JPH06216346A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06216346A
JPH06216346A JP5289514A JP28951493A JPH06216346A JP H06216346 A JPH06216346 A JP H06216346A JP 5289514 A JP5289514 A JP 5289514A JP 28951493 A JP28951493 A JP 28951493A JP H06216346 A JPH06216346 A JP H06216346A
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JP
Japan
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potential
voltage
transistor
diffusion layer
semiconductor device
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Application number
JP5289514A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Sasaki
正義 佐々木
Tsutomu Ichikawa
勉 市川
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源電圧の低電圧化を図ると共に、低スタン
バイ電流化を図ることが可能な半導体装置を提供し、メ
モリセルの動作時の安定性確保と、スタンバイ時の消費
電力の低減という二つの課題を同時に達成すること。 【構成】 Pウェル4内に形成されたセル用トランジス
タの拡散層12に対して、Pウェル4を浅く順方向バイ
アスとしている。具体的には、Pウェル4の電位を接地
電位より0.1〜0.4V高くバイアスしたり、N型ウ
ェルの電位を接地電位より0.1〜0.4V低くバイア
スすれば良い。また、Pウェル4の電位を、動作時には
接地電位とし、スタンバイ時には負電位にバイアスする
負電位発生回路57および切り替え素子55,56を有
する構造とすることもできる。負電位は、ビルトインポ
テンシャルを利用して発生させることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばSRAMなど
のメモリ用として用いられる半導体装置に係り、さらに
詳しくは、電源電圧の低電圧化、トランジスタの信頼性
向上および低消費電力化を図ることができる半導体装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路の低電圧化が進むに従い、回路
動作のマージンが小さくなって行く。特にメモリの場合
には、記憶データの安定な保持、あるいは読み出しなど
が求められるので、低電圧に対応した回路、デバイス技
術が重要になる。対象とするのは基本的に論理回路であ
るので、低電圧化のためには回路の論理しきい値を低く
することになる。これはつまりトランジスタのしきい値
電圧Vthを低くすることである。たとえばSRAMメモ
リセルが安定に読み出し動作できる最低電圧V
cc min.は、メモリセルを構成する二種のトランジスタの
しきい値電圧Vthによって下記式(1)のように表わさ
れる。
【0003】
【数1】 Vccmin. = Vthw + γW ・Vthd …(1)
【0004】上記式(1)中、Vthw はワードトランジ
スタのしきい値電圧を示し、Vthdは駆動トランジスタ
のしきい値電圧を示す。また、γw は、ワードトランジ
スタの基板バイアス係数を示す。上記式(1)から理解
されるように、メモリセルの動作電圧の低減には、トラ
ンジスタのしきい値電圧Vthの低下が直接的に有効であ
る。
【0005】一方では、回路の消費電力を低減したいと
いう要求も重要であり、CMOS回路のスイッチング電
流やスタンバイ状態での電流(オフ電流)も極力低く抑
えなければならない。SRAMにおける低スタンバイ電
流の要求はその一つの顕著な例である。
【0006】しかし、トランジスタの低しきい値Vth
圧化と、オフ電流の低減とは、残念ながら相反する関係
にある。MOSトランジスタのオフ電流は、サブスレッ
シュホルド特性の傾きSと、しきい値電圧Vthとで決定
され、小さなSと高いVthに成れば、オフ電流を小さく
できる。しかしながら、前述したように、低電圧化にし
たがってVthは低くして行かなければならず、またSを
小さくすること(スイッチング特性を急峻にする)にも
限界がある。
【0007】サブスレッシュホルド特性の傾きSは、下
記の数式(2)で表わすことができる。
【0008】
【数2】 S = (KT/q)×ln(10(1+Cd /C1 )) …(2)
【0009】上記数式(2)中、kはボルツマン定数、
Tは絶対温度、Ci はゲート酸化膜容量、Cd は基板容
量である。
【0010】上記数式(2)から理解されるように、S
は、ゲート酸化膜容量Ci を大きくすること、基板容量
d を小さくすることで小さくできる。実際には、Sの
値は、80〜90mV/decade程度が一般的である。そ
こで、Sをさらに小さくしようとする試みとして、SO
I(Silicon on Insulator)技術を用い基板容量Cd
を無視できるレベルにする方法、低温動作させる方法な
どが提案されているが、現時点では、どちらも一般的に
採用できる状況には至っていない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】つまり、トランジスタ
の低Vth化と、オフ電流の低減という相反する関係を如
何に現実的に折り合いをつけて行くかということがLS
Iの低電圧化(高集積化も自動的に含まれる)の課題と
なっており、現在はSの値を小さくするということが一
つの傾向となっている。
【0012】具体的に64MbSRAMでは、電源電圧
2.2V以下での動作の保証をしなければならず、この
場合トランジスタのVthは0.5V程度に抑えなければ
ならない。一方、1セル当りのトランジスタのオフ電流
は、2〜3fA程度にしなければならない。オフからオ
ンまでの電流の変化は8桁は必要であるが、現状のS値
は、約90mV/decadeであり、このままでは低スタン
バイ電流化はあきらめざるを得ない。
