JP2023093159A - 貯湯給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】非常用電源から電力供給を受けて補助熱源機の燃焼運転によって給湯又は暖房を行う場合に燃焼運転の消費電力を低減する制御を行う貯湯給湯装置を提供すること。【解決手段】貯湯給湯装置(1)は、ヒートポンプ熱源機(2)と、このヒートポンプ熱源機(2)の貯湯運転によって加熱された湯水を貯湯する貯湯槽(3)と、この貯湯槽(3)に使用できる温度の湯水が無い場合に燃料ガスを燃焼させる燃焼運転によって湯水を加熱する補助熱源機(4)と、貯湯運転と燃焼運転を制御する制御手段(5)を有し、補助熱源機(4)は、燃焼量調整のために複数段数の燃焼段を有するバーナ(4c)を備え、制御手段(5)は、停電が発生して非常用電源から電力供給を受ける場合に、燃焼運転によって加熱した湯水を貯湯槽(3)に貯湯する応急モードに移行し、バーナ(4c)の燃焼段を最大段数にして且つ最小燃焼量で燃焼するように燃焼運転を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、ヒートポンプ熱源機と燃焼式の補助熱源機と貯湯槽を有する貯湯給湯装置に関し、特に停電時には非常用電源から電力供給を受けて給湯する貯湯給湯装置に関する。
従来から、再生可能エネルギー源として例えば太陽光を利用して発電する太陽光発電システムが、一般家庭において広く利用されている。発電した電力は家庭内で使用され、使用されなかった余剰電力は商用電源を介して売電される。また、余剰電力を蓄電装置に蓄電しておき、例えば太陽光による発電ができないとき又は商用電源の停電時に、蓄電装置から電力を供給する太陽光発電蓄電システムの利用も拡大している。
一方、エネルギー効率が高い電動のヒートポンプ熱源機によって加熱された高温の湯水を貯湯槽に貯湯し、この貯湯槽の高温の湯水を給湯に使用する貯湯給湯装置が広く利用されている。この貯湯給湯装置は、貯湯するときに無駄になる電力消費を抑制するために、学習記憶した給湯使用履歴に基づいて将来の給湯使用を予測し、予測給湯量を予測給湯使用時刻の前に貯湯する。このような貯湯給湯装置は、例えば予測給湯量を超える給湯使用によって貯湯槽の高温の湯水を使い果たして給湯不能となる事態を防ぐために、燃料ガスの燃焼熱を利用して湯水を加熱する燃焼式の補助熱源機を備えている。
また、補助熱源機で加熱した湯水を利用して暖房熱媒を加熱し、この暖房熱媒を暖房端末に供給して暖房する温水暖房機能を備えた貯湯給湯装置が知られている。例えば特許文献1には、補助熱源機の燃焼をオンオフ制御して暖房熱媒の加熱量を制御し、燃焼のオンオフが頻繁に繰り返される場合に貯湯槽に貯湯された湯水を利用して暖房する貯湯給湯装置が記載されている。
ところで、例えば災害発生に伴って商用電源が停電した場合には、電力供給が短期間で復旧しない虞がある。このような場合でも給湯することができるように、例えば特許文献2には蓄電装置のような非常用電源から電力供給を受けて、ヒートポンプ熱源機によって加熱した湯水を貯湯するように構成された貯湯給湯装置が記載されている。
特許第6331461号公報 特開2020-176811号公報
太陽光発電蓄電システムが装備されている家庭では、商用電源の停電時に特許文献2のように非常用電源として例えば蓄電装置から電力供給を受けて、ヒートポンプ熱源機の貯湯運転によって貯湯した湯水を給湯することが可能である。また、非常用電源として家庭用の発電機から電力供給を受けて貯湯し、給湯することもできる。しかし、家庭用の発電機や蓄電装置のような非常用電源から供給できる電力は、商用電源と比べて小さく、例えば冷蔵庫のような機器にも電力を供給する場合も多いので、貯湯給湯装置の消費電力を抑える必要がある。
そのため、非常用電源から電力供給を受けるように接続された貯湯給湯装置において、燃料ガスが供給されている場合には、特許文献2のようにヒートポンプ熱源機を用いて貯湯することは好ましくない。それ故、補助熱源機の燃焼運転で加熱した湯水を給湯に使用する。また、非常用電源から電力供給を受ける場合にも、特許文献1のように補助熱源機で燃焼運転を行う温水暖房機能を利用して暖房することが可能である。
しかし、燃焼運転における消費電力は、燃焼量に応じて変動するので、貯湯給湯装置と他の機器の合計の消費電力が非常用電源の電力供給能力を超えてしまう場合がある。また、例えば冷蔵庫のような機器を長時間作動させるために、非常用電源が電力供給を長時間維持できるように燃焼運転の消費電力を低減することが要求されている。
