JP7279296B2 - ハイブリッド給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド給湯装置に関し、特に燃料ガス遮断を検知したときには通常運転モードから応急運転モードに自動的に移行し、燃料ガス遮断の解消を検知したときには応急運転モードから通常運転モードに自動的に移行するようにしたハイブリッド給湯装置に関する。
従来から、ヒートポンプユニット等の運転効率の高い外部熱源機で加熱した湯水を貯湯タンクに貯湯し、貯湯した湯水を給湯設定温度に調整して給湯するハイブリッド給湯装置が広く実用に供されている。この種のハイブリッド給湯装置は、ヒートポンプユニットと貯湯タンクと
燃料ガスを使用する補助熱源機と制御手段などを有するものである。
このハイブリッド給湯装置では、通常の運転状態では、給湯使用の履歴情報に基づく学習制御により給湯使用の約1時間前までにその給湯負荷に対応する湯水を貯湯タンクに貯湯するような制御が実行されている。
ところで、地震や台風等によりガス遮断事故が発生して燃料ガスが遮断された場合には、補助熱源機を使用できなくなるため通常運転モードから応急運転モードに切換え、この応急運転モードにおいて電力で動くヒートポンプユニットを作動させて貯湯することが行われる。
上記の応急運転モードにおいては、貯湯タンクに極力多くの熱量を貯湯するため、前記の学習制御による貯湯ではなく、貯湯設定温度を高め且つ貯湯タンクを常時満蓄状態にするような
運転が行われる。
特許文献1には、燃料ガスの遮断時にはリモコンの選択決定スイッチの操作を介して通常運転モードから応急運転モードに切換え、電力で作動する非燃焼式熱源装置(ヒートポンプユニット等)のみで貯湯タンクに対する沸き上げ運転を行い、リモコンの表示部に応急運転モードを表示する技術が開示されている。
特許文献2には、燃料ガスの連続供給によるガス漏れ判定を回避するため、燃料ガスの連続供給時間情報に基づいてガス遮断期間を設定し、そのガス遮断期間分の必要熱量を事前にタンクに貯湯する技術が開示されている。
特許第6209916号公報 特許第6037640号公報
燃料ガス遮断状態になった場合には、ユーザーが燃料ガスの遮断を検知し、上記のようにリモコンの選択決定スイッチの操作を介して通常運転モードから応急運転モードに切換えなければならない。ユーザーが応急運転モードの機能を把握していない場合やその機能を忘れていた場合には、応急運転モードへの切換えがなされず、通常運転モードでの運転がなされる。
その場合、予測熱量以上の給湯負荷があって補助熱源機により給湯しようとすると、燃料ガスの遮断により補助熱源機による給湯ができないことに気付くことになる。
そのため、燃料ガスの遮断を自動的に検知し、応急運転モードへ自動的に切換えることが望ましい。前記の燃料ガスの遮断を自動的に検知するには、補助熱源機の着火が可能か否かを確認する方法が最も簡単であるが、燃料ガスの遮断がない状態で補助熱源機の着火を頻繁に行うと、燃料ガスを無駄に消費することになるため、燃料ガスの確認は適切なタイミングで行うことが望ましい。
また、応急運転モードにおいて燃料ガスの遮断が解消された場合には、スイッチ操作を介して通常運転モードに復帰させていたが、燃料ガス遮断の解消を迅速に検知しない場合は通常運転モードに復帰するのが遅れ、風呂追い焚きができない等ユーザーに不便を強いることになる。 そのため、燃料ガス遮断の解消を自動的に検知し、通常運転モードへ自動的に復帰させることが望ましい。
本発明の目的は、燃料ガスの遮断および燃料ガス遮断の解消を自動的に検知して、通常運転モードから応急運転モードへの切換えおよびその逆の切換えを自動的に行うようにしたハイブリッド給湯装置を提供することである。
請求項1のハイブリッド給湯装置は、ヒートポンプユニットと貯湯タンクと燃料ガスを使用する補助熱源機と制御手段とを備えたハイブリッド給湯装置において、通常運転モードと、燃料ガス遮断が検知された状態においてヒートポンプユニットで貯湯タンク内の湯水を沸かし上げる応急運転モードを備え、前記制御手段は、前記通常運転モードにおいて燃料ガス遮断が検知されたときには通常運転モードから応急運転モードに自動的に移行し、前記応急運転モードにおいて燃料ガス遮断の解消が検知されたときには応急運転モードから通常運転モードに自動的に移行し、前記制御手段は、前記応急運転モードにおいて、前記貯湯タンク内の貯湯量の段数表示切換え毎に燃料ガス遮断の解消検知のための燃料ガス確認を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、燃料ガス遮断が検知されたときには通常運転モードから応急運転モードに自動的に移行し、燃料ガス遮断の解消が検知されたときには応急運転モードから通常運転モードに自動的に移行するため、ユーザーのスイッチ操作を必要とせずに、通常運転モードから応急運転モードへおよび応急運転モードから通常運転モードへ自動的に移行するため、簡単に能率的に確実にモードを切換えることができる。
