JP7128787B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、機能の選択操作と変更操作とをより効率的に行える表示手段を備えた鞍乗り型車両を提供することにある。
前記表示手段(53)は、機能選択及び機能のパラメータを設定変更するセッティング画面(GA03)を備え、前記セッティング画面(GA03)はメンテナンスのセッティング画面(GA17)を含み、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に遷移させる第二操作部(68)を備え、前記操作部(67)を前記第一の所定時間押すことで、前記メンテナンスのセッティング画面(GA17)に表示されたメンテナンス項目を選択可能とし、前記メンテナンス項目が選択された状態で、前記第二操作部(68)を前記第一の所定時間押すことで、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に遷移させて、前記操作部(67)を第二の所定時間押すことで、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に表示された複数の機能の切り替えを可能とし、前記操作部(67)を前記第一の所定時間押すことで、切り替えた機能のパラメータの変更を可能とする、ことを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1を示す左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を支持するフロントフォーク12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
また、車体フレーム10は、左右のピボットフレーム17の下端部を車幅方向に繋ぐクロスメンバ(不図示)を備える。
メインフレーム16は、その前部から下方に延びてエンジン11を支持するエンジンハンガー部(不図示)を備える。
前輪2は、フロントフォーク12の下端部に設けられる車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、左右のピボットフレーム17に支持されるピボット軸22に軸支される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる。スイングアーム13は、前端部をピボット軸22に軸支され、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに軸支される。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸27を支持するクランクケース28と、クランクケース28の前部から前上方に延びるシリンダー部29とを備える。シリンダー部29には、シリンダー部29内を往復運動するピストン(不図示)が収容される。シリンダー部29のシリンダー軸線29aは鉛直に対し前傾する。
エアクリーナーボックス31は、シリンダー部29の後上方に配置される。エアクリーナーボックス31は、スロットルボディ(不図示)を介し、シリンダー部29の後面の吸気ポートに接続される。
燃料タンク35は、メインフレーム16の上方で、シート14とエアクリーナーボックス31との間に配置される。
エンジン11の冷却水が通るラジエーター36は、エンジン11の前方に配置される。
ヘッドライト49は、フロントカウル40の前端部に設けられる。
フロントカウル40には、左右の側部に設けられた左右一対のサイドミラー51と、上部中央部に設けられたウインドスクリーン52とが取付けられている。ウインドスクリーン52は、その下方に配置されたメーター53を上方から覆っている。
メーター53は、各種情報を表示する表示画面53aと、表示画面53aの周囲に設けられたインジケーター配置部53bとを備える。
表示画面53aは、横長の矩形を成している。インジケーター配置部53bは、上方及び左右側方にそれぞれ設けられた上配置部53c、左配置部53d、右配置部53eからなり、車両各部の作動状態を点灯又は点滅にて表示する。
メーター表示画面は、車両の速度を表示する車両速度表示部やエンジン回転数を表示するエンジン回転数表示部、機能表示部、車両情報表示部などから構成される。
また、上記した車両情報表示部には、上記機能表示部で設定変更された内容が表示されている。
スイッチボックス55は、操舵ハンドル21(図1参照)に設けられ、容器状のスイッチケース56を備える。スイッチケース56には、それぞれ押圧可能又はスライド可能に取付けられたメーター操作スイッチ57、走行モードスイッチ58、ホーンスイッチ61、ウインカースイッチ62、ハザードスイッチ63、ディマースイッチ64を備える。