【0013】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、電源電圧の低電圧化を図ると共に、低スタンバイ電
流化を図ることが可能な半導体装置を提供することを目
的とする。また、本発明は、メモリセルの動作時の安定
性確保と、スタンバイ時の消費電力の低減という二つの
課題を同時に達成することが可能なメモリ用半導体装置
を提供することを目的とする。また、本発明は、上述の
目的を達成するための具体的な回路を有する半導体装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点の半導体装置は、基板側拡散層
内に形成された素子側拡散層に対して、基板側拡散層を
浅く順方向バイアスとしている。具体的には、基板側拡
散層であるP型ウェルの電位を接地電位より0.1〜
0.4V高くバイアスしたり、基板側拡散層であるN型
ウェルの電位を接地電位より0.1〜0.4V低くバイ
アスすれば良い。本発明の第1の観点では、基板側拡散
層の電位を、スタンバイ時には、素子側拡散層と同電位
または逆バイアスに切り換える切り替え手段を有するこ
とが好ましい。
【0015】また、本発明の第2の観点の半導体装置
は、基板側拡散層の電位を、動作時には接地電位とし、
スタンバイ時には負電位にバイアスする負電位発生手段
および切り替え手段を有する。上記負電位発生手段は、
ビルトインポテンシャルを利用して負電位を発生するこ
ともできる。ビルトインポテンシャルを発生させるため
の具体的構造としては、基板側拡散層を、所定電位にバ
イアスされた第1の導電領域と、この第1の導電領域中
に形成され、電位が固定されていない第2の導電領域と
で構成し、第2の導電領域内に素子側拡散層を形成すれ
ば良い。そして、第2の導電領域に対して、電位を固定
する状態と、電位を固定しない浮遊電位の状態とに切り
換える切り替え手段を接続する。素子側拡散層は、たと
えばSRAMのメモリセル用拡散層である。
【0016】本発明の第3〜第5の観点の半導体装置
は、基板側拡散層の電位を、動作時には接地電位とし、
スタンバイ時には負電圧にバイアスするための切り換え
手段が、動作時において、ゲート電極に電源電圧以上の
電圧が印加されたトランジスタにより接地電位に接続さ
れるトランジスタを有することを特徴とする。また好適
には、上記ゲート電極に少なくとも動作時に上記ゲート
電極の電位が電源電圧になるまで上記ゲート電極と電源
間に電流を逃がすための電流パスが設けられたことを特
徴とする。
【0017】
【作用】本発明の第1の観点に係る半導体装置では、素
子側拡散層に対して基板側拡散層を浅く順方向バイアス
とすることにより、トランジスタのしきい値電圧Vth
可変にすることが可能になる。たとえば、基板側拡散層
であるP型ウェルの電位を接地電位より0.1〜0.4
V高くバイアスすることで、前記S値は劣化するが、ト
ランジスタのVthを低くすることができる。これにより
トランジスタ動作時の安定性が増大する。また、切り替
え手段を用い、スタンバイ時には、基板バイアスを加え
ないように構成すれば、トランジスタのVthは上昇する
と共に、基板バイアス発生回路での消費電流の増加の心
配もない。このような作用は、基板側拡散層であるN型
ウェルの電位を接地電位より0.1〜0.4V低く順方
向バイアスした場合も同様である。
【0018】また、本発明の第2の観点では、トランジ
スタのS値を小さくし急峻なスイッチング特性を得る方
法として、基板に対して負のバイアスを印加する負電位
発生手段を設ける。この手段では、負電位発生手段での
消費電流が大きいので、スタンバイ電流を問題とするS
RAMでは使いにくいおそれもあるが、十分に低消費電
力の負電位発生手段を用いれば、S値を小さく抑えられ
るだけでなく、基板効果も抑えられるので、有効な手段
である。たとえば、負電位発生手段として、ビルトイン
ポテンシャルを利用して負電位を発生させる手段を採用
すれば、消費電力の軽減を図ることが可能である。
【0019】また、本発明の第3〜第6の観点では、半
導体撮像装置の低電圧化に伴うMOSトランジスタの低
しきい値電圧化における、低スタンバイ電流化を実現す
るための回路構成を以下のように実現する。スタンバイ
時には第1のトランジスタのソース・基板間に電位差を
設けることにより、そのしきい値電圧の絶対値を高くし
てオフ時のリーク電流(サブスレッショルド電流)を低
減する。
【0020】第1のトランジスタのソースおよび基板に
それぞれ第2のMOSトランジスタのドレインおよびソ
ースを接続する。第2のMOSトランジスタは、半導体
装置の活性化時(被選択時)にオンする。第2のMOS
トランジスタは、オンする際にゲートにバイアス信号が
印加され、この結果第1のMOSトランジスタのソース
・基板間が接続されて同電位となり、第1のMOSトラ
ンジスタは通常の動作を行う。ここで、ブートストラッ
プ回路等を用いて第2のMOSトランジスタのゲートに
印加するバイアス信号の電圧振幅を電源電圧よりも大き
くすることにより、第2のMOSトランジスタのドレイ
ン電流を大きくしてスタンバイ時から活性時への第内部
の動作状態の遷移がより速く行われるようにする。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る半導体装置に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の一実施例に係る半導体装置
の概略構成図、図2は基板バイアス効果を示すグラフ、
図3は基板バイアスに対するダイオード電流の影響を示
すグラフ、図4はSRAM用メモリセルの等価回路図、
図5はSRAM用メモリセルの動作安定性を示すバタフ
ライプロット図、図6,7は図1に示す正電圧発生回路
の回路例を示す回路図、図8は本発明の他の実施例に係
る半導体装置の概略構成図、図9は本発明のさらにその
他の実施例に係る半導体装置の概略構成図、図10は図
9に示す実施例のビルトインポテンシャルを説明するエ
ネルギーバンド図である。
【0023】まず、本発明の第1の観点に係る実施例に
ついて説明する。図1に示す本発明の第1の観点に係る
実施例では、たとえば単結晶シリコン基板などで構成さ
れる半導体基板2の表面に、基板側拡散層であるPウェ
ル4およびNウェル6が形成してある。また、半導体基
板2の表面には、たとえばLOCOS法により形成され
る選択酸化素子分離領域8が形成してある。
【0024】本実施例では、Pウェル4の表面には、素
子側拡散層であるn+ 拡散層12,14が形成してあ