そして、貯湯量の段数表示切換え毎に燃料ガス確認を行うことで、貯湯量に関連付けて適当な時間間隔おきに燃料ガス確認を行うことができる。
請求項2のハイブリッド給湯装置は、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記応急運転モードにおいて、給湯使用毎に燃料ガス確認を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、給湯使用毎に燃料ガス遮断の解消検知のための燃料ガス確認を行うことで、給湯使用から極力早期に燃料ガス確認を行うことができ、通常運転モードへの復帰が遅れるのを防止することができる。
請求項のハイブリッド給湯装置は、請求項の発明において、前記制御手段は、前記補助熱源機の燃焼確認により前記燃料ガス確認を行うことを特徴としている。
上記の構成によれば、補助熱源機の機器を有効利用して燃焼確認を行って燃料ガス確認を自動的に行うことができる。
本発明によれば、以上のように種々の効果が得られる。
本発明の実施形態に係るハイブリッド給湯装置の構成図である。 給湯使用実績を用いて設定された貯湯運転条件に基づいて貯湯する貯湯制御のフローチャートである。 貯湯タンクの貯湯量や給湯使用や貯湯運転に関連付けて燃料ガス確認を行って通常運転モードと応急運転モードの間で運転モードを切換える運転モード切換え制御のフローチャートの一部である。 上記の運転モード切換え制御のフローチャートの一部である。 上記の運転モード切換え制御のフローチャートの残部である。 貯湯タンクの貯湯量とフラグとカウンタを説明する説明図である。 操作端末の表示器への表示例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
最初に、本発明のハイブリッド給湯装置1の全体構成について、図1に基づいて説明する。ハイブリッド給湯装置1は、ヒートポンプユニット2(外部熱源機)と、貯湯給湯ユニット3を備えている。貯湯給湯ユニット3は、燃料ガス燃焼式の補助熱源機4と、ヒートポンプユニット2により加熱された湯水を貯湯する貯湯タンク5と、ハイブリッド給湯装置1を制御する制御部7(制御手段)を有する。制御部7は、学習記憶した給湯使用実績に基づいて将来の給湯使用の予測を行い、予測した給湯使用量に相当する熱量(必要熱量)を給湯使用の前に外部熱源機2を駆動して貯湯タンク5に貯湯するように貯湯運転を制御する。
貯湯タンク5の上部には、貯湯タンク5に貯湯した湯水を出湯するための出湯通路11が接続されている。出湯通路11には、出湯通路11を流通して湯水混合弁12に供給される湯水の出湯温度を検知するための出湯温度センサ11aが付設されている。貯湯タンク5の下部には、貯湯タンク5に上水源から上水を供給するための給水通路13が接続されている。給水通路13には給水温度を検知するための給水温度センサ13aが付設されている。
給水バイパス通路14は、給水通路13から分岐して湯水混合弁12に接続されている。湯水混合弁12は、給湯設定温度の給湯のために出湯通路11の湯水と給水バイパス通路14の上水との混合比率を調整して混合する。湯水混合弁12には給湯通路16が接続され、湯水混合弁12で混合されて給湯設定温度に調整された湯水を給湯通路16から図示外の給湯栓等に給湯する給湯運転が可能なように構成されている。
給湯通路16から分岐した湯張り通路18が追焚回路17に接続され、湯水混合弁12で混合された湯水を追焚回路17から浴槽19に湯張りする湯張り運転が可能なように構成されている。給湯通路16には、給湯温度を検知するための給湯温度センサ16aと給湯流量を検知する給湯流量センサ16bが配設され、湯張り通路18には湯張り運転時に開放制御する開閉弁18aが配設されている。
