JP5960764B2 - 車両用燃料タンクの残燃料量検出装置 - Google Patents

車両用燃料タンクの残燃料量検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、フロート式液面検出手段及びサーミスタ式液面検出手段により検出された車両用燃料タンク内の燃料の液面高さに基づいて、当該車両用燃料タンクの残燃料量を検出する残燃料量検出装置に関する。
例えば、特許文献1には、フロート式液面検出手段とサーミスタ式液面検出手段とを用いて、車両に搭載される車両用燃料タンク内の燃料の液面高さを検出し、検出した液面高さに基づいて車両用燃料タンク内の残燃料量を検出することが開示されている。
この場合、車両用燃料タンク内の燃料の液面高さに応じてフロートが動くことにより、フロート式液面検出手段は、フロートを備えるアームの回転に基づいて、液面高さを検出することができる。また、フロート式液面検出手段は、車両用燃料タンク内の上部領域及び下部領域における燃料の液面高さを検出することができない。そこで、サーミスタ式液面検出手段は、これらの領域にそれぞれ配置されたサーミスタの抵抗値に基づいて、上部領域又は下部領域における燃料の液面高さを検出する。
特開2010−174730号公報
このように、車両用燃料タンク内の上部領域及び下部領域にそれぞれサーミスタを配置すれば、上部領域及び下部領域に液面高さがあるときの残燃料量を精度良く検出することができる。しかしながら、2個のサーミスタを必要とするため、コストが高くなる。従って、この問題を解決するための改善が望まれている。
そこで、本発明は、低コストで車両用燃料タンク内の燃料の液面高さ及び残燃料量を検出することができる残燃料量検出装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)は、当該車両用燃料タンク(14)内の燃料の液面高さに追従するフロート(82)と、前記フロート(82)の動きに合わせて、基端側の回転軸(92)を中心に回転するアーム(106)と、前記アーム(106)の回転に基づいて前記液面高さを検出するフロート式液面検出手段(84)と、前記燃料に浸ることにより抵抗値が変化するサーミスタ(86)と、前記抵抗値の変化に基づいて前記液面高さを検出するサーミスタ式液面検出手段(88)と、前記フロート式液面検出手段(84)及び前記サーミスタ式液面検出手段(88)の各検出結果に基づいて、前記車両用燃料タンク(14)内の残燃料量を検出する残燃料量検出手段(116)とを有し、以下の特徴を有する。
第1の特徴;前記フロート(82)と前記サーミスタ(86)とは前記アーム(106)に備えられ、前記サーミスタ(86)は、前記フロート(82)よりも前記アーム(106)の先端側に備えられている。
第2の特徴;前記車両用燃料タンク(14)内は、当該車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、上部領域(110)、中間領域(112)及び下部領域(114)の順に構成される。前記フロート式液面検出手段(84)は、前記中間領域(112)における前記燃料の液面高さを検出する。前記サーミスタ式液面検出手段(88)は、前記上部領域(110)及び前記下部領域(114)における前記燃料の液面高さを検出する。
第3の特徴;前記サーミスタ式液面検出手段(88)が前記上部領域(110)又は前記下部領域(114)における前記燃料の液面高さを検出するときに、前記アーム(106)は、当該アーム(106)の可動領域(115)の上端又は下端に位置する。
第4の特徴;前記フロート式液面検出手段(84)は、前記アーム(106)の回転に応じた抵抗値の変化に基づいて、前記中間領域(112)における前記燃料の液面高さを検出する。前記残燃料量検出手段(116)は、前記フロート式液面検出手段(84)の抵抗値が前記可動領域(115)の上端又は下端に応じた抵抗値である場合、前記サーミスタ式液面検出手段(88)が検出した前記液面高さに基づいて前記残燃料量を検出し、一方で、前記フロート式液面検出手段(84)の抵抗値が前記可動領域(115)の上端と下端との間の位置に応じた抵抗値である場合、前記フロート式液面検出手段(84)が検出した前記液面高さに基づいて前記残燃料量を検出する。
第5の特徴;前記上部領域(110)は、前記車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、第1上部領域(110a)及び第2上部領域(110b)の順に構成される。前記サーミスタ式液面検出手段(88)又は前記残燃料量検出手段(116)は、前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1上部領域(110a)及び前記第2上部領域(110b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記上部領域(110)に前記燃料があると検出し、一方で、前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1上部領域(110a)に前記燃料が無く且つ前記第2上部領域(110b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記上部領域(110)に前記燃料が無いと検出する。
