JP2008152855A - 半導体集積回路とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償すること。
【解決手段】SRAMの情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで基板バイアス電圧Vbp、VbnがSRAMメモリセルのMOSトランジスタの基板(ウェル)に印加される。まず、SRAMのPMOSとNMOSのトランジスタのしきい値電圧が測定される。測定結果に応じて、制御メモリCnt_MM1、2の制御情報Cnt_Sg1、2がプログラムされる。プログラムにより基板バイアス電圧Vbp、Vbnのレベルが調整されて、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキは、所定の誤差範囲に制御される。MOSトランジスタのソースに印加される動作電圧に対してMOSトランジスタの基板には、逆バイアスまたは極めて浅い順バイアスの基板バイアス電圧が印加される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路とその製造方法とに関し、特に高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償するのに有益な技術に関するものである。
半導体デバイスの微細化によるショートチャンネル効果により、MOSトランジスタのしきい値電圧が低下すると伴に、サブスレッショルドリーク電流の増加が顕在化してきている。MOSトランジスタのしきい値電圧以下の特性がサブスレッショルド特性であり、MOSシリコン表面が弱反転状態のリーク電流がサブスレッショルドリーク電流と呼ばれる。このようなリーク電流を低減させる方法として、基板バイアス技術が良く知られている。MOSトランジスタが形成された半導体基板(CMOSの場合には、ウェルと呼ばれる)に所定の基板バイアス電圧を印加することにより、サブスレッショルドリーク電流を低減することができる。
下記の非特許文献1には、アクティブモードとスタンドバイモードとで、基板バイアス電圧を切り換えることが記載されている。アクティブモードでは、CMOSのNMOSのPウェルに印加されるNMOS基板バイアス電圧Vbnは、NMOSのN型ソースに印加される接地電圧Vss(0ボルト)に設定される。また、CMOSのPMOSのNウェルに印加されるPMOS基板バイアス電圧Vbpは、PMOSのP型ソースに印加される電源電圧Vdd(1.8ボルト)に設定される。サブスレッショルドリーク電流を低減するスタンドバイモードでは、CMOSのNMOSのN型ソースに印加される接地電圧Vss(0ボルト)に対して、Pウェルに印加されるNMOS基板バイアス電圧Vbnは逆バイアスの負電圧(−1.5ボルト)に設定される。また、CMOSのPMOSのP型ソースに印加される電源電圧Vdd(1.8ボルト)に対して、Nウェルに印加されるPMOS基板バイアス電圧Vbpは逆バイアスの正電圧(3.3ボルト)に設定される。
また、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)では、高速化および低消費電力化が強く求められている。SRAMの消費電力を低減するためには、電源電圧を低下させることが最も単純で効果が大きい方法である。しかし、低い電源電圧ではトランジスタの動作に必要な動作マージンが低下して、動作が不安定となる。
そこで、下記特許文献1には、SRAMセルを構成するトランジスタの基板バイアス電圧を書き込み・読み出しの動作によって制御して、書き込み時の高速化と読み出し時の消費電力を低減する技術が開示されている。また、下記特許文献2には、前記特許文献1と同様に、書き込み・読み出しおよび記憶保持の各動作に応じて基板バイアス電圧を制御して、それぞれの動作に最適な基板バイアス電圧とすることで各動作の性能を向上させる技術が開示されている。あるいは、下記特許文献3には、スタンバイ時にSRAMメモリセルの基板バイアス電圧を制御して、リーク電流を低減する技術が開示されている。
Hiroyuki Mizuno et al,"A 18μA−Standby−Current 1.8V 200MHz Microprocessor with Self Substrate−Biased Data−Retention Mode", 1999 IEEE International Solid−State Circuits Conference DIGEST OF TECHNICAL PAPPERS,pp.280−281,468. 特開平11−39879号 公報 特開2004−349530号 公報 特開2003−132683号 公報
前記非特許文献1に記載された従来の基板バイアス技術は、半導体デバイスの微細化によるMOSトランジスタのしきい値電圧の低下によるスタンドバイモードのサブスレッショルドリーク電流を低減するものである。しかし、半導体デバイスの更なる微細化によって、MOSトランジスタのしきい値電圧のチップ間のバラツキが顕在化している。すなわち、MOSトランジスタのしきい値電圧が低すぎると、半導体集積回路がディジタル入力信号やアナログ入力信号の信号処理を行うアクティブモードでの動作消費電力が著しく増大してしまう。逆に、MOSトランジスタのしきい値電圧が高すぎると、半導体集積回路がディジタル入力信号やアナログ入力信号の信号処理を行うアクティブモードでの動作速度が著しく低下してしまう。その結果、MOSLSIの製造に際してのMOSトランジスタのしきい値電圧のプロセスウィンドウが極めて狭く、MOSLSIの製造歩留が著しく低くなってしまう。
一方、本発明に先立って、本発明者等はSRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)を内蔵するシステムLSIの開発に従事した。一方、SRAMメモリセルの消費電力を削減するために、SRAMメモリセルはCMOSで構成される。すなわち、メモリセルでは、駆動MOSはプルダウンNMOSで構成され、負荷MOSはプルアップPMOSで構成される。メモリセルの情報記憶ノードとデータ線との間の転送MOSは、PMOSよりも高いコンダクタンスが得やすいNMOSにより構成される。
また、本発明に先立って、本発明者等はCMOSで構成されたSRAMの製造プロセスバラツキによって転送NMOSのしきい値電圧が低すぎるとSRAMメモリセルからの正常な読み出しが不可能となり、負荷PMOSのしきい値電圧の絶対値が低すぎるとSRAMメモリセルへの正常な書き込みが不可能となると言う問題に遭遇した。逆に、CMOSで構成されたSRAMのNMOSやPMOSのしきい値電圧が高すぎると、SRAMの低電源電圧動作が不可能となる。その結果、SRAM製造に際してのCMOSのNMOSやPMOSのしきい値電圧のプロセスウィンドウが極めて狭く、CMOS・SRAMの製造歩留が著しく低くなつてしまう。
一方、LSI(Large Scale Integrated circuit:大規模集積回路)では、低消費電力化のため、またLSI中のトランジスタの微細化のために、LSIの電源電圧は低下する傾向となっている。例えば、90nmプロセスでは、電源電圧1.2ボルトで動作するLSIが製造される。しかし、電源電圧が低下すると、SRAMの書き込み・読み出しの動作時の動作安定性が低下して、動作が困難となる。メモリセルを構成する各トランジスタの駆動能力すなわち電流が低下すると、書き込み、読み出しの安定性および動作速度の各性能が低下する。前記特許文献1と前記特許文献2では、メモリセルを構成するトランジスタの基板バイアス電圧を制御することで、メモリセル内のトランジスタの駆動力を適切に設定して、メモリセルの書き込み・読み出し時の動作安定性を向上させている。しかし、前記特許文献1、2に記載された技術では、基板バイアス電圧の変更が必要となる。一方、現在のSRAMでは書き込みや読み出しのアクセス動作は、低速SRAMでは10nSec程度で完了して、高速SRAMでは1nSec程度で完了することが要求される。しかし、このような高速アクセスが要求されている状況では、前記特許文献1、2に記載された基板バイアス電圧の変更技術を採用することは困難な状況である。これは、大きな寄生抵抗や大きな寄生容量を持つ基板のバイアス電圧を短時間に所望の値に変化させることは、大変困難であるためである。また、逆に基板バイアス電圧の変化が完了してからアクセス動作を開始させると、現在のSRAMでは許容できないアクセス速度となってしまう。さらに、現在のSRAMメモリセルのレイアウトでは、全てのメモリセルの基板ノードは、1つのウエルで構成されているので、全て共通に電気的に接続されている。また、この基板ノードを分割するためのアイソレーション領域は大きなチップ占有面積となり、LSIチップ面積が増大するという問題がある。さらに、大きい寄生容量を有する基板ノードの基板バイアス電圧の変化には、大容量の充放電による大きな電力消費の問題が付随すると言う問題がある。
前記特許文献3には、SRAMメモリセルのトランジスタの基板バイアス電圧を制御することでトランジスタのしきい値電圧Vthを上昇させて非動作時の消費電力低減を実現している、しかし、本発明に先立った本発明者等による検討によって、90nmプロセス以降の微細プロセスでは、前記特許文献3に記載された技術を適用することは困難なことが明らかとされた。すなわち、90nmプロセス以降の微細プロセスでは、しきい値電圧Vthの更なる低下と、トランジスタごとのしきい値電圧Vthのバラツキが大きくなる。従って、SRAM全体のリーク電流が大きくなり、スタンバイ時のみならず書き込みや読み出しの回路動作時にもリーク電流の増大により消費電力が大きくなるという問題が明らかとされた。
従って、本発明の目的とするところは、高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償することにある。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴とは、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
即ち、本発明の代表的な半導体集積回路では、CMOS・SRAMでアクティブ基板バイアス技術が採用される。アクティブ基板バイアス技術では、半導体集積回路のSRAMの情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで基板バイアス電圧がMOSトランジスタの基板に印加される。このアクティブ基板バイアス技術では、まず、MOSトランジスタのしきい値電圧が測定される。もし、しきい値電圧のバラツキが大きければ、基板バイアス電圧のレベルを調整してバラツキを所定の誤差範囲に制御するものである。MOSトランジスタのソースに印加される動作電圧に対してMOSトランジスタの基板(ウェル)には、逆バイアスまたは極めて浅い順バイアスの基板バイアス電圧が印加される。このようにして、アクティブ基板バイアス技術を採用することにより、高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償することができる。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償することができる。
《代表的な実施の形態》
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る半導体集積回路(Chip)は、CMOS内蔵SRAMをチップ内部に含む。前記CMOS内蔵SRAMのメモリセルは、一対の駆動NMOS(Qn1、Qn2)と、一対の負荷PMOS(Qp1、Qp2)と、一対の転送NMOS(Qn3、Qn4)とを含む。前記半導体集積回路は、少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで前記CMOS内蔵SRAMの複数のPMOS(Qp1、Qp2)のNウェルと複数のNMOS(Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)のPウェルとにPMOS基板バイアス電圧(Vbp)とNMOS基板バイアス電圧(Vbn)とをそれぞれ供給する内蔵SRAM用制御スイッチ(Cnt_SW)を含む。前記半導体集積回路は、前記内蔵SRAM用制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のPMOSの前記Nウェルと前記複数のNMOSの前記Pウェルとに前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給するか否かを示す内蔵SRAM用制御情報(Cnt_Sg1、Sg2)を格納する内蔵SRAM用制御メモリ(Cnt_MM1、MM2)とを更に含む(図1参照)。
従って、前記実施の形態によれば、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧が低すぎる値の場合には、前記制御メモリに格納される前記制御情報を低しきい値状態に設定する。すると、前記制御メモリに格納された前記制御情報により制御される前記制御スイッチから、ソース動作電圧に対して逆バイアスの前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とが前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとにそれぞれ供給される。その結果、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧は低すぎる値から適切な値に増加することができる。
前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧が適正な値の場合には、前記制御メモリに格納される前記制御情報を適正しきい値状態に設定する。すると、前記制御メモリに格納された前記制御情報により制御される前記制御スイッチから、ソース動作電圧と略同一の電圧レベルの前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とが前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとにそれぞれ供給される。その結果、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧は、適正な値に維持され、アクティブモードでの動作消費電力も適正な値に維持されることができる。