上スイッチ65は、正面視略台形状で、下端部がスイッチケース56に揺動可能に支持され、上端部側を押圧可能である。下スイッチ66は、正面視略逆台形状で、上端部がスイッチケース56に揺動可能に支持され、下端部側を押圧可能である。
第2操作部68は、スイッチケース56に車幅方向両側方にスライド可能に支持され、左端を1回だけ短押しすることにより画面上で選択位置を左方向に一つ変更でき、右端を1回だけ短押しすることにより画面上で選択位置を右方向に一つ変更できる。選択位置を二つ以上変更する場合は、その数だけ短押しを繰り返す。
ここで、「短押し(第一の所定時間)」とは、上スイッチ65、下スイッチ66、第2操作部68を押してすぐ(第一の所定時間:第二の所定時間未満)に離す操作をいう。また、後述する「長押し(第二の所定時間)」とは、上スイッチ65、下スイッチ66、第2操作部68を所定時間(第二の所定時間:第一の所定時間よりも長い)押して離す操作で、「短押し」よりも長い時間押す操作をいう。なお、所定の画面において、上スイッチ65、下スイッチ66、第2操作部68を押し続ける(離さない)と、早送りとなる。
メーター表示画面GA01は、車両に備えるメインスイッチ(不図示)をオンに操作したときに、オープニングアニメーション(不図示)を介して表示される基本画面である。
メーター表示画面GA01は、車速表示部101、エンジン回転数表示部102、変速ギアポジション表示部103、時刻表示部104、ハイビームインジケーター106、ETCインジケーター107、エンジン冷却水温表示部108、警告等表示部111、車両情報表示部112、走行モード表示部113、機能表示部114、ポップアップ表示部115、ABSモード表示部116を備える。
また、上記した「〈」、「《」をそれぞれ90°回転させて尖った方を上に向けた記号は、上スイッチ65(図3参照)の短押し、長押しを示し、「〈」、「《」をそれぞれ90°回転させて尖った方を下に向けた記号は、下スイッチ66(図3参照)の短押し、長押しを示している。
ステアリングダンパーインジケーター122は、車体フレーム10(図1参照)側と操舵ハンドル21(図1参照)側との間に配置されたステアリングダンパー(不図示)の作動異常を表示する。エンジン油圧インジケーター123は、エンジン11(図1参照)の潤滑油圧異常を表示する。エンジン冷却水温インジケーター124は、エンジン冷却水温の異常を表示する。燃料残量・走行可能距離表示部126は、燃料タンク35(図1参照)内の燃料残量と、その燃料残量での車両の走行可能距離とを表示する。
他の車両情報については、次ページ以降のページに表示される。ここでは、一度に車両情報表示部112に表示できる表示数を4つに設定しているが、表示数を2つにしたり、表示しないようにしたり設定することもできる。
車両情報表示部112において、各ページに進めるには、第2操作部68(図3参照)を1回ずつ右短押しする。
機能表示部114は、選択されている走行モードの機能のパラメータ一つを表示する。
この機能表示部114において、例えば、機能のうちのS(サスペンション減衰力調整)のパラメーター(A1~A3)を切り替えるには、上スイッチ65又は下スイッチ66を短押しする。また、S(サスペンション減衰力調整)から他の機能に切り替えるには、上スイッチ65又は下スイッチ66を長押しする。なお、本操作は走行中にも変更可能である。
ABSモード表示部116は、ABSモードで設定されたモード(ABS1又はABS2)を表示する。
メーター表示画面GA02の最終ページ112Lには、調整可能な機能と、介入度合いを表すパラメータ(数値又はモード)が記載されている。
メーター53(図2参照)によって調整可能な機能とは、P(エンジン出力調整)、T(エンジントルク調整)、W(ウィリー角度調整)、EB(エンジンブレーキ調整)、S(サスペンション減衰力調整)、ABS(ABSモード調整)、QS(クイックシフター調整)等である。
上記した各機能を表す文字の下方には、それぞれ介入度合いを表す整数値(ABS以外)又はモード(ABS)が記載されている。ここに表示された各パラメータは、既に設定されているものである。
この最終ページ112Lの状態で第2操作部68(図3参照)を左短押しすれば、車両情報表示部112の前ページに切り替わり、この最終ページ112Lの状態で第2操作部68を右短押しすれば、車両情報表示部112の先頭ページに切り替わる。
セッティング画面GA03は、左端に配置された第1設定項目部03aと、中間部に配置された第2設定項目部03bと、右端に配置された第3設定項目部03cとを備える。