第6の特徴;前記第1上部領域(110a)に前記燃料が無く且つ前記第2上部領域(110b)に前記燃料がある場合、前記アーム(106)は、可動領域(115)の上端に位置する。
第7の特徴;前記下部領域(114)は、前記車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、第1下部領域(114a)及び第2下部領域(114b)の順に構成される。前記サーミスタ式液面検出手段(88)又は前記残燃料量検出手段(116)は、前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1下部領域(114a)及び前記第2下部領域(114b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記下部領域(114)に前記燃料があると検出し、一方で、前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1下部領域(114a)に前記燃料が無く且つ前記第2下部領域(114b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記下部領域(114)に前記燃料が無いと検出する。
第8の特徴;前記第1下部領域(114a)に前記燃料が無く且つ前記第2下部領域(114b)に前記燃料がある場合、前記アーム(106)は、可動領域(115)の下端に位置する。
本発明の第1の特徴によれば、フロートよりもアームの先端側にサーミスタが備わっている。これにより、フロート式液面検出手段で検出することができない領域、すなわち、フロートを用いて検出できる領域の外側の領域については、1個のサーミスタを用いたサーミスタ式液面検出手段により燃料の液面高さを検出する。この結果、低コストで車両用燃料タンク内の燃料の液面高さ及び残燃料量を検出することができる。
本発明の第2の特徴によれば、サーミスタとフロートとを用いて、燃料タンク内の全ての領域における燃料の液面高さを効果的に検出することができる。
本発明の第3の特徴によれば、フロート式液面検出手段の検出可能領域(中間領域)の外側(上部領域、下部領域)における燃料の有無を、サーミスタ式液面検出手段によって確認することができる。
本発明の第4の特徴によれば、燃料タンク内の全ての領域について、残燃料量を効率的に且つ精度良く検出することができる。
本発明の第5の特徴によれば、上部領域を第1上部領域及び第2上部領域に分けることにより、各領域における燃料の有無に応じたサーミスタの抵抗値の変化に基づいて、上部領域での燃料の有無を効率良く検出することができる。
本発明の第6の特徴によれば、サーミスタを用いて第2上部領域における燃料の液面高さを検出することができる。
本発明の第7の特徴によれば、下部領域を第1下部領域及び第2下部領域に分けることにより、各領域における燃料の有無に応じたサーミスタの抵抗値の変化に基づいて、下部領域での燃料の有無を効率良く検出することができる。
本発明の第8の特徴によれば、サーミスタを用いて第2下部領域における燃料の液面高さを検出することができる。
本実施形態に係る残燃料量検出装置が適用される自動二輪車の左側面図である。 図1の燃料タンクの一部切欠側面図である。 図2の燃料タンクを模式的に図示した説明図である。 本実施形態に係る残燃料量検出装置のブロック図である。 本実施形態に係る残燃料量検出装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る残燃料量検出装置の動作を示すフローチャートである。 図7A及び図7Bは、残量計の表示の一例を示す説明図である。
本発明に係る車両用燃料タンクの残燃料量検出装置について、好適な実施形態を掲げ、添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[本実施形態の構成]
図1は、本実施形態に係る車両用燃料タンクの残燃料量検出装置10(以下、本実施形態に係る残燃料量検出装置10ともいう。)を適用した自動二輪車12の左側面図であり、図2は、車両用燃料タンク14(以下、燃料タンク14ともいう。)の一部切欠側面図である。なお、図1及び図2では、自動二輪車12の運転者シート16及び同乗者シート18に着座した乗員から見た方向を基準に、自動二輪車12の前後、左右及び上下の方向を説明する。
自動二輪車12において、ヘッドパイプ20にフロントフォーク22が回動可能に支持され、フロントフォーク22の下端部には、前輪WFが回転可能に支持される。フロントフォーク22の上端部には、操舵用のハンドル24が回転可能に取り付けられている。フロントフォーク22には、前輪WFを上方から覆うようにフロントフェンダ26が取り付けられている。
ヘッドパイプ20から後方且つ下方に左右一対のメインフレーム28が延び、メインフレーム28の下方にはエンジン30が取り付けられている。エンジン30には、排気管32を介してマフラー34が連結されている。メインフレーム28の後端部には、ピボットプレート36が連結され、ピボットプレート36には、スイングアーム38が揺動可能に支持される。スイングアーム38の後端部には、後輪WRが回転可能に支持される。
メインフレーム28の後方上部には、後方且つ上方に延びるシートフレーム40が連結されている。ピボットプレート36には、後方且つ上方に延び、後端部がシートフレーム40に接合されるリヤサブフレーム42が連結されている。リヤサブフレーム42とスイングアーム38との間には、クッションユニット44が揺動可能に連結されている。