前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧が高すぎる値の場合には、前記制御メモリに格納される前記制御情報を高しきい値状態に設定する。すると、前記制御メモリに格納された前記制御情報により制御される前記制御スイッチから、ソース動作電圧に対して順バイアスの前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とが前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとにそれぞれ供給される。その結果、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧は高すぎる値から適切な値に低下して、アクティブモードでの動作速度を向上することができる。
このようにして、前記実施の形態によれば、高い製造歩留を可能とすると伴に、CMOS・SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償することができる。
好適な実施の形態による半導体集積回路では、前記制御メモリは不揮発性メモリである。前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSの少なくとも一方のしきい値電圧が低いか高いかの判別情報が、前記制御メモリの前記不揮発性メモリに格納可能である(図6参照)。
従って、前記好適な実施の形態によれば、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSの少なくとも一方のしきい値電圧が低いか高いかの判別を1度実行するたけで、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSのしきい値電圧のバラツキを補償することができる。
より好適な実施の形態による半導体集積回路では、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧(Vdd)が供給され、前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧(Vss)が供給される。前記半導体集積回路は、前記第1動作電圧よりも高レベルである前記PMOS基板バイアス電圧を発生する第1電圧発生部(CP_P)と、前記第2動作電圧よりも低レベルである前記NMOS基板バイアス電圧を発生する第2電圧発生部(CP_N)とを含む(図13参照)。
従って、前記より好適な実施の形態によれば、削減された動作電圧供給端子で前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とを生成することができる。
具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧が供給され、前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧が供給される。前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記ソースに供給される前記第1動作電圧に対して前記Nウェルに供給される前記PMOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定されている。前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記ソースに供給される前記第2動作電圧に対して前記Pウェルに供給される前記NMOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定されている。前記第1動作電圧よりも高いレベルに設定された前記PMOS基板バイアス電圧が前記Nウェルに供給されることにより、前記Nウェルを有する前記PMOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御される。前記第2動作電圧よりも低いレベルに設定された前記NMOS基板バイアス電圧が前記Pウェルに供給されることにより、前記Pウェルを有する前記NMOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御される(図5参照)。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧が供給され、前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧が供給される。前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記ソースに供給される前記第1動作電圧に対して前記Nウェルに供給される前記PMOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定されている。前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記ソースに供給される前記第2動作電圧に対して前記Pウェルに供給される前記NMOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定されている。前記第1動作電圧よりも低いレベルに設定された前記PMOS基板バイアス電圧が前記Nウェルに供給されることにより、前記Nウェルを有する前記PMOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される。前記第2動作電圧よりも高いレベルに設定された前記NMOS基板バイアス電圧が前記Pウェルに供給されることにより、前記Pウェルを有する前記NMOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される(図17、図18参照)。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記制御スイッチは、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルに前記PMOS基板バイアス電圧を供給する第1制御スイッチ(P_Cnt)と、前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記Pウェルに前記NMOS基板バイアス電圧を供給する第2制御スイッチ(N_Cnt)とを含む。前記制御メモリは、第1制御メモリ(Cnt_MM1)と、第2制御メモリ(Cnt_MM2)とを含む。前記第1制御メモリは、少なくとも前記アクティブモードの間に前記第1制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルに前記PMOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す第1制御情報(Cnt_Sg1)を格納する。前記第2制御メモリは、少なくとも前記アクティブモードの間に前記第2制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記Pウェルに前記NMOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す第2制御情報(Cnt_Sg2)を格納する(図1参照)。
従って、前記更に他の具体的な一つの実施の形態によれば、CMOS内蔵SRAMのPMOSとNMOSとの両方のMOSトランジスタのしきい値電圧の独立したバラツキに対して独立に補償することができる(図2参照)。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのリーク電流特性をセンスする第1センス回路(Idd_Sense)と、前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSのリーク電流特性をセンスする第2センス回路(Iss_Sense)と、制御ユニット(Cont)とをチップ内部に含む。前記制御ユニットは、測定された前記PMOSと前記NMOSのリーク電流が過去の値と所定の許容範囲以上に変化している場合に、新しい制御情報を前記制御メモリに格納する(図21参照)。
従って、前記更に他の具体的な一つの実施の形態によれば、LSIの長時間の過酷なストレスによる経時変化等によるCMOS内蔵SRAMのPMOSとNMOSのしきい値電圧の変動が、補償されることができる。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のPMOSは、SOI構造のPMOSである。前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のNMOSは、SOI構造のNMOSである。前記複数のPMOSのソースとドレインと前記複数のNMOSのソースとドレインとは、前記SOI構造の絶縁膜の上のシリコンに形成される。前記複数のPMOSの前記Nウェル(N_Well)と前記複数のNMOSの前記Pウェル(P_Well)とは、前記SOI構造の前記絶縁膜の下のシリコン基板(P_Sub)中に形成されている(図22)。
従って、前記更に他の具体的な一つの実施の形態によれば、ドレインとウェルとの間の容量を低減でき、高速・低消費電力のSRAMを提供することができる。
〔2〕別の観点による半導体集積回路は、内蔵SRAMをチップ内部に含む。前記内蔵SRAMのメモリセルは、一対の駆動MOS(Qn1、Qn2)と、一対の負荷素子(Qp1、Qp2)と、一対の転送MOS(Qn3、Qn4)とを含む。前記半導体集積回路は、前記内蔵SRAMの複数の複数のMOS(Qn1、Qn2、Qn3、Qn4)のウェルにMOS基板バイアス電圧(Vbn)を供給する制御スイッチ(Cnt_SW)を含む。前記半導体集積回路は、少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで前記制御スイッチから前記内蔵SRAMの前記複数のMOSの前記ウェルに前記MOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す制御情報(Cnt_Sg1、Sg2)を格納する制御メモリ(Cnt_MM1、MM2)とを更に含む(図1参照)。
前記実施の形態によれば、高い製造歩留を可能とすると伴に、SRAMのMOSトランジスタのしきい値電圧のバラツキを補償することができる。
好適な実施の形態による半導体集積回路では、前記制御メモリは不揮発性メモリである。前記内蔵SRAMの前記MOSのしきい値電圧が低いか高いかの判別情報が、前記制御メモリの前記不揮発性メモリに格納可能である(図6参照)。
より好適な実施の形態による半導体集積回路では、前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給される。前記半導体集積回路は、前記動作電圧よりも大きなレベルである前記MOS基板バイアス電圧を発生する電圧発生部を含む。
従って、前記より好適な実施の形態によれば、削減された動作電圧供給端子で前記MOS基板バイアス電圧を生成することができる。
具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給される。前記内蔵SRAMの前記MOSの前記ソースに供給される動作電圧に対して前記ウェルに供給される前記MOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定されている。前記動作電圧よりも大きなレベルに設定された前記MOS基板バイアス電圧が前記ウェルに供給されることにより、前記ウェルを有する前記MOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御される(図5参照)。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給される。前記MOS回路の前記MOSの前記ソースに供給される前記動作電圧に対して前記ウェルに供給される前記MOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定されている。前記動作電圧よりも小さなレベルに設定された前記MOS基板バイアス電圧が前記ウェルに供給されることにより、前記ウェルを有する前記MOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される(図17、図18参照)。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記内蔵SRAMの前記MOSのリーク電流特性をセンスするセンス回路と、制御ユニットとをチップ内部に含む。前記制御ユニットは、測定された前記MOSのリーク電流が過去の値と所定の許容範囲以上に変化している場合に、新しい制御情報を前記制御メモリに格納する(図21参照)。
従って、前記更に他の具体的な一つの実施の形態によれば、LSIの長時間の過酷なストレスによる経時変化等による内蔵SRAMのMOSとしきい値電圧の変動が、補償されることができる。
更に他の具体的な一つの実施の形態による半導体集積回路では、前記内蔵SRAMの前記複数のMOSは、SOI構造のMOSである。前記複数のMOSのソースとドレインとは、前記SOI構造の絶縁膜の上のシリコンに形成される。前記複数のMOSの前記ウェル(P_Well)は、前記SOI構造の前記絶縁膜の下のシリコン基板(P_Sub)中に形成されている(図22)。
従って、前記更に他の具体的な一つの実施の形態によれば、ドレインとウェルとの間の容量を低減でき、高速・低消費電力のSRAMを提供することができる。
〔3〕本発明の他の実施の形態に係る半導体集積回路の製造方法は、CMOS内蔵SRAM(SRAM Cells)と、制御スイッチ(Cnt_SW)と、制御メモリ(Cnt_MM)とを含む半導体集積回路のチップ(Chip)を含むウェーハーを準備するステップを含む(図23のステップ91)。前記CMOS内蔵SRAMの少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで、前記制御スイッチは前記CMOS内蔵SRAMのPMOS(Qp1)のNウェル(N_Well)とNMOS(Qn1)のPウェル(P_Well)とにPMOS基板バイアス電圧(Vbp)とNMOS基板バイアス電圧(Vbn)とをそれぞれ供給する。前記制御メモリは、不揮発性メモリであり、少なくとも前記アクティブモードの間に前記制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとに前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給するか否かを示す制御情報(Cnt_Sg1、2)を不揮発的に格納する。
前記製造方法は、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSの少なくとも一方のしきい値電圧を測定するステップを含む(図23のステップ92、93)。
