JP2008128715A - 車両の燃費表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に備えられる燃費表示システムにおいて、瞬時燃費の表示を更新するタイミングを運転者が適切に視認することができるタイミングに設定することができる車両の燃費表示システムを提供する。
【解決手段】自動二輪車12の燃費表示システム10では、ECU50によって、移動距離と燃費消費量とから瞬時燃費が算出され、該算出された瞬時燃費はメータユニット62に設けられた燃費表示計11にて表示される。このような燃費表示システム10では、切換スイッチ94により、燃費表示計11での瞬時燃費の表示の更新タイミングをオートモード又はマニュアルモードに切換可能に構成され、その更新タイミングを変化させるように構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の燃費を算出し、算出された燃費を表示部に表示する車両の燃費表示システムに関する。
一般に、自動車や自動二輪車等の車両では、運転者から視認性のよい位置に車両の速度を表示する速度メータ等を備えるメータユニット(表示装置)が設けられている。通常、このようなメータユニットには、速度メータに加えて、総走行距離を表示するオドメータや、走行距離を表示すると共に運転者が任意にリセットできるトリップメータ等が設けられる。
近年、省エネルギや環境保全等への関心の高まりに伴い、この種のメータユニットに車両の燃費を表示する燃費表示計を追加することが提案されている。
特許文献1には、自動車の平均燃費及び瞬時燃費を表示できるメータユニットを備える燃費表示装置が記載されている。この場合、液晶ディスプレイを用い、オドメータ用の表示部と、平均燃費や瞬時燃費を表示させる燃費表示計やトリップメータ等を切換表示させる表示部とを並設している。
特開平11−20508号公報
ところで、前記瞬時燃費とは、所定時間内、例えば、過去数秒間〜数十秒間における燃費を示すものであり、通常、車両の走行状況等に応じて時々刻々と変化するものである。このような瞬時燃費は、経済走行等の観点から、運転者がその走行状況等に応じて適切なタイミングで視認し、把握できることが望ましい。
しかしながら、上記特許文献1に記載の燃費表示装置では、燃費表示計における瞬時燃費の表示を更新するタイミングについては全く考慮がなされていない。そこで、例えば、1秒毎に瞬時燃費の表示を更新する一定の更新タイミングであるものとして考えた場合、瞬時燃費は車速やスロットル開度等に応じて大きく変動することを鑑みると、該一定の更新タイミングでは運転者にとって瞬時燃費を適切なタイミングで確認することが難しいという課題がある。
本発明は上記課題を考慮してなされたものであり、車両に備えられる燃費表示システムにおいて、表示部での瞬時燃費の表示を更新するタイミングを、運転者が適切に視認可能なタイミングに設定することができる車両の燃費表示システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明に係る車両の燃費表示システムは、車両の移動距離を算出する距離情報算出部と、前記車両の燃料消費量を算出する燃料消費量算出部と、前記距離情報算出部及び前記燃料消費量算出部からの算出結果に基づいて、前記車両の瞬時燃費を算出する瞬時燃費算出部と、前記瞬時燃費算出部で算出された瞬時燃費を表示する表示部と、前記距離情報算出部、前記燃料消費量算出部及び前記瞬時燃費算出部からの算出結果に基づいて、前記表示部に対する燃費表示処理を行う制御部とを備える車両の燃費表示システムであって、前記制御部は、所定の条件に応じて前記表示部における瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、車両の速度を検出する車速検出部を備え、前記制御部は、前記車速検出部により検出される車速に応じて前記表示部における瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の車両の燃費表示システムにおいて、前記制御部は、前記車速が高くなるほど、瞬時燃費の更新タイミングを長く設定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3記載の車両の燃費表示システムにおいて、前記制御部は、前記車速が所定の速度以下の状態では、瞬時燃費を表示させないことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段を備え、前記制御部は、前記スロットル開度検出手段により検出されるスロットル開度の変化量に応じて、前記表示部における瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5記載の車両の燃費表示システムにおいて、前記制御部は、前記スロットル開度の変化量が大きくなるほど、瞬時燃費の更新タイミングを短く設定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5記載の車両の燃費表示システムにおいて、車両の速度を検出する車速検出部を備え、前記制御部は、前記スロットル開度の変化量が所定の変化量未満の場合には、前記車速検出部により検出される車速に応じて瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、前記瞬時燃費の表示の更新タイミングは、所定の条件に応じて自動的に設定されるオートモードと、操作者により任意に設定されるマニュアルモードとにより変化され、前記マニュアルモードは、第1のタイミングと、該第1のタイミングよりも更新タイミングが短い第2のタイミングとを有し、前記オートモードでは、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の更新タイミングに設定されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、燃費表示システムにおける瞬時燃費の表示の更新タイミングを可変としたことにより、運転者の嗜好や走行状況に応じて瞬時燃費の表示のタイミングを変化させることができ、運転者が適切な燃費情報を容易に把握することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、車速に応じて瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化させることにより、車両の走行状態に応じて運転者にとって瞬時燃費を視認し易い環境を提供することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、車速が高くなるほど瞬時燃費の更新タイミングを長く設定することにより、高速走行時等であっても、運転者が瞬時燃費の確認に必要な視線移動のタイミングを適切に設定することができる。このため、運転者は走行状態に拘らず容易に瞬時燃費を確認することが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、車速が所定の速度以下、例えば、極めて低速である場合には、車速の検出精度が低下する可能性が高く、正確な燃費の算出が困難となるため瞬時燃費を表示させないことが好ましい。そうすると、運転者の瞬時燃費の誤認を防止することができる。
請求項5に記載の発明によれば、スロットル開度等の変化量に応じて瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化させることにより、車両の燃費に及ぼす影響が大きい要因であるスロットル開度の変化量の状態に応じて、運転者は適切なタイミングで瞬時燃費を視認することができる。従って、運転者に対して経済運転を促進促すことが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、スロットル開度の変化量が大きくなるほど瞬時燃費の更新タイミングを短く設定することにより、スロットル開度の変化量が大きく燃費の低下が懸念される状態において、運転者は適切なタイミングで瞬時燃費を視認することができる。従って、運転者に対して一層の経済運転を促すことが可能となる。
請求項7に記載の発明によれば、スロットル開度の変化量が所定の変化量未満の場合に、車速に応じて瞬時燃費の更新タイミングを変化させることにより、例えば、停止や一定走行等、車両の状態に応じた更新タイミングで瞬時燃費を表示させることができ、運転者は一層正確な瞬時燃費を把握することが可能となる。
請求項8に記載の発明によれば、最も短い(速い)更新タイミングと、最も長い(遅い)更新タイミングをマニュアルモードで採用することにより、運転者に対して現在の更新モードがマニュアルモードであることを容易に認識させることができる。
以下、本発明に係る車両の燃費表示システムについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の燃費表示システム10(以下、燃費表示システム10ともいう)が組み込まれる車両としての自動二輪車12の概略側面図である。本実施形態では、オンロード型の自動二輪車12を例示して本発明を説明するが、本発明はこれに限られず他の種別の車両、例えば、スクータ型やオフロード型の自動二輪車や、自動車等にも適用可能である。さらに、本発明の燃費表示システムにおいて、燃費とはエネルギ消費率を示す広義の意味であり、すなわち、上記のような内燃機関車両に限らず、搭載したエネルギを消費しながら走行する車両、例えば、水素を消費する燃料電池車両や電力を消費する電気自動車等にも好適に用いることができる。
なお、自動二輪車12において、車体の左右に1つずつ対称的に設けられる機構乃至構成要素については、左のものの参照符号に「L」を付し、右のものの参照符号に「R」を付すものとする。また、理解を容易にするために、各図面において、着座した運転者から見た方向に従って、車体の左を示す矢印に「L」、車体の右を示す矢印に「R」を付すと共に、車体の前方を示す矢印に「Fr」、車体の後方を示す矢印に「Rr」を付して説明し、以下同様とする。
図1に示すように、自動二輪車12は、車体を構成するクレードル型の車体フレーム13と、操舵輪である前輪14と、駆動輪である後輪16と、前輪14を操舵するハンドル18と、乗員が着座するシート20とを備える。該シート20は、車体フレーム13から車体後方に向けて延設されたシートレール22L、22Rに対し、複数の取付支持部24を介して取り付けられている。
車体前方部において、ハンドル18の下方の車体フレーム13には、ハンドル18を操舵可能に支承するヘッドパイプ26が軸支され、該ヘッドパイプ26の下端側には、フロントフォーク28L、28Rが軸支されている。該フロントフォーク28L、28Rは、前輪14を回転自在に軸支する。また、フロントフォーク28L、28Rには、前輪14を上方から覆うフロントフェンダ30が取り付けられている。さらに、一方のフロントフォーク28Lにおける前輪14との軸受部分近傍には、自動二輪車12の車速を検出する車速センサ(車速検出部)31が配設されている。該車速センサ31は、図示しない電気配線を介して後述するECU50へと接続されている。
一方、車体後方部において、シート20の下方には、車体フレーム13の後部にリアクッション32で懸架されたスイングアーム34が配設され、該スイングアーム34により後輪16が回転自在に軸支されている。
