JP4845021B2 - 車両の情報出力装置、及び自動二輪車 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクに蓄えられる燃料の液面の高さに基づく情報を搭乗者に通知する情報出力装置、及び自動二輪車に関する。
自動二輪車などの車両には、一般的に、車速メータや、燃料の残量を表示する燃料計、残量が少なくなった時に、その旨を通知する警告灯などが設けられた情報出力装置が搭載されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−218434号公報
しかしながら、従来の情報出力装置では、燃料の残量について搭乗者の誤認を招く恐れがあった。つまり、車両に搭載される情報出力装置は、一般的に、燃料タンクに蓄えられる燃料の液面高さを検知するためのセンサを備え、その検出値に基づいて、燃料の残量を算出している。ところが、搭乗者が自動二輪車などの車両を停車させる場合、サイドスタンドを立て、車体を傾けた状態で停車させる場合がある。この場合、液面が車体に対して傾くため、正しい残量を検知できず、表示パネル等に正確な残量を表示できなくなり、燃料の残量について搭乗者の誤認を招く恐れがある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、燃料の残量に関する搭乗者の誤認を低減できる情報出力装置、及び自動二輪車を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両の情報出力装置は、車両が停止状態にあるか否かを判定する停止判定手段と、燃料タンクに蓄えられた燃料の液面の高さを検知する液面検知手段と、前記液面検知手段によって検知される液面の高さに基づく情報を出力する出力手段と、前記停止判定手段の判定結果に基づいて、前記出力手段の出力状態を制御する出力制御手段とを備える。
本発明によれば、車両の停止時に、出力手段による情報の出力を出力制御手段によって制御することで、搭乗者の誤認を招かないようにすることができる。
また、本発明の一態様では、車速を検知するための車速検知手段をさらに備え、前記停止判定手段は、前記車速検知手段によって検知される車速に基づいて、車両が停止状態にあるか否かを判定する。
また、本発明の一態様では、前記出力制御手段は、前記停止判定手段によって車両が停止状態にあると判断される場合に、前記出力手段による情報の出力を抑制する。
また、上記課題を解決するために、本発明に係る自動二輪車は、上記情報出力装置を搭載する。本発明によれば、車両の停止時に、出力手段による情報の出力を出力制御手段によって制御することで、搭乗者の誤認を招かないようにすることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態による情報出力装置10を搭載した自動二輪車1の側面図であり、図2は自動二輪車1の前部の平面図である。
自動二輪車1は、情報出力装置10と、車体フレーム2と、燃料タンク3と、エンジン4とを含んでいる。
図1に示すように、車体フレーム2は、メインフレーム2aと、シートレール2bとを含んでいる。メインフレーム2aは、前端部から斜め後方に延伸し、屈曲部2cにおいて下方に曲がっている。メインフレーム2aの下方にはエンジン4が配置されている。エンジン4はメインフレーム2aによって懸架されている。エンジン4の下部にはサイドスタンド42が取り付けられている。サイドスタンド42は、取付部42aを支点として回転でき、立てられた状態では、停車中の車体を傾けた姿勢で支持する。メインフレーム2aの後端部2dには、後方に延伸するスイングアーム43の前端部が取り付けられている。スイングアーム43は、メインフレーム2aの後端部2dに設けられたピボット軸44を支点として上下に揺動可能となっている。スイングアーム43の後端部には、後車輪9が取り付けられている。
シートレール2bは、メインフレーム2aの屈曲部2cから後方に延伸し、その上方にはシート31が配置されている。シート31の前方には、メインフレーム2aに支持される燃料タンク3が配置されている。燃料タンク3の上壁には、燃料供給口3aが設けられている(図2参照)。燃料タンク3内には、燃料の液面高さを検知するための液面センサ21が配置されている。
