JP2001110872A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001110872A
JP2001110872A JP28319099A JP28319099A JP2001110872A JP 2001110872 A JP2001110872 A JP 2001110872A JP 28319099 A JP28319099 A JP 28319099A JP 28319099 A JP28319099 A JP 28319099A JP 2001110872 A JP2001110872 A JP 2001110872A
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JP28319099A
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Toshitaka Yamamoto
敏隆 山本
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板がホルダに適正に渡されたか否かを簡易
に確認するこができる基板処理装置を提供すること。 【解決手段】 搬送用真空ロボットのハンドから搬送保
持部材52の支持板52cに基板が渡された段階で、投
光部71から光ビームDBを出射しつつ受光部72でこ
の光ビームDBを検出する。受光部72で光ビームDB
が検出された場合、基板が適正にセットされたものと判
断して、その後の処理を続行し基板下面に成膜を行う。
一方、受光部72で光ビームDBが検出されなかった場
合、基板が適正にセットされていないものと判断して、
その後の処理を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、搬送されてきた
基板を適所に保持して成膜等の処理を行う基板処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】基板に成膜等の処理を行うための装置で
は、処理対象である基板を保持するため、ホルダ等が必
要になる。このようなホルダは、搬送装置から搬送され
てきた基板の位置ずれを補償して目標位置に適正に基板
を保持した上で目的の処理を行うため、形状的構造によ
って基板を案内・支持する段差を形成する場合がある。
この場合、段差の斜面で基板の縁を案内し、この斜面で
案内されて適正な位置に移動した基板の縁を下側の略水
平な支持面で支持することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記基板処理
装置では、段差から完全にはずれた状態で基板が搬送さ
れる場合があり得る。この場合、段差に設けた斜面によ
って基板を案内することができなくなり、基板を目標位
置に配置できなくなる。このように適正でない状態でホ
ルダに渡された基板は、後の取り扱いによって局所的な
力が加わったり落下したりして破損してしまう可能性が
ある。
【0004】そこで、本発明は、基板がホルダに適正に
渡されたか否かを簡易に確認するこができ、その後の処
理に不都合が生じない基板処理装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の基板処理装置は、基板を形状的構造によっ
て所定位置に案内して支持する保持部材と、前記所定位
置に支持された基板の近傍を通過するとともに前記所定
位置からずれて支持された基板によって遮られる条件と
した所定光路に沿って光を供給することによって、前記
基板の位置ずれの有無を検出するずれ検出装置とを備え
る。
【0006】上記装置では、ずれ検出装置が所定光路に
沿って光を供給することによって、前記基板の所定位置
からの位置ずれの有無を検出するので、基板が保持部材
に適正に渡されたか否かを簡易に確認するこができ、そ
の後の処理を確実なものとすることができる。
【0007】また、本発明の好ましい態様では、前記保
持部材が、基板をこの基板の縁部分によって前記所定位
置に案内する傾斜案内部と、当該傾斜案内部の下方に設
けられて前記基板を当該基板の縁部分によって前記所定
位置に支持する略水平面からなる支持部とを備え、前記
ずれ検出装置が、前記所定位置に支持された基板の近接
した上方に配置された前記所定光路に検査光を投光する
投光部と、前記所定光路を経た前記検査光を検出する受
光部とを備えることを特徴とする。
【0008】上記装置では、前記保持部材が基板をこの
基板の縁部分によって前記所定位置に案内する傾斜案内
部を備えるので、簡易な構造によって基板の位置ずれ修
正が可能になる。また、前記ずれ検出装置が前記所定位
置の基板の近接した上方の前記所定光路に検査光を投光
する投光部を備えるので、基板が傾斜案内部の上部に乗
