JP2004349530A - 半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる半導体集積回路を提供する。
【解決手段】基板上に記憶保持部502と少なくとも一つの書き込み部501−1〜501−mと少なくとも一つの読み出し部503−1〜503−nとを有する。記憶保持部502が形成される記憶保持部基板領域と、各書き込み部501−1〜501−mが形成される少なくとも一つの書き込み部基板領域と、各読み出し部503−1〜503−nが形成される少なくとも一つの読み出し部基板領域とが、基板上で絶縁分離されている。各基板領域には独立した基板電位を印加する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体基板上に記憶保持部を含む記憶保持回路を有する半導体集積回路に関し、特にレジスタファイル、SRAM(Static Random Access Memory)等の、記憶保持回路を有する半導体集積回路に関し、基板電位効果を利用したものに係る。
【0002】
【従来の技術】
記憶保持回路を有する半導体集積回路に関しては、図21に示すように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。この半導体集積回路では、2つのインバータで記憶保持部を構成している。各インバータは、pチャネルMOSFET5およびnチャネルMOSFET4でそれぞれ構成されている。そして、pチャネルMOSFET5およびnチャネルMOSFET4が形成される半導体基板に対して、基板電位を選択的に変更させる回路を設けている。この回路は、nチャネルMOSFET18,20およびpチャネルMOSFET19,21からなるスイッチ16A,16B,17A,17Bで構成され、切り替え制御信号によって、基板に加える基板電位を切り替えるようにしている。
【0003】
これによって、記憶保持部がアクティブ時とスリープ時とで各MOSFET18〜21の閾値電圧を変更し、必要時における高速動作を維持しつつ消費電力を抑制している。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−39879号(段落0018、図3)
【非特許文献1】
J. Lohstroh et al., ”Worst−case Static Noise Margin Criteria for Logic Circuits and their Mathematical Equivalence”, IEEE J. Solid−State Circuits, vol. sc−18, pp. 803−807, Dec. 1983.
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図21のように、記憶保持部の基板電位を選択的に変更する場合、アクティブ時にはフォワードバイアスを印加し、スリープ時にはバックバイアスを印加することで、記憶保持部について、基板電位の変更を行わない時に比して各々動作の高速化、リーク電流の低減を図ることができる。
【0006】
しかしながら、SRAM等の記憶保持回路においては、記憶保持部以外に記憶保持部に対する書き込み部と読み出し部とを有し、特に多ポートメモリにおいては、書き込み部と読み出し部とを多数有する。この場合、回路動作は記憶保持部よりむしろ書き込み部および読み出し部のpMOSFETおよびnMOSFETに多くを依存するため、高速化、低リーク電流化を達成するためには、従来のように記憶保持部のpMOSFETおよびnMOSFETに対してのみ基板電位の制御を行うだけでは不十分である。
【0007】
また、記憶保持回路を含む半導体集積回路において、回路動作としては記憶保持部のアクティブ、スリープ以外に、前記書き込み部、読み出し部に関わる動作が存在するが、従来の方法ではこれらの動作に適した基板電位の与え方を設定することはできない。
【0008】
さらに、基板を分離するためには分離領域が必要であるが、従来この分離領域によるレイアウト面積の増大に関しては言及されていない。
【0009】
本発明の目的は、回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる半導体集積回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の半導体集積回路は、記憶保持部と書き込み部と読み出し部とからなる記憶保持回路を有し、記憶保持回路が形成される基板が複数の領域に分離されている。
【0011】
この構成によれば、記憶保持回路が形成される基板が複数の領域に分離されているので、分離された領域毎に独立して適切な基板電位を与えることができる。例えば、記憶保持部と読み出し部の各領域を分離し、もしくは記憶保持部と書き込み部の各領域を分離し、もしくは読み出し部と書き込み部の各領域を分離し、記憶保持部と読み出し部と書き込み部の各領域を分離することができる。その結果、従来は不可能であった、記憶保持部の基板電位と書き込み部の基板電位と読み出し部の基板電位を他の基板電位とは独立して変更することが可能となる。その結果、回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる。
【0012】
請求項2記載の半導体集積回路は、請求項1記載の半導体集積回路において、記憶保持部が形成される記憶保持部基板領域と、書き込み部が形成される少なくとも一つの書き込み部基板領域と、読み出し部が形成される少なくとも一つの読み出し部基板領域とに基板が分離されている。
【0013】
この構成によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とに基板が分離されるので、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とにそれぞれ適切な基板電位を与えることができる。つまり、従来は不可能であった、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とに与える基板電位を変更することが可能となる。その結果、回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる。
【0014】
請求項3記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、各記憶保持部基板領域、各書き込み部基板領域および各読み出し部基板領域に対し、独立した基板電位が与えられる。
【0015】
この構成によれば、各記憶保持部基板領域、各書き込み部基板領域および各読み出し部基板領域に対し、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて各々独立して最適な基板電位を与えることができ、回路動作の高速化、低リーク電流化をよりいっそう達成することができる。
【0016】
請求項4記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられる。
【0017】
この構成によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部への書き込み動作を高速化することができる。
