JP4138718B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、スタティック型半導体記憶装置、即ちSRAM(SRAM: Static Random Access Memory)のスタンドバイ電流の低減に関する。
SRAM(典型的には6個のトランジスタで1ビットを記憶する)は、LSI(LSI: Large Scale Integrated circuit)全般で広く使用されている。しかし、SRAMでは、LSIの微細化及び低電圧化に伴って、スタンドバイ時のメモリセルにおけるリーク電流増加が問題となっている。ここで、スタンドバイ時とは、メモリセルが非選択状態にある時を意味する。
即ち、LSIの微細化及び高集積化に伴って、SRAM内で使用されるMOSFET(MOSFET: Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)のゲート酸化膜の膜厚が減少している。このため、ゲート酸化膜をトンネルして流れるリーク電流(ゲートリーク)が大きくなり、スタンドバイ時のリーク電流全体が増大する原因となっている。また、LSIの低電圧化に伴い、MOSFETの閾値電圧も低下し、オフ時の漏れ電流(サブスレッショルドリーク)も大きくなっている。
SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための対策として、回路的な観点から、スタンドバイ時にセルアレイの電位を制御して、MOSFETに掛る電界を緩和する方法が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
Masanao Yamada et al.、" A 300MHz 25μA/Mb Leakage On-Chip SRAM Module ...", ISSCC 2004/ SESSION 27/ SRAM/ 27.2, pp. 494-495.
本発明は、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧)を効果的に緩和し、スタンドバイリークを削減することが可能なSRAM型の半導体記憶装置を提供することを目的とする。
本願発明の一態様によれば、SRAM(SRAM: Static Random Access Memory)の複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルを選択する複数のワード線と、前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数の相補対のデータ線と、第1の駆動電位を各メモリセルに供給する第1の電位線と、第2の駆動電位を各メモリセルに供給する第2の電位線と、前記第1及び第2の電位線の一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第1の追加FET(FET: Field-Effect Transistor)と、前記メモリセルの選択時に、前記第1の追加FETをオン状態とする選択信号を、前記第1の追加FETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、前記第1の追加FETと並列となるように前記一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第2の追加FETと、バイアス電位を生成すると共に、前記第2の追加FETのゲート端子に供給するバイアス生成回路と、前記バイアス生成回路は、前記第1及び第2の駆動電位間の電位差の変動及び各メモリセルの交差帰還回路を形成するFETの閾値電圧の変動の一方または双方を反映するように前記バイアス電位を生成することと、を具備することを特徴とする半導体記憶装置が提供される
本願発明の一態様によれば、複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの夫々は、第1乃至第4のNMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FETと第1及び第2のPMISFETとを含むことと、前記第1のNMISFETのドレイン端子と前記第1のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第2のNMISFETのドレイン端子と前記第2のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETのゲート端子は、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第3のNMISFETのソース端子とに接続されることと、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETのゲート端子は、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第4のNMISFETのソース端子とに接続されることと、前記メモリセルを選択する複数のワード線と、各ワード線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのゲート端子に接続されることと、前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数の相補対のデータ線と、各相補対のデータ線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのドレイン端子に夫々接続されることと、前記第1のPMISFET及び前記第2のPMISFETのソース端子を第1の駆動電位の供給源に接続する第1の電位線と、前記第1のNMISFET及び前記第2のNMISFETのソース端子を前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