フロントフォーク22は、ヘッドライト46が取り付けられたフロントカウル48と、フロントカウル48の側方から後方及び下方に広がる左右一対のサイドカウル50とで覆われている。フロントカウル48の上部から上方斜め後方にウインドスクリーン52が延びている。
メインフレーム28の上部における運転者シート16の前方には、燃料タンク14が設けられている。運転者シート16の側部下方は、左右一対のサイドカウル54で覆われている。
同乗者シート18の側部下方は、サイドカウル54に連なる左右一対のリヤカウル56で覆われている。同乗者シート18の後方には、当該同乗者シート18に着座した同乗者が掴む左右一対のグラブレール58と、テールライト60とが取り付けられている。後輪WRの上部は、リヤフェンダ62で覆われ、リヤフェンダ62には、ライセンスプレート64、リフレクタ66及びリヤウィンカ68が取り付けられている。
ピボットプレート36には、運転者シート16に着座した運転者用の左右一対のメインステップ70が取り付けられている。また、リヤサブフレーム42には、同乗者シート18に着座した同乗者用の左右一対のピリオンステップ72が取り付けられている。
図2に示すように、燃料タンク14は、タンク本体74と、タンク本体74の下部開口を閉塞する底板76とから構成され、タンク本体74及び底板76の周縁部を溶接接合することにより、一体的な容器として形成される。タンク本体74の上部には、燃料タンク14内に燃料を注入するための給油口78が設けられている。底板76は、メインフレーム28の上方に配置され、前方且つ上方に延びる中央底板76aと、メインフレーム28の両側方にそれぞれ配置され、前方且つ下方に延びる側部底板76bとを有する。
燃料タンク14には、残燃料量検出装置10を構成し、且つ、燃料の液面高さを検出する燃料センサ80が内蔵されている。燃料センサ80は、燃料の液面高さに追従して上下動するフロート82を用いて液面高さを検出するフロート式液面検出手段84と、サーミスタ86を用いて液面高さを検出するサーミスタ式液面検出手段88とから構成される。
フロート式液面検出手段84は、中央底板76aに取り付けられるセンサ本体部90と、センサ本体部90の上端部から車幅方向に延びる回転軸92と、回転軸92から外径方向に延び、且つ、基端側の回転軸92を中心として回転するフロートアーム94と、フロートアーム94の先端に取り付けられたフロート82とを有する。センサ本体部90は、中央底板76aに形成された孔に挿通した状態で、下端部のベースプレート96をボルト98及びナット100で締結することにより、中央底板76aに固定される。
また、センサ本体部90は、燃料の液面高さの変化に起因してフロート82が上下動することにより、回転軸92を中心としてフロートアーム94が回転する場合に、当該回転に応じて抵抗値(電気抵抗値)を変化させる。すなわち、液面高さの変化に伴って、フロート82を備えたフロートアーム94の回転角度が変化すれば、当該回転角度に応じて抵抗値が変化する。従って、センサ本体部90は、当該抵抗値に応じた液面高さを検出し、検出した液面高さを検出信号として出力することができる。
サーミスタ式液面検出手段88は、フロートアーム94の先端に溶接等で結合されたサーミスタアーム102と、サーミスタアーム102の先端に取り付けられたサーミスタ86と、サーミスタ86から引き出され、検出信号を送信するケーブル104とを有する。サーミスタ86は、フロート82よりも小さなサイズであることが望ましい。
フロートアーム94とサーミスタアーム102とが連結されることにより、フロート82とサーミスタ86とが備わるアーム106が形成される。この場合、フロート82のセンサ本体部90側にフロートアーム94の先端が挿し込まれ、フロート82のサーミスタ86側にサーミスタアーム102の基端が挿し込まれる。従って、アーム106では、中央部にフロート82が取り付けられる一方で、当該フロート82よりもアーム106の先端側にサーミスタ86が取り付けられている。
サーミスタ86は、温度変化に応じて抵抗値(電気抵抗値)が変化する抵抗体である。すなわち、サーミスタ86が燃料に浸かる場合、燃料の熱引きによってサーミスタ86の温度が低下し、当該サーミスタ86の抵抗値が増加する。一方、サーミスタ86が液面の上方に配置された場合(燃料に浸かっていない場合)には、燃料の熱引きがないため、サーミスタ86が発熱して温度が上昇し、当該サーミスタ86の抵抗値が低下する。
つまり、サーミスタ86が燃料に浸かっているか否かによってサーミスタ86の抵抗値が変化するので、当該抵抗値の変化に基づいて燃料の液面高さを検出することができる。従って、サーミスタ86は、燃料の液面高さに応じた抵抗値を示す検出信号を、ケーブル104を介して出力することができる。
ケーブル104は、サーミスタ86から延出し、アーム106に螺旋状に巻き付けられた状態で、センサ本体部90に接続されている。従って、センサ本体部90は、フロート式液面検出手段84で検出された抵抗値(に応じた液面高さ)を示す検出信号と、サーミスタ式液面検出手段88で検出された抵抗値(に応じた液面高さ)を示す検出信号とを出力可能である。
