JP2008147483A - 基板処理装置および基板搬送方法、ならびにコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送装置によって高精度で基板を処理チャンバ内の所定位置に搬送することができる基板処理装置および基板搬送方法を提供すること。
【解決手段】基板載置台を収容し、その基板載置台の上の基板に所定の処理を施す処理チャンバと、処理チャンバの温度を検出する温度センサと、処理チャンバ内の前記基板載置台に対する基板の受け取り受け渡しを行う搬送装置とを具備する基板処理装置において、搬送装置は、基板の搬送を制御する搬送制御部を有し、搬送制御部は、所定タイミングで搬送装置本体の処理チャンバ内における基準位置を温度センサにより検出された温度に対応する処理チャンバの変位に応じて補正し、補正された基準位置を基準にして前記搬送装置本体の基板の搬送を制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、液晶表示装置(LCD)等のフラットパネルディスプレイ(FPD)製造用のガラス基板や半導体ウエハなどの基板に対してドライエッチング等の処理を施す処理チャンバと、処理チャンバ内の基板載置台に対する基板の受け取り受け渡しを行う搬送装置とを備えた基板処理装置、およびこのような基板処理装置における基板搬送方法、ならびにコンピュータプログラムに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)に代表されるフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造過程においては、真空下でガラス基板にエッチング、アッシング、成膜等の所定の処理を施す処理チャンバを複数備えた、いわゆるマルチチャンバタイプの基板処理装置が使用されている。
このような基板処理装置は、基板を搬送する搬送装置が設けられた搬送室と、その周囲に設けられた複数の処理チャンバとを有しており、搬送室内に設けられた搬送装置の搬送アームにより、被処理基板が各処理チャンバ内に搬入されるとともに、処理済みの基板が各処理装置の処理チャンバから搬出される。そして、搬送室には、ロードロック室が接続されており、大気側の基板の搬入出に際し、処理チャンバおよび搬送室を真空状態に維持したまま、複数の基板を処理可能となっている。このようなマルチチャンバタイプの処理システムが例えば特許文献1に開示されている。
このような処理システムにおいては、ガラス基板を処理チャンバに搬入する際には、搬送装置の搬送アームによりプロセスチャンバ内の基板載置台の上方にガラス基板を搬送し、基板載置台から昇降ピンを突出することにより昇降ピン上にガラス基板を載せた後、搬送アームを搬送室内へ退避させる。その後昇降ピンを下降させてガラス基板を基板載置台に載置する。またガラス基板をプロセスチャンバから搬出する際には、載置台上のガラス基板を昇降ピンにより上昇させ、搬送室内の搬送アームに受け渡す。このような基板の受け渡しは、高い位置精度が要求されるため、ガラス基板を基板載置台の所定位置に正確に載置できるよう、最初に搬送装置の制御部に正確な位置を記憶させるためのティーチングと称される作業を行う。
ところで、近年、ガラス基板の大型化が益々進み、それにともなって基板処理装置における各チャンバの大型化も進み、搬送装置による搬送距離(チャンバ間搬送距離)も長くなる傾向にあり、その距離が5mにも及ぶようなものも出現している。
一方、処理チャンバは、一般的に壁部の温調を行っており、処理によっては40℃以上の比較的高い温度に温調される。上述した搬送装置のティーチングは通常室温で行うため、このように高い温度で温調される場合には、熱膨張により処理チャンバが室温のときよりも大きくなり、その中の基板載置台の位置も変化する。
このような位置変化は、処理チャンバがさほど大きくない従来は、あまり問題にはならなかったが、上述したような処理チャンバの大型化にともなって、無視し得ないものとなってきている。
特開平11−340208号公報
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、処理チャンバの温度が高い場合でも、搬送装置によって高精度で基板を処理チャンバ内の所定位置に搬送することができる基板処理装置および基板搬送方法を提供することを目的とする。
また、また、そのようなことを実現可能なコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の観点では、 基板載置台を収容し、その基板載置台の上の基板に所定の処理を施す処理チャンバと、 前記処理チャンバの温度を検出する温度センサと、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対する基板の受け取り受け渡しを行う搬送装置とを具備し、前記搬送装置は、搬送装置本体と、前記搬送装置本体の駆動を制御し、基板の搬送を制御する搬送制御部とを有し、前記搬送制御部は、所定タイミングで前記搬送装置本体の前記処理チャンバ内における基準位置を前記温度センサにより検出された温度に対応する前記処理チャンバの変位に応じて補正し、補正された基準位置を基準にして前記搬送装置本体の基板の搬送を制御することを特徴とする基板処理装置を提供する。