前記製造方法は、前記測定された前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップを含む(図23のステップ94、96)。
前記製造方法は、前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップを含む(図23のステップ94、96)。
好適な実施の形態による半導体集積回路の製造方法は、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのしきい値電圧を測定するステップを含む(図23のステップ92)。
前記製造方法は、前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSのしきい値電圧を測定するステップを含む(図23のステップ93)。
前記製造方法は、前記測定された前記PMOSの前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップを含む(図23のステップ94)。
前記製造方法は、前記測定された前記NMOSの前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップを含む(図23のステップ96)。
前記製造方法は、前記PMOSの前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップを含む(図23のステップ95)。
前記製造方法は、前記NMOSの前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップを含む(図23のステップ97)。
《実施の形態の説明》
次に、実施の形態について更に詳述する。
《半導体集積回路の構成》
図1は、本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。同図において、半導体集積回路のチップChipは、(スタティックランダムアクセスメモリ)SRAMを含んでいる。n行とm列とにマトリックス状に配置された複数のセルCell00…Cellnmのそれぞれは、1ビットのSRAMメモリセルである。また、半導体集積回路のチップChipは、SRAMの特性バラツキを補償するための制御メモリCnt_MM1、Cnt_MM2と、制御スイッチCnt_SWとを含んでいる。制御スイッチCnt_SWは、PMOS制御部P_CntとNMOS制御部N_Cntとを含んでいる。
《SRAMメモリセルの構成》
例えば、1ビットのSRAMメモリセルCell00は、電源電圧Vddにソースが接続されたPMOSのQp1、Qp2と、接地電圧Vssにソースが接続されたNMOSのQn1、Qn2と、ワード線WL0にゲートが接続されたNMOSのQn3、Qn4とを含んでいる。PMOSのQp1、Qp2は一対の負荷トランジスタとして動作して、NMOSのQn1、Qn2は一対の駆動トランジスタとして動作して、NMOSのQn3、Qn4は一対の転送トランジスタとして動作する。負荷PMOSのQp1のドレインと駆動NMOSのQn1のドレインとは一方の記憶保持ノードN1に接続され、負荷PMOSのQp2のドレインと駆動NMOSのQn2のドレインとは他方の記憶保持ノードN2に接続されている。負荷PMOSのQp1のゲートと駆動NMOSのQn1のゲートとは他方の記憶保持ノードN2に接続され、負荷PMOSのQp2のゲートと駆動NMOSのQn2のゲートとは一方の記憶保持ノードN1に接続されている。その結果、ワード線WL0が非選択レベルである低レベルで一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4がオフの間の情報保持モードでは、一対の記憶保持ノードN1、N2の記憶情報が保持されることができる。
情報書き込みモードでは、ワード線WL0が選択レベルである高レベルに駆動され、一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4がオン状態となる。一対のデータ線DL0、/DL0の情報が一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4を介して一対の記憶保持ノードN1、N2に書き込まれる。
情報読み出しモードでも、ワード線WL0が選択レベルである高レベルに駆動され、一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4がオン状態となる。一対の記憶保持ノードN1、N2に保持されている一対の保持データは一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4を介して一対のデータ線DL0、/DL0に読み出されることができる。
《SRAMメモリセルの動作限界》
図2は、SRAMメモリセルのNMOSのしきい値電圧Vth(N)とPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|とのばらつきに依存するSRAMメモリセルの電気的特性を示す図である。同図の横軸はNMOSのしきい値電圧Vth(N)を示し、同図の縦軸はPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|を示している。また、同図には、SRAMメモリセルの読み出し動作の限界線Lim_Rdと書き込み動作の限界線Lim_Wrも示している。更に、同図で、領域Re1、Re2、Re3、Re4からなるひし形はSRAMメモリセルのNMOSのしきい値電圧Vth(N)とPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|とのばらつきの分布を示している。
《読み出し動作の限界》
SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の読み出し動作の限界線Lim_Rdの下に位置するとSRAMメモリセルからの正常な読み出しが可能となり、SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の読み出し動作の限界線Lim_Rdの上に位置するとSRAMメモリセルからの正常な読み出しが不可能となる。SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の読み出し動作の限界線Lim_Rdの上に位置することは、領域Re2や領域Re4のようにNMOSのしきい値電圧Vth(N)が低すぎることに対応している。尚、領域Re4はPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|も低すぎる状態となっており、領域Re2はPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|は適切な値となっているものである。領域Re2や領域Re4のようにNMOSのしきい値電圧Vth(N)が低すぎると、SRAMメモリセルの読み出し動作で一対の記憶保持ノードN1、N2の一方の低レベルの記憶情報の破壊が生じる。これは、NMOSのしきい値電圧Vth(N)の低下により、一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4の電流が過大となることに起因する。すなわち、データ線DL0、/DL0からの電流が転送MOSトランジスタを介して低レベルの記憶保持ノードに流入するので、低レベルの記憶情報の破壊が生じるものである。従って、図2の領域Re2や領域Re4で読み出し動作の限界線Lim_Rdの上に位置するMOSLSIのチップは、本発明の以前では不良品として破棄されていた。
《書き込み動作の限界》
また、SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の書き込み動作の限界線Lim_Wrの上に位置するとSRAMメモリセルからの正常な書き込みが可能となり、SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の書き込み動作の限界線Lim_Wrの下に位置するとSRAMメモリセルからの正常な書き込みが不可能となる。SRAMメモリセルのしきい値電圧の分布が図2の書き込み動作の限界線Lim_Wrの下に位置することは、領域Re3や領域Re4のようにPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が低すぎることに対応している。尚、領域Re4はNMOSのしきい値電圧Vth(N)も低すぎる状態となっており、領域Re3はNMOSのしきい値電圧Vth(N)は適切な値となっているものである。領域Re3や領域Re4のようにPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が低すぎると、SRAMメモリセルの書き込み動作で記憶保持ノードへの低レベルの書き込みができなくなる。これは、PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|の低下により、一対の負荷PMOSQp1、Qp2の電流が過大となることに起因する。すなわち、SRAMメモリセルの書き込み時には一対の記憶保持ノードN1、N2に、一対の転送MOSトランジスタQn3、Qn4を介して一対のデータ線DL0、/DL0の情報が伝達される。特に、低レベル側情報が伝達されることにより、SRAMメモリセルに新しい情報が書き込まれることができる。しかし、一対の負荷PMOSQp1、Qp2の電流が過大となることにより、低レベル側情報が伝達されなくなってしまう。従って、図2の領域Re3や領域Re4で書き込み動作の限界線Lim_Wrの下に位置するMOSLSIのチップは、本発明の以前では不良品として破棄されていた。
《制御メモリと制御スイッチ》
本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路のチップChipでは、SRAMの特性バラツキを補償するための制御メモリCnt_MM1、Cnt_MM2と制御スイッチCnt_SWとは、極めて重要な補償機能を実行する。
本発明の1つの実施の形態では、SRAMの特性バラツキを補償する前に、補償されるべきチップをウエーハから選別するものである。この補償されるべきチップは、図2の領域Re2、Re4で読み出し動作の限界線Lim_Rdの上に位置する低しきい値電圧Vth(N)のチップと、図2の領域Re3、Re4で書き込み動作の限界線Lim_Wrの下に位置する低しきい値電圧|Vth(P)|のチップである。
《制御メモリへのプログラム》
ウエーハ選別で選別された低しきい値電圧Vth(N)のチップの制御メモリCnt_MM2にはNMOS低しきい値電圧情報がプログラムされ、ウエーハ選別で選別された低しきい値電圧|Vth(P)|のチップ制御メモリCnt_MM1にはPMOS低しきい値電圧情報がプログラムされる。この低しきい値電圧情報がプログラムされたMOSLSIのチップChipの動作開始の初期時には、Cnt_MM1、Cnt_MM2の出力信号Cnt_Sg1、Cnt_Sg2は例えばローレベルの接地電圧Vss(GND)となる。
《制御スイッチの構成》
まず、PMOS制御部P_Cntは、PMOSのQpc_1、PMOSのQpc_2、インバータInv_pにより構成されている。PMOS制御部P_Cntでは、PMOSのQpc_1のソースには電源電圧Vddが印加され、PMOSのQpc_2のソースには電源電圧Vddよりも高いNウェルバイアス電圧Vp_1が印加されている。PMOSのQpc_1のドレインとPMOSのQpc_2のドレインとは、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルN_Wellに接続されている。
また、NMOS制御部N_Cntは、NMOSのQnc_1、NMOSのQnc_2、インバータInv_nにより構成されている。NMOS制御部N_Cntでは、NMOSのQnc_1のソースには接地電圧Vssが印加され、NMOSのQnc_2のソースには接地電圧Vssよりも低いPウェルバイアス電圧Vn_1が印加される。NMOSのQnc_1のドレインとNMOSのQnc_2のドレインとは、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルP_Wellに接続されている。
《制御スイッチによる基板バイアス電圧の制御》
制御メモリCnt_MM1、2の出力信号Cnt_Sg1、2がハイレベルとなると、PMOS制御部P_CntのPMOSのQpc_1がオンとなりNMOS制御部N_CntのNMOSのQnc_1がオンとなる。すると、電源電圧VddがSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルN_WellにPMOS基板バイアス電圧Vbpとして印加され、接地電圧VssがSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルP_WellにNMOS基板バイアス電圧Vbnとして印加される。一方、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースと駆動NMOSQn1、Qn2のソースとには、電源電圧Vddと接地電圧Vssとがそれぞれ供給されている。従って、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースとNウェルN_Wellとには電源電圧Vddが共通に印加され、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2のソースとPウェルP_Wellとには接地電圧Vssが共通に印加されている。
制御メモリCnt_MM1の出力信号Cnt_Sg1がハイレベルからローレベルとなると、PMOS制御部P_CntのPMOSのQpc_2がオンとなる。すると、電源電圧Vddよりも高いNウェルバイアス電圧Vp_1が、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルN_WellにPMOS基板バイアス電圧Vbpとして印加される。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには電源電圧Vddが印加されているので、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースに印加された電源電圧Vddに対して、NウェルN_Wellに印加されている高いNウェルバイアス電圧Vp_1は逆バイアスとなる。その結果、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2は、低しきい値電圧から高しきい値電圧|Vth(P)|に制御されることができる。
