JP2015085853A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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俊紀 八木
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Abstract

【課題】警告表示が小さくても、ライダーが走行中に画面を確認するタイミングに関わらず、ライダーが警告表示に気付きやすい鞍乗型車両を提供する。【解決手段】鞍乗型車両は、シートより前方かつエンジンのクランクケースより上方に配置され、前端部および当該前端部より下方に位置する後端部を有する画面16aが設けられたディスプレイ装置16を備える。ディスプレイ装置16は、画面16aの前端部と、エンジン回転速度を示すエンジン回転速度表示部22との間に、警告を示す警告アイコン36〜39を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、警告を表示するディスプレイ装置を備えた鞍乗型車両に関する。
従来から、例えば自動二輪車等の鞍乗型車両では、車両状態に応じて必要な警告をライダーに与えるための装置がハンドル周りに搭載されている。
例えば非特許文献1の自動二輪車では、画像を表示するディスプレイ装置に警告が表示される。この非特許文献1では、例えば、エンジン冷却水の水温が高くなった場合に、警告が表示される。具体的には、エンジン冷却水の水温が所定の温度より高くなると、最初の数秒間だけ、図8(a)に示すように、大きい文字(「HIGHT TEMPERATURE」)による警告91が画面90に表示される。この警告91は、画面90の通常の表示の上に重ねて表示される。そして、数秒間が経過した後は、図8(b)に示すように、画面90の所定の位置に、小さい文字(「HIGHT TEMPERATURE」)による警告92が画面90に表示される。
「オーナーズマニュアル(日本語) SUPERBIKE 1199PANIGALE S 1199PANIGALE S ABS」、Ducati Motor Holding spa、2012年2月、cod 913.7.190.1B
鞍乗型車両では、ディスプレイ装置はハンドル周りに配置されているので、ディスプレイ装置の画面の大きさは制限を受ける。そのため、非特許文献1では、警告を画面に表示する場合に、大きい文字で警告を表示することで、ライダーが警告に気付きやすくしている。
しかしながら、ライダーは走行中、画面を見続けているわけではなく、走行状況に応じたタイミングで画面を確認している。さらに、走行中にライダーが画面を連続して見る時間は非常に短い。そのため、警告表示が大きくても、この警告が表示されるタイミング(数秒間)と、ライダーが画面を見るタイミングとが合わないと、警告を見逃してしまう。
そこで、本発明は、警告表示が小さくても、ライダーが走行中に画面を確認するタイミングに関わらず、ライダーが警告に気付きやすい鞍乗型車両を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明に係る鞍乗型車両は、車体フレームと、前記車体フレームに搭載され、少なくともクランクケースを含むエンジンと、前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置されるシートと、前記シートより前方かつ前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置されるハンドルと、前記エンジンの回転速度を表示し、前記シートより前方かつ前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置され、前端部および当該前端部より下方に位置する後端部を有する画面が設けられたディスプレイ装置とを備えており、前記ディスプレイ装置は、前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示すエンジン回転速度表示部との間に、警告を示す警告アイコンを表示することを特徴とする。
この構成によると、鞍乗型車両は、車体フレームに搭載されたエンジンのクランクケースより上方に配置されるシートと、シートより前方かつエンジンのクランクケースより上方に配置されるハンドルと、シートより前方かつエンジンのクランクケースより上方に配置され、前端部および当該前端部より下方に位置する後端部を有する画面が設けられたディスプレイ装置とを備えている。この鞍乗型車両では、地上からのシートの高さとディスプレイ装置の画面の高さが近くなる。そのため、シートに座ったライダーがディスプレイ装置の画面を見る場合には、画面を上方から見下ろすことになる。そのため、ライダーが前方の道路等からディスプレイ装置の画面に視線を移動させる場合、視線は車両前後方向に移動する。また、通常、鞍乗型車両のライダーは、エンジンの回転速度を意識して運転している。そのため、ライダーが画面の中のエンジン回転速度を示すエンジン回転速度表示部を見る頻度は比較的高い。本発明では、画面の前端部と、エンジン回転速度表示部との間に、警告を示す警告アイコンが表示される。よって、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる場合、視線は車両前後方向に移動して、警告アイコンを通過することとなる。したがって、ライダーは、画面の中で見る頻度の比較的高いエンジン回転速度表示部を見るときに、警告アイコンを見ることができる。そのため、警告アイコンが小さくても、ライダーが走行中に画面を確認するタイミングに関わらず、ライダーが警告に気付きやすい。
なお、本発明において、画面の前端部および後端部とは、車両前後方向における画面の前端部および後端部のことである。
また、本発明において、画面の前端部とエンジン回転速度表示部との間に警告アイコンが表示される状態とは、画面の前端部における車幅方向両端部と、エンジン回転速度表示部の車幅方向両端部とをそれぞれ結んだ2線分の間の領域に、警告アイコンの少なくとも一部が表示される状態である。なお、アイコンとは、物事を簡単な絵柄で記号化して表現したものである。
また、本発明において、警告とは、危険が生じる恐れがあることを知らせることだけでなく、通常の状態に対して異常または変調が生じたことを知らせることを含む。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、複数種類の前記警告アイコンを、互いに隣接するように並べて表示することが好ましい。
この構成によると、ディスプレイ装置は、複数種類の警告アイコンを、互いに隣接するように並べて表示する。したがって、隣り合う2つの警告アイコンの間に別の表示が表示されることがないため、警告アイコン同士を近くに表示できる。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる途中に、複数の警告アイコンにより気付きやすい。
なお、本発明において、複数種類の警告アイコンを、互いに隣接するように並べて表示した状態とは、警告アイコン同士の間に別の表示がない状態である。ここでの「別の表示」とは、例えば点滅するアイコンのように、意味をもった表示であって、単なるラインなどは含まない。複数種類の警告アイコンが、互いに隣接するように並んで表示されている状態において、隣接する2つの警告アイコン同士の離間距離は、小さくても大きくてもよい。
また、複数種類の警告アイコンが、互いに隣接するように並んで表示されている状態とは、全ての警告アイコンが一列に並んでいる状態だけでなく、複数の方向に並んでいる状態も含む。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記複数種類の警告アイコンを、少なくとも車幅方向に並べて表示することが好ましい。
この構成によると、複数種類の警告アイコンは、少なくとも車幅方向に並んで表示される。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる際に、複数種類の警告アイコンのいずれかを視線が通過しやすい。視線が前後方向に移動する途中で複数の警告アイコンのいずれかに気付いた場合には、そこで視線を停止させた後、車幅方向に視線が移動しやすい。そのため、最初に気付いた警告アイコンと車幅方向に並んで表示されるその他の警告アイコンにも気付きやすい。したがって、複数の警告アイコンにライダーがより気付きやすい。
なお、本発明において、複数種類の警告アイコンが、車幅方向に並んで表示されている状態とは、警告アイコンの配列方向と車幅方向とが、完全に平行な状態だけでなく、若干ずれている状態(略平行な状態)も含む。
