JP2002261154A - 基板処理装置における基板のアライメント方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置における基板のアライメント方法及び基板処理装置

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JP2002261154A
JP2002261154A JP2001058218A JP2001058218A JP2002261154A JP 2002261154 A JP2002261154 A JP 2002261154A JP 2001058218 A JP2001058218 A JP 2001058218A JP 2001058218 A JP2001058218 A JP 2001058218A JP 2002261154 A JP2002261154 A JP 2002261154A
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JP2001058218A
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Toru Ishimura
徹 石村
Tomosato Suzuki
友智 鈴木
Kiyoshi Nashimoto
清 梨本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 基板の位置ずれが大きくても、搬送エラーな
ど無く正しくアライメントが行えるようにする。 【解決手段】 ステージの回転により基板を回転させて
位置ずれを算出するステップと、位置ずれから一次補正
データを算出するステップと、一次補正データを所定の
最大補正可能データと比較するステップと、一次補正デ
ータが最大補正可能データ以下である場合には一次補正
データに従って補正信号を出力し、一次補正データが最
大補正可能データより大きい場合には、最大補正可能デ
ータ以下のデータである二次補正データに従って補正信
号を出力するステップと、位置ずれが補正された位置で
ロボットがステージから基板を受け取れるよう補正信号
に従ってロボットとステージとの位置関係を制御するス
テップとを有する。二次補正データにより基板の受け取
りをが出力された場合には、アライメントをもう一度繰
り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、基板の表面に
所定の処理を施す基板処理装置に関するものであり、特
に、そのような装置において、基板を所定の位置に配置
するためのアライメントの技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板に対して各種処理を施すことは、半
導体集積回路等の製作の際に盛んに行われている。例え
ば、配線用導電膜を作成する際にはスパッタリングや化
学蒸着(CVD)等の方法による成膜処理が多く行われ
ているし、配線パターンの形成の際には反応性ガスを使
用したエッチング処理が盛んに行われている。
【0003】このような処理を行う基板処理装置では、
装置内の基準となる点(以下、装置基準点)に対する基
板上の基準となる点(以下、基板基準点)の位置ずれを
求めてこの位置ずれを補正するアライメントを行う必要
がある場合が多い。例えば、処理チャンバー内で基板を
処理する装置の場合、基板を常に処理チャンバー内の同
じ位置に配置して処理を行わないと、プロセスの再現性
の点で問題が生じる恐れがある。
【0004】また、処理チャンバー内に設けられた台状
の基板ホルダーに基板を載置しながら薄膜作成を行う装
置の場合、基板ホルダーの表面領域のうち基板によって
覆われていない部分の表面にも薄膜が堆積する。従っ
て、基板の載置位置が異なると、前の回の成膜処理によ
って堆積した薄膜の上に基板が載ってしまう。この結
果、薄膜が剥がれ、剥がれた薄膜がパーティクルとなっ
て処理チャンバー内に浮遊し易い。尚、本明細書におい
て、パーティクルとは、処理の品質を低下させる微粒子
の総称である。
【0005】また、基板ホルダーに基板を載置しながら
エッチングを行う装置では、基板ホルダーの表面領域の
うち、基板が載置される領域以外には耐エッチング化す
る表面処理が施されていることが多いが、基板が載置さ
れる領域には熱接触性等を考慮してこのような表面処理
は施されていない。従って、基板の載置位置がずれる
と、表面処理が施されていない部分が露出し、基板ホル
ダーがエッチングされてパーティクルを生ずる。
【0006】また一方、基板を常に同じ位置に配置する
とともに、その周方向の配置位置(基板の中心を回転軸
として回転させた際の回転方向の位置)も常に同じ位置
にすることが要請されている。この点も、一般的には、
プロセスの再現性の点からである。また、基板が基板ホ
ルダーに載置された際、基板の輪郭の形状に適応した形
状の部材が付近に存在する場合がある。この場合、基板
の周方向の配置位置がずれると、その部材に干渉してし
まう問題がある。例えば、基板がオリエンテーションフ
ラット(以下、オリフラ)を有する半導体ウェーハであ
り、基板ホルダーがその形状に適合した凹部を有してそ
の凹部内に基板が落とし込まれる構成である場合、オリ
フラの部分がずれていると基板が凹部内に落とし込まれ
ず、搬送エラーとなってしまう。
【0007】このような要請のため、基板処理装置は、
アライメントを行うアライメントシステムを備えること
がある。特開平11−312727号公報には、このよ
うなアライメントを行うアライメントシステムの一例が
示されている。このアライメントシステムは、基板が載
置されるステージと、基板をステージに載置するととも
にステージから基板を取り去ることが可能なロボット
と、位置ずれが補正された位置でロボットがステージか
ら基板を取り去れるようロボットとステージとの位置関
係を制御するコントローラとから主に構成されている。
【0008】この装置では、ロボットのアームの先端に
設けられた基板支持具の上に基板を載せて搬送した後、
その基板をステージ上に載置する。そして、ステージを
回転させて基板を回転させ、装置基準点に対する基板基
準点の位置ずれ、及び、基板の周方向の位置ずれを光学
的に検出する。その後、それらの位置ずれが補正される
位置で、ロボットの基板支持具がステージから基板を受
け取ることでアライメントが行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなアライメントを行う基板処理装置において、大
きな位置ずれが発生した場合、アライメントが上手くで
きず、搬送エラー等が発生する問題がある。以下、この
点について図7を使用して説明する。図7は、従来の装
置におけるアライメント不能の問題について示した平面
概略図である。
【0010】基板支持具21は、板状の部材であり、図
7に示すように、U字状の切り欠きを有する。基板Sb
は、基板支持具21の上に載置されて搬送される。ま
た、ステージ63は、基板Sbよりも小さい径の円盤状