メインフレーム2aの前端部には、斜め上下に延伸するステアリングシャフト29が取り付けられている。ステアリングシャフト29は、車体の前方下部に配置された前車輪7を支持している。ステアリングシャフト29の上端部29bには、ハンドル8が取り付けられている。
図2に示すように、ハンドル8の両端部にはグリップ8a,8bが設けられている。グリップ8a,8bの前方には、ブレーキレバー8c,8dが設けられている。ハンドル8の前方には、キーをキーシリンダに差し込み回転させることによって、オン/オフするメインスイッチ27が設けられている。メインスイッチ27の前方には、情報出力装置10が配置されている。
ここで、情報出力装置10について詳細に説明する。図3は、情報出力装置10の構成を示すブロック図である。情報出力装置10は、制御部11と、記憶部12と、表示部13と、操作部14と、液面センサ21と、車速センサ23と、走行距離センサ25と、A/D変換部22,24,26と、を含んでいる。
液面センサ21は、例えば、フロート式の液面センサであり、上述したように燃料タンク3内に配置され、該燃料タンク3に蓄えられる燃料の液面高さに応じたアナログの電圧信号を出力する。この電圧信号は、A/D変換部22に入力され、デジタル信号に変換されて制御部11に入力される。なお、図1において、液面センサ21のフロート部21aを支持するアーム部21bは、車両の前後方向に延びているが、液面センサ21の配置姿勢はこれに限られず、液面センサ21はアーム部21bが車幅方向に伸びるように配置されてもよい。
車速センサ23は、例えば、車両の走行速度に応じた電圧信号を出力するセンサである。該電圧信号は、A/D変換部24に入力されて、デジタル信号に変換された後、制御部11に入力される。なお、車速センサ23は、車速に応じた頻度でパルス信号を出力するセンサであってもよい。この場合、制御部11は、パルス信号の周波数に基づいて、車速を算出する。
走行距離センサ25は、走行距離を算出するためのセンサであり、例えば、前車輪7や後車輪9の回転軸の回転に応じて、パルス信号を出力する。出力された信号は、A/D変換部26に入力されデジタル信号に変換された後、制御部11に入力される。制御部11は、パルス信号をカウントし、走行距離を算出する。なお、ここでは、制御部11は、走行距離センサ25のパルス信号に基づいて走行距離を算出するが、車速センサ23から入力される信号に基づいて走行距離を算出してもよい。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含み、記憶部12に格納されるプログラムに従って動作し、情報出力装置10の全体を制御する。具体的には、制御部11は、液面センサ21や、車速センサ23、走行距離センサ25から入力される信号に基づいて、車速や燃料の残量などの各種情報を表示する処理を行う。制御部11が実行する処理については後において説明する。
記憶部12は、揮発性メモリや、不揮発性メモリを含み、制御部11によって実行されるプログラムを保持している。また、記憶部12は、制御部11によって算出された走行距離を記憶している。
表示部13は、車速メータ(不図示)や、車両の走行距離を表示する走行距離メータ13a等を含むインスツルメントパネルであり、制御部11から入力される信号に応じて、搭乗者に各種情報を提示する。
図4(a)は、車両の総走行距離を表示する「オドメータ表示モード」に設定された走行距離メータ13aの例を示す図である。このモードでは、走行距離メータ13aには、表示される距離が総走行距離であることを示す文字(以下、表示モード案内情報とする。ここでは「ODO」)が表示されている。
図4(b)は、搭乗者によって指定される地点から別の地点までの区間走行距離を表示する「通常トリップメータ表示モード」にある走行距離メータ13aの例を示す図である。この場合、走行距離メータ13aには、表示モード案内情報として「区間距離」が表示されている。