位の供給源に接続する第2の電位線と、前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第5のNMISFETと、前記メモリセルの選択時に、前記第5のNMISFETをオン状態とする選択信号を、前記第5のNMISFETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、第1のバイアス電位を生成する第1のバイアス生成回路と、前記第1のバイアス生成回路は、前記第1及び第2の駆動電位を両端に供給される第1のパス上の第1のノードから前記第1のバイアス電位を出力するように構成されることと、前記第5のNMISFETと並列となるように、ソース端子が前記第2の電位線に接続され、ドレイン端子が前記第2の駆動電位の供給源に接続され、ゲート端子が前記第1のバイアス生成回路の前記第1のノードに接続された、前記第2の電位線を選択的に導通させる第3のPMISFETと、を具備することを特徴とする半導体記憶装置が提供される
更に、本発明に係る実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されることで発明が抽出された場合、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
本発明に係る半導体記憶装置によれば、スタンドバイ電圧を効果的に緩和し、スタンドバイリークを削減することが可能となる。
本発明者等は、本発明の開発の過程において、SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための従来の回路的な対策について研究を行った。その結果、以下に述べるような知見を得た。
図1は、SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための従来の回路的な対策の一例を示す図である。SRAMのメモリセルアレイMCAには、複数のメモリセルがマトリックス状に配列される。しかし、図1においては、便宜上、1つのメモリセルのみを拡大した状態で示す。
図1に示すように、各メモリセルは、6つのトランジスタ、即ち2つのドライバトランジスタDV1、DV2と、2つのロードトランジスタLD1、LD2と、2つのトランスファーゲートトランジスタXF1、XF2を含む。トランジスタDV1、DV2、XF1、XF2はN(Nチャネル型)MOSFETからなり、トランジスタLD1、LD2はP(Pチャネル型)MISFETからなる。ドライバトランジスタDV1、DV2とロードトランジスタLD1、LD2とは、交差帰還回路を形成するように接続される。
メモリセルの選択時には、トランジスタLD1、LD2のソース電位(高電位側)VDD_cell、及びトランジスタDV1、DV2のソース電位(低電位側)VSS_cellが、夫々電源電位VDD及び接地電位VSSとなる。スタンドバイリークを減少させるための回路的な対策のない通常のSRAMでは、スタンドバイ時でも、電位VDD_cell及び電位VSS_cellが、夫々電源電位VDD及び接地電位VSSのままである。しかし、図1に示す装置では、スタンドバイ時に、低電位VSS_cellのレベル(高電位VDD_cellのレベルであってもよい)を制御することにより、スタンドバイリークを減少させる。
具体的には、低電位VSS_cell側のノードとVSS電位源とを接続する電位線上に、これを選択的に導通させる第1及び第2の追加トランジスタ(NMOSFET)NA、NBが並列に配設される。一方の追加トランジスタNAは、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となるように、そのゲート端子に選択信号が供給される。他方の追加トランジスタNBは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で配設される。トランジスタNBは、トランジスタNAのオフ状態において、メモリセルに生じる電圧降下によりオン状態となる。
図2は、図1に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図である。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタNAを通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。一方、メモリセルの非選択時に、トランジスタNAのオフ状態となると、リークにより、低電位VSS_cellのレベルは、図2に示すように、接地電位VSSから次第に上昇する。低電位VSS_cellがトランジスタNBの閾値電圧Vth(NB)まで上昇すると、トランジスタNBがターンオンする。
この結果、低電位VSS_cellのレベルは、閾値電圧Vth(NB)によってクランプされる。従って、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、以下の式(1)で表される値にクランプされる。
VSB=VDD−VSS−Vth(NB) …(1)
また、以下の式(2)で表されるように、第2の追加トランジスタNBの直列接続数Mを増やすことにより、スタンドバイ電圧を更に緩和することができる。
VSB=VDD−VSS−Vth(NB)×M …(2)
このように、低電位VSS_cell側のノードとVSS電位源とを接続する電位線上にダイオード接続のMOSFETを挿入することにより、スタンドバイ電圧VSBを容易に緩和することができる。しかし、この対策では、保持データが破壊しないようにするためには電源電位VDDの変動、メモリセルトランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)などに対応して、保護回路(追加トランジスタNB)対して十分なマージンを確保しておかなければならない。