り、これら拡散層12,14とゲート電極20とが、N
MOSトランジスタ21を構成している。本実施例で
は、拡散層12が、トランジスタのドレインとなり、拡
散層14がソースとなる。ソースとなる拡散層14は、
接地電位に接続してある。
【0025】Nウェル6の表面には、素子側拡散層と成
るP+ 拡散層16が形成してあると共に、電源電圧Vcc
を印加するためのn+ 拡散層18が形成してある。Pウ
ェル4の表面には、素子形成用の拡散層12,14とは
別個に、取り出し電極用のp+ 拡散層10が形成してあ
る。従来では、このp+ 拡散層10は、直接接地してあ
ったが、本実施例では、図示するように、切り替え手段
としての切り替えスイッチ素子22,24に接続してあ
る。
【0026】一方の切り替えスイッチ素子24は、正電
圧発生回路26に対して接続してあり、切り替え信号Φ
A が入力された場合に、正電圧発生回路26からの正電
圧がPウェル4に対して印加される。また、他方の切り
替えスイッチ素子22は、接地電位に接続してあり、反
転切り替え信号/ΦA が入力された場合に、Pウェル4
の電位が接地電位となる。これら切り替えスイッチ素子
22,24は、たとえばNMOSトランジスタで構成さ
れる。
【0027】次に、本実施例に係るNMOSトランジス
タ21の作用について説明する。Pウェル4に印加され
る電位を−0.5から+0.5Vまで0.25V単位で
変化させた場合のゲート電圧に対するドレイン電流の変
化特性(Id−Vg特性)を図2に示す。
【0028】図2に示すように、トランジスタのId−
Vg特性は、Pウェル4に対して負電位が印加されてい
る状態では、その負電位を大きくするほど、特性曲線
は、ゲート電圧のプラス側にシフトする(基板バイアス
効果)。
【0029】また、Pウェル4に対して正電位が印加す
れば、その正電位を大きくするほど、特性曲線は、ゲー
ト電圧のマイナス側にシフトする。しかしながら、Pウ
ェル4に対して正電位を印加すると、Pウェル4とn+
拡散層との間に順方向バイアスが印加される。したがっ
て、従来では、Pウェル4に対して正電位を印加させる
構造の半導体装置は開発されていなかった。本実施例で
は、図3に示すように、基板側拡散層であるPウェル4
に対する正電位の印加(基板バイアス)が0.3V程度
までであるならば、順バイアスによるダイオード電流が
ほとんど生じないしないことに着目し、Pウェル4に対
し、正電位発生回路26から正電位を印加する。
【0030】Pウェル4に対し、正電位発生回路26か
ら正電位を印加すると、NMOSトランジスタ21のし
きい値電圧Vthは小さくなる。たとえばトランジスタの
しきい値電圧を、ドレイン電流が1μAの点として求め
ると、Pウェル4が0Vの際に、Vthが0.53Vであ
り、Pウェル4が0.25Vの時に0.42Vである。
したがって、基板バイアスの切り替えを行なうことで、
0.11VのVthの差異を実現できる。一方、Pウェル
4に対して上記と同一条件でバイアスした場合には、ト
ランジスタのリーク電流(ゲート電圧が0V)は、それ
ぞれ1pAと40pAであり、Pウェル4に対して正電
位をバイアスした場合の方がリークが大きくなる。
【0031】ここで、図1に示すNMOSトランジスタ
21を、図4に示すSRAMのメモリセル用駆動トラン
ジスタTrdおよびワードトランジスタTrwとして用いた
実施例について説明する。図1に示すNMOSトランジ
スタ21をSRAM用として用いる場合には、図1に示
すスイッチ素子22,24による切り替えは、切り替え
信号ΦA および反転切り替え信号/ΦA を用い、メモリ
セルの動作中には、切り替え信号ΦA をハイレベル
(H)にし、メモリセルのスタンバイ状態では、切り替
え信号ΦA をローレベル(L)にする。そうすることに
より、メモリセルの動作中には、Pウェル4に対して
0.1〜0.4Vの正電位がバイアスされ、スタンバイ
状態では、Pウェル4は接地電位に接続される。
【0032】なお、図4中、符号Trlは負荷トランジス
タ、Vccは電源電圧、Vw はワードトランジスタTrw
ゲートに印加される電圧である。図4に示すメモリセル
の動作の安定性は、図5に示すメモリセル特性の二つの
曲線で囲まれたスタティックノイズマージンSNM1の
大きさで表わすことができる。このマージンSNM1の
面積が大きいほど、メモリセルは安定な動作(データの
読み出し)をする。SNC1は、電源電圧Vccに対して
依存性を有し、V ccを小さくしてSNC1=0となる点
をVccmin で表わすと、理想的には、前記したような下
記の数式(1)という関係が得られる。
【0033】
【数3】 Vccmin. = Vthw + γW ・Vthd …(1)
【0034】上記式(1)中、Vthw はワードトランジ
スタのしきい値電圧を示し、Vthdは駆動トランジスタ
のしきい値電圧を示す。また、γw は、ワードトランジ
スタの基板バイアス係数を示す。
【0035】この数式(1)より、γw =1.5とする
と、Pウェル4が0Vの時に、安定な動作を行なう最低
電圧Vccmin は、1.33Vであり、Pウェルが+0.
25Vの時には、最低電圧Vccmin は、1.05Vにな
る。
【0036】したがって、Pウェル4に対して正電位+
0.25Vを印加することで、メモリセルの動作最低電
圧Vccmin が、約0.3V程度低減できることが証明さ
れる。
【0037】一方、データの書き込み動作時には、図4
に示すように、たとえば記憶ノードHへHデータが書き
込まれるが、その際には、ビット線bの電位からワード
トランジスタTrwのしきい値電圧Vthだけ降下した電圧
が書き込まれることから、この場合にも、ワードトラン
ジスタのしきい値電圧は低いほど好ましい。また、ワー
ドトランジスタが形成されるPウェル4の電位が高いほ
ど、バックゲートバイアス降下が小さいため、書き込み
電圧を高くすることができ、有利である。
【0038】また、メモリセルがスタンバイ状態では、
図4に示すように、メモリセルを流れる電流は、Hノー
ド側の駆動トランジスタTrdを流れるリーク電流と、L
ノード側の駆動トランジスタTrdを流れるリーク電流と
の和で与えられる。
【0039】スタンバイ状態では、メモリセルを流れる
電流はできるだけ小さい方が望ましいので、駆動トラン
ジスタTrdを流れるリーク電流は、できるだけ小さいこ
とが望ましい。前述したように、本実施例では、スタン
バイ時には、Pウェル4の電位を接地電位(0V)に切
り換えることから、Pウェル4に対して正電位(+0.
