JP2003213760A - 電池切れ予告機能を有する給水制御装置 - Google Patents

電池切れ予告機能を有する給水制御装置

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JP2003213760A
JP2003213760A JP2002013360A JP2002013360A JP2003213760A JP 2003213760 A JP2003213760 A JP 2003213760A JP 2002013360 A JP2002013360 A JP 2002013360A JP 2002013360 A JP2002013360 A JP 2002013360A JP 2003213760 A JP2003213760 A JP 2003213760A
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water supply
control device
dead
supply control
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JP2002013360A
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Fumiki Akiyama
史樹 秋山
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Toto Ltd
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の交換時期が近づいたら、電池切れによ
る動作停止までに、消費を増やすことなく、使用者の要
求吐水量を確実に確保できる、電池切れの予告機能を有
した給水制御装置を提供する。 【解決手段】 給水部から吐水部への流水路に設けられ
た自己保持型の開閉弁と、検知対象物の有無を感知する
センサ部3と、このセンサ部3からの感知信号を受けて
前記開閉弁に操作信号を出力する制御部14と、前記開
閉弁、センサ部3、制御部14を駆動する電池1の電池
電圧レベルを検出する電池電圧検出手段12と、所定の
電池切れ予告を行う電池切れ予告手段とを備えた給水制
御装置において、前記電池切れ予告手段は、電池電圧レ
ベルが設定電圧以上であるときと当該設定電圧未満にな
ったときとで、前記吐水部からの吐水開始状況を人間が
知覚しうる程度に変化させる機能を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小便器、手洗い器
等において、人体を検知して自動給水する設備の電池切
れ予告機能を備えた給水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、小便器、手洗い器等に人体や
手を検知して電磁弁を作動させ、自動給水する給水制御
装置が知られている。この種の給水制御装置の電源とし
ては、電源工事が不要な電池が広く用いられている。
【0003】給水制御装置に用いられる電池は、人体や
手を検知するセンサ部や、センサ部の感知信号により電
磁弁への開閉信号を生成する少消費電力の制御回路の電
源として用いるほか、電磁弁のソレノイドに開閉の駆動
電流を流す消費電力が比較的大きな電源としても用いら
れる。したがって、電磁弁としては、省電力タイプであ
ることが望ましい。このような用途に適した電磁弁のタ
イプとしては、開く動作時と閉じる動作時にのみソレノ
イドに電流を流し、開放中には電力を消費しない自己保
持型のラッチングソレノイドがある。
【0004】かかる構成の給水制御装置において電池が
消耗していくと、人体感知を行うセンサ部や制御回路が
作動しなくなる前に、ラッチングソレノイドを付勢する
電力が不足して、電磁弁が開いた状態で閉じなくなるこ
とが考えられ、その場合、洗浄水が止まらずに出たまま
となるという重大な問題が起きる可能性がある。したが
って、電池が消耗してしまう前に、電池の電圧が所定以
下になると、電池交換を促す電池切れ予告機能を備える
ことが必要である。
【0005】従来の予告の形態としては、LED(発光
ダイオード)やブザーを使用して使用者に交換を促すも
のがあった。しかし、LEDやブザーでは電池の消費電
力が大きいので、予告から電池切れまでの時間が早い。
また、LEDでは表示が見にくく、設置場所の制約を受
け、ブザーでは音量を大きくすれば騒音となる。さら
に、LEDやブザーという、給水制御とは別の部品が必
要であり、コストアップにつながる。
