JPH0525642A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JPH0525642A
JPH0525642A JP8752591A JP8752591A JPH0525642A JP H0525642 A JPH0525642 A JP H0525642A JP 8752591 A JP8752591 A JP 8752591A JP 8752591 A JP8752591 A JP 8752591A JP H0525642 A JPH0525642 A JP H0525642A
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boat
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heat treatment
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Abstract

(57)【要約】 【目的】熱処理用の反応管の例えば下方にて、ウエハを
ウエハボートに着脱するときに、その着脱を確実に行う
こと。 【構成】ウエハの着脱領域に温度差にによる伸縮率の小
さい材料により作られた熱遮断板21dを上下方向に伸
びるように配置し、これに例えば80cmの相互高さ距
離をもって一対の位置検出センサS1、S2を取り付け
る。ウエハボート21が位置検出センサS1、S2間を
昇降したときのエンコーダEのパルス数を駆動補正部T
で読取り、例えば常温時の同様のパルス数と比較して、
その結果に応じてモータ制御部MCの制御動作を補正す
る。従ってボールネジ部21aの伸長に対応してモータ
Mの単位駆動量が補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば半導体ウエハを熱
処理するための熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年半導体集積回路の高集積化が進み、
これに伴い半導体製造装置においても厳しい要求がなさ
れている。
【0003】例えばCVD、拡散、酸化処理などの熱処
理を行う装置として、従来横型炉が主流であったが、半
導体ウエハを搭載したボートを反応管内にロードすると
きに、炉内外の温度差に起因する対流により、空気が反
応管内部へ混入してウエハに自然酸化膜ができ、これが
ウエハの特性を左右するといった問題が指摘されるよう
になり、これに代わって縦型熱処理装置が注目されてい
る。
【0004】この縦型熱処理装置では、多数のウエハを
搭載したウエハボートを反応管の下端開口部からロー
ド、アンロードするので温かい空気は上方に溜まるか
ら、反応管の内外での空気の入れ替わりが起こりにくい
という利点がある。
【0005】縦型熱処理装置においてウエハをロード、
アンロードするための具体的方法について簡単に述べる
と、反応管の下端側に、ボールネジ部の駆動により昇降
するエレベータを設置して、これにウエハボートを搭載
すると共に、未処理のウエハを移載ロボットによりウエ
ハボ−トに順次上下方向に間隔をおいて搭載し、エレベ
ータを上昇させて反応管内にロードするようにしてお
り、また熱処理後にはエレベータを降下させてウエハボ
ートを反応管からアンロードし、その後移載ロボットに
よりウエハを取り出すようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では、ウ
エハの自然酸化膜の生成を一層抑えるために、例えばウ
エハボートに対してウエハの着脱を行う領域を不活性雰
囲気にするといったことも検討されている。
【0007】しかしながらこのような方法を実現するた
めには、ウエハの着脱領域をロードロック室としなけれ
ばならないので、反応管からの熱、あるいはアンロード
されたウエハからの輻射熱によるウエハの着脱領域の温
度上昇に伴う対策を講じなければならないし、またウエ
ハボートと外部との間のウエハの受け渡しの仕方やその
ための機構、配置スペースといった点についても工夫す
る必要がある。
【0008】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、例えば反応管の下方の着脱領域をロード