本発明の目的は、非常用電源から電力供給を受けて補助熱源機の燃焼運転によって給湯又は暖房を行う場合に、燃焼運転の消費電力を低減する制御を行う貯湯給湯装置を提供することである。
請求項1の貯湯給湯装置は、ヒートポンプ熱源機と、このヒートポンプ熱源機の貯湯運転によって加熱された湯水を貯湯する貯湯槽と、この貯湯槽に使用できる温度の湯水が無い場合に燃料ガスを燃焼させる燃焼運転によって湯水を加熱する補助熱源機と、前記貯湯運転と前記燃焼運転を制御する制御手段を有する貯湯給湯装置において、前記補助熱源機は、燃焼量調整のために複数段数の燃焼段を有するバーナを備え、前記制御手段は、停電が発生して非常用電源から電力供給を受ける場合に、前記燃焼運転によって加熱した湯水を前記貯湯槽に貯湯する応急モードに移行し、前記バーナの前記燃焼段を最大段数にして且つ最小燃焼量で燃焼するように前記燃焼運転を制御することを特徴としている。
上記構成によれば、貯湯給湯装置は、停電発生時に外部の非常用電源から電力供給を受けて、補助熱源機の燃焼運転によって加熱した湯水を貯湯槽に貯湯する応急モードに移行する。この応急モードでは、補助熱源機のバーナの燃焼段数を最大段数にし、その最大段数における最小燃焼量で燃焼運転を行う。最大段数なので湯水の加熱能力が大きくなり、その最小燃焼量なので燃焼用空気の流量が小さくなる。従って、燃焼用空気の供給のための電力が小さくなり、消費電力を低減した一定の燃焼量の燃焼運転を行うことができる。
請求項2の発明の貯湯給湯装置は、請求項1の発明において、加熱した暖房熱媒を外部の暖房端末との間で循環させて暖房する暖房機能を備え、前記応急モードでは、前記貯湯槽の湯水を給湯に使用する応急給湯モードと、前記貯湯槽の湯水を利用して前記暖房熱媒を加熱する応急暖房モードとを切り替え可能に構成されたことを特徴としている。
上記構成によれば、応急モードで燃焼運転によって貯湯槽に貯湯した湯水を、給湯に使用する場合と暖房に利用する場合とに切替えることができる。従って、消費電力を低減した燃焼運転で貯湯した湯水によって、給湯だけでなく暖房を行うことができる。
請求項3の発明の貯湯給湯装置は、請求項2の発明において、前記応急給湯モードでは、給湯使用中にも貯湯可能に構成されたことを特徴としている。
上記構成によれば、応急給湯モードでは、燃焼量が一定であるため加熱されて給湯に使用されない湯水が発生する場合に、この加熱された湯水を貯湯槽に貯湯することができる。従って、湯水の加熱量を調整するために燃焼のオンオフを切替える必要がないので、燃焼のオンオフ切替えに伴う消費電力の変動を少なくして、非常用電源の負荷を低減することができ、燃焼運転で加熱された湯水が無駄になることを防止することができる。
請求項4の発明の貯湯給湯装置は、請求項2の発明において、前記応急暖房モードに切り替えられた場合には、前記貯湯槽に予め設定された貯湯量が貯湯されてから前記暖房端末との間で暖房熱媒の循環を開始することを特徴としている。
上記構成によれば、応急暖房モードでは、暖房熱媒を加熱するための湯水が十分に貯湯された後で暖房熱媒を循環させ、加熱された暖房熱媒によって暖房する。従って、暖房開始後に十分な熱量を供給して暖房することができるので、速く部屋を暖めることができる。
本発明の貯湯給湯装置によれば、非常用電源から電力供給を受けて補助熱源機の燃焼運転によって給湯又は暖房を行う場合に、燃焼運転の消費電力を低減することができる。
本発明の実施例に係る貯湯給湯装置の電源との接続の説明図である。 本発明の実施例に係る貯湯給湯装置の説明図である。 実施例に係る燃料ガス供給遮断判定のフローチャートである。 燃焼運転によって貯湯する応急モードのフローチャートである。 燃焼運転によって貯湯するときの湯水の流動を示す図である。 燃焼運転によって貯湯した湯水を給湯に使用する応急給湯モードのフローチャートである。 貯湯した湯水を給湯に使用するときの湯水の流動を示す図である。 給湯使用中に燃焼運転によって貯湯するときの湯水の流動を示す図である。 燃焼運転によって加熱した湯水と貯湯された湯水を給湯に使用するときの湯水の流動を示す図である。 燃焼運転によって加熱した湯水のみ給湯に使用するときの湯水の流動を示す図である。 燃焼運転によって貯湯した湯水を暖房に利用する応急暖房モードのフローチャートである。 