【0006】このような問題を解消するために、特開平
6−49885号公報には、電池が一定以下の電圧にな
ると、図14に示すように、人体センサが働いた後(同
図(a))、電磁弁の開閉を所定時間、間欠的に行い
(同図(b))、吐水を断続的にする(同図(c))こ
とで、使用者に電池の交換を促す自動給水装置が開示さ
れており、これによれば、図14(d)に示すように単
にLEDやブザー等で警報を発するより確実に使用者に
促すことができる。
【0007】また、特開平9−217399号公報に
は、フットスイッチにより吐水のオン/オフを行う水栓
制御装置の電池切れ報知方法が開示されている。これ
は、通常時の動作では、フットスイッチを一回押すと吐
水が始まり、もう一回押すと止水するようになっている
が、電池が一定以下の電圧になると、最初フットスイッ
チを一回押すと次にフットスイッチを押さなくても、一
定時間を過ぎると自動的に止まるようにし、さらに電池
の電圧が低下するとその一定時間が短くなるようにし、
最終段階では、フットスイッチを数回押してようやく吐
水が始まるようにしたものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平6−4
9885号公報に開示された自動給水装置においては、
電磁弁の開閉を所定時間、間欠的に行うことで、電池交
換時期を知らせるようにしているため、1回の吐水動作
における電磁弁への通電回数が通常時よりも増え、LE
Dやブザー同様に交換を報知すること自体で、通常時よ
りも余計に電力を消費することになり、電池切れが加速
するという問題がある。
【0009】これに対して前記の特開平9−21739
9号公報に開示された水栓制御装置では、吐水時間を短
くしているので1回の吐水動作における電磁弁の通電回
数は増えることがなく消費電力は増えないが、使用者が
要求する吐水量が多い場合は、その吐水量を確保するた
めに使用者は何度も吐水動作を行わなければならず、一
度の吐水動作で任意の吐水量を確保できないという問題
もある。そのため、一人の使用者における消費はやはり
増えてしまうことになる。
【0010】そこで本発明が解決しようとする課題は、
電池の交換時期が近づいたら、電池切れによる動作停止
までに、消費を増やすことなく、使用者の要求吐水量を
確実に確保できる、電池切れの予告機能を有した給水制
御装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、給水部から吐水部への流水路に設けられ
た自己保持型の開閉弁と、人体や手等の検知対象物の有
無を感知するセンサ部と、このセンサ部からの検知対象
物の感知信号を受けて前記開閉弁に操作信号を出力する
制御部と、前記開閉弁、センサ部、制御部を駆動する電
池の電池電圧レベルを検出する電池電圧検出手段と、前
記電池電圧レベルが設定電圧未満になったときに所定の
電池切れ予告を行う電池切れ予告手段とを備えた給水制
御装置において、前記電池切れ予告手段は、前記電池電
圧レベルが設定電圧以上であるときと当該設定電圧未満
になったときとでは、前記吐水部からの吐水開始状況を
人間が知覚しうる程度に変化させる機能を備えたことを
特徴とするものである。
【0012】電池切れ予告手段としては、次の形態が挙
げられる。 (1)電池電圧レベルが設定電圧未満となったときに、
センサ部が検知対象物を感知してから開閉弁を開とする
までの時間を、所定の遅延時間で遅延させる遅延手段を
備えたものとする。この、通常状態とは異なる時間遅れ
の発生によって、使用者に、電池切れ予告を認識させる
ことができる。また、消費電力も通常と変わらず、抑え
られ、使用者の要求吐水量を確保できる。 (2)電池電圧レベルが設定電圧未満となったときに、
センサ部の検知対象物の感知距離を短くする感知距離可
変手段を備えたものとする。通常時とは手をかざす位置
を近付けないと吐水が開始しないことにより、使用者に
交換予告を認識させる。センサ部の感度を低くすること
により、通常時よりも更に消費を抑えられ、電池切れに
よる停止までの時間が長くなる。 (3)電池電圧レベルが設定電圧未満となったときに、
開閉弁の開度を小さくして吐水流量を少なくする吐水量
可変手段を備えたものとする。通常時より水の流量が少
なくなることで、さりげなく使用者に交換予告を認識さ
せる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図13を用いて説明する。
【0014】<第1実施形態>第1実施形態は、センサ
感知出力からの吐水タイミングを可変するようにしたも