25V)をバイアスしている状態に比較し、たとえばリ
ーク電流を40pAから1pAまで約1/40に低減す
ることができる。
【0040】したがって、本実施例では、図1に示すN
MOSトランジスタ21を図4に示すSRAM用メモリ
セルの駆動トランジスタTrdおよびワードトランジスタ
rwとして用い、メモリセルの動作中には、Pウェル4
に対して0.1〜0.4Vの正電位をバイアスし、スタ
ンバイ状態では、Pウェル4を接地電位に接続すること
で、低電圧化での安定動作と、スタンバイ状態での低消
費電力化とを実現することができる。
【0041】なお、本実施例では、図1に示す正電圧発
生回路26を構成する回路は特に限定されないが、たと
えば図6に示す定電圧源回路30を例示することができ
る。この定電圧源回路30では、電源電圧Vccに対して
NMOSトランジスタ31,32,33およびキャパシ
タ34を直列に接続し、キャパシタ34に対して並列に
抵抗35を接続することで、NMOSトランジスタ3
1,32,33のVthによる電圧降下を利用し、正電圧
ref を発生させている。この正電圧Vref をそのまま
図1に示すPウェル4に対してバイアスすることもでき
るが、好ましくは、図6(B)に示す複数のMOSトラ
ンジスタ38〜39で構成してあるアンプ40を介在さ
せ、安定な電源としてPウェル4へ供給する。たとえば
図6に示すVccが2.0Vであり、トランジスタ31,
32,33のVthが0.6Vである場合には、Pウェル
への供給電圧は、0.2Vと成る。なお、アンプ40を
用いるのは、Pウェルへの供給電圧の変動を防止するた
めである。
【0042】また、図1に示す正電圧発生回路26を構
成するその他の回路として、図7に示す定電圧回路42
を例示することができる。この定電圧回路42では、電
源電圧Vccに対してMOSトランジスタ43,44およ
び定電流源45を直列に接続し、MOSトランジスタ4
4および定電流源45に対して並列にキャパシタ46を
接続し、その接続部から電圧をPウェルへ出力する。こ
の回路にも図6(B)に示すアンプを接続することがで
きる。
【0043】本実施例では、メモリセルのスタンバイ状
態と動作状態とで、Pウェル4への電位を、切り替え信
号ΦA で駆動されるスイッチ素子22,24で切り換え
るように構成したが、この方式は本発明では本質的なも
のではなく、切り替え手段としては種々の回路を用いる
ことができる。
【0044】以上説明した本発明の第1の観点に係る実
施例では、ワードトランジスタおよび駆動トランジスタ
がNMOSトランジスタで構成されたSRAMについて
説明したが、同様なメモリは、電位のかけ方を逆にする
ことで、PMOSトランジスタで構成することも可能で
ある。その場合には、PMOSトランジスタはNウェル
に形成され、Nウェルの電位は、電源電圧Vccより僅か
に小さな値に設定することで、PMOSトランジスタの
thを小さくすることができる。
【0045】さらに、本発明の第1の観点では、SRA
Mに対してのみ適用されるものではなく、その他の半導
体装置に対しても適用することが可能である。なぜな
ら、本発明の第1の観点に係る手法では、前記したSR
AMに特有の作用効果以外に、ドレインの空乏層の伸び
を抑制する効果があるので、ショートチャネル効果を抑
制し、寸法バラツキによるVth変動も小さくすることが
できる。また、PMOSが形成されるNウェルへの適用
と併せて、論理回路の高速化に対しても有効である。
【0046】次に、本発明の第2の観点に係る実施例に
ついて説明する。本実施例では、図8に示すように、半
導体基板2の表面に、基板側拡散層であるPウェル50
を形成し、このPウェル50の表面に、素子側拡散層で
あるn+拡散層51,52が形成してあり、これら拡散
層51,52とゲート電極53とが、NMOSトランジ
スタ58を構成している。Pウェル50の表面には、素
子形成用の拡散層51,52とは別個に、取り出し電極
用のp+ 拡散層54が形成してある。従来では、このp
+ 拡散層54は、直接接地してあったが、本実施例で
は、図示するように、切り替え手段としての切り替えス
イッチ素子55,56に接続してある。
【0047】一方の切り替えスイッチ素子56は、たと
えばデプレッションPMOSトランジスタで構成され、
負電圧発生回路57に対して接続してあり、切り替え信
号Φ DSがLOWレベルの場合にオンし、負電圧発生回路
57からの負電圧が、p+ 拡散層54を介してPウェル
50に対して印加される。また、他方の切り替えスイッ
チ素子55は、接地電位に接続してあり、たとえばNM
OSトランジスタで構成してある。切り替え信号ΦDS
LOWレベルの場合には、オフとなり、HIGHレベル
の場合にオンとなり、Pウェル4の電位が接地電位に切
り替わる。なお、切り替え信号ΦDSがHIGHレベルの
場合には、デプレッションPMOSトランジスタ56
は、オフとなる。また、負電圧発生回路57から印加さ
れる負電位は、特に限定されないが、たとえば−2V程
度である。
【0048】本実施例では、Pウェル50の表面に、多
数のメモリセル用NMOSトランジスタ58をアレイ状
に形成し、SRAMのメモリセルを構成し、SRAMの
スタンバイ時と、動作時とで、切り替え信号ΦDSを用い
て、Pウェル50に対して印加される電位を、負電位
(スタンバイ時)と接地電位(動作時)とに切り換え
る。
【0049】MOSトランジスタは、図2にも示すよう
に、基板バイアス(Pウェル50に対して印加される電
位)が負になると、しきい値Vth電圧が高くなり、基板
バイアスが0になるとしきい値電圧Vthが低くなる。し
たがって、SRAM用メモリセルトランジスタ58が形
成されたPウェル50の基板バイアスを、スタンバイ時
に負とし、動作時に接地電位となるように切り換えるこ
とで、スタンバイ時にリーク電流を減少させて低消費電
力化を図り、動作時には低電圧化での安定動作を実現す
ることができる。
【0050】なお、本発明では、セル用トランジスタの
スタンバイ状態では、そのトランジスタが形成してある
ウェル領域を負バイアスとし、動作時には接地状態とす
る観点から、負電圧発生回路57、スイッチング素子5
5,56およびその他の構成を種々に改変することがで
き、上述した実施例に限定されない。
【0051】図9は、本発明の第2の観点に係る実施例
の変形例を示し、セル用トランジスタを構成するn+
散層62が形成されるPウェル61に対してバイアスす
るための負電位を、ビルトインポテンシャルを利用して
発生させている。すなわち、半導体基板2の表面に、ま
ずNウェル60を形成する。このNウェル60の表面
に、セル用トランジスタが形成されることになるPウェ
ル61を形成する。そして、Pウェル61の表面に、メ
モリセル用トランジスタの拡散層となるn+ 拡散層62
を形成する。
【0052】半導体基板2、Nウェル60およびn+
散層62は、接地電位に接続し、Pウェル61には、ス
イッチング素子65を介して接地電位に接続する。スイ
ッチング素子65が開いた状態では、Pウェル61はフ
ローティング状態となる。この状態でのウェル60,6
1および拡散層62のエネルギーバンド図を図10に示
す。図10中において、左側がn+ 拡散層62のエネル
ギーバンド図、中央がPウェル61のエネルギーバンド