前記ハンドル18とシート20との間における車体フレーム13の上部には燃料タンク36が取り付けられている。該燃料タンク36の下方における車体フレーム13のクレードルスペース内には、例えば4サイクル型からなるエンジン38が配置され、該エンジン38の排気口に接続された排気管40を介した車体後方部には、消音器(マフラ)42が配設されている。さらに、燃料タンク36の下部であってエンジン38の上部には、図示しないエアクリーナ等を収納するエアチャンバ44が設けられている。
前記燃料タンク36とシート20と間の下部において、カバー46で覆われた空間には、バッテリ48と、ECU(エンジン制御ECU)50とが並設されている。ECU50は、エンジン38のFI(フューエルインジェクション)制御、各種電装部品の制御、燃費算出及び表示制御等を行う制御部である。
前記カバー46の後方において、シートレール22L、22Rには、その後部から斜め上方に延びたU字状のフレーム52が連結されている。さらに、シート20の下部には、リアフェンダ54が設けられ、該リアフェンダ54にはウインカ56L、56Rが配置されている。前記リアフェンダ54の上部には、テールライト58が取り付けられ、前記リアフェンダ54の前方には、格子状のガードカバー60が取り付けられている。
前記ヘッドパイプ26の上方においてハンドル18の前方には、運転者が視認しやすい位置に、ブラケット61を介してメータユニット(表示装置)62が配設され、該メータユニット62の前方から側方にかけては、アッパカウル64の上方に連結されたウインドスクリーン66により覆われている。前記アッパカウル64の略中央部には、ヘッドライト68が配置されている。
基本的には以上のように構成される自動二輪車12に組み込まれる本実施形態に係る燃費表示システム10において、算出された燃費を表示する燃費表示計(表示部)11は、前記メータユニット62に配置される。そこで、次に、メータユニット62について、図2及び図3を参照して説明する。
図2に示すように、メータユニット62は、前記ブラケット61に固定されたメータパネル70により支持されている。本実施形態の場合、メータパネル70の略中央部にはスピードメータ72が設けられている。
前記スピードメータ72において、指針74の回転軸心の上方(前方)には、自動二輪車12の総走行距離を表示するオドメータ76が設けられる。前記回転軸心の下方(後方)には、自動二輪車12の走行距離を表示すると共に、リセットボタン78により運転者が任意にリセットできるトリップメータ80が設けられる。
前記スピードメータ72の両側部において、右側には燃費表示システム10を構成する燃費表示計11及び燃料ゲージ82を組み込むフューエルメータ84が設けられている。前記スピードメータ72の左側にはアッパビームインジゲータ86及びニュートラルインジゲータ88が設けられている。さらに、前記スピードメータ72の下方(後方)には、ハンドル18の軸部を挟んでターンシグナルインジゲータ90L、90Rが設けられている。
図3は、前記フューエルメータ84周辺の拡大図である。該フューエルメータ84は、例えば、液晶ディスプレイ85により構成される。
このようなフューエルメータ84において、燃料ゲージ82は、燃料残量を表示するものであり、残量不足を示すリザーブ(RES)から満量(F)までの間に、複数のランプが並設され、これにより燃料残量を運転者が容易に把握可能に構成される。さらに、燃料ゲージ82に隣接して、運転者に給油を促す給油マーク92が設けられている。
前記燃費表示計11は、平均燃費(AVG)及び瞬時燃費(INST)の2つの燃費モードを表示可能であり、これらはフューエルメータ84に並設された切換スイッチ94により切換表示することができる。例えば、切換スイッチ94を短時間(例えば、1秒以内)押すことにより、平均燃費と瞬時燃費とが切換表示され、どちらか一方を表示中に切換スイッチ94を長時間(例えば、1秒以上)押すことにより、当該表示中の平均燃費又は瞬時燃費がリセットされる。なお、燃費表示計11では、燃費モードが平均燃費に設定されている際には、平均燃費表示インジゲータ(AV)96が点灯し、前記燃費モードが瞬時燃費に設定されている際には、瞬時燃費表示インジゲータ(INST)98が点灯する。このため、運転者はどちらの燃費モードにあるかを容易に把握することができる。
さらに、切換スイッチ94は、左右に所定角度回転可能に構成され、これにより、「A」、「Mf」又は「Ms」の位置に目盛り100を設定することができる。前記「A」とは、瞬時燃費の表示の更新タイミングにおける2つの表示モード(更新モード)であるオートモード及びマニュアルモードのうちのオートモードを示している。前記「Mf」及び「Ms」とは、前記マニュアルモードにおいて、その更新タイミングの違いによる2つのモードを示している。
前記オートモードとは、瞬時燃費の表示の更新タイミングを、自動二輪車12の車速やスロットル開度の変化量等を考慮して自動的に変化させる(可変とする)表示モードである。前記マニュアルモードとは、瞬時燃費の表示の更新タイミングを、運転者が任意に設定したタイミングとする表示モードであり、この場合、前記「Mf(更新が速い)」、「Ms(更新が遅い)」の2つのタイミングに任意に設定可能である。なお、このようなオードモード及びマニュアルモードについても、前記燃費モードを示す平均燃費表示インジゲータ96等のように、インジゲータランプを利用して液晶ディスプレイ85内に表示させ、一層容易に視認可能なものとして構成してもよい。