である。ステージ63は、同軸に設けられた支柱631
により支持されている。搬送ロボットは、基板Sbを支
持した基板支持具21をステージ63の真上に位置させ
た後、基板支持具21を下降させる。この際、基板支持
具21の切り欠き内をステージ63が通るようにする。
この下降の過程で、基板Sbがステージ63上に載置さ
れる。次に、例えば前掲の公報に開示されているような
方法により、装置基準点と基板基準点の位置ずれや周方
向位置ずれが算出される。
【0011】そして、これらの位置ずれが補正されるよ
うに、基板支持具21が基板Sbを受け取る。具体的に
は、図7(1)に示すように、基板支持具21がステー
ジ63の下方に進入して所定位置(以下、補正用停止位
置)で停止する。この補正用位置は、例えば、基板支持
具21上の基準となる点(以下、支持具基準点と呼ぶ)
が基板Sbの中心Cと同一鉛直線上になり、基板支持具
21上の基準となる方向(以下、支持具基準方向)が所
定の方向になる位置である。尚、補正用停止位置で停止
した際、基板支持具21の切り欠き内に支柱631が位
置する状態となる。搬送ロボットは、上記姿勢を保ちな
がらこの位置で基板支持具21を垂直に上昇させる。こ
の際、基板支持具21の切り欠き内をステージ63が通
過し、この過程で基板Sbが基板支持具21の上に載
る。これにより、アライメントが完了する。
【0012】上記のような動作により、基板Sbのアラ
イメントが行われるのであるが、基板Sbの位置ずれが
大きい場合、ロボットがステージ63に基板Sbを上手
く載置できないことがある。即ち、位置ずれが大きい
と、図7(2)に示すように、補正用停止位置で基板支
持具21が停止した際、平面視で、基板支持具21の切
り欠きからステージ63がはみ出てしまう場合がある。
この状態で、基板Sbを受け取ろうとして基板支持具2
1が上昇すると、基板支持具21がステージ63にぶつ
かってしまい、搬送エラーとなる。最悪の場合、基板支
持具21やステージ63が壊れてしまったり、基板Sb
がステージ63から落下して破損して使用不能になって
しまったりする。本願の発明は、係る課題を解決するた
めに成されたものであり、基板の位置ずれが大きくて
も、搬送エラーなど無く正しくアライメントが行えると
いう技術的意義を有する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、基板に対して所定の
処理を施す基板処理装置において、装置内の基準となる
点に対する基板上の基準となる点の位置ずれを求めてこ
の位置ずれを補正するアライメント方法であって、前記
位置ずれを算出するステップと、前記算出された位置ず
れから一次補正データを算出するステップと、前記算出
された一次補正データを所定の最大補正可能データと比
較するステップと、一次補正データが最大補正可能デー
タ以下である場合にはその一次補正データに従って補正
信号を出力し、一次補正データが最大補正可能データよ
り大きい場合には、最大補正可能データ以下のデータで
ある二次補正データに従って補正信号を出力するステッ
プと、出力された補正信号に従って位置ずれを補正する
ステップとを含むという構成を有する。また、上記課題
を解決するため、請求項2記載の発明は、前記請求項1
の構成において、前記二次補正データに従って出力され
た補正信号によりアライメントを行った場合、前記各ス
テップを一度以上繰り返すという構成を有する。また、
上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、前記
請求項1又は2の構成において、ロボットからステージ
に前記基板を渡してステージ上に前記基板を載置するス
テップと、ステージからロボットに前記基板を渡してス
テージから前記基板を取り去るステップと、ステージか
ら前記基板を取り去る際、前記位置ずれが補正された位
置でロボットがステージから前記基板を取り去れるよう
ロボットとステージとの位置関係を制御するステップと
を備え、前記最大補正可能データは、前記ロボットが前
記ステージから前記基板を取り去る際に前記ロボットが
前記ステージに機械的に干渉しない範囲の量として予め
定められたものであるという構成を有する。また、上記
課題を解決するため、請求項4記載の発明は、基板に対
して所定の処理を施す基板処理装置であって、装置内の
基準となる点に対する基板上の基準となる点の位置ずれ
を求めてこの位置ずれを補正するアライメントを行うア
ライメントシステムを備えており、このアライメントシ
ステムは、前記位置ずれを算出する位置ずれ算出手段
と、前記位置ずれ算出手段が算出した位置ずれから一次
補正データを算出する補正データ算出手段と、補正デー
タ算出手段が求めた一次補正データが所定の最大補正可
能データ以下である場合にはその一次補正データに従っ
て補正信号を出力し、一次補正データが最大補正可能デ
ータより大きい場合には、最大補正可能データ以下のデ
ータである二次補正データを算出してこの二次補正デー
タに従って補正信号を出力する出力手段とを有してお
り、出力手段により出力された出力された補正信号によ
りアライメントを行うものであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明
は、前記請求項4の構成において、前記アライメントシ
ステムは、前記二次補正データに従って出力された補正
信号によりアライメントを行った場合、その基板につい
て一度以上アライメントを繰り返すものであるという構
成を有する。また、上記課題を解決するため、請求項6
記載の発明は、前記請求項4又は5の構成において、前
記基板が載置されるステージと、前記基板をステージに
載置するとともにステージから前記基板を取り去ること
が可能なロボットと、前記位置ずれが補正された位置で
ロボットがステージから基板を取り去れるようロボット
とステージとの位置関係を制御するコントローラとを備
えており、前記出力手段からの信号は、コントローラに
入力されるものであり、前記最大補正可能データは、前
記ロボットが前記ステージから基板を取り去る際に前記
ロボットが前記ステージに機械的に干渉しない範囲の量
として予め定められたものであるという構成を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態(以
下、実施形態)について説明する。以下の説明では、基
板処理の一例として、スパッタリングを採り上げる。ま
た、基板処理装置のタイプの一例として、マルチチャン
バータイプの基板処理装置を採り上げる。図1は、本願
発明の実施形態に係るマルチチャンバータイプの基板処
理装置の概略構成を示す平面図である。図1に示す基板
処理装置は、クラスターツール型のチャンバーレイアウ
トとなっている。即ち、中央に設けられたセパレーショ
ンチャンバー1と、セパレーションチャンバー1の周囲
に設けられた複数の処理チャンバー6,7,8及び一対
のロードロックチャンバー3からなるチャンバー配置で
ある。
【0015】複数の処理チャンバー6,7,8には、二
つのスパッタチャンバー8が含まれている。また、処理