上記第1の観点において、前記搬送制御部は、予め求められた基準位置情報と、前記処理チャンバの温度と変位との関係とが記憶された記憶部と、前記温度センサにより検出された温度と前記予め求められた基準位置情報と前記関係とに基づいて基準位置を補正する演算部とを有する構成とすることができる。また、前記記憶部に記憶されている前記予め求められた基準位置情報として、室温での基準位置情報を用いることができる。さらに、前記記憶部は、前記処理チャンバの温度と変位との関係を、関数として記憶していてもよいし、テーブルとして記憶していてもよい。
上記第1の観点において、前記搬送装置本体は、基板を支持する基板支持部を有するものとし、前記基準位置として、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置を用いることができる。この場合に、前記記憶部は、前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を記憶するようにすることができる。
上記第1の観点において、前記搬送制御部は、前記搬送装置本体が前記処理チャンバにアクセスするタイミング毎に前記基準位置の補正を行うようにすることができる。また、前記搬送装置本体を収容し、前記処理チャンバに隣接した搬送室をさらに具備する構成とすることもできる。 この場合に、前記処理チャンバを複数具備し、これら処理チャンバ毎に温度センサを有し、これら複数の処理チャンバは前記搬送室に接続され、前記搬送制御部は、前記複数の処理チャンバ毎に前記温度センサにより検出された温度に応じて各処理チャンバにおける前記基準位置を補正するようにすることができる。
上記第1の観点において、前記搬送装置本体の温度を測定する温度センサをさらに有し、前記搬送制御部は、前記処理チャンバの変位から前記搬送装置本体の変位を減じた値に応じて前記基準位置を補正するようにすることができる。
本発明の第2の観点では、基板に所定の処理を施す処理チャンバ内の基板載置台に対して搬送装置により基板の受け取り受け渡しを行う基板搬送方法であって、前記搬送装置の基準位置を求める工程と、前記処理チャンバの温度と変位との関係を求める工程と、前記処理チャンバの温度を把握する工程と、前記処理チャンバの温度と前記基準位置と前記関係とに基づいて基準位置を補正する工程と、補正された基準位置を基準として前記処理チャンバに対する基板の受け取り受け渡しを行う工程とを有することを特徴とする基板搬送方法を提供する。
上記第2の観点において、前記基準位置を求める工程は、室温において行うことができる。また、前記搬送装置は、基板を支持する基板支持部を有するものとし、前記基準位置は、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置を用いることができる。この場合に、前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を用いることができる。さらに、前記搬送装置本体の温度を把握する工程をさらに有し、前記処理チャンバの熱膨張から前記搬送装置本体の熱膨張を減じた値に応じて前記基準位置を補正するようにすることができる。
本発明の第3の観点では、基板に所定の処理を施す処理チャンバ内の基板載置台に対して搬送装置に基板の受け取り受け渡し動作を実行させるコンピュータプログラムであって、前記搬送装置の基準位置を記憶する機能と、前記処理チャンバの温度と変位との関係を記憶する機能と、所定のタイミングで前記処理チャンバの温度と前記基準位置と前記関係とに基づいて基準位置を補正する機能とを有することを特徴とするコンピュータプログラムを提供する。
上記第3の観点において、前記基準位置として室温において求めたものを用いることができる。また、前記搬送装置は、基板を支持する基板支持部を有するものとし、前記基準位置は、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置を用いることができる。さらに、前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を用いることができる。さらにまた、前記基準位置の補正は、前記搬送装置本体が前記処理チャンバにアクセスするタイミング毎に行われることができる。さらにまた、前記基準位置の補正は、前記処理チャンバの変位から前記搬送装置本体の変位を減じた値に応じて行うことができる。