制御メモリCnt_MM2の出力信号Cnt_Sg2がハイレベルからローレベルとなると、NMOS制御部N_CntのNMOSのQnc_2がオンとなる。すると、接地電圧Vssよりも低いPウェルバイアス電圧Vn_1が、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルP_WellにNMOS基板バイアス電圧Vbnとして印加される。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2のソースには接地電圧Vssが印加されているので、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2のソースに印加された接地電圧Vssに対して、PウェルP_Wellに印加されている低いPウェルバイアス電圧Vn_1は逆バイアスとなる。その結果、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は、低しきい値電圧から高しきい値電圧Vth(N)に制御されることができる。
図3は、制御メモリCnt_MM1、2の出力信号Cnt_Sg1、2のレベル変化によるSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のPMOS基板バイアス電圧VbpとSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のNMOS基板バイアス電圧Vbnの変化を示す図である。図3の左から右に変化することで、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2は低しきい値電圧から高しきい値電圧|Vth(P)|に制御され、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は、低しきい値電圧から高しきい値電圧Vth(N)に制御されることができる。
図4は、制御メモリCnt_MM1、2の出力信号Cnt_Sg1、2のレベル変化によって図2で読み出し動作の限界線Lim_Rdと書き込み動作の限界線Lim_Wrとに近接した領域Re2、Re3、Re4に対応するチップChip2、Chip3、Chip4に印加される基板バイアス電圧Vbp、Vbnを示す図である。図2で読み出し動作の限界線Lim_Rdと書き込み動作の限界線Lim_Wrとに近接していない領域Re1に対応するチップChip1では、NMOSのしきい値電圧Vth(N)とPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|とは適切な値となっている。従って、領域Re1に対応するチップChip1では、PMOS基板バイアス電圧Vbpは電源電圧Vddに設定され、NMOS基板バイアス電圧Vbnは接地電圧Vssに設定されている。図2で読み出し動作の限界線Lim_Rdに近接した領域Re2、Re4に対応するチップChip2、Chip4では、NMOSのしきい値電圧Vth(N)が低しきい値電圧の状態となっている。これらのチップChip2、Chip4では、制御メモリCnt_MM2の出力信号Cnt_Sg2がローレベルとなる。従って、接地電圧Vssよりも低レベル(−0.5V)のNMOS基板バイアス電圧Vbnが印加されるSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は、低しきい値電圧から高しきい値電圧Vth(N)に制御されることができる。図2で書き込み動作の限界線Lim_Wrに近接した領域Re3、Re4に対応するチップChip3、Chip4では、PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が低しきい値電圧の状態となっている。これらのチップChip3、Chip4では、制御メモリCnt_MM1の出力信号Cnt_Sg1がローレベルとなる。従って、電源電圧Vdd(1.2V)よりも高レベル(1.7V)のPMOS基板バイアス電圧Vbpが印加されるSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2は、低しきい値電圧から高しきい値電圧|Vth(P)|に制御されることができる。
図5は、図4で説明した制御メモリCnt_MM1、2と制御スイッチCnt_SWとを利用したチップへの基板バイアス電圧の印加により、チップの動作時の実効的なしきい値電圧が適正な値に制御される結果、MOSLSIの製造歩留まりが向上する様子を示す図である。同図に示すように、図2で読み出し動作の限界線Lim_Rdに近接した領域Re2、Re4に対応するチップChip2、Chip4では、動作開始後にNMOSのしきい値電圧Vth(N)は実効的にΔVth(N)増加する。従って、Chip2、Chip4の全てのSRAMメモリセルは、正常な読み出し動作を行うことが可能となる。また、図2で書き込み動作の限界線Lim_Wrに近接した領域Re3、Re4に対応するチップChip3、Chip4では、動作開始後にPMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|は実効的にΔ|Vth(P)|増加する。従って、Chip3、Chip4の全てのSRAMメモリセルは、正常な書き込み動作を行うことが可能となる。
《制御メモリの例》
図6は、図1に示したLSIのチップChipの制御メモリCnt_MM1、2の構成の例を示す回路図である。図6(a)は、最も単純な制御メモリCnt_MM1、2であり、制御メモリCnt_MM1、2は電源電圧Vddと接地電圧GNDとの間に直列に接続されたヒューズFSと抵抗Rとにより構成されている。図6(b)は、若干複雑な制御メモリCnt_MM1、2である。この制御メモリCnt_MM1、2は、電源電圧Vddと接地電圧GNDとの間に直列に接続されたPMOSのQmp_1、ヒューズFS、抵抗R、NMOSのQmn_1と、4個のインバータInv_m1…m4と、CMOSアナログスイッチSW_m1とで構成されている。図6(a)の制御メモリCnt_MM1、2のヒューズFSをカットする場合には、カットのための高い電源電圧Vddを印加することにより、ヒューズFSが溶断される。図6(b)の制御メモリCnt_MMのヒューズFSをカットする場合には、高レベルの制御信号Stを印加すると伴にカットのための高い電源電圧Vddを印加することにより、ヒューズFSが溶断される。図6(a)の制御メモリCnt_MM1、2は、ヒューズFSがされると、その後のLSIのチップChipの動作開始の初期時の制御メモリCnt_MM1、2の出力信号Cnt_Sgはローレベルの接地電圧GNDとなる。逆に、図6(a)の制御メモリCnt_MM1、2は、ヒューズFSが図9のフローでカットされなければ、その後のLSIのチップChipの動作開始初期時の出力信号Cnt_Sgはハイレベルの電源電圧Vddとなる。図6(b)の制御メモリCnt_MM1、2も、ヒューズFSがカットされると、ハイレベルの起動信号Stに応答して動作開始初期時の制御メモリCnt_MM1、2のラッチ出力信号Cnt_Sgはローレベルの接地電圧GNDとなる。逆に、図6(b)の制御メモリCnt_MM1、2は、ヒューズFSがカットされなければ、ハイレベルの起動信号Stに応答して動作開始初期時のラッチ出力信号Cnt_Sgはハイレベルの電源電圧Vddとなる。
≪SRAMメモリセルのしきい値電圧の測定≫
図7は、ウエーハ上に配置された本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路の複数のチップChipのSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定を説明する図である。同図において、図1に示した半導体集積回路のチップChipは、SRAM以外に、不揮発性メモリとしてのEEPROMと、中央処理ユニットCPUとを含んでいる。不揮発性メモリとしてのEEPROMは、フラッシュメモリで構成されるとともに、本発明の1つの実施の形態で極めて重要なSRAMの特性バラツキを補償するための制御メモリCnt_MM1、Cnt_MM2を含んでいる。
図1に示した半導体集積回路のチップChipには、外部テスタ装置ATEが接続されている。外部テスタ装置ATEは、チップChipに電源電圧Vddと接地電圧Vssとを供給する電源Vs、チップChipに流れる電流を測定する電流計Amtr、チップChipのEEPROMに書き込みを行う制御ユニットContを含んでいる。外部テスタ装置ATEは、電流計Amtrに流れる全てのSRAMメモリセルのトータルリーク電流の電流値から、1個のチップChipを図2の4つの領域Re1、Re2、Re3、Re4の1つの領域に分類する。領域Re2に分類されたチップChipのEEPROMの制御メモリCnt_MM1には、NMOS低しきい値電圧情報がプログラムされる。領域Re3に分類されたチップChipのEEPROMの制御メモリCnt_MM2には、PMOS低しきい値電圧情報がプログラムされる。領域Re4に分類されたチップChipのEEPROMの制御メモリCnt_MM1と制御メモリCnt_MM2には、NMOS低しきい値電圧情報とPMOS低しきい値電圧情報がそれぞれプログラムされる。
図23は、図1に示した半導体集積回路のウエーハーテストとウエーハープロセスとのフローを含む半導体集積回路の製造方法を説明する図である。
まず、図23のステップ91でウエーハーテストが開始されると、SRAMメモリセルの負荷PMOSの電流測定のステップ92でLSIのチップChipの電源電圧Vddと接地電圧Vssとに予め接続された図7に示す外部テスタATEによって1個のLSIのチップChipのPMOSのリーク電流が測定される。
次に、SRAMメモリセルの駆動NMOSと転送NMOSの電流測定のステップ93で、LSIのチップChipの電源電圧Vddと接地電圧Vssとに予め接続された図7に示す外部テスタATEによって、1個のLSIのチップChipのNMOSのリーク電流が測定される。
判定のステップ94にて、ステップ92で測定されたPMOSのリーク電流が設計目標値より大きいか否かが、外部テスタATEによって判定される。判定のステップ94で測定されたPMOSのリーク電流が設計目標値より大きいと外部テスタATEによって判定されると、チップChipのSRAMメモリセルのPMOSトランジスタのしきい値電圧Vthが設計目標値よりも大幅に低いと言うことになる。
この場合には、SRAMメモリセルのPMOSトランジスタトランジスタのしきい値電圧Vthを低Vthから高Vthに変更するために、次のステップ95で図1の制御メモリCnt_MM1の不揮発性メモリ素子としてのヒューズFSをカットしてPMOSトランジスタに基板バイアスを印加するようにする。逆に、判定のステップ94で測定されたPMOSのリーク電流が設計目標値より小さいと外部テスタATEによって判定されると、チップChipのSRAMメモリセルのPMOSトランジスタのしきい値電圧Vthが設計目標値より高いと言うことになる。この場合には、SRAMメモリセルのPMOSトランジスタ高Vthに変更する必要が無いために、次のLSIのチップChipのSRAMメモリセルのPMOSのリーク電流の測定ステップ92と判別ステップ94との処理に移行する。
判定のステップ96にて、ステップ93で測定されたNMOSのリーク電流が設計目標値より大きいか否かが、外部テスタATEによって判定される。判定のステップ96で測定されたNMOSのリーク電流が設計目標値より大きいと外部テスタATEによって判定されると、チップChipのSRAMメモリセルのNMOSトランジスタのしきい値電圧Vthが設計目標値よりも大幅に低いと言うことになる。この場合には、SRAMメモリセルのNMOSトランジスタトランジスタのしきい値電圧Vthを低Vthから高Vthに変更するために、次のステップ97で図1の制御メモリCnt_MM2の不揮発性メモリ素子としてのヒューズFSをカットしてNMOSトランジスタに基板バイアスを印加するようにする。逆に、判定のステップ96で測定されたNMOSのリーク電流が設計目標値より小さいと外部テスタATEによって判定されると、チップChipのSRAMメモリセルのNMOSトランジスタのしきい値電圧Vthが設計目標値より高いと言うことになる。この場合には、SRAMメモリセルのNMOSトランジスタ高Vthに変更する必要が無いために、次のLSIのチップChipのSRAMメモリセルのNMOSのリーク電流の測定ステップ93と判別ステップ96との処理に移行する。
図23に示した多数個のチップを含むLSIウェーハテストが完了すると、1枚のウェーハの多数のチップのそれぞれの制御メモリCnt_MM1、2のヒューズFSはカットの状態とされているか、非カットの状態とされている。
≪SRAMメモリセルのしきい値電圧のより好適な測定≫
図8は、図1に示した半導体集積回路のチップChipのSRAMメモリセルCell00の内部のリーク電流の経路を説明する図である。このリーク電流は、MOSトランジスタのゲート・ソース電圧がしきい値電圧Vthよりも低い場合に、ドレインに流れるサブスレショルドリーク電流である。まず、負荷PMOSQp1、Qp2のオフ側のPMOSに負荷リーク電流leak_LDが流れ、転送NMOSQn3、Qn4の一方に転送リーク電流leak_TRが流れ、駆動NMOSQn1、Qn2のオフ側のNMOSに駆動リーク電流leak_DRが流れる。これらのサブスレショルドリーク電流の大きさは、MOSトランジスタのしきい値電圧が小さいほど、大きくなる。負荷PMOSQp1、Qp2のオフ側のPMOSに負荷リーク電流leak_LDは、PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が小さいほど、大きくなる。転送NMOSQn3、Qn4の一方に転送リーク電流leak_TRと駆動NMOSQn1、Qn2のオフ側のNMOSに駆動リーク電流leak_DRとは、NMOSのしきい値電圧Vth(N)が小さいほど、大きくなる。
この図8に示したSRAMメモリセルCell00内部のリーク電流leak_LD、leak_TR、leak_DRの値は、SRAMメモリセルの内部の電源電圧Vddのレベルと接地電圧Vssのレベルとに応答して複雑な依存性を有している。
