JP7284283B2 - 鞍乗型車両の車両情報報知装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両の車両情報報知装置に係り、特に、携帯端末に内蔵されるセンサの出力信号を利用した鞍乗型車両の車両情報報知装置に関する。
従来から、各種のセンサを用いて、車両の車体挙動を検出する技術が知られている。
特許文献1には、四輪車に取り付けた携帯端末に内蔵される加速度センサの出力信号に基づいて、四輪車の車体挙動を検出するようにした運転特性診断装置が開示されている。
特許第5990553号公報
ここで、前輪ブレーキおよび後輪ブレーキを別々に操作する自動二輪車等の鞍乗型車両においては、前輪ブレーキと後輪ブレーキの操作配分が運転技術の1つの判断要素となることがある。しかし、特許文献1の技術は、携帯端末を用いて四輪車の車体挙動を検出するものであり、携帯端末を用いて鞍乗型車両の前後ブレーキの操作配分を推定検知して運転者に報知することに関しては検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、携帯端末を用いて鞍乗型車両の前後ブレーキの操作配分を推定検知できる鞍乗型車両の車両情報報知装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、車両挙動を測定するセンサ(65)の出力情報に基づいて鞍乗型車両(1)の車両情報を運転者に報知する鞍乗型車両の車両情報報知装置において、前記センサ(65)は、前記鞍乗型車両(1)の車幅方向中央に固定されている点に第1の特徴がある。
また、前記センサ(65)が、携帯端末(60)に内蔵されており、前記センサ(65)によって検出されたピッチング方向の角度(θ)に基づいて、前記鞍乗型車両(1)の前輪ブレーキ(BF)と後輪ブレーキ(BR)との操作配分(R)を推定検知する制御部(63)を具備し、前記制御部(63)は、前記推定検知された操作配分(R)を前記運転者に報知する点に第2の特徴がある。
また、前記センサ(65)が、角速度センサまたはジャイロセンサである点に第3の特徴がある。
また、前記操作配分(R)の報知が、前記携帯端末(60)の表示部(61)またはスピーカ(62)によって行われる点に第4の特徴がある。
また、前記鞍乗型車両(1)に、前記携帯端末(60)と無線通信を行う車両側通信部(70)が設けられており、前記操作配分(R)の報知が、前記鞍乗型車両(1)のメータ装置(8)によって行われる点に第5の特徴がある。
さらに、前記操作配分(R)の報知が、理想的な操作配分を得るために必要な操作のアドバイスを含む点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、車両挙動を測定するセンサ(65)の出力情報に基づいて鞍乗型車両(1)の車両情報を運転者に報知する鞍乗型車両の車両情報報知装置において、前記センサ(65)は、前記鞍乗型車両(1)の車幅方向中央に固定されているので、鞍乗型車両が、車体をバンクさせてコーナリングする2輪車または3輪車であっても、車両挙動としてのピッチング方向の角度を精度よく検出できる。
第2の特徴によれば、前記センサ(65)が、携帯端末(60)に内蔵されており、前記センサ(65)によって検出されたピッチング方向の角度(θ)に基づいて、前記鞍乗型車両(1)の前輪ブレーキ(BF)と後輪ブレーキ(BR)との操作配分(R)を推定検知する制御部(63)を具備し、前記制御部(63)は、前記推定検知された操作配分(R)を前記運転者に報知するので、高価なセンサを予め車体に備えることなく、携帯端末に内蔵されている角速度センサの出力信号に基づいて、前輪ブレーキと後輪ブレーキとの操作配分を推定検知して運転者に報知することが可能となる。これにより、運転者が、自らのブレーキ技能を客観的に把握することができ、運転技術の向上をサポートすることができる。
第3の特徴によれば、前記センサ(65)が、角速度センサまたはジャイロセンサであるので、特別に高価なセンサを用いることなく鞍乗型車両のピッチング方向の角度を精度よく検出できる。
第4の特徴によれば、前記操作配分(R)の報知が、前記携帯端末(60)の表示部(61)またはスピーカ(62)によって行われるので、鞍乗型車両に携帯端末を取り付けるだけで、前輪ブレーキと後輪ブレーキとの操作配分を運転者に報知することが可能となる。
第5の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)に、前記携帯端末(60)と無線通信を行う車両側通信部(70)が設けられており、前記操作配分(R)の報知が、前記鞍乗型車両(1)のメータ装置(8)によって行われるので、運転者から最も見やすい位置にあるメータ装置を用いて、前輪ブレーキと後輪ブレーキとの前後配分を運転者に効果的に報知することが可能となる。
