JP2010107292A - 燃費表示装置および燃費表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】視認性の高い燃費の表示が行える燃費表示方法を提供する。
【解決手段】第2の時点T2から、該第2の時点T2と該第2の時点T2から第1の所定時間Tc後の第3の時点T3との間の任意の時点における平均化燃費推移1を算出するとともに、該任意の時点における該平均化燃費を表示する。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両走行中に所定の周期で計測される燃費を表示する燃費表示装置に関する。
省エネや効率的な運転を促進するため、車両の燃費を表示する燃費表示装置が普及している。従来の燃費表示装置には、所定時間内の走行距離および燃料消費量に基づいて任意の瞬間の燃費(以降、瞬時値燃費と称する)を表示するものや、それに加えて、これまでの累積走行距離に対する燃料消費量に基づいて平均の燃費(後述する平均化燃費と区別して平均燃費と称する)を表示するものなどがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−205925号公報(第3頁−第7頁、図2)
しかしながら、上記従来の燃費表示装置は、測定を行う周期で瞬時値燃費が即時に更新表示されるため、測定周期が短い装置で、燃費の変動が大きい場合などには表示が著しく変化して視認性に劣るという課題があった。例えば、運転者がアクセルの踏み込みと開放を繰り返したりして、燃費ゲージの表示のアップダウンが激しい場合などは、表示の誤認識を生じやすいという問題がある。
このような問題を回避するため、瞬時値燃費の演算周期を長くする方法も考えられるが、演算周期が長くなると目視した時点において正確な燃費が表示されていない場合があるという問題が生じる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて追随する「平均化燃費」の表示を行うことにより、視認性の高い燃費の表示が行える燃費表示装置および燃費表示方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る燃費表示方法は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1) セグメント表示器またはドットマトリクス表示器によって形成されるゲージに、走行に伴う車両の燃費を表示する燃費表示方法であって、
第1の時点から、該第1の時点から第1の所定時間後の第2の時点まで、の間に前記車両が走行した走行距離をその走行のために要した燃料消費量によって除算することによって、前記第2の時点における瞬時値燃費を算出するとともに、前記第2の時点から第2の所定時間後の時点までの間に、前記第2の時点において表示中の第1の燃費を前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費に推移させるために必要な単位時間あたりの変化量を算出する算出ステップと、
前記第2の時点から、該第2の時点と該第2の時点から前記第1の所定時間後の第3の時点との間の任意の時点まで、の時間を、前記変化量に乗算することによって、該任意の時点における平均化燃費を算出するとともに、該任意の時点における該平均化燃費を前記第1の燃費として表示する表示ステップと、
を有すること。
(2) 上記(1)の構成の燃費表示方法であって、
前記表示ステップにて、前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示するとともに、前記第2の時点から前記第3の時点までの間、前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費を第2の燃費として表示する、
こと。
(3) 上記(1)の構成の燃費表示方法であって、
前記第2の所定時間は、前記第1の所定時間より大きいものであって、アクセル操作時のアクセル開度が大きいほど前記第1の所定時間に近いものとなり、アクセル開度が小さいほど前記第1の所定時間よりも大きくなること。
(4) 上記(2)の構成の燃費表示方法であって、
前記表示ステップにて、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器の第1のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第1のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント表示器の第2のセグメントで、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第2のドットで表示する、
こと。