チャンバーのうちの一つは、基板Sbの予備加熱を行う
プリヒートチャンバー6であり、別の一つは、薄膜作成
に先立って表面の自然酸化膜又は保護膜等をエッチング
して除去する前処理エッチングチャンバー7になってい
る。基板Sbは、セパレーションチャンバー1内の搬送
ロボット2によって、一方のロードロックチャンバー3
からプリヒートチャンバー6、前処理エッチングチャン
バー7、スパッタチャンバー8の順に送られる。そし
て、所定の成膜処理が終了した後、基板Sbは、一方又
は他方のロードロックチャンバー3に戻されるようにな
っている。ロードロックチャンバー3内には、所定数の
基板Sbを一時的に収容するロック内カセット31が設
けられている。また、大気側に設けられた外部カセット
5とロック内カセット31との間で基板Sbの搬送を行
うオートローダ4が設けられている。
【0016】本実施形態の装置は、前述したアライメン
トを行うアライメントシステムを備えている。アライメ
ントシステムは、基板Sbが載置されるステージ63
と、基板Sbをステージ63に載置するとともにステー
ジ63から基板Sbを取り去ることが可能なロボット
と、前記位置ずれが補正された位置でロボットがステー
ジ63から基板Sbを取り去れるようロボットとステー
ジ63の位置関係を制御するコントローラ100と、そ
の他の幾つかの手段とから主に構成されている。
【0017】アライメントシステムを構成するロボット
は、セパレーションチャンバー1内の搬送ロボット2が
兼用されている。搬送ロボット2は、基板Sbを支持す
る基板支持具21と、基板支持具21を先端に固定した
アーム22とを備えている。搬送ロボット2は、基板支
持具21の上に基板Sbを載せ、アーム22の伸縮運
動、回転運動及び上下運動を行って基板Sbを任意の位
置に搬送するようになっている。
【0018】アライメントシステムを構成するステージ
63は、本実施形態ではプリヒートチャンバー6に設け
られている。以下、図2を使用してプリヒートチャンバ
ー6内の構成について説明する。図2は、アライメント
システムを備えたプリヒートチャンバー6の正面概略図
である。プリヒートチャンバー6は不図示の排気系によ
って排気されることが可能な気密な真空容器であり、ゲ
ートバルブ61を介在させてセパレーションチャンバー
1に気密に接続されている。
【0019】プリヒートチャンバー6内には、基板Sb
を載置して加熱するための基板ホルダー62が設けられ
ている。基板ホルダー62は、ヒータ621を内蔵した
加熱ブロック622と、加熱ブロック622の上側に設
けられた上面ブロック623と等から構成されている。
加熱ブロック622は、基板Sbより大きな円盤状の部
材であり、材質としてはステンレス等の金属製である。
尚、ステンレスと熱伝導性の良い銅等のように異種の金
属よりなるブロックを組み合わせて加熱ブロック622
を構成する場合、両者の接合は拡散接合の方法によると
熱接触性が良いため好適である。
【0020】ヒータ621としては、本実施形態では、
抵抗発熱方式のものが使用されている。ヒータ621は
線状であり、加熱ブロック622の中心軸の回りに螺旋
状又は同心円周状等の形状で設けられている。ヒータ6
21には、不図示のヒータ電源が接続されており、通電
により発熱するようになっている。上面ブロック623
は、加熱の際に基板Sbが表面に載せられる部材であ
る。上面ブロック623は、基板Sbとほぼ同じ直径の
円盤状である。上面ブロック623は、材質的にはアル
ミナ等で形成されており、カーボンシート等の緩衝材を
介在させるなどして加熱ブロック622に対して熱接触
性よく接合されている。尚、基板ホルダー62は、ホル
ダー固定部624によってプリヒートチャンバー6の底
面に固定されている。また、基板ホルダー62は、基板
ホルダー62の急冷や温度調節のために水冷されること
がある。
【0021】ステージ63は、基板Sbよりも小さな径
の円板状の部材である。上面ブロック623の表面に
は、図2に示すように凹部(符号省略)が形成されてい
る。この凹部は、ステージ63の直径より僅かに大きな
円形であり、基板Sbの加熱時にはこの凹部内にステー
ジ63が位置するようになっている。ステージ63に
は、支柱631が固定されている。支柱631は、ステ
ージ63の裏面の中央に先端が固定されて下方に延びて
いる。上面ブロック623及び加熱ブロック622に
は、中央に上下に延びる貫通孔(符号省略)が形成され
ている。貫通孔の断面積は支柱631の断面積よりも少
し大きく、支柱631はこの貫通孔を通して下方に延び
ている。
【0022】支柱631の下端には、回転機構64及び
昇降機構65が設けられている。まず、回転機構64に
ついて説明すると、回転機構64は、支柱631と一体
に回転するように設けられた被駆動ギア641と、被駆
動ギア641に噛み合わされた駆動ギア642と、駆動
ギア642を出力軸に固定した回転用モータ643と、
回転機構64全体を保持した保持板644等から構成さ
れている。
【0023】保持板644には、支柱631が挿通され
た貫通孔が設けられている。また、保持板644には、
貫通孔の周囲から下方に延びるようにしてほぼ円筒状の
フレーム645が固定されている。このフレーム645
は、底部を有する形状である。フレーム645は、貫通
孔の下側にほぼ円筒状の気密な内部空間を形成してい
る。そして、このフレーム645の内部空間に支柱63
1の下端部分が配置されている。尚、フレーム645と
支柱631とは同軸となっている。
【0024】そして、フレーム645の外側面には鍔状
の突出部分(符号省略)が形成されており、この突出部
分にベアリング(符号省略)を介して被駆動ギア641
が係止されている。被駆動ギア641は、全体がほぼ円
筒状であり、外側に突出した部分にギア歯が設けられて
いる。支柱631は、図2に示すように、下端部分では
少し径が太くなっている。そして、支柱631の下面が
ベアリングを介してフレーム645の底面に係止されて
いる。
【0025】また、支柱631の外周面と被駆動ギア6
41の内周面とは、フレーム645を挟んで狭い空間で
対向している。そして、支柱631の外周面と被駆動ギ
ア641の内周面とは、磁気カップリングされている。
即ち、支柱631の外周面と被駆動ギア641の内周面
には、異なる磁極の不図示の磁石が設けられている。ま
た、支柱631の外周面と被駆動ギア641の内周面と
が対向する部分では、フレーム645の肉厚が薄くなっ
ている。従って、外側の被駆動ギア641が回転する
と、内側の支柱631も磁気結合によって回転するよう
になっている。従って、回転用モータ643が回転して
駆動ギア642が回転すると、被駆動ギア641の回転
によって支柱631が回転する。尚、フレーム645は
保持板644に固定されており回転しない。
【0026】支柱631が回転すると、ステージ63も
一体に回転し、ステージ63上の基板Sbも回転するよ
うになっている。尚、基板Sbの裏面とステージ63の
表面との間の摩擦力により、基板Sbは、滑ることなく
ステージ63と一体に回転する。また、ステージ63の