具体的には、例えば電源電位VDDが±10%で変動する場合、リークが最大となるのはVDD+10%の電位上昇時である。ところが、VDD−10%の電位下降時でも十分セルデータが保持できるスタンドバイ電圧を確保しておく必要がある。もしも、第2の追加トランジスタNBの直列接続数MをVDD+10%のみに合わせて設定すると、VDD−10%の際に、メモリセルに生じる電圧降下が大きくなり過ぎ、セルデータが破壊される可能性がある。
このように、図1に示す対策では、VDDの変動、トランジスタの閾値電圧Vthの変動などに対するマージンを確保する必要がある。このため、図1に示す対策では、それほどスタンドバイ電圧を緩和できないという問題がある。
以下に、このような知見に基づいて構成された本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図3は、本発明の第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を示すブロック図である。このSRAMは、マトリクス状に配置されたアドレス毎に、メモリセル24が配設されたメモリセルアレイ21を有する。メモリセルアレイ21の行毎にメモリセルを選択するワード線WLが接続される。また、メモリセルアレイ21の列毎にメモリセルに対するデータの送受を行う相補対のデータ線BL、/BLが接続される。
ワード線WLを選択するため、行アドレスバッファ11及び行デコーダ13が配設される。データ線BL、/BLを選択するため、列アドレスバッファ15及び列デコーダ17が配設される。また、データ線BL、/BLには、記憶データの読み出しを行うためのセンス回路19が接続される。行アドレスバッファ11及び列アドレスバッファ12は、アドレス信号及びデータ信号等を生成する制御部CS1に接続される。制御部CS1は、メモリセルアレイ21等と同一基板上に混載されるか、或いはメモリセルアレイ21等とは別の素子として形成される。
図4は、図3に示すメモリセルアレイ21内の1つのメモリセル24を拡大して示す図である。図4に示すように、各メモリセルは、6つのトランジスタ、即ち2つのドライバトランジスタDV1、DV2と、2つのロードトランジスタLD1、LD2と、2つのトランスファーゲートトランジスタXF1、XF2とを含む。トランジスタDV1、DV2、XF1、XF2は、NMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタLD1、LD2は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタDV1、DV2の対、トランジスタXF1、XF2の対、及びトランジスタLD1、LD2の対の夫々において、両トランジスタは互いに同じ仕様(サイズ、レイアウトパターンなど)で同じ閾値電圧を有するように設計される(同じプロセス工程で形成される)。
ドライバトランジスタDV1、DV2とロードトランジスタLD1、LD2とは、交差帰還回路を形成するように接続される。即ち、トランジスタDV1、LD1のドレイン端子が互いに接続される。トランジスタDV2、トランジスタLD2のドレイン端子が互いに接続される。トランジスタDV1、LD1のゲート端子が、トランジスタDV2、LD2のドレイン端子とトランスファーゲートトランジスタXF2のソース端子とに接続される。トランジスタDV2、LD2のゲート端子が、トランジスタDV1、LD1のドレイン端子とトランスファーゲートトランジスタXF1のソース端子とに接続される。
ワード線WLの夫々は、トランジスタXF2、XF1のゲート端子に接続される。相補対のデータ線BL、/BLの各対は、トランジスタXF2、XF1のドレイン端子に夫々接続される。トランジスタLD1、LD2のソース端子は、電位線DLを介して、電源電位(第1の駆動電位)VDDの供給源に接続される。トランジスタDV1、DV2のソース端子は、電位線SLを介して、接地電位(第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位)VSSの供給源に接続される。
図5は、第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。図5に示すように、接地電位VSSに接続された電位線SL上に、電位線SLを選択的に導通させる第1の追加トランジスタN1が配設される。トランジスタN1は、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタN1のゲート端子には、メモリセルの選択時に、トランジスタN1をオン状態とする選択信号SELが、選択信号供給線L1を介して供給される(例えば制御部CS1から)。即ち、トランジスタN1は、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となる。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタN1を通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。
電位線SL上にはまた、電位線SLを選択的に導通させる第2及び第3の追加トランジスタP1、P2が、第1の追加トランジスタN1と並列となるように配設される。トランジスタP1、P2は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタP1、P2のゲート端子には、夫々バイアスジェネレータ31で生成されたバイアス電位pg1、pg2が常時供給される。トランジスタP1、P2は、トランジスタN1のオフ状態において、対応するメモリセルに生じる電圧降下によりバイアス電位pg1、pg2を基準としてオン状態となる。後述するように、トランジスタP1、P2は、いずれか一方のみが、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)をクランプする上で機能する。