貯湯した湯水を暖房に利用するときの湯水の流動を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、貯湯給湯装置1は、ヒートポンプ熱源機2と、不図示の断熱材で覆われた貯湯槽3を備えた貯湯給湯ユニット10を有する。貯湯給湯ユニット10は、電力切替ユニットAを介して商用電源B及び例えば太陽光発電蓄電システムCから電力供給を受けることができるように接続され、この貯湯給湯ユニット10からヒートポンプ熱源機2に電力が供給される。電力切替ユニットAは、商用電源Bに接続された一般的な分電盤の機能と、貯湯給湯装置1が受ける電力を商用電源Bの電力又は太陽光発電蓄電システムCの電力に切り替える機能を有する。
太陽光発電蓄電システムCは、太陽光を利用して発電する太陽電池パネルDと、発電した電力を蓄電する蓄電装置Eと、発電した電力及び蓄電した電力を直流から交流に変換して電力切替ユニットAに供給するパワーコンディショナFを有する。太陽電池パネルDで発電された電力は家庭内での使用が優先され、使用されない余剰電力が蓄電装置Eに蓄電される。蓄電装置Eに余剰電力を蓄電できない場合には、商用電源Bを介して余剰電力が売電される。蓄電装置Eは、商用電源Bの停電時に非常用電源として機能する。
貯湯給湯ユニット10は、ガス燃焼式の補助熱源機4と、制御部5(制御手段)を有し、制御部5には、貯湯給湯装置1を操作するための操作リモコン6が接続されている。制御部5は、ヒートポンプ熱源機2によって貯湯槽3に湯水を貯湯する貯湯運転と、補助熱源機4の燃焼運転を制御する。貯湯槽3には、上下方向に形成される温度成層の湯温を検知する複数の貯湯温度センサ3a~3fが付設されている。
貯湯給湯装置1は、ふろ熱交換器7を有し、燃焼運転を行う補助熱源機4とふろ熱交換器7との間で湯水を加熱循環させて浴槽8の湯水を再加熱するふろ追焚き機能を備えている。また貯湯給湯装置1は、暖房熱交換器9を有し、燃焼運転を行う補助熱源機4と暖房熱交換器9との間で湯水を加熱循環させて図示外の暖房端末に供給する暖房熱媒(湯水)を加熱する温水暖房機能を備えている。
貯湯槽3の底部には、貯湯槽3に上水を供給するための給水通路11が接続されている。給水通路11は、貯湯槽3に供給される上水の温度(給水温度)を検知する給水温度センサ11aを有する。また、貯湯運転によって貯湯槽3の湯水をヒートポンプ熱源機2で加熱して貯湯槽3に貯湯するために、貯湯槽3の底部からヒートポンプ熱源機2に往き通路12が接続され、ヒートポンプ熱源機2から貯湯槽3の上部に戻り通路13が接続されている。往き通路12は、貯湯運転時に駆動する貯湯ポンプ14を有する。
貯湯槽3の湯水を出湯するために、貯湯槽3の頂部には貯湯槽出湯通路15が接続され、この貯湯槽出湯通路15が湯水を混合するための混合弁16に接続されている。混合弁16には、給水通路11から分岐された給水バイパス通路17と、混合弁16で混合された湯水を例えばカラン18に供給する給湯通路19が接続されている。給湯通路19は、給湯流量を検知する給湯流量センサ19aと、給湯流量を調整するための給湯流量調整弁19bを有する。貯湯槽出湯通路15は、混合弁16に近い位置に、混合弁16に供給される湯水の温度を検知する混合弁入口温度センサ15aを有する。
給湯流量調整弁19bにおいて、浴槽8に湯水を供給するための注湯通路21が給湯通路19から分岐され、この注湯通路21が浴槽8の湯水をふろ熱交換器7との間で循環させる追焚き通路22に接続されている。注湯通路21は、浴槽8に供給する湯水の流量を検知する注湯流量センサ21aと、注湯時に開く電磁弁として注湯弁21bを有する。追焚き通路22は、浴槽8の湯水をふろ熱交換器7との間で循環させるためのふろポンプ22aを有する。
補助熱源機4には、その出口と入口を接続する循環通路24が接続されている。循環通路24は、補助熱源機4に湯水を供給するための循環ポンプ25を有し、ふろ熱交換器7と暖房熱交換器9が補助熱源機4で加熱された湯水との熱交換のために循環通路24に並列に設けられている。ふろ熱交換器7、暖房熱交換器9への湯水の供給/停止を切替える電磁弁として、対応する熱交換器の出口側に追焚き弁7a、暖房弁9aが装備されている。