なお、前記平均燃費とは、例えば、一度リセットされた時点から現時点までの走行距離全域にわたる平均燃費(km/l)であり、例えば、前記トリップメータ80に設定された走行距離(トリップ距離)全域にわたる平均燃費(km/l)とすることもできる。一方、前記瞬時燃費とは、所定時間内、例えば、過去数秒間における燃費(km/l)を示すものであり、すなわち、所定時間内における走行距離に応じた燃料消費量から算出される。
従って、平均燃費は、算出開始直後を除けば、その変化は比較的緩やかなものである一方、瞬時燃費は、自動二輪車12の走行状況等に応じて時々刻々と変化するものである。つまり、このような瞬時燃費は、運転者がその走行状況等に応じて適切なタイミングで視認して把握できれば、経済運転等に有効に利用することが可能となる。
本実施形態の場合、以上のように構成される燃費表示システム10における燃費表示計11での瞬時燃費の表示に係る制御方法は、その表示の更新タイミングの設定方法によって2つの制御方法が挙げられる。
そこで、先ず、燃費表示計11での瞬時燃費の表示に係る第1の制御方法について、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。この第1の制御方法は、前記オートモードにおいて、自動二輪車12の車速に応じて燃費表示計11での表示の更新タイミングを設定する制御方法である。
すなわち、自動二輪車12の走行中、切換スイッチ94により燃費表示計11の燃費モードが瞬時燃費とされた状態で本第1の制御方法が実行されると、先ず、図4におけるステップS1において、自動二輪車12の瞬時燃費がECU50により算出される。
この燃費算出方法について図5を参照して説明する。図5は、自動二輪車12での燃費(瞬時燃費、平均燃費)の算出システムを示すブロック構成図である。
図5に示すように、ECU50には、車速センサ31からの車速信号と、前記表示モード(オートモード、マニュアルモード)の設定信号とが入力される。また、ECU50では、インジェクション開弁情報(INJ)を把握制御しており、該ECU50にてインジェクション開弁時間が算出される。
従って、ECU50では、所定時間における前記車速センサ31からの車速信号に基づき、所定時間における走行距離(km)を算出し、所定時間における前記インジェクション開弁情報から当該所定時間での燃料消費量(l)を算出し、これにより、瞬時燃費(km/l)を算出している。なお、ECU50では、平均燃費についても前記瞬時燃費の場合と略同様に算出することができる。
すなわち、この場合、ECU50は、燃費表示システム10において、車両の移動距離を算出する距離情報算出部と、燃料消費量を算出する燃料消費量算出部と、前記距離情報算出部及び前記燃料消費量算出部からの算出結果に基づいて瞬時燃費及び平均燃費を算出する瞬時燃費算出部及び平均燃費算出部としての各機能を有している。さらに、ECU50は、前記距離情報算出部、前記燃料消費量算出部及び前記瞬時燃費算出部からの算出結果に基づいて、表示部である燃費表示計11に対する燃費表示処理を行う制御部としての機能も有する。すなわち、前記距離情報算出部等からの算出結果に基づき、燃費表示計11の更新タイミングを変化させる更新タイミング変更部と、該更新タイミング変更部からの信号に基づき燃費表示処理を行う燃費表示処理部としての機能を有している。
このようなステップS1では、前記瞬時燃費は所定時間毎、例えば、1秒毎に算出され、以降のステップS2〜S15による制御に基づいて適宜燃費表示計11にて表示される。
次いで、ステップS2において、ECU50は、切換スイッチ94により設定された燃費表示計11の表示モードがオートモードであるか、マニュアルモードであるかを判断する。この場合、切換スイッチ94が前記「Mf」又は「Ms」とされ、つまり、表示モードがマニュアルモードに設定されている場合には、次にステップS3が実行される。
ステップS3では、ECU50により切換スイッチ94が「Mf」側に設定されているか、「Ms」側に設定されているかが判断される。
前記切換スイッチ94が「Mf」側に設定されている場合には、続いてステップS4が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、1秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。一方、切換スイッチ94が「Ms」側に設定されている場合には、続いてステップS5が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、15秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。
そして、ステップS15では、前記ステップS4又はステップS5で設定された更新タイミングに基づいて、燃費表示計11の瞬時燃費の表示を更新する。
一方、前記ステップS2において、切換スイッチ94が前記「A」とされ、つまり、表示モードがオートモードに設定されている場合には、次にステップS6が実行される。
ステップS6では、ECU50により自動二輪車12の車速が所定の速度未満であるか、所定の速度以上であるかが判断される。
具体的には、ステップS6において、自動二輪車12の車速が所定の速度未満、例えば、5km/h未満である場合には、続けてステップS7が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の表示を行わないものとして、ステップS1へと戻ることになる。このように表示をOFFとするのは、自動二輪車12の車速が、例えば、5km/h未満のように極めて低速である場合には、電磁ピックアップ型等で構成される前記車速センサ31による車速の正確な検出が困難であるからである。つまり、自動二輪車12が極めて低速で走行している場合には、車速の検出精度が低下することにより、正確な燃費の算出が困難となるため、運転者の誤認を防止する観点から燃費表示計11に瞬時燃費を表示させないことが好ましい。