バイアスジェネレータ31は、バイアス電位pg1、pg2が、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。このため、バイアスジェネレータ31は、電源電位VDD及び接地電位VSSを両端に供給される2つのパス(即ち2つのバイアス生成回路)33、35を有し、パス33、35上には、下記のような所定のデバイスが配設される。バイアス電位pg1、pg2は、電源電位VDD及び接地電位VSS間の電位であり、2つのパス33、35上の可変的に位置設定される出力ノードO1、O2から夫々出力される。
具体的には、第1のパス33上には、電源電位VDDの供給端側から順に、トランジスタRepLD、RepP1、複数の抵抗器Rmが直列に配設される。第2のパス35上には、電源電位VDDの供給端側から順に、トランジスタRepDV、RepP2、複数の抵抗器Rnが直列に配設される。トランジスタRepLD、RepP1、RepP2は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタRepDVは、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。各トランジスタRepLD、RepP1、RepDV、RepP2は、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態でパス33、35上に配設される。
トランジスタRepLD、RepDVは、夫々、メモリセルの交差帰還回路を形成するロードトランジスタ(LD1またはLD2)及びドライブトランジスタ(DV1またはDV2)のレプリカトランジスタからなる。トランジスタRepP1、RepP2は、電位線SL上に配設された追加トランジスタP1、P2のレプリカトランジスタからなる。即ち、トランジスタRepLD、RepP1、RepDV、RepP2は、夫々、トランジスタLD1(またはLD2)、P1、DV1(またはDV2)、P2と同じ仕様(サイズ、レイアウトパターンなど)で同じ閾値電圧を有するように設計される(同じプロセス工程で形成される)。
図6は、図5に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図である。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタN1を通して、低電位VSS_cell側のノードに接地電位VSSが印加される。一方、メモリセルの非選択時に、トランジスタN1のオフ状態となると、リークにより、低電位VSS_cell側のノードの電位レベルは、VSSから次第に上昇する。低電位VSS_cellがトランジスタP1、P2の内の低い方のレベルにある閾値電圧を越えると、そのトランジスタP1またはP2がターンオンする。その結果、このターンオンしたトランジスタP1またはP2によって、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)がクランプされる。
ここで、2つのパス33、35におけるバイアス電位の設定は、基本的に同じ原理に基づくため、まず、第1のパス33に注目して説明を行う。即ち、上述のように、ダイオード接続されたレプリカトランジスタRepLDは、ロードトランジスタ(LD1またはLD2)と同じ閾値電圧を有する(Vth(RepLD)=Vth(LD))。ダイオード接続されたレプリカトランジスタRepP1は、追加トランジスタP1と夫々同じ閾値電圧を有する(Vth(RepP1)=Vth(P1))。更に、トランジスタRepP1と出力ノードO1との間には、総数Xの抵抗器Rmの内で所定数(Y)が介在する。
このため、電源電位VDDと出力ノードO1の電位との差は、閾値電圧Vth(LD)、Vth(P1)の和に、抵抗分割によるマージン(IRm×Rm×(Y/X))を加えた値となる。ここで、IRmは抵抗器Rmに流れる電流を示す。従って、第1のパス33によって生成されるバイアス電位pg1は、以下の式(3)で表される。
pg1=VDD−Vth(LD)−Vth(P1)−IRm×Rm×(Y/X) …(3)
ここで、Vth(LD)、Vth(P1)、IRm×Rm×(Y/X)はトランジスタLD1(またはLD2)の閾値電圧、トランジスタP1の閾値電圧、抵抗分割によるマージンを夫々表す。
バイアス電位pg1がゲート端子に印加されたトランジスタP1は、メモリセルの低電位VSS_cellが以下の式(4)を満足するようになった時にターンオンする。
VSS_cell−pg1>Vth(P1) …(4)
この結果、第1のパス33が有効な場合、低電位VSS_cellのレベルは、以下の式(5)で表されるように、バイアス電位pg1及び閾値電圧Vth(P1)によってクランプされる。
VSS_cell=pg1+Vth(P1)
=VDD−Vth(LD)−Vth(P1)−IRm×Rm×(Y/X)+Vth(P1) …(5)
従って、第1のパス33が有効な場合、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、以下の式(6)で表される値にクランプされる。
VSB=VDD−VSS_cell=Vth(LD)+IRm×Rm×(Y/X) …(6)
同様に、第2のパス35が有効な場合、低電位VSS_cellのレベルは、以下の式(7)で表されるように、バイアス電位pg2及び閾値電圧Vth(P2)によってクランプされる。
VSS_cell=pg2+Vth(P2)
=VDD−Vth(DV)−Vth(P2)−IRn×Rn×(Y/X)+Vth(P2) …(7)
ここで、Vth(DV)、Vth(P2)、IRn×Rn×(Y/X)はトランジスタDV1(またはDV2)の閾値電圧、トランジスタP2の閾値電圧、抵抗分割によるマージンを夫々表す。
