JP2008162489A - 自動二輪車用エンジン - Google Patents

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    • F02B61/02Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving cycles

Abstract

【課題】車両停車時に無段変速機を低速状態にできるようにして、車両発進時の運動性能を向上することができると共に、エンジン始動時にクランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を切断できるようにして、始動装置に掛かる負荷を小さくすることができる自動二輪車用エンジンを提供する。
【解決手段】自動二輪車用エンジン40は、クランクシャフト62と駆動プーリ120との間に、クランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を断接する変速機入力クラッチ160を設け、従動プーリ140と駆動輪27との間に、従動プーリ軸130の回転駆動力の駆動輪27への伝達を断接する発進クラッチ170を設け、無段変速機100を挟んで、ベルト101を挟む一方側に変速機入力クラッチ160を配置し、他方側に発進クラッチ170を配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動二輪車用エンジンに関し、特に、油圧制御方式の無段変速機(Continuously Variable Transmission、略称CVT)を備える自動二輪車用エンジンに関する。
自動二輪車用エンジンの一例として、エンジン本体のクランク室の後方には、このクランク室と一体に動力伝達室が設けられ、この一体となったクランク室及び動力伝達室を兼ねる室の最下部には、エンジン本体並びに動力伝達系を構成する各部材を潤滑するためのオイルを受けるオイルパンが設けられ、動力伝達室にはエンジン本体に連結される、駆動プーリ及び従動プーリを有する湿式のベルト式自動変速機が配設され、駆動プーリ及び従動プーリは、これらの回転軸線がクランクシャフトの軸線と平行になるように、且つ両プーリが上方から見て互いに重なるよう上下にズラされて配置されるものが知られている。そして、この自動二輪車用エンジンでは、駆動プーリ軸の軸上に、車両発進時に回転駆動力を接続し、車両停止時に回転駆動力を切断する発進クラッチが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭63−103784号公報(第1頁、第2図)
ところで、上記特許文献1に記載の自動二輪車用エンジンでは、駆動プーリ軸の軸上に発進クラッチを設けるため、車両停止時に無段変速機が低速状態になる前に発進クラッチが切断され、次の車両発進時に無段変速機が高速状態で駆動されてしまい、車両の運動性能が低下してしまう可能性があった。また、従動プーリ軸の軸上に発進クラッチを設ける場合は、エンジンを始動装置で始動する際、始動装置は、クランクシャフトを回転させると共に、無段変速機も駆動させるため、始動装置に掛かる負担が大きくなってしまい、始動装置の大型化を招いていた。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、車両停車時に無段変速機を低速状態にできるようにして、車両発進時の運動性能を向上することができると共に、エンジン始動時にクランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を切断できるようにして、始動装置に掛かる負荷を小さくすることができる自動二輪車用エンジンを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、クランクシャフトの回転駆動力が伝達される駆動プーリ軸と、駆動プーリ軸の軸上に設けられる駆動プーリと、駆動プーリ軸の回転駆動力が伝達される従動プーリ軸と、従動プーリ軸の軸上に設けられる従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとの間に巻き掛けられ、駆動プーリ軸の回転駆動力を従動プーリ軸に伝達するベルトと、を有する無段変速機を備え、駆動プーリ及び従動プーリにおけるベルトの巻き掛け径を変化させて無段階に変速し、クランクシャフトの回転駆動力を駆動輪に伝達する自動二輪車用エンジンであって、クランクシャフトと駆動プーリとの間に、クランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、従動プーリと駆動輪との間に、従動プーリ軸の回転駆動力の駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、無段変速機を挟んで、ベルトを挟む一方側に変速機入力クラッチを配置し、他方側に発進クラッチを配置することを特徴とする自動二輪車用エンジン。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、変速機入力クラッチを駆動プーリ軸の軸上に設け、発進クラッチを従動プーリ軸の軸上に設けることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプと、自動二輪車用エンジン内に冷却水を循環させるウォータポンプと、を備え、無段変速機を挟んで、無段変速機の一方側に配置される変速機入力クラッチとは反対の他方側の駆動プーリ軸の軸上にオイルポンプ及びウォータポンプを設けることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、発進クラッチを変速機入力クラッチより下方に設けることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明の構成に加えて、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、駆動プーリ軸を従動プーリ軸より上方に設けると共に、駆動プーリ軸の軸端にオイルポンプ及びウォータポンプを配置することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、従動プーリと発進クラッチとの間にファイナルドライブギヤを設けることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、ファイナルドライブギヤと噛合するファイナルドリブンギヤを軸上に有し、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達する出力軸を備え、出力軸を回動自在に支持する軸受を、従動プーリ軸を回動自在に支持する軸受より車幅方向内側に設けることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、変速機入力クラッチと発進クラッチとの間にファイナルドライブギヤを設けることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤと、駆動プーリ軸の軸上に設けられ、クランクシャフトの回転駆動力を駆動プーリ軸に伝達するプライマリドリブンギヤと、を備え、無段変速機を挟んで、発進クラッチ側にファイナルドライブギヤを設け、変速機入力クラッチ側にプライマリドリブンギヤを設けることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプを備え、駆動プーリは、駆動プーリ軸に回動自在に支承され、変速機入力クラッチが接続状態になったときに、駆動プーリ軸と共に回転駆動し、オイルポンプは、駆動プーリ軸の軸上に設けられ、駆動プーリ軸と共に回転駆動することを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、クランクシャフトの回転駆動力が伝達される駆動プーリ軸と、駆動プーリ軸の軸上に設けられる駆動プーリと、駆動プーリ軸の回転駆動力が伝達される従動プーリ軸と、従動プーリ軸の軸上に設けられる従動プーリと、駆動プーリと従動プーリとの間に巻き掛けられ、駆動プーリ軸の回転駆動力を従動プーリ軸に伝達するベルトと、を有する無段変速機と、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプと、エンジン内に冷却水を循環させるウォータポンプと、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤと、駆動プーリ軸の軸上に設けられ、クランクシャフトの回転駆動力を駆動プーリ軸に伝達するプライマリドリブンギヤと、クランクシャフトの軸上に設けられる発電機と、を備え、駆動プーリ及び従動プーリにおけるベルトの巻き掛け径を変化させて無段階に変速し、クランクシャフトの回転駆動力を駆動輪に伝達する自動二輪車用エンジンであって、クランクシャフトと駆動プーリとの間に、クランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、従動プーリと駆動輪との間に、従動プーリ軸の回転駆動力の駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、無段変速機を自動二輪車用エンジンの中心から車幅方向の一方側にオフセットして配置すると共に、このオフセット側に変速機入力クラッチ及びプライマリドリブンギヤを配置し、オフセット側とは反対側に、発進クラッチ、オイルポンプ、ウォータポンプ、ファイナルドライブギヤ、及び発電機を配置することを特徴とする自動二輪車用エンジン。
請求項1に記載の自動二輪車用エンジンによれば、クランクシャフトと駆動プーリとの間に、クランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、従動プーリと駆動輪との間に、従動プーリ軸の回転駆動力の駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、無段変速機を挟んで、ベルトを挟む一方側に変速機入力クラッチを配置し、他方側に発進クラッチを配置するため、車両停止時に無段変速機が低速状態になる前に発進クラッチが切断されたとしても、クランクシャフトの回転駆動力は変速機入力クラッチを介して無段変速機に伝達されるので、無段変速機を高速状態から低速状態にすることができ、車両発進時の運動性能を向上することができる。また、エンジン始動時にクランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を切断することができるので、始動装置に掛かる負荷を小さくすることができ、始動装置の小型化を図ることができる。さらに、重量物である変速機入力クラッチと発進クラッチが無段変速機を挟んで車幅方向両側にバランス良く配置されるので、車両の運動性能を向上することができる。
請求項2に記載の自動二輪車用エンジンによれば、変速機入力クラッチを駆動プーリ軸の軸上に設け、発進クラッチを従動プーリ軸の軸上に設けるため、各プーリが設けられる軸と各クラッチが設けられる軸が同軸なので、それぞれを別軸に設ける場合と比較して、軸の数が減らせて部品点数を少なくすることができ、エンジンの小型化を図ることができる。
請求項3に記載の自動二輪車用エンジンによれば、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプと、自動二輪車用エンジン内に冷却水を循環させるウォータポンプと、を備え、無段変速機を挟んで、無段変速機の一方側に配置される変速機入力クラッチとは反対の他方側の駆動プーリ軸の軸上にオイルポンプ及びウォータポンプを設けるため、重量物である変速機入力クラッチとオイルポンプ及びウォータポンプが無段変速機を挟んで無段変速機の両側にバランス良く配置されるので、車両の運動性能を向上することができる。また、同軸上にオイルポンプ及びウォータポンプを設けるため、それぞれを別軸に設ける場合と比較して、各ポンプの駆動部品及び配置スペースが不要となるので、エンジンの小型化を図ることができる。
請求項4に記載の自動二輪車用エンジンによれば、発進クラッチを変速機入力クラッチより下方に設けるため、エンジンの重心を下げることができるので、車両の運動性能を向上することができる。ここで、発進クラッチは、車両発進時など変速機入力クラッチより大きな回転駆動力を伝達するので、クラッチ容量が大きくなり、変速機入力クラッチより大型化する傾向にあるため重量がある。
請求項5に記載の自動二輪車用エンジンによれば、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、駆動プーリ軸を従動プーリ軸より上方に設けると共に、駆動プーリ軸の軸端にオイルポンプ及びウォータポンプを配置するため、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチを設け、駆動プーリ軸の軸端にオイルポンプ及びウォータポンプを配置したとしても、オイルポンプ及びウォータポンプが従動プーリ軸より高い位置、即ち、エンジンの上方の高い位置に配置されるので、ステップで定まる車両のバンク角に影響を与えることはない。
請求項6に記載の自動二輪車用エンジンによれば、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、従動プーリと発進クラッチとの間にファイナルドライブギヤを設けるため、出力軸を回動自在に支持する軸受を、従動プーリ軸を回動自在に支持する軸受より車幅方向内側に配置することが可能になる。これにより、例えば、出力軸の軸端にドライブスプロケットを設ける場合、このドライブスプロケットを車幅方向内側に配置することができるので、エンジンの小型化を図ることができる。
請求項7に記載の自動二輪車用エンジンによれば、クランクシャフト、駆動プーリ軸、及び従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、ファイナルドライブギヤと噛合するファイナルドリブンギヤを軸上に有し、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達する出力軸を備え、出力軸を回動自在に支持する軸受を、従動プーリ軸を回動自在に支持する軸受より車幅方向内側に設けるため、例えば、出力軸の軸端にドライブスプロケットを設ける場合、このドライブスプロケットを車幅方向内側に配置することができるので、エンジンの小型化を図ることができる。
請求項8に記載の自動二輪車用エンジンによれば、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、変速機入力クラッチと発進クラッチとの間にファイナルドライブギヤを設けるため、出力軸を回動自在に支持する軸受を、従動プーリ軸の軸端及び駆動プーリ軸の軸端よりエンジン内側に配置することができる。これにより、例えば、出力軸の軸端にドライブスプロケットを設ける場合、このドライブスプロケットのエンジン外方への突出量を少なくすることができるので、エンジンの小型化を図ることができる。