図3は、燃料タンク14の内部を模式的に図示した説明図である。すなわち、図1及び図2に示す自動二輪車12の燃料タンク14は一例であり、本実施形態は、図1及び図2の燃料タンク14とは異なる形状の車両用燃料タンクにも適用可能である。つまり、図3は、他の形状の車両用燃料タンクにも適用可能であることを説明するために、燃料タンク14を模式化して図示したものである。そのため、図3では、燃料タンク14の略中心に回転軸92が位置するようにフロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88が配置されているが、これらの配置関係も模式的なものであり、燃料タンク14の形状に応じて適宜設定可能である。
図3において、燃料タンク14は、上方から下方に向かって上部領域110、中間領域112及び下部領域114の順に構成される。この場合、上部領域110は、上方から下方に向かって、第1上部領域110a及び第2上部領域110bの順に形成され、一方で、下部領域114は、上方から下方に向かって、第1下部領域114a及び第2下部領域114bの順に形成される。なお、上部領域110中、第1上部領域110a及び第2上部領域110bの上下方向の幅は、適宜設定可能であり、一方で、下部領域114中、第1下部領域114a及び第2下部領域114bの上下方向の幅は、適宜設定可能である。
ここで、回転軸92を中心としてアーム106が回転する場合、フロートアーム94の可動領域115の上端は、中間領域112の上端位置となる。その際、フロート82の中心(フロートアーム94とサーミスタアーム102との連結部分)は、中間領域112の上端位置に位置し、サーミスタ86は、第1上部領域110aに位置するように配置される。一方、フロートアーム94の可動領域115の下端は、中間領域112の下端位置となる。その際、フロート82の中心は、中間領域112の下端位置に位置し、サーミスタ86は、第1下部領域114aに位置するように配置される。
このように、フロート82及びフロートアーム94の可動領域115は、中間領域112の上端位置と下端位置との間であるため、フロート式液面検出手段84は、中間領域112の上端位置と下端位置との間で変化する燃料の液面高さを検出することができる。一方、フロート82及びフロートアーム94の可動領域115の外側である上部領域110及び下部領域114で燃料の液面高さが変化する場合、フロート式液面検出手段84は、当該液面高さを検出することができない。
そこで、本実施形態では、後述するように、上部領域110及び下部領域114における燃料の液面高さについては、フロート82よりもアーム106の先端側に取り付けられたサーミスタ86を備えるサーミスタ式液面検出手段88により検出する。
図4は、残燃料量検出装置10のブロック図である。残燃料量検出装置10は、フロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88と、フロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88からの各検出信号に基づいて燃料タンク14の残燃料量を検出する残燃料量検出手段116と、検出した残燃料量の出力信号を通過させるローパスフィルタ118と、ローパスフィルタ118を通過した出力信号が入力される駆動手段120と、駆動手段120によって駆動され、出力信号の示す残燃料量を表示する表示手段としての残量計122とを有する。
[本実施形態の動作]
本実施形態に係る残燃料量検出装置10は、以上のように構成されるものである。次に、残燃料量検出装置10の動作について、図5〜図7Bを参照しながら説明する。この動作説明では、必要に応じて、図1〜図4も参照しながら説明する。
ここでは、フロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88が燃料の液面高さをそれぞれ検出し、各検出結果に基づき残燃料量検出手段116が適切な液面高さを特定して残燃料量を検出し、残量計122が残燃料量を表示する場合について説明する。
先ず、図5のステップS1において、フロート式液面検出手段84は、アーム106の回転角度に応じた抵抗値(に対応する燃料の液面高さ)を検出し、検出した抵抗値を示す検出信号を残燃料量検出手段116に出力する。一方、サーミスタ式液面検出手段88は、燃料に浸かることに起因して変化するサーミスタ86の抵抗値(に応じた燃料の液面高さ)を検出し、検出した抵抗値を示す検出信号を残燃料量検出手段116に出力する。
ステップS2において、フロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88からの各検出信号が残燃料量検出手段116に入力されると、残燃料量検出手段116は、次のステップS3において、フロート式液面検出手段84から入力された検出信号の示す抵抗値について、フロートアーム94の可動領域115の上端位置に応じた抵抗値であるか否かを判定する。
フロート式液面検出手段84で検出された抵抗値が可動領域115の上端位置に応じた抵抗値である場合(ステップS3:YES)、残燃料量検出手段116は、フロート82の中心が中間領域112の上端位置にあり、従って、燃料の液面高さが上部領域110にあると判定することができる。そこで、残燃料量検出手段116は、次のステップS4において、サーミスタ式液面検出手段88からの検出信号の示すサーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値であるか否かを判定する。