図9は、図1に示した半導体集積回路のチップChipのSRAMメモリセル内部のリーク電流のセル内部の電源電圧Vddと接地電圧Vssのレベルに対する依存性を説明する図である。図10は、外部電源電圧Ext_Vddと外部接地電圧Ext_VssとからSRAMメモリセルの内部電源電圧Vddと内部接地電圧Vssとを生成する内部電源電圧生成部Vdd_Gen、内部接地電圧生成部Vss_Genを含む本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路を説明する図である。図9の左の通常動作モードNormでは、SRAMメモリセル内部の電源電圧Vddは1.2ボルトに設定され、SRAMメモリセル内部の接地電圧Vssはゼロボルトに設定される。この通常動作モードNormでは、PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|とNMOSのしきい値電圧Vth(N)の値に応じたリーク電流leak_LD、leak_TR、leak_DRが流れる。
図9の中央のPMOSのしきい値電圧の測定期間Test_PMOSでは、SRAMメモリセル内部の電源電圧Vddは1.2ボルトに維持される一方、セル内部の接地電圧Vssは図10の内部接地電圧生成部Vss_Genによりゼロボルトから0.5ボルトに上昇される。それに対して、SRAM外部のNMOS制御部N_CntのNMOSQnc_1を介して、ゼロボルトに設定された外部接地電圧VssがSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルP_WellにNMOS基板バイアス電圧Vbnとして印加される。その結果、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のしきい値電圧は高しきい値電圧Vth(N)に制御されるので、NMOSのリーク電流leak_TR、leak_DRが実質的に無視できるレベルに低減される。従って、同図の中央のPMOSのしきい値電圧の測定期間Test_PMOSでSRAMメモリセルアレーのトータルリーク電流を測定すれば、SRAMメモリセルアレーの負荷PMOSQp1、Qp2のトータル負荷リーク電流leak_LDを測定することができる。
次に、図9の右のNMOSのしきい値電圧の測定期間Test_NMOSでは、SRAMメモリセル内部の接地電圧Vssはゼロボルトに維持される一方、メモリセル内部の電源電圧Vddは図10の内部電源電圧生成部Vdd_Genにより1.2ボルトから0.7ボルトに低下される。それに対して、SRAM外部のPMOS制御部P_CntのNMOSQpc_1を介して、1.2ボルトに設定された外部電源電圧VddがSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルN_WellにPMOS基板バイアス電圧Vbpとして印加される。その結果、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値は高しきい値電圧|Vth(P)|に制御されるので、PMOSのリーク電流leak_LDが実質的に無視できるレベルに低減される。従って、同図の右のNMOSのしきい値電圧の測定期間Test_NMOSでSRAMメモリセルアレーのトータルリーク電流を測定すれば、駆動NMOSQn1、Qn2のトータル駆動リーク電流leak_DRと転送NMOSQn3、Qn4のトータル転送リーク電流leak_TRとの和の電流を測定することができる。
≪SRAMメモリセルのレイアウト≫
図11は、図1に示した半導体集積回路のSRAMメモリセルのデバイス平面構造のレイアウト図である。図11には、3個のSRAMメモリセルCell00、Cell01、Cell02が示されている。図11の中央には、NウェルN_Wellが配置され、NウェルN_WellにはSRAMメモリセルCell00の一対の負荷PMOSQp1、Qp2が配置されている。図11の左には、一方のPウェルP_Wellが配置され、一方のPウェルP_WellにはSRAMメモリセルCell00の一方の駆動NMOSQn1と一方の転送NMOSQn3が配置されている。一方の負荷PMOSQp1のドレインと一方の駆動NMOSQn1のドレインと他方の負荷PMOSQp2のゲートとは、一方の記憶保持ノードN1としての配線領域(破線N1)に電気的に接続される。図11の右には、他方のPウェルP_Wellが配置され、他方のPウェルP_WellにはSRAMメモリセルCell00の他方の駆動NMOSQn2と他方の転送NMOSQn4が配置されている。他方の負荷PMOSQp2のドレインと他方の駆動NMOSQn2のドレインと一方の負荷PMOSQp1のゲートとは、一方の記憶保持ノードN2としての配線領域(破線N2)に電気的に接続される。
図12は、図11に示した半導体集積回路のSRAMメモリセルのNウェルN_WellとPウェルP_WellへのPMOS基板バイアス電圧VbpとNMOS基板バイアス電圧Vbnとの供給を説明する図である。図12の左の上下には、PMOS基板バイアス電圧VbpとNMOS基板バイアス電圧Vbnとを供給するための金属配線が配置されている。この金属配線には、基板バイアス電圧供給セルBBSUPが接続され、基板バイアス電圧供給セルBBSUPに通常のSRAMメモリセルCELLが接続されている。図12に示した通常のSRAMメモリセルCELLは、図11に示したSRAMメモリセルCell00と全く同様に構成されている。
基板バイアス電圧供給セルBBSUPの中央のNウェルN_Wellにはコンタクトが形成され、このコンタクトを介して中央のNウェルN_Wellは横方向に配置されたPMOS基板バイアス電圧Vbp(破線)と電気的に接続される。基板バイアス電圧供給セルBBSUPの中央のNウェルN_Wellと通常のSRAMメモリセルCELLの中央のNウェルN_Wellとは、一体に構成されている。従って、通常のSRAMメモリセルCELLの中央のNウェルN_Wellに、図12の左の金属配線からPMOS基板バイアス電圧Vbpが供給されることができる。
基板バイアス電圧供給セルBBSUPの左のPウェルP_Wellにはコンタクトが形成され、このコンタクトを介して左のPウェルP_Wellは横方向に配置されたNMOS基板バイアス電圧Vnp(破線)と電気的に接続される。基板バイアス電圧供給セルBBSUPの左のPウェルP_Wellと通常のSRAMメモリセルCELLの左のPウェルP_Wellとは、一体に構成されている。従って、通常のSRAMメモリセルCELLの左のPウェルP_Wellに、図12の左の金属配線からNMOS基板バイアス電圧Vnpが供給されることができる。
基板バイアス電圧供給セルBBSUPの右のPウェルP_Wellにはコンタクトが形成され、このコンタクトを介して右のPウェルP_Wellは横方向に配置されたNMOS基板バイアス電圧Vnp(破線)と電気的に接続される。基板バイアス電圧供給セルBBSUPの右のPウェルP_Wellと通常のSRAMメモリセルCELLの右のPウェルP_Wellとは、一体に構成されている。従って、通常のSRAMメモリセルCELLの右のPウェルP_Wellに、図12の左の金属配線からNMOS基板バイアス電圧Vnpが供給されることができる。
≪オンチップ電圧生成部≫
図13は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。図13に示す半導体集積回路が、図1に示す半導体集積回路と相違するのは、正電圧生成部CP_Pと負電圧生成部CP_Nとを含むことである。正電圧生成部CP_Pは、電源電圧Vddが供給されることにより、電源電圧Vddよりも高いNウェルバイアス電圧Vp_1を形成する。生成された高いNウェルバイアス電圧Vp_1は、SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルN_Wellに供給されることができる。負電圧生成部CP_Nは、接地電圧Vssが供給されることにより、接地電圧Vssよりも低いPウェルバイアス電圧Vn_1を形成する。生成された高い低いPウェルバイアス電圧Vn_1は、SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルP_Wellに供給されることができる。その結果、図13に示す半導体集積回路は、図1に示す半導体集積回路によりも外部端子数を削減することができる。正電圧生成部CP_Pと負電圧生成部CP_Nとはチャージポンプ回路で構成されることができるが、スイッチングレギュレータ等のDC・DCコンバータでも構成されることができる。
≪より複雑な基板バイアス電圧制御≫
図14は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。図14に示す半導体集積回路が、図1に示す半導体集積回路と相違するのは、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSにウェルバイアス電圧Vp_1、Vn_1を印加するか否かを、制御メモリCnt_MM1、Cnt_MM2で独立して設定できることである。また、制御メモリCnt_MM1、Cnt_MM2の出力信号Cnt_Sg、Cnt_Sg2も複数のビットとなっており、その結果、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSに印加されるウェルバイアス電圧Vp_1、Vn_1も、多値電圧となっている。
図15は、図14に示す半導体集積回路において、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧の値に応じてSRAMメモリセルのPMOSとNMOSに印加されるPMOS基板バイアス電圧VbpとNMOS基板バイアス電圧Vbnの値が制御されることを示す図である。
図16は、図14に示す半導体集積回路の制御スイッチCnt_SWのPMOS制御部P_CntとNMOS制御部N_Cntの構成を示す図である。
図16(a)に示すように、制御スイッチCnt_SWのPMOS制御部P_Cntは、図14の制御メモリCnt_MM1を構成する制御メモリCnt_MM11、Cnt_MM12により制御される。また、図16(b)に示すように、制御スイッチCnt_SWのNMOS制御部N_Cntは、図14の制御メモリCnt_MM2を構成する制御メモリCnt_MM21、Cnt_MM22により制御される。図16(a)に示すように、PMOS制御部P_Cntは、制御メモリCnt_MM11、Cnt_MM12により制御されるPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4を含む。また、PMOS制御部P_Cntは、正電圧生成部CP_Pと、インバータInv_p1、Inv_p2と、分圧抵抗Rp1、Rp2、Rp3とを含む。分圧抵抗Rp1の一端には半導体集積回路の入出力ユニット用電源電圧Vdd_IOの2.5ボルトが供給され、分圧抵抗Rp3の他端にはSRAMメモリセル用の電源電圧Vddの1.2ボルトが供給されている。図16(b)に示すように、NMOS制御部N_Cntは、制御メモリCnt_MM21、Cnt_MM22により制御されるNMOSQnc_1、Qnc_2、Qnc_3、Qnc_4を含む。また、NMOS制御部N_Cntは、負電圧生成部CP_Nと、インバータInv_n1、Inv_n2と、分圧抵抗Rn1、Rn2とを含む。分圧抵抗Rn1の一端には接地電圧Vssのゼロボルトが供給され、分圧抵抗Rn2の他端には負の電源電圧Vddの−0.8ボルトが供給されている。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.3ボルトであると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.3ボルトの時には、PMOSのリーク電流は100の極めて大きな状態となる。このPMOSの極めて大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM11には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM12には“0”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.3ボルトであると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.3ボルトの時には、NMOSのリーク電流は100の極めて大きな状態となる。このNMOSの極めて大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM21には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM22には“0”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図16(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4は、それぞれオフ、オン、オン、オフに制御される。分圧抵抗Rp1、Rp2の間の2.0ボルトの分圧電圧が、PMOSQpc_3を介して正電圧生成部CP_Pの入力に供給される。正電圧生成部CP_Pの出力の2.0ボルトの電圧が、PMOSQpc_2を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2は高しきい値電圧で低リーク状態に制御される。
また、図16(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2、Qnc_3、Qnc_4は、それぞれオン、オフ、オフ、オンに制御される。負の電源電圧Vddの−0.8ボルトの電圧が、NMOSQnc_4を介して負電圧生成部CP_Nの入力に供給される。負電圧生成部CP_Nの出力の−0.8ボルトの電圧が、NMOSQnc_1を介してSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルに供給されるNMOS基板バイアス電圧Vbnとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は高しきい値電圧で低リーク状態に制御される。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.4ボルトであると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.4ボルトの時には、PMOSのリーク電流は10の比較的大きな状態となる。このPMOSの比較的大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM11には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM12には“1”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.4ボルトであると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.4ボルトの時には、NMOSのリーク電流は10の比較的大きな状態となる。このNMOSの比較的大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM21には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM22には“1”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図16(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4は、それぞれオフ、オン、オフ、オンに制御される。分圧抵抗Rp2、Rp3の間の1.6ボルトの分圧電圧が、PMOSQpc_4を介して正電圧生成部CP_Pの入力に供給される。正電圧生成部CP_Pの出力の1.6ボルトの電圧が、PMOSQpc_2を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2は比較的高しきい値電圧で比較的低リーク状態に制御される。