また、本発明において、複数種類の警告アイコンが、少なくとも車幅方向に並んでいる状態とは、例えば、4つの警告アイコンが、車幅方向とそれに直交する方向に2つずつ並んでいる状態を含む。また例えば、複数の警告アイコンの配列方向が円弧状であって、複数の警告アイコンの一部が、車幅方向に並んでいる状態も含む。
本発明の鞍乗型車両では、前記エンジン回転速度表示部は、現在のエンジン回転速度を示す指示部が、少なくとも、前記複数種類の警告アイコンの配列方向に移動する表示であることが好ましい。
ライダーがエンジン回転速度表示部を見る際、ライダーの視線は、現在のエンジン回転速度を示す指示部の移動方向に移動しやすい。本発明では、エンジン回転速度表示部の指示部は、少なくとも、複数種類の警告アイコンの配列方向に移動する。そのため、ライダーがエンジン回転速度表示部を見る際に、ライダーの視界に複数の警告アイコンが入りやすい。したがって、複数種類の警告アイコンが並んで表示される場合または単独で表示される場合とも、ライダーがエンジン回転速度表示部を見る際に、ライダーが警告アイコンに気付きやすい。
なお、本発明において、指示部が、複数種類の警告アイコンの配列方向に移動するとは、指示部の移動方向と警告アイコンの配列方向とが、完全に平行な状態だけでなく、若干ずれている状態(略平行な状態)も含む。
また、本発明において、指示部が、少なくとも、複数種類の警告アイコンの配列方向に移動するとは、例えば、指示部の移動方向が曲線状であって、その曲線の一部が、警告アイコンの配列方向と平行または略平行である場合を含む。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかを、前記エンジン回転速度表示部に隣接させて表示することが好ましい。
ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる際、視線の移動速度は速い。そのため、警告アイコンがエンジン回転速度表示部に近いほど、ライダーはより確実に警告アイコンに気付くことができる。本発明では、複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかが、エンジン回転速度表示部に隣接して表示される。そのため、この警告アイコンとエンジン回転速度表示との間に別の表示が表示されることはない。したがって、この警告アイコンをエンジン回転速度表示部の近くに表示できる。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる際に、エンジン回転速度表示部に隣接して表示される警告アイコンに気付きやすい。
なお、本発明において、警告アイコンがエンジン回転速度表示部に隣接して表示されている状態とは、警告アイコンとエンジン回転速度表示部との間に別の表示がない状態である。ここでの「別の表示」とは、例えば点滅するアイコンのように、意味をもった表示であって、単なるラインなどは含まない。警告アイコンがエンジン回転速度表示部に隣接して表示されている状態において、隣接する警告アイコンとエンジン回転速度表示部との離間距離は、小さくても大きくてもよい。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示す前記エンジン回転速度表示部との間に、前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかと、警告以外の情報を示す情報アイコンとを隣接させて表示することが好ましい。
この構成によると、画面の前端部と、エンジン回転速度表示部との間には、警告以外の情報を示す情報アイコンが表示される。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる途中で、情報アイコンを確認することができる。
さらに、本発明では、画面の前端部と、エンジン回転速度表示部との間に、複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかと情報アイコンとが隣接して表示される。そのため、情報アイコンを確認した際に、この情報アイコンに隣接して表示される警告アイコンに気付きやすい。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示す前記エンジン回転速度表示部との間であって、警告以外の情報を示す情報アイコンの表示位置に、前記情報アイコンを表示せずに、前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかを表示することが好ましい。
この構成によると、警告以外の情報を示す情報アイコンの表示位置は、画面の前端部と、エンジン回転速度表示部との間にある。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる途中で、情報アイコンを確認することができる。
さらに、本発明では、画面の前端部と、エンジン回転速度表示部との間であって、情報アイコンの表示位置に、当該情報アイコンを表示せずに、複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかが表示される。そのため、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させる途中で、情報アイコンを確認しようとしたときに、警告アイコンに気付くことができる。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記警告アイコンを、車両前後方向に関して前記ハンドルのグリップより前方に表示することが好ましい。
この構成によると、警告アイコンは、車両前後方向に関してハンドルのグリップより前方に表示される。そのため、警告アイコンが、車両前後方向に関してハンドルのグリップの前端部より後方に表示される場合に比べて、ライダーが前方の道路等を見ているときの視界に警告アイコンが入りやすい。したがって、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部に視線を移動させるときだけでなく、ライダーが前方の道路等を見ているときにも、ライダーが警告に気付きやすい。
なお、本発明において、警告アイコンが、車両前後方向に関してハンドルのグリップより前方に表示された状態とは、警告アイコンが、車両前後方向に関してグリップの前端部より前方に表示された状態である。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記警告アイコンを、車両前後方向に関して前記ハンドルのグリップの前端部と前記シートとの間に表示することが好ましい。
この構成によると、ディスプレイ装置は、警告アイコンが、車両前後方向に関してハンドルのグリップの前端部とシートとの間に位置するように配置される。そのため、警告アイコンが、車両前後方向に関してハンドルのグリップの前端部より前方に位置するようにディスプレイ装置が配置される場合に比べて、鞍乗型車両の車両前後方向長さを短くできる。また、ディスプレイ装置を車両の重心により近い位置に配置できる。
本発明の鞍乗型車両では、前記ディスプレイ装置は、前記画面に、前記車速の変化を数字の変化によって表示し、前記警告アイコンが、前記車速を示す数字の1文字よりも小さいことが好ましい。
この構成によると、警告アイコンは、車速を示す数字の1文字よりも小さい。そのため、警告の種類が多くても、警告の種類ごとに異なる位置に警告アイコンを表示することができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 図1の矢印A方向から見た図であって、ディスプレイ装置の画面に警告が表示されていない状態を示す図である。 図1の矢印A方向から見た図であって、ディスプレイ装置の画面に全ての警告が表示された状態を示す図である。 図1の矢印A方向から見た図であって、ディスプレイ装置の画面に油圧警告が表示された状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の図3に相当する図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 本発明の他の実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 非特許文献1のディスプレイに表示される警告の一例を示す図である。
以下、本発明に係る鞍乗型車両の実施の形態について、自動二輪車1を例に挙げて説明する。なお、以下の説明において、前後方向とは、自動二輪車1の後述するシート11に着座したライダーRから視た車両前後方向のことであり、左右方向とは、シート11に着座したライダーRから視たときの車両左右方向(車幅方向)のことである。
