JP7340755B2 - ハイブリッド給湯装置 - Google Patents
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Description
燃料ガスを使用する補助熱源機と制御手段などを有するものである。
このハイブリッド給湯装置では、通常の運転状態では、給湯使用の履歴情報に基づく学習制御により給湯使用の約1時間前までにその給湯負荷に対応する湯水を貯湯タンクに貯湯するような制御が実行されている。
上記の応急運転モードにおいては、貯湯タンクに極力多くの熱量を貯湯するため、前記の学習制御による貯湯ではなく、貯湯設定温度を高め且つ貯湯タンクを常時満蓄状態にするような
運転が行われる。
その場合、予測熱量以上の給湯負荷があって補助熱源機により給湯しようとすると、燃料ガスの遮断により補助熱源機による給湯ができないことに気付くことになる。
そこで、貯湯タンク内の貯湯熱量と給湯使用検知回数に関連づけた所定のタイミングに応急運転モード移行要否確認のための燃料ガス確認を行うと共に、貯湯熱量が少ない場合には、貯湯熱量が多い場合に比べて、前記給湯使用検知回数が少ない回数で燃料ガス確認を行なうことで、燃料ガス消費を抑制しながら、燃料ガス遮断を適切なタイミングで検知して応急運転モードに切換えることができる。
上記の構成によれば、給湯使用時に前記燃料ガス確認を行うため、給湯使用がある場合には極力早期に燃料ガス遮断を検知することができる。
上記の構成によれば、前記ヒートポンプユニットの貯湯運転開始時に燃料ガス確認を行うため、燃料ガスの遮断を検知した場合には貯湯タンクを満蓄状態にするまで貯湯する等の対策を早期に講ずることができる。
しかも、燃料ガス遮断が解消されたことが検知された場合に、応急運転モードから通常運転モードへ自動的に切換えるため、ユーザーのスイッチ操作なしに通常運転モードへ自動的に復帰することができる。
最初に、本発明のハイブリッド給湯装置1の全体構成について、図1に基づいて説明する。ハイブリッド給湯装置1は、ヒートポンプユニット2(外部熱源機)と、貯湯給湯ユニット3を備えている。貯湯給湯ユニット3は、燃料ガス燃焼式の補助熱源機4と、ヒートポンプユニット2により加熱された湯水を貯湯する貯湯タンク5と、ハイブリッド給湯装置1を制御する制御部7(制御手段)を有する。制御部7は、学習記憶した給湯使用実績に基づいて将来の給湯使用の予測を行い、予測した給湯使用量に相当する熱量(必要熱量)を給湯使用の前に外部熱源機2を駆動して貯湯タンク5に貯湯するように貯湯運転を制御する。
この図2の貯湯制御に付随する給湯使用履歴記憶制御において、給湯使用の都度、月日時刻と給湯使用量のデータがメモリに格納されて給湯使用履歴として蓄積されている。
その後貯湯タンク5が満蓄状態になるとリターンする。尚、貯湯タンク5に貯湯する目標貯湯温度に関して、通常運転モードでは目標貯湯温度は例えば46~60℃であるが、応急運転モードでは補助熱源機4を使用できないことに鑑み、貯湯熱量を極力多くするために、目標貯湯温度が例えば65℃に設定される。また、応急運転モードにおいては風呂の追い焚き運転は禁止されている。
このフローチャートの説明の前に、貯湯タンク5に設けた温度センサ5b~5eと、フラグF1~F4と、カウンタN1~N4について説明しておく。
この制御が開始されると、S20において、この制御に必要な各種信号が読み込まれてメモリに格納され、次にS21において通常運転モードか否か判定され、その判定がNoのときは図5のS39へ移行し、S21の判定がYesのときはS22へ移行し、S22において、補助熱源機4が所定時間(例えば6時間)以上停止か否か判定され、その判定がYesのときはS23へ移行し、S22の判定がNoのときはリターンする。
次に、S23において給湯使用ありか否か判定される。その判定の結果給湯使用がない場合にはS20へ戻る。給湯使用がある場合にはS24へ移行する。
次に、フラグF1が1で、フラグF2,F3,F4が0であれば、カウンタN1が「1」だけインクリメントされる。フラグF1,F2が1で、フラグF3,F4が0であれば、カウンタN2が「1」だけインクリメントされる。フラグF1,F2,F3が1で、フラグF4が0であれば、カウンタN3が「1」だけインクリメントされる。また、フラグF1,F2,F3,F4が1であれば、カウンタN4が「1」だけインクリメントされる。
S26の判定がNoのときは、S28においてカウンタN2が3以上か否か判定され、その判定がYesのときはS29においてカウンタN2が0にリセットされてからS35へ移行する。S28の判定がNoのときは、S30においてカウンタN3が4以上か否か判定され、その判定がYesのときはS31においてカウンタN3が0にリセットされてからS35へ移行する。S30の判定がNoのときは、S32においてカウンタN4が5以上か否か判定され、その判定がYesのときはS33においてカウンタN4が0にリセットされてからS35へ移行する。