り上げたことを簡易に判断できる。
【0009】また、本発明の好ましい態様では、前記保
持部材に基板を搬送して移載する搬送装置をさらに備え
ることを特徴とする。
【0010】上記装置では、搬送装置によって基板を搬
送して前記保持部材に移載するので、搬送装置から保持
部材への基板の移載を円滑なものとできる。
【0011】また、本発明の好ましい態様では、ブラズ
マビームを処理容器中に供給するプラズマ源と、膜材料
を収容可能な材料蒸発源を有するとともに前記処理容器
中に配置されて前記プラズマビームを導くハースとをさ
らに備え、前記保持部材が、前記処理容器中で前記ハー
スに対向して基板を保持する。
【0012】上記装置では、プラズマを用いて成膜を行
う成膜装置において、前記保持部材が前記処理容器中で
前記ハースに対向して基板を適正に保持したか否かを確
認することができ、基板の円滑な成膜処理が可能にな
る。
【0013】なお、上記装置において、磁石及びコイル
の少なくとも一方を前記ハースの周囲に環状に配置して
なるとともに前記ハースの近接した上方の磁界を制御す
る磁場制御部材をさらに備えるものとできる。さらに、
前記プラズマ源は圧力勾配型のプラズマガンとできる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る基板処理装置の全体構造を示す平面図である。この基
板処理装置は、半導体ウェハ等に成膜を行うための装置
であり、搬送装置10を中心にして、イオンプレーティ
ングを利用して基板W上に配線層などの膜を形成する一
対の成膜ユニット12、13と、成膜前の基板Wを装置
内に搬入するとともに成膜後の基板Wを装置外に搬出す
るための一対の搬出入室14、15とを備える。
【0015】成膜ユニット12は、配線膜の材料である
Cuを収容する材料蒸発源に向けてプラズマビームを供
給することにより、材料蒸発源のCuを蒸発させて基板
W上にCu膜を付着させるためのものである。この成膜
ユニット12に隣接して配置される成膜ユニット13
は、成膜ユニット12とほぼ同一の構造を有する。
【0016】搬出入室14は、基板処理装置の外部との
間で基板Wをやりとりするためのもので、複数の基板W
を収納するカセットCAを載置するカセットステージ
と、このカセットステージを昇降移動させるステージ駆
動装置とを備える。この搬出入室14に隣接して配置さ
れる搬出入室15は、搬出入室14とほぼ同一の構造を
有する。なお、一方の搬出入室14を搬入専用とし、他
方の搬出入室15を搬出専用とすることができるが、両
搬出入室14、15に搬入と搬出との双方を行わせるこ
ともできる。
【0017】搬送装置10は、ゲート弁24を介して各
成膜ユニット12、13と開閉可能に接続されており、
ゲート弁25を介して各搬出入室14、15と開閉可能
に接続されている。搬送装置10を構成する搬送室の中
央には、多関節型の搬送用真空ロボット26が配置され
ており、この搬送装置10の周囲に固定された成膜ユニ
ット12、13や搬出入室14、15との間で基板Wの
受け渡しが可能になっている。
【0018】以下、図1に示す基板処理装置の動作につ
いて説明する。この基板処理装置で処理すべき未処理の
基板Wを収納するカセットCAは、一旦搬出入室14、
15のいずれかに搬入され、ここで一時的に保管され
る。その後、搬送装置10に設けた搬送用真空ロボット
26によって、搬出入室14、15中に配置したカセッ
トCA中の基板Wを一枚一枚搬送装置10内部に取り込
み、続いて各成膜ユニット12、13内部に交互に搬送
する。各成膜ユニット12、13では、基板W上にCu
配線層を順次形成する。つまり、両成膜ユニット12、
13では、成膜処理のスループット向上のため、同一の
処理を並行して独立に行う並列処理が実行される。いず
れかの成膜ユニット12、13でCu配線層の成膜が終
了した基板Wは、搬送装置10を経て、搬出入室14、
15中に配置したカセットCA中に順次収納される。処
理済みの基板Wを収容したカセットCAは、基板処理装
置の外部に搬出される。
【0019】図2は、図1に示す搬送装置10及び成膜
ユニット12の構造を説明する図である。
【0020】搬送用真空ロボット26は、伸縮するとと
もに中心軸CXの回りに回転可能であるアーム26a
と、アーム26aの先端に固定されて基板Wを支持する
ハンド26bとを備える。基板Wを支持するハンド26
bは、アーム26aに送られて、周囲の成膜ユニット1
2、13等の内部に基板Wを進退させることができる。
【0021】成膜ユニット12は、真空気密を保ち得る
密閉構造の処理容器である成膜室41で構成される。成
膜室41内部の下方には、蒸発物質を収容する凹部を有
する蒸発物質源でありかつ陽極であるハース42aと、