図1に示すように、自動二輪車1は、前輪2と、後輪3と、車体フレーム4とを備えている。なお、図1および後述する図2〜図4、図6、図7に示す矢印F方向と矢印B方向は、前方と後方を表している。また、後述する図2〜図4に示す矢印L方向と矢印R方向は、左方と右方を表している。
図2に示すように、車体フレーム4の前部には、ヘッドパイプ4aが設けられている。ヘッドパイプ4aの内部には、ステアリングシャフト(図示せず)が回転可能に挿入されている。このステアリングシャフトの上端には、ハンドルクラウン5aが固定されている。
ハンドルクラウン5aの左右両端部には、フロントフォーク6の上端部が固定されている。このフロントフォーク6の下端部は、前輪2を支持している。フロントフォーク6は、上下方向の衝撃を吸収するサスペンション(図示せず)を有している。
また、2本のフロントフォークの上端部には、それぞれ、ハンドルバー5bが固定されている。左側のハンドルバー5bは、ハンドルクラウン5aの左端部から左後方に延びている。また、右側のハンドルバー5bは、ハンドルクラウン5aの右端部から右後方に延びている。
2本のハンドルバー5bの外周部には、グリップ5c、5dが装着されている。右側のグリップ5cは、アクセルグリップである。また、右側のハンドルバー5bには、ブレーキレバー5eが取り付けられており、左側のハンドルバー5bには、クラッチレバー5fが取り付けられている。また、ハンドルクラウン5aとハンドルバー5bには、各種のスイッチが設けられている。ハンドルバー5bと、グリップ5c、5dとによって、ハンドル5が構成されている。
車体フレーム4の後部には、スイングアーム7の前端部が揺動可能に支持されている。このスイングアーム7の後端部は、後輪3を支持している。スイングアーム7の揺動中心と異なる箇所と車体フレーム4とは、上下方向の衝撃を吸収するリヤサスペンション8を介して接続されている。
また、車体フレーム4には、水冷式のエンジン9が搭載されている。エンジン9は、車体フレーム4に直接設置されていてもよく、別の部材を介して間接的に設置されていてもよい。エンジン9は、クランクケース9aを備えている。クランクケース9aは、ハンドル5より下方に位置している。なお、エンジン9は、空冷式であってもよい。
また、エンジン9の後方には、複数段の変速ギヤを有するトランスミッション(図示せず)が配置されている。エンジン9の駆動力は、トランスミッションおよびチェーン12を介して後輪3に伝達される。トランスミッションの左側には、トランスミッションのギヤを切り換えるためのシフトペダル13が設けられている。
ハンドル5より後方において、車体フレーム4の上部には、燃料タンク10とシート11が取り付けられている。シート11は、燃料タンク10の後方に配置されている。燃料タンク10およびシート11は、エンジン9のクランクケース9aより上方に位置している。
前輪2より上方であってハンドル5より前方(シート11より前方)には、ヘッドライトユニット14が配置されている。このヘッドライトユニット14の前面は、フロントカウル15で覆われている。ヘッドライトユニット14の上部には、ディスプレイ装置16が配置されている。ディスプレイ装置16は、エンジン9のクランクケース9aより上方に配置されている。ディスプレイ装置16は、左右方向に関して左右のグリップ5c、5dの間に配置されている。ディスプレイ装置16は、自動二輪車1の車幅方向の中央部に配置されている。
ディスプレイ装置16は、四角形状の画面16aを有する。ディスプレイ装置16は、画面16aが後方かつ上方を向くように、前後方向と上下方向に対して傾斜して配置されている。したがって、画面16aの後端部は、画面16aの前端部よりも下方に位置している。なお、画面16aの前端部および後端部とは、画面16aの前縁および後縁のことである。
本実施形態では、画面16aは、ディスプレイ装置16の左右方向中央部に形成されている。なお、画面16aの車幅方向の中央部は、自動二輪車1の車幅方向の中央部からずれていてもよい。また、本実施形態では、画面16aの前端部および後端部は、ディスプレイ装置16の前端部および後端部にそれぞれ近接している。なお、画面16aの前端部(または後端部)と、ディスプレイ装置16の前端部(または後端部)との離間距離は、本実施形態より大きくてもよい。
本実施形態では、画面16aの後端部は、ハンドル5のグリップ5c、5dとほぼ同じ高さであって、グリップ5c、5dより若干上方に位置している。なお、画面16aの後端部は、グリップ5c、5dとの相対位置が本実施形態よりも上方であってもよい。また、画面16aの後端部は、グリップ5c、5dより下方に位置していてもよい。また、画面16aの前端部は、グリップ5c、5dより上方に位置していることが好ましいが、グリップ5c、5dより下方に位置していてもよい。
ディスプレイ装置16の画面16aは、カラー表示が可能なドットマトリクス型のディスプレイで構成されている。このディスプレイは、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ等である。なお、ディスプレイ装置16は、画面16aに加えて、画面16aとは異なる表示部を有していてもよい。
また、自動二輪車1は、自動二輪車1の各部の動作を制御する図示しない制御装置を備えている。制御装置は、CPU、ROM、RAMなどで構成されている。制御装置は、エンジン制御部、サスペンション制御部、およびディスプレイ制御部を有する。
制御装置のエンジン制御部は、エンジン9、燃料タンク10、インジェクタ(図示せず)、油圧センサ(図示せず)、および冷却水温センサ(図示せず)などを含むエンジンシステムに接続されており、エンジン9の駆動を制御する。
制御装置のサスペンション制御部は、フロントフォーク6、リヤサスペンション8、およびステッピングモータ(図示せず)などを含むサスペンションシステムに接続されており、フロントフォーク6およびリヤサスペンション8において発生する減衰力を制御する。
制御装置のディスプレイ制御部は、ディスプレイ装置16に接続されており、スイッチ操作や車両状態に応じて画面16aの表示を制御する。また、制御装置は、車両状態がライダーへの警告が必要な状態か否かの判断を行う。制御装置は、複数種類の警告についてこの判断を行う。制御装置によって警告が必要な状態が検出されると、ディスプレイ制御部が、検出された警告を示す後述する警告アイコンを、ディスプレイ装置の画面16aに表示させる。なお、制御装置がディスプレイ制御部を有する代わりに、ディスプレイ装置に制御部を設けてもよい。また、本実施形態のディスプレイ制御部の機能の一部を、ディスプレイ装置の制御部が有していてもよい。
また、自動二輪車1は、制御装置に接続された無線通信装置(図示せず)を備えている。また、自動二輪車1は、制御装置、ディスプレイ装置16、および各種センサなどの電子機器に電力を供給するバッテリ(図示せず)を備えている。
ディスプレイ装置16の画面16aには、車両状態に関する情報などが表示される。スイッチ操作によりディスプレイ装置16に電力が供給されると、自動的に画面16aには、トラックモードまたはストリートモードの基本画面が表示される。図2は、トラックモードの基本画面20の一例である。トラックモードの基本画面20とストリートモードの基本画面との切換えは、スイッチ操作によって行われる。基本画面に表示される情報の詳細については後述する。
また、車両の停止中にスイッチ操作を行うことにより、画面16aを基本画面から設定画面(図示せず)に切り換えることができる。設定画面では、スイッチ操作によって、複数のライディングモードのいずれかを選択できる。さらに、設定画面では、ライディングモードごとに車両の動作に関する複数の設定を変更することができる。車両の動作に関する複数の設定とは、本実施形態では、PWR設定、TCS設定、SCS設定、LCS設定、QS設定、LIF設定、SUS設定の7種類である。なお、設定画面で変更できる車両の動作に関する設定項目は、これらに限定されるものではない。
PWR設定は、アクセルグリップ5cの操作量に対するスロットルの開度を変更する設定である。TCS設定は、発進時または加速時の後輪3の空転を防止するトラクションコントロール(Traction Control)システムのオンオフの切り換えと、そのレベルを変更する設定である。SCS設定は、車輪2、3の横滑りを抑制するスライドコントロールシステムのオンオフの切り換えと、そのレベルを変更する設定である。LCS設定は、停止状態の車両を円滑且つ急速に発進させるローンチコントロール(Launch Control)システムのオンオフの切り換えと、そのレベルを変更する設定である。QS設定は、クラッチレバー5fを操作せずにシフトチェンジを可能とするクイックシフト(Quick Shift)システムのオンオフの切換えと、そのレベルを変更する設定である。LIF設定は、走行時の前輪2の浮きを抑制するリフトコントロール(Lift Control)システムのオンオフと、そのレベルを変更する設定である。SUS設定は、フロントフォーク6およびリヤサスペンション8において発生する減衰力を変更する設定である。