本発明によれば、基板に所定の処理を施す処理チャンバ内の基板載置台に対し、搬送装置により基板の受け取り受け渡しを行うにあたり、搬送装置本体を所定タイミングで前記搬送装置本体の前記処理チャンバ内における基準位置を前記温度センサにより検出された温度に対応する前記処理チャンバの変位に応じて補正し、補正された基準位置を基準にして前記搬送装置本体の基板の搬送を制御するので、処理チャンバの温度が高い場合でも、その温度による熱膨張によって変動した基準位置が自動的に補正されるので、搬送装置によって高精度で基板を処理チャンバ内の所定位置に搬送することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい形態について説明する。ここでは、本発明の基板処理装置の一実施形態である、FPD用のガラス基板Gに対してプラズマエッチングを行なうプラズマエッチング装置を搭載したマルチチャンバタイプのプラズマエッチングシステムを例にとって説明する。ここで、FPDとしては、液晶ディスプレイ(LCD)、エレクトロルミネセンス(Electro Luminescence;EL)ディスプレイ、プラズマディスプレイパネル(PDP)等が例示される。
図1は本発明の基板処理装置の一実施形態に係るマルチチャンバタイプのプラズマエッチング装置を概略的に示す斜視図、図2はその内部を概略的に示す水平断面図である。
このプラズマエッチング装置1は、その中央部に搬送室20とロードロック室30とが連設されている。搬送室20の周囲には、3つのプラズマエッチングを行うための処理チャンバ10が接続されている。
搬送室20とロードロック室30との間、搬送室20と各処理チャンバ10との間、およびロードロック室30と外側の大気雰囲気とを連通する開口部には、これらの間を気密にシールし、かつ開閉可能に構成されたゲートバルブ22がそれぞれ介挿されている。
ロードロック室30の外側には、2つのカセットインデクサ41が設けられており、その上にそれぞれガラス基板Gを収容するカセット40が載置されている。これらカセット40は、例えばその一方に未処理基板を収容し、他方に処理済み基板を収容することができる。これらカセット40は、昇降機構42により昇降可能となっている。
これら2つのカセット40の間には、支持台44上に搬送機構43が設けられており、この搬送機構43は上下2段に設けられたピック45,46、ならびにこれらを一体的に進出退避および回転可能に支持するベース47を具備している。
搬送室20は、真空処理室と同様に所定の減圧雰囲気に保持することが可能であり、その中には、図2に示すように、搬送装置50が配設されている。そして、この搬送装置50により、ロードロック室30および3つのプラズマエッチング装置10の間でガラス基板Gが搬送される。搬送装置50は旋回可能および上下動可能なベース51上に2つ基板搬送アーム52が前後動可能に設けられている。搬送装置50の詳細な構造は後述する。
ロードロック室30は、各処理チャンバ10および搬送室20と同様所定の減圧雰囲気に保持されることが可能である。また、ロードロック室30は、大気雰囲気にあるカセット40と減圧雰囲気の処理チャンバ10との間でガラス基板Gの授受を行うためのものであり、大気雰囲気と減圧雰囲気とを繰り返す関係上、極力その内容積が小さく構成されている。さらに、ロードロック室30は、基板収容部31が上下2段に設けられており(図2では上段のみ図示)、各基板収容部31内にはガラス基板Gを支持するためのバッファ32とガラス基板Gの位置合わせを行うポジショナー33が設けられている。
処理チャンバ10内には、図3の断面図に示すように、エッチング処理を行うための構成を備えている。処理チャンバ10は例えば表面がアルマイト処理(陽極酸化処理)されたアルミニウムからなる角筒形状に成形されており、この処理チャンバ10内の底部には被処理基板であるガラス基板Gを載置するための基板載置台であるサセプタ101が設けられている。このサセプタ101には、その上へのガラス基板Gのローディングおよびアンローディングを行うための昇降ピン130が昇降可能に挿通されている。この昇降ピン130はガラス基板Gを搬送する際には、サセプタ101の上方の搬送位置まで上昇され、それ以外のときにはサセプタ101内に没した状態となる。サセプタ101は、絶縁部材104を介して処理チャンバ10の底部に支持されており、金属製の基材102と基材102の周縁に設けられた絶縁部材103とを有している。
サセプタ101の基材102には、高周波電力を供給するための給電線123が接続されており、この給電線123には整合器124および高周波電源125が接続されている。高周波電源125からは例えば13.56MHzの高周波電力がサセプタ101に供給される。
前記サセプタ101の上方には、このサセプタ101と平行に対向して上部電極として機能するシャワーヘッド111が設けられている。シャワーヘッド111は処理チャンバ10の上部に支持されており、内部に内部空間112を有するとともに、サセプタ101との対向面に処理ガスを吐出する複数の吐出孔113が形成されている。このシャワーヘッド111は接地されており、サセプタ101とともに一対の平行平板電極を構成している。