【0018】
請求項5記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられる。
【0019】
この構成によれば、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるので、クロストーク耐性を向上させることができる。
【0020】
請求項6記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられる。
【0021】
この構成によれば、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられるので、記憶保持部における記憶保持能力を高めることができる。
【0022】
請求項7記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられる。
【0023】
この構成によれば、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部からの読み出し動作を高速化することができる。
【0024】
請求項8記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられる。
【0025】
この構成によれば、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられるので、リーク電流を低減することができる。
【0026】
請求項9記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられる高速書き込みモードと、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるクロストーク耐性向上モードと、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられる高速読み出しモードと、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられる記憶保持モードと、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられる低リーク電流モードとを有し、
記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて、高速書き込みモード、クロストーク耐性向上モード、高速読み出しモード、記憶保持モード、および低リーク電流モードの何れかに遷移するようにしている。
【0027】
この構成によれば、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて動作モードを設定し、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域に与える基板電位を各動作モード毎に適切に設定しているので、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態の変化に応じて各動作モード間で遷移を行うことにより、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域に記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて適切な基板電位を与えることが可能となる。その結果、書き込み動作の高速化、クロストーク耐性の向上、読み出し動作の高速化、記憶保持部の保持能力の向上、リーク電流の低減を行うことができる。
【0028】
請求項10記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部に書き込みを行う時は、高速書き込みモードに遷移する。
【0029】
この構成によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部への書き込み動作を高速化することができる。
【0030】
請求項11記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部への書き込みを行わない書き込み部が存在する時は、記憶保持部に書き込みを行わない書き込み部が形成された書き込み保持部基板領域についてクロストーク耐性向上モードに遷移する。
【0031】
この構成によれば、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるので、クロストーク耐性を向上させることができる。
【0032】
請求項12記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部から読み出しを行う時は、高速読み出しモードに遷移する。
【0033】
この構成によれば、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部からの読み出し動作を高速化することができる。
【0034】
請求項13記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部に書き込みを行わない時は、記憶保持モードに遷移する。
【0035】
この構成によれば、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられるので、記憶保持部における記憶保持能力を高めることができる。
【0036】
請求項14記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部からの読み出しおよび記憶保持部への書き込みを行わない時は、低リーク電流モードに遷移する。
【0037】
この構成によれば、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられるので、リーク電流を低減することができる。
【0038】
請求項15記載の半導体集積回路は、請求項9記載の半導体集積回路において、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態の予測を行い、予測結果に応じて高速書き込みモード、クロストーク耐性向上モード、高速読み出しモード、記憶保持モード、および低リーク電流モードの何れかに遷移する。
【0039】
この構成によれば、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態の予測を行い、予測結果に応じて動作モードの遷移を先行的に行うので、モード遷移動作の遅れを解消することができ、実際の回路動作に即した動作モードの遷移が可能となる。
【0040】
請求項16記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化している。
【0041】
この構成によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化しているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【0042】
請求項17記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して分離領域をなくしている。
【0043】
この構成によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して分離領域をなくしているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【0044】
請求項18記載の半導体集積回路は、請求項2記載の半導体集積回路において、記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して基板電位を与えるための相互間の電源配線をなくしている。
【0045】
この構成によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して基板電位を与えることための相互間の電源配線をなくしているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【0046】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の半導体集積回路の第1の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【0047】
基板電位効果を説明するために、図1に、nMOSFETのゲート電圧VGとドレイン・ソース間飽和電流IDSATの基板ソース間電圧VBSへの依存性を示すグラフを示す。図1には、基板ソース間電圧VBSが0.2Vである状態での依存性と、基板ソース間電圧VBSが−1.0Vである状態での依存性をそれぞれ破線で示し、基板ソース間電圧VBSが0Vである状態での依存性を実線で示している。このとき、VDDが1.5Vであり、VSSが0Vである。
【0048】
また図2に、同じくpMOSFETのゲート電圧VGとドレイン・ソース間飽和電流IDSATの基板ソース間電圧VBSへの依存性を示すグラフを示す。図2には、基板ソース間電圧VBSが−0.2Vである状態での依存性と、基板ソース間電圧VBSが1.0Vである状態での依存性をそれぞれ破線で示し、基板ソース間電圧VBSが0Vである状態での依存性を実線で示している。このとき、VDDが1.5Vであり、VSSが0Vである。
【0049】
ここで、nMOSFETに対して基板ソース間電圧VBSとして正の電圧を与えることをフォワードバイアスと呼び、基板ソース間電圧VBSとして負の電圧を与えることをバックバイアスと呼ぶ。また、pMOSFETに対して基板ソース間電圧VBSとして負の電圧を与えることをフォワードバイアスと呼び、基板ソース間電圧VBSとして正の電圧を与えることをバックバイアスと呼ぶ。また基板ソース間電圧VBSのことを、基板電位と呼ぶ。なお、基板電位VBSが0Vの状態を通常時と称している。
【0050】
図1および図2に示すように、基板電位効果により同一のゲート電圧VG下では、フォワードバイアス時には通常時より多くのドレイン・ソース間飽和電流IDSATが流れ、バックバイアス時には通常時より少ないドレイン・ソース間飽和電流IDSATが流れる。
【0051】
また図1および図2より、MOSFETがオフしている場合、バックバイアス時には通常時に比して、ドレイン・ソース間飽和電流IDSATが少ない、すなわちリーク電流が少ないことがわかる。したがって、基板電位を変更することにより、MOSFETのドレイン・ソース間飽和電流IDSAT、およびリーク電流を制御することが可能である。
【0052】
記憶保持部に関する安定性の定義としては、非特許文献1中で挙げられているSNM(Static Noise Margin)がある。SNMは記憶保持部を構成する2つのインバータの入出力特性を求め、一方をミラー反転させて描いた時、2つのカーブに内接する正方形の一辺の長さとして求められ、この一辺が長いほど記憶保持部の安定性は高く、保持データは反転し難い。
【0053】
図3に、記憶保持部を構成する2つのインバータに対し基板電位を与えた場合のインバータの入出力特性と、そのミラー反転を併記して示す。図3は、記憶保持部の基板にバックバイアスを印加した場合は通常時に比して保持データの安定性が高く、フォワードバイアスを印加した場合は保持データの安定性が低いことを示している。ゆえに、記憶保持部の基板電位を変更することにより記憶保持部のデータの安定性、すなわちデータの保持強度を制御することが可能である。
【0054】
以上により、記憶保持部を含む半導体集積回路において、その基板電位を様々に制御することにより、MOSFETのドレイン・ソース間飽和電流IDSAT、リーク電流、記憶保持部における保持データの安定性を制御することが可能であり、これを利用することによって回路の高速化、低消費電力化等の効果を得ることができる。
【0055】
以下図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳述する。
【0056】
図4は本発明の第1の実施の形態に関わる記憶保持回路としてのメモリセルおよびその周辺回路を示す回路図であり、図5は本発明の第1の実施の形態に関わるメモリセルの構成を示す回路図である。図4において、400は単体もしくはアレイ状のメモリセル、401はローデコーダである。501−1〜501−mはm個(mは1以上の整数)の書き込み部、502は記憶保持部、503−1〜503−nはn個(nは1以上の整数)である。
【0057】
複数のメモリセル400は、行および列方向にそれぞれ並べて配置されている。そして、行方向に配置されたメモリセル400どうしを接続する状態に、それぞれの行方向に沿って書き込みワード線WWL1〜WWLm、反転書き込みワード線NWWL1〜NWWLm(mは1以上の整数)、読み出しワード線RWL1〜RWLn、および反転読み出しワード線NRWL1〜NRWLn(nは1以上の整数)が配置されている。
【0058】
上記書き込みワード線WWL1〜WWLm、反転書き込みワード線NWWL1〜NWWLm、読み出しワード線RWL1〜RWLn、および反転読み出しワード線NRWL1〜NRWLnは、外部から入力されたローアドレスに基づいて、ローデコーダ401により選択される。ただし、上記書き込みワード線WWL1〜WWLm、反転書き込みワード線NWWL1〜NWWLm、読み出しワード線RWL1〜RWLn、および反転読み出しワード線NRWL1〜NRWLnの一部は、メモリセル400の構成によっては存在しない場合もある。
【0059】
列方向に配置されたメモリセル400どうしを接続する状態に、それぞれの列方向に沿って書き込みビット線WBL1〜WBLm、反転書き込みビット線NWBL1〜NWBLm、読み出しビット線RBL1〜RBLn、および反転読み出しビット線NRBL1〜NRBLnが配置されている。
【0060】
ただし、上記書き込みビット線WBL1〜WBLm、反転書き込みビット線NWBL1〜NWBLm、読み出しビット線RBL1〜RBLn、および反転読み出しビット線NRBL1〜NRBLnの一部は、メモリセル400の構成によっては存在しない場合もある。
【0061】