従って、第2のパス35が有効な場合、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、以下の式(8)で表される値にクランプされる。
VSB=VDD−VSS_cell=Vth(DV)+IRn×Rn×(Y/X) …(8)
しかし、実際の低電位VSS_cellのレベルは、トランジスタP1、P2の内、より低いほうのレベルでターンオンするトランジスタによってクランプされる。このため、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、以下の式(9)で表される値にクランプされる。
VSB=max(Vth(LD)+IRm×Rm×(Y/X):Vth(DV)+IRn×Rn×(Y/X)) …(9)
ここで、max(A:B)はAとBの何れか大きい方を示が有効であることを示す。
なお、典型的には、抵抗分割によるマージンIRm×Rm×(Y/X)、IRn×Rn×(Y/X)は同じ値に設定することができる。この場合、トランジスタP1、P2の内でスタンドバイ電圧VSBをクランプするのに有効となるトランジスタは、閾値電圧Vth(LD)、Vth(DV)の高低関係で決定されることとなる。
バイアス電位pg1、pg2は、対応するメモリセルに記憶されたデータが破壊されるほど低電位VSS_cellのレベルの上昇(即ちメモリセルの電圧降下)が進行する前に、トランジスタP1、P2の一方がオン状態となるように設定される。スタンドバイ(WL=L)時にSRAMのメモリセルがデータ保持できる条件は、一方のロードトランジスタLD1(またはLD2)と、他方のドライバトランジスタDV2(またはDV1)とがオン状態を維持することである。従って、バイアス電位pg1、pg2は、トランジスタLD1、LD2、DV1、DV2の1つが電圧降下によりターンオフする前に、トランジスタP1、P2の一方がオン状態となって電圧降下を止めるように設定されることが望ましい。また、製造上のばらつきにより同一アレイを構成するメモリセルであっても、閾値電圧にはばらつきが生じる。このため、トランジスタLD1、LD2、DV1、DV2の閾値電圧のばらつきを考慮し、抵抗分割によるマージン(IRm×Rm×(Y/X)またはIRn×Rn×(Y/X))を設定することができる。
上述のように、図5に示す構成では、バイアスジェネレータ31は、バイアス電位pg1、pg2が、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。このため、VDD変動、閾値電圧Vth変動などがあった場合でも、VSS_cellはそれら変動に追随して変化するので、メモリセルに印加されるスタンドバイ電圧は常に適切な値となる。この場合、従来のように、保護回路に大きなマージン確保する必要がないため、スタンドバイ電圧を効果的に緩和することが可能となり、スタンドバイリークを更に削減することが可能となる。
図5示す構成では、バイアスジェネレータ31は、ロードトランジスタLD1、LD2用及びドライバトランジスタDV1、DV2用の2つのパス(即ち2つのバイアス生成回路)33、35を有する。これは、ロードトランジスタLD1、LD2及びドライバトランジスタDV1、DV2の内で閾値電圧Vthの高低が予め把握できていないことを想定している。もし、閾値電圧Vthの高低が予め把握できている場合は、閾値電圧Vthが高い方のトランジスタ用のパスのみを配設すればよいこととなる。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。第2の実施形態に係るSRAMは、バイアスジェネレータを除いて、第1の実施形態に係るSRAMと同じ構成を有する。
図7に示すように、このSRAMのバイアスジェネレータ41は、電源電位VDD及び接地電位VSSを両端に供給される2つのパス(即ち2つのバイアス生成回路)43、45を有する。第1のパス43上には、電源電位VDDの供給端側から順に、トランジスタ群RepLDA、トランジスタ群RepLDB、トランジスタRepP1、複数の抵抗器Rmが直列に配設される。第2のパス45上には、電源電位VDDの供給端側から順に、トランジスタ群RepDVA、トランジスタ群RepDVB、トランジスタRepP2、複数の抵抗器Rnが直列に配設される。トランジスタRepP1、RepP2、複数の抵抗器Rm、Rnは、図5図示のそれらと基本的に同一である。
トランジスタ群RepLDAには、ロードトランジスタLD1(またはLD2)のレプリカトランジスタであってダイオード接続されたものがN個(Nは2以上の自然数)並列に配設される。トランジスタ群RepLDBには、ロードトランジスタLD2(またはLD1)のレプリカトランジスタであってダイオード接続されたものがN個並列に配設される。トランジスタ群RepDVAには、ドライブトランジスタDV1(またはDV2)のレプリカトランジスタであってダイオード接続されたものがN個並列に配設される。トランジスタ群RepDVBには、ドライブトランジスタDV2(またはDV1)のレプリカトランジスタであってダイオード接続されたものがN個並列に配設される。
このように、レプリカトランジスタを複数個並列接続することにより、トランジスタ群の閾値電圧のばらつきを抑えることが可能となる。このため、レプリカトランジスタ自体の閾値電圧のばらつきが悪影響を及ぼす可能性が低くなる。なお、トランジスタ群RepLDA、RepLDBをいずれか一方しか配設しない場合、及び/またはトランジスタ群RepDVA、RepDVBをいずれか一方しか配設しない場合においても、複数個のレプリカトランジスタを並列接続する構成は有効である。
また、各パス43、45にメモリセルトランジスタのレプリカトランジスタを直列接続することにより、バイアス電位pg11、pg12にメモリセルトランジスタの閾値電圧Vth変動をより反映させることができる。この場合、電源電位VDDからバイアス電位pg11、pg12への電位降下に、メモリセルトランジスタのレプリカトランジスタの2組が(RepLDAとRepLDB、またはRepDVAとRepDVB)が直列接続状態で寄与するため、抵抗器Rm、Rnの数は少なく(抵抗値は低く)することができる。