ロック室とする場合のように、当該領域の温度がかなり
高くなる場合にもウエハボートに対するウエハの着脱を
良好に行うことができて、ウエハを損傷するといった不
具合を防止することのできる熱処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述のよう
にウエハの着脱領域をロードロック室にするという着想
を実現するにあたって、ウエハボートにウエハを載置あ
るいは取り出しを行うための移載機構を、別のロードロ
ック機能を持ったロボット室に格納し、ウエハボートの
エレベータを活用して各ウエハの着脱のタイミングを取
ることにより、移載機構の小形化を図るというアイデア
を具体化しようとしたところ、この種のエレベータに用
いられているボールネジ部の機能とウエハの着脱領域の
温度との関係に気付き、ウエハの着脱領域をロードロッ
ク室にすると、温度上昇に伴いボールネジ部の伸びとい
う問題が起こり、この結果移載機構によるウエハの着脱
が円滑に行われなくなるという懸念を取り上げた。
【0010】そこで本発明では、ウエハボートなどの被
処理体収納部を例えばボールネジ部を利用して昇降する
場合に、単位昇降量に対応するモータの駆動量を、その
時の温度に応じて補正するという着想を採用した。
【0011】具体的には、本発明は、多数の被処理体を
搭載した被処理体収納部を反応管内にロードして熱処理
を行い、前記反応管の開口部に対向する領域にて、前記
収納部に対する被処理体の着脱を行う熱処理装置におい
て、前記収納部に対して駆動機構により、相対的にか
つ、間欠的に移動し、この移動のタイミングに対応して
前記被処理体の着脱を行う移載機構と、前記収納部また
は移載機構の移動路に沿って互いに間隔をおいて配置さ
れた一対の位置検出部と、この一対の位置検出部間を前
記収納部または移載機構が移動したときの、前記駆動機
構の駆動量にもとづいて、当該駆動機構の間欠的動作を
補正する駆動補正部とを設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】例えばウエハの着脱領域が常温の時に、ボート
エレベータを基準移動量例えば80cm上昇させ、その
時のモータの回転量を調べておく。そして実際に熱処理
を行うときに、同様の場合のモータの回転量を調べ、こ
れら2つの回転量に基づいてウエハボートの間欠昇降量
つまりウエハボートの1ステップ分の昇降量に相当する
モータの回転量を補正する。この結果ウエハボートは各
段のウエハの離間間隔に相当する距離だけ正確に昇降す
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を縦型CVD装置に適用した一
実施例について説明する。図1及び図2に示す縦型CV
D装置は、被処理体であるウエハに対してCVD処理を
行う熱処理部100と、これの下方側に位置し、後述す
るウエハボートに対してウエハの着脱を行うためのウエ
ハ着脱室200と、このウエハ着脱室200に対してウ
エハの搬入、搬出を行うロボットを設置したロボット室
300と、このロボット室300に連結された、ウエハ
カセットを収納するカセット室400とから構成され
る。
【0014】これら各部について詳細に説明すると、前
記熱処理部100は、例えば石英にて円筒状に形成さ
れ、軸方向を鉛直方向にして配置された反応管1を備え
ている。この反応管1の周囲にはヒータ10が設けら
れ、反応管1内を所定温度例えばCVDの場合500〜
1000℃、酸化や拡散の場合800〜1200℃に設
定するようにしている。前記反応管1の下側に設置した
マニホールド11の図中左側部には、成膜用ガスやキャ
リアガスなどを導入するガス導入管12が挿通されてお
り、前記マニホールド11の図中右側部には、排気管1
3が連結されている。この排気管12は、図示しない真
空ポンプに接続されており、この排気管12を介して真
空引きすることにより、前記反応管1内を所定の真空度
に設定し、あるいは、反応管1に導入されたガスを排気
するようにしている。
【0015】前記ウエハ着脱室200には、被処理体収
納部であるウエハボート2を反応管1内に対して搬入、
搬出するための昇降機構をなすボートエレベータ21が
設置されている。
【0016】このボートエレベータ21の一端側には、