図4(c)は、「警告トリップメータ表示モード」にある走行距離メータ13aの例を示す図である。このモードでは、車両の運転状況(例えば、燃料の残量など)が所定の条件(以下、警告開始条件とする)に該当すると判断された時点からの走行距離(以下、警告時走行距離とする)が表示される。また、表示される距離が警告時走行距離であることを示す「警告距離」が、表示モード案内情報として表示されている。警告開始条件については、後において説明する。
操作部14は、表示切替ボタン14aと、区間距離リセットボタン14bとを含み、搭乗者の操作に応じた信号を制御部11に入力する。制御部11は、区間距離リセットボタン14bから信号が入力されると、区間走行距離を「0」にリセットし、改めて区間走行距離の計数を開始する。
また、制御部11は、表示切替ボタン14aから信号が入力されると、オドメータ表示モードと通常トリップメータ表示モードとの間で、走行距離メータ13aの表示内容を切り換える。なお、制御部11は、上述した警告開始条件が満たされ、走行距離メータ13aを警告トリップメータ表示モードに設定している場合には、表示切替ボタン14aの操作に応じて、警告トリップメータ表示モードから他の表示モードに切り換えてもよい。
ここで、制御部11が実行する処理について説明する。制御部11は、車両の運転状況が警告開始条件に該当してから、別の所定条件(以下、警告終了条件とする)を満たすまでの間(以下、警告表示期間)、搭乗者に給油を促すため、燃料の液面高さに基づく警告を走行距離メータ13aに表示する処理を行う。図5は、制御部11の機能ブロック図である。同図に示すように、制御部11は、通常距離算出部11aと、停止判定部11bと、警告開始判定部11c、警告終了判定部11d、警告距離算出部11eと、出力制御部11fと、を含んでいる。
通常距離算出部11aは、走行距離センサ25から入力される信号に基づいて、車両の総走行距離、及び区間走行距離を算出する。具体的には、通常距離算出部11aは、車両の使用開始時から走行距離センサ25から入力されるパルス信号を計数し、総走行距離を積算する。また、通常距離算出部11aは、区間距離リセットボタン14bが押される度に、パルス信号の計数を開始し、区間走行距離をも積算する。この総走行距離、及び区間走行距離の表示は、後述する出力制御部11fによって制御される。
停止判定部11bは、車両が停止しているか否かを判定する処理を行う。具体的には、停止判定部11bは、車速センサ23から入力される信号に基づいて、車速を検知し、該車速が所定の閾値(以下、停止判定速度とする)より低い時に、車体が停止していると判断する。また、停止判定部11bは、検知した車速が、所定の時間以上継続して停止判定速度より低い場合に、車体が停止していると判断してもよい。
また、停止判定部11bは、サイドスタンド42の作動状態に応じて、車両が停止しているか否か判定してもよい。例えば、サイドスタンド42が立てられているか否かを検知するセンサを予め取り付けておいて、サイドスタンド42が立てられている場合に、停止判定部11bは、車両が停止していると判断してもよい。
警告開始判定部11cは、車両の運転状況が警告開始条件に該当するか否かを判定する。具体的には、警告開始判定部11cは、燃料の液面高さと、停止判定部11bの判定結果とに基づいて、警告開始条件が満たされるか否かを判定する。すなわち、警告開始判定部11cは、所定のサンプリング周期で、液面センサ21から入力される信号に基づいて、燃料の液面高さを検知する。そして、該液面高さが所定の閾値(以下、警告基準高さとする)より低く、且つ、停止判定部11bによって車両が停止状態ではないと判断されている場合に、警告開始判定部11cは運転状況が警告開始条件に該当すると判断する。
なお、警告開始判定部11cは、液面センサ21から入力される信号を平滑化して液面高さを検知してもよい。また、警告開始判定部11cは、液面高さが警告基準高さより低く、且つ、車両が停止状態ではないことに加えて、これらの状態が所定時間(例えば、数秒)以上継続することを警告開始条件としてもよい。この例では、車両の運転状況が、この警告開始条件に該当すると判断されると、後述する出力制御部11fの処理によって、搭乗者に給油を促す警告が表示される。