図、右側がNウェル60のエネルギーバンド図である。
図10に示すように、Pウェル61には、ビルトインポ
テンシャルqV biの発生により、負電位が印加される。
このビルトインポテンシャルによる負電位Vbiは、たと
えば−0.4〜−0.7V程度である。
【0053】本実施例では、セル用トランジスタのスタ
ンバイ時には、スイッチング素子65をオフとし、Pウ
ェル61をフローティング状態とし、ビルトインポテン
シャルによりPウェル61に対して負電位をバイアスす
る。また、セル用トランジスタの動作時には、スイッチ
ング素子65をオンとし、Pウェル61の電位を接地電
位とする。
【0054】本実施例では、スタンバイ時に、ビルトイ
ンポテンシャルを利用してPウェル61に対して負電位
をバイアスすることから、Pウェル61内に形成された
メモリセル用トランジスタのしきい値Vth電圧を、基板
バイアス効果により上昇させることができ、トランジス
タのサブスレッシュホールドリークを抑え、セルのスタ
ンバイ電流を小さくすることが可能になる。また、特に
本実施例では、負電位の発生手段として、ビルトインポ
テンシャルを利用しているので、電力消費も低減でき
る。
【0055】一方、セル用トランジスタの動作時には、
Pウェル61がスイッチング素子65を介して接地され
るので、動作時でのトランジスタのVthが低下し、低電
圧下でのデータ書き込み特性および読み出し特性、すな
わち動作時での安定性が増大し、低電圧動作が可能にな
る。
【0056】なお、本発明の第1および第2の観点の実
施例に示した技術は、ビルトインポテンシャルを利用し
てウェルの電位を制御する技術であり、上述した実施例
に限定されず、本発明の範囲内で種々に改変することが
できる。
【0057】以下、本発明の第3の観点に係る実施例を
説明する。本実施例の電圧印加回路30は、N型基板、
Pウェル構造の半導体装置において実現される回路であ
る。電圧印加回路30の第1のPウェル領域300に作
られたトランジスタQ1は、上述の第1のトランジスタ
に相当する。つまり、基板に相当するPウェル300の
電圧をトランジスタQ1のソースの電圧よりも低くする
ことにより、トランジスタQ1のサブスレッショルド電
流を低減している。また、トランジスタQ2は、上述の
第2のトランジスタに相当する。つまり、図1を参照し
て分かるように、トランジスタQ2のドレインは電圧V
GND の電源に接続され、トランジスタQ2のソースはト
ランジスタQ1の基板に接続されている。
【0058】図11は、本発明の第3の観点に係る実施
例における電圧印加回路30の構成を示す図である。図
11において、Q1〜Q3,Q5〜Q8,Q10,Q1
1はN型MOSトランジスタ、Q4,Q9はP型MOS
トランジスタ、INV1〜INV3はNOTゲート回
路、C1,C2はコンデンサ、n1 〜n3 は電圧印加回
路30の内部ノード,nPwell は電圧印加回路30のP
ウェル300のノード、Vneg (Vneg<0)は負の電
源電圧、Vcc(Vcc>0)は正の電源電圧、VGND (V
GND =0)はグラウンド(接地)電位を示す。
【0059】なお、負の電源電圧Vneg は、例えば電圧
印加回路30が適用される半導体装置に備えられたチャ
ージポンプ回路(図示せず)から供給され、正の電源電
圧V ccおよび接地電圧VGND はそれぞれ、電圧印加回路
30が適用される半導体装置の正電源用および接地電源
用の電源端子から供給される電源の電圧である。また、
NOT回路INV1,INV2には電圧Vccの正電源と
電圧VGND のグラウンド電源が、NOT回路INV3に
は電圧Vccの正電源と電圧Vneg の負電源が供給されて
いる。従って、NOT回路INV1〜INV3の出力信
号の電圧はは、それぞれの電源電圧の範囲で変化する。
【0060】以下、電圧印加回路30の回路接続を説明
する。電圧印加回路30が適用される半導体装置を選択
する正論理のチップイネーブル信号ΦCEは、NOT回路
INV1の入力端子およびトランジスタQ4のゲートに
入力される。NOT回路INV1の出力は、NOT回路
INV2,INV3の入力端子、トランジスタQ9,Q
10のソース、および、トランジスタQ2,Q3のゲー
トに接続される。NOT回路INV2の出力は、コンデ
ンサC1の一端に接続され、コンデンサC1を介してト
ランジスタQ6のゲートとソース、および、トランジス
タQ5のドレインに接続される。NOT回路INV3の
出力は、トランジスタQ11のソースに接続されてい
る。
【0061】トランジスタQ1のバックゲートは電圧印
加回路30のPウェルに接続され、トランジスタQ1の
ドレインは電圧VGND の電源に接続される。トランジス
タQ2のソースは電圧VGND の電源に接続され、トラン
ジスタQ2のゲートはトランジスタQ7のドレイン、ト
ランジスタQ8のソース、コンデンサC2の他端、およ
び、トランジスタQ9,Q10のゲートに接続される。
トランジスタQ3のソースはトランジスタQ2のドレイ
ン、Pウェルに接続される。トランジスタQ4のソース
はトランジスタQ5のソースに接続され、トランジスタ
Q4のドレインは電圧Vccに接続される。
【0062】トランジスタQ5のゲートは電圧Vccに接
続され、トランジスタQ5のソースはトランジスタQ4
のソースに接続され、トランジスタQ5のドレインはコ
ンデンサC1の他端、および、トランジスタQ6のゲー
トとソースに接続される。トランジスタQ6のゲートと
ソースは、コンデンサC1の他端およびトランジスタQ
5のドレインに接続される。トランジスタQ7のソース
はトランジスタQ6のドレインに接続され、トランジス
タQ7のゲートはコンデンサC2の一端およびトランジ
スタQ11のドレインに接続され、トランジスタQ7の
ドレインは、コンデンサC2の他端、トランジスタQ
2,Q9,Q10のゲート、および、トランジスタQ8
のソースに接続される。
【0063】トランジスタQ8のソースはトランジスタ
Q7のドレイン、トランジスタQ2,Q9、Q10のゲ
ート、および、コンデンサC2の他端に接続され、トラ
ンジスタQ8のゲートはNOT回路INV1の出力端
子、NOT回路INV2,3の入力端子、トランジスタ
Q3のゲート、および、トランジスタQ9,Q10のソ
ースに接続され、トランジスタQ3のドレインは電圧V
neg の電源に接続される。トランジスタQ9のドレイン
は電圧Vccの電源に接続され、トランジスタQ9のゲー
トはトランジスタQ2,Q10のゲート、コンデンサC
2の他端、トランジスタQ8のソース、および、トラン
ジスタQ7のドレインに接続され、トランジスタQ9の
ソースはNOT回路INV1の出力端子、NOT回路I
NV2,3の入力端子、トランジスタQ3,Q8のゲー
ト、および、トランジスタQ10のソースに接続され
る。
【0064】トランジスタQ10のゲートは、トランジ
スタQ2,Q9のゲート、コンデンサC2の他端、トラ
ンジスタQ8のソース、および、トランジスタQ7のド
レインに接続され、トランジスタQ10のソースはトラ
ンジスタQ9のソースはNOT回路INV1の出力端
子、NOT回路INV2,3の入力端子、トランジスタ
Q3,Q8のゲート、および、トランジスタQ9のソー
スに接続され、トランジスタQ10のドレインは電圧V
neg の電源に接続される。トランジスタQ11のゲート