また、図5(a)に示すように、メモリセル400は、少なくとも1つの書き込み部501−1〜501−m、記憶保持部502、および少なくとも1つの読み出し部503−1〜503−nにより構成されている。基板上における書き込み部基板領域、記憶保持部基板領域、読み出し部基板領域は、各書き込み部501−1〜501−m、記憶保持部502、各読み出し部503−1〜503−nの単位で分離されており、基板電位を独立に与えることができる。
【0062】
図5(b)に各基板領域分離の一例を示す。図5(b)において、NW,PWはトランジスタを形成するn基板領域、p基板領域を示し、NT,PTは各p基板領域PW、n基板領域NW間を分離するためのn基板、p基板を示し、PBはp基板を示す。n基板NTとn基板領域NWは同じ、ないしは異なる不純物濃度であり、p基板PBとp基板PTとp基板領域PWについても同様である。また図5(b)で、n型領域とp型領域とを各々入れ替えた構成も可能である。
【0063】
また各書き込み部501−1〜501−mと記憶保持部502との間、および各読み出し部503−1〜503−nと記憶保持部502との間は、データ線DATAまたは反転データ線NDATAにより接続されている。
【0064】
図5中の書き込み部501−1〜501−mの具体例を図6に示す。以下便宜上一つの書き込み部501−1を取り上げて説明を行うが、他の書き込み部501−2〜501−mに関しても同様である。図6において、11,12はそれぞれPMOSFET、13,14はそれぞれnMOSFETである。
【0065】
書き込み部501−1において、書き込みワード線WWL1にはローデコーダ401より選択電位VDW1、または非選択電位VSW1が供給される。図6に示される書き込み部501−1の基板領域は、各書き込み部501−2〜501−mの基板領域、記憶保持部502の基板領域、各読み出し部503−1〜503−nの基板領域とは分離されている。
【0066】
この書き込み部501−1におけるnMOSFET13,14の基板電位VNW1、およびpMOSFET11,12の基板電位VPW1としてフォワードバイアスを印加することにより、各MOSFET11〜14のドレイン・ソース間飽和電流IDSATを増加させることができる。そのため、書き込み動作の高速化を図ることが可能である。
【0067】
また図6中のnMOSFET13,14の基板電位VNW1、pMOSFET11,12の基板電位VPW1としてバックバイアスを印加することにより、各MOSFETのドレイン・ソース間飽和電流IDSATは減少する。すなわち、記憶保持部502にデータを書き込みにくい状態となる。このため、書き込みワード線WWL1が非選択電位になっている場合、前記のようにバックバイアスを印加することにより、書き込みワード線WWL1に他の書き込みワード線、読み出しワード線等からのノイズが重畳した場合に誤書き込みが生じにくくなる。そのため、ワード線間のクロストーク耐性の向上を図ることができる。
【0068】
書き込み部の回路としては、図6以外に、書き込みワード線WWL1の選択電位をVSW1、非選択電位をVDW1とした図7のような構成、トライステートインバータを用いた図8(a),(b)のような構成、nMOSFETのみを使用した図9のような構成等もとり得る。
【0069】
ここでは便宜上一つの書き込み部501−1を取り上げて説明を行うが、他の書き込み部501−2〜501−mに関しても同様である。図7において、22,23はpMOSFET、21,24はnMOSFETである。また、図8(a)において、31,32,33はpMOSFET、34,35,36はnMOSFETである。また、図8(b)において、41,42,43はpMOSFET、44,45,46はnMOSFETである。さらに、図9において、51,52,53はnMOSFETである。
【0070】
いずれの場合も、書き込み部基板領域にフォワードバイアスを印加することにより書き込み動作の高速化、バックバイアスを印加することによりワード線間のクロストーク耐性向上の効果を得ることができる。
【0071】
つぎに、図5中の記憶保持部502の具体例を図10に示す。図10に示される記憶保持部502が形成される基板領域は、各書き込み部501−1〜501−mの基板領域、各読み出し部503−1〜503−nの基板領域とは分離されている。
【0072】
この記憶保持部502におけるnMOSFET62,64の基板電位VNM1,VNM2、pMOSFET61,63の基板電位VPM1,VPM2としてそれぞれフォワードバイアスを印加することにより、上記のごとく記憶保持回路の安定性(SNM)が低下するため、データの書き込みが容易となる。
【0073】
したがって、書き込み部501−1〜501−mの基板領域と記憶保持部502の基板領域との両方、またはいずれか一方にフォワードバイアスを印加することにより、書き込み動作の高速化を図り得る。
【0074】
また、記憶保持部502のnMOSFET62,64の基板電位VNM1,VNM2、pMOSFET61,63の基板電位VPM1,VPM2として、それぞれバックバイアスを印加することにより、記憶保持部の安定性SNMが向上するため、記憶保持能力を向上させることができる。
【0075】
記憶保持部502において、基板電位VNM1とVNM2とは、異なる電位とすることも、常に同じ電位とすることも可能であり、基板電位VPM1とVPM2とについても同様である。
【0076】
つぎに、図5中の読み出し部503−1〜503−nの具体例を図11に示す。以下便宜上一つの読み出し部503−1を取り上げて説明を行うが、他の読み出し部503−2〜503−nに関しても同様である。図11において、71,72はpMOSFET、73,74はnMOSFETである。
【0077】
読み出し部503−1において、読み出しワード線RWL1にはローデコーダ401より選択電位VDR1、または非選択電位VSR1の何れかが選択的に供給される。図11に示される読み出し回路503−1の基板領域は、各書き込み部501−1〜501−mの基板領域、記憶保持部502の基板領域、各読み出し部503−2〜503−nの基板領域とは分離されている。
【0078】
この読み出し部503−1におけるnMOSFET73,74の基板電位VNR1およびpMOSFET71,72の基板電位VPR1として、フォワードバイアスを印加することにより、各MOSFET71〜74のドレイン・ソース間飽和電流IDSATを増加させることができる。そのため、読み出し動作の高速化を図ることが可能である。
【0079】
読み出し部の回路としては、図11以外に、読み出しワード線RWL1の選択電位をVSR1とし、非選択電位をVDR1とした図12のような構成、トライステートインバータを用いた図13のような構成、nMOSFETのみを使用した図14のような構成等もとり得る。
【0080】
ここでは、便宜上一つの読み出し部503−1を取り上げて説明を行うが、他の読み出し部503−2〜503−nに関しても同様である。図12において、81,82はpMOSFET、83,84はnMOSFETである。また、図13(a)において、91〜93はpMOSFET、94〜96はnMOSFETである。また、図13(b)において、101〜103はpMOSFET、104〜106はnMOSFETである。図14において、111,112はnMOSFETである。
【0081】
いずれの場合も読み出し部基板領域にフォワードバイアスを印加することにより読み出し動作の高速化を得ることができる。