表面に静電気を誘起して基板Sbを静電吸着するよう構
成してもよい。
【0027】また、被駆動ギア641から下方に突出す
るようにして補助棒648が設けられている。補助棒6
48は支柱631と同軸であり、被駆動ギア641や支
柱631と一体に回転するようになっている。また、補
助棒648は、ベアリングを介して補助保持板646に
保持されている。そして、補助棒648の下端には、ロ
ータリーエンコーダ647が設けられている。上記のよ
うに支柱631が回転すると、補助棒648も一体に回
転し、その回転角度がロータリーエンコーダ647で検
出されるようになっている。
【0028】次に、昇降機構65について説明すると、
昇降機構65は、上記回転機構64を保持した保持板6
44を保持する被駆動体651と、被駆動体651が螺
合するボールネジ652と、ジョイント653を介して
ボールネジ652に結合された昇降用モータ654等か
ら構成されている。昇降用モータ654が回転すると、
ジョイント653を介してボールネジ652が回転し、
これによって被駆動体651が上下に直線移動するよう
になっている。この結果、保持板644に保持された回
転機構64、支柱631及びステージ63等が全体に昇
降するようになっている。尚、保持板644とプリヒー
トチャンバー6との間には、ベローズ66が設けられて
いる。ベローズ66は、支柱631が挿通されているプ
リヒートチャンバー6の底板部分の開口からのリークを
防止している。
【0029】上述した通り、上記昇降機構65が支柱6
31を上昇させると、支柱631に保持されたステージ
63も上昇し、ステージ63上に載置された基板Sbも
上昇する。本実施形態の装置では、所定の上昇位置にあ
る基板Sbの縁が光路上に位置するように、一対の発光
器671と受光器672が設けられている。
【0030】まず、発光器671は、本実施形態では、
半導体レーザが使用されており、発振波長は780nm
である。この発光器671は、枠体673によってプリ
ヒートチャンバー6に固定されている。また、発光器6
71の前面には、出射窓674が設けられている。枠体
673や出射窓674は、プリヒートチャンバー6内の
真空のリークが無いよう、プリヒートチャンバー6に対
して気密に取り付けられている。尚、プリヒートチャン
バー6の器壁には、発光器671からの光が通過する出
射側開口が十分な大きさで設けられている。
【0031】受光器672は、発光器671が発する光
に対して十分な検出感度があるものが使用されており、
具体的には本実施形態ではフォトダイオードアレイが使
用されている。受光器672の前面には入射窓675が
設けられており、入射窓675や受光器672は、発光
器671同様、枠体676によって気密にプリヒートチ
ャンバー6に設けられている。また、プリヒートチャン
バー6の器壁には、受光器672に入射する光が通過す
る入射側開口がやはり十分な大きさで設けられている。
【0032】本実施形態の装置は、コンピュータ68を
備えている。発光器671が発する光は、出射窓674
を通してプリヒートチャンバー6内に入射し、所定の上
昇位置にある基板Sbの縁に一部の光が遮蔽されなが
ら、残りの一部の光が入射窓675を通して受光器67
2に入射する。受光器672が受光した光の強度は、受
光器672内の増幅器で増幅された後、不図示のAD変
換器を介してコンピュータ68に送られるようになって
いる。また、コンピュータ68には、ロータリーエンコ
ーダ647からの信号もAD変換器を介して入力される
ようになっている。
【0033】次に、本実施形態のアライメントシステム
を構成する他の手段について説明する。本実施形態の装
置におけるアライメントシステムは、装置基準点に対す
る基板基準点の位置ずれを算出する位置ずれ算出手段
と、位置ずれ算出手段が算出した位置ずれから一次補正
データを算出する補正データ算出手段と、補正データ算
出手段が求めた一次補正データに従い所定の補正信号を
コントローラ100に出力する出力手段とを備えてい
る。出力手段は、補正データ算出手段が求めた一次補正
データを所定の最大補正可能データと比較し、一次補正
データが最大補正可能データより小さい場合にはその一
次補正データに従ってコントローラ100に補正信号を
出力し、一次補正データが最大補正可能データ以下であ
る場合には、最大補正可能データよりも小さい二次補正
データを一次補正データから算出してこの二次補正デー
タに従って補正信号をコントローラ100に出力するも
のである。
【0034】位置ずれ算出手段は、ステージ63を回転
させる回転機構64、発光器671及び受光器672、
コンピュータ68及びそれにインストールされたプログ
ラム等で構成されている。また、補正データ算出手段及
び出力手段は、コンピュータ68及びそれにインストー
ルされたプログラムによって構成されている。
【0035】コンピュータ68は、マイクロプロセッサ
681と、RAM又はROMのようなメモリやハードデ
ィスク等から成る記憶部682とを備えている。そし
て、記憶部682には、各手段を構成するアライメント
プログラムが記憶されている。図3は、コンピュータ6
8にインストールされたアライメントプログラムを概略
的に示すフローチャートである。
【0036】図3に示すように、アライメントは、概略
的には、位置ずれの算出、一次補正データの算出、一次
補正データと最大補正可能データとの比較、一次補正デ
ータが最大補正可能データ以下である二次補正データの
算出、一次補正データ又は二次補正データに従った基板
Sbの受け取り、の手順で行われる。そして、一次補正
データが最大補正可能データより大きい場合には、もう
一度基板Sbをステージ63に載置して同様のアライメ
ントが行われる。
【0037】以下、上記手順を可能にする各手段を構成
するプログラムについて説明する。まず、位置ずれ算出
手段を構成するプログラムについて図4を使用して説明
する。図4は、一次補正データについて説明する図であ
る。
【0038】位置ずれ算出手段は、基板基準点と装置基
準点とのずれを求める。本実施形態では、基板基準点
は、基板Sbの中心である。また、装置基準点は、ステ
ージ63の中心軸上であってアライメントレベルにある
点(以下、アライメント原点と呼び、図4中Oで示す)
が設定されている。位置ずれ算出手段は、受光器672
から送られた信号を処理して基板Sbの周縁の3点の位
置を求め、3点の位置から中心Cの位置を算出する。そ
して、算出された基板Sbの中心Cと、予め設定されて
いるアライメント原点Oとから、位置ずれ量を算出す
る。このような演算処理は、前掲の特開平11−312
727号公報に開示されたものと同様なので、詳細な説
明は省略する。
【0039】次に、補正データ算出手段を構成するプロ
グラムは、算出された位置ずれ量を補正するためのプロ
グラムである。この点を同様に図4を使用して説明す
る。図4において、OとCを結ぶベクトルMが位置ずれ
量に相当する。搬送ロボット2の基板支持具21のU字
状の切り欠きのうちの円弧部分の中心が、支持具基準点