第6の特徴によれば、前記操作配分(R)の報知が、理想的な操作配分を得るために必要な操作のアドバイスを含むので、例えば、前後ブレーキの操作配分を報知するだけでなく、「もう少し後輪ブレーキを強くかけましょう」等のアドバイスを行うことで、理想的な操作配分を得るために必要な操作を認識することが容易となる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車の左側面図である。 運転者の目線から見た自動二輪車の一部拡大図である。 鞍乗型車両の車両情報報知装置の全体構成を示すブロック図である。 自動二輪車の車体に生じる減速度と時間との関係を示すグラフである。 制御部に格納される操作配分導出マップである。 理想的な操作配分を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両としての自動二輪車1の左側面図である。また、図2は運転者の目線から見た自動二輪車1の一部拡大図である。
鞍乗型車両としての自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘッドパイプ5から車体後方下方に延びる左右一対のメインパイプ3を有する。メインパイプ3の後端下部には、スイングアーム23を揺動自在に軸支するピボット21が設けられた左右一対のピボットプレート20が連結されている。ヘッドパイプ5には、ステアリングステム(不図示)が回転自在に軸支されており、ステアリングステムの上下には、左右一対のフロントフォーク17を支持するトップブリッジ7およびボトムブリッジ15が固定されている。トップブリッジ7には操向ハンドル6が取り付けられている。
フロントフォーク17の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。前輪WFには、前輪WFの回転を制動する前輪ブレーキBFが取り付けられている。フロントフォーク17には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ16が支持される。車体フレーム2の下方には、並列4気筒の4サイクルエンジンと変速機とを一体に構成したパワーユニットPが吊り下げられている。ピボット21に揺動自在に軸支されるスイングアーム23は、リヤクッション32によって車体フレーム2に吊り下げられている。
パワーユニットPの回転駆動力は、ドライブチェーン22を介して後輪WRに伝達される。後輪WRの車幅方向右側には、後輪WRの回転を制動する後輪ブレーキBRが取り付けられている。スイングアーム23の上部には、ドライブチェーン22の上方を覆うチェーンカバー35が取り付けられている。パワーユニットPの燃焼ガスは、車幅方向右側のマフラ24に導かれる。
車体フレーム2の上部には、燃料タンク4が配設されている。燃料タンク4の上面には、携帯端末としてのスマートフォン60がステー部材を介して着脱可能に固定されている。燃料タンク4の後部には、リヤフレーム25に支持される前側シート31が配設されている。前側シート31の後方には、後側シート30およびテールライト28を支持するシートカウル29が配設されている。シートカウル29の下方には、左右一対の後側フラッシャランプ27を支持するリヤフェンダ26が取り付けられている。
ヘッドパイプ5の前方には、防風スクリーン9およびバックミラー10を支持するセンタカウル12が配設されている。センタカウル12の下部には、左右一対のヘッドライト14が配設されており、ヘッドライト14の車幅方向外側には、左右一対のフロントカウル13が配設されている。フロントカウル13の下部には、左右一対のサイドカウル18が連結されており、サイドカウル18の下部には、パワーユニットPの下部を覆うアンダカウル19が連結されている。
センタカウル12およびフロントカウル13の背面側には、メータ装置8が配設されており、メータ装置8の車幅方向外側には、左右一対の前側フラッシャランプ11が配設されている。
フロントフォーク17の上端を支持するトップブリッジ7の中央には、ステアリングステムの上端に締結されるステムナット33が配設されており、ステムナット33の前方には、イグニッションスイッチのキーシリンダ34が配設されている。燃料タンク4の上面にステー部材60aを介して固定されるスマートフォン60は、車体平面視で、車幅方向中央の車体中心線Cに重なる位置に配設されている。スマートフォン60を支持するステー部材60aは、スマートフォン60の角度を任意に調整できるように構成される。
本発明に係る鞍乗型車両の車両情報報知装置は、燃料タンク4に固定されたスマートフォン60に内蔵される角速度センサの出力信号に基づいて、前輪ブレーキBFと後輪ブレーキBRとの操作配分を乗員に報知できる点に特徴がある。なお、スマートフォン60の固定場所は、燃料タンク4に限られず、ステムナット33の上部等としてもよい。