なお、該ステップS7は必ずしも設ける必要はなく、その場合には、例えば、ステップS6での自動二輪車12の車速が5km/h未満の場合、そのままステップS1へと戻るようにしてもよく、ステップS6自体を省略するようにしてもよい。
一方、ステップS6において、自動二輪車12の車速が所定の速度以上、例えば、5km/h以上である場合には、続けてステップS8が実行される。
ステップS8では、前記ステップS6と略同様に、ECU50により自動二輪車12の車速が所定の速度未満であるか、所定の速度以上であるかが判断される。
先ず、ステップS8において、自動二輪車12の車速が所定の速度未満、例えば、20km/h未満である場合には、続けてステップS9が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、3秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。そして、ステップS15では、前記ステップS9で設定された更新タイミングに基づいて、燃費表示計11の瞬時燃費の表示を更新する。一方、ステップS8において、自動二輪車12の車速が所定の速度以上、例えば、20km/h以上である場合には、続けてステップS10が実行され、以下同様にして各ステップが実行される。
すなわち、ステップS10において、自動二輪車12の車速が所定の速度未満、例えば、50km/h未満である場合には、続けてステップS11が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、5秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。一方、ステップS10において、自動二輪車12の車速が所定の速度以上、例えば、50km/h以上である場合には、続けてステップS12が実行される。
ステップS12において、自動二輪車12の車速が所定の速度未満、例えば、80km/h未満である場合には、続けてステップS13が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、10秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。一方、ステップS12において、自動二輪車12の車速が所定の速度以上、例えば、80km/h以上である場合には、続けてステップS14が実行される。このステップS14では、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、20秒毎に行うものとして、次にステップS15が実行される。
以上のように、本実施形態の燃費表示システム10における燃費表示計11での瞬時燃費の表示に係る第1の制御方法では、各ステップにより設定された燃費表示計11の更新タイミングに基づき、ステップS15において燃費表示計11での瞬時燃費の表示が更新された後、ステップS1へと戻る。なお、ステップS1における瞬時燃費の算出は、ステップS4、S5、S9、S11、S13、S14において更新タイミングが設定された直後に行うようにしてもよい。
この場合、前記オートモードでは、ステップS6〜ステップS14において、自動二輪車12の車速に応じて燃費表示計11での瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化させており、より具体的には、車速が高くなるほど更新タイミングを長く設定する。これにより、自動二輪車12の走行状態に応じ、運転者にとって瞬時燃費を視認し易い環境が提供されることになる。そして、車速が高くなるほど更新タイミングを長く設定することにより、高速走行時等であっても運転者が瞬時燃費の確認に必要な視線移動のタイミングを適切に設定することができる。このため、運転者は走行状態に拘らず容易に瞬時燃費を確認することができ、経済走行等に有効に利用することができる。また、高速道路等で高速走行している際には略一定速度で走行することが多く、瞬時燃費の変化も少ないことからも更新タイミングを長くすることが好ましい。
さらに、この場合、瞬時燃費の更新タイミングは、車速が、20km/lから50km/lへと2.5倍になると3秒から5秒へと約1.7倍となり、50km/lから80km/lへと1.6倍になると5秒から10秒へと2倍となるように設定されており、すなわち、車速が約2倍となると更新タイミングもそれに応じて約2倍となるように設定されている。これにより、対称的で広範囲の更新タイミングの変更が可能となり、運転者にとって把握し易く且つ扱い易いものとなっている。
また、前記マニュアルモードでは、運転者が任意に設定したタイミングで燃費表示計11での瞬時燃費の更新タイミングを設定することができる。この場合、切換スイッチ94でのマニュアルモードの設定は、前記「Mf」、「Ms」からなる2段階だけでなく、3段階以上、又はアナログ連続量で設定するようにしてもよい。さらに、オートモードにおける前記ステップS7のように、自動二輪車12が所定の最低速度(例えば、5km/h)未満である場合には、表示をOFFとするように構成してもよい。
さらにまた、このような第1の制御方法において、前記マニュアルモードに対応するステップS5での燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、25秒毎に行うものとしてもよい。この場合、瞬時燃費の更新タイミングは、マニュアルモードでは1秒毎又は25秒毎として設定され、オートモードでは3〜20秒毎として設定される。そうすると、最も短い(速い)更新タイミングと、最も長い(遅い)更新タイミングとがマニュアルモードとなり、その間の更新タイミングがオートモードとなるため、運転者に対して現在の表示モード(更新モード)がマニュアルモードであることを容易に認識させることができる。