このハース42aを中心としてその周囲に環状に配置さ
れる環状補助陽極42bとからなる陽極部材42のほ
か、磁場制御部材として環状補助陽極42bの直下に配
置される環状磁石42cが配置されている。
【0022】成膜室41の下部側壁の一側面には、成膜
室41の内部を臨むようにプラズマ源であるプラズマガ
ン43が設けられている。このプラズマガン43は、特
開平8−232060号公報等に開示されている圧力勾
配型のプラズマガンであり、モリブデン製の外筒とキャ
リアガスを導入するタンタル製の内パイプとからなる2
重円筒の一端を円盤状の陰極で固定し他端にLaB6
の円盤を配置することによって形成したガン本体43a
と、ガン本体43aから出射するプラズマビームを引き
出す電極としての役割とともにプラズマビームを収束さ
せる役割を有する環状の電磁極部43bと、電磁極部4
3bを成膜室41に連結する筒状部43cとを備える。
また、プラズマガン43は、筒状部43cの周囲にプラ
ズマビームを成膜室41内に導くための環状のステアリ
ングコイル43dを有している。
【0023】成膜室41の上部であってプラズマガン4
3上方には、成膜室41中を適当な真空度に維持する排
気系45が設けられている。この排気系45は、排気室
45aと、排気遮断弁45bと、高真空用排気ポンプ4
5cとから構成される。
【0024】成膜室41内部の上方には、成膜中に基板
Wを保持するためのホルダ50が設けられている。この
ホルダ50は、成膜中における基板Wの温度と電位を調
節する調節部材51と、この調節部材51に基板Wを保
持する搬送保持部材52とを備える。搬送保持部材52
は、駆動機構60によって上下に駆動され、保持部材と
して基板Wを陽極部材42に対向して配置するとともに
基板Wの上面(裏面)を温調部材51の下面に当接させ
て基板Wの温度及び電位を調節する上方の成膜位置と、
基板Wの上面を温調部材51の下面から離間させて搬送
用真空ロボット26による基板Wの搬出搬入を可能にす
る下方の受渡位置(図示の状態)との間で適宜移動す
る。
【0025】以下、動作について説明する。予め搬送保
持部材52を下端の受渡位置に配置した状態とする。次
に、搬送用真空ロボット26のハンド26bが、成膜ユ
ニット12中に基板Wを被処理面すなわち成膜面を下向
きにして搬入し、この基板Wを搬送保持部材52にセッ
トする。つまり、基板Wの縁が搬送保持部材52の下部
に支持される。この状態で、ハンド26bを後退させる
とともに、搬送保持部材52を基板Wとともに上端の成
膜位置まで上昇させて、基板Wの上面を温調部材51の
下面に当接させる。これにより、基板Wを陽極部材42
に対して固定することができ、固定した基板Wの温度や
電位を調節することができる。
【0026】イオンプレーティングによる成膜について
具体的に説明すると、ハース42aの凹部には、Cu等
の蒸発物質金属が加熱され溶融状態で溜まっている。こ
の状態で、プラズマガン43からのプラズマビームを環
状補助陽極42bに入射させている待機状態からハース
42aに入射させる成膜状態にスイッチする。これによ
り、基板Wの下面すなわち被処理面に金属被膜が形成さ
れ成長する。基板Wの被処理面に形成された膜が所定の
膜厚になった段階で、プラズマビームを環状補助陽極4
2bに入射さる待機状態にスイッチする。以上により、
基板Wの被処理面への薄膜形成処理は終了する。なお、
本実施形態のプラズマガン43を用いることにより、強
力なプラズマビームを連続的に安定して供給することが
でき、基板W上に高品質の膜が迅速に形成されることに
なる。また、環状磁石42cによってハース42aの上
方にカスプ磁場を形成しハース42aに入射するプラズ
マビームを修正するので、基板W上により均一な厚さの
膜が形成されることになる。
【0027】次に、駆動機構60は、搬送保持部材52
を上端の成膜位置から下端の受渡位置に移動させる。こ
の状態で、アーム26aは、搬送保持部材52と干渉し
ないように成膜ユニット12内に進入し、基板Wを支持
する搬送保持部材52の直下に移動する。次に、アーム
26aは、基板Wの縁を支持するまで上昇し、次いで後
退して基板Wを成膜ユニット12外に搬出する。
【0028】図3〜図5は、搬送保持部材52の構造等
を説明する図である。図3は成膜室41の上方から見た
平面図であり、図4は図3のA−A矢視側方断面図であ
り、図5は図3のB−B矢視側方断面図である。
【0029】温調部材51は、絶縁物を介して円柱体5
5に連結されており、この円柱体55を介して成膜室4
1の上部壁に固定されている。温調部材51の内部に
は、加熱用のヒータ線や冷却媒体の配管が収容されてお
り円柱体55内部を通して温調部材51の外部に引出さ
れている。この円柱体55は、上壁に設けた穴を介して