警告終了判定部11dは、車両の運転状況が警告開始条件に該当した後、警告表示を終了するための条件である警告終了条件に該当するか否かを判定する。例えば、警告終了判定部11dは、運転状況が警告開始条件に該当した後に搭乗者が給油し、燃料の液面高さが警告基準高さを超えた時点から、車両の走行距離(以下、終了判定走行距離とする)の積算を開始する。そして、該終了判定走行距離が予め定める距離(以下、終了判定基準距離とする。例えば、数キロメートル)となった場合に、警告終了条件が満たされたと判断する。
また、警告終了条件は、燃料の液面についての条件であってもよい。すなわち、警告終了判定部11dは、警告開始条件が満たされた後に、液面高さの検知を開始し、該高さが警告基準高さより高い所定の閾値を超えた時に、警告終了条件が満たされたと判断してもよい。
警告距離算出部11eは、車両の運転状況が警告開始条件に該当すると判断された時点からの走行距離、すなわち警告時走行距離を積算する。警告距離算出部11eは、警告終了条件が満たされるまで、警告時走行距離の積算を継続する。
出力制御部11fは、停止判定部11bの判定結果に基づいて、表示部13の表示状態を制御する。具体的には、出力制御部11fは、車両が停止状態にある間は、液面高さに基づく情報(ここでは、搭乗者に給油を促す警告)の表示を制限したり、表示部13の表示態様(例えば、表示の色など)を、走行時とは異なる態様にしたりする。ここでは、車両が停止状態にある間は、搭乗者に給油を促す警告としての警告時走行距離の表示を制限する処理の例について説明する。
まず、警告表示期間でない場合の処理について説明する。この場合、出力制御部11fは、搭乗者による表示切替ボタン14aの操作に応じて、総走行距離又は区間走行距離を、走行距離メータ13aに表示する(図4(a)又は(b)を参照)。
その後、出力制御部11fは、燃料の液面が警告基準高さを下回るだけでなく、車両が停止状態ではないことを条件として、すなわち警告開始条件が満たされることを条件として、警告時走行距離を走行距離メータ13aに表示する(図4(c)参照)。この時、表示される距離が警告時走行距離であることを示す表示モード案内情報をも表示する。
なお、出力制御部11fは、警告時走行距離の表示を開始した後は、例えば、警告終了条件が満たされるまで、搭乗者による表示切替ボタン14aの操作に関わらず、警告時走行距離の表示を継続する。また、出力制御部11fは、警告開始条件が満たされた時に警告時走行距離の表示を開始し、その後は、搭乗者による表示切替ボタン14aの操作に応じて、総走行距離や区間走行距離を表示してもよい。
ここで、制御部11が実行する処理の流れについて説明する。図6は、制御部11が実行する処理の例を示すフローチャートである。なお、この例では、警告開始判定部11cは、警告開始条件が満たされると、警告表示期間に入ったことを示す情報(以下、警告フラグ)を記憶部12の不揮発性メモリに格納するものとして説明する。この警告フラグは、警告終了条件が満たされた時に、警告終了判定部11dによって削除される。
まず、警告開始判定部11cは、警告フラグが記憶部12に格納されているか否かを判定する(S101)。ここで、警告フラグが格納されていない場合には、警告開始判定部11cは、燃料の液面高さが警告基準高さより高いか否かを判定し、その判定結果を記憶部12に格納する(S102)。なお、警告開始判定部11cは、メインスイッチ27がオンされた時点から所定時間が経過していることを条件として、燃料の液面高さが警告基準高さより高いか否かを判定してもよい。
停止判定部11bは、車両が停止状態であるか否か、すなわち車速が停止判定速度より低いか否かを判定し、その判定結果を記憶部12に格納する(S103)。そして、警告開始判定部11cは、S102及びS103の判定結果に基づいて、警告開始条件が満たされているか否かを判定する(S104)。
ここで、警告開始条件が満たされていない場合には、出力制御部11fは、搭乗者による表示切替ボタン14aの操作に応じて、総走行距離又は区間走行距離を表示し(S105)、S102の処理に戻る。