貯湯タンク5の下部にはヒートポンプユニット2に湯水を供給する循環往き通路21aが接続され、ヒートポンプユニット2で加熱された湯水を貯湯タンク5に供給する循環戻り通路21bが貯湯タンク5の上部に接続されて、貯湯タンク5とヒートポンプユニット2の間で循環ポンプ22により湯水が循環可能な循環加熱回路21が形成されている。貯湯運転では、循環ポンプ22の回転数等の調整によって、循環戻り通路21bに配設された温度センサ21cの検知温度が設定された目標貯湯温度となるように制御される。
貯湯タンク5の外周部には、湯水の温度を検知する複数の温度センサ5a~5eが上下方向に所定の間隔を空けて配設されている。温度センサ5a~5e及び貯湯タンク5は、貯湯された湯水の放熱を低減する図示外の保温材により覆われている。
補助熱源機4は、燃料ガスの燃焼熱によって湯水を加熱する瞬間式給湯器である。貯湯タンク5の湯水を給湯設定温度に調整して給湯できない場合に、貯湯タンク5の湯水又は上水を補助熱源機4で加熱して湯水混合弁12に供給し、給湯設定温度に調整して給湯する。
貯湯タンク5の湯水を補助熱源機4で再加熱するための補助加熱通路23が、出湯通路11から分岐して補助熱源機4に接続されている。補助熱源機4で加熱した湯水を出湯するための補助出湯通路24は、補助加熱通路23の分岐部より下流側の出湯通路11に接続されている。補助出湯通路24に配設された調整弁25は、補助出湯通路24から出湯通路11に供給される湯水量を調整する。補助加熱通路23には、三方弁26と補助熱源機4に湯水を送るためのポンプ27が配設されている。
補助出湯通路24から分岐した熱利用通路28は、三方弁26に接続されている。三方弁26は、補助熱源機4に貯湯タンク5の湯水又は熱利用通路28の湯水を供給可能となるように切換えられる。熱利用通路28には熱交換器28aと開閉弁28bが設けられている。この熱交換器28aは、追焚ポンプ29の作動により追焚回路17を流れる浴槽19の湯水を補助熱源機4で加熱した湯水との熱交換により加熱する追焚運転に使用される。また、熱利用通路28には、給水通路13から分岐した分岐通路部13bが熱利用通路28に上水を供給可能なように接続されている。
ヒートポンプユニット2は、貯湯運転時に外気から吸熱した熱により湯水を加熱して貯湯タンク5に貯湯する。ヒートポンプユニット2の運転効率は、一般的に加熱後の湯水温度が低い程向上する。貯湯運転により貯湯タンク5に貯湯された湯水が給湯や浴槽19の湯張りに使用される。
ヒートポンプユニット2は、圧縮機32、凝縮熱交換器33、膨張弁34、蒸発熱交換器35を冷媒回路36により接続して構成されている。このヒートポンプユニット2は、冷媒回路36に封入された冷媒を圧縮機32で圧縮して高温にし、循環ポンプ22により循環加熱回路21を流通する湯水を凝縮熱交換器33において高温の冷媒との熱交換により加熱する。熱交換後の冷媒は、膨張弁34により膨張して外気より低温になり、蒸発熱交換器35で外気から吸熱した後、再び圧縮機32に導入される。
蒸発熱交換器35は外気温度を検知する外気温度センサ35aと送風機35bを備えている。また、ヒートポンプユニット2は、圧縮機32、膨張弁34、送風機35b等を制御する補助制御部37を備えている。補助制御部37は、ハイブリッド給湯装置1の主たる制御手段である制御部7に通信可能に接続され、制御部7の指令に従ってヒートポンプユニット2を制御する。
制御部7には、浴室内に配設された操作端末8が通信可能に接続されている。操作端末8の操作によって、各種運転を開始又は終了させることができ、給湯設定温度等の設定を行うことができる。
制御部7には、各種センサの検知信号等に基づいて給湯、浴槽への注湯、風呂追い焚き等の制御を行う制御プログラムの他に、給湯使用量や給湯使用時刻等の給湯使用履歴に基づいて予測必要貯湯量と貯湯開始時刻と目標貯湯温度等を含む貯湯運転条件を設定する貯湯制御の制御プログラムや、貯湯タンク5の貯湯量や給湯使用や貯湯運転に関連付けて燃料ガス確認を行って通常運転モードと応急運転モードの間で運転モードを切換える運転モード切換え制御のフローチャートが予め格納されている。
最初に、前記の貯湯制御について図2のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=1,2,・・)は各ステップを示す。尚、この貯湯制御は常時実行される。
この図2の貯湯制御に付随する給湯使用履歴記憶制御において、給湯使用の都度、月日時刻と給湯使用量のデータがメモリに格納されて給湯使用履歴として蓄積されている。