ので、その構成を図1に示す。同図において、給水制御
装置10には、電池1、ラッチングソレノイド2および
人体を感知する光電センサ部3が接続されている。ラッ
チングソレノイド2は給水管に設けられた電磁弁(図示
せず)を開閉操作するものであり、自己保持型である。
光電センサ3は発光ダイオードのような発光素子とフォ
トダイオードのような受光素子と処理回路を含む制御部
とからなり(図示せず)、小便器ではその前に人が立ち
止まることにより、手洗い器では蛇口の近傍に手を近付
けることにより、検知対象物を感知し、感知信号を給水
制御装置10に出力する。
【0015】給水制御装置10は、電池ホルダー11の
端子の両端電圧を検出する電池電圧検出手段12と、電
池電圧(例えば、公称1.5Vの乾電池を2個で3V)
を回路動作に適した電圧(例えば5V)に昇圧する昇圧
手段13と、蓄電用コンデンサCと、制御部14と、ラ
ッチングソレノイド駆動手段15と、光電センサ部3を
接続する端子板16と、ラッチングソレノイド2を接続
する端子板17とからなっている。制御部14には、電
池電圧検出手段12によって電池電圧が低下するとラッ
チングソレノイド2を駆動させるタイミングを換えるラ
ッチングソレノイド駆動タイミング可変手段18が設け
られている。
【0016】次に、この実施形態の動作について、図2
〜図5を用いて説明する。図2は通常動作時のタイミン
グチャート、図3は電池電圧が低下したときの動作のタ
イミングチャート、図4は電池電圧の変化と動作の関係
を示すタイムチャート、図5は本実施形態の動作を示す
フローチャートである。
【0017】電池電圧が第1の設定電圧V1より高いと
きには(図5のステップ100)、図2に示すように、
対象物(人体や手)が光電センサ3の近傍に近づくと、
光電センサ3が対象物からの反射光を受け、感知信号
(図2(b))を出力する(ステップ110)。そうす
ると、制御部14では開信号をラッチングソレノイド駆
動手段15に出力し、ラッチングソレノイド2に付勢電
流を流す(図2(c)、ステップ120)。これによ
り、電磁弁(図示せず)が開き、吐水が開始される(図
2(d))。対象物が光電センサ部3の近傍から遠ざか
ると光電センサ部3からの感知信号がなくなり、制御部
14はラッチングソレノイド駆動手段15に閉信号を出
力し、ラッチングソレノイド2に消勢電流を流す(図2
(c)、ステップ130,140)。これにより電磁弁
が閉じ、吐水が終了する(図2(d))。
【0018】電池電圧が第1の設定電圧V1より低くな
ったが第2の設定電圧V2よりも高いときには(ステッ
プ100,150)、図3に示すように、対象物が光電
センサ3の近傍に近づくと、光電センサ3が対象物から
の反射光を受け、感知信号(図3(b))を出力する
(ステップ160)。ここでT1時間(本例では2秒)
待機した後(ステップ170)、制御部14では開信号
をラッチングソレノイド駆動手段15に出力し、ラッチ
ングソレノイド2に付勢電流を流す(図3(c)、ステ
ップ180)。これにより、電磁弁(図示せず)が開
き、吐水が開始される(図3(d))。対象物が光電セ
ンサ部3の近傍から遠ざかると光電センサ部3からの感
知信号がなくなり、制御部14はラッチングソレノイド
駆動手段15に閉信号を出力し、ラッチングソレノイド
2に消勢電流を流す(図3(c)、ステップ190,2
00)。これにより電磁弁が閉じ、吐水が終了する(図
3(d))。
【0019】電池電圧がさらに第2の電圧V2よりも低
下すると、動作を停止する(ステップ210)。電池が
交換されると、通常動作に戻る(ステップ220)。こ
のようにして、センサ感知出力からの吐水タイミングを
電池電圧に応じて可変することにより、通常時とは吐水
の開始が遅れたり最終的には吐水がなくなることで、電
池の交換時期を認識することができる。
【0020】<第2実施形態>この第2実施形態は、電
池切れ予告時に遅延時間を段階的に可変するようにした
ものである。回路構成は第1実施形態を示す図1のブロ
ック図と同様であるが、制御部14のラッチングソレノ
イド駆動タイミング可変手段18において、電池交換時
になるとすぐにT1を2秒としないで、その後の使用状
況(回数)に応じて段階的にT1を可変するもので、第
1実施形態のフローチャートである図5のステップ16
0と170の間に、図6に示すようにステップ162か
ら167の工程を挿入している。
【0021】すなわち、電池電圧が第1の設定電圧V1
未満で第2の設定電圧V2以上である範囲を感知してか
ら50回までは遅延時間T1を短い時間(本例では0.