一方、警告開始条件が満たされている場合には、警告表示期間中の処理が実行される。具体的には、警告距離算出部11eは、警告時走行距離の積算を開始する(S106)。そして、出力制御部11fは、警告時走行距離を走行距離メータ13aに表示するとともに、その表示内容が警告時走行距離であることを示す表示モード案内情報を表示する(S107)。なお、S104において、警告開始判定部11cは、警告開始条件が満たされたと判断すると、警告時フラグを記憶部12に格納する。
その後、警告終了判定部11dは、警告終了条件が満たされるか否かを判定する処理を開始する。具体的には、警告終了判定部11dは、燃料の液面高さが警告基準高さを超えているか否かを判定する(S108)。ここで、未だ液面高さが警告基準高さより低い場合には、S107の処理に戻る。
一方、搭乗者が給油したことによって、燃料の液面高さが警告基準高さを超えている場合には、警告終了判定部11dは、その時点からの走行距離、すなわち終了判定走行距離を積算する(S109)。そして、警告終了判定部11dは、終了判定走行距離が終了判定基準距離に達したか否かを判定する(S110)。ここで、終了判定走行距離が未だ終了判定基準距離に達していない場合には、出力制御部11fは、警告時走行距離、及び表示モード案内情報の表示を継続する(S111)。
一方、終了判定走行距離が終了判定基準距離に達している場合には、警告終了判定部11dは警告終了条件が満たされたと判断し、その結果、出力制御部11fは、警告時走行距離の表示を終了する(S112)。この時、出力制御部11fは、車両の運転状況が警告開始条件に該当する直前の表示モードに、走行距離メータ13aを設定してもよい。
また、警告終了条件が満たされると、警告距離算出部11eは、警告時走行距離の積算を終了する(S113)。なお、この時、警告終了判定部11dは、終了判定走行距離の積算を終了するとともに、記憶部12に格納されている警告フラグを消去する。
S101において、警告フラグが記憶部12に格納されている場合、すなわち、前回の走行終了時に、警告が解消される前に処理が終了している場合には、制御部11は、S107から処理を開始し、警告時走行距離等を表示する。なお、制御部11は、メインスイッチ27のオン状態では、以上の処理を所定の周期で繰り返す。
最後に以上説明した処理の結果を、図7に示すタイムチャートに基づいて説明する。図7(a)は、メインスイッチ27のオン/オフ状態を示し、図7(b)は、燃料の液面高さが警告基準高さより高いか否かの判定結果を示し、図7(c)は、車両が停車中であるか否かの判定結果を示し、図7(d)は、警告開始条件が満たされてから警告終了条件が満たされるまでの警告表示期間を示し、図7(e)は、終了判定走行距離を示し、図7(f)は、警告時走行距離を示している。これらの図において、横軸は時間を示している。なお、図7(b)の縦軸において、「HIGH」は液面高さが警告基準高さより高いと判定されたことを示し、「LOW」は低いと判定されたことを示している。
図7(a)及び図7(b)では、メインスイッチ27がオンされると、警告開始判定部11cによって燃料の液面が警告液面高さより低いことが検知されている(t1)。この例では、図7(c)に示すように、t1において車両は未だ停止状態であり、警告開始条件が満たされていない。したがって、図7(d)に示すように、警告表示期間は開始しておらず、図7(f)に示すように、警告時走行距離の積算も開始されていない。
図7(c)に示すように、車速が停止判定速度を上回り、車両が停止状態から走行状態に移行すると(t2)、警告開始条件が満たされ、図7(d)に示すように、警告表示期間が開始している。この時、図7(e)に示すように、前回の走行時に積算されていた終了判定走行距離がリセットされて0になっている。また、図7(f)に示すように、警告時走行距離の積算が開始されている。この時点から、出力制御部11fは、警告時走行距離の表示を開始する。
その後、図7(b)に示すように、メインスイッチ27がオフされた後(t3)、再びメインスイッチ27がオンされた時に、その間に給油されたことによって、燃料の液面が警告基準高さを超えていることが検知されている(t4)。