図3に詳述するように上下方向に伸びるボールネジ部2
1aが挿通されていて、挿通部分においてボールネジ部
21aとボートエレベータ21とがベアリングを介して
螺合しており、また上下方向に伸びるガイド棒21b、
21cがボールネジ部21aの両側にて嵌挿されている。
従ってボールネジ部21aを回転することによりエレベ
ータ21が昇降する。
【0017】そしてこの例ではボールネジ部21aに対
するウエハからの輻射熱の影響を抑えるため、その前方
側(図中左側)に冷却水路が組み込まれた熱遮断板21
dが上下方向に伸びるように配置されている。前記熱遮
断板21dは、温度差による伸縮が小さい例えばステン
レス材により作られており、この熱遮断板21dに、エ
レベータ21の高さレベルを検出する一対の位置検出
部、例えば光式位置検出センサーS1、S2が80cm
だけ上下方向に間隔をおいて配設されている。
【0018】前記ウエハ着脱室200の上方側には、ボ
ールネジ部21aを駆動する駆動部としてのモータMが
設置されており、このモータMはボールネジ部21aの
回転量に対応したパルスを出力するエンコーダEが組み
込まれている。モータMには図3に示すようモータ制御
部MCが接続されており、このモータ制御部MCは、ウ
エハボート2の各ウエハの相互離間距離つまり各ステッ
プ間距離だけ間欠的にエレベータ21を昇降させるよう
に、エンコーダEのパルス出力に基づいてモータMを駆
動制御する機能を有する。
【0019】前記モータMには駆動補正部Tが接続され
ており、この駆動補正部Tは、位置検出センサS1、S
2の出力に基づいて、エレベータ21がセンサS1、S
2間の距離だけ昇降したときのエンコーダEの出力パル
ス数をカウントして表示する機能と、前記各ステップ間
距離に対応するモータMの単位駆動量を補正するため
に、モータ制御部MCの駆動制御動作を補正する機能と
を備えている。このような補正は、カウントした出力パ
ルス数に基づいてオペレータが手動で補正するようにし
てもよいし、あるいは例えば、予め定めたソフトウエア
に従って自動的に補正するようにしてもよい。
【0020】前記ボート2は、ウエハwを水平な状態で
かつ縦方向に所定間隔をおいて多数枚例えば99枚搭載
できる構造となっており、その下方の保温筒22及びフ
ランジ23を介してボートエレベータ21上に載置され
ている。従ってボートエレベータ21を昇降させること
により、前記ボート2は反応管1内にロードされ、ある
いはアンロードされる。ボート2がロードされたときに
は、フランジ23によりマニホールド11の下端開口部
が密閉される。
【0021】また前記ウエハ着脱室200内には、不活
性ガス例えば窒素ガスを当該ウエハ着脱室200内に噴
射するための多数のガス噴射孔24aを備えたガス噴射
管24が配管されており、このガス噴射管24は、コ字
状に形成されていて、垂直管部がウエハ着脱室200の
ロボット室300側両隅(紙面の表面側及び裏面側の隅
部)付近に位置し、水平管部が上端付近に位置してい
る。
【0022】このようにガス噴射管24を設ければ、不
活性ガスの導入という本来の役割に加えて、ウエハwの
着脱時に発生したパーティクルを吹き飛ばせるといった
利点がある。
【0023】そして前記ウエハ着脱室200を画成する
チャンバの外面には、この中を冷却するための冷却水管
25が配管されており、更にウエハ着脱室200を真空
引きするための排気管26が接続されている。
【0024】前記ロボット室300内には、例えば多関
節ロボットよりなる移載機構としての移載ロボット3
と、カセット室400から受け取ったウエハを一旦載置
するためのバッファステージ31と、オリフラ(オリエ
ント フラット)合わせをするためのオリフラ合わせ機
構32とが配置されている。前記移載ロボット3は、ア
ーム全体の回転と伸縮と上下動の自由度を備えている。
【0025】前記カセット室400は、例えば25枚の
ウエハを収納した2つのカセット4を上下に収納した状
態で昇降させる図示しないエレベータを備えている。こ
のカセット室400内に外部から搬入された2つのカセ
ット4は、エレベータにより図1に示す位置まで持ち上
げられ、下方側のウエハwから順にロボット室300内
に取り込まれると共に、処理済のウエハwをロボット室