図2の貯湯制御のS1において、過去の給湯使用履歴に基づいて給湯使用予測がなされ、S2においては上記の給湯使用予測に基づいて必要貯湯量、給湯運転開始時刻、目標貯湯温度等を含む貯湯運転条件が設定されて、メモリに記憶される。尚、給湯運転開始時刻は、給湯使用予測時刻の例えば1時間前までに予測される給湯使用量分の貯湯を行うように設定される。
次に、S3において、通常運転モードか否か判定する。この通常運転モードは、電力や燃料ガスも遮断されていない通常時の運転モードであり、この貯湯制御開始時の初期設定においては通常運転モードが設定される。これに対し、燃料ガスが遮断された場合には、補助熱源機4が運転できなくなるため、応急運転モードに切換えられ、電力によりヒートポンプユニット2による貯湯がなされる。運転モードはフラグを介して記憶されている。
S3の判定の結果、通常運転モードである場合にはS4へ移行し、通常運転モードでない場合にはS8へ移行する。S4では、この貯湯制御における貯湯運転開始時刻か否か判定され、その判定がYesの場合はS5において貯湯運転が実行され、次にS6において必要貯湯量の貯湯完了か否か判定され、その判定がYesのときはS7において貯湯運転を終了し、リターンする。尚、S4の判定がNoのときはリターンし、S6の判定がNoの場合はS5へ移行する。
S8においては、応急運転モードか否か判定され、その判定がYesの場合は、S9において貯湯運転が実行され、次のS10では貯湯タンク5が満蓄状態か否か判定され、満蓄状態でない場合にはS9へ戻って貯湯運転を継続し、満蓄状態になるまでS9、S10を繰りかえす。
その後貯湯タンク5が満蓄状態になるとリターンする。尚、貯湯タンク5に貯湯する目標貯湯温度に関して、通常運転モードでは目標貯湯温度は例えば46~60℃であるが、応急運転モードでは補助熱源機4を使用できないことに鑑み、貯湯熱量を極力多くするために、目標貯湯温度が例えば65℃に設定される。また、応急運転モードにおいては風呂の追い焚き運転は禁止されている。
上記のように、通常運転モードにおいては、上記の貯湯制御の予測に基づいて給湯使用のタイミングに遅れないように貯湯タンク5へ計画的な貯湯を行うが、応急運転モードでは、補助熱源機4を使用できないことに鑑み、常に貯湯槽タンク5を満蓄状態にするような貯湯を行なう。
次に、運転モード切換え制御について、図3~図5のフローチャートに基づいて説明する。尚、図中符号Si(i=20,21,・・)各ステップを示す。
このフローチャートの説明の前に、貯湯タンク5に設けた温度センサ5b~5eと、フラグF1~F4と、カウンタN1~N4について説明しておく。
温度センサ5b~5eは、実際には貯湯温度を検出するものであるが、目標貯湯温度以上の湯水温度を検知した場合に「高」となり、それ以外は「低」になるとする。温度センサ5b~5eに対応するフラグF1~F4が設けられ、温度センサ5b~5eが「高」のときフラグF1~F4が「1」となり、温度センサ5b~5eが「低」のときフラグF1~F4が「0」となる。
図6に示すように、カウンタN1は、温度センサ5bのみが「高」状態(第1段目貯湯)のときの給湯使用の回数を示し、カウンタN2は、温度センサ5b,5cのみが「高」状態(第1,第2段目貯湯)のときの給湯使用の回数を示し、カウンタN3は、温度センサ5b,5c,5dのみが「高」状態(第1~第3段目貯湯)のときの給湯使用の回数を示し、カウンタN4は、温度センサ5b~5eの全部が「高」状態(第1~第4段目貯湯)のときの給湯使用の回数を示す。
次に、図3~図5のフローチャートに基づいて説明する。
この制御が開始されると、S20において、この制御に必要な各種信号が読み込まれてメモリに格納され、次にS21において通常運転モードか否か判定され、その判定がNoのときは図5のS39へ移行し、S21の判定がYesのときはS22へ移行し、S22において、補助熱源機4が所定時間(例えば6時間)以上停止か否か判定され、その判定がYesのときはS23へ移行し、S22の判定がNoのときはリターンする。
次に、S23において給湯使用ありか否か判定される。その判定の結果給湯使用がない場合にはS20へ戻る。給湯使用がある場合にはS24へ移行する。
S24においては、温度センサ5b~5eの「高」,「低」に応じてフラグF1~F4が設定される。温度センサ5bの「高」,「低」に応じてフラグF1が1又は0に設定される。同様に、温度センサ5cの「高」,「低」に応じてフラグF2が1又は0に設定され、温度センサ5dの「高」,「低」に応じてフラグF3が1又は0に設定され、温度センサ5eの「高」,「低」に応じてフラグF4が1又は0に設定される。