フロート82の中心が中間領域112の上端位置にある場合、サーミスタ86は、第1上部領域110aに位置するように配置されるため、サーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値であれば(ステップS4:YES)、残燃料量検出手段116は、次のステップS5において、燃料の液面が第1上部領域110aにあると判定することができる。
これにより、次のステップS6において、残燃料量検出手段116は、サーミスタ式液面検出手段88が検出した抵抗値(に応じた液面高さ)に基づき、燃料タンク14内の残燃料量を算出(検出)する。検出された残燃料量は、残燃料量検出手段116からローパスフィルタ118を介して駆動手段120に出力信号として出力される。この結果、次のステップS7において、駆動手段120は、出力信号に応じた残燃料量を残量計122に表示させる。
一方、ステップS4において、サーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値で無い場合(ステップS4:NO)、残燃料量検出手段116は、次のステップS8において、燃料の液面高さが第2上部領域110bに低下していると判定する。この場合も、ステップS8以降、残燃料量検出手段116は、ステップS6の処理を実行し、駆動手段120及び残量計122は、ステップS7の処理を実行する。
このように、フロート82よりもアーム106の先端にサーミスタ86が取り付けられていることにより、燃料の液面高さが中間領域112の上端位置より高い上部領域110内の高さであっても、当該液面高さを検出することができる。また、フロート式液面検出手段84の抵抗値が可動領域115の上端位置に応じた抵抗値であれば、フロート82の中心が中間領域112の上端位置にあると共に、サーミスタ86の抵抗値に基づいて残燃料量を検出すればよいと直ちに判断することができる。
さらに、サーミスタ86が燃料に浸かっているか否かによってサーミスタ式液面検出手段88の検出結果(サーミスタ86の抵抗値)が異なるので、上部領域110を第1上部領域110aと第2上部領域110bとに分け、どの領域に液面があるのかを検出することができる。
具体的に、残燃料量検出手段116は、ステップS5で燃料の液面が第1上部領域110aにあると判定した場合、上部領域110に燃料がある、すなわち、燃料タンク14内の燃料が満量(図7A及び図7Bに示す「F」)であると判定することができる。また、ステップS8で燃料の液面が第2上部領域110bにあると判定した場合、上部領域110に燃料が無いと判定することも可能となる。
一方、ステップS3において、フロート式液面検出手段84で検出された抵抗値が可動領域115の上端位置に応じた抵抗値では無い場合(ステップS3:NO)、残燃料量検出手段116は、図6のステップS9において、フロート式液面検出手段84から入力された検出信号の示す抵抗値について、フロートアーム94の可動領域115の下端位置に応じた抵抗値であるか否かを判定する。
フロート式液面検出手段84で検出された抵抗値が可動領域115の下端位置に応じた抵抗値である場合(ステップS9:YES)、残燃料量検出手段116は、フロート82の中心が中間領域112の下端位置にあり、従って、燃料の液面高さが下部領域114にあると判定することができる。そこで、残燃料量検出手段116は、次のステップS10において、サーミスタ式液面検出手段88からの検出信号の示すサーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値であるか否かを判定する。
フロート82の中心が中間領域112の下端位置にある場合、サーミスタ86は、第1下部領域114aに位置するように配置されるため、サーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値であれば(ステップS10:YES)、残燃料量検出手段116は、次のステップS11において、燃料の液面が第1下部領域114aにあると判定することができる。この場合も、ステップS11以降、残燃料量検出手段116は、図5のステップS6の処理を実行し、駆動手段120及び残量計122は、ステップS7の処理を実行する。
一方、図6のステップS10において、サーミスタ86の抵抗値が、燃料に浸かっているときの抵抗値で無い場合(ステップS10:NO)、残燃料量検出手段116は、次のステップS12において、燃料の液面高さが第2下部領域114bに低下していると判定する。この場合も、ステップS12以降、残燃料量検出手段116は、図5のステップS6の処理を実行し、駆動手段120及び残量計122は、ステップS7の処理を実行する。
このように、フロート82よりもアーム106の先端にサーミスタ86が取り付けられていることにより、燃料の液面高さが中間領域112の下端位置より低い下部領域114内の高さであっても、当該液面高さを検出することができる。また、フロート式液面検出手段84の抵抗値が可動領域115の下端位置に応じた抵抗値であれば、フロート82の中心が中間領域112の下端位置にあると共に、サーミスタ86の抵抗値に基づいて残燃料量を検出すればよいと直ちに判断することができる。
さらに、サーミスタ86が燃料に浸かっているか否かによってサーミスタ式液面検出手段88の検出結果が異なるので、下部領域114を第1下部領域114aと第2下部領域114bとに分け、どの領域に液面があるのかを検出することができる。