は電圧Vccの電源に接続され、トランジスタQ11のド
レインはトランジスタQ7のゲート、および、コンデン
サC2の一端に接続され、トランジスタQ11のソース
はNOT回路INV2の出力端子に接続される。
【0065】上述の各部分の内、NOT回路INV1,
INV2、コンデンサC1、および、トランジスタQ4
〜Q7はブートストラップ回路302を構成しており、
電圧Vccを昇圧して電圧Vccよりも高い電圧VH (≒2
cc)を発生する。なお、トランジスタQ5,Q11
は、P型MOSトランジスタQ4,Q9が高電圧が印加
された場合にラッチアップを生じやすいので、これらの
ラッチアップを防止するために設けられたものである。
また、トランジスタQ10は、NOT回路INV1の出
力信号の論理値が0の場合にノードn1 を電圧Vneg
で引き下げる役割を果たす。
【0066】以下、電圧印加回路30の各部分の動作を
説明する。信号ΦCEは正論理であり、信号ΦCEの論理値
が1(電圧H≒Vcc)である場合に電圧印加回路30が
適用される半導体装置が活性化し、信号ΦCEが論理値0
(電圧L≒VGND )である場合に電圧印加回路30が適
用される半導体装置が不活性化する(スタンバイ状態に
なる)。信号ΦCEが論理値0である場合、電圧印加回路
30の各部分は以下のような状態になる。
【0067】
【表1】信号ΦCEが論理値0の定常状態において、 (1) トランジスタQ4はオン状態(導通状態)とな
る。 (1-1) ノードn3 は電圧Vccとなり、コンデンサC1
のノード3側には正の電荷が蓄積される。 (1-1-1) トランジスタQ6はオン状態となる。 (2) NOT回路INV1の出力信号は論理値1とな
る。 (2-1) トランジスタQ8はオン状態になる。 (2-1-1) ノードn4 は電圧Vneg となる。 (2-2) トランジスタQ3はオン状態になる。 (2-3) NOT回路INV2の出力信号は論理値0(≒
GND )となる。 (2-3-1) ノードn2 の電圧はVGND となる。 (2-4) NOT回路INV3の出力信号は論理値0(≒
neg )となる。 (2-4-1) トランジスタQ7はオフ状態となる。 但し、(1) 等の記号は因果関係をも示し、例えば(1-1)
は(1) に示された事象が原因となって発生する事象を示
している。
【0068】上述のように、信号ΦCEが論理値0の場
合、トランジスタQ3がオン状態となるので、Pウェル
300には電圧Vneg が印加されることになる。従っ
て、電圧印加回路30が適用される半導体装置が不活性
化されている間はトランジスタQ1のサブスレッショル
ド電流を低減することができる。
【0069】ここで、電圧印加回路30が適用される半
導体装置が活性化される場合には、信号ΦCEが論理値1
となった場合には、電圧印加回路30の各部は以下のよ
うな状態になる。
【0070】
【表2】信号ΦCEが論理値1の定常状態において、 (1) トランジスタQ4はオフ状態(非導通状態)と
なる。 (2) NOT回路INV1の出力信号は論理値0とな
る。 (2-1) トランジスタQ8はオフ状態になる。 (2-2) トランジスタQ3はオフ状態になる。 (2-3) NOT回路INV2の出力信号は論理値1(≒
cc)となる。 (2-3-1) ノードn2 は電圧Vccとなり、ノードn3 の電
圧は信号ΦCEが論理値0から論理値1に変化した直後の
電圧VH に保たれる。 (2-4) NOT回路INV3の出力信号は論理値1(≒
cc)となる。 (2-4-1) トランジスタQ7はオン状態となる。 (2-4-1-1) ノードn3 はほぼノードn4 と同電位とな
る。 (2-4-1-1-1) トランジスタQ2,Q10がオン状態に、
トランジスタQ9がオフ状態になり、ノードn1が電圧
neg となる。 但し、(1) 等の記号は因果関係をも示し、例えば(2-1)
は(2) に示された事象が原因となって発生する事象を示
している。
【0071】トランジスタQ2には正電源の電圧Vcc
りも高い電圧VH が印加されることになり、トランジス
タQ2の電流駆動力が向上する。従って、Pウェル30
0の電位をトランジスタQ2に単に電圧Vccを印加する
場合に比べて、Pウェル300をより速く電圧VGND
することができる。上述のように、信号ΦCEが論理値1
の場合、トランジスタQ2がオン状態となるので、Pウ
ェル300がすばやく電圧VGND となる。従って、電圧
印加回路30が適用される半導体装置は短時間の内にス
タンバイ状態から通常の動作状態に遷移することができ
る。
【0072】次に、図12を参照して電圧印加回路30
における信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各
部分の電圧の変化を説明する。なお、図12に示す各記
号は、図11に示した電圧印加回路32の同一記号を付
して示した各部分の電圧を示す(以下、図14、図16
に同じ)。図12に示すように、チップセレクト信号Φ
CEが論理値0から論理値1(電圧VGND から電圧Vcc
に変化すると、ノードn1が電圧Vneg に変化し、ノー
ドn3が電圧VH に変化し、ノードn2が電圧Vccに変
化する。以上の変化によりトランジスタQ2を介して接
地電圧VGND の電源とPウェル300とが接続され、P
ウェル300は短時間の内に電圧VGND となる。上述の
ように、電圧印加回路30が適用される半導体装置は、
信号ΦCEが論理値0から1に変化した後に速やかにスタ
ンバイ状態から動作状態に状態遷移する。
【0073】以下、本発明の第4の観点に係る実施例を
説明する。図13は、本発明の第4の観点に係る実施例
における電圧印加回路32の構成を示す図である。電圧
印加回路32の各部分は、第3の観点に係る実施例にお
ける電圧印加回路30に同一符号を付した各部分に同じ
である。電圧印加回路32は、トランジスタQ2の劣化
を防止するために、ノードn4と正電源との間を抵抗R
を介して接続してある点で第3の観点に係る実施例に示
した電圧印加回路30と異なっている。
【0074】本発明の第3の観点に係る実施例における
電圧印加回路30は、電圧印加回路30が適用される半
導体装置が信号ΦCEにより選択されている間ずっと、ノ
ードn4が電圧VH となるので、トランジスタQ2の酸
化膜が劣化するという懸念がある。本発明の第4の観点
に係る実施例における電圧印加回路32は、上述の電圧
印加回路30のトランジスタQ2への懸念を解消するた
めのものである。
【0075】以下、図14を参照して電圧印加回路32
における信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各
部分の電圧の変化を説明する。電圧印加回路32は、基
本的には電圧印加回路30と同じ動作を行う。つまり、
図14に示すように、チップセレクト信号ΦCEが論理値
0から論理値1(電圧VGND から電圧Vcc)に変化する
と、ノードn1が電圧Vneg に変化し、ノードn3が電
圧VH に変化し、ノードn2が電圧Vccに変化する。以
上の変化によりトランジスタQ2を介して接地電圧V
GND の電源とPウェル300とが接続され、Pウェル3
00は短時間の内に電圧VGND となる。
【0076】さらに時間の経過とともに、ノードn4か