300から受け取るときには、逆にカセット4を降下さ
せておいて、上から順に載置するようにしている。 こ
こで前記ロボット室300及びカセット室400は、各
々真空雰囲気にできるように排気管(図示せず)が接続
され、また不活性ガス雰囲気にできるようにガス導入管
(図示せず)が接続されている。そしてロボット室30
0とカセット室400との間、及びロボット室300と
ウエハ着脱室200との間には、夫々ゲートバルブG
1、G2が設けられており、これらの間を気密に遮断で
きるようにしている。またカセット室400には、大気
との間を遮断するゲートドアG3が設けられている。
【0026】この実施例に用いる縦型熱処理装置は以上
のように構成されている。
【0027】次に上述実施例について説明する。先ずゲ
ートバルブG1、G2を閉じておき、反応管1、ウエハ
着脱室200、及びロボット室300内を排気管13、
26及び図示しない排気管により所定の真空度まで真空
引きし、その後ガス導入管12、ガス噴射管24及び図
示しないガス噴射管により例えば窒素ガスを導入して窒
素ガス雰囲気とする。
【0028】一方カセット室400は大気圧となってお
り、この中に未処理のウエハwを収納した2つのカセッ
ト4、4が配置される。そしてゲートドアG3を閉じて
カセット室400内を図示しない排気管により排気した
後、図示しない窒素ガス供給管によりこの中も窒素ガス
雰囲気とする。続いてゲートバルブG1、G2を開き、
移送ロボット3によりカセット4内のウエハwを順次取
りだし、オリフラ合わせ機構32にてオリフラ合わせを
行った後、ボート2に移載する。なお、オリフラ合わせ
が行われている間に、次のウエハはバッファステージ3
1に載置されて待機される。
【0029】ここでウエハWのボート2への載置につい
ては、ボート2を所定位置まで上昇させておき、そこか
らボールネジ部21aを間欠的に回動させ、これにより
エレベータ21を間欠的に下降させ、この動作のタイミ
ングに対応して下段側から順次にウエハWを載置する。
【0030】次にゲートバルブG2を閉じた後、このボ
ート2をエレベータ21により反応管1内にロードして
フランジ23により反応管1の下端開口部を密閉する。
一方ヒータ10により反応管1内は所定の温度に加熱し
てあり、この中を真空引きした後ガス導入管12を介し
て処理ガスやキャリアガスを導入し、ウエハwにCVD
処理を行ってその表面に例えばポリシリコン膜などを成
膜する。
【0031】成膜工程が終了した後エレベータ21によ
りボート21をアンロードし、ボートを所定の位置まで
降下させておくと共に、ゲートバルブG2を開きエレベ
ータ21を間欠的に上昇させ、ウエハの載置の場合とは
逆に上段側から順次にウエハWを移載ロボット3により
取り出し、ゲートバルブG2、ロボット室300及びゲ
ートバルブG1を介してカセット室400内のカセット
に移す。
【0032】以上のようにして熱処理が実施されるが、
この例では例えば次のようにしてモータMの駆動制御を
補正している。即ち、ウエハ着脱室200が常温の場合
に、予めエレベータ21を位置検出センサS1、S2の
間を通過させることにより基準昇降量例えば80mmだ
け昇降させるために必要なモータMの駆動量を求めてお
く。これはエンコーダEの出力パルス数に対応するので
実際にはエレベータ21がセンサS1、S2間を移動し
たときの出力パルス数N1を駆動補正部Tにより求めて
おくことになる。そして実際に熱処理作業を行うとき
に、同様にしてエレベータ21の基準昇降量に対応した
エンコーダEの出力パルス数N2を求め、この値を前記
出力パルス数N1と比較して、モータ制御部MCの駆動
制御動作を補正する。たとえばN2がN1よりも小さい
ときには、ボールネジ部21a伸長したと考えられるの
で、エレベータ21を所定距離だけ昇降させるのに必要
なモータMの回動量をボールネジ部21aの伸長に見合
うように駆動補正部Tにより補正する。具体的にはモー
タ制御部MCにおいてウエハボート21の1ステップ分
の前記出力パルスの設定数が変更されることになる。
【0033】ここで仮に上述のような補正をしなけれ
ば、ボールネジ部21aの伸長によりウエハボート2の
各ウエハWの相互離間距離とエレベータ21の1ステッ
プ分の昇降量とが不一致となり、移載ロボット3のアー