具体的に、残燃料量検出手段116は、ステップS11で燃料の液面が第1下部領域114aにあると判定した場合、下部領域114に燃料があると判定する。また、ステップS12で燃料の液面が第2下部領域114bにあると判定した場合、下部領域114に燃料が無い、すなわち、燃料タンク14内の燃料が空量(図7A及び図7Bに示す「E」)であると判定することができる。
さらに、図6のステップS9において、フロート式液面検出手段84で検出された抵抗値が可動領域115の下端位置に応じた抵抗値で無い場合(ステップS9:NO)、残燃料量検出手段116は、次のステップS13において、フロート82の中心が中間領域112の上端位置と下端位置との間(可動領域115内)にあり、従って、燃料の液面高さが中間領域112にあると判定することができる。これにより、次のステップS14において、残燃料量検出手段116は、フロート式液面検出手段84が検出した抵抗値に基づき、燃料タンク14内の残燃料量を検出し、検出した残燃料量を残燃料量検出手段116からローパスフィルタ118を介して駆動手段120に出力信号として出力することができる。この結果、図5のステップS7において、駆動手段120は、出力信号に応じた残燃料量を残量計122に表示させる。
図7A及び図7Bは、残量計122の一例を図示した説明図である。
図7Aは、文字盤124上で指針126を回動させることにより、当該文字盤124の外周部に記された目盛128を指針126で指し示すアナログ表示式の残量計122を図示している。この残量計122では、指針126が回動することにより、残燃料量が満量(F)と空量(E)との間で変化することを運転者又は同乗者に認識させることができる。
前述のように、サーミスタ式液面検出手段88が上部領域110及び下部領域114における燃料の液面高さを検出するため、満量(F)側の目盛128を指針126が指し示した場合、指し示された目盛128は、サーミスタ式液面検出手段88により検出された上部領域110での液面高さに基づく残燃料量を表示していることになる。一方、空量(E)側の目盛128を指針126が指し示した場合、指し示された目盛128は、サーミスタ式液面検出手段88により検出された下部領域114での液面高さに基づく残燃料量を表示していることになる。
また、フロート式液面検出手段84が中間領域112における燃料の液面高さを検出するため、中間の目盛128を指針126が指し示した場合、指し示された目盛128は、フロート式液面検出手段84により検出された液面高さに基づく残燃料量を表示していることになる。
図7Bは、複数のセグメント130を配列し、セグメント130を点灯させてバー表示させるデジタル表示式の残量計122を図示している。この残量計122では、左端のセグメント130から順に点灯するバーの長さの増減によって、残燃料量が満量(F)と空量(E)との間で変化することを運転者又は同乗者に認識させることができる。
この場合も、満量(F)側にまで及ぶバー表示、又は、空量(E)側のバー表示の場合、当該バー表示は、サーミスタ式液面検出手段88により検出された液面高さに基づく残燃料量を表示していることになる。一方、中間のバー表示は、フロート式液面検出手段84により検出された液面高さに基づく残燃料量を表示していることになる。
なお、図5のステップS3、S4及び図6のS9、S10の各判定処理において、残燃料量検出手段116は、図示しないメモリに記憶された所定の抵抗値と、フロート式液面検出手段84又はサーミスタ式液面検出手段88が検出した抵抗値との比較に基づいて、燃料の液面高さがどの領域にあるのかを判定すればよい。
また、上記の説明では、図5のステップS3〜S5、S8及び図6のステップS9〜S13における各処理を残燃料量検出手段116で行う場合について説明した。本実施形態では、この説明に限定されることはなく、燃料センサ80(のサーミスタ式液面検出手段88)が上記各処理を行ってもよい。
この場合、例えば、センサ本体部90がサーミスタ式液面検出手段88の一部として機能し、センサ本体部90がフロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88で検出された各抵抗値を用いて、ステップS3〜S5、S8〜S13の各処理を行えばよい。
従って、この変形例では、センサ本体部90は、フロート式液面検出手段84及びサーミスタ式液面検出手段88の検出信号に加え、ステップS5、S8、S11〜S13の各処理によって得られた液面高さが存在する領域を示す信号も残燃料量検出手段116に出力される。この結果、残燃料量検出手段116は、入力された各検出信号(の示す抵抗値)や液面高さが存在する領域を示す信号に基づいて、残燃料量を算出(検出)することができる。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る残燃料量検出装置10によれば、フロート82よりもアーム106の先端側にサーミスタ86が備わっている。そのため、フロート式液面検出手段84で検出することができない領域、すなわち、フロート82を用いて検出できる中間領域112(可動領域115)の外側の上部領域110及び下部領域114については、1個のサーミスタ86を用いたサーミスタ式液面検出手段88により燃料の液面高さを検出する。この結果、低コストで燃料タンク14内の燃料の液面高さ及び残燃料量を検出することができる。