図7(c)には、メインスイッチ27が再びオンされた後、車両が停止状態から走行状態に移行し、その結果、図7(e)に示すように、終了判定走行距離の積算が開始されている(t5)。その後、車両の走行に従って、図7(e)及び図7(f)に示すように、終了判定走行距離、及び警告時走行距離が増加している。
終了判定走行距離が終了判定基準距離に達すると、警告終了判定部11dによって警告終了条件が満たされたと判断され、図7(d)に示すように、警告表示期間が終了する(t6)。その結果、図7(f)に示すように、警告時走行距離の積算も終了する。また、出力制御部11fは、警告時走行距離の表示を終了する。
以上説明した情報出力装置10では、燃料の液面が警告基準高さを下回った時でも、車両が停止している場合には、搭乗者に給油を促す警告(ここでは、警告時走行距離や、その表示内容を示す表示モード案内情報)が表示されない。従って、車体が傾いて停車することによる燃料の残量に関する搭乗者の誤認を防止できる。
なお、本発明は、以上説明した情報出力装置10に限られず種々の変形が可能である。例えば、図7のタイムチャートでは、メインスイッチ27がオンされると同時に、燃料の液面が警告基準高さを超えるか否かの判定が開始されていた(t1)。しかしながら、燃料の液面が警告基準高さを超えるか否かの判定は、メインスイッチ27がオンされてから所定時間以上経過していることを条件に、行われてもよい。こうすることによって、例えば、液面センサ21から入力される信号に基づいて得られる液面高さを平滑化して、該液面高さが警告基準高さを超えるか否かを判定する場合に、より正確な判定を行うことができる。
また、図7のタイムチャートでは、燃料の液面が警告液面高さより低いことが検知された後(t2)、車両が走行状態に移行すると、直ちに運転状況が警告開始条件に該当すると判断されていた。しかしながら、警告開始条件は、上述したように、車両が走行状態にあり、且つ、燃料の液面が警告液面高さより低い状態が、所定時間以上継続することであってもよい。
また、図7のタイムチャートでは、停車中に給油された後、車両が停止状態から走行状態に移行すると、直ちに終了判定走行距離の計数が開始していた(t5)。しかしながら、終了判定走行距離の積算は、燃料の液面が警告基準高さを超え、その状態が警告終了判定部11dによって検知されてから所定時間が経過した時点から、開始してもよい。
図8は、この形態に係る処理の結果を示すタイムチャートである。図8(a)及び図8(b)では、メインスイッチ27がオンされてから(t1)、所定時間(Δt1)経過後に、燃料の液面が検知されている(t2)。その後、図8(c)に示すように、車両が停止状態から走行状態に移行している(t3)。
そして、図8(d)に示すように、この形態では、車両の走行状態、及び、燃料の液面が警告基準高さを下回る状態が始まってから所定時間(Δt2)経過後に、運転状況が警告開始条件に該当すると判断され、警告表示期間が開始している(t4)。
その後、図8(b)に示すように、停車中に給油されたことによって、メインスイッチ27が再びオンされた時に、燃料の液面が警告基準高さを超えていることが検知されている(t6)。この形態では、t7において車両が走行状態に移行するものの、終了判定走行距離の積算は開始されず、図8(e)に示すように、メインスイッチ27がオンされ、燃料の液面が警告基準高さより低い状態が所定時間(Δt3)検知された時点から、開始されている(t8)。
その後、図7の例と同様に、終了判定走行距離が終了判定基準距離に達すると、警告終了判定部11dによって警告終了条件が満たされたと判断され、図8(d)に示すように、警告表示期間が終了する(t9)。その結果、図8(f)に示すように、警告時走行距離の積算も終了する。
また、以上の説明では、燃料の液面高さに基づく情報として、警告時走行距離が表示部13に表示されていた。しかしながら、燃料の液面高さに基づく情報は、これに限られず、表示部13に燃料計を設けて、燃料の残量が該燃料計に表示されてもよい。そして、出力制御部11fは、該燃料計の表示状態を、停止判定部11bの判定結果に応じて制御してもよい。以下、この形態について説明する。