シャワーヘッド111の上面にはガス導入口114が設けられ、このガス導入口114には、処理ガス供給管115が接続されており、この処理ガス供給管115には、バルブ116およびマスフローコントローラ117を介して処理ガス供給源118が接続されている。処理ガス供給源118からは、エッチングのための処理ガスが供給される。処理ガスとしては、ハロゲン系のガス、Oガス、Arガス等、通常この分野で用いられるガスを用いることができる。
処理チャンバ10の底部には排気管119が形成されており、この排気管119には排気装置120が接続されている。排気装置120はターボ分子ポンプなどの真空ポンプを備えており、これにより処理チャンバ10内を所定の減圧雰囲気まで真空引き可能なように構成されている。また、処理チャンバ10の側壁には基板搬入出口121が設けられており、この基板搬入出口121が上述したゲートバルブ22により開閉可能となっている。そして、このゲートバルブ22を開にした状態で搬送室20内の搬送装置50によりガラス基板Gが搬入出されるようになっている。
処理チャンバ10の壁部には、温調流体流路(図示せず)が設けられており、これにより処理チャンバ10が温調されるようになっている。また、サセプタにも温調流体流路(図示せず)が設けられており、温調されるようになっている。処理チャンバ10の壁部の温調流体流路近傍位置には温度センサ131が設けられており、サセプタ101内には温度センサ132が設けられている。これら温度センサ131,132の検出信号は、後述するように搬送装置50の制御に用いられる。
図2に示すように、プラズマエッチング装置1の各構成部は、マイクロプロセッサを備えたプロセスコントローラ70により制御される構成となっている。このプロセスコントローラ70には、オペレータがプラズマエッチング装置1を管理するためのコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマエッチング装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェース71が接続されている。また、プロセスコントローラ70には、プラズマエッチング装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ70の制御にて実現するための制御プログラムや、処理条件に応じてプラズマエッチング装置1に所定の処理を実行させるための制御プログラムすなわちレシピ、さらには各種データベース等が格納された記憶部72が接続されている。記憶部72は記憶媒体を有しており、レシピ等はその記憶媒体に記憶されている。記憶媒体は、ハードディスクや半導体メモリであってもよいし、CDROM、DVD、フラッシュメモリ等の可搬性のものであってもよい。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェース71からの指示等にて任意のレシピを記憶部72から呼び出してプロセスコントローラ70に実行させることで、プロセスコントローラ70の制御下で、プラズマエッチング装置1での所望の処理が行われる。
次に、搬送室20の搬送装置50について詳細に説明する。
図4はこの搬送装置50を示す概略構成図であり、図5はその搬送装置を示す斜視図、図6は搬送装置50のスライドピックを処理チャンバ10に挿入した状態を示す図である。この搬送装置50は、長尺のベース51と、ベース51上を独立してスライド可能に上下2段に設けられたスライドピック52,53と、ベース51を回転駆動(θ駆動)させるとともに、昇降(Z駆動)させ、さらにスライドピック52,53をスライド(R駆動)させる駆動機構54と、駆動機構54による駆動を制御して搬送装置の搬送を制御する搬送制御部55とを有している。
ベース51は、その横断面が中央凸状に形成されており、その凸状の中央部に2本の第1レール56が設けられ、中央部よりも低い両端部にそれぞれ1本ずつ2本の第2レール57が設けられている。そして、下段に設けられたスライドピック52は、中央の2本の第1レール56にそれぞれ嵌合してスライドする2つのスライダ58が設けられ、スライド方向と直交する方向に延びるプレート状の取付部材59と、取付部材59の上面に取り付けられた4本の基板支持ピン60とを有している。また、上段に設けられたスライドピック53は、両端部の2本の第2レール57にそれぞれ嵌合してスライドする2つのスライダ61が設けられ、プレート59を囲むようにボックス状に設けられた取付部材62と、取付部材62の上板62aの下面に取り付けられた4本の基板支持ピン63とを有している。そして、図6に示すように、一方のスライドピック(図6では下段のスライドピック52)を処理チャンバ10に挿入することにより、処理チャンバ10内のサセプタ101に対する基板Gの受け渡しが行われる。図では、スライドピック52に載せられたガラス基板Gを処理チャンバ10のサセプタ101直上に搬入した状態を示している。
図7は駆動機構54および搬送制御部55を示すブロック図である。駆動機構54は、ベース51をθ駆動させるθ駆動部541と、ベース51をZ駆動させるZ駆動部542とスライドピック52,53をR駆動させるR駆動部543を有しており、これらを構成するモータには、それぞれエンコーダ544、545、546が接続されている。エンコーダ544、545、546は、モータの回転角度(回転回数)を検出することにより、R−θ−Z座標におけるスライドピック52、53の位置を把握可能となっている。