循環通路24の循環ポンプ25と補助熱源機4の入口との間には、循環流量センサ24aが配設されている。循環ポンプ25の上流側には流路を切替える三方弁26が配設され、貯湯槽出湯通路15から分岐された再加熱通路27が三方弁26を介して循環通路24に接続されている。また、補助熱源機4で加熱された湯水を混合弁16に供給するために、流量調整弁28aを備えた補助加熱出湯通路28が、補助熱源機4の出口側で循環通路24から分岐されて、再加熱通路27の分岐部よりも下流側で貯湯槽出湯通路15に接続されている。
補助熱源機4は、燃料ガス供給部4aと、燃焼ファン4bと、燃焼ファン4bから供給される燃焼用の空気と燃料ガスとの混合気を燃焼させるバーナ4cと、熱交換部4dを有する。この補助熱源機4の燃焼運転によってバーナ4cで発生させた高温の燃焼ガスの顕熱及び潜熱を利用して、熱交換部4dを流動する湯水が加熱される。
バーナ4cは、燃焼量が異なる複数の燃焼管を備え、燃焼量調整のために燃焼させる燃焼管の組合わせが定められた複数段数の燃焼段を有する。例えば燃焼量が小、中、大となる第1、第2、第3燃焼管を有する場合に、第1燃焼管のみの第1燃焼段と、第1、第2燃焼管を組合わせた第2燃焼段と、第1、第3燃焼管を組合せた第3燃焼段と、全燃焼管を組合わせた第4燃焼段を有する。燃料ガス供給部4aは、バーナ4cの複数の燃焼管に対応する複数のガス電磁弁4eと、バーナ4cに供給する燃料ガスの流量調整のためのガス流量調整弁4fを有する。尚、バーナ4cは、より多くの段数の燃焼段を備えていてもよい。
ふろ追焚き機能について説明する。
ふろ追焚きにおいて、制御部5は追焚き弁7aを開放して循環ポンプ25を駆動し、補助熱源機4で燃焼運転を行って、補助熱源機4とふろ熱交換器7の間で湯水を加熱循環させる。これと同時に、制御部5はふろポンプ22aを駆動して、追焚き通路22に浴槽8の湯水を流通させ、燃焼運転で加熱された湯水と浴槽8の湯水をふろ熱交換器7で熱交換させて浴槽8の湯水を加熱し、浴槽8に戻す。
温水暖房機能について説明する。
温水暖房において、制御部5は暖房弁9aを開放して循環ポンプ25を駆動し、補助熱源機4で燃焼運転を行って、補助熱源機4と暖房熱交換器9の間で湯水を加熱循環させる。そして、制御部5は暖房ポンプ29aを駆動して、暖房熱交換器9と図示外の暖房端末(例えば浴室暖房装置、床暖房装置)とを接続する暖房通路29に暖房熱媒を循環させ、燃焼運転で加熱された湯水と暖房熱媒を暖房熱交換器9で熱交換させて暖房熱媒を加熱する。循環する暖房熱媒が暖房端末で放熱することにより暖房し、温度が下がった暖房熱媒が暖房熱交換器9で再加熱される。
次に、貯湯運転について説明する。
貯湯給湯装置1は、商用電源Bから電力が供給され、燃料ガス管又はガスボンベから燃料ガスが供給されている通常時には、運転効率に優れたヒートポンプ熱源機2を最大限使用する通常モードに設定されている。この通常モードにおいて制御部5は、過去の給湯使用履歴に基づいて将来の給湯使用の予測を行い、ヒートポンプ熱源機2と貯湯ポンプ14を駆動して、予測された給湯使用時刻の前に予測された給湯使用量を満たす熱量を貯湯する貯湯運転を行う。給湯使用履歴は、貯湯槽3に過不足なく貯湯できるように、給湯使用状況に応じて制御部5に学習記憶される。
次に、給湯について説明する。
貯湯槽3に貯湯された湯水は、混合弁16で上水と混合されて、例えば予め操作リモコン6から設定された給湯設定温度に調温され、例えばカラン18に供給される。予測よりも給湯使用の時刻が早い場合、又は給湯使用量が多い場合には、貯湯槽3に使用できる温度の湯水が無いので、補助熱源機4の燃焼運転によって加熱された湯水が、混合弁16で給湯設定温度に調温されて例えばカラン18に供給される。
次に、応急モードについて説明する。
例えば災害の発生によって、電力を供給する商用電源Bの停電が発生する場合がある。非常用電源として例えば蓄電装置Eが家庭に装備されている場合には、この非常用電源から電力供給を受けて給湯することをユーザが望む場合がある。それ故、貯湯給湯装置1は、非常用電源から電力供給を受けるように接続された場合に、例えば操作リモコン6からのモード変更操作によって、通常モードから電力消費を低減させた応急モードに移行させることができる。この応急モードでは、非常用電源から電力供給を受けて、貯湯槽3に加熱された湯水を貯湯する。
モード変更操作によって応急モードに移行するときには、燃料ガスの供給状況が不明の場合があるので、制御部5は燃料ガス供給遮断判定を行う。この燃料ガス供給遮断判定について、図3に基づいて説明する。図中のSi(i=1,2,・・・)はステップを表す。