図3は、鞍乗型車両の車両情報報知装置の全体構成を示すブロック図である。携帯端末としてのスマートフォン60には、角速度センサ65および制御部63が含まれている。角速度センサ65および制御部63は、市販の状態のスマートフォン60に装備されているものであり、制御部63は、専用アプリケーションのインストール等によって本願発明に係る車両情報報知装置としての機能を発揮できるようになる。
制御部63には、前輪ブレーキBFと後輪ブレーキBRとの操作配分Rを導出する操作配分導出部64が設けられている。操作配分Rは、例えば、「前輪70:後輪30」等の情報である。本実施形態では、ブレーキ操作に伴って生じる車体のピッチング方向の角度(ピッチ角θ)を角速度センサ65によって検出し、このピッチ角θに基づいて前輪ブレーキBFと後輪ブレーキBRとの操作配分Rを推定検知して、運転者に報知するように構成されている。
操作配分導出部64は、予め定められたデータマップとしての操作配分導出マップ64aに対して、加速度センサ67によって検出される減速度Gと、角速度センサ65によって検出されるピッチ角θとを入力することで、操作配分Rを導出する。加速度センサ67も、市販状態のスマートフォン60に装備されているものである。
制御部63は、導出された操作配分Rを、スマートフォン60の画面である表示部61やスピーカ62を介して運転者に報知する。このとき、導出された操作配分Rを報知するのみでなく、理想的な操作配分を得るために必要な操作のアドバイスを行うことが可能である。例えば、表示部61において、操作配分Rを「現在の操作配分=前輪90:後輪10」と表示する一方、スピーカ62によって「もう少し後輪ブレーキを強くかけましょう」等のアドバイスを出力することができる。これにより、理想的な操作配分Rに近づけるために必要な操作を認識することが容易となる。
スマートフォン60には、外部と無線通信を行う通信制御部66が設けられている。ここで、自動二輪車には、排気量や重量のほか、レーサータイプやスポーツタイプ、オフロードタイプやクルーザータイプなどの種々の態様があり、それぞれ、前後の重量配分やブレーキシステムの作動特性、減速時のサスペンションの伸縮量等が異なっている。すなわち、同じ運転者が前後ブレーキを同じ感覚で操作しても、生じるピッチ角θおよび減速度Gが車両の態様によって異なる可能性がある。この課題に対しては、操作配分Rの導出時に車両の態様を加味することで、操作配分Rの導出精度を高めることができる。本実施形態では、通信制御部66によってインターネット100等の外部情報源と接続し、車両の特性情報をダウンロードして、操作配分Rの導出時に加味できるように構成されている。この車両の特性情報は、スマートフォン60のインターフェイスを用いて入力してもよい。
また、通信制御部66は、自動二輪車1の車両側通信部70との無線通信も可能に構成されている。これにより、スマートフォン60の制御部63で推定検知された操作配分Rやアドバイスを、車両側制御部71を介して自動二輪車1のメータ装置8やスピーカ72に出力することができる。その結果、運転者から最も見やすい位置にあるメータ装置8を用いて、操作配分Rやアドバイスを運転者に効果的に報知することが可能となる。なお、メータ装置8とスマートフォン60の表示部61に異なる情報を表示してもよい。
図4は、自動二輪車1の車体に生じる減速度Gと時間tとの関係を示すグラフである。時刻t=0では、自動二輪車1が一定速度で走行中であり、時刻t1において、スロットルオフ操作に伴って減速度Gが第1閾値L1(例えば、0.05G)に達している。制御部63は、減速度Gが第1閾値L1に達したことで、運転者がブレーキ操作の準備を開始したと判断して、ブレーキ候補期間Tの開始点と認識することができる。
次に、時刻t2では、ブレーキ操作に伴う減速度Gが高まって第2閾値L2(例えば、0.3G)に達する。制御部63は、減速度Gが第2閾値L2に達したことで、運転者がブレーキ操作を行っていると判断し、減速度Gと、角速度センサ65によって検出されるピッチ角θとに基づいて、前後ブレーキの操作配分Rの導出を開始する。このとき、ブレーキ操作の継続時間が1秒に満たないときは、操作配分Rの導出を中止できる。
時刻t3では、減速度Gがゼロ(第3閾値L3)に達することで、制御部63が、ブレーキ操作が終了したと判定する。これに伴い、ブレーキ候補期間Tも終了したと判定する。制御部63による操作配分Rおよびアドバイスの報知は、ブレーキ操作中の時刻t2~t3の間でリアルタイムに行うことができる。また、停車時において、過去のブレーキ操作を振り返って操作配分Rおよびアドバイスの報知を行ってもよい。この報知は、運転者の任意の操作に応じて行ったり、予め行った設定に基づいて自動的に実行することができる。操作配分Rの報知は、1回のブレーキ操作の間の変化を認識できるように構成したり、特にアドバイスが必要な部分をピックアップして報知する等の種々の応用変形が可能である。