搬送制御部55は、駆動機構54を制御してスライドピック52、53の位置を制御するコントローラ551と、温度に応じた位置ずれ情報を記憶する記憶部552とを有している。また、コントローラ551には、上記温度センサ131、132の検出信号が入力されるようになっている。搬送制御部55はプロセスコントローラ70の指令に基づいて搬送制御を行うようになっている。
そして、温度センサ132、133からの温度検出信号と、記憶部552に記憶されている温度に応じた位置ずれ情報に基づいてコントローラ551から駆動機構54の各駆動部へ位置補正信号を出力するようになっている。そして、この位置補正信号によりスライドピック52、53の基準位置が温度に応じて補正される。この基準位置は、スライドピック52、53を伸ばして、処理チャンバ10内のサセプタ101に対して基板を受け渡しする位置であり、この基準位置の初期設定は、室温において、作業者がスライドピック52、53をサセプタ101の正確な位置にガラス基板を受け渡しできる位置に合わせ、そこが基準となるようにコントローラ551を設定するティーチングという作業により行われる。
次に、このように構成されるプラズマエッチング装置1における処理動作について説明する。
まず、搬送機構43の2枚のピック45、46を進退駆動させて、未処理基板を収容した一方のカセット40から2枚のガラス基板Gをロードロック室30の2段の基板収容室31に搬入する。
ピック45,46が退避した後、ロードロック室30の大気側のゲートバルブ22を閉じる。その後、ロードロック室30内を排気して、内部を所定の真空度まで減圧する。真空引き終了後、ポジショナー33により基板を押圧することによりガラス基板Gの位置合わせを行なう。
以上のように位置合わせされた後、搬送室20とロードロック室30との間のゲートバルブ22を開いて、搬送室20内の搬送装置50によりロードロック室30の基板収容部31に収容されたガラス基板Gを受け取り、処理チャンバ10に搬入する。
具体的には、搬送装置50のスライドピック52または53の上にガラス基板Gを載せた状態で、そのスライドピックを処理チャンバ10内に挿入し、ガラス基板Gを搬入する。次に、昇降ピン130を搬送位置に上昇させ、挿入したスライドピックからガラス基板Gを昇降ピン130上に受け渡す。その後、処理チャンバ10内のスライドピックを搬送室20へ退避させ、次いで、昇降ピン130を降下させてサセプタ101上にガラス基板Gを載置する。
その後、ゲートバルブ22を閉じ、排気装置120によって、処理チャンバ10内を所定の真空度まで真空引きする。そして、バルブ116を開放して、処理ガス供給源118から処理ガスを、マスフローコントローラ117によってその流量を調整しつつ、処理ガス供給管115、ガス導入口114を通ってシャワーヘッド111の内部空間112へ導入し、さらに吐出孔113を通って基板Gに対して均一に吐出し、排気量を調節しつつ処理チャンバ10内を所定圧力に制御する。
この状態で処理ガス供給源118から所定の処理ガスをチャンバ10内に導入するとともに、高周波電源125から高周波電力をサセプタ104に印加し、下部電極としてのサセプタ101と上部電極としてのシャワーヘッド111との間に高周波電界を生じさせて、処理ガスのプラズマを生成し、このプラズマによりガラス基板Gにエッチング処理を施す。
このようにしてエッチング処理を施した後、高周波電源125からの高周波電力の印加を停止し、処理ガス導入を停止する。そして、処理チャンバ10内に残った処理ガスを排気し、昇降ピン130によりガラス基板Gを搬送位置まで上昇させる。この状態でゲートバルブ22を開放して搬送装置50のスライドピック52、53のいずれかを処理チャンバ10内に挿入し、昇降ピン130上にあるガラス基板Gをそのスライドピックに受け渡す。そして、ガラス基板Gを基板搬入出口121を介して処理チャンバ10内から搬送室20へ搬出する。
処理チャンバ10から搬出されたガラス基板Gは、スライドピックに載せられた状態でロードロック室30に搬送され、搬送機構43によりカセット40に収容される。このとき、元のカセット40に戻してもよいし、他方のカセット40に収容するようにしてもよい。
以上のような一連の動作をカセット40に収容されたガラス基板Gの枚数分繰り返し、処理が終了する。
このようなエッチング処理においては、安定して高精度の処理を実現するために、搬送装置50によりガラス基板Gを処理チャンバ10内の基板載置台であるサセプタ101の所定位置に高い位置精度で載置する必要がある。
このため、スライドピック52、53がサセプタ101上の正確な位置にガラス基板Gを受け渡せるように、作業者がスライドピック52、53を正確な受け渡し位置に位置合わせしてその位置を基準位置とし、その際のR−θ−Z座標におけるRの値、θの値、Zの値を基準値として設定するティーチング作業を行う。この作業は作業者が介在することから通常は室温で行われる。