(5) 上記(2)の構成の燃費表示方法であって、
前記表示ステップにて、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント群のうちのいずれか1つのセグメントを反転表示、または前記ドット群のうちのいずれか1つのドットを反転表示することで示す、
こと。
上記(1)の構成の燃費表示方法によれば、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて緩慢に追随する平均化燃費が表示されるため、燃費表示の視認性を向上することができる。
また、上記(2)の構成の燃費表示方法によれば、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて緩慢に追随する平均化燃費が瞬時値燃費と一緒に表示されるため、燃費表示の視認性を向上することができる。
また、上記(3)の構成の燃費表示方法によれば、アクセル操作時のアクセル開度が大きくなりがちな車両の発進・加速時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が高い状態で変化するため、そのアクセル操作に対する燃費の変化を即座に読み取ることができる。一方で、アクセル開度が小さくなりがちな車両の巡航時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が低い状態で変化するため、燃費表示の変化を運転手に過剰に意識させることをなくすことができる。
また、上記(4)の構成の燃費表示方法によれば、瞬時値燃費に比べて表示の変化が緩慢である平均化燃費を、ゲージ上で視認しやすくなる。
また、上記(5)の構成の燃費表示方法によれば、平均化燃費と瞬時値燃費を同時に表示した際に、互いを識別して視認することができる。
前述した目的を達成するために、本発明に係る燃費表示装置は、下記(6)〜(10)を特徴としている。
(6) 車両が走行した走行距離と、その走行のために要した燃料消費量と、を入力し、該走行に伴う車両の燃費を算出する制御部と、
前記制御部にて算出した燃費を、セグメント表示器またはドットマトリクスによって表示する表示部と、
を備え、
前記制御部は、
第1の時点から、該第1の時点から第1の所定時間後の第2の時点まで、の間に前記車両が走行した走行距離をその走行のために要した燃料消費量によって除算することによって、前記第2の時点における瞬時値燃費を算出し、前記第2の時点から第2の所定時間後の時点までの間に、前記第2の時点において前記表示部に表示中の第1の燃費を前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費に推移させるために必要な単位時間あたりの変化量を算出し、前記第2の時点から、該第2の時点と該第2の時点から前記第1の所定時間後の第3の時点との間の任意の時点まで、の時間を、前記変化量に乗算することによって、該任意の時点における平均化燃費を算出し、
前記表示部は、
前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示する、
こと。
(7) 上記(6)の構成の燃費表示装置であって、
前記表示部は、前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示するとともに、前記第2の時点から前記第3の時点までの間、前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費を第2の燃費として表示する、
こと。
(8) 上記(7)の構成の燃費表示装置であって、
前記第2の所定時間は、前記第1の所定時間より大きいものであって、アクセル操作時のアクセル開度が大きいほど前記第1の所定時間に近いものとなり、アクセル開度が小さいほど前記第1の所定時間よりも大きくなること。
(9) 上記(7)の構成の燃費表示装置であって、
前記表示部は、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器の第1のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第1のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント表示器の第2のセグメントで、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第2のドットで表示する、
こと。
(10) 上記(7)の構成の燃費表示装置であって、
前記表示部は、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント群のうちのいずれか1つのセグメントを反転表示、または前記ドット群のうちのいずれか1つのドットを反転表示することで示す、