以下、トラックモードの基本画面20について説明する。
トラックモードの基本画面20には、常に、車速表示部21、エンジン回転速度表示部22、走行距離表示部23、ギヤポジション表示部24、ライディングモード表示部26、PWR表示部27、TCS表示部28、SCS表示部29、時刻アイコン30、SUSアイコン34が表示される。ライディングモード表示部26、PWR表示部27、TCS表示部28、SCS表示部29、およびSUSアイコン34は、それぞれ、ライディングモード、PWR設定、TCS設定、SCS設定、およびSUS設定の内容を表した表示である。
また、スイッチ操作によってラップタイムを計測した場合には、基本画面20にラップタイム表示部25が表示される。また、LCS設定がオンになっている場合には、基本画面20にLCSアイコン31が表示される。また、QS設定がオンになっている場合には、基本画面20にQSアイコン32が表示される。また、LIF設定がオンになっている場合には、基本画面20にLIFアイコン33が表示される。LCSアイコン31、QSアイコン32、LIFアイコン33は、対応する各設定がオフの場合には表示されない。また、無線通信装置(図示せず)がGPS電波を受信可能な場合には、基本画面20にGPSアイコン35が表示される。
エンジン回転速度表示部22は、現在のエンジン回転速度を示す指示部22aと、目盛りバー22bとを有する。目盛りバー22bは、略左右方向に延びている。指示部22aは、目盛りバー22bより後方に表示される。本実施形態の指示部22aは、現在のエンジン回転速度に応じた長さを有するレベルバー22cの右端部で構成されている。指示部22aは、エンジン回転速度が増加すると、右方向に移動する。指示部22aは、半目盛り分または1目盛り分ずつ左右方向に移動するようになっていてもよく、連続的に左右方向に移動するようになっていてもよく、それ以外であってもよい。
本実施形態の目盛りバー22bは、目盛りの最小値が8となっている。これは、トラックモードの基本画面20を使用する場合には、比較的大きいエンジン回転速度で走行することが想定されるためである。なお、目盛りバー22bの目盛りの最小値は8以外の数値であってもよい。
目盛りバー22bは、画面16aの左端近傍から右方かつ前方に延びる傾斜部22dと、傾斜部22dの右端から画面16aの右端近傍まで右方に延びる直線部22eとを有する。傾斜部22dの左端は、画面16aの前後方向略中央部に位置する。本実施形態では、傾斜部22dと直線部22eの左右方向の長さはほぼ同じである。なお、傾斜部22dの左右方向の長さは、直線部22eの左右方向の長さより長くても短くてもよい。
ライディングモード表示部26、PWR表示部27、TCS表示部28、およびSCS表示部29は、基本画面20の後端部の近傍に、互いに隣接するように左右方向に並んで表示される。
車速表示部21、走行距離表示部23、ギヤポジション表示部24、およびラップタイム表示部25は、エンジン回転速度表示部22より後方であって、ライディングモード表示部26、PWR表示部27、TCS表示部28、およびSCS表示部29より前方に表示される。本実施形態の車速表示部21は、車速の変化を数字の変化によって表した表示である。
LCSアイコン31、QSアイコン32、LIFアイコン33、SUSアイコン34、GPSアイコン35、および時刻アイコン30は、基本画面20の前端部と、エンジン回転速度表示部22との間に表示される。以下の説明において、LCSアイコン31、QSアイコン32、LIFアイコン33、およびSUSアイコン34を、設定アイコンと称する場合がある。
基本画面20の前端部の近傍には、基本画面20の左端部近傍から右端部近傍まで左右方向に延びるバー40が表示されている。設定アイコン31〜34、GPSアイコン35、および時刻アイコン30は、このバー40の中に表示される。設定アイコン31〜33に対応する設定がオフの場合には、設定アイコン31〜33の表示位置には、バー40の地色が表示される。なお、本明細書において、アイコンの「表示位置」とは、そのアイコンが現在表示されているか否かに関わらず、アイコンが表示される位置のことである。
設定アイコン31〜34は、バー40の左右方向中央部よりも左側に表示される。設定アイコン31〜34の表示位置は、この順で左から右に並んでいる。設定アイコン31〜34の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の傾斜部22dと同じ位置である。設定アイコン31の表示位置は、基本画面20の左端部の近傍である。設定アイコン34の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の傾斜部22dの右端部とほぼ同じ位置である。
GPSアイコン35および時刻アイコン30は、バー40の左右方向中央部より右側に表示される。時刻アイコン30は、基本画面20の右端部の近傍に表示される。GPSアイコン35は、時刻アイコン30の左側に表示される。設定アイコン34の表示位置とGPSアイコン35の表示位置とは、左右方向に離れている。
設定アイコン31〜34、GPSアイコン35、時刻アイコン30、およびバー40は、赤系の色(オレンジ色を含む)以外の色で表示される。
また、制御装置によってライダーRへの警告が必要な状態が検出された場合には、例えば図3および図4に示すように、検出された警告を示す警告アイコンが基本画面20に表示される。本実施形態の警告アイコンは、サスペンション警告アイコン36、エンジン警告アイコン37、冷却水温警告アイコン38、油圧警告アイコン39の4種類である。警告アイコン36〜39は、基本画面20の前端部とエンジン回転速度表示部22との間に表示される。警告アイコン36〜39は、エンジン回転速度表示部22に隣接して表示される。また、警告アイコン36〜39は、基本画面20の前端部に隣接して表示される。
サスペンション警告アイコン36は、サスペンションシステムを構成する機器またはサスペンション制御部が故障するか、もしくは、サスペンション制御部と各機器とを接続する配線が断線または短絡した場合に表示される。サスペンション警告アイコン36は、サスペンションを表す図形と、エクスクラメーションマークと、故障モードを示す故障コードとで構成されている。故障コードはエンジン停止時にのみ表示してもよい。サスペンション警告アイコン36を構成する図形およびエクスクラメーションマークは、赤色またはオレンジ色で表示される。故障コードは、赤色またはオレンジ色で表示されてもよく、それ以外の色(例えば白色等)で表示されてもよい。
サスペンション警告アイコン36が表示される場合、設定アイコン31〜34は表示されない。サスペンション警告アイコン36は、設定アイコン31〜34のうち最も右側に表示される設定アイコン34の表示位置に表示される。設定アイコン34は、本発明の「警告以外の情報を示す情報アイコン」に相当する。サスペンション警告アイコン36の表示位置と設定アイコン34の表示位置とは、部分的に重複している。なお、サスペンション警告アイコン36と設定アイコン34のうちの一方の表示位置が、他方の表示位置の全域と重なってもよい。
エンジン警告アイコン37は、エンジンシステムを構成する機器またはエンジン制御部が故障するか、もしくは、エンジン制御部と各機器とを接続する配線が断線または短絡した場合に表示される。エンジン警告アイコン37は、エンジンを表す図形と、故障モードを示す故障コードとで構成されている。故障コードはエンジン停止時にのみ表示してもよい。エンジン警告アイコン37を構成する図形は、赤色またはオレンジ色で表示される。故障コードは、赤色またはオレンジ色で表示されてもよく、それ以外の色(例えば白色等)で表示されてもよい。
エンジン警告アイコン37が表示される場合、設定アイコン31〜34は表示されない。エンジン警告アイコン37は、サスペンション警告アイコン36の表示位置より右側に表示される。
冷却水温警告アイコン38は、冷却水温センサ(図示せず)によって検出されるエンジン冷却水の温度が所定値よりも高くなった場合に表示される。冷却水温警告アイコン38は、赤色またはオレンジ色で表示される。
冷却水温警告アイコン38が表示される場合、設定アイコン31〜34は表示されない。冷却水温警告アイコン38は、エンジン警告アイコン37の表示位置より右側に表示される。
