるタンク用加熱機と、
    前記貯湯タンクの湯水を導出する出湯管と、
    該出湯管に介設されて該出湯管を流れる湯水をバーナの燃焼により加熱する燃焼給湯器と、
    該燃焼給湯器と前記貯湯タンクとの間の出湯管から分岐して該燃焼給湯器の下流の出湯管に接続するバイパス管と、
    該バイパス管を開閉するバイパス弁と、
    前記貯湯タンクの貯湯量を検出する貯湯量検出手段と、
    該貯湯量検出手段により検出された前記貯湯タンクの湯量が所定量以上のとき、前記バイパス弁を開弁させて前記バイパス管を介して給湯を行い、前記貯湯量検出手段により検出された前記貯湯タンクの湯量が所定量未満のとき、前記バイパス弁を閉弁させて前記出湯管の湯水を前記燃焼給湯器へ流す制御を行うタンク制御手段と、
    該タンク制御手段からの指示により前記タンク用加熱機による貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを実行する沸かし上げ制御手段と、
    前記タンク制御手段と通信可能に接続されて前記燃焼給湯器の運転を制御する給湯器制御手段とを備える給湯システムにおいて、
    前記タンク制御手段は、前記燃焼給湯器との正常な連携が可能か否かを判断する連携可否判断手段を備え、該連携可否判断手段により前記燃焼給湯器との正常な連携が不可能であると判断されたとき、前記バイパス弁を開弁させると共に、前記貯湯量検出手段により検出される前記貯湯タンクの湯量が所定量以上となるように前記沸かし上げ制御手段を介して前記タンク用加熱機による貯湯タンク内の湯水の沸かし上げを実行させることを特徴とする給湯システム。
  2. 請求項1記載の給湯システムにおいて、
    前記連携可否判断手段は、前記燃焼給湯器が正常な運転を行い得るか否かによって、前記燃焼給湯器との正常な連携が可能か否かを判断することを特徴とする給湯システム。
  3. 請求項1又は2記載の給湯システムにおいて、
    前記連携可否判断手段は、前記タンク制御手段と前記給湯器制御手段とが正常な通信を行い得るか否かによって、前記燃焼給湯器との正常な連携が可能か否かを判断することを特徴とする給湯システム。
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