【0082】
また、各書き込み部501−1〜501−m、記憶保持部502、各読み出し部503−n〜503−nの各基板領域の全て、もしくは少なくとも一つにバックバイアスを印加することにより、印加した基板領域上のMOSFETがオフしている時のリーク電流が減少するため、消費電力の低減を図ることが可能である。
【0083】
なお、上記の実施の形態では、読み出し回路の基板領域と書き込み部の基板領域と記憶保持部の基板領域は、全て相互に分離していたが、そのようにする必要はない。例えば記憶保持部と書き込み部の基板領域は分離されているが、読み出し部については、記憶保持部あるいは書き込み部の何れか一方と基板領域が共通になっていてもよい。同様に、記憶保持部と読み出し部の基板領域は分離されているが、書き込み部については、記憶保持部あるいは読み出し部の何れか一方と基板領域が共通になっていてもよい。また、読み出し部と書き込み部の基板領域は分離されているが、記憶保持部については、書き込み部あるいは読み出し部の何れか一方と基板領域が共通になっていてもよい。
【0084】
(第2の実施の形態)
以上のように、各書き込み部501−1〜501−m、記憶保持部502、各読み出し部503−1〜503−nの各基板領域に対し、基板電位を固定的に与えることによって、恒常的に回路動作の高速化、クロストーク耐性の向上、記憶保持力の向上、低消費電力化の効果を得ることができる。
【0085】
しかしながら、記憶保持部502を含む半導体集積回路では、書き込み動作や読み出し動作を行う時は各動作の高速化、行わない時は消費電力の低減等、回路動作に応じて必要とされる効果が変化する。
【0086】
以上に基づき、高速書き込みモード、クロストーク耐性向上モード、高速読み出しモード、記憶保持モード、および低リーク電流モードの5つの動作モードを設け、各動作モード間を記憶保持回路(記憶保持部、書き込み部および読み出し部)の動作状態に応じて動的に遷移させることにより、記憶保持回路の動作状態に応じて高速化、クロストーク耐性の向上、記憶保持力の向上、低消費電力化効果を得ることができる。
【0087】
図15に各動作モードにおける書き込み部501、記憶保持部502、読み出し部503の各基板領域への基板電位の与え方を示す。以下回路動作と各動作モードとの関係について説明する。
【0088】
高速書き込みモードは、記憶保持部502に書き込み動作を行う書き込み部501−1〜501−mの基板領域と記憶保持部502の基板領域の両方、もしくはいずれか一方にフォワードバイアスを印加することにより実現される。記憶保持部502への書き込み動作を行う時に、書き込み動作を行う書き込み部を高速書き込みモードに遷移させることにより、書き込み動作の高速化を図ることができる。
【0089】
クロストーク耐性向上モードは、記憶保持部502への書き込み動作を行わない書き込み部501−1〜501−mの基板領域にバックバイアスを印加することにより実現される。記憶保持部502への書き込み動作を行わない書き込み部が存在する場合、書き込みを行わない書き込み部をクロストーク耐性向上モードに遷移させることにより、クロストークによる誤書き込みを防止することができる。
【0090】
高速読み出しモードは、記憶保持部502からの読み出し動作を行う読み出し部503−1〜503−nの基板領域へフォワードバイアスを印加することにより実現される。記憶保持部502からの読み出し動作を行う時に、読み出し動作を行う読み出し部503−1〜503−nを高速読み出しモードに遷移させることにより、読み出し動作の高速化を図ることができる。
【0091】
記憶保持モードは、記憶保持部502の基板領域にバックバイアスを印加することにより実現される。記憶保持部502に書き込み動作を行わない場合、記憶保持モードに遷移することにより、記憶保持部502のデータの安定性を向上させることができる。
【0092】
低リーク電流モードは、読み出し部503−1〜503−nの基板領域と、書き込み部501−1〜501−mの基板領域と、記憶保持部502の基板の全て、もしくは少なくとも一つにバックバイアスを印加することにより実現される。記憶保持部502からの読み出し動作、記憶保持部502への書き込み動作を行わない場合、低リーク電流モードに遷移することによりリーク電流の削減、すなわち低消費電力化を図ることができる。
【0093】
(第3の実施の形態)
動作モードを遷移させることにより、記憶保持回路の動作状態に応じて回路動作の高速化、クロストーク耐性の向上、記憶保持力の向上、低消費電力化の効果を得ることができる。しかしながら、基板電位の変化は回路動作に比べて一般的に遅く、動作モードの遷移の指示から基板電位の遷移までには時間を要する。
【0094】
このような場合、回路動作の予測を行い、あらかじめその予測結果に従って先行的に動作モードの遷移の指示を行うことにより、実際の回路動作に即した動作モードの遷移が可能となる。
【0095】
図16(a)に予測を行うための回路の実施の形態を示す。図16において、動作モード設定回路1600は、その時点以降の書き込み部501−1〜501−mの動作を示す書き込みイネーブル信号WE1〜WEm、読み出し部503−1〜503−nの動作を示す読み出しイネーブル信号RE1〜REnをあらかじめ受け取り、各信号に応じて書き込み部501−1〜501−mの基板電位VNW1〜VNWm,VPW1〜VPWm、記憶保持部502の基板電位VNM1,VNM2,VPM1,VPM2、読み出し部503−1〜503−nの基板電位VNR1〜VNRm,VPR1〜VPRmを、記憶保持回路が実際に動作するまでの間に生成することによって実現される。各信号のタイミングの一例を、図16(b)に示す。
【0096】
図17に動作モード設定回路1600の具体例を示す。以下便宜上、書き込み部、読み出し部についてはその一つを取り上げて説明を行うが、他の書き込み部、読み出し部に関しても同様である。図17において、121〜126はpMOSFET、127〜132はnMOSFET、133〜135はインバータ、136はNAND回路である。
【0097】
書き込み部501−1の基板電位は、書き込みイネーブル信号WE1により生成される。書き込みイネーブル信号WE1が選択電位の場合は、基板電位VNW1,VPW1として各々フォワードバイアスVFNW1、VFPW1が選択され、書き込みイネーブル信号WE1が非選択電位の場合は、バックバイアスVBNW1,VBPW1が選択される。
【0098】
また、記憶保持部502の基板電位は、書き込みイネーブル信号WE1〜WEmを用いて生成され、書き込みイネーブル信号WE1〜WEmのうち少なくとも一つが選択電位の場合、基板電位VNM1,VPM1としてフォワードバイアスVFNM1,VFPM1が選択され、書き込みイネーブル信号WE1〜WEmの全てが非選択電位の場合は、バックバイアスVBNM1,VBPM1が選択される。基板電位VNM2,VPM2についても同様である。
【0099】
読み出し部503−1の基板電位は、読み出しイネーブル信号RE1により生成される。読み出しイネーブル信号RE1が選択電位の場合、基板電位VNR1,VPR1として各々フォワードバイアスVFNR1,VFPR1が選択され、読み出しイネーブル信号RE1が非選択電位の場合はバックバイアスVBNR1,VBPR1が選択される。