である(図4にAで示す)。搬送ロボット2は、基板
Sbをステージ63に載置する際には、前述したよう
に、支持具基準点Aをアライメント原点Oと同一鉛直
線上に位置させながら下降する。しかし、基板Sbをス
テージ63から取り去る際には、支持具基準点Aを基
板Sbの中心Cに一致させて基板Sbを支持しようとす
る。
【0040】具体的に説明すると、搬送ロボット2は、
基板支持具21を所定のスタンバイ状態を取らせる。こ
の状態では、基板支持具21は、ステージ63よりも低
い水平面上に位置する。スタンバイ状態では、搬送ロボ
ット2の回転軸上の点(以下、ロボット原点と呼び、図
4にQで示す)と基板Sbの中心軸とを結ぶ水平なライ
ン(以下、支持具進入ラインとよび、図4にAで示
す)上であってロボット原点Qから所定の距離の点に支
持具基準点Aが位置する(以下、この位置を支持具ス
タンバイ位置と呼ぶ)。と同時に、スタンバイ状態で
は、基板支持具21の切り欠きのUの字の深さ方向(以
下、支持具基準方向)が支持具進入ラインA に沿った
姿勢となる。
【0041】この状態で、基板支持具21は、支持具基
準方向を支持具進入ラインAに一致させながら、支持
具スタンバイ位置と基板Sbの中心Cとの間の距離だけ
直線移動する。その結果、支持具基準点Aが基板Sb
の中心Cと同一鉛直線上の下方に位置する。この状態
で、基板支持具21が上昇することで、支持具基準点A
が基板Sbの中心Cに一致した状態で基板Sbがステ
ージ63から取り去られる。従って、補正データ算出手
段を構成するプログラムは、位置ずれ算出手段の演算結
果から、支持具スタンバイ位置の座標を求め、支持具ス
タンバイ位置と基板Sbの中心Cとの結ぶ距離と方向を
演算するプログラムである。このプログラムの詳細も、
前掲の公報に開示されたものと同様なので、説明は省略
する。
【0042】次に、出力手段について説明する。図5
は、出力手段における比較について説明する平面概略図
である。出力手段における比較は、補正データ算出手段
が求めた一次補正データを所定の最大補正可能データと
比較するものである。本実施形態における最大補正可能
データは、搬送ロボット2がステージ63から基板Sb
を取り去る際に搬送ロボット2の基板支持具21がステ
ージ63に機械的に干渉しない範囲の量として予め定め
られたものである。この点を、以下に具体的に説明す
る。
【0043】前述したように、搬送ロボット2は、支持
具基準点Aが基板Sbの中心Cと同一鉛直線上に位置
するようにして基板支持具21をステージ63の下方に
位置させた後、基板支持具21を上昇させることでアラ
イメントされた状態で基板Sbを受け取る。この際、図
5(1)に示すように、アライメント原点Oに対する基
板Sbの中心Cの位置ずれが小さい場合、基板支持具2
1はステージ63に干渉することなく上昇して基板Sb
を受け取れる。しかしながら、位置ずれが大きくなる
と、図5(2)に示すように、平面視においてステージ
63が基板支持具21の切り欠きからはみ出てしまう。
この状態で基板支持具21が上昇すると、前述したよう
に基板支持具21とステージ63とが干渉する。このよ
うな機械的な干渉が無い範囲で基板支持具21が基板S
bを受け取るためには、ステージ63の縁と基板支持具
21の切り欠きの縁との水平方向の距離が所定の必要ク
リアランス値以上であることが必要である。必要クリア
ランス値は、搬送ロボット2の精度等から必要とされる
値である。
【0044】上記条件を、より一般化して説明する。前
述したように、搬送ロボット2は、支持具基準方向を支
持具進入ラインAに一致させながら基板支持具21を
移動させて支持具基準点Aが基板Sbの中心Cと同一
鉛直線上になる位置で停止させる。ここで、アライメン
ト原点Oの位置は既知であり、基板Sbの中心Cの位置
や支持具進入ラインAの方向は前述したように補正デ
ータ算出手段が既に求めている。また、基板支持具21
のU字状の切り欠きの寸法も既知である。
【0045】従って、図5(1)に示すように、支持具
基準点Aが基板Sbの中心Cと同一鉛直線上になる位
置で基板支持具21が停止した際、平面視において、U
字状の切り欠きの縁上の各点のうち、アライメント原点
Oに最も近い点(以下、最端点とよび、mdpで示す)
を知ることができ、その点とアライメント点との距離
(以下、最短距離と呼び、mdで示す)も演算により求
めることができる。
【0046】図5(1)に示す例では、支持具基準点A
が基板Sbの中心Cと同一鉛直線上になる位置で基板
支持具21が停止した状態では、ステージ63の中心軸
(即ちアライメント原点Oは、基板支持具21の切り欠
きの深さ方向において支持具基準点よりも深い位置にあ
る。この場合、最端点mdpは、図5(1)に示すよう
に、基板Sbの中心Cとアライメント原点Oと結ぶ線が
切り欠きの縁に交わる点になる。
【0047】基板Sbの中心Cの座標は既に求められて
おり、基板支持具21の切り欠きの寸法も既知である。
従って、アライメント原点Oと最端点mdpとの距離即
ち最短距離mdは、演算により求めることができる。出
力手段は、最短距離mdを求め、その値が(ステージ半
径r+必要クリアランス値cl)以上であるかどうか判
断する。そして、md≧r+clであれば、補正データ
算出手段が求めた一次補正データをそのまま補正信号と
してコントローラ100に出力する。尚、本実施形態に
おいて、md≧r+clであるということは、一次補正
データが最大補正可能データ以下であるということに相
当している。
【0048】また、図5(2)に示すように、平面視で
基板支持具21がステージ63に重なっている場合、最
短距離mdは理論的には存在しない。この場合には、便
宜上、最短距離mdは、同様に、基板Sbの中心Cとア
ライメント原点Oとを結ぶ線が切り欠きの縁に交わる点
を最短点mdpとして同様にmdを算出する。結局、い
ずれの場合も、最短距離mdは同様の演算で求めること
になる。
【0049】図5(2)から明らかなように、基板支持
具21がステージ63に重なっている場合、md<r+
clになる。この場合のように、md<r+clと判断
された場合、出力手段は、二次補正データを算出する。
二次補正データは、一次補正データからのシフト量が最
も少ない点であって、その点に支持具基準点Aが一致
するよう基板支持具21を位置させた際、mdが必要ク
リアランス値になるような点の座標のデータである。こ
の点を図6を使用して説明する。図6は、二次補正デー
タを算出する演算について説明する図である。
【0050】一次補正データは、支持具基準点Aが基
板Sbの中心Cと同一鉛直線上となるようにするデータ
であった。この点からのシフト量が最も小さくて、か
つ、シフト後にmdが必要クリアランスになるようにす
るには、mdpとアライメント原点Oとを方向(以下、
シフト方向)に、(mdp+必要クリアランス値)の分
の長さだけシフトすれば良い。具体的には、図6に示す
ように、基板Sbの中心Cとアライメント原点Oとを結
ぶ方向において、支持具基準点Aを最端点mdに近づ
く向きに所定距離シフトさせれば良い。所定距離とは、