こと。
上記(6)の構成の燃費表示装置によれば、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて緩慢に追随する平均化燃費が表示されるため、燃費表示の視認性を向上することができる。
また、上記(7)の構成の燃費表示装置によれば、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて緩慢に追随する平均化燃費が瞬時値燃費と一緒に表示されるため、燃費表示の視認性を向上することができる。
また、上記(8)の構成の燃費表示装置によれば、アクセル操作時のアクセル開度が大きくなりがちな車両の発進・加速時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が高い状態で変化するため、そのアクセル操作に対する燃費の変化を即座に読み取ることができる。一方で、アクセル開度が小さくなりがちな車両の巡航時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が低い状態で変化するため、燃費表示の変化を運転手に過剰に意識させることをなくすことができる。
また、上記(9)の構成の燃費表示装置によれば、瞬時値燃費に比べて表示の変化が緩慢である平均化燃費を、ゲージ上で視認しやすくなる。
また、上記(10)の構成の燃費表示装置によれば、平均化燃費と瞬時値燃費を同時に表示した際に、互いを識別して視認することができる。
本発明によれば、瞬時値燃費と一緒に、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて追随する平均化燃費をより大きく表示するため、視認性の高い瞬時値燃費の表示が行える。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における燃費表示装置の概略構成図である。燃費表示装置100は、主に、制御部10、表示部20で構成される。制御部10は、更に、瞬時値燃費算出部11と平均化燃費算出部12とで構成される。
制御部10は、燃費表示装置の動作全般を統括制御する。制御部10は、車両に搭載された、該車両が走行した距離を計測するための車速センサおよび該車両が消費した燃料の消費量を計測するためのエンジン回転数計から、走行距離および燃料消費量を入力し、その走行距離および燃料消費量に基づいて燃費の計算を行う。各種センサから制御部10への信号の伝達形態については、公知であるため詳細な説明は省略する。
瞬時値燃費算出部11と平均化燃費算出部12は、後述する計算式に基づいてそれぞれ瞬時値燃費と平均化燃費を算出する。表示部20は、算出した瞬時値燃費と平均化燃費とを同じ指標上に重複して表示する。表示部20は、具体的には、セグメント表示器またはドットマトリクス表示器によって形成されるゲージである。
図2は、本発明の実施の形態における燃費表示装置の燃費表示例を示す模式図である。本実施の形態では、表示部20は、複数のセグメントが一列に並ぶゲージであり、後述する平均化燃費を、0を指し示すセグメントから所定の数値を指し示すセグメントに至る複数のセグメント(セグメント群と称することがある)によって表示し、瞬時値燃費を、所定の数値を指し示す一つのセグメントによって表示する。これは、表示の変化が激しい瞬時値燃費の表示を小さくし、表示の変化が緩慢な平均化燃費の表示を大きくすることで、視認性を向上させるためである。
次に、上記構成の燃費表示装置の燃費表示動作について説明する。
図3は、本発明の実施の形態における燃費表示装置の燃費表示動作を示すフローチャートである。はじめに、制御部10の瞬時値燃費算出部11は、取得した走行距離、燃料消費量に基づいて、瞬時値燃費を算出する(ステップS101)。図4(a)に示すように瞬時値燃費は、所定時間における走行距離を燃料消費量で除して算出される。
次に、制御部10の平均化燃費算出部12は、今回算出した瞬時値燃費の値と、現在表示部20に表示中の燃費の値とに基づいて平均化燃費を算出する(ステップS102)。平均化燃費とは、図4(b)に示す式で定義するように、表示中の燃費(平均化燃費)に前述の瞬時値燃費の更新値を加えたものである。ここで、瞬時値燃費の更新値とは、図4(c)に示す式で定義するように、現在表示中の燃費から今回算出した瞬時値燃費まで、所定時間で、燃費の値を遷移させるために必要な単位時間あたりの変化量である。ステップS102の処理については、後述する図5のタイムチャートを参照して詳細に説明することとする。
そして、制御部10での算出結果に基づいて、表示部20は、瞬時値燃費のゲージを表示するとともに(ステップS103)、平均化燃費について、単位時間経過ごとに更新値分ずつが変化し、対応するセグメントの表示を変更する(ステップS104)。