請求項9に記載の自動二輪車用エンジンによれば、従動プーリ軸の軸上に設けられ、従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤと、駆動プーリ軸の軸上に設けられ、クランクシャフトの回転駆動力を駆動プーリ軸に伝達するプライマリドリブンギヤと、を備え、無段変速機を挟んで、発進クラッチ側にファイナルドライブギヤを設け、変速機入力クラッチ側にプライマリドリブンギヤを設けるため、重量物である変速機入力クラッチと発進クラッチ、及びファイナルドライブギヤとプライマリドリブンギヤが無段変速機を挟んで無段変速機の両側にバランス良く配置されるので、車両の運動性能を向上することができる。
請求項10に記載の自動二輪車用エンジンによれば、無段変速機、変速機入力クラッチ、及び発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプを備え、駆動プーリは、駆動プーリ軸に回動自在に支承され、変速機入力クラッチが接続状態になったときに、駆動プーリ軸と共に回転駆動し、オイルポンプは、駆動プーリ軸の軸上に設けられ、駆動プーリ軸と共に回転駆動するため、エンジン始動時に変速機入力クラッチを切断状態にすることにより、無段変速機を駆動させることなく、オイルポンプを駆動させることができる。これにより、変速機入力クラッチ及び無段変速機を制御する油圧を得ることができ、変速機入力クラッチを接続する前に、各プーリに油圧をかけて各プーリをベルトに押し付けることができるので、エンジン始動後の変速機入力クラッチの接続時に各プーリとベルトとの間に滑りが発生することを抑制することができる。
請求項11に記載の自動二輪車用エンジンによれば、クランクシャフトと駆動プーリとの間に、クランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、従動プーリと駆動輪との間に、従動プーリ軸の回転駆動力の駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、無段変速機を自動二輪車用エンジンの中心から車幅方向の一方側にオフセットして配置すると共に、このオフセット側に変速機入力クラッチ及びプライマリドリブンギヤを配置し、オフセット側とは反対側に、発進クラッチ、オイルポンプ、ウォータポンプ、ファイナルドライブギヤ、及び発電機を配置するため、車両停止時に無段変速機が低速状態になる前に発進クラッチが切断されたとしても、クランクシャフトの回転駆動力は変速機入力クラッチを介して無段変速機に伝達されるので、無段変速機を高速状態から低速状態にすることができ、車両発進時の運動性能を向上することができる。また、エンジン始動時にクランクシャフトの回転駆動力の駆動プーリへの伝達を切断することができるので、始動装置に掛かる負荷を小さくすることができ、始動装置の小型化を図ることができる。さらに、重量物である変速機入力クラッチ及びプライマリドリブンギヤと、発進クラッチ、オイルポンプ、ウォータポンプ、ファイナルドライブギヤ、及び発電機と、が車体中心線を挟んで車体中心線の両側にバランス良く配置されるので、車両の運動性能を向上することができる。
以下、本発明に係る自動二輪車用エンジンの各実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1〜図7は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は本発明に係る自動二輪車用エンジンを搭載した車両の側面図、図2は図1に示す自動二輪車用エンジンの一部切欠左側面図、図3は図1に示す自動二輪車用エンジンの一部切欠右側面図、図4は図2のA−A線矢視断面図、図5は図4に示す無段変速機を説明するための要部拡大断面図、図6は自動車用エンジンと車両の車幅方向の配置位置を説明するための概略図、図7は自動車用エンジンと車両のバンク角の関係を説明するための概略図である。図8は本発明の第2実施形態を示すもので、図8は本発明に係る自動二輪車用エンジンの第2実施形態を説明するための断面図である。なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
(第1実施形態)
まず、図1〜7を参照して、本発明に係る自動二輪車用エンジンの第1実施形態について説明する。
自動二輪車10は、図1に示すように、クレードル型の車体フレーム11と、車体フレーム11のヘッドパイプ12に取り付けられるフロントフォーク13と、フロントフォーク13に取付けられる前輪14及びフロントフェンダ15と、フロントフォーク13に連結されるハンドル16と、車体フレーム11の前部上部に跨ぐように取付けられる燃料タンク17と、車体フレーム11の後部上部に取り付けられるシート18(運転者席と同乗者席とを有するダブルシート)と、車体フレーム11の各パイプで囲まれるクレードルスペース内に配置されるエンジン(自動二輪車用エンジン)40と、クレードルスペースの後方、且つシート18の下方に配置されるエアクリーナ19と、エアクリーナ19とエンジン40の吸気口との間に接続される気化器20と、エンジン40の排気口に接続される排気管21、集合部22、及びサイレンサ23と、エンジン40の前方に配置されるラジエータ24と、車体フレーム11の後部にピボットシャフト25aを介して取付けられるスイングアーム25と、スイングアーム25の後端部を車体フレーム11に懸架するリヤサスペンション26と、スイングアーム25の後部に取り付けられる後輪(駆動輪)27と、を備える。なお、図1中の符号28はヘッドランプ、29はテールランプ、30はフロントウインカー、31はリヤウインカー、32はメーター、33はサイドカバー、34はリヤカウル、35はグラブレール、36はリヤフェンダ、37はステップ用ブラケット、38はステップ、39はスタンドである。
エンジン40は、水冷式直列4気筒エンジンであって、図2〜図4に示すように、その主な外殻は、上ケース42及び下ケース43からなるクランクケース41と、クランクケース41の前方上端部に取り付けられるシリンダブロック44と、シリンダブロック44の上端部に取り付けられるシリンダヘッド45と、シリンダヘッド45の上部開口を覆うヘッドカバー46と、クランクケース41の前方左側開口を覆う第1クランクケースカバー47と、クランクケース41の前方右側開口を覆う第2クランクケースカバー48と、クランクケース41の後方左側開口を覆う第1変速機ケース49と、クランクケース41の後方右側開口を覆う第2変速機ケース50と、第2変速機ケース50の右側開口を覆う変速機ケースカバー51と、クランクケース41の変速機ケースカバー51の外側の開口を覆う第3クランクケースカバー52と、クランクケース41の下端開口を覆うオイルパン53と、によって構成される。
そして、エンジン40の前部から右側後部にかけて、クランクケース41、第2変速機ケース50、変速機ケースカバー51、及び第3クランクケースカバー52によりクランク室54が形成され、後部には、クランクケース41、第1変速機ケース49、及び第2変速機ケース50により変速機室55が形成されており、クランクケース41には、クランク室54と変速機室55との間を仕切る隔壁56が設けられている。また、オイルパン53にも、隔壁56に連続するように、クランク室54と変速機室55との間を仕切る隔壁53aが設けられており、前部には、エンジン用オイルを貯留する室が形成され、後部には、無段変速機用オイルを貯留する室が形成される。これにより、エンジン40及び後述する無段変速機100にそれぞれ適応したオイルを使用することができる。