第1設定項目部03aは、複数の大分類の設定項目が縦に並べられて列を成している。第2設定項目部03bは、複数の中分類の設定項目が縦に並べられて列を成している。第3設定項目部03cには、ライディングモード画面GA05(図8参照)があることを知らせるマークが記載されている。
第1設定項目部03aは、大分類として、機能上の設定に関する「FUNCTION」と、画面の設定に関する「DISPLAY」と、表示する言語等の一般項目に関する「GENERAL」と、メンテナンス等のサービスに関する「SERVICE」とを備える。
また、第2設定項目部03bでの選択位置を下方に移動した後に、上スイッチ65(図3参照)を1回短押しすれば、第2設定項目部03bでの選択位置を一項目だけ上方に移動できるから、希望する選択位置までは必要回数だけ上スイッチ65を短押しすれば良い。
また、第2設定項目部03bで中分類の設定項目を選択した後に、第3設定項目部03cにおいて選択する場合は、第2操作部68(図3参照)を1回右短押しする。
更に、セッティング画面GA03を表示した状態で、第2操作部68(図3参照)を左長押しすれば、一つ前の画面に戻る。
セッティング画面GA03において、左上部には時刻表示部104が配置され、右上部には車速表示部105が配置されている。時刻表示部104及び車速表示部105は、他のセッティング画面でも表示される。
RIDING MODEは、複数の機能の組み合わせを、運転者の好みによって複数(ここでは、3つ)設定することができる中分類の設定項目である。
具体的には、図8に示すライディングモード画面GA05のモード表示部05aに表示されている。詳細説明は、図8で説明する。
図6に示したセッティング画面GA03から下スイッチ66(図3参照)を必要回数短押しすることで、「FUNCTION」の第2設定項目部03bの中分類のいずれかの設定項目が選択可能となる。
セッティング画面GA04では、第1設定項目部03aで「FUNCTION」が選択され、第2設定項目部03bで「ABS MODE」が選択されている。
「ABS MODE」に対応して、第3設定項目部03cでは、トラック走行に適した「ABS1(TRACK)」及びスポーツ走行に適した「ABS2(SPORT)」のうち、「ABS2(SPORT)」が選択されている。
このように、小分類の設定項目を簡単に設定できるものについては、別画面とせずに同じセッティング画面GA04で小分類の設定項目を設定変更できる。
ライディングモード画面GA05は、下部に配置されたモード表示部05aと、モード表示部05aの上方に横並びに配置された機能名表示部05b及び機能イメージ表示部05cとを備える。
モード表示部05aは、モードの番号順に上から下へ並べられて配置されたモード1表示部05a1、モード2表示部05a2、モード3表示部05a3からなる。各モードには、それぞれ各機能(P、T、W、EB、S)のパラメータが左から右へ順に並べられて描かれている。
ライディングモード画面GA05を表示させた直後は、各モードのいずれか一つ(通常は、一番上側のモード(モード1))が選択され、また、各機能のいずれか一つ(通常は、一番左側の機能(P))が各モードで選択されている。
機能イメージ表示部05cは、横軸が機能のパラメータ(数値)、縦軸が介入度合いに応じた高さで示されるグラフ状に描かれている。
機能がP(POWER)である場合は、パラメータが5から1まで減少するにつれて、機能(エンジン出力調整)の程度は増加する。即ち、エンジン出力は、5が最低、1が最高である。このような機能イメージ表示部05cを設けることで、パラメータを設定しやすくなる。
また、モード1表示部05a1、モード2表示部05a2及びモード3表示部05a3で機能を変更するには、第二操作部68を短押しする。
詳しくは、第二操作部68を1回ずつ右短押しすれば、選択位置は、P→T→W→EB→S→P→・・というように右方向に機能を一つずつ移動でき、第二操作部68を1回ずつ左短押しすれば、選択位置は、P←T←W←EB←S←P←・・というように左方向に一つずつ移動できる。
このように、ライディングモード画面GA05では、第一操作部67及び第二操作部68を単純に上下左右の短押しをするだけで、モード及び機能の変更が可能になり、操作性が良い。
このライディングモード画面GA05からセッティング画面GA03(図6参照)に戻る場合は、第2操作部68を左長押し、このライディングモード画面GA05の他に他の別画面が有る場合は、第2操作部68を右長押しする。
図9に示すように、第1設定項目部03aで「DISPLY」が選択され、第2設定項目部03bで「DISPLY CUSTOMIZE」が選択されている。
第3設定項目部03aには、「DISPLY CUSTOMIZE」のディスプレイカスタマイズ画面GA07(図10参照)があることを知らせるマークが記載されている。