【0100】
(第4の実施の形態)
図4のように、メモリセルがマトリクス状に配置されて構成される記憶保持回路において、各メモリセル単位で各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部の基板を分離する場合の、各部分のレイアウトの概要を図18(a),(b)に示す。以下書き込み部501−1を例に挙げて説明するが、他の各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部についても同様である。図18上はレイアウトを示す断面図、同下はレイアウトを上方から見た平面図である。図18において、NWはn基板領域、PWはp基板領域である。NTは基板を分離するためのn基板領域、PTは基板を分離するためのp基板領域であり、これらは、n基板領域NWおよびp基板領域PWを分離するための分離領域となる。
【0101】
各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部の基板領域を分離する場合、(a)ではNTを、(b)ではNT、PTを分離する必要がある。そのため、図4のようにメモリセルがマトリクス状に配置されて構成される記憶保持回路では、レイアウトの概要は各々、図19(a)、(b)のようになる。図19からわかるように、各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部の間以外にも、隣接するメモリセル間にも分離領域が必要となる。そのため、多大なレイアウト面積を要することになる。
【0102】
ここで、図4中の各行方向に並んでいるメモリセル400、すなわち同一の書き込みワード線、読み出しワード線に接続されているメモリセルについては、各書き込み部501−1〜501−m、各記憶保持部502、各読み出し部503−1〜503−nの動作はそれぞれ共通である。すなわち、例えば書き込み部501−1を通して、あるメモリセル400中の記憶保持部502に書き込みを行う場合、そのメモリセル400と同じ行に並んでいる他のメモリセル400中の書き込み部501−1は、全て書き込み動作を行うことになる。
【0103】
したがって、書き込み部501−1〜501−m、記憶保持部502、読み出し部503−1〜503−nについて、図20(a)、(b)のように、基板領域は各々同一行に並んだメモリセル間で共通一体化することが可能である。
【0104】
図20の構成をとることにより、隣接するメモリセル間について列方向の基板間分離領域は不要となる。そのため、レイアウト面積の低減を図ることができる。また、同一行に並んだメモリセル間で基板電位は共通となるため、行方向への電源配線によって各メモリセルの基板電位をとる必要はなくなり、この配線分のレイアウト面積の削減を図ることが可能である。
【0105】
以上で説明したように、本発明の実施の形態によれば次のような効果を得ることができる。記憶保持回路を含む半導体集積回路において、各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部の基板を分離し様々な組み合わせのバイアス電圧を各基板部に与えることにより、回路動作の高速化、クロストーク耐性の向上、記憶保持能力の向上、低消費電力化を図ることを可能とした。各書き込み部、記憶保持部、各読み出し部への基板バイアス電圧の与え方の組み合わせで規定される動作モードを設け、各動作モード間の遷移を回路動作に応じて行うことにより、回路動作に即した効果を得ることができる。さらに回路動作の予測を行って動作モード間遷移の制御を行うことにより、基板電位の即応性が劣る場合に対しても適応できる。また、メモリセル間で基板を共有するレイアウトを行うことにより、基板分離領域と電源配線を削減することができるため、レイアウト面積の低減を図ることを可能とする。
【0106】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の半導体集積回路によれば、記憶保持回路が形成される基板が複数の領域に分離されているので、分離された領域毎に独立して適切な基板電位を与えることができる。その結果、従来は不可能であった、記憶保持部の基板電位と書き込み部の基板電位と読み出し部の基板電位を他の基板電位とは独立して変更することが可能となる。その結果、回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる。
【0107】
本発明の請求項2記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とが基板上で分離されるので、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とにそれぞれ適切な基板電位を与えることができる。つまり、従来は不可能であった、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域と読み出し部基板領域とに与える基板電位を変更することが可能となる。その結果、回路動作の高速化、低リーク電流化を十分に達成することができる。
【0108】
本発明の請求項3記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域に対し、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて各々独立して最適な基板電位を与えることができ、回路動作の高速化、低リーク電流化をよりいっそう達成することができる。
【0109】
本発明の請求項4記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部への書き込み動作を高速化することができる。
【0110】
本発明の請求項5記載の半導体集積回路によれば、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるので、クロストーク耐性を向上させることができる。
【0111】
本発明の請求項6記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられるので、記憶保持部における記憶保持能力を高めることができる。
【0112】
本発明の請求項7記載の半導体集積回路によれば、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部からの読み出し動作を高速化することができる。
【0113】
本発明の請求項8記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられるので、リーク電流を低減することができる。
【0114】
本発明の請求項9記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて動作モードを設定し、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域に与える基板電位を各動作モード毎に適切に設定しているので、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態の変化に応じて各動作モード間で遷移を行うことにより、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域に記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態に応じて適切な基板電位を与えることが可能となる。その結果、書き込み動作の高速化、クロストーク耐性の向上、読み出し動作の高速化、記憶保持部の保持能力の向上、リーク電流の低減を行うことができる。