なお、トランジスタ群RepLDA、RepLDB、RepDVA、RepDVBに代えて、夫々対応する1つのレプリカトランジスタのみを配設する場合においても、メモリセルトランジスタのレプリカトランジスタを複数個の直列接続する構成は有効である。この場合の構成は、図5に示す第1及び第2のパス33、35に第2のレプリカトランジスタRepLD、RepDVを夫々追加したようなものとなる。第2のレプリカトランジスタRepLDは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で、第1のパス33上の電源電位VDDの供給端と出力ノードO1との間に、第1のレプリカトランジスタRepLDと直列に配設される。第2のレプリカトランジスタRepDVは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で、第2のパス35上の電源電位VDDの供給端と出力ノードO2との間に、第1のレプリカトランジスタRepDVと直列に配設される。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。第3の実施形態に係るSRAMは、バイアスジェネレータを除いて、第1の実施形態に係るSRAMと同じ構成を有する。
図8に示すように、このSRAMのバイアスジェネレータ51は、電源電位VDDの変動によらず一定の電流を供給するカレントミラー回路53を更に有する。カレントミラー回路53は、2つのパス(即ち2つのバイアス生成回路)33、35に並列に接続される。カレントミラー回路53のパス上にトランジスタ55が配設され、そのゲート端子が、電源電位VDDの変動に影響されない定電位源に接続される。このような構成により、バイアスジェネレータ51から出力されるバイアス電位pg21、pg22が、より安定したものとなる。
(第4の実施形態)
図9は、本発明の第4の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図である。第1乃至第3の実施形態では、スタンドバイ電圧をクランプするため(即ち、スタンドバイリークを減少させるため)、メモリセルの低電位VSS_cellのレベルを制御しているが、同様な思想で高電位VDD_cellのレベルを制御することもできる。図9に示すSRAMはかかる観点に基づいて構成される。なお、このSRAMのメモリセルアレイ21及びメモリセル24の構成は、図3及び図4に示すそれらと同一である。
図9に示すように、電源電位VDDに接続された電位線DL上に、電位線DLを選択的に導通させる第1の追加トランジスタP11が配設される。トランジスタP11は、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタP11のゲート端子には、メモリセルの選択時に、トランジスタP11をオン状態とする選択信号SELが、選択信号供給線L11を介して供給される。即ち、トランジスタP11は、メモリセルの選択時にオン状態となり、非選択時にオフ状態となる。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタP11を通して、高電位VDD_cell側のノードに電源電位VDDが印加される。
電位線DL上にはまた、電位線DLを選択的に導通させる第2及び第3の追加トランジスタN11、N12が、第1の追加トランジスタP11と並列となるように配設される。トランジスタN11、N12は、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。トランジスタN11、N12のゲート端子には、夫々バイアスジェネレータ61で生成されたバイアス電位ng1、ng2が常時供給される。トランジスタN11、N12は、トランジスタP11のオフ状態において、対応するメモリセルに生じる電圧降下によりバイアス電位ng1、ng2を基準としてオン状態となる。後述するように、トランジスタN11、N12は、いずれか一方のみが、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)をクランプする上で機能する。
バイアスジェネレータ61は、バイアス電位ng1、ng2が、電源電位(第1の駆動電位)VDDと接地電位(第2の駆動電位)VSSとの間の電位差の変動と、トランジスタの閾値電圧Vthの変動(主にプロセスによる誤差)とを反映するように構成される。このため、バイアスジェネレータ61は、電源電位VDD及び接地電位VSSを両端に供給される2つのパス(即ち2つのバイアス生成回路)63、65を有し、パス63、65上には、下記のような所定のデバイスが配設される。バイアス電位ng1、ng2は、電源電位VDD及び接地電位VSS間の電位であり、2つのパス63、65上の可変的に位置設定される出力ノードO11、O12から夫々出力される。
具体的には、第1のパス63上には、接地電位VSSの供給端側から順に、トランジスタRepLD、RepN11、複数の抵抗器Rmが直列に配設される。第2のパス65上には、接地電位VSSの供給端側から順に、トランジスタRepDV、RepN12、複数の抵抗器Rnが直列に配設される。トランジスタRepLDは、PMISFET、典型的にはPMOSFETからなる。トランジスタRepDV、RepN11、RepN12は、NMISFET、典型的にはNMOSFETからなる。各トランジスタRepLD、RepN11、RepDV、RepN12は、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態でパス63、65上に配設される。