しかしながら、上述したように処理チャンバ10は壁部の温調を行っており、エッチング処理の場合には40℃以上に温調されることが多く、場合によっては80〜90℃という高い温度に温調される。また、処理チャンバ10の材質は熱膨張係数の高いアルミニウムである。図8に示すように、処理チャンバ10が熱膨張により外方に伸び、これにともなってサセプタ101の位置も外方にずれる。このため、上記のように搬送装置50のティーチングを室温で行った場合には、スライドピックの位置がサセプタ101上の所定の位置よりも手前側にずれてしまい、それにともなってガラス基板Gの先端位置もずれてしまう。近年ガラス基板が大型化しており、一辺が2mを超えるものとなっているが、それにともなって処理チャンバの一辺が3mを超えるようなものとなり、温度が室温(25℃)から50℃に上昇することにより、ガラス基板Gの載置される位置は、所定位置よりも1.5mm程度、80℃に上昇すると3mm程度もずれてしまう。
そこで、本実施形態では、処理チャンバ10の温度を測定してその温度に応じてティーチングによって得られた基準位置を補正する。この際の基準位置を補正する動作について図9のフローチャートを参照して説明する。
まず、搬送制御部55の記憶部552に、図10に示すように、室温におけるティーチングにより求めたスライドピック52、53の基準位置情報(R,θ,Z)を記憶させ(ステップ1)、さらに、R方向、θ方向、Z方向に対応した、処理チャンバ10における温度と熱膨張による変位との関係を示す関数(f,g,h)を記憶させる(ステップ2)。この関数は、実測値に基づいた近似式から計算したものであってもよいし、計算式で求めたものであってもよい。例えば、これらの関係を一次関数として表すことができれば、R方向を例にとると、変位ΔRは、温度をtとするとΔR=at+bとなり、関数fとしてa、bの値が記憶される。
そして、搬送装置50の搬送制御部55にプロセスコントローラ70からスライドピック52または53の処理チャンバ10内への進入指令が出されると、この指令を受けた搬送制御部55のコントローラ551は、処理チャンバ10の壁部に設けられた温度センサ131からの温度検出信号を取り込む(ステップ3)。
そして、コントローラ551は、温度センサ131が検出した温度t1と、記憶部552に記憶されている基準位置における位置情報(R,θ,Z)、および温度と熱膨張による変位との関係を示す関数(f、g、h)に基づいて演算し、基準位置の補正値を求める(ステップ4)。補正後の基準位置(R,θ,Z)におけるR,θ,Zは、それぞれ
=R+f(t1−t
θ=θ+g(t−t
=Z+h(t−t
(ただし、tはティーチングを行った際の温度)
というように求めることができる。
なお、サセプタ101に設けられた温度センサ132の温度検出信号を補助的に取り込み、必要に応じて、サセプタ101の熱膨張による変位も加味した補正値を用いることもできる。これにより、より高精度の補正値を求めることができる。
このように補正後の基準位置(R,θ,Z)を求めた後、記憶部552に記憶されている基準位置(R,θ,Z)を(R,θ,Z)に置き換える(ステップ5)。
このようにして搬送制御部55における基準位置の補正が終了した後、スライドピック52または53を挿入し、補正後の基準位置に基づいてサセプタ101に対する基板Gの受け渡しまたは受け取り動作を行う(ステップ6)。
このようにして、基準位置を温度に応じて自動的に補正することにより、処理チャンバ10が高温になっても、サセプタ101の所定位置に高い位置精度でガラス基板Gを載置することができ、また、ガラス基板Gを受け取ることができる。このように、ガラス基板Gの位置精度を高めることができるので、より高精度の処理を安定して実現することができる。
なお、このような温度に応じた基準位置の補正は、スライドピック52または53が処理チャンバ10に進入するタイミング毎に実施することにより高精度の位置補正を実現することができるが、一度処理チャンバ10の温度設定を行うと、その処理ロットの間は処理チャンバ10の温度はあまり変化しないことから、上記のような基準位置を温度に応じて補正する動作をロットの最初のみ、または一定期間毎に定期的に行ってもよい。
基準位置の補正においては、関数を用いる代わりにテーブルを記憶部552に記憶させるようにしてもよい。テーブルの例としては、図11に示すように、所定の温度、例えば10℃毎にR、θ、Zの変位値を割り当てたものを挙げることができる。この際の温度の幅は、許容される位置のばらつきに応じて適宜決定すればよい。
また、複数の処理チャンバ10はそれぞれ温度センサを有し、搬送制御部55は、複数の処理チャンバ10毎に温度センサにより検出された温度に応じて各処理チャンバにおける基準位置を補正する。これにより、処理チャンバによって温度が異なる場合にも、それぞれの処理チャンバにおいて高精度で所定位置にガラス基板Gを搬送することができる。