最初にS1において、燃料ガスの供給遮断が発生した否か判定する。このとき、制御部5は燃料ガスと空気をバーナ4cに供給すると共に着火を試みて、着火が所定回数失敗した場合に燃料ガスの供給遮断が発生したと判定する。S1の判定がYesの場合はS2に進み、S2においてヒートポンプ熱源機2の貯湯運転によって予め設定された貯湯温度で貯湯する応急モード(HP応急モード)に移行して燃料ガス供給遮断判定を終了する。一方、着火が成功してS1の判定がNoの場合はS3に進み、S3において補助熱源機4の燃焼運転によって予め設定された貯湯温度で貯湯槽3に貯湯する応急モード(BU応急モード)に移行して燃料ガス供給遮断判定を終了する。尚、貯湯温度は操作リモコン6から設定可能である。
非常用電源が蓄電装置Eの場合、蓄電量は限られており、蓄電装置Eが供給できる電力も商用電源Bと比べて小さい。非常用電源が家庭用の発電機の場合も、商用電源Bと比べて発電量及び発電可能時間が限定されたものになる。その上、非常用電源には、例えば冷蔵庫のような貯湯給湯装置1以外の機器も接続される場合がある。それ故、貯湯給湯装置1と他の機器の合計の消費電力が非常用電源の電力供給能力を超えないように、且つ非常用電源の電力によって例えば冷蔵庫のような機器の作動を長時間維持できるように、応急モードの消費電力を低減することが要求されている。
応急モード(HP応急モード)の貯湯運転では、消費電力の大半を占めるヒートポンプ熱源機2の駆動を例えば電流値によって制限して節電する。一方、応急モード(BU応急モード)の燃焼運転では、バーナ4cの燃焼を最大段数にして且つ最小燃焼量に制御して、燃焼運転の消費電力の大部分を占める燃焼ファン4bの回転数を低く抑えて節電する。
応急モード(BU応急モード)の燃焼運転による貯湯の制御について図4、図5に基づいて説明する。
応急モードが開始されると、図4のS11において、循環ポンプ25に貯湯槽3の底部から湯水が供給されるように三方弁26を循環通路24側に切替え、循環ポンプ25を駆動してS12に進む。尚、三方弁26を循環通路24側に切替えた場合には流量調整弁28aを全開にする。そして、S12において、バーナ4cの最大段数且つ最小燃焼量で燃焼させる一定の燃焼量の燃焼運転を行って、図5に太線で示すように熱交換部4dで加熱した湯水を補助加熱出湯通路28と貯湯槽出湯通路15を介して貯湯槽3の上部から貯湯し、図4のS13に進む。
次にS13において、燃焼運転中に、例えば操作リモコン6から通常モードに戻すためのモード変更操作の有無を判定する。モード変更操作が無く、S13の判定がNoの場合にはS14に進み、S14において貯湯槽3の貯湯量が第1貯湯量以上となったか否か判定する。第1貯湯量は、例えば貯湯槽3の最下段の貯湯温度センサ3aに対応する貯湯量L1に設定されて、貯湯槽3に加熱された湯水を最大限貯湯するが、これより少ない貯湯量に設定することも可能である。S14の判定がNoの場合はS12に戻り、第1貯湯量に到達するように燃焼運転による貯湯を継続する。S14の判定がYesの場合はS15に進み、S15において循環ポンプ25を停止し、燃焼運転を停止させてS16に進む。
次にS16において、貯湯槽3の貯湯量が第2貯湯量以上か否か判定する。貯湯停止中には給湯又は暖房によって貯湯量が減少するので、第2貯湯量まで減少した場合に燃焼運転による貯湯を再開するための判定ステップである。燃焼量が一定の燃焼運転のため速く貯湯できないので、第1貯湯量よりも少ない第2貯湯量は、湯切れ発生まで余裕を持たせて設定可能であり、例えば貯湯温度センサ3dに対応する貯湯量L2に設定されている。
S16の判定がNoの場合にはS17に進み、後述する暖房熱媒を循環させる暖房中には燃焼運転ができないので、S17において暖房熱媒が循環中か否判定する。暖房熱媒が循環中のためS17の判定がYesの場合はS17に戻る。S17の判定がNoの場合は燃焼運転による貯湯再開のためにS12に戻る。
一方、S16の判定がYesの場合にはS18に進み、貯湯停止中にS18において例えば通常モードに戻すためのモード変更操作の有無を判定する。モード変更操作が無く、S18の判定がNoの場合はS16に戻る。モード変更操作が有り、S18の判定がYesの場合はS19に進み、S19において動作モードを移行して応急モード(BU応急モード)を終了する。