トランジスタRepLD、RepDVは、夫々、メモリセルの交差帰還回路を形成するロードトランジスタ(LD1またはLD2)及びドライブトランジスタ(DV1またはDV2)のレプリカトランジスタからなる。トランジスタRepN11、RepN12は、電位線DL上に配設された追加トランジスタN11、N12のレプリカトランジスタからなる。即ち、トランジスタRepLD、RepN11、RepDV、RepN12は、夫々、トランジスタLD1(またはLD2)、N11、DV1(またはDV2)、N12と同じ仕様(サイズ、レイアウトパターンなど)で同じ閾値電圧を有するように設計される(同じプロセス工程で形成される)。
図10は、図9に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図である。メモリセルの選択時には、オン状態のトランジスタP11を通して、高電位VDD_cell側のノードに電源電位VDDが印加される。一方、メモリセルの非選択時に、トランジスタP11のオフ状態となると、リークなどにより、高電位VDD_cell側のノードの電位レベルは、VDDから次第に下降する。高電位VDD_cellがトランジスタN11、N12の内の高い方のレベルにある閾値電圧より小さくなると、そのトランジスタN11またはN12がターンオンする。その結果、このターンオンしたトランジスタN11またはN12によって、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)がクランプされる。
即ち、高電位VDD_cellのレベルは、トランジスタN11、N12の内、より高いほうのレベルでターンオンするトランジスタによってクランプされる。従って、前述の式(3)〜(9)で説明したような展開から、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧(スタンドバイ電圧VSB)は、式(9)と同じ以下の式(10)で表される値にクランプされる。
VSB=max(Vth(LD)+IRm×Rm×(Y/X):Vth(DV)+IRn×Rn×(Y/X)) …(10)
ここで、Vth(LD)、IRm×Rm×(Y/X)、Vth(DV)、IRn×Rn×(Y/X))は、トランジスタLD1(またはLD2)の閾値電圧、抵抗分割によるマージン、トランジスタDV1(またはDV2)の閾値電圧、抵抗分割によるマージンを夫々表す。また、max(A:B)はAとBの何れか大きい方が有効であることを示す。
バイアス電位ng1、ng2は、対応するメモリセルに記憶されたデータが破壊されるほど高電位VDD_cellのレベルの下降(即ちメモリセルの電圧降下)が進行する前に、トランジスタN11、N12の一方がオン状態となるように設定される。従って、バイアス電位ng1、ng2は、トランジスタLD1、LD2、DV1、DV2の1つが電圧降下によりターンオフする前に、トランジスタN11、N12の一方がオン状態となって電圧降下を止めるように設定されることが望ましい。
(第1乃至第4の実施形態に共通の事項)
上述の実施形態において、SRAMのメモリセル24は、図4に示すように、6個のトランジスタにより形成される。しかし、上述の実施形態に示された思想は、他のタイプのSRAM、例えば、2つのロードトランジスタを置換する2個の抵抗器と4個のトランジスタとでメモリセルが形成されるタイプのSRAMにも同様に適用することができる。即ち、このような他のタイプのSRAMにおいても、スタンドバイ時においてメモリセルに掛る電圧をクランプするため、駆動電位間の電位差やメモリセルトランジスタの閾値電圧の変動を反映するバイアス電位を利用する構成とすることができる。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
SRAMにおけるスタンドバイリークを減少させるための従来の回路的な対策の一例を示す図。 図1に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図。 本発明の第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を示すブロック図。 図3に示すメモリセルアレイ内の1つのメモリセルを拡大して示す図。 第1の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 図5に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 本発明の第3の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 本発明の第4の実施形態に係るSRAM(半導体記憶装置)を、スタンドバイ電圧をクランプするための回路構成を中心として示す図。 図9に示す装置のスタンドバイ時におけるメモリセルの電位関係を示す図。
符号の説明
21…メモリセルアレイ;24…メモリセル;WL…ワード線;BL、/BL…相補対のデータ線;DV1、DV2…ドライバトランジスタ;LD1、LD2…ロードトランジスタ、XF1、XF2…トランスファーゲートトランジスタ;SL…接地電位に接続された電位線;DL…電源電位に接続された電位線;31、41、51、61…バイアスジェネレータ;N1、P1、P2…接地電位とメモリセルの低電位ノードとの間に配設されたトランジスタ、P11、N11、N12…電源電位とメモリセルの高電位ノードとの間に配設されたトランジスタ;RepLD、RepDV、RepP1、RepP2、RepN11、RepN12…レプリカトランジスタ。

Claims (5)

  1. SRAM(SRAM: Static Random Access Memory)の複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、
    前記メモリセルを選択する複数のワード線と、
    前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数の相補対のデータ線と、