さらに、複数の処理チャンバ10は同一の構成を有しているため、温度と熱膨張による変位との関係を示す関数やテーブルを共通のものとしてもよい。また、複数の処理チャンバ10の温度設定が同じ場合には、上記のような基準位置の補正をいずれかの処理チャンバで行い、そのデータを他の処理チャンバにも使用するようにすることもできる。この場合には補正作業を簡略化することができる。ただし、処理チャンバによって多少なりとも個体差があり、また、温度設定が同じでも温度にばらつきがある場合もあるので、高精度で基準位置を補正する観点からは、各処理チャンバ毎に関数またはテーブルを記憶しておき、各処理チャンバへの搬送毎に基準位置を補正するようにすることが好ましい。
搬送室20は通常は室温に保持されるため、搬送装置50自体の熱膨張を考慮する必要はほとんどないが、搬送室20自体を高い温度に温調するような場合には、基準位置の補正に際して、処理チャンバの熱膨張による変位から搬送装置50の熱膨張による変位を減じた値を補正値とすることが好ましい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明をエッチング装置に適用したが、エッチング処理に限らず、成膜等の他の処理にも適用可能なことはいうまでもない。また、上記実施形態では、マルチチャンバタイプの装置を例にとって説明したが、処理チャンバが一台のみのシングルチャンバタイプの装置であっても適用可能である。さらに、搬送装置についても上記実施形態のものに限らず、種々のタイプの搬送装置に適用することが可能である。
また、上記実施形態では、基板としてFPD用ガラス基板を用いた例を示したが、これに限定されず半導体ウエハ等の他の基板であってもよい。
本発明の基板処理装置の一実施形態であるプラズマエッチング装置を概略的に示す斜視図。 図1のプラズマエッチング装置の内部を概略的に示す水平断面図。 図1のプラズマエッチング装置に用いられた処理チャンバを示す断面図。 本発明の一実施形態に係るプラズマエッチング装置の搬送装置を示す概略構成図。 図4の搬送装置の装置本体部を示す斜視図。 図4の搬送装置のスライドピックを処理チャンバに挿入した状態を示す断面図。 図4の搬送装置の駆動機構および駆動制御部を示すブロック図。 高い温度に温調された処理チャンバの熱膨張の状態と、室温で基準位置を調整した搬送装置による基板搬送位置の位置ずれとを説明するための模式図。 基準位置を補正するための動作を示すフローチャート。 搬送制御部の記憶部に記憶された情報を説明するための図。 温度と熱膨張による変位との関係を示すテーブルの例を示す図。
符号の説明
1;プラズマエッチング装置
10;処理チャンバ
20;搬送室
22;ゲートバルブ
30;ロードロック室
50;搬送装置
52,53;スライドピック(基板支持部)
54;駆動機構
55;搬送制御部
70;プロセスコントローラ
101;サセプタ
551;コントローラ(演算部)
552;記憶部
G;ガラス基板

Claims (22)

  1. 基板載置台を収容し、その基板載置台の上の基板に所定の処理を施す処理チャンバと、
    前記処理チャンバの温度を検出する温度センサと、
    前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対する基板の受け取り受け渡しを行う搬送装置と
    を具備し、
    前記搬送装置は、搬送装置本体と、前記搬送装置本体の駆動を制御し、基板の搬送を制御する搬送制御部と
    を有し、
    前記搬送制御部は、所定タイミングで前記搬送装置本体の前記処理チャンバ内における基準位置を前記温度センサにより検出された温度に対応する前記処理チャンバの変位に応じて補正し、補正された基準位置を基準にして前記搬送装置本体の基板の搬送を制御することを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記搬送制御部は、予め求められた基準位置情報と、前記処理チャンバの温度と変位との関係とが記憶された記憶部と、
    前記温度センサにより検出された温度と前記予め求められた基準位置情報と前記関係とに基づいて基準位置を補正する演算部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記記憶部に記憶されている前記予め求められた基準位置情報は、室温での基準位置情報であることを特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記処理チャンバの温度と変位との関係を、関数として記憶していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記記憶部は、前記処理チャンバの温度と変位との関係を、テーブルとして記憶していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の基板処理装置。