S24の次のS25においては、フラグF1~F4に応じたカウンタN1~N4の設定がなされる。まず、フラグF1~F4が0のとき、そのフラグに対応するカウンタN1~N4が夫々0にリセットされる。
次に、フラグF1が1で、フラグF2,F3,F4が0であれば、カウンタN1が「1」だけインクリメントされる。フラグF1,F2が1で、フラグF3,F4が0であれば、カウンタN2が「1」だけインクリメントされる。フラグF1,F2,F3が1で、フラグF4が0であれば、カウンタN3が「1」だけインクリメントされる。また、フラグF1,F2,F3,F4が1であれば、カウンタN4が「1」だけインクリメントされる。
次に、図4のS26においてはカウンタN1が2以上か否か判定され、その判定がYesのときはS27においてカウンタN1が0にリセットされてからS35へ移行する。
S26の判定がNoのときは、S28においてカウンタN2が3以上か否か判定され、その判定がYesのときはS29においてカウンタN2が0にリセットされてからS35へ移行する。S28の判定がNoのときは、S30においてカウンタN3が4以上か否か判定され、その判定がYesのときはS31においてカウンタN3が0にリセットされてからS35へ移行する。S30の判定がNoのときは、S32においてカウンタN4が5以上か否か判定され、その判定がYesのときはS33においてカウンタN4が0にリセットされてからS35へ移行する。
S32の判定がNoのときは、S34において、貯湯制御においてなされる貯湯運転が開始されたか否か判定され、その判定がYesのときはS35へ移行し、S34の判定がNoのときはS38移行する。
S35においては応急運転モード移行要否確認のための燃料ガスの確認がなされる。この燃料ガスの確認は補助熱源機4を複数回着火動作させ、フレームロッドにより火炎の発生を確認することにより行う。
次にS36において、火炎の発生の有無から燃料ガス遮断か否か判定し、その判定がYesのときはS37において運転モードを応急運転モードに切換えてから、図5のS39へ移行する。S36の判定がNoのときはS38へ移行し、S38において運転モードを通常運転モードに設定してからリターンする。
次に、図5のS39においては、給湯使用ありか否か判定され、その判定がYesのときはS40において燃料ガス確認が前記と同様に行われる。S40の次のS41においては、燃料ガス遮断が解消したか否か判定され、その判定がYes(燃料ガス遮断解消)のときはS42において、運転モードを通常運転モードに切換えてからリターンする。
S39の判定がNoのときはS43へ移行し、S43において貯湯タンク5における貯湯量の段数表示切換えか否か判定し、その判定がNoのときはリターンし、S43の判定がYesのときはS44へ移行する。
図7は、操作端末8の表示器8aの表示例を示すもので、この表示例には、貯湯タンク5の貯湯段数8b、[応急運転]の有無(8c)、給湯設定温度8d等が示されている。
給湯使用がない場合でも、貯湯制御により貯湯運転が開始されると、貯湯タンク5の貯湯量が変化するため、温度センサ5b~5eの「高」,「低」の状態が変化し、貯湯量の段数表示が切換えられる。また、貯湯タンク5が満蓄状態になった場合にも、貯湯タンク5内の貯湯量がなくなって湯切れ状態になった場合にも貯湯量の段数表示が切換えられるため、S44へ移行する。
貯湯量の段数表示が切換えられた場合、S44において燃料ガス確認が前記と同様に行われ、次のS45において燃料ガス遮断解消か否か判定され、その判定がYesのときは運転モードが通常運転モードに切換えられ、S45の判定がNoのときはリターンする。
次に、以上説明したハイブリッド給湯装置1の作用、効果について説明する。
貯湯タンク5内の貯湯量が少ない場合には極力早期に燃料ガス遮断を検知して応急運転モードに切換えて貯湯タンク5を沸かし上げることが望ましく、貯湯量が多い場合には燃料ガス遮断の検知が多少遅れても給湯に支障を来すことはない。
そこで、S26~S35に示すように、第1段目の貯湯のみがある状態では、貯湯量が少ないことに鑑み、給湯使用が例えば2回検知される毎に燃料ガスの確認を行なう。第1段目と第2段目の貯湯がある状態では、給湯使用が例えば3回検知される毎に燃料ガスの確認を行なう。第1段目と第2段目と第3段目の貯湯がある状態では、給湯使用が例えば4回検知される毎に燃料ガスの確認を行なう。第1段目~第4段目までの貯湯(満蓄状態)がある状態では、給湯使用が例えば5回検知される毎に燃料ガスの確認を行なう。尚、S25、S27、S29、S31における「2」、「3」、「4」、「5」は一例を示すもので、これらの数値に限定されるものではない。