5秒)に設定し(ステップ162,164)、その時間
経過後にラッチングソレノイド2を開動作させる。50
回以上100回未満では、遅延時間T1を少し長く(本
例では1秒)設定する(ステップ164,165)。1
00回を超えると、遅延時間T1を長い時間(本例では
2秒)に設定し(ステップ166,167)、電池切れ
寸前であることを知らしめる。後の動作は図5のフロー
チャートに示した工程と同じであるので、共通のステッ
プ番号を付して説明を省略する。以上の電池電圧の状態
とラッチングソレノイドの駆動タイミングの変化の状態
を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】なお、遅延時間T1を変える条件は、使用
回数でなく経過時間であってもよい。遅延時間T1は毎
回設ける必要がなく定期的にしてもよい。また、電圧を
細かく見て、0.1V低下する毎にT1を0.5秒づつ
増やすようにしてもよい。この場合、電池電圧検出手段
12の出力をA/D変換し、制御部14で電池電圧に応
じて遅延時間T1を変化させるようにする。この第2実
施形態においては、電池電圧が回路動作に余裕のある電
圧である間は操作性が極端に悪くなることを回避でき
る。
【0024】<第3実施形態>第3実施形態は、光電セ
ンサ部を外付けではなく給水制御装置10の内部に一体
に組み込んだ構成としたものである。すなわち、図7に
示すように、給水制御装置10の回路基板に投光手段
(発光ダイオード)3Aと受光手段(フォトダイオー
ド)3Bを一体に組み込み、図1に示す端子板16を省
略して部品点数と外付け部品の配線の手間を低減する。
この場合、制御部14に、投光駆動手段・感知判別手段
・ラッチングソレノイド駆動タイミング手段19を設
け、投光手段3Aへの駆動信号出力と受光手段3Bから
の感知信号の処理を行うようにする。その他の構成につ
いては、図1に示した第1実施形態と同様であるので説
明を省略する。
【0025】<第4実施形態>本実施形態は、光電セン
サ部が感知出力を可変するようにしたものである。図8
はその構成を示すブロック図である。回路構成は図1に
示したものと同じであるが、光電センサ部3に、感知出
力タイミング可変手段・制御情報受信手段21を設けて
いる。この場合、電池電圧検出手段12から出力された
電池電圧のレベルを制御部14で受け、制御情報出力手
段20により制御情報を光電センサ部3に送る。光電セ
ンサ部3では、感知出力タイミング可変手段・制御情報
受信手段21により制御情報に対応した感知出力タイミ
ングを生成して制御部14に送り、ラッチングソレノイ
ド駆動手段15を駆動する。
【0026】図9は第4実施形態の動作を示すタイミン
グチャートであり、図9(a)に示すように対象物が光
電センサ3の近傍に近づくと、光電センサ3が対象物か
らの反射光を受け、遅延時間T1後、感知信号(図9
(b))を出力する。ここで遅延時間T1は電池電圧の
レベルに応じた値であり、例えば0〜2秒とする。制御
部14では開信号をラッチングソレノイド駆動手段15
に出力し、ラッチングソレノイド2に付勢電流を流す
(図9(c))。これにより、電磁弁(図示せず)が開
き、吐水が開始される(図9(d))。対象物が光電セ
ンサ部3の近傍から遠ざかると光電センサ部3からの感
知信号がなくなり、制御部14はラッチングソレノイド
駆動手段15に閉信号を出力し、ラッチングソレノイド
2に消勢電流を流す(図9(c))。これにより電磁弁
が閉じ、吐水が終了する(図9(d))。その他の構成
については第1実施形態と同様であるので説明を省略す
る。
【0027】<第5実施形態>本実施形態では、光電セ
ンサ部のセンサの感知距離を電池電圧に応じて可変とし
たものである。図10はその構成を示すもので、制御部
14に投光駆動手段・人体判定手段・感知距離可変手段
22を設けたものである。その他の構成は図7に示した
第3実施形態と同様であるので説明を省略する。本実施
形態における電池電圧と感知距離の関係の例を表2に示
す。
【0028】
【表2】
【0029】図11は本実施形態の制御部14における
動作を説明するフローチャートである。電池電圧が第1
の設定電圧V1より高いときには(ステップ100)、
受光手段3Bの感知距離を通常値(本例では10cm)
に設定する(ステップ102)。電池電圧が第1の設定
値V1未満で第2の設定値V2以上のときは、感知距離
を短く(本例では5cm)に設定する。それ以降の動作
については図5に示した第1実施形態と同様であるので
説明を省略する。
【0030】このように、電池電圧のレベルによって、
感知距離を短くすることにより、人体や手を平常時より
受光手段3Bに近付けないと吐水が開始しなくなるの
で、電池交換時期であることが判る。なお、感知距離の
場合も、吐水タイミングと同様に使用回数や経過時間で
可変してもよい。
【0031】<第6実施形態>本実施形態は、電池電圧
に応じて吐水流量を可変にするようにしたものである。
この実施形態における給水制御装置の構成を図12に示
す。本実施形態においては、電磁弁に変えて吐水流量を
可変できる流量調整弁を設け、この流量調整弁をステッ
ピングモータ30により駆動するようにした。図1に示
した構成との相違点は、制御部14に電池電圧に応じて
流量を制御する流量制御手段32を設け、ステッピング
モータ30の移動量を制御するモータ駆動手段31を設
けたことにある。図13(a)は流量調整弁のステータ
40の形状を示し、図13(b)はロータ50の形状
を。ステータ40には角度に応じて流量が変化するよう
な形状の開口41が設けられており、ロータ50には扇