また、エンジン40は、クランクケース41の前部、後部上方、及び後部下方にそれぞれ設けられるエンジンハンガー57を介して車体フレーム11に取り付けられており、図6に示すように、その車幅方向のエンジン中心線C1が平面視において自動二輪車10の車幅方向の車両中心線C2上に重なるように配置される。
図4に示すように、クランク室54内には、クランクケース41に設けられる6個のジャーナル軸受61により、クランクシャフト62が回動自在に支持される。図2及び図3に示すように、このクランクシャフト62のクランクピン62aには、各気筒のコンロッド63を介してピストン64が接続されており、このピストン64は、シリンダブロック44のシリンダライナー44a内でシリンダ軸線方向に往復運動する。
また、図4に示すように、クランクシャフト62の左端部には、交流発電機65が設けられており、この交流発電機65は、第1クランクケースカバー47の内面に取り付けられるステータ65aと、クランクシャフト62の左端部に取り付けられ、ステータ65aを囲繞するロータ65bと、を備える。
また、図4に示すように、クランクシャフト62の軸上には、交流発電機65に隣接してスタータ従動歯車66が取り付けられており、このスタータ従動歯車66は、歯車列67を介してクランクシャフト62にスタータモータ68の回転駆動力を伝達する(図2参照)。歯車列67は、スタータピニオンギヤ67a、第1アイドルドリブンギヤ67b、第1アイドルドライブギヤ67c、及び第2アイドルギヤ67dから構成され、スタータ従動歯車66に接続される。
また、図4に示すように、クランクシャフト62の右端部には、エンジン40の各所(クランク室54内に収納される部品と、シリンダブロック44、シリンダヘッド45、及びヘッドカバー46内に収納される部品)にオイルを供給するオイルポンプ69を駆動するためのポンプドライブスプロケット70が取り付けられる。このポンプドライブスプロケット70は、オイルポンプ69の駆動軸に取り付けられるポンプドリブンスプロケット71との間に巻き掛けられるポンプチェーン72を介して、クランクシャフト62の回転駆動力をオイルポンプ69に伝達する(図3参照)。そして、オイルポンプ69は、オイルパン53の前部でクランク室54の下方に貯留されるエンジン用オイルをオイルストレーナ69aから吸入して、シリンダブロック44、シリンダヘッド45、ヘッドカバー46、及びクランク室54内の潤滑部等に供給する。なお、図2,3の符号73はオイルフィルタエレメントである。
また、図3及び図4に示すように、クランクシャフト62の軸上には、クランクケース41に回動自在に支持されるバランサ歯車74と噛合するバランサ駆動歯車75が設けられる。バランサ歯車74は、クランクシャフト62の2倍の回転数で回転駆動される。
シリンダヘッド45には、図3に示すように、吸気バルブ80aが配置される吸気ポート80と、排気バルブ81aが配置される排気ポート81が形成されており、吸気ポート80には、電子制御式のインジェクタ82aを有するスロットルボディ82が組み付けられる。このスロットルボディ82は、不図示のエンジンコントロールユニットに接続・制御されており、このエンジンコントロールユニットの電気信号によって、エンジン40の回転数に応じた最適な混合気を吸気ポート80内に供給する。
また、シリンダヘッド45の下面には、燃焼室83が形成されており、この燃焼室83に臨むように不図示のスパークプラグが装着される。図2及び図3に示すように、シリンダヘッド45内には、動弁機構の2本のカム軸84,84が回動自在に支持されており、それぞれの左端部にはカムドリブンスプロケット85,85が固定される。そして、カムドリブンスプロケット85,85とクランクシャフト62の中央部に設けられるカムドライブスプロケット87との間にカムチェーン88を巻き掛けることによって、クランクシャフト62の回転駆動力がカム軸84,84に伝達されると共に、カム軸84,84の軸上に設けられるカム89が回転駆動されて、吸気バルブ80a及び排気バルブ81aを所定のタイミングで開閉させる。なお、図2中の符号90はチェーンガイド、91はチェーンテンショナ、92はテンショナリフタである。
さらに、図4に示すように、クランクシャフト62の軸上には、クランクシャフト62の回転駆動力を変速機室55に配置される無段変速機100に伝達するクランクシャフト出力歯車(プライマリドライブギヤ)95が設けられており、このクランクシャフト出力歯車95は、無段変速機100の駆動プーリ軸110の右端部にスプライン結合される変速機入力歯車(プライマリドリブンギヤ)96と噛合している。
無段変速機100は、図5に示すように、クランクシャフト62の回転駆動力が伝達される駆動プーリ軸110と、駆動プーリ軸110の軸上に設けられる駆動プーリ120と、駆動プーリ軸110の回転駆動力が伝達される従動プーリ軸130と、従動プーリ軸130の軸上に設けられる従動プーリ140と、駆動プーリ120と従動プーリ140との間に巻き掛けられ、駆動プーリ軸110の回転駆動力を従動プーリ軸130に伝達するベルト101と、を備え、駆動プーリ120及び従動プーリ140におけるベルト101の巻き掛け径を変化させて無段階に変速し、クランクシャフト62の回転駆動力を後輪27に伝達させる。
駆動プーリ軸110の軸上には、駆動プーリ120がころ軸受111,111を介して回動自在に支持され、この駆動プーリ120は、クランクケース41、第2変速機ケース50、及び変速機ケースカバー51に設けられる玉軸受112,113,114に回動自在に支持される。また、駆動プーリ120は、駆動プーリ固定半体121と駆動プーリ可動半体122とから構成され、一方の駆動プーリ固定半体121は、一体に形成される筒軸部121aを有し、上記のように駆動プーリ軸110に回動自在に支承され、他方の駆動プーリ可動半体122は、駆動プーリ固定半体121に軸方向に移動可能且つ相対回転回動不能に外嵌される。また、駆動プーリ可動半体122と仕切板123との間には駆動プーリ油室124aが形成されると共に、筒軸部121aに外嵌される固定椀状体125と仕切板126との間には駆動プーリ油室124bが形成されており、この駆動プーリ油室124a,124b内の油圧は駆動プーリ制御バルブ102(図3参照)により制御される。そして、駆動プーリ油室124a,124b内の油圧が高くなると、駆動プーリ可動半体122は駆動プーリ固定半体121に近接する方向に押圧される。
従動プーリ軸130は、第1変速機ケース49及び第2変速機ケース50に設けられるころ軸受131及び玉軸受132に回動自在に支持される。また、従動プーリ140は、従動プーリ固定半体141と従動プーリ可動半体142とから構成され、一方の従動プーリ固定半体141は、従動プーリ軸130に一体成形され、他方の従動プーリ可動半体142は、従動プーリ軸130に軸方向に移動可能且つ相対回転不能に外嵌される。また、従動プーリ可動半体142と仕切板143との間には従動プーリ油室144が形成されており、この従動プーリ油室144内の油圧は従動プーリ制御バルブ103(図3参照)により制御される。そして、従動プーリ油室144内の油圧が高くなると、従動プーリ可動半体142は従動プーリ固定半体141に近接する方向に押圧される。