例えば、本実施の形態では、現在の燃費から今回測定した瞬時値燃費まで表示を変化させる場合の到達時間(Ta)を1000ms、燃費の値を遷移させるための単位時間(Tb)を20msとして設定している。従って、瞬時値燃費の更新値は、燃費の差の50分の1となる。即ち、平均化燃費は、現在表示部20に表示中の燃費の値から今回算出した瞬時値燃費の値まで、20ms毎に(この単位時間のことを「1ステップ」と称することがある。)、燃費の差の50分の1づつ徐々に更新される。
図5は、瞬時値燃費と平均化燃費の表示変化の様子を具体的に説明するための模式図である。ここでは、説明を簡便にするため、最初の燃費が0(km/l)であると設定した例について説明する。元の燃費が0の状態から、初回)の瞬時値燃費が40であると算出された場合(図中の「初回演算、時刻:T1」)、瞬時値燃費を指し示す一つのセグメントは瞬時に0から40へ変化する(図中の瞬時値燃費(T)から瞬時値燃費(T1)へ)。
一方、平均化燃費算出部12は、まず、図4(c)に示す定義式により瞬時値燃費更新値を算出する。尚、このときの算出式における「平均化燃費」は初期の燃費であるから0となる。従って、瞬時値燃費更新値は(40−0)/(1000/20)=0.8(km/l)となり、20msごとに0.8づつ燃費値が上昇する変化量が算出される。そして、時刻T1を起点として、単位時間20ms毎に0.8が加算される平均化燃費が表示部20に表示される(図中の平均化燃費推移1で示される直線が、時刻:T1から時刻:T2までの平均化燃費の推移を表している。)。
尚、平均化燃費の更新は50ステップであるが、表示変化は50ステップではなく、平均化燃費の値がゲージの各セグメントの対応する指示値範囲に到達した時点で当該セグメントが点灯する。
ところで、前述の表示変化の到達時間(Ta)と瞬時値燃費の測定周期(Tc)とは異なる(測定周期Tcの方が到達時間Taよりも短い。例えば、Tcは800ms。)から、表示が到達する前に次回の瞬時値燃費の算出が行われる(図中の「2回目演算、時刻:T2」)。説明の簡便化のため、今回(時刻:T2)の瞬時値燃費も40とし(図中の瞬時値燃費(T1)から瞬時値燃費(T2)へ)、この時点で平均化燃費が30に到達していたとすると、次の瞬時値燃費更新値は(40−30)/(1000/20)=0.1(km/l)となり、20msごとに0.1づつ燃費値が上昇する変化量が算出される。そして、時刻T2を起点として、単位時間20ms毎に0.1が加算される平均化燃費が表示部20に表示される(図中の平均化燃費推移2で示される直線が、時刻:T2から時刻:T3までの平均化燃費の推移を表している。)。
ここで、到達時間(Ta)と測定周期(Tc)の関係について説明する。到達時間Taは、平均化燃費の瞬時値燃費に対する追従性を決定するパラメータである。つまり、到達時間Taは、該到達時間Taが測定周期Tcに近づくほど、平均化燃費推移は瞬時値燃費のプロット点を追随した軌跡を描き、該到達時間Taが測定周期Tcよりも大きくなるほど、平均化燃費推移は瞬時値燃費のプロット点から離れた軌跡を描くことになる。本発明の実施の形態においては、到達時間Taを一定値として設定することも考えられる。この場合には、到達時間TaをKTc(なお、Kは、K<1.5を満たす)として設定することが、平均化燃費を視認する際に好ましい。
また、本発明の別の実施の形態においては、到達時間Taを変動値として設定することも考えられる。この場合には、例えば、到達時間Taはアクセル操作時のアクセル開度に連動してその値が変化する。すなわち、到達時間Taは、アクセル開度が大きいほど測定周期Tcに近いものとなり、アクセル開度が小さいほど測定周期Tcよりも大きくなる。このように到達時間Taが変動することにより、アクセル操作時のアクセル開度が大きくなりがちな車両の発進・加速時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が高い状態で変化するため、そのアクセル操作に対する燃費の変化を即座に読み取ることができる。このような状態であれば、平均化燃費を視認している運転手にゆっくりとしたアクセル操作を促すことになり、結果、運転手は省燃費運転を実現することができる。一方で、アクセル開度が小さくなりがちな車両の巡航時には、平均化燃費の表示は瞬時値燃費の表示の変化に追従性が低い状態で変化するため、燃費表示の変化を運転手に過剰に意識させることをなくすことができる。この結果、平均化燃費を視認している運転手は省燃費運転に過度に緊張することがなくなる。
このように、瞬時値燃費が0から40に急激に上昇しても、その変化に遅延をもたせ、50ステップをかけて瞬時値燃費に追随するかのようにセグメントの表示が切り替わるので、平均化燃費の表示は徐々に増加する。図6は、時刻T1と時刻T2の間付近における瞬時値燃費と平均化燃費の表示状況を示す模式図である。瞬時値燃費に比べて、平均化燃費の方が大きなセグメントで且つ緩慢な動きで表示されるので、運転者は瞬時値燃費の表示が大きく変化する場合でも的確に視認することができる。