成膜室41の外に延びており、その先には、図示を省略
する電源装置や冷却媒体供給装置が接続されている。
【0030】搬送保持部材52は、水平方向に延びる十
字の上部板52aと、上部板52aの4つの先端部から
下方に延びる4つの連結板52bと、各連結板52bの
下端から水平方向内側に延びる4つの支持板52cとを
備える。各支持板52cの先端には、基板Wの縁を4ヶ
所で支持するための支持爪52dが形成されている。
【0031】上部板52aの中央からは、搬送保持部材
52を成膜位置と受渡位置との間で昇降させるため、絶
縁物を介して連結棒61が延びている。この連結棒61
は、上壁に設けた穴を介して成膜室41の外部に延びて
おり、その端部には、連結部材62が取り付けられてい
る。この連結部材62の反対側には、シリンダ機構63
のロッド63aが連結されている。連結部材62は、リ
ニアガイド64に案内されて上下に滑らかに移動する。
なお、シリンダ機構63とリニアガイド64とは、成膜
室41の上壁外部に固定された取付金具65に取り付け
られている。連結部材62と成膜室41との間には、連
結棒61を密封するようにベローズ65が設けてあり、
成膜室41内を気密に保っている。つまり、連結棒61
が上下に移動して成膜室41中に突起したり後退した場
合にも、ベローズ65が伸縮し、成膜室41中の真空状
態が維持される。
【0032】成膜室41の対向する側面には、基板Wの
位置ずれの有無を検出するずれ検出装置である投光部7
1及び受光部72が配置されている。
【0033】投光部71は、所定波長のレーザ光である
検査光を発生する光源71aと、光源71aからの検査
光を細い光ビームDBに整形する投光光学系71bとを
備える。なお、成膜室41の側壁の投光部71を設けた
位置には、円形の開口41cが形成されており、この開
口41cを封止するように平板ガラスからなるウィンド
ウ41eが取り付けられている。投光部71から出射し
た光ビームDBは、このウィンドウ41eを透過して成
膜室41中に入射する。
【0034】受光部72は、成膜室41中を通過した光
ビームDBを適当なビーム形状にする受光光学系72a
と、受光光学系72aを通過した検査光を検出する光デ
ィテクタ72bとを備える。なお、成膜室41側壁の受
光部72を設けた位置には、円形の開口41dが形成さ
れており、この開口41dを封止するように平板ガラス
からなるウィンドウ41fが取り付けられている。投光
部71から出射した光ビームDBは、障害物がない限
り、成膜室41及びウィンドウ41fを通過して受光部
72に入射する。
【0035】投光部71から出射して受光部72に入射
する光ビームDBの光路は、各支持板52cの先端に適
正に支持された基板Wの近接した上方になるように配置
されている。基板Wが支持板52cの先端に適正に支持
されず、わずかに浮いた状態となる場合、光ビームDB
の光路が阻止され、受光部72に光ビームDBが入射し
なくなる。これにより、基板Wが搬送保持部材52に適
正に支持さているか否かを簡易に判定することができ
る。
【0036】図6は、搬送保持部材52による基板Wの
支持を説明する図である。図6(a)は、基板Wが適正
に支持されている場合を示し、図6(b)は、基板Wが
適正に支持されていない場合を示す。
【0037】支持板52cの先端には、支持爪52dが
形成されている。この支持爪52dは、基板Wの縁部分
Weを案内する傾斜案内部81と、傾斜案内部81の下
方に設けられて基板Wの縁部分Weを所定位置に支持す
る支持部82とを有する。
【0038】図6(a)に示すように、基板Wが適正に
支持されている場合、基板Wの縁部分Weはともに支持
部82上に位置する。この結果、基板Wの上面は、光ビ
ームDBの光路の直下に配置されることになる。
【0039】図6(b)に示すように、基板Wが適正に
支持されていない場合、基板Wの縁部分Weの一方は、
傾斜案内部81の上に乗り上げた位置となる。この結
果、基板Wは、この縁部分Weの付近で光ビームDBの
光路を遮ることになる。
【0040】以上から明らかなように、必要なタイミン
グで受光部72によって光ビームDBの入射の有無を検
出することにより、基板Wが適正に支持されているか否
かを簡易確実に判断することができる。具体的には、搬
送用真空ロボット26のハンド26bから搬送保持部材
52の支持板52cに基板Wが渡された段階で、投光部
71から光ビームDBを出射しつつ受光部72でこの光
ビームDBを検出する。受光部72で光ビームDBが検
出された場合、基板Wが適正にセットされたものと判断
して、その後の処理を続行し基板W下面に成膜を行う。
一方、受光部72で光ビームDBが検出されなかった場
合、基板Wが適正にセットされていないものと判断し
て、その後の処理を中止し、例えば異常事態である旨の