また、図16(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2、Qnc_3、Qnc_4は、それぞれオン、オフ、オン、オフに制御される。分圧抵抗Rn1、Rn2の間の負の電圧の−0.4ボルトの電圧が、NMOSQnc_3を介して負電圧生成部CP_Nの入力に供給される。負電圧生成部CP_Nの出力の−0.4ボルトの電圧が、NMOSQnc_1を介してSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルに供給されるNMOS基板バイアス電圧Vbnとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は比較的高しきい値電圧で比較的低リーク状態に制御される。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.5ボルトであると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.5ボルトの時には、PMOSのリーク電流は1の小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM11には“0”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図14に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.5ボルトであると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.5ボルトの時には、NMOSのリーク電流は1の小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM21には“0”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図16(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2は、それぞれオン、オフに制御される。1.2ボルトの電源電圧Vddが、PMOSQpc_1を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2には基板バイアス電圧は印加されない。
また、図16(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2は、それぞれオフ、オンに制御される。0ボルトの接地電圧Vssが、NMOSQnc_2を介してSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルに供給されるNMOS基板バイアス電圧Vbnとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4には基板バイアス電圧は印加されない。
≪順バイアスの基板バイアス電圧制御≫
図17は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。図17に示す半導体集積回路が、図14に示す半導体集積回路と相違するのは、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧が高いと判定されると、高いしきい値電圧を低いしきい値電圧に変化させるために順バイアスの基板バイアス電圧が印加されることである。
図18は、図17に示す半導体集積回路において、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧の値に応じてSRAMメモリセルのPMOSとNMOSに印加されるPMOS基板バイアス電圧VbpとNMOS基板バイアス電圧Vbnの値が制御されることを示す図である。
図19は、図17に示す半導体集積回路の制御スイッチCnt_SWのPMOS制御部P_CntとNMOS制御部N_Cntの構成を示す図である。
図19(a)に示すように、制御スイッチCnt_SWのPMOS制御部P_Cntは、図17の制御メモリCnt_MM11、Cnt_MM12により制御される。また、図19(b)に示すように、制御スイッチCnt_SWのNMOS制御部N_Cntは、図17の制御メモリCnt_MM21、Cnt_MM22により制御される。図19(a)に示すように、PMOS制御部P_Cntは、制御メモリCnt_MM11、Cnt_MM12により制御されるPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4を含む。また、PMOS制御部P_Cntは、正電圧生成部CP_Pと、インバータInv_p1、Inv_p2と、分圧抵抗Rp1、Rp2、Rp3とを含む。分圧抵抗Rp1の一端には半導体集積回路の入出力ユニット用電源電圧Vdd_IOの2.5ボルトが供給され、分圧抵抗Rp3の他端にはSRAMメモリセル用の基準電圧Vrefの0.9ボルトが供給されている。図19(b)に示すように、NMOS制御部N_Cntは、制御メモリCnt_MM21、Cnt_MM22により制御されるNMOSQnc_1、Qnc_2、PMOSQpc_1を含む。また、NMOS制御部N_Cntは、負電圧生成部CP_Nと、正電圧生成部CP_Pと、インバータInv_n1、Inv_p1と、AND回路AND_n1、NAND回路NAND_n1、分圧抵抗Rn1、Rn2とを含む。分圧抵抗Rn1の一端には電源電圧Vddの1.2ボルトが供給され、分圧抵抗Rn2の他端には接地電圧Vssのゼロボルトが供給されている。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.25ボルトであると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.25ボルトの低しきい値電圧の時には、低しきい値電圧のPMOSのリーク電流は1000の極めて大きな状態となる。この低しきい値電圧のPMOSの極めて大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM11には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM12には“0”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.25ボルトであると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.25ボルトの低しきい値電圧の時には、低しきい値電圧のNMOSのリーク電流は1000の極めて大きな状態となる。この低しきい値電圧のNMOSの極めて大きなリーク電流を低減するため、制御メモリCnt_MM21には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM22には“1”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図19(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4は、それぞれオフ、オン、オン、オフに制御される。分圧抵抗Rp1、Rp2の間の1.7ボルトの分圧電圧が、PMOSQpc_3を介して正電圧生成部CP_Pの入力に供給される。正電圧生成部CP_Pの出力の1.7ボルトの電圧が、PMOSQpc_2を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2は高しきい値電圧で低リーク状態に制御される。
また、図19(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2、PMOSQpc_1は、それぞれオン、オフ、オフに制御される。負の基準電圧Vrefの−0.5ボルトの電圧が、NMOSQnc_1を介してSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルに供給されるNMOS基板バイアス電圧Vbnとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は高しきい値電圧で低リーク状態に制御される。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.4ボルトの比較的高しきい値電圧であると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.4ボルトの比較的高しきい値電圧の時には、比較的高しきい値電圧のPMOSのリーク電流は30の比較的小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM11には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM12には“1”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.4ボルトの比較的高しきい値電圧であると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.4ボルトの比較的高しきい値電圧の時には、比較的高しきい値電圧のNMOSのリーク電流は30の比較的小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM21には“0”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM22には“1”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図19(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2、Qpc_3、Qpc_4は、それぞれオフ、オン、オフ、オンに制御される。分圧抵抗Rp2、Rp3の間の1.2ボルトの分圧電圧が、PMOSQpc_4を介して正電圧生成部CP_Pの入力に供給される。正電圧生成部CP_Pの出力の1.2ボルトの電圧が、PMOSQpc_2を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2には、基板バイアス電圧は印加されない。
また、図19(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2、PMOSQpc_1は、それぞれオフ、オン、オフに制御される。0ボルトの接地電圧Vssが、NMOSQnc_2を介してSRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルに供給されるNMOS基板バイアス電圧Vbnとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4には、基板バイアス電圧は印加されない。
図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのPMOSQp1、Qp2のしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.5ボルトの高しきい値電圧であると判定されたとする。PMOSのしきい値電圧の絶対値|Vth(P)|が略0.5ボルトの高しきい値電圧の時には、高しきい値電圧のPMOSのリーク電流は1の小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM11には“0”が不揮発的にプログラムされる。図7で説明したようなSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定により、図17に示す半導体集積回路のSRAMメモリセルのNMOSQn1、Qn2、Qn3、Qn4のしきい値電圧Vth(N)が略0.5ボルトの高しきい値電圧であると判定されたとする。NMOSのしきい値電圧Vth(N)が略0.5ボルトの高しきい値電圧の時には、NMOSのリーク電流は1の小さな状態となる。この時には、制御メモリCnt_MM21には“1”が不揮発的にプログラムされ、制御メモリCnt_MM22には“0”が不揮発的にプログラムされる。
すると、図19(a)のPMOS制御部P_CntではPMOSQpc_1、Qpc_2は、それぞれオン、オフに制御される。0.9ボルトの基準電圧Vrefが、PMOSQpc_1を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のソースには1.2ボルトの電源電圧Vddが印加されているので、負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルには順バイアスの基板バイアス電圧が印加される。その結果、負荷PMOSQp1、Qp2は、高しきい値電圧から低しきい値電圧に制御される。
また、図19(b)のNMOS制御部N_CntではNMOSQnc_1、Qnc_2、PMOSQpc_1は、それぞれオフ、オフ、オンに制御される。分圧抵抗Rn1、Rn2の間の0.3ボルトの分圧電圧が、正電圧生成部CP_Pの入力に供給される。正電圧生成部CP_Pの出力の0.3ボルトの電圧が、PMOSQpc_1を介してSRAMメモリセルの負荷PMOSQp1、Qp2のNウェルに供給されるPMOS基板バイアス電圧Vbpとして得られる。SRAMメモリセルの駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のソースには0ボルトの接地電圧Vssが印加されているので、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4のPウェルには順バイアスの基板バイアス電圧が印加される。その結果、駆動NMOSQn1、Qn2、転送NMOSQn3、Qn4は、高しきい値電圧から低しきい値電圧に制御される。