また、変速機室55内には、クランクケース41及び第1変速機ケース49に設けられるころ軸受153及び複列玉軸受154により、従動プーリ軸130の回転駆動力を後輪27に伝達する出力軸150が回動自在に支持される。この出力軸150の軸上には、ファイナルドリブンギヤ151が設けられる。また、出力軸150の左端部には、ドライブチェーン99を介して後輪27のドリブンスプロケット27aに出力軸150の回転駆動力を伝達するドライブスプロケット152が取り付けられる。
そして、本実施形態では、図5に示すように、駆動プーリ軸110と駆動プーリ120との間に、クランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を断接する変速機入力クラッチ160を設け、従動プーリ140と出力軸150との間に、従動プーリ軸130の回転駆動力の出力軸150への伝達を断接する発進クラッチ170を設ける。また、無段変速機100を挟んで、無段変速機100(特に、本実施形態では車幅方向)の一方側(図4の右側)に変速機入力クラッチ160が配置され、他方側(図4の左側)に発進クラッチ170が配置される。
変速機入力クラッチ160は、駆動プーリ軸110の軸上に設けられ、駆動プーリ軸110に固定されるクラッチアウタ161と、駆動プーリ120の駆動プーリ固定半体121に固定されるクラッチインナ162と、クラッチアウタ161の内周面に固定される複数の駆動摩擦板163と、駆動摩擦板163と交互に配置され、クラッチインナ162の外周面に固定される複数の従動摩擦板164と、クラッチアウタ161の内周面に複数の駆動摩擦板163と隣接して固定される受圧プレート165と、クラッチアウタ161のボス部に軸方向に移動可能に設けられ、駆動摩擦板163及び従動摩擦板164を受圧プレート165に押圧する加圧プレート166と、加圧プレート166をクラッチが切断される方向に常時付勢するコイルばね167と、を備える。また、クラッチアウタ161と加圧プレート166との間には変速機入力クラッチ油室168が形成されており、変速機入力クラッチ油室168内の油圧は変速機入力クラッチ制御バルブ104(図3参照)により制御される。そして、変速機入力クラッチ油室168内の油圧が高くなると、加圧プレート166がコイルばね167の付勢力に抗して押圧され変速機入力クラッチ160が接続されて、駆動プーリ120が駆動プーリ軸110と共に回転駆動する。
発進クラッチ170は、従動プーリ軸130の軸上に設けられ、従動プーリ軸130に固定されるクラッチアウタ171と、従動プーリ軸130にころ軸受172aを介して相対回転可能に設けられ、そのボス部の外周面に出力軸150のファイナルドリブンギヤ151と噛合するファイナルドライブギヤ173が一体成形されるクラッチインナ172と、クラッチアウタ171の内周面に固定される複数の駆動摩擦板174と、駆動摩擦板174と交互に配置され、クラッチインナ172の外周面に固定される複数の従動摩擦板175と、クラッチアウタ171の内周面に複数の駆動摩擦板174と隣接して固定される受圧プレート176と、クラッチアウタ171のボス部に軸方向に移動可能に設けられ、駆動摩擦板174及び従動摩擦板175を受圧プレート176に押圧する加圧プレート177と、加圧プレート177をクラッチが切断される方向に常時付勢するコイルばね178と、を備える。また、クラッチアウタ171と加圧プレート177との間には発進クラッチ油室179が形成されており、発進クラッチ油室179内の油圧は発進クラッチ制御バルブ105(図2参照)により制御される。そして、発進クラッチ油室179内の油圧が高くなると、加圧プレート177がコイルばね178の付勢力に抗して押圧され発進クラッチ170が接続されて、ファイナルドライブギヤ173が従動プーリ軸130と共に回転駆動する。
また、本実施形態では、図2及び図3に示すように、自動二輪車10の車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト62に対して、駆動プーリ軸110及び従動プーリ軸130が並行に配置され、駆動プーリ軸110を従動プーリ軸130より上方に設け、従動プーリ軸130の軸上に設けられる発進クラッチ170を駆動プーリ軸110の軸上に設けられる変速機入力クラッチ160より下方に配置する。
また、本実施形態では、図4に示すように、無段変速機100を挟んで、無段変速機100の一方側に配置される変速機入力クラッチ160とは反対の他方側の駆動プーリ軸110の軸上、即ち、駆動プーリ軸110の左端部にオイルポンプ180及びウォータポンプ190を設ける。
オイルポンプ180は、トロコイド型ポンプであって、図4に示すように、第1変速機ケース49の外側壁に一体成形されるオイルポンプボディ181と、オイルポンプボディ181に取り付けられ、凹孔183が形成されるオイルポンプカバー182と、凹孔183内に挿入されるアウターロータ184と、アウターロータ184内に挿入され、駆動プーリ軸110にスプライン結合されるインナーロータ185と、を備え、駆動プーリ軸110と共に回転駆動する。そして、オイルポンプ180は、オイルパン53の後部で変速機室55の下方に貯留される無段変速機用オイルを不図示のオイルストレーナから吸入して、変速機室55内の潤滑部や、駆動プーリ120、従動プーリ140、変速機入力クラッチ160、及び発進クラッチ170等に供給する。
ウォータポンプ190は、図4に示すように、第1変速機ケース49の外側面に取り付けられるウォータポンプ本体191と、ウォータポンプ本体191内に設けられる2個の玉軸受192,192(図5参照)に回動自在に支持されるポンプ軸193と、ポンプ軸193の左端部に取り付けられる旋回翼194と、ウォータポンプ本体191に取り付けられ、ウォータポンプ本体191との間にポンプ室を形成するウォータポンプカバー195と、を備える。また、ポンプ軸193の右端部には凹部196(図5参照)が形成されており、この凹部196は、駆動プーリ軸110の左端部に形成される凸部115(図5参照)と嵌合している。これにより、駆動プーリ軸110とポンプ軸193が連結されるので、駆動プーリ軸110の回転に伴ってウォータポンプ190が回転駆動する。そして、ウォータポンプ190は、不図示の冷却水循環路を介して、エンジン40内に冷却水を循環させる。
さらに、本実施形態では、無段変速機100をエンジン40の中心(エンジン中心線C1)から車幅方向の一方側(図4の右側)にオフセットして配置すると共に、このオフセット側に変速機入力クラッチ160及び変速機入力歯車(プライマリドリブンギヤ)96を配置し、オフセット側とは反対側(図4の左側)に、発進クラッチ170、オイルポンプ180、ウォータポンプ190、ファイナルドライブギヤ173、及び交流発電機65を配置する。
このように構成された自動二輪車用エンジン40では、車両停止時に無段変速機100が低速状態になる前に発進クラッチ170が切断されたとしても、クランクシャフト62の回転駆動力が変速機入力クラッチ160を介して無段変速機100の駆動プーリ120に伝達されるので、車両停車中に無段変速機100が低速状態に移行される。これにより、次の車両発進時に無段変速機100が高速状態で駆動されることはないので、自動二輪車10の運動性能が低下することはない。