具体的に、フロート式液面検出手段84が中間領域112における燃料の液面高さを検出し、一方で、サーミスタ式液面検出手段88が上部領域110及び下部領域114における燃料の液面高さを検出する。これにより、1個のサーミスタ86と1個のフロート82とを用いて、燃料タンク14内の全ての領域での燃料の液面高さを効果的に検出することができる。
また、サーミスタ式液面検出手段88が上部領域110又は下部領域114における燃料の液面高さを検出するときに、フロート82及びフロートアーム94は、可動領域115の上端位置又は下端位置に位置する。これにより、フロート式液面検出手段84の検出可能領域(中間領域112、可動領域115)の外側(上部領域110、下部領域114)における燃料の有無を、サーミスタ式液面検出手段88によって容易に確認することができる。
すなわち、残燃料量検出手段116は、フロート式液面検出手段84の抵抗値がフロートアーム94の可動領域115の上端位置又は下端位置に応じた抵抗値である場合、サーミスタ式液面検出手段88が検出した燃料の液面高さに基づいて残燃料量を検出し、一方で、フロート式液面検出手段84の抵抗値が可動領域115内に応じた抵抗値である場合、フロート式液面検出手段84が検出した液面高さに基づいて残燃料量を検出する。これにより、燃料タンク14内の全ての領域について、残燃料量を効率的に且つ精度良く検出することができる。
さらに、本実施形態では、上部領域110を第1上部領域110a及び第2上部領域110bに分けることにより、各領域における燃料の有無に応じたサーミスタ86の抵抗値の変化に基づいて、上部領域110での燃料の有無を効率良く検出することができる。
また、第1上部領域110aに燃料が無く且つ第2上部領域110bに燃料がある場合でも、フロートアーム94が可動領域115の上端位置に位置することにより、サーミスタ86を用いて第2上部領域110bにおける燃料の液面高さを確実に検出することができる。
さらに、本実施形態では、下部領域114を第1下部領域114a及び第2下部領域114bに分けることにより、各領域における燃料の有無に応じたサーミスタ86の抵抗値の変化に基づいて、下部領域114での燃料の有無を効率良く検出することができる。
また、第1下部領域114aに燃料が無く且つ第2下部領域114bに燃料がある場合でも、フロートアーム94が可動領域115の下端位置に位置することにより、サーミスタ86を用いて第2下部領域114bにおける燃料の液面高さを確実に検出することができる。
なお、アーム106の先端に備わるサーミスタ86は、フロート82よりもサイズが小さいので、燃料の液面高さの変化に伴ってフロート82が上下動することによりアーム106が回転する場合でも、燃料タンク14の内壁に当該サーミスタ86が当たることを回避することが可能となる。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。また、特許請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10…残燃料量検出装置 12…自動二輪車(車両)
14…燃料タンク(車両用燃料タンク) 74…タンク本体
76…底板 76a…中央底板
80…燃料センサ 82…フロート
84…フロート式液面検出手段 86…サーミスタ
88…サーミスタ式液面検出手段 90…センサ本体部
92…回転軸 94…フロートアーム
102…サーミスタアーム 104…ケーブル
106…アーム 110…上部領域
110a…第1上部領域 110b…第2上部領域
112…中間領域 114…下部領域
114a…第1下部領域 114b…第2下部領域
115…可動領域 116…残燃料量検出手段
122…残量計 124…文字盤
126…指針 128…目盛
130…セグメント

Claims (8)

  1. 車両用燃料タンク(14)内の燃料の液面高さに追従するフロート(82)と、
    前記フロート(82)の動きに合わせて、基端側の回転軸(92)を中心に回転するアーム(106)と、
    前記アーム(106)の回転に基づいて前記液面高さを検出するフロート式液面検出手段(84)と、
    前記燃料に浸ることにより抵抗値が変化するサーミスタ(86)と、
    前記抵抗値の変化に基づいて前記液面高さを検出するサーミスタ式液面検出手段(88)と、
    前記フロート式液面検出手段(84)及び前記サーミスタ式液面検出手段(88)の各検出結果に基づいて、前記車両用燃料タンク(14)内の残燃料量を検出する残燃料量検出手段(116)と、
    を有する車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記フロート(82)と前記サーミスタ(86)とは前記アーム(106)に備えられ、
    前記サーミスタ(86)は、前記フロート(82)よりも前記アーム(106)の先端側に備えられていることを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  2. 請求項1記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記車両用燃料タンク(14)内は、当該車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、上部領域(110)、中間領域(112)及び下部領域(114)の順に構成され、