次に、燃費表示システム10における燃費表示計11での瞬時燃費の表示に係る第2の制御方法について、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。この第2の制御方法は、前記オートモードにおいて、自動二輪車12のスロットル(TH)開度の変化量(変化率)に応じて燃費表示計11の更新タイミングを設定する制御方法である。前記スロットル開度の変化量とは、狭義には空気又は燃料・空気の混合気等のエンジン38内部への流入量を調整するスロットルバルブにおいて、その開度の所定時間における変化量(%/s)を示している。なお、広義には、アクセルの変化量やFIの変化量等を含み、これらに基づく処理を行ってもよい。また、負圧センサによる検出量(変化量)に基づいて、燃費表示計11の更新タイミングを設定しても良い。
この場合、図5に示すように、ECU50では、スロットル開度検出手段101(図1参照)により検出されるスロットル開度(Th)を把握制御しており、該ECU50にてスロットル開度の変化量が算出される。
すなわち、自動二輪車12の走行中、切換スイッチ94により燃費表示計11の燃費モードが瞬時燃費とされた状態で本第2の制御方法が実行されると、先ず、図6におけるステップS21において、自動二輪車12の瞬時燃費がECU50により算出される。なお、この燃費算出方法は、上記第1の制御方法におけるステップS1の場合と略同様であるため、詳細な説明を省略する。
次いで、ステップS22において、ECU50は、切換スイッチ94により設定された燃費表示計11の表示モードがオートモードであるか、マニュアルモードであるかを判断する。この場合、切換スイッチ94がマニュアルモードに設定されている場合には、次にステップS23が実行される。なお、このようなマニュアルモードにおけるステップS23〜S25における制御は、上記第1の制御方法におけるステップS3〜S5の場合と略同様であるため、詳細な説明を省略する。
一方、前記ステップS22において、切換スイッチ94がオートモードに設定されている場合には、次にステップS26が実行される。
ステップS26では、ECU50により自動二輪車12のスロットル開度の変化量(以下、TH開度変化量ともいう)が所定の変化量未満であるか、所定の変化量以上であるかが判断される。
具体的には、ステップS26において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量未満、例えば、1%/s未満である場合には、続けてステップS27が実行される。TH開度変化量が、例えば、1%/s未満のように極めて小さい場合には、自動二輪車12が停止又は一定走行中であることが考えられる。
そこで、ステップS27により、自動二輪車12の車速が所定の速度未満であるか、所定の速度以上であるかを判断する。すなわち、ステップS27において、自動二輪車12の車速が、例えば、5km/h未満である場合には、車両が停止中であるものと判断し、続けてステップS28が実行される。従って、燃費表示計11での瞬時燃費の表示を行わないものとして、ステップS21へと戻る。
なお、上記ステップS27での処理(車速判断)は、ステップS22とステップS26の途中で実行してもよい。
一方、ステップS27において、自動二輪車12の車速が5km/h以上である場合には、車両が一定走行中であるものと判断し、続けてステップS29が実行される。従って、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、20秒毎に行うものとして、次にステップS37が実行される。そして、ステップS37では、前記ステップS29で設定された更新タイミングに基づいて、燃費表示計11の瞬時燃費の表示を更新する。なお、このように一定走行中であると判断される場合には、通常、瞬時燃費の変動幅は極めて小さいため、表示の更新を行うことなく、つまり、ステップS37を実行せずにステップS1へと戻るように制御することもできる。
なお、上記ステップS27〜S29は必ずしも設ける必要はなく、その場合には、例えば、ステップS26での自動二輪車12のTH開度変化量が1%/s未満の場合、そのままステップS21へと戻るようにしてもよく、ステップS26自体を省略するようにしてもよい。
一方、ステップS26において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量以上、例えば、1%/s以上である場合には、続けてステップS30が実行される。
ステップS30では、前記ステップS26と略同様に、ECU50により自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量未満であるか、所定の変化量以上であるかが判断される。
先ず、ステップS30において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量未満、例えば、2%/s未満である場合には、続けてステップS31が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、10秒毎に行うものとして、次にステップS37が実行される。一方、ステップS30において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量以上、例えば、2%/s以上である場合には、続けてステップS32が実行され、以下同様にして各ステップが実行される。