また、エンジン始動時にクランクシャフト62が回転したとしても、変速機入力クラッチ160を切断状態にすることによって、無段変速機100を駆動させることなく、オイルポンプ180及びウォータポンプ190を駆動させることができる。これにより、エンジン始動時に必要な装置のみを駆動することができるので、スタータモータ(始動装置)68に掛かる負荷を小さくすることができる。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、クランクシャフト62と駆動プーリ120との間に、クランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を断接する変速機入力クラッチ160を設け、従動プーリ140と駆動輪27との間に、従動プーリ軸130の回転駆動力の駆動輪27への伝達を断接する発進クラッチ170を設け、無段変速機100を挟んで、ベルト101を挟む一方側に変速機入力クラッチ160を配置し、他方側に発進クラッチ170を配置するため、車両停止時に無段変速機100が低速状態になる前に発進クラッチ170が切断されたとしても、クランクシャフト62の回転駆動力は変速機入力クラッチ160を介して無段変速機100に伝達されるので、無段変速機100を高速状態から低速状態にすることができ、車両発進時の運動性能を向上することができる。また、エンジン始動時にクランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を切断することができるので、始動装置68に掛かる負荷を小さくすることができ、始動装置68の小型化を図ることができる。さらに、重量物である変速機入力クラッチ160と発進クラッチ170が無段変速機100を挟んで車幅方向両側にバランス良く配置されるので、車両10の運動性能を向上することができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、変速機入力クラッチ160を駆動プーリ軸110の軸上に設け、発進クラッチ170を従動プーリ軸130の軸上に設けるため、各プーリ120,140が設けられる軸と各クラッチ160,170が設けられる軸が同軸なので、それぞれを別軸に設ける場合と比較して、軸の数が減らせて部品点数を少なくすることができ、エンジン40の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、無段変速機100、変速機入力クラッチ160、及び発進クラッチ170にオイルを供給するオイルポンプ180と、エンジン40内に冷却水を循環させるウォータポンプ190と、を備え、無段変速機100を挟んで、無段変速機100の一方側に配置される変速機入力クラッチ160とは反対の他方側の駆動プーリ軸110の軸上にオイルポンプ180及びウォータポンプ190を設けるため、重量物である変速機入力クラッチ160とオイルポンプ180及びウォータポンプ190が無段変速機100を挟んで無段変速機100の両側にバランス良く配置されるので、車両10の運動性能を向上することができる。また、同軸上にオイルポンプ180及びウォータポンプ190を設けるため、それぞれを別軸に設ける場合と比較して、各ポンプ180,190の駆動部品及び配置スペースが不要となるので、エンジン40の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、発進クラッチ170(発進クラッチ170は、車両発進時など変速機入力クラッチ160より大きな回転駆動力を伝達するので、クラッチ容量が大きくなり、変速機入力クラッチ160より大型化する傾向にあるため重量がある)を変速機入力クラッチ160より下方に設けるため、エンジン40の重心を下げることができるので、車両10の運動性能を向上することができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、クランクシャフト62、駆動プーリ軸110、及び従動プーリ軸130は、車幅方向に対して並行に配置され、駆動プーリ軸110を従動プーリ軸130より上方に設けると共に、駆動プーリ軸110の軸端にオイルポンプ180及びウォータポンプ190を配置するため、無段変速機100、変速機入力クラッチ160、及び発進クラッチ170を設け、駆動プーリ軸110の軸端にオイルポンプ180及びウォータポンプ190を配置したとしても、オイルポンプ180及びウォータポンプ190が従動プーリ軸130より高い位置、即ち、エンジン40の上方の高い位置に配置されるので、ステップ38で定まる車両10のバンク角θに影響を与えることはない。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、従動プーリ軸130の軸上に設けられ、従動プーリ軸130の回転駆動力を駆動輪27に伝達するファイナルドライブギヤ173と、駆動プーリ軸110の軸上に設けられ、クランクシャフト62の回転駆動力を駆動プーリ軸110に伝達するプライマリドリブンギヤ96と、を備え、無段変速機100を挟んで、発進クラッチ170側にファイナルドライブギヤ173を設け、変速機入力クラッチ160側にプライマリドリブンギヤ96を設けるため、重量物である変速機入力クラッチ160と発進クラッチ170、及びファイナルドライブギヤ173とプライマリドリブンギヤ96が無段変速機100を挟んで無段変速機100の両側にバランス良く配置されるので、車両10の運動性能を向上することができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、無段変速機100、変速機入力クラッチ160、及び発進クラッチ170にオイルを供給するオイルポンプ180を備え、駆動プーリ120は、駆動プーリ軸110に回動自在に支承され、変速機入力クラッチ160が接続状態になったときに、駆動プーリ軸110と共に回転駆動し、オイルポンプ180は、駆動プーリ軸110の軸上に設けられ、駆動プーリ軸110と共に回転駆動するため、エンジン始動時に変速機入力クラッチ160を切断状態にすることにより、無段変速機100を駆動させることなく、オイルポンプ180を駆動させることができる。これにより、変速機入力クラッチ160及び無段変速機100を制御する油圧を得ることができ、変速機入力クラッチ160を接続する前に、各プーリ120,140に油圧をかけて各プーリ120,140をベルト101に押し付けることができるので、エンジン始動後の変速機入力クラッチ160の接続時に各プーリ120,140とベルト101との間に滑りが発生することを抑制することができる。