油圧警告アイコン39は、油圧センサ(図示せず)によって検出されるエンジンオイルの圧力が所定値よりも低くなった場合に表示される。油圧警告アイコン39は、赤色またはオレンジ色で表示される。油圧警告アイコン39は、冷却水温警告アイコン38の表示位置より右側であって、GPSアイコン35の表示位置より左側に表示される。
油圧警告が必要な状態が検出されて、その他の3つの警告が必要な状態が検出されない場合、LCS設定、QS設定、およびLIF設定のうちオンになっている設定に対応する設定アイコン(31〜33)と、設定アイコン34とが表示されたまま、油圧警告アイコン39が表示される(図4参照)。したがって、この場合、油圧警告アイコン39は、設定アイコン34と隣接して表示される。設定アイコン34は、本発明の「警告以外の情報を示す情報アイコン」に相当する。
警告アイコン36〜39の大きさは、それぞれ、車速表示部21の数字の1文字よりも小さい。なお、本明細書において、アイコンの大きさが車速表示部21の数字の1文字よりも小さいとは、アイコンを取り囲む最小の長方形の面積が、車速表示部21の0〜9の数字をそれぞれ取り囲む最小の長方形の面積のうち、最も大きい面積よりも小さいことをいう。
4つの警告が必要な状態が検知された場合、図3に示すように、4つの警告アイコン36〜39は、互いに隣接するように左右方向に並んで表示される。また、4つの警告アイコン36〜39の配列方向は、エンジン回転速度表示部22の指示部22aの移動方向でもある。
また、警告アイコン36〜39のうち最も左側に表示されるサスペンション警告アイコン36の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の傾斜部22dの右端部と同じ位置である。残りの3つの警告アイコン37〜39の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の直線部22eと同じ位置である。また、サスペンション警告アイコン36の表示位置は、設定アイコン34の表示位置の右側部分に重複している。また、上述したように、設定アイコン31〜34の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の傾斜部22dと同じ位置である。そのため、警告アイコン36〜39は、前後方向に関して設定アイコン31〜34の表示位置よりもエンジン回転速度表示部22に近い位置に表示される。
また、警告アイコン36〜39の少なくとも1つが表示される場合、表示される警告アイコンのうち最も右側の警告アイコンは、GPSアイコン35(GPS電波を受信可能な場合に表示)または時刻アイコン30と左右方向に隣接して表示される。GPSアイコン35および時刻アイコン30は、本発明の「警告以外の情報を示す情報アイコン」に相当する。
なお、警告アイコン36が表示されない場合には、警告アイコン36の表示位置には、バー40の地色と設定アイコン34の一部が表示される。警告アイコン37〜39が表示されない場合には、警告アイコン37〜39の表示位置には、バー40の地色が表示される。
次に、ストリートモードの基本画面について説明する。
設定アイコン31〜34、警告アイコン36〜39、GPSアイコン35、時刻アイコン30、ライディングモード表示部26、PWR表示部27、TCS表示部28、およびSCS表示部29は、ストリートモードとトラックモードの基本画面において共通の表示である。
ストリートモードの基本画面には、トラックモードの基本画面20のエンジン回転速度表示部22と同じ位置に、エンジン回転速度表示部が表示される。ただし、ストリートモードのエンジン回転速度表示部は、トラックモードのエンジン回転速度表示部22よりも目盛りの最小値が小さい。また、ストリートモードの基本画面には、ラップタイムは表示されない。ストリートモードの基本画面におけるエンジン回転速度表示部より後方には、車速、走行距離、ギヤポジションが、トラックモードの基本画面と同じまたは異なる表示形態で表示される。ストリートモードの車速表示部は、トラックモードの車速表示部21と同様に、車速の変化を数字の変化で表した表示である。ストリートモードの車速表示部の数字の1文字の大きさは、トラックモードと同様に、警告アイコン36〜39よりも大きい。
本実施形態の自動二輪車1は、車体フレーム4に搭載されたエンジン9のクランクケース9aより上方に配置されるシート11と、シート11より前方かつクランクケース9aより上方に配置されるハンドル5と、シート11より前方かつクランクケース9aより上方に配置され、前端部および当該前端部より下方に位置する後端部を有する画面16aが設けられたディスプレイ装置16とを備えている。この自動二輪車1では、地上からのシート11の高さとディスプレイ装置16の画面16aの高さが近くなる。そのため、シート11に座ったライダーRが画面16aを見る場合には、画面16aを上方から見下ろすことになる。したがって、ライダーRが前方の道路等を見ている状態から画面16aに視線を移動させる場合、視線は車両前後方向に移動する。また、通常、自動二輪車1のライダーRは、エンジン9の回転速度を意識して運転している。そのため、ライダーRが画面16aの中のエンジン回転速度を示すエンジン回転速度表示部22を見る頻度は比較的高い。本実施形態では、画面16aの前端部とエンジン9回転速度表示部22との間に、警告を示す警告アイコン36〜39が表示される。よって、ライダーRが前方の道路等を見る状態(図1および図3の視線E0)からエンジン回転速度表示部22を見る状態(図1および図3の視線E1)まで視線を移動させる場合、視線は車両前後方向に移動して、警告アイコン36〜39を通過することとなる(図1および図3の視線E2)。したがって、ライダーRは、画面16aの中で見る頻度の比較的高いエンジン回転速度表示部22を見るときに、警告アイコン36〜39を見ることができる。そのため、警告アイコン36〜39が小さくても、ライダーRが走行中に画面16aを確認するタイミングに関わらず、ライダーRが警告に気付きやすい。
また、本実施形態のディスプレイ装置16は、複数種類の警告アイコン36〜39を、互いに隣接するように並べて表示する。したがって、隣り合う2つの警告アイコンの間に別の表示が表示されることがないため、警告アイコン同士を近くに表示できる。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる途中に、複数の警告アイコン36〜39により気付きやすい。
また、本実施形態では、複数種類の警告アイコン36〜39は、車幅方向に並んで表示される。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際に、複数種類の警告アイコン36〜39のいずれかを視線が通過しやすい。視線が前後方向に移動する途中で複数の警告アイコン36〜39のいずれかに気付いた場合には、そこで視線を停止させた後、車幅方向に視線が移動しやすい。そのため、最初に気付いた警告アイコンと車幅方向に並んで表示されるその他の警告アイコンにも気付きやすい。したがって、複数の警告アイコン36〜39にライダーRがより気付きやすい。
ライダーがエンジン回転速度表示部22を見る際、ライダーの視線は現在のエンジン回転速度を示す指示部22aの移動方向に移動しやすい。本実施形態では、エンジン回転速度表示部22の指示部22aは、複数種類の警告アイコン36〜39の配列方向に移動する。そのため、ライダーがエンジン回転速度表示部22を見る際に、ライダーの視界に複数の警告アイコン36〜39が入りやすい。したがって、複数種類の警告アイコン36〜39が並んで表示される場合または単独で表示される場合とも、ライダーがエンジン回転速度表示部22を見る際に、ライダーが警告アイコンに気付きやすい。
また、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際、視線の移動速度は速い。そのため、警告アイコンがエンジン回転速度表示部22に近いほど、ライダーRは警告アイコンにより気付きやすい。
仮に、エンジン回転速度表示部の指示部の移動方向が車幅方向であって、複数種類の警告アイコンが前後方向(車幅方向に直交する方向)にのみ並んで表示される場合、複数の警告アイコンのうち最も前側の警告アイコンとエンジン回転速度表示部との離間距離は大きくなる。そのため、複数の警告アイコンのうち最も前側の警告アイコンが表示され、その他の警告アイコンが表示されない場合、ライダーRの視線が前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に移動する途中で警告アイコンを通過しても、ライダーRが警告アイコンに気づきにくい。