【0115】
本発明の請求項10記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域と書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部への書き込み動作を高速化することができる。
【0116】
本発明の請求項11記載の半導体集積回路によれば、書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるので、クロストーク耐性を向上させることができる。
【0117】
本発明の請求項12記載の半導体集積回路によれば、読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられるので、記憶保持部からの読み出し動作を高速化することができる。
【0118】
本発明の請求項13記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられるので、記憶保持部における記憶保持能力を高めることができる。
【0119】
本発明の請求項14記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部基板領域、書き込み部基板領域および読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられるので、リーク電流を低減することができる。
【0120】
本発明の請求項15記載の半導体集積回路によれば、記憶保持部、書き込み部および読み出し部の動作状態の予測を行い、予測結果に応じて動作モードの遷移を先行的に行うので、モード遷移動作の遅れを解消することができ、実際の回路動作に即した動作モードの遷移が可能となる。
【0121】
本発明の請求項16記載の半導体集積回路によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化しているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【0122】
本発明の請求項17記載の半導体集積回路によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して分離領域をなくしているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【0123】
本発明の請求項18記載の半導体集積回路によれば、隣接する記憶保持部基板領域どうし、隣接する書き込み部基板領域どうし、および隣接する読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して基板電位を与えることための相互間の電源配線をなくしているので、基板上の記憶保持回路のレイアウト面積を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】nMOSFETのゲート電圧対飽和電流特性の、基板電位に対する依存性を示すグラフである。
【図2】pMOSFETのゲート電圧対飽和電流特性の、基板電位に対する依存性を示すグラフである。
【図3】SNMの基板電位に対する依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に関わる記憶保持回路としてのメモリセルおよびその周辺回路の構成を示す回路図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に関わるメモリセルの構成を示す回路図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に関わる書き込み部の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に関わる書き込み部の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に関わる書き込み部の構成を示す回路図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に関わる書き込み部の構成を示す回路図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に関わる記憶保持部の構成を示す回路図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に関わる読み出し部の構成を示す回路図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に関わる読み出し部の構成を示す回路図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に関わる読み出し部の構成を示す回路図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態に関わる読み出し部の構成を示す回路図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態に関わる動作モードと基板電位の与え方を示す模式図である。
【図16】(a)は本発明の第3の実施の形態に関わる動作モード設定回路の概略を示す回路図、(b)は各信号のタイミング図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に関わる動作モード設定回路の具体例を示す回路図である。
【図18】(a)は基板分離レイアウトの概略を示す断面図、(b)は同じく平面図である。
【図19】本発明の第1の実施の形態に関わる基板分離レイアウトを示す概略平面図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に関わる基板分離レイアウトを示す概略平面図である。
【図21】従来の技術に関わる記憶保持部の基板電位選択手法を説明するための回路図である。
【符号の説明】
VBS 基板ソース間電位(基板電位)
IDSAT ドレイン・ソース間飽和電流
VG ゲート電圧
VDD,VSS 電源電圧
400 メモリセル
401 ローデコーダ
WWL1〜WWLm 書き込みワード線
NWWL1〜NWWLm 反転書き込みワード線
RWL1〜RWLn 読み出しワード線
NRWL1〜NRWLn 反転読み出しワード線
WBL1〜WBLm 書き込みビット線
NWBL1〜NWBLm 反転書き込みビット線
RBL1〜RBLn 読み出しビット線
NRBL1〜NRBLn 反転読み出しビット線
DATA データ線
NDATA 反転データ線
501−1〜501−m 書き込み部
502 記憶保持部
503−1〜503−n 読み出し部
VPW1 書き込み部pMOSFET基板電位
VNW1 書き込み部nMOSFET基板電位