さらに、本実施形態の自動二輪車用エンジン40によれば、クランクシャフト62と駆動プーリ120との間に、クランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を断接する変速機入力クラッチ160を設け、従動プーリ140と駆動輪27との間に、従動プーリ軸130の回転駆動力の駆動輪27への伝達を断接する発進クラッチ170を設け、無段変速機100をエンジン40の中心から車幅方向の一方側にオフセットして配置すると共に、このオフセット側に変速機入力クラッチ160及びプライマリドリブンギヤ96を配置し、オフセット側とは反対側に、発進クラッチ170、オイルポンプ180、ウォータポンプ190、ファイナルドライブギヤ173、及び発電機65を配置するため、車両停止時に無段変速機100が低速状態になる前に発進クラッチ170が切断されたとしても、クランクシャフト62の回転駆動力は変速機入力クラッチ160を介して無段変速機100に伝達されるので、無段変速機100を高速状態から低速状態にすることができ、車両発進時の運動性能を向上することができる。また、エンジン始動時にクランクシャフト62の回転駆動力の駆動プーリ120への伝達を切断することができるので、始動装置68に掛かる負荷を小さくすることができ、始動装置68の小型化を図ることができる。また、重量物である変速機入力クラッチ160及びプライマリドリブンギヤ96と、発進クラッチ170、オイルポンプ180、ウォータポンプ190、ファイナルドライブギヤ173、及び発電機65と、が車体中心線C2を挟んで車体中心線C2の両側にバランス良く配置されるので、車両10の運動性能を向上することができる。さらに、無段変速機100をエンジン40の中心から車幅方向の一方側にオフセットして配置するため、オフセット側とは反対側に配置される発進クラッチ170、オイルポンプ180、ウォータポンプ190、及びファイナルドライブギヤ173の車幅方向外方への突出量を小さくすることができるので、ステップ38で定まる車両10のバンク角θにより一層影響を与え難くすることができる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、本発明に係る自動二輪車用エンジンの第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一又は同等部分については、図面に同一符号を付してその説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の自動二輪車エンジン200では、従動プーリ軸130の軸上に設けられるファイナルドライブギヤ173を、車幅方向において従動プーリ140と発進クラッチ170との間に設けて、出力軸150を回動自在に支持する複列玉軸受203を、従動プーリ軸130を回動自在に支持する玉軸受201より車幅方向内側に配置している。
なお、本実施形態では、従動プーリ軸130は、第1変速機ケース49及び第2変速機ケース50に設けられる玉軸受201及び玉軸受202に回動自在に支持され、出力軸150は、第1変速機ケース49及び第2変速機ケース50に設けられる複列玉軸受203及び玉軸受204に回動自在に支持される。また、ファイナルドリブンギヤ151は、出力軸150とは別体で形成され、出力軸150に外嵌固定される。
以上説明したように、本実施形態の自動二輪車用エンジン200によれば、自動二輪車10の車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト62に対して、駆動プーリ軸110及び従動プーリ軸130は、並行に配置され、従動プーリ軸130の軸上に設けられ、従動プーリ軸130の回転駆動力を駆動輪27に伝達するファイナルドライブギヤ173を備え、従動プーリ140と発進クラッチ170との間にファイナルドライブギヤ173を設けるため、出力軸150を回動自在に支持する軸受203を、従動プーリ軸130を回動自在に支持する軸受201より車幅方向内側に配置することが可能になるので、エンジン200の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の自動二輪車用エンジン200によれば、クランクシャフト62、駆動プーリ軸110、及び従動プーリ軸130は、車幅方向に対して並行に配置され、ファイナルドライブギヤ173と噛合するファイナルドリブンギヤ151を軸上に有し、従動プーリ軸130の回転駆動力を駆動輪27に伝達する出力軸150を備え、出力軸150を回動自在に支持する軸受203を、従動プーリ軸130を回動自在に支持する軸受201より車幅方向内側に設けるため、例えば、出力軸150の軸端にドライブスプロケット152を設ける場合、このドライブスプロケット152を車幅方向内側に配置することができるので、エンジン200の小型化を図ることができる。
さらに、本実施形態の自動二輪車用エンジン200によれば、従動プーリ軸130の軸上に設けられ、従動プーリ軸130の回転駆動力を駆動輪27に伝達するファイナルドライブギヤ173を備え、変速機入力クラッチ160と発進クラッチ170との間にファイナルドライブギヤ173を設けるため、出力軸150を回動自在に支持する軸受203を、従動プーリ軸130の左軸端及び駆動プーリ軸110の左軸端よりエンジン200内側に配置することができる。これにより、例えば、出力軸150の軸端にドライブスプロケット152を設ける場合、このドライブスプロケット152のエンジン200外方への突出量を少なくすることができるので、エンジン200の小型化を図ることができる。
その他の構成及び作用効果については、上記第1実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、上記各実施形態では、クランクシャフトを車幅方向に対して並行に配置するクランク横置きエンジンに本発明を適用した場合を例示したが、これに限定されず、クランクシャフトを車幅方向に対して直行するように配置するクランク縦置きエンジンに本発明を適用してもよい。また、駆動プーリ軸及び従動プーリ軸を同じように縦置きした場合にも、上記各実施形態と同様の効果が得られる。
本発明に係る自動二輪車用エンジンを搭載した車両の側面図である。 図1に示す自動二輪車用エンジンの一部切欠左側面図である。 図1に示す自動二輪車用エンジンの一部切欠右側面図である。 図2のA−A線矢視断面図である。 図4に示す無段変速機を説明するための要部拡大断面図である。 自動車用エンジンと車両の車幅方向の配置位置を説明するための概略図である。 自動車用エンジンと車両のバンク角の関係を説明するための概略図である。 本発明に係る自動二輪車用エンジンの第2実施形態を説明するための断面図である。
符号の説明
10 自動二輪車(車両)
11 車体フレーム
14 前輪
27 後輪(駆動輪)
38 ステップ
40,200 エンジン(自動二輪車用エンジン)
41 クランクケース
44 シリンダブロック
45 シリンダヘッド
46 ヘッドカバー
47 第1クランクケースカバー
48 第2クランクケースカバー
49 第1変速機ケース
50 第2変速機ケース
51 変速機ケースカバー
52 第3クランクケースカバー
53 オイルパン
54 クランク室
55 変速機室
56 隔壁
62 クランクシャフト
65 交流発電機
68 スタータモータ(始動装置)
95 クランクシャフト出力歯車
96 変速機入力歯車(プライマリドリブンギヤ)
100 無段変速機
101 ベルト
102 駆動プーリ制御バルブ
103 従動プーリ制御バルブ
104 変速機入力クラッチ制御バルブ
105 発進クラッチ制御バルブ
110 駆動プーリ軸
120 駆動プーリ
130 従動プーリ軸
140 従動プーリ
150 出力軸
151 ファイナルドリブンギヤ
160 変速機入力クラッチ
170 発進クラッチ
180 オイルポンプ
190 ウォータポンプ
201 玉軸受
203 複列玉軸受
C1 エンジン中心線
C2 車両中心線
θ バンク角

Claims (11)

  1. クランクシャフトの回転駆動力が伝達される駆動プーリ軸と、
    前記駆動プーリ軸の軸上に設けられる駆動プーリと、
    前記駆動プーリ軸の回転駆動力が伝達される従動プーリ軸と、