  6. 前記搬送装置本体は、基板を支持する基板支持部を有し、前記基準位置は、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記記憶部は、前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を記憶することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 前記搬送制御部は、前記搬送装置本体が前記処理チャンバにアクセスするタイミング毎に前記基準位置の補正を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  9. 前記搬送装置本体を収容し、前記処理チャンバに隣接した搬送室をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  10. 前記処理チャンバを複数具備し、これら処理チャンバ毎に温度センサを有し、これら複数の処理チャンバは前記搬送室に接続され、前記搬送制御部は、前記複数の処理チャンバ毎に前記温度センサにより検出された温度に応じて各処理チャンバにおける前記基準位置を補正することを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記搬送装置本体の温度を測定する温度センサをさらに有し、前記搬送制御部は、前記処理チャンバの変位から前記搬送装置本体の変位を減じた値に応じて前記基準位置を補正することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  12. 基板に所定の処理を施す処理チャンバ内の基板載置台に対して搬送装置により基板の受け取り受け渡しを行う基板搬送方法であって、
    前記搬送装置の基準位置を求める工程と、
    前記処理チャンバの温度と変位との関係を求める工程と、
    前記処理チャンバの温度を把握する工程と、
    前記処理チャンバの温度と前記基準位置と前記関係とに基づいて基準位置を補正する工程と、
    補正された基準位置を基準として前記処理チャンバに対する基板の受け取り受け渡しを行う工程と
    を有することを特徴とする基板搬送方法。
  13. 前記基準位置を求める工程は、室温において行われることを特徴とする請求項12に記載の基板搬送方法。
  14. 前記搬送装置は、基板を支持する基板支持部を有し、前記基準位置は、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置であることを特徴とする請求項12または請求項13に記載の基板搬送方法。
  15. 前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を用いることを特徴とする請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の基板搬送方法。
  16. 前記搬送装置本体の温度を把握する工程をさらに有し、前記処理チャンバの熱膨張から前記搬送装置本体の熱膨張を減じた値に応じて前記基準位置を補正することを特徴とする請求項12から請求項15のいずれか1項に記載の基板搬送方法。
  17. 基板に所定の処理を施す処理チャンバ内の基板載置台に対して搬送装置に基板の受け取り受け渡し動作を実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記搬送装置の基準位置を記憶する機能と、
    前記処理チャンバの温度と変位との関係を記憶する機能と、
    所定のタイミングで前記処理チャンバの温度と前記基準位置と前記関係とに基づいて基準位置を補正する機能と
    を有することを特徴とするコンピュータプログラム。
  18. 前記基準位置は室温において求めたものであることを特徴とする請求項17に記載のコンピュータプログラム。
  19. 前記搬送装置は、基板を支持する基板支持部を有し、前記基準位置は、前記処理チャンバ内の前記基板載置台に対して前記基板支持部が基板の受け渡しを行う位置であることを特徴とする請求項17または請求項18に記載のコンピュータプログラム。
  20. 前記処理チャンバの温度と変位との関係として、前記処理チャンバ壁部の温度と前記基板載置台の基板先端位置に対応する部分の変位との関係を用いることを特徴とする請求項17から請求項19のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  21. 前記基準位置の補正は、前記搬送装置本体が前記処理チャンバにアクセスするタイミング毎に行われることを特徴とする請求項17から請求項20のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
  22. 前記基準位置の補正は、前記処理チャンバの変位から前記搬送装置本体の変位を減じた値に応じて行われることを特徴とする請求項17から請求項21のいずれか1項に記載のコンピュータプログラム。
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