シフト後の最短距離mdが(ステージ半径r+必要クリ
アランス値cl)になるようにする距離である。基板S
bの中心から、このベクトルでシフトした点を、修正目
標点と呼び、Sで示す。
【0051】出力手段は、上記修正目標点Sの座標を算
出し、その点と同一鉛直線上に支持具基準点Aを位置
させるよう、支持具スタンバイ位置のデータ、支持具進
入ラインAの方向のデータ、支持具スタンバイ位置と
修正目標点Sのデータを算出する。そして、これらのデ
ータが二次補正データであり、出力手段は、この二次補
正データを補正信号としてコントローラ100に出力す
る。
【0052】図6に示す例では、基板Sbの中心Cとア
ライメント原点Oを結ぶ方向(以下、CO方向)にシフ
トさせた点が修正目標点Sであったが、単純に切り欠き
の幅方向(支持具基準方向に垂直な方向)にシフトさせ
る場合もある。また、幅方向のシフトとともに、これ
は、基板支持具21のU字状の切り欠きの側縁がステー
ジ63に重なってしまう場合である。場合によっては、
より一般化して説明すると、図4に示すようなアライメ
ント原点Oを中心としたXY座標系において、一次補正
データにおける基板Sbの中心Cの座標が一次象限又は
二次象限にある場合、CO方向でのシフト、又は、CO
方向でのシフト+幅方向でのシフトが必要になる。ま
た、基板Sbの中心Cが第三象限又は第四象限にある場
合、幅方向のシフトのみで足りる。
【0053】次に、図3に示すアライメントプログラム
の説明も兼ね、上記構成に係るアライメントシステムの
全体の動作について説明する。アライメントプログラム
が始動すると、搬送ロボット2は、基板Sbを載せた基
板支持具21をステージ63の真上に移動させ、支持具
基準点Aがアライメント原点Oと同一鉛直線上となる
位置で停止させる。搬送ロボット2は、その位置から基
板支持具21を垂直に下降させ、基板Sbをステージ6
3に載置する。そして、回転機構64によりステージ6
3を回転させ、位置ずれ算出手段により前述したように
位置ずれを算出する。次に、一次補正データ算出の算
出、一次補正データと最大補正可能データとの比較を前
述したように順次行う。
【0054】そして、一次補正データが最大補正可能デ
ータ以下である場合には、そのままその一次補正データ
に基づいて基板Sbの受け取り動作を行う。具体的に
は、一次補正データは、出力手段により搬送ロボット2
に送られる。そして、前述したように、搬送ロボット2
は、一次補正データで指定された支持具スタンバイ位置
に支持具基準点Aが一致する基板支持具21を位置さ
せる。そして、その位置から支持具進入ラインAに沿
って基板支持具21を直線移動させ、支持具基準点A
が基板Sbの中心と同一直線上になる位置で停止させ
る。その後、その位置から基板支持具21を垂直に上昇
させ、基板支持具21上に基板Sbを載置する。一次補
正データが最大補正可能データ以下である場合には、こ
れでアライメントは終了であり、基板Sbは搬送ロボッ
ト2により任意の位置に搬送される。
【0055】一方、一次補正データが最大補正可能デー
タより大きい場合(即ち、md<r+cl)には、前述
したように、出力手段は、二次補正データを算出して搬
送ロボット2に送る。搬送ロボット2は、二次補正デー
タに従って基板Sbの受け取り動作を行う。具体的に
は、搬送ロボット2は、二次補正データで指定された支
持具スタンバイ位置に支持具基準点Aが一致する基板
支持具21を位置させる。そして、その位置から支持具
進入ラインAに沿って基板支持具21を直線移動さ
せ、支持具基準点Aがシフト後中心と同一直線上にな
る位置で停止させる。その後、その位置から基板支持具
21を垂直に上昇させ、基板支持具21上に基板Sbを
載置する。
【0056】一次補正データが最大補正可能データより
大きい場合には、これでアライメントは終了ではなく、
もう一度位置ずれの検出と補正を行う(以下、この動作
を第二次アライメントと呼ぶ)。図3に示すように、ア
ライメントプログラムは、搬送ロボット2を操作して基
板Sbをステージ63上に再び載置する。この場合も、
支持具基準点Aがアライメント原点Oと同一直線上に
なるようにしてから基板支持具21を垂直に下降させて
行う。その後、同様に、位置ずれ算出手段による位置ず
れの算出、一次補正データの算出、一次補正データと最
大補正可能データとの比較を順次行う。
【0057】そして、一次補正データが最大補正可能デ
ータ以下(即ち、md≧r+cl)であったら、その一
次補正データに従って搬送ロボット2を動作させ、基板
Sbを受け取らせる。これでアライメントが終了であ
る。一方、一次補正データが再び最大補正可能データよ
り大きいと判断されたら、アライメントプログラムは、
再び基板支持具21がステージ63に干渉することなく
基板Sbを受け取れるよう、同様に二次補正データを算
出する。それとともに、アライメントプログラムは、ア
ライメントエラーを出力する。
【0058】アライメントエラーが出力されると、それ
が不図示の表示部によって表示され、装置のオペレータ
に知らされる。並行して、アライメントプログラムは、
二次補正データに従って搬送ロボット2を動作させ、基
板Sbを受け取らせる。この基板Sbの処理は中止さ
れ、搬送ロボット2は、この基板Sbをそのままロード
ロックチャンバー3内のロック内カセット31に戻す。
そして、オートローダ4がこの基板Sbを外部カセット
5に戻した後、アライメントエラーの原因の調査等、オ
ペレータによるメンテナンスが必要に応じて行われる。
【0059】以上でアライメント関連の説明は終了し、
図1を使用して基板処理装置の他の部分の説明を次に行
う。まず、エッチングチャンバー7は、アルゴン又は窒
素などのガスを内部に導入する不図示のガス導入手段
と、導入されたガスに高周波エネルギー等を与えてプラ
ズマを形成する不図示のプラズマ形成手段と、基板Sb
に高周波電圧を印加してプラズマと高周波との相互作用
により基板Sbに負のセルフバイアス電圧を印加する不
図示の高周波電源とから主に構成されている。プラズマ
中の正イオンは、負のセルフバイアス電圧によって引き
出されて基板Sbに入射し、基板Sbの表面の自然酸化
膜又は保護膜等がエッチングされる。この結果、基板S
bの本来の材質の清浄な表面が露出するようになってい
る。
【0060】また、スパッタチャンバー8は、マグネト
ロンスパッタリングによって所定の薄膜を基板Sbの表
面に作成するよう構成されている。具体的には、前面の
被スパッタ面がスパッタチャンバー8内に露出するよう
にして不図示のターゲットを設け、このターゲットに負
の直流電圧又は高周波電圧を印加するよう構成する。そ
して、ターゲットの背後に不図示の磁石機構を設けてタ
ーゲットを貫くアーチ状の磁力線を周状に形成する。ま
た、スパッタチャンバー8内にアルゴンや窒素等のガス
を導入する不図示のガス導入手段が設けられる。
【0061】導入されたガスは、ターゲットに印加され
た電圧によって放電し、プラズマが形成される。プラズ
マ中の正イオンはターゲットをスパッタしてスパッタさ
れたターゲットの材料が基板Sbに達する。この結果、