すなわち、ステップS32において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量未満、例えば、5%/s未満である場合には、続けてステップS33が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、5秒毎に行うものとして、次にステップS37が実行される。一方、ステップS32において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量以上、例えば、5%/s以上である場合には、続けてステップS34が実行される。
ステップS34において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量未満、例えば、10%/s未満である場合には、続けてステップS35が実行され、燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、3秒毎に行うものとして、次にステップS37が実行される。一方、ステップS34において、自動二輪車12のTH開度変化量が所定の変化量以上、例えば、10%/s以上である場合には、続けてステップS36が実行される。このステップS36では、燃費表示計11での瞬時燃費INSTの更新を、例えば、1秒毎に行うものとして、次にステップS37が実行される。
以上のように、本実施形態の燃費表示システム10における燃費表示計11での瞬時燃費の表示に係る第2の制御方法では、各ステップにより設定された燃費表示計11の更新タイミングに基づき、ステップS37において燃費表示計11での瞬時燃費の表示が更新される。なお、ステップS21における瞬時燃費の算出は、ステップS24、S25、S29、S31、S33、S35、S36において更新タイミングが設定された直後に行うようにしてもよい。
この場合、前記オートモードでは、ステップS26〜ステップS36において、自動二輪車12のTH開度変化量に応じて燃費表示計11での瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化(可変)させており、具体的には、TH開度変化量が大きくなるほど前記更新タイミングを短く設定している。
スロットル開度操作(特に変化量)は、車両の燃費に及ぼす影響が大きい要因であるため、TH開度変化量に応じて瞬時燃費の更新タイミングを変化させることは、運転者に対して経済運転を促す観点から好ましいものである。そして、TH開度変化量が大きい状態では、燃費が低下するため、このような状態では一層細かなタイミング(短いタイミング)で瞬時燃費の表示を更新することは、運転者に対して一層の経済運転を促す効果が期待できる。
さらに、この場合、瞬時燃費の更新タイミングは、TH開度変化量が、1%/sから2%/sへと2倍になると20秒から10秒へと0.5倍となり、2%/sから5%/sへと2.5倍になると10秒から5秒へと0.5倍となり、5%/sから10%/sへと2倍になると5秒から3秒へと0.6倍となるように設定されており、すなわち、TH開度変化量が約2倍になると更新タイミングはそれに応じて約0.5倍となるように設定されている。これにより、対称的で広範囲の更新タイミングの変更が可能となり、運転者にとって把握し易く且つ扱い易いものとなっている。
さらにまた、このような第2の制御方法において、前記マニュアルモードに対応するステップS24での燃費表示計11での瞬時燃費の更新を、例えば、0.5秒毎に行うものとし、ステップS25での更新を、例えば、25秒毎に行うものとしてもよい。この場合、瞬時燃費の更新タイミングは、マニュアルモードでは0.5秒毎又は25秒毎として設定され、オートモードでは1〜20秒毎として設定される。そうすると、最も短い(速い)更新タイミングと、最も長い(遅い)更新タイミングとがマニュアルモードとなり、その間の更新タイミングがオートモードとなるため、運転者に対して現在の表示モード(更新モード)がマニュアルモードであることを容易に認識させることができる。
なお、上記実施形態に係る燃費表示システム10では、主にエンジン制御に用いられるECU50により、瞬時燃費の表示に係る第1及び第2の制御方法を行うものとして説明した。換言すれば、ECU50内に、燃費表示手段を搭載しているものとして説明したが、図7に示すように、ECU50と別体に燃費表示用ECU102を備える燃費表示システム10aに変更することもできる。燃費表示用ECU102は、例えば、メータユニット62に近接して配置したり、ECU50に近接して配置したりすればよい。
この場合、ECU50に代わって燃費表示用ECU102が、燃費表示システム10aにおける前記距離情報算出部と、前記燃料消費量算出部と、前記瞬時燃費算出部と、前記平均燃費算出部と、前記更新タイミング変更部と、前記燃費表示処理部としての各機能を有していることになる。
以上、燃費表示システム10aのように、燃費表示用ECU102をECU50から分離して備えると、該燃費表示用ECU102をオプションとして容易に後付けすることができる。このため、瞬時燃費の表示等を必要としない車種等では、ECU50の制御を複雑化させることがなく、結果として、汎用性を向上させることができる。また、このような構成とすることにより、瞬時燃費の表示が不要な車種においても、不要な燃費表示用ECU機能をECU50に付加する必要がなくなるため、生産コストを低減させることができる。