一方、本実施形態では、複数種類の警告アイコン36〜39が、指示部22aの移動方向である車幅方向に並んで表示されるため、複数種類の警告アイコン36〜39と、エンジン回転速度表示部22との離間距離を全て小さくすることができる。これにより、複数の警告アイコン36〜39が単独で表示される場合または並んで表示される場合とも、ライダーRが警告アイコン36〜39に気付きやすくなる。
また、本実施形態では、複数種類の警告アイコン36〜39が、エンジン回転速度表示部22に隣接して表示される。そのため、警告アイコンとエンジン回転速度表示部22との間に別の表示が表示されることはない。したがって、警告アイコン36〜39をエンジン回転速度表示部22のより近くに表示できる。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際に、警告アイコン36〜39により気付きやすい。
また、本実施形態では、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間には、設定アイコン31〜34と、GPSアイコン35と、時刻アイコン30とが表示される。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる途中で、設定アイコン31〜34、GPSアイコン35、および時刻アイコン30を確認することができる。
さらに、本実施形態では、警告アイコン36〜39の少なくとも1つが表示される場合、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間に、表示される警告アイコンのうち最も右側の警告アイコンと、GPSアイコン35または時刻アイコン30とが隣接して表示される。そのため、GPSアイコン35または時刻アイコン30を確認した際に、警告アイコンに気付きやすい。
また、本実施形態では、警告アイコン36〜38が表示されない場合、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間には、警告アイコン39と設定アイコン34とが隣接して表示される。そのため、設定アイコン34を確認した際に、警告アイコン39に気付きやすい。
また、本実施形態では、警告アイコン36〜38が表示されない場合、設定アイコン31〜34が表示されたまま、油圧警告アイコン39が表示される。したがって、設定アイコン31〜34と警告アイコン39とを同時に確認することができる。
また、本実施形態では、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間であって、設定アイコン34の表示位置に、設定アイコン34を表示せずに、警告アイコン36が表示される。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる途中で、設定アイコン34を確認しようとしたときに、警告アイコン36に気付くことができる。
また、警告アイコン36が設定アイコン34の表示位置と重なる位置に表示されることにより、複数の警告アイコンのいずれもが設定アイコン(情報アイコン)の表示位置と重ならない位置に表示される場合に比べて、より多くの警告アイコンを画面16aの限られた幅の中に表示することができる。
また、本実施形態では、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間であって、警告アイコン36〜39の表示位置と異なる位置に、設定アイコン31〜33は表示される。また、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間であって、警告アイコン37〜39の表示位置と異なる位置に、設定アイコン34は表示される。そして、警告アイコン36〜38の少なくとも1つが表示される場合、設定アイコン31〜34は表示されない。これらにより、警告アイコン36〜38の少なくとも1つが表示される場合には、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際に、警告アイコン36〜38を見ることによってだけでなく、設定アイコン31〜34が消えていることに気付くことによっても、ライダーRは警告に気付くことができる。
また、本実施形態では、上述したように、警告アイコン36〜39は、前後方向に関して設定アイコン31〜34の表示位置よりもエンジン回転速度表示部22に近い位置に表示される。したがって、警告アイコン36〜39の表示位置と、設定アイコン31〜34の表示位置とが入れ換わった場合に比べて、警告アイコン36〜39は、前後方向に関してエンジン回転速度表示部22により近い位置に表示されている。そのため、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際に、警告アイコン36〜39により気付きやすい。
また、警告アイコン36〜39は、前後方向に関してハンドル5のグリップ5c、5dより前方に表示される。そのため、警告アイコン36〜39が、前後方向に関してハンドル5のグリップ5c、5dの前端部より後方に表示される場合に比べて、ライダーRが前方の道路等を見ているときの視界に警告アイコン36〜39が入りやすい。したがって、ライダーRが前方の道路等からエンジン回転速度表示部22に視線を移動させるときだけでなく、ライダーRが前方の道路等を見ているときにも、ライダーRが警告に気付きやすい。
また、本実施形態では、警告アイコン36〜39の大きさが、車速表示部21の数字の1文字よりも小さい。そのため、警告の種類が多くても、警告ごとに異なる位置に警告アイコン36〜39を表示することができる。
また、本実施形態では、警告をアイコンで表示している。仮に、警告表示が、意味を持った単語である場合、警告表示の文字数が多いと、警告表示を一瞬見ただけでは、警告の内容を認識できない場合がある。これに対して本実施形態では、警告表示がアイコンであるため、視線の移動中であっても、警告表示を一瞬見ただけで内容を認識することができる。さらに、警告表示が小さくても、警告の内容を認識しやすい。
走行中、ライダーの視線は、前方の道路等を見ている状態を除いては、ディスプレイ装置の画面の中に集まりやすい。そのため、従来から、非特許文献1のように、画面の中に警告を表示することで、ライダーに警告を気付かせやすくしている。
自動二輪車のディスプレイ装置はハンドル周りに配置されるため、ディスプレイ装置の画面の大きさには制限がある。また、ディスプレイ装置の画面に警告を表示する場合、警告の表示位置は、特に制約を受けるものではない。本発明者は、大きさが制限された画面の中のどこに警告を表示するのかを工夫することによって、画面を見るタイミングに関わらずに警告をより気付きやすくしている。
非特許文献1では、警告が必要な状態になると最初の数秒間だけ、大きい文字の警告91が表示された後、小さい文字の警告92が表示される。大きい文字の警告91は時間制限があるため、見逃してしまう場合がある。一方、本実施形態では、警告アイコン36〜39は、警告が必要な状態では常に表示されるため、画面16aを見るタイミングに関わらず、警告アイコン36〜39に気付きやすい。
また、非特許文献1では、小さい文字の警告92は、エンジンの回転速度を示す表示93よりも後方に表示される(図8(b)参照)。したがって、ライダーが前方の道路等からエンジン回転速度表示部93に視線を移動させる際には、視線は警告92を通過しない。そのため、大きい文字の警告91を見逃して警告に気付けなかった場合には、小さい文字の警告92にも気付きにくい。
一方、本実施形態では、警告アイコンを、画面16aの前端部とエンジン回転速度表示部22との間に表示するため、ライダーが前方の道路等から画面16aのエンジン回転速度表示部22に視線を移動させる際に、警告アイコンに気付くことができる。
また、非特許文献1では、例えば、冷却水温に関する警告と、外気温度に関する警告が同時に必要な状態となった場合、冷却水温に関する警告表示と、外気温度に関する警告表示とが、数秒ずつ交互に、同じ位置に表示される。そのため、警告の内容を把握するには、警告表示の文字を読まなければならない。
一方、本実施形態では、複数の警告が同時に必要な状態となった場合には、警告の種類ごとに異なる位置に警告アイコンが表示される。そのため、ライダーが画面16aを確認するタイミングに関わらず、全ての警告に気付きやすい。さらに、警告アイコンの表示位置によって、警告の内容を把握することができるため、警告アイコンが小さくても、警告の内容を把握しやすい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。また、後述する変更例は適宜組み合わせて実施することができる。なお、本明細書において「好ましい」という用語は非排他的なものであって、「好ましいがこれに限定されるものではない」ということを意味するものである。