ターゲットの材料よりなる薄膜が基板Sbの表面に作成
される。スパッタされたターゲットの材料がガスと反応
して反応生成物の薄膜が基板Sbの表面に作成される場
合もある。
【0062】また、図1に示すように、装置は、予備の
真空チャンバー9を備えている。予備の真空チャンバー
は、必要に応じて、処理後に基板Sbを冷却する冷却チ
ャンバー等として構成される。尚、オートローダ4は、
搬送ロボット2と同様の多関節アーム型のロボットであ
る。オートローダ4としては、前掲の公報に開示されて
いるような複数枚の基板Sbを同時に保持して搬送する
タイプのものを使用することができる。
【0063】次に、上記構成に係る本実施形態の基板処
理装置の全体の動作について概略的に説明する。まず、
オートローダ4によって未処理の基板Sbが一方のロッ
ク内カセット31に搬送される。セパレーションチャン
バー1内の搬送ロボット2は、ロック内カセット31か
ら基板Sbを一枚ずつ取り出し、ヒートチャンバー6に
送る。ヒートチャンバー6では、ステージ63は予め所
定の上限位置に上昇している。搬送ロボット2は、前述
したように、支持具基準点Aがアライメント原点Oと
同一鉛直線上になるようにした後、基板支持具21を垂
直に下降させて基板Sbをステージ63に載置する。
【0064】基板Sbを受け取ったステージ63は下降
し、基板Sbが基板ホルダー62の上面ブロック623
の上に載せられる。加熱ブロック622内のヒータ62
1が予め動作しており、載せられた基板Sbはヒータ6
21からの熱によって加熱される。基板Sbの温度は、
不図示の放射温度計又は熱電対等によってモニタされ、
ヒータ621が制御されて、所定の加熱温度が所定時間
維持される。所定時間経過すると、昇降機構65が動作
してステージ63が上昇し、基板Sbを所定の高さに位
置させる。この高さは、位置ずれ算出手段による位置ず
れの算出が可能な高さであり、前掲の公報にいう位置出
しレベルである。
【0065】回転機構64がステージ63を回転させ、
上述した位置ずれ算出手段が動作して位置ずれが算出さ
れる。そして、上述したように、一次補正データ又は二
次補正データに従って搬送ロボット2が基板Sbをステ
ージ63から受け取ることでアライメントが行われる。
その後、搬送ロボット2はこの状態の基板Sbを前処理
エッチングチャンバー7に送る。上述したようにエッチ
ングによって表面の自然酸化膜又は保護膜等が除去され
た後、基板Sbは搬送ロボット2によってスパッタチャ
ンバー8に送られる。そして、前述したようにスパッタ
チャンバー8内でスパッタリングによる成膜が行われ
る。その後、基板Sbは元の又は他方のロードロックチ
ャンバー3に戻される。
【0066】このようにして基板Sbを一枚ずつ一方の
ロードロックチャンバー3から取り出して順次処理を行
い、最後にロードロックチャンバー3に戻す。そして、
ロードロックチャンバー3のロック内カセット31に所
定数の基板Sbが収容されたら、オートローダ4を動作
させ、この所定数の基板Sbを外部カセット5に搬出す
る。
【0067】上記実施形態によれば、基板Sbがアライ
メントされた状態で各処理チャンバー6,7,8に搬送
されるので、処理の再現性が高い。また、基板ホルダー
上での基板Sbが常に同じ位置に保たれるので、パーテ
ィクルの発生が少ない。従って、処理の品質が高い。ま
た特に、一次補正データ最大補正可能データよりも大き
い場合には、最大補正可能データ以下である二次補正デ
ータに従って位置ずれの補正が行われるので、搬送ロボ
ット2とステージ63とが機械的に干渉することがな
い。このため、位置ずれ量が大きい場合でも、搬送エラ
ーや、搬送ロボット2、ステージ63及び基板Sbの破
損等の事故が発生することがない。さらに、二次補正デ
ータに従ってアライメントを行った場合、もう一度アラ
イメントが行われるので、位置ずれ量が大きい場合でも
正しくアライメントが行われる可能性が高い。
【0068】尚、上記説明では、装置基準点と基板基準
点との位置ずれの補正について専ら説明されたが、基板
の周方向の位置ずれの補正についても、前掲の公報に開
示された構成により同時に行われる。上記実施形態にお
いて、一次補正データと最大補正可能データとの比較
は、最短距離mdを求めてこれを(ステージ半径r+必
要クリアランス値cl)と比較するものであったが、こ
れには限られない。例えば、最大補正可能データとし
て、X方向=5mm、Y方向=5mmを設定し、図4に
示す位置ずれ量Mの大きさがこれらの範囲に入っている
かを判断しても良い。この場合、もしこの範囲に入って
いなければ、X方向5mm、Y方向5mmで最初にアラ
イメントを行う。そして、再び位置ずれ量を算出して最
大補正可能データ以内であるかを判断する。
【0069】また、上記実施形態では、プリヒートチャ
ンバー6内にアライメントシステムの構成要素が備えら
れ、基板Sbがプリヒートチャンバー6内にある際にア
ライメントが行われたが、これは必須の条件ではない。
例えば、前掲の公報に従来の技術として説明されている
ように、外部カセット5とロードロックチャンバー3と
の間にステージを設け、ここでアライメントを行うよう
にしてもよい。この場合は、オートローダ4がアライメ
ント用のロボットに兼用されると好適である。また、セ
パレーションチャンバー1内にステージを設けたり、セ
パレーションチャンバー1の周囲のプリヒートチャンバ
ー6以外のチャンバーにステージを設けてアライメント
を行っても良い。
【0070】尚、上記実施形態では、第二次アライメン
トにおける一次補正データが最大補正可能データより大
きかった場合、アライメントエラーを出力してその基板
Sbの処理を中止したが、再度アライメントを繰り返し
ても良い。さらに、一次補正データや二次補正データ
は、支持具スタンバイ位置のデータ、支持具進入ライン
のデータ及び基板支持具21の移動距離のデータで
あったが、アライメントの方式やアルゴリズムは各種の
ものがあり、それらに従って一次補正データや二次補正
データのタイプは適宜変更される。
【0071】また、最大補正可能データは、基板支持具
21がステージ63に機械的に干渉しない範囲というこ
とであったが、それ以外の場合もあり得る。例えば、基
板支持具21が支柱631に干渉しない範囲のデータと
して最大補正可能データは設定され得る。また、機械的
には補正は可能だが、ある大きな位置ずれが発生した場
合に装置の運転を止める必要がある場合、そのような基
準の値として最大補正可能データが定められることもあ
る。
【0072】以上の説明では、基板処理装置の一例とし
てスパッタリングを行うものを採り上げたが、化学蒸着
(CVD)のような他の成膜処理や、エッチング処理等
を行うものであっても良い。また、前掲の公報に説明さ
れているように、スパッタリングとCVDのような異種
の処理を複合させた装置であっても良い。さらに、チャ
ンバーのレイアウトとしては、前述したようなクラスタ
ーツール型の他、基板Sbの搬送方向に沿って複数の処
理チャンバーを縦設したインライン型のレイアウトであ
っても良い。また、マルチチャンバーではなく、一つの