形のスリット51が設けられている。ステータ40に対
してロータ50を回転することにより、開口41とスリ
ット51の重なる位置で吐水流量を変化させることがで
きる。通常の流量の場合は、図13(c)に示すように
開口41による開口面積が最大となるようにロータ50
が回転され、電池切れ予告のために流量を少なくすると
きには図13(e)に示すように開口面積が小さくなる
ようにする。止水状態は図13(d)に示す位置であ
る。
【0032】このように、ステッピングモータ30によ
り、ロータ50を回転させて、その位置により流量を制
御し、電池電圧が所定以下になると、ロータ50を少流
量の位置にして吐水させることにより、電池交換を促
す。なお、図13の例では、(d)に示す止水位置から
時計回りにロータ50を回転させて所定の流水量を得る
ようにしているため、電池電圧が低くなったときはステ
ッピングモータ30の回転量は少なくて済み、電池消耗
を抑えることができる。なお、吐水流量の場合も、吐水
タイミングと同様に使用回数や経過時間で可変してもよ
い。本実施例は、センサによって吐水開始を自動に行う
ようになっているが、センサではなく、スイッチ等によ
って吐水開始を手動で行うようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】本発明により、次の効果を奏する。 (1)電池電圧レベルが設定電圧以上であるときとそれ
未満になったときとで、吐水部からの吐水開始状況を人
間が知覚しうる程度に変化させるようにしたので、電池
の消費を増やすことなく電池切れ予告を行うことができ
る。 (2)電池切れ予告は、センサ部が検知対象物を感知し
てから開閉弁を開とするまでの時間を遅延させること、
センサ部の検知対象物の感知距離を短くすること、ある
いは開閉弁の開度を小さくして吐水流量を少なくするこ
とで、電池の消費を増やすことなく、使用者の要求吐水
量を確実に確保した電池切れ予告を行うことができる。 (3)これらの使い勝手の変化は、電池電圧が設定電圧
未満となったときに一挙に行う場合のほか、電池電圧の
レベルに応じて段階的に変えたり、以後の使用回数に応
じて変えたり、以後の経過時間に応じて変えることによ
り、使用感を極端に悪くさせることなく徐々に電池切れ
が近くなったことを気付かせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】 第1実施形態の通常動作時のタイミングチャ
ートである。
【図3】 第1実施形態の電池電圧が低下したときの動
作のタイミングチャートである。
【図4】 電池電圧の変化と動作の関係を示すタイムチ
ャートである。
【図5】 第1実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】 本発明の第2実施形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図7】 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図8】 本発明の第4実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図9】 第4実施形態の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図10】 本発明の第5実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 第5実施形態の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図12】 本発明の第6実施形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】 第6実施形態に用いるステータおよびロー
タの形状および通常、止水、交換予告の動作状態を示す
説明図である。
【図14】 従来技術における電池交換時期を知らせる
方法を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 電池 2 ラッチングソレノイド 3 光電センサ部 3A 投光手段 3B 受光手段 10 給水制御装置 11 電池ホルダー 12 電池電圧検出手段 13 昇圧手段 14 制御部 15 ラッチングソレノイド駆動手段 16 端子板 17 端子板 18 ラッチングソレノイド駆動タイミング可変手段 19 投光駆動手段・感知判別手段・ラッチングソレノ
イド駆動タイミング手段 20 制御情報出力手段 21 感知出力タイミング可変手段・制御情報受信手段 22 投光駆動手段・人体判定手段・感知距離可変手段 30 ステッピングモータ 31 モータ駆動手段 32 流量制御手段 40 ステータ 41 開口 50 ロータ 51 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D039 AA04 CD01 FA03 FC01 FC02 FC03 2D060 BA03 BA10 CA02 CA04 CA07 CA15 5C086 AA32 BA01 CA02 DA04 EA05 EA08 EA11 EA13

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水部から吐水部への流水路に設けられ
    た自己保持型の開閉弁と、人体や手等の検知対象物の有
    無を感知するセンサ部と、このセンサ部からの検知対象
    物の感知信号を受けて前記開閉弁に操作信号を出力する
    制御部と、前記開閉弁、センサ部、制御部を駆動する電