ムの高さレベルとウエハの停止位置とが不一致となるの
でアームによりウエハを押し出したり、ウエハボート2
に衝突させたりするといった不具合が生じるが、上述実
施例によれば、各ウエハが確実に所定の高さレベルに停
止するのでそのような不具合は生じない。以上において
前記一対の位置検出センサS1、S2については、予め
設置されている下限あるいは上限位置検出センサやホー
ムセンサなどを利用してもよいし、温度補正専用のセン
サを別途設けてもよい。
【0034】また上述実施例ではウエハボートにウエハ
を下から順に載置し、上から順に取り出しているのでウ
エハの着脱時にウエハは反応管から遠ざかった位置にあ
り、このため熱履歴が抑えられるが、本発明では必ずし
もこうした移載方法に限定されるものではないし、例え
ば移載ロボット側をボールネジ部で昇降させてウエハの
着脱を行うようにしてもよい。即ち本発明は、ウエハボ
ートと移載ロボットが相対的に移動する場合に適用され
るそしてまたモータの駆動を補正する場合、常温時のデ
ータに基づく代わりに各作業の前の作業のデータに基づ
いて補正するようにしてもよい。
【0035】なお本発明は、ウエハ着脱領域が不活性雰
囲気ではなく大気雰囲気の場合にも適用できるが、大気
雰囲気の場合には、常時排気することにより外気を取り
入れ、これにより低温に抑えることができるから、温度
上昇を抑えることが困難な不活性雰囲気の場合に特に有
効である。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えば縦
型熱処理装置において、反応管の下方で、ウエハボート
に対するウエハの着脱をボートエレベータの間欠的昇降
動作のタイミングに対応して行う場合、例えばウエハボ
ートを昇降させるボールネジ部の熱による伸縮を考慮し
て、既に詳述したように駆動機構の間欠的動作を補正し
ているため、常に移載機構による被処理体の取り出しあ
るいは載置の高さレベルと被処理体の停止位置とが一致
するので、移載機構が被処理体を押し出したり、衝突し
たりすることなく確実に収納部に対して着脱することが
できる。
【0037】従ってウエハの着脱領域をロードロック室
とするなどの技術を導入する場合に、この領域の温度上
昇が予想されるので、本発明は、熱処理装置の設計に当
たって非常に有効な対策である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に適用される縦型熱処理装置の一例
を示す概略説明図
【図2】図1に示す装置の概略平面図
【図3】図1に示す装置の一部を示す斜視図
【符号の説明】
1 反応管 2 ウエハボート 21 ボートエレベータ 3 移載ロボット 4 カセット 200 ウエハ着脱室 w ウエハ S1 S2 位置検出センサ T 駆動補正部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】前記ウエハ着脱室200の上方側には、ボ
ールネジ部21aを駆動する駆動部としてのモータMが
設置されており、このモータMはボールネジ部21aの
回転量に対応したパルスを出力するエンコーダEが組み
込まれている。モータMには図に示すようモータ制御
部MCが接続されており、このモータ制御部MCは、ウ
エハボート2の各ウエハの相互離間距離つまり各ステッ
プ間距離だけ間欠的にエレベータ21を昇降させるよう
に、エンコーダEのパルス出力に基づいてモータMを駆
動制御する機能を有する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】前記ボート2は、ウエハwを水平な状態で
かつ縦方向に所定間隔をおいて多数枚例えば99枚搭載
できる構造となっており、その下方の保温筒22及びフ
ランジ23を介してボートエレベータ21上に載置され
ている。従ってボートエレベータ21を昇降させること
により、前記ウエハボート2は反応管1内にロードさ
れ、あるいはアンロードされる。ウエハボート2がロー
ドされたときには、フランジ23によりマニホールド1
1の下端開口部が密閉される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に上述実施例の作用について説明する。
先ずゲートバルブG1、G2を閉じておき、反応管1、