VDW1,VSW1 書き込みワード線電源電圧
VPM1,VPM2 記憶保持部pMOSFET基板電位
VNM1,VNM2 記憶保持部nMOSFET基板電位
VDM1,VDM2,VSM1,VSM2 記憶保持部電源電圧
VPR1 読み出し部pMOSFET基板電位
VNR1 読み出し部nMOSFET基板電位
VDR1,VSR1 読み出しワード線電源電圧
WE1〜WEm 書き込みイネーブル信号
RE1〜REn 読み出しイネーブル信号
VFNW1 書き込み部nMOSFETフォワードバイアス電圧
VFPW1 書き込み部pMOSFETフォワードバイアス電圧
VBNW1 書き込み部nMOSFETバックバイアス電圧
VBPW1 書き込み部pMOSFETバックバイアス電圧
VFNM1 記憶保持部nMOSFETフォワードバイアス電圧
VFPM1 記憶保持部pMOSFETフォワードバイアス電圧
VBNM1 記憶保持部nMOSFETバックバイアス電圧
VBPM1 記憶保持部pMOSFETバックバイアス電圧
VFNR1 読み出し部nMOSFETフォワードバイアス電圧
VFPR1 読み出し部pMOSFETフォワードバイアス電圧
VBNR1 読み出し部nMOSFETバックバイアス電圧
VBPR1 読み出し部pMOSFETバックバイアス電圧
NT 基板分離用n基板領域
NW n基板領域
PW p基板領域

Claims (18)

  1. 記憶保持部と書き込み部と読み出し部とからなる記憶保持回路を有する半導体集積回路であって、
    前記記憶保持回路が形成される基板が複数の領域に分離されていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記基板は、前記記憶保持部が形成される記憶保持部基板領域と、前記書き込み部が形成される少なくとも一つの書き込み部基板領域と、前記読み出し部が形成される少なくとも一つの読み出し部基板領域とに分離されている請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 前記記憶保持部基板領域、前記書き込み部基板領域および前記読み出し部基板領域に各々、独立した基板電位が与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  4. 前記記憶保持部基板領域と前記書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  5. 前記書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  6. 前記記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  7. 前記読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  8. 前記記憶保持部基板領域、前記書き込み部基板領域および前記読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられることを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  9. 前記記憶保持部基板領域と前記書き込み部基板領域との両方、またはいずれか一方に、フォワードバイアスが与えられる高速書き込みモードと、前記書き込み部基板領域にバックバイアスが与えられるクロストーク耐性向上モードと、前記読み出し部基板領域にフォワードバイアスが与えられる高速読み出しモードと、前記記憶保持部基板領域にバックバイアスが与えられる記憶保持モードと、前記記憶保持部基板領域、前記書き込み部基板領域および前記読み出し部基板領域の全て、もしくは少なくとも一つに、バックバイアスが与えられる低リーク電流モードとを有し、
    前記記憶保持部、前記書き込み部および前記読み出し部の動作状態に応じて、前記高速書き込みモード、前記クロストーク耐性向上モード、前記高速読み出しモード、前記記憶保持モード、および前記低リーク電流モードの何れかに遷移するようにしたことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  10. 前記記憶保持部に書き込みを行う時は、前記高速書き込みモードに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  11. 前記記憶保持部への書き込みを行わない前記書き込み部が存在する時は、前記記憶保持部に書き込みを行わない前記書き込み部が形成された書き込み保持部基板領域について前記クロストーク耐性向上モードに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  12. 前記記憶保持部から読み出しを行う時は、前記高速読み出しモードに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  13. 前記記憶保持部に書き込みを行わない時は、前記記憶保持モードに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  14. 前記記憶保持部からの読み出しおよび前記記憶保持部への書き込みを行わない時は、前記低リーク電流モードに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  15. 前記記憶保持部、前記書き込み部および前記読み出し部の動作状態の予測を行い、予測結果に応じて前記高速書き込みモード、前記クロストーク耐性向上モード、前記高速読み出しモード、前記記憶保持モード、および前記低リーク電流モードの何れかに遷移することを特徴とする請求項9記載の半導体集積回路。
  16. 前記記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する前記記憶保持部基板領域どうし、隣接する前記書き込み部基板領域どうし、および隣接する前記読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化したことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  17. 前記記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する前記記憶保持部基板領域どうし、隣接する前記書き込み部基板領域どうし、および隣接する前記読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して分離領域をなくしたことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
  18. 前記記憶保持回路が複数個隣接して設けられた構成を有し、隣接する複数個の記憶保持回路について、隣接する前記記憶保持部基板領域どうし、隣接する前記書き込み部基板領域どうし、および隣接する前記読み出し部基板領域どうしを、それぞれ一体化して基板電位を与えるための相互間の電源配線をなくしたことを特徴とする請求項2記載の半導体集積回路。
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