上記実施形態において、オートモードでの車速やTH開度変化量に応じた更新タイミングの設定は、5段階(表示せず又は1秒、3秒、5秒、10秒、20秒)に設定するものとしたが、例えば、4段階や6段階等に適宜変更可能であることは言うまでもない。また、各段階における更新タイミング(3秒や5秒等)についても適宜変更可能であることは言うまでもない。
さらに、メータユニット62におけるオドメータ76やトリップメータ80等の表示も、燃費表示計11等と共に液晶ディスプレイ85に表示させるようにしてもよく、該メータユニット62における切換スイッチ94の構成も適宜変更可能である。
さらにまた、上記燃費表示システムでは、一定燃料Fが消費される毎に燃費表示計11の表示更新をするようにしてもよい。その際、一定燃料Fの消費に要した時間tを所定のタイマ等により求め、F/tとして瞬時燃費を算出し、それを表示するようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることは当然可能である。
本発明の一実施形態に係る車両の燃費表示システムが組み込まれる車両としての自動二輪車の概略側面図である。 図1に示す自動二輪車に搭載されるメータユニットの概略正面図である。 図2に示すフューエルメータ周辺の拡大図である。 図2に示す燃費表示システムにおける燃費表示計での瞬時燃費の表示に係る第1の制御方法を示すフローチャートである。 図1に示す自動二輪車での燃費の算出システムを示すブロック構成図である。 図2に示す燃費表示システムにおける燃費表示計での瞬時燃費の表示に係る第2の制御方法を示すフローチャートである。 図1に示す自動二輪車での燃費の算出システムの変形例を示すブロック構成図である。
符号の説明
10、10a…車両の燃費表示システム 11…燃費表示計
12…自動二輪車 13…車体フレーム
20…シート 26…ヘッドパイプ
31…車速センサ 36…燃料タンク
38…エンジン 50…ECU
62…メータユニット 82…燃料ゲージ
84…フューエルメータ 94…切換スイッチ
100…目盛り 101…スロットル開度検出手段
102…燃費表示用ECU

Claims (8)

  1. 車両の移動距離を算出する距離情報算出部と、
    前記車両の燃料消費量を算出する燃料消費量算出部と、
    前記距離情報算出部及び前記燃料消費量算出部からの算出結果に基づいて、前記車両の瞬時燃費を算出する瞬時燃費算出部と、
    前記瞬時燃費算出部で算出された瞬時燃費を表示する表示部と、
    前記距離情報算出部、前記燃料消費量算出部及び前記瞬時燃費算出部からの算出結果に基づいて、前記表示部に対する燃費表示処理を行う制御部と、
    を備える車両の燃費表示システムであって、
    前記制御部は、所定の条件に応じて前記表示部における瞬時燃費の表示の更新タイミングを変化させることを特徴とする車両の燃費表示システム。
  2. 請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    車両の速度を検出する車速検出部を備え、
    前記制御部は、前記車速検出部により検出される車速に応じて前記表示部における瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする車両の燃費表示システム。
  3. 請求項2記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    前記制御部は、前記車速が高くなるほど、瞬時燃費の更新タイミングを長く設定することを特徴とする車両の燃費表示システム。
  4. 請求項2又は3記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    前記制御部は、前記車速が所定の速度以下の状態では、瞬時燃費を表示させないことを特徴とする車両の燃費表示システム。
  5. 請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    スロットル開度を検出するスロットル開度検出手段を備え、
    前記制御部は、前記スロットル開度検出手段により検出されるスロットル開度の変化量に応じて、前記表示部における瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする車両の燃費表示システム。
  6. 請求項5記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    前記制御部は、前記スロットル開度の変化量が大きくなるほど、瞬時燃費の更新タイミングを短く設定することを特徴とする車両の燃費表示システム。
  7. 請求項5記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    車両の速度を検出する車速検出部を備え、
    前記制御部は、前記スロットル開度の変化量が所定の変化量未満の場合には、前記車速検出部により検出される車速に応じて瞬時燃費の更新タイミングを変化させることを特徴とする車両の燃費表示システム。
  8. 請求項1記載の車両の燃費表示システムにおいて、
    前記瞬時燃費の表示の更新タイミングは、所定の条件に応じて自動的に設定されるオートモードと、操作者により任意に設定されるマニュアルモードとにより変化され、
    前記マニュアルモードは、第1のタイミングと、該第1のタイミングよりも更新タイミングが短い第2のタイミングとを有し、
    前記オートモードでは、前記第1のタイミングと前記第2のタイミングの間の更新タイミングに設定されることを特徴とする車両の燃費表示システム。
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