ら抵抗Rを介して電流が正電源(V cc)に流れるので、
ノードn3およびノードn4の電圧が次第に電圧Vcc
近づいてゆく。ここで、電圧Vneg は、上述のように電
圧印加回路32が適用される半導体装置のチャージポン
プで発生される。このようなチャージポンプの電流容量
は通常0.1μA程度である。チャージポンプの電流容
量をこれ以上に増加することは可能であるが、この電流
はスタンバイ時に消費されるので、チャージポンプの電
流容量の増大はスタンバイ時の消費電力を小さくしたい
という要請に反することになる。従って、チャージポン
プの電流容量をこのままとした場合、抵抗Rの抵抗値を
低くすると電圧Vneg の発生が困難になるので、抵抗R
の抵抗値は、下式のように6MΩ以上とする必要があ
る。
【0077】
【数4】 Is ={5−(−1)}/R<0.1 従って、R>6MΩ …(4) 但し、Is は抵抗Rに流れる電流、Rは抵抗Rの抵抗値
であり、Vcc=5V、Vneg =−1Vとした場合の値で
ある。
【0078】例えば、ノードn3,n4が電圧Vccにな
った場合に、すでにPウェル300が電圧VGND になっ
ていることを条件として、抵抗Rの値を最適化してPウ
ェル300の速やかな電圧Vccへの変化、および、トラ
ンジスタQ2の酸化膜破壊防止の両立を図ることが可能
である。
【0079】以上のように構成することにより、電圧印
加回路32は第3の観点に係る実施例に示した電圧印加
回路30と同等の機能を実現することができる。さら
に、電圧印加回路32が適用される半導体装置が活性化
してPウェル300が電圧VGND になった後、速やかに
ノードn4が電圧Vccに戻るので、トランジスタQ2の
劣化が防止可能であり、従って半導体装置の信頼性を高
めることができる。
【0080】以下、本発明の第5の観点に係る実施例を
説明する。図15は、本発明の第5の観点に係る実施例
における電圧印加回路34の構成を示す図である。以下
に説明しない電圧印加回路34の各部分は、第3および
第4の観点に係る実施例に示した電圧印加回路30,3
2の同一符号または記号を付した各部分に同じである。
電圧印加回路34は、本発明の第4の観点に係る実施例
に示した電圧印加回路32と基本的には同一の動作をす
る。ただし、電圧印加回路34が適用される半導体装置
の活性化後により速やかにノードn4の電圧を電圧Vcc
とするために、電圧印加回路32における抵抗Rを遅延
回路340、トランジスタQ11,Q12、および、コ
ンデンサC3から構成される放電回路342に置換して
ある。
【0081】遅延回路340は、例えばNOT回路を偶
数個直列に接続して、あるいは、クロック信号を用いて
同期的に信号ΦCEを遅延する回路である。遅延回路34
0は、信号ΦCE電圧印加回路34が適用される半導体装
置のPウェル300が電圧Vneg から電圧VGND に変化
するために充分な時間(図16に示す遅延時間Td )だ
け遅延してトランジスタQ12のソースに供給する。な
お、遅延回路340は、少なくとも信号ΦCEの立ち上が
りのみを遅延させればよい。
【0082】トランジスタQ12のソースは電圧印加回
路340の出力端子に接続され、トランジスタQ12の
ドレインにはコンデンサC3の一端、および、トランジ
スタQ11のゲートが接続され、トランジスタQ12の
ゲートは電圧Vccの電源に接続される。トランジスタQ
12、および、コンデンサC3は、トランジスタQ11
のラッチアップ防止のために設けられている。トランジ
スタQ11のソースは電圧Vccの電源に接続され、トラ
ンジスタQ11のゲートはコンデンサC3の一端、およ
び、トランジスタQ2,Q9,Q10のゲート、トラン
ジスタQ7のドレイン、トランジスタQ8のソース、お
よび、コンデンサC2の他端(ノードn4)に接続され
る。
【0083】以下、図16を参照して電圧印加回路34
における信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各
部分の電圧の変化を説明する。電圧印加回路34が適用
される半導体装置がスタンバイの場合、つまり信号Φ CE
が論理値0の場合、トランジスタQ11はオフ状態とな
っており、トランジスタQ11には電流が流れない。チ
ップセレクト信号ΦCEが論理値0から論理値1(電圧V
GND から電圧Vcc)に変化すると、ノードn1が電圧V
neg に変化し、ノードn3が電圧VH に変化し、ノード
n2が電圧Vccに変化する。以上の変化によりトランジ
スタQ2を介して接地電圧VGND の電源とPウェル30
0とが接続され、Pウェル300は短時間の内に電圧V
GND となる。
【0084】信号ΦCEが論理値1になったのち、遅延回
路340が信号ΦCEに与える遅延時間Td が経過する
と、トランジスタQ11の電圧は電圧Vccとなり、オン
状態になる。従って、トランジスタQ11を介して、ノ
ードn4から電流が電圧Vccの電源に流れて速やかにノ
ードn4の電圧は電圧Vccとなる。以上のように電圧印
加回路34を構成することにより、電圧Vneg を発生す
るチャージポンプの電流容量を小さくしつつトランジス
タQ2のゲート等の絶縁破壊を有効に防止することが可
能である。
【0085】以下、本発明の第6の観点に係る実施例を
説明する。図17は、本発明の第6の観点に係る実施例
における半導体装置40の構成を説明する図である。半
導体装置40の各部分において、第3〜第5の観点に係
る実施例に示した電圧印加回路30〜34と同一符号ま
たは記号を付した各部分は同一である。半導体装置40
は、例えばSRAMであって、メモリセルが電気的に分
離可能なn個のPウェル300a〜300nに分割、配
置されたものである。半導体装置40は、このPウェル
300a〜300nにそれぞれ対応して電圧印加回路3
0〜34のいずれかが個別に設けられた構成になってい
る。
【0086】図17において、信号ΦWa〜ΦWnはそれぞ
れ、Pウェル300a〜300nに設けられたトランジ
スタQ1a〜Q1nを含む回路を選択する正論理の信号
である。信号ΦCEは第6の観点に係る実施例において
は、半導体装置40全体を選択する信号として用いられ
ている。信号ΦWa〜ΦWnと信号ΦCEとは、AND回路4
02a〜402nにおいて論理積がとられ、各Pウェル
300a〜300nに対応する電圧印加回路30〜34
のいずれかに入力される。
【0087】各Pウェル300a〜300nに対応する
電圧印加回路30〜34のいずれかは、それぞれ入力さ
れるAND回路402a〜402nの出力信号が論理値
0の場合に対応する各Pウェル300a〜300nを電
圧Vneg としてスタンバイ状態にする。各Pウェル30
0a〜300nに対応する電圧印加回路30〜34のい
ずれかは、それぞれ入力されるAND回路402a〜4
02nの出力信号が論理値0から1に変化した場合に上
述のように対応するPウェル300a〜300nを電圧
ccとして活性化させる。以上のように半導体装置40
を構成することにより、半導体装置40に設けられた複
数のウェルごとにスタンバイ状態と活性化状態との状態
遷移を行うことができる。従って、不要なウェルを活性
化することがないので、半導体装置40の消費電力をよ
り小さくすることができる。
【0088】以上述べたように、本発明の第3〜第5の