また、貯湯中のS13の判定がYesの場合には、S20に進んで燃焼運転による貯湯を停止した後、S19に進んで動作モードを移行して応急モード(BU応急モード)を終了する。尚、動作モードの移行は、通常モードへの移行に限らず、BU応急モードからHP応急モードに移行してもよく、これ以外の設定可能な動作モードがある場合にはその動作モードへの移行も可能である。
ユーザは、応急モード(BU応急モード)に移行した場合に、燃焼運転によって貯湯された湯水を給湯にのみ使用する応急給湯モードと、燃焼運転によって貯湯された湯水を暖房にのみ使用する応急暖房モードのうち、何れか一方を選択することができる。この応急給湯モードと応急暖房モードについて説明する。
応急給湯モードが選択されると、図6のS21において、給湯していないときに例えば応急暖房モードに変更するためのモード変更操作の有無を判定する。モード変更操作が無く、S21の判定がNoの場合はS22に進み、S22において給湯流量センサ19aが流量を検知したか否か判定する。給湯使用の開始を判定するステップである。S22の判定がNoの場合はS21に戻る。S22の判定がYesの場合はS23に進む。
次にS23において、混合弁入口温度センサ15aが検知する湯水温度(混合弁入口温度)と、給水温度センサ11aが検知する給水温度に基づいて、給湯設定温度で給湯されるように混合弁16の混合比を調整して給湯し、S24に進む。このとき、燃焼運転による貯湯が終了している場合には、図7に太線で示すのように貯湯槽3の湯水と上水を混合弁16で混合して給湯する。
一方、給湯中に貯湯量の減少によって燃焼運転による貯湯が開始される場合、又は燃焼運転による貯湯中に給湯が開始される場合がある。燃焼量が一定の燃焼運転による貯湯なので、給湯流量が小さい場合には、図8に太線で示すように燃焼運転で加熱されて給湯に使用されない湯水を貯湯槽3に貯湯する。例えば1分間で温度を25℃上昇させた湯水を1L供給する能力を1号とし、燃焼量が一定の燃焼運転が10号の能力に相当するとしたときに、7号相当の給湯使用で余る3号相当の加熱された湯水が貯湯槽3に貯湯される。
給湯流量が大きく、燃焼運転で加熱された湯水では不足する場合であって、貯湯槽3に使用可能な温度の湯水があるときには、図9に太線で示すように燃焼運転で加熱された湯水と貯湯槽3の湯水を併せて使用して給湯する。そして、貯湯槽3の使用可能な温度の湯水が無くなった場合には、図10に太線で示すように給湯流量調整弁19bを絞って給湯流量を減少させ、燃焼運転で加熱された湯水を使用して給湯する。例えば燃焼量が一定の燃焼運転が10号の能力に相当し、14号相当の給湯使用があるとしたときに、貯湯槽3に使用可能な温度の湯水があるときは貯湯槽3の湯水も使用して14号相当の給湯を行い、貯湯槽3に使用可能な温度の湯水が無くなると、給湯流量調整弁19bを絞って10号相当の給湯を行う。
次に図6のS24において、給湯中に例えば応急暖房モードに変更するためのモード変更操作の有無を判定する。モード変更操作が無く、S24の判定がNoの場合はS25に進み、S25において給湯流量センサ19aが流量非検知となったか否か判定する。給湯使用の終了を判定するステップである。S25の判定がNoの場合は給湯継続のためS23に戻る。S25の判定がYesの場合はS26に進み、S26において給湯設定温度に調整する給湯を停止してS21に戻り、次回の給湯に備える。
一方、給湯中にモード変更操作があり、S24の判定がYesの場合はS27に進み、S27において給湯流量センサ19aが流量非検知となったか否か判定する。S27の判定がNoの場合は、給湯使用が終了するまでモード変更を行わないようにS27に戻る。S27の判定がYesの場合はS28に進み、S28において給湯設定温度に調整する給湯を停止してS29に進む。
次にS29において、例えば応急暖房モードに移行して、応急給湯モードを終了する。また、S21の判定がYesの場合もS29に進み、S29において例えば応急暖房モードに移行して、応急給湯モードを終了する。
次に応急暖房モードについて説明する。
応急暖房モードでは、貯湯槽3に貯湯された湯水を利用して暖房熱媒を加熱し、この暖房熱媒を貯湯給湯装置1と暖房端末との間で循環させて暖房する。制御部5は、所定の循環期間中に暖房熱媒を循環させ、循環停止期間中には暖房熱媒の循環を停止させる暖房オンオフ制御を行う。例えばユーザが循環期間を10分、循環停止期間を10分に夫々設定して、20分を1サイクルとする応急暖房モードの暖房を行うことができる。貯湯槽3の貯湯量が低下した場合には、循環停止期間中に燃焼運転による貯湯を行う。尚、応急暖房モード中は、混合弁16の給水バイパス通路17側の開度を最大にして温水の給湯使用ができないようにしている。