    池の電池電圧レベルを検出する電池電圧検出手段と、前
    記電池電圧レベルが設定電圧未満になったときに所定の
    電池切れ予告を行う電池切れ予告手段とを備えた給水制
    御装置において、 前記電池切れ予告手段は、前記電池電圧レベルが設定電
    圧以上であるときと当該設定電圧未満になったときとで
    は、前記吐水部からの吐水開始状況を人間が知覚しうる
    程度に変化させる機能を備えたことを特徴とする電池切
    れ予告機能を有する給水制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電池切れ予告手段は、前記電池電圧
    レベルが設定電圧未満となったときに、前記センサ部が
    検知対象物を感知してから前記開閉弁を開とするまでの
    時間を、所定の遅延時間で遅延させる遅延手段を備えた
    ものである請求項1記載の電池切れ予告機能を有する給
    水制御装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延手段を前記制御部に設けた請求
    項2記載の電池切れ予告機能を有する給水制御装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延手段を前記センサ部に設けた請
    求項2記載の電池切れ予告機能を有する給水制御装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延手段は、電池電圧のレベルに応
    じて前記遅延時間を段階的に長くする手段を備えた請求
    項2から4のいずれかの項に記載の電池切れ予告機能を
    有する給水制御装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延手段は、電池電圧が前記設定電
    圧未満になったときに、以後の使用回数に応じて前記遅
    延時間を段階的に長くする手段を備えた請求項2から4
    のいずれかの項に記載の電池切れ予告機能を有する給水
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記遅延手段は、電池電圧が前記設定電
    圧未満になったときに、以後の経過時間に応じて前記遅
    延時間を段階的に長くする手段を備えた請求項2から4
    のいずれかの項に記載の電池切れ予告機能を有する給水
    制御装置。
  8. 【請求項8】 前記電池切れ予告手段は、前記電池電圧
    レベルが設定電圧未満となったときに、前記センサ部の
    検知対象物の感知距離を短くする感知距離可変手段を備
    えたものである請求項1記載の電池切れ予告機能を有す
    る給水制御装置。
  9. 【請求項9】 前記感知距離可変手段を前記制御部に設
    けた請求項8記載の電池切れ予告機能を有する給水制御
    装置。
  10. 【請求項10】 前記感知距離可変手段を前記センサ部
    に設けた請求項8記載の電池切れ予告機能を有する給水
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記感知距離可変手段は、電池電圧の
    レベルに応じて前記感知距離を段階的に短くする手段を
    備えた請求項8から10のいずれかの項に記載の電池切
    れ予告機能を有する給水制御装置。
  12. 【請求項12】 前記感知距離可変手段は、電池電圧が
    前記設定電圧未満になったときに、以後の使用回数に応
    じて前記感知距離を段階的に短くする手段を備えた請求
    項8から10のいずれかの項に記載の電池切れ予告機能
    を有する給水制御装置。
  13. 【請求項13】 前記感知距離可変手段は、電池電圧が
    前記設定電圧未満になったときに、以後の経過時間に応
    じて前記感知距離を段階的に短くする手段を備えた請求
    項8から10のいずれかの項に記載の電池切れ予告機能
    を有する給水制御装置。
  14. 【請求項14】 前記電池切れ予告手段は、前記電池電
    圧レベルが設定電圧未満となったときに、前記開閉弁の
    開度を小さくして吐水流量を少なくする吐水量可変手段
    を備えたものである請求項1記載の電池切れ予告機能を
    有する給水制御装置。
  15. 【請求項15】 前記電池切れ予告手段は、電池電圧の
    レベルに応じて前記吐水流量を段階的に少なくする手段
    を備えた請求項14に記載の電池切れ予告機能を有する
    給水制御装置。
  16. 【請求項16】 前記電池切れ予告手段は、電池電圧が
    前記設定電圧未満になったときに、以後の使用回数に応
    じて前記吐水流量を段階的に少なくする手段を備えた請
    求項14に記載の電池切れ予告機能を有する給水制御装
    置。
  17. 【請求項17】 前記電池切れ予告手段は、電池電圧が
    前記設定電圧未満になったときに、以後の経過時間に応
    じて前記吐水流量を段階的に少なくする手段を備えた請
    求項14に記載の電池切れ予告機能を有する給水制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255743A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Inax Corp 水栓

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