観点に係る実施例に示した電圧印加回路によれば、電源
電圧およびしきい値電圧を低電圧化した半導体装置の動
作速度および動作の安定性の維持とスタンバイ時の消費
電力の低減を両立することができる。また、スタンバイ
状態から活性化状態への状態遷移に要する時間を短縮で
きる。また、本発明の第6の観点に係る実施例に示した
半導体装置によれば、特に高密度化およびウェルの多分
割化がなされた半導体装置における低消費電力化をはか
ることが可能である。なお、本発明の第3〜第6の観点
の実施例に示した電圧印加回路および半導体装置は、ビ
ルトインポテンシャルを利用してウェルの電位を制御す
る具体的な回路を示したものである。従って、上述した
実施例に限定されず、例えば各実施例に示した変形例の
ように本発明の範囲内で種々に改変することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、MOSトランジスタが形成された半導体装置におい
て、電源電圧の低電圧化を図ることが可能になると共
に、低スタンバイ電流化を図ることが可能になる。ま
た、本発明を用いてSRAMのメモリセルを構成すれ
ば、メモリセルの動作時の安定性確保と、スタンバイ時
の消費電力の低減という二つの課題を同時に達成するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の概略構成
図である。
【図2】基板バイアス効果を示すグラフである。
【図3】基板バイアスに対するダイオード電流の影響を
示すグラフである。
【図4】SRAM用メモリセルの等価回路図である。
【図5】SRAM用メモリセルの動作安定性を示すバタ
フライプロット図である。
【図6】図1に示す正電圧発生回路の回路例を示す回路
図である。
【図7】図1に示す正電圧発生回路のその他の回路例を
示す回路図である。
【図8】本発明の他の実施例に係る半導体装置の概略構
成図である。
【図9】本発明のさらにその他の実施例に係る半導体装
置の概略構成図である。
【図10】図9に示す実施例のビルトインポテンシャル
を説明するエネルギーバンド図である。
【図11】本発明の第3の観点に係る実施例における電
圧印加回路の構成を示す図である。
【図12】図11に示した本発明の電圧印加回路におけ
る信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各部分の
電圧の変化を説明する。
【図13】本発明の第4の観点に係る実施例における電
圧印加回路の構成を示す図である。
【図14】図13に示した本発明の電圧印加回路におけ
る信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各部分の
電圧の変化を説明する。
【図15】本発明の第5の観点に係る実施例における電
圧印加回路の構成を示す図である。
【図16】図15に示した本発明の電圧印加回路におけ
る信号ΦCEの論理値の変化の直前および直後の各部分の
電圧の変化を説明する。
【図17】本発明の第6の観点に係る実施例における半
導体装置の構成を説明する図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 4,50,61… Pウェル(基板側拡散層) 6,60… Nウェル 10,54… p+ 拡散層 12,14,51,52,62… n+ 拡散層(素子側
拡散層) 21,58… トランジスタ 22,24,55,56,65… スイッチング素子
(切り替え手段) 26… 正電圧発生回路 57… 負電圧発生回路 30,32,34…電圧印加回路 300…Pウェル 302…ブートストラップ回路 342…放電回路 40…半導体装置 402…AND回路 Q1〜Q12…トランジスタ INV…NOT回路 R…抵抗 C1〜C3…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 481 7210−4M

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板側拡散層内に形成された素子側拡散
    層に対して、基板側拡散層を浅く順方向バイアスとして
    いる半導体装置。
  2. 【請求項2】 基板側拡散層であるP型ウェルの電位を
    接地電位より0.1〜0.4V高くバイアスしてある請
    求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 基板側拡散層であるN型ウェルの電位を
    接地電位より0.1〜0.4V低くバイアスしてある請
    求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 バイアスされた基板側拡散層内にメモリ
    セルアレイが形成され、基板側拡散層の電位を、スタン
    バイ時には、素子側拡散層と同電位または逆バイアスに
    切り換える切り替え手段を有する請求項1〜3のいずれ
    かに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 基板側拡散層内に、素子側拡散層が形成
    された半導体装置において、基板側拡散層の電位を、動
    作時には接地電位とし、スタンバイ時には負電位にバイ
    アスする負電位発生手段および切り替え手段を有する半
    導体装置。
  6. 【請求項6】 上記負電位発生手段は、ビルトインポテ
    ンシャルを利用して負電位を発生することを特徴とする
    請求項5に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 基板側拡散層は、所定電位にバイアスさ
    れた第1の導電領域と、この第1の導電領域中に形成さ
    れ、電位が固定されていない第2の導電領域とから成
    り、第2の導電領域内に素子側拡散層が形成してある半
    導体装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の導電領域に対して、電位を固
    定する状態と、電位を固定しない浮遊電位の状態とに切
    り換える切り替え手段を有する請求項7に記載の半導体
    装置。
  9. 【請求項9】 上記素子側拡散層が、SRAMのメモリ
    セル用拡散層である請求項5〜8のいずれかに記載の半
    導体装置。
  10. 【請求項10】 基板側拡散層の電位を、動作時には接
    地電位とし、スタンバイ時には負電圧にバイアスするた
    めの切り換え手段が、動作時において、ゲート電極に電
    源電圧以上の電圧が印加されたトランジスタにより接地
    電位に接続されるトランジスタを有することを特徴とす
    る請求項5に記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 上記ゲート電極に少なくとも動作時に
    上記ゲート電極の電位が電源電圧になるまで上記ゲート
    電極と電源間に電流を逃がすための電流パスが設けられ
    たことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
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