応急暖房モードが選択されると、図11のS31において、暖房開始までにモード変更操作が有ったか否か判定する。モード変更操作が有ってS31の判定がYesの場合にはS46に進み、S46において例えば応急給湯モードに移行して応急暖房モードを終了する。モード変更操作が無く、S31の判定がNoの場合にはS32に進む。
次にS32において、貯湯槽3の貯湯量が第1貯湯量以上か否か判定する。暖房のために十分な貯湯量が必要なので、第1貯湯量以上に貯湯してから暖房を開始するためのステップである。S32の判定がNoの場合はS31に戻る。S32の判定がYesの場合には、S33に進む。
次にS33において、燃焼運転を禁止し、循環ポンプ25によって貯湯槽3の上部から暖房熱交換器9に貯湯された湯水を供給するために三方弁26を再加熱通路27側に切替えて、S34に進む。そしてS34において、暖房弁9aを開放し、循環ポンプ25を駆動して、図12に太線で示すように貯湯槽3と暖房熱交換器9の間で貯湯された湯水(温水)の循環を開始してS35に進む。このとき、燃焼運転を禁止しているので、湯水は補助熱源機4で加熱されない。
次に図11のS35において、暖房ポンプ29aを駆動して暖房熱交換器9と暖房端末との間で暖房熱媒の循環を開始してS36に進む。そしてS36において、暖房熱媒の循環中にモード変更操作が有ったか否か判定する。モード変更操作が無く、S36の判定がNoの場合にはS37に進む。
次にS37において、暖房熱媒を循環させる所定の循環期間が経過したか否か判定する。S37の判定がNoの場合はS36に戻り、S37の判定がYesの場合はS38に進む。次にS38において、循環ポンプ25の停止と暖房弁9aの閉止により温水循環を停止してS39に進む。そしてS39において暖房ポンプ29aの停止により暖房熱媒の循環を停止してS40に進み、S40において燃焼運転禁止を解除し、三方弁26を循環通路24側に切替えてS41に進む。これにより、暖房熱媒の加熱に利用された湯水を再加熱するために、燃焼運転による貯湯を再開することができる状態になり、貯湯槽3の貯湯量に基づいて燃焼運転による貯湯が行われる(図4参照)。
次にS41において、暖房熱媒の循環停止中にモード変更操作が有ったか否か判定する。モード変更操作が無く、S41の判定がNoの場合にはS42に進む。そしてS42において、所定の循環停止期間が経過したか否か判定する。S42の判定がNoの場合にはS41に戻る。S42の判定がYesの場合にはS33に戻る。
一方、暖房熱媒の循環中にモード変更操作があってS36の判定がYesの場合にはS43に進み、S43において循環ポンプ25の停止と暖房弁9aの閉止により温水循環を停止してS44に進む。そしてS44において暖房ポンプ29aの停止により暖房熱媒の循環を停止してS45に進み、S45において燃焼運転禁止を解除し、三方弁26を循環通路24側に切替えてS46に進む。
次にS46において、例えば応急給湯モードに移行して、応急暖房モードを終了する。また、暖房熱媒の循環停止中のS41の判定がYesの場合もS46に進み、S46において例えば応急給湯モードに移行して、応急暖房モードを終了する。
上記貯湯給湯装置1の作用、効果について説明する。
貯湯給湯装置1は、停電発生時に外部の非常用電源から電力供給を受けて、補助熱源機4の燃焼運転によって加熱した湯水を貯湯槽3に貯湯する応急モードに移行する。この応急モードでは、補助熱源機4のバーナ4cの燃焼段数を最大段数にし、その最大段数における最小燃焼量で燃焼運転を行う。最大段数なので、湯水の加熱能力が大きくなり、その最小燃焼量なので燃焼用空気の流量が小さくなる。従って、燃焼ファン4bによって燃焼用空気を供給するための電力が小さくなり、消費電力を低減した一定の燃焼量の燃焼運転を行うことができる。その上、最大段数且つ最小燃焼量の燃焼運転は、加熱効率が高い。
貯湯給湯装置1は、加熱した暖房熱媒を外部の暖房端末との間で循環させて暖房する暖房機能を備えている。応急モード(BU応急モード)では、貯湯槽3の湯水を給湯に使用する応急給湯モードと、貯湯槽3の湯水を利用して暖房熱媒を加熱する応急暖房モードとを切り替え可能に構成されている。従って、応急モードで燃焼運転によって貯湯槽3に貯湯した湯水を、給湯に使用する場合と暖房に利用する場合とに切替えることができ、消費電力を低減した燃焼運転で貯湯した湯水によって、ユーザの要望に応じて給湯又は暖房を行うことができる。