図5は、制御部63に格納される操作配分導出マップ64aである。本実施形態では、減速度Gおよびピッチ角θに基づいて前輪のブレーキ配分を導出するデータマップとされ、制御部63は、導出された前輪のブレーキ配分に基づいて後輪のブレーキ配分を算出し、「前輪70:後輪30」等の操作配分Rを運転者に報知する。
この図の例では、例えば、減速度Gが0.32以上かつ0.34未満のときに、ピッチ角θが0.5度以上1.0度未満であると、前輪ブレーキ配分が区分B2であるとして、操作配分Rの算出(B2:(100-B2))が実行される。このデータマップでは、ピッチ角θが大きいほど前輪ブレーキ配分が大きくなるように設定されており、前輪ブレーキ配分の各値は、実車を用いた実験等で求めることができる。
図6は、理想的な操作配分を示すグラフである。このグラフは、実車を用いた実験等で導かれた一例である。理想的な操作配分は、車速、減速度、車両の重量や寸法、前後重量配分、前後クッションユニットの特性、タイヤや路面の状態等に影響されて変化するものであるが、概ね、以下のような性質を有する。
前輪制動力Nf1に対する後輪制動力Nr1が示すように、前輪制動力Nfが比較的小さい範囲では、理想的な後輪制動力Nrもリニアに上昇するが、Nf2,Nr2が示すように、前輪制動力Nfが中程度となるにつれて後輪制動力Nrの上昇は緩やかになり、さらに、Nf3,Nr3が示すように、前輪制動力Nfが最大値に近づくにつれて後輪制動力Nrはやや減少傾向となる。
本実施形態では、操作配分導出マップ66によって推測検知された操作配分Rを、このグラフに示す理想的な操作配分と比較して、理想的な操作配分に近づけるようにアドバイスを行うことを可能としている。
なお、自動二輪車の形態、携帯端末の形状や構造、加速度センサや角速度センサの形状や構造、データマップの態様等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、携帯端末をスマートフォンとしたが、通信機能を有するタブレットや携帯電話としてもよい。また、車両のピッチ角を検出するセンサは、角速度センサに限られず、ジャイロセンサとしてもよい。本発明に係る車両情報報知装置は、電動車両を含む鞍乗型の三輪車や四輪車等の各種車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、8…メータ装置、60…スマートフォン(携帯端末)、61…表示部、62…スピーカ、63…制御部、64…操作配分導出部、64a…操作配分導出マップ、65…角速度センサ(センサ)、67…加速度センサ、70…車両側通信部、BF…前輪ブレーキ、BR…後輪ブレーキ、R…操作配分、θ…ピッチ角度(ピッチング方向の角度)

Claims (4)

  1. 車両挙動を測定するセンサ(65)の出力情報に基づいて鞍乗型車両(1)の車両情報を運転者に報知する鞍乗型車両の車両情報報知装置において、
    前記センサ(65)は、前記鞍乗型車両(1)の車幅方向中央に固定されており
    前記センサ(65)が、携帯端末(60)に内蔵されており、
    前記センサ(65)によって検出されたピッチング方向の角度(θ)に基づいて、前記鞍乗型車両(1)の前輪ブレーキ(BF)と後輪ブレーキ(BR)との操作配分(R)を推定検知する制御部(63)を具備し、
    前記制御部(63)は、前記推定検知された操作配分(R)を前記運転者に報知し、
    前記センサ(65)が、角速度センサまたはジャイロセンサであり、
    前記携帯端末(60)に加速度センサ(67)が内蔵されており、
    前記制御部(63)は、前記センサ(65)で検知されたピッチング方向の角度(θ)と、前記加速度センサ(67)で検知された減速度(G)に基づいて前記操作配分(R)を推定検知することを特徴とする鞍乗型車両の車両情報報知装置。
  2. 前記操作配分(R)の報知が、前記携帯端末(60)の表示部(61)またはスピーカ(62)によって行われることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の車両情報報知装置。
  3. 前記鞍乗型車両(1)に、前記携帯端末(60)と無線通信を行う車両側通信部(70)が設けられており、
    前記操作配分(R)の報知が、前記鞍乗型車両(1)のメータ装置(8)によって行われることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の車両情報報知装置。
  4. 前記操作配分(R)の報知が、理想的な操作配分を得るために必要な操作のアドバイスを含むことを特徴とする請求項2または3に記載の鞍乗型車両の車両情報報知装置。
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