図9は、表示部13に設けられる燃料計13bの例を示す図である。図9において、燃料計13bには、長さの異なる複数のバー13cが表示されている。制御部11は、液面センサ21によって燃料の液面高さを検知し、該高さから燃料の残量を算出する。そして、制御部11は、燃料の残量に応じた長さのバー13cを点灯させて、残量の概略を搭乗者に通知する。
この形態では、制御部11は、車両が停車中である場合には、燃料計13bの表示態様を走行時とは異なる態様にする。例えば、出力制御部11fは、停止判定部11bによって車両が停車中であると判断されている場合には、バー13cを走行時とは異なる色にしたり、点滅させたりして、燃料計13bを表示する。こうすることによって、車体が傾いて停車することによる燃料の残量に関する搭乗者の誤認を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る情報出力装置を搭載した自動二輪車の側面図である。 上記自動二輪車の前部の平面図である。 上記情報出力装置の構成を示すブロック図である。 上記情報出力装置が備える表示部に走行距離メータの例を示す図である。 上記情報出力装置が備える制御部の機能ブロック図である。 制御部が実行する処理の例を示すフローチャートである。 制御部が実行する処理の結果を示すタイムチャートである。 制御部が実行する処理の他の例の結果を示すタイムチャートである。 上記表示部に設けられる燃料計の例を示す図である。
符号の説明
1 自動二輪車、2 車体フレーム、3 燃料タンク、4 エンジン、7 前車輪、8 ハンドル、9 後車輪、10 情報出力装置、11 制御部、11a 通常距離算出部、11b 停止判定部(停止判定手段)、11c 警告開始判定部、11d 警告終了判定部、11e 警告距離算出部、11f 出力制御部(出力制御手段)、12 記憶部、13 表示部(出力手段)、14 操作部、21 液面センサ(液面検知手段)、22,24,26 A/D変換部、23 車速センサ(車速検知手段)、25 走行距離センサ、27 メインスイッチ、29 ステアリングシャフト、31 シート、42 サイドスタンド、43 スイングアーム、44 ピボット軸。

Claims (4)

  1. 自動二輪車が停止状態にあるか否かを判定する停止判定手段と、
    燃料タンクに蓄えられた燃料の液面の高さを検知するための液面検知手段と、
    前記液面の高さが警告基準高さより低く、前記自動二輪車が停止状態にない場合に、警告開始条件に該当すると判断する警告開始判定手段と、
    前記警告開始条件に該当すると判断された時点からの走行距離である警告時走行距離を積算する警告距離算出手段と、
    前記警告時走行距離の情報を出力する出力手段と、
    前記液面の高さが警告基準高さを超えた時点からの走行距離である終了判定走行距離を積算し、前記終了判定走行距離が予め定める距離となった場合に、警告終了条件が満たされたと判断する警告終了判定手段と、
    前記警告終了条件が満たされたと判断された場合に、前記出力手段による前記警告時走行距離の情報の出力を終了する出力制御手段と、
    を備えることを特徴とする自動二輪車の情報出力装置。
  2. 請求項1に記載の情報出力装置において、
    車速を検知するための車速検知手段をさらに備え、
    前記停止判定手段は、前記車速検知手段によって検知される車速に基づいて、自動二輪車が停止状態にあるか否かを判定する、
    ことを特徴とする自動二輪車の情報出力装置。
  3. 請求項1に記載の情報出力装置において、
    前記出力制御手段は、前記停止判定手段によって自動二輪車が停止状態にあると判断される場合に、前記出力手段による前記警告時走行距離の情報の出力を抑制する、
    ことを特徴とする自動二輪車の情報出力装置。
  4. 請求項1に記載の情報出力装置を搭載した自動二輪車。
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