ウエハ着脱室200、及びロボット室300内を排気管
13、26及び図示しない排気管により所定の真空度ま
で真空引きし、その後ガス導入管12、ガス噴射管24
及び図示しないガス噴射管により例えば窒素ガスを導入
して窒素ガス雰囲気とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】一方カセット室400は大気圧となってお
り、この中に未処理のウエハwを収納した2つのカセッ
ト4、4が配置される。そしてゲートドアG3を閉じて
カセット室400内を図示しない排気管により排気した
後、図示しない窒素ガス供給管によりこの中も窒素ガス
雰囲気とする。続いてゲートバルブG1、G2を開き、
移送ロボット3によりカセット4内のウエハwを順次取
りだし、オリフラ合わせ機構32にてオリフラ合わせを
行った後、ウエハボート2に移載する。なお、オリフラ
合わせが行われている間に、次のウエハはバッファステ
ージ31に載置されて待機される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】成膜工程が終了した後エレベータ21によ
りボート2をアンロードし、ボートを所定の位置まで
降下させておくと共に、ゲートバルブG2を開きエレベ
ータ21を間欠的に上昇させ、ウエハの載置の場合とは
逆に上段側から順次にウエハwを移載ロボット3により
取り出し、ゲートバルブG2、ロボット室300及びゲ
ートバルブG1を介してカセット室400内のカセット
に移す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】以上のようにして熱処理が実施されるが、
この例では例えば次のようにしてモータMの駆動制御を
補正している。即ち、ウエハ着脱室200が常温の場合
に、予めエレベータ21を位置検出センサS1、S2の
間を通過させることにより基準昇降量例えば80mだ
け昇降させるために必要なモータMの駆動量を求めてお
く。これはエンコーダEの出力パルス数に対応するので
実際にはエレベータ21がセンサS1、S2間を移動し
たときの出力パルス数N1を駆動補正部Tにより求めて
おくことになる。そして実際に熱処理作業を行うとき
に、同様にしてエレベータ21の基準昇降量に対応した
エンコーダEの出力パルス数N2を求め、この値を前記
出力パルス数N1と比較して、モータ制御部MCの駆動
制御動作を補正する。たとえばN2がN1よりも小さい
ときには、ボールネジ部21a伸長したと考えられる
ので、エレベータ21を所定距離だけ昇降させるのに必
要なモータMの回動量をボールネジ部21aの伸長に見
合うように駆動補正部Tにより補正する。具体的にはモ
ータ制御部MCにおいてウエハボート2の1ステップ分
の前記出力パルスの設定数が変更されることになる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される縦型熱処理装置の一例を示
す概略説明図
【図2】図1に示す装置の概略平面図
【図3】図1に示す装置の一部を示す斜視図
【図4】本発明の実施例の一部を示す構成図
【符号の説明】 1 反応管 2 ウエハボート 21 ボートエレベータ 3 移載ロボット 4 カセット 200 ウエハ着脱室 w ウエハ S1 S2 位置検出センサ T 駆動補正部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数の被処理体を搭載した被処理体収納
    部を反応管内にロードして熱処理を行い、 前記反応管の開口部に対向する領域にて、前記収納部に
    対する被処理体の着脱を行う熱処理装置において、 前記収納部に対して駆動機構により、相対的にかつ、間
    欠的に移動し、この移動のタイミングに対応して前記被
    処理体の着脱を行う移載機構と、 前記収納部または移載機構の移動路に沿って互いに間隔
    をおいて配置された一対の位置検出部と、 この一対の位置検出部間を前記収納部または移載機構が
    移動したときの、前記駆動機構の駆動量にもとづいて、
    当該駆動機構の間欠的動作を補正する駆動補正部とを設
    けたことを特徴とする熱処理装置。
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