セッティング画面GA06の第2設定項目部03bには、全ての中分類項目が表示されているので、この状態で、第二操作部68(図3参照)を右短押しすれば、次のディスプレイカスタマイズ画面GA07(図10参照))に切り替わる。
ディスプレイカスタマイズ画面GA07は、左側に配置されたメーター表示画面表示部07aと、メーター表示画面表示部07aの右側に配置された編集部07bとを備える。
メーター表示画面表示部07aは、複数のメーター表示画面配置部(第1メーター表示画面配置部07a1、第2メーター表示画面配置部07a2、第3メーター表示画面配置部07a3)が縦に並べて配置されている。
各メーター表示画面配置部は、メーター表示画面列07c、通し番号列07d、メーター表示画面情報列07eを備える。
第2メーター表示画面配置部07a2は、メーター表示画面列07cにメーター表示画面GA09が配置され、通し番号列07dには「02」が記載され、メーター表示画面情報列07eには、メーター表示画面GA09の名称・作成日が記載されている。メーター表示画面GA09は、車速が数値で大きく表示され、エンジン回転数の表示がアナログ式メーターのように描かれ、他の各種数値は小さく描かれるANALOGタイプである。
上記した第1メーター表示画面配置部07a1、第2メーター表示画面配置部07a2、第3メーター表示画面配置部07a3は、上スイッチ65(図3参照)又は下スイッチ66(図3参照)を短押しすることでいずれかを選択できる。
図10において、ディスプレイカスタマイズ画面GA07の編集部07bを第2操作部68(図3参照)の右短押しにより選択すると、図11に示すように、ディスプレイのセッティング画面GA10が表示される。
セッティング画面GA10は、選択済の第1メーター表示画面配置部07a1(図10参照)における編集画面であり、左から順に、「DISPLAY CUSTOMIZE」に関する大分類項目部10a、小分類項目部10b、編集メーター表示画面10cが配置されている。
上記した「REV TYPE」では、小分類項目部10bの項目として、図示していないが、エンジン回転数が直線的に変化する「リニア」、エンジン回転数が高いほど表示が速く変化する「プログレッシブ」、エンジン回転数が5000rpm以上になったら表示する「5000以上」が選択できる。
編集メーター表示画面10cには、上部にメーター表示画面の通し番号及び名称、下部にメーター表示画面が描かれている。
編集メーター表示画面10cの最下部に「NAME》」と描かれているように、第2操作部68(図3参照)を右長押しすれば、次の画面(セッティング画面GA11(図12参照))に切り替わり、メーター表示画面の名称を入力、編集できる。また、第2操作部68を左長押しすれば、一つ前の画面(ディスプレイカスタマイズ画面GA07(図10参照))に切り替わる。
セッティング画面11は、車両のバンク角や加速度、減速度などの各種情報を一括して表示するプラクティス(練習)を想定したメーター表示である。
詳しくは、セッティング画面11は、上部に配置されたエンジン回転数表示部11aと、上下方向中間部に横に並べられて配置されたデジタル表示部11b及びグラフィック表示部11cと、下部に配置された車両情報表示部112とを備える。
エンジン回転数表示部11aは、エンジン回転数に応じて長さが増減する帯状部11aaと、帯状部11aaに沿ってエンジン回転数を示す数値及び点が描かれた数値等配置部11abとからなる。
グラフィック表示部11cには、上下方向中央よりも上側に減速度、下側に加速度を示す左右対称な複数の曲線が描かれ、また、上下中央から上方に亘って車両の背面図(模式図)が描かれている。また、減速度の曲線よりも上方には、車両の左右へのバンク角を示す目盛りが描かれている。また、グラフィック表示部11cの左上隅部には、時計が配置されている。
即ち、グラフィック表示部11cでは、走行中の車両の減速度及び加速度が増減するように描かれ、また、走行中の車両のバンク角が、メーター表示される模式図の傾斜によって表示されるため、車両の状態を瞬時に且つ容易に把握できる。
セッティング画面GA12は、下部に配置されたキーボード12aと、キーボード12aの上方に配置されたスイッチイラスト12b及び名称入力部12cとを備える。
キーボード12aは、アルファベット、数字及び記号のキー、削除キー、スペースキー等を備え、所望のキーにタッチし、スイッチイラスト12bに描かれた走行モードスイッチ58(ENTER)を押すことで、名称入力部12cにメーター表示画面の名称をキーインすることができる。
また、「OK」キーをタッチすることで、一つ前の画面(セッティング画面GA10(図11参照))に戻ることができる。