《オンチップのリーク電流測定と経時変化の補償》
図20と図21とは、本発明の更に他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。図20と図21とに示すMOSLSIのチップは、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのリーク電流の測定をオンチップで可能にするものである。図20と図21とに示すMOSLSIのチップは、ウエーハー製造の段階でSRAMメモリセルのPMOSとNMOSのリーク電流の測定が測定される。このウエーハー製造の段階でのリーク電流の測定結果に従って、不揮発性メモリ素子であるEEPROMの制御メモリCnt_MM1、MM2に不揮発的なプログラムが行われる。その結果、ウエーハー製造の段階でのSRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧のバラツキが、既に説明したように、補償されることができる。
しかし、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧の値は、LSIの長時間の過酷なストレスによる経時変化によって変動するものである。図21に示すMOSLSIのチップでは、不揮発性メモリ素子であるEEPROMに格納されたメンテナンスプログラムに従って制御ユニットContは、オンチップで定期的にSRAMメモリセルのPMOSとNMOSのリーク電流を測定する。PMOSのリーク電流は外部電源Ext_VddとPMOSのソースとの間に接続された第1センス回路Idd_Senseにより測定され、NMOSのリーク電流は外部接地Ext_VssとNMOSのソースとの間に接続された第2センス回路Iss_Senseにより測定されることができる。制御ユニットContは、測定されたPMOSとNMOSのリーク電流が過去の値と所定の許容範囲以上に変化している場合に、新しい補償データを不揮発性メモリ素子であるEEPROMの制御メモリCnt_MM1、MM2に不揮発的にプログラムする。その結果、LSIの長時間の過酷なストレスによる経時変化によるコアCMOS論理回路CoreのPMOSとNMOSのしきい値電圧の変動が、補償されることができる。
図20に示すMOSLSIのチップでは、外部電源Ext_VddとSRAM内部電源電圧Vddとの間に電源スイッチVdd_SWが接続され、外部接地Ext_VssとSRAM内部接地電圧Vssとの間に接地スイッチVss_SWが接続されている。電源スイッチVdd_SWはPMOSQp10、Qp11、Qp12を含み、接地スイッチVss_SWはNMOSQn10、Qn11、Qn12を含んでいる。電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10は制御信号ON_Vddによりオン・オフ制御され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10も制御信号ON_Vssによりオン・オフ制御される。電源スイッチVdd_SWのPMOSQp11はダイオード接続され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn11もダイオード接続されている。電源スイッチVdd_SWのPMOSQp12のゲートは接地電圧Vssに接続され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn11のゲートも電源電圧Vddに接続されている。
SRAMメモリセルの情報保持動作や書き込み動作や読み出し動作の通常動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10に供給される制御信号ON_Vddはローレベルに設定され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10に供給される制御信号ON_Vssはハイレベルに設定されている。従って、通常動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10と接地スイッチVss_SWのNMOSQn10とはオン状態に制御される。
SRAMメモリセルのPMOSのリーク電流を測定するPMOSリーク電流測定動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10に供給される制御信号ON_Vddはローレベルに設定され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10に供給される制御信号ON_Vssはローレベルに設定される。従って、PMOSリーク電流測定動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10はオン状態に制御され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10はオフ状態に制御される。従って、接地スイッチVss_SWのNMOSQn11、Qn12の比較的高いインピーダンスにより、SRAM内部接地電圧Vssの電圧レベルは0ボルトの外部接地Ext_Vssから0.5ボルト程度の電圧に上昇する。一方、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10の比較的低いインピーダンスにより、SRAM内部電源電圧Vddの電圧レベルは1.2ボルトの外部電源Ext_Vddのレベルに設定される。従って、図20に示すMOSLSIでは、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10はオン状態に制御して、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10はオフ状態に制御することにより、図9の測定時間Test_PMOSと同様にSRAMメモリセルアレーの負荷PMOSQp1、Qp2のトータル負荷リーク電流を測定することができる。
SRAMメモリセルのNMOSのリーク電流を測定するNMOSリーク電流測定動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10に供給される制御信号ON_Vddはハイレベルに設定され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10に供給される制御信号ON_Vssはハイレベルに設定される。従って、PMOSリーク電流測定動作の期間には、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10はオフ状態に制御され、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10はオン状態に制御される。従って、接地スイッチVss_SWのNMOSQp10の比較的低いインピーダンスにより、SRAM内部接地電圧Vssの電圧レベルは0ボルトの外部接地Ext_Vssのレベルに設定される。一方、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp11、Qp12の比較的高いインピーダンスにより、SRAM内部電源電圧Vddの電圧レベルは1.2ボルトの外部電源Ext_Vddから0.7ボルト程度の電圧に低下する。従って、図20に示すMOSLSIでは、電源スイッチVdd_SWのPMOSQp10はオフ状態に制御して、接地スイッチVss_SWのNMOSQn10はオン状態に制御することにより、図9の測定時間Test_NMOSと同様にSRAMメモリセルアレーの駆動NMOSQn1、Qn2のトータル駆動リーク電流と転送NMOSQn3、Qn4のトータル転送リーク電流との和の電流を測定することができる。
《SOIデバイス》
図22は、本発明の更に他の1つの実施の形態による半導体集積回路の断面構造を示す図である。図22に示すMOSLSIは、SOI構造を採用している。尚、SOIは、Silicon-On-Insulatorの略である。
図22に示すように、SOI構造は、例えばP型のシリコン基板P_Subを下層に有する。下層のシリコン基板P_Subの表面にはNウェルN_WellとPウェルP_Wellとが形成される。尚、NウェルN_WellとPウェルP_Wellとの間には、絶縁物素子分離領域としてのSTI層が形成されている。尚、STIは、Shallow Trench Isolationの略である。
NウェルN_WellとPウェルP_Wellとが形成されたシリコン基板P_Subの表面には、薄い絶縁膜(Insulator)が形成されている。
この薄い絶縁膜(Insulator)の上には、シリコン(Silicon)層が形成される。シリコン層の左には、PMOSQp1の高不純物濃度のP型ソース領域とP型ドレイン領域と超低ドーズ量に制御されたN型チャンネル領域とが形成される。シリコン層の右には、NMOSQn1の高不純物濃度のN型ソース領域とN型ドレイン領域と超低ドーズ量に制御されたP型チャンネル領域とが形成される。
薄い絶縁膜としての酸化膜は、シリコン層に埋め込まれているので、薄い絶縁膜は埋め込み酸化膜(Buried Oxide、BOX)と呼ばれる。PMOSQp1の超低ドーズ量に制御されたN型チャンネル領域は完全に空乏化され、NMOSQn1の超低ドーズ量に制御されたP型チャンネル領域も完全に空乏化される。従って、PMOSQp1とNMOSQn1とは、完全空乏化(fully-depleted、FD)のSOIトランジスタである。この完全空乏化SOIトランジスタのPMOSQp1とNMOSQn1のしきい値電圧は、バックゲートと呼ばれる薄い絶縁膜の直下のNウェルN_WellとPウェルP_Wellの基板バイアス電圧により制御されることができる。このような、BOX FD-SOIトランジスタはドレインとウェルとの間の接合容量を大幅に削減することができるので、高速・低消費電力のCMOS・SRAMに最適である。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明はSRAMを含むシステムLSIにも適用することもできる。また、本発明はシステムLSI以外にも、マイクロプロセッサやベースバンド信号処理LSIの種々の用途の半導体集積回路を高い製造歩留で製造すると伴にアクティブモードでの信号処理の動作消費電力と信号遅延量の変動を軽減する際に広く適用することができる。
図1は、本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図2は、SRAMメモリセルのNMOSのしきい値電圧とPMOSのしきい値電圧とのばらつきに依存するSRAMメモリセルの電気的特性を示す図である。 図3は、図1の制御メモリの出力信号のレベル変化によるSRAMメモリセルの負荷PMOSのPMOS基板バイアス電圧とSRAMメモリセルの駆動NMOS、転送NMOSのNMOS基板バイアス電圧の変化を示す図である。 図4は、図1の制御メモリの出力信号のレベル変化によって図2で読み出し動作の限界線と書き込み動作の限界線とに近接した領域に対応するチップに印加される基板バイアス電圧を示す図である。 図5は、図4で説明した制御メモリと制御スイッチとを利用したチップへの基板バイアス電圧の印加により、チップの動作時の実効的なしきい値電圧が適正な値に制御される結果、MOSLSIの製造歩留まりが向上する様子を示す図である。 図6は、図1に示したLSIのチップの制御メモリの構成の例を示す回路図である。 図7は、ウエーハ上に配置された本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路の複数のチップのSRAMメモリセルのしきい値電圧の測定を説明する図である。 図8は、図1に示した半導体集積回路のチップのSRAMメモリセルの内部のリーク電流の経路を説明する図である。 図9は、図1に示した半導体集積回路のチップのSRAMメモリセル内部のリーク電流のセル内部の電源電圧と接地電圧Vssに対する依存性を説明する図である。 図10は、外部電源電圧と外部接地電圧とからSRAMメモリセルの内部電源電圧と内部接地電圧とを生成する内部電源電圧生成部、内部接地電圧生成部を含む本発明の1つの実施の形態による半導体集積回路を説明する図である。 図11は、図1に示した半導体集積回路のSRAMメモリセルのデバイス平面構造のレイアウト図である。 図12は、図11に示した半導体集積回路のSRAMメモリセルのNウェルとPウェルへのPMOS基板バイアス電圧VNMOS基板バイアス電圧との供給を説明する図である。 図13は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図14は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図15は、図14に示す半導体集積回路において、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧の値に応じてSRAMメモリセルのPMOSとNMOSに印加されるPMOS基板バイアス電圧とNMOS基板バイアス電圧の値が制御されることを示す図である。 図16は、図14に示す半導体集積回路の制御スイッチのPMOS制御部とNMOS制御部の構成を示す図である。 図17は、本発明の他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図18は、図17に示す半導体集積回路において、SRAMメモリセルのPMOSとNMOSのしきい値電圧の値に応じてSRAMメモリセルのPMOSとNMOSに印加されるPMOS基板バイアス電圧とNMOS基板バイアス電圧の値が制御されることを示す図である。 図19は、図17に示す半導体集積回路の制御スイッチのPMOS制御部とNMOS制御部の構成を示す図である。 図20は、本発明の更に他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図21は、本発明の更に他の1つの実施の形態による半導体集積回路を示す回路図である。 図22は、本発明の更に他の1つの実施の形態による半導体集積回路の断面構造を示す図である。 図23は、図1に示した半導体集積回路のウエーハーテストとウエーハープロセスとのフローを含む半導体集積回路の製造方法を説明する図である
符号の説明
Chip チップ
SRAM Cells SRAMメモリセル
Qp1、Qp2 負荷PMOS