次に、瞬時値燃費が急激に低下する場合の例について同じく図5を用いて説明する。3回目の瞬時値燃費の算出において(図中の「3回目演算、時刻:T3」)、瞬時値燃費が20に低下し(図中の瞬時値燃費(T2)から瞬時値燃費(T3)へ)、この時点で平均化燃費が37.5に到達していたとすると、次の瞬時値燃費更新値は、|20−37.5|/(1000/20)=−0.35(km/l)となり、20msごとに0.35づつ燃費値が下降する変化量が算出される。そして、時刻T3を起点として、単位時間20ms毎に0.35が減算される平均化燃費が表示部20に表示される(図中の平均化燃費推移3で示される直線が、時刻:T3以降の平均化燃費の推移を表している。)。
このように、瞬時値燃費が40から20に急激に下降しても、その変化に遅延をもたせ、50ステップをかけて瞬時値燃費に追随するかのようにセグメントの表示が切り替わるので、均化燃費の表示は徐々に減少する。図7は、時刻T3直後の瞬時値燃費と平均化燃費の表示状況を示す模式図である。瞬時値燃費に比べて、平均化燃費の方が大きなセグメントで且つ緩慢な動きで表示されるので、運転者は瞬時値燃費の表示が大きく変化する場合でも的確に視認することができる。
ところで、図2、6に示すように、平均化燃費(D2)≦瞬時値燃費(D1)の場合には、平均化燃費を表すセグメント群と瞬時値燃費を表す一つのセグメントには重複するセグメントが存在しないため、該セグメント群と該一つのセグメントとを同色で表示することができる。一方、図7に示しように、平均化燃費(D2)>瞬時値燃費(D1)の場合には、平均化燃費を表すセグメント群に瞬時値燃費を表す一つのセグメントが含まれるため(該一つのセグメントが該セグメント群のいずれか一つのセグメントと同一であるため)、同色を表示したとすると該セグメント群の中の該一つのセグメントを瞬時値燃費(D1)として識別することができない。このため、瞬時値燃費を指し示す一つのセグメントが平均化燃費のセグメント群内にあるときは、該一つのセグメントを反転表示または非点灯とすることによって、瞬時値燃費をを区別して視認することができる。
尚、上記の実施の形態では、燃費の指示値をセグメント表示としたが、ドット表示としてもかまわない。
以上、詳述したように、本発明の燃費表示装置によれば、瞬時値燃費と一緒に、瞬時値燃費の変化に遅延をもたせて緩慢に追随する平均化燃費が大きく表示されるため、視認性の高い燃費の表示を行うことができる。
本発明の実施の形態における燃費表示装置の概略構成図 本発明の実施の形態における燃費表示装置の燃費表示例を示す模式図 本発明の実施の形態における燃費表示装置の燃費表示動作を示すフローチャート 瞬時値燃費および平均化燃費の算出式を示す図 瞬時値燃費と平均化燃費の表示の変化の様子を具体的に説明するための模式図 時刻T1と時刻T2の間付近における瞬時値燃費と平均化燃費の表示状況を示す模式図 時刻T3直後の瞬時値燃費と平均化燃費の表示状況を示す模式図
符号の説明
10 制御部
11 瞬時値燃費算出部
12 平均化燃費算出部
20 表示部
100 燃費表示装置

Claims (10)

  1. セグメント表示器またはドットマトリクス表示器によって形成されるゲージに、走行に伴う車両の燃費を表示する燃費表示方法であって、
    第1の時点から、該第1の時点から第1の所定時間後の第2の時点まで、の間に前記車両が走行した走行距離をその走行のために要した燃料消費量によって除算することによって、前記第2の時点における瞬時値燃費を算出するとともに、前記第2の時点から第2の所定時間後の時点までの間に、前記第2の時点において表示中の第1の燃費を前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費に推移させるために必要な単位時間あたりの変化量を算出する算出ステップと、
    前記第2の時点から、該第2の時点と該第2の時点から前記第1の所定時間後の第3の時点との間の任意の時点まで、の時間を、前記変化量に乗算することによって、該任意の時点における平均化燃費を算出するとともに、該任意の時点における該平均化燃費を前記第1の燃費として表示する表示ステップと、
    を有することを特徴とする燃費表示方法。
  2. 前記表示ステップにて、前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示するとともに、前記第2の時点から前記第3の時点までの間、前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費を第2の燃費として表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃費表示方法。