セッティング画面GA13では、第1設定項目部03aで「DISPLAY」、第2設定項目部03bで「BRIGHTNESS」が選択されている。
第3設定項目部03cには、「BRIGHTNESS」(表示画面の明るさ)の程度を表す「1~8」と、「BRIGHTNESS」(表示画面の明るさ)を、例えば、外界の明るさに応じて自動調整する「AUTO」とが描かれている。ここでは「3」が選択されている。
セッティング画面GA13では、第1設定項目部03aで「GENERAL」、第2設定項目部03bで「LAP DATA」が選択されている。
第3設定項目部03cには、「LAP DATA」のセッティング画面GA14(図16参照)があることを知らせるマークが記載され、第3設定項目部03cを選択することで、ラップデータ画面GA15で「LAP DATA」の内容を確認することができる。
ラップデータ画面GA15は、上部に配置されたラップタイム表示部15aと、ラップタイム表示部15aの下方に配置された情報表示部15b及びバンク角・加速度表示部15cとを備える。
ラップタイム表示部15aには、ラップタイムの通し番号、ラップタイム、ラップタイムが計測された日付、ラップタイムの情報の名称が表示されている。
上記したラップタイムの情報の名称でラップタイムの情報を記録することができる。
バンク角・加速度表示部15cには、横軸に車両のバンク角、縦軸に車両の加速度を示すグラフが表示されている。
グラフ中で、実線は、ラップタイム表示部14aに表示されたラップタイムの計測時のものであり、破線は、ベストラップタイムの計測時のものである。
セッティング画面GA16では、第1設定項目部03aで「GENERAL」、第2設定項目部03bで「LANGUAGE」、第3設定項目部03cで「English」が選択されている。
このように、「LANGUAGE」の項目を設けることで、各国の言語に対応することができる。
セッティング画面GA17では、第1設定項目部03aで「SERVICE」、第2設定項目部03bで「MAINTENANCE」が選択されている。
第3設定項目部03cには、「MAINTENANCE」のセッティング画面GA17(図19参照)があることを知らせるマークが記載されている。
セッティング画面GA18は、左側に配置されたメンテナンス選択部18aと、右側に配置されたメンテナンス設定部18bとを備える。
メンテナンス選択部17aは、上部に配置された定期点検と、下部に配置されたオイル交換とが選択可能であり、ここでは、定期点検が選択されている。
メンテナンス設定部18bでは、定期点検及びオイル交換の間隔(例えば、初回が500km走行時)又は初回のメンテナンスの日付を設定可能である。
上記した定期点検、オイル交換の時期は、メーター表示画面GA01(図4参照)のポップアップ表示部115(図4参照)に表示される。
制御装置141は、スイッチボックス55、BCU(ボディコントロールユニット)142、IMU(イナーシャメジャメントユニット)143、METER(メーター)53、ABSMOD(ABSモジュレータ)144、SCU(サスペンションコントロールユニット)145、ECU(エンジンコントロールユニット)150、TBW(スロットルバイワイヤシステム)151、IG(イグニッションシステム)152、INJ(フューエルインジェクションシステム)153、ESD(エレクトリックステアリングダンパー:リニアソレノイド)154を備る。BCU142、ECU150、IMU143、METER53、ABSMOD144、SCU145は、CAN通信により接続されている。
P、T、W、EBは、TBW151、IG152、INJ153などによって制御する。
Sは、SCU145を介して電子制御サスペンション161を制御する。
ステアリングダンパーは、ECU150を介してESD154を制御する。
ABSは、ABSMOD144によって制御する。
第一操作部67を第一の所定時間押す(短押しする)ことで、メーター53に表示される機能のパラメータの変更を可能とし、第二の所定時間押す(長押しする)ことでメーター53に表示される機能の切り替えを可能とする。
この構成によれば、第一操作部67を押す時間を異ならせて機能の切り替えとパラメータの変更を可能とすることで、第一操作部67をコンパクトに構成して効率的な操作を行うことができる。
この構成によれば、それぞれパラメータの数値を増加又は減少の方向を決めた二つの上スイッチ65及び下スイッチ66により、パラメータの変更操作が容易にできる。
この構成によれば、パラメータを、上下に配置された上スイッチ65及び下スイッチ66で増減させる操作であるため、操作性が良い。