このように、貯湯タンク5内の貯湯熱量に関連づけた所定のタイミングに応急運転モード移行要否確認のための燃料ガス確認を行うことで、燃料ガス消費を抑制しながら、燃料ガス遮断を適切なタイミングで検知して応急運転モードに切換えることができる。
給湯使用のタイミングで燃料ガス確認を行うため、給湯使用があって貯湯量が変動する場合には極力早期に燃料ガス遮断を検知することができる。
S34、S35に示すように、ヒートポンプユニット2が貯湯運転を開始するタイミングで燃料ガス確認を行うため、燃料ガスの遮断を検知した場合には貯湯タンクを満蓄状態にするまで貯湯する等の対策を早期に講ずることができる。
応急運転モードにおいて燃料ガス遮断の解消を極力早期に検知することが望ましいが、S37、S40に示すように、燃料ガス確認を少なくとも給湯使用毎に行うことで、燃料ガス遮断が解消された場合、給湯使用から遅れることなく燃料ガス遮断の解消を検知することができる。
しかも、燃料ガス遮断が解消されたことが検知された場合に、応急運転モードから通常運転モードへ自動的に切換えるため、ユーザーのスイッチ操作なしに通常運転モードへ自動的に復帰することができる。
S35~S37に示すように、燃料ガス遮断が検知されたときには通常運転モードから応急運転モードに自動的に移行し、S40~S42、S44~S46に示すように、燃料ガス遮断の解消が検知されたときには応急運転モードから通常運転モードに自動的に移行するため、ユーザーのスイッチ操作を必要とせずに、通常運転モードから応急運転モードへおよび応急運転モードから通常運転モードへ自動的に移行するため、簡単に能率的に確実に運転モードを切換えることができる。
S39~S41に示すように、給湯使用毎に燃料ガス確認を行うことで、給湯使用から極力早期に燃料ガス確認を行うことができ、通常運転モードへの復帰が遅れるのを防止することができる。
S43~S45に示すように、応急運転モードのとき、貯湯量の段数表示切換え毎に燃料ガス確認を行うことで、貯湯量に関連付けて適当な時間間隔おきに燃料ガス確認を行うことができる。
補助熱源機4の機器を有効利用して燃焼確認を行って燃料ガス確認を自動的に行うことができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更する例について説明する。
1)風呂に注湯する予定注湯時刻の設定時間(例えば、4時間)前に燃料ガスの確認を行なうようにしてもよい。燃料ガス遮断の場合に事前に貯湯する為である。
2)その他、当業者ならば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加して実施可能である。
1 ハイブリッド給湯装置
2 ヒートポンプユニット
3 貯湯給湯ユニット
4 補助熱源機
5 貯湯タンク
7 制御部(制御手段)
8 操作端末

Claims (3)

  1. ヒートポンプユニットと貯湯タンクと燃料ガスを使用する補助熱源機と制御手段とを備えたハイブリッド給湯装置において、
    通常運転モードと、燃料ガス遮断が検知された状態においてヒートポンプユニットで貯湯タンク内の湯水を沸かし上げる応急運転モードを備え、
    前記制御手段は、前記通常運転モードにおいて燃料ガス遮断が検知されたときには通常運転モードから応急運転モードに自動的に移行し、前記応急運転モードにおいて燃料ガス遮断の解消が検知されたときには応急運転モードから通常運転モードに自動的に移行し、
    前記制御手段は、前記応急運転モードにおいて、前記貯湯タンク内の貯湯量の段数表示切換え毎に燃料ガス遮断の解消検知のための燃料ガス確認を行うことを特徴とするハイブリッド給湯装置。
  2. 前記制御手段は、前記応急運転モードにおいて、給湯使用毎に燃料ガス遮断の解消検知のための燃料ガス確認を行うことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド給湯装置。
  3. 前記制御手段は、前記補助熱源機の燃焼確認により前記燃料ガス確認を行うことを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド給湯装置。
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