貯湯給湯装置1は、応急給湯モードでは、給湯使用中にも貯湯可能に構成されている。応急給湯モードでは、燃焼量が一定であるため燃焼運転で加熱されても給湯に使用されない湯水が発生する場合に、この加熱された湯水を貯湯槽3に貯湯可能することができる。従って、湯水の加熱量を調整するために燃焼のオンオフを切替える必要がないので、燃焼のオンオフ切替えに伴う消費電力の変動を少なくして、非常用電源の負荷を低減することができ、燃焼運転で加熱された湯水が無駄になることを防止することができる。
貯湯給湯装置1は、応急暖房モードに切り替えられた場合には、貯湯槽3に予め設定された貯湯量(第1貯湯量)が貯湯されてから暖房端末との間で暖房熱媒の循環を開始する。従って、暖房開始後に十分な熱量を供給して暖房することができるので、速く部屋を暖めることができる。また、貯湯と暖房を分けて行うので、応急暖房モードの貯湯給湯装置1の消費電力のピーク値を低減することができ、非常用電源の負荷を低減することができる。
応急モードへの移行は、非常用電源から電力供給を受けるように接続された後、非常用電源から送信される信号に基づき制御部5が自動的に動作モードを移行させるように構成してもよい。その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、上記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 :貯湯給湯装置
2 :ヒートポンプ熱源機
3 :貯湯槽
3a~3f:貯湯温度センサ
4 :補助熱源機
4a :燃料ガス供給部
4b :燃焼ファン
4c :バーナ
4d :熱交換部
4e :ガス電磁弁
4f :ガス流量調整弁
5 :制御部(制御手段)
6 :操作リモコン
7 :ふろ熱交換器
7a :追焚き弁
8 :浴槽
9 :暖房熱交換器
9a :暖房弁
10 :貯湯給湯ユニット
11 :給水通路
12 :往き通路
13 :戻り通路
14 :貯湯ポンプ
15 :貯湯槽出湯通路
16 :混合弁
17 :給水バイパス通路
18 :カラン
19 :給湯通路
19a:給湯流量センサ
19b:給湯流量調整弁
21 :注湯通路
21a:注湯流量センサ
21b:注湯弁
22 :追焚き通路
22a:ふろポンプ
24 :循環通路
24a:循環流量センサ
25 :循環ポンプ
26 :三方弁
27 :再加熱通路
28 :補助加熱出湯通路
28a:流量調整弁
29 :暖房通路
29a:暖房ポンプ

Claims (4)

  1. ヒートポンプ熱源機と、このヒートポンプ熱源機の貯湯運転によって加熱された湯水を貯湯する貯湯槽と、この貯湯槽に使用できる温度の湯水が無い場合に燃料ガスを燃焼させる燃焼運転によって湯水を加熱する補助熱源機と、前記貯湯運転と前記燃焼運転を制御する制御手段を有する貯湯給湯装置において、
    前記補助熱源機は、燃焼量調整のために複数段数の燃焼段を有するバーナを備え、
    前記制御手段は、停電が発生して非常用電源から電力供給を受ける場合に、前記燃焼運転によって加熱した湯水を前記貯湯槽に貯湯する応急モードに移行し、前記バーナの前記燃焼段を最大段数にして且つ最小燃焼量で燃焼するように前記燃焼運転を制御することを特徴とする貯湯給湯装置。
  2. 加熱した暖房熱媒を外部の暖房端末との間で循環させて暖房する暖房機能を備え、
    前記応急モードでは、前記貯湯槽の湯水を給湯に使用する応急給湯モードと、前記貯湯槽の湯水を利用して前記暖房熱媒を加熱する応急暖房モードとを切り替え可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯装置。
  3. 前記応急給湯モードでは、給湯使用中にも貯湯可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載の貯湯給湯装置。
  4. 前記応急暖房モードに切り替えられた場合には、前記貯湯槽に予め設定された貯湯量が貯湯されてから前記暖房端末との間で暖房熱媒の循環を開始することを特徴とする請求項2に記載の貯湯給湯装置。
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