この構成によれば、機能表示部114と車両情報表示部112とを設けることで、機能及び車両情報のそれぞれを把握しやすくできる。
この構成によれば、複数の車両情報を所定数ずつ表示し、第2操作部68で表示される車両情報を切り替えることで、複数の車両情報を容易に且つ迅速に確認できる。
この構成によれば、項目の設定自由度を増すことができ、使い勝手を向上できる。
例えば、上記実施形態において、メーター53の機能としては、上記した他に、ステアリングダンパー減衰力調整、ギアチェンジペダル操作感調整がある。
本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車1以外も含む鞍乗り型車両に適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
2 前輪(操舵輪)
21 操舵ハンドル(ハンドル)
53 メーター(表示手段)
55 スイッチボックス
65 上スイッチ(第一スイッチ)
66 下スイッチ(第二スイッチ)
67 第一操作部(操作部)
68 第二操作部
112 車両情報表示部
114 機能表示部
GA01,GA02 メーター表示画面(基本画面)
GA03 セッティング画面
Claims (6)
- 機能を表示する表示手段(53)と、設定の変更が可能な複数の機能とを備える車両であって、各機能の設定を変更操作する操作部(67)を備える鞍乗り型車両において、
前記表示手段(53)は、機能選択及び機能のパラメータを設定変更するセッティング画面(GA03)を備え、前記セッティング画面(GA03)はメンテナンスのセッティング画面(GA17)を含み、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に遷移させる第二操作部(68)を備え、
前記操作部(67)を前記第一の所定時間押すことで、前記メンテナンスのセッティング画面(GA17)に表示されたメンテナンス項目を選択可能とし、前記メンテナンス項目が選択された状態で、前記第二操作部(68)を前記第一の所定時間押すことで、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に遷移させて、
前記操作部(67)を第二の所定時間押すことで、前記メンテナンスのパラメータのセッティング画面(GA18)に表示された複数の機能の切り替えを可能とし、前記操作部(67)を前記第一の所定時間押すことで、切り替えた機能のパラメータの変更を可能とする、
ことを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記操作部(67)は、第一スイッチ(65)及び第二スイッチ(66)の二つのスイッチからなり、前記第一スイッチ(65)は一方向、前記第二スイッチ(66)は他方向へパラメータの数値を増加又は減少可能であることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記操作部(67)は、操舵輪(2)を転舵するハンドル(21)に設けられるスイッチボックス(55)に配置され、前記第一スイッチ(65)と前記第二スイッチ(66)とは、上下に並べられて配置され、前記第一スイッチ(65)は、パラメータを増加させ、前記第二スイッチ(66)は、パラメータを減少させることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記表示手段(53)は、液晶からなるメーター(53)であり、機能を表示する機能表示部(114)と車両情報を表示する車両情報表示部(112)とを備えることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
- 前記車両情報表示部(112)は、複数の車両情報の所定数を表示可能であり、前記スイッチボックス(55)に設けられる第二操作部(68)を第一の所定時間押す操作で前記車両情報表示部(112)に表示される前記車両情報の切り替えが可能であることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
- 前記第二操作部(68)を前記第二の所定時間押すことで、前記表示手段(53)の基本画面(GA01,GA02)を項目の設定変更が可能なセッティング画面(GA03)に遷移させることが可能であり、前記セッティング画面(GA03)にて、前記基本画面(GA01,GA02)で表示される項目以外の項目の設定変更が可能であることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
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