  3. 前記第2の所定時間は、前記第1の所定時間より大きいものであって、アクセル操作時のアクセル開度が大きいほど前記第1の所定時間に近いものとなり、アクセル開度が小さいほど前記第1の所定時間よりも大きくなることを特徴とする請求項2に記載の燃費表示方法。
  4. 前記表示ステップにて、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器の第1のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第1のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント表示器の第2のセグメントで、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第2のドットで表示する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃費表示方法。
  5. 前記表示ステップにて、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント群のうちのいずれか1つのセグメントを反転表示、または前記ドット群のうちのいずれか1つのドットを反転表示することで示す、
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃費表示方法。
  6. 車両が走行した走行距離と、その走行のために要した燃料消費量と、を入力し、該走行に伴う車両の燃費を算出する制御部と、
    前記制御部にて算出した燃費を、セグメント表示器またはドットマトリクスによって表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    第1の時点から、該第1の時点から第1の所定時間後の第2の時点まで、の間に前記車両が走行した走行距離をその走行のために要した燃料消費量によって除算することによって、前記第2の時点における瞬時値燃費を算出し、前記第2の時点から第2の所定時間後の時点までの間に、前記第2の時点において前記表示部に表示中の第1の燃費を前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費に推移させるために必要な単位時間あたりの変化量を算出し、前記第2の時点から、該第2の時点と該第2の時点から前記第1の所定時間後の第3の時点との間の任意の時点まで、の時間を、前記変化量に乗算することによって、該任意の時点における平均化燃費を算出し、
    前記表示部は、
    前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示する、
    ことを特徴とする燃費表示装置。
  7. 前記表示部は、前記任意の時点における前記平均化燃費を前記第1の燃費として表示するとともに、前記第2の時点から前記第3の時点までの間、前記第2の時点にて算出した前記瞬時値燃費を第2の燃費として表示する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の燃費表示装置。
  8. 前記第2の所定時間は、前記第1の所定時間より大きいものであって、アクセル操作時のアクセル開度が大きいほど前記第1の所定時間に近いものとなり、アクセル開度が小さいほど前記第1の所定時間よりも大きくなることを特徴とする請求項7に記載の燃費表示装置。
  9. 前記表示部は、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器の第1のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第1のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント表示器の第2のセグメントで、あるいは前記ドットマトリクス表示器の第2のドットで表示する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の燃費表示装置。
  10. 前記表示部は、前記第1の燃費を、前記セグメント表示器のセグメント群によって、あるいは前記ドットマトリクス表示器のドット群によって表示するとともに、前記第2の燃費を、前記セグメント群のうちのいずれか1つのセグメントを反転表示、または前記ドット群のうちのいずれか1つのドットを反転表示することで示す、
    ことを特徴とする請求項7に記載の燃費表示装置。
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