画面16aの前端部と、画面16aのエンジン回転速度表示部22との間に表示される警告アイコン36〜39の種類は、上述した4種類に限定されるものではない。例えば、上述した4種類のうちの一部だけでもよい。また例えば、上述した4種類の警告アイコンに加えて、それ以外の警告アイコンも表示されるようになっていてもよい。また例えば、上述した4種類の警告アイコン以外の警告アイコンだけが表示されるようになっていてもよい。
ディスプレイ装置16の画面16aに警告アイコンと共に表示される情報は、上記実施形態で述べた情報に限定されるものではない。少なくともエンジンの回転速度を示すエンジン回転速度表示部が警告アイコンと同一画面に表示されていればよい。
上記実施形態では、車速表示部21は、車速の変化を数字の変化によって表した表示であるが、車速の表示形態はこれに限定されるものではない。例えば、車速表示部が、車速の変化に応じて移動することで現在の車速を示す指示部を有する表示であってもよい。この指示部は、エンジン回転速度表示部22の指示部22aと同様に、現在の車速に応じた長さを有するレベルバーの端部で構成されていてもよい。また、この指示部は、針で表示されていてもよい。
上記実施形態では、エンジン回転速度表示部22の指示部22aは、エンジン回転速度の増加に伴って、右方かつ前方に移動した後、右方向に移動するようになっているが、本発明の指示部の移動方向はこれに限定されない。例えば、エンジン回転速度の増加に伴って、指示部が、右方向に移動した後、右方かつ後方に移動するようになっていてもよい。また例えば、指示部が任意の点を中心として回転移動するようになっていてもよい。より具体的には、例えば、指示部が、右方かつ前方に移動した後、右方かつ後方に移動するようになっていてもよい。
上記実施形態では、エンジン回転速度表示部22の指示部22aは、エンジン回転速度に応じた長さを有するレベルバー22cの右端で構成されているが、本発明の指示部の構成はこれに限定されるものではない。例えば図5に示すエンジン回転速度表示部122の指示部122aのように、針で表示されていてもよい。針の形状は、特に限定されない。指示部(針)が、任意の点を中心として回転移動する場合、指示部(針)は、回転中心から延びていてもよい。
上記実施形態では、エンジン回転速度表示部22の指示部22aは、画面16aの右端部の近傍から左端部の近傍にわたって移動するようになっているが、左右方向に関する指示部22aの移動範囲(すなわち、左右方向に関するエンジン回転速度表示部22の表示範囲)は、上記実施形態より小さくてもよい。この場合、警告アイコンは、画面16aの前端部における左右両端部と、エンジン回転速度表示部22の左右両端部とをそれぞれ結んだ2線分の間の領域に表示されていればよい。
上記実施形態では、エンジン回転速度表示部22は、エンジン回転速度の変化に応じて移動する指示部を有する表示であるが、エンジン回転速度表示部の表示形態はこれに限定されるものではない。エンジン回転速度表示部は、エンジン回転速度の変化を数字の変化よって表した表示であってもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39のうち最も左側(設定アイコン側)に表示される警告アイコン36の表示位置は、左右方向に関してエンジン回転速度表示部22の傾斜部22dの右端部とほぼ同じ位置であるが、それより右側または左側であってもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39は、互いに隣接するように並んで表示される。そのため、2つの警告アイコンの間に、警告アイコン以外の表示が表示されることはないが、2つの警告アイコンの間に、警告アイコン以外の表示が表示されてもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39は、車幅方向に直線状に並んで表示されるが、警告アイコンの配列方向は、これ以外であってもよい。例えば、4つの警告アイコンが、車幅方向とそれに直交する方向に2つずつ並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンが、車幅方向に対して約45度をなす直線方向に並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンが、車幅方向に直交する直線方向にのみ並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンの配列方向が、一直線状以外(例えば曲線状)であって、複数の警告アイコンの一部だけが、車幅方向に並んで表示されてもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39は、指示部22aの移動方向に並んで表示されるが、警告アイコンの配列方向は、これ以外であってもよい。例えば、4つの警告アイコンが、指示部22aの移動方向とそれに直交する方向に2つずつ並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンが、指示部22aの移動方向に対して約45度をなす直線方向に並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンが、指示部22aの移動方向に直交する方向にのみ並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンが、指示部22aの移動方向に直交する直線方向にのみ並んで表示されてもよい。また例えば、複数の警告アイコンの配列方向が、一直線状以外(例えば曲線状)であって、複数の警告アイコンの一部だけが、指示部22aの移動方向に並んで表示されてもよい。
上記実施形態では、複数の設定アイコン31〜34は、車幅方向に直線状に並んで表示されるが、設定アイコンの配列方向は、これ以外であってもよい。例えば、設定アイコンの配列方向が、車幅方向に直交する方向であってもよい。また例えば、複数の設定アイコンの配列方向が、一直線状以外(例えば曲線状)であって、複数の設定アイコンの一部だけが、車幅方向に並んで表示されてもよい。設定アイコンの配列方向は、警告アイコンの配列方向と同じであっても異なっていてもよい。
上記実施形態では、警告アイコン36〜39は、エンジン回転速度表示部22に隣接して表示される。そのため、上記実施形態では、警告アイコン36〜39とエンジン回転速度表示部22との間には、別の表示が存在しないが、警告アイコンとエンジン回転速度表示部22との間に、警告アイコン以外の表示が表示されてもよい。
上記実施形態では、警告アイコン36〜39は、画面16aの前端部に隣接して表示される。そのため、警告アイコン36〜39と画面16aの前端部との間には、別の表示が存在しないが、警告アイコンと画面16aの前端部との間に、警告アイコン以外の表示が表示されてもよい。
上記実施形態では、警告アイコン36〜38が表示されない場合、警告アイコン39と設定アイコン34とが、車幅方向(左右方向)に隣接して表示される。また、警告アイコン36〜39の少なくとも1つが表示される場合、表示される警告アイコンのうち最も右側の警告アイコンと、GPSアイコン35(GPS電波を受信可能な場合に表示)または時刻アイコン30とが、車幅方向(左右方向)に隣接して表示される。
このように、上記実施形態では、「警告以外の情報を示す情報アイコン」と警告アイコンとが車幅方向(指示部22aの移動方向でもある)に隣接して表示されるが、「警告以外の情報を示す情報アイコン」と警告アイコンとの配列方向は、車幅方向以外の方向、または、指示部22aの移動方向以外の方向であってもよい。
また、警告アイコンに隣接して表示される「警告以外の情報を示す情報アイコン」は、設定アイコン34、GPSアイコン35、および時刻アイコン30以外のアイコンであってもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39のうち最も右側(設定アイコンの表示位置から遠い側)の警告アイコン39だけが、設定アイコン31〜34が表示されている状態で表示されるが、設定アイコンが表示された状態で表示される警告アイコンの数と位置は、これに限定されるものではない。例えば、複数の警告アイコンのうちの2つ以上の警告アイコンが、設定アイコンが表示された状態で表示されてもよい。また、複数の警告アイコンがいずれも、設定アイコンが表示された状態で表示されなくてもよい。
上記実施形態では、複数の警告アイコン36〜39のうち最も左側(設定アイコンの表示位置に近い側)の警告アイコン36だけが、設定アイコンの表示位置に表示されるが、設定アイコン(情報アイコン)の表示位置に表示される警告アイコンの種類と数は、これに限定されるものではない。例えば、2つの警告アイコンが、2つの設定アイコンの表示位置に表示されてもよい。また、複数の警告アイコンの表示位置がいずれも、設定アイコンの表示位置と異なっていてもよい。