    第1の駆動電位を各メモリセルに供給する第1の電位線と、
    第2の駆動電位を各メモリセルに供給する第2の電位線と、
    前記第1及び第2の電位線の一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第1の追加FET(FET: Field-Effect Transistor)と、
    前記メモリセルの選択時に、前記第1の追加FETをオン状態とする選択信号を、前記第1の追加FETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、
    前記第1の追加FETと並列となるように前記一方の電位線上に配設され、前記一方の電位線を選択的に導通させる第2の追加FETと、
    バイアス電位を生成すると共に、前記第2の追加FETのゲート端子に供給するバイアス生成回路と、前記バイアス生成回路は、前記第1及び第2の駆動電位間の電位差の変動及び各メモリセルの交差帰還回路を形成するFETの閾値電圧の変動の一方または双方を反映するように前記バイアス電位を生成することと、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記バイアス生成回路は、前記第1及び第2の駆動電位を両端に供給されるパス上の所定のノードから前記バイアス電位を出力するように構成されることと、前記バイアス生成回路は、各メモリセルの交差帰還回路を形成する複数のFETの1つと同じ仕様で同じ閾値電圧を有するように形成された第1のレプリカFETを具備することと、前記第1のレプリカFETは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で前記パス上に配設されることと、を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記バイアス生成回路は、前記第2の追加FETと同じ仕様で同じ閾値電圧を有するように形成された第2のレプリカFETを具備することと、前記第2のレプリカFETは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で前記パス上に前記第1のレプリカFETと直列に配設されることと、を特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記バイアス生成回路は、前記交差帰還回路を形成する複数のFETの1つと同じ仕様で同じ閾値電圧を有するように形成された、前記第1のレプリカFETと同じ導電型の第3のレプリカFETを更に具備することと、前記第3のレプリカFETは、そのゲート端子とドレイン端子とが接続されたダイオード接続状態で前記パス上に前記第1のレプリカFETと直列に配設されることと、を特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  5. 複数のメモリセルが配列されたメモリセルアレイと、前記メモリセルの夫々は、第1乃至第4のNMIS(MIS: Metal-Insulator-Semiconductor)FETと第1及び第2のPMISFETとを含むことと、前記第1のNMISFETのドレイン端子と前記第1のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第2のNMISFETのドレイン端子と前記第2のPMISFETのドレイン端子とが接続されることと、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETのゲート端子は、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第3のNMISFETのソース端子とに接続されることと、前記第2のNMISFET及び前記第2のPMISFETのゲート端子は、前記第1のNMISFET及び前記第1のPMISFETの前記ドレイン端子と前記第4のNMISFETのソース端子とに接続されることと、
    前記メモリセルを選択する複数のワード線と、各ワード線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのゲート端子に接続されることと、
    前記メモリセルに対するデータの送受を行う複数の相補対のデータ線と、各相補対のデータ線は前記第3のNMISFET及び前記第4のNMISFETのドレイン端子に夫々接続されることと、
    前記第1のPMISFET及び前記第2のPMISFETのソース端子を第1の駆動電位の供給源に接続する第1の電位線と、
    前記第1のNMISFET及び前記第2のNMISFETのソース端子を前記第1の駆動電位よりも低い第2の駆動電位の供給源に接続する第2の電位線と、
    前記第2の電位線上に配設され、前記第2の電位線を選択的に導通させる第5のNMISFETと、
    前記メモリセルの選択時に、前記第5のNMISFETをオン状態とする選択信号を、前記第5のNMISFETのゲート端子に供給する選択信号供給線と、
    第1のバイアス電位を生成する第1のバイアス生成回路と、前記第1のバイアス生成回路は、前記第1及び第2の駆動電位を両端に供給される第1のパス上の第1のノードから前記第1のバイアス電位を出力するように構成されることと、
    前記第5のNMISFETと並列となるように、ソース端子が前記第2の電位線に接続され、ドレイン端子が前記第2の駆動電位の供給源に接続され、ゲート端子が前記第1のバイアス生成回路の前記第1のノードに接続された、前記第2の電位線を選択的に導通させる第3のPMISFETと、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
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