Qn1、Qn2 駆動NMOS
Qn3、Qn4 転送NMOS
WL0 ワード線
DL0、/DL0 データ線
N_Well Nウェル
P_Well Pウェル
Cnt_MM 制御メモリ
Cnt_SW 制御スイッチ
P_Cnt PMOS制御部
N_Cnt NMOS制御部
Qpc1、Qpc2 PMOS
Qnc1、Qnc2 NMOS
Vdd 電源電圧
Vss 接地電圧
Vp_1 Nウェルバイアス電圧
Vn_1 Pウェルバイアス電圧
Vbp PMOS基板バイアス配線
Vbn NMOS基板バイアス配線

Claims (17)

  1. CMOS内蔵SRAMをチップ内部に含み、
    前記CMOS内蔵SRAMのメモリセルは、一対の駆動NMOSと、一対の負荷PMOSと、一対の転送NMOSとを含み、
    少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで前記CMOS内蔵SRAMの複数のPMOSのNウェルと複数のNMOSのPウェルとにPMOS基板バイアス電圧とNMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給する内蔵SRAM用制御スイッチを含み、
    前記内蔵SRAM用制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のPMOSの前記Nウェルと前記複数のNMOSの前記Pウェルとに前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給するか否かを示す内蔵SRAM用制御情報を格納する内蔵SRAM用制御メモリとを更に含む半導体集積回路。
  2. 前記制御メモリは不揮発性メモリであり、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSの少なくとも一方のしきい値電圧が低いか高いかの判別情報が、前記制御メモリの前記不揮発性メモリに格納可能である請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧が供給され、
    前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧が供給され、
    前記第1動作電圧よりも高レベルである前記PMOS基板バイアス電圧を発生する第1電圧発生部と、前記第2動作電圧よりも低レベルである前記NMOS基板バイアス電圧を発生する第2電圧発生部とを含む請求項2に記載の半導体集積回路。
  4. 前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧が供給され、前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧が供給され、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記ソースに供給される前記第1動作電圧に対して前記Nウェルに供給される前記PMOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定され、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記ソースに供給される前記第2動作電圧に対して前記Pウェルに供給される前記NMOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定され、
    前記第1動作電圧よりも高いレベルに設定された前記PMOS基板バイアス電圧が前記Nウェルに供給されることにより、前記Nウェルを有する前記PMOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御され、
    前記第2動作電圧よりも低いレベルに設定された前記NMOS基板バイアス電圧が前記Pウェルに供給されることにより、前記Pウェルを有する前記NMOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御される請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのソースに第1動作電圧が供給され、前記駆動NMOSのソースに第2動作電圧が供給され、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記ソースに供給される前記第1動作電圧に対して前記Nウェルに供給される前記PMOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定され、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記ソースに供給される前記第2動作電圧に対して前記Pウェルに供給される前記NMOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定され、
    前記第1動作電圧よりも低いレベルに設定された前記PMOS基板バイアス電圧が前記Nウェルに供給されることにより、前記Nウェルを有する前記PMOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される。前記第2動作電圧よりも高いレベルに設定された前記NMOS基板バイアス電圧が前記Pウェルに供給されることにより、前記Pウェルを有する前記NMOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される請求項2に記載の半導体集積回路。
  6. 前記制御スイッチは、前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルに前記PMOS基板バイアス電圧を供給する第1制御スイッチと、前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記Pウェルに前記NMOS基板バイアス電圧を供給する第2制御スイッチとを含み、
    前記制御メモリは、少なくとも前記アクティブモードの間に前記第1制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルに前記PMOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す第1制御情報を格納する第1制御メモリと、少なくとも前記アクティブモードの間に前記第2制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSの前記Pウェルに前記NMOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す第2制御情報を格納する第2制御メモリとを含む請求項2に記載の半導体集積回路。
  7. 前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのリーク電流特性をセンスする第1センス回路と、前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSのリーク電流特性をセンスする第2センス回路と、制御ユニットとをチップ内部に含み、
    前記制御ユニットは、測定された前記PMOSと前記NMOSのリーク電流が過去の値と所定の許容範囲以上に変化している場合に、新しい制御情報を前記制御メモリに格納する請求項2に記載の半導体集積回路。
  8. 前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のPMOSは、SOI構造のPMOSであり、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記複数のNMOSは、SOI構造のNMOSであり、
    前記複数のPMOSのソースとドレインと前記複数のNMOSのソースとドレインとは、前記SOI構造の絶縁膜の上のシリコンに形成され、
    前記複数のPMOSの前記Nウェルと前記複数のNMOSの前記Pウェルとは、前記SOI構造の前記絶縁膜の下のシリコン基板中に形成されている請求項2に記載の半導体集積回路。
  9. 内蔵SRAMをチップ内部に含み、
    前記内蔵SRAMのメモリセルは、一対の駆動MOSと、一対の負荷素子と、一対の転送MOSとを含み、
    前記内蔵SRAMの複数のMOSのウェルにMOS基板バイアス電圧を供給する制御スイッチと、
    少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで前記制御スイッチから前記内蔵SRAMの前記複数のMOSの前記ウェルに前記MOS基板バイアス電圧を供給するか否かを示す制御情報を格納する制御メモリとを更に含む半導体集積回路。
  10. 前記制御メモリは不揮発性メモリであり、
    前記内蔵SRAMの前記MOSのしきい値電圧が低いか高いかの判別情報が、前記制御メモリの前記不揮発性メモリに格納可能である請求項9に記載の半導体集積回路。
  11. 前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給され、
    前記動作電圧よりも大きなレベルである前記MOS基板バイアス電圧を発生する電圧発生部を含む請求項10に記載の半導体集積回路。
  12. 前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給され、
    前記内蔵SRAMの前記MOSの前記ソースに供給される動作電圧に対して前記ウェルに供給される前記MOS基板バイアス電圧は逆バイアスに設定され、
    前記動作電圧よりも大きなレベルに設定された前記MOS基板バイアス電圧が前記ウェルに供給されることにより、前記ウェルを有する前記MOSは高しきい値電圧で低リーク電流の状態に制御される請求項10に記載の半導体集積回路。
  13. 前記内蔵SRAMの前記MOSのソースに動作電圧が供給され、
    前記MOS回路の前記MOSの前記ソースに供給される前記動作電圧に対して前記ウェルに供給される前記MOS基板バイアス電圧は順バイアスに設定され、
    前記動作電圧よりも小さなレベルに設定された前記MOS基板バイアス電圧が前記ウェルに供給されることにより、前記ウェルを有する前記MOSは低しきい値電圧で高リーク電流の状態に制御される請求項10に記載の半導体集積回路。
  14. 前記内蔵SRAMの前記MOSのリーク電流特性をセンスするセンス回路と、制御ユニットとをチップ内部に含み、
    前記制御ユニットは、測定された前記MOSのリーク電流が過去の値と所定の許容範囲以上に変化している場合に、新しい制御情報を前記制御メモリに格納する請求項10に記載の半導体集積回路。
  15. 前記内蔵SRAMの前記複数のMOSは、SOI構造のMOSであり、
    前記複数のMOSのソースとドレインとは、前記SOI構造の絶縁膜の上のシリコンに形成され、
    前記複数のMOSの前記ウェルは、前記SOI構造の前記絶縁膜の下のシリコン基板中に形成されている請求項10に記載の半導体集積回路。
  16. CMOS内蔵SRAMと、制御スイッチと、制御メモリとを含む半導体集積回路のチップを含むウェーハーを準備するステップを含む半導体集積回路の製造方法であって、
    前記CMOS内蔵SRAMの少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで、前記制御スイッチは前記CMOS内蔵SRAMのPMOSのNウェルとNMOSのPウェルとにPMOS基板バイアス電圧とNMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給して、
    前記制御メモリは、不揮発性メモリであり、少なくとも前記アクティブモードの間に前記制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとに前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給するか否かを示す制御情報を不揮発的に格納するものであり、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSと前記NMOSの少なくとも一方のしきい値電圧を測定するステップと、
    前記測定された前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップと、
    前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップとを含む半導体集積回路の製造方法。
  17. CMOS内蔵SRAMと、制御スイッチと、制御メモリとを含む半導体集積回路のチップを含むウェーハーを準備するステップを含む半導体集積回路の製造方法であって、
    前記CMOS内蔵SRAMの少なくとも情報保持動作と書き込み動作と読み出し動作のいずれかのアクティブモードで、前記制御スイッチは前記CMOS内蔵SRAMのPMOSのNウェルとNMOSのPウェルとにPMOS基板バイアス電圧とNMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給して、
    前記制御メモリは、不揮発性メモリであり、少なくとも前記アクティブモードの間に前記制御スイッチから前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSの前記Nウェルと前記NMOSの前記Pウェルとに前記PMOS基板バイアス電圧と前記NMOS基板バイアス電圧とをそれぞれ供給するか否かを示す制御情報を不揮発的に格納するものであり、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記PMOSのしきい値電圧を測定するステップと、
    前記CMOS内蔵SRAMの前記NMOSのしきい値電圧を測定するステップと、
    前記製造方法は、前記測定された前記PMOSの前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップと、
    前記測定された前記NMOSの前記しきい値電圧がターゲットよりも低いか否かを判定するステップと、
    前記PMOSの前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップと、
    前記NMOSの前記判定の結果を前記制御情報として前記制御メモリに不揮発的に格納するステップとを含む半導体集積回路の製造方法。
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