処理チャンバーのみの装置であっても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の各請求項の発
明によれば、一次補正データ最大補正可能データよりも
大きい場合には、最大補正可能データ以下である二次補
正データに従って位置ずれの補正が行われるので、搬送
ロボットとステージとが機械的に干渉することがない。
このため、位置ずれ量が大きい場合でも、搬送エラー
や、搬送ロボット、ステージ及び基板の破損等の事故が
発生することがない。また、請求項2又は5記載の発明
によれば、上記効果に加え、二次補正データに従ってア
ライメントを行った場合、もう一度アライメントが行わ
れるので、位置ずれ量が大きい場合でも正しくアライメ
ントが行われる可能性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態に係るマルチチャンバータ
イプの基板処理装置の概略構成を示す平面図である。
【図2】アライメントシステムを備えたプリヒートチャ
ンバー6の正面概略図である。
【図3】コンピュータ68にインストールされたアライ
メントプログラムを概略的に示すフローチャートであ
る。
【図4】一次補正データについて説明する図である。
【図5】出力手段における比較について説明する平面概
略図である。
【図6】二次補正データを算出する演算について説明す
る図である。
【図7】従来の装置におけるアライメント不能の問題に
ついて示した平面概略図である。
【符号の説明】
1 セパレーションチャンバー 2 搬送ロボット 3 ロードロックチャンバー 4 オートローダ 5 外部カセット 6 プリヒートチャンバー 63 ステージ 68 コンピュータ 681 マイクロプロセッサ 682 記憶部 7 前処理エッチングチャンバー 8 スパッタチャンバー 100 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梨本 清 東京都府中市四谷5丁目8番1号アネルバ 株式会社内 Fターム(参考) 4K029 AA06 BD01 KA01 4K030 CA04 GA12 LA15 4M104 DD39 5F031 CA01 FA01 FA02 FA07 FA12 GA02 GA43 GA47 HA02 HA03 HA16 HA32 HA37 HA38 HA58 HA59 JA01 JA05 JA15 JA28 JA29 JA32 JA34 JA46 JA51 KA11 KA12 KA13 LA11 LA12 LA14 MA04 MA28 MA29

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対して所定の処理を施す基板処理
    装置において、装置内の基準となる点に対する基板上の
    基準となる点の位置ずれを求めてこの位置ずれを補正す
    るアライメント方法であって、前記位置ずれを算出する
    ステップと、前記算出された位置ずれから一次補正デー
    タを算出するステップと、前記算出された一次補正デー
    タを所定の最大補正可能データと比較するステップと、
    一次補正データが最大補正可能データ以下である場合に
    はその一次補正データに従って補正信号を出力し、一次
    補正データが最大補正可能データより大きい場合には、
    最大補正可能データ以下のデータである二次補正データ
    に従って補正信号を出力するステップと、出力された補
    正信号に従って位置ずれを補正するステップとを含むこ
    とを特徴とするアライメント方法。
  2. 【請求項2】 前記二次補正データに従って出力された
    補正信号によりアライメントを行った場合、前記各ステ
    ップを一度以上繰り返すことを特徴とする請求項1記載
    のアライメント方法。
  3. 【請求項3】 ロボットからステージに前記基板を渡し
    てステージ上に前記基板を載置するステップと、ステー
    ジからロボットに前記基板を渡してステージから基板を
    取り去るステップと、ステージから前記基板を取り去る
    際、前記位置ずれが補正された位置でロボットがステー
    ジから前記基板を取り去れるようロボットとステージと
    の位置関係を制御するステップとを備え、 前記最大補正可能データは、前記ロボットが前記ステー
    ジから前記基板を取り去る際に前記ロボットが前記ステ
    ージに機械的に干渉しない範囲の量として予め定められ
    たものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    アライメント方法。
  4. 【請求項4】 基板に対して所定の処理を施す基板処理
    装置であって、装置内の基準となる点に対する基板上の
    基準となる点の位置ずれを求めてこの位置ずれを補正す
    るアライメントを行うアライメントシステムを備えてお
    り、 このアライメントシステムは、前記位置ずれを算出する
    位置ずれ算出手段と、前記位置ずれ算出手段が算出した
    位置ずれから一次補正データを算出する補正データ算出
    手段と、補正データ算出手段が求めた一次補正データが
    所定の最大補正可能データ以下である場合にはその一次
    補正データに従って補正信号を出力し、一次補正データ
    が最大補正可能データより大きい場合には、最大補正可
    能データ以下のデータである二次補正データを算出して
    この二次補正データに従って補正信号を出力する出力手
    段とを有しており、出力手段により出力された出力され
    た補正信号によりアライメントを行うものであることを
    特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 前記アライメントシステムは、前記二次
    補正データに従って出力された補正信号によりアライメ
    ントを行った場合、その基板について一度以上アライメ
    ントを繰り返すものであることを特徴とする請求項4記
    載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記基板が載置されるステージと、前記
    基板をステージに載置するとともにステージから前記基
    板を取り去ることが可能なロボットと、前記位置ずれが
    補正された位置でロボットがステージから基板を取り去
    れるようロボットとステージとの位置関係を制御するコ
    ントローラとを備えており、 前記出力手段からの信号は、コントローラに入力される
    ものであり、前記最大補正可能データは、前記ロボット
    が前記ステージから基板を取り去る際に前記ロボットが
    前記ステージに機械的に干渉しない範囲の量として予め
    定められたものであることを特徴とする請求項4又は5
    記載の基板処理装置。
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