    前記従動プーリ軸の軸上に設けられる従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に巻き掛けられ、前記駆動プーリ軸の回転駆動力を前記従動プーリ軸に伝達するベルトと、を有する無段変速機を備え、
    前記駆動プーリ及び前記従動プーリにおける前記ベルトの巻き掛け径を変化させて無段階に変速し、前記クランクシャフトの回転駆動力を駆動輪に伝達する自動二輪車用エンジンであって、
    前記クランクシャフトと前記駆動プーリとの間に、前記クランクシャフトの回転駆動力の前記駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、
    前記従動プーリと前記駆動輪との間に、前記従動プーリ軸の回転駆動力の前記駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、
    前記無段変速機を挟んで、前記ベルトを挟む一方側に前記変速機入力クラッチを配置し、他方側に前記発進クラッチを配置することを特徴とする自動二輪車用エンジン。
  2. 前記変速機入力クラッチを前記駆動プーリ軸の軸上に設け、前記発進クラッチを前記従動プーリ軸の軸上に設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  3. 前記無段変速機、前記変速機入力クラッチ、及び前記発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプと、
    前記自動二輪車用エンジン内に冷却水を循環させるウォータポンプと、を備え、
    前記無段変速機を挟んで、前記無段変速機の一方側に配置される前記変速機入力クラッチとは反対の他方側の前記駆動プーリ軸の軸上に前記オイルポンプ及び前記ウォータポンプを設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  4. 前記発進クラッチを前記変速機入力クラッチより下方に設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  5. 前記クランクシャフト、前記駆動プーリ軸、及び前記従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、
    前記駆動プーリ軸を前記従動プーリ軸より上方に設けると共に、
    前記駆動プーリ軸の軸端に前記オイルポンプ及び前記ウォータポンプを配置することを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車用エンジン。
  6. 前記クランクシャフト、前記駆動プーリ軸、及び前記従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、
    前記従動プーリ軸の軸上に設けられ、前記従動プーリ軸の回転駆動力を前記駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、
    前記従動プーリと前記発進クラッチとの間に前記ファイナルドライブギヤを設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  7. 前記クランクシャフト、前記駆動プーリ軸、及び前記従動プーリ軸は、車幅方向に対して並行に配置され、
    前記ファイナルドライブギヤと噛合するファイナルドリブンギヤを軸上に有し、前記従動プーリ軸の回転駆動力を前記駆動輪に伝達する出力軸を備え、
    前記出力軸を回動自在に支持する軸受を、前記従動プーリ軸を回動自在に支持する軸受より車幅方向内側に設けることを特徴とする請求項6に記載の自動二輪車用エンジン。
  8. 前記従動プーリ軸の軸上に設けられ、前記従動プーリ軸の回転駆動力を前記駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤを備え、
    前記変速機入力クラッチと前記発進クラッチとの間に前記ファイナルドライブギヤを設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  9. 前記従動プーリ軸の軸上に設けられ、前記従動プーリ軸の回転駆動力を前記駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤと、
    前記駆動プーリ軸の軸上に設けられ、前記クランクシャフトの回転駆動力を前記駆動プーリ軸に伝達するプライマリドリブンギヤと、を備え、
    前記無段変速機を挟んで、前記発進クラッチ側に前記ファイナルドライブギヤを設け、前記変速機入力クラッチ側に前記プライマリドリブンギヤを設けることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  10. 前記無段変速機、前記変速機入力クラッチ、及び前記発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプを備え、
    前記駆動プーリは、前記駆動プーリ軸に回動自在に支承され、前記変速機入力クラッチが接続状態になったときに、前記駆動プーリ軸と共に回転駆動し、
    前記オイルポンプは、前記駆動プーリ軸の軸上に設けられ、前記駆動プーリ軸と共に回転駆動することを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車用エンジン。
  11. クランクシャフトの回転駆動力が伝達される駆動プーリ軸と、
    前記駆動プーリ軸の軸上に設けられる駆動プーリと、
    前記駆動プーリ軸の回転駆動力が伝達される従動プーリ軸と、
    前記従動プーリ軸の軸上に設けられる従動プーリと、
    前記駆動プーリと前記従動プーリとの間に巻き掛けられ、前記駆動プーリ軸の回転駆動力を前記従動プーリ軸に伝達するベルトと、を有する無段変速機と、
    前記無段変速機、前記変速機入力クラッチ、及び前記発進クラッチにオイルを供給するオイルポンプと、
    エンジン内に冷却水を循環させるウォータポンプと、
    前記従動プーリ軸の軸上に設けられ、前記従動プーリ軸の回転駆動力を駆動輪に伝達するファイナルドライブギヤと、
    前記駆動プーリ軸の軸上に設けられ、前記クランクシャフトの回転駆動力を前記駆動プーリ軸に伝達するプライマリドリブンギヤと、
    前記クランクシャフトの軸上に設けられる発電機と、を備え、
    前記駆動プーリ及び前記従動プーリにおける前記ベルトの巻き掛け径を変化させて無段階に変速し、前記クランクシャフトの回転駆動力を前記駆動輪に伝達する自動二輪車用エンジンであって、
    前記クランクシャフトと前記駆動プーリとの間に、前記クランクシャフトの回転駆動力の前記駆動プーリへの伝達を断接する変速機入力クラッチを設け、
    前記従動プーリと前記駆動輪との間に、前記従動プーリ軸の回転駆動力の前記駆動輪への伝達を断接する発進クラッチを設け、
    前記無段変速機を前記自動二輪車用エンジンの中心から車幅方向の一方側にオフセットして配置すると共に、このオフセット側に前記変速機入力クラッチ及びプライマリドリブンギヤを配置し、オフセット側とは反対側に、前記発進クラッチ、前記オイルポンプ、前記ウォータポンプ、前記ファイナルドライブギヤ、及び前記発電機を配置することを特徴とする自動二輪車用エンジン。
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