S35においては応急運転モード移行要否確認のための燃料ガスの確認がなされる。この燃料ガスの確認は補助熱源機4を複数回着火動作させ、フレームロッドにより火炎の発生を確認することにより行う。
次にS36において、火炎の発生の有無から燃料ガス遮断か否か判定し、その判定がYesのときはS37において運転モードを応急運転モードに切換えてから、図5のS39へ移行する。S36の判定がNoのときはS38へ移行し、S38において運転モードを通常運転モードに設定してからリターンする。
図7は、操作端末8の表示器8aの表示例を示すもので、この表示例には、貯湯タンク5の貯湯段数8b、[応急運転]の有無(8c)、給湯設定温度8d等が示されている。
貯湯量の段数表示が切換えられた場合、S44において燃料ガス確認が前記と同様に行われ、次のS45において燃料ガス遮断解消か否か判定され、その判定がYesのときは運転モードが通常運転モードに切換えられ、S45の判定がNoのときはリターンする。
貯湯タンク5内の貯湯量が少ない場合には極力早期に燃料ガス遮断を検知して応急運転モードに切換えて貯湯タンク5を沸かし上げることが望ましく、貯湯量が多い場合には燃料ガス遮断の検知が多少遅れても給湯に支障を来すことはない。
しかも、燃料ガス遮断が解消されたことが検知された場合に、応急運転モードから通常運転モードへ自動的に切換えるため、ユーザーのスイッチ操作なしに通常運転モードへ自動的に復帰することができる。
S43~S45に示すように、応急運転モードのとき、貯湯量の段数表示切換え毎に燃料ガス確認を行うことで、貯湯量に関連付けて適当な時間間隔おきに燃料ガス確認を行うことができる。
補助熱源機4の機器を有効利用して燃焼確認を行って燃料ガス確認を自動的に行うことができる。
1)風呂に注湯する予定注湯時刻の設定時間(例えば、4時間)前に燃料ガスの確認を行なうようにしてもよい。燃料ガス遮断の場合に事前に貯湯する為である。
2)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加して実施可能である。
2 ヒートポンプユニット
3 貯湯給湯ユニット
4 補助熱源機
5 貯湯タンク
7 制御部(制御手段)
8 操作端末
Claims (4)
- ヒートポンプユニットと貯湯タンクと燃料ガスを使用する補助熱源機と制御手段とを備えたハイブリッド給湯装置において、
通常運転モードと、燃料ガス遮断が検知された状態においてヒートポンプユニットで貯湯タンク内の湯水を沸かし上げる応急運転モードを備え、
前記制御手段は、補助熱源機において燃料ガスを使用した燃焼動作が所定時間以上行なわれていない場合に、前記通常運転モードにおいて前記貯湯タンク内の貯湯熱量と給湯使用検知回数に関連づけた所定のタイミングに応急運転モード移行要否確認のための燃料ガス確認を行うと共に、貯湯熱量が少ない場合には、貯湯熱量が多い場合に比べて、前記給湯使用検知回数が少ない回数で燃料ガス確認を行うことを特徴とするハイブリッド給湯装置。 - 前記制御手段は、給湯使用時に前記燃料ガス確認を行うことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド給湯装置。
- 前記制御手段は、前記通常運転モードにおいて、前記所定のタイミングに加えて、前記ヒートポンプユニットの貯湯運転開始時に前記燃料ガス確認を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド給湯装置。
- 前記制御手段は、前記応急運転モードへ移行後には、通常運転モード移行要否確認のための燃料ガス確認を少なくとも給湯使用毎に行い、この燃料ガス確認により燃料ガス遮断が解消されたことが検知された場合に、前記応急運転モードから前記通常運転モードへ自動的に切換えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のハイブリッド給湯装置。
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JP2019081549A JP7340755B2 (ja) | 2019-04-23 | 2019-04-23 | ハイブリッド給湯装置 |
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JP2014088971A (ja) | 2012-10-29 | 2014-05-15 | Rinnai Corp | 給湯システム |
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- 2019-04-23 JP JP2019081549A patent/JP7340755B2/ja active Active
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