警報を発生する。この場合、基板Wを搬送用真空ロボッ
ト26によって一旦成膜室41外に搬出することもでき
る。
【0041】以上、実施形態に即してこの発明を説明し
たが、この発明は上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、投光部71や受光部72の配置は、これら
の間での検査光の光路が、適正に支持された基板Wの近
傍を通過するとともに適正な位置からずれて支持された
基板Wによって遮られるものであれば任意に設定でき
る。また、投光部71と受光部72のセットも1組に限
らず、複数組とすることができる。これにより、より高
い精度で位置ずれの検出が可能になる。
【0042】また、上記基板処理装置で処理される基板
Wは、円形の半導体ウェハ等に限られるものではなく、
長方形の液晶ガラス基板等とすることができる。
【0043】また、上記基板処理装置は、Cu配線層等
を形成するためのものであったが、各種膜を形成する装
置において、投光部71や受光部72等を設けることに
より、搬送保持部材52に支持された基板W位置ずれの
簡易な検出が可能になる。
【0044】また、上記基板処理装置は、イオンプレー
ティング装置に適用したものであるが、他の成膜装置や
熱処理装置等において、基板が処理位置に適正に配置さ
れているか否かを判定するべく上記と同様の投光部及び
受光部を設け、円滑な基板処理を図ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の基板処理装置によれば、ずれ検出装置が所定光路に沿
って光を供給することによって、前記基板の所定位置か
らの位置ずれの有無を検出するので、基板が保持部材に
適正に渡されたか否かを簡易に確認するこができ、その
後の処理を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施形態に係る基板処理装置の全
体構造を説明する平面図である。
【図2】図1の装置を構成するイオンプレーティングユ
ニット等の構造の説明図である。
【図3】搬送保持部材の構造等を説明する平面図であ
る。
【図4】図3のAA矢視断面図を示す。
【図5】図3のBB矢視断面図を示す。
【図6】基板の受渡の適否を説明する図である。
【符号の説明】
10 搬送装置 12,13 各成膜ユニット 14,15 搬出入室 26 搬送用真空ロボット 41 成膜室 42 陽極部材 43 プラズマガン 45 排気系 51 温調部材 52 搬送保持部材 71 投光部 72 受光部 DB 光ビーム W 基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を形状的構造によって所定位置に案
    内して支持する保持部材と、 前記所定位置に支持された基板の近傍を通過するととも
    に前記所定位置からずれて支持された基板によって遮ら
    れる条件とした所定光路に沿って光を供給することによ
    って、前記基板の位置ずれの有無を検出するずれ検出装
    置とを備える基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、基板を当該基板の縁部
    分によって前記所定位置に案内する傾斜案内部と、当該
    傾斜案内部の下方に設けられて前記基板を当該基板の縁
    部分によって前記所定位置に支持する略水平面からなる
    支持部とを備え、前記ずれ検出装置は、前記所定位置に
    支持された基板の近接した上方に配置された前記所定光
    路に検査光を投光する投光部と、前記所定光路を経た前
    記検査光を検出する受光部とを備えることを特徴とする
    請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材に基板を搬送して移載する
    搬送装置をさらに備えることを特徴とする請求項1記載
    の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 ブラズマビームを処理容器中に供給する
    プラズマ源と、膜材料を収容可能な材料蒸発源を有する
    とともに前記処理容器中に配置されて前記プラズマビー
    ムを導くハースとをさらに備え、前記保持部材は、前記
    処理容器中で前記ハースに対向して基板を保持すること
    を特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
JP28319099A 1999-10-04 1999-10-04 基板処理装置 Withdrawn JP2001110872A (ja)

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