また、警告アイコンの表示位置に表示される「警告以外の情報を示す情報アイコン」の種類は、車両の動作に関する設定を示す設定アイコンに限定されるものではない。
上記実施形態では、画面16aの左端部とGPSアイコン35との間に、複数の警告アイコン36〜39が右詰めで表示されるが、複数の警告アイコン36〜39の車両幅方向に関する表示位置は、上記実施形態の位置に限定されるものではない。また、複数の警告アイコン36〜39の配列方向に並んで表示される複数の情報アイコン(設定アイコン31〜34、GPSアイコン35等)の車両幅方向に関する表示位置についても、上記実施形態の位置に限定されるものではない。例えば、上記実施形態と同一位置に表示されたGPSアイコン35と、画面16aの左端部との間に、複数の警告アイコン36〜39が左詰めで表示され、複数の設定アイコン31〜34が右詰めで表示されてもよい。
上記実施形態では、ディスプレイ装置16は、ヘッドライトユニット14の上部に設置されているが、ディスプレイ装置16の設置位置はこれに限定されるものではない。例えば図6に示すように、ハンドル205のハンドルクラウン205aの上部にディスプレイ装置216が設置されていてもよい。また例えば、ハンドルクラウンの前部または後部にディスプレイ装置が取り付けられていてもよい。また例えば図7に示すように、燃料タンク310の上部にディスプレイ装置316が設置されていてもよい。
上記実施形態では、警告アイコン36〜39は、前後方向に関してハンドル5のグリップ5c、5dより前方に表示されるが、警告アイコンは、前後方向に関してハンドルのグリップの前端部とシート11との間に表示されてもよい。この変更例の一例として、例えば図7に示すように、燃料タンク310の上部にディスプレイ装置316が配置されていてもよい。この構成によると、警告アイコンが前後方向に関してハンドルのグリップの前端部より前方に表示されるようにディスプレイ装置が配置される場合に比べて、自動二輪車の車両前後方向長さを短くできる。また、ディスプレイ装置を車両の重心により近い位置に配置できる。
上記実施形態では、ディスプレイ装置16の画面16aの前端部は、前後方向に関してハンドル5のグリップ5c、5dよりも前方に位置しているが、画面16aの前端部は、前後方向に関してハンドルのグリップの前端部とシート11との間に位置していてもよい。この変更例の一例として、例えば図7に示すように、燃料タンク310の上部にディスプレイ装置316が配置されていてもよい。
上記第1および第2実施形態では、ハンドル5、205は、セパレートハンドルであるが、本発明のハンドルは、バーハンドルであってもよい。セパレートハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンを介さずにフロントフォークに連結された形式のハンドルである。バーハンドルとは、ハンドルバーがハンドルクラウンに直接連結された形式のハンドルである。
上記実施形態の自動二輪車1は、オンロードタイプの狭義のモーターサイクルであるが、本発明の鞍乗型車両は、狭義のモーターサイクルに限定されるものでなない。なお、鞍乗型車両とは、乗員が鞍にまたがるような状態で乗車する車両全般を指している。本発明の鞍乗型車両には、自動二輪車(広義のモーターサイクル)、三輪車、四輪バギー(ATV:All TerrainVehicle(全地形型車両))、水上バイク等が含まれる。また、広義のモーターサイクルには、狭義のモーターサイクル以外に、スクーター等が含まれる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
4 車体フレーム
5、205 ハンドル
5a、205a ハンドルクラウン
5c、5d グリップ
9 エンジン
9a クランクケース
10、310 燃料タンク
11 シート
16、216、316 ディスプレイ装置
16a 画面
20 基本画面
21 車速表示部
22、122 エンジン回転速度表示部
22a、122a 指示部
22b 目盛りバー
22c レベルバー
31 LCSアイコン、設定アイコン(情報アイコン)
32 QSアイコン、設定アイコン(情報アイコン)
33 LIFアイコン、設定アイコン(情報アイコン)
34 SUSアイコン、設定アイコン(情報アイコン)
35 GPSアイコン(情報アイコン)
30 時刻アイコン(情報アイコン)
36 サスペンション警告アイコン
37 エンジン警告アイコン
38 冷却水温警告アイコン
39 油圧警告アイコン

Claims (10)

  1. 車体フレームと、
    前記車体フレームに搭載され、少なくともクランクケースを含むエンジンと、
    前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置されるシートと、
    前記シートより前方かつ前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置されるハンドルと、
    前記エンジンの回転速度を表示し、前記シートより前方かつ前記エンジンの前記クランクケースより上方に配置され、前端部および当該前端部より下方に位置する後端部を有する画面が設けられたディスプレイ装置とを備えており、
    前記ディスプレイ装置は、
    前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示すエンジン回転速度表示部との間に、警告を示す警告アイコンを表示することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記ディスプレイ装置は、
    複数種類の前記警告アイコンを、互いに隣接するように並べて表示することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記ディスプレイ装置は、
    前記複数種類の警告アイコンを、少なくとも車幅方向に並べて表示することを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記エンジン回転速度表示部は、現在のエンジン回転速度を示す指示部が、少なくとも、前記複数種類の警告アイコンの配列方向に移動する表示であることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記ディスプレイ装置は、
    前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかを、前記エンジン回転速度表示部に隣接させて表示することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  6. 前記ディスプレイ装置は、
    前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示す前記エンジン回転速度表示部と、の間に、前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかと、警告以外の情報を示す情報アイコンとを隣接させて表示することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  7. 前記ディスプレイ装置は、
    前記画面の前記前端部と、エンジン回転速度を示す前記エンジン回転速度表示部との間であって、警告以外の情報を示す情報アイコンの表示位置に、前記情報アイコンを表示せずに、前記複数種類の警告アイコンの少なくともいずれかを表示することを特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  8. 前記ディスプレイ装置は、
    前記警告アイコンを、車両前後方向に関して前記ハンドルのグリップより前方に表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  9. 前記ディスプレイ装置は、
    前記警告アイコンを、車両前後方向に関して前記ハンドルのグリップの前端部と前記シートとの間に表示することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の鞍乗型車両。
  10. 前記ディスプレイ装置は、
    前記画面に、前記車速の変化を数字の変化によって表示し、
    前記警告アイコンが、前記車速を示す数字の1文字よりも小さいことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の鞍乗型車両。
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