    前記フロート式液面検出手段(84)は、前記中間領域(112)における前記燃料の液面高さを検出し、
    前記サーミスタ式液面検出手段(88)は、前記上部領域(110)及び前記下部領域(114)における前記燃料の液面高さを検出することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  3. 請求項2記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記サーミスタ式液面検出手段(88)が前記上部領域(110)又は前記下部領域(114)における前記燃料の液面高さを検出するときに、前記アーム(106)は、当該アーム(106)の可動領域(115)の上端又は下端に位置することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  4. 請求項3記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記フロート式液面検出手段(84)は、前記アーム(106)の回転に応じた抵抗値の変化に基づいて、前記中間領域(112)における前記燃料の液面高さを検出し、
    前記残燃料量検出手段(116)は、
    前記フロート式液面検出手段(84)の抵抗値が前記可動領域(115)の上端又は下端に応じた抵抗値である場合、前記サーミスタ式液面検出手段(88)が検出した前記液面高さに基づいて前記残燃料量を検出し、
    前記フロート式液面検出手段(84)の抵抗値が前記可動領域(115)の上端と下端との間の位置に応じた抵抗値である場合、前記フロート式液面検出手段(84)が検出した前記液面高さに基づいて前記残燃料量を検出することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記上部領域(110)は、前記車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、第1上部領域(110a)及び第2上部領域(110b)の順に構成され、
    前記サーミスタ式液面検出手段(88)又は前記残燃料量検出手段(116)は、
    前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1上部領域(110a)及び前記第2上部領域(110b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記上部領域(110)に前記燃料があると検出し、
    前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1上部領域(110a)に前記燃料が無く且つ前記第2上部領域(110b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記上部領域(110)に前記燃料が無いと検出することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  6. 請求項5記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記第1上部領域(110a)に前記燃料が無く且つ前記第2上部領域(110b)に前記燃料がある場合、前記アーム(106)は、可動領域(115)の上端に位置することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  7. 請求項2〜6のいずれか1項に記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記下部領域(114)は、前記車両用燃料タンク(14)の上方から下方に向かって、第1下部領域(114a)及び第2下部領域(114b)の順に構成され、
    前記サーミスタ式液面検出手段(88)又は前記残燃料量検出手段(116)は、
    前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1下部領域(114a)及び前記第2下部領域(114b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記下部領域(114)に前記燃料があると検出し、
    前記サーミスタ(86)の抵抗値が前記第1下部領域(114a)に前記燃料が無く且つ前記第2下部領域(114b)に前記燃料があるときの抵抗値であれば、前記下部領域(114)に前記燃料が無いと検出することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
  8. 請求項7記載の車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)において、
    前記第1下部領域(114a)に前記燃料が無く且つ前記第2下部領域(114b)に前記燃料がある場合、前記アーム(106)は、可動領域(115)の下端に位置することを特徴とする車両用燃料